JP2007330248A - ゴキブリの駆除方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】既設の家屋において、薬剤を使用せずにゴキブリを恒久的に駆除する。
【解決手段】既設の家屋の内部に通じるゴキブリの侵入経路を遮断する。侵入経路が、基礎パッキン工法によって基礎2と土台6との間の複数箇所に形成される床下換気用の換気口1であり、換気口1の上側に、張り出し端13に、内向きに折り曲げ形成された断面コ字状の折り返し部15が形成された庇材12が、外側壁5から張り出し形成されており、換気口1の下側に段部16が形成されている場合には、弾性を有する最大開口径が3mm以下の網材3を使用し、その網材3の幅寸法を、折り返し部15と段部16との間の距離Dよりも大きくして、網材3を折り返し部15と段部16との間に撓ませた状態で設置する。
【選択図】図3

Description

本発明は、既設の家屋を対象としたゴキブリの駆除方法に関する。
害虫の中でも特に人に忌み嫌われるゴキブリは、雑食性で繁殖力も強く、暖かく湿ったところを好む。雑菌を運んで、疾病を媒介する可能性があるうえ、台所などの食材がある場所に出現することが多く、安全衛生の面でもその駆除は重要である。
ゴキブリを駆除するために、屋内に生息するゴキブリを粘着テープなどを用いて捕獲したり、殺虫剤を用いて殺したりすることは、広く一般に行われている。その他にも、ゴキブリの忌避薬剤入りのマイクロカプセルを含むシート材を、建築物の床や壁の下地板と仕上げ材との間に設置する方法や(特許文献1)、ゴキブリの忌避薬剤を混入したテープ等を床面や壁面の繋ぎ目に貼り付ける方法が開示されている(特許文献2)。
特開平8−27914号公報 特開平8−205751号公報
しかしながら特許文献1や特許文献2のように、忌避剤や殺虫剤等の薬剤を住居に継続的に使用することは、住人にアレルギー性の障害を招くおそれがあり、好ましくない。薬剤の使用は時間の経過とともに薬効が減少して再施工が必要となる不利もある。
本発明者は、10年以上前からゴキブリ専門の駆除業を営んでおり、これまでに多数の駆除実績を得てきている。その長年の経験によると、ゴキブリは一度に数十個の卵を産卵し1月程度で孵化するので、繁殖し易い飲食店などでは屋内に生息するゴキブリを直接捕獲や殺虫して駆除するのが効果的である。しかし、通常の家屋では、屋内で繁殖するものよりも屋外から侵入するものが多く、実は、屋内へのゴキブリの侵入を阻止するのがゴキブリの駆除に最も効果的であることがわかってきた。
一方、最近では、家屋の基礎と土台の間に複数のパッキンを設置して、家屋の全周囲にわたって多数の間隙を形成し、そこから床下換気を行う、いわゆる基礎パッキン工法による家屋が増加している。かかる工法による家屋では、換気機能は向上するものの、従来にもましてゴキブリが侵入し易い。その間隙も広範囲に存在して対処し難く、かかる工法による家屋のゴキブリ駆除を効率よく行える方法が要望されていた。
すなわち、本発明の目的は、薬剤を使用せずに、既設の家屋のゴキブリを効果的に駆除できる方法を提供することにある。本発明の目的は、一度の施工だけで、既設の家屋内にゴキブリが侵入するのを恒久的に防止できる方法を提供することにある。本発明の目的は、施工の手間を省いて簡単な作業で行えるゴキブリ駆除方法を提供することにある。
本発明のゴキブリ駆除方法は、既設の家屋の内部に通じるゴキブリの侵入経路を遮断するゴキブリの駆除方法であり、侵入経路における最大の隙間寸法を3mm以下にすることを特徴とする。
具体的には、侵入経路が、床下換気を行うために家屋の外側壁5に形成される換気口1であって、その換気口1を、最大開口径Lが3mm以下の網材3で覆うことにより遮断する。
換気口1が、基礎パッキン工法によって基礎2と土台6との間の複数箇所に形成される横長の間隙からなり、換気口1の上側に、張り出し端13に内向きに折り曲げ形成された断面コ字状の折り返し部15が形成された庇材12が外側壁5から張り出し形成されており、換気口1の下側に段部16が形成されている場合には、弾性を有する網材3を使用し、その網材3の幅寸法を、折り返し部15と段部16との間の距離Dよりも大きくして、網材3を折り返し部15と段部16との間に撓ませた状態で設置する。
ゴキブリの侵入経路における最大の隙間寸法が、3mm以下になるようにしておくと、ゴキブリがその侵入経路から屋内に侵入するのを効果的に防止できる。薬剤も不要であり、一度の施工で長期にわたってゴキブリを駆除することができる。密封できればそれにこしたことはないが、換気口1等は密封できないため、通気性を確保するとともに、成体のゴキブリから幼体のゴキブリに至るまで確実に侵入を防ぐことができる。
とくに、床下換気を行うために家屋の外側壁5に形成される換気口1を最大開口径Lが3mm以下の網材3で覆うのが、最も効果的である。網材3であれば目開きが安定しているため、最大開口径Lが3mmとなるように確実かつ簡単に設定でき、入手も容易で簡単に施工できる。
基礎パッキン工法で建築された家屋の場合、弾性を有する網材3を使用し、その網材3の幅寸法を、図4に示すように、段部16と折り返し部15との間の距離Dよりも大きくして、網材3を段部16と折り返し部15との間に撓ませた状態で設置すると、家屋の全周囲にわたって多数形成されている換気口1を、労することなく短時間で確実に遮断することができる。
図1ないし図4に、木造家屋に本発明のゴキブリ駆除方法を適用した実施例を示す。住居用の木造家屋における主要なゴキブリの侵入経路としては、排水溝と床下の換気口1を挙げることができる。排水溝は、通常水封されているためそこからゴキブリが侵入することはないが、施工の不備などから、配管の接続部に隙間が形成されていることがあり、その場合は、粘土状の不乾性パテを用いて隙間を密封して侵入を防止すればよい。対して、床下の換気口1は、全ての家屋に設置される建築上必須の構造で、密封することはできない。地面近くに設置されているため、地面を這って家屋に近づくゴキブリが最初に接し易く、ゴキブリの侵入確率の最も高い箇所となっている。
床下の換気口1は、従来工法では、図1に示すように、基礎2の一部に窓状の開口を設けて換気口1としている。したがって、かかる換気口1では、開口の形状に合わせて、金網などの網材3を切り取って嵌め込み、接着等して固定する。このとき、網材3は、網目の最大開口径(最大の隙間寸法)Lが3mm以下のものを使用する。3mm以下であれば、ゴキブリの侵入を効果的に防止できるが、開口径が小さ過ぎると、通気性が悪くなり、目詰まりを生じるおそれがあるため、最大開口径が2mm〜3mmの範囲の網材3を使用するのが好ましい。
一方、最近では、基礎パッキン工法による木造家屋が増加している。図2に示すように、基礎パッキン工法では、家屋の外側壁5を構成する基礎2と土台6との間に、所定間隔おきに複数のパッキン8が設置されており、これらパッキン8の間に横長の間隙が形成されて、複数の換気口1を形成している。
詳しく説明すると、基礎2は、地面上に固定されたコンクリート構築物である。型枠を地面に組んで、そこに鉄筋や、土台固定用のアンカーボルトを所定位置に配置した後、コンクリートを流し込んで形成したものである。基礎2の立ち上がり幅は、建築基準などがら12cm以上、とくには15cmに設定されていることが多い。土台6は、例えば縦横が10cmの木製角材からなり、基礎2の上に横架されている。その土台6の上に一群の柱9を立設し、これら柱9の上に梁を載せる工程を経て木造家屋が建築される。パッキン8には、様々なタイプがあるが、一般には、硬質のプラスチック樹脂や金属などで作られていて、例えば長さ20cm、幅10cm、厚み2cm程度の寸法からなる平面視で長方形や正方形をしており、アンカーボルト用の貫通孔を備えている。
これらパッキン8は、基礎2の上壁面に突き出たアンカーボルトに挿通した状態で、数10cm程度の間隔を空けた所定位置に載置されており、その上に横架された土台6がアンカーボルトに締結されることによって、基礎2と土台6とがパッキン8を介して一体に固定されている。したがって、基礎2と土台6との間には、図2に示すように、隣接するパッキン8間に横長の間隙が家屋の外側壁5の全周にわたって形成されており、これらが床下換気用の換気口1となっている。
ところで、かかる工法の床下換気構造においては、一般に次のような構成が採られている。すなわち、土台6の上に立設された一群の柱9の外側には、外装材10が取り付けられていて、外側壁5を構成している。外装材10の下端部には、水切り用の庇材12が設置されている。庇材12は、図3及び図4に示すように、長尺の金属板製のプレス加工品からなり、換気口1の上側に位置して、換気口1を覆い隠すように、外側壁5から外方に向かって下向き傾斜状に張り出し形成されている。外側壁5から外方に張り出した庇材12の張り出し端13は、内向きに折り曲げ形成されていて、断面コ字状の折り返し部15が形成されている。一方、換気口1及びパッキン8の下側の、基礎2の上壁面には、基礎2とパッキン8との幅の違いなどによって、外方に一段突出した段部16が、外側壁5の左右端間にわたって形成されている。なお、換気口1には、防鼠構造が設置されていることも多いが、対象が違い過ぎてゴキブリには用をなしていない。
かかる床下換気構造を有する木造家屋にあっては、従来にもまして、ゴキブリの侵入経路になり易い。つまり、家屋の外側壁5の全周囲にわたって、断続的に換気口1が形成されているうえ、庇材12が、ゴキブリが外側壁5をつたってよじ登るのを阻止し、結果として換気口1にゴキブリを導くからである。したがって、かかる箇所からのゴキブリの侵入を防止するのが最も効果的である。
ところが、従来の窓状の床下換気口1とは異なり、換気口1が家屋の全周にわたって形成されているため、個々の換気口1を個別に遮断していたのでは、作業負担が大きく、施工に時間を要するし、誤って隙間も生じ易い。そこで、この場合は次のように施工する。
網材3に、例えばプラスチック製ネットや、線形の細い金網などの、弾性を有し、最大開口径が3mm以下の網材3を使用する。網材3は帯状に加工して、その幅寸法は、図4に示すように、庇材12の折り返し部15の最外端と、外側壁5側の段部16の最内端との間の距離Dよりも大きくする。そして、網材3を折り返し部15と段部16との間に嵌め込み、折り返し部15の下端部に形成される隅部と、段部16の奥隅部とに網材3の両側端を突き当てて、庇材12の内側に凹み撓ませた状態で設置する。このとき、網材3の凹んだ中央部分が、庇材12の内壁面18に押し付けられて圧着するようにする。そうすることで、弾性変形した網材3がアーチ状に3点支持されるため、嵌め込むだけで安定かつ確実に固定することができる。網材3は、複数用いて、隣接する網材3の長さ方向の端部が一部重なるように繰り返し嵌め込んでいき、外側壁5の両端間にわたって設置する。帯状のロール形状に加工した網材を用いて、外側壁5の両端間にわたって一体に設置してもよい。
かかる方法によれば、床下の換気口1が家屋の外側壁5の全周にわたって形成されていても、個々の外側壁5ごとに、網材3を嵌め込むだけでよく、極めて簡単かつ短時間で施工できる。床下の換気口1に限らず、密封できないその他の換気口や通風口、あるいは密封困難な箇所にも適用できる。
従来工法で建築された木造家屋の床下の換気口1の正面図である。 基礎パッキン工法で建築された木造家屋の断側面図である。 換気口1周辺の斜視図である。 換気口1周辺の断面図である。
符号の説明
1 換気口
2 基礎
3 網材
5 外側壁
6 土台
8 パッキン
12 庇材
13 張り出し端
15 折り返し部
16 段部

Claims (3)

  1. 既設の家屋の内部に通じるゴキブリの侵入経路を遮断するゴキブリの駆除方法であって、
    侵入経路における最大の隙間寸法を3mm以下にすることを特徴とするゴキブリの駆除方法。
  2. 侵入経路が、床下換気を行うために家屋の外側壁(5)に形成される換気口(1)であって、
    その換気口(1)を、最大開口径(L)が3mm以下の網材(3)で覆うことにより遮断する請求項1記載のゴキブリの駆除方法。
  3. 換気口(1)が、基礎パッキン工法によって基礎(2)と土台(6)との間の複数箇所に形成される横長の間隙からなり、
    換気口(1)の上側には、張り出し端(13)に、内向きに折り曲げ形成された断面コ字状の折り返し部(15)が形成された庇材(12)が、外側壁(5)から張り出し形成されており、
    換気口(1)の下側には、段部(16)が形成されており、
    弾性を有する網材(3)を使用し、その網材(3)の幅寸法を、折り返し部(15)と段部(16)との間の距離(D)よりも大きくして、網材(3)を折り返し部(15)と段部(16)との間に撓ませた状態で設置する請求項2記載のゴキブリの駆除方法。
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