JP2014000177A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】各基板(各制御装置)の夫々に中央演算処理部が設けられている遊技機において、中央演算処理部のリセット条件が充足された要因を究明し、要因に応じた適切な処理を実行することが可能となる遊技機を提供する。
【解決手段】第一CPUを有する第一装置で作動する第一制御部と、第二CPUを有する第二装置で作動する第二制御部とを備え、第二制御部は、第二CPUがリセットされたことを契機として、所定期間が経過するまでに受信した情報が初期情報であることが判明した場合には、リセット要因が適当であると判定する一方、所定期間が経過するまでに受信した情報が動作情報であることが判明した場合、又は、所定期間が経過するまでに第一装置からの情報を受信しなかった場合には、リセット要因が不当であると判定する。
【選択図】図18

Description

遊技機に関する。
現在の遊技機においては、主に遊技進行を制御するメイン基板(主制御装置)、主に遊技の興趣性を高めるための演出の実行可否及び実行内容を決定するサブメイン基板(副制御装置)、サブメイン基板側での決定内容に基づき主に画像の表示制御を実行するサブサブ基板(画像制御装置)等の複数の制御基板(制御装置)を備えており、当該複数の制御基板(制御装置)間を電気的に接続し、コマンド信号の送受信により連動動作させる手法が一般的である。そして、各基板ごとの制御を単機能化することで、全体としては複雑な制御を分割して制御負荷を軽減させている。
ところで、各基板(各制御装置)の夫々には、予め定められた一連の制御処理を実行する中央演算処理部(いわゆるCPU)が設けられていると共に、リセット条件を充足した場合(例えば、電源投入時やリセットボタン押下時)には、中央演算処理部が当該一連の制御処理の先頭から順次再実行するよう構成されている。このような構成下、遊技機が遊技場にて稼働している場合等においては、不測の事象(例えば、静電気ノイズによる誤ったリセット信号の入力等)によってリセット条件が充足されるという事態が発生し得る。このような事態が発生した場合には、リセット条件が充足された要因を究明し、当該要因に応じた適切な処理を実行することが重要であり、このような観点から、従来よりいくつかの手法が提案されている(例えば、特許文献1や特許文献2)。
特開2011−182839号公報 特開2007−037839号公報
しかしながら、これら従来の手法においては、リセット条件が充足された要因の究明に際して、或いは、当該要因に応じた適切な処理を実行するに際して、必ずしも有効でない場合があるため、更なる改善の余地があるという課題が存在している。
本態様は、
第一CPUを有する第一装置(例えば、主制御基板1000)で作動する第一制御部(例えば、主制御装置1000)と、
第二CPUを有する第二装置(例えば、副制御基板2000)で作動する第二制御部(例えば、サブメイン制御部2320)と
を備え、第一装置(例えば、主制御基板1000)から第二装置(例えば、副制御基板2000)に対して情報送信可能に構成されており、
第一制御部(例えば、主制御装置1000)は、
所定条件を充足した場合には、第一CPUをリセット状態とした後、当該リセット状態を解除する第一CPUリセット手段(例えば、リセット回路300)と、
第一CPUリセット手段(例えば、リセット回路300)によりリセット状態が解除されたことを契機として、第一初期処理を実行すると共に、第一初期処理の実行後には第一定常処理を繰り返し実行する第一制御処理実行手段(例えば、主制御装置1000側メイン処理)と、
第二装置(例えば、副制御基板2000)に対する情報を送信する手段であって、第一初期処理の実行中においては初期情報を送信すると共に、第一定常処理の実行中においては動作情報を送信し得る第一制御情報送信手段(例えば、情報送信制御手段1300)と
を備え、
第二制御部(例えば、サブメイン制御部2320)は、
特定条件を充足した場合には、第二CPUをリセット状態とした後、当該リセット状態を解除する第二CPUリセット手段(例えば、副制御基板2000側のリセットスイッチ)と、
第二CPUリセット手段(例えば、副制御基板2000側のリセットスイッチ)によりリセット状態が解除されたことを契機として第一装置(例えば、主制御基板1000)から送信された情報を受信可能な手段であって、当該契機から所定期間が経過するまでに受信した情報が初期情報であることが判明した場合には、リセット要因が適当であると判定する一方、当該契機から所定期間が経過するまでに受信した情報が動作情報であることが判明した場合、又は、当該契機から所定期間が経過するまでに第一装置(例えば、主制御基板1000)からの情報を受信しなかった場合には、リセット要因が不当であると判定する第二CPUリセット要因判別手段(例えば、リセット原因判断手段2500)と、
第二CPUリセット要因判別手段(例えば、リセット原因判断手段2500)により、リセット要因が適当であると判定された場合には、所定の報知態様に基づく報知処理を実行する一方、リセット要因が不当であると判定された場合には、当該報知処理を実行し得るよう制御する第二CPUリセット情報報知制御手段(例えば、リセット原因判断手段2500)と
を備えることを特徴とする遊技機である。
本態様によれば、リセット条件が充足された要因を究明し、当該要因に応じた適切な処理を実行することが可能となるという効果を奏する。
図1は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の正面図である。 図2は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の背面図である。 図3は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の機能ブロック図である。 図4は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の電気的全体構成図である。 図5は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側でのメインフローチャートである。 図6は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側でのトグル状態切替処理のフローチャートである。 図7は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での補助遊技内容決定乱数取得処理のフローチャートである。 図8は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での電動役物駆動判定処理のフローチャートである。 図9は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での主遊技内容決定乱数取得処理のフローチャートである。 図10は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での主遊技図柄表示処理のフローチャートである。 図11は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での第1(第2)主遊技図柄表示処理のフローチャートである。 図12は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での第1(第2)主遊技図柄表示処理にて用いられるテーブル構成図である。 図13は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での特定遊技終了判定処理のフローチャートである。 図14は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での特別遊技作動条件判定処理のフローチャートである。 図15は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での特別遊技制御処理のフローチャートである。 図16は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での別遊技終了後の遊技状態決定処理のフローチャートである。 図17は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での制御コマンド送信処理及び通信時の作用図である。 図18は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側でのメインフローチャートである。 図19は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側でのリセット原因判断処理でのフローチャートである。 図20は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側でのトグル信号判断処理のフローチャートである。 図21は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での保留情報管理処理のフローチャートである。 図22は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での装飾図柄表示内容決定処理のフローチャートである。 図23は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での装飾図柄表示内容決定処理にて用いられるテーブル構成図である。 図24は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での装飾図柄表示制御処理のフローチャートである。 図25は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での特別遊技中表示制御処理のフローチャートである。 図26は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での表示コマンド送信制御処理のフローチャートである。 図27は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブサブ制御部側でのメインフローチャートである。 図28は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブサブ制御部側での表示コマンド受信制御処理のフローチャートである。 図29は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブサブ制御部側でのコマンド解析/画像表示制御処理のフローチャートである。 図30は、本実施形態の変更例1に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側でのメインフローチャートである。 図31は、本実施形態の変更例1に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側でのポート読込処理のフローチャートである。 図32は、本実施形態の変更例2に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側でのメインフローチャートである。 図33は、第二実施形態に係る回胴式遊技機の正面図である。 図34は、第二実施形態に係る回胴式遊技機の機能ブロック図である。 図35は、第二実施形態に係る回胴式遊技機における、主制御装置側でのメインフローチャートである。 図36は、第二実施形態に係る回胴式遊技機における、主制御装置側でのトグル状態切替処理のフローチャートである。 図37は、第二実施形態に係る回胴式遊技機における、主制御装置側での制御コマンド送信処理のフローチャートである。 図38は、第二実施形態に係る回胴式遊技機における、主制御装置側での規定数投入制御処理のフローチャートである。 図39は、第二実施形態に係る回胴式遊技機における、主制御装置側での遊技開始制御処理のフローチャートである。 図40は、第二実施形態に係る回胴式遊技機における、主制御装置側での遊技内容決定処理のフローチャートである。 図41は、第二実施形態に係る回胴式遊技機における、主制御装置側での遊技内容決定処理にて用いられるテーブル構成図である。 図42は、第二実施形態に係る回胴式遊技機における、主制御装置側でのリール回転動作開始制御処理のフローチャートである。 図43は、第二実施形態に係る回胴式遊技機における、主制御装置側でのリール回転動作停止制御処理のフローチャートである。 図44は、第二実施形態に係る回胴式遊技機における、主制御装置側での入賞役判定制御処理のフローチャートである。 図45は、第二実施形態に係る回胴式遊技機における、主制御装置側での払出制御処理のフローチャートである。 図46は、第二実施形態に係る回胴式遊技機における、主制御装置側での払出制御処理にて用いられるテーブル構成図である。 図47は、第二実施形態に係る回胴式遊技機における、主制御装置側での遊技状態移行制御処理のフローチャートである。 図48は、第二実施形態に係る回胴式遊技機における、主制御装置側での遊技終了制御処理のフローチャートである。 図49は、第二実施形態に係る回胴式遊技機における、サブメイン制御部側でのメインフローチャートである。 図50は、第二実施形態に係る回胴式遊技機における、サブメイン制御部側でのリセット原因判断処理のフローチャートである。 図51は、第二実施形態に係る回胴式遊技機における、サブメイン制御部側でのトグル信号判断処理のフローチャートである。 図52は、第二実施形態に係る回胴式遊技機における、サブメイン制御部側での演出動作内容決定処理のフローチャートである。 図53は、第二実施形態に係る回胴式遊技機における、サブメイン制御部側での演出動作内容決定処理にて用いられるテーブル構成図である。 図54は、第二実施形態に係る回胴式遊技機における、サブメイン制御部側での演出動作制御処理のフローチャートである。 図55は、第二実施形態に係る回胴式遊技機における、サブメイン制御部側での特別遊技中表示制御処理のフローチャートである。 図56は、第二実施形態に係る回胴式遊技機における、サブメイン制御部側での表示コマンド送信制御処理のフローチャートである。 図57は、第二実施形態に係る回胴式遊技機における、サブサブ制御部側でのメインフローチャートである。 図58は、第二実施形態に係る回胴式遊技機における、サブサブ制御部側での表示コマンド受信制御処理のフローチャートである。 図59は、第二実施形態に係る回胴式遊技機における、サブサブ制御部側でのコマンド解析/画像表示制御処理のフローチャートである。 図60は、第二実施形態の変更例3に係る回胴式遊技機における、サブメイン制御部側でのリセット原因判断処理のフローチャートである。 図61は、第二実施形態の変更例3に係る回胴式遊技機における、サブサブ制御部側でのメインフローチャートである。
実施するための形態
はじめに、本特許請求の範囲及び本明細書における各用語の意義について説明する。まず、「特定動作情報」とは、第一装置が正常に作動している場合、第一装置から第二装置に対して定期的に送信される情報(例えば、トグル信号や、また、シリアル通信線を利用する場合はあらかじめ設定した特定のビット列等)を意味する。「初期情報」とは、第一装置に電源が投入された旨を第二装置に伝えるための情報を意味し、RAMクリア情報や電源断前の遊技に係るコマンドなども含まれる概念である。「動作情報」とは、第一装置から第二装置に対して送信される、通常時(リセット時、電源断時以外の通常の遊技中)の遊技に係る制御コマンドを意味する。「遊技の進行に係る情報」とは、遊技の結果に影響を与える情報{例えば、抽選乱数(遊技の結果に影響を与えるいわゆる「基本乱数」、具体的には、特別遊技の移行と関連した「当選乱数」、識別図柄の変動態様を決定するための「変動態様決定乱数」、停止図柄を決定する「図柄決定乱数」、特別遊技後に特定遊技に移行するか否かを決定する「当り図柄決定乱数」等を挙げることができる。また、「遊技用乱数」は、一種類でも複数種類でもよい。)や抽選乱数に紐づく情報、等}のみならず、遊技機の動作状態に係る情報(例えば、エラー発生情報、設定変更動作状態に係る情報、等)をも含む概念である。「遊技状態」とは、例えば、ぱちんこ遊技機では、例えば、遊技が進行していない非遊技状態、遊技が進行している遊技状態、特別遊技状態(例えば、可変入賞口への所定個数の入賞及び/又は可変入賞口の開放又は開閉時間が所定時間に到達するまで、通常は閉状態である可変入賞口が開放し続けるか開閉する単位遊技を一又は複数回実行する遊技)、特別遊技状態への移行抽選確率が予め定められた値である非確率変動遊技状態、当該非確率変動遊技状態よりも特別遊技状態への移行抽選確率が高い確率変動遊技状態、特別遊技への移行抽選契機となる始動口への入賞に対する補助が無い非補助遊技状態(所謂、普通図柄非時短状態)、特別遊技への移行抽選契機となる始動口への入賞に対する補助が有る補助遊技状態(所謂、普通図柄時短状態、例えば、始動口に可変部材が取り付けられている場合では、可変部材の開放期間が長い、可変部材の開放当選確率が高い、可変部材の開放抽選の結果報知の時間が短い)、特別遊技への移行と関連した識別情報の変動時間(平均値)が予め定められた値である非時短状態(所謂、特別図柄非時短状態)、演出モード状態(例えば、ミッションモード、潜伏確変を期待させるモード、保留結果の事前判定に基づく先読み演出モード)、の任意の一又は複数の組合せである。また、回胴式遊技機では、例えば、遊技が進行していない非遊技状態、遊技が進行している遊技状態、特別遊技状態(例えば、ビックボーナス、レギュラーボーナス、ミドルボーナス、シングルボーナス)、内部当選している役の成立を補助する補助遊技状態(例えば、AT、ART)と補助しない非補助遊技状態、非特別遊技時における、リプレイの当選確率が所定値であるリプレイ当選確率低状態とリプレイの当選確率がリプレイ当選確率低状態時よりも高いリプレイ当選確率高状態(RT)、非特別遊技時における、小役の内部当選確率が所定値(例えば、小役毎に割当られた所定値)である小役確率低状態と当該小役確率低状態よりも小役の当選確率が高い(一部の小役についてのみでよく、また別の小役については当選確率が低くてもよい)小役確率高状態(例えば、CT)、特別遊技への移行抽選確率が所定値である非確率変動遊技状態と非確率変動遊技状態時の確率よりも移行抽選確率が確率変動遊技状態、等を挙げることができる。「電断状態」とは、遊技機に対して完全に電力の供給が停止している状態の他にも、遊技機に対して微量の電力が供給されている状態(例えば、バックアップ状態)をも含む概念である。「情報出力内容」とは、例えば、出願時点での当業界における演出を挙げることができ、典型的には、遊技の興趣性を高める画像や動画像(例えば、装飾図柄と称される演出用図柄の変動表示、いわゆる予告と称される文字や画像等)、音声、ランプ点灯、可動体役物の駆動動作、等を指す。
まず、図1を参照しながら、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の前面側の基本構造を説明する。ぱちんこ遊技機は、主に遊技機枠と遊技盤で構成される。以下、これらを順に説明する。
はじめに、ぱちんこ遊技機の遊技機枠は、外枠102、前枠104、透明板106、扉108、上球皿110、下球皿112及び発射ハンドル116を含む。まず、外枠102は、ぱちんこ遊技機を設置すべき位置に固定するための枠体である。前枠104は、外枠102の開口部分に整合する枠体であり、図示しないヒンジ機構を介して外枠102に開閉可能に取り付けられる。前枠104は、遊技球を発射する機構、遊技盤を着脱可能に収容させるための機構、遊技球を誘導又は回収するための機構等を含む。透明板106は、ガラス等により形成され、扉108により支持される。扉108は、図示しないヒンジ機構を介して前枠104に開閉可能に取り付けられる。上球皿110は、遊技球の貯留、発射レールへの遊技球の送り出し、下球皿112への遊技球の抜き取り等の機構を有する。下球皿112は、遊技球の貯留、抜き取り等の機構を有する。また、上球皿110と下球皿112の間にはスピーカ114が設けられており、遊技状態等に応じた効果音が出力される。
次に、遊技盤は、外レール122と内レール124とにより区画された遊技領域120が形成されている。そして、当該遊技領域120には、図示しない複数の遊技釘及び風車等の機構や各種一般入賞口の他、第1主遊技始動口2210、第2主遊技始動口2110、補助遊技始動口2410、第1大入賞口2120、第2大入賞口2220、第1主遊技図柄表示装置2130、第2主遊技図柄表示装置2230、演出表示装置2140、補助遊技図柄表示装置2420、センター飾り192及びアウト口142が設置されている。以下、各要素を順番に詳述する。
次に、第1主遊技始動口2210は、第1主遊技に対応する始動入賞口として設置されている。具体的構成としては、第1主遊技始動口2210は、第1主遊技始動口入球検出装置(第1入球検出装置)2211を備える。ここで、第1主遊技始動口入球検出装置2211は、第1主遊技始動口2210への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す第1主遊技始動口入球情報を生成する。
次に、第2主遊技始動口2110は、第2主遊技に対応する始動入賞口として設置されている。具体的構成としては、第2主遊技始動口2110は、第2主遊技始動口入球検出装置(第2入球検出装置)2111と、第2主遊技始動口電動役物(電動役物)2112と、を備える。ここで、第2主遊技始動口入球検出装置2111は、第2主遊技始動口2110への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す第2主遊技始動口入球情報を生成する。次に、第2主遊技始動口電動役物2112は、第2主遊技始動口2110に遊技球が入賞し難い閉鎖状態と当該通常状態よりも遊技球が入賞し易い開放状態に可変する。
ここで、本例においては、第1主遊技始動口2210と第2主遊技始動口2110とは、上下に重なる位置に配されており、通常時は第1主遊技始動口2210の存在により、第2主遊技始動口2110の上部が塞がれている。そして、後述するように、通常遊技時には、第2主遊技始動口2110へは殆ど遊技球が入球しないように構成されている。
尚、本実施形態では、第2主遊技始動口2110側に電動役物を設けるよう構成したが、これには限定されず、第1主遊技始動口2210側に電動役物を設けるよう構成してもよい。更には、本実施形態では、第1主遊技始動口2210と第2主遊技始動口2110とを重ねるように配置したがこれにも限定されず、第1主遊技始動口2210と第2主遊技始動口2110とを離隔して設けるよう構成してもよい。その場合には、例えば、第1主遊技始動口2210と第2主遊技始動口2110との入球割合が略同一となるよう構成してもよいし、入球割合が相違するよう構成(いわゆる打ち分けタイプの構成)してもよい。
次に、補助遊技始動口2410は、補助遊技始動口入球検出装置(入球検出装置)2411を備える。ここで、補助遊技始動口入球検出装置2411は、補助遊技始動口2410への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す補助遊技始動口入球情報を生成する。尚、補助遊技始動口2410への遊技球の入球は、第2主遊技始動口2110の第2主遊技始動口電動役物2112を拡開させるための抽選の契機となる。
次に、第1大入賞口2120及び第2大入賞口2220は、第1主遊技図柄(特別図柄)又は第2主遊技図柄(特別図柄)が大当り図柄や小当り図柄で停止した場合に開状態となる、横長方形状を成しアウト口142の上方に位置した、主遊技に対応した入賞口である。具体的構成としては、第1大入賞口2120(第2大入賞口2220)は、遊技球の入球を検出するための第1大入賞口入賞検出装置(第1入賞検出装置)2121{第2大入賞口入賞検出装置(第2入賞検出装置)2221}と、第1大入賞口電動役物(第1電動役物)2122{第2大入賞口電動役物(第2電動役物)2222}と、を備える。ここで、第1大入賞口入賞検出装置2121(第2大入賞口入賞検出装置2221)は、第1大入賞口2120(第2大入賞口2220)への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す第1大入賞口入球情報(第2大入賞口入球情報)を生成する。第1大入賞口電動役物2122(第2大入賞口電動役物2222)は、第1大入賞口2120(第2大入賞口2220)に遊技球が入賞不能又は入賞困難な通常状態と遊技球が入賞し易い開放状態に第1大入賞口2120(第2大入賞口2220)を可変させる{例えば、第1大入賞口電動役物ソレノイド2122a(第2大入賞口電動役物ソレノイド2222a)を励磁及び消磁することで実現可能に構成される}。尚、本実施形態では、大入賞口は二つ存在するが、第1主遊技に基づく特別遊技と第2主遊技に基づく特別遊技を一つの大入賞口で実行するよう構成してもよい。また、本実施形態では、大入賞口の態様を、横長方形状を成し遊技球が入賞不能又は入賞困難な通常状態と遊技球が入賞し易い開放状態とに可変させる態様としているが、これには限定されない。その場合には、例えば、大入賞口内に設けられた棒状部材が遊技者側に突き出した状態である進出状態と遊技者側に対して引っ込んだ状態である退避状態とを採り得る態様(所謂、ベロ型アタッカー)としてもよく、大入賞口への入球数を所定数(例えば、10個)とすることを担保したい場合において好適である。(但し、あくまで好適な態様であり、これには限定されない)。
次に、第1主遊技図柄表示装置2130(第2主遊技図柄表示装置2230)は、第1主遊技(第2主遊技)に対応する第1主遊技図柄(第2主遊技図柄)に関連した表示等を実行する装置である。具体的構成としては、第1主遊技図柄表示装置2130(第2主遊技図柄表示装置2230)は、第1主遊技図柄表示部2131(第2主遊技図柄表示部2231)と、第1主遊技図柄保留表示部2132(第2主遊技図柄保留表示部2232)とを備える。ここで、第1主遊技図柄保留表示部2132(第2主遊技図柄保留表示部2232)は、4個のランプから構成され、当該ランプの点灯個数が、第1主遊技(第2主遊技)に係る乱数の保留数(実行されていない主遊技図柄の変動数)に相当する。尚、第1主遊技図柄表示部2131(第2主遊技図柄表示部2231)は、例えば7セグメントLEDで構成され、第1主遊技図柄(第2主遊技図柄)は、「0」〜「9」の10種類の数字及びハズレの「−」で表示される{但し、これには限定されず、いずれの主遊技図柄が表示されたかのかを遊技者が認識困難となるよう、7セグメントLEDを用いて記号等によって表示することが好適である。また、保留数表示においても、4個のランプから構成されていることには限定されず、最大4個分の保留数を表示可能に構成(例えば、1個のランプから構成されており、保留数1:点灯、保留数2:低速点滅、保留数3:中速点滅、保留数4:高速点滅、するよう構成)されていればよい}。
尚、第1主遊技図柄(第2主遊技図柄)は必ずしも演出的な役割を持つ必要が無いため、本実施形態では、第1主遊技図柄表示装置2130(第2主遊技図柄表示装置2230)の大きさは、目立たない程度に設定されている。しかしながら、第1主遊技図柄(第2主遊技図柄)自体に演出的な役割を持たせて第1装飾図柄(第2装飾図柄)を表示させないような手法を採用する場合には、後述する演出表示装置2310のような液晶ディスプレーに、第1主遊技図柄(第2主遊技図柄)を表示させるように構成してもよい。
次に、演出表示装置2140は、主として、第1主遊技図柄・第2主遊技図柄と連動して変動・停止する装飾図柄を含む演出画像の変動表示及び停止表示が行われると共に、装飾図柄の保留球表示が行われる。具体的には、後述する演出表示制御手段2320の表示制御により、画面上に、装飾図柄の変動表示及び停止表示が実行される装飾図柄表示領域2311(不図示)と、第1主遊技図柄に対応した装飾図柄の保留表示が実行される第1保留表示部2312a(不図示)及び第2主遊技図柄に対応した装飾図柄の保留表示が実行される第2保留表示部2312b(不図示)と、が形成される。尚、演出表示装置2140は、本実施形態では液晶ディスプレーで構成されているが、機械式のドラムやLED等の他の表示手段で構成されていてもよい。
次に、補助遊技図柄表示装置2420は、補助遊技図柄に関する表示等を実行する装置である。具体的構成としては、補助遊技図柄表示装置2420は、補助遊技図柄表示部2421と、補助遊技図柄保留表示部2422とを備える。ここで、補助遊技図柄保留表示部2422は、4個のランプから構成され、当該ランプの点灯個数が、補助遊技図柄変動の保留数(実行されていない補助遊技図柄変動の数)に相当する。
最後に、センター飾り192は、演出表示装置2310の周囲に設置され、遊技球の流路、演出表示装置2310の保護、装飾等の機能を有する。また、遊技効果ランプ190は、遊技領域120又は遊技領域120以外の領域に設けられ、点滅等することで演出の役割を果たす。
次に、図2を参照しながら、ぱちんこ遊技機の背面側における基本構造を説明する。ぱちんこ遊技機は、ぱちんこ遊技機の全体動作を制御し、特に第1主遊技始動口2210(第2主遊技始動口2110)へ入球したときの抽選等、遊技動作全般の制御(即ち、遊技者の利益と直接関係する制御)を行う主制御装置(メイン基板)1000と、遊技内容に興趣性を付与する演出表示装置2140上での各種演出に係る表示制御等を行う演出制御手段(サブメイン制御部)2320と、主に演出表示を実行する演出表示装置(サブサブ制御部)2310と、賞球タンク212、賞球レール214及び各入賞口への入賞に応じて賞球タンク212から供給される遊技球を上球皿110へ払い出す払出ユニット216等を備える賞球払出機構(セット基盤)210と、払出ユニット216による払出動作を制御する賞球払出制御装置3000と、上球皿110の遊技球(貯留球)を遊技領域120へ1球ずつ発射する発射装置232と、発射装置232の発射動作を制御する発射制御基板230と、ぱちんこ遊技機の各部へ電力を供給する電源ユニット290と、ぱちんこ遊技機の電源をオンオフするスイッチである電源スイッチ292等が、前枠104裏面(遊技側と反対側)に設けられている。
次に、図3のブロック図を参照しながら、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の電気的な概略構成を説明する。はじめに、本実施形態に係るぱちんこ遊技機は、前述したように、遊技の進行を制御する主制御基板1000と、主制御基板1000からの情報(信号、コマンド等)に基づいて遊技球の払出を制御する賞球払出制御基板3000と、主制御基板1000からの情報(信号、コマンド等)に基づいて装飾図柄の変動・停止等の演出表示装置2140上での各種演出、スピーカ114からの音響、遊技効果ランプ190の点灯、エラー報知等の実行を制御する副制御基板2000と、これらの制御基板を含む遊技機全体に電源を供給する電源供給ユニット290と、を主体として構成されている。尚、副制御基板2000は、装飾図柄の変動・停止等の演出表示装置2140上での各種演出、スピーカ114からの音響、遊技効果ランプ190の点灯、エラー報知を制御するサブメイン制御部2320と、演出表示装置2140上での装飾図柄の変動表示・停止表示及び保留表示や予告表示等の表示処理を実行するサブサブ制御部2310の2つの制御部とを備えている。ここで、主制御基板1000、賞球払出制御基板3000、サブメイン制御部2320及びサブサブ制御部2310には、様々な演算処理を行うCPU、CPUの演算処理を規定したプログラムを予め記憶するROM、CPUが取り扱うデータ(遊技中に発生する各種データやROMから読み出されたコンピュータプログラム等)を一時的に記憶するRAMが搭載されている。以下、各基板の概略構成及び各基板・装置間の電気的な接続態様について概説する。
まず、主制御基板1000は、入賞口センサS{前述した第1主遊技始動口入球検出装置2211、第2主遊技始動口入球検出装置2111、補助遊技始動口入球検出装置2411、第1大入賞口入賞検出装置2121、第2大入賞口入賞検出装置2221、一般入賞検出装置(不図示であるが、一般入球口とは、賞球はあるが図柄抽選を行わない入球口である)}、図示略する駆動ソレノイド(前述した、第1大入賞口電動役物ソレノイド2122a、第2大入賞口電動役物ソレノイド2222a等)、情報表示LED(不図示)等、遊技の進行に必須となる入出力装置と電気的に接続され、各入力装置からの入力信号に基づいて遊技の進行を制御している。更に、主制御基板1000は、賞球払出制御基板3000と、副制御基板2000(サブメイン制御部2320・サブサブ制御部2310)とも電気的に接続されており、遊技進行に基づいて、賞球払出等に関する情報(コマンド)を賞球払出制御基板3000に、演出・遊技の進行状態等に関する情報(コマンド)を副制御基板2000にそれぞれ送信可能に構成されている。尚、主制御基板1000は、外部接続端子(不図示)を介してホールコンピュータH等と接続可能となっており、外部接続端子を介してホールコンピュータHと配線接続することで、主制御基板1000から外部の装置に対して遊技関連情報を出力できるよう構成されている。
また、本実施形態では、図3の矢印表記の通り、主制御基板1000と賞球払出制御基板3000とは、双方向通信が可能となるよう構成されている一方、主制御基板1000とサブメイン制御部2320とは、主制御基板1000からサブメイン制御部2320への一方向通信が可能となるよう構成されている(通信方法は、シリアル通信、パラレル通信のいずれを用いてもよい)。尚、制御基板間(制御装置間)の通信については一方向通信でも双方向通信でもよい。
次に、賞球払出制御基板3000は、遊技球の払出を実行する賞球払出機構210と、遊技者によって操作可能な装置であって遊技球の貸出要求を受付け賞球払出制御基板3000に伝達する遊技球貸出装置100とに接続されている。また、図示略するが、本実施形態では、賞球払出制御基板内に、発射装置の制御回路部が併設されており、賞球払出制御基板と発射装置(発射ハンドル・発射モータ・球送り装置等)とも接続されている。尚、本実施形態では、遊技球貸出装置100を別体として遊技機に隣接する形態を採用しているが、遊技機と一体としてもよく、その場合には、賞球払出制御基板3000により貸出制御及び電子マネー等貸出用の記録媒体の管理制御等を統括して行ってもよい。
次に、副制御基板2000は、前述したように装飾図柄等を表示する演出表示装置2140と、スピーカ114と、遊技効果ランプ190、その他演出用の駆動装置(不図示)と接続されている。本実施形態では、前述の通り、副制御基板2000内にサブメイン制御部2320とサブサブ制御部2310とを有しており、サブメイン制御部2320によりスピーカ114から出力させる音声の制御、遊技効果(電飾)ランプ190の点灯制御並びに、演出表示装置上で表示する表示内容の決定制御が行われ、サブサブ制御部2310により、演出表示装置上の表示制御(実体的な表示制御)が行われるように構成されている。尚、本実施形態では、サブメイン制御部2320とサブサブ制御部2310とを、副制御基板2000にて一体化されるよう構成されているが、これに限定されるわけではない(別基板として構成してもよいが、一体化するよう構成することでスペースメリットや配線等にノイズが混入してしまう事態を低減できるといったメリットが生ずる)。また、両制御部での作業分担についても、例えばサブサブ制御部2310により音声制御を実行させる(VDPに音声制御回路が一体化されたものを採用する場合に好適)等、適宜変更できる。また、賞球として物理的な賞球を付与せずに電子的な価値を付与してもよい。
次に、各制御基板への電源供給方法並びに、電断検出回路(本実施形態では、リセット回路の一部として構成されている)の構成について、簡単に説明する。主制御基板1000が備えるCPU1000−aには、ROM及びRAMが内蔵されていると共に、主制御基板1000にはリセット回路300が設けられている。そして、電源供給ユニット290から供給された電力は、賞球払出制御基板3000を中継して、主制御基板1000に入力されるよう構成されている。このような構成下、本例では、電源供給ユニット290から供給された電力の一部は、リセット回路300の一入力端子に入力されており、リセット回路300の一出力端子とCPU1000−aの一入力端子(本例では、NMI端子)とが接続されている結果、電源供給ユニット290から供給されている電力(電圧)が所定値を下回った場合には、当該事象をリセット回路300で検出し、CPU1000−aに電断信号を出力する一方、更に電圧が低下した場合にリセット信号を出力する(この信号はCPUを含む各ICのリセット端子に供給される)ように構成されている。尚、電断信号の入力端子としてNMI端子を用いる態様は、あくまで一例であり、CPU1000−aが備える他の入力端子を用いて同様の構成(作用)を創出することが可能である(この点については後述する)。また、同様に、電源供給ユニット290上に設けられたリセットボタン(RAMクリアボタン)からの信号をCPU1000−aの一入力端子(例えばCPUに内蔵された入力ポート等)に入力することで、当該リセットボタンが操作された際に、RAM内容がクリアされるよう構成されている。尚、図示しないが、賞球払出制御基板3000においても、主制御基板1000と同様に、電源供給ユニット290から供給された電力が所定値を下回った場合、或いは、電源供給ユニット290上に設けられたリセットボタンが操作された際には、それらの信号をCPUに入力し、同様の処理を実行できるよう構成してもよい。
次に、副制御基板2000におけるリセット関連部分について簡単に説明する。本実施形態においては、サブメイン制御部2320が備えるCPU2320−aには、ROM及びRAMが内蔵されていると共に、サブサブ制御部2310が備えるCPU2310−aには、ROM及びRAMが内蔵されている。そして、本実施形態では、両制御部に対して個々に共通の主制御基板1000と同様のリセットICを備えており(無論、リセットICを共用することも可能である)、設計上のリセット条件(例えばパワーオン時や電源処理後の更なる電圧低下時等)となったときに、CPUに対してリセット信号を出力するように構成されている。ところで、当該遊技機が遊技場にて稼働している場合等においては、不測の事象(例えば、静電気ノイズによる誤ったリセット信号の入力等)によって、副制御基板2000側のCPUのみがリセット状態になるという事態が発生し得る。このような事態が発生した場合、主制御基板1000側では正常な遊技進行処理が継続して実行されている一方、副制御基板2000側では、当該正常な遊技進行処理に応じた演出制御処理(画像表示処理)ではなく、リセット後の処理へと移行してしまう結果、双方の処理が不整合を起こしているような外観上の食い違いが発生してしまうことになる。そして、例えば、副制御基板2000側でのリセット後の処理において、副制御基板2000側がリセットされた旨を無条件に報知するよう構成していた場合には、当該報知によって遊技者を困惑させてしまい遊技機に対する不信感が募ってしまう結果、遊技者と遊技場運営者との無用なトラブルに発展してしまう恐れがある。このような事態を回避するためには、副制御基板2000側がリセットされた際の要因を究明し、当該要因に応じた適切な処理を実行することが重要となる。そこで、本実施形態では、適切な処理が実行可能となるような機能を搭載しているのであるが、当該機能については、全体構成の説明の後に詳述する。
次に、図4のブロック図を参照しながら、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の各種機能について説明する。はじめに、主制御装置1000は、遊技に係る遊技周辺機器(第1主遊技周辺機器A、第2主遊技周辺機器B、第1・第2主遊技共用周辺機器C、補助遊技周辺機器D)、演出に係るサブメイン制御部2320(演出表示制御手段2320)、主制御装置1000からの払出指示に基づき所定数の賞球の払出制御を行う賞球払出制御装置3000と、情報伝達可能に接続されている。また、サブメイン制御部2320(演出表示制御手段2320)は、画像演出を実行するサブサブ制御部2310(演出表示手段2310)、各種遊技効果ランプ190(例えばサイドランプ)やスピーカ114等とも電気的に接続されている。更に、賞球払出制御装置3000は、ステッピングモータやスプロケット等を備えた賞球払出装置と電気的に接続されている。尚、主制御装置1000、サブメイン制御部2320(演出表示制御手段2320)、サブサブ制御部2310(演出表示手段2310)、賞球払出制御装置3000等は、ハードウエア的にはデータやプログラムを格納するROMやRAM、演算処理に用いるCPU等の素子等から構成される。尚、以下で主制御装置1000に含まれるとする各手段を周辺機器(例えば、遊技周辺機器2000)に搭載される形で構成してもよい。例えば、周辺機器(例えば、遊技周辺機器2000)に含まれるとする各手段を主制御装置1000に搭載される形で構成してもよい。以下、上記各手段(装置)の詳細を説明する。
まず、主制御装置1000は、主遊技(第1主遊技、第2主遊技、特別遊技)・補助遊技・一般遊技に関する主たる制御を司る遊技制御手段1100と、遊技周辺機器2000側に各種遊技情報{例えば、停止図柄情報、停止図柄の属性情報{例えば、15R大当り(出球あり)、2R大当り(出球無し)、小当り、ハズレ}、変動態様に関する情報(例えば、変動時間)、特別遊技の開始信号・状態情報・終了信号、保留情報等}を送信するための情報送信制御手段1300(及び未送信コマンドを蓄積するコマンド送信用バッファ1301)と、各種入賞口への遊技球の入賞に基づき所定の賞球の払出を行うように賞球払出制御装置3000を制御する賞球払出決定手段1400と、後述するトグル信号の送信状態を管理するトグル状態管理手段1500(及びトグル信号の送信状態を一時記憶するためのトグル状態一時記憶手段1501)と、を有している。
ここで、遊技制御手段1100は、各入球口(始動口等)への遊技球の流入を判定するための入球判定手段1110と、各乱数の取得可否を判定し、当該判定結果に基づき当該各乱数を取得するための乱数取得判定実行手段1120と、変動表示中における各始動口への入球を保留球として上限個数以内で一時記憶するための保留制御手段1130と、後述する第1主遊技側乱数・第2主遊技側乱数・補助遊技側乱数に基づき特別遊技の当否及び第2主遊技始動口電動役物2112の開放可否を抽選する当否抽選手段1135と、各乱数に基づき、各図柄の停止図柄及び変動態様(変動時間等)を決定するための図柄内容決定手段1140と、各図柄の変動及び停止表示する制御を行うための表示制御手段1150と、第2主遊技始動口2110の第2主遊技始動口電動役物2112の開閉決定に直接関連する各種処理を行うための電動役物開閉制御手段1160と、通常遊技よりも遊技者に有利な特別遊技に関する制御を司る特別遊技制御手段1170と、第1主遊技及び第2主遊技並びに補助遊技に関し、現在の遊技状態をどの遊技状態に移行させるかの決定と、当該決定に基づき遊技状態を移行させる処理を行うための特定遊技制御手段1180と、現在及び過去の遊技状態[例えば、主遊技に関する状態{通常遊技状態、特定遊技状態(確率変動遊技状態、時間短縮遊技状態、限定頻度遊技状態)、特別遊技状態}、補助遊技に関する状態(易開放状態、非易開放状態)、主遊技図柄や補助遊技図柄に係る停止図柄及び変動態様情報、各種フラグのオンオフ状況、特別遊技中の遊技状態(例えばラウンド数や入賞個数情報)]等を一時記憶するための遊技状態一時記憶手段1190と、を有している。以下、各手段について詳述する。
まず、入球判定手段1110は、第1主遊技始動口2210へ遊技球が入球したか否かを判定する第1主遊技始動口入球判定手段1111と、第2主遊技始動口2110へ遊技球が入球したか否かを判定する第2主遊技始動口入球判定手段1112と、補助遊技始動口2410に遊技球が流入したか否かを判定する補助遊技入球口入球判定手段1113とを有している。
次に、乱数取得判定実行手段1120は、第1主遊技始動口2210への遊技球の入球に基づき第1主遊技側乱数を取得するか否かを判定すると共に、判定結果に応じて当該乱数(例えば、第1当選乱数、第1変動態様決定乱数、第1主遊技図柄決定乱数等)を取得する第1主遊技乱数取得判定実行手段1121と、第2主遊技始動口2110への遊技球の入球に基づき第2主遊技側乱数を取得するか否かを判定すると共に、判定結果に応じて当該乱数(例えば、第2当選乱数、第2変動態様決定乱数、第2主遊技図柄決定乱数等)を取得する第2主遊技乱数取得判定実行手段1122と、補助遊技側選乱数の取得の可否を判定し、当該判定結果に基づき当該乱数を取得するための補助遊技乱数取得判定実行手段1123とを有している。
ここで、上記を含め本特許請求の範囲及び本明細書における「乱数」は、例えば、乱数の種類(例えば、当選乱数や変動態様決定乱数)により割り振られた「0」〜「65535」や「0」〜「255」といった所定範囲からランダムに選択された値である。また、乱数としては、数学的に発生させる乱数でなくともよく、ハードウエア乱数やソフトウエア乱数等により発生させる擬似乱数でもよい。例えば、乱数にある夫々の値の発現方式が、乱数の数列に沿って順々に値を発現させる方式(プラスワン方式)、乱数の数列の最終値が発現したときの次の値(初期値)を偶然性のある値によって定める方式(初期値更新方式)、これらの組み合わせ等を挙げることができる。
次に、保留制御手段1130は、第1主遊技図柄変動許可が下りていない状況で取得した当該第1主遊技側乱数を一時記憶するか否かを判定し、当該判定結果に基づき前記乱数を図柄変動許可が下りるまで第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131aに保留するための第1主遊技図柄保留手段1131と、第2主遊技図柄変動許可が下りていない状況で取得した当該第2主遊技側乱数を一時記憶するか否かを判定し、当該判定結果に基づき前記乱数を図柄変動許可が下りるまで第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段1132aに保留するための第2主遊技図柄保留手段1132と、補助遊技図柄変動許可が下りていない状況で取得した補助遊技側乱数を一時記憶するか否かを判定し、当該判定結果に基づき当該乱数を図柄変動許可が下りるまで補助遊技図柄保留情報一時記憶手段1133aに保留するための補助遊技図柄保留手段1133と、を有している。ここで、第1主遊技図柄保留手段1131、第2主遊技図柄保留手段1132及び補助遊技図柄保留手段1133は、最大4個まで記憶可能な、前記乱数を保留順序と結合した形で一時記憶するための、第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131a、第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段1132a及び補助遊技図柄保留情報一時記憶手段1133aを夫々有している。
次に、当否抽選手段1135は、当否抽選の結果、当りである場合に特別遊技への移行決定をする(例えば、内部的に当りフラグをオンにする)特別遊技移行決定手段1135aと、当否抽選を行う際に参照される当否抽選用テーブル1135bとを、有している。ここで、当否抽選用テーブル1135bは、第1主遊技図柄に関しての当否抽選を行う際に参照される第1主遊技用当否抽選テーブル1135b−1と、第2主遊技図柄に関しての当否抽選を行う際に参照される第2主遊技用当否抽選テーブル1135b−3と、を有している。尚、詳細なテーブル構成の一例については後述する。
次に、図柄内容決定手段1140は、取得した遊技内容決定乱数(第1主遊技乱数)に基づき、第1主遊技図柄の停止図柄と変動態様(変動時間等)を決定する第1主遊技内容決定手段1141と、取得した遊技内容決定乱数(第2主遊技乱数)に基づき、第2主遊技図柄の停止図柄と変動態様(変動時間等)を決定する第2主遊技内容決定手段1142と、取得した補助遊技図柄当選乱数に基づき補助遊技図柄の停止図柄を決定する補助遊技内容決定手段1143とを有している。
ここで、第1主遊技内容決定手段1141は、第1主遊技図柄に係る停止図柄や変動態様を決定する際に参照される第1主遊技内容決定用抽選テーブル1141aを有しており、当該第1主遊技内容決定用抽選テーブル1141aは、当否結果・遊技状態に応じて異なる各種抽選テーブルを備えている(例えば、遊技状態に関しては、通常遊技→第1主遊技通常遊技状態用抽選テーブル、確率変動遊技→第1主遊技確率変動遊技状態用抽選テーブル、時間短縮遊技→第1主遊技時間短縮遊技状態用抽選テーブル)。また、第2主遊技内容決定手段1142は、第2主遊技図柄に係る停止図柄や変動態様を決定する際に参照される第2主遊技内容決定用抽選テーブル1142aを有しており、当該第2主遊技内容決定用抽選テーブル1142aは、当否結果・遊技状態に応じて異なる各種抽選テーブルを備えている(例えば、遊技状態に関しては、通常遊技→第2主遊技通常遊技状態用抽選テーブル、確率変動遊技→第2主遊技確率変動遊技状態用抽選テーブル、時間短縮遊技→第2主遊技時間短縮遊技状態用抽選テーブル)。尚、詳細なテーブル構成の一例については後述する。更に、補助遊技内容決定手段1143は、補助遊技図柄に係る停止図柄を決定する際に参照される補助遊技内容決定用抽選テーブル1143aを有しており、当該補助遊技内容決定用抽選テーブル1143aは、遊技状態に応じて異なる各種当選テーブルを備えている(通常遊技→補助遊技通常用抽選テーブル、確率変動遊技及び時間短縮遊技→補助遊技時間短縮用抽選テーブル)。
次に、表示制御手段1150は、第1主遊技図柄表示装置2130の第1主遊技図柄表示部2131上で、所定時間第1主遊技図柄を変動させた後に停止表示する制御を行う第1主遊技図柄制御手段1151と、第2主遊技図柄表示装置2230の第2主遊技図柄表示部2231上で、所定時間第2主遊技図柄を変動させた後に停止表示する制御を行う第2主遊技図柄制御手段1152と、第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131a及び第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段1132aのいずれにも乱数が一時記憶されている場合には、いずれの乱数保留手段に一時記憶された乱数に基づく主遊技図柄の変動を優先するかを決定する主遊技図柄保留解除制御手段1154と、補助遊技図柄表示装置2420の補助遊技図柄表示部2421上で、所定時間補助遊技図柄を変動させた後に停止表示する制御を行う補助遊技図柄制御手段1153とを有している。
ここで、第1主遊技図柄制御手段1151は、前記第1主遊技内容決定手段1141により決定された変動態様に係る変動時間を管理するための第1主遊技図柄変動時間管理手段1151aを更に有している。また、第1主遊技図柄変動時間管理手段1151aは、ゼロクリア可能な第1主遊技図柄変動管理用タイマ1151a−1(デクリメントカウンタ)を更に有している。次に、第2主遊技図柄制御手段1152は、前記第2主遊技内容決定手段1142により決定された変動態様に係る変動時間を管理するための第2主遊技図柄変動時間管理手段1152aを更に有している。また、第2主遊技図柄変動時間管理手段1152aは、ゼロクリア可能な第2主遊技図柄変動管理用タイマ1152a−1(デクリメントカウンタ)を更に有している。更に、補助遊技図柄制御手段1153は、補助遊技図柄表示装置2420の補助遊技図柄表示部2421上での補助遊技図柄の変動時間を管理するための補助遊技図柄変動時間管理手段1153aを有している。また、補助遊技図柄変動時間管理手段1153aは、時間を計測可能な補助遊技図柄変動管理用タイマ1153a−1を更に備えている。
次に、電動役物開閉制御手段1160は、第2主遊技始動口2110の電動役物2112を開閉する処理を行うための条件を充足しているか否かを判定するための条件判定手段1161と、第2主遊技始動口2110の電動役物2112の駆動(開放)時間を計測する開放タイマ1162とを有している。
次に、特別遊技制御手段1170は、特別遊技(大当り、小当り)に移行するための条件を充足しているか否か、具体的には、大当り又は小当りに当選している{特別遊技(大当り、小当り)実行許可フラグが発生している}か否かを判定する条件判定手段1171と、特別遊技移行条件を充足している場合、当該特別遊技の内容(具体的には、開状態となる大入賞口、ラウンド数、ラウンド間時間等)を特別遊技関連情報一時記憶手段1194中にセットする特別遊技内容決定手段1172と、第1大入賞口2120又は第2大入賞口2220を所定条件で開状態にするという特別遊技(大当り、小当り)を実行するための特別遊技実行手段1173と、特別遊技に関する各種処理の時間管理(例えば、第1大入賞口2120及び第2大入賞口2220の開閉時間)を行うための特別遊技時間管理手段1174とを有している。ここで、特別遊技時間管理手段1174は、ラウンド時間を管理する特別遊技用タイマ1174aを更に有している。また、特別遊技内容決定手段1172は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194にセットされるべき前記特別遊技の内容を特定する際に参照される特別遊技内容参照テーブル1172aを更に有している(テーブルの詳細については不図示)。
次に、特定遊技制御手段1180は、特定遊技状態の終了条件を充足しているか否かを判定する特定遊技終了条件判定手段1181を有している。ここで、特定遊技終了条件判定手段1181は、時短回数をカウント可能な時短回数カウンタ1181aを更に有している。ここで、「特定遊技」とは、例えば、特別遊技への抽選確率が通常遊技時よりも高い確率変動遊技や、主遊技図柄の変動時間が通常遊技時よりも相対的に短い時間短縮遊技を指す。
ここで、本実施形態においては、時短中には、非時短中と比較して、第1主遊技図柄及び第2主遊技図柄の変動時間が相対的に短縮される(時間短縮機能)。更に、補助遊技図柄の変動時間も相対的に短縮されると共に、第2主遊技始動口2110の電動役物2112の開放延長時間が相対的に延長される(開放時間延長機能)。また、本実施形態における時短は、第1主遊技図柄の変動回数と第2主遊技図柄の変動回数の合計値が所定回数を超えた場合に終了する(時短回数制限無しの確率変動遊技を除く)。即ち、時短回数は、第1主遊技図柄及び第2主遊技図柄の変動(停止)毎に減算されるよう構成されている。尚、上記の特定遊技終了条件判定手段1181は、例えば、図柄変動の度に所定確率で特定遊技(例えば確率変動遊技や時間短縮遊技)から通常遊技への移行抽選を行う機能を有していてもよい(転落抽選機能を有するぱちんこ遊技機の場合)。
次に、遊技状態一時記憶手段1190は、第1主遊技(第1主遊技図柄の変動から停止に至るまでの遊技)における現在の遊技状態を一時記憶するための第1主遊技状態一時記憶手段1191と、第2主遊技(第2主遊技図柄の変動から停止に至るまでの遊技)における現在の遊技状態を一時記憶するための第2主遊技状態一時記憶手段1192と、補助遊技における現在の遊技状態を一時記憶するための補助遊技状態一時記憶手段1193と、特別遊技における現在の遊技状態(例えば、ラウンド数、任意のラウンドにおける遊技球の入賞個数、特別遊技に関する各種フラグのオンオフ等)を一時記憶するための特別遊技関連情報一時記憶手段1194とを有している。
ここで、第1主遊技状態一時記憶手段1191は、第1主遊技に関する各種遊技状態における各種フラグのオンオフ情報を一時記憶するための第1フラグ一時記憶手段1191aと、現在変動中の第1主遊技図柄(変動開始条件が成立した第1主遊技図柄)に係る停止図柄及び変動態様情報を一時記憶するための第1主遊技図柄情報一時記憶手段1191bとを有している。
また、第2主遊技状態一時記憶手段1192は、第2主遊技に関する各種遊技状態における各種フラグのオンオフ情報を一時記憶するための第2フラグ一時記憶手段1192aと、現在変動中の第2主遊技図柄(変動開始条件が成立した第2主遊技図柄)に係る停止図柄及び変動態様情報を一時記憶するための第2主遊技図柄情報一時記憶手段1192bとを有している。
また、補助遊技状態一時記憶手段1193は、補助遊技に関する情報(例えば、補助遊技図柄当選フラグ・開放延長フラグ・時間短縮フラグ等の各種フラグのオンオフ情報)を一時記憶するための補助遊技関連情報一時記憶手段1193aと、現在変動中の補助遊技図柄(変動開始条件が成立した補助遊技図柄)に係る停止図柄等の情報を一時記憶するための補助遊技図柄情報一時記憶手段1193bとを有している。
次に、遊技周辺機器2000について説明する。尚、一部の周辺機器については既に詳細構成を述べたので、残る構成について簡潔に説明する。まず、遊技周辺機器は、第1主遊技側の周辺機器である第1主遊技周辺機器Aと、第2主遊技側の周辺機器である第2主遊技周辺機器Bと、第1主遊技側と第2主遊技側の共用周辺機器である第1・第2主遊技共用周辺機器Cと、補助遊技に関する補助遊技周辺機器Dと、サブメイン制御部2320(演出表示制御手段2320)、サブサブ制御部2310(演出表示装置2310)等、を有している。ここで、サブメイン制御部2320により制御される演出は、第1主遊技図柄及び第2主遊技図柄の変動と時間的に同期の取れた形での装飾図柄の変動を含め、遊技の結果に影響を与えない情報のみの表示に係るものである。以下、これらの周辺機器を順番に説明する。
まず、第1主遊技周辺機器Aは、特別遊技移行の契機となる第1主遊技始動口2210と、第1主遊技図柄の停止表示及び変動表示が可能な第1主遊技図柄表示装置2130と、を有している。
次に、第2主遊技周辺機器Bは、特別遊技移行の契機となる第2主遊技始動口2110と、第2主遊技図柄の停止表示及び変動表示が可能な第2主遊技図柄表示装置2230と、を有している。
次に、第1・第2主遊技共用周辺機器Cは、通常遊技の際には閉状態にあり、特別遊技の際には所定条件下で開状態となる第1大入賞口2120と、通常遊技の際には閉状態にあり、特別遊技の際には所定条件下で開状態となる第2大入賞口2220と、を有する。
次に、補助遊技周辺機器Dは、第2主遊技始動口2110の第2主遊技始動口電動役物2112の開放の契機となる補助遊技始動口2410と、補助遊技図柄の停止表示及び変動表示が可能な補助遊技図柄表示装置2420とを有している。
ここで、演出表示制御手段(サブメイン制御部)2320は、主制御装置1000側からの各種情報を受信するための表示情報受信手段2321と、装飾図柄の変動態様や停止図柄の決定処理及び表示制御処理を司る装飾図柄表示制御手段2322と、装飾図柄の保留個数管理や保留表示処理を司る装図保留情報表示制御手段2323と、演出制御全般に係る情報を一時記憶するための演出一般情報一時記憶手段2324と、サブメイン制御部2320側のCPUがリセットされた要因を特定するリセット原因判断手段2500と、サブサブ制御部2310側との情報送受信を制御する情報送受信制御手段2400と、を有している。以下、上記各手段を詳述する。
まず、表示情報受信手段2321は、主制御装置1000側からの第1主遊技及び第2主遊技に関する図柄情報や表示指示情報を一時記憶するためのメイン側情報一時記憶手段2321aを有している。
次に、装飾図柄表示制御手段2322は、主制御装置1000側からの情報に基づいて、装飾図柄の停止図柄及び変動態様を決定する装図表示内容決定手段2322aと、装飾図柄の図柄変動に係る各種情報(変動態様情報、停止図柄情報、各種フラグ等)を一時記憶するための装図表示関連情報一時記憶手段2322cと、装飾図柄の変動時間を計時するための装図変動時間管理タイマ2322dと、を有している。ここで、装図表示内容決定手段2322aは、装飾図柄の停止図柄及び変動態様を決定する際に参照される装図変動内容決定用抽選(参照)テーブル2322a−1を有している。尚、詳細なテーブル構成の一例については後述する。
次に、装図保留情報表示制御手段2323は、装飾図柄に係る保留に関する情報を一時記憶するための装図保留情報一時記憶手段2323aを有している。
次に、リセット原因判断手段2500は、主制御装置1000側からのコマンド有無を判断するためにリセット時からの経過時間を計時するリセット原因判断時間管理タイマ2501と、不正な要因に基づくリセットであると判定された場合において当該リセット時の状況を退避するためのリセット情報一時記憶手段2502と、主制御装置1000側からの後述するトグル信号に基づきリセット要因を判断するトグル信号判断手段2503と、を有している。ここで、トグル信号判断手段2503は、主制御装置1000側からのトグル信号の変化を判断するための経過時間を計時するトグル信号判断時間管理タイマ2503aと、主制御装置1000側からのトグル信号の状態を一時記憶するトグル信号一時記憶手段2503bと、を更に有している。
次に、情報送受信制御手段2400は、サブサブ制御部2310への送信コマンドをバッファリングするための副コマンド送信用バッファ2401を更に有している。
また、演出表示手段(サブサブ制御部)2310は、演出表示装置2140上表示領域である装飾図柄表示領域2311、第1保留表示部2312a、第2保留表示部2312bへ画像を表示する画像表示制御手段2313と、サブメイン制御部2320側との情報送受信を制御する副情報送受信制御手段2450と、を有している。ここで、画像表示制御手段2313は、サブメイン制御部2320側から受信したコマンドや各種画像表示に係る情報を一時記憶するための画像表示関連情報一時記憶手段2313aを更に有している。
尚、第1主遊技図柄表示装置2130、第2主遊技図柄表示装置2230及び補助遊技図柄表示装置2420が、主制御装置1000と情報伝達可能に接続されており、残る演出表示手段2310が、演出表示制御手段2320と情報伝達可能に接続されている。即ち、第1主遊技図柄表示装置2130、第2主遊技図柄表示装置2230及び補助遊技図柄表示装置2420は、主制御装置1000により制御され、演出表示手段2310は、演出表示制御手段2320により制御されることを意味する。尚、主制御装置1000と片方向通信(一方向通信)により制御される他の周辺機器を介して、別の周辺機器を制御するように構成してもよい。
まず、図5は、主制御装置1000が行う一般的な処理の流れを示したメインフローチャートである。遊技機の電源投入後、同図(a)の処理が実行される。即ち、遊技機の電源投入後、初期設定を行った後(不図示)、ステップ3002で、主制御装置1000は、RAMクリアボタンの入力ポートを確認し、電源供給ユニット290のリセットボタン(RAMクリアボタン)が操作されたか否か、即ち、遊技場の管理者等によって意図的にRAMの内容をクリアさせる操作が行われたか否かを判定する。ステップ3002でYesの場合、ステップ3004で、主制御装置1000は、主制御装置1000側のRAM内容(例えば、遊技状態一時記憶手段1190内の情報等)を全てクリアする。次に、ステップ3006で、情報送信制御手段1300は、主制御基板1000のRAMをクリアしたことを示すラムクリア情報(コマンド)をサブメイン制御部2320側に送信し(当該タイミングにて送信してもよいし、当該タイミングではコマンドをセットしておき後述する制御コマンド送信処理にて送信するよう構成してもよい)、ステップ3014の処理に移行する。他方、ステップ3002でNoの場合は、ステップ3008で、主制御装置1000は、主制御装置1000におけるRAM領域の内容をチェックする(例えば、電断時に記録されたチェックサムとRAM領域に保存されている情報量との比較を行う)。次に、ステップ3010で、主制御装置1000は、当該チェック結果に基づきRAMの内容が正常でないか否か(正確に電断時の情報がRAMにバックアップされていないか否か)を判定する。ステップ3010でYes、即ちRAMにバックアップされていたデータが異常な場合には、ステップ3004の処理(前述したRAMクリア処理)に移行する。他方、ステップ3010でNo、即ちRAMにバックアップされていたデータが正常な場合、ステップ3011で、主制御装置1000は、主遊技装置1000におけるRAM内に記憶(バックアップ)されている電断時の各種情報コマンドを取得し、ステップ3012で、取得した各種情報コマンドをサブメイン制御部2320側に送信し(当該タイミングにて送信してもよいし、当該タイミングではコマンドをセットしておき後述する制御コマンド送信処理にて送信するよう構成してもよい)、ステップ3014の処理に移行する。次に、ステップ3014で、主制御装置1000は、同図のステップ1000によって示される主制御装置1000側のメイン処理に係る実行定時割り込み(例えば、約1.5ms毎のハードウェア割り込みを契機とするが、本例では、当該割り込み周期をTとする)を許可し(その結果、当該実行定時割り込みタイミング到達時には、同図のステップ1000が実行されることとなる)、ステップ3020の処理に移行する。尚、ステップ3020に移行後は、次の定時割り込みタイミングに到達するまで、主制御装置1000は、各種乱数更新処理(例えば、乱数カウンタのインクリメント処理)を繰り返し実行することとなる。
次に、タイマ割り込み処理について説明する。主制御装置1000は、定時割り込みタイミングに到達した場合に発生する割り込み要求に基づいて、同図(b)の処理を実行する。即ち、定時割り込み周期Tの到達時(例えば、約1.5ms毎のハードウェア割り込み)を契機として、ステップ2000で、主制御装置1000は、後述するトグル状態切換処理を実行する。次に、ステップ1100で、主制御装置1000は、後述の補助遊技内容決定乱数取得処理を実行する。次に、ステップ1200で、主制御装置1000は、後述の電動役物駆動判定処理を実行する。次に、ステップ1300で、主制御装置1000は、後述の主遊技内容決定乱数取得処理を実行する。次に、ステップ1400で、主制御装置1000は、後述の主遊技図柄表示処理を実行する。次に、ステップ1500で、主制御装置1000は、後述の特別遊技作動条件判定処理を実行する。次に、ステップ1600で、主制御装置1000は、後述の特別遊技制御処理を実行する。次に、ステップ1700で、主制御装置1000(特に賞球払出決定手段1400)は、遊技球が入賞した入賞口に基づき、賞球払出制御処理(賞球払出機構210の駆動制御等を賞球払出制御基板3000に実行させ、その結果を管理するための処理等)を行う。次に、ステップ1800で、主制御装置1000は、外部信号の出力処理(外部端子板、ホールコンピュータH等への情報出力)を実行する。次に、ステップ1900で、主制御装置1000は、後述の制御コマンド送信処理を実行し、本割り込み処理の実行直前に実行されていた処理に復帰する。
次に、NMI割り込み処理について説明する。前述の通り、主制御装置1000は、リセットICからの電断信号がCPUのNMI端子に入力されるように構成されており、遊技機における電源断時において、同図(c)の処理が実行される。即ち、遊技機の電源断時(本例では、NMI割り込み時)において、ステップ3604で、主制御装置1000は、RAM領域の情報に基づき電断時情報(例えば、チェックサム)をセットする。次に、ステップ3606で、主制御装置1000は、RAM領域への書き込みを禁止すると共に、タイマ割り込み処理を禁止し、電源断待ちループ処理に移行する。
次に、図5におけるステップ2000のサブルーチンに係る、トグル状態切替処理について、図6のトグル状態切替処理のフローチャートを用いて説明する。まず、ステップ2002で、トグル状態切替手段1500は、トグル状態一時記憶手段1501を参照して、トグル切替フラグがオン(電源断復帰時の初期状態はオンとする)であるか否かを判定する。ステップ2002でYesの場合、ステップ2004で、トグル状態切替手段1500は、トグル状態一時記憶手段1501内のトグル切替フラグをオフに変更し、ステップ2006の処理に移行する。他方、ステップ2002でNoの場合、ステップ2006で、トグル状態切替手段1500は、トグル状態一時記憶手段1501内のトグル切替フラグをオンに変更し、トグル状態切替処理を終了する。{次の処理(ステップ1100の補助遊技内容決定乱数取得処理)に移行する}。つまり、これらの処理により、タイマ割り込み処理毎にトグル状態フラグがパルス状に変化するようになっているのである。
次に、図5におけるステップ1100のサブルーチンに係る、補助遊技内容決定乱数取得処理について、図7の補助遊技内容決定乱数取得処理のフローチャートを用いて説明する。まず、ステップ1102で、補助遊技入球口入球判定手段1113は、補助遊技入球口2410に遊技球が入球(流入、ゲートの場合は通過)したか否かを判定する。ステップ1102でYesの場合、ステップ1104で、補助遊技乱数取得判定実行手段1123は、補助遊技図柄保留情報一時記憶手段1133aを参照し、保留球が上限(例えば4個)でないか否かを判定する。ステップ1104でYesの場合、ステップ1106で、補助遊技乱数取得判定実行手段1123は、補助遊技内容決定乱数(例えば、補助遊技図柄当選乱数)を取得する。次に、ステップ1108で、補助遊技図柄保留手段1133は、何個目の保留であるかという情報と共に、当該乱数を補助遊技図柄保留情報一時記憶手段1133aにセットする形で保留球を1加算し、次の処理(ステップ1200の電動役物駆動判定処理)に移行する。尚、ステップ1102及びステップ1104でNoの場合も、次の処理(ステップ1200の電動役物駆動判定処理)に移行する。
次に、図5におけるステップ1200のサブルーチンに係る、電動役物駆動判定処理について、図8の電動役物駆動判定処理のフローチャートを用いて説明する。まず、ステップ1202で、電動役物開閉制御手段1160は、補助遊技関連情報一時記憶手段1193aを参照して、電動役物開放中フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ1202でYesの場合、ステップ1204で、補助遊技図柄制御手段1153は、補助遊技関連情報一時記憶手段1193aを参照して、補助遊技図柄変動中フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ1204でYesの場合、ステップ1206で、補助遊技内容決定手段1143は、補助遊技図柄保留情報一時記憶手段1133aにアクセスし、補助遊技図柄に関する保留球があるか否かを判定する。ステップ1206でYesの場合、ステップ1216で、補助遊技内容決定手段1143は、補助遊技状態一時記憶手段1193を参照して補助遊技側の遊技状態(補助遊技時短フラグのフラグ状態)を取得すると共に、補助遊技内容決定用抽選テーブル1143aを参照し、当該取得した補助遊技側の遊技状態及び当該保留球に基づく補助遊技図柄乱数に基づき停止図柄を決定(例えば、補助遊技時短フラグがオンである場合には、オフである場合と比して高確率で当選図柄を選択)して補助遊技図柄情報一時記憶手段1193bに一時記憶する。次に、ステップ1218で、補助遊技図柄変動時間管理手段1153aは、補助遊技側の遊技状態(補助遊技時短フラグのフラグ状態)に基づき、補助遊技図柄変動管理用タイマ1153a−1に補助遊技図柄の変動時間に係る所定時間(例えば、補助遊技時短フラグがオンの場合には5秒、補助遊技時短フラグがオフの場合には30秒)をセットする。そして、ステップ1220で、補助遊技図柄制御手段1153は、補助遊技関連情報一時記憶手段1193a中の補助遊技図柄変動中フラグをオンにする。次に、ステップ1222で、補助遊技図柄保留手段1133は、補助遊技図柄に関する当該保留球を1減算した上で補助遊技図柄保留情報一時記憶手段1133aに記録されている保留情報を更新すると共に、補助遊技図柄制御手段1153は、補助遊技図柄変動管理用タイマ1153a−1をスタートした後、補助遊技図柄表示部2421上で補助遊技図柄の変動表示を開始する。次に、ステップ1224で、補助遊技図柄変動時間管理手段1153aは、補助遊技図柄変動管理用タイマ1153a−1を参照して、補助遊技図柄の変動時間に係る所定時間に到達したか否かを判定する。ステップ1224でYesの場合、ステップ1226で、補助遊技図柄制御手段1153は、補助遊技図柄情報一時記憶手段1193bを参照して補助遊技図柄の停止図柄を取得すると共に、当該取得した補助遊技図柄の停止図柄を補助遊技図柄表示部2421上で確定表示する。そして、ステップ1228で、補助遊技図柄制御手段1153は、補助遊技関連情報一時記憶手段1193a中の補助遊技図柄変動中フラグをオフにする。次に、ステップ1230で、条件判定手段1161は、当該補助遊技図柄の停止図柄が「当り」であるか否かを判定する。ステップ1230でYesの場合、ステップ1232で、電動役物開閉制御手段1160は、補助遊技側の遊技状態(補助遊技時短フラグのフラグ状態)に基づき、開放タイマ1162に電動役物の開放時間に係る所定時間(例えば、補助遊技時短フラグがオンの場合には5秒、補助遊技時短フラグがオフの場合には0.5秒)をセットする。次に、ステップ1234で、電動役物開閉制御手段1160は、補助遊技関連情報一時記憶手段1193a中の電動役物開放中フラグをオンにする。そして、ステップ1236で、電動役物開閉制御手段1160は、第2主遊技始動口2110の電動役物2112を開放する。次に、ステップ1238で、電動役物開閉制御手段1160は、開放タイマ1162を参照して、電動役物の開放時間に係る所定時間に到達したか否かを判定する。ステップ1238でYesの場合、ステップ1240及びステップ1242で、電動役物開閉制御手段1160は、第2主遊技始動口2110の電動役物2112を閉鎖すると共に、補助遊技関連情報一時記憶手段1193a中の電動役物開放中フラグをオフにし、次の処理(ステップ1300の主遊技内容決定乱数取得処理)に移行する。
尚、ステップ1202でNoの場合にはステップ1238に移行し、ステップ1204でNoの場合にはステップ1224に移行し、ステップ1206、ステップ1224、ステップ1230及びステップ1238でNoの場合には次の処理(ステップ1300の主遊技内容決定乱数取得処理)に移行する。
また、本フローチャートでは、便宜上、ステップ1226での停止図柄表示後、すぐに次のステップに移行しているが、これには限定されない。その場合には、500ms程度の停止表示固定時間を経てから次の処理に移行するよう構成してもよい(例えば、停止表示固定中フラグ及びタイマを利用して分岐処理を行うことによりこの処理を達成可能である)。
次に、図5におけるステップ1300のサブルーチンに係る、主遊技内容決定乱数取得処理について、図9の主遊技内容決定乱数取得処理のフローチャートを用いて説明する。まず、ステップ1302で、第1主遊技始動口入球判定手段1111は、第1主遊技始動口2210の第1入球検出装置2211から第1主遊技始動口入球情報を受信したか否かを判定する。ステップ1302でYesの場合、ステップ1304で、第1主遊技乱数取得判定実行手段1121は、第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131aを参照し、主遊技(特に第1主遊技側)に関する保留球が上限(例えば4個)でないか否かを判定する。ステップ1304でYesの場合、ステップ1306で、第1主遊技乱数取得判定実行手段1121は、第1主遊技内容決定乱数を取得する。なお、本実施例では、第1主遊技内容決定乱数として、当否を決定するための当否抽選乱数、当り時の図柄を決定するための図柄抽選乱数、特別図柄の変動パターン(変動時間)を決定するための変動態様抽選乱数の3つの乱数を取得している。ちなみに、これら3つの乱数は夫々更新周期・乱数範囲の異なる乱数生成手段から生成され、本タイミングで一連的に取得するようになっている。次に、ステップ1312で、第1主遊技図柄保留手段1131は、当該第1主遊技内容決定乱数を第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131aに記憶する。次に、ステップ1313で、情報送信制御手段1300は、第1主遊技乱数が取得された旨の情報(保留発生コマンド)を、サブメイン制御部2320へ送信するためのコマンド送信用バッファ1301にセットする。次に、ステップ1314で、第2主遊技始動口入球判定手段1112は、第2主遊技始動口2110の第2入球検出装置2111から第2主遊技始動口入球情報を受信したか否かを判定する。ステップ1314でYesの場合、ステップ1316で、第2主遊技乱数取得判定実行手段1122は、第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段1132aを参照し、主遊技(特に第2主遊技側)に関する保留球が上限(例えば4個)でないか否かを判定する。ステップ1316でYesの場合、ステップ1318で、第2主遊技乱数取得判定実行手段1122は、第2主遊技内容決定乱数を取得する。なお、本実施例では、第2主遊技内容決定乱数として、第1主遊技内容決定手段と同様に当否抽選乱数、図柄抽選乱数、変動態様抽選乱数の3つの乱数を取得している。ちなみに、第1主遊技内容決定乱数の各乱数の取得範囲と第2主遊技内容決定乱数の各乱数の取得範囲(例えば第1主遊技用の当否抽選乱数と第2主遊技用の当否抽選乱数の取得範囲)を同じに設定している。次に、ステップ1324で、第2主遊技図柄保留手段1132は、当該第2主遊技内容決定乱数を第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段1132aに記憶する。次に、ステップ1325で、情報送信制御手段1300は、第2主遊技乱数が取得された旨の情報(保留発生コマンド)を、サブメイン制御部2320へ送信するためのコマンド送信用バッファ1301にセットし、次の処理(ステップ1400の主遊技図柄表示処理)に移行する。尚、ステップ1302及びステップ1304でNoの場合にはステップ1314に移行し、ステップ1314及びステップ1316でNoの場合には次の処理(ステップ1400の主遊技図柄表示処理)に移行する。
尚、本実施形態では、ステップ1313、ステップ1325にてサブメイン制御部2320へ送信する情報として、乱数が取得された旨の情報を送信しているが、当該乱数値の情報や主遊技図柄の保留数を付帯して送信してもよく、これらの情報により乱数が取得された旨の情報として代用することも可能である。
次に、図5におけるステップ1400のサブルーチンに係る、主遊技図柄表示処理について、図10の主遊技図柄表示処理のフローチャートを用いて説明する。まず、ステップ1401で、主遊技図柄保留解除制御手段1154は、第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段1132aを参照し、第2主遊技図柄の保留が存在していないか否かを確認する。ステップ1401でYesの場合、ステップ1400(1)で、主制御装置1000は、後述の第1主遊技図柄表示処理を実行し、次の処理(ステップ1500の特別遊技作動条件判定処理)に移行する。他方、ステップ1401でNoの場合、ステップ1400(2)で、主制御装置1000は、後述の第2主遊技図柄表示処理を実行し、次の処理(ステップ1500の特別遊技作動条件判定処理)に移行する。このように、本実施形態においては、第2主遊技図柄の保留球が存在する場合には、第1主遊技図柄の保留球の存在に係らず(たとえ入賞順序が第1主遊技図柄の保留の方が先でも)、第2主遊技図柄の保留消化を優先して実行するよう構成されているが、これには限定されない(入賞順序に基づく保留消化や、双方の主遊技図柄を同時並行的に抽選する並列抽選を実行するよう構成してもよい)。
次に、図10におけるステップ1400(1){ステップ1400(2)}のサブルーチンに係る、第1主遊技図柄表示処理(第2主遊技図柄表示処理)について、図11の第1主遊技図柄表示処理(第2主遊技図柄表示処理)のフローチャートを用いて説明する。尚、本処理は、第1主遊技図柄側と第2主遊技図柄とで略同一の処理となるため、第1主遊技図柄側について主に説明し、第2主遊技図柄側の処理については括弧書きとする。まず、ステップ1402で、第1主遊技内容決定手段1141(第2主遊技内容決定手段1142)は、変動開始条件が成立しているか否かを判定する。ここで、この変動開始条件は、特別遊技中や図柄変動中でないことが条件となる。
次に、ステップ1414で、第1主遊技内容決定手段1141(第2主遊技内容決定手段1142)は、第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131a(第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段1132a)に一時記憶されている、今回の図柄変動に係る第1主遊技内容決定乱数(第2主遊技内容決定乱数)を読み出し、第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131a(第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段1132a)から削除すると共に、当該一時記憶されている残りの情報をシフトする(保留消化処理)。次に、ステップ1403で、当否抽選手段1135は、各遊技状態に対応する第1主遊技用当否抽選テーブル1135b−1(第2主遊技用当否抽選テーブル1135b−3)を参照し、第1主遊技内容決定乱数(第2主遊技内容決定乱数)(特に、当選抽選乱数)に基づき、主遊技図柄当否(本例では、大当り又は小当り)抽選を実行する。
ここで、図12(主遊技テーブル1)は、第1主遊技用当否抽選テーブル1135b−1(第2主遊技用当否抽選テーブル1135b−3)の一例である。本例に示されるように、本実施形態においては、確率変動遊技状態時における大当り当選確率は、非確率変動遊技状態時における大当り当選確率よりも高確率となるよう構成されている。また、第1主遊技側においては、特別遊技の実行前後における遊技状態が変化し得ない当りである小当りが当選し得るよう構成されている。尚、当選確率はあくまでも一例であり、これには何ら限定されない。また、大当り及び小当りの抽選方法についても特に限定されず、同一の抽選テーブルで大当り及び小当りの抽選を実行してもよいし、先に大当り抽選テーブルを参照して大当り抽選を実行し、大当り抽選にはずれた場合、更に小当り抽選テーブルを参照して小当り抽選を実行するように構成してもよい。更には、先に小当り抽選テーブルを参照して小当り抽選を実行し、小当り抽選にはずれた場合又は当たった場合でも重ねて大当り抽選を実行してもよい。
フローチャートの説明に戻ると、次に、ステップ1417で、特別遊技移行決定手段1135aは、当該主遊技図柄の当否抽選結果が当りか否かを判定する。ステップ1417でYesの場合、ステップ1418で、特別遊技移行決定手段1135aは、第1フラグ一時記憶手段1191a(第2フラグ一時記憶手段1192a)中の「当りフラグ」をオンにする。他方、ステップ1417でNoの場合には、ステップ1418をスキップする。
次に、ステップ1416−1で、第1主遊技内容決定手段1141(第2主遊技内容決定手段1142)は、第1主遊技内容決定用抽選テーブル1141a(第2主遊技内容決定用抽選テーブル1142a)を参照し、主遊技図柄当否抽選結果及び第1主遊技内容決定乱数(第2主遊技内容決定乱数)(特に、図柄抽選乱数)に基づいて主遊技図柄に関する停止図柄を決定し、これらを第1主遊技図柄情報一時記憶手段1191b(第2主遊技図柄情報一時記憶手段1192b)に一時記憶する。
ここで、図12(主遊技テーブル2)は、第1主遊技内容決定用抽選テーブル1141a(第2主遊技内容決定用抽選テーブル1142a)の一例である(特に、停止図柄決定用テーブルの一例)。本例に示されるように、本実施形態においては、大当りに当選した場合、特別遊技時における最大実行ラウンド数の異なる複数の主遊技図柄候補(本例では、「1A、3A、7A」及び「1B、3B、7B」)の内から一の主遊技図柄が大当り図柄として決定されるよう構成されている。ここで、大当り図柄「1A、1B」は、後述するように、当該大当り図柄に係る特別遊技実行後には確率変動遊技状態へ移行しないこととなる態様である(以下、非確変大当り、と呼ぶことがある)一方、大当り図柄「3A、3B、7A、7B」は、後述するように、当該大当り図柄に係る特別遊技実行後には確率変動遊技状態へ移行することとなる態様である(以下、確変大当り、と呼ぶことがある)。
次に、ステップ1416−2で、第1主遊技内容決定手段1141(第2主遊技内容決定手段1142)は、遊技状態一時記憶手段1190内の限定頻度フラグがオフであるか否かを判定する。ここで、限定頻度フラグとは、後述するように、主遊技図柄が特定の図柄(本例では、ハズレ時に選択される特定ハズレ図柄「S」としているが、当選時に選択される図柄であってもよい)で停止表示された場合であって、当該停止表示後から所定回数の図柄変動が終了するまでオンとなるフラグである。ステップ1416−2でYesの場合、ステップ1416−3で、第1主遊技内容決定手段1141(第2主遊技内容決定手段1142)は、各遊技状態に対応する第1主遊技内容決定用抽選テーブル1141a(第2主遊技内容決定用抽選テーブル1142a)を参照し、主遊技図柄当否抽選結果及び第1主遊技内容決定乱数(第1主遊技内容決定乱数)(特に、変動態様抽選乱数)に基づいて主遊技図柄の変動態様を決定し、これらを第1主遊技図柄情報一時記憶手段1191b(第2主遊技図柄情報一時記憶手段1192b)に一時記憶して、ステップ1419に移行する。他方、ステップ1416−2でNoの場合、ステップ1416−4で、第1主遊技内容決定手段1141(第2主遊技内容決定手段1142)は、主遊技図柄の変動態様として所定の変動時間値(例えば、10秒)となる「特定変動態様SP」を決定し、これらを第1主遊技図柄情報一時記憶手段1191b(第2主遊技図柄情報一時記憶手段1192b)に一時記憶して、ステップ1419に移行する。
ここで、図12(主遊技テーブル3)は、第1主遊技内容決定用抽選テーブル1141a(第2主遊技内容決定用抽選テーブル1142a)の一例である(特に、変動態様決定用テーブルの一例)。本例に示されるように、本実施形態においては、主遊技図柄の当否抽選結果及び主遊技時短フラグ状態に基づき、主遊技図柄の変動態様(変動時間)が決定されるよう構成されている。即ち、主遊技図柄の当否抽選結果が当りの場合には相対的に変動時間が長時間となる変動態様が決定され易く、主遊技時短フラグがオフである場合(時短遊技状態)には相対的に変動時間が短時間となる変動態様が決定され易いよう構成されている。尚、本例はあくまでも一例であり、停止図柄の種類や選択率等には何ら限定されない。また、本実施形態では、説明の便宜上、保留球数に応じて異なるテーブルを有するよう構成しなかったが、保留球数に応じて異なるテーブルを有するように構成してもよいことはいうまでもない。
次に、ステップ1419で、情報送信制御手段1300は、第1主遊技図柄情報一時記憶手段1191b(第2主遊技図柄情報一時記憶手段1192b)に一時記憶された主遊技図柄に係るコマンド(停止図柄情報、停止図柄の属性情報、変動態様情報等)及び現在の遊技状態に係るコマンド(図柄変動表示開始指示コマンド)を、サブメイン制御部2320側に送信するためのコマンド送信用バッファ1301にセットする。次に、ステップ1420で、第1主遊技図柄変動時間管理手段1151a(第2主遊技図柄変動時間管理手段1152a)が、主遊技図柄の変動時間に係る所定時間を第1主遊技図柄変動管理用タイマ1151a−1(第2主遊技図柄変動管理用タイマ1152a−1)にセットする。そして、ステップ1422で、第1主遊技図柄制御手段1151(第2主遊技図柄制御手段1152)は、第1主遊技図柄表示装置2130(第2主遊技図柄表示装置2230)の第1主遊技図柄表示部2131(第2主遊技図柄表示部2231)上で、第1主遊技図柄情報一時記憶手段1191b(第2主遊技図柄情報一時記憶手段1192b)に記憶された変動態様に従い、主遊技図柄の変動表示を開始する。次に、ステップ1446で、第1主遊技図柄制御手段1151(第2主遊技図柄制御手段1152)は、第1フラグ一時記憶手段1191a(第2フラグ一時記憶手段1192a)中の変動中フラグをオンする。そして、ステップ1434で、第1主遊技図柄変動時間管理手段1151a(第2主遊技図柄変動時間管理手段1152a)が、主遊技図柄の変動時間に係る所定時間に到達したか否かを判定する。ステップ1434でYesの場合、ステップ1437で、情報送信制御手段1300は、図柄変動が終了する旨の情報(図柄確定表示指示コマンド)を、サブメイン制御部2320側に送信するためのコマンド送信用バッファ1301にセットする。次に、ステップ1438で、第1主遊技図柄制御手段1151(第2主遊技図柄制御手段1152)は、第1主遊技図柄表示装置2130(第2主遊技図柄表示装置2230)の第1主遊技図柄表示部2131(第2主遊技図柄表示部2231)上での主遊技図柄の変動表示を停止し、第1主遊技図柄情報一時記憶手段1191b(第2主遊技図柄情報一時記憶手段1192b)に記憶されている停止図柄を確定停止図柄として表示制御する。次に、ステップ1440で、第1主遊技図柄制御手段1151(第2主遊技図柄制御手段1152)は、第1フラグ一時記憶手段1191a(第2フラグ一時記憶手段1192a)中の変動中フラグをオフにする。そして、ステップ1442で、第1主遊技図柄変動時間管理手段1151a(第2主遊技図柄変動時間管理手段1152a)は、第1主遊技図柄変動管理用タイマ1151a−1(第2主遊技図柄変動管理用タイマ1152a−1)をリセットする。
次に、ステップ1448−1で、第1主遊技図柄制御手段1151(第2主遊技図柄制御手段1152)は、遊技状態一時記憶手段1190内の限定頻度フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ1448−1でYesの場合、ステップ1448−2で、第1主遊技図柄制御手段1151(第2主遊技図柄制御手段1152)は、第1主遊技図柄情報一時記憶手段1191b(第2主遊技図柄情報一時記憶手段1192b)を参照し、当該図柄変動の停止図柄が特定の図柄(本例では、特定ハズレ図柄「S」)であるか否かを判定する。ステップ1448−2でYesの場合、ステップ1448−3で、第1主遊技図柄制御手段1151(第2主遊技図柄制御手段1152)は、遊技状態一時記憶手段1190内の限定頻度フラグをオンにし、ステップ1450に移行する。他方、ステップ1448−1でNoの場合、ステップ1448−4で、第1主遊技図柄制御手段1151(第2主遊技図柄制御手段1152)は、限定頻度フラグがオンとなった後であって所定回数(例えば、10回)の図柄変動終了時であるか否かを判定する。ステップ1448−4でYesの場合、ステップ1448−5で、第1主遊技図柄制御手段1151(第2主遊技図柄制御手段1152)は、遊技状態一時記憶手段1190内の限定頻度フラグをオフにし、ステップ1450に移行する。
次に、ステップ1450で、主制御装置1000は、後述の特定遊技終了判定処理を実行し、次の処理(ステップ1500の特別遊技作動条件判定処理)に移行する。尚、ステップ1434又はステップ1448−4でNoの場合には、次の処理(ステップ1500の特別遊技作動条件判定処理)に移行する。
尚、ステップ1402でNoの場合には、ステップ1444で、第1主遊技図柄制御手段1151(第2主遊技図柄制御手段1152)は、第1フラグ一時記憶手段1191a(第2フラグ一時記憶手段1192a)を参照し、変動中フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1444でYesの場合にはステップ1434に移行し、ステップ1444でNoの場合には次の処理(ステップ1500の特別遊技作動条件判定処理)に移行する。
次に、図11におけるステップ1450のサブルーチンに係る、特定遊技終了判定について、図13の特定遊技終了判定のフローチャートを用いて説明する。まず、ステップ1452で、特定遊技制御手段1180は、時短回数カウンタ1181aを参照して、時短回数カウンタ値が0よりも大きいか否かを判定する。ステップ1452でYesの場合、ステップ1454で、特定遊技制御手段1180は、時短回数カウンタ1181aの時短回数カウンタ値を1減算する。次に、ステップ1456で、特定遊技制御手段1180は、時短回数カウンタ1181aを参照して、時短回数が0であるか否かを判定する。ステップ1456でYesの場合、ステップ1460で、特定遊技制御手段1180は、第1フラグ一時記憶手段1191a中の主遊技時短フラグ及び第2フラグ一時記憶手段1192a中の主遊技時短フラグをオフにする。次に、ステップ1462で、特定遊技制御手段1180は、遊技状態一時記憶手段1190内の補助遊技時短フラグをオフにし、次の処理(ステップ1500の特別遊技作動条件判定処理)に移行する。尚、ステップ1452及びステップ1456でNoの場合にも、次の処理(ステップ1500の特別遊技作動条件判定処理)に移行する。
次に、図5におけるステップ1500のサブルーチンに係る、特別遊技作動条件判定処理について、図14の特別遊技作動条件判定処理のフローチャートを用いて説明する。まず、ステップ1502で、条件判定手段1171は、第1主遊技図柄表示装置2130(第2主遊技図柄表示装置2230)の第1主遊技図柄表示部2131(第2主遊技図柄表示部2231)上に表示された主遊技図柄が停止したか否かを判定する。ステップ1502でYesの場合、ステップ1504で、条件判定手段1171は、第1フラグ一時記憶手段1191a(第2フラグ一時記憶手段1192a)を参照し、当りフラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1504でYesの場合、ステップ1505で、特別遊技内容決定手段1172は、当該所定態様に基づき、特別遊技内容参照テーブル1172aを参照することにより、当該特別遊技の内容(例えば、当たり図柄に対応した最大ラウンド数や、各ラウンドにおける大入賞口の開閉態様)を特別遊技関連情報一時記憶手段1194にセットする。
フローチャートの説明に戻ると、次に、ステップ1510で、特定遊技終了条件判定手段1181は、特別遊技の開始時における停止図柄が小当り図柄(本例では、「SA」図柄)でないか否かを判定する。ステップ1510でYesの場合、ステップ1552及びステップ1554で、特定遊技制御手段1180は、第1フラグ一時記憶手段1191a及び第2フラグ一時記憶手段1192a中の特定遊技フラグ(主遊技確変フラグ・主遊技時短フラグ・補助遊技時短フラグ)を一旦オフにすると共に、時短回数カウンタ1181aをリセット(時短回数カウンタ値=0)する。そして、ステップ1506及びステップ1508で、条件判定手段1171は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194中の特別遊技移行許可フラグをオンにすると共に、第1フラグ一時記憶手段1191a(第2フラグ一時記憶手段1192a)中の当りフラグをオフにし、次の処理(ステップ1600の特別遊技制御処理)に移行する。尚、ステップ1502及びステップ1504でNoの場合にも、次の処理(ステップ1600の特別遊技制御処理)に移行する。
次に、図5におけるステップ1600のサブルーチンに係る、特別遊技制御処理について、図15の特別遊技制御処理のフローチャートを用いて説明する。まず、ステップ1602で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194を参照し、特別遊技移行許可フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1602でYesの場合、ステップ1604及びステップ1606で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194内の特別遊技移行許可フラグをオフにすると共に特別遊技実行フラグをオンにする。次に、ステップ1608で、情報送信制御手段1300は、特別遊技を開始する旨の情報(特別遊技開始表示指示コマンド)を、サブメイン制御部側に送信するためのコマンド送信用バッファ1301にセットし、ステップ1612に移行する。他方、ステップ1602でNoの場合、ステップ1610で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194を参照し、特別遊技実行フラグがオンであるか否かを判定する。そして、ステップ1610でYesの場合には、ステップ1612に移行する。尚、ステップ1610でNoの場合には、特別遊技実行手段1173は、特別遊技の許可が下りていないと判定し、次の処理(ステップ1700の賞球払出処理)に移行する。
次に、ステップ1612で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194を参照し、ラウンド継続フラグがオンであるか否か、換言すれば、当該ラウンドが途中であるか否かを判定する。ステップ1612でYesの場合、即ち、当該ラウンドが途中である場合、以下で詳述するステップ1614〜1624の処理を行うことなく、ステップ1626に移行する。他方、ステップ1612でNoの場合、即ち、当該ラウンドの開始直前である場合、まず、ステップ1614で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194にセットした開放パターン(例えば、開放し続ける開放パターン、開閉を行うパターン)をセットする。次に、ステップ1616で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194内の入賞球カウンタをゼロクリアする。次に、ステップ1618で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194内のラウンド数カウンタに1を加算する。尚、特別遊技関連情報一時記憶手段1194に記憶されているラウンド数は、特別遊技開始直後(初期値)は0であり、以後ラウンドを重ねていく毎に1ずつインクリメントされる。次に、ステップ1620で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194内のラウンド継続フラグをオンにする。そして、ステップ1622で、特別遊技実行手段1173は、第1大入賞口2120の第1電動役物2122又は第2大入賞口2220の第2電動役物2222を駆動して第1大入賞口2120又は第2大入賞口2220を開放し、特別遊技用タイマ1174a(特に開放時間タイマ)に所定時間(例えば30秒)をセットする。次に、ステップ1624で、情報送信制御手段1300は、現在の特別遊技中に係る遊技状態コマンド(例えば、現在のラウンド数や遊技球の入賞個数等)を、サブメイン制御部2320側に送信するためのコマンド送信用バッファ1301にセットして、ステップ1626に移行する。
次に、ステップ1626で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194を参照して当該ラウンドで所定球(例えば10球)の入賞球があったか否かを判定する。ステップ1626でYesの場合には、ステップ1630に移行する。他方、ステップ1626でNoの場合、ステップ1628で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技用タイマ1174a(特に開放時間タイマ)を参照して大入賞口開放に係る所定時間が経過したか否かを判定する。ステップ1628でYesの場合にも、ステップ1630に移行し、ステップ1628でNoの場合には、次の処理(ステップ1700の賞球払出処理)に移行する。
次に、ステップ1630で、特別遊技実行手段1173は、第1大入賞口2120の第1電動役物2122又は第2大入賞口2220の第2電動役物2222の駆動を停止して第1大入賞口2120又は第2大入賞口2220を閉鎖する。そして、ステップ1632で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技用タイマ1174a(特に開放時間タイマ)をリセットする。次に、ステップ1634で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194内のラウンド継続フラグをオフにする。次に、ステップ1636で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194を参照して、当該ラウンドが最終ラウンド(例えば、確率変動大当り及び時間短縮変動大当りの場合は第15ラウンド、突然確率変動大当りの場合は第2ラウンド)であるか否かを判定する。ステップ1636でYesの場合、ステップ1638で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194内の特別遊技実行フラグをオフにする。次に、ステップ1640で、情報送信制御手段1300は、特別遊技を終了する旨の情報(特別遊技終了表示指示コマンド)を、サブメイン制御部2320側に送信するためのコマンド送信用バッファ1301にセットする。そして、ステップ9000で、遊技制御手段1100は、後述の特別遊技終了後の遊技状態決定処理を実行し、次の処理(ステップ1700の賞球払出処理)に移行する。尚、ステップ1636でNoの場合にも、次の処理(ステップ1700の賞球払出処理)に移行する。
次に、図15におけるステップ9000のサブルーチンに係る、特別遊技終了後の遊技状態決定処理について、図16の特別遊技終了後の遊技状態決定処理のフローチャートを用いて説明する。まず、ステップ9002で、特定遊技制御手段1180は、第1主遊技・第2主遊技図柄関連情報一時記憶手段1191aを参照し、特別遊技の開始時における停止図柄を確認する。次に、ステップ9010で、特定遊技制御手段1180は、当該確認結果に基づき、特別遊技の開始時における停止図柄が小当り図柄(本例では、「SA」)でないか否かを判定する。ステップ9010でYesの場合、ステップ9012で、特定遊技制御手段1180は、当該確認結果に基づき、特別遊技の開始時における停止図柄が確変大当り図柄(本例では、「3A、3B、7A、7B」)であるか否かを判定する。ステップ9012でYesの場合、ステップ9014で、特定遊技制御手段1180は、主遊技側遊技状態一時記憶手段1191b内の主遊技確変フラグをオンにし、ステップ9020に移行する。他方、ステップ9012でNoの場合には、ステップ9020に移行する。次に、ステップ9020で、特定遊技制御手段1180は、当該確認結果に基づき、特別遊技の開始時における停止図柄が潜伏確変大当り図柄(確率変動遊技状態に移行する一方、時間短縮遊技に移行しない大当り図柄であり、本例では、「3A」とする)であるか否かを判定する。ステップ9020でYesの場合には、ステップ9022〜ステップ9026の処理(後述する時間短縮遊技に移行させる処理)を実行せず、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する。他方、ステップ9020でNoの場合、ステップ9022で、特定遊技制御手段1180は、主遊技時短回数カウンタ1181bのカウンタ値に所定値(本例では、100)をセットする。次に、ステップ9024で、特定遊技制御手段1180は、主遊技側遊技状態一時記憶手段1191b内の主遊技時短フラグをオンにする。次に、ステップ9026で、特定遊技制御手段1180は、補助遊技側遊技状態一時記憶手段1192bの補助遊技時短フラグをオンにし、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する。尚、ステップ9010でNoの場合にも、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する。
次に図5におけるステップ1900のサブルーチンに係る、制御コマンド送信処理について、図17の制御コマンド送信処理のフローチャートを用いて説明する。まず、ステップ1902で、情報送信制御手段1300は、トグル状態一時記憶手段1501を参照し、トグル切替フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1902でYesの場合、ステップ1904で、情報送信制御手段1300は、サブメイン制御部2320側に「ON」のトグル信号を送信し、ステップ1908の処理に移行する。他方、ステップ1902でNoの場合、ステップ1906で、情報送信制御手段1300は、サブメイン制御部2320側に「OFF」のトグル信号を送信し、ステップ1908の処理に移行する。次に、ステップ1908で、情報送信制御手段1300は、コマンド送信用バッファ1301を参照し、セットされているコマンドを確認する。次に、ステップ1912で、情報送信制御手段1300は、コマンド送信用バッファ1301にセットされているコマンドをサブメイン制御部2320側に送信し(同時に当該送信したコマンドをコマンド送信用バッファ1301から削除し)、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する。尚、同図(b)に示すように、コマンド送信とトグル信号送信との順序を入れ替えてもよい。
ここで、このように構成した場合における作用を同図(c)に示す。まず、主制御装置1000とサブメイン制御部2320とをパラレル通信で接続する場合、双方を複数のデータ信号線で接続することとなる。より具体的には、例えば、8ビットのパラレル通信であれば、データ信号線1〜データ信号線8の8本のデータ信号線と、データ送信タイミングである旨を伝達するストローブ(STB)信号線とによって実現される。ここで、例えば、前述したトグル信号の送信用信号線(トグル信号線)を、これらの信号線とは別に設けた場合には、主制御装置1000側の割り込み周期T毎に、当該信号線がオン→オフ→オンを繰り返す信号としてサブメイン制御部2320側に送信されることとなる。尚、本例はあくまでも一例であり、トグル信号線の有無や通信の方式には何ら限定されない。例えば、本実施形態では主制御基板1000とサブメイン制御部2320がパラレル通信を行い、さらにデータ信号線とは別に、トグル信号を送信するためのトグル信号線を設けるよう構成したが、データ信号線のいずれかをトグル信号線と共有するよう構成してもよく、その場合には、STB信号線がオンである場合(データ送信タイミングである場合)には、当該共有した信号線にはデータが流れ、STB信号がオフである場合には、当該共有した信号線にはトグル信号が流れるよう構成すればよい。また、主制御基板1000とサブメイン制御部2320がシリアル通信を行っている場合、同図(d)に示すように、トグル信号をデータ信号線に送信するよう構成してもよい。この場合も、STB信号がオフの場合、当該共有した信号線にトグル信号が流れるよう構成すればよい。また、同図(e)に示すように、STB信号線を持たない場合、あらかじめ決められた信号列であるスタートビットとエンドビットによって、データ送信タイミングを特定している。同様に、トグル信号を表す信号列をあらかじめ決めておくことで、STB信号線を持たない場合も、データ信号線にトグル信号を流すことが可能である。
次に、図18〜図26を参照して、サブメイン制御部2320側で実行される制御処理を説明する。まず、図18は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、副制御基板2000側(特に、サブメイン制御部2320側)のメインフローチャートである。ここで、同図(a)の処理は、遊技機への電源投入時等のリセット後に実行されるサブ基板側での初期処理である。即ち、遊技機への電源投入時において、ステップ4500で、サブメイン制御部2320は、後述のリセット原因判断処理を実行し、その後はサブメイン制御部2320の繰り返し処理ルーチンであるステップ5000を繰り返し実行するループ処理に移行する。ここで、ステップ5000が実行された場合、同図(b)の処理に示されるように、まず、ステップ5600で、演出表示制御手段2320は、後述する保留情報管理処理を実行する。次に、ステップ5700で、演出表示制御手段2320は、後述する装飾図柄表示内容決定処理を実行する。次に、ステップ5800で、演出表示制御手段2320は、後述する装飾図柄表示制御処理を実行する。次に、ステップ6000で、演出表示制御手段2320は、後述する特別遊技中表示制御処理を実行する。次に、ステップ7000で、演出表示制御手段2320は、後述する表示コマンド送信制御処理を実行し、本繰り返し処理ルーチンを終了する。
以上のように、サブメイン制御部は、リセット後、リセット原因判断処理(S4500)の実行後、サブメイン側ルーチン(S5000〜S7000)をループ処理する形態を採用している。また、同図(c)の処理は、サブメイン制御部2320の割り込み処理であり、前述した主制御基板1000のSTB信号線からの信号がサブメイン制御部2320のCPUの一端子(本例では、NMI端子)に接続されていた場合における処理フロー(ステップ4700)である。即ち、サブメイン制御部2320のCPUにおいてNMI割り込みが発生した場合(STB信号線がオンとなった場合)、ステップ4800で、サブメイン制御部2320は、主制御装置1000側からのコマンド入力ポート(前述したデータ信号線の入力ポート)を確認する。そして、ステップ4900で、サブメイン制御部2320は、当該確認結果に基づき、サブメイン制御部2320側のRAM(本例では、メイン側情報一時記憶手段2321a)に、主制御装置1000側から送信されたコマンドを一時記憶し、本割り込み処理直前に実行されていた処理へ復帰する。
次に、図18におけるステップ4500のサブルーチンに係る、リセット原因判断処理について、図19のリセット原因判断処理のフローチャートを用いて説明する。まず、ステップ4502で、リセット原因判断手段2500は、リセット原因判断時間管理タイマ2501を始動させる。次に、ステップ4504で、リセット原因判断手段2500は、リセット原因判断時間管理タイマ2501を参照して、リセット原因の判断時間に係る所定の時間Ta(本実施形態では、遊技機に電源投入がなされた後、主制御基板1000が副制御基板2000にコマンドを送信する迄に要する最長時間と、副制御基板2000が電断復帰処理に要する最短時間とに基づき、正常時に主制御基板1000から必ずコマンドが送信される時間を設定しており、1秒としている。)に到達したか否かを判定する。ステップ4504でYes、即ちリセット原因判断時間管理タイマ2501がTa時間経過していない場合、ステップ4506で、リセット原因判断手段2500は、メイン側情報一時記憶手段2321aを参照して、主制御装置1000側からRAMクリア情報を受信したか否かを判定する。ステップ4506でYes、即ちRAMクリア情報を受信した場合、ステップ4508で、リセット原因判断手段2500は、サブメイン制御部2320のリセット原因がRAMクリアを伴う電源投入(正常なリセット)であったと判断する。次に、ステップ4509で、リセット原因判断手段2500は、サブメイン制御部2320のRAM情報(例えば、各フラグ状態や選択されている装図情報等)をリセットする。次に、ステップ4510で、リセット原因判断手段2500は、後述するステップ4514〜4515で使用するリセット情報一時記憶手段2502をリセットし、ステップ4511の処理に移行する。
他方、ステップ4506でNo、即ち、メイン側からRAMクリア情報を受信していない場合、ステップ4520で、リセット原因判断手段2500は、メイン側情報一時記憶手段2321aを参照して、主制御装置1000側から電源断前の各種情報コマンド(例えば、メイン側も電断し、電断から復帰したことを示すコマンド等)を受信したか否かを判定する。ステップ4520でYesの場合、ステップ4522で、リセット原因判断手段2500は、サブメイン制御部2320のリセット原因が電源断からの復帰による電源投入(正常なリセット)であったと判断して、ステップ4511に移行する。他方、ステップ4520でNoの場合、即ちタイマAが起動してからTa時間経過前(S4504でYESと判定)であって、メイン側からRAMクリア情報も電断前の各種情報コマンドも受信していない(S4506でもS4520でもNOと判定された)場合には、ステップ4504に移行する。
次に、ステップ4511で、リセット原因判断手段2500は、電源が投入された旨を、スピーカ114から、最大音量で報知する(30秒〜1分程度)。尚、本例はあくまでも一例であり、報知の方法や内容には何ら限定されない。また、本実施形態では、説明の便宜上、リセットの原因に応じて異なる報知を行うよう構成しなかったが、リセットの原因に応じて異なる報知を行うように構成してもよい。次に、ステップ4512で、リセット原因判断手段2500は、リセット原因判断時間管理タイマ2501を停止後リセットしたのち、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する。ちなみに、このような最大音量での報知を行うことにより、主制御装置をクリアすることによる不正行為や不正なエラー解除動作を抑止できるという効果を期待している。
他方、ステップ4504でNoの場合(換言すれば、リセット原因判断時間管理タイマ2501がタイムアップするまでに、主制御装置1000側から通常遊技に係るコマンドを受信した場合、又は、リセット原因判断時間管理タイマ2501がタイムアップするまでに、主制御装置1000側から何らのコマンドも受信しなかった場合)には、ステップ4513で、リセット原因判断手段2500は、リセット原因判断時間管理タイマ2501を停止後リセットする。次に、ステップ4514で、リセット原因判断手段2500は、リセット情報一時記憶手段2502内の異常リセット回数に1を加算する。次に、ステップ4515で、リセット原因判断手段2500は、リセット情報一時記憶手段2502に、サブメイン制御部2320のRAM情報(例えば、各フラグ状態や選択されている装図情報、リセット時のタイムスタンプ等)を保存する。ステップ4516で、リセット原因判断手段2500は、サブメイン制御部2320のリセット原因がノイズ又は不正行為によるリセット(異常なリセット)であると判断する。次に、ステップ4518で、リセット原因判断手段2500は、サブメイン制御部2320のRAM情報(例えば、各フラグ状態や選択されている装図情報リセット時のタイムスタンプ等)をリセットする。次に、ステップ4550で、リセット原因判断手段2500は、後述のトグル信号判断処理を実行し、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する。尚、図示しないが、リセット情報一時記憶手段2502内の情報は、所定条件を充足した場合(例えば、いわゆるサブ入力ボタンの操作時等)において、演出表示装置2140等へ表示可能に構成しておくことが望ましい。このように構成しておくことで、不測の要因に基づくサブメイン制御部2320側のリセット回数を把握できると共に、リセット発生時に実行されていたサブメイン制御部2320側の処理内容等を推測することができるため、遊技場での稼働時にあってはトラブルシュートのために資する情報となり、開発時にあってはエージング(ヒートラン)を行った際のデバッグ情報として資する情報となるのである。
次に、図19でのステップ4550のサブルーチンに係る、トグル信号判断処理について、図20のトグル信号判断処理のフローチャートを用いて説明する。まず、ステップ4552で、トグル信号判断手段2503は、トグル信号判断時間管理タイマ2503aを始動させる。次に、ステップ4554で、トグル信号判断手段2503は、トグル信号判断時間管理タイマ2503aを参照して、トグル信号の判断時間に係る所定の時間(例えば、主制御装置1000側の割り込み周期がTである場合には、T+マージンαとすることで、トグル信号の変化点を検出可能な時間となる)に到達していないか否かを判定する。ステップ4554でYesの場合、ステップ4556で、トグル信号判断手段2503は、メイン側情報一時記憶手段2321aを参照して、主制御装置1000側から送られてきたトグル信号の内容(例えば、オン・オフ)をトグル信号一時記憶手段2503bに記憶する。次に、ステップ4558で、トグル信号判断手段2503は、トグル信号一時記憶手段2503bの内容を参照して、トグル信号が変化したか否かを判定する。ステップ4558でYesの場合、ステップ4560で、トグル信号判断手段2503は、サブメイン制御部2320のリセット原因がノイズ等によるもの(主制御基板1000はリセットされずに副制御基板2000はリセットされた)と判断して、ステップ4562に移行する。尚、ステップ4558でNoの場合には、ステップ4554の処理に移行する。他方、ステップ4554でNoの場合には、ステップ4564で、トグル信号判断手段2503は、サブメイン制御部2320のリセット原因が不正行為(意図的に配線を断線させる等)によるものであったと判断する。次に、ステップ4566で、トグル信号判断手段2503は、不正が行われた旨を、スピーカ114から、最大音量で報知(30秒〜1分程度)し、ステップ4562に移行する。尚、本例はあくまでも一例であり、報知の方法や内容には何ら限定されない。また、本実施形態では、説明の便宜上、不正が行われた旨を報知するように構成したが、報知自体は、電源が入った旨の報知(S4511と同じような報知)を行うように構成してもよいし、前述した異常リセット累積回数カウンタの値(S4514参照)に基づいて、報知の種類や報知の有無を決定してもよい。次に、ステップ4562で、トグル信号判断手段2503は、トグル信号判断時間管理タイマ2503aを停止後リセットし、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する。
次に、図18でのステップ5600のサブルーチンに係る、保留情報管理処理について、図21の保留情報管理処理のフローチャートを用いて説明する。まず、ステップ5602で、装図保留情報表示制御手段2323は、メイン側情報一時記憶手段2321aを参照し、主制御装置1000側から新たな保留発生コマンド(第1主遊技図柄又は第2主遊技図柄に係る保留情報)を受信したか否かを判定する。ステップ5602でYesの場合、ステップ5604で、装図保留情報表示制御手段2323は、装図保留情報一時記憶手段2323a内の装図保留カウンタ(本例では、第1主遊技用が最大4個、第2主遊技用が最大4個)に「1」を加算する。次に、ステップ5606で、装図保留情報表示制御手段2323は、主制御装置1000側から送信された保留発生コマンドに基づき、保留情報(特に、主遊技図柄抽選に係る乱数値)を、装図保留情報一時記憶手段2323aに一時記憶し、ステップ5620に移行する。他方、ステップ5602でNoの場合、ステップ5610で、装図保留情報表示制御手段2323は、メイン側情報一時記憶手段2321aを参照し、主制御装置1000側から図柄変動表示開始指示コマンドを受信したか否かを判定する。ステップ5610でYesの場合、ステップ5612で、装図保留情報表示制御手段2323は、装図保留情報一時記憶手段2323a内の装図保留カウンタから「1」を減算する。次に、ステップ5614で、装図保留情報表示制御手段2323は、当該図柄変動に係る保留情報を、装図保留情報一時記憶手段2323aから削除すると共に、残りの保留情報をシフトする。次に、ステップ5616で、演出表示制御手段2320は、装図表示関連情報一時記憶手段2322cのフラグ領域にアクセスし、図柄内容決定許可フラグをオンにし、ステップ5620に移行する。次に、ステップ5620で、装図保留情報表示制御手段2323は、演出表示手段2310を駆使して演出表示装置2140上(特に、第1保留表示部2312a、第2保留表示部2312b)に、装図保留情報一時記憶手段2323a内の装図保留カウンタ値と同数の保留表示ランプを点灯表示し、次の処理(ステップ5700の装飾図柄表示内容決定処理)に移行する。尚、ステップ5610でNoの場合には、ステップ5620に移行する。
次に、図18でのステップ5700のサブルーチンに係る、装飾図柄表示内容決定処理について、図22の装飾図柄表示内容決定処理のフローチャートを用いて説明する。まず、ステップ5702で、装図表示内容決定手段2322aは、装図表示関連情報一時記憶手段2322cのフラグエリアを参照し、図柄内容決定許可フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ5702でYesの場合、ステップ5704で、装図表示内容決定手段2322aは、装図表示関連情報一時記憶手段2322cのフラグエリア内の図柄内容決定許可フラグをオフにする。次に、ステップ5706で、装図表示内容決定手段2322aは、メイン側情報一時記憶手段2321a内に一時記憶された図柄情報(主遊技図柄に係る停止図柄・変動態様)と、装図変動内容決定用抽選テーブル2322a−1とを参照して、装飾図柄の停止図柄及び変動態様を決定し装図表示関連情報一時記憶手段2322cに一時記憶する。
ここで、図23(装図テーブル1、装図テーブル2)は、装図変動内容決定用抽選テーブル2322a−1の一例である。本例に示されるように、本実施形態においては、主制御装置1000側から送信される主遊技図柄情報(停止図柄情報や変動態様情報)に基づき、装飾図柄の停止図柄や変動態様が決定されるよう構成されている。尚、本構成はあくまで一例であり、これには何ら限定されない。
そして、ステップ5708で、装図表示内容決定手段2322aは、装図表示関連情報一時記憶手段2322c内の図柄内容決定フラグをオンにし、次の処理(ステップ5800の装飾図柄表示制御処理)に移行する。尚、ステップ5702でNoの場合にも、次の処理(ステップ5800の装飾図柄表示制御処理)に移行する。
次に、図18のステップ5800のサブルーチンに係る、装飾図柄表示制御処理について、図24の装飾図柄表示制御処理のフローチャートを用いて説明する。まず、ステップ5802で、装飾図柄表示制御手段2322は、装図表示関連情報一時記憶手段2322c内の図柄内容決定フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ5802でYesの場合、ステップ5804で、装飾図柄表示制御手段2322は、装図表示関連情報一時記憶手段2322c内の図柄内容決定フラグをオフにする。次に、ステップ5806で、装飾図柄表示制御手段2322は、装図表示関連情報一時記憶手段2322c内の図柄変動中フラグをオンにする。次に、ステップ5809で、装飾図柄表示制御手段2322は、装図変動時間管理タイマ2322dをスタートし、ステップ5810に移行する。尚、ステップ5802でNoの場合にも、ステップ5810に移行する。
次に、ステップ5810で、装飾図柄表示制御手段2322は、装図表示関連情報一時記憶手段2322c内の図柄変動中フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ5810でYesの場合、ステップ5812で、装飾図柄表示制御手段2322は、装図変動時間管理タイマ2322dと装図表示関連情報一時記憶手段2322cに一時記憶された変動態様に基づき、装飾図柄の変動開始タイミングに到達したか否かを判定する。ステップ5812でYesの場合、ステップ5814で、装飾図柄表示制御手段2322は、装飾図柄の変動表示コマンドを、サブサブ制御部2310側に送信するための副コマンド送信用バッファ2401にセットすると共に、ライトポインタ(当該バッファ内にコマンドをセットした際に加算されるポインタ)を加算し、ステップ5830に移行する。他方、ステップ5812でNoの場合、ステップ5816で、装飾図柄表示制御手段2322は、装図変動時間管理タイマ2322dと装図表示関連情報一時記憶手段2322cに一時記憶された変動態様に基づき、装飾図柄の停止表示タイミング(仮停止表示タイミング又は確定表示タイミング)に到達したか否かを判定する。ステップ5816でYesの場合、ステップ5818で、装飾図柄表示制御手段2322は、装飾図柄の停止表示コマンド(仮停止表示コマンド又は確定表示コマンド)を、サブサブ制御部2310側に送信するための副コマンド送信用バッファ2401にセットすると共に、ライトポインタを加算し、ステップ5830に移行する。他方、ステップ5816でNoの場合、ステップ5820で、装飾図柄表示制御手段2322は、装図変動時間管理タイマ2322dと装図表示関連情報一時記憶手段2322cに一時記憶された変動態様に基づき、予告画像やリーチ画像の表示タイミングに到達したか否かを判定する。ステップ5820でYesの場合、ステップ5822で、装飾図柄表示制御手段2322は、当該予告画像やリーチ画像に係る画像表示コマンドを、サブサブ制御部2310側に送信するための副コマンド送信用バッファ2401にセットすると共に、ライトポインタを加算し、ステップ5830に移行する。尚、ステップ5820でNoの場合には、ステップ5830に移行する。
次に、ステップ5830で、装飾図柄表示制御手段2322は、主遊技図柄が停止表示されたか否かを判定する(例えば、メイン側情報一時記憶手段2321aを参照し、主制御装置1000側から主遊技図柄が停止表示される旨の情報を受信したか否かを判定する)。ステップ5830でYesの場合、ステップ5832で、装飾図柄表示制御手段2322は、装図変動時間管理タイマ2322dを停止すると共にリセット(ゼロクリア)する。次に、ステップ5834で、装飾図柄表示制御手段2322は、装図表示関連情報一時記憶手段2322c内の図柄変動中フラグをオフにし、次の処理(ステップ6000の特別遊技中表示制御処理)に移行する。尚、ステップ5810又はステップ5830でNoの場合にも、次の処理(ステップ6000の特別遊技中表示制御処理)に移行する。
次に、図18でのステップ6000のサブルーチンに係る、特別遊技中表示制御処理について、図25の特別遊技中表示制御処理のフローチャートを用いて説明する。まず、ステップ6002で、演出表示制御手段2320は、演出一般情報一時記憶手段2324のフラグエリアを参照し、特別遊技中フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ6002でYesの場合、ステップ6004で、演出表示制御手段2320は、メイン側情報一時記憶手段2321aを参照し、メイン側から特別遊技開始表示指示コマンドを受信したか否かを判定する。ステップ6004でYesの場合、ステップ6006及びステップ6008で、演出表示制御手段2320は、演出一般情報一時記憶手段2324のフラグエリア内の特別遊技中フラグをオンにすると共に、演出表示装置2140上で大当り開始表示を行い(大当りの種類に基づき適宜表示を行う)、ステップ6012に移行する。尚、ステップ6002でNoの場合にも、ステップ6012に移行する。
次に、ステップ6012で、演出表示制御手段2320は、メイン側から逐次送信されている遊技情報に基づき、演出表示装置2140上にてラウンド数と入賞個数を逐次表示する(遊技性や大当りの種類等に基づき、必要に応じて適宜実行すればよい)。次に、ステップ6014で、演出表示制御手段2320は、メイン側情報一時記憶手段2321aを参照し、メイン側から特別遊技終了表示指示コマンドを受信したか否かを判定する。ステップ6014でYesの場合、ステップ6016で、演出表示制御手段2320は、演出表示装置2140上で、大当り終了表示を行う(大当りの種類に基づき適宜表示を行う)。次に、ステップ6018で、演出表示制御手段2320は、演出一般情報一時記憶手段2324のフラグエリア内の特別遊技中フラグをオフにし、次の処理(ステップ7000の表示コマンド送信制御処理)に移行する。尚、ステップ6004又はステップ6014でNoの場合にも、次の処理(ステップ7000の表示コマンド送信制御処理)に移行する。
次に、図18でのステップ7000のサブルーチンに係る、表示コマンド送信制御処理について、図26の表示コマンド送信制御処理のフローチャートを用いて説明する。まず、ステップ7004で、情報送受信制御手段2400は、後述するリードポインタと、ライトポインタの値が等しいか否かを判定する。ステップ7004でYesの場合には、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する。
他方、ステップ7004でNoの場合、ステップ7006で、情報送受信制御手段2400は、副コマンド送信用バッファ2401にセットされているコマンドをサブサブ側に送信すると共に、リードポインタ(当該バッファ内のコマンドを送信した際に加算されるポインタ)を加算する。次に、ステップ7008で、情報送受信制御手段2400は、サブサブ制御部2310側に対する受信ポートを確認し、サブサブ制御部2310側からの入力情報(特に、応答信号)を確認する。次に、ステップ7010で、情報送受信制御手段2400は、サブサブ制御部2310側からの応答信号として、正常信号(いわゆるACK信号)を受信したか否かを判定する。ステップ7010でYesの場合には、ステップ7004に移行する一方、ステップ7010でNoの場合には、ステップ7012で、情報送受信制御手段2400は、サブサブ制御部2310側からの応答信号として、異常信号(いわゆるNACK信号)を受信したか否かを判定する。ステップ7012でYesの場合、ステップ7014で、情報送受信制御手段2400は、エラーが起きたことを報知(例えば、遊技効果ランプ190による報知)し、ステップ7004に移行する。尚、ステップ7012でNoの場合には、ステップ7008に移行し、サブサブ制御部2310側からの応答信号待ちループ処理が実行される。
尚、以上のように構成した場合、サブサブ制御部2310側からの応答信号が受信できなかった際、本サブルーチンが実行され続けることになるが、これには限定されない。その場合には、例えば、サブサブ制御部2310側からの応答信号が所定時間受信できなかった際には、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する、或いは、主遊技図柄が停止表示されたことが判明した際には、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する、等によって、本サブルーチンを強制終了するよう構成してもよい。また、ステップ7014での報知について、複数回のリトライ処理を実行後に復帰しなかった場合に限り実行するようにしてもよい。
次に、図27〜図29のフローチャートを参照しながら、サブサブ制御部2310側での処理を説明することとする。まず、図27は、サブサブ制御部2310(演出表示手段2310)のメインフローチャートである。はじめに、ステップ3200で、演出表示手段2310は、後述する表示コマンド受信制御処理を実行する。次に、ステップ3600で、演出表示手段2310は、後述するコマンド解析/画像表示制御処理を実行し、ステップ3200に戻る処理を繰り返す。以下、各サブルーチンに係る処理について詳述する。
次に、図27でのステップ3200のサブルーチンに係る、表示コマンド受信制御処理について、図28の表示コマンド受信制御処理のフローチャートを用いて説明する。まず、ステップ3210で、副情報送受信制御手段2450は、サブメイン制御部2320側に対する受信ポートを確認する。次に、ステップ3212で、副情報送受信制御手段2450は、当該確認結果に基づき、サブメイン制御部2320側からの送信コマンドを受信したか否かを判定する。ステップ3212でYesの場合、ステップ3214で、副情報送受信制御手段2450は、受信したコマンドの内容を、サブメイン制御部側のRAM(例えば、画像表示関連情報一時記憶手段2313a)内に記憶する。次に、ステップ3216で、副情報送受信制御手段2450は、画像表示関連情報一時記憶手段2313aを参照し、受信したデータが正常か否かを判定する(例えば、コマンド送信時に、送信するデータのビット列に含まれる「1」の総数の偶奇を、エラー確認用データとして送信するコマンドに追加しておき、サブサブ側でコマンドを受信した際に、エラー確認用データの値を計算し、その値によって受信したデータが正常か否かを判定する)。次に、ステップ3216でYesの場合、ステップ3218で、副情報送受信制御手段2450は、サブメイン制御部2320側への応答信号として正常信号(ACK信号)を送信し、ステップ3220に移行する。他方、ステップ3216でNoの場合、ステップ3222で、副情報送受信制御手段2450は、サブメイン制御部2320側への応答信号として異常信号(NACK信号)を送信する。次に、ステップ3224で、副情報送受信制御手段2450は、画像表示関連情報一時記憶手段2313a内のコマンド受信エラーフラグをオンにし、ステップ3220に移行する。ここで、コマンド受信エラーフラグとは、サブメイン制御部2320側から受信した情報が異常であると判定された場合にオンとなるフラグであり、後述するコマンド解析/画像表示制御処理の実行完了時まで当該オン状態が維持されるフラグである。そして、ステップ3220で、副情報送受信制御手段2450は、画像表示関連情報一時記憶手段2313a内の表示制御実行許可フラグをオンにし、次の処理(ステップ3600のコマンド解析/画像表示制御処理)に移行する。尚、ステップ3212でNoの場合には、次の処理(ステップ3600のコマンド解析/画像表示制御処理)に移行する。
次に、図27でのステップ3600のサブルーチンに係る、コマンド解析/画像表示制御処理について、図29のコマンド解析/画像表示制御処理のフローチャートを用いて説明する。まず、ステップ3602で、画像表示制御手段2313は、画像表示関連情報一時記憶手段2313a内の表示制御実行許可フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ3602でYesの場合、ステップ3604で、画像表示制御手段2313は、画像表示関連情報一時記憶手段2313a内の表示制御実行許可フラグをオフにし、ステップ3606に移行する。尚、ステップ3602でNoの場合には、次の処理(ステップ3200の表示コマンド受信制御処理)に移行する。
次に、ステップ3606で、画像表示制御手段2313は、画像表示関連情報一時記憶手段2313a内のコマンド受信エラーフラグがオフであるか否かを判定する。ステップ3606でYesの場合、ステップ3608で、画像表示制御手段2313は、画像表示関連情報一時記憶手段2313aを参照し、サブメイン制御部2320側から受信したコマンドに対応する画像を、演出表示装置2140上の装図表示領域2311等にて表示し、ステップ3610に移行する。他方、ステップ3606でNoの場合、換言すれば、サブメイン制御部2320から送信された情報を正常受信できなかった場合、ステップ3612で、画像表示制御手段2313は、画像表示関連情報一時記憶手段2313a内のコマンド受信エラーフラグをオフにする。そして、ステップ3614で、画像表示制御手段2313は、所定のエラー対応処理(例えば、装図表示領域2311にて「×××」との図柄を表示する等)を実行し、ステップ3610に移行する。そして、ステップ3610で、画像表示制御手段2313は、画像表示関連情報一時記憶手段2313aに一時記憶されているサブメイン制御部2320側から受信したコマンドを消去し、次の処理(ステップ3200の表示コマンド受信制御処理)に移行する。
(作用)
以上のように構成することで、本実施形態によれば、サブメイン制御部2320は、主制御基板1000側とは独立した形で、CPUをリセット状態とすることが可能に構成されている状況下、サブメイン制御部2320側のCPUがリセットされたことを契機として主制御基板1000側から送信された情報を受信可能に構成されており、当該契機から所定期間が経過するまでに受信した情報が初期情報(本例では、RAMクリア情報又は各種情報コマンド)であることが判明した場合には、リセット要因が適当であると判定する一方、当該契機から所定期間が経過するまでに受信した情報が動作情報(本例では、通常遊技に係るコマンド)であることが判明した場合、又は、当該契機から所定期間が経過するまでに主制御基板1000側からの情報を受信しなかった場合には、リセット要因が不当であると判定すると共に、リセット要因が適当であると判定された場合には、所定の報知態様に基づく報知処理を実行する一方、リセット要因が不当であると判定された場合には、当該報知処理を実行し得るよう構成されている。その結果、サブメイン制御部2320側のCPUのみがリセットされた場合における、当該リセットされた際の要因が適当であるか不当であるかを切り分けることが可能となる。そして、当該要因に応じて、リセット後の報知処理の実行可否を決定することが可能となるため、遊技者と遊技場運営者との無用なトラブルに発展してしまう事態を回避することができることとなる。
更に、本実施形態によれば、サブメイン制御部2320側において、リセット要因が不当であると判定した場合であって、且つ、当該判定した後に特定動作情報(本例では、トグル信号)を受信しなかった場合には、リセット要因が不正であると判定する一方、リセット要因が不当であると判定した場合であって、且つ、当該判定した後に特定動作情報を受信した場合には、リセット要因が不正でないと判定すると共に、リセット要因が不正であると判定された場合には、所定の報知態様に基づく報知処理を実行する一方、リセット要因が不正でないと判定された場合には、当該報知処理を実行しないよう構成されている。その結果、サブメイン制御部2320側のCPUのみがリセットされた場合における、当該リセットされた際の要因が不正であるか否か(不正行為に起因したものであるか否か)を切り分けることが可能となる。そして、当該要因に応じて、リセット後の報知処理の実行可否を決定することが可能となるため、遊技者と遊技場運営者との無用なトラブルに発展してしまう事態を更に好適に回避することができると共に、不正行為が行われていた場合には、その旨を速やかに報知することができることとなる。
(変更例)
尚、本実施形態においては、リセット回路300の一出力端子と主制御基板1000が備えるCPU1000−aのNMI端子とが接続されている結果、電源供給ユニット290から供給されている電力(電圧)が所定値を下回った場合には、当該事象をリセット回路300で検出し、CPU1000−aをリセット状態とするよう構成されているが、NMI端子を用いる態様は、あくまで一例であり、CPU1000−aが備える他の入力端子を用いて同様の構成(作用)を創出することが可能である。ここで、NMI端子を用いる態様とした場合、電源供給ユニット290から供給されている電力(電圧)が所定値を下回った際には、CPU1000−aが何らかの処理を実行中であっても、当該実行中の処理よりも優先して割り込み処理(NMI割り込み時処理)が強制的に実行されることとなる。その結果、電源断時においてバックアップされている情報に不確定要素が混入し得ることにより、電源断復帰時におけるCPU1000−aの動作が不安定になり得るという問題点がある。そこで、このような問題点を回避するための構成を、本実施形態からの変更例(変更例1及び2)とし、以下、本実施形態からの変更点についてのみ詳述する。
(変更例1)
次に、図30は、本実施形態からの変更例1における、図5の主制御装置1000が行う一般的な処理の流れを示したメインフローチャートである。はじめに、本実施形態からの変更点は、ステップ3015、ステップ3016及びステップ4000(変1)についてであり、その目的は、リセット回路300の一出力端子と、主制御基板1000が備えるCPU1000−aの一入力端子であって割り込み処理の実行契機とならない入力端子(以下、電断信号入力ポートと称す)とを接続した場合において、電源供給ユニット290から供給されている電力(電圧)が所定値を下回った際には、電断処理(本実施形態におけるステップ3600の処理内容と同一の処理)を実行可能に構成することである。即ち、ステップ3020の実行後において、ステップ3015で、主制御装置1000は、主制御装置1000側のRAM内(例えば、遊技状態一時記憶手段1190内)に設けられた電断フラグ(当該フラグについては後述する)がオンであるか否かを判定する。ステップ3015でYesの場合には、ステップ3016で、主制御装置1000は、本実施形態におけるステップ3600の処理内容と同一の処理を実行する一方、ステップ3015でNoの場合には、ステップ3020に移行する。また、タイマ割り込み時処理(b)が実行された場合、ステップ4000(変1)で、主制御装置1000は、後述するポート読込処理を実行するよう構成されている。
次に、図31は、本実施形態からの変更例1における、図30のステップ4000(変1)に係る主制御装置1000が行うポート読込処理のフローチャートである。まず、ステップ4002で、主制御装置1000は、電断信号入力ポートを確認する。次に、ステップ4004で、主制御装置1000は、当該確認結果に基づき、リセット回路300からの電断信号{電源供給ユニット290から供給されている電力(電圧)が所定値を下回った際に発せられる信号}を受信したか否かを判定する。ステップ4004でYesの場合、ステップ4006で、主制御装置1000は、遊技状態一時記憶手段1190内の電断フラグをオンにし、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する。他方、ステップ4004でNoの場合、ステップ4008で、主制御装置1000は、遊技状態一時記憶手段1190内の電断フラグをオンにし、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する。尚、本ポート読込処理では、ステップ4002にて入力ポートの確認処理を実行しているが、他の割り込み処理内で一連的に入力ポートの確認処理を行い、当該処理結果に基づいて電断信号を受信したか否かを判断するように構成してもよい。
(変更例2)
次に、図32は、本実施形態からの変更例2における、図5の主制御装置1000が行う一般的な処理の流れを示したメインフローチャートである。はじめに、本実施形態からの変更点は、ステップ3014、ステップ3015、ステップ3016及びステップ3700(変2)についてであり、その目的は、リセット回路300の一出力端子と、主制御基板1000が備えるCPU1000−aの一入力端子であってマスク可能な割り込み処理の実行契機となる入力端子(いわゆるINT端子)とを接続した場合において、電源供給ユニット290から供給されている電力(電圧)が所定値を下回った際には、電断処理(本実施形態におけるステップ3600の処理内容と同一の処理)を実行可能に構成することである。即ち、ステップ3014で、主制御装置1000は、INT割り込み及びタイマ割り込み(実行定時割り込み)を許可する。ここで、双方の割り込みの優先順としては、INT割り込み>タイマ割り込みとなるよう構成しておくことが望ましい。また、ステップ3020の実行後において、ステップ3015で、主制御装置1000は、主制御装置1000側のRAM内(例えば、遊技状態一時記憶手段1190内)に設けられた電断フラグ(当該フラグについては後述する)がオンであるか否かを判定する。ステップ3015でYesの場合には、ステップ3016で、主制御装置1000は、本実施形態におけるステップ3600の処理内容と同一の処理を実行する一方、ステップ3015でNoの場合には、ステップ3020に移行する。また、同図(c)のINT割り込み処理{ステップ3700(変2)}が実行された場合{換言すれば、電源供給ユニット290から供給されている電力(電圧)が所定値を下回った際にINT割り込みが発生した場合}、ステップ3702で、主制御装置1000は、遊技状態一時記憶手段1190内の電断フラグをオンにし、本割り込み処理の実行直前に実行されていた処理に復帰する。
以上のように変更することで、本実施形態からの変更例(変更例1及び2)によれば、電源供給ユニット290から供給されている電力(電圧)が所定値を下回った際、CPU1000−aが何らかの処理を実行中であった場合には、当該実行中の処理を完了させた後に電断処理を実行することが可能となる。その結果、電源断時においてバックアップされている情報に不確定要素が混入し得ることを回避できるため、電源断復帰時におけるCPU1000−aの動作が不安定になり得るという問題点を解消することができることとなる。
尚、本実施形態からの変更例(変更例1及び2)のように構成する場合、電源供給ユニット290から供給されている電力(電圧)が所定値を下回った際、電断処理を完了させるまでには若干のタイムラグが生ずる。よって、電源供給ユニット290から供給されている電力(電圧)が所定値を下回った後から、当該タイムラグ分の時間が経過するまでは、電源供給ユニット290からの電力供給が完全に遮断されないようコンデンサ等を付加したり、比較的消費電力の少ない電源供給部(例えば同一電圧の電源を2系統に分離し、一方を制御部専用の電源供給部となるように構成する)からCPUに電源を供給する等を行うことにより電源断からの電源供給時間が延びるように構成しておくことが望ましい。即ち、「電源供給ユニット290から供給されている電力(電圧)が所定値を下回った後から、電源供給ユニット290からの電力供給が完全に遮断されるまでの時間=T1」とし、「電断判定終了直後から次回の電断判定タイミング+電断処理時間=T2」とした場合、T1>T2との関係を充足するよう構成しておくことが望ましい。また、同様の観点に基づき、「電断判定」→「電断処理」への処理移行を速やかに行うよう構成することで、前述した関係を充足し易くする(T2の時間値を短くする)ことが望ましい。例えば、主制御装置1000側の処理プログラムが格納されたROM内の配置イメージにおいて、メインルーチン(「電断判定」を行うルーチン)に係る処理プログラムの直下のアドレス(JR命令の直下の番地)にて、「電断処理」に係る処理プログラムが配置されるよう構成することを挙げることができる(処理ステート数が減少するので、T2の時間値が低減される)。また、例えば、「電断処理」に係る処理プログラム等を主制御装置1000側のRAMに予めロードしておくことで、当該「電断処理」に係る処理時間を短縮することも可能である。
尚、本実施形態では、ぱちんこ遊技機について例示しているが、回胴式遊技機(所謂、スロットマシン)においても同様に適用することが可能である。そこで、以下、第二実施形態(単に実施形態と呼ぶことがある)として、回胴式遊技機における構成について例示しておく。
ここで、各構成要素について説明する前に、第二実施形態に係る回胴式遊技機の特徴(概略)を説明する。以下、図面を参照しながら、各要素について詳述する。
まず、図33を参照しながら、第二実施形態に係る回胴式遊技機の前面側の基本構造を説明する。回胴式遊技機1は、主に遊技機枠と遊技機枠内に設置されたリールユニットで構成される。以下、これらを順に説明する。
次に、回胴式遊技機1の遊技機枠は、外枠10、扉(ドア)100、メダル受け皿104、を含む。まず、外枠10は、回胴式遊技機1を設置すべき位置に固定するための枠体である。次に、扉100は、外枠10の開口部分に整合する枠体であり、図示しないヒンジ機構を介して外枠10に開閉可能に取り付けられる。ここで、図示しないが、外枠10と扉100との接合部には、扉100の開閉状態を検出可能なセンサ(扉開閉センサ)が設けられている。また、扉100には鍵穴106が設けられており、鍵穴106の形状と整合するキー(ドアキー)を鍵穴106に差し込む{加えて、所定の方向(例えば、時計回り)にひねる}ことで、扉100を開放状態とすることが可能となる。更に、第二実施形態においては、ドアキーを鍵穴106に差し込む{加えて、所定の方向(例えば、反時計回り)にひねる}ことで、エラー状態を解除することができるよう構成されている。次に、メダル受け皿104は、放出口108から放出された遊技媒体(遊技メダル、或いは単にメダルと呼ぶことがある)の受け皿である。
次に、扉100は、遊技状態を視認可能にするための機構、遊技媒体の入力を可能にするための機構、リールユニットを操作するための機構、等を含む。具体的には、遊技状態を視認可能にするための機構として、リール窓110、投入数表示灯202、操作状態表示灯204、特別遊技状態表示装置206、払出数表示装置208、貯留数表示装置210等が取り付けられている。また、遊技媒体の入力を可能にするための機構として、メダル投入口2150、ベットボタン2130が取り付けられている。そして、リールユニットを操作するための機構として、スタートレバー2140、停止ボタンユニット2120が取り付けられている。以下、各要素について詳述する。
<遊技状態を視認可能にするための機構>
次に、リール窓110は、扉100の一部を構成する合成樹脂等によって形成された透明な部材であり、リール窓110を通して遊技機枠内に設置されたリールユニットを視認可能に構成されている。また、投入数表示灯202は、LEDによって構成されており、現在ベット(一の遊技を開始するために必要な遊技メダルを投入すること)されているメダル数と同数のLEDが点灯するよう構成されている。また、操作状態表示灯204は、LEDによって構成されており、現在の操作状態(メダル受付可否状態、再遊技入賞状態、遊技開始ウェイト状態等)に応じて点灯・消灯するよう構成されている。また、特別遊技状態表示装置206は、7セグメントディスプレイによって構成されており、特別遊技状態中において払出された払出数の総数が表示されるよう構成されている。また、払出数表示装置208は、7セグメントディスプレイによって構成されており、現在払出されている遊技メダル数が表示されるよう構成されている。また、貯留数表示装置210は、7セグメントディスプレイによって構成されており、遊技者の持ち球として遊技機内に貯留されているメダル数の総数が表示されるよう構成されている。
<遊技媒体の入力を可能にするための機構>
次に、メダル投入口2150は、遊技メダルの投入口であり、メダル受付可能状態である状況下において当該投入口に投入された遊技メダルは遊技機枠内部へと誘導される。また、遊技機枠内部にはメダル投入検出部2151(不図示)が設けられており、当該遊技機枠内部へと誘導された遊技メダルをベットされたメダルとして検出する。また、ベットボタン2130は、遊技者によって操作可能に構成されており、当該操作によって貯留されているメダルをベットすることができるよう構成されている。
<リールユニットを操作するための機構>
次に、スタートレバー2140は、遊技者によって操作可能に構成されており、当該操作によってリールユニットの動作を開始可能に構成されている。また、停止ボタンユニット2120は、遊技者によって操作可能な左リール停止ボタン2121、中リール停止ボタン2122、右リール停止ボタン2123を備えており、夫々の停止ボタンを操作することによってリールユニットの動作を順次停止可能に構成されている。
次に、回胴式遊技機1のリールユニットは、主リールユニット2110と主リールユニット2110の駆動源(ステッピングモータ等)とを備えている。また、主リールユニット2110は、左リール部2111、中リール部2112、右リール部2113を備えている。ここで、夫々のリール部は合成樹脂等により形成され、当該リール部の外周上(リール帯上)には複数の図柄が描かれている。そして、スタートレバー2140及び停止ボタンユニット2120における各停止ボタンの操作に基づき、夫々のリール部の回転動作及び停止動作を可能とするよう構成されている。また、図示しないが、左リール部2111、中リール部2122及び右リール部2113の内部にはLED(以下、リールバックライトと呼ぶことがある)が設けられており、当該LEDが点灯した際にはリール部外周を透過した光によって、リール部外周が点灯したように視認できるよう構成されている。
<その他の機構>
また、回胴式遊技機1の遊技機枠の内外には、遊技の興趣性を高めるための機構として、液晶ディスプレイ400、遊技効果(電飾)ランプ800、スピーカ900等が設けられている。
ここで、第二実施形態においては、遊技機枠の一部を構成する部材として、合成樹脂等によって形成された部材である、上パネル310と、下パネル300と、が設けられている。また、上パネル310の裏側には陰極管311が設けられており、陰極管311を光源とした上パネル310を透過した光によって、上パネル310部に描かれたデザイン物が視認容易となるよう構成されている。また、下パネル300の裏側には陰極管301が設けられており、陰極管301を光源とした下パネル300を透過した光によって、下パネル300部に描かれたデザイン物が視認容易となるよう構成されている。更に、リール窓110の上部には、陰極管312が設けられており、陰極管312を光源とした主リールユニット2110の表面を反射した光によって、主リールユニット2110における各リール部の外周上に描かれた図柄が視認容易となるよう構成されている。
次に、図34のブロック図を参照しながら、第二実施形態に係る回胴式遊技機の各種機能について説明する。はじめに、回胴式遊技機1には、回胴式遊技機の全体動作を制御し、特にスタートレバー2140が操作された際の抽選や主リールユニット2110の動作制御等、遊技動作全般の制御(即ち、遊技者の利益と直接関係する制御)を行う主制御装置(メイン基板)1000と、遊技内容に興趣性を付与する各種演出・情報報知に係る表示制御を行う演出表示制御手段(サブメイン制御部)3000と、サブメイン制御部3000からのコマンドを受けて演出を出力する演出表示手段(サブサブ制御部)4000と、遊技メダルの払出制御を行う遊技メダル払出制御装置5000及び遊技メダル払出装置(所謂、ホッパー)と、が設けられている。
ここで、主制御基板1000は、遊技進行に係る操作部材である遊技周辺機器2000(主遊技周辺機器2100)と、サブメイン制御部3000、遊技メダル払出制御装置5000と接続している。また、その他、外部接続端子(不図示)を介してホールコンピュータH等とも接続しており、主制御基板1000から外部の装置に対して遊技関連情報を出力できるよう構成されている。ここで、主制御基板1000とサブメイン制御部3000とは、主制御基板1000からサブメイン制御部3000への一方向通信が可能となるよう構成されている(通信方法は、シリアル通信、パラレル通信のいずれを用いてもよい)一方、サブメイン制御部3000とサブサブ制御部4000とは、双方向通信が可能となるよう構成されている。また、サブメイン制御部3000は、各種遊技効果ランプ800やスピーカ900等とも電気的に接続されている。尚、主制御装置1000、サブメイン制御部3000、サブサブ制御部4000、遊技メダル払出制御装置5000等は、ハードウエア的にはデータやプログラムを格納するROMやRAM、演算処理に用いるCPU等の素子等から構成される。
また、第二実施形態においても、本実施形態と同様に、電源供給ユニット290から主制御基板1000に供給されている電力(電圧)が所定値を下回った場合には、当該事象をリセット回路300で検出し、主制御基板1000が備えるCPUをリセット状態とするよう構成されている。また、同様に、電源供給ユニット290上に設けられたリセットボタン(RAMクリアボタン)からの信号を、リセット回路300の一入力端子に入力し、リセット回路300の一出力端子と主制御基板1000が備えるCPUの一入力端子とを接続することで、当該リセットボタンが操作された際に、主制御装置1000が備えるCPUをリセット状態とすると共にRAM内容がクリアされるよう構成されている。
また、第二実施形態においても、本実施形態と同様に、サブメイン制御部3000が備えるCPUには、ROM及びRAMが内蔵されていると共に、サブサブ制御部4000が備えるCPUにも、ROM及びRAMが内蔵されている。そして、副制御基板2000に設けられたリセットスイッチ(不図示)等の操作によって、サブメイン制御部3000が備えるCPUやサブサブ制御部4000が備えるCPUをリセット状態とするよう構成されている。即ち、副制御基板2000側は、主制御基板1000側とは独立した形で、CPUをリセット状態とすることが可能に構成されている結果、当該遊技機が遊技場にて稼働している場合等においては、不測の事象(例えば、静電気ノイズによる誤ったリセット信号の入力等)によって、副制御基板2000側のCPUのみがリセット状態になるという事態が発生し得る。以下、上記各手段(装置)について詳述する。
まず、主制御装置1000は、遊技進行に関する主たる制御を司る遊技制御手段1100と、遊技周辺機器2000やサブ(サブメイン、サブサブ)基板側との各種遊技情報{例えば、当選役情報、入賞役情報(例えば、当選役が複数存在した場合における一の入賞役及び有効ライン上における当該入賞役の入賞ライン等)、遊技周辺機器2000の操作情報(例えば、スタートレバー2140や停止ボタンユニット2120の操作情報)、特別遊技の開始信号・状態情報・終了信号等}の送受信を制御する情報送信制御手段1200と、有効ライン上における入賞役に基づき所定の遊技メダルの払出を行うよう遊技メダル払出制御装置5000を制御する払出制御手段1300と、主制御装置1000側にて検出可能なエラーに係る制御処理を司るエラー制御手段1400と、主制御装置1000における電源投入時の動作モード(通常遊技処理を実行する通常動作モード、設定値変更処理を実行する設定変更作動モード、等)の設定制御を司る動作環境初期設定手段1500と、後述するトグル信号の送信状態を管理するトグル状態管理手段1600と、を有している。
ここで、遊技制御手段1100は、遊技周辺機器2000での操作有無を判定する入力操作制御手段1110と、遊技機に投入された遊技メダル及び遊技機から払出された遊技メダルを管理する遊技メダル管理制御手段1120と、所定の遊技開始条件を充足した場合に遊技進行を開始する遊技開始制御手段1130と、遊技内容を決定するための乱数(遊技内容決定乱数)を生成して役抽選を実行する遊技内容決定手段1140と、当選役(ハズレを含む)及び停止ボタンユニット2120の停止操作に基づき主リールユニット2110の動作を制御するリール制御手段1150と、有効ライン上における入賞役に基づき払出すべき遊技メダル数を決定する払出内容決定手段1160と、通常遊技よりも遊技者に有利な特別遊技に関する制御を司る特別遊技制御手段1170と、所定の遊技終了条件を充足した場合に遊技進行を終了する遊技終了制御手段1180と、現在の遊技状態{例えば、遊技状態(通常遊技状態、再遊技高確率遊技状態、特別遊技状態)、当選役及び入賞役に係る情報、主リールユニット2110における各リールの停止位置情報、各種フラグのオンオフ状況、特別遊技に係る遊技状態(例えば、特別遊技移行役が当選し且つ非入賞である状態、特別遊技中の状態)}等を一時記憶する遊技状態一時記憶手段1190と、を有している。以下、各手段について詳述する。
次に、入力操作制御手段1110は、スタートレバー2140に係る操作有無を判定するスタート入力判定手段1111と、ベットボタン2130に係る操作有無及びメダル投入検出部2151における遊技メダル検出有無を判定するベット判定手段1112と、停止ボタンユニット2120に係る操作有無を判定する停止入力判定手段1113と、を更に有している。
次に、遊技メダル管理制御手段1120は、ベットされた遊技メダル数を計数するための投入数カウンタ1121と、所定数を超過してベットされた遊技メダル数を貯留するための貯留数カウンタ1122と、を更に有している。
次に、遊技内容決定手段1140は、遊技内容決定乱数を生成する乱数生成手段1141と、遊技内容決定乱数に基づき役抽選を実行する当選役決定手段1142と、を更に有している。ここで、乱数生成手段1141は、生成した遊技内容決定乱数を一時記憶するための遊技内容決定乱数一時記憶手段1141aを更に有している。また、当選役決定手段1142は、当選役を決定するための当選役決定用抽選テーブル1142a(詳細なテーブル構成については後述)を更に有している。
次に、リール制御手段1150は、主リールユニット2110における各リール部の回転動作を開始するリール回転動作開始制御手段1151と、主リールユニット2110における各リール部の回転動作を停止するリール回転動作停止制御手段1152と、を更に有している。また、リール回転動作開始制御手段1151は、所定の遊技間隔(所謂、ウェイト時間)を保つよう制御する遊技間隔管理手段1151aを更に有している。また、リール回転動作停止制御手段1152は、主リールユニット2110における各リール部の現在位置を検出するためのリール現在位置検出制御手段1152aと、主リールユニット2110における各リール部の現在位置及び当選役に基づき、各リール部の停止位置を決定するリール停止位置決定手段1152bと、を更に有している。また、リール停止位置決定手段1152bは、当該各リール部の停止位置を決定するために参照される停止位置決定用参照テーブル1152b−1を更に有している。
次に、払出内容決定手段1160は、主リールユニット2110における各リール部の停止位置に基づき有効ライン上での入賞役を特定する入賞役特定手段1161と、当該入賞役に基づき払出すべき遊技メダル数を決定する払出数決定手段1162と、を更に有している。また、払出数決定手段1162は、払出すべき遊技メダル数を決定するために参照される払出数決定用参照テーブル1162b(詳細なテーブル構成については後述)を更に有している。
次に、特別遊技制御手段1170は、特別遊技状態である状況下において払出された遊技メダル数の総数(累積数)を計数するための特別遊技払出累積カウンタ1171を更に有している。
次に、遊技状態一時記憶手段1190は、遊技進行に係る情報を一時記憶する遊技関連情報一時記憶手段1191と、特別遊技状態に係る情報を一時記憶する特別遊技状態一時記憶手段1192と、を更に有している。また、遊技関連情報一時記憶手段1191は、遊技進行制御に係る各種フラグのオンオフ情報を一時記憶するための遊技制御関連フラグ一時記憶手段1191aと、当該遊技における当選役に係る情報を一時記憶するための当選役情報一時記憶手段1191bと、主リールユニット2110における各リール部の停止位置に係る情報を一時記憶するためのリール停止位置情報一時記憶手段1191cと、当該遊技における入賞役に係る情報を一時記憶するための入賞役関連情報一時記憶手段1191dと、を更に有している。また、特別遊技状態一時記憶手段1192は、特別遊技状態における各種フラグのオンオフ情報を一時記憶するための特別遊技関連フラグ一時記憶手段1192aを更に有している。
次に、払出制御手段1300は、払出された遊技メダル数を計数するための払出カウンタ1310を更に有している。
次に、動作環境初期設定手段1500は、一の当選役に係る抽選確率が複数存在する状況下、何れの抽選確率に基づき抽選するかを決定するための値(所謂、設定値)が一時記憶される設定値一時記憶手段1510を更に有している。
次に、トグル状態管理手段1600は、トグル信号の送信状態を一時記憶するためのトグル状態一時記憶手段1601を有している。
次に、遊技周辺機器2000について説明する。尚、一部の周辺機器については既に詳細構成を述べたので、残る構成について簡潔に説明する。まず、遊技周辺機器2000は、主制御装置1000側の遊技進行に係る周辺機器である主制御周辺機器2100を有している。
ここで、主制御周辺機器2100は、主制御装置1000における電源投入時の動作モードを操作するための動作環境設定操作部材2160を有している。ここで、動作環境設定操作部材2160は、主制御装置1000の起動時において通常動作モード又は設定変更作動モードの何れの動作モードで起動させるかを操作するスイッチ部材である動作モード切換スイッチ2160と、設定値の変更操作を行うスイッチ部材である設定値切換スイッチ2162と、設定値の変更操作を終了し現在の設定値での確定操作を行うスイッチ部材である設定値確定スイッチ2163と、を有している。尚、設定値確定スイッチ2163は、他の操作部材(例えば、スタートレバー2140)の操作検出スイッチと兼用するよう構成してもよい。
次に、サブメイン制御部(演出表示制御手段3000)及びサブサブ制御部(演出表示手段4000)について説明する。はじめに、主制御装置1000は、演出に係る一切の表示制御を司る演出表示制御手段3000(サブメイン制御部)と接続している。また、演出表示制御手段3000は、各種出力装置(例えば、液晶ディスプレイ400、遊技効果ランプ800、可動体役物401、スピーカ900等)や液晶ディスプレイ400上に演出を表示出力する演出表示手段4000(サブサブ制御部)と接続している。以下、これらの装置・手段を順番に説明する。
まず、演出表示制御手段3000は、主制御装置1000側からの各種情報を受信するための情報受信手段3100と、主制御装置1000側からの各種情報に基づき、サブサブ制御部4000や各種出力装置での演出実行を制御する演出動作制御手段3200と、サブメイン制御部3000側のCPUがリセットされた要因を特定するリセット原因判断手段3300と、演出制御全般に係る情報を一時記憶するための演出一般情報一時記憶手段3500と、サブサブ制御部4000側との情報送受信を制御する情報送受信制御手段3600と、を有している。以下、上記各手段を詳述する。
はじめに、情報受信手段3100は、主制御装置1000側からの遊技進行に関する情報を一時記憶するためのメイン側情報一時記憶手段3110を有している。尚、メイン側情報一時記憶手段3110に一時記憶された情報は、以下で説明する各処理において必要に応じ適宜参照される。
次に、演出動作制御手段3200は、演出動作全般に係る動作内容を決定する演出動作内容決定手段3210と、演出動作の一種類である演出画像の表示制御を司る演出画像表示制御手段3220と、を更に有している。ここで、演出動作内容決定手段3210は、演出動作全般に係る動作内容を決定するために参照される演出動作内容決定用抽選テーブル3211(詳細なテーブル構成については後述)を更に有している。
次に、リセット原因判断手段3300は、主制御装置1000側からのコマンド有無を判断するためにリセット時からの経過時間を計時するリセット原因判断時間管理タイマ3301と、不正な要因に基づくリセットであると判定された場合において当該リセット時の状況を退避するためのリセット情報一時記憶手段3302と、主制御装置1000側からの後述するトグル信号に基づきリセット要因を判断するトグル信号判断手段3303と、を有している。ここで、トグル信号判断手段3303は、主制御装置1000側からのトグル信号の変化を判断するための経過時間を計時するトグル信号判断時間管理タイマ3303aと、主制御装置1000側からのトグル信号の状態を一時記憶するトグル信号一時記憶手段3303bと、を更に有している。
次に、情報送受信制御手段3600は、サブサブ制御部4000への送信コマンドをバッファリングするための副コマンド送信用バッファ3601を更に有している。
次に、演出表示手段4000は、液晶ディスプレイ400によって構成された演出表示部4100と、演出表示部4100上へ画像を表示する画像表示制御手段4500と、を有している。ここで、画像表示制御手段4500は、サブメイン制御部3000側との情報送受信を制御する副情報送受信制御手段4550と、サブメイン制御部3000側から受信したコマンドや各種画像表示に係る情報を一時記憶するための画像表示関連情報一時記憶手段4551を更に有している。
尚、演出表示制御手段3000は、図示しないがその他にも、陰極管(本例では、陰極管301、陰極管311及び陰極管312)の点灯及び消灯や、スピーカ900からの音声出力等の演出処理といった、画像表示以外の演出に係る一切の制御を更に制御する。また、第二実施形態においては、演出表示制御手段3000が、画像表示制御、遊技効果ランプ制御及び音声出力制御を一体的に行なうように構成しているが、機能的に別個の周辺機器として分離するように構成してもよい。この場合、当該周辺機器同士を基板対基板コネクタで接続するように構成してもよい。
次に、図35〜図59のフローチャートを参照しながら、第二実施形態に係る回胴式遊技機の処理の流れを説明する。はじめに、図35〜図48のフローチャートを参照しながら、第二実施形態に係る回胴式遊技機の主制御装置1000側での処理の流れを説明する。
まず、図35は、主制御装置1000が行う一般的な処理の流れを示したメインフローチャートである。はじめに、主制御装置1000が電源供給ユニットと接続するよう構成されている場合には、遊技機の電源投入時において、同図(a)の処理が実行される。即ち、遊技機の電源投入時において、ステップ3002で、主制御装置1000は、電源供給ユニット290のリセットボタン(RAMクリアボタン)が操作されたか否かを判定する。ステップ3002でYesの場合、ステップ3004で、主制御装置1000は、主制御装置1000側の設定値を除くRAM内容(例えば、遊技状態一時記憶手段1190内の情報等)を全てクリアする。次に、ステップ3006で、情報送信制御手段1200は、ラムクリア情報(コマンド)をサブメイン制御部3000側に送信し(当該タイミングにて送信してもよいし、当該タイミングではコマンドをセットしておき後述する制御コマンド送信処理にて送信するよう構成してもよい)、ステップ3014の処理に移行する。他方、ステップ3002でNoの場合には、ステップ3008で、主制御装置1000は、主制御装置1000におけるRAM領域の内容をチェックする(例えば、電断時に記録されたチェックサムとRAM領域に保存されている情報量との比較を行う)。次に、ステップ3010で、主制御装置1000は、当該チェック結果に基づきRAMの内容が正常でないか否かを判定する(例えば、電断時にセットされたチェックサムと一致しないか否かを判定する)。ステップ3010でYesの場合、ステップ3004の処理に移行する。他方、ステップ3010でNoの場合、ステップ3011で、主制御装置1000は、主制御装置1000におけるRAM内に記憶(バックアップ)されている電断時の各種情報コマンドを取得する。次に、ステップ3012で、主制御装置1000は、ステップ3011で取得した各種情報コマンドをサブメイン制御部3000側に送信し(当該タイミングにて送信してもよいし、当該タイミングではコマンドをセットしておき後述する制御コマンド送信処理にて送信するよう構成してもよい)、ステップ3014の処理に移行する。次に、ステップ3014で、主制御装置1000は、同図のステップ2000によって示される主制御装置1000側のメイン処理に係る実行定時割り込み(例えば、約1.5ms毎のハードウェア割り込みを契機とする)を許可し(その結果、当該実行定時割り込みタイミング到達時には、同図(b)の処理が実行されることとなる)、ステップ1100の処理に移行する。
尚、本フローチャートでは、RAMクリア時の処理についてバックアップ時のデータが適正でない場合にRAMクリアを行い、そのまま遊技可能な状態に移行する例を示したが、RAMデータが異常である場合には必要な処理の後、エラー状態に移行させ、新たな設定値の変更処理を行うことにより遊技の実行が可能となるように構成してもよく、RAMクリア処理についても、RAMクリアボタンの操作で実行されるのではなく、設定変更操作と関連させてRAMクリアするように構成してもよい。
ここで、本例では、詳細は省略するが割り込み処理内でステッピングモータの励磁切替処理を行っているため、ステッピングモータのステップ数及び回転数によって必須となる割り込み周期の長さが決められる。例えば、504ステップで1周するリールを1分間で80回転(40320ステップ)させる場合、1秒間に672ステップとなり、1秒/672≒1.49ms、即ち約1.5msでの割り込みが必須となる。
次に、ステップ1100で、主制御装置1000は、後述する規定数投入制御処理を実行する。次に、ステップ1200で、主制御装置1000は、後述する遊技開始制御処理を実行する。次に、ステップ1300で、主制御装置1000は、後述する遊技内容決定処理を実行する。次に、ステップ1400で、主制御装置1000は、後述するリール回転動作開始制御処理を実行する。次に、ステップ1500で、主制御装置1000は、後述するリール回転動作停止制御処理を実行する。次に、ステップ1600で、主制御装置1000は、後述する入賞役判定制御処理を実行する。次に、ステップ1700で、主制御装置1000は、後述する払出制御処理を実行する。次に、ステップ1800で、主制御装置1000は、後述する遊技状態移行制御処理を実行する。次に、ステップ1900で、主制御装置1000は、後述する遊技終了制御処理を実行する。尚、ステップ1900の終了後は、ステップ1100の処理に移行し、主制御装置1000は、ステップ1100〜1900の処理を繰り返し実行することとなる。
次に、定時割り込みタイミングに到達した場合には、同図(b)の処理が実行される。即ち、定時割り込み(例えば、約1.5ms毎のハードウェア割り込み)を契機として、ステップ2100で、主制御装置1000は、後述するトグル状態切替処理を実行する。次に、ステップ2200で、主制御装置1000は、外部端子へ情報を出力するための外部信号出力を実行する。次に、ステップ2300で、主制御装置1000は、後述する制御コマンド送信処理を実行する。次に、ステップ2400で、主遊技装置1000は、各種乱数更新処理(例えば、乱数カウンタのインクリメント処理)を実行し、本割り込み処理の実行直前に実行されていた処理に復帰する。
次に、図35におけるステップ2100のサブルーチンに係る、トグル状態切替処理について、図36のトグル状態切替処理のフローチャートを用いて説明する。まず、ステップ2102で、トグル状態管理手段1600は、トグル状態一時記憶手段1601を参照して、トグル切替フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ2102でYesの場合、ステップ2104で、トグル状態管理手段1600は、トグル状態一時記憶手段1601内のトグル切替フラグをオフに変更し、次の処理(ステップ2200の外部信号出力)に移行する。他方、ステップ2102でNoの場合、ステップ2106で、トグル状態管理手段1600は、トグル状態一時記憶手段1601内のトグル切替フラグをオンに変更し、次の処理(ステップ2200の外部信号出力)に移行する。
次に、図35におけるステップ2300のサブルーチンに係る、制御コマンド送信処理について、図37の制御コマンド送信処理のフローチャートを用いて説明する。まず、ステップ2302で、情報送信制御手段1200は、トグル状態一時記憶手段1601を参照し、トグル切替フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ2302でYesの場合、ステップ2304で、情報送信制御手段1200は、サブメイン制御部3000側に「ON」のトグル信号を送信し、ステップ2308の処理に移行する。他方、ステップ32302でNoの場合、ステップ2306で、情報送信制御手段1200は、サブメイン制御部3000側に「OFF」のトグル信号を送信し、ステップ3808の処理に移行する。次に、ステップ2308で、情報送信制御手段1200は、コマンド送信用バッファ1201を参照し、セットされているコマンドを確認する。次に、ステップ2312で、情報送信制御手段1200は、コマンド送信用バッファ1201にセットされているコマンドをサブメイン制御部3000側に送信し(同時に当該送信したコマンドをコマンド送信用バッファ1201から削除し)、次の処理(ステップ2400の乱数更新)に移行する。尚、このように構成した場合における作用は、本実施形態における図17でのぱちんこ遊技機に係る例と重複するため、説明を省略する。
次に、遊技機における電源断時においては、図35のステップ3600の処理が実行される。即ち、遊技機の電源断時(本例では、NMI割り込み時)において、ステップ3602で、主制御装置1000は、RAM領域の情報に基づき電断時情報(例えば、チェックサム)をセットする。次に、ステップ3604で、主制御装置1000は、RAM領域への書き込みを禁止し、電源断待ちループ処理に移行する。
次に、図35でのステップ1100のサブルーチンに係る、規定数投入制御処理について、図38の規定数投入制御処理のフローチャートを用いて説明する。まず、ステップ1102で、入力操作制御手段1110は、遊技制御関連フラグ一時記憶手段1191a内の再遊技入賞フラグがオフであるか否かを判定する。ここで、再遊技入賞フラグとは、後述するように、直前の遊技において再遊技役が入賞した場合にオンとなるフラグである。ステップ1102でYesの場合、ステップ1104で、入力操作制御手段1110は、ベットボタン2130の入力操作を有効化する(ベットボタン2130からの操作信号を受信可能とする)と共に、メダル投入口2150への遊技メダルの投入を有効化する(メダル投入検出部2151からの検出信号を受信可能とする)。次に、ステップ1108で、ベット判定手段1112は、メダル投入検出部2151からの検出信号を受信したか否かを判定する。ステップ1108でYesの場合、ステップ1110で、ベット判定手段1112は、遊技制御関連フラグ一時記憶手段1191a内の規定数投入フラグがオフであるか否かを判定する。ここで、規定数投入フラグとは、後述するように、遊技メダルのベット数が規定数(一の遊技を開始するために必要な遊技メダル数)と同数となった場合にオンとなるフラグである。ステップ1110でYesの場合、ステップ1112で、遊技メダル管理制御手段1120は、当該投入された遊技メダルを遊技機枠内部へと誘導する(遊技メダルの投入を受付する)。次に、ステップ1114で、遊技メダル管理制御手段1120は、投入数カウンタ1121のカウンタ値に1を加算し、ステップ1140に移行する。
他方、ステップ1110でNoの場合、ステップ1116で、遊技メダル管理制御手段1120は、貯留数カウンタ1122のカウンタ値が所定の貯留最大数(例えば、50)未満であるか否かを判定する。ステップ1116でYesの場合、ステップ1118で、遊技メダル管理制御手段1120は、当該遊技メダルの投入を受付する。次に、ステップ1120で、遊技メダル管理制御手段1120は、貯留数カウンタ1122のカウンタ値に1を加算し、ステップ1140に移行する。他方、ステップ1116でNoの場合、ステップ1122で、遊技メダル管理制御手段1120は、当該投入された遊技メダルを遊技機枠内部へと誘導せず、放出口108から放出(遊技メダルの投入を受付せずに排出)し、ステップ1140に移行する。
他方、ステップ1108でNoの場合、ステップ1124で、ベット判定手段1112は、ベットボタン2130が操作されたか否か(ベットボタン2130からの操作信号を受信したか否か)を判定する。ステップ1124でYesの場合、ステップ1126で、ベット判定手段1112は、遊技制御関連フラグ一時記憶手段1191a内の規定数投入フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ1126でYesの場合、ステップ1128で、遊技メダル管理制御手段1120は、貯留数カウンタ1122のカウンタ値が0超過であるか否かを判定する。ステップ1128でYesの場合、ステップ1130で、遊技メダル管理制御手段1120は、貯留数カウンタ1122のカウンタ値を1減算する。次に、ステップ1132で、遊技メダル管理制御手段1120は、投入数カウンタ1121のカウンタ値を1加算し、ステップ1140に移行する。尚、ステップ1124、ステップ1126又はステップ1128でNoの場合には、ステップ1140に移行する。
尚、第二実施形態においては、ベットボタン2130からの一の操作信号に基づき、貯留数カウンタ1122及び投入数カウンタ1121のカウンタ値を1だけ加減算する(即ち、ベット数を1加算する)よう構成されているが、これには限定されない。その場合には、ベットボタン2130からの一の操作信号に基づき、規定数と同数になるまで当該加減算処理を繰り返すよう構成してもよい(所謂、MAXベット機能)。
他方、ステップ1102でNoの場合、ステップ1134で、ベット判定手段1112は、遊技制御関連フラグ一時記憶手段1191a内の規定数投入フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ1134でYesの場合、ステップ1136で、遊技メダル管理制御手段1120は、投入数カウンタ1121に規定数をセット(換言すれば、直前の遊技におけるベット数と同数をセット)し、ステップ1140に移行する。尚、ステップ1134でNoの場合には、ステップ1140に移行する。
次に、ステップ1140で、遊技開始制御手段1130は、投入数カウンタ1121のカウンタ値が増加したか否かを判定する。ステップ1140でYesの場合、ステップ1142で、情報送信制御手段1200は、ベット入力が検出された旨のコマンド(ベット情報)を、サブメイン制御部3000側に送信するためのコマンド送信用バッファ1201にセットする。次に、ステップ1144で、遊技開始制御手段1130は、投入数カウンタ1121のカウンタ値が規定数と同数であるか否かを判定する。ステップ1144でYesの場合、ステップ1146で、遊技開始制御手段1130は、遊技制御関連フラグ一時記憶手段1191a内の規定数投入フラグをオンにし、ステップ1148に移行する。尚、ステップ1140、ステップ1144でNoの場合にも、ステップ1148に移行する。次に、ステップ1148で、ベット判定手段1112は、遊技制御関連フラグ一時記憶手段1191a内の規定数投入フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ1148でYesの場合、ステップ1150で、スタート入力判定手段1111は、スタートレバー2140が操作されたか否か(スタートレバー2140からの操作信号を受信したか否か)を判定する。ステップ1150でYesの場合、次の処理(ステップ1200の遊技開始制御処理)に移行する。尚、ステップ1148、ステップ1150でNoの場合には、ステップ1102に移行する。
次に図35でのステップ1200のサブルーチンに係る、遊技開始制御処理について、図39の遊技開始制御処理のフローチャートを用いて説明する。まず、ステップ1202で、遊技開始制御手段1130は、遊技制御関連フラグ一時記憶手段1191a内の規定数投入フラグをオフにする。次に、ステップ1204で、入力操作制御手段1110は、ベットボタン2130の入力操作を無効化する(ベットボタン2130からの操作信号を受信不可とする)と共に、メダル投入口2150への遊技メダルの投入を無効化する(メダル投入検出部2151からの検出信号を受信不可とする)。次に、ステップ1206で、遊技開始制御手段1130は、遊技制御関連フラグ一時記憶手段1191a内の再遊技入賞フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1206でYesの場合、ステップ1208で、遊技開始制御手段1130は、遊技制御関連フラグ一時記憶手段1191a内の再遊技入賞フラグをオフにし、次の処理(ステップ1300の遊技内容決定処理)に移行する。尚、ステップ1206でNoの場合には、次の処理(ステップ1300の遊技内容決定処理)に移行する。
次に、図35でのステップ1300のサブルーチンに係る、遊技内容決定処理について、図40の遊技内容決定処理のフローチャートを用いて説明する。まず、ステップ1302で、乱数生成手段1141は、周知の手法に基づき乱数を生成して、遊技内容決定乱数一時記憶手段1141aに一時記憶し、ステップ1308に移行する。
次に、ステップ1308で、遊技内容決定手段1140は、特別遊技関連フラグ一時記憶手段1192a内の特別遊技中フラグがオンであるか否か、換言すれば、遊技状態が特別遊技状態中であるか否かを判定する。ステップ1308でYesの場合、ステップ1310で、遊技内容決定手段1140は、設定値一時記憶手段1510にセットされた設定値に基づき、当選役決定用抽選テーブル1142aの内、「特別遊技中」に対応した当選役決定用抽選テーブルをセットし、ステップ1320に移行する。他方、ステップ1308でNoの場合、ステップ1312で、遊技内容決定手段1140は、特別遊技関連フラグ一時記憶手段1192a内の特別遊技当選フラグがオンであるか否か、換言すれば、特別遊技移行役に当選しているものの未だ当該特別遊技移行役が入賞していない状態であるか否かを判定する。ステップ1312でYesの場合、ステップ1314で、遊技内容決定手段1140は、設定値一時記憶手段1510にセットされた設定値に基づき、当選役決定用抽選テーブル1142aの内、「特別遊技当選中」に対応した当選役決定用抽選テーブルをセットし、ステップ1320に移行する。他方、ステップ1312でNoの場合、ステップ1316で、遊技内容決定手段1140は、設定値一時記憶手段1510にセットされた設定値に基づき、当選役決定用抽選テーブル1142aの内、「通常遊技中」に対応した当選役決定用抽選テーブルをセットし、ステップ1320に移行する。
ここで、図41は、当選役決定用抽選テーブル1142aの一例である。本例に示されるように、当選役決定用抽選テーブル1142aは、遊技状態が「通常遊技時」である状況下において参照されるテーブル(役抽選テーブル1)と、遊技状態が「特別遊技当選中」である状況下において参照されるテーブル(役抽選テーブル2)と、遊技状態が「特別遊技中」である状況下において参照されるテーブル(役抽選テーブル3)と、に分かれている。ここで、「特別遊技中」とは、特別遊技移行役(本例では、「第1種BB」であり、所謂第一種特別役物連続作動装置によって構成)が入賞した際に移行する遊技状態であり、他の遊技状態と比して払出が発生する当選役(本例では、「ベル」)の当選確率が上昇している遊技状態である。また、「通常遊技時」及び「特別遊技当選中」とは、非特別遊技中の状態であって、且つ、前者は特別遊技移行役が当選していない遊技状態であり、後者は特別遊技移行役が当選している遊技状態である。即ち、第二実施形態では、特別遊技移行役が重複して当選することを回避するため、「特別遊技当選中」である状況下においては、特別遊技移行役を抽選しないよう構成されているのである。また、夫々の遊技状態において、規定数が異なるよう構成されており、ベット数と規定数とが同数でない場合には、当該遊技が開始されないよう構成されている。尚、本例はあくまで一例であり、当選役、抽選確率及び規定数に係る構成には何ら限定されない。
図40のフローチャートの説明に戻ると、次に、ステップ1320で、遊技内容決定手段1140は、遊技内容決定乱数一時記憶手段1141aに一時記憶されている遊技内容決定乱数及び当選役決定用抽選テーブル1142aとしてセットされた抽選テーブルに基づき、当選役を決定して当選役情報一時記憶手段1191bに一時記憶する。次に、ステップ1322で、遊技内容決定手段1140は、当選役情報一時記憶手段1191bに一時記憶された当選役が、特別遊技移行役であるか否かを判定する。ステップ1322でYesの場合、ステップ1324で、遊技内容決定手段1140は、特別遊技関連フラグ一時記憶手段1192a内の特別遊技当選フラグをオンにする。次に、ステップ1326で、情報送信制御手段1200は、当該当選役の種類に基づき、当選役コマンド(決定された当選役情報、或いはスタートレバー操作情報)を、サブメイン制御部3000側に送信するためのコマンド送信用バッファ1201にセットし、次の処理(ステップ1400のリール回転動作開始制御処理)に移行する。尚、ステップ1322でNoの場合には、ステップ1326に移行する。
次に、図35でのステップ1400のサブルーチンに係る、リール回転動作開始制御処理について、図42のリール回転動作開始制御処理のフローチャートを用いて説明する。まず、ステップ1402で、遊技間隔管理手段1151aは、周知の手法に基づき所定のウェイト時間(例えば、当該遊技直前の遊技における遊技開始時から4.1秒)が経過したか否かを判定する。ステップ1402でYesの場合、ステップ1404で、リール回転動作開始制御手段1151は、主リールユニット2110の駆動源を駆動して、左リール部2111、中リール部2112、右リール部2113の各リールの回転動作を開始する。次に、ステップ1406で、情報送信制御手段1200は、各リールの回転動作が開始された旨の情報(回胴回転コマンド)を、サブメイン制御部3000側に送信するためのコマンド送信用バッファ1201にセットし、次の処理(ステップ1500のリール回転動作停止制御処理)に移行する。尚、ステップ1402でNoの場合には、再度、ステップ1402に移行する。
次に、図35でのステップ1500のサブルーチンに係る、リール回転動作停止制御処理について、図43のリール回転動作停止制御処理のフローチャートを用いて説明する。まず、ステップ1502で、リール制御手段1150は、周知の手法に基づき左リール部2111、中リール部2112、右リール部2113の各リールの回転速度が一定の回転速度(例えば、0.75秒/1回転)であるか否かを判定する。ステップ1502でYesの場合、ステップ1510で、入力操作制御手段1110は、左リール停止ボタン2121、中リール停止ボタン2122、右リール停止ボタン2123の各停止ボタンの入力操作を有効化し(各停止ボタンからの操作信号を受信可能とし)、ステップ1512に移行する。尚、ステップ1502でNoの場合には、再度、ステップ1502に移行する。
次に、ステップ1514で、リール回転動作停止制御手段1152は、停止ボタンユニット2120における何れの停止ボタンからの操作信号であるかに基づき異なる処理を実行する。尚、ステップ1514で、停止ボタンユニット2120における何れの停止ボタンからの操作信号も受信しなかった場合には、ステップ1550に移行する。
次に、ステップ1514で、左リール停止ボタン2121からの操作信号を受信した場合、ステップ1520で、リール停止位置決定手段1152bは、リール現在位置検出制御手段1152aを駆使して、回転動作している左リール部2111の現在位置を取得すると共に、当選役情報一時記憶手段1191bに一時記憶されている当選役を取得し、当該取得した情報に基づき停止位置決定用参照テーブル1152b−1を参照して、左リール部2111の停止位置を決定してリール停止位置情報一時記憶手段1191cに一時記憶する。次に、ステップ1522で、リール回転動作停止制御手段1152は、リール停止位置情報一時記憶手段1191cに一時記憶されている左リール部2111の停止位置に基づき、左リール部2111の駆動源を駆使して、左リール部2111を現在位置から停止位置まで回転移動させた上で停止させる。次に、ステップ1524で、入力操作制御手段1110は、左リール停止ボタン2121の入力操作を無効化する。次に、ステップ1546で、情報送信制御手段1200は、停止ボタンが操作された旨の情報(停止ボタン操作コマンド)を、サブメイン制御部3000側に送信するためのコマンド送信用バッファにセットし、ステップ1550に移行する。
次に、ステップ1514で、中リール停止ボタン2122からの操作信号を受信した場合、ステップ1530で、リール停止位置決定手段1152bは、リール現在位置検出制御手段1152aを駆使して、回転動作している中リール部2112の現在位置を取得すると共に、当選役情報一時記憶手段1191bに一時記憶されている当選役を取得し、当該取得した情報に基づき停止位置決定用参照テーブル1152b−1を参照して、中リール部2112の停止位置を決定してリール停止位置情報一時記憶手段1191cに一時記憶する。次に、ステップ1532で、リール回転動作停止制御手段1152は、リール停止位置情報一時記憶手段1191cに一時記憶されている中リール部2112の停止位置に基づき、中リール部2112の駆動源を駆使して、中リール部2112を現在位置から停止位置まで回転移動させた上で停止させる。次に、ステップ1534で、入力操作制御手段1110は、中リール停止ボタン2122の入力操作を無効化し、ステップ1546に移行する。
次に、ステップ1514で、右リール停止ボタン2123からの操作信号を受信した場合、ステップ1540で、リール停止位置決定手段1152bは、リール現在位置検出制御手段1152aを駆使して、回転動作している右リール部2113の現在位置を取得すると共に、当選役情報一時記憶手段1191bに一時記憶されている当選役を取得し、当該取得した情報に基づき停止位置決定用参照テーブル1152b−1を参照して、右リール部2113の停止位置を決定してリール停止位置情報一時記憶手段1191cに一時記憶する。次に、ステップ1542で、リール回転動作停止制御手段1152は、リール停止位置情報一時記憶手段1191cに一時記憶されている右リール部2113の停止位置に基づき、右リール部2113の駆動源を駆使して、右リール部2113を現在位置から停止位置まで回転移動させた上で停止させる。次に、ステップ1544で、入力操作制御手段1110は、右リール停止ボタン2123の入力操作を無効化し、ステップ1546に移行する。
次に、ステップ1550で、リール制御手段1150は、主リールユニット2110における全てのリール部の回転動作が終了したか否かを判定する。ステップ1550でYesの場合、次の処理(ステップ1600の入賞役判定制御処理)に移行する。尚、ステップ1550でNoの場合には、ステップ1514に移行する。
次に、図35でのステップ1600のサブルーチンに係る、入賞役判定制御処理について、図44の入賞役判定制御処理のフローチャートを用いて説明する。まず、ステップ1602で、入賞役特定手段1161は、リール停止位置情報一時記憶手段1191cに一時記憶された左リール部2111、中リール部2112及び右リール部2113の停止位置情報を取得する。次に、ステップ1604で、入賞役特定手段1161は、当該取得した停止位置情報に基づき、所定の有効ライン上での入賞役及び入賞ラインを特定して入賞役関連情報一時記憶手段1191dに一時記憶し、次の処理(ステップ1700の払出制御処理)に移行する。
次に、図35でのステップ1700のサブルーチンに係る、払出制御処理について、図45の払出制御処理のフローチャートを用いて説明する。まず、ステップ1702で、払出数決定手段1162は、入賞役関連情報一時記憶手段1191dに一時記憶された入賞役情報を取得する。次に、ステップ1708で、払出数決定手段1162は、当該取得した入賞役情報に基づき入賞役が再遊技役ではないか否かを判定する。ステップ1708でYesの場合、ステップ1710で、払出数決定手段1162は、当該取得した入賞役情報に基づき払出数決定用参照テーブル1162bを参照して払出数を決定すると共に、当該決定した払出数を払出カウンタ1310のカウンタ値にセットし、ステップ1712に移行する。他方、ステップ1708でNoの場合、ステップ1730で、払出数決定手段1162は、遊技制御関連フラグ一時記憶手段1191a内の再遊技入賞フラグをオンにし、次の処理(ステップ1800の遊技状態移行制御処理)に移行する。
ここで、図46は、払出数決定用参照テーブル1162bの一例である。本例に示されるように、当選役が入賞した際には、当該入賞役の種類、規定数毎に予め定められた配当数及び入賞ライン数に基づき、払出すべき遊技メダル数が一義的に決定されるよう構成されている。尚、本例はあくまで一例であり、入賞役及び配当数の構成には何ら限定されない。
図45のフローチャートの説明に戻ると、次に、ステップ1712で、払出制御手段1300は、払出カウンタ1310のカウンタ値が0超過であるか否かを判定する。ステップ1712でYesの場合、ステップ1714で、払出制御手段1300は、特別遊技関連フラグ一時記憶手段1192a内の特別遊技中フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1714でYesの場合、ステップ1716で、払出制御手段1300は、払出カウンタ1310のカウンタ値を特別遊技払出累積カウンタ1171に加算する。次に、ステップ1718で、払出制御手段1300は、払出カウンタ1310のカウンタ値を1減算する。次に、ステップ1720で、遊技メダル管理制御手段1120は、貯留数カウンタ1122のカウンタ値が所定の貯留最大数未満であるか否かを判定する。ステップ1720でYesの場合、ステップ1722で、遊技メダル管理制御手段1120は、貯留数カウンタ1122のカウンタ値に1を加算し、ステップ1726に移行する。他方、ステップ1720でNoの場合、ステップ1724で、遊技メダル管理制御手段1120は、遊技機枠内部で保持している遊技メダルの内から一の遊技メダル(メダル1枚)を放出口108から放出し、ステップ1726に移行する。次に、ステップ1726で、払出制御手段1300は、払出カウンタ1310のカウンタ値が0であるか否かを判定する。ステップ1726でYesの場合、次の処理(ステップ1800の遊技状態移行制御処理)に移行する。尚、ステップ1712でNoの場合には、次の処理(ステップ1800の遊技状態移行制御処理)に移行し、ステップ1714又はステップ1726でNoの場合には、ステップ1718に移行する。
次に、図35でのステップ1800のサブルーチンに係る、遊技状態移行制御処理について、図47の遊技状態移行制御処理のフローチャートを用いて説明する。まず、ステップ1802で、特別遊技制御手段1170は、特別遊技関連フラグ一時記憶手段1192a内の特別遊技中フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ1802でYesの場合、ステップ1808で、特別遊技制御手段1170は、特別遊技関連フラグ一時記憶手段1192a内の特別遊技当選フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1808でYesの場合、ステップ1810で、特別遊技制御手段1170は、入賞役関連情報一時記憶手段1191dを参照し、特別遊技移行役が入賞役であるか否かを判定する。ステップ1810でYesの場合、ステップ1812で、特別遊技制御手段1170は、特別遊技関連フラグ一時記憶手段1192a内の特別遊技当選フラグをオフにする。次に、ステップ1814で、特別遊技制御手段1170は、特別遊技関連フラグ一時記憶手段1192a内の特別遊技中フラグをオンにする。次に、ステップ1816で、情報送信制御手段1200は、特別遊技が開始された旨の情報(特別遊技開始コマンド)を、サブメイン制御部3000側に送信するためのコマンド送信用バッファ1201にセットし、次の処理(ステップ1900の遊技終了制御処理)に移行する。尚、ステップ1808又はステップ1810でNoの場合には、次の処理(ステップ1900の遊技終了制御処理)に移行する。
他方、ステップ1802でNoの場合、ステップ1820で、特別遊技制御手段1170は、特別遊技払出累積カウンタ1171のカウンタ値が所定数(例えば、360)を超過しているか否かを判定する。ステップ1820でYesの場合、ステップ1822で、特別遊技制御手段1170は、特別遊技払出累積カウンタ1171のカウンタ値をクリア(ゼロクリア)する。次に、ステップ1824で、特別遊技制御手段1170は、特別遊技関連フラグ一時記憶手段1192a内の特別遊技中フラグをオフにする。次に、ステップ1826で、情報送信制御手段1200は、特別遊技が終了した旨の情報(特別遊技終了コマンド)を、サブメイン制御部3000側に送信するためのコマンド送信用バッファ1201にセットし、次の処理(ステップ1900の遊技終了制御処理)に移行する。他方、ステップ1820でNoの場合、ステップ1828で、情報送信制御手段1200は、特別遊技中における遊技進行に係る情報{特別遊技中コマンド(例えば、特別遊技払出累積カウンタ1171のカウンタ値、入賞役の種類、当該遊技における払出枚数、等)}を、サブメイン制御部3000側に送信するためのコマンド送信用バッファ1201にセットし、次の処理(ステップ1900の遊技終了制御処理)に移行する。
次に、図35でのステップ1900のサブルーチンに係る、遊技終了制御処理について、図48の遊技終了制御処理のフローチャートを用いて説明する。まず、ステップ1902で、情報送信制御手段1200は、当該遊技が終了した旨の情報(遊技終了コマンド)を、サブメイン制御部3000側に送信するためのコマンド送信用バッファ1201にセットする。次に、ステップ1904で、遊技終了制御手段1180は、投入数カウンタ1121のカウンタ値をクリア(ゼロクリア)し、次の処理(ステップ1100の規定数投入制御処理)に移行する。
次に、図49〜図56を参照して、サブメイン制御部3000側で実行される制御処理を説明する。まず、図49は、第二実施形態に係る回胴式遊技機における、サブメイン制御部3000側のメインフローチャートである。ここで、同図(a)の処理は、遊技機への電源投入時にのみ実行されるサブ基板側での初期処理である。即ち、遊技機への電源投入時において、ステップ4500で、サブメイン制御部3000は、後述のリセット原因判断処理を実行し、その後はサブメイン制御部3000の繰り返し処理ルーチンであるステップ5000を繰り返し実行するループ処理に移行する。ここで、ステップ5000が実行された場合、同図(b)の処理に示されるように、まず、ステップ6000で、演出表示制御手段3000は、後述する演出動作内容決定処理を実行する。次に、ステップ7000で、演出表示制御手段3000は、後述する演出動作制御処理を実行する。次に、ステップ7200で、演出表示制御手段3000は、後述する特別遊技中表示制御処理を実行する。次にステップ7400で、演出表示制御手段3000は、後述する表示コマンド送信制御処理を実行し、本繰り返し処理ルーチンを終了する。また、同図(c)の処理は、サブメイン制御部3000の割り込み処理であり、サブメイン制御部3000のCPUの一端子(本例では、NMI端子)に対して、前述した主制御基板1000のSTB信号線が接続されていた場合における処理フロー(ステップ4700)である。即ち、サブメイン制御部3000のCPUにおいてNMI割り込みが発生した場合(STB信号線がオンとなった場合)、ステップ4800で、サブメイン制御部3000は、主制御装置1000側からのコマンド入力ポート(前述したデータ信号線の入力ポート)を確認する。そして、ステップ4900で、サブメイン制御部3000は、当該確認結果に基づき、サブメイン制御部3000側のRAM(本例では、メイン側情報一時記憶手段3110)に、主制御装置1000側から送信されたコマンドを一時記憶し、本割り込み処理直前に実行されていた処理へ復帰する。尚、本実施例では、1割り込みに対して1バイトのコマンドが送信される形態を例示するが、1回の割り込みに対して複数バイトのコマンドを連続して受信することも可能である。
次に、図49におけるステップ4500のサブルーチンに係る、リセット原因判断処理について、図50のリセット原因判断処理のフローチャートを用いて説明する。まず、ステップ4502で、リセット原因判断手段3300は、リセット原因判断時間管理タイマ3301を始動させる。次に、ステップ4504で、リセット原因判断手段3300は、リセット原因判断時間管理タイマ3301を参照して、リセット原因の判断時間に係る所定の時間(例えば、1秒)に未到達か否かを判定する。ステップ4504でYesの場合、ステップ4506で、リセット原因判断手段3300は、メイン側情報一時記憶手段3110を参照して、主制御装置1000側からRAMクリア情報を受信したか否かを判定する。ステップ4506でYesの場合、ステップ4508で、リセット原因判断手段3300は、サブメイン制御部3000のリセット原因がRAMクリアを伴う電源投入(正常なリセット)であったと判断する。次に、ステップ4509で、リセット原因判断手段3300は、サブメイン制御部3000のRAM情報(例えば、各フラグ状態や選択されている演出情報、所謂AT(アシストタイム)など遊技補助演出の実行状態や実行判定パラメータ等)をリセットする。次に、ステップ4510で、リセット原因判断手段3300は、後述するステップ4514〜4515で使用するリセット情報一時記憶手段3302をリセットし、ステップ4511の処理に移行する。他方、ステップ4506でNoの場合、ステップ4520で、リセット原因判断手段3300は、メイン側情報一時記憶手段3110を参照して、主制御装置1000側から電源断前の各種情報コマンドを受信したか否かを判定する。ステップ4520でYesの場合、ステップ4522で、リセット原因判断手段3300は、サブメイン制御部3000のリセット原因が電源断からの復帰による電源投入(正常なリセット)であったと判断して、ステップ4511に移行する。他方、ステップ4520でNoの場合には、ステップ4504に移行する。次に、ステップ4511で、リセット原因判断手段3300は、電源が投入された旨を、スピーカ114から、最大音量で報知する(30秒〜1分程度)。尚、本例はあくまでも一例であり、報知の方法や内容には何ら限定されない。また、第二実施形態では、説明の便宜上、リセットの原因に応じて異なる報知を行うよう構成しなかったが、リセットの原因に応じて異なる報知を行うように構成してもよい。次に、ステップ4512で、リセット原因判断手段3300は、リセット原因判断時間管理タイマ3301を停止後リセットしたのち、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する。
他方、ステップ4504でNoの場合(換言すれば、リセット原因判断時間管理タイマ3301がタイムアップするまでに、主制御装置1000側から通常遊技に係るコマンドを受信した場合、又は、リセット原因判断時間管理タイマ3301がタイムアップするまでに、主制御装置1000側から何らのコマンドも受信しなかった場合)には、ステップ4513で、リセット原因判断手段3300は、リセット原因判断時間管理タイマ3301を停止後リセットする。次に、ステップ4514で、リセット原因判断手段3300は、リセット情報一時記憶手段3302内の異常リセット回数に1を加算する。次に、ステップ4515で、リセット原因判断手段3300は、リセット情報一時記憶手段3302に、サブメイン制御部3000のRAM情報(例えば、各フラグ状態や演出実行状態等)を保存する。ステップ4516で、リセット原因判断手段3300は、サブメイン制御部3000のリセット原因がノイズ又は不正行為によるリセット(異常なリセット)であると判断する。次に、ステップ4518で、リセット原因判断手段3300は、サブメイン制御部3000のRAM情報(例えば、各フラグ状態や演出実行状態等)をリセットする。次に、ステップ4550で、リセット原因判断手段3300は、後述のトグル信号判断処理を実行し、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する。尚、図示しないが、リセット情報一時記憶手段3302内の情報は、所定条件を充足した場合(例えば、いわゆるサブ入力ボタンの操作時等)において、演出表示部4100等へ表示可能に構成しておくことが望ましい。このように構成しておくことで、不測の要因に基づくサブメイン制御部3000側のリセット回数を把握できると共に、リセット発生時に実行されていたサブメイン制御部3000側の処理内容等を推測することができるため、遊技場での稼働時にあってはトラブルシュートのために資する情報となり、開発時にあってはエージング(ヒートラン)を行った際のデバッグ情報として資する情報となるのである。
次に、図50でのステップ4550のサブルーチンに係る、トグル信号判断処理について、図51のトグル信号判断処理のフローチャートを用いて説明する。まず、ステップ4552で、トグル信号判断手段3303は、トグル信号判断時間管理タイマ3303aを始動させる。次に、ステップ4554で、トグル信号判断手段3303は、トグル信号判断時間管理タイマ3303aを参照して、トグル信号の判断時間に係る所定の時間(例えば、主制御装置1000側の割り込み周期がTである場合には、T+マージンαとすることで、トグル信号の変化点を検出可能な時間となる)に到達していないか否かを判定する。ステップ4554でYesの場合、ステップ4556で、トグル信号判断手段3303は、メイン側情報一時記憶手段3110を参照して、主制御装置1000側から送られてきたトグル信号の内容(例えば、オン・オフ)をトグル信号一時記憶手段3303bに記憶する。次に、ステップ4558で、トグル信号判断手段3303は、トグル信号一時記憶手段3303bの内容を参照して、トグル信号が変化したか否かを判定する。ステップ4558でYesの場合、ステップ4560で、トグル信号判断手段3303は、サブメイン制御部3000のリセット原因がノイズ等によるものであったと判断して、ステップ4562に移行する。尚、ステップ4558でNoの場合には、ステップ4554の処理に移行する。他方、ステップ4554でNoの場合には、ステップ4564で、トグル信号判断手段3303は、サブメイン制御部3000のリセット原因が不正行為によるものであったと判断する。次に、ステップ4566で、トグル信号判断手段3303は、不正が行われた旨を、スピーカ114から、最大音量で報知(30秒〜1分程度)し、ステップ4562に移行する。尚、本例はあくまでも一例であり、報知の方法や内容には何ら限定されない。また、第二実施形態では、説明の便宜上、不正が行われた旨を報知するように構成したが、電源が入った旨の報知を行うように構成してもよいし、不正が行われたと判断して、遊技者に不利に働くようにAT等の遊技状態を変化させてもよい(例えば、メダルのベット、投入を受け付けない、リールを回転させない、すべての役に当選しない等)。次に、ステップ4562で、トグル信号判断手段3303は、トグル信号判断時間管理タイマ3303aを停止後リセットし、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する。
次に、図49でのステップ6000のサブルーチンに係る、演出動作内容決定処理について、図52の演出動作内容決定処理のフローチャートを用いて説明する。まず、ステップ6002で、演出動作内容決定手段3210は、メイン側情報一時記憶手段3110を参照し、主制御装置1000側からのスタートレバー操作コマンドを受信したか否かを判定する。ステップ6002でYesの場合、ステップ6004で、演出動作内容決定手段3210は、メイン側情報一時記憶手段3110を参照し、主制御装置1000側から送信された当選役コマンドを取得すると共に、演出一般情報一時記憶手段3500内に一時記憶する。次に、ステップ6010で、演出動作内容決定手段3210は、演出一般情報一時記憶手段3500内に一時記憶されている当選役情報及びサブ側遊技状態種別に基づき、演出動作内容決定用抽選テーブル3211(演出テーブル0)を参照して演出パターンを抽選にて決定すると共に、当該決定した演出パターンを演出一般情報一時記憶手段3500内にセットし、ステップ6020に移行する。
ここで、図53(演出テーブル0)は、演出動作内容決定用抽選テーブル3211の一例である。尚、以下の説明では、当選役情報が「第1種BB」であった場合について例示しているが、他の当選役情報においても同様である。まず、本例に示されるように、第二実施形態における演出パターンとは、演出画像再生タイミング等の演出動作に係る実行内容を一の内容として特定するものである。そして、任意のタイミングで取得した乱数値に基づき決定された演出パターンに基づき、当該特定された演出動作が実行されるよう構成されている。例えば、当選役情報が「第1種BB」であって、取得乱数値が「100」であった場合には、演出パターン「演出A−5」が決定される。そして、演出パターン「演出A−5」に基づき、主制御装置1000側から回胴回転情報を受信したことを契機として「演出画像A−5−0」の再生が開始され、主制御装置1000側から1回目の停止ボタン操作情報を受信したことを契機として「演出画像A−5−1」の再生が開始され、主制御装置1000側から3回目の停止ボタン操作情報を受信したことを契機として「演出画像A−5−3」の再生が開始されることとなる。ここで、回胴式遊技機においても、ぱちんこ遊技機と同様に、夫々の演出パターンは当該演出パターンの設計意図に基づき演出系統として分類することができる。尚、演出系統の詳細は、ぱちんこ遊技機と同様であるため説明を省略する。
図52のフローチャートの説明に戻ると、次に、ステップ6020で、演出動作内容決定手段3210は、当該決定した演出パターンに基づき、演出画像再生タイミング、(本例では、当該演出画像再生タイミングについてのみ例示しているが、これには限定されず、例えば、可動体役物動作タイミングや電飾ランプ点灯タイミング、音声再生タイミングや所謂サブ入力ボタンの押下タイミング等を含めてもよい)、及び実行内容(演出画像であれば、例えば「演出画像A−5」の画像再生内容)を、演出一般情報一時記憶手段3500内に一時記憶(セット)する。次に、ステップ6022で、演出動作内容決定手段3210は、演出一般情報一時記憶手段3500内の演出動作許可フラグをオンにし、次の処理(ステップ7000の演出動作制御処理)に移行する。尚、ステップ6002でNoの場合には、次の処理(ステップ7000の演出動作制御処理)に移行する。
次に、図49でのステップ7000のサブルーチンに係る、演出動作制御処理について、図54の演出動作制御処理のフローチャートを用いて説明する。まず、ステップ7002で、演出動作制御手段3200は、演出一般情報一時記憶手段3500内の演出動作許可フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ7002でYesの場合、ステップ7004で、演出動作制御手段3200は、演出一般情報一時記憶手段3500内の演出動作許可フラグをオフにする。次に、ステップ7006で、演出動作制御手段3200は、演出一般情報一時記憶手段3500内の演出動作実行中フラグをオンにし、ステップ7008に移行する。尚、ステップ7002でNoの場合には、ステップ7008に移行する。
次に、ステップ7008で、演出動作制御手段3200は、演出一般情報一時記憶手段3500内の演出動作実行中フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ7008でYesの場合、ステップ7010で、演出画像表示制御手段3220は、演出一般情報一時記憶手段3500内にセットされた演出画像再生タイミングを参照し、当該タイミングに到達したか否かを判定する。ステップ7010でYesの場合、ステップ7012で、当該表示更新タイミングに係る画像表示コマンドを、サブサブ制御部4000側に送信するための副コマンド送信用バッファ3601にセットし、ライトポインタを加算する。他方、ステップ7010でNoの場合には、ステップ7022の処理に移行する。
次に、ステップ7022で、演出動作制御手段3200は、演出一般情報一時記憶手段3500内にセットされた情報を参照し、当該実行予定であった全ての演出動作が終了したか否かを判定する。ステップ7022でYesの場合、ステップ7024で、演出動作制御手段3200は、演出一般情報一時記憶手段3500内の演出動作実行中フラグをオフにし、次の処理(ステップ7200の特別遊技中表示制御処理)に移行する。尚、ステップ7008又はステップ7022でNoの場合には、次の処理(ステップ7200の特別遊技中表示制御処理)に移行する。
次に、図49でのステップ7200のサブルーチンに係る、特別遊技中表示制御処理について、図55の特別遊技中表示制御処理のフローチャートを用いて説明する。まず、ステップ7202で、演出画像表示制御手段3220は、演出一般情報一時記憶手段3500のフラグエリアを参照し、特別遊技中フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ7202でYesの場合、ステップ7204で、演出画像表示制御手段3220は、メイン側情報一時記憶手段3110を参照し、主制御装置1000側からの特別遊技開始情報を受信したか否かを判定する。ステップ7204でYesの場合、ステップ7206及びステップ7208で、演出画像表示制御手段3220は、演出一般情報一時記憶手段3500のフラグエリア内の特別遊技中フラグをオンにすると共に、演出表示部4100上で大当り開始表示を行い、ステップ7212に移行する。尚、ステップ7202でNoの場合にも、ステップ7212に移行する。
次に、ステップ7212で、演出画像表示制御手段3220は、演出表示部4100上で、主制御装置1000側から逐次送信されている特別遊技中情報に基づき、特別遊技中の遊技進行に係る情報{払出枚数、獲得枚数(純増枚数)、等}を逐次表示する。次に、ステップ7214で、演出画像表示制御手段3220は、メイン側情報一時記憶手段3110を参照し、主制御装置1000側からの特別遊技終了コマンドを受信したか否かを判定する。ステップ7214でYesの場合、ステップ7216で、演出画像表示制御手段3220は、演出表示部4100上で、大当り終了表示を行う。次に、ステップ7218で、演出画像表示制御手段3220は、演出一般情報一時記憶手段3500のフラグエリア内の特別遊技中フラグをオフにし、次の処理(ステップ7000の演出動作内容決定処理)に移行する。尚、ステップ7204又はステップ7214でNoの場合には、次の処理(ステップ7400の表示コマンド送信制御処理)に移行する。
次に、図49でのステップ7400のサブルーチンに係る、表示コマンド送信制御処理について、図56の表示コマンド送信制御処理のフローチャートを用いて説明する。まず、ステップ7404で、情報送受信制御手段3600は、リードポインタと、ライトポインタの値が等しいか否かを判定する。ステップ7404でYesの場合には、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する。
他方、ステップ7404でNoの場合、ステップ7406で、情報送受信制御手段3600は、副コマンド送信用バッファ3601にセットされているコマンドをサブサブ側に送信すると共に、リードポインタを加算する。次に、ステップ7408で、情報送受信制御手段3600は、サブサブ制御部4000側に対する受信ポートを確認し、サブサブ制御部4000側からの入力情報(特に、応答信号)を確認する。次に、ステップ7410で、情報送受信制御手段3600は、サブサブ制御部4000側からの応答信号として、正常信号(いわゆるACK信号)を受信したか否かを判定する。ステップ7410でYesの場合には、ステップ7404に移行する一方、ステップ7410でNoの場合には、ステップ7412で、情報送受信制御手段3600は、サブサブ制御部4000側からの応答信号として、異常信号(いわゆるNACK信号)を受信したか否かを判定する。ステップ7412でYesの場合、ステップ7414で、情情報送受信制御手段3600は、エラーが起きたことを報知(例えば、遊技効果ランプ190による報知)し、ステップ7404に移行する。尚、ステップ7412でNoの場合には、ステップ7408に移行し、サブサブ制御部4000側からの応答信号待ちループ処理が実行される。
尚、以上のように構成した場合、サブサブ制御部4000側からの応答信号が受信できなかった際、本サブルーチンが実行され続けることになるが、これには限定されない。その場合には、例えば、サブサブ制御部4000側からの応答信号が所定時間受信できなかった際には、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する、等によって、本サブルーチンを強制終了するよう構成してもよい。
次に、図57〜図59のフローチャートを参照しながら、サブサブ制御部(演出表示手段4000)側での処理を説明することとする。まず、図57は、サブサブ制御部(演出表示手段4000)のメインフローチャートである。はじめに、ステップ3200で、演出表示手段4000は、後述する表示コマンド受信制御処理を実行する。次に、ステップ3400で、演出表示手段4000は、後述するコマンド解析/画像表示制御処理を実行し、ステップ3200に戻る処理を繰り返す。以下、各サブルーチンに係る処理について詳述する。
まず、図57でのステップ3200のサブルーチンに係る、表示コマンド受信制御処理について、図58の表示コマンド受信制御処理のフローチャートを用いて説明する。
まず、ステップ3210で、副情報送受信制御手段4550は、サブメイン制御部3000側に対する受信ポートを確認する。次に、ステップ3212で、副情報送受信制御手段4550は、当該確認結果に基づき、サブメイン制御部3000側からの送信コマンドを受信したか否かを判定する。ステップ3212でYesの場合、ステップ3214で、副情報送受信制御手段4550は、受信したコマンドの内容を、画像表示関連情報一時記憶手段4551内に記憶する。次に、ステップ3216で、副情報送受信制御手段4550は、画像表示関連情報一時記憶手段4551を参照し、受信したデータが正常か否かを判定する。(例えば、コマンド送信時に、送信するデータのビット列に含まれる「1」の総数の偶奇を、エラー確認用データとして送信するコマンドに追加しておき、サブサブ制御部4000側でコマンドを受信した際に、エラー確認用データの値を計算し、その値によって受信したデータが正常か否かを判定する方法)次に、ステップ3216でYesの場合、ステップ3218で、副情報送受信制御手段4550は、サブメイン制御部3000側への応答信号として正常信号(ACK信号)を送信し、ステップ3220に移行する。他方、ステップ3216でNoの場合、ステップ3222で、副情報送受信制御手段4550は、サブメイン制御部3000側への応答信号として異常信号(NACK信号)を送信する。次に、ステップ3224で、副情報送受信制御手段4550は、画像表示関連情報一時記憶手段4551内のコマンド受信エラーフラグをオンにし、ステップ3220に移行する。ここで、コマンド受信エラーフラグとは、サブメイン制御部3000側から受信した情報が異常であると判定された場合にオンとなるフラグであり、後述するコマンド解析/画像表示制御処理の実行完了時まで当該オン状態が維持されるフラグである。尚、ステップ3212でNoの場合には、次の処理(ステップ3600のコマンド解析/画像表示制御処理)に移行する。
次に、図57でのステップ3400のサブルーチンに係る、コマンド解析/画像表示制御処理について、図59のコマンド解析/画像表示制御処理のフローチャートを用いて説明する。まず、ステップ3402で、画像表示制御手段4500は、画像表示関連情報一時記憶手段4551内の表示制御実行許可フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ3402でYesの場合、ステップ3404で、画像表示制御手段4500は、画像表示関連情報一時記憶手段4551内の表示制御実行許可フラグをオフにし、ステップ3406に移行する。尚、ステップ3402でNoの場合には、次の処理(ステップ3200の表示コマンド受信制御処理)に移行する。
次に、ステップ3406で、画像表示制御手段4500は、画像表示関連情報一時記憶手段4551内のコマンド受信エラーフラグがオフであるか否かを判定する。ステップ3406でYesの場合、ステップ3408で、画像表示制御手段4500は、画像表示関連情報一時記憶手段4551を参照し、受信したコマンドに対応する画像を、演出表示部4100上にて表示し、ステップ3410に移行する。
他方、ステップ3406でNoの場合、換言すれば、演出表示制御手段3000から送信された情報を正常受信できなかった場合、ステップ3412で、画像表示制御手段4500は、画像表示関連情報一時記憶手段4551内のコマンド受信エラーフラグをオフにする。そして、ステップ3414で、画像表示制御手段4500は、所定のエラー対応処理を実行し、次の処理(ステップ3200の表示コマンド受信制御処理)に移行する。
(作用)
以上のように構成することで、第二実施形態によれば、回胴式遊技機において、サブメイン制御部3000は、主制御基板1000側とは独立した形で、CPUをリセット状態とすることが可能に構成されている状況下、サブメイン制御部3000側のCPUがリセットされたことを契機として主制御基板1000側から送信された情報を受信可能に構成されており、当該契機から所定期間が経過するまでに受信した情報が初期情報(本例では、RAMクリア情報又は各種情報コマンド)であることが判明した場合には、リセット要因が適当であると判定する一方、当該契機から所定期間が経過するまでに受信した情報が動作情報(本例では、通常遊技に係るコマンド)であることが判明した場合、又は、当該契機から所定期間が経過するまでに主制御基板1000側からの情報を受信しなかった場合には、リセット要因が不当であると判定すると共に、リセット要因が適当であると判定された場合には、所定の報知態様に基づく報知処理を実行する一方、リセット要因が不当であると判定された場合には、当該報知処理を実行し得るよう構成されている。その結果、サブメイン制御部3000側のCPUのみがリセットされた場合における、当該リセットされた際の要因が適当であるか不当であるかを切り分けることが可能となる。そして、当該要因に応じて、リセット後の報知処理の実行可否を決定することが可能となるため、遊技者と遊技場運営者との無用なトラブルに発展してしまう事態を回避することができることとなる。
更に、第二実施形態によれば、サブメイン制御部3000側において、リセット要因が不当であると判定した場合であって、且つ、当該判定した後に特定動作情報(本例では、トグル信号)を受信しなかった場合には、リセット要因が不正であると判定する一方、リセット要因が不当であると判定した場合であって、且つ、当該判定した後に特定動作情報を受信した場合には、リセット要因が不正でないと判定すると共に、リセット要因が不正であると判定された場合には、所定の報知態様に基づく報知処理を実行する一方、リセット要因が不正でないと判定された場合には、当該報知処理を実行しないよう構成されている。その結果、サブメイン制御部3000側のCPUのみがリセットされた場合における、当該リセットされた際の要因が不正であるか否か(不正行為に起因したものであるか否か)を切り分けることが可能となる。そして、当該要因に応じて、リセット後の報知処理の実行可否を決定することが可能となるため、遊技者と遊技場運営者との無用なトラブルに発展してしまう事態を更に好適に回避することができると共に、不正行為が行われていた場合には、その旨を速やかに報知することができることとなる。
(第二実施形態からの変更例)
尚、第二実施形態においては、サブメイン制御部3000側のCPUがリセットされたことを契機として、主制御装置1000側から送信された情報を受信可能に構成されている状況下、当該主制御装置1000側から受信した情報を元に、サブメイン制御部3000側のCPUがリセットされた原因を判断し得るよう構成されているが、主制御装置1000側から受信した情報を用いる態様は、あくまで一例であり、サブメイン制御部3000に対して情報を送信している他の手段(例えば、サブサブ制御部4000)から受信した情報を用いて同様の構成(作用)を創出することが可能である。そこで、このような構成の一例を、第二実施形態からの変更例(変更例3)とし、以下、第二実施形態からの変更点についてのみ詳述する。尚、詳細は割愛するが、ノイズの影響を同時に受ける可能性を軽減するために、サブメイン制御部3000とサブサブ制御部4000にリセット信号を供給するリセットICは個別に設けることが望ましい。
(変更例3)
次に、図60は、第二実施形態からの変更例3における、図50のサブメイン制御部3000が行うリセット原因判断処理の流れを示したフローチャートである。はじめに、第二実施形態からの変更点は、ステップ4504及びステップ4506(変3)についてであり、その目的は、サブサブ制御部4000側から送信される情報を受信可能に構成することである。即ち、ステップ4502の実行後において、ステップ4504で、リセット原因判断手段3300は、リセット原因判断時間管理タイマ3301を参照して、リセット原因の判断時間に係る所定の時間(例えば、3秒)に未到達か否かを判定する。ステップ4504でYesの場合、ステップ4506で、リセット原因判断手段3300は、サブサブ制御部4000側からリセット情報を受信したか否かを判定する。ステップ4506でYesの場合、ステップ4508の処理に移行する一方、ステップ4506でNoの場合には、ステップ4504の処理に移行する。尚、ステップ4504でNoの場合には、ステップ4513の処理に移行する。
次に、図61は、第二実施形態からの変更例3における、サブサブ制御部4000が行う一般的な処理の流れを示したフローチャートである。はじめに、本実施例からの変更点は、ステップ2500(変3)のルーチンについてであり、その目的は、サブメイン制御部4000に電源が投入された旨の情報(リセット情報)をサブメイン制御部3000側に送信可能に構成することである。即ち、サブメイン制御部4000に電源が投入されたことを契機として、同図(a)のステップ2502で、サブサブ制御部4000は、サブサブ制御部4000に電源が投入された旨の情報(リセット情報)をサブメイン制御部3000側に送信し、その後は同図(b)のステップ3000のルーチンを繰り返し実行することとなる。
以上のように構成することで、第二実施形態からの変更例3によれば、サブメイン制御部3000がリセットされた場合、まず、サブサブ制御部4000からリセット情報を受信したか(RAMクリアを伴う正常なリセットか)を確認し、サブサブ制御部4000からのリセット情報が受信できない場合は、主制御装置1000側からのトグル信号の変化を確認し、リセット原因を判断することが可能となる。尚、サブメイン制御部3000がリセットから復帰した際にサブサブ制御部4000に復帰した旨を示すコマンドを送信し、当該コマンドを受信したサブサブ制御部4000から自身の状態を示すコマンドを返送するように構成することも可能である。
以上、本発明に好適な実施形態を複数説明した。これらいずれの実施形態によっても、第二制御部が、第一装置とは独立した形で、CPUをリセット状態とすることが可能に構成されている状況下、第二制御部側のCPUがリセットされたことを契機として第一装置側から送信された情報を受信可能に構成されており、当該契機から所定期間が経過するまでに受信した情報が初期情報であることが判明した場合には、リセット要因が適当であると判定する一方、当該契機から所定期間が経過するまでに受信した情報が動作情報であることが判明した場合、又は、当該契機から所定期間が経過するまでに第一装置側からの情報を受信しなかった場合には、リセット要因が不当であると判定すると共に、リセット要因が適当であると判定された場合には、所定の報知態様に基づく報知処理を実行する一方、リセット要因が不当であると判定された場合には、当該報知処理を実行し得るよう構成されている。その結果、第二制御部側のCPUのみがリセットされた場合における、当該リセットされた際の要因が適当であるか不当であるかを切り分けることが可能となる。そして、当該要因に応じて、リセット後の報知処理の実行可否を決定することが可能となるため、遊技者と遊技場運営者との無用なトラブルに発展してしまう事態を回避することができることとなる。
更に、第二制御部側において、リセット要因が不当であると判定した場合であって、且つ、当該判定した後に特定動作情報を受信しなかった場合には、リセット要因が不正であると判定する一方、リセット要因が不当であると判定した場合であって、且つ、当該判定した後に特定動作情報を受信した場合には、リセット要因が不正でないと判定すると共に、リセット要因が不正であると判定された場合には、所定の報知態様に基づく報知処理を実行する一方、リセット要因が不正でないと判定された場合には、当該報知処理を実行しないよう構成されている。その結果、第二制御部側のCPUのみがリセットされた場合における、当該リセットされた際の要因が不正であるか否か(不正行為に起因したものであるか否か)を切り分けることが可能となる。そして、当該要因に応じて、リセット後の報知処理の実行可否を決定することが可能となるため、遊技者と遊技場運営者との無用なトラブルに発展してしまう事態を更に好適に回避することができると共に、不正行為が行われていた場合には、その旨を速やかに報知することができることとなる。また、リセット要因が不当であると判断したとしても、その回数を計数し、当該計数結果を所定条件下で表示できる構成となっていれば、開発段階でのデバック用の情報として活用できるばかりでなく、管理者が別の状況から不正が行われている可能性が高いと判断した際に、当該情報をチェックすることで、不正リセットの実体を把握することもできる。更に、当該計数値に応じて、行う報知の態様を変化させたり、所定値となった際に報知を行う構成を採用することもできる。また、制御手段間の通信が一方向の場合には、トグル信号の受信状態を判断することにより、制御手段間の配線(ハーネス)を抜脱させてコマンドの送信を阻害させる不正行為を識別することが可能となり、AT(所謂アシストタイム)の発動・継続を副制御基板で抽選するスロットマシン(特にリセット時に遊技者に有利となったり、入賞がATの発動や終了契機となっているスロットマシン)に対して特に好適である。特に、擬似的なトグル信号を生成しにくくするため、トグル信号を周期的(間欠的)に送信したり、当該周期を可変(ランダムに周期を変化させる)とすることもより好適である。
また、以上のような実施形態以外にも、実施するための形態は無数に存在し、本実施形態・第二実施形態以外からの多々の変更が考えられる。例えば、本実施形態・第二実施形態では、ぱちんこ遊技機・回胴式遊技機について本発明を適用したが、じやん球遊技機、アレンジボール遊技機等において適用することも可能である。また、各実施例、各変更例等、適宜組み合わせることが可能である。

Claims (2)

  1. 第一CPUを有する第一装置で作動する第一制御部と、
    第二CPUを有する第二装置で作動する第二制御部と
    を備え、第一装置から第二装置に対して情報送信可能に構成されており、
    第一制御部は、
    所定条件を充足した場合には、第一CPUをリセット状態とした後、当該リセット状態を解除する第一CPUリセット手段と、
    第一CPUリセット手段によりリセット状態が解除されたことを契機として、第一初期処理を実行すると共に、第一初期処理の実行後には第一定常処理を繰り返し実行する第一制御処理実行手段と、
    第二装置に対する情報を送信する手段であって、第一初期処理の実行中においては初期情報を送信すると共に、第一定常処理の実行中においては動作情報を送信し得る第一制御情報送信手段と
    を備え、
    第二制御部は、
    特定条件を充足した場合には、第二CPUをリセット状態とした後、当該リセット状態を解除する第二CPUリセット手段と、
    第二CPUリセット手段によりリセット状態が解除されたことを契機として第一装置から送信された情報を受信可能な手段であって、当該契機から所定期間が経過するまでに受信した情報が初期情報であることが判明した場合には、リセット要因が適当であると判定する一方、当該契機から所定期間が経過するまでに受信した情報が動作情報であることが判明した場合、又は、当該契機から所定期間が経過するまでに第一装置からの情報を受信しなかった場合には、リセット要因が不当であると判定する第二CPUリセット要因判別手段と、
    第二CPUリセット要因判別手段により、リセット要因が適当であると判定された場合には、所定の報知態様に基づく報知処理を実行する一方、リセット要因が不当であると判定された場合には、当該報知処理を実行し得るよう制御する第二CPUリセット情報報知制御手段と
    を備えることを特徴とする遊技機。
  2. 第一制御情報送信手段は、
    第一定常処理の実行中においては所定間隔毎に前記動作情報とは異なる特定動作情報を送信し、
    第二CPUリセット要因判別手段は、
    リセット要因が不当であると判定した場合であって、且つ、当該判定した後に特定動作情報を受信しなかった場合には、リセット要因が不正であると判定する一方、リセット要因が不当であると判定した場合であって、且つ、当該判定した後に特定動作情報を受信した場合には、リセット要因が不正でないと判定すると共に、
    第二CPUリセット情報報知制御手段は、
    第二CPUリセット要因判別手段により、リセット要因が不正であると判定された場合には、所定の報知態様に基づく報知処理を実行する一方、リセット要因が不正でないと判定された場合には、当該報知処理を実行しないよう制御する、請求項1記載の遊技機。
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