JP2007331161A - 印刷機 - Google Patents

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【課題】 平面上の設置面積を小さくしてメンテナンス性を向上し、見栄えがよく出荷作業が容易に行える印刷機を提供することを目的とする。
【解決手段】 本発明にかかる印刷機は、印刷ユニット5の下部に貯留される潤滑油を回収し、吐出する循環ポンプ73を用いて各部に潤滑油を供給する給油ユニット53を有する枚葉印刷機1であって、給油ユニット53が、印刷ユニット5の外面に、該外面に沿うように取り付けられていることを特徴とする。
【選択図】 図4

Description

本発明は、印刷機に関するものである。
印刷機には、下部に貯留される潤滑油を回収し、各給油先まで搬送する給油ユニットが備えられている。
この給油ユニットは、例えば、特許文献1に示されるように、印刷機の駆動側で、かつ、印刷機から離れた位置に設置されている。
特開平5−237997号公報
印刷機の駆動側には、印刷機を駆動するモータ、洗浄のために洗浄液を供給するポンプあるいは枚葉紙の搬送姿勢を調整する空気噴射用のブロア等が設置されているが、特許文献1に示されるものは、給油ユニットの設置面積が大きくなるため、これらの機器に対するメンテナンスを行うスペースが制限されるという問題があった。
これにより、例えば、各機器を広い場所に移動させてメンテナンス作業を行うようにするため、各機器が一層大型化するという問題もあった。
また、印刷機と給油ユニットとを結ぶ配管が、幅方向に長く延在するので、外観が悪く、かつ、床の清掃作業が困難となる問題があった。
さらに、試運転を行った後、製品を出荷する場合、印刷機と給油ユニットとを分離させ、個別に出荷することになり、その解体作業に手間がかかるという問題があった。
本発明は、上記問題点に鑑み、平面上の設置面積を小さくしてメンテナンス性を向上し、見栄えがよく、印刷機の出荷作業が容易に行える印刷機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を採用する。
すなわち、本発明にかかる印刷機は、印刷ユニットの下部に貯留される潤滑油を回収し、吐出するポンプを用いて各部に潤滑油を供給する給油ユニットを有する印刷機であって、前記給油ユニットが、前記印刷ユニットの外面に、該外面に沿うように取り付けられていることを特徴とすることを特徴とする。
このように、給油ユニットが、印刷ユニットの外面に、該外面に沿うように取り付けられているので、給油ユニットの印刷ユニットからの突出長さを極小とすることができる。
給油ユニットの突出長さが小さくなると、給油ユニットの外側に十分な作業空間を確保することができる。例えば、この空間を活用して給油ユニットおよび隣り合う機器のメンテナンスを行うことができるので、メンテナス性を格段に向上させることができる。
また、配管も略印刷ユニットに沿うように配置できるので、外観を向上でき、かつ、床の清掃作業をより容易とすることができる。
さらに、給油ユニットが印刷ユニットに取り付けられているので、製品出荷時印刷ユニットと一緒に出荷できる。これにより、配管の解体作業等が不要となるので、出荷作業の時間を短縮することができる。
また、本発明にかかる印刷機では、前記ポンプは、上下方向に延在するように取り付けられていることを特徴とする。
このように、ポンプは、上下方向に延在するように取り付けられているので、印刷紙搬送方向における長さを小さくすることができる。
これにより、例えば、ギアケースカバー等と干渉することを避けて、給油ユニットを設置することができる。
また、本発明にかかる印刷機では、前記給油ユニットは、複数配列された前記印刷ユニットの中央付近に位置する前記印刷ユニットに取り付けられていることを特徴とする。
このように、給油ユニットは、複数配列された印刷ユニットの中央付近に位置する印刷ユニットに取り付けられているので、給油圧が印刷ユニットで大きく変化することを防止できる。
この場合、ポンプの給油管は、印刷ユニット側の給油配管の略中間部に接続するのが好適である。
なお、ここで、「中央付近に」とは、例えば、偶数の印刷ユニットが備えられている場合には、中央部に隣り合う前後の印刷ユニットのいずれかを指すものである。
この場合、ポンプは中央に近い位置に設置するのが、配管長さ等の面からみて好適である。
また、ポンプの吸込み側を中央に近い位置に配置するのが好適である。このようにすると、ポンプの回収管の長さを短くできるので、排油の圧力損失を小さくできる。これにより、排油の回収がスムースに行えるので、潤滑油の供給が途切れる等の不具合が発生するのを防止できる。
また、本発明にかかる印刷機では、前記印刷ユニットには、それぞれ前記ポンプを取付ける取付座が備えられていることを特徴とする。
このように、印刷ユニットには、それぞれ前記ポンプを取付ける取付座が備えられているので、複数の印刷ユニットを組立てた状態で中央付近にある印刷ユニットに給油ユニットを取付けることができる。
これにより、印刷ユニットの組合せが自在に行えるので、印刷ユニットを量産化しても、販売時に予想できない顧客ニーズに容易に対応することができる。
本発明によれば、給油ユニットが、印刷ユニットの外面に、該外面に沿うように取り付けられているので、メンテナンス性を格段に向上させることができる。
また、配管も略印刷ユニットに沿うように配置できるので、外観を向上でき、かつ、床の清掃作業をより容易とすることができる。
さらに、給油ユニットが印刷ユニットに取り付けられているので、出荷作業の時間を短縮することができる。
以下に、本発明の一実施形態にかかる枚葉印刷機(印刷機)1について、図1〜図7を用いて説明する。
図1は、枚葉印刷機1の全体概略構成を示す模式図である。
枚葉印刷機1には、被印刷物である枚葉紙が供給される上流側から下流側に向けて、給紙装置3と、複数の印刷ユニット5と、排紙装置7とが備えられている。
給紙装置3は、紙吸いなどの図示しない給紙機構によって給紙台11の上に積層された枚葉紙(印刷紙)9を上から順に一枚ずつ取上げて供給するものである。
給紙台11は、給紙機構が枚葉紙9と略一定の位置関係を保つように枚葉紙9の供給に対応して上動するように構成されている。
印刷ユニット5は、印刷する色ごとに複数設けられている。本実施形態では、C(シアン),M(マゼンダ),Y(イエロー)及びBL(ブラック)からなる4色の色によって印刷する4色機が示されており、4つの印刷ユニット5が設けられている。
なお、以下、印刷ユニット5を区別する場合には、給紙装置3側から順に5a、5b、5c、5dの符号を用いることにする。
各印刷ユニット5には、インキを供給するインキ装置13と、湿し水を供給する湿し装置15と、これらインキ装置13と湿し装置15に対向配置された版胴17と、この版胴17に対向配置されたゴム胴(ブランケット胴)19と、このゴム胴19に対向配置された圧胴21と、各印刷ユニット5の圧胴21間に配置される中間胴23とが備えられている。
インキ装置13は、複数のインキローラを備えており、インキが貯留されたインキ壺から順次インキを版胴17側へと供給するようになっている。
湿し装置15は、複数のローラを備えており、水舟に貯留された湿し水を版胴17側へ供給するようになっている。
インキ装置13および湿し装置15は、印刷を行わない非印刷時等には、版胴17から離間させられることができるように構成されている。
版胴17は、印刷用画像が形成された刷版が外周に巻回された円筒状とされている。刷版は、色毎、印刷すべき画像毎に作成され、交換される。版胴17は、図示していないが、外周の一部の角度範囲が軸線方向に切り欠かれた状態となっており、この位置に、刷版の上流端である版頭および刷版の下流端である版尻を掴んで固定する版締め装置が設けられている。
ゴム胴19は、版胴17の刷版上のインキを受け取り、圧胴21との間を通過する枚葉紙9に対してインキを転移する(オフセット印刷)。ゴム胴19の外周には、弾性材料、例えばゴムで形成されたブランケット29が巻回されている。
ゴム胴19は、図示しないが、外周の一部の角度範囲が軸線方向に切り欠かれた状態となっており、この位置に、ブランケットの上流端および下流端を掴んで固定する一対のゴム張り軸が設けられている。
ゴム胴19は、印刷を行わない非印刷時等には、版胴17から離間させることができるように構成されている。
圧胴21は、ゴム胴19に対向配置され、円筒状とされている。圧胴21は、版胴17およびゴム胴19の直径の2倍の直径を有する、いわゆる倍胴仕立てとされている。
圧胴21の周面には、枚葉紙9の先端を保持する爪装置(図示省略)が軸線中心を挟んで2ヶ所に備えられている。圧胴21は、印刷時に枚葉紙9を介してゴム胴19に接触し、ゴム胴19との間に供給される枚葉紙9に対して所望の圧力を与える。これにより、ゴム胴19上のインキを枚葉紙9上に転移させる。
中間胴23は、各印刷ユニット5の圧胴21間に設けられ、円筒状とされている。中間胴23は、給紙装置3側のものを除いて版胴17およびゴム胴19の直径の2倍の直径を有する、いわゆる倍胴仕立てとされている。
中間胴23の周面には、枚葉紙9の先端を保持する爪装置(図示省略)が軸線中心を挟んで2ヶ所に備えられている。中間胴23によって、上流側の圧胴21から下流側の圧胴21へと被印刷物が送られる。
上述のインキ装置13、湿し装置15、版胴17、ゴム胴19、圧胴21および中間胴23は、それらの周速が略一致するように枚葉印刷機1に設けられた一つのメインモータ(図示せず)によって回転させられる。
つまり、メインモータからの回転力がギアを介して各部材に伝達されるようになっている。
排紙装置7には、チェーングリッパ25と、排紙台27とが備えられている。
チェーングリッパ25は、最終の印刷ユニット5の圧胴21に隣接する位置と排紙台27の上方位置とを循環移動する一対のチェーンと、その間を連結するくわえ棒と、くわえ棒に所定間隔を空けて設置された爪装置と、を備え、圧胴21から枚葉紙9を受取って排紙台27の上方位置まで搬送するものである。
排紙台27は、上下方向に移動可能に構成され、チェーングリッパ25から排出される枚葉紙9を積層して保持する。
排紙台27は、枚葉紙9の落下距離が略一定となるように徐々に下動するように制御されている。
図2は、枚葉印刷機1の駆動側から見た正面図である。図3は、図2のX−X断面図である。
駆動側フレーム28の外側には、図示しない駆動ギア列を覆うように駆動側ケース30が略全面に亘り設けられている。図示しない操作側フレームの外側には、同様に操作側ケース32が設けられている。
印刷ユニット5の駆動側側面には、略中間高さに作業用の足場29が、全ての印刷ユニット5の枚葉紙9搬送方向の略全長に亘り設けられている。足場29は、例えば、版替え作業、印刷胴の洗浄作業、インキング装置の洗浄作業等の作業を行うためのものである。
足場29の印刷ユニット5側は印刷ユニット5に支持され、他側(外側)は長手方向に間隔を空けて配置された複数の支持脚31によって支持されている。
足場の上面における外側には、長手方向に間隔を空けて配置された複数の支柱33が立設されている。
各支柱33の中間高さ位置には手摺35が、上端部には物置台37が取り付けられている。
足場29の下方空間39には、床面上に、例えば、印刷機1を駆動するモータ(図示略)、ゴム胴19等の洗浄のために洗浄液を供給するポンプ(図示略)、印刷ユニット5における枚葉紙9の搬送姿勢を調整する空気噴射用のブロア41、排紙装置7における枚葉紙9の搬送姿勢を調整する空気噴射用のブロア43等が設置されている。
下方空間39の外側には、カバー45が取り付けられている。
カバー45は、複数、例えば、4枚のカバーユニット47a、47b、47c、47dで形成されており、下方空間39の外側を覆うように設けられている。
枚葉印刷機1には、潤滑システム51が備えられている。図4は、潤滑システム51の全体構成を示す模式図である。
潤滑システム51には、給油ユニット53と、給油配管部55と、回収配管部57とがそなえられている。
給油配管部55には、主給油配管59と、分岐給油配管61と、オイルパン63と、が備えられている。
主給油配管59は、駆動側ケース30内および排紙部ケース34内の下部位置に、印刷ユニット5aから排紙装置7まで貫通するように設けられている。
オイルパン63は、各駆動側ケース30および各操作側ケース32の上部位置に配置され、供給された潤滑油を溜め、下方に向けて滴下させる機能を奏する。
分岐給油配管61は、主給油配管59と各オイルパン63とを連絡するように設置され、主給油配管59を搬送される潤滑油を各オイルパン63に供給する機能を奏する。
各分岐給油配管61には、流量調整弁65が備えられている。
回収配管部57には、油溜67と、駆動側回収配管69と、操作側回収配管71とが備えられている。
油溜67は、各駆動側ケース30内および各操作側ケース32内の下端部に配置された上に開放された容器である。
油溜67は、上方のオイルパン63から供給され、所定部分を潤滑した後、落下して来る潤滑油を受取り貯留するものである。
駆動側回収配管69は、隣り合う駆動側の油溜67および排紙部ケース34を連結している。
操作側回収配管71は、各印刷ユニット5内で、操作側の油溜67と駆動側の油溜67とを連結している。
給油ユニット53は、3色目の印刷ユニット5cの駆動側ケース30の外側面で、給紙装置3側下部に取り付けられている。
給油ユニット53には、循環ポンプ(ポンプ)73と、回収配管75と、給油配管77とが備えられている。
循環ポンプ73は、例えば電動トロコイドポンプが用いられる。
循環ポンプ73には、ポンプ側取付座74が備えられている。循環ポンプ73は、ポンプ側取付座74が駆動側ケース30の給紙装置3側に設けられた取付座79にボルトによって固定されることで、駆動側ケース30に固定して取り付けられる。
取付座79は、全ての印刷ユニット5に設けられている。
このように、取付座79を全ての印刷ユニット5に取付けるので、複数の印刷ユニット5を組立てた状態で中央付近にある印刷ユニット5に給油ユニット53を取付けることができる。
これにより、印刷ユニット5の組合せが自在に行えるので、印刷ユニット5を量産化しても予想できない顧客ニーズに容易に対応することができる。
循環ポンプ73は、その長手方向が上下方向に沿うようにして取り付けられている。
このため、循環ポンプ73の枚葉紙9搬送方向における長さを小さくすることができるので、循環ポンプ73はギアケースカバー76と干渉しないように設置することができる。なお、ギアケースカバー76は、駆動側ケース30内の落下物等を排除したり、内部を点検する等のために設けられた開口を覆うものである。
循環ポンプ73の吸入部は、給紙装置3側に向いて設けられ、吐出部は排紙装置7側に設けられている。
回収配管75は、一端が循環ポンプ73の吸入部に接続され、他端が2色目の印刷ユニット5bの油溜67と3色目の印刷ユニット5cの油溜67とを連結する駆動側回収配管69に接続されている。回収配管75の他端が接続されている位置は、2色目の印刷ユニット5bと3色目の印刷ユニット5cとの境あたりである。
給油配管77は、一端が循環ポンプ73の吐出部に接続され、他端が主給油配管59における2色目の印刷ユニット5bと3色目の印刷ユニット5cとの境目あたりに接続されている。
給油配管77には、潤滑油中のゴミ等を除去するT型フィルタ81と、給油配管77内の圧力を測定する圧力計83と、圧力スイッチ85と、潤滑油の供給量を調整する流量調整弁87と、が備えられている。
給油配管77は、吐出部から流量調整弁87までは、固定した配管で形成され、流量調整弁87から下流側はフレキシブルホースで構成されている。
給油配管77の固定した配管部分は、循環ポンプ73の吐出部から排紙装置7側へ直線的に延在するように、すなわち、駆動側ケース30の外面に沿うように設置されている。
給油配管77のT型フィルタ81の上流側には、ドレン配管89が分岐して設けられている。ドレン配管89には、ドレン配管89の開閉を行う玉型弁91が設けられている。
以上、説明した本実施形態にかかる枚葉印刷機1の動作について説明する。
まず、枚葉印刷機1の印刷動作について説明する。
給紙装置3の給紙台11に積載された厚い枚葉紙9は、図示しない給紙機構によって最上部から1枚ずつ取り出され、印刷ユニット5に供給される。
供給された枚葉紙9は、印刷ユニット5の中間胴23の爪装置によってくわえられ、次いで中間胴23から圧胴21へくわえ替えされる。これを繰り返して4つの印刷ユニット5を通して搬送される。
各印刷ユニット5では、版胴17の周面に取付けられた刷版の非画線部に湿し装置15から水が供給され、次いで刷版の画線部にインキ供給装置13からインキが供給される。
これにより得られる刷版上の印刷画像がゴム胴19に転写される。
ゴム胴19に転写された印刷画像は、圧胴21によって運ばれる枚葉紙9に転写され、1色の印刷が行われる。
これが各印刷ユニット5で繰り返されカラー印刷される。
カラー印刷された枚葉紙9は最後の印刷ユニット5の圧胴21からチェーングリッパ25の爪装置にくわえ替えされる。
チェーングリッパ25で搬送される枚葉紙9は、排紙台27の上方でくわえを外され、落下し、排紙台27上に積み上げられる。
このとき、未乾燥のインキが上側の枚葉紙9の裏に写るのを防止するため、枚葉紙9の上にパウダが噴霧される。
次に、潤滑システム51の動作について説明する。
循環ポンプ73が駆動されると、吐出部から潤滑油が給油配管77に圧送される。給油配管77に圧送された潤滑油は、T型フィルタ81でゴミ等を除去され、流量調整弁87で流量を調整され、主給油配管59に送られる。
主給油配管59で送られる潤滑油は、各分岐給油配管61を通って、各オイルパン63に溜められる。
この時、本実施形態では、給油配管77は、印刷ユニット5の列配置の略中間あたりになる、主給油配管59における2色目の印刷ユニット5bと3色目の印刷ユニット5cとの境目あたりに接続されているので、この接続部から1色目の印刷ユニット5aの分岐給油配管61までの距離と、4色目の印刷ユニット5dの分岐給油配管61までの距離とは、略同等となる。
したがって、1色目および4色目の印刷ユニット5までの潤滑油の圧力損失は略同等となり、しかも圧力損失の大きさも、例えば1色目の印刷ユニット5に供給した場合の4色目の印刷ユニット5での圧力損失に比べて小さくすることができる。
言い換えると、給油圧が各印刷ユニット5で大きく変化することを防止できる。
潤滑油は、各オイルパン63から駆動側ケース30あるいは操作側ケース32内の各給油先、例えば、駆動ギア列等に対して滴下される。潤滑作用を果たした潤滑油は、駆動側ケース30あるいは操作側ケース32内を落下し、各油溜67に貯留される。
一方、潤滑ポンプ73の駆動によって、吸引部では吸引力が発生し、それが回収配管75内の潤滑油に作用する。これが、2色目の印刷ユニット5bの油溜67と3色目の印刷ユニット5cの油溜67とを連結する駆動側回収配管69に作用するので、該駆動側回収配管69を介して2色目の印刷ユニット5bの油溜67および3色目の印刷ユニット5cの油溜67に貯留された潤滑油が吸引され循環ポンプ73に回収される。
2色目の印刷ユニット5bの油溜67および3色目の印刷ユニット5cの油溜67に貯留された潤滑油が回収されると、当該油溜67の油圧が下がるので、循環ポンプ73から離れる側の隣りの油溜67から駆動側回収配管69あるいは操作側回収配管71を経由して潤滑油が循環ポンプ73側に流れる。これが、順次波及して、各油溜67に貯留された潤滑油が循環ポンプ73に回収される。
上記動作が連続して行われることによって、各給油先への潤滑油の供給が的確に行われる。
この場合、循環ポンプ73の吐出部は、3色目の印刷ユニット5cの給紙装置3側に向いているので、2色目の印刷ユニット5bと3色目の印刷ユニット5cとの境目に近いところに位置していることになる。
したがって、吐出部は、回収配管75が駆動側回収配管69に接続される場所に近いところに位置することになるので、回収配管75の長さを短くできる。これにより、回収配管75での潤滑油の圧力損失を小さくできるので、潤滑油の回収がスムースに行え、潤滑油の供給が途切れる等の不具合が発生するのを防止できる。
循環ポンプ73が、図3に示されるように駆動側ケース30の外面に、該外面に沿うように取り付けられているので、循環ポンプ73の駆動側ケース30から外側に向かう突出長さを極小とすることができる。
また、循環ポンプ73の吐出部および吸入部が枚葉紙9搬送方向に位置しているので、給油配管77および回収配管75は、駆動側ケース30の外面に沿うように配置され、循環ポンプ73からあまり外側に突出していない。
これらにより、給油ユニット73の駆動側ケース30の外面に突出する長さが小さくなるので、給油ユニット53の外側に十分な作業空間を確保することができる。
この空間に作業員が入って、給油ユニット73、隣り合う機器ブロア41あるいはブロア43のメンテナンスを行うことができるので、メンテナンス性を格段に向上させることができる。
また、給油配管77および回収配管75は印刷ユニット5の外側に離れて存在しないので、見栄えが向上し、かつ、床の清掃作業をより容易とすることができる。
さらに、給油ユニット53が印刷ユニット5に外側にあまり突出することなく取り付けられているので、製品出荷時、印刷ユニット5と一緒に一体として出荷できる。
これにより、給油配管77および回収配管75の解体作業等が不要となるので、出荷作業の時間を短縮することができる。
なお、本実施形態では、本発明を4色刷の枚葉印刷機1に適用したものとして説明しているが、これに限定されるものではない。
例えば、適宜数の印刷ユニット5を有する枚葉印刷機1に本発明を適用してもよい。
印刷ユニット5が奇数の場合には、給油ユニット53は、真ん中の印刷ユニット5に取り付ける。印刷ユニット5が偶数の場合には、印刷ユニットの構造から見て、給油ユニット53は、本実施形態と同様に真ん中の2つの印刷ユニット5のうち、排紙装置7側の印刷ユニット5に取付けるのが好適である。
また、本実施形態では、枚葉印刷機に適用しているが、本発明は輪転印刷機等適宜な形式の印刷機に適用することができる。
さらに、本発明は本実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更することができる。
本発明の一実施形態にかかる枚葉印刷機の駆動側から見た全体概略構成を示す正面図である。 本発明の一実施形態にかかる枚葉印刷機の駆動側から見た正面図である。 図2のX−X断面図である。 本発明の一実施形態にかかる潤滑システムの概略構成を示す模式図である。 本発明の一実施形態にかかる給油ユニットの全体概略構成を示す正面図である。 本発明の一実施形態にかかる給油ユニットを示す平面図である。 図6のY−Y断面図である。
符号の説明
1 枚葉印刷機
5 印刷ユニット
30 駆動側ケース
32 操作側ケース
53 給油ユニット
73 循環ポンプ
79 取付座

Claims (4)

  1. 印刷ユニットの下部に貯留される潤滑油を回収し、吐出するポンプを用いて各部に潤滑油を供給する給油ユニットを有する印刷機であって、
    前記給油ユニットが、前記印刷ユニットの外面に、該外面に沿うように取り付けられていることを特徴とする印刷機。
  2. 前記ポンプは、上下方向に延在するように取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載された印刷機。
  3. 前記給油ユニットは、複数配列された前記印刷ユニットの中央付近に位置する前記印刷ユニットに取り付けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載された印刷機。
  4. 前記印刷ユニットには、それぞれ前記ポンプを取付ける取付座が備えられていることを特徴とする請求項3に記載された印刷機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011513100A (ja) * 2008-03-14 2011-04-28 ケーニツヒ ウント バウエル アクチエンゲゼルシヤフト 印刷機の印刷ユニット、印刷ユニットの使用方法および複数のモジュールを備えた印刷機

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