JP2007330403A - 無線型被検体内情報取得システム - Google Patents

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Abstract

【課題】
体外から無線等により電力を供給する無線給電方式を用いた無線型被検体内情報取得システムにおいて、送電動作による送電結果が不充分であるような場合に、その状態を検知し使用者に送電結果が不充分であることを認知させる手段を具備し、被検体及び使用者にかかる負担や無駄等を軽減し確実かつ良好な使用感を備えた無線型被検体内情報取得システムを提供する。
【解決手段】被検体の内部に導入される被検体内導入装置2と、被検体の外部に配置され無線給電方式で被検体内導入装置に電力を供給する給電装置3と、被検体内導入装置に供給される電力エネルギーを測定するためのエネルギー測定手段24,31,32とを具備し、給電装置は、エネルギー測定手段による測定結果を表示するための表示手段5bまたは音を発生させる発音手段5cのうち少なくとも一方を具備する。
【選択図】図1

Description

この発明は、無線型被検体内情報取得システム、詳しくは体腔内に導入されるカプセル内視鏡等の被検体内導入装置に対して体外から無線等により電力を供給する無線給電方式を用いた無線型被検体内情報取得システムに関するものである。
近年、体腔内等の検査等を行なうための医療用システムとして、例えばカプセル形状の筐体の内部に撮像光学系及び撮像手段からなる観察手段や照明手段や通信手段や電源や受電手段等を収納した小型の内視鏡であるいわゆるカプセル内視鏡等の被検体内導入装置(以下、単にカプセル内視鏡という)と、このカプセル内視鏡との間で無線通信を行なう通信装置及びカプセル内視鏡から送信された体腔内の画像情報信号を受信し、その受信した信号を記録する記録手段や同カプセル内視鏡に対して体外から無線等により電力を供給する無線給電装置等によって構成されるカプセル内視鏡システム等の無線型被検体内情報取得システムについての提案が種々なされている。
このようなシステムに用いられるカプセル内視鏡は、例えば撮像機能と無線通信機能とを有して構成されている。そして、このカプセル内視鏡は、例えば被検体(患者ともいう)の口から嚥下される等により、その体腔内に導入されると、当該カプセル内視鏡は、被検体の体腔内、例えば胃,小腸等の臓器の内部を消化器官の蠕動運動等によって移動して自然排出されるようになっている。当該カプセル内視鏡は、この体腔内の移動の過程において、撮像動作を実行することにより、体腔内の観察画像等の被検体情報を取得するようになっている。
この場合におけるカプセル内視鏡の駆動電力は、体腔内にあるカプセル内視鏡に対して体外に配置した給電装置から無線給電方式により電力を送電することで、同カプセル内視鏡に電力を供給するように構成した無線給電装置を適用した無線型被検体内情報取得システムが、例えば特開2004−328941号公報等によって提案されている。
図5は、従来の無線型被検体内情報取得システムの概略構成を示すブロック構成図である。なお、図5に示す従来の無線型被検体内情報取得システムは、被検体内導入装置であるカプセル内視鏡102と給電装置103とによって構成されるカプセル内視鏡システム101を例示するものである。
図5に示すように、カプセル内視鏡システム101のうちカプセル内視鏡102は、受電コイル112a及び電力再生回路112bとからなる電力発生手段112と、撮像光学系や撮像素子等からなる撮像部121と、電力発生手段112から出力される電力値が所定値であるか否かを演算するエネルギー測定手段である演算手段124と、この演算手段124による演算結果を受けて送信し得る形態の信号に変換する送信回路125と、この送信回路125からの出力信号(情報信号)を受けて外部(給電装置103)へ向けて送信する送信アンテナ127等によって構成されている。
給電装置103は、上記カプセル内視鏡102の送信アンテナ127からの信号を受信する受信アンテナ104と、この受信アンテナ104からの信号を受けて情報信号として復調する信号処理等を行なう判定制御回路105aと、電源103cと、この電源103cからの電力を高周波変換処理する駆動回路103bと、この駆動回路103bの出力信号(電力信号)を送電する送電コイル103a等によって構成されている。
このように構成された従来のカプセル内視鏡システム101における作用は、次に示す通りである。
まず、給電装置103の電源103cからの電力は、駆動回路103bに伝達され、この駆動回路103bにおいて高周波変換処理がなされた後、送電コイル103aへと出力される。これを受けて、送電コイル103aは無線電力として外部のカプセル内視鏡102に向けて送電する(図5の符合A)。
送電コイル103aからの無線電力は、カプセル内視鏡102の電力発生手段112における受電コイル112aにて受電された後、電力再生回路112bへと伝達されて、この電力再生回路112bにおいて電力に再生される。
こうして再生された電力は、撮像部121等へと供給されて、当該カプセル内視鏡102の駆動電力として使用される。
また、電力発生手段112の電力再生回路112bから出力される電力は、演算手段124へと伝達される。これを受けて演算手段124は、電力発生手段112による再生電力の電力値が所定値であるか否かを演算する。その演算結果は、送信回路125を介して送信アンテナ127から外部の給電装置103に向けて情報信号として送信される。
この送信アンテナ127から送信された情報信号は、給電装置103の受信アンテナ104にて受信される(図5の符合B)。
受信アンテナ104は、受信した情報信号を判定制御回路105aへと出力する。これを受けて判定制御回路105aは、受信した情報信号に対して復調処理を施した後、その情報信号のうち再生電力の電力値に関する情報について、所定値より小さいか否かの判断を行なう。この判断により、当該受信した情報信号の電力値が所定値より小さいと判断された場合には、判定制御回路105aは、駆動回路103bを制御して送電コイル103aから送電する供給電力が大きくなるようにする制御を行なう。これにより、カプセル内視鏡102の受電電力が所定値となるように制御される。
以上述べた構成及び制御がなされることにより、従来のカプセル内視鏡システムにおいては、体腔内に導入されたカプセル内視鏡102は、給電装置103から受電した電力について電磁界による電力供給状況を演算手段124にて演算すると共に、その演算結果を体外に配置した給電装置103へと送信し、これを受けた給電装置103は、その送信情報信号に基づいて駆動回路103bによる出力電力の制御を行なうことにより、常に最適な電力が体外からの無線給電方式によってカプセル内視鏡102へと供給されるというものである。
特開2004−328941号公報
ところが、上記特開2004−328941号公報等によって開示される従来の無線型被検体内情報取得システムにおいては、体腔内に導入されたカプセル内視鏡102の電力供給状況に応じて、体外に配置される給電装置103による電力の供給制御がなされるのであるが、ここで、例えば給電装置103あるいはカプセル内視鏡102の電力発生源において、なんらかの事情により所望の制御を行なうことができなかったような場合には、体腔内に導入された状態のカプセル内視鏡102は、規定量の電力が供給されない状況になることも考えられる。
このように、カプセル内視鏡102に対する供給電力が低下する等の状況になると、例えば撮像部121において取得される画像データに基づく表示結果が不鮮明であったり、撮影画像数が所定数より少ない等、取得されるべき被検体内情報に不備が生じてしまうことになる。
このことは、例えばカプセル内視鏡102が体外に排出された後に、無線給電装置のメモリ等(図示せず)に蓄積された被検体内情報を確認したときに初めて、その検査で得られた被検体内情報に画像の不鮮明さや撮影画像が所定数より少ない等の不備があることが認識されることになる。
このような場合には、例えば同様の検査を再度行なう必要が生じる等、被検体(患者)や使用者(医師もしくは看護士等)の負担が増大すると共に、さらなる検査のための時間や費用が必要であるため、この点においても大きな損失となってしまうという問題点がある。
本発明は、上述した点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、体外から無線等により電力を供給する無線給電方式を用いた無線型被検体内情報取得システムにおいて、送電動作による送電結果が不充分であるような場合に、不具合の有無を検知し不具合が生じた旨を使用者に認知させる手段を具備することで、被検体及び使用者にかかる負担や無駄等を軽減し、確実かつ良好な使用感を備えた無線型被検体内情報取得システムを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明による無線型被検体内情報取得システムは、被検体の内部に導入される被検体内導入装置と、上記被検体の外部に配置され無線給電方式によって上記被検体内導入装置に対して電力を供給する給電装置と、上記被検体内導入装置に供給される電力エネルギーを測定するためのエネルギー測定手段と、を具備し、上記給電装置は、上記エネルギー測定手段による測定結果を表示するための表示手段、または、音を発生させる発音手段のうち少なくとも一方を具備していることを特徴とする。
本発明によれば、体外から無線等により電力を供給する無線給電方式を用いた無線型被検体内情報取得システムにおいて、送電動作による送電結果が不充分であるような場合にも、これによって生じる悪影響を最小限に抑えることで、被検体及び使用者にかかる負担や無駄等を軽減し、より確実かつ良好な使用感を具えた無線型被検体内情報取得システムを提供することができる。
以下、図示の実施の形態によって本発明を説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態の無線型被検体内情報取得システム(カプセル内視鏡システム)の概略構成を示すブロック構成図である。
本実施形態の無線型被検体内情報取得システムは、図1に示すように被検体内導入装置であるカプセル内視鏡2と、無線給電方式により電力を供給する給電装置3とによって構成されるカプセル内視鏡システム1を例示するものである。
本実施形態のカプセル内視鏡システム1のうちカプセル内視鏡2は、受電コイル12a及び電力再生回路12bとからなる電力発生手段12と、撮像光学系や撮像素子等からなる撮像部21と、電力発生手段12と電気的に接続され当該電力発生手段12から出力される電力の電力値等を演算する処理等を行なう演算手段24と、この演算手段24による演算結果を受けて電力を送信し得る形態の信号(電力値等の情報信号を含む)に変換する送信回路25と、この送信回路25からの出力信号(電力信号及び各種の情報信号)を受けて外部(給電装置3)へ向けて送信する送信アンテナ27等によって構成されている。
給電装置3は、上記カプセル内視鏡2の送信アンテナ27からの信号を受信する受信アンテナ4と、この受信アンテナ4からの信号を受けて情報信号として復調する信号処理等を行なう判定制御回路5aと、電源3cと、この電源3cからの電力を高周波変換処理する駆動回路3bと、この駆動回路3bの出力信号(電力信号)を送電する送電コイル3aと、判定制御回路5aに接続され同判定制御回路5aによる判定結果を表示する表示手段であり表示部材としてのモニター5b及び同判定結果を発音により示す発音手段であり発音部材としてのスピーカー5c等によって構成されている。
判定制御回路5aは、受信アンテナ4からの信号を受けて所定の信号処理を行なうと共に、後述するように、その処理結果に基いて所定の判定を行なって、モニター5bやスピーカー5cの駆動制御を行ない得るようになっている。また、判定制御回路5aは、駆動回路3bとも電気的に接続されており、当該駆動回路3bの状態の監視を行なうと共に、所定のときには、該駆動回路3bの制御を行なう。
モニター5bとしては、例えば液晶表示装置やCRT等の表示装置や、LEDやランプ等の発光部材等が適用される。
この場合において、液晶表示装置やCRT等の表示装置をモニター5bとして適用する場合には、判定制御回路5aは、モニター5bの表示部にカプセル内視鏡2の状態情報(判定結果)を文字等を用いて表示することで、所望の情報(判定結果)を使用者に対して視覚的に認知させるようにする。
また、LEDやランプ等の発光部材をモニター5bとして適用する場合には、判定制御回路5aは、発光部材の明滅や光の色を変化させたり、複数の発光部材のうち個々の発光部材の発光タイミングを変化させる等の制御を行なうことで、カプセル内視鏡2の状態情報(判定結果)を表示して、所望の情報(判定結果)を使用者に対して視覚的に認知させるようにする。
なお、モニター5bとしては、上記の例に限らず、機器の状態変化を視覚的に識別し得る手段であればよく、他の手段を用いることも可能である。
また、スピーカー5cは、予めデータ化された音声信号に基いてこれを音声として再生発音させたり、単なるブザー音やベル音等の電子的なアラーム音を発音させる発音部材である。判定制御回路5aは、スピーカー5cからの発音制御を行なうことで、所望の情報(判定結果)を使用者に対して聴覚的に認知させるようにする。
このように構成されたカプセル内視鏡システム1における作用は、次に示す通りである。
まず、給電装置3の電源3cからの電力は、駆動回路3bに伝達され、この駆動回路3bにおいて高周波変換処理がなされた後、送電コイル3aへと出力される。これを受けて、送電コイル3aは無線電力として外部のカプセル内視鏡2に向けて送電する(図1の符合A)。
送電コイル3aからの無線電力は、カプセル内視鏡2の電力発生手段12における受電コイル12aにて受電された後、電力再生回路12bへと伝達されて、この電力再生回路12bにおいて電力に再生される。
こうして再生された電力は、撮像部21等へと供給されて、当該カプセル内視鏡2の駆動電力として使用される。
また、電力発生手段12の電力再生回路12bから出力される電力は、演算手段24へと伝達される。これを受けて演算手段24は、電力発生手段12による再生電力の電力値の演算を行なう。その演算結果は、送信回路25へと出力され、この送信回路25において送電し得る形態の情報信号に変換された後、送信アンテナ27を介して外部の給電装置3に向けて送信される(図1の符合B)。
この送信アンテナ27から送信された情報信号は、給電装置3の受信アンテナ4にて受信される。
受信アンテナ4は、受信した情報信号を判定制御回路5aへと出力する。これを受けて判定制御回路5aは、受信した情報信号に対して復調処理を施した後、その情報信号のうち再生電力の電力値に関する情報について、所定値以下であるか否かの判断を行なう。この判断により、当該受信した情報信号の電力値が所定値以下であると判断された場合には、モニター5bにその旨の表示がなされる。もしくは、判定制御回路5aは、スピーカー5cを駆動して所定の発音動作を行なわせ、使用者または被検者等に対して所定の情報(電圧値に関する判定結果)を認知させる動作が実行される。
以上説明したように上記第1の実施形態によれば、カプセル内視鏡システム1の使用中において、もしくは当該システム1の使用開始以前の段階においてカプセル内視鏡2に対する給電装置3からの送電電力の電力値が所定の値から外れている(電圧値が低い等)等の通常とは異なる動作が認知された場合には、医師や看護師等の使用者あるいは被検体である患者自身が、モニター5bの表示もしくはスピーカー5cの発音等によって、その旨をただちに認知することができる。
なお、上記第1の実施形態においては、演算手段24をカプセル内視鏡2の内部に配設して構成している(図1参照)が、これに限らず、例えば給電装置3の内部に配設するようにしてもよい。この場合において演算手段24は、例えば受信アンテナ4と判定制御回路5aとの間に配設されることになる。
そして、この場合には、電力発生手段12から出力される電力は、送信回路25に出力され、この送信回路25において送信し得る形態の情報信号に変換されて、送信アンテナ27を介して給電装置3の受信アンテナ4に送信される。
これを受けた受信アンテナ4は、受信した情報信号を演算手段24へと伝送し、これを受けて演算手段24は、電力発生手段12の出力電力値の演算処理を行なう。そして、その演算結果は、判定制御回路5aへと出力されて、以下、上述の第1の実施形態と全く同様の動作がなされる。これにより、上記第1の実施形態と全く同様に、使用者等は、モニター5bの表示もしくはスピーカー5cの発音等によって、電力発生手段12の出力電力値に関する判定結果を、モニター5bの表示もしくはスピーカー5cの発音等によってただちに認知することができる。
また、上記第1の実施形態においては、表示手段であるモニター5bと発音手段であるスピーカー5cとを設けて構成しているが、必ずしも両者を同時に備える必要はない。したがって、少なくともいずれか一方を具備することにより、使用者等は、電圧値に関する判定制御回路5aによる判定結果を認知することができる。
次に、本発明の第2の実施形態の無線型被検体内情報取得システムについて、以下に説明する。
図2は、本発明の第2の実施形態の無線型被検体内情報取得システム(カプセル内視鏡システム)の概略構成を示すブロック構成図である。
本実施形態の無線型被検体内情報取得システムは、図2に示すように被検体内導入装置であるカプセル内視鏡2Aと、無線給電方式により電力を供給する給電装置3とによって構成されるカプセル内視鏡システムを例示している。
本実施形態の基本的な構成は、上述の第1の実施形態と略同様の構成からなるものである。本実施形態においては、カプセル内視鏡2Aの内部にエネルギー測定手段である電磁波強度測定手段31を、さらに具備して構成されている点が異なるのみである。したがって、上述の第1の実施形態と同様の構成部材については、同じ符合を用いてその詳細説明は省略し、異なる部位についてのみ、以下に説明する。
本実施形態のカプセル内視鏡システムにおけるカプセル内視鏡2Aは、上述したように電磁波強度測定手段31を具備して構成されている。この電磁波強度測定手段31としては、電磁波を直接検知することができるセンサー、例えばホールセンサー,MIセンサー,GMR及びTMRを含むMRセンサー,フラックスゲートセンサー,コイルセンサー等が適用される。
そして、この電磁波強度測定手段31は、演算手段24と電気的に接続されている。その他の構成は、上述の第1の実施形態と全く同様である。
次に、本実施形態のカプセル内視鏡システム1の作用を、以下に説明する。
まず、給電装置3からカプセル内視鏡2Aへと送電される際の作用は、上述の第1実施形態と同様である。
本システム1において、給電装置3の送電コイル3aからの無線送電が実行される(図2の符合A)と、これに伴って電磁波が発生する。電磁波強度測定手段31は、このとき発生する電磁波を検知する。
そして、電磁波強度測定手段31に接続される演算手段24は、当該電磁波強度測定手段31により検知された無線電力の電磁波強度を物理量に変換する演算処理を行なう。
演算手段24による演算結果は、送信回路25を介して送信アンテナ27から情報信号として給電装置3に向けて送信される(図2の符合B)。
これを受けて、給電装置3の受信アンテナ4は、カプセル内視鏡2Aの送信アンテナ27からの情報信号を受信し判定制御回路5aへと伝送する。これを受けて判定制御回路5aは、当該情報信号の復調信号処理を行なうと共に、上記演算手段24による演算結果、即ち給電装置3の送電コイル3aから送電作用に伴う電磁波の電磁波強度値について、所定値以下であるか否かの判定処理を行なう。この判定処理の結果、当該電磁波強度が所定値以下である場合には、判定制御回路5aは、モニター5bもしくはスピーカー5cを用いて、その旨の表示または発音を行なって、使用者に送電作用に不具合が生じた旨を認知させる動作を行なう。その他の作用は上述の第1の実施形態と略同様である。
以上説明したように上記第2の実施形態によれば、給電装置3からの無線給電方式による送電によって発生する電磁波の強度をカプセル内視鏡2Aの電磁波強度測定手段31を用いて直接測定することで、上述の第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、電磁波そのものを直接測定することができるので、電力送信動作の際に電力送信が不充分になってしまったような場合でも、その影響を最小限に抑えると共に、再検査を行なう等の被検体(患者)や使用者(医師,看護士等)にかかる負担や及無駄を軽減し、さらに使用感の良好な無線型被検体内情報取得システムとすることが可能となる。
なお、本実施形態と上述の第1の実施形態とを組み合わせて構成することも容易に可能である。
即ち、図2に示すカプセル内視鏡2Aに対して、さらに上述の第1の実施形態におけるカプセル内視鏡2(図1参照)と同様に、電力発生手段12と演算手段24とを電気的に接続することで、演算手段24は、電力発生手段12から出力される電力をも受け得るように構成する。
このような構成とすることにより、演算手段24は、電力発生手段12からの出力電力値についての演算処理を行なうと同時に、電磁波強度測定手段31により検知された無線電力の電磁波強度を物理量に変換する演算処理を行なう。
そして、演算手段24は、出力電力値についての情報と電磁波強度値についての情報とを情報信号として給電装置3の受信アンテナ4へと送信する。
判定制御回路5aは、受信した少なくとも二つの情報信号に基づいて、カプセル内視鏡2A側が受電する電力が所定の出力以上を得られていない原因が、給電装置3の側にあるのか(電磁波強度測定手段31の電磁波強度の測定結果による)、カプセル内視鏡2Aの側にあるのか(電力発生手段12の出力電力の測定結果による)のいずれにあるのかを知ることができる。
例えば電磁波強度測定手段31による電磁波強度の測定結果が所定値以上であるのに、電力発生手段12の出力電力の電力値が所定値以下である場合には、カプセル内視鏡2Aの電力発生手段12に問題があることがわかる。
したがって、この場合において、判定制御回路5aは、モニター5bもしくはスピーカー5cを駆動制御して、表示又は発音による不具合認知を行なう際に、送電作用に不具合が生じた旨を認知させるだけでなく、給電装置3とカプセル内視鏡2Aとのいずれに不具合が生じたかの情報を合わせて行なうようにすればよい。
次に、本発明の第3の実施形態の無線型被検体内情報取得システムについて、以下に説明する。
図3は、本発明の第3の実施形態の無線型被検体内情報取得システム(カプセル内視鏡システム)における給電装置の概略構成を示すブロック構成図である。
本実施形態の無線型被検体内情報取得システムも被検体内導入装置であるカプセル内視鏡と、無線給電方式により電力を供給する給電装置3A(図3参照)とによって構成されるカプセル内視鏡システムを例示している。
本実施形態の基本的な構成は、上述の第2の実施形態と略同様の構成からなるものである。本実施形態においては、給電装置3Aの内部に電磁波強度測定手段32と演算手段である演算回路33を具備して構成した点が異なる。これに伴って、本実施形態におけるカプセル内視鏡(図示せず)では、上述の第2の実施形態のカプセル内視鏡2Aから電磁波強度測定手段31と演算手段24を取り除いた形態となっている。
したがって、上述の第2の実施形態と同様の構成部材については、同じ符合を用いてその詳細説明は省略し、異なる部位についてのみ、以下に説明する。
本実施形態のカプセル内視鏡システムにおける給電装置3Aは、上述したように電磁波強度測定手段32と演算回路33とを具備して構成されている。
電磁波強度測定手段32は、送電コイル3aから送電される無線電力により発生する電磁波を直接検知することができるセンサー部材によって構成される。この電磁波強度測定手段32として適用されるセンサーとしては、上述の第2の実施形態と同様に、例えばホールセンサー,MIセンサー,GMR及びTMRを含むMRセンサー,フラックスゲートセンサー,コイルセンサー等が適用される。
この電磁波強度測定手段32には、演算回路33が電気的に接続されている。これにより演算回路33には、電磁波強度測定手段32による電磁波強度の測定結果が伝送されるようになっている。また、演算回路33は、判定制御回路5aと電気的に接続されている。これにより、演算回路33における演算結果は、判定制御回路5aへと伝送されるようになっている。その他の構成は、上述の第2の実施形態と略同様である。
このように構成される本実施形態のカプセル内視鏡システムの作用を、以下に説明する。
本システム1において、給電装置3Aの送電コイル3aからの無線送電が実行されると、これに伴って電磁波(図3の符合A1)が発生する。電磁波強度測定手段32は、このとき発生する電磁波A1を検知する。
そして、電磁波強度測定手段32に接続される演算回路33は、当該電磁波強度測定手段32により検知された無線電力の電磁波強度を物理量に変換する演算処理を行なう。
演算回路33による演算結果は、当該演算回路33に接続される判定制御回路5aへと伝送される。
これを受けて、判定制御回路5aは電磁波強度の判定処理を行なう。ここで、演算結果による電磁波強度が所定値より小さいと判定された場合には、判定制御回路5aは、モニター5bまたはスピーカー5cを制御して、その旨の表示動作もしくは発音動作を実行する。これにより、使用者は、送電作用が所望通りに働いていない旨を知ることができる。その他の作用は上述の第2の実施形態と略同様である。
以上説明したように上記第3の実施形態によれば、上述の第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。これに加えて本実施形態においては、電磁波強度測定手段32と演算回路33とを給電装置3Aの側に配設したので、給電装置3Aのみによって、給電装置3Aから無線方式により出力される電力の給電状態を確認することができる。つまり、受電側の装置であるカプセル内視鏡がなくても、給電装置3Aの給電動作確認を簡単に行なうことができる。
このことは、次のような場合に有効である。即ち、例えばカプセル内視鏡が被検体である患者の体腔内に導入される以前に、給電装置3Aの動作確認を行なうことができるので、検査の開始前に給電装置3Aから出力される無線電力の強度が所望の値から外れている等の不具合の有無を知ることができる。したがって、例えば検査開始前に給電装置3Aの前記不具合が発見された場合には、事前に装置の交換等による対応を行なうことができる。したがって、装置の不具合によって使用者にかかる負担を軽減し、良好な使用感を得ることができ、よって信頼性の高いシステムとすることができる。
次に、本発明の第4の実施形態の無線型被検体内情報取得システムについて、以下に説明する。
図4は、本発明の第4の実施形態の無線型被検体内情報取得システム(カプセル内視鏡システム)における給電装置の概略構成を示すブロック構成図である。
本実施形態の無線型被検体内情報取得システムも被検体内導入装置であるカプセル内視鏡と、無線給電方式により電力を供給する給電装置3B(図4参照)とによって構成されるカプセル内視鏡システムを例示している。
本実施形態の基本的な構成は、上述の第1,第2の実施形態と略同様の構成からなるものである。本実施形態においては、給電装置3Bにおける判定制御回路5aの一部の機能を補うものとしてセルフチェック手段34を加えて構成した点が異なる。したがって、上述の第1の実施形態と同様の構成部材については、同じ符合を用いてその詳細説明は省略し、異なる部位についてのみ、以下に説明する。
本実施形態のカプセル内視鏡システムにおける給電装置3Bは、上述したようにセルフチェック手段34を具備して構成されている。このセルフチェック手段34は、判定制御回路5aに電気的に接続されており、受信アンテナ4からの所定の情報信号(例えば受電電力値に関する情報等)を判定制御回路5aを介して受け取けることで、所定の場合(例えば受電電力値が所定値以下であるような場合等)にシステムのセルフチェックを実行し、そのときの状態に応じて、状態表示や、発生した不具合の状態に対する対処方法等を、モニター5bにより表示やスピーカー5cからの音声等によって認知させるようになっている。その他の構成は、上述の第2の実施形態と略同様である。
このように構成される本実施形態のカプセル内視鏡システムの作用を、以下に説明する。本実施形態の作用もまた、上述の第1の実施形態とは異なる点についてのみ説明する。
カプセル内視鏡2の送信アンテナ27からの信号(図1の符合B参照)が受信アンテナ4を介して判定制御回路5aへと伝送されると、この判定制御回路5aは、所定の信号処理を行なって、再生電力の電力値に関する情報についての所定の判定を行なう。ここで、電力値が、所定値以下であると判断されるとセルフチェック手段34は、システムのセルフチェック処理を実行し、電力値が所定値以下である旨の不具合についての原因を特定する。そして、セルフチェック手段34は、モニター5bまたはスピーカー5cを制御して、その旨の表示もしくは発音を行なう。同時に、セルフチェック手段34は、電力値が所定値以下である旨の不具合に対処するための方法等についても、主にモニター5bを用いて表示させる。その他の作用は上述の第1の実施形態と略同様である。
以上説明したように上記第4の実施形態によれば、上述の第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。これとともに、セルフチェック手段34によるチェック結果に基いて不具合の原因を特定することができるので、そのとき生じている不具合に対する対処方法等についても、使用者等に知らせることができる。これによって、より使用感の良好なシステムとすることができる。
なお、判定制御回路5a及びセルフチェック手段34は、必ずしも給電装置の側に配設する必要は無く、例えばカプセル内視鏡の側に配設するようにしてもよい。
また、本実施形態における給電装置3Bは、上述の各実施形態における各カプセル内視鏡と組み合わせてシステムを構成することは容易にできる。この場合には、上述の各実施形態におけるシステムは、よりよい使用感を有するシステムとすることができる。
なお、上述の各実施形態によって説明した給電装置及びカプセル内視鏡の構成は、本発明の例示である。したがって、本発明はこれら各実施形態の構成に限定されるものではない。つまり、本発明はこれら各実施形態の構成に限られることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用が可能であることは勿論である。
なお、これまでカプセル内視鏡システムを例に説明したが、必ずしもこれに限るものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で適用可能である。
本発明の第1の実施形態の無線型被検体内情報取得システム(カプセル内視鏡システム)の概略構成を示すブロック構成図。 本発明の第2の実施形態の無線型被検体内情報取得システム(カプセル内視鏡システム)の概略構成を示すブロック構成図。 本発明の第3の実施形態の無線型被検体内情報取得システム(カプセル内視鏡システム)における給電装置の概略構成を示すブロック構成図。 本発明の第4の実施形態の無線型被検体内情報取得システム(カプセル内視鏡システム)における給電装置の概略構成を示すブロック構成図。 従来の無線型被検体内情報取得システムの概略構成を示すブロック構成図。
符号の説明
1,101……カプセル内視鏡システム
2,2A,102……カプセル内視鏡
3,3A,3B,103……給電装置
3a……送電コイル
3b……駆動回路
3c……電源
4……受信アンテナ
5a……判定制御回路
5b……モニター
5c……スピーカー
12……電力発生手段
12a……受電コイル
12b……電力再生回路
21……撮像部
24……演算手段
25……送信回路
27……送信アンテナ
31,32……電磁波強度測定手段
33……演算回路
34……セルフチェック手段

Claims (3)

  1. 被検体の内部に導入される被検体内導入装置と、
    上記被検体の外部に配置され無線給電方式によって上記被検体内導入装置に対して電力を供給する給電装置と、
    上記被検体内導入装置に供給される電力エネルギーを測定するためのエネルギー測定手段と、
    を具備し、
    上記給電装置は、上記エネルギー測定手段による測定結果を表示するための表示手段、または、音を発生させる発音手段のうち少なくとも一方を具備していることを特徴とする無線型被検体内情報取得システム。
  2. 上記エネルギー測定手段は、受電電力を測定することを特徴とする請求項1に記載の無線型被検体内情報取得システム。
  3. 上記エネルギー測定手段は、電磁波強度を測定することを特徴とする請求項1に記載の無線型被検体内情報取得システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2010053024A1 (ja) * 2008-11-05 2010-05-14 オリンパス株式会社 無線型被検体内情報取得装置
JP2014171289A (ja) * 2013-03-01 2014-09-18 Canon Inc 無線給電システム、送電装置、受電装置
CN106235995A (zh) * 2016-08-31 2016-12-21 北京大学 一种内窥镜系统

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