JP2006116023A - 医療用システム - Google Patents
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Abstract
【課題】蓄電池等の電力供給手段から、被検体の内部に入れられる医療装置に対して伝送される電力を、伝送効率算出手段が算出した伝送効率に基づき、効率的に伝送することのできる医療用システムを提供する。
【解決手段】医療用システム1は、i個(i=1,2,…,n−1,nで表される整数)のコイルからなるコイル群11aと、電力受信用コイル21と、供給電力検出回路24とを有し、患者101の体内に入れられるカプセル型医療装置12と、伝送効率算出回路32と、蓄電池33cと、伝送電力検出回路33eと、コイル選択回路33fとを有し、患者101の体外に設置される端末装置13とからなる。
【選択図】図3
【解決手段】医療用システム1は、i個(i=1,2,…,n−1,nで表される整数)のコイルからなるコイル群11aと、電力受信用コイル21と、供給電力検出回路24とを有し、患者101の体内に入れられるカプセル型医療装置12と、伝送効率算出回路32と、蓄電池33cと、伝送電力検出回路33eと、コイル選択回路33fとを有し、患者101の体外に設置される端末装置13とからなる。
【選択図】図3
Description
本発明は、医療用システムに関し、特に、電力供給手段から、被検体の内部に入れられる医療装置に対して伝送される電力を、伝送効率算出手段が算出した伝送効率に基づき、効率的に伝送することのできる医療用システムに関するものである。
従来より、被検体である生体内の各器官に対し、観察、検査等を行うための装置として、生体内に入れられる医療装置を有する医療用システムが広く用いられている。前述したような医療用システムとしては、例えば、生体内に入れられる超音波カプセルと、生体外に配置されたエネルギー伝送用体外超音波発生装置とを有する、特許文献1において提案されているような医療用カプセルがある。そして、特許文献1において提案されているような医療用カプセルは、エネルギー伝送用体外超音波発生装置の一部であって、生体外の全周に配置された超音波発生部から出射されたエネルギー伝送用の超音波信号を、前記超音波カプセルの内部に設けられた前記蓄電池に充電することができる。
特開2002−306491号公報
特許文献1において提案されている医療用カプセルは、生体内の超音波カプセルに対してエネルギーを伝送する際に、エネルギー伝送用体外超音波発生装置が、超音波発生部の全周からエネルギー伝送用の超音波信号を出射する。そのため、特許文献1において提案されている医療用カプセルを用いた場合、生体内の超音波カプセルに対し、生体外からエネルギーの伝送を行うには、大きなエネルギーが必要となり、エネルギーの伝送効率の面において課題が生じていた。
本発明は、前述した点に鑑みてなされたものであり、蓄電池等の電力供給手段から、被検体の内部に入れられる医療装置に対して伝送されるエネルギーである電力を、伝送効率算出手段が算出した伝送効率に基づき、効率的に伝送することのできる医療用システムを提供することを目的としている。
本発明における医療用システムは、被検体の内部に入れられる医療装置と、前記被検体の外部に設けられ、前記医療装置に供給するための電力を発生させる電力供給手段と、前記被検体の外部に設けられ、前記電力供給手段から供給された電力を前記医療装置に対して伝送する複数の電力伝送手段と、前記電力伝送手段が前記医療装置に対して伝送した電力を検出し、伝送電力情報として出力する伝送電力検出手段と、前記医療装置に設けられ、前記電力伝送手段から供給された電力を受信する電力受信手段と、前記医療装置に設けられ、前記電力受信手段が受信した電力を検出し、供給電力情報として出力する供給電力検出手段と、前記伝送電力情報と、前記供給電力情報とに基づき、前記電力伝送手段から前記電力受信手段へ伝送される電力の伝送効率を算出する伝送効率算出手段と、前記伝送効率算出手段が算出した伝送効率に基づいて、複数からなる前記電力伝送手段のうちの一を選択する選択手段とを有する。
本発明の医療用システムによれば、蓄電池等の電力供給手段から、被検体の内部に入れられる医療装置に対して伝送されるエネルギーである電力を、伝送効率算出手段が算出した伝送効率に基づき、効率的に伝送することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1から図5は、本発明の第1の実施形態に係るものである。図1は、第1の実施形態に係る医療用システムの全体構成図である。図2は、第1の実施形態に係る医療用システムにおけるカプセル型医療装置の内部構成を示す図である。図3は、第1の実施形態に係る医療用システムにおける端末装置の内部構成を示す図である。図4は、第1の実施形態に係るカプセル型医療装置および端末装置において行われる処理の内容を示すフローチャートである。図5は、図4とは異なる処理の内容を示すフローチャートである。
図1から図5は、本発明の第1の実施形態に係るものである。図1は、第1の実施形態に係る医療用システムの全体構成図である。図2は、第1の実施形態に係る医療用システムにおけるカプセル型医療装置の内部構成を示す図である。図3は、第1の実施形態に係る医療用システムにおける端末装置の内部構成を示す図である。図4は、第1の実施形態に係るカプセル型医療装置および端末装置において行われる処理の内容を示すフローチャートである。図5は、図4とは異なる処理の内容を示すフローチャートである。
医療用システム1は、図1に示すように、電力伝送手段としてのi個(i=1,2,…,n−1,nで表される整数)のコイルからなるコイル群11aが設けられた、患者101が着用するジャケット11と、生体である患者101の体内に入れられる医療装置としてのカプセル型医療装置12と、端末装置13とから主に構成される。また、端末装置13は、ケーブル13aと、モニタ部13bと、アンテナ13cと、電源ケーブル13dとを有しており、キャスター付きテーブル14等に載せられることにより、患者101の体外の所望の位置に設置することができる。
ケーブル13aにおいて、基端側は、端末装置13に対して着脱可能な構成になっており、また、先端側は、i本に枝分かれした信号線が、コイル群11aを構成するi個のコイルのそれぞれに、一対一に接続されるような構成を有している。
モニタ部13bは、カプセル型医療装置12および端末装置13の状態等を術者に対して示すための表示部であり、端末装置13の外装面上に設けられている。また、モニタ部13bは、端末装置13の内部においては、後述する伝送効率算出回路32に接続されており、伝送効率算出回路32から出力される信号に基づき、所定の情報の表示を行う。なお、前記所定の情報の内容については、後述にて説明を行うものとする。
アンテナ13cは、カプセル型医療装置12から送信される各種信号に基づき、端末装置13の内部に設けられた、後述する受信回路31aに対して受信した各種信号を出力する。
電源コード13dは、商用電源のコンセントに対して着脱が自在であるプラグが先端部に設けられ、また、基端部は、端末装置13の内部に設けられた、後述するAC/DC(交流/直流)変換回路33aに接続されている。そして、電源コード13dは、先端部のプラグが商用電源のコンセントに接続された際に、交流電力をAC/DC変換回路33aに対して供給する。
次に、カプセル型医療装置12および端末装置13の内部構成について、図2および図3を参照しつつ説明を行う。
カプセル型医療装置12は、図2に示すように、電力受信用コイル21と、安定化回路22と、被検体情報取得部23と、供給電力検出回路24と、送信回路25と、アンテナ26とが内部に設けられている。
電力受信手段である電力受信用コイル21は、安定化回路22に接続されており、ジャケット11のコイル群11aから電磁誘導により供給される交流電力を受信し、安定化回路22に対して供給する。
安定化回路22は、バックアップ電源として用いられる図示しない2次電池を有し、被検体情報取得部23と、供給電力検出回路24とに接続されている。また、安定化回路22は、電力受信用コイル21から供給された交流電力を直流電力に変換し、前記2次電池と、被検体情報取得部23と、供給電力検出回路24とに対して供給する。さらに、安定化回路22は、例えば、被検体情報取得部23に供給した電力に応じた電圧レベルを有する信号である供給電力信号を、供給電力検出回路24に対して出力する。
被検体情報取得部23は、例えば、図示しない1または複数の超音波振動子、該超音波振動子を駆動するための駆動部等を有する。そして、被検体情報取得部23は、安定化回路22から電力が供給されると起動し、起動後は、被検体に関する情報として、例えば、生体内の断層像等の取得を行う。なお、被検体情報取得部23は、前述したような構成のものに限るものではなく、対物光学系、撮像素子等を有し、被検体に関する情報として、生体内のカラー画像等を取得するようなものであっても良い。また、被検体情報取得部23は、送信回路25に接続されており、取得した被検体に関する情報を、送信回路25に対して出力する。
供給電力検出手段である供給電力検出回路24は、安定化回路22から出力される供給電力信号に基づき、安定化回路22が被検体情報取得部23に供給した電力を検出し、検出した該電力の情報である供給電力情報を、送信回路25に対して出力する。なお、以下の説明においては、安定化回路22が被検体情報取得部23に供給した電力を供給電力とする。また、安定化回路22が有する図示しない2次電池が被検体情報取得部23に供給した電力については、前述した供給電力情報には含まれないものとする。
送信回路25は、被検体情報取得部23から出力された被検体に関する情報と、供給電力検出回路24から出力された供給電力情報とに基づいて、取得情報信号を生成した後、該取得情報信号をアンテナ26に対して出力する。
アンテナ26は、送信回路25から出力される取得情報信号に基づき、端末装置13のアンテナ13cに対して該取得情報信号を送信する。
端末装置13は、図3に示すように、受信部31と、伝送効率算出回路32と、伝送電力制御部33とを内部に有している。
受信部31は、受信回路31aと、供給電力情報抽出回路31bとからなる。また、伝送電力制御部33は、AC/DC変換回路33aと、蓄電池充電回路33bと、所定の容量を有する蓄電池33cと、電力伝送用変換回路33dと、伝送電力検出回路33eと、コイル選択回路33fとからなる。
受信回路31aは、アンテナ13cに接続されており、アンテナ26から送信された取得情報信号を、アンテナ13cを介して受信する。そして、受信回路31aは、受信した取得情報信号を、供給電力情報抽出回路31bに対して出力する。
供給電力情報抽出回路31bは、受信回路31aから出力された取得情報信号から供給電力情報を抽出した後、伝送効率算出回路32に対し、該供給電力情報を出力する。なお、受信回路31aから出力された取得情報信号に含まれる、被検体に関する情報に関しては、供給電力情報抽出回路31bから出力された後、端末装置13の内部に設けられた、図示しないメモリ等の記録部に記録される。
AC/DC変換回路33aは、電源コード13dのプラグが商用電源のコンセントに接続され、商用電源のコンセントから、電源コード13dを介して交流電力が供給されると、供給された該交流電力を直流電力に変換した後、該直流電力を蓄電池充電回路33bと、電力伝送用変換回路33dとに対して供給する。なお、商用電源のコンセントから交流電力が供給されない場合、すなわち、電源コード13dのプラグが商用電源のコンセントに接続されていない場合においては、AC/DC変換回路33aは動作を行わない。
蓄電池充電回路33bは、AC/DC変換回路33aから直流電力が供給された際に動作し、蓄電池33cが有する所定の容量が満たされるまで、該直流電力を蓄電池33cに対して供給する。なお、AC/DC変換回路33aから直流電力が供給されない場合においては、蓄電池充電回路33bは動作を行わない。
電力供給手段である蓄電池33cは、カプセル型医療装置12に供給するための電力を発生させる、充放電が可能な2次電池であって、蓄電池充電回路33bから供給される直流電力を蓄積することにより充電を行い、また、蓄電池充電回路33bから直流電力が供給されない場合においては、蓄積した直流電力を電力伝送用変換回路33dに対して供給することにより放電を行う。
電力伝送用変換回路33dは、ジャケット11に設けられたコイル群11aのうちの一から、電力受信用コイル21に対し、電磁誘導により電力の伝送を行うことができるように、AC/DC変換回路33aまたは蓄電池33cから供給される直流電力を交流電力に変換し、該交流電力をコイル選択回路33fに対して供給する。また、電力伝送用変換回路33dは、例えば、コイル選択回路33fに対して供給した電力に応じた電圧レベルを有する信号である伝送電力信号を、伝送電力検出回路33eに対して出力する。なお、以下の説明においては、電力伝送用変換回路33dがコイル選択回路33fに対して供給した電力を伝送電力とする。
伝送電力検出手段である伝送電力検出回路33eは、電力伝送用変換回路33dから出力される伝送電力信号に基づき、電力伝送用変換回路33dがコイル選択回路33fに対して供給した電力を検出し、検出した該電力の情報である伝送電力情報を、伝送効率算出回路32に対して出力する。
選択手段であるコイル選択回路33fは、電力伝送用変換回路33dから供給される交流電力を、伝送効率算出回路32から出力される、後述するコイル選択信号に基づいて、ケーブル13aを介し、ジャケット11に設けられたコイル群11aのうちの一から、電力受信用コイル21に対して伝送する。
伝送効率算出手段である伝送効率算出回路32は、供給電力情報抽出回路31bから出力された供給電力情報と、伝送電力検出回路33eから出力された伝送電力情報とに基づいてコイル群11aが有するコイルそれぞれにおける伝送効率を算出する。その後、伝送効率算出回路32は、伝送効率の算出結果に基づき、コイル群11aが有するi個のコイルのうち、所定の一のコイルから電力受信用コイル21に対して交流電力を伝送するように、コイル選択信号をコイル選択回路33fに対して出力する。また、伝送効率算出回路32は、図示しないメモリ等の記録回路を有し、該記録回路には、伝送効率の閾値Cthと、供給電力の閾値Pthとが予め格納されている。また、前記記録回路は、伝送電力検出回路33eから出力される伝送電力情報と、供給電力情報抽出回路31bから出力される供給電力情報と、前記伝送電力情報と、前記供給電力情報とから算出した伝送効率の算出結果を格納することができる。なお、伝送効率の閾値Cthおよび供給電力の閾値Pthの内容については、後述にて説明を行う。
次に、本実施形態における医療用システム1を用いて生体内の観察を行う場合について、図1から図5を参照しつつ説明する。なお、以下の説明においては、説明の簡単のため、ジャケット11に設けられたコイル群11aは、全部でn個のコイルを有し、また、ケーブル13aの先端側は、n本に枝分かれした信号線が、コイル群11aを構成するn個のコイルのそれぞれに、一対一に接続されるような構成を有しているものとする。
医療用システム1を用いて生体内の観察を行う場合、まず、術者は、患者101の体内に、例えば口からカプセル型医療装置12を挿入した後、ジャケット11を着用した患者101をベッド15に横臥させる。そして、術者は、患者101の位置に応じて、端末装置13が載ったキャスター付きテーブル14を移動させ、ケーブル13aを端末装置13に接続する。術者は、ケーブル13aを端末装置13に接続した後、端末装置13を起動させる。
端末装置13は、起動すると、まず、AC/DC変換回路33aまたは蓄電池33cから供給される電力を、電力伝送用変換回路33dと、コイル選択回路33fとを介し、ジャケット11に設けられた、コイル群11aのn個のコイルのうち、患者101の食道内部からの距離が一番近いコイル、例えば、図1に示すコイル11a1から、カプセル型医療装置12の電力受信用コイル21に対して伝送し、カプセル型医療装置12の各部を起動させる。なお、カプセル型医療装置12の各部の起動方法については、前述したような方法に限るものではなく、例えば、安定化回路22が有する図示しない2次電池から供給される電力により起動させるようにしても良い。また、患者101の食道内部の観察等を行わない場合においては、術者がカプセル型医療装置12が食道を通過すると推測される時間が経過した以降の時間に端末装置13を起動させることにより、端末装置13は、コイル群11aのn個のコイルのうちの一から電力受信用コイル21に対して電力を伝送し、カプセル型医療装置12の各部を起動させるような方法をもって使用しても良い。
電力受信用コイル21が受信した電力は、安定化回路22を介し、被検体情報取得部23に対して供給される。被検体情報取得部23は、安定化回路22から供給された電力により起動すると、被検体である患者101に関する情報の取得を開始する。また、安定化回路22は、被検体情報取得部23に供給した電力に応じた電圧レベルを有する信号である供給電力信号を、供給電力検出回路24に対して出力する。供給電力検出回路24は、安定化回路22から出力される前記供給電力信号に基づき、安定化回路22が被検体情報取得部23に供給した電力を検出し、検出した該電力の情報である供給電力情報を、送信回路25に対して出力する。送信回路25は、被検体情報取得部23から出力された患者101に関する情報と、供給電力検出回路24から出力された前記供給電力情報とに基づいて、取得情報信号を生成した後、該取得情報信号をアンテナ26に対して出力する。アンテナ26は、送信回路25から出力される前記取得情報信号を、端末装置13のアンテナ13cに対して送信する。
受信回路31aは、アンテナ26から送信された前記取得情報信号を、アンテナ13cを介して受信する。そして、受信回路31aは、受信した前記取得情報信号を、供給電力情報抽出回路31bに対して出力する。供給電力情報抽出回路31bは、受信回路31aから出力された前記取得情報信号から前記供給電力情報を抽出した後、伝送効率算出回路32に対し、前記供給電力情報を出力する。また、患者101に関する情報に関しては、供給電力情報抽出回路31bから出力された後、端末装置13の内部に設けられた、図示しないメモリ等の記録部に記録される。伝送効率算出回路32は、情報抽出回路31bから出力された前記供給電力情報に含まれる、安定化回路22が被検体情報取得部23に供給した電力の値と、供給電力の閾値Pthとの比較を行う。なお、供給電力の閾値Pthは、被検体情報取得部23が患者101に関する情報を取得するために必要な電力値であり、伝送効率算出回路32が有する図示しないメモリ等の記録回路に予め格納された値である。また、供給電力の閾値Pthは、端末装置13に接続される図示しないキーボード等を術者が操作することにより、所望の値に変更することができる。
伝送効率算出回路32が行った、前記電力の値と、供給電力の閾値Pthとの比較結果において、前記電力の値が供給電力の閾値Pth以上であった場合、コイル11a1から電力受信用コイル21に対し、引き続き電力の伝送が行われる。
また、前記比較結果において、前記電力の値が供給電力の閾値Pthより小さい場合、コイル群11aのn個のコイルのうち、伝送効率が最大となるような一のコイルから、電力受信用コイル21に対して電力の伝送を行うため、以下に記すような制御が行われる。
伝送効率算出回路32は、前記電力の値と、供給電力の閾値Pthとの比較結果において、安定化回路22が被検体情報取得部23に供給した電力が供給電力の閾値Pthより小さいことを検出すると、まず、コイル11a1から電力受信用コイル21への電力の伝送を停止させた後、コイル群11aに設けられたn個のコイルのうち、k個目(k=1,2,3…,n−1,nで表される整数)のコイルから電力の伝送を行うよう、コイル選択回路33fに対して制御を行う(図4のステップS1)。なお、説明の簡単のため、以下の説明においては、k=1、すなわち、図4に示すような制御を行う際に初めに電力の伝送を行うコイルは、コイル群11aの1個目のコイルであるとして説明を行う。
コイル選択回路33fは、伝送効率算出回路32の制御内容に基づき、電力伝送用変換回路33dから供給される電力を、コイル群11aの1個目のコイルから、電力受信用コイル21に対して伝送する。また、電力伝送用変換回路33dは、コイル選択回路33fに対して供給した電力に応じた電圧レベルを有する信号である伝送電力信号を、伝送電力検出回路33eに対して出力する。伝送電力検出回路33eは、電力伝送用変換回路33dから出力される前記伝送電力信号に基づき、電力伝送用変換回路33dがコイル選択回路33fに対して供給した電力、すなわち、コイル群11aの1個目のコイルから、電力受信用コイル21に対して伝送された電力を検出し、検出した該電力の情報である第1の伝送電力情報(第kの伝送電力情報)を、伝送効率算出回路32に対して出力する(図4のステップS2)。そして、伝送効率算出回路32は、伝送電力検出回路33eから出力された第1の伝送電力情報を、図示しない記録回路に記録する。
コイル群11aの1個目のコイルから供給され、電力受信用コイル21が受信した電力は、安定化回路22を介し、被検体情報取得部23に対して供給される。安定化回路22は、被検体情報取得部23に供給した電力に応じた電圧レベルを有する信号である供給電力信号を、供給電力検出回路24に対して出力する。供給電力検出回路24は、安定化回路22から出力される前記供給電力信号に基づき、安定化回路22が被検体情報取得部23に供給した電力を、コイル群11aの1個目のコイルから、電力受信用コイル21に対して伝送された電力として検出し、検出した該電力の情報である第1の供給電力情報(第kの供給電力情報)を、送信回路25に対して出力する(図4のステップS3およびステップS4)。送信回路25は、被検体情報取得部23から出力された患者101に関する情報と、供給電力検出回路24から出力された前記第1の供給電力情報とに基づいて、取得情報信号を生成した後、該取得情報信号をアンテナ26に対して出力する。アンテナ26は、送信回路25から出力される前記取得情報信号を、端末装置13のアンテナ13cに対して送信する。
受信回路31aは、アンテナ26から送信された前記取得情報信号を、アンテナ13cを介して受信する。そして、受信回路31aは、受信した前記取得情報信号を、供給電力情報抽出回路31bに対して出力する。供給電力情報抽出回路31bは、受信回路31aから出力された前記取得情報信号から前記第1の供給電力情報を抽出した後、伝送効率算出回路32に対し、前記第1の供給電力情報を出力する。また、患者101に関する情報に関しては、供給電力情報抽出回路31bから出力された後、端末装置13の内部に設けられた、図示しないメモリ等の記録部に記録される。
伝送効率算出回路32は、図示しない記録回路に記録された前記第1の伝送電力情報と、前記第1の供給電力情報とから、(供給電力の値/伝送電力の値)の計算を行うことにより、コイル群11aの1個目のコイルにおける、電力受信用コイル21に対しての電力の伝送効率である第1の伝送効率C1(第kの伝送効率Ck)を算出する(図4のステップS5)。その後、伝送効率算出回路32は、第1の伝送効率C1(第kの伝送効率Ck)を、図示しない記録回路に記録する(図4のステップS6)。
医療用システム1の各部は、以上に述べた、図4のステップS1から図4のステップS6までの動作、制御等を、コイル群11aのn個のコイル全てに対して行う。すなわち、伝送効率算出回路32は、伝送電力検出回路33eから出力される第kの伝送電力情報と、情報抽出回路31bから出力される第kの供給電力情報とに基づき、第kの伝送効率Ckを算出した後、算出結果を図示しない記録回路に記録する。
そして、伝送効率算出回路32は、コイル群11aのn個のコイル全てに対する伝送効率の算出が完了すると(図4のステップS7)、図示しない記録回路に記録した、第1の伝送効率C1から第nの伝送効率Cnまでのn個のデータに基づき、伝送効率が最大である、すなわち、(供給電力の値/伝送電力の値)の値が最も大きくなる第xの伝送効率Cx(x=1,2,3…,n−1,nで表される整数)を抽出する(図4のステップS8)。なお、伝送効率Cxとなるデータが複数抽出された際には、xの値が最も小さいデータ、すなわち、最も早く検出された一のデータを採用するものとする。さらに、伝送効率算出回路32は、抽出した第xの伝送効率Cxのデータに基づき、コイル群11aのx個目のコイルから、電力受信用コイル21に対して電力が伝送されるように、コイル選択回路33fに対して制御を行う。コイル選択回路33fは、伝送効率算出回路32の制御内容に基づき、伝送効率がCxであるコイル、すなわち、コイル群11aのx個目のコイルを選択し、電力受信用コイル21に対して電力を伝送する(図4のステップS9)。
コイル群11aのx個目のコイルから供給され、電力受信用コイル21が受信した電力は、安定化回路22を介し、被検体情報取得部23に対して供給される。安定化回路22は、被検体情報取得部23に供給した電力Pxに応じた電圧レベルを有する信号である供給電力信号を、供給電力検出回路24に対して出力する。供給電力検出回路24は、安定化回路22から出力される前記供給電力信号に基づき、安定化回路22が被検体情報取得部23に供給した電力Pxを、コイル群11aのx個目のコイルから、電力受信用コイル21に対して伝送された電力として検出し、検出した該電力Pxの情報である第xの供給電力情報を、送信回路25に対して出力する(図4のステップS10およびステップS11)。送信回路25は、被検体情報取得部23から出力された患者101に関する情報と、供給電力検出回路24から出力された前記第xの供給電力情報とに基づいて、取得情報信号を生成した後、該取得情報信号をアンテナ26に対して出力する。アンテナ26は、送信回路25から出力される前記取得情報信号を、端末装置13のアンテナ13cに対して送信する。
受信回路31aは、アンテナ26から送信された前記取得情報信号を、アンテナ13cを介して受信する。そして、受信回路31aは、受信した前記取得情報信号を、供給電力情報抽出回路31bに対して出力する。供給電力情報抽出回路31bは、受信回路31aから出力された前記取得情報信号から前記第xの供給電力情報を抽出した後、伝送効率算出回路32に対し、前記第xの供給電力情報を出力する。また、患者101に関する情報に関しては、供給電力情報抽出回路31bから出力された後、端末装置13の内部に設けられた、図示しないメモリ等の記録部に記録される。伝送効率算出回路32は、安定化回路22が被検体情報取得部23に供給した前記電力Pxの値と、供給電力の閾値Pthとの比較を行う(図4のステップS12)。
伝送効率算出回路32が行った、前記電力Pxの値と、供給電力の閾値Pthとの比較結果において、前記電力Pxの値が供給電力の閾値Pth以上であった場合、コイル群11aのx個目のコイルから電力受信用コイル21に対し、引き続き電力の伝送が行われる。すなわち、前記電力Pxの値が供給電力の閾値Pth以上である限り、医療用システム1の各部において、図4のステップS9からステップS12までの動作、制御等が繰り返し行われる。
また、前記比較結果において、前記電力Pxの値が供給電力の閾値Pthより小さい場合、コイル群11aのn個のコイルのうち、伝送効率が最大となるような一のコイルから、電力受信用コイル21に対して電力の伝送を行うことができるように、コイルの選択を行うため、前述したような制御が再度行われる。すなわち、前記電力Pxの値が供給電力の閾値Pthより小さい場合、医療用システム1の各部において、図4のステップS1から始まる動作、制御等が改めて行われる。
なお、本実施形態の医療用システム1において行われる動作、制御等は、前述した、図4に示すようなものに限らず、図5に示すようなものであっても良い。なお、説明の簡単のため、以下の説明において、図4に示す動作、制御等の内容と同一である部分については、一部省略しつつ説明を行う。
伝送効率算出回路32は、まず、コイル11a1から電力受信用コイル21への電力の伝送を停止させた後、コイル群11aに設けられたn個のコイルのうち、k個目(k=1,2,3…,n−1,nで表される整数)のコイルから電力の伝送を行うよう、コイル選択回路33fに対して制御を行う(図5のステップS21)。なお、説明の簡単のため、以下の説明においては、k=1、すなわち、図5に示すような制御を行う際に初めに電力の伝送を行うコイルは、コイル群11aの1個目のコイルであるとして説明を行う。
コイル選択回路33fは、伝送効率算出回路32の制御内容に基づき、電力伝送用変換回路33dから供給される電力を、コイル群11aの1個目のコイルから、電力受信用コイル21に対して伝送する。また、電力伝送用変換回路33dは、コイル選択回路33fに対して供給した電力に応じた電圧レベルを有する信号である伝送電力信号を、伝送電力検出回路33eに対して出力する。伝送電力検出回路33eは、電力伝送用変換回路33dから出力される前記伝送電力信号に基づき、電力伝送用変換回路33dがコイル選択回路33fに対して供給した電力、すなわち、コイル群11aの1個目のコイルから、電力受信用コイル21に対して伝送された電力を検出し、検出した該電力の情報である第1の伝送電力情報(第kの伝送電力情報)を、伝送効率算出回路32に対して出力する(図5のステップS22)。そして、伝送効率算出回路32は、伝送電力検出回路33eから出力された第1の伝送電力情報を、図示しない記録回路に記録する。
コイル群11aの1個目のコイルから供給され、電力受信用コイル21が受信した電力は、安定化回路22を介し、被検体情報取得部23に対して供給される。安定化回路22は、被検体情報取得部23に供給した電力に応じた電圧レベルを有する信号である供給電力信号を、供給電力検出回路24に対して出力する。供給電力検出回路24は、安定化回路22から出力される前記供給電力信号に基づき、安定化回路22が被検体情報取得部23に供給した電力を、コイル群11aの1個目のコイルから、電力受信用コイル21に対して伝送された電力として検出し、検出した該電力の情報である第1の供給電力情報(第kの供給電力情報)を、送信回路25に対して出力する(図5のステップS23およびステップS24)。送信回路25は、被検体情報取得部23から出力された患者101に関する情報と、供給電力検出回路24から出力された前記第1の供給電力情報とに基づいて、取得情報信号を生成した後、該取得情報信号をアンテナ26に対して出力する。アンテナ26は、送信回路25から出力される前記取得情報信号を、端末装置13のアンテナ13cに対して送信する。
受信回路31aは、アンテナ26から送信された前記取得情報信号を、アンテナ13cを介して受信する。そして、受信回路31aは、受信した前記取得情報信号を、供給電力情報抽出回路31bに対して出力する。供給電力情報抽出回路31bは、受信回路31aから出力された前記取得情報信号から前記第1の供給電力情報を抽出した後、伝送効率算出回路32に対し、前記第1の供給電力情報を出力する。また、患者101に関する情報に関しては、供給電力情報抽出回路31bから出力された後、端末装置13の内部に設けられた、図示しないメモリ等の記録部に記録される。
伝送効率算出回路32は、図示しない記録回路に記録された前記第1の伝送電力情報と、前記第1の供給電力情報とから、(供給電力の値/伝送電力の値)の計算を行うことにより、コイル群11aの1個目のコイルにおける、電力受信用コイル21に対しての電力の伝送効率である第1の伝送効率C1(第kの伝送効率Ck)を算出する(図5のステップS25)。その後、伝送効率算出回路32は、第1の伝送効率C1(第kの伝送効率Ck)を、図示しない記録回路に記録する(図5のステップS26)。伝送効率算出回路32は、図示しない記録回路に記録した、第1の伝送効率C1(第kの伝送効率Ck)と、伝送効率の閾値Cthとの比較を行う(図5のステップS27)。なお、伝送効率の閾値Cthは、供給電力の閾値Pthに基づいて設定された伝送効率の値であり、伝送効率算出回路32が有する図示しないメモリ等の記録回路に予め格納された値である。
伝送効率算出回路32が行った、前記第1の伝送効率C1(第kの伝送効率Ck)の値と、伝送効率の閾値Cthとの比較結果において、前記第1の伝送効率C1(第kの伝送効率Ck)の値が伝送効率の閾値Cthより小さい場合、コイル群11aのn個のコイルのうち、伝送効率が伝送効率の閾値Cth以上となるような一のコイルから電力受信用コイル21に対して電力の伝送を行うことができるように、コイルの選択を行うため、医療用システム1の各部において、図5のステップS21からステップS27までの動作、制御等が繰り返し行われる。
また、前記比較結果において、前記第1の伝送効率C1(第kの伝送効率Ck)の値が伝送効率の閾値Cth以上であった場合、伝送効率算出回路32は、前記第1の伝送効率C1(第kの伝送効率Ck)のデータに基づき、コイル群11aの1個目のコイルから、電力受信用コイル21に対して電力が伝送されるように、コイル選択回路33fに対して制御を行う。コイル選択回路33fは、伝送効率算出回路32の制御内容に基づき、伝送効率がC1(Ck)であるコイル、すなわち、コイル群11aの1個目(k個目)のコイルを選択し、電力受信用コイル21に対して電力を伝送する(図5のステップS28)。
コイル群11aの1個目(k個目)のコイルから供給され、電力受信用コイル21が受信した電力は、安定化回路22を介し、被検体情報取得部23に対して供給される。安定化回路22は、被検体情報取得部23に供給した電力P1(Pk)に応じた電圧レベルを有する信号である供給電力信号を、供給電力検出回路24に対して出力する。供給電力検出回路24は、安定化回路22から出力される前記供給電力信号に基づき、安定化回路22が被検体情報取得部23に供給した電力P1(Pk)を、コイル群11aの1個目のコイルから、電力受信用コイル21に対して伝送された電力として検出し、検出した該電力Pxの情報である第xの供給電力情報を、送信回路25に対して出力する(図5のステップS29およびステップS30)。送信回路25は、被検体情報取得部23から出力された患者101に関する情報と、供給電力検出回路24から出力された前記第xの供給電力情報とに基づいて、取得情報信号を生成した後、該取得情報信号をアンテナ26に対して出力する。アンテナ26は、送信回路25から出力される前記取得情報信号を、端末装置13のアンテナ13cに対して送信する。
受信回路31aは、アンテナ26から送信された前記取得情報信号を、アンテナ13cを介して受信する。そして、受信回路31aは、受信した前記取得情報信号を、供給電力情報抽出回路31bに対して出力する。供給電力情報抽出回路31bは、受信回路31aから出力された前記取得情報信号から前記第xの供給電力情報を抽出した後、伝送効率算出回路32に対し、前記第xの供給電力情報を出力する。また、患者101に関する情報に関しては、供給電力情報抽出回路31bから出力された後、端末装置13の内部に設けられた、図示しないメモリ等の記録部に記録される。伝送効率算出回路32は、安定化回路22が被検体情報取得部23に供給した前記電力P1(Pk)の値と、供給電力の閾値Pthとの比較を行う(図5のステップS31)。
伝送効率算出回路32が行った、前記電力P1(Pk)の値と、供給電力の閾値Pthとの比較結果において、前記電力Pxの値が供給電力の閾値Pth以上であった場合、コイル群11aの1個目のコイルから電力受信用コイル21に対し、引き続き電力の伝送が行われる。すなわち、前記電力P1の値が供給電力の閾値Pth以上である限り、医療用システム1の各部において、図5のステップS28からステップS31までの動作、制御等が繰り返し行われる。
また、前記比較結果において、前記電力P1(Pk)の値が供給電力の閾値Pthより小さい場合、コイル群11aのn個のコイルのうち、伝送効率が伝送効率の閾値Cth以上となるような一のコイルから電力受信用コイル21に対して電力の伝送を行うことができるように、コイルの選択を行うため、前述したような制御が再度行われる。すなわち、前記電力P1(Pk)の値が供給電力の閾値Pthより小さい場合、医療用システム1の各部において、図5のステップS21から始まる動作、制御等が改めて行われる。
本実施形態における医療用システム1においては、伝送効率算出回路32が算出した伝送効率に基づいて選択された、コイル群11aのうちの一のコイルにより、端末装置13からカプセル型医療装置12に対して電力が供給される。そのため、本実施形態における医療用システム1は、患者101の外部に設けられた端末装置13から、患者101の内部に配置されたカプセル型医療装置12に対し、被検体情報取得部23が患者101に関する情報を取得するために必要な電力を、従来に比べてより効率的に伝送することができる。また、本実施形態における医療用システム1は、従来に比べてより小型な装置により、前述したような効果を得ることができる。
(第2の実施形態)
図6から図9は、本発明の第2の実施形態に係るものである。なお、第1の実施形態と同様の構成を持つ部分については、詳細説明は省略する。また、第1の実施形態と同様の構成要素については、同一の符号を用いて説明は省略する。
図6から図9は、本発明の第2の実施形態に係るものである。なお、第1の実施形態と同様の構成を持つ部分については、詳細説明は省略する。また、第1の実施形態と同様の構成要素については、同一の符号を用いて説明は省略する。
図6は、第2の実施形態に係る医療用システムの全体構成図である。図7は、第2の実施形態に係る医療用システムにおいて、図6とは別の状態を示す図である。図8は、第2の実施形態に係る医療用システムにおける端末装置の内部構成を示す図である。図9は、第2の実施形態に係る医療用システムのジャケットに描かれる消化管の絵の一例を示す図である。
医療用システム1Aは、図6に示すように、粘着テープ、マジックテープ(登録商標)等により形成された接着部11bが設けられた、患者101が着用するジャケット11Aと、第1の実施形態と同様の構成を有するカプセル型医療装置12と、端末装置13Aとから主に構成される。また、端末装置13Aは、モニタ部13bと、アンテナ13cと、電源ケーブル13dと、ケーブル13eと、LED部13fとを有しており、キャスター付きテーブル14等に載せられることにより、所望の位置に設置することができる。
ケーブル13eにおいて、基端側は、端末装置13に対して着脱可能な構成になっており、また、先端側には、電力伝送手段としてのコイル13g1を内部に有するプローブ13gが設けられている。また、プローブ13gは、接着部11bと略同様の部材により形成され、接着部11bとの着脱が自在であるような接着部13g2を有している。接着部13g2は、コイル13g1が設けられている部分の外表面上に設けられ、接着部11bに対し、図7に示すような状態として接続される。なお、プローブ13gの形状は、図6に示すような形状に限らず、コイル13g1が内部に設けられ、かつ、コイル13g1が設けられている部分の外表面上に接着部13g2が設けられてさえいれば、例えば、板状等の形状であってもよい。なお、図6および図7に示されるジャケット11Aの接着部11bには、例えば、患者101の体内におけるカプセル型医療装置12の位置を分かり易くするため、図9に示すような臓器配置図102が描かれていても良い。
伝送効率告知手段であるLED部13fは、端末装置13Aの外装面上に設けられた1または複数のLEDからなり、また、端末装置13Aの内部においては、前述した伝送効率算出回路32に接続されている。そして、LED部13fは、伝送効率算出回路32が算出した伝送効率に基づいて点灯、消灯等を行うことにより、術者に対して伝送効率の過不足等の告知を行う。
次に、端末装置13Aの内部構成について、図8を参照しつつ説明を行う。
端末装置13Aは、図8に示すように、受信部31と、伝送効率算出回路32と、伝送電力制御部33Aとを内部に有している。また、伝送電力制御部33Aは、AC/DC変換回路33aと、蓄電池充電回路33bと、所定の容量を有する蓄電池33cと、電力伝送用変換回路33dと、伝送電力検出回路33eとからなる。
電力伝送用変換回路33dは、本実施形態においては、ケーブル13eに接続され、プローブ13gに設けられたコイル13g1から、電力受信用コイル21に対し、電磁誘導により電力の伝送を行うことができるように、AC/DC変換回路33aまたは蓄電池33cから供給される直流電力を交流電力に変換する。
次に、本実施形態における医療用システム1Aを用いて生体内の観察を行う場合について、図6から図8を参照しつつ説明する。
医療用システム1Aを用いて生体内の観察を行う場合、まず、術者は、患者101の体内に、例えば口からカプセル型医療装置12を挿入した後、ジャケット11Aを着用した患者101をベッド15に横臥させる。そして、術者は、患者101の位置に応じて、端末装置13Aが載ったキャスター付きテーブル14を移動させ、ケーブル13eの基端側を端末装置13Aに接続する。さらに、ケーブル13eの先端側であるプローブ13gに設けられた接着部13g2を、図7に示すような状態として接着部11bに接続した後、端末装置13を起動させる。
端末装置13Aは、起動すると、まず、AC/DC変換回路33aまたは蓄電池33cから供給される電力を、電力伝送用変換回路33dを介し、コイル13g1から、カプセル型医療装置12の電力受信用コイル21に対して伝送し、カプセル型医療装置12の各部を起動させる。また、電力伝送用変換回路33dは、コイル13g1に対して伝送された電力に応じた電圧レベルを有する信号である伝送電力信号を、伝送電力検出回路33eに対して出力する。伝送電力検出回路33eは、電力伝送用変換回路33dから出力される前記伝送電力信号に基づき、電力伝送用変換回路33dを介してコイル13g1に対して伝送された電力、すなわち、コイル13g1から、電力受信用コイル21に対して伝送された電力である伝送電力を検出する。そして、伝送電力検出回路33eは、検出した前記伝送電力の情報である伝送電力情報を、伝送効率算出回路32に対して出力する。また、伝送効率算出回路32は、伝送電力検出回路33eから出力された前記伝送電力情報を、図示しない記録回路に記録する。
また、電力受信用コイル21が受信した電力は、安定化回路22を介し、被検体情報取得部23に対して供給される。被検体情報取得部23は、安定化回路22から供給された電力により起動すると、被検体である患者101に関する情報の取得を開始する。また、安定化回路22は、被検体情報取得部23に供給した電力に応じた電圧レベルを有する信号である供給電力信号を、供給電力検出回路24に対して出力する。供給電力検出回路24は、安定化回路22から出力される前記供給電力信号に基づき、安定化回路22が被検体情報取得部23に供給した電力である供給電力を検出する。そして、供給電力検出回路24は、検出した前記供給電力の情報である供給電力情報を、送信回路25に対して出力する。送信回路25は、被検体情報取得部23から出力された患者101に関する情報と、供給電力検出回路24から出力された前記供給電力情報とに基づいて、取得情報信号を生成した後、該取得情報信号をアンテナ26に対して出力する。アンテナ26は、送信回路25から出力される前記取得情報信号を、端末装置13Aのアンテナ13cに対して送信する。
受信回路31aは、アンテナ26から送信された前記取得情報信号を、アンテナ13cを介して受信する。そして、受信回路31aは、受信した前記取得情報信号を、供給電力情報抽出回路31bに対して出力する。供給電力情報抽出回路31bは、受信回路31aから出力された前記取得情報信号から前記供給電力情報を抽出した後、伝送効率算出回路32に対し、前記供給電力情報を出力する。また、患者101に関する情報に関しては、供給電力情報抽出回路31bから出力された後、端末装置13Aの内部に設けられた、図示しないメモリ等の記録部に記録される。伝送効率算出回路32は、情報抽出回路31bから出力された前記供給電力情報に含まれる前記供給電力の値と、伝送電力検出回路33eから出力された前記伝送電力情報に含まれる前記伝送電力の値とに基づき、(供給電力の値/伝送電力の値)の計算を行うことにより、伝送効率の算出を行う。
伝送効率算出回路32が算出した伝送効率は、伝送効率告知手段としての機能を有するモニタ部13bにおける伝送効率の算出結果の表示、およびLED部13fにおけるLEDの点灯、消灯等により、術者が視覚的に認識できるような状態として告知される。例えば、接着部11bにおけるプローブ13gの接続位置が、患者101の体内に配置されたカプセル型医療装置12から遠い等の理由により、コイル13g1と、電力受信用コイル21との間における電力の伝送効率が悪い場合、具体的には、伝送効率が第1の実施形態の説明において前述した伝送効率の閾値Cthより小さくなるような場合、伝送効率算出回路32は、LED部13fに対し、LEDを点滅させる、LEDの点灯個数を少なくする等の制御を行う。そして、伝送効率算出回路32は、LED部13fに対してそのような制御を行うことにより、コイル13g1から電力受信用コイル21への電力の伝送を、伝送効率の良い状態において行うことができるように、術者に対してプローブ13gの接続位置の変更、ジャケット11Aの交換等を行わせるように促す。なお、伝送効率算出回路32が術者に対して行う告知方法は、LED部13fを点滅させる等の方法に限らず、例えば、モニタ部13bにおいて、伝送効率が伝送効率の閾値Cthより小さくなっている旨の文字列を表示させることにより、術者に対して、プローブ13gの接続位置の変更、ジャケット11Aの位置の変更等を術者に対して促すような、具体的な告知内容を表示するような方法であっても良い。また、伝送効率算出回路32が術者に対して行う告知方法は、視覚的な方法に限るものではなく、例えば、伝送効率算出回路32に、図示しないスピーカ、ブザー等を接続し、伝送効率が悪く、電力の伝送が十分に行われない状況である場合に、伝送効率算出回路32が前記スピーカ、ブザー等を制御して警告音を鳴らすことにより、聴覚的に告知を行うような方法であっても良い。
また、接着部11bにおけるプローブ13gの接続位置が適切であり、コイル13g1と、電力受信用コイル21との間における電力の伝送効率が良い場合、具体的には、伝送効率が第1の実施形態の説明において前述した伝送効率の閾値Cth以上となるような場合、伝送効率算出回路32は、LED部13fに対し、LEDの点灯個数を多くする等の制御を行う。そして、伝送効率算出回路32は、LED部13fに対してそのような制御を行うことにより、コイル13g1から電力受信用コイル21へ電力の伝送を、伝送効率の良い状態において行うことができていることを術者に対して告知する。
なお、本実施形態の医療用システム1Aにおいては、コイル13g1と、電力受信用コイル21との間における電力の伝送効率が悪い状況において電力の伝送が行われると、被検体情報取得部23が駆動される際に、安定化回路22が有する図示しない2次電池に蓄えられた電力が使用される場合がある。そのような場合において、本実施形態の医療用システム1Aの各部は、以下に記すような動作、制御等を行うことにより、安定化回路22が有する図示しない2次電池が消耗していることを術者に対して告知することができる。
被検体情報取得部23が駆動される際に、安定化回路22が有する図示しない2次電池に蓄えられた電力が使用されると、供給電力検出回路24は、安定化回路22から出力される前記供給電力信号に基づき、安定化回路22が被検体情報取得部23に供給した電力を供給電力として検出する。なお、供給電力検出回路24は、被検体情報取得部23に供給した電力のうち、安定化回路22が有する図示しない2次電池が被検体情報取得部23に供給した電力を除いた電力を供給電力として検出するものであっても良い。そして、供給電力検出回路24は、検出した前記供給電力の情報である供給電力情報を、送信回路25に対して出力する。送信回路25は、被検体情報取得部23から出力された患者101に関する情報と、供給電力検出回路24から出力された前記供給電力情報とに基づいて、取得情報信号を生成した後、該取得情報信号をアンテナ26に対して出力する。
伝送効率算出回路32は、受信部31を介して取得した前記供給電力情報に含まれる前記供給電力の値を、図示しないメモリ等の記録回路に、所定の時間分だけ累積して記録する。そして、伝送効率算出回路32は、前記所定の時間が経過した後、前記所定の時間分の供給電力の累積値である供給電力量の値と、供給電力量の閾値Pth1との比較を行う。なお、供給電力量の閾値Pth1は、伝送効率算出回路32が有する図示しないメモリ等の記録回路に予め格納された値であり、端末装置13Aに接続される図示しないキーボード等を術者が操作することにより、所望の値に変更することができる。
伝送効率算出回路32が行った、前記供給電力量の値と、供給電力量の閾値Pth1との比較結果において、前記供給電力量の値が供給電力量の閾値Pth1以上であった場合、引き続き電力の伝送が行われる。
また、前記比較結果において、前記供給電力量の値が供給電力量の閾値Pth1より小さい場合、伝送効率算出回路32は、LED部13fに対し、LEDを点滅させる、色の違うLEDを点灯させる等の制御を行う。そして、伝送効率算出回路32は、LED部13fに対してそのような制御を行うことにより、安定化回路22が有する図示しない2次電池が消耗していることを術者に対して告知し、コイル13g1から電力受信用コイル21への電力の伝送を、伝送効率の良い状態において行わせるよう術者に促す。なお、伝送効率算出回路32が術者に対して行う告知方法は、LED部13fを点滅させる等の方法に限らず、モニタ部13bにおいて、安定化回路22が有する図示しない2次電池が消耗している旨の文字列を表示させることにより、コイル13g1から電力受信用コイル21への電力の伝送を、伝送効率の良い状態において行わせるよう術者に促すような方法であっても良い。また、伝送効率算出回路32が術者に対して行う告知方法は、視覚的な方法に限るものではなく、例えば、伝送効率算出回路32に、図示しないスピーカ、ブザー等を接続し、伝送効率が悪く、電力の伝送が十分に行われない状況であるため、安定化回路22が有する図示しない2次電池が消耗しているような場合に、伝送効率算出回路32が前記スピーカ、ブザー等を制御して警告音を鳴らすことにより、聴覚的に告知を行うような方法であっても良い。
本実施形態における医療用システム1Aにおいては、術者は、伝送効率算出回路32が算出した伝送効率の算出結果を、モニタ部13bおよびLED部13fにおいて確認しながらプローブ13gの接続位置を変更することにより、患者101の体内におけるカプセル型医療装置12の位置に応じ、電力の伝送効率が良くなる位置にコイル13g1を配置することができる。そのため、本実施形態における医療用システム1Aは、主に手動操作により、第1の実施形態の医療用システム1と略同様の効果を得ることができる。
さらに、本実施形態における医療用システム1Aは、安定化回路22が有する図示しない2次電池が消耗した場合に、モニタ部13b、LED部13fにおいて警告が行われる。そのため、術者は、医療用システム1を用いた場合に比べ、患者101の体内におけるカプセル型医療装置12の状況について、より多くの情報を得ることができる。
1,1A 医療用システム、11,11A ジャケット、11a コイル群、11a1,13g1 コイル、11b,13g2 接着部、12 カプセル型医療装置、13,13A 端末装置、13a,13e ケーブル、13b モニタ部、13c アンテナ、13d 電源ケーブル、13f LED部、13g プローブ、14 キャスター付きテーブル、15 ベッド、21 電力受信用コイル、22 安定化回路、23 被検体情報取得部、24 供給電力検出回路、25 送信回路、26 アンテナ、31 受信部、31a 受信回路、31b 供給電力情報抽出回路、32 伝送効率算出回路、33 伝送電力制御部、33a AC/DC変換回路、33b 蓄電池充電回路、33c 蓄電池、33d 電力伝送用変換回路、33e 伝送電力検出回路、33f コイル選択回路、101 患者、102 臓器配置図
代理人 弁理士 伊 藤 進
代理人 弁理士 伊 藤 進
Claims (4)
- 被検体の内部に入れられる医療装置と、
前記被検体の外部に設けられ、前記医療装置に供給するための電力を発生させる電力供給手段と、
前記被検体の外部に設けられ、前記電力供給手段から供給された電力を前記医療装置に対して伝送する複数の電力伝送手段と、
前記電力伝送手段が前記医療装置に対して伝送した電力を検出し、伝送電力情報として出力する伝送電力検出手段と、
前記医療装置に設けられ、前記電力伝送手段から供給された電力を受信する電力受信手段と、
前記医療装置に設けられ、前記電力受信手段が受信した電力を検出し、供給電力情報として出力する供給電力検出手段と、
前記伝送電力情報と、前記供給電力情報とに基づき、前記電力伝送手段から前記電力受信手段へ伝送される電力の伝送効率を算出する伝送効率算出手段と、
前記伝送効率算出手段が算出した伝送効率に基づいて、複数からなる前記電力伝送手段のうちの一を選択する選択手段と、
を有することを特徴とする医療用システム。 - 前記選択手段は、前記伝送効率算出手段が算出した伝送効率が最大となるような、一の電力伝送手段を選択することを特徴とする請求項1記載の医療用システム。
- 前記選択手段は、伝送効率の閾値を有し、伝送効率が前記閾値以上となるような、一の電力伝送手段を選択することを特徴とする請求項1記載の医療用システム。
- 被検体の内部に入れられる医療装置と、
前記被検体の外部に設けられ、前記医療装置に供給するための電力を発生させる電力供給手段と、
術者により、前記被検体の外部の所定の位置に配置され、前記所定の位置において、前記電力供給手段から供給された電力を伝送する電力伝送手段と、
前記被検体の外部に設けられ、前記電力伝送手段が伝送した電力を検出し、伝送電力情報として出力する伝送電力検出手段と、
前記医療装置に設けられ、前記電力伝送手段から供給された電力を受信する電力受信手段と、
前記医療装置に設けられ、前記電力受信手段が受信した電力を検出し、供給電力情報として出力する供給電力検出手段と、
前記伝送電力情報と、前記供給電力情報とに基づき、前記電力伝送手段から前記電力受信手段へ伝送される電力の伝送効率を算出する伝送効率算出手段と、
前記伝送効率算出手段が算出した前記伝送効率を、前記術者に対して告知する伝送効率告知手段と、
を有することを特徴とする医療用システム。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012161559A (ja) * | 2011-02-09 | 2012-08-30 | Fujifilm Corp | 超音波診断装置 |
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