JP2007330912A - 超微小粒粉砕装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高圧ガスパイプやチューブを排除すると共に供給ノズル側から粉砕原料及び外気を取込み、粉砕ノズル及び供給ノズルからの気流を旋回粉砕室内や気流通路溝内等空洞部で該粉砕原料を適切に超微小粒状に形成できる超微小粒粉砕システムを提供する。
【解決手段】26は円筒体でなるタンクを備え、該タンク27の上部は円筒体でなる本体ケーシング28を装着している。該本体ケーシング28は、上面にトップカバー28a、下面にボトムリング28b及び外周面に中間リング28cを備えて形成されている。そして、それぞれを複数のボルト28g…で周設・固着している。該本体ケーシング28の内部は空洞部29を形成している。該本体ケーシング28の内壁部28Aの所定部位には粉砕ノズル30を9個配設している。
【選択図】図3

Description

本発明は、薬品、食品又は金属例えばコバルト合金等を超微小粒に粉砕を行なうことができる超微小粒粉砕装置に関するものである。
従来、この種に於ける一つの例としては図9に示すような特開2005−118725に開示したジェットミルを用いた砕料の粉砕方法がある。これについて説明すれば、図9において、1はジェットミル、2は中空円盤状に形成された旋回粉砕室、3は旋回粉砕室2に7個配設された粉砕ノズル、4は旋回粉砕室2に1個配設され砕料を旋回粉砕室2に導入する供給ノズル、5は供給ノズル4のベンチュリーノズル、6はベンチュリーノズル5の上流側に形成された固気混合室、7はベンチュリーノズル5の上流側に固気混合室6を介してベンチュリーノズル5と同軸に配設された押込ノズル、8は固気混合室6に連設された砕料導入口である。粉砕ノズル3は供給ノズル4を起点として、旋回粉砕室2の側壁に等間隔に配設されている。9は本体ケーシング、10は旋回粉砕室2のリングライナー、11、12は旋回粉砕室2の上下に配設されたトップライナー及びボトムライナー、13はボトムライナー11の中央に脱着自在に配設され上部が略円錐状に形成されたセンターポール、14はセンターポール13と同軸に形成されトップライナー11に脱着自在に配設されたアウトレット、15は旋回粉砕室2の中央上部に連設され旋回粉砕室2で粉砕された砕料が排出される微粉排出口、16は高圧ヘッダー、17は高圧ヘッダー16から粉砕ノズル3に高圧ガスを供給する高圧ガスパイプ、18は高圧ガスヘッダー16から供給ノズル4に高圧ガスを供給する高圧ガスパイプ、19は高圧ガスヘッダー16の圧力を調整する圧力調整バルブ、20は高圧ガスパイプ18を流れる高圧ガスの流量を調整する流量調整バルブである。
そして、その作用を説明すれば、流量調整バルブ20を全開にし、圧力調整バルブ19を開弁すると、高圧ガスパイプ17、18から粉砕ノズル3と供給ノズル4の押込ノズル7に高圧ガスが同一圧力で供給される。砕料は砕料導入口8から供給され、押込ノズル7から噴射される高圧ジェット流により固気混合室6内で空気と混合されベンチュリーノズル5から旋回粉砕室2に供給される。粉砕ノズル3から噴射される高圧ガス流によって旋回粉砕室2には旋回流が生じ、旋回粉砕室2のリングライナー10側に粉砕ゾーンが形成され、旋回粉砕室2の中心側に分級ゾーンが形成される。粉砕ゾーンでは、粉砕ノズル3が噴射するエッジ状の高圧ガス流が高速を保ったまま高い剪断性で旋回流に吹き込まれ、旋回流を周回する粗粒子をかき乱し砕料同士の衝突が頻繁に起こり、砕料の微粉砕が行われる。粉砕された微粉は分級ゾーンで分級され、旋回粉砕室2に配設されたアウトレット14から微粉排出口15を通じて排出される。分級ゾーンで分級されて排出されなかった粗粒子は、旋回により生ずる遠心力によって旋回流の外周を旋回し、粗粒子同士が衝突されて繰り返し破砕が行われる。旋回流形成工程において旋回流が形成された後、流量調整バルブ20の開度を小さくして供給ノズル4の押込ノズル7から噴射される高圧ジェット流の流量を粉砕ノズル3から噴射される高圧ガスの流量の1/10〜1/4程度まで小さくする。旋回粉砕室2内では高圧ガス流が高速を保ったまま同心円の旋回流を形成し砕料が旋回流内で効率よく粉砕され、粉砕された粒子が微粉排出口15から排出されているので、粉砕ノズル3から噴射される高圧ガスの流量が小さくても砕料が旋回粉砕室2内へ吸い込まれていく技術である。
従来、この種に於ける他の例としては、図10に示すような意匠登録第1228167号の意匠公報に開示した粉砕機がある。これについて説明すれば、粉砕機21は、高圧ガスのエネルギーで粒子を音速以上の速度に加速させて、粒子間衝突によって各種素材を粉砕するものである。該粉砕機21は、高圧ガスを送り込むチューブ22…の上端に接続されて粉砕を行う本体部23と、前記チューブ22…の下端が接続され、高圧ガスを分配して本体部に送り込む分配管24と、分配管24から本体部23へ高圧ガスを送り込むチューブ22…によって構成されている。尚、図中25は金属等の粉材料を本体部23に供給するホッパーである。
特開2005−118725号公開特許公報 意匠登録第1228167号意匠公報
従来の技術は、叙上した構成、作用であるので次の課題が存在した。
前述した一つの例によれば、粉砕ノズル3及び供給ノズル4に供給するガスが高圧ガスに特定され、該高圧ガスを生成するコンプレッサーが高圧ガス専用のものを備える必要があり、設備が高値となるうえに粉料粉砕装置が大型化しかつ大規模になるという問題点があった。
また、前記供給ノズル4からは旋回粉砕室2への高圧ガスを供給するのみで全く外気を取入れることがなく、該旋回粉砕室2内で両ノズル3、4からの高圧ガスによる混合・旋回流を発生させるが、これによれば、粉料の超微細粒子を生成する機能を完全に発揮できないという問題点もあった。
さらに、高圧ヘッダー16から高圧ガスパイプ17、18を経て粉砕ノズル3及び供給ノズル4に接続する構成であり、該高圧ガスパイプ17、18を備える必要があり、粉砕装置の部品点数が増大すると共に粉砕装置が複雑化し、実用化に適さないという問題点があった。
前述した他の例によれば、粉砕機21の本体部23に流送する高圧ガスを生成する高圧用コンプレッサーが必要であり、また、分配管24と本体部23を接続する多数個のチューブ22を備えなければならない技術であって、前述した一つの例と略同一の問題点が存在した。
本発明に係る超微小粒粉砕装置は、前述した課題を解決すべく高圧ガスパイプやチューブを排除すると共に供給ノズル側から粉砕原料及び外気を取込み、粉砕ノズル及び供給ノズルからの気流を旋回粉砕室内や気流通路溝内等空洞部で該粉砕原料を適切に超微小粒状に形成できる小型構造又は小規模でなる粉砕原料の超微小粒粉砕システムを提供することを目的としたものであって、次の構成、手段から成立する。
すなわち、請求項1記載の発明によれば、コンプレッサーから低・高圧気流が送り込まれるタンクと、該タンクの上部に固定されかつ該低・高圧気流が流送する粉砕ノズル及び粉砕原料を供給する供給ノズルを備えた本体ケーシングとでなる超微小粒粉砕装置に於いて、前記粉砕ノズルが前記本体ケーシングの内壁部であってその先端を該本体ケーシング内の空洞部の内方向に向って所定角度に複数個ないし多数個を設定して突出配置され、前記供給ノズルが前記本体ケーシングの内壁部であってインレットホッパーによる粉砕原料を供給すると共に外気を調整・吸入し、その先端を該本体ケーシング内の空洞部の内方向に向って突出配置されることを特徴とする。
請求項2記載の発明によれば、コンプレッサーから低・高圧気流が送り込まれかつ配管で構成したジェット気流取入装置と、該ジェット気流取入装置を連結して送り込まれた低・高圧気流を内壁面を経由して吸上げるタンクと、該タンクの上部に装着された本体ケーシングと、該本体ケーシングが低・高圧気流を流送する粉砕ノズル及び粉砕原料を供給する供給ノズルを備え、前記粉砕ノズルが前記本体ケーシングの内壁部であってその先端を該本体ケーシング内の空洞部の内方向に向って所定角度に複数個ないし多数個を設定して突出配置され、前記供給ノズルが前記本体ケーシングの内壁部であってインレットホッパーによる粉砕原料を供給すると共に外気を調整・吸入し、その先端を該本体ケーシング内の空洞部の内方向に向って突出配置されることを特徴とする。
請求項3記載の発明によれば、コンプレッサーから低・高圧気流が送り込まれかつ配管で構成したジェット気流取入装置と、該ジェット気流取入装置を連結して送り込まれた低・高圧気流を内壁面を経由して吸上げるタンクと、該タンクの上部に装着された本体ケーシングと、該本体ケーシングが低・高圧気流を流送する粉砕ノズル及び粉砕原料を供給する供給ノズルを備え、前記粉砕ノズルが前記本体ケーシングの内壁部であってその先端を該本体ケーシング内の空洞部の内方向に向って所定角度に複数個ないし多数個を設定して突出配置され、前記供給ノズルが前記本体ケーシングの内壁部であってインレットホッパーによる粉砕原料を供給し、その先端を該本体ケーシングの空洞部の内方向に向って突出配置されると共に前記供給ノズルの円筒体風洞部に外気吸込量調整器を固定・配置したことを特徴とする。
請求項4記載の発明によれば、請求項1、2又は3記載の発明に於いて、前記低・高圧気流の圧力値が0.49ないし1.47(MPa)の範囲であることを特徴とする。
請求項5記載の発明によれば、コンプレッサーから低・高圧気流が送り込まれかつ配管で構成したジェット気流取入装置と、該ジェット気流取入装置を連結して送り込まれた低・高圧気流を内壁面を経由して吸上げるタンクと、該タンクの上部に装着された本体ケーシングと、該本体ケーシングが低・高圧気流を流送する粉砕ノズル及び粉砕原料を供給する供給ノズルを備え、前記粉砕ノズルが前記本体ケーシングの内壁部であってその先端を該本体ケーシング内の空洞部の内方向に向って所定角度に複数個ないし多数個を設定して突出配置され、前記供給ノズルが前記本体ケーシングの内壁部であってインレットホッパーによる粉砕原料を供給すると共に前記ジェット気流取入装置の配管から分岐管又は分岐チューブを介して低・高圧気流を吸入し、その先端を該本体ケーシング内の空洞部の内方向に向って突出配置されることを特徴とする。
本発明に係る超微小粒粉砕装置は、上述した構成、作用を有するので次の効果がある。
すなわち、請求項1記載の本発明によれば、コンプレッサーから低・高圧気流が送り込まれるタンクと、該タンクの上部に固定されかつ該低・高圧気流が流送する粉砕ノズル及び粉砕原料を供給する供給ノズルを備えた本体ケーシングとでなる超微小粒粉砕装置に於いて、前記粉砕ノズルが前記本体ケーシングの内壁部であってその先端を該本体ケーシング内の空洞部の内方向に向って所定角度に複数個ないし多数個を設定して突出配置され、前記供給ノズルが前記本体ケーシングの内壁部であってインレットホッパーによる粉砕原料を供給すると共に外気を調整・吸入し、その先端を該本体ケーシング内の空洞部の内方向に向って突出配置されることを特徴とする超微小粒粉砕装置を提供する。
このような構成としたので、高圧専用のコンプレッサーや高圧ガスパイプ又はチューブを排除し、小型・軽量化及び小規模の粉砕装置を実現すると共に省エネルギーの下に広範囲に渉る粉砕原料について超微小粒粉砕をなし得るという効果がある。
請求項2記載の本発明によれば、コンプレッサーから低・高圧気流が送り込まれかつ配管で構成したジェット気流取入装置と、該ジェット気流取入装置を連結して送り込まれた低・高圧気流を内壁面を経由して吸上げるタンクと、該タンクの上部に装着された本体ケーシングと、該本体ケーシングが低・高圧気流を流送する粉砕ノズル及び粉砕原料を供給する供給ノズルを備え、前記粉砕ノズルが前記本体ケーシングの内壁部であってその先端を該本体ケーシング内の空洞部の内方向に向って所定角度に複数個ないし多数個を設定して突出配置され、前記供給ノズルが前記本体ケーシングの内壁部であってインレットホッパーによる粉砕原料を供給すると共に外気を調整・吸入し、その先端を該本体ケーシング内の空洞部の内方向に向って突出配置されることを特徴とする超微小粒粉砕装置を提供する。
このような構成としたので、請求項1記載の発明の効果に加えて、ジェット気流取入装置を備えたので粉砕原料に適応した所定の各種の圧力値を有する低・高圧気流をタンクに流送可能となり、さらに粉砕原料の超微小粒粉砕を効率良く実現する効果がある。
請求項3記載の本発明によれば、コンプレッサーから低・高圧気流が送り込まれかつ配管で構成したジェット気流取入装置と、該ジェット気流取入装置を連結して送り込まれた低・高圧気流を内壁面を経由して吸上げるタンクと、該タンクの上部に装着された本体ケーシングと、該本体ケーシングが低・高圧気流を流送する粉砕ノズル及び粉砕原料を供給する供給ノズルを備え、前記粉砕ノズルが前記本体ケーシングの内壁部であってその先端を該本体ケーシング内の空洞部の内方向に向って所定角度に複数個ないし多数個を設定して突出配置され、前記供給ノズルが前記本体ケーシングの内壁部であってインレットホッパーによる粉砕原料を供給し、その先端を該本体ケーシングの空洞部の内方向に向って突出配置されると共に前記供給ノズルの円筒体風洞部に外気吸込量調整器を固定・配置したことを特徴とする超微小粒粉砕装置を提供する。
このような構成としたので、請求項1及び2記載の発明の効果に加えて、供給ノズルの円筒風洞部に外気吸込量調整器を備えたので本体ケーシング内へ粉砕原料を円滑に供給することができると共に外気の吸込量が好適に制御され粉砕粒子間の衝突を促進し、粉砕原料の超微小粒粉砕をさらに効率良く実現できる効果がある。
請求項4記載の本発明によれば、前記低・高圧気流の圧力値が0.49ないし1.47(MPa)の範囲であることを特徴とする請求項1、2又は3記載の超微小粒粉砕装置を提供する。
このような構成としたので、請求項1、2又は3記載の発明の効果に加えて、本発明は高圧専用のコンプレッサーを使用することがなく、低圧から高圧まで広範囲の低・高圧気流に適用させ各広範囲の粉砕原料にも対応でき省エネルギー化を実現でき、小型・軽量の粉砕装置を提供できる効果がある。
請求項5記載の本発明によれば、コンプレッサーから低・高圧気流が送り込まれかつ配管で構成したジェット気流取入装置と、該ジェット気流取入装置を連結して送り込まれた低・高圧気流を内壁面を経由して吸上げるタンクと、該タンクの上部に装着された本体ケーシングと、該本体ケーシングが低・高圧気流を流送する粉砕ノズル及び粉砕原料を供給する供給ノズルを備え、前記粉砕ノズルが前記本体ケーシングの内壁部であってその先端を該本体ケーシング内の空洞部の内方向に向って所定角度に複数個ないし多数個を設定して突出配置され、前記供給ノズルが前記本体ケーシングの内壁部であってインレットホッパーによる粉砕原料を供給すると共に前記ジェット気流取入装置の配管から分岐管又は分岐チューブを介して低・高圧気流を吸入し、その先端を該本体ケーシング内の空洞部の内方向に向って突出配置されることを特徴とする超微小粒粉砕装置を提供する。
このような構成としたので、ジェット気流取入装置の配管に分岐管又は分岐チューブを連結し、外気吸込量調整器を備えることなく、低圧から高圧まで広範囲の低・高圧気流に適用させ各広範囲の粉砕原料にも対応でき省エネルギー化を実現でき、小型・軽量の粉砕装置を提供できる効果がある。
以下、本発明に係る超微小粒粉砕装置の実施の形態について添付図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本発明に係る超微小粒粉砕装置の正面図である。図2は、前記図1の矢印A方向から見た平面図である。図3は、図2の矢視B−B線方向で切断した垂直拡大断面図である。
26は超微小粒粉砕装置であって、いわゆるゼットミルであり、図1はその構造例を示す。27は例えば円筒体でなるタンクであり、その内部は中空状に形成されている。該タンク27の上部は例えば、円筒体でなる本体ケーシング28を装着している。該本体ケーシング28は、上面にトップカバー28a、下面にボトムリング28b及び外周面に中間リング28cを備えて形成されている。そして、それぞれを複数のボルト28g…で周設・固着している。該本体ケーシング28の内部は図3に示すように空洞部29例えば、旋回粉砕室を形成している。この空洞部29は前記トップカバー28aの下面に備えたトップライナー28dと、中間ベース28eの上面に備えたボトムライナー28fとの間に形成されている。該空洞部29は気流通過溝で構成してもよい。該本体ケーシング28の内壁部28Aの所定部位には例えば、図4に示すような構造を有する粉砕ノズル30を図2に示すように例えば9個配設している。図2の矢視C−C線方向の断面図に示す該粉砕ノズル30の先端30aを図2に示すように前記空洞部29の内方向に向って突出させると共に各粉砕ノズル30が該空洞部29内に流送された粉砕原料が適宜に超微小粒に粉砕させるように適宜角度を傾斜させて配設されている。
ここに、当該粉砕原料としてはコバルト合金、銅(Cu)、アルミニューム(Al)、ステンレススチール(SUS316)等の金属材料や海藻、その他食品、医薬品、医薬品添加剤、更に、ガラス粉末、樹脂、セラミックス、木炭等であり、本発明は各種の粉砕原料に適用できる。
すなわち、図2に示すように前記粉砕ノズル30は例えば9個配置されてあって、各粉砕ノズル30はその先端30aを本体ケーシング28の水平中心軸線Lに対して所定の角度を有して配置されている。第1番目粉砕ノズル30Aは水平中心軸線Lからの所定角度θ1、即ち36(°)の位置に第2番目粉砕ノズル30Bは水平中心軸線Lからの所定角度θ2、即ち72(°)の位置に、第3番目粉砕ノズル30Cは水平中心軸線Lからの所定角度θ3、即ち108(°)の位置に、第4番目粉砕ノズル30Dは水平中心軸線Lからの所定角度θ4、即ち144(°)の位置に、第5番目粉砕ノズル30Eは水平中心軸線Lからの所定角度θ5、即ち0(°)の位置に、第6番目粉砕ノズル30Fは水平中心軸線Lからの所定角度θ6、即ち36(°)の位置に、第7番目粉砕ノズル30Gは水平中心軸線Lからの所定角度θ7、即ち72(°)の位置に、第8番目粉砕ノズル30Hは水平中心軸線Lからの所定角度θ8、即ち108(°)の位置に、第9番目粉砕ノズル30Iは水平中心軸線Lからの所定角度θ9、即ち144(°)の位置に、それぞれ配置されている。
尚、上記した第1番目から第9番目の粉砕ノズル30A〜30Iの所定角度は本体ケーシング28の容量や粉砕原料の種類等により適宜変更することができる。
また、当該粉砕ノズル30は、図4に示すように例えば、円筒体に構成されたグラインディングノズル部30bと、グラインディングノズル部30bの基体に固定された押えプラグ30cとで構成されている。そして、該粉砕ノズル30のグラインディングノズル部30bは内部が円孔30dを形成し、その先端部には気流を前記空洞部29に流送する気流噴射孔30eを形成し、ジェット気流を前記空洞部29に流送している。また、前記押えプラグ30cは円筒孔30dに連通する貫通孔30fを形成し、前記タンク27から吸上げた気流を流送している。
前記粉砕ノズル30に流送される気流としては空気やフレオン21、エチレン、メタン、アルゴン、水素、ヘリウム等のガス気流が適用され、粉砕原料が例えば樹脂やゴムのような弾性又はプラスチック類、ワックス等の熱に脆弱化する物質の場合、低温粉砕工程によれば、超微小粒粉砕が省エネルギーでもって可能となる。ここで低温粉砕工程とは物質を脆化点以下に冷却すると粒子相互の衝撃に対して著しく脆くなる性質があり、その低温脆性を利用して粉砕時の発熱を積極的に抑え、熱的変性を防止しながら粉砕を行なう工程である。
ここで該押えプラグ30cの外周は雄ねじ30gを周設しており、この雄ねじ30gを前記本体ケーシング28の内壁部28Aに固定したボディリング28Bの内周面に螺合されている。28Cは該ボディリング28Bの空洞部29側であって、該ボディリング28Bに固定したリングライナーである。このリングライナー28Cは前記粉砕ノズル30のグラインディグノズル部30bを支持している。図中、28DはOリングで構成したシール材である。
31は前記本体ケーシング28の一部に設けられた供給ノズルであって、そのノズル先端部31aすなわち、エジェクター31aは、前記空洞部29に臨ませている。該供給ノズル31は例えば、単一なもので構成されるが粉砕原料の種類や当該超微小粒粉砕装置26の設計仕様等により複数個で構成してもよい。該供給ノズル31は円筒体風洞部31cと、該円筒体風洞部31cの先端に固定した吸込みノズル31dと、該吸込みノズル31dの先端に備えたエジェクター31aとを有している。そして、前記円筒体風洞部31c、吸込みノズル31d及びエジェクター31aはエジェクターケース31eで被覆し本体取付けねじ31fでそれぞれを固定している。また、31gは前記吸込みノズル31dの外周面に形成した高圧室である。
32は粉砕原料を投入するインレットホッパーであり、前記供給ノズル31の入口側水平開口部31bすなわち、前記円筒体風洞部31cにインレットボディ32aを介して装着され、超微小粒を所望する薬品や金属例えばコバルト合金等各種の粉砕原料を前記供給ノズル31に順次送り出す機能がある。
図中、31hは連結部材としてのヘルール、39は前記本体ケーシング28の上面(トップカバー)28aにボルト39aで固定した2つの把手である。40は前記タンク27を流送する気流の圧力値を計測する圧力ゲージである。
33は金属等の粉砕原料を超微小粒・微粉体した後に取出すための微粉体取出口であって、前記本体ケーシング28の上面すなわち、前記トップカバー28aに於ける略中央部に配備している。図1に於いて34はジェット気流取入装置であって、低圧用コンプレッサー又は低圧・高圧兼用コンプレッサー43等に接続され、各配管34A、34B及び34Cで構成され、前記タンク27の底面に於ける略中央部分に連結されている。
そして、図1及び図3に示すように前記配管34Aからジェット気流特に、例えば、0.49(MPa)から1.47(MPa)までの広範囲に於ける低・高圧のジェット気流を導入している。
34aは切換えバルブのレバーであって、前記配管34B内に設置されたバルブを動作させ配管34Bから流送されたジェット気流の流量及び圧力値を制御する。34bは連結リングであり、タンク27とジェット気流取入装置34を固定するためにある。
35はキャスターであり、基板35Aと、滑車35Bとで構成され、該脚部36は例えば複数本を有しかつ前記タンク27の底面に連結され該タンク27を支持している。該脚部36は基板35Aの上面に固定され前記タンク27を支持している。このキャスター35により前記タンク27や前記本体ケーシング28を移動自在に設置している。
図中37は安全バルブ装置であり、前記ジェット気流取入装置34の配管34B、34Cに流送されるジェット気流が所定圧を超えたとき、そのジェット気流を開放する機能を有する。
38は図3に示すように外気吸込量調整器であり、供給ノズル31の入口側垂直開口部31iすなわち前記円筒体風洞部31cに装着されている。該外気吸込量調整器38は回転可能に構成した外ケース38aと内ケース38bとを備えており、該回転可能な外ケース38aには外気吸込孔38cを穿孔している。そして、該回転可能な外ケース38aを回転させて外気吸込孔38cの吸込面積を調整し、外気吸込量を制御する。外気吸込量が調整決定されれば固定ノブ38dを操作し、外ケース38aを固定し、外気吸込孔38cの吸込面積の広さを特定する。
次に、本発明に係る超微小粒粉砕装置に於ける実施の形態について、その動作等を説明する。
超微小粒粉砕装置を使用して超微小粒子を生成しようとする場合、各種の粉砕原料、例えばコバルト合金材料について、先づ、該コバルト合金材料の所定量をインレットホッパー32内に投入する。該インレットホッパー32は図5に示す本発明に係る超微小粒粉砕システムの一例によれば、定量供給機41により粉砕原料としての該コバルト合金材を前記インレットホッパー32内に供給する。そして、作業員等が制御盤42を操作することで該定量供給機41に接続された制御線42aを介して制御信号が該定量供給機41に送信されて該粉砕原料の投入量が決定される。
一方、図5に示すコンプレッサー43により気流、例えば空気やHeガス等各種のガス気流を低圧ないし高圧に圧縮し、チューブ又は配管44を介してレシーバータンク45に流送する。該レシーバータンク45はチューブ又は配管を経由して低・高圧気流をフィルタレギュレーター46に流送する。ここで、前記コンプレッサー43は高圧専用のものではなく、低圧用又は低圧・高圧兼用のコンプレッサーを適用し、小型であって操作もし易く廉価に生産できる特徴がある。
前記フィルタレギュレーター46は図1に示すジェット気流取入装置34に低・高圧気流を導入する。この低・高圧気流は圧縮空気や圧縮不活性ガス、圧縮Heガス等である。そして、当該低・高圧気流は、該ジェット気流取入装置34の配管34Aからタンク27内に流送される。タンク27内に流入された低・高圧気流Dは例えば0.49ないし1.47(MPa)の圧力値の範囲内であって図3の矢印Dで示すように該タンク27、本体ケーシング28のボトムリング28b、中間リング28cの各壁面を伝導して該本体ケーシング28の内壁部28Aまで吸上げられ、例えば9個の各粉砕ノズル30Aないし30Iのグラインディングノズル部30b内の円筒孔30dに流過し、気流噴射孔30eからジェット気流として空洞部29の内方向に噴出する。ここで当該ジェット気流の流速は、実験によれば空気の場合は約343.4m/sec、Heガスの場合は約1008.3m/secであり、このジェット気流により空洞部29内は渦流が旋回する。
そして、前記インレットホッパー32からコバルト合金材料等各種の粉砕原料を供給ノズル31の円筒体風洞部31c内、つまり内部空間部位に供給されると共に外気吸入量調整器38により制御された外気が該供給ノズル31の円筒体風洞部31cに吸入する。
ここで、前記ジェット気流取入装置34の配管34Aからタンク27内に流送された低・高圧気流Eは前記低・高圧気流Dと同様に同一圧力値の範囲内であって、図3の矢印Eで示すようにタンク27、本体ケーシング28のボトムリング28b、中間リング28cの各壁面を伝導して該本体ケーシング28Aまで吸上げられ、前述した供給ノズル31の吸込みノズル31dの外周部分に形成した高圧室31gに流送される。該高圧室31gは前記吸込みノズル31dの先端部とエジェクター31aの基端部間にノズル孔を形成しており、このノズル孔が圧縮された前記低・高圧気流Eを例えば0.05(mm)程度で制限し、前記供給ノズル31から供給された前述したコバルト合金等の粉砕原料を伴なう外気流は前記ノズル孔を通過するとき、大気圧まで絞られその流送速度は音速程度まで高速に達し、前記エジェクター31aの吐出口から本体ケーシング28の空洞部29へ流送される。ここで、前記本体ケーシングのボトムライナー28fの上面の略中心部に図3に示すようにやや傾斜の緩やかな山形状突起を形成しており、これにより混合粉砕流を強力に吸上げる作用を誘起し該粉砕原料の超微小粒子を前記微粉体取出口33から迅速に取出すことが可能となる。そして、前述した粉砕ノズル30Aないし30Iからのジェット気流と当該粉砕原料の微粒子を含む気流が混合・旋回し、該粉砕原料の微粒子同志が衝突現象を繰返えし、さらに細微粒子及び超微粒子を形成する。実験によれば、当該超微小粒粉砕装置26ではインレットホッパー32内に投入した粉砕原料を粒径が0.1(μm)ないし5(μm)程度まで超微小粒子とすることができた。
前記本体ケーシング28の空洞部29内で生成した粉砕原料の超微小粒子は微粉体取出口33に接続された配管又はチューブ47を経由して捕集機48に収集され、必要に応じてこれを取出し所定場所に運搬する。また、コンプレッサー43からの低・高圧気流はその一部は配管又はチューブ49、49を経由して調整バルブにより排出量を制御し、排気フロア50から外部に排出する。
次に、本発明に係る超微小粒粉砕装置の実施例について図6ないし図8等に基づき説明する。
図6は本発明に係る超微小粒粉砕装置の実施例に基づく正面図である。
図7は前記図6の矢印F方向から見た平面図である。
図8は本発明に係る超微小粒粉砕装置の実施例に備えたインレットホッパー及び該インレットホッパーに結合する構成部材の構造例を示すもので、前記図7の矢視G−G線方向から切断した拡大垂直断面図である。
当該本発明に係る超微小粒粉砕装置の実施例は、前述した図1ないし図4に示す本発明に係る超微小粒粉砕装置の実施の形態と概ね同一の技術思想であるが、特に、分岐配管及び分岐チューブを備えると共に内・外装インレットをインレットホッパーに接続構成した点が相違する。
51は分岐管であり、前記ジェット気流取入装置34の配管34Bに接続し、コンプレッサー43から流送された低・高圧気流の一部を取込んでいる。52は該分岐管51に接続された連結管であって、チューブ又はホース53を接続している。このチューブ又はホース53は前記分岐管51から流送された低・高圧気流をインレットホッパー32に備えた外・内装インレット54に流送する。ここで、55は圧力ゲージであり、前記連結管52に装着している。そして、該分岐管51内を流過する低・高圧気流の圧力値を常に計測する。図中、53a、53bは連結金具であり、チューブ又はホース53の一端を連結管52に及び該チューブ又はホース53の他端を外・内装インレット54にそれぞれ接続している。
前記インレットホッパー32は、ヘルール31hによりインレットボディ32aを連結している。該インレットボディ32aは例えば略箱型状外・内装インレット54を装着している。該外・内装インレット54は2重構造で構成し、外装インレット部54Aと内装インレット部54Bで構成されている。外装インレット部54Aと内装インレット54Bとの間は低・高圧気流を流過させる気流流通孔54Eを形成している。該外装インレット部54Aは連結用孔54aを穿孔してあり、この連結用孔54aには前述したチューブ又はホース53の連結金具53bをワンタッチ方式やねじ締め方式等により結合するためのものであり、その内壁面は例えばねじを刻設している。
図中54Cは内装インレット部54Bの空洞部であり、通路孔54Dを介してインレットボディ32aに連通している。
31Aは前記本体ケーシング28の一部に設けられた供給ノズルであり、そのノズル先端部31aすなわち、エジェクター31aは、前記空洞部29に臨ませている。該供給ノズル31Aは例えば、単一なもので構成されるが粉砕原料の種類や当該超微小粒粉砕装置26の設計仕様等により複数個で構成してもよい。該供給ノズル31Aは、内装インレット部54Bに固定した吸込みノズル31dと、該吸込みノズル31dの先端に備えたエジェクター31aとを有している。そして、エジェクター31aはエジェクターケース31eで被覆し本体ケーシング28の内壁部に固定されている。また、31gは前記吸込みノズル31dの外周面に形成した高圧室である。
図中、54bは連結部材としてのヘルールであり、エジェクターケース31eと外装インレット部54Aとを連結するためのものである。54c、54dはそれぞれOリングで構成したシール材である。
尚、当該実施例に於いても前述した例えば9個の粉砕ノズル30Aないし30Iを備え、実施の形態の構成と同様に所定角度を有して配置している。
本発明に係る超微小粒粉砕装置の実施例に於けるほかの構成部材については前述した図1ないし図4に示す本発明に係る実施形態に基づく構成と略同一であり、同一番号、同一符号を付し、その説明を省略する。
次に、本発明に係る超微小粒粉砕装置の実施例についてその動作等を図1、図5及び図8等に基づき説明する。
超微小粒粉砕装置を使用して超微小粒子を生成しようとする場合、各種の粉砕原料、例えばコバルト合金材料について、先づ、該コバルト合金材料の所定量をインレットホッパー32内に投入する。該インレットホッパー32は図5に示す本発明に係る超微小粒粉砕システムの一例によれば、定量供給機41により粉砕原料としての該コバルト合金材料を前記インレットホッパー32内に供給する。そして、作業員等が制御盤42を操作することで該定量供給機41に接続された制御線43を介して制御信号が該定量供給機41に送信されて該粉砕原料の投入量が決定される。
一方、図5に示すコンプレッサー43により気流、例えば空気やHeガス等各種のガス気流を低圧ないし高圧に圧縮し、チューブ又は配管44を介してレシーバータンク45に流送する。該レシーバータンク45はチューブ又は配管を経由して低・高圧気流をフィルタレギュレーター46に流送する。ここで、前記コンプレッサー43は高圧専用のものではなく、低圧用又は低圧・高圧兼用のコンプレッサーを適用し、小型であって操作もし易く廉価に生産できる特徴がある。
前記フィルタレギュレーター46は図1に示すジェット気流取入装置34に低・高圧気流を導入する。この低・高圧気流は圧縮空気や圧縮不活性ガス、圧縮Heガス等である。そして、当該低・高圧気流は、該ジェット気流取入装置34の配管34Aからタンク27内に流送される。タンク27内に流入された低・高圧気流Dは例えば0.49ないし1.47(MPa)の圧力値の範囲内であって図3の矢印Dで示すように該タンク27、本体ケーシング28のボトムリング28b、中間リング28cの各壁面を伝導して該本体ケーシング28の内壁部28Aまで吸上げられ、例えば9個の各粉砕ノズル30Aないし30Iのグラインディングノズル部30b内に流過し、気流噴射孔30eからジェット気流として空洞部29の内方向に噴出する。ここで当該ジェット気流の流量は、実験によれば空気の場合は約343.4m/sec、Heガスの場合は約1008.3m/secであり、このジェット気流により空洞部29内は渦流が旋回する。
そして、前記インレットホッパー32からコバルト合金材料等各種の粉砕原料をインレットホッパー32のインレットボディ32aを介して内装インレット部54Bの空洞部54Cに落下し供給している。
ここで、前記ジェット気流取入装置34の配管34Bから分岐管51及び連結管52、さらにチューブ(ホース)53を経由して気流流通孔54E内に流送された低・高圧気流Hは前記低・高圧気流Dと同様に同一圧力値の範囲内であって、前述した供給ノズル31Aの吸込みノズル31dの外周部分に形成した高圧室31gに流送される。該高圧室31gは前記吸込みノズル31dの先端部とエジェクター31aの基端部間にノズル孔を形成しており、このノズル孔が圧縮された前記低・高圧気流を例えば0.05(mm)程度で制限し、前記供給ノズル31Aから供給された前述したコバルト合金等の粉砕原料を伴なう外気流は前記ノズル孔を通過するとき、大気圧まで絞られその流送速度は音速程度まで高速に達し、前記エジェクター31aの吐出口から本体ケーシング28の空洞部29へ流送される。そして、前述した粉砕ノズル30Aないし30Iからのジェット気流と当該粉砕原料の微粒子を含む気流が混合・旋回し、該粉砕原料の微粒子同志が衝突現象を繰返えし、さらに細微粒子及び超微粒子を形成する。実験によれば、当該超微小粒粉砕装置26ではインレットホッパー32内に投入した粉砕原料を粒径が0.1(μm)ないし5(μm)程度まで超微小粒子とすることができた。
前記本体ケーシング28の空洞部29内で生成した粉砕原料の超微小粒子は微粉体取出口33に接続された配管又はチューブ47を経由して捕集機48に収集され、必要に応じてこれを取出し所定場所に運搬する。また、コンプレッサー43からの低・高圧気流はその一部は配管又はチューブ49、49を経由して調整バルブにより排出量を制御し、排気フロア50から外部に排出する。
尚、図6に於いて56は切換えバルブのレバーであって分岐管51内に設置されたバルブを動作させ、分岐管51内の低・高圧気流の流量及び圧力値を制御する。
図1は、本発明に係る超微小粒粉砕装置の正面図である。 図2は、図1の矢印A方向から見た平面図である。 図3は、図2の矢視B−B線方向で切断した垂直拡大断面図である。 粉砕ノズルの構造を示すものであって前記図2の矢視C−C線方向から見た拡大垂直断面図である。 本発明に係る超微小粒粉砕システムの一例を示す構成図である。 図6は本発明に係る超微小粒粉砕装置の実施例に基づく正面図である。 図7は図6の矢印F方向から見た平面図である。 図8は本発明に係る超微小粒粉砕装置の実施例に備えたインレットホッパー及び該インレットホッパーに結合する構成部材の構造例を示すもので、図7の矢視G−G線方向から切断した拡大垂直断面図である。 従来の技術に於ける一つの例であってジェットミルを用いた粉料の粉砕方法を示す構成図である。 従来の技術に於ける他の例であって、粉砕機の構成例を示す側面図である。
符号の説明
26 超微小粒粉砕装置
27 タンク
28 本体ケーシング
28a 本体ケーシングのトップカバー
28b 本体ケーシングのボトムリング
28c 本体ケーシングの中間リング
28d 本体ケーシングのトップライナー
28e 本体ケーシングの中間ベース
28f 本体ケーシングのボトムライナー
28g ボルト
28A 本体ケーシングの内壁部
28B 本体ケーシングのボディリング
28C 本体ケーシングのリングライナー
28D 本体ケーシングのシール材
29 本体ケーシングの空洞部
30 粉砕ノズル
30A〜30I 第1番目ないし第9番目粉砕ノズル
30a 粉砕ノズルの先端
30b 粉砕ノズルのグラインディングノズル部
30c 粉砕ノズルの押えプラグ
30d 粉砕ノズルの円孔
30e 粉砕ノズルの噴射孔
30f 粉砕ノズルの貫通孔
30g 押えプラグの雄ねじ
31 供給ノズル
31a 供給ノズルの先端部(エジェクター)
31b 供給ノズルの入口側水平開口部
31c 供給ノズルの円筒体風洞部
31d 供給ノズルの吸込みノズル
31e 供給ノズルのエジェクターケース
31f 供給ノズルの本体取付けねじ
31g 供給ノズルの高圧室
31h ヘルール
31i 供給ノズルの入口側垂直開口部
32 インレットホッパー
32a インレットボディ
33 微粉体取出口
34 ジェット気流取入装置
34A ジェット気流取入装置の配管
34B ジェット気流取入装置の配管
34C ジェット気流取入装置の配管
34a 切換えバルブのレバー
34b 連結リング
35 キャスター
35A キャスターの基板
35B キャスターの滑車
36 キャスターの脚部
37 安全バルブ装置
38 外気吸込量調整器
38a 外気吸込量調整器の外ケース
38b 外気吸込量調整器の内ケース
38c 外気吸込量調整器の外気吸込孔
38d 外気吸込量調整器の固定ノブ
39 把手
39a 把手のボルト
40 圧力ゲージ
41 定量供給機
42 制御盤
42a 制御線
43 コンプレッサー
44 配管(チューブ)
45 レシーバータンク
46 フィルタレギュレータ
47 配管(チューブ)
48 捕集機
49 配管(チューブ)
50 排気フロア
51 分岐管
52 連結管
53 チューブ(ホース)
53a 連結金具
53b 連結金具
54 外・内装インレット
54A 外装インレット部
54B 内装インレット部
54C 空洞部
54D 通路孔
54E 気流流通孔
54a 連結用孔
54b ヘルール
54c シール材
54d シール材
55 圧力ゲージ
56 切換えバルブのレバー

Claims (5)

  1. コンプレッサーから低・高圧気流が送り込まれるタンクと、該タンクの上部に固定されかつ該低・高圧気流が流送する粉砕ノズル及び粉砕原料を供給する供給ノズルを備えた本体ケーシングとでなる超微小粒粉砕装置に於いて、前記粉砕ノズルが前記本体ケーシングの内壁部であってその先端を該本体ケーシング内の空洞部の内方向に向って所定角度に複数個ないし多数個を設定して突出配置され、前記供給ノズルが前記本体ケーシングの内壁部であってインレットホッパーによる粉砕原料を供給すると共に外気を調整・吸入し、その先端を該本体ケーシング内の空洞部の内方向に向って突出配置されることを特徴とする超微小粒粉砕装置。
  2. コンプレッサーから低・高圧気流が送り込まれかつ配管で構成したジェット気流取入装置と、該ジェット気流取入装置を連結して送り込まれた低・高圧気流を内壁面を経由して吸上げるタンクと、該タンクの上部に装着された本体ケーシングと、該本体ケーシングが低・高圧気流を流送する粉砕ノズル及び粉砕原料を供給する供給ノズルを備え、前記粉砕ノズルが前記本体ケーシングの内壁部であってその先端を該本体ケーシング内の空洞部の内方向に向って所定角度に複数個ないし多数個を設定して突出配置され、前記供給ノズルが前記本体ケーシングの内壁部であってインレットホッパーによる粉砕原料を供給すると共に外気を調整・吸入し、その先端を該本体ケーシング内の空洞部の内方向に向って突出配置されることを特徴とする超微小粒粉砕装置。
  3. コンプレッサーから低・高圧気流が送り込まれかつ配管で構成したジェット気流取入装置と、該ジェット気流取入装置を連結して送り込まれた低・高圧気流を内壁面を経由して吸上げるタンクと、該タンクの上部に装着された本体ケーシングと、該本体ケーシングが低・高圧気流を流送する粉砕ノズル及び粉砕原料を供給する供給ノズルを備え、前記粉砕ノズルが前記本体ケーシングの内壁部であってその先端を該本体ケーシング内の空洞部の内方向に向って所定角度に複数個ないし多数個を設定して突出配置され、前記供給ノズルが前記本体ケーシングの内壁部であってインレットホッパーによる粉砕原料を供給し、その先端を該本体ケーシングの空洞部の内方向に向って突出配置されると共に前記供給ノズルの円筒体風洞部に外気吸込量調整器を固定・配置したことを特徴とする超微小粒粉砕装置。
  4. 前記低・高圧気流の圧力値が0.49ないし1.47(MPa)の範囲であることを特徴とする請求項1、2又は3記載の超微小粒粉砕装置。
  5. コンプレッサーから低・高圧気流が送り込まれかつ配管で構成したジェット気流取入装置と、該ジェット気流取入装置を連結して送り込まれた低・高圧気流を内壁面を経由して吸上げるタンクと、該タンクの上部に装着された本体ケーシングと、該本体ケーシングが低・高圧気流を流送する粉砕ノズル及び粉砕原料を供給する供給ノズルを備え、前記粉砕ノズルが前記本体ケーシングの内壁部であってその先端を該本体ケーシング内の空洞部の内方向に向って所定角度に複数個ないし多数個を設定して突出配置され、前記供給ノズルが前記本体ケーシングの内壁部であってインレットホッパーによる粉砕原料を供給すると共に前記ジェット気流取入装置の配管から分岐管又は分岐チューブを介して低・高圧気流を吸入し、その先端を該本体ケーシング内の空洞部の内方向に向って突出配置されることを特徴とする超微小粒粉砕装置。
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