JP2016077669A - ワイヤレス内視鏡 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワイヤレス内視鏡本体に装着する前に、装着しようとするバッテリの電池容量を把握できる操作性の良好なワイヤレス内視鏡を提供する。【解決手段】バッテリ7は、バッテリをワイヤレス内視鏡本体に装着しようとする際の操作を検出するセンサ37aを有し、センサ37aの検出信号に基づいて、送電回路38は、ワイヤレス内視鏡本体6の受電回路32に無線給電し、更に電池35の容量のデータを送信し、受電回路32は無線給電を受けた後、送信された電池35の容量のデータを受信してインジケータ17で表示する。【選択図】図2

Description

本発明は内視鏡からワイヤレスで画像信号を送信するワイヤレス内視鏡に関する。
近年、内視鏡は、医療分野等において広く用いられるようになっている。従来の内視鏡を用いて、検査(観察)や手術等を行う場合、内視鏡に搭載された撮像素子に電源を供給したり、駆動信号や、撮像された信号を伝送する信号線が挿通され、内視鏡から延出されたスコープケーブルを内視鏡の外部の外部装置と接続することが必要になる。
上記スコープケーブル内の信号線が、想定されている条件を超えて屈曲が繰り返された場合や、故障等のために使用中において断線すると、術者は、断線に対応した作業が必要になり、術者に対してストレスを与えることになってしまう。このような課題を解決するものとして、スコープケーブルを不要にし、内視鏡にバッテリ(電池)を搭載し、撮像素子で撮像した信号をワイヤレス(無線)で外部に送信するワイヤレス内視鏡が考えられる。
また、術者が把持して操作するワイヤレス内視鏡にバッテリを搭載する場合、操作性を低下させないための重量や大きさにする必要性から、搭載されるバッテリの容量が制約される。そのため、長時間の手術の場合を想定すると、複数のバッテリを用意し、手術中においてバッテリを交換することが必要になる。
この場合、用意されるバッテリは、使用前にフル充電されていることが前提となるが、(手術等での)使用後の充電作業は医療スタッフによって行われるために、充電を忘れるリスクが存在する。
このような状況においては、充電が行われていない状態のバッテリが、次回以後の手術の際に再度、ワイヤレス内視鏡に装着されて使用される可能性が発生するため、良好な操作性を確保する観点から、ワイヤレス内視鏡に装着される前に、そのバッテリの電池容量(残量)を把握でき(電池容量が低下したバッテリの装着を回避でき)るようにすることが望まれる。
例えば従来例としての特開2013−94318号公報は、超音波プローブにバッテリを内蔵し、バッテリの残量の推移をモニタする等により、内蔵されたバッテリの残量(電池の容量)を把握可能にした超音波装置を開示している。
特開2013−94318号公報
上記従来例は、超音波プローブに内蔵されたバッテリの電池の容量を把握できるようにしたもので、術者が手術中において電池の容量が少なくなったバッテリを外し、装着しようとする新しいバッテリ(交換用バッテリ)を装着する前に、その新しいバッテリの電池の容量が少ないバッテリであるか否かを把握できない。そのために、装着した状態にしておいて、新しいバッテリの電池の容量を把握する必要があり、良好な操作性を実現できない欠点がある。
本発明は上述した点に鑑みてなされたもので、ワイヤレス内視鏡本体に装着する前に、装着しようとするバッテリの電池容量を把握できる操作性の良好なワイヤレス内視鏡を提供することを目的とする。
本発明の一態様のワイヤレス内視鏡は、ワイヤレス内視鏡本体と、前記ワイヤレス内視鏡本体に着脱自在に装着される充電可能な電池を備えたバッテリと、前記バッテリに設けられ、前記ワイヤレス内視鏡本体に装着された際に、前記電池の電源を供給するための第1の接続端子部と、前記バッテリに設けられ、前記電池の容量を検出する電池容量検出部と、前記バッテリに設けられ、前記バッテリが把持された操作を検出するセンサと、前記バッテリに設けられ、前記センサの検出信号に基づいて、電力と共に、前記容量の情報を無線送電する無線送電部と、前記ワイヤレス内視鏡本体に設けられ、前記バッテリが装着された際に、前記第1の接続端子部と接続して前記電源の供給を受けるための第2の接続端子部と、前記ワイヤレス内視鏡本体に設けられ、前記無線送電部からの前記電力及び前記容量の情報を受信する受電部と、前記ワイヤレス内視鏡本体に設けられ、前記無線送電部から送電された前記電力を受けて動作し、前記電池の容量を告知する告知部と、を有する。
本発明によれば、ワイヤレス内視鏡本体に装着する前に、装着しようとするバッテリの電池の容量を把握できる。
図1は本発明の第1の実施形態のワイヤレス内視鏡を備えた内視鏡システムの全体構成を示す図。 図2は内視鏡システムを構成するワイヤレス内視鏡等の電気系の構成を示すブロック図。 図3は術者がワイヤレス内視鏡本体から使用済みのバッテリを外して、充電済みと思われるバッテリを把持した様子を示す図。 図4は第1の実施形態における充電済みと思われるバッテリを装着する場合におけるバッテリとワイヤレス内視鏡本体との処理内容を示すフローチャート。 図5はバッテリがワイヤレス内視鏡本体に装着された際の処理内容を示すフローチャート。 図6は第1の実施形態の変形例を備える内視鏡システムの全体構成を示す図。 図7は変形例の処理内容の一部を示すフローチャート。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1及び図2に示すように内視鏡システム1は、本発明の第1の実施形態のワイヤレス内視鏡2と、ワイヤレス内視鏡2から無線(ワイヤレス)で送信される撮像信号を受信して、標準的な映像信号(画像信号)を生成する信号処理装置としてのビデオプロセッサ3と、ビデオプロセッサ3で生成される標準的な映像信号が入力されることにより、この標準的な映像信号に対応する画像を内視鏡画像として表示する表示装置としてのモニタ4とを有する。
ワイヤレス内視鏡2は、ワイヤレス内視鏡本体6と、このワイヤレス内視鏡本体6に着脱自在に装着(接続)されるバッテリ7とを有する。なお、図1においては、ワイヤレス内視鏡本体6に装着された状態のバッテリ7を示し、このバッテリ7は点線で示すように、取り外し可能である。また、図3は交換のためにバッテリ7を取り外した状態のワイヤレス内視鏡本体6を示す。また、手術を行う場合には、装着されたバッテリ7の他に、交換して使用されるバッテリ7も用意される。
図1に示すようにワイヤレス内視鏡本体6は、細長で可撓性を有する挿入部11と、この挿入部11の後端(基端)に設けられた操作部12と、を有する。挿入部11は、この挿入部11の先端に設けられた先端部13と、先端部13の後端に設けられた湾曲部14と、湾曲部14の後端から操作部12の前端まで延びる可撓管部15とを有する。
操作部12には、湾曲部14を上下、左右の方向に湾曲操作する湾曲操作ノブ16と、バッテリ7の電池容量を表示するインジケータ17とが設けてあると共に、バッテリ7が着脱自在に装着される装着部となる装着用凹部18が設けてある。
また、操作部12の前端付近には、処置具を挿入する処置具挿入口19が設けてある。
図2は、ワイヤレス内視鏡本体6、バッテリ7等の電気系の構成を示す。
挿入部11の先端部13には、照明窓と観察窓とが設けられ、照明窓には照明光を出射する発光ダイオード(以下、LEDと略記)21が取り付けられ、観察窓には対物レンズ22が取り付けられ、その結像位置には撮像素子として例えば電荷結合素子(CCDと略記)23が配置されている。
LED21は、発光させる信号線(駆動線)を介して、操作部12の内部に設けられた電源回路25と接続され、電源回路25から供給されるLED駆動信号の印加により発光し、発光した光は、挿入部11が挿入される体腔内に出射され、体腔内を照明する照明光となる。つまり、LED21は、照明光を発生する光源部又は光源を形成する。また、CCD23も信号線(電源線)を介して電源回路25に接続されると共に、信号線をそれぞれ介して操作部12内部のCCD駆動回路26と、アンプ27とに接続されている。
対物レンズ22は、照明光で照明された体腔内の光学像をCCD23の撮像面に結像し、CCD23は、CCD駆動回路26からのCCD駆動信号の印加により、結像された光学像を光電変換した撮像信号を出力し、アンプ27入力された撮像信号を増幅し、送信部(又は送信回路)28に出力する。送信回路28は、撮像信号を高周波信号で変調し、アンテナ29から変調された撮像信号を無線で送信する。
操作部12には、装着用凹部18の面に臨むように接続端子部を形成する接続端子30が設けられ、該接続端子30は電源線を介して電源回路25と接続されている。
また、操作部12には、バッテリ7に設けた人体通信部(又は人体通信回路)37と無線通信を行う人体通信部(又は人体通信回路)31と、バッテリ7からの無線送電(又は無線給電)を受電する受電部を形成する受電回路32と、無線送電の際に送信されるバッテリ7の電池容量のデータから電池容量を告知する告知部を形成するインジケータ17とを有する。なお、以下においては、インジケータ17は電池容量を表示することにより告知する告知部を形成するが、音声で電池容量を告知する構成にしても良い。
人体通信部31は、この人体通信部31の動作を制御する制御部を形成する制御回路31aと、バッテリ7の人体通信部37の送受回路と無線通信を行う送受回路31bと、制御回路31aの制御プログラム、ワイヤレス内視鏡本体6の固有の識別情報(又はワイヤレス内視鏡本体6に設けられた人体通信部31の識別情報)等を格納(記憶)する記憶部を形成するメモリ31cとを有する。
なお、この人体通信部31は、例えばRFタグのように送受回路31bにより受信した高周波信号から人体通信部31のデバイス(この場合、制御回路31a、送受回路31b、メモリ31c)を動作させる電源を生成する。つまり、人体通信部31は、以下の受電回路32のように、検波回路、コンデンサを備える(図示略)。人体通信部31のデバイスは、非常に小さな電力で動作する。
また、受電回路32は、アンテナ32aと接続され、(バッテリ7の送電回路38から)無線送電される電波の周波数に共振するように設定された共振回路32bと、共振回路32bに誘起された高周波信号を検波(整流)する検波回路32cと、検波された直流を蓄積して直流電源を生成するコンデンサ(又は2次電池)32dと、共振回路32bに誘起された高周波信号に重畳又は変調された電池容量のデータを復調する復調回路32eとを有する。
コンデンサ32dは、所定のレベル以上の直流電圧の電源を生成(蓄積)すると、この電源が供給される復調回路32eは、上記の復調動作を行う。また、コンデンサ32dは、インジケータ17にも電池容量を表示させる動作を行わせる電源を供給する。
一方、バッテリ7は、ワイヤレス内視鏡本体6に電源を供給する充電可能なリチウム電池、ニッケル水素電池、鉛蓄電池等の2次電池セル(単に電池と言う)35を内蔵する。電池35は、電源線を介して外表面に臨む接続端子部を形成する接続端子36と接続されている。そして、バッテリ7が装着用凹部18に装着された場合には、接続端子36と対向する位置に配置された接続端子30とが接触して電気的に導通する接続状態となり、電池35は、その直流電力(直流電源)を電源回路25に供給する状態となる。
また、バッテリ7は、人体を形成する術者Dがバッテリ7を交換する際の作業となる交換用操作を検知して、(ワイヤレス内視鏡本体6の)人体通信部(又は人体通信回路)31と無線通信を行う人体通信部(又は人体通信回路)37と、ワイヤレス内視鏡本体6内の(少なくとも電池の容量を告知するための電気回路を形成する)受電回路32に対して該受電回路32を動作させる電力(電源)を無線送電する送電部を形成する送電回路38と、バッテリ7を制御する制御部を形成する制御回路39と、制御回路39の制御プログラム等のデータを格納する記憶部を形成するメモリ40と、を有する。また、例えば制御回路39は、電池35の容量としての電池容量を、例えば電池35の出力電圧のレベルから検出する容量検出回路39aを有する。
なお、容量検出回路39aを制御回路39の外部に設け、容量検出回路39aが検出した電池35の電池容量を制御回路39に送るようにしても良い。また、制御回路39は、時間計測を行うタイマ(図示略)を備え、無線通信等を開始した場合、時間計測し、通信を開始した後、所定の時間経過しても通信を行えないような場合には、無線通信等を終了する制御を行う。
また、メモリ40は、該メモリ40を内蔵する各バッテリ7毎に、固有の識別データを格納している。そして、無線通信を行う場合、識別データも送信する。
電池35は、人体通信部37、送電回路38、制御回路39、メモリ40にそれぞれ動作させる電源を供給する。
人体通信部37は、バッテリ7が術者Dの手により把持された操作を検出するセンサ37aと、センサ37aによる検出信号に基づいて無線通信を開始する送受回路(又は通信回路)37bとを有する。なお、センサ37aによる検出信号に基づいて送受回路37bが動作し、送受回路37bの動作後に、送電回路38が動作する。
センサ37aは、バッテリ7が術者Dの手により把持された場合のバッテリ7の動き又は加速度変化を検出する動き検出センサ、又は、バッテリ7が把持された際の術者Dが発する赤外線を検出する赤外線検出センサ等により形成される。
この他に、小さなソレノイドコイル内に、例えば移動し易い球形のマグネットを配置して動き検出センサとなるセンサ37aを形成しても良い。この構成の場合には、バッテリ7が把持された際にソレノイドコイル内のマグネットが動き、ソレノイドコイルの両端に発生する交流信号を、センサ37aの検出信号としても良い。この場合には、検出信号を発生するための電源(電力)を必要としない利点を有する。
図2においては、人体通信部37の内部にセンサ37aを設けた構成例を示しているが、人体通信部37の外部にセンサ37aを設ける構成にしても良い。センサ37aは、術者Dがバッテリ7を交換しようとする操作(手で把持する操作)を検出して、人体通信部37の送受回路37bによる無線通信を起動させるセンサを形成する。
制御回路39は、人体通信部37による無線通信と送電回路38による無線送電の動作を制御する。
より具体的には、制御回路39は、接続端子36が30と接続されていない状態において、人体通信部37のセンサ37aが人体を検出した場合の検出信号を受けて、人体通信部37の送受回路37aがワイヤレス内視鏡本体6の人体通信部31と無線通信を行うように制御する。
図3は手術中において、術者Dがバッテリ7を交換する場合の様子を示す。具体的には、術者Dは、(手術等での)使用によって電池容量が低下したバッテリ7をワイヤレス内視鏡本体6から取り外した後、新しいバッテリ7をワイヤレス内視鏡本体6に装着しようとする様子を示す。図3等に示すバッテリ7は、例えばU字形状の外形であるが、L字形状にしても良いし、他の形状にしても良い。
例えば、術者Dは、一方の手(例えば右手)で(電池容量が低下したバッテリ7が取り外された)ワイヤレス内視鏡本体6を把持し、他方の手(例えば左手)で装着しようとする新しいバッテリ7を、手術台付近に予め配置された位置から把持する。術者Dがバッテリ7を把持する操作を行った場合、このバッテリ7に搭載されたセンサ37aは、静止していた状態からのバッテリ7の動き、加速度、(把持された際の術者Dの人体が放射する)赤外線、(把持された際の温度上昇による)熱等を検出し、検出信号を制御回路39に送り、制御回路39は、検出信号を受けて人体通信部37の送受回路37bがワイヤレス内視鏡本体6の人体通信部31の送受回路31bと無線通信を行うように制御する。
また、制御回路39は、後述するように人体通信部37と31との無線通信が確立した状態になった後に、送電回路38からアンテナ38aを介して受電回路32を動作させる電源(電力)を無線送電(又は無線給電)させる動作を開始させるように制御する。また、制御回路39は、タイマを起動し、受電回路32が所定レベル以上の電源を受電したと想定される時間後に、送電回路38から電池容量のデータを送電するように制御する。
ビデオプロセッサ3は、ワイヤレス内視鏡本体6の送信回路28からアンテナ29を介して電波で無線送信される撮像信号を、アンテナ41を介して受信する受信回路42と、受信した撮像信号を復調し、標準的な映像信号(画像信号)を生成する画像処理回路43と、受信回路42及び画像処理回路43の動作を制御する制御回路44と、受信回路42、画像処理回路43及び制御回路44に電源を供給する電源回路45とを有する。電源回路45は、商用電源から受信回路42等を動作させる直流電源を生成する。
また、バッテリ7及びワイヤレス内視鏡本体6には、電源供給のための接続端子36、30以外に、対向する位置に接続端子46a、46bがそれぞれ設けてあり、バッテリ7がワイヤレス内視鏡本体6に装着された状態においては、導通する状態となる。そして、制御回路39は、バッテリ7がワイヤレス内視鏡本体6に装着された状態においては、送電回路38から電池容量のデータを無線で送信する動作を停止させ、容量検出回路39aにより定期的に検出した電池容量のデータを接続端子46a、46bを介して送信回路28に送るように制御する。
送信回路28は、撮像信号を無線で送信すると共に、定期的に電池容量のデータも撮像信号に重畳して無線送信する。
術者Dは、モニタ4に表示される内視鏡画像と共に、その周辺に表示される電池容量のレベルから、電池容量を確認することができる。
また、容量検出回路39aは、ワイヤレス内視鏡本体6の電源回路25に所定の駆動電力を供給している場合の電池容量が(例えば電圧レベルの検出により)閾値以下に低下した場合(電源回路25に所定の駆動電力を供給可能な時間が例えば20〜30分程度となる閾値に低下した場合)には、送信回路28に送る電池容量のデータを例えば異なる色(具体例として例えば赤色)で表示するように表示色を変更する。
術者Dは、モニタ4を観察していると、電池容量のレベルが目立つ色の表示に変更されたことから、バッテリ7を交換する時間が近いことを確認することができ、バッテリ交換のタイミングを事前に把握できるようにしている。なお、容量検出回路39aにより電源回路25の電源が切れる概略の時間の情報を送信回路28がビデオプロセッサ3側に送信し、その時間の情報をモニタ4で表示するようにしても良い。
モニタ4においても電池容量を表示する構成にしているので、手術の途中で、術者Dが確認することなく、バッテリ7の電池容量が、ワイヤレス内視鏡本体6のLED21等を動作させることができない程低下してしまうようなことを未然に防止できるようにしている。つまり、術者Dは、手術等を行っている場合、ワイヤレス内視鏡本体6に装着されたバッテリ7の電池35の容量が、交換すべき容量値近くに低下した場合、交換すべきタイミングが近いことを確認できるので、バッテリ7の交換を適切な交換タイミングにおいて円滑に行い易くなる。
なお、制御回路39は、バッテリ7がワイヤレス内視鏡本体6に装着された状態においては、接続端子46a、46bを介して制御回路31aと有線による通信を行うことができる状態となる。
そして、制御回路39は、有線による通信によりバッテリ7がワイヤレス内視鏡本体6に装着された状態を検出し、上記のように送信回路28が電池35の容量を送信するように制御する。
本実施形態のワイヤレス内視鏡2は、ワイヤレス内視鏡本体6と、前記ワイヤレス内視鏡本体6に着脱自在に装着される充電可能な電池35を備えたバッテリ7と、前記バッテリ7に設けられ、前記ワイヤレス内視鏡本体6に装着された際に、前記電池35の電源を供給するための第1の接続端子部を形成する接続端子36と、前記バッテリ7に設けられ、前記電池35の容量を検出する容量検出部を形成する容量検出回路39aと、前記バッテリ7に設けられ、前記バッテリ7が把持された操作を検出するセンサ37aと、前記バッテリ7に設けられ、前記センサ37aの検出信号に基づいて、電力と共に、前記容量の情報を無線送電する無線送電部を形成する送電回路38と、前記ワイヤレス内視鏡本体6に設けられ、前記バッテリ7が装着された際に、前記第1の接続端子部と接続して前記電源の供給を受けるための第2の接続端子部を形成する接続端子30と、前記ワイヤレス内視鏡本体6に設けられ、前記無線送電部からの前記電力及び前記容量の情報を受信する受電部を形成する受電回路32と、前記ワイヤレス内視鏡本体6に設けられ、前記無線送電部から送電された前記電力を受けて動作し、前記電池35の容量を告知する告知部を形成するインジケータ17と、を有することを特徴とする。
次に図4のフローチャートを参照して本実施形態のワイヤレス内視鏡2の代表的な動作を説明する。
図4は、図3に示したように新しいバッテリ7をワイヤレス内視鏡本体6に装着する場合におけるバッテリ7の代表的な処理(図4における左側)と、ワイヤレス内視鏡本体6の代表的な処理(図4における右側)を示す。
図3に示すように術者Dが新しいバッテリ7を把持した場合、最初のステップS1に示すようにセンサ37aは、術者Dによる交換する際の(バッテリ7を把持する)操作を検知し、センサ37aは検出信号を制御回路39に送る。換言すると、センサ37aは、検出信号を発生しない状態から検出信号を発生する状態に起動する。
ステップS2において制御回路39は、人体通信部37(の送受回路37b)を起動させるコマンドを発行する。
なお、電池容量が低下したバッテリ7が術者Dにより取り外された際にも、そのバッテリ7のセンサ37aが起動する。この場合、制御回路39は、メモリ40に格納されている既にワイヤレス内視鏡本体6に装着されたことがあるフラグ情報を参照して、人体通信部37(の送受回路37b)を起動させるコマンドを発行させないように制御する。
つまり、制御回路39は、バッテリ7がワイヤレス内視鏡本体6に装着された場合には、装着された情報としてのフラグ情報をメモリ40に記憶(格納)する。
そして、センサ37aが起動した場合、制御回路39は、メモリ40のフラグ情報の有無を参照し、フラグ情報が存在する場合には、人体通信部37(の送受回路37b)を起動させるコマンドを発行させないように制御する。
ステップS2のコマンドの発行後の次のステップS3において人体通信部37(の送受回路37b)が、起動する。なお、上記のように、電池容量が低下したバッテリ7が術者Dによりワイヤレス内視鏡本体6から取り外された際には、そのバッテリ7の人体通信部37(の送受回路37b)は起動しない。
そして、ステップS3の次のステップS4において人体通信部37(の送受回路37b)は、無線通信を開始する。人体通信部37(の送受回路37b)は、ワイヤレス内視鏡本体6の人体通信部31(の送受回路31b)に対して、応答するように無線通信を開始する。図4において、点線の矢印は、バッテリ7の人体通信部37(の送受回路37b)からワイヤレス内視鏡本体6の人体通信部31(の送受回路31b)に無線通信を行う様子を表す。
一方、ワイヤレス内視鏡本体6は、図3に示すように電池容量が低下したバッテリ7が取り外された状態であるために、無電源状態となっている。ワイヤレス内視鏡本体6は、無電源状態において、人体通信部37(の送受回路37b)による無線通信の際の高周波信号を人体通信部31(の送受回路31b)が受信することにより、人体通信部31を動作させるのに必要な電源を生成する。
そして、ステップS21に示すように人体通信部31が起動する。なお、人体通信部31は、微小電力で動作可能であるために、人体通信部37(の送受回路37b)が微小な高周波信号を発生した場合においても、図3に示すように術者Dの両手の距離(1m程度の距離)の範囲内の場合には、人体通信部31が起動する。
そして、次のステップS22において人体通信部31(の送受回路31b)による無線通信(無線応答)が開始する。正常な動作の場合には、人体通信部31(の送受回路31b)は点線の矢印で示すようにバッテリ7の人体通信部37(の送受回路37b)に応答信号を無線で返信する。その場合、人体通信部31(の送受回路31b)は、識別情報を付加して返信する。
ステップS4の次のステップS5において制御回路39は、ワイヤレス内視鏡本体6の人体通信部31(の送受回路31b)から無線応答が有りか否かの判定を(送受回路37bからの受信信号により)行う。なお、図4においてはワイヤレス内視鏡本体6の人体通信部31を内視鏡側人体通信部と略記している。
ステップS5において無線応答が無い判定結果の場合には、ステップS6において制御回路39は、通信開始からX秒(例えば30〜50秒)経過したか否かを判定する。X秒経過していない場合には、ステップS5の処理に戻る。ステップS6の判定処理において、X秒経過している場合には、人体通信部37(の送受回路37b)は無線通信する動作を終了する。この場合には、正常な動作から逸脱した動作となる。
一方、ステップS5において無線応答が有った判定結果の場合には、ステップS7において人体通信部37(の送受回路37b)と人体通信部31(の送受回路31b)間で無線通信が確立したリンク接続の状態となる。
次のステップS8において制御回路39は、送電回路38から無線による電力を給電(送電)する無線給電を開始させる。無線給電を開始すると、送電回路38は、アンテナ38aから無線給電するための高周波信号を放射(送信)し、ワイヤレス内視鏡本体6の受電回路32は、無線で受電(受信)する。
また、ステップS9に示すように制御回路39は、無線給電の開始から時間を計測(カウント)する動作を開始する。
無線給電が開始すると、ステップS23に示すようにワイヤレス内視鏡本体6の受電回路32は、無線給電を受電する。そして、ステップS24に示すようにワイヤレス内視鏡本体6(の受電回路32)は、正常な動作状態の場合、受信回路32が受電する動作とインジケータ17を動作させることが可能となる起動状態となる(図4では内視鏡起動と略記)。
ステップS9の処理後、受電回路32が起動する程度の時間後においてステップS10に示すように制御回路39は、容量検出回路39aにより検出した電池容量のデータを送電回路38に転送し、送電回路38は、電池容量のデータを無線給電する高周波信号を変調して送信する。
次のステップS11において制御回路39は、電池容量のデータを受信した際の応答確認の処理を行う。
ワイヤレス内視鏡本体6(の受電回路32)は、起動した後、ステップS25に示すように無線給電される際の電池容量のデータを受信し、復調した電池容量のデータを人体通信部31の制御回路31aに送る。
次のステップS26に示すように制御回路31aは、電池容量のデータを正常な受信ができたか否かの判定を行う。ステップS26において正常な受信ができなかった場合には、次のステップS27において制御回路31aは、再度電池容量のデータを送信する再送リクエスト(再送要求)を発行し、送受回路31bから再送リクエストを無線で送信する。再送リクエストを無線で送信する処理を行った後、ステップS25の処理に戻る。
再送リクエストの無線送信が行われると、その無線送信はバッテリ7の人体通信部37の送受回路37bにより受信される。受信された再送リクエストは、制御回路39に送られ、制御回路39は、送電回路38から電池容量のデータを無線で送電する動作を繰り返す。
ステップS26において電池容量のデータを正常に受信できた判定結果の場合にはステップS28において送受回路31bは、正常に受信できた結果を無線で通知する。この通知は、バッテリ7に対する電池容量のデータ受信の応答になる。そして、ステップS11においてバッテリ7の人体通信部37の送受回路37bは、送受回路31bからの応答を無線で受信し、制御回路39に送り、制御回路39は、応答を確認する。
ステップS11の応答確認の処理の後、ステップS12において制御回路39は、給電開始からX秒経過したか否かを判定し、X秒経過していない場合には、X秒経過するのを待つ。そして、X秒経過後、ステップS13において制御回路39は、送電回路38から無線給電する動作を停止(終了)させるように制御する。
また、次のステップS14において制御回路39は、人体通信部37による無線通信を終了させる。
一方、ステップS28の処理の後、次のステップS29において復調回路32eは、受信した電池容量のデータを復調し、さらにインジケータ17で表示するデータに変換してインジケータ17に出力する。
ステップS30に示すようにインジケータ17は、電池容量を表示する。術者Dは、インジケータ17において表示される表示内容から装着される前の手で把持されたバッテリ7の電池容量が十分に充電された状態であるか使用された後、充電されないで電池容量が不十分なバッテリであるか否かを確認できる。
ステップS30による電池容量の表示後、上記のステップS13のように無線給電が終了するため、インジケータ17は消灯する。このようにして、図4の処理は終了する。
また、図5は、バッテリ7がワイヤレス内視鏡本体6に装着された場合の動作を示す。バッテリ7がワイヤレス内視鏡本体6に装着されると、ステップS41に示すようにバッテリ7の電池35は、ワイヤレス内視鏡本体6の電源回路25に電力を供給し、電源回路25は、LED21等に電源を供給する状態となる。なお、制御回路39は、バッテリ7がワイヤレス内視鏡本体6に装着されたことを示すフラグ情報をメモリ40に書き込む。
次のステップS42に示すようにLED21は照明光を出射し体内を照明し、CCD23は体内を撮像した撮像信号を出力し、送信回路28は無線で撮像信号を変調して送信する。
また、ステップS43に示すように制御回路39は、容量検出回路39aにより検出した電池容量のデータを定期的に送信回路28に有線で送信する。
そして、送信回路28は、撮像信号を変調した高周波信号を無線で送信すると共に、電池容量のデータを重畳して、定期的に無線で送信する。
ビデオプロセッサ3は、受信回路42が撮像信号と電池容量のデータが重畳された高周波信号を受信し、画像処理回路43は、画像処理する。そして、ステップS44に示すようにモニタ4は、内視鏡画像を表示すると共に、電池容量を表示する。
ステップS45に示すように制御回路39は、容量検出回路39aにより検出した電池容量が閾値以下に低下したか否かをモニタする。そして、閾値以下に低下しない場合には、ステップS44の処理に戻る。
一方、閾値以下に低下した場合には、次のステップS46において、送信回路28から送信する電池容量のデータと共に、表示色を変更する信号(又はコマンド)を送信するように制御する。モニタ4には、電池容量が例えば赤色で表示される。この表示により術者Dは、バッテリ7を交換すべき時間が間近になることを確認することができる。そして、術者Dは、図4において説明したバッテリ7の交換を円滑に行うことができる。図46の処理後、図5の処理が終了する。
なお、図5の処理において、ステップS46の処理の後、以下の処理(ステップS47,S48)を行った後、図5の処理を終了するようにしても良い。
電池容量が閾値以下に低下したバッテリ7を交換するために、術者Dがワイヤレス内視鏡本体6に装着されたバッテリ7をワイヤレス内視鏡本体6から取り外す操作を行った場合、ステップS47として点線で示すように例えば制御回路31aが(電源線30aの電圧の低下を検出して)送信回路28から撮像信号を送信する場合の高周波信号に、静止画を一定時間表示する信号(静止画コマンド)を重畳して出力するようにしても良い。静止画コマンドは、数ビット程度の信号であり、電源回路25の駆動電圧が、取り外し時間から急激に低下して、送信回路28等を動作させることができなくなるまでの時間経過前に静止画コマンドを送信可能になる。
この場合には、ステップS48として点線で示すようにビデオプロセッサ3の受信回路42は、受信した静止画コマンドを含む信号を制御回路44にも送り、制御回路44は静止画コマンドが含まれると判定した場合には、画像処理回路43のフレームメモリに一時的に格納された画像信号を繰り返しモニタ4に表示するように制御し、モニタ4は、内視鏡画像の静止画を表示する。
なお、この場合、バッテリ交換中である旨の表示をモニタ4で行うようにしても良い。
このようにすると、バッテリ交換する場合、交換前の画像を静止画で表示することができ、バッテリ交換後には、静止画の後の新しい画像(動画)を続けて表示させることが円滑にできる。
このように動作する第1の実施形態のワイヤレス内視鏡2によれば、電池容量が低下して新しいバッテリ7をワイヤレス内視鏡本体6に装着しようとした場合、装着する前に、装着しようとして術者Dが把持したバッテリ7の電池容量を、術者Dが確認することができる。
従って、術者Dは、電池容量が十分にあるバッテリ7のみをワイヤレス内視鏡本体6に装着するバッテリ交換の作業を円滑に行うことができ、電池容量が低下したバッテリ7をワイヤレス内視鏡本体6に装着してしまうことを防止できるので、操作性を向上することができる。
また、本実施形態によれば、装着されたバッテリ7の電池容量が低下して交換すべき時間に近くなった場合、内視鏡画像を表示するモニタ4において、交換すべき旨を表示により告知するため、術者Dがバッテリ7の電池容量が低下したことを認識できない状態のまま、ワイヤレス内視鏡2の動作が突然停止してしまうような事態を未然に防止できる。
なお、上述した第1の実施形態のワイヤレス内視鏡2を図6に示す変形例の構成にしても良い。
第1の実施形態においては、人体通信部37,31による通信が確立した後に、送電回路38による無線給電の動作の際に、バッテリ7の電池容量をインジケータ17で表示することを可能にする構成にしている。
一方、以下に説明する変形例のように、第1の実施形態の機能の他に、バッテリ7が充電装置で充電された際の電池容量等のデータ(情報)をバッテリ7内のメモリ40に記憶(格納)し、人体通信部37,31による通信の際にインジケータ17で表示することができる機能を追加しても良い。図6の内視鏡システム1Bは、図2の内視鏡システム1における一部を変形した構成であり、以下においては異なる構成のみを説明する。
図2においてはワイヤレス内視鏡本体6内のインジケータ17は、受電回路32において無線給電によりコンデンサ32dに蓄積された電源で動作する構成にしているが、図6に示す構成においては電源回路25から供給された直流電力を、例えば電気二重層を利用したコンデンサ51で蓄積し、コンデンサ51は、バッテリ7が取り外された後においても例えば数分程度、インジケータ17による表示を行わせることができる電源(電力)をインジケータ17に供給することができるようにしている。
また、バッテリ7は、充電装置により充電された場合、制御回路39が充電済みであることや充電終了の際の電池容量のデータを充電データとしてメモリ40内の充電データ格納部40aに記憶(格納)すると共に、以前にワイヤレス内視鏡本体6に装着されて使用された場合の情報、具体的にはフラグ情報が記憶されている場合には、そのフラグ情報を消去するようにしても良い。
本変形例の場合の動作は、図4のフローチャートの一部を変形した図7に示すようになる。
バッテリ7は、図4におけるステップS1〜S4の処理を行う。また、ステップS4の人体通信部37が無線通信を開始した際に、制御回路39は、図7におけるステップS51においてメモリ40の充電データ格納部40aの充電データを読み出し、送受回路37bから送信するように制御する。
バッテリ7は、ステップS51の処理の後、図4に示すステップS5の処理を行う。
一方、ワイヤレス内視鏡本体6は、図4のステップS21,S22の処理を行った後、ステップS61において(バッテリ7のステップS51における人体通信部37による)充電データの無線送信を送受回路31bが受信し、受信したデータを制御回路31aに送る。制御回路31aは、送受回路31bが受信したデータにより充電データを正常に受信できたか否かを判定する。
正常に受信できたと判定した場合には、次のステップS62において制御回路31aは、受信した充電データ、つまり充電終了の際の電池容量のデータをインジケータ17に送り、インジケータ17で充電終了の際の電池容量のデータを表示する。
術者Dは、インジケータ17により表示された電池容量のデータから、通常は適正に充電された電池容量であることを把握できる。そして、ステップS62の処理の後、図4におけるステップS23の処理に移る。
また、ステップS61において充電データを正常に受信できない場合には、ステップS23の処理に移る。
図7の処理の場合には、充電データを受信できた場合、更に容量検出回路39aにより現在の電池35の容量を検出して、検出した電池容量のデータをインジケータ17で表示する処理を行うようにしているので、信頼性が高い状態で電池容量を確認できる。
これに対して、充電データを受信できた場合には、その充電データのみによる電池容量の確認で十分と考える術者Dにおいては、ステップS62の充電データの表示の処理により電池容量を把握した後、その術者Dは、バッテリ7をワイヤレス内視鏡本体6に装着するようにしても良い。
なお、ステップS62の充電データの表示と共に、充電データの確認で十分と考える(又は判断する)場合には、(充電データの表示により確認した)バッテリ7を、直ちにワイヤレス内視鏡本体6に装着しても良い旨の表示をインジケータ17で行うようにしても良い。
このようにすると、より短時間にバッテリ7の容量確認を伴うバッテリ交換の作業を行うことができる。
なお、図2,又は図6の構成においては、センサ37aが起動した場合、バッテリ7の人体通信部37(の送受回路37b)がワイヤレス内視鏡本体6の人体通信部31(の送受回路31b)と無線通信を行う構成で説明したが、送受回路31b,37bを設けないより簡略化した構成にして、センサ37aが起動した場合、送電回路38が無線給電(無線送電)する構成にしても良い。
この他に、例えばバッテリ7に、ワイヤレス内視鏡本体6と通信を開始させるためのスイッチ(又はボタン)を設け、装着しようとする際に、術者DがこのスイッチをONする操作が行うことにより、バッテリ7の人体通信部37(の送受回路37b)がワイヤレス内視鏡本体6(の送受回路31b)と無線通信を開始するようにしても良い。
なお、上述した人体通信部37,31は、人体を介して無線通信を行うものでも良いし、人体を介することなく、無線通信を行うものでも良い。
また、上述した変形例の場合を含む実施形態において、一部の構成の組み合わせを変形した実施形態も本発明に属する。
1…内視鏡システム、2…ワイヤレス内視鏡、3…ビデオプロセッサ、4…モニタ、6…ワイヤレス内視鏡本体、7…バッテリ、11…挿入部、12…操作部、17…装着用凹部、21…LED、23…CCD、25…電源回路、28…送信回路、30,366…接続端子、31…人体通信部、31a…制御回路、31b…送受回路、32…受電回路、17…インジケータ、35…電池、37…人体通信部、37a…センサ、37b…送受回路、38…送電回路、39…制御回路、39a…容量検出回路、40…メモリ、42…受信回路、43…画像処理回路、44…制御回路、

Claims (8)

  1. ワイヤレス内視鏡本体と、
    前記ワイヤレス内視鏡本体に着脱自在に装着される充電可能な電池を備えたバッテリと、
    前記バッテリに設けられ、前記ワイヤレス内視鏡本体に装着された際に、前記電池の電源を供給するための第1の接続端子部と、
    前記バッテリに設けられ、前記電池の容量を検出する容量検出部と、
    前記バッテリに設けられ、前記バッテリが把持された操作を検出するセンサと、
    前記バッテリに設けられ、前記センサの検出信号に基づいて、電力と共に、前記容量の情報を無線送電する無線送電部と、
    前記ワイヤレス内視鏡本体に設けられ、前記バッテリが装着された際に、前記第1の接続端子部と接続して前記電源の供給を受けるための第2の接続端子部と、
    前記ワイヤレス内視鏡本体に設けられ、前記無線送電部からの前記電力及び前記容量の情報を受信する受電部と、
    前記ワイヤレス内視鏡本体に設けられ、前記無線送電部から送電された前記電力を受けて動作し、前記電池の容量を告知する告知部と、
    を有することを特徴とするワイヤレス内視鏡。
  2. 更に、前記バッテリに設けられ、前記センサの検出信号に基づいて無線通信を行う第1の通信部と、
    前記ワイヤレス内視鏡本体に設けられ、前記第1の通信部と無線通信を行う第2の通信部とを備え、
    前記第1の通信部と前記第2の通信部とが無線通信する状態になった場合に、
    前記バッテリは、前記無線送電部から、前記ワイヤレス内視鏡本体の前記無線受電部に前記電力及び前記容量の情報を無線送電し、
    前記ワイヤレス内視鏡本体は、無線送電された前記電力及び前記容量の情報を受けて前記告知部が前記電池の容量を告知することを特徴とする請求項1に記載のワイヤレス内視鏡。
  3. 前記センサは、前記バッテリが把持された場合におけるバッテリの動きを検出する動き検出センサ又は把持したユーザが発する赤外線を検出する赤外線センサにより構成されることを特徴とする請求項1に記載のワイヤレス内視鏡。
  4. 前記ワイヤレス内視鏡本体は、更に、体内に挿入される挿入部と、前記挿入部の先端部から出射する照明光を発生する光源部と、前記挿入部の先端部に設けられた対物光学系を介して撮像する撮像素子と、前記撮像素子に対して駆動信号を印加する駆動部と、前記撮像素子により撮像された撮像信号を無線で送信する送信部と、前記電池から供給される電源に基づいて前記光源部、前記撮像素子、前記駆動部、前記送信部を動作させる電源を供給する電源回路とを備えることを特徴とする請求項1に記載のワイヤレス内視鏡。
  5. 更に、前記バッテリが前記ワイヤレス内視鏡本体に装着された状態においては、前記無線送電部の動作を停止し、前記容量検出部により検出した前記電池の容量の情報を前記送信部に有線で送り、前記送信部から前記撮像信号と共に、前記電池の容量の情報を、無線で送信させる制御を行う制御部を、備えることを特徴とする請求項4に記載のワイヤレス内視鏡。
  6. 前記バッテリは、前記電池を充電する充電装置に接続して前記電池の充電動作が完了した場合には、充電動作が完了した際の前記電池の容量のデータを充電データとして記憶する充電データ記憶部を備えることを特徴とする請求項2に記載のワイヤレス内視鏡。
  7. 前記第1の通信部は、前記センサの検出信号に基づいて無線通信を開始した場合、前記充電データ記憶部に記憶された前記充電データを無線送信することを特徴とする請求項6に記載のワイヤレス内視鏡。
  8. 前記ワイヤレス内視鏡本体は、バッテリが取り外された場合、数分間程度の時間、前記告知部の告知を動作させる電力を蓄積するコンデンサを有し、
    前記第2の通信部により受信した前記第1の通信部から無線送信された前記充電データを前記第2の通信部により受信し、前記告知部により前記充電動作が完了した際の前記電池の容量を告知するように制御する制御部を備えることを特徴とする請求項7に記載のワイヤレス内視鏡。

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