JP2007330539A - 遊技機用制御基板 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ノイズの影響による遊技者への不利益を防止することができる。
【解決手段】 電源投入時(パワーオンリセット時)にレジスタの初期設定を行うものであると、つじつまが合わないどころか、遊技をできなくなるおそれがあるが、上述したように、必ず、主CPU200がシリパラIFチップ215よりも速くリセットがかかるため、主CPU200は初期設定プログラムを実行することで再度初期設定することができる。これにより、ノイズの影響によって主CPU200およびシリパラIFチップ215にリセットがかかっても、主CPU200とシリパラIFチップ215とのIC間では、常につじつまが合った状態となるように、主CPU200およびシリパラIFチップ215が起動するため、ノイズの影響による遊技者への不利益を防止することができる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、ノイズ対策が施された遊技機用制御基板に関するものである。
従来より、遊技機としてのパチンコ機の背面上方には、パチンコ島設備から供給される遊技球を受け止めて貯留する球タンクが設けられている。この球タンクの下方には、球タンクから払出装置に向けて遊技球が転動するよう傾斜した状態でタンクレールが設けられている。払出装置はパチンコ機の前面に設けられた上皿又は下皿に遊技球を払い出している。パチンコ機の中央には遊技盤が装着されるため球タンク、タンクレールおよび払出装置は、遊技盤と干渉しないようパチンコ機の背面周囲に配置されている。
遊技盤に区画形成された遊技領域に打ち込まれた遊技球は、普通入賞口、始動入賞口および大入賞口等の各種入賞口に入球したり又はアウト口で回収される。各種入賞口に入球した遊技球やアウト口で回収された遊技球は、各種通路を通ってパチンコ島設備に戻り、再び球タンクに貯留されて循環するようになっている。遊技球は循環中等、互いにこすれ合って帯電する。帯電した遊技球がパチンコ機内で静電放電すると、ノイズが発生してパチンコ機の各種制御基板が正常でないデータを出力したりする場合がある。
CPUのリセット端子にリセット信号を直接接続する一方、出力ポートのリセット端子にそのリセット信号に遅延回路を介して接続するパチンコ遊技機が提案されている(例えば、特許文献1)。このパチンコ遊技機では、CPUの動作が可能になるまでの間、出力ポートの動作開始時点を遅らせる遅延回路によって出力ポートから正常でないデータを出力しないようにしている。
特開平11―47408号公報(図5)
しかしながら、遅延回路の出力端子と出力ポートのリセット端子との接続間にノイズが進入すると、このノイズがリセット信号として出力ポートのリセット端子に入力されて出力ポートがリセットされる。そうすると、例えば電源投入後、遅延回路の出力端子と出力ポートのリセット端子との接続間にノイズが進入して出力ポートがリセットされると、CPUは出力ポートがリセットされたことを把握できない。このため、CPUは出力ポートにデータを出力し続けることとなる。
例えば遊技者が大当り状態(大当り遊技中)である場合には、CPUは遊技者に遊技球を払い出すよう出力ポートにデータを出力し続けるが、出力ポートがリセットされたときには遊技球を払い出せない。このため、遊技者に払い出された遊技球の球数はCPUが指示した遊技球の払出数より少なくなり、遊技者に不利益を与えることとなる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ノイズの影響による遊技者への不利益を防止することができる遊技機用制御基板を提供することにある。
上述の目的を達成するための有効な解決手段を以下に示す。なお、必要に応じてその作用等の説明を行う。また、理解の容易のため、発明の実施の形態において対応する構成等についても適宜示すが、何ら限定されるものではない。
(解決手段1)
種々の演算処理を行うCPUと、該CPUにより外部との信号の入出力制御が行われるI/Oと、前記CPUおよび前記I/Oに共通のリセット信号を出力する共通パワーオンリセット回路と、を備える遊技機用制御基板であって、該遊技機用制御基板には、前記CPUおよび前記I/Oに共通のシステムクロック信号を出力する共通発振回路を備え、前記CPUには、前記共通のリセット信号および前記共通のシステムクロックに基づいて、当該共通のシステムクロック信号が予め定めたNクロック数以上連続して当該共通のリセット信号が入力された際に、当該CPUに起動をかけるCPU側起動回路を備え、前記I/Oには、前記共通のリセット信号および前記共通のシステムクロックに基づいて、当該共通のシステムクロック信号が予め定めたMクロック数以上連続して当該共通のリセット信号が入力された際に、当該I/Oに起動をかけるI/O側起動回路を備え、前記予め定めたMクロック数は、前記予め定めたNクロック数より多いことを特徴とする遊技機用制御基板。
この遊技機用制御基板では、CPU、I/O、共通パワーオンリセット回路を備えており、CPUは種々の演算処理を行い、I/OはそのCPUによる入出力制御により外部との信号の入出力を行い、共通パワーオンリセット回路はCPUおよびI/Oに共通のリセット信号を出力する。
遊技機用制御基板には共通発振回路を備えており、この共通発振回路はCPUおよびI/Oに共通のシステムクロック信号を出力する。CPUにはCPU側起動回路を備えており、このCPU側起動回路は共通のリセット信号および共通のシステムクロックに基づいて、その共通のシステムクロック信号が予め定めたNクロック数以上連続してその共通のリセット信号が入力された際に、CPUに起動をかける。つまり、CPUにリセットがかかり起動がかかることとなる。I/OにはI/O側起動回路を備えており、このI/O側起動回路は共通のリセット信号および共通のシステムクロックに基づいて、その共通のシステムクロック信号が、予め定めたNクロック数より多い、予め定めたMクロック数以上連続してその共通のリセット信号が入力された際に、I/Oに起動をかける。つまり、I/Oにリセットがかかり起動がかかることとなる。
このように、ノイズが遊技機用制御基板に進入すると、そのノイズの影響を受けて、例えば共通のリセット信号のラインにノイズが乗ると、CPUはI/Oより速くリセットがかかることとなる。つまりI/Oにリセットがかかるときには、CPUに既にリセットがかかった状態となる。これにより、I/Oにリセットがかかるときには、必ずCPUにリセットがかかっており、CPUとI/OとのIC間では、つじつまが合わなくならないようになっている(CPUはI/Oより速くリセットがかかり、I/Oより速く起動することによって、例えばCPUが指令していない信号をI/Oから出力しないようになっている)。
電源投入時(パワーオンリセット時)にレジスタの初期設定を行うものであると、つじつまが合わないどころか、遊技をできなくなるおそれがあるが、上述したように、必ず、CPUがI/Oよりも速くリセットがかかるため、CPUは初期設定プログラムを実行することで再度初期設定することができる。これにより、ノイズの影響によってCPUおよびI/Oにリセットがかかっても、CPUとI/OとのIC間では、常につじつまが合った状態となるように、CPUおよびI/Oが起動するため、ノイズの影響による遊技者への不利益を防止することができる。
本実施形態では、図6の主CPU200および払出CPU700がCPUに相当し、図6のシリパラIFチップ215およびシリパラIFチップ720がI/Oに相当し、図6のパワーオンリセット回路294およびパワーオンリセット回路794が共通パワーオンリセット回路に相当し、図6の主制御基板20および払出制御基板70が遊技機用制御基板に相当し、図6の発振器292および発振器792が共通発振回路に相当し、予め定めたNクロック数が3クロックに相当し、図6のノイズ除去部290およびノイズ除去部712がCPU側起動回路に相当し、予め定めたMクロック数が10クロックに相当し、図6のノイズ除去部298およびノイズ除去部790がI/O側起動回路に相当する。
(解決手段2)
解決手段1に記載の遊技機用制御基板であって、前記CPUには、前記予め定めたNクロック数を、予め定めた複数のクロック数のうちいずれかを択一的に設定する外部端子を備えることを特徴とする遊技機用制御基板。
例えば、Nクロック数を択一的に設定する専用レジスタを設けてプログラムによりそのNクロック数を変更するタイプのCPUでは、ノイズの影響を受けるとその専用レジスタの値が突然変化したりするが、外部端子をショートピン等によりグランドに電気的に接続するタイプのCPUでは、ノイズの影響に強く、そのノイズの影響を気にすることなくNクロック数を択一的に設定することができる。
本実施形態では、主CPU200の図示しない複数の外部端子、払出CPU700の図示しない複数の外部端子が外部端子に相当する。
本発明の遊技機用制御基板においては、ノイズの影響による遊技者への不利益を防止することができる。
以上説明した本発明の構成および作用を一層明らかにするために、以下本発明を適用した遊技機について説明する。なお、本明細書において、信号名の先頭に「#」が付されているものは、負論理であることを意味している。「ハイレベル」は2値信号の2つのレベルのうちの「1」レベルを意味し、「ローレベル」は「0」レベルを意味している。
A.パチンコ機10の構成:
本発明の実施例の1つであるパチンコ機10の構成について説明する。図1はパチンコ機10の全体構成を示す正面図であり、図2はパチンコ機10の背面構成を示す図であり、図3は遊技球をパチンコ機10内に誘導する各種誘導通路を示す図であり、図4は遊技球をパチンコ機10外に排出する各種排出通路を示す図である。まず、パチンコ機10の正面構成について説明し、続いてパチンコ機10の背面構成について説明する。
パチンコ機10は、図1に示すように、パチンコ店のいわゆる島に固定される外枠11、外枠11に嵌め込まれる内枠12、内枠12の中央上寄りに配置され遊技球による遊技が行われる遊技盤13、遊技盤13の前面に配置され中央部にガラス板を有するガラス枠14、遊技盤13に遊技球を発射するための遊技者による操作を受け付けるハンドル15、パチンコ機10の裏面に配置されパチンコ島設備(図示しない)から供給される払出用の遊技球を貯留する球タンク17,遊技者に対して払い出された遊技球を貯留する上皿16および下皿19,プリペイドカードによる遊技球の貸し出しを受け付けるカードユニット90などを備える。
遊技盤13の中央部には、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display、以下、LCDという)35を備えるセンター役物装置34が設けられ、このセンター役物装置34の下方には、遊技球の入賞を受け付ける始動入賞口61が設けられている。この始動入賞口61は、入賞した遊技球を検知する遊技球センサ65、所定の場合に遊技球の導入経路を拡縮する遊技板駆動部66を備える。始動入賞口61の左方および右方には普通入賞口63、下方には大入賞口64がそれぞれ配置されている。
パチンコ機10は、発光ダイオード(Light Emitting Diode、LED)を有する電飾55,56,57,58,59を備える。電飾55,56は遊技盤13の左右の端にそれぞれ設けられ、電飾57はLCD35の上部に設けられ、電飾58,59は、ガラス枠14の上部の左右にそれぞれ設けられている。また、ガラス枠14の上部の左には、遊技球の払い出しに関する状態を表示する状態表示部72が設けられている。内枠12の正面中央には、音声を出力するスピーカ45が内蔵されている。
次に、パチンコ機10の背面構成について説明する。パチンコ機10の背面には、図2に示すように、上側に球タンク17、その右側に払出装置76がそれぞれ装着されている。球タンク17の下方に、球タンク17から払出装置76に向けて遊技球が転動するよう傾斜した状態(図2中、右下がりの勾配を持たせた状態)でタンクレール18が設けられている。球タンク17は図示しないパチンコ島設備から供給される遊技球を受け、この遊技球はタンクレール18を転動して払出装置76で取り込まれる。
タンクレール18の下方には、図1に示した遊技盤13が配置されている。この遊技盤13の裏面中央上寄りには図1に示したセンター役物装置34が配置されており、このセンター役物装置34の後部にはLCD35が取り付けられている。このLCD35はLCD35の表示制御を行う図柄制御基板30とモジュール化されており、図柄制御基板ボックス31に収容されている。
遊技盤13の裏面下側には、ボックス装着台39が配置されている。このボックス装着台39は、サブ制御基板40が収容されたサブ制御基板ボックス41と、主制御基板20が収容された主制御基板ボックス21と、が装着されている。具体的には、サブ制御基板ボックス41に重ね合わされた状態で主制御基板ボックス21が装着されている。ボックス装着台39は、サブ制御基板ボックス41および主制御基板ボックス21が装着された状態でもサブ制御基板ボックス41および主制御基板ボックス21が遊技盤13の外郭より外側にはみ出さないように配置されている。
このように、タンクレール18の下方には、図柄制御基板ボックス31および主制御基板ボックス21等が突出している。このため、球タンク17から落下した遊技球による損傷又は電気的な短絡が生じないよう後カバー42が設けられている。この後カバー42は、図柄制御基板ボックス31と、主制御基板ボックス21の上側と、を覆いかぶさる大きさの矩形状に形成されており、図示しないカバーヒンジ機構により開閉および着脱可能に装着されている。なお、後カバー42は半透明の合成樹脂材により形成されており、後カバー42が閉状態であっても、例えば作業者が図柄制御基板ボックス31等を目視できるようになっている。
主制御基板ボックス21は、その上側のみが後カバー42に覆われており、上側以外は露出されている。主制御基板20は、その下側に検査用コネクタ22およびRAMクリアスイッチ23を備えており、検査用コネクタ22およびRAMクリアスイッチ23が主制御基板ボックス21から露出されている。このため、後カバー42が閉状態であっても、検査用コネクタ22に図示しない基板検査装置のコネクタを差し込むことができ、主制御基板20の検査を行うことができる。また、RAMクリアスイッチ23を操作して、主制御基板20から遊技に関する各種情報を消去(クリア)することができる。
パチンコ機10の背面下側領域(以下、単に「下側領域」と記載する。)には、その左側に発射装置43が装着されている。この発射装置43は、発射モータ44および発射ハンマー46を備えて構成されている。発射モータ44は、発射ハンマー46を作動させて遊技球を、遊技盤13に区画形成された遊技領域に向けて発射する(打ち込む)。下側領域の中央には、払出制御基板70が収容された払出制御基板ボックス71が装着されている。払出制御基板70は、払出装置76の駆動源である払出駆動部75(本実施形態では、ステッピングモータを用いている。)の駆動制御を行って払出制御を行う。下側領域の右側には、インターフェース基板47が収容されたインターフェース基板ボックス48が装着されている。インターフェース基板47は、パチンコ機10に隣接して設置されている、図1に示したカードユニット90と払出制御基板70とを電気的に接続し、球貸に関する信号を送受信する。
次に、パチンコ機10およびパチンコ島設備の遊技球の循環について説明する。球タンク17に貯留した遊技球は、図3に示すように、タンクレール18を転動して払出装置76で取り込まれる。この取り込まれた遊技球は、払出駆動部75の出力軸と一体となって回転する球切り出し部材77により上皿用誘導通路16a又は球抜き排出通路16bのいずれかに切り出される。
上皿用誘導通路16aに切り出された遊技球は、上皿16と連通する上皿球貯留部16cに誘導されて落下する。そして上皿16および上皿球貯留部16cが満タンとなり、さらに遊技球が落下してくると、上皿球貯留部16cから溢れた遊技球は、仕切壁16dを超えて下皿用誘導通路19aを通って下皿19と連通する下皿球貯留部19bに誘導されて落下する。
一方、球抜き排出通路16bに切り出された遊技球は、図4に示すように、抜き球として抜き球排出通路16eを通ってパチンコ島設備へ誘導される。なお、図1に示した始動入賞口61、大入賞口62および普通入賞口63に入球した遊技球はセーフ球としてセーフ球排出通路16fを通ってパチンコ島設備へ誘導される。また、図1に示したアウト口64で回収された遊技球は、アウト球としてアウト球排出通路16gを通ってパチンコ島設備へ誘導される。パチンコ島設備に誘導された抜き球、セーフ球およびアウト球は図3に示した球タンク17に再び供給されており、パチンコ機10およびパチンコ島設備では、遊技球が循環するようになっている。この循環する遊技球は、互いにこすれ合って帯電し、静電放電してノイズが発生する。
抜き球排出通路16e、セーフ球排出通路16fおよびアウト球排出通路16gは、上皿用誘導通路16aおよび下皿用誘導通路19aに連通しないよう配置されている。このように、図2に示した払出制御基板ボックス71の裏面には、抜き球排出通路16e、セーフ球排出通路16f、アウト球排出通路16g、上皿用誘導通路16aおよび下皿用誘導通路19aが配置されており、払出制御基板ボックス71に収容された払出制御基板70はノイズの影響を極めて受けやすい環境下にある。
図5は、パチンコ機10の電気的な概略構成を示すブロック図である。パチンコ機10は、遊技の進行を制御する主制御基板20と、主制御基板20からのコマンドに基づいて遊技球の払出を制御する払出制御基板70と、遊技進行に応じてLCD35やスピーカ45,電飾55〜59を用いた演出を制御するサブ制御基板40と、LCD35における動画像表示を制御する(表示制御を行う)図柄制御基板30とを備える。払出制御基板70は、遊技球の払い出しを実行する払出駆動部75と、上述した払い出しに関する状態を表示する状態表示部72とに接続されている。
主制御基板20,払出制御基板70,サブ制御基板40,図柄制御基板30の各基板は、種々の演算処理を行うセントラルプロセッシングユニット(Central Processing Unit、中央演算処理装置、以下、CPUという),CPUの演算処理を規定したプログラムを予め記憶するリードオンリメモリ(Read Only Memory、以下、ROMという),CPUが取り扱うデータを一時的に記憶するランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、以下、RAMという)などの各基板に応じた電子部品が実装された回路基板である。
主制御基板20と払出制御基板70との間では、種々のコマンドがシリアルで送信される。主制御基板20と払出制御基板70との間のコマンドは、2バイト単位で構成され、1バイト単位に分割してシリアルで送信される。コマンドを正常に受信した基板は、コマンドを送信した基板に対して、正常にコマンドを受け取ったことを伝える確認信号であるACK(アック、Acknowledge)信号を送信する。主制御基板20と払出制御基板70との間のコマンドの送受信について詳しくは後述する。
主制御基板20からサブ制御基板40に対してや、サブ制御基板40から図柄制御基板30に対しては、それぞれ種々のコマンドがパラレルで送信される。主制御基板20からサブ制御基板40に対する主なコマンドとしては、いわゆる「大当たり」や「はずれ」などの遊技に関する基本的な演出を指示するコマンドがある。サブ制御基板40から図柄制御基板30に対する主なコマンドとしては、主制御基板20からのコマンドに基づくLCD35における動画像の表示態様を指示するコマンドがある。
図6は、主制御基板20および払出制御基板70の電気的な構成の詳細を示すブロック図である。主制御基板20は、主制御基板20における種々の演算処理を行う主CPU200と、外部とのシリアル通信およびパラレル通信を行う回路が形成されたシリパラIFチップ215と、主CPU200およびシリパラIFチップ215に共通クロック信号としてクロック信号CLKaを出力する発振器292と、主CPU200およびシリパラIFチップ215に共通リセット信号としてリセット信号RSTaを出力するパワーオンリセット回路294とを備える。なお、本実施形態では、クロック信号CLKaが主CPU200の外部クロック信号である。このため、クロック信号CLKaは主CPU200のシステムクロック信号φaとなる。クロック信号CLKa(φa)として8MHzが設定されている。パワーオンリセット回路294は、電源投入時、電源電圧が安定な規定電圧に達するまでの間、主CPU200の動作を強制的に停止させるよう主CPU200にリセット信号RSTaを出力するとともに、シリパラIFチップ215にもリセット信号RSTaを出力する。
クロック信号には、自身の周波数の整数倍の周波数成分(高周波)を含んでいる。例えば発振器292のクロック信号CLKaが8MHzであるときには、16MHz、32MHz、…、と高い周波数成分を含んでいる。このように、デジタル回路では、クロック信号が最も周波数が高く、ノイズ源になりやすい。そこで本実施形態では、主CPU200およびシリパラIFチップ215に発振器292からクロック信号CLKa(φa)をそれぞれに出力することによって、つまり発振器292からのクロック信号CLKa(φa)を共通化することによって、クロック信号が原因となって生じるノイズを低減している。
主CPU200には、演算処理を行う演算処理部210と、所定の帯域周波数成分を除去するノイズ除去部290とが回路構成されている。このノイズ除去部290には、発振器292からのクロック信号CLKa(φa)およびパワーオンリセット回路294からのリセット信号RSTaがそれぞれ入力されている。ノイズ除去部290は、クロック信号CLKa(φa)に基づいて所定の帯域周波数成分をリセット信号RSTaから除去するフィルタ処理を行う(ノイズ除去部290は、いわゆるデジタル方式のノイズ除去回路である)。フィルタ処理されたリセット信号RSTa’は演算処理部210に入力されている。このように、ノイズの影響によるインパルス状のリセット信号RSTaが演算処理部210に直接入力されないようになっており、ノイズの影響によるリセットが働かないようになっている。
シリパラIFチップ215には、外部とのシリアル通信を行うシリアルIF部220と、外部とのパラレル通信を行うパラレルIF部230と、所定の帯域周波数成分を除去するノイズ除去部298が回路構成されており、これらシリパラIFチップ215の構成回路は1チップに集積されている。
なお、詳細な説明は後述するが、ノイズ除去部298には発振器292からのクロック信号CLKa(φa)およびパワーオンリセット回路294からのリセット信号RSTaがそれぞれ入力されている。ノイズ除去部298は、クロック信号CLKa(φa)に基づいて所定の帯域周波数成分をリセット信号RSTaから除去するフィルタ処理を行う(ノイズ除去部298は、いわゆるデジタル方式のノイズ除去回路である)。フィルタ処理されたリセット信号RSTa’はシリアルIF部720およびパラレル部230に入力されている。このように、ノイズの影響によるインパルス状のリセット信号RSTaがシリアルIF部220およびパラレルIF部230に入力されないようになっており、ノイズの影響によるリセットがシリアルIF部220およびパラレルIF部230に働かないようになっている。
シリアルIF部220は、演算処理部210からパラレルデータTDaを受け取り記憶する送信バッファレジスタ240と、送信バッファレジスタ240に記憶されたデータを受け取りシリアルデータDabに変換して払出制御基板70にシリアルで送信する送信シフトレジスタ250と、払出制御基板70からシリアルデータDbaを受け取り記憶する受信シフトレジスタ260と、受信シフトレジスタ260に記憶されたデータを受け取り演算処理部210によってパラレルデータRDaとして読み出し可能に記憶する受信バッファレジスタ270と、シリアルIF部220における各部の動作状態を管理するシリアル管理部280と、を備える。送信バッファレジスタ240,送信シフトレジスタ250,受信シフトレジスタ260,受信バッファレジスタ270は、それぞれ1バイトの記憶容量を有するレジスタである。
シリアル管理部280は、送信シフトレジスタ250および送信バッファレジスタ240に関して、送信シフトレジスタ250がシリアルの送信中でない場合に、送信バッファレジスタ240から送信シフトレジスタ250へのデータの受け渡しを許可しデータが受け渡された後、送信バッファレジスタ240からデータを消去するように回路構成されている。
シリアル管理部280は、受信シフトレジスタ260および受信バッファレジスタ270に関して、受信バッファレジスタ270にデータが記憶されていない場合に、受信シフトレジスタ260から受信バッファレジスタ270へのデータの受け渡しを許可し、演算処理部210が受信バッファレジスタ270からパラレルデータRDaを読み出した後に、受信バッファレジスタ270からデータを消去するように回路構成されている。
なお、シリパラIFチップ215には、分周器296が内蔵されている。この分周器296は、発振器292から出力されたクロック信号CLKa(φa)を分周して生成した基準クロック信号SCLKaをシリアルIF部220に供給する。シリアルIF部220は、この供給される基準クロック信号SCLKaに基づいて後述する払出コマンドを払出制御基板70にシリアルで送信する送信レートと、後述する動作状態コマンドを払出制御基板70からシリアルで受信する受信タイミング用クロックと、を設定する。
主CPU200(演算処理部210)は、送信バッファレジスタ240に対して書き込み信号#WRaを立ち下げることによって、送信バッファレジスタ240へのパラレルデータTDaの書き込みを行い、受信バッファレジスタ270に対して読み出し信号#REaを立ち下げることによって、受信バッファレジスタ270からのパラレルデータRDaの読み出しを行う。
演算処理部210は、シリアルIF部220における種々の状態を示す信号を、シリアル管理部280から受ける。演算処理部210がシリアル管理部280から受ける信号としては、送信バッファレジスタ240がクリアされている際にハイレベルとされる送信バッファ空き信号TEaと、送信シフトレジスタ250がシリアルで送信中である際にハイレベルとされるシリアル送信中信号TCaと、受信バッファレジスタ270にデータが記憶されている際にハイレベルとされる受信データ有り信号DFaとがある。
図6に示すように、払出制御基板70は、払出制御基板70における種々の演算処理を行う払出CPU700と、外部とのシリアル通信およびパラレル通信を行う回路が形成されたシリパラIFチップ720と、払出CPU700およびシリパラIFチップ720に共通クロック信号としてクロック信号CLKbを出力する発振器792と、払出CPU700およびシリパラIFチップ720に共通リセット信号としてリセット信号RSTbを出力するパワーオンリセット回路794とを備える。なお、本実施形態では、クロック信号CLKbが払出CPU700の外部クロック信号である。このため、クロック信号CLKbは払出CPU700のシステムクロック信号φbとなる。クロック信号CLKb(φb)として8MHzが設定されている。パワーオンリセット回路794は、電源投入時、電源電圧が安定な規定電圧に達するまでの間、払出CPU700の動作を強制的に停止させるよう払出CPU700にリセット信号RSTbを出力するとともに、シリパラIFチップ720にもリセット信号RSTbを出力する。
上述したように、クロック信号には、自身の周波数の整数倍の周波数成分(高周波)を含んでいる。例えば発振器792のクロック信号CLKbが8MHzであるときには、16MHz、24MHz、…、と高い周波数成分を含んでいる。このように、デジタル回路では、クロック信号が最も周波数が高く、ノイズ源になりやすい。そこで本実施形態では、払出CPU700およびシリパラIFチップ720に発振器792からクロック信号CLKb(φb)をそれぞれに出力することによって、つまり発振器792からのクロック信号CLKb(φb)を共通化することによって、クロック信号が原因となって生じるノイズを低減している。
払出CPU700には、演算処理を行う演算処理部710と、所定の帯域周波数成分を除去するノイズ除去部712とが回路構成されている。このノイズ除去部712には、発振器792からのクロック信号CLKb(φb)およびパワーオンリセット回路794からのリセット信号RSTbがそれぞれ入力されている。ノイズ除去部712は、クロック信号CLKb(φb)に基づいて所定の帯域周波数成分をリセット信号RSTbから除去するフィルタ処理を行う(ノイズ除去部712は、いわゆるデジタル方式のノイズ除去回路である)。フィルタ処理されたリセット信号RSTb’は演算処理部710に入力されている。このように、ノイズの影響によるインパルス状のリセット信号RSTbが演算処理部710に直接入力されないようになっており、ノイズの影響によるリセットが働かないようになっている。
シリパラIFチップ720には、外部とのシリアル通信を行うシリアルIF部722と、外部とのパラレル通信を行うパラレルIF部730と、所定の帯域周波数成分を除去するノイズ除去部790とが回路構成されており、これらシリパラIFチップ720の構成回路は1チップに集積されている。
なお、詳細な説明は後述するが、ノイズ除去部790には発振器792からのクロック信号CLKb(φb)およびパワーオンリセット回路794からのリセット信号RSTbがそれぞれ入力されている。ノイズ除去部790は、クロック信号CLKb(φb)に基づいて所定の帯域周波数成分をリセット信号RSTbから除去するフィルタ処理を行う(ノイズ除去部790は、いわゆるデジタル方式のノイズ除去回路である)。フィルタ処理されたリセット信号RSTb’はシリアルIF部722およびパラレル部750に入力されている。このように、ノイズの影響によるインパルス状のリセット信号RSTbがシリアルIF部722およびパラレルIF部730に入力されないようになっており、ノイズの影響によるリセットがシリアルIF部722およびパラレルIF部730に働かないようになっている。
シリアルIF部722は、演算処理部710からパラレルデータTDbを受け取り記憶する送信バッファレジスタ740と、送信バッファレジスタ740に記憶されたデータを受け取りシリアルデータDbaに変換して主制御基板20にシリアルで送信する送信シフトレジスタ750と、主制御基板20からシリアルデータDabを受け取り記憶する受信シフトレジスタ760と、受信シフトレジスタ760に記憶されたデータを受け取り演算処理部710によってパラレルデータRDbとして読み出し可能に記憶する受信バッファレジスタ770と、シリパラIFチップ720における各部の動作状態を管理するシリアル管理部780とを備える。送信バッファレジスタ740,送信シフトレジスタ750,受信シフトレジスタ760,受信バッファレジスタ770は、それぞれ1バイトの記憶容量を有するレジスタである。
シリアル管理部780は、受信バッファレジスタ770にデータが記憶されていない場合に、受信シフトレジスタ760から受信バッファレジスタ770へのデータの受け渡しを許可するように回路構成されている。また、シリアル管理部780は、送信シフトレジスタ750および送信バッファレジスタ740に関して、送信シフトレジスタ750がシリアルで送信中でない場合に、送信バッファレジスタ740から送信シフトレジスタ750へのデータの受け渡しを許可しデータが受け渡された後に、送信バッファレジスタ740からデータを消去するようにも回路構成されている。
なお、シリパラIFチップ720には、分周器796が内蔵されている。この分周器796は、発振器792から出力されたクロック信号CLKb(φb)を分周して生成した基準クロック信号SCLKbをシリアルIF部722に供給する。シリアルIF部722は、この供給される基準クロック信号SCLKbに基づいて後述する動作状態コマンドを主制御基板20にシリアルで送信する送信レートと、後述する払出コマンドを主制御基板20からシリアルで受信する受信タイミング用クロックと、を設定する。
払出CPU700(演算処理部710)は、送信バッファレジスタ740に対して書き込み信号#WRbを立ち下げることによって、送信バッファレジスタ740へのパラレルデータTDbの書き込みを行い、受信バッファレジスタ770に対して読み出し信号#REbを立ち下げることによって、受信バッファレジスタ770からのパラレルデータRDbの読み出しを行う。
演算処理部710は、シリパラIFチップ720における種々の状態を示す信号を、シリアル管理部780から受ける。演算処理部710がシリアル管理部780から受ける信号としては、送信バッファレジスタ740がクリアされている際にハイレベルとされる送信バッファ空き信号TEbと、送信シフトレジスタ750がシリアルで送信中である際にハイレベルとされるシリアル送信中信号TCbと、受信バッファレジスタ770にデータが記憶されている際にハイレベルとされる受信データ有り信号DFbとがある。
主制御基板20が払出制御基板70に送信するコマンドは、遊技球の払い出しに関する払出コマンドである。払出コマンドは、例えば、遊技球の払い出し個数を指定するコマンドであり、複数ビットのコマンドである。払出コマンドは、送信シフトレジスタ250から受信シフトレジスタ760にシリアルで送信される。払出CPU700は、払出コマンドを正常に受信したと判断すると、アック信号を主制御基板20に送信する。アック信号は、パラレルIF部730からパラレルIF部230にパラレルで送信される。図示は省略したが、パラレルIF部730とパラレルIF部230には複数のパラレルポートが備えられている。アック信号は1ビットの信号であり、パラレルIF部730とパラレルIF部230の間で、各々複数のパラレルポートのうち1ビット分のポートを利用して送受信される。
払出制御基板70が主制御基板20に送信するコマンドは、払出CPU700が検知するパチンコ機10の動作状態を、主制御基板20に通知するための動作状態コマンドである。払出コマンドは複数ビットのコマンドであり、動作状態コマンドには、例えば、遊技球が賞球ユニット内に十分ないことを示す球切れ情報と、カードユニット90がパチンコ機10に接続されていないことを示す情報と、主制御基板20と払出制御基板70の間でコマンドを正常に送受信できないことを示す情報が含まれる。動作状態コマンドは、送信シフトレジスタ750から受信シフトレジスタ260にシリアルで送信される。主CPU200は、動作状態コマンドを正常に受信したと判断すると、アック信号を払出制御基板70に送信する。アック信号は1ビットの信号であり、パラレルIF部230とパラレルIF部730の間で、各々複数のパラレルポートのうち1ビット分のポートを利用して送受信される。
次に、主CPU200に内蔵されているノイズ除去部290、シリパラIFチップ215に内蔵されているノイズ除去部298、払出CPU700に内蔵されているノイズ除去部712およびシリパラIFチップ720に集積(内蔵)されているノイズ除去部790について説明する。ノイズ除去部290,298,712,790は、シフトレジスタ群を中心として構成されている。このシフトレジスタ群はフリップフロップ回路を多段に接続して構成されており、ノイズ除去部290,712は3段のフリップフロップ回路によりシフトレジスタ群が構成され、ノイズ除去部298,712は10段のリップフロップ回路によりシフトレジスタ群が構成されている。
ノイズ除去部290は、3段のフリップフロップ回路によりシフトレジスタ群が構成されているが、これは、主CPU200の図示しない複数の外部端子のうち、所定の外部端子をショートピン(「ジャンパーピン」ともいう。)によりグランドに電気的に接続することによって設定している。例えば、5段のフリップフロップ回路によりシフトレジスタ群を構成するときには所定の外部端子をショートピンによりグランドに電気的に接続することによって設定することができ、10段のフリップフロップ回路によりシフトレジスタ群を構成するときには所定の外部端子をショートピンによりグランドに電気的に接続することによって設定することができる。ノイズ除去部712も3段のフリップフロップ回路によりシフトレジスタ群が構成されているが、ノイズ除去部290と同様に、払出CPU700の図示しない複数の外部端子のうち、所定の外部端子をショートピンによりグランドに電気的に接続することによって設定している。例えば、5段のフリップフロップ回路によりシフトレジスタ群を構成するときには所定の外部端子をショートピンによりグランドに電気的に接続することによって設定することができ、10段のフリップフロップ回路によりシフトレジスタ群を構成するときには所定の外部端子をショートピンによりグランドに電気的に接続することによって設定することができる。
このように、主CPU200および払出CPU700は、所定の外部端子をショートピンによりグランドに電気的に接続することによってフリップフロップ回路の段数を択一的に設定することできる。これにより、例えば主CPU200および払出CPU700に、フリップフロップ回路の段数を択一的に設定する専用レジスタを設けてプログラムによりその段数を変更するタイプのCPUでは、ノイズの影響を受けるとその専用レジスタの値が突然変化したりするが、本実施形態のように、所定の外部端子をショートピンによりグランドに電気的に接続するタイプのCPU(主CPU200および払出CPU700)では、ノイズの影響に強く、そのノイズの影響を気にすることなくフリップフロップ回路の段数を択一的に設定することができる。
なお、シリパラIFチップ215,720は、主CPU200および払出CPU700と異なり、フリップフロップ回路の段数を設定できる外部端子はなく、本実施形態ではシフトレジスタ群のフリップフロップ回路の段数が10段と固定されている。
ノイズ除去部210,298,712,790は、同一のフリップフロップ回路により構成されており、その動作も同一である。ここでは、その構成および動作の一例としてシリパラIFチップ720に内蔵されているノイズ除去部790について説明する。図7は主CPU200側のノイズ除去部290および払出CPU700側のノイズ除去部790の回路構成の一例を示す概略構成図であり、図8はノイズ除去部790の動作を示すタイミングチャートである。
シフトレジスタ群790aのCK端子には図6に示した発振器792からのクロック信号CLKbが入力され、シフトレジスタ群790aのA端子には図6に示したパワーオンリセット回路794からのリセット信号RSTbがインバータ790bを介してその論理が反転され、この反転リセット信号RSTbが入力されている。シフトレジスタ群790aは、A端子に入力された反転リセット信号RSTbを、クロック信号CLKbが入力されるごとにデータとして取り込む。そしてこの取り込んだデータは、クロック信号CLKbが入力されるごとに隣接するフリップフロップ回路に1つずつ移動して出力端子から信号を出力する。これによって、移動したデータに基づいてフリップフロップ回路の出力端子であるQ0端子、Q1端子、・・・、そしてQ9から順に信号が出力される。具体的には、Q1端子はQ0端子より反転リセット信号RSTbの1クロック分遅れて出力され、Q2端子はQ1端子より反転リセット信号RSTbの1クロック分遅れて出力され、・・・、Q9端子はQ8端子より反転リセット信号RSTbの1クロック分遅れて出力される。このように、Q9端子はQ0端子から反転リセット信号RSTbの10クロック分遅れて信号を出力する。
0端子〜Q9端子から出力された信号はアンド回路790cに入力され、これらの信号からアンド回路790cは論理積をとる。この演算結果はインバータ790dを介して論理が反転され(図中、X点)、リセット信号RSTb’としてシリアルIF部722およびパラレルIF部730に出力される。なお、インバータ790dで論理が反転されることでノイズ除去部790に入力されたリセット信号RSTbの論理に戻る。
次に、リセット信号RSTbが入力された状態におけるノイズ除去部790の動作について説明する。シフトレジスタ群790aは、図8に示すように、CK端子にクロック信号CLKbが入力されると、A端子に入力される反転リセット信号RSTbをデータとして取り込み始める(タイミングt0)。次のクロック信号CLKbの立ち上がり(「アップエッジ」という。)で取り込んだデータに基づいてQ0端子から信号をアンド回路790cに出力する(タイミングt1)。続いて次のアップエッジでQ0端子を有するフリップフロップ回路からQ1端子を有するフリップフロップ回路にデータを移動し、この移動したデータに基づいてQ1端子から信号をアンド回路790cに出力する(タイミングt2)。またこのタイミングt2でもQ0端子を有するフリップフロップ回路がA端子に入力される反転リセット信号RSTbをデータとして取り込み、この取り込んだデータに基づいてQ0端子から信号をアンド回路790cに出力する。
続いて次のアップエッジでQ1端子を有するフリップフロップ回路からQ2端子を有するフリップフロップ回路にデータを移動し、この移動したデータに基づいてQ2端子から信号をアンド回路790cに出力する(タイミングt3)。またこのタイミングt3でもQ0端子を有するフリップフロップ回路からQ1端子を有するフリップフロップ回路にデータを移動し、この移動したデータに基づいてQ1端子から信号をアンド回路790cに出力する。またQ0端子を有するフリップフロップ回路は、A端子に入力される反転リセット信号RSTbをデータとして取り込み、この取り込んだデータに基づいてQ0端子から信号をアンド回路790cに出力する。
その後、クロック信号CLKbによるアップエッジが続いて、タイミングt1でQ0端子から信号が出力されてから10回目のアップエッジでQ8端子を有するフリップフロップ回路からQ9端子を有するフリップフロップ回路にデータを移動し、この移動したデータに基づいてQ9端子から信号をアンド回路790cに出力する。タイミングt0から反転リセット信号RSTbがA端子に入力された状態であるためQ0端子〜Q9端子から出力された信号によって演算結果が初めて真となってインバータ790cに出力される。そして、このインバータ790cでは、入力された信号の論理を反転し、X点でリセット信号RSTb’として図6に示した、シリアルIF部722およびパラレルIF部730に出力する(タイミングt4)。
このように、タイミングt1〜タイミングt4までの期間は反転クロック信号CLKbの10クロック分になっており、Q9端子はQ0端子から反転リセット信号RSTbの10クロック分遅れて信号を出力する。クロック信号CLKbが8MHzであるときには、1クロックが0.125マイクロ秒(μs)となるため10クロックで1.25μsとなる。つまり、少なくとも10クロック分の信号がA端子に入力されないと、X点においてリセット信号RSTb’としてシリアルIF部722およびパラレルIF部730に出力されないようになっている。したがって、1μs幅までのノイズは、ノイズ除去部790で取り除くことができる。シリパラIFチップ215に内蔵されているノイズ除去部298も、上述したノイズ除去部790と同一の構成であり、その動作も同一であるため、1μs幅までのノイズは、ノイズ除去部298で取り除くことができる。
なお、払出CPU700に内蔵されているノイズ除去部712の動作は、タイミングt1〜t3までの期間は反転クロック信号CLKbの3クロック分になっており、Q2端子はQ0端子から反転リセット信号RSTaの3クロック分遅れて信号を出力する。クロック信号CLKbが8MHzであるときには、1クロックが0.125μsとなるため3クロックで0.375μsとなる。つまり、少なくとも3クロック分の信号がA端子に入力されないと、X点においてリセット信号RSTb’として演算処理部710に出力されないようになっている。したがって、0.375μs幅までのノイズは、ノイズ除去部712で取り除くことができる。
このように、ノイズが払出制御基板70に進入すると、そのノイズの影響を受けて、例えばリセット信号RSTbのラインにノイズが乗ると、払出CPU700はシリパラIFチップ720より速くリセットがかかることとなる。つまりシリパラIFチップ720にリセットがかかるときには、払出CPU700に既にリセットがかかった状態となる。シリパラIFチップ720にリセットがかかるときには、必ず払出CPU700にリセットがかかっており、払出CPU700とシリパラIFチップ720とのIC間では、つじつまが合わなくならないようになっている(払出CPU700はシリパラIFチップ720より速くリセットがかかり、シリパラIFチップ720より速く起動することによって、例えば払出CPU700が指令していない信号をシリパラIFチップ720から出力しないようになっている)。
特に、電源投入時(パワーオンリセット時)にレジスタの初期設定を行うものであると、つじつまが合わないどころか、遊技をできなくなるおそれがあるが、上述したように、必ず、払出CPU700がシリパラIFチップ720よりも速くリセットがかかるため、払出CPU700は初期設定プログラムを実行することで再度初期設定することができる。これにより、ノイズの影響によって払出CPU700およびシリパラIFチップ720にリセットがかかっても、払出CPU700とシリパラIFチップ720とのIC間では、常につじつまが合った状態となるように、払出CPU700とシリパラIFチップ720が起動するため、ノイズの影響による遊技者への不利益を防止することができる。
主CPU200に内蔵されているノイズ除去部290も、上述したように、ノイズ除去部712と同一の構成であり、その動作も同一であるため、0.375μs幅までのノイズは、ノイズ除去部290で取り除くことができる。また、ノイズが主制御基板20に進入すると、そのノイズの影響を受けて、例えばリセット信号RSTaのラインにノイズが乗ると、主CPU200はシリパラIFチップ215より速くリセットがかかることとなる。つまりシリパラIFチップ215にリセットがかかるときには、主CPU200に既にリセットがかかった状態となる。シリパラIFチップ215にリセットがかかるときには、必ず主CPU200にリセットがかかっており、主CPU200とシリパラIFチップ215とのIC間では、つじつまが合わなくならないようになっている。これにより、ノイズの影響によって主CPU200およびシリパラIFチップ215にリセットがかかっても、主CPU200とシリパラIFチップ215とのIC間では、常につじつまが合った状態となるように、主CPU200とシリパラIFチップ215が起動するため、ノイズの影響による遊技者への不利益を防止することができる。
B.パチンコ機10の動作:
B−1.払出制御基板70による払出定時割り込み処理:
パチンコ機10の動作の一つとして、払出制御基板70における払出定時割り込み処理について説明する。図9は、払出制御基板70による払出定時割り込み処理を示すフローチャートである。払出定時割り込み処理は、払出制御基板70の払出CPU700によって、所定の間隔(本実施形態では、1ミリセカンド(以下、msと表記))で繰り返し実行される。
払出制御基板70の払出CPU700(演算処理部710)は、払出定時割り込み処理において種々の処理を実行する。本実施形態では、払出CPU700は、アック出力処理(ステップS10)、CR通信処理(ステップS20)、満タン・球切れチェック処理(ステップS30)、コマンド受信処理(ステップS40)、コマンド解析処理(ステップS50)、払出処理(ステップS60)、状態表示処理(ステップS70)、コマンド送信処理(ステップS80)の順に種々の処理を実行する。払出定時割り込み処理における各処理(ステップS10〜S80)は、遊技の進行状態に応じて処理内容が異なってくるため、完了までに要する時間が遊技の進行に応じて変動する。払出定時割り込み処理におけるアック出力処理(ステップS10)の処理は、他の処理(ステップS20〜S80)の処理に優先し、本実施形態では、アック出力処理(ステップS10)の処理は、払出定時割り込み処理の先頭で実行される。
アック出力処理(ステップS10)は、主制御基板20からコマンドを正常に受信した際に主制御基板20に対してアック信号を出力するための処理である。アック出力処理(ステップS10)の詳細は後述する。
CR通信処理(ステップS20)は、カードユニット90と間で遊技球の貸し出しに関するデータをやり取りするための処理である。満タン・球切れチェック処理(ステップS30)は、下皿19に貯留されている遊技球が満杯となっていないか、球タンク17に貯留されている遊技球が空となっていないかを確認することによって、遊技球の払い出しに障害となる物理的な状態を検出するための処理である。
コマンド受信処理(ステップS40)は、主制御基板20から1バイト単位でシリアルで送信された払出コマンドを受信するための処理である。コマンド受信処理(ステップS40)の詳細は後述する。コマンド解析処理(ステップS50)は、コマンド受信処理(ステップS40)にて受信された払出コマンドの内容を解析するための処理である。具体的には、コマンド解析処理(ステップS50)では、払出コマンドが示す払い出し個数が正常値(例えば1個〜15個)の範囲内であるか否か判断し、正常値の範囲内でなければ、遊技球の払い出しを行わないものとして、払出コマンドを無視する。払い出し個数が正常値の範囲内であれば、払出コマンドが示す払い出し個数を、払い出し個数バッファで記憶している総払い出し個数に加算する。払い出し個数バッファは、パチンコ機10が払い出すべき遊技球の総数を記憶するバッファである。
払出処理(ステップS60)は、遊技球の払い出しを実行するための処理である。払出処理(ステップS60)において、CR通信処理(ステップS20)にて得られた貸し出しの指示や、払い出し個数バッファの内容に応じて、払出CPU700は、図2に示した払出装置76の払出駆動部75に対して動作を指示するための払出信号を、図6に示したシリパラIFチップ720を介して出力する。本実施形態では、カードユニット90や主制御基板20から払い出しを要求された遊技球の個数に異常な変化があった場合や、満タン・球切れチェック処理(ステップS30)にて物理的な障害が確認された場合には、払出CPU700は、遊技球の払い出しを一時的に停止する。
状態表示処理(ステップS70)は、状態表示部72に払出CPU700が検知するパチンコ機10の動作状態を表示させるための処理である。本実施形態では、状態表示部72における動作状態の表示は、各状態に対応する数字を表示することによって行われ、例えば、主制御基板20と払出制御基板70とのコマンドの送受信に異常が発生した場合には状態表示部72に「0」が表示され、球タンク17において球切れが発生した場合には状態表示部72に「1」が表示され、カードユニット90が払出制御基板70に接続されていない場合には状態表示部72に「7」が表示される。
コマンド送信処理(ステップS80)は、払出制御基板70から主制御基板20に2バイト単位の動作状態コマンドを1バイト単位で送信するための処理である。コマンド送信処理の詳細は後述する。
B−2.払出定時割り込み処理におけるコマンド受信処理:
図10は、払出定時割り込み処理において実行されるコマンド受信処理(ステップS40)の詳細を示すフローチャートである。コマンド受信処理(ステップS40)は、前述した通り、図9に示した払出定時割り込み処理における種々の処理のうちの一つであり、払出制御基板70の払出CPU700(演算処理部710)によって実行される。コマンド受信処理は、主制御基板20からシリアルで送信された払出コマンドを受信するための処理である。
払出CPU700は、図10に示したコマンド受信処理を開始すると、「受信データ有り信号DFbがハイレベル」であるか否か、すなわち、「受信バッファレジスタ770にデータが記憶されている場合」であるか否かを判断する(ステップS410)。ここで、コマンド受信処理において「受信データ有り信号DFbがハイレベル」であると判断される場合(ステップS410)には、主制御基板20から払出制御基板70に対して送信された2バイトの払出コマンドのうち、1バイト目が受信バッファレジスタ770に記憶された状態である。
「受信データ有り信号DFbがハイレベル」である場合(ステップS410)には、払出CPU700は、受信バッファレジスタ770に記憶されている払出コマンドの1バイト目を読み出す(ステップS412)。この払出コマンドの1バイト目を読み出すと、シリパラIFチップ720のシリアル管理部780は受信バッファレジスタ770に記憶された払出コマンドの1バイト目をクリアし、受信シフトレジスタ760に記憶されていた払出コマンドの2バイト目を受信バッファレジスタ770に受け渡す。
ステップS412に続けて払出CPU700は、受信バッファレジスタ770に記憶されている払出コマンドの2バイト目を読み出す(ステップS422)。この払出コマンドの2バイト目を読み出すと、シリパラIFチップ720のシリアル管理部780は受信バッファレジスタ770に記憶された払出コマンドの2バイト目をクリアする。
ステップS422に続けて払出CPU700は、ステップS412で読み出した払出コマンドの1バイト目と、ステップS422で読み出したコマンドの2バイト目とを照合して(ステップS440)、両者が整合するか否かを判断する(ステップS445)。本実施形態では、払出コマンドの2バイト目は、主制御基板20において払出コマンドの1バイト目の各ビットを反転して生成されたデータである。読み出した払出コマンドの1バイト目と2バイト目とが整合する場合には(ステップS445)、払出CPU700は、主制御基板20に対してアック信号を送信するためのアックフラグFaをセットし(ステップS450)、コマンド送信処理を終了する。アックフラグFaは、前述したアック出力処理(ステップS10)において用いられ、払出CPU700に内蔵のレジスタやRAM(図示しない)に格納されるデータである。アックフラグFaは、払出CPU700の起動時には「0」に設定されている。
一方、読み出したコマンドの1バイト目と2バイト目とが整合しない場合には(ステップS445)、払出CPU700は、アックフラグFaをセットすることなくコマンド受信処理を終了する。これによって、払出コマンドが正常でない場合、アック信号は主制御基板20に出力されず、主制御基板20側では、アック信号が返信されないことにより払出コマンドの送信に異常が生じたことを判断することができる。
図11は、コマンド受信処理(ステップS40)が実行される際の払出制御基板70における各信号の様子を示すタイムチャートである。なお、説明の便宜上、図11では、払出コマンドの1バイト目と2バイト目とのシリアルの送信時間のスケールは、払出CPU700(演算処理部710)の演算処理時間のスケールと比べ縮小されている。
図10に示したコマンド受信処理にて、読み出し信号#REbの立ち下がりによって、「受信データ有り信号DFbがハイレベル」であると判断されると(図10中のステップS410)、受信バッファレジスタ770からパラレルデータRDbに払出コマンドの1バイト目が出力され、払出コマンドの1バイト目が、払出CPU700によって受信バッファレジスタ770から読み出される。この払出コマンドの1バイト目が読み出されると、受信バッファレジスタ770がクリアされ、受信データ有り信号DFbはローレベルとなる(タイミングtb11〜tb12,図10中のステップS412)。そして、受信シフトレジスタ760から受信バッファレジスタ770へと払出コマンドの2バイト目が受け渡されると、受信データ有り信号DFbはハイレベルとなる(タイミングtb13)。
その後、払出コマンドの2バイト目が、コマンドの1バイト目と同様にして受信バッファレジスタ770から読み出される。この払出コマンドの2バイト目が読み出されると、受信バッファレジスタ770がクリアされ、受信データ有り信号DFbはローレベルとなる(タイミングtb21〜tb22,図10中のステップS422)。
本実施形態では、シリパラIFチップ720の受信タイミング用クロックは、上述したように、送信レート(1200bps)の16倍である19.2kHzに設定されている。またシリパラIFチップ720は、スタートビットST,払出コマンドの各データビットD0〜D7,ストップビットSPのビット毎に、それぞれ3回のサンプリングを行い、この3回のサンプリングで検出された値を多数決判定する。これによって、払出コマンド受信の信頼性の向上が図られている。
B−3.払出定時割り込み処理におけるアック出力処理:
図12は、払出定時割り込み処理において実行されるアック出力処理(ステップS10)の詳細を示すフローチャートである。アック出力処理(ステップS10)は、前述した通り、図9に示した払出定時割り込み処理における種々の処理のうちの一つであり、払出制御基板70の払出CPU700(演算処理部710)によって実行される。
払出CPU700は、図12に示したアック出力処理(ステップS10)を開始すると、アックフラグFaがセットされている場合には(ステップS110)、アック信号をシリパラIFチップ720のパラレルIF部730を介して主制御基板20に出力する(ステップS120)。その後、払出CPU700は、アックフラグFaをリセットした後(ステップS130)、アック出力処理を終了する。アックフラグFaがセットされていない場合には(ステップS110)、払出CPU700は、アック信号を出力せずにアック出力処理を終了する。
アックフラグFaがセットされている場合とは、図10に示したコマンド受信処理(ステップS40)において、払出コマンドが正常に受信された際にアックフラグFaがセットされた場合(図10中のステップS450)である。図9に示したように、定時割り込み処理において、アック出力処理(ステップS10)の処理は、コマンド受信処理(ステップS40)の処理に優先して先に実行されるため、アックフラグFaがセットされた際には、次回の定時割り込み処理におけるアック出力処理(ステップS10)にてアック信号が出力されることとなる。
B−4.払出定時割り込み処理におけるコマンド送信処理:
図13は、払出定時割り込み処理において実行されるコマンド送信処理(ステップS80)の詳細を示すフローチャートである。コマンド送信処理(ステップS80)は、前述した通り、図9に示した払出定時割り込み処理における種々の処理のうちの一つであり、払出制御基板70の払出CPU700(演算処理部710)によって実行される。コマンド送信処理は、動作状態コマンドを主制御基板20にシリアルで送信するための処理である。
払出CPU700は、図13に示したコマンド送信処理を開始すると、送信ジョブフラグFjの値を判断する(ステップS810)。送信ジョブフラグFjは、コマンド送信処理における状態を示すフラグであり、払出CPU700の起動時には「0」に設定されており、払出CPU700に内蔵のレジスタやRAM(図示しない)に格納されるデータである。
「送信ジョブフラグFj=0」の場合には、払出CPU700は、主制御基板20に対して送信すべき動作状態コマンドを準備するためのコマンド準備処理(ステップS815)を実行する。コマンド準備処理では、払出CPU700は、シリパラIFチップ720の複数のポートに入力される各センサからの信号に基づいて、動作状態コマンドを送信する必要があると判断すると、該センサからの信号に基づいて動作状態コマンドの1バイト目を生成する。そして、送信ジョブフラグFjを「1」に設定した後、コマンド準備処理(ステップS815)を終了する。
「送信ジョブフラグFj=1」の場合には、払出CPU700は、主制御基板20に対して2バイト単位の動作状態コマンドを出力するためのコマンド出力処理を実行し(ステップS820)、「送信ジョブフラグFj=2」の場合には、主制御基板20からのアック信号を確認するためのアック待ち処理を実行する(ステップS860)。払出CPU700は、コマンド準備処理(ステップS815),コマンド出力処理(ステップS820),アック待ち処理(ステップS860)のいずれかを終了した後、コマンド送信処理(ステップS80)を終了する。なお、コマンド出力処理(ステップS820),アック待ち処理(ステップS860)の詳細については後述する。
図14は、コマンド送信処理(ステップS80)におけるコマンド出力処理(ステップS820)の詳細を示すフローチャートである。払出CPU700(演算処理部710)は、図14に示すコマンド出力処理(ステップS820)を開始すると、「送信バッファ空き信号TEbがハイレベル」かつ「シリアル送信中信号TCbがローレベル」であるか否か、すなわち、「送信バッファレジスタ740にデータが記憶されていない場合」かつ「送信シフトレジスタ750がシリアルでの送信中でない場合」であるか否かを判断する(ステップS822)。「送信バッファ空き信号TEbがハイレベル」かつ「シリアル送信中信号TCbがローレベル」である場合(ステップS822)には、払出CPU700は、動作状態コマンドの1バイト目の各ビットを反転して、すなわち、1バイト目のビットのうち、「0」であるビットを「1」とし、「1」であるビットを「0」として、動作状態コマンドの残りの下位1バイトである2バイト目を生成する(ステップS834)。本実施形態では、動作状態コマンドの1バイト目は、動作状態コマンドとしての実質的な意味を持つデータであり、動作状態コマンドの2バイト目は、主制御基板20側で動作状態コマンドの正誤を判断するためのデータである。
そして、動作状態コマンドの2バイト目を生成した後(ステップS834)、動作状態コマンドの1バイト目を、送信バッファレジスタ740に書き込む(ステップS842)。その後、予め設定された書込待機期間Lwaの待機を行った後(ステップS844)、生成した動作状態コマンドの2バイト目を、送信バッファレジスタ740に書き込む(ステップS846)。払出CPU700は、動作状態コマンドを出力した後(ステップS846)、送信ジョブフラグFjを「2」に設定し(ステップ850)、コマンド出力処理を終了する。
ここで、書込待機期間Lwaは、送信バッファレジスタ740への動作状態コマンドの1バイト目の書き込みから、この1バイト目が送信シフトレジスタ750へと受け渡しされるまでの期間である送信レジスタ引渡期間Lbsよりも長い期間であり、その定時割り込み処理の終了までに2バイト目の書き込み処理(図14のステップS846)を実行可能な十分な時間を残す期間であり、次の定時割り込み処理の開始まで長引くような期間ではない。また、書込待機期間Lwaは、動作状態コマンドの1バイト目のシリアルでの送信が完了するまでの期間であるシリアル送信期間Lscよりも短い期間であり、定時割り込み処理の間隔である1msよりも短い期間である。本実施形態では、書込待機期間Lwaは、2.5マイクロセカンドに設定されている。なお、本実施形態のシリパラIFチップ720のハードウェア仕様による送信レジスタ引渡期間Lbsは、約1.25マイクロセカンドである。また、2バイト目の書き込み処理(図14のステップS846)に要する払出CPU700の演算処理時間が、シリパラIFチップ720の送信レジスタ引渡期間Lbs以上である場合には、図14に示したコマンド待機処理のソフトウェアによる待機処理(ステップS844)は不要である。
図15は、コマンド出力処理(ステップS820)が実行される際の払出制御基板70における各信号の様子を示すタイムチャートである。図14に示したコマンド出力処理にて、「送信バッファ空き信号TEbがハイレベル」かつ「シリアル送信中信号TCbがローレベル」であると判断され(図14中のステップS822)、1バイト目の書き込みが実行される場合には(図14中のステップS842)、パラレルデータTDbに動作状態コマンドの1バイト目の出力が開始され(タイミングta1)、その後、書き込み信号#WRbの立ち下がりによって、送信バッファレジスタ740に動作状態コマンドの1バイト目が書き込まれる(タイミングta2)
送信バッファレジスタ740は、書き込まれた動作状態コマンドの1バイト目を送信シフトレジスタ750に引き渡し、この引き渡しが完了するとシリアル管理部780によってクリアされる。送信シフトレジスタ750は、送信バッファレジスタ740から受け取った動作状態コマンドの1バイト目をシリアルデータDbaに出力する。シリアル送信中のシリアルデータDbaには、スタートビットSTに続いて、コマンドの1ビット目D0から8ビット目D7までの各ビットが続き、最後にストップビットSPが出力される。このように、動作状態コマンドの1バイト目のシリアルでの送信が開始されると、シリアル送信中信号TCbはハイレベルとなる(タイミングta3)。
動作状態コマンドの1バイト目の書き込み(タイミングta2,図14中のステップS842)から、書込待機期間Lwaの待機を経た後(図14中のステップS844)、動作状態コマンドの1バイト目と同様に、送信バッファレジスタ740に動作状態コマンドの2バイト目が書き込まれる(タイミングta4,図14中のステップS846)。この際、送信シフトレジスタ750は、動作状態コマンドの1バイト目をシリアルで送信中であり、動作状態コマンドの2バイト目を送信バッファレジスタ740から受け取ることができないため、送信バッファレジスタ740は、書き込まれた動作状態コマンドの2バイト目を記憶して保持し、送信バッファ空き信号TEbはローレベルとなる(タイミングta4)。
その後、送信シフトレジスタ750による動作状態コマンドの1バイト目のシリアルでの送信が終了すると、送信バッファレジスタ740は、記憶する動作状態コマンドの2バイト目を送信シフトレジスタ750に引き渡し、この引き渡しが完了するとシリアル管理部780によってクリアされ、送信バッファ空き信号TEbはハイレベルとなる(タイミングta5)。その後、送信シフトレジスタ750は、動作状態コマンドの1バイト目と同様に、送信バッファレジスタ740から受け取った動作状態コマンドの2バイト目をシリアルデータDbaに出力する(タイミングta6〜ta7)。
本実施形態では、払出CPU700は、1msの間隔で定時割り込み処理を繰り返し実行するのに対し、シリパラIFチップ720は、1200bps(Bit Per Second)の送信レートでシリアルでの送信を実行する。1200bpsは、比較的安価なフォトカプラなどの、応答速度が低速の送受信素子を使用することができ、かつ、電気的ノイズの影響を受けない低速の通信速度である。シリアル送信における送信レートを1200bpsとすると、電気的ノイズに対するコマンドの送信の信頼性を確保できる。送信レートが1200bpsなので、本実施形態では、シリパラIFチップ720が2バイトの動作状態コマンドをシリアルで送信する時間は約16.7msとなり、払出CPU700は、その間に定時割り込み処理を約16回繰り返し実行することとなる。このように、払出CPU700は、送信バッファレジスタ740にコマンドを書き込んでしまえば、主制御基板20に対する動作状態コマンドのシリアルでの送信をシリパラIFチップ720に任せることができる。つまり、払出CPU700は、シリアルでの送信中(送信バッファレジスタ740に動作状態コマンドが有る状態)であっても、制御処理を中断することなく実行することができる。
図16は、コマンド送信処理(ステップS80)におけるアック待ち処理(ステップS860)の詳細を示すフローチャートである。払出CPU700(演算処理部710)は、図16に示すアック待ち処理を開始すると、パラレルIF部730が主制御基板20からのアック信号を検出したか否かを判断する(ステップS862)。アック信号を検出した場合には(ステップS862)、払出CPU700は、コマンドが主制御基板20へと正常に送信されたと判断し(ステップS870)、送信ジョブフラグFjを「0」に設定し(ステップS880)、アック待ち処理を終了する。
一方、アック信号を検出しない場合には(ステップS862)、払出CPU700は、コマンドの書き込み(図14中のステップS846)を終えてから所定の時間が経過したか否かを判断する(ステップS864)。この所定の時間は、主制御基板20からのアック信号の返答を待つ時間であり、本実施形態では、100msに設定されている。所定の時間が経過していない場合には(ステップS864)、払出CPU700は、そのままアック待ち処理を終了し、所定の時間が経過している場合には(ステップS864)、主制御基板20へのコマンド送信がエラーであると判断し(ステップS875)、送信ジョブフラグFjを「0」に設定した後(ステップS880)、アック待ち処理を終了する。本実施形態では、払出CPU700は、動作状態コマンドの主制御基板20への送信がエラーであると判断した場合には(ステップS875)、送信エラーとなった動作状態コマンドを再送する。
ところで、主CPU200が払出コマンドを払出制御基板70に送信した場合も、上記と同様にアック待ち処理を実行する。なお、主CPU200は、アック待ち処理中に入賞口61に遊技球が入賞した場合、払出コマンドを生成する必要がある。主CPU200は、アック待ち処理において、所定時間以上アック信号を受信せずに、払出コマンドの払出制御基板70への送信がエラーであると判断した場合には、払出コマンドの再送に代えて、払出制御基板70からアック信号が返ってくるか否かを再度確認するための確認コマンドを送信する。払出コマンドを再送すると、計2回送信された払出コマンドに基づき、払出制御基板70が払出コマンド2回分の賞球を払い出す可能性があるためである。払出制御基板70は、該確認コマンドを受信した場合は、主制御基板20にアック信号を送信する。払出制御基板70は、該確認コマンドを受信した場合は、動作状態コマンドを送信するものとしても良い。主CPU200は、アック信号を受信すると、次の払出コマンドを払出制御基板70に送信する。
以上では、払出CPU700における定時割り込み処理について説明したが、主CPU200においても同様に定時割り込み処理を実行しており、該定時割り込み処理の中で、動作状態コマンドを受信する処理や、アック信号を送信する処理や、払出コマンドを送信する処理や、アック待ち処理を実行する。
なお、主制御基板20が、払出制御基板70に対して払出コマンドやアック信号を送信する動作は、払出CPU700に代えて演算処理部210、送信バッファレジスタ740に代えて送信バッファレジスタ240、送信シフトレジスタ750に代えて送信シフトレジスタ250、パラレルIF部730に代えてパラレルIF部230が、それぞれ上述した払出制御基板70のアック出力処理(ステップS10)やコマンド送信処理(ステップS80)と同様の動作を行うことによって実現される。
また、主制御基板20が、払出制御基板70から動作状態コマンドやアック信号を受信する動作は、払出CPU700に代えて演算処理部210、受信シフトレジスタ760に代えて受信シフトレジスタ260、受信バッファレジスタ770に代えて受信バッファレジスタ270、パラレルIF部730に代えてパラレルIF部230が、それぞれ上述した払出制御基板70のコマンド受信処理(ステップS40)やアック待ち処理(ステップS860)と同様の動作を行うことによって実現される。
以上説明した本実施形態のパチンコ機10によれば、主制御基板20では、主CPU200、シリパラIFチップ215、パワーオンリセット回路294を備えており、主CPU200は種々の演算処理を行い、シリパラIFチップ215は外部とのシリアル通信およびパラレル通信を行い、パワーオンリセット回路294は主CPU200およびシリパラIFチップ215に共通リセット信号としてリセット信号RSTaを出力する。一方、払出制御基板70では、払出CPU700、シリパラIFチップ720、パワーオンリセット回路794を備えており、払出CPU700は種々の演算処理を行い、シリパラIFチップ720は外部とのシリアル通信およびパラレル通信を行い、パワーオンリセット回路794は払出CPU700およびシリパラIFチップ720に共通リセット信号としてリセット信号RSTbを出力する。
主制御基板20には主CPU200およびシリパラIFチップ215に共通クロック信号としてクロック信号CLKa(φa)を出力する発振器292を備えている。主CPU200にはノイズ除去部290を備えており、このノイズ除去部290はリセット信号RSTaおよびクロック信号CLKa(φa)に基づいて、そのクロック信号CLKa(φa)が3クロック以上連続してそのリセット信号RSTaが入力された際に、主CPU200に起動をかける。つまり、主CPU200にリセットがかかり起動がかかることとなる。シリパラIFチップ215にはノイズ除去部298を備えており、このノイズ除去部298はリセット信号RSTaおよびクロック信号CLKa(φa)に基づいて、そのクロック信号CLKa(φa)が10クロック以上連続してそのリセット信号RSTaが入力された際に、シリパラIFチップ215に起動をかける。つまり、シリパラIFチップ215にリセットがかかり起動がかかることとなる。
一方、払出制御基板70には払出CPU700およびシリパラIFチップ720に共通クロック信号としてクロック信号CLKb(φb)を出力する発振器792を備えている。払出CPU700にはノイズ除去部712を備えており、このノイズ除去部712はリセット信号RSTbおよびクロック信号CLKb(φb)に基づいて、そのクロック信号CLKb(φb)が3クロック以上連続してそのリセット信号RSTbが入力された際に、払出CPU700に起動をかける。つまり、払出CPU700にリセットがかかり起動がかかることとなる。シリパラIFチップ720にはノイズ除去部790を備えており、このノイズ除去部790はリセット信号RSTbおよびクロック信号CLKb(φb)に基づいて、そのクロック信号CLKb(φb)が10クロック以上連続してそのリセット信号RSTbが入力された際に、シリパラIFチップ720に起動をかける。つまり、シリパラIFチップ720にリセットがかかり起動がかかることとなる。
このように、ノイズが主制御基板20または払出制御基板70に進入すると、そのノイズの影響を受けて、例えば主制御基板20のリセット信号RSTaのラインにノイズが乗ると、主CPU200はシリパラIFチップ215より速くリセットがかかることとなる。つまりシリパラIFチップ215にリセットがかかるときには、主CPU200に既にリセットがかかった状態となる。これにより、シリパラIFチップ215にリセットがかかるときには、必ず主CPU200にリセットがかかっており、主CPU200とシリパラIFチップ215とのIC間では、つじつまが合わなくならないようになっている(主CPU200はシリパラIFチップ215より速くリセットがかかり、シリパラIFチップ215より速く起動することによって、例えば主CPU200が指令していない信号をシリパラIFチップ215から出力しないようになっている)。
電源投入時(パワーオンリセット時)にレジスタの初期設定を行うものであると、つじつまが合わないどころか、遊技をできなくなるおそれがあるが、上述したように、必ず、主CPU200がシリパラIFチップ215よりも速くリセットがかかるため、主CPU200は初期設定プログラムを実行することで再度初期設定することができる。これにより、ノイズの影響によって主CPU200およびシリパラIFチップ215にリセットがかかっても、主CPU200とシリパラIFチップ215とのIC間では、常につじつまが合った状態となるように、主CPU200およびシリパラIFチップ215が起動するため、ノイズの影響による遊技者への不利益を防止することができる。
また、主CPU200および払出CPU700は、所定の外部端子をショートピンによりグランドに電気的に接続することによってフリップフロップ回路の段数を択一的に設定することできるため、ノイズの影響に強く、そのノイズの影響を気にすることなくフリップフロップ回路の段数を択一的に設定することができる。なお、例えば主CPU200および払出CPU700に、フリップフロップ回路の段数を択一的に設定する専用レジスタを設けてプログラムによりその段数を変更するタイプのCPUでは、ノイズの影響を受けるとその専用レジスタの値が突然変化したりすることとなる。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態では、パチンコ機10を例にとって説明したが、本発明が適用できる遊技機はパチンコ機に限定されるものではなく、パチンコ機以外の遊技機、例えばスロットマシン又はパチンコ機とスロットマシンとを融合させた融合遊技機(遊技球を用いてスロット遊技を行うもの。)などにも適用することができる。
パチンコ機10の全体構成を示す正面図である。 パチンコ機10の背面構成を示す図である。 遊技球をパチンコ機10内に誘導する各種誘導通路を示す図である。 遊技球をパチンコ機10外に排出する各種排出通路を示す図である。 パチンコ機10の電気的な概略構成を示すブロック図である。 主制御基板20および払出制御基板70の電気的な構成の詳細を示すブロック図である。 主CPU200側のノイズ除去部290および払出CPU700側のノイズ除去部790の回路構成の一例を示す概略構成図である。 ノイズ除去部790の動作を示すタイミングチャートである。 払出制御基板70による払出定時割り込み処理を示すフローチャートである。 払出定時割り込み処理において実行されるコマンド受信処理(ステップS40)の詳細を示すフローチャートである。 コマンド受信処理(ステップS40)が実行される際の払出制御基板70における各信号の様子を示すタイムチャートである。 払出定時割り込み処理において実行されるアック出力処理(ステップS10)の詳細を示すフローチャートである。 払出定時割り込み処理において実行されるコマンド送信処理(ステップS80)の詳細を示すフローチャートである。 コマンド送信処理(ステップS80)におけるコマンド出力処理(ステップS820)の詳細を示すフローチャートである。 コマンド出力処理(ステップS820)が実行される際の払出制御基板70における各信号の様子を示すタイムチャートである。 コマンド送信処理(ステップS80)におけるアック待ち処理(ステップS860)の詳細を示すフローチャートである。
符号の説明
10…パチンコ機、11…外枠、12…内枠、13…遊技盤、14…ガラス枠、15…ハンドル、16…上皿、16a…上皿用誘導通路、16b…球抜き排出通路、16e…抜き球排出通路、16f…セーフ球排出通路、16g…アウト球排出通路、17…球タンク、18…タンクレール、19…下皿、19a…下皿用誘導通路、20…主制御基板(遊技機用制御基板)、30…図柄制御基板、35…LCD、40…サブ制御基板、45…スピーカ、55,56,57,58,59…電飾、61…入賞口、65…遊技球センサ、66…遊技板駆動部、70…払出制御基板(遊技機用制御基板)、72…状態表示部、75…払出駆動部、76…払出装置、90…カードユニット、200…主CPU(CPU)、215…シリパラIFチップ(I/O)、210…演算処理部、220…シリアルIF部、230…パラレルIF部、240…送信バッファレジスタ、250…送信シフトレジスタ、260…受信シフトレジスタ、270…受信バッファレジスタ、280…シリアル管理部、290…ノイズ除去部(CPU側起動回路)、292…発振器(共通発振回路)、294…パワーオンリセット回路(共通パワーオンリセット回路)、296…分周器、297…分周器、298…ノイズ除去部(I/O側起動回路)、700…払出CPU(CPU)、710…演算処理部、712…ノイズ除去部(CPU側起動回路)、720…シリパラIFチップ(I/O)、722…シリアルIF部、730…パラレルIF部、740…送信バッファレジスタ、750…送信シフトレジスタ、760…受信シフトレジスタ、770…受信バッファレジスタ、780…シリアル管理部、790…ノイズ除去部(I/O側起動回路)、792…発振器(共通発振回路)、794…パワーオンリセット回路(共通パワーオンリセット回路)、796…分周器、CBb…セット信号、CLKa…クロック信号、CLKb…クロック信号、RSTa…リセット信号、RSTb…リセット信号、Fa…アックフラグ、Fj…ジョブフラグ、Dab…シリアルデータ、Dba…シリアルデータ、Lbs…送信レジスタ引渡期間、Lsc…シリアル送信期間、Lwa…書込待機期間。

Claims (1)

  1. 種々の演算処理を行うCPUと、
    該CPUにより外部との信号の入出力制御が行われるI/Oと、
    前記CPUおよび前記I/Oに共通のリセット信号を出力する共通パワーオンリセット回路と、
    を備える遊技機用制御基板であって、
    該遊技機用制御基板には、
    前記CPUおよび前記I/Oに共通のシステムクロック信号を出力する共通発振回路
    を備え、
    前記CPUには、
    前記共通のリセット信号および前記共通のシステムクロックに基づいて、当該共通のシステムクロック信号が予め定めたNクロック数以上連続して当該共通のリセット信号が入力された際に、当該CPUに起動をかけるCPU側起動回路
    を備え、
    前記I/Oには、
    前記共通のリセット信号および前記共通のシステムクロックに基づいて、当該共通のシステムクロック信号が予め定めたMクロック数以上連続して当該共通のリセット信号が入力された際に、当該I/Oに起動をかけるI/O側起動回路
    を備え、
    前記予め定めたMクロック数は、前記予め定めたNクロック数より多いことを特徴とする遊技機用制御基板。

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