JP2002292052A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

Info

Publication number
JP2002292052A
JP2002292052A JP2001095388A JP2001095388A JP2002292052A JP 2002292052 A JP2002292052 A JP 2002292052A JP 2001095388 A JP2001095388 A JP 2001095388A JP 2001095388 A JP2001095388 A JP 2001095388A JP 2002292052 A JP2002292052 A JP 2002292052A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
prize ball
command
prize
command signal
discharge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001095388A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002292052A5 (ja
Inventor
Sadao Ioki
定男 井置
Hideo Taguchi
英雄 田口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sophia Co Ltd
Original Assignee
Sophia Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sophia Co Ltd filed Critical Sophia Co Ltd
Priority to JP2001095388A priority Critical patent/JP2002292052A/ja
Publication of JP2002292052A publication Critical patent/JP2002292052A/ja
Publication of JP2002292052A5 publication Critical patent/JP2002292052A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 賞球指令が集中して排出制御装置に送信され
た場合であっても、賞球指令の取りこぼしを防止すると
ともに、所定の割込周期内で受信処理、解析処理を実現
する。 【解決手段】 排出制御装置400は、払出制御コマン
ドを受信し、複数の払出制御コマンドを格納可能なリン
グバッファに格納し、このリングバッファに格納されて
いる払出制御コマンドを取り出し、予め定義されている
指令信号と順次比較し、払出制御コマンドの正当性を判
定する指令信号解析手段と、正当性を判定された払出制
御コマンドに基づいて賞球排出処理を実行可能な排出ユ
ニット600とを備え、指令信号受信手段は受信を契機
に実行されるイベント発生割込処理に、指令信号解析手
段は定期的に実行されるタイマ割込処理に、賞球排出制
御はシーケンシャルに実行されるメインループ処理にそ
れぞれ配置され、各処理の優先順位はイベント発生処
理、タイマ割込処理、メインループ処理の順で低くなる
ように設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は遊技機に関し、特に
賞球の排出制御を、遊技制御装置からの指令に基づいて
排出制御装置が行う遊技機の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的な遊技機(パチンコ機等)
は、遊技盤面における遊技の進行を制御する遊技制御装
置から送信された賞球数情報に基づいて、排出制御装置
が球排出機構を駆動制御することで、遊技者に遊技価値
である賞球を供給する賞球排出を行っていた。
【0003】すなわち、遊技盤面に形成される遊技領域
に遊技球を発射し、この発射球が遊技領域内に設けられ
た各種入賞口に入賞したことを条件として、遊技者に遊
技価値の供給をすべく、排出制御装置に賞球数情報(例
えば、5個賞球、10個賞球というデータ)を送信し
て、排出制御装置によりパチンコ機前面下部の供給皿に
所定数の遊技球を排出している。
【0004】ところで、従来の遊技機では、全ての入賞
球(入賞した遊技球)を集めて1個宛検出するセーフユ
ニットでの検出がなされた時点で、前記賞球数情報が1
個送信され、その賞球数情報に対応する賞球排出動作が
終了するまでは、次の入賞球の賞球数情報が送信されな
いようになっている。
【0005】上記従来の一般的な遊技機における入賞球
の検出及び賞球排出は、全ての入賞球をセーフユニット
に集めた後に1個宛検出して、順番に賞球排出を実行す
る構成となっているため、賞球排出が入賞時点よりもそ
の分遅れることになり、特に多量の入賞が一時期に集中
して発生したような場合には、全ての入賞球に対する賞
球排出が完了する時点が、入賞時点よりも相当に遅れる
場合があり得る。
【0006】そこで最近では、賞球排出を高速にするた
めに、上記したセーフユニットを設けないで、各入賞口
それぞれに入賞球検出手段を設けたタイプの遊技機が提
案されている。
【0007】すなわち、セーフユニットで1個宛検出し
たことに基づいて遊技制御装置から排出制御装置へ賞球
数情報を送信する方法に代わって、例えば、遊技盤面に
設けられた各入賞口毎に遊技球のセンサを設け、これら
センサの何れかに遊技球が入賞すると、排出制御装置に
逐次賞球数情報を送信するとともに、入賞した遊技球を
一時停留しておくことなく遊技機外に排出する制御を行
い、一方、排出制御装置は送信された賞球数情報を順次
記憶していき、この記憶していった賞球数情報に基づい
て排出制御装置により球排出機構を駆動して賞球排出を
実行するパチンコ機がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記前
者の従来例では、セーフユニットで1個宛検出したこと
に基づいて遊技制御装置から排出制御装置へ賞球指令を
送信し、また、上記後者の従来例においては、遊技制御
装置が入賞口に設けられたセンサで入賞した遊技球を検
出し、入賞に応じた賞球指令を排出制御装置に送信して
おり、このとき、賞球指令(コマンド)送信間隔は遊技
球の入賞頻度に対して十分高速に設定されている。
【0009】一方、排出制御装置では、賞球指令受信で
通信割込処理を開始し、受信した賞球指令を受信バッフ
ァに格納する。ただし、受信バッファに空がなければ賞
球指令を破棄する。このため、賞球指令の取りこぼしを
防止する為にはバッファの数を十分に確保しなければな
らないが、受信バッファの容量や数を単純に増大する
と、受信バッファの検索に要する時間が増大するという
問題が発生する。
【0010】ここで、受信バッファに格納された賞球指
令は、所定のタイマ割込周期(例えば、1msごと)の
中で解析処理が行われる。この解析処理は、賞球指令
(受信コマンド)とコマンドデータテーブルのデータを
逐一比較することで、不正防止等の信頼性を確保してお
り、多数の賞球指令が連続的に発生する状態(大当たり
など)では、所定の割込周期内に割込処理を終えるため
に、受信バッファの全ての格納領域に対して解析処理を
行う余裕がなくなる状態が生じる恐れがある。
【0011】このため、タイマ割込周期を長くしたいと
ころだが、タイマ割込発生周期は入力監視や払出モータ
ー制御の関係から割込周期をこれ以上長くとることがで
きないという問題があった。
【0012】そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなさ
れたもので、賞球指令が集中して排出制御装置に送信さ
れた場合であっても、賞球指令の取りこぼしを防止する
とともに、所定の割込周期内で受信処理、解析処理を実
現することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、賞球を排
出する賞球排出手段と、前記賞球排出手段を制御する排
出制御手段と、入賞部への入賞を検出する入賞検出手段
と、前記入賞検出手段の検出結果に基づいて排出すべき
賞球数を決定し、この賞球排出を指示する賞球制御指令
を単方向通信にて前記排出制御手段に送信する賞球制御
指令送信手段と、を備えた遊技機において、前記排出制
御手段は、賞球制御指令を受信し、賞球制御指令を格納
可能な複数の受信バッファを設けたリングバッファに賞
球制御指令を格納する指令信号受信手段と、前記リング
バッファに格納されている賞球制御指令を取り出し、予
め定義されている複数の指令信号と順次比較し、賞球制
御指令の正当性を判定する指令信号解析手段と、正当性
を判定された賞球制御指令に基づいて賞球排出処理を実
行可能な賞球排出制御手段と、を備え、前記指令信号受
信手段は、賞球制御指令の受信を契機に実行されるイベ
ント発生割込処理に、前記指令信号解析手段は、定期的
に実行されるタイマ割込処理に、賞球排出制御手段は、
シーケンシャルに実行されるメインループ処理に、配置
され、各処理の優先順位はイベント発生処理、タイマ割
込処理、メインループ処理の順で低くなるように設定す
る。
【0014】また、第2の発明は、前記第1の発明にお
いて、前記指令信号解析手段は、一回のタイマ割込処理
で1つの受信バッファに対して賞球制御指令の正当性判
定を行う。
【0015】また、第3の発明は、前記第1または第2
の発明において、前記排出制御手段は、前記賞球制御指
令で特定された賞球数を累積的に記憶する累積記憶手段
と、前記指令信号解析手段により解析した賞球数を前記
累積記憶手段に加算する賞球数加算手段と、賞球排出手
段により排出される賞球を検出する賞球検出手段と、前
記賞球検出手段により検出された賞球数を前記累積記憶
手段から減算する賞球数減算手段とを備え、前記賞球数
加算手段と賞球数減算手段と賞球検出手段とを、前記指
令信号解析手段とともに定期的に実行されるタイマ割込
処理に配置する。
【0016】また、第4の発明は、前記第1ないし第3
の発明のいずれかひとつにおいて、前記累積記憶手段お
よびリングバッファにバックアップ電源を接続する。
【0017】また、第5の発明は、前記第1ないし第4
の発明のいずれかひとつにおいて、前記指令信号解析手
段は、指令信号受信手段に格納された賞球制御指令と比
較を行うための指令信号テーブルデータを有し、この指
令信号テーブルデータは、賞球数指令、異常情報指令を
含み、賞球数指令、異常情報指令の順に配置する。
【0018】また、第6の発明は、前記第5の発明にお
いて、前記比較を行うための指令信号テーブルデータ
は、賞球数指令を賞球数の小さい順に配置する。
【0019】
【発明の効果】したがって、第1の発明は、賞球制御指
令の受信を契機に実行されるイベント発生割込処理で賞
球制御指令の受信を行い、定期的に実行されるタイマ割
込処理で賞球制御指令の解析を行い、シーケンシャルに
実行されるメインループ処理で賞球の排出制御を行い、
かつ、これら3つの処理の優先順位はイベント発生処
理、タイマ割込処理、メインループ処理の順で低くなる
ように設定したので、賞球制御指令送信手段からの賞球
制御指令を、指令信号受信手段が確実に受信し、周期的
なタイマ割込処理によって、賞球制御指令の正当性を解
析して不正な信号でないことを確認した上で賞球数を求
めることができ、優先順位の最も低いメインループ処理
で、賞球数に応じた排出制御を行うことになるので、不
正対策に強い単方向通信にて賞球制御指令の通信を行う
とともに、単方向通信で一方的に送られてくる賞球指令
信号を取りこぼすことなく、複数の指令信号の迅速な解
析処理が可能となって、信頼性の高い排出制御が実現で
きる。
【0020】また、第2の発明は、一回のタイマ割込処
理で1つの受信バッファに対して賞球制御指令の正当性
判定を行うようにしたので、1回の割込処理でリングバ
ッファのすべての受信バッファを解析しなくても、未解
析受信データの特定が可能であって、すべての受信バッ
ファに対して解析処理を行う必要がないため、十分な受
信バッファの容量を用意しても、タイマ割込処理にかか
る時間の増大を防ぎ、処理の高速化を図ることができ
る。例えば、複数の格納領域を持つリングバッファに対
して、解析用のポインタと、受信用のポインタを用意す
れば未解析受信データの特定を容易かつ迅速に行うこと
ができる。
【0021】また、第3の発明は、タイマ割込ごとに行
う賞球検出と、これに基づく累積記憶減算処理とを同一
の割込処理内で実行することで、遅滞なく処理を行うと
ともに、あらゆるタイミングで必ず1対1で実行される
ことが保証され、排出制御の信頼性を高めることができ
る。
【0022】また、第4の発明は、停電等の不測の事態
に対応し、停電復帰後にその未払の賞球を排出すること
ができ、また、バックアップに対応した遊技機では、停
電処理や停電復帰処理等の特別な処理の実行時にトラブ
ルの発生や解除、賞球数が通常時より高い頻度で通信が
発生する場合があり、そのために必要とされる十分な受
信バッファの確保ができる。
【0023】また、第5の発明は、解析される頻度が賞
球指令に比較して極端に小さい異常情報指令を後方に配
置し、賞球指令を前方に配置したことで、比較処理を高
速に行うことができる。
【0024】また、第6の発明は、比較を行うための指
令信号テーブルデータは、賞球数指令を賞球数の小さい
順に配置したので、テーブルデータのオフセットと、賞
球数とを対応させることができ、比較処理が簡潔に行え
る。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0026】以下、添付図面に基づいて、本発明の実施
の形態について説明する。
【0027】図1は遊技機(パチンコ遊技機)1にカー
ド球貸ユニット2を併設したCR機を示す。遊技機1の
前面枠3は本体枠(外枠)4にヒンジ5を介して開閉回
動可能に組付けられ、遊技盤6は前面枠3の裏面に取り
付けられた収納フレームに収装される。
【0028】遊技盤6の表面には、表示装置8、大入賞
口を内部に備えた変動入賞装置10、一般入賞口11〜
15、始動口16が配設された遊技領域が形成される。
前面枠3の前面には、遊技盤6の前面を覆うカバーガラ
ス18が取り付けられる。
【0029】前面枠3の下部の開閉パネル20には遊技
球を打球発射装置に供給する上皿21が、固定パネル2
2には下皿23、打球発射装置の操作部24等がそれぞ
れ配設される。
【0030】カバーガラス18の枠の上部には、第1報
知ランプ31、第2報知ランプ32が設けられる。これ
ら第1、第2の報知ランプ31、32は、点灯により異
常状態の発生を報知するものである。
【0031】カード球貸ユニット2には、前面のカード
挿入部25に挿入されたカード(プリペイドカード等)
のデータの読込、書込等を行うカードリーダ/ライタと
球貸制御装置が内蔵され、カード球貸ユニット用の操作
パネル26は遊技機1の上皿21の外面に形成される。
【0032】カード球貸ユニット用の操作パネル26に
は、カードの残高を表示するカード残高表示部(図示省
略)と、球貸しを指令する球貸しスイッチ28と、カー
ドの返却を指令するカード返却スイッチ30等が設けら
れる。
【0033】図2は、遊技機1の制御系の一部を示すブ
ロック構成図である。
【0034】図示されるように、主基板101は、遊技
を統括的に制御する遊技制御装置100を備えた主制御
装置である。
【0035】図2において、遊技制御装置100には、
各種入賞口(一般入賞口11〜15、始動口16、大入
賞口等)毎に設けられて遊技球入賞を検出する入賞検出
センサからの検出信号が入力される。遊技制御装置10
0は、これらの入賞検出に基づいて、大当たりの抽選等
を行うとともに、各種制御装置や、変動入賞装置10等
の各種装置を制御する。例えば、各種入賞口への入賞が
あると、その入賞口の種類に対応した賞球排出を行うよ
うに、払出制御基板40上に配置された排出制御装置4
00に賞球制御指令を送信する。
【0036】なお、遊技制御装置100と各種制御装置
(表示制御装置、装飾制御装置、音制御装置、排出制御
装置400)との通信形態は、遊技制御装置100から
各種制御装置への単方向通信となっている。これによ
り、遊技制御装置100に各種制御装置との接続線を通
じて不正な信号が入力されないようにでき、遊技の信頼
性を高めることができる。なお、各制御装置には電源基
板350から電力が供給される。
【0037】また、遊技制御装置100には、左右の賞
球検出スイッチ(賞球検出手段)713、714による
検出信号が入力される。遊技制御装置100は、この賞
球検出スイッチ713、714による賞球検出に基づい
て、排出された賞球数を計数し、所定の送信単位数(例
えば10個)の賞球排出が検出される度に、賞球排出確
認信号を、枠用外部出力端子42Aを介して、管理装置
(遊技店において複数の遊技機1を管理するホストコン
ピュータ)に向けて送信する。
【0038】この賞球検出スイッチ713、714によ
る検出、排出された賞球数の計数処理、賞球排出確認信
号の送信処理は、後述する貯留カウンタ値または確認カ
ウンタ値に関する異常が発生した場合でも、継続して実
行される。これにより、管理装置には異常発生時におい
ても実際の賞球排出数が送信され続けることになり、管
理装置は、異常発生に対する異常対応処理が実行されて
いる間に排出された賞球数についても正しく把握でき
る。
【0039】排出制御装置400は、図3に示すよう
に、CPU401、ROM402,RAM403、入出
力インターフェイス404、ドライブ回路405等から
構成される。
【0040】CPU401は排出制御装置400による
各種制御(後述するメイン処理、タイマ割り込み処理、
停電割り込み処理等)を司るIC、ROM402はこれ
らの制御のための不変の情報(各種プログラム、各種定
数等)を記憶している記憶手段である。また、RAM4
03は、制御に用いるバッファやワークエリアとして利
用される記憶手段であり、停電時にもデータ内容がバッ
クアップされるバックアップエリアと、それ以外の制御
エリアとから構成される。バックアップエリアには、チ
ェックデータの他、後述する排出カウンタ、貯留カウン
タの値等が記憶されている。また、制御エリアには、各
種タイマ値等が記憶されている。
【0041】排出制御装置400は、排出関連の制御を
行う制御装置であり、遊技制御装置100からの賞球制
御指令またはカードユニット2からの貸球制御指令に基
づいて、ドライブ回路405により、排出ユニット60
0(払出モータ620および払出停止ソレノイド63
6)および流路切換ユニット(流路切換ソレノイド73
0)を駆動し、賞球または貸球の排出を行わせる。
【0042】また、払出制御基板40には、打球発射装
置を制御する発射制御基板550、カードユニット用接
続基板43等が取り付けられる。
【0043】詳しく説明すると、排出制御装置400
は、賞球制御指令を受けると、この制御指令に含まれて
いる排出要求数を、RAM403の貯留カウンタに累積
記憶する。なお、この貯留カウンタの形態としては、指
令された排出要求数自体を積算して記憶するものや、排
出要求数の種類(個数)毎に指令された件数を積算して
記憶するもの等がある。なお、遊技制御装置100には
確認カウンタが設けられ、排出制御装置400に排出要
求数として送信された数は、確認カウンタに累積記憶さ
れるようになっている。
【0044】このようにして貯留カウンタに記憶がある
場合、排出制御装置400は、貯留カウンタに記憶され
ている排出要求数を排出カウンタに順次設定するととも
に、流路切換ソレノイド730に賞球流路開放方向の通
電をし、流路切換弁を賞球流路開放側の弁位置とする。
そして、排出カウンタに設定された値を排出するよう
に、払出モータ620にパルス送信を行って、賞球排出
を行わせる。
【0045】また、貸球制御指令があった場合には、貸
球排出数を排出カウンタに設定するとともに、流路切換
ソレノイド730に貸球流路開放方向の通電をし、流路
切換弁を貸球流路開放側の弁位置とした後、払出モータ
620に排出カウンタへの設定分のパルス送信を行っ
て、貸球排出を行わせる。
【0046】このように排出された遊技球数は、賞球検
出スイッチ713、714または左右の貸球検出スイッ
チ715、716により検出され、排出制御装置400
に入力される。これにより、検出分の貯留カウンタ値、
確認カウンタ値および排出カウンタ値はクリアされる。
【0047】以上のように、賞球排出は貯留カウンタ値
を排出カウンタに順次設定することにより行われ、貯留
カウンタ値、確認カウンタ値は賞球排出が検出される毎
に減算されていく。
【0048】したがって、排出関連の機構が正常に動作
していれば、貯留カウンタおよび確認カウンタは0以上
の値をとるはずであるので、確認カウンタ値が0より小
さな所定の判定値C1以下となった場合、または貯留カ
ウンタ値が0より小さな所定の判定値C2以下となった
場合には、遊技球排出に関する異常が発生したと判定し
て、この異常に対する所定の異常対応処理が実行され
る。
【0049】ここで、判定値C1、C2は、それぞれ確
認カウンタ値、貯留カウンタ値にどの程度の不整合が生
じた場合に異常と判定するかの基準となる数値であっ
て、例えば、判定値C1、C2の絶対値を小さく設定し
ておけば、わずかな不整合があった時点で異常判定がな
されることになり、例えば、排出制御装置400は、異
常発生時に第2報知ランプ32を点灯させ、異常報知を
行えるようになっている。なお、前述の第1報知ランプ
31は、遊技制御装置100からの指令を受けた装飾制
御装置により制御される。
【0050】次に、遊技制御装置100と排出制御装置
400の通信は、前述のように、遊技制御装置100か
ら排出制御装置400への一方向のみで行われ、例え
ば、賞球指令(以下、払出制御コマンドという)を送出
する場合では、図4に示すように、8本のパラレル信号
(D0〜D7)と2本のコントロール信号(STAR
T、STB)により行われる。
【0051】遊技制御装置100は、払出制御コマンド
の送出開始を知らせるSTART信号を送出した後、所
定時間後にSTB信号とコマンドデータ(D0〜D7)
を送信する。
【0052】排出制御装置400は、START信号を
受信すると、後述するように、割込処理を開始して遊技
制御装置100からのSTB信号を監視する。そして、
STB信号を受信するとコマンドデータを読み込んで、
リングバッファ415で構成された複数の受信バッファ
へ書き込む。
【0053】一方、受信バッファへ書き込まれたコマン
ドデータは、後述のタイマ割込処理においてその内容が
解析され、コマンドデータが正当な信号であるかを判定
するとともに、賞球数またはエラー等の解析結果に応じ
て排出ユニット600を制御する。
【0054】ここで、排出制御装置400で行われる制
御について、以下に詳述する。
【0055】排出制御装置400のCPU401が実行
する処理は、図5(A)〜(D)の処理に大別される。
【0056】排出制御のメインルーチンは、図5(A)
のように、起動後に繰り返して実行される。そして、停
電発生時には、図5(B)に示す停電発生処理がNMI
割込によって実行され、各種レジスタの退避などを行っ
て停電復旧の準備を行った後に、電源の遮断を待つ。
【0057】CPU401は、停電発生時のNMI割込
の他に、遊技制御装置100からのSTART信号に基
づく通信割り込み処理を図5(C)で行い、コマンドデ
ータを取得し、さらに、図5(D)のように、所定時間
毎(例えば、1msecごとの)タイマ割込によって、受信
したコマンドデータの解析を行って、排出ユニット60
0を制御している。
【0058】まず、排出制御のメインルーチンについ
て、図6、図7のフローチャートを参照しながら詳述す
る。
【0059】電源が投入されてCPU401が起動する
と、まず、割込を禁止してから(ステップS1)デバイ
スレジスタや全出力ポート、PIO(パラレルI/O)
のイニシャライズを行う(ステップS2、S3)。
【0060】次に、ステップS4で、図示しない基板に
設けたRAM初期化スイッチがONであれば、ステップ
S6以降へ進んで排出制御装置400の初期化を行って
から繰り返し実行される排出制御へ進む。一方、RAM
初期化スイッチがOFFのときには、ステップS5で停
電復旧が必要か否かを判定し、復旧が必要な場合にはス
テップS21以降の処理へ進み、そうでない場合には、
ステップS6以降の通常の制御へ進む。
【0061】ステップS6では、CPU401のスタッ
クポインタを初期化し、次いで、RAM402等のイニ
シャライズ(ステップS7)と、タイマ割込みや一定周
期のパルス出力を行うカウンタ・タイマ(CTC=Co
unter/Timer Circuit)の初期設定
を行ってから(ステップS8)、ステップS9で割込を
許可した後、図7のステップS10以降へ進んで排出制
御を開始する。
【0062】通常の制御ループは、図7のステップS1
0以降で行われ、まず、ステップS10では、停電発生
時のNMI割込に対応するため、停電復旧対処処理を行
う。
【0063】このステップS10では、停電復旧の対処
を行う必要がある場合、受信バッファ内の受信コマンド
のうち未解析のものを解析し、賞球検出スイッチ71
3、714の検出球数を反映させるため、獲得した賞球
数を示す貯留カウンタから停電時用の排出カウンタを減
算するととともに、停電復旧対処時に必要となるワーク
エリアの初期化を行う。
【0064】次に、ステップS11では賞球または貸球
の排出経路の切り替え制御中であるかを判断し、切り替
え制御中であればステップS17に進んで流路切換ユニ
ットの駆動を継続する一方、切り替え制御中でなければ
ステップS12へ進む。
【0065】ステップS12では、貸球(玉貸)の排出
制御中であるかを判断し、貸球制御中であれば、ステッ
プS18に進んで、貸球数の処理を行った後、ステップ
S20で貸球数に応じた遊技球の排出処理を実行する。
【0066】ステップS13では、賞球の排出制御中で
あるかを判断し、賞球制御中であれば、ステップS19
に進んで、賞球数の処理を行った後、ステップS20で
賞球数に応じた遊技球の排出処理を実行する。
【0067】貸球制御及び賞球制御を行っていないステ
ップS14では、賞球排出動作または貸球排出動作の開
始条件成立の監視を行い、ステップS15では、エラー
の発生または解除の監視を行う。
【0068】そして、ステップS16では発射制御装置
への発射許可信号、貸球信号などの払出制御基板40の
外部に対する信号の処理を行って、再び上記ステップS
10へ戻り、排出制御のメインルーチンを繰り返して実
行するのである。
【0069】一方、上記ステップS5の判定で、停電復
旧が必要となる場合のステップS21以降では、上記図
5(B)のNMI割込(停電発生処理)で退避したデー
タ復旧するため、スタックポインタを停電前の状態に復
帰させてから(ステップS21)、RAM402やI/
Oポートなどの初期化が必要な領域に対して初期設定を
行う(ステップS22)。
【0070】そして、主基板10の遊技制御装置100
が起動したのを確認して同期を取ってから(ステップS
24)、CTCの初期設定(ステップS24)、退避さ
せていたレジスタの復帰(ステップS25)を行い、最
後に割込の状態を停電発生前に復帰させてから(ステッ
プS26)通常の制御へ移行する。
【0071】次に、上記図4及び図5(C)に示した遊
技制御装置100からのSTART信号に基づく通信割
り込み処理について、図8〜図11を参照しながら以下
に詳述する。
【0072】排出制御装置400は、START信号を
受信すると、通信割込処理を開始して遊技制御装置10
0からのSTB信号を監視する。そして、STB信号を
受信するとコマンドデータを読み込んで、受信バッファ
へ書き込む。
【0073】ここで、CPU401で行われる通信割り
込み処理の一例について、図8のブロック図を参照しな
がら説明する。
【0074】まず、遊技制御装置100からのSTAR
T信号を受信すると、排出制御装置400のCPU40
1は、通信割り込み処理(イベント)を開始する(図中
T1)。
【0075】そして、CPU401は、RAM402の
所定の領域に設定された受信制御領域のポーリングタイ
マ411に、STB信号を監視する時間を設定し、コン
トロール信号線にSTB信号が送出されるのを待つ(T
3)。
【0076】そして、STB信号を受信するとT4以降
の受信コマンド格納処理へ進む。なお、ポーリングタイ
マ411の設定時間を経過してもSTB信号が来なけれ
ば通信割り込み処理を終了する。
【0077】受信コマンド格納処理では、まず、受信カ
ウンタの値を参照して、受信バッファに空きがあるかを
検出する(T4)。受信バッファに空きがあれば、受信
用ポインタが指すアドレスにより受信したコマンドデー
タを格納する領域を決定し(T5)、このアドレスに対
応する受信バッファへコマンドデータを書き込む(T
6)。一方、受信バッファに空きがない場合では、書き
込みを行わずに通信割り込み処理を終了する。
【0078】こうして、遊技制御装置100(賞球制御
指令送信手段)からのコマンドデータ(排出制御コマン
ド)が、排出制御装置400に設定されて複数の格納領
域を持つ受信バッファ(リングバッファ)415へ格納
される。
【0079】ここで、排出制御装置400のRAM40
2に設定された受信制御領域は、図8、図9に示すよう
に、STB信号の受信を待つためのポーリングタイマ4
11、コマンドデータが格納された受信バッファの数
(コマンドデータの受信数)を累積的に記憶する受信カ
ウンタ412、受信バッファの書き込み位置を示す受信
用ポインタ413、書き込まれた受信バッファの解析位
置を示す解析ポインタ414、そして、複数(4つ)の
格納領域をもつリングバッファ415で構成された受信
バッファ0〜3で構成されている。
【0080】リングバッファ415は、図9で示すよう
に構成されるもので、N個のバッファを持つリングバッ
ファの場合では、バッファ領域がRAM402上で図1
0(A)のように通常のメモリ領域と同様に設定される
が、バッファとしての動作は図10(B)で示すよう
に、先頭アドレス0と最終アドレスN−1が連結され、
最終アドレスN−1まで読み書きを行うと、先頭アドレ
ス0へ循環するものである。
【0081】なお、受信用ポインタ413と、解析ポイ
ンタ414は、図10(B)において、それぞれ、独立
してリングバッファ上のアドレスを指し示し、共にアド
レスの増大方向へ循環する。
【0082】本実施形態では、リングバッファ415を
4つのバッファで構成した例を示したが、CPU401
の処理速度やプログラムの構成などに応じて、任意の数
のバッファを確保すればよい。
【0083】ここで、上記通信割り込み制御は、CPU
401において、図11のフローチャートのように行わ
れる。
【0084】START信号を受信すると、まず、ステ
ップS30においてCPU401の各レジスタをPUS
Hして退避させ、ステップS31でSTB信号を受信す
るための待ち時間をポーリングタイマ411にセットす
る。
【0085】STB信号の検出はエッジトリガ(立ち上
がり)で行い、STB信号が検出されるまではポーリン
グタイマ411を更新(インクリメント)し(ステップ
S32、S33)、検出されるとステップS35で、コ
マンドデータの読み込みを行う。一方、STB信号が検
出されずにポーリングタイマ411の所定時間が経過す
ると、ステップS38へ進んで割り込み処理の解除を開
始する。
【0086】ステップS35で遊技制御装置100から
のコマンドデータを読み込んだ後、ステップS36で
は、受信バッファに空きがあるかを受信カウンタ412
の値により判断する。この場合では、受信カウンタ41
2が4未満であればステップS37に進んで受信用ポイ
ンタ413が指し示すリングバッファ415のアドレス
へコマンドデータを書き込む。
【0087】この後、ステップS38でレジスタの内容
をPOPして復帰させてから、ステップS39で割り込
み許可にして通信割り込み処理を終了する。
【0088】以上のような処理により、受信したコマン
ドデータを、順次リングバッファ415へ書き込んで行
く。
【0089】次に、上記図5(D)に示した1msecごと
のタイマ割込処理について、図12〜図14を参照しな
がら説明する。このタイマ割込処理では、受信したコマ
ンドデータの解析を行って、賞球またはエラーに応じた
制御を行うものである。
【0090】まず、タイマ割込処理は図12のフローチ
ャートのように行われる。
【0091】カウンタ・タイマに設定された周期に応じ
て割り込み処理が開始され、この割り込みを許可すると
ともに、CPU401の各レジスタをPUSHして退避
させる(ステップS40、S41)。
【0092】次に、ステップS42では、停電復旧対処
中であれば割り込み処理の解除を行う一方、そうでなけ
れば、ステップS43で、賞球検出スイッチ713、7
14や貸球検出スイッチ715、716等からの信号を
受ける入力ポートの論理状態を確定する。
【0093】ステップS44では、後述するように、リ
ングバッファ415に格納されたコマンドデータの解析
を行う。
【0094】ステップS45では、賞球検出スイッチ7
13、714や貸球検出スイッチ715、716からの
入力を監視する。
【0095】ステップS46では払出モータ620、払
出停止ソレノイド636へ出力する出力データを作成、
編集するとともに出力バッファへ格納する。例えば、獲
得した賞球数を格納する貯留カウンタに、コマンドデー
タ解析処理から得られた賞球数を加算し(賞球加算処
理)、この貯留カウンタに記憶されている排出要求数を
排出カウンタに加算して出力バッファに書き込む一方、
加算した賞球数の分だけ貯留カウンタの値を減算する。
【0096】同様に、経路切替ソレノイド730に出力
する出力データを作成、編集するとともに出力バッファ
へ格納する(ステップS47)。
【0097】次いで、ステップS48では、出力バッフ
ァの内容を出力ポートへ送出して、排出機構(払出機
構)の駆動を行う。
【0098】こうして、受信したコマンドデータに応じ
て賞球または貸球の排出制御やエラー処理を行うのであ
る。
【0099】ここで、上記ステップS44で行われる要
求監視(コマンド解析)処理について、図13のブロッ
ク図を参照しながら詳述する。
【0100】まず、図13のT11では、受信カウンタ
412の値に基づいて、解析すべきコマンドデータがあ
るかを判定する(図中T12)。
【0101】コマンドデータがあれば、現在の処理を行
うべきデータは、リングバッファ415の受信バッファ
0〜3のうち、いずれであるかを解析ポインタ414を
参照して決定する(図中T13)。
【0102】解析ポインタ414が指し示すアドレスの
受信バッファからコマンドデータを読み込み(T1
4)、このコマンドデータと、予め設定したコマンドテ
ーブル(指令信号テーブルデータ)の値とを比較してコ
マンドの解析を行う(T15)。
【0103】コマンドテーブルは予めROM403等に
格納されており、例えば、図14に示すようなデータ構
造をとる。
【0104】コマンドデータ(図中コマンド)は16進
数で示され、この16進数に対応して値(賞球指令)ま
たは状態(図中名称)が格納されている。
【0105】例えば、コマンドデータが05Hでは遊技
球を5個払い出す(排出数)ことを意味し、0FHであ
れば15個の遊技球を払い出すことを意味する。そし
て、コマンドデータの数値が大きい領域には、エラーの
発生または解除に関する状態を示すデータが格納されて
おり、例えば、 F0H=シュート球切れ:遊技機1の背面に設けた球貯
留タンク内に遊技球が無くなった状態 F1H=シュート球切れ解除:球貯留タンク内に遊技球
が供給され上記F0Hのエラーが解除された状態 F2H=オーバーフロー発生:下皿23に遊技球が詰ま
った状態 F3H=オーバーフロー解除:下皿23の詰まりが解消
した状態 となる。
【0106】ここで、コマンドテーブルと受信バッファ
のコマンドデータの比較は、図14の上部(先頭アドレ
ス側)から逐一検索して行われ、遊技制御装置100か
らのコマンドデータが、正当な信号であるか否かを判定
するとともに、正当な信号であれば、コマンドデータを
賞球数または異常情報に変換する。
【0107】ここでは、コマンドデータの比較を開始す
るコマンドテーブルの先頭アドレス側から16進数の小
さい順にコマンド及び賞球数または異常に関する情報を
配置した。
【0108】このため、コマンドテーブルの検索開始側
(先頭アドレス側)にはコマンド(16進数)の小さい
値(01H〜0FH)が設定されて、通常の排出制御で
使用する頻度の高い遊技球数(賞球数)を小さい順で設
定し、一方、エラーの発生または解除など発生頻度の低
いデータ(異常情報指令)を、コマンドテーブルの検索
終了側に設定することにより、コマンドデータをコマン
ドテーブルの16進数と逐一比較する際の処理速度を向
上させることできるのである。
【0109】なお、図14においては、排出数が小さい
順(1〜15)にコマンドを配置したが、常用する賞球
数が5個と15個などの場合には、コマンドテーブルの
最初に、コマンド=05H、0FH及び「5個払出」、
「15個払出」の名称を設定しておけば、コマンド解析
に要する時間を短縮して処理の高速化を図ることができ
る。
【0110】以上のように解析したコマンドデータが排
出数(賞球数)であれば、払出モータ620及び払出停
止ソレノイド636を駆動して賞球または貸球の排出処
理を行い(T16)、あるいは、解析したコマンドデー
タがエラーの発生または解除であれば、エラーの発生に
応じて遊技球の払出を停止させたり、エラーの解除であ
れば遊技球の払出を再開する(T17)。
【0111】こうして、コマンドデータを解析し、コマ
ンドの内容に応じた制御の準備を行った後には、受信カ
ウンタ412をデクリメント(累積記憶減算処理)する
とともに、解析ポインタ414をインクリメントして更
新した後に処理を終了する(T18)。
【0112】ここで、START信号の受信を契機に実
行される通信割り込み処理(イベント発生割込処理)で
コマンドデータの受信を行い、定期的に実行されるタイ
マ割込処理でコマンドデータの解析を行い、シーケンシ
ャルに実行されるメインルーチン処理(メインループ処
理)で賞球の排出制御を行い、かつ、これら3つの処理
の優先順位は通信割り込み処理(イベント発生処理)、
タイマ割込処理、メインルーチン処理の順で低くなるよ
うに設定する。
【0113】これにより、遊技制御装置100からのコ
マンドデータを、排出制御装置400が確実に受信し、
周期的なタイマ割込処理によって、コマンドデータの正
当性を解析して不正な信号でないことを確認した上で賞
球数を求めることができ、優先順位の最も低いメインル
ープ処理で、賞球数に応じた排出制御を行うことにな
る。
【0114】さらに、受信バッファをリングバッファ4
15で構成すると共に、解析ポインタ414、受信用ポ
インタ413をそれぞれ独立させたため、受信バッファ
を複数用意した場合、1回の割込処理ですべての受信バ
ッファを解析しなくても、未解析の受信データの特定が
非常に容易であり、1回の割込ですべての受信バッファ
に対して解析処理を行う必要がないため、十分な受信バ
ッファの容量または数を用意しても、タイマ割込処理に
かかる時間が大きくなりすぎることはなく処理の高速化
を実現できる。
【0115】したがって、コマンドデータ(賞球指令)
が集中して排出制御装置に送信された場合であっても、
コマンドデータの取りこぼしを防止するとともに、1回
の割込に要する所定の割込周期内で受信処理、解析処理
を実現することができ、不正対策に強い単方向通信にて
賞球制御指令の通信を行うとともに、単方向通信で一方
的に送られてくる指令信号を取りこぼすことなく、指令
信号の解析処理が可能となって、信頼性の高い排出制御
が実現できるのである。
【0116】また、タイマ割込ごとに行うコマンドテー
ブル(賞球検出)と、これに基づく累積記憶減算処理
(受信カウンタ412の減算)とを同一の割込処理内で
実行することで、遅滞なく処理を行うとともに、あらゆ
るタイミングで必ず1対1で実行されることが保証され
る(例えば、累積記憶減算処理をメインルーチンに配置
すれば、当該処理実行の間にタイマ割込の発生回数が1
回に限らず、0回の場合、2回以上の場合を想定した処
理にする必要がある)。
【0117】これにより、1回のタイマ割込で行われる
処理は累積記憶減算処理の分だけ重くなるが、1回のタ
イマ割込処理での解析処理にかかる負担が軽減されてい
るため相殺され、また、コマンドデータ解析処理とこれ
に伴う賞球数加算処理とを、同じ記憶領域にアクセスす
る減算処理(受信カウンタ412の減算)と同じ割込処
理内で行うため、割込処理に対する当該アクセス領域に
対するアクセス制限を考慮しなくてよい。
【0118】さらに、上記リングバッファ415は、バ
ックアップ電源を接続してもよく、これにより、停電等
の不測の事態に対応し、停電復帰後にその未払の賞球を
排出することができる。また、バックアップに対応した
遊技機では、停電処理や停電復帰処理等の特別な処理の
実行時にトラブルの発生や解除、賞球数が通常時より高
い頻度で通信が発生する場合があり、そのために必要と
される十分な受信バッファの確保ができる。
【0119】また、コマンド解析に用いるコマンドテー
ブル(図14)は、賞球数に関するデータを検索開始側
(図中上側)に設定し、エラーの発生または解除などの
異常に関する情報を検索領域の終わり側に配置したの
で、発生する頻度が賞球指令に比して極端に小さい異常
情報指令が後方になって、通常の排出制御処理ではアク
セスする頻度が減り、解析の際のアクセス領域を低減で
き、通常の排出制御では、解析処理を高速に行うことが
可能となるのである。
【0120】また、コマンド解析に用いるコマンドテー
ブルは、賞球数の小さい順にコマンドを配置したので、
コマンドテーブル上のデータのオフセットと、賞球数と
を対応させることができ比較処理が簡潔に行える。賞球
指令の発生数では、一般的に少ない賞球の発生数のほう
が多い。すなわち、賞球指令が集中する場合では、少な
い賞球の入賞口のほうが一般に多く、同時入賞などで集
中するケースがありうる。
【0121】一方、大きい数の賞球の同時入賞可能性
は、少ない賞球数の同時入賞可能性に比較して、入賞口
数が少ないので小さい。大当たり時に連続入賞するケー
スは多いが、上記同時入賞に比較して、連続入賞は十分
に遅いため、コマンドデータの解析を迅速に行って、メ
インルーチンの処理を遅滞なく行うことができる。
【0122】あるいは、コマンド解析に用いるコマンド
テーブルは、賞球数の頻度順としてもよく、例えば、遊
技機(遊技制御装置)の賞球数が、5個と15個であれ
ば、コマンドテーブルの検索開始位置(先頭)に、賞球
数=5を、その次に賞球数=15を設定し、その他の賞
球数及び異常情報指令を順次配置すれば、通常の賞球指
令ではコマンドテーブルの先頭または2番目のオフセッ
ト位置で検索が終了するので、解析に要する処理時間を
さらに短縮し、メインルーチンの処理を遅滞なく行うこ
とができる。
【0123】または、上記賞球数の頻度順に代わって、
賞球が集中する順序でコマンドテーブルを設定してもよ
く、例えば、大入賞口に賞球が入ったときの賞球数が1
5個、一般入賞口へ入ったときの賞球数が5個の場合で
は、大当たりのときなどに大入賞口へ賞球が連続して入
るので、このような場合では、コマンドテーブルの先頭
に、賞球数=15を設定し、その次に賞球数=5を設定
し、その後は上記と同様にする。これにより、大当たり
のときに大入賞口に賞球が集中しても、対応する賞球数
がコマンドテーブルの先頭から最もオフセットが少ない
位置に設定した賞球数=15となるので、賞球が集中し
たときであっても解析に要する処理時間が増大するのを
防いで、迅速な処理を行うことが可能となる。
【0124】また、リングバッファ415の受信バッフ
ァ0〜3に格納されているコマンドデータ(賞球制御指
令数)を格納している受信カウンタ412を更新する場
合には、データをCPU401内のレジスタに読み出さ
ずに、直接アクセスしてもよい。
【0125】この場合、遊技制御装置100と排出制御
装置400は、単方向通信であるから通信割り込み処理
(受信割込処理)を禁止してしまうと、コマンドデータ
(受信コマンド)を取りこぼすおそれがあるが、このよ
うに直接リングバッファ415から読むようにすること
で通信割り込み処理を禁止しなくてもよく、遊技制御装
置100は、コマンドデータの送信を速やかに行うこと
が可能であり、賞球制御指令送信にかかる処理を軽減で
きる。
【0126】なお、リングバッファ415には受信割込
処理(通信割り込み処理)、解析処理(タイマ割込)に
おいてアクセスされるが、両者が書き込みを行うのは受
信カウンタと、受信バッファである。受信バッファは受
信カウンタが正常であれば受信ポインタと解析ポインタ
により管理される為、受信データが誤って書き換えられ
る心配はない。
【0127】また、排出制御装置400を遊技機1の本
体枠(外枠)4に取り付けることにより、機種変更が遊
技盤の交換のみで、本体枠4の共通使用が可能である場
合には、排出制御装置400の交換が不要なため、低コ
ストで機種の変更を実現でき、さらに、排出制御装置4
00には複数の受信バッファを備えたリングバッファ4
15を設けるので、遊技盤側の遊技制御装置100の仕
様が変更された場合でも対応することが可能となって、
遊技機1の拡張性を確保しながら、効率のよい排出制御
を両立させることが可能となる。
【0128】今回開示した実施の形態は、全ての点で例
示であって制限的なものではないと考えられるべきであ
る。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の
範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び
内容の範囲での全ての変更が含まれることが意図され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の遊技機全体の構成を示す
正面図である。
【図2】同じく遊技機の一部を示すブロック図で、排出
制御装置まわりの要部を示す。
【図3】同じく排出制御装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図4】遊技制御装置から送出されるコントロール信号
とデータ信号を示すタイミングチャートである。
【図5】排出制御装置で行われる制御の概要を示すフロ
ーチャートで、(A)はメインルーチンの処理を、
(B)は停電発生時のNMI割込処理を、(C)は通信
割り込み処理を、(D)はタイマ割込処理をそれぞれ示
す。
【図6】同じく排出制御のメインルーチンを示すフロー
チャートで、その前半部。
【図7】同じく後半部。
【図8】通信割り込み処理の概念を示す概略図。
【図9】受信制御領域の一例を示すブロック図。
【図10】リングバッファの一例を示す概念図で、
(A)はメモリ上の配置の様子を示し、(B)はバッフ
ァとしての作用を示す説明図。
【図11】同じく、通信割り込み処理の一例を示すフロ
ーチャート。
【図12】タイマ割り込み処理の一例を示すフローチャ
ート。
【図13】タイマ割り込み処理の概念を示す概略図。
【図14】コマンドテーブルの一例を示す概略図。
【符号の説明】
1 遊技機 4 本体枠 90 カード球貸ユニット 100 遊技制御装置 400 排出制御装置 401 CPU 402 RAM 412 受信カウンタ 413 受信ポインタ 414 解析ポインタ 415 リングバッファ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C088 BA13 BA37 BA40 BA56 BA88 BA89 BB21 BC45 BC58 CA31 EA10 EA11

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】賞球を排出する賞球排出手段と、 前記賞球排出手段を制御する排出制御手段と、 入賞部への入賞を検出する入賞検出手段と、 前記入賞検出手段の検出結果に基づいて排出すべき賞球
    数を決定し、この賞球排出を指示する賞球制御指令を単
    方向通信にて前記排出制御手段に送信する賞球制御指令
    送信手段と、 を備えた遊技機において、 前記排出制御手段は、賞球制御指令を受信し、賞球制御
    指令を格納可能な複数の受信バッファを設けたリングバ
    ッファに賞球制御指令を格納する指令信号受信手段と、 前記リングバッファに格納されている賞球制御指令を取
    り出し、予め定義されている複数の指令信号と順次比較
    し、賞球制御指令の正当性を判定する指令信号解析手段
    と、 正当性を判定された賞球制御指令に基づいて賞球排出処
    理を実行可能な賞球排出制御手段と、 を備え、 前記指令信号受信手段は、賞球制御指令の受信を契機に
    実行されるイベント発生割込処理に、前記指令信号解析
    手段は、定期的に実行されるタイマ割込処理に、賞球排
    出制御手段は、シーケンシャルに実行されるメインルー
    プ処理に、配置され、各処理の優先順位はイベント発生
    処理、タイマ割込処理、メインループ処理の順で低くな
    るように設定したことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】前記指令信号解析手段は、一回のタイマ割
    込処理で1つの受信バッファに対して賞球制御指令の正
    当性判定を行うことを特徴とする請求項1に記載の遊技
    機。
  3. 【請求項3】前記排出制御手段は、前記賞球制御指令で
    特定された賞球数を累積的に記憶する累積記憶手段と、 前記指令信号解析手段により解析した賞球数を前記累積
    記憶手段に加算する賞球数加算手段と、 賞球排出手段により排出される賞球を検出する賞球検出
    手段と、 前記賞球検出手段により検出された賞球数を前記累積記
    憶手段から減算する賞球数減算手段とを備え、 前記賞球数加算手段と賞球数減算手段と賞球検出手段と
    を、前記指令信号解析手段とともに定期的に実行される
    タイマ割込処理に配置したことを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】前記累積記憶手段およびリングバッファに
    バックアップ電源を接続したことを1特徴とする請求項
    1ないし請求項3のいずれか一つに記載の遊技機。
  5. 【請求項5】前記指令信号解析手段は、指令信号受信手
    段に格納された賞球制御指令と比較を行うための指令信
    号テーブルデータを有し、この指令信号テーブルデータ
    は、賞球数指令、異常情報指令を含み、賞球数指令、異
    常情報指令の順に配置したことを特徴とする請求項1な
    いし請求項4のいずれか一つに記載の遊技機。
  6. 【請求項6】前記比較を行うための指令信号テーブルデ
    ータは、賞球数指令を賞球数の小さい順に配置したこと
    を特徴とする請求項5に記載の遊技機。
JP2001095388A 2001-03-29 2001-03-29 遊技機 Pending JP2002292052A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001095388A JP2002292052A (ja) 2001-03-29 2001-03-29 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001095388A JP2002292052A (ja) 2001-03-29 2001-03-29 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002292052A true JP2002292052A (ja) 2002-10-08
JP2002292052A5 JP2002292052A5 (ja) 2004-10-28

Family

ID=18949445

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001095388A Pending JP2002292052A (ja) 2001-03-29 2001-03-29 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002292052A (ja)

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012210525A (ja) * 2012-08-09 2012-11-01 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2013236734A (ja) * 2012-05-15 2013-11-28 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2013248422A (ja) * 2013-07-24 2013-12-12 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2014155662A (ja) * 2013-02-18 2014-08-28 Sankyo Co Ltd 遊技機、遊技盤および遊技枠
JP2015042227A (ja) * 2013-08-26 2015-03-05 株式会社三共 遊技盤
JP2015107185A (ja) * 2013-12-03 2015-06-11 サミー株式会社 遊技機
JP2016163793A (ja) * 2016-06-15 2016-09-08 株式会社ソフイア 遊技機
JP2016163792A (ja) * 2016-06-15 2016-09-08 株式会社ソフイア 遊技機
JP2016165572A (ja) * 2016-06-20 2016-09-15 株式会社ソフイア 遊技機
JP2017012845A (ja) * 2016-10-18 2017-01-19 株式会社ソフイア 遊技機
JP2017185300A (ja) * 2017-07-12 2017-10-12 サミー株式会社 遊技機
JP2020062121A (ja) * 2018-10-16 2020-04-23 株式会社ソフイア 遊技機
JP2020062127A (ja) * 2018-10-16 2020-04-23 株式会社ソフイア 遊技機
JP2020081369A (ja) * 2018-11-26 2020-06-04 株式会社ソフイア 遊技機
JP2020081370A (ja) * 2018-11-26 2020-06-04 株式会社ソフイア 遊技機
JP2020130477A (ja) * 2019-02-18 2020-08-31 株式会社ソフイア 遊技機
JP2020130478A (ja) * 2019-02-18 2020-08-31 株式会社ソフイア 遊技機

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013236734A (ja) * 2012-05-15 2013-11-28 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2012210525A (ja) * 2012-08-09 2012-11-01 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2014155662A (ja) * 2013-02-18 2014-08-28 Sankyo Co Ltd 遊技機、遊技盤および遊技枠
JP2013248422A (ja) * 2013-07-24 2013-12-12 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2015042227A (ja) * 2013-08-26 2015-03-05 株式会社三共 遊技盤
JP2015107185A (ja) * 2013-12-03 2015-06-11 サミー株式会社 遊技機
JP2016163793A (ja) * 2016-06-15 2016-09-08 株式会社ソフイア 遊技機
JP2016163792A (ja) * 2016-06-15 2016-09-08 株式会社ソフイア 遊技機
JP2016165572A (ja) * 2016-06-20 2016-09-15 株式会社ソフイア 遊技機
JP2017012845A (ja) * 2016-10-18 2017-01-19 株式会社ソフイア 遊技機
JP2017185300A (ja) * 2017-07-12 2017-10-12 サミー株式会社 遊技機
JP2020062121A (ja) * 2018-10-16 2020-04-23 株式会社ソフイア 遊技機
JP2020062127A (ja) * 2018-10-16 2020-04-23 株式会社ソフイア 遊技機
JP2020081369A (ja) * 2018-11-26 2020-06-04 株式会社ソフイア 遊技機
JP2020081370A (ja) * 2018-11-26 2020-06-04 株式会社ソフイア 遊技機
JP7294627B2 (ja) 2018-11-26 2023-06-20 株式会社ソフイア 遊技機
JP2020130477A (ja) * 2019-02-18 2020-08-31 株式会社ソフイア 遊技機
JP2020130478A (ja) * 2019-02-18 2020-08-31 株式会社ソフイア 遊技機
JP7222534B2 (ja) 2019-02-18 2023-02-15 株式会社ソフイア 遊技機
JP7353614B2 (ja) 2019-02-18 2023-10-02 株式会社ソフイア 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002292052A (ja) 遊技機
JP4457063B2 (ja) 遊技機
JP4789862B2 (ja) 遊技機
JP3588016B2 (ja) 遊技機
JP4000237B2 (ja) 遊技機
JP2007215645A (ja) 遊技機
JP2006280474A (ja) 遊技機における払出制御技術
JP5417577B2 (ja) 遊技機
JP2002000866A (ja) 遊技機
JP3859129B2 (ja) 遊技機
JP2007275209A (ja) 遊技機
JP4588054B2 (ja) 遊技機
JP2001321541A (ja) 遊技機
JP4024138B2 (ja) 弾球遊技機
JP4308214B2 (ja) 弾球遊技機
JP3938495B2 (ja) 遊技機
JP2003144658A (ja) 弾球遊技機
JP4562757B2 (ja) 弾球遊技機
JP5577492B2 (ja) 遊技機
JP3917389B2 (ja) 弾球遊技機
JP2002000859A (ja) 遊技機
JP5074566B2 (ja) 遊技機
JP2001246123A (ja) 遊技機
JP5909616B2 (ja) 遊技機
JP3939479B2 (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071204

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080124

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080805