JP5652772B1 - 建築物の防蟻方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】シロアリ駆除率が極めて高く、かつ、人体に対する安全性にも配慮した建築物の防蟻方法を提供する。【解決手段】本発明の方法では、ベイト剤を含有した第1餌木を建築物の周囲又は床下に位置する土壌面に第1間隔をおきながら複数設置し(第1設置ステップS1)、第1餌木同士が離間した第1間隔において蟻道形成を阻止するよう、前記建築物の基礎、束石、床束、土台、大引、柱、土間コンクリート、床コンクリート、根太、及び外壁部材を含んだ構造部材の少なくとも一つに忌避剤を塗布する(塗布ステップS2)。忌避剤は硫黄粉体である。好ましくは、この構造部材の少なくとも一つの部材自体に第2間隔を置きながら穿孔し、複数の開口穴を形成し(穿孔ステップS3)、ベイト剤を含有しかつこの開口穴に適合可能な棒状体を成す第2餌木を各開口内に設置する(第2設置ステップS4)。【選択図】図2

Description

本発明は、シロアリから建築物を守るための建築物の防蟻方法に関し、より具体的には、シロアリを建築物本体に寄せ付けずに、建築物周辺にベイト剤含有餌木を配置してシロアリを誘引し、該餌木を食べさせてシロアリを駆除する建築物の防蟻方法に関する。
(従来の薬剤散布方法の概要及びその問題点)
家屋等の建築物をシロアリから守るために従来から一般に用いられているシロアリ駆除方法として、薬剤散布方法が知られている。そして、シロアリ駆除用の散布薬剤として、古い順に、亜ヒ酸、クロルデン等の有機塩素系化合物、有機リン系化合物が使用されてきた。このうち、有機塩素系化合物は、環境汚染や生態系への影響、さらにはシックハウス症候群等の居住空間への弊害があることが明らかになり、使用中止になっている。
最近の主流はピレスロイド系化合物やネオニコチノイド系化合物を含有した薬剤である。しかしながら、これら主流の薬剤は何れも、人や動物の神経に影響を及ぼすものであり、注意欠陥多動性障害(ADHD)や自閉症の原因になることが分かってきている。なお、現在は、以上の弊害を極力減らし生態系への安全性を保つために揮発性を少なくした水性の製剤が使用されている。
ところで、シロアリは土中深く又は木材の中に生息しているが、現在の水性薬剤は上述のとおりその揮発性が抑えられているため、この薬剤にシロアリを直接触れさせなければシロアリを駆除することが出来ない。従って、従来のシロアリ駆除では、土壌表面等に対し、多量(例えば、1m当たり3L以上)の薬剤が散布されるのが通常であり、駆除の為に非常にコストや時間が掛っていた。特に、建築物が工場等の特殊大型建築物である場合には、工場床下や工場周囲の敷地は広大であるため薬剤散布量は膨大になる。
さらに、建築物(特に床下)は、複雑な構造で作られており、人の手が入りにくい場所であるため、その周辺に生息するシロアリの全てに水性薬剤を確実に接触させることは不可能である。また、薬剤効果もさほど長く残留しない。
このように、薬剤散布による従来のシロアリ駆除方法では、建築物周辺に生息するシロアリを完全かつ確実に駆除できないだけでなく、居住者への安全性も充分に担保できるものでもなかった。
(従来のベイト工法の概要)
一方、薬剤を散布しない駆除方法として、脱皮成長抑制剤(ベイト剤)を利用し、これをシロアリにその巣まで持ち帰らせることにより、巣に生息するシロアリをまとめて根絶できるベイト工法も知られている(特許文献1〜3)。本願の発明者も、餌木本体にロール状シートからなるベイト剤を装填したシロアリ駆除用餌木ブロックを既に提案している(特許文献4)。
(従来のベイト工法の問題点)
しかしながら、既提案の餌木ブロックは、他の木材等の無い庭などの土表面に配置する場合にはその効果を発揮し易いが、建築物周辺又は床下等の建築物内においては、以下の理由から、既提案の餌木ブロックを単に配置しただけではその効果が限定的であった。
具体的には、建築物は、餌木ブロックと同様にシロアリが好む木材から主として構成されているため、シロアリが餌木ブロックに誘引されずに、直接、建築物を構成する木材(例えば、床束、大引、土台)に誘引されてしまうことが多かった。つまり、餌木ブロックを配置しても、シロアリの蟻道が、その巣から、餌木ブロックへ向かうこと無く、建築物へ延びてしまい、餌木ブロックを有効利用できない場合が生じていた。
特表2000−503844号公報 特表2007−523172号公報 特開2002−315493号公報 登実3143826号公報
本発明は、このような従来のシロアリ駆除方法の問題点に鑑みて提案されたものであり、シロアリ駆除率が極めて高く、かつ、人体に対する安全性にも配慮した建築物の防蟻方法を提供することを目的とする。
また、本発明のもう一つの目的は、工場等の特殊大型建築物へも対応可能な建築物の防蟻方法を提供することである。
さらに、本発明のもう一つの目的は、施工開始から防蟻効果を長時間維持できる建築物の防蟻方法を提供することである。
本発明者は、シロアリの習性や行動を長年、鋭意検討した末、建築物への蟻道形成を阻害可能な忌避剤を見出し、この忌避剤と、シロアリ誘引用餌(既提案の餌木ブロック)とを建築物内で上手く組み合わせて利用すれば、上記課題が解決されることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明では、例えば、次の構成・特徴を採用する。
(態様1)
ベイト剤を含有した第1餌木を建築物の周囲又は床下に位置する土壌面又は土壌中に第1間隔をおきながら複数設置する第1設置ステップと、
第1餌木同士が離間した第1間隔において蟻道形成を阻止するよう、前記建築物の基礎、束石、床束、土台、大引、柱、土間コンクリート、床コンクリート、根太、及び外壁部材を含んだ構造部材の少なくとも一つに忌避剤を塗布する塗布ステップと、
を含み、かつ、
前記忌避剤が硫黄粉体であり、
前記構造部材の少なくとも一つの部材自体に第2間隔又は第3間隔を置きながら穿孔し、複数の開口穴を形成する穿孔ステップと、
前記構造部材への蟻道形成を阻止するよう、ベイト剤を含有しかつ前記開口穴に適合可能な棒状体を成す第2餌木を各開口内に設置する第2設置ステップと、
をさらに含むことを特徴とする建築物の防蟻方法。
(態様2)
前記穿孔ステップでは、第1餌木と第2餌木とが互い違いに配置され若しくは第2間隔又は第3間隔が第1間隔より小さくなるように、前記開口穴を形成することを特徴とする態様に記載の建築物の防蟻方法。
(態様3)
前記穿孔ステップでは、前記開口穴を設ける前記構造部材として前記基礎及び前記土台の少なくとも一方を選択し、かつ、前記開口穴として、床下空間に面した前記構造部材の一方の表面から、他の床下空間、外部空間又は地中に面した他の表面まで貫通させた貫通孔を設けることを特徴とする態様又は態様に記載の建築物の防蟻方法。
(態様4)
前記開口穴の少なくとも一つに開閉可能な点検蓋をさらに設ける蓋設置ステップをさらに含むことを特徴とする態様1〜3のいずれかに記載の建築物の防蟻方法。
(態様5)
前記構造部材に蟻道形成又はシロアリ被害が確認或いは予測された場合に、前記構造部材上の確認或いは予測された箇所及びその周辺に、ベイト剤を含有した第3餌木を設置する第3設置ステップをさらに含むことを特徴とする態様1〜のいずれかに記載の建築物の防蟻方法。
(態様6)
ベイト剤を含有した第1餌木を建築物の周囲又は床下に位置する土壌面又は土壌中に第1間隔をおきながら複数設置する第1設置ステップと、
第1餌木同士が離間した第1間隔において蟻道形成を阻止するよう、前記建築物の基礎、束石、床束、土台、大引、柱、土間コンクリート、床コンクリート、根太、及び外壁部材を含んだ構造部材の少なくとも一つに忌避剤を塗布する塗布ステップと、
を含み、かつ、
前記忌避剤が硫黄粉体であり、
前記構造部材に蟻道形成又はシロアリ被害が確認或いは予測された場合に、前記構造部材上の確認或いは予測された箇所及びその周辺に、ベイト剤を含有した第3餌木を設置する第3設置ステップをさらに含むことを特徴とする建築物の防蟻方法。
(態様7)
第1設置ステップでは、第1間隔が、駆除対象のシロアリの種別に応じて、0.5〜5mの範囲から選択されることを特徴とする態様1〜6のいずれかに記載の建築物の防蟻方法。
(態様8)
第1配置ステップでは、第1餌木の一部を、基礎又は束石に隣接した土壌面に設置することを特徴とする態様1〜7のいずれかに記載の建築物の防蟻方法。
(態様9)
第1餌木として、直方体、又は底面に錐体が設けられた柱状体を成す木材を使用し、
第2餌木として、円形断面を有した棒状体を成す木材を使用することを特徴とする態様1〜5,7,8のいずれかに記載の建築物の防蟻方法。
(態様10)
第3餌木として、矩形断面を有した棒状体を成す木材を使用することを特徴とする態様5〜9のいずれかに記載の建築物の防蟻方法。
本発明によれば、ベイト剤入りの餌木ブロックを土壌面に所定間隔を置きながら複数個設置されるとともに、忌避剤として機能する硫黄粉体が、土壌面に近い建築物の構造部材に塗布されるため、シロアリが確実にいずれかの餌木ブロックに誘引されることになり、極めて高いシロアリ駆除率が達成される。また、ベイト剤及び硫黄粉体は、人体に対する影響は殆どないため、人体及び生態系への安全性を担保することができる。さらに、ベイト剤や硫黄粉体は分解しにくい材料であるため、一旦、本発明の方法を施工すれば、施工開始から防蟻効果を長時間維持することができる。つまり、本発明の方法に対して、長期の予防期間を保証することができる。
本発明の方法で利用する第1・第2・第3餌木を説明した図である。 本発明の各施工ステップを説明したフローチャートである。 建築物床下周辺の構造物や土壌について説明した斜視図及び断面図である。 建築物床下周辺の構造物や土壌について説明した平面図である。 実験的に施工した実施例を示した画像である。 実験的に施工した実施例を示した画像である。
以下、本発明を図面に示す実施の形態に基づき説明するが、本発明は、下記の具体的な
実施形態に何等限定されるものではない。
図1〜図6は、本発明の建築物の防蟻方法について説明した図である。先ず、図1を参照しながら、本発明の方法においてシロアリ誘引剤として利用する第1・第2・第3餌木10,20,30について説明する。
(第1餌木(餌木ブロック)の概要)
第1餌木10の構造についてより詳細に説明する。図1(A)に示すように、第1餌木10は、六面からなる立方体(好ましくは、直方体(ブロック形状))をなす餌木本体11と、蓋部材12と、を備える。本実施例の餌木本体11の材料は木材であるが、シロアリが食する材料であればこれに限定されない。また、本実施例の蓋部材12の材料も同様に木材であるが、餌木本体11の後述する空洞部に蓋をする機能を有すれば必ずしも木材に限定されない。
なお、本実施例の第1餌木10は直方体を成すが、その形状はこれに限定されず、例えば、本発明者が既に考案・開示した「底面に錐体が設けられた柱状体」を用いても良い(特許文献4の実施例2を参照)。該柱状体を第1餌木10として採用した場合には、該柱状体の錐体を地中に向け、この錐体が設けられていない他端側からハンマー等で短叩すれば、比較的固い土壌においても第1餌木10を容易に地中に埋設或いは配置することができるようになる。
(第1餌木(餌木ブロック)の構造)
図1(B)は、図1(A)の第1餌木10を同図のB−B’に沿って破断した断面図であり、餌木ブロック10の餌木本体11は、立方体六面のうちの一面11cの中央において開口した空洞部14が設けられている。空洞部14は、例えば、ドリル等を利用した穴加工で形成可能である。この空洞部14は円筒形をなす中空穴であり、上述の通り面11cの中央に開口部14aを有するが、面11cと対向する面11dまで貫通しておらず餌木本体11内部に底部14bを有する。この空洞部14の底部14bに、殺蟻成分を含有したシートをロール状に巻いたベイト剤13が載置され、この空洞部14の開口部14aに上述の蓋部材12が、その一面が餌木本体11の面11cと面一となるまで押し込まれる。これにより、ベイト剤13は蓋部材12により餌木本体11に内封され、蓋部材12が餌木本体11に堅持される。また、必要に応じて、木工用ボンド等の接着剤を用いて蓋部材12を餌木本体11に接着させてもよい。
(第2・第3餌木(追加棒状体)の構造)
また、第2・第3餌木20,30も、第1餌木10と同様に、餌木本体21,31と、蓋部材22,32と、ベイト剤23,33と、を備える(図1(C)〜(F))。ここで、図1(D)は、図1(C)の第2餌木20を同図のD−D’に沿って破断した断面図であり、一方、図1(F)は、図1(E)の第3餌木30を同図のF−F’に沿って破断した断面図である。第2餌木20の構成部材21,22,23や第3餌木30の構成部材31,32,33が果たす各機能は、上述の第1餌木10の構成部材11,12,13が果たす各機能と同様であるので、ここでの説明は省略する。しかしながら、第2・第3餌木20,30が、ブロック状の第1餌木10と異なり、棒状(スティック状)を成すことが好ましい点に留意されたい。ここで、後述するステップS4にて開口穴5に挿入される第2餌木20は円柱状を成すことがさらに好ましく(図1(C)及び(D)を参照)、一方、後述するステップS6に使用される第3餌木30は角柱状に形成されることがさらに好ましい(図1(E)及び(F)を参照)。
棒状体を成す第2・第3餌木20,30の場合、第1餌木10の空洞部14と同様に、餌木本体21,31を垂直に立設させた状態に維持しながら両端の内のいずれか一端の端面にドリル加工することで空洞部を形成してもよい。しかしながら、より高い加工精度が要求されるとともに、上記棒状体に適合した細長い形状のベイト剤23,33を差し込んでいくのは容易ではない等のデメリットがある。
このようなデメリットを解消する対策の一つとして、餌木本体21,31を水平に置いた状態で固定しつつ外周面或いは側面から軸方向に延びるように溝を加工し、この溝を第2・第3餌木20,30の空洞部24,34としてもよい。蓋部材22,32も、空洞部24,34としての溝及びこれに対応したベイト剤23,33の全体を覆い隠すよう軸方向に延びたものをあてがうのが好ましい。
(ベイト剤の概要)
次に、ベイト剤13,23,33について詳述する。ベイト剤13,23,33は紙(シート)状のセルロースに殺蟻成分を含浸させたものである。殺蟻成分は、遅効性で非忌避性(忌避性の無い特性)を発揮するものが好ましい。ここで、遅効性とは、薬剤の効果が比較的遅く(一定の時間が経過してから)発揮する性質を意味し、非忌避性とは、シロアリの習性には近くで仲間が死んだりするとその原因となる危険を回避する警戒能力(忌避性)があり、このシロアリの忌避性を薬剤が生じさせないことを意味する。
(ベイト剤の例示)
ベイト剤13,23,33の殺蟻成分の具体例として、昆虫成長抑制剤を使用することが好ましい。昆虫成長抑制剤すなわちIGR剤(Insect growth regulators)は、脱皮阻害剤とも呼ばれ、昆虫が発育していく過程における昆虫特有の生理(脱皮、蛹化、羽化、産卵等)を阻害する事により殺虫効果を発現する薬剤の総称である。このIGR剤のうち、キチン生合成を阻害する薬剤(例えば、ベンゾイルウレア系化合物)が好ましい。
(ベイト剤の効果)
この脱皮阻害剤を含有したベイト剤13,23,33の効果を説明する。シロアリには体の表面を清潔に保つ習性があり、仲間同士でお互いを舐め合い身繕いを行う行動(グルーミング行動)がある。本発明のベイト剤13,23,33は、脱皮の時期がきて脱皮抑制効果(遅効性)を発揮するため、餌場にきたシロアリに忌避行動をとらせることはない。従って、シロアリのグルーミング行動により薬剤の脱皮抑制効果が巣の中の他のシロアリにも伝播され、巣を完全に根絶することができる。
(防蟻方法のフロー)
本発明の方法は、図2に示すように、少なくとも以下のステップを含む。
(第1餌木(ブロック)の配置 S1)
先ず、図3や図4に示すように、ベイト剤13を含有した第1餌木10を建築物の周囲又は床下に位置する土壌面1a又は土壌1中に第1間隔P1をおきながら複数設置する(第1設置ステップ S1)。
(ブロックの配置間隔P1の範囲)
なお、第1設置ステップS1では、第1間隔P1が、駆除対象のシロアリの種別に応じて、0.5〜5mの範囲から選択されることが好ましい。例えば、ヤマトシロアリを駆除する場合は、その巣や蟻道から離れて活動する範囲が狭いため、第1間隔P1を2m以下(より好ましくは、P1=0.5m〜2m)として第1餌木10を配置していくのが良い。一方、イエシロアリを駆除する場合は、その巣や蟻道から離れて活動する範囲が広いため、第1間隔P1が0.5m〜5mの範囲内であれば良いが、コスト面を考えると、P1=2m〜5mの範囲で選択するのが良い。
(忌避剤の塗布 S2)。
次に、第1餌木10,10同士が離間した第1間隔P1において蟻道3の形成を阻止するよう、図3や図4に示すように、建築物(図示せず)の基礎C1、束石C2、床束C3、土台C4、大引C5、柱C6、土間コンクリートC7、実施例で後述する床コンクリートC8、根太C9、及び外壁部材C10を含んだ構造部材の少なくとも一つに忌避剤4を塗布する(塗布ステップ S2)。この塗布ステップS2を実行することより、第1間隔P1おきに配置されたいずれかの第1餌木10に直にシロアリが誘引されず、第1餌木10、10の間をすり抜けて土壌1中の巣から建築物床下のいずれかの木製部材を目指して進もうとしても、その途中には、第1餌木10が配置されていない床下構造物の表面には忌避剤4が塗布されているため、シロアリが土壌面1aから忌避剤4を塗布した面を這い上がって行く恐れは殆どない。従って、同じ木製部材の第1餌木10に、飢えたシロアリが確実に誘引されていくことになる。
以上の本発明の効果を確実ならしめるために、第1配置ステップS1において、第1餌木10の一部を、基礎C1(さらに好ましくは、図4に示すような基礎C1の隅部(コーナー部))又は束石C2に隣接した土壌面1aに設置(若しくは、餌木10の一部又は全部を土壌1中に埋設)することが好ましい。シロアリが床下の土壌面1aから建築物へ這い上がる可能性の高い主要な経路として、基礎及C1及び束石C2が考えられるからである。
(忌避剤の原材料)。
上述の塗布ステップS2では、忌避剤4が硫黄粉体であることを特徴とすることに留意されたい。なお、硫黄粉体は、ベイト剤13と同様に、人体に対する影響は殆どないため、人体及び生態系への安全性を担保することができる。さらに、硫黄粉体は、ベイト剤13と同様に、分解しにくい材料であるため、一旦、本発明を施工すれば、施工開始から防蟻効果を長時間維持することができる。つまり、本発明の方法に対して、長期の予防期間を保証することができる。
(建築物構造部材への穿孔及び第2餌木(スティック)の挿入 S3及びS4)
さらに、建築物の構造部材C1〜C10の少なくとも一つの部材自体に第2間隔P2(及び第3間隔P3)を置きながら穿孔し、複数の開口穴5を形成してもよい(穿孔ステップ S3)。そして前記構造部材C1〜C10への蟻道3の形成を阻止するよう、ベイト剤23を含有しかつ開口穴5の内径及び深さに適合可能な細長棒状体を成す第2餌木20を各開口穴5内に設置するようにしてもよい(第2設置ステップ S4)。なお、図3(B)では、基礎C1の一側面に、第1間隔P1より狭くした第2間隔P2を置きながら複数の開口穴5を設け、その開口穴5毎に第2餌木20を挿入するとともに、更に土台C4の一側面にも第2間隔P2より狭くした第3間隔P3を置きながら複数の開口穴5を設けており、その開口穴5毎に第2餌木20を挿入した例(第2餌木20の多段設置の例)を示す。
これにより、例えば、基礎C1や束石C2に忌避剤4が上手く塗布されておらず、その部分からシロアリが床下構造物に進入したとしても、ベイト剤23入りの第2餌木20も巣2に持ち帰って食べることになるので、被害を最小限にとどめることができるのである。なお、シロアリ被害を有効に抑えるには、土壌面1aに近い、基礎C1、束石C2や床束C3等に開口穴5を設けて第2餌木20を装填するのが好ましい。
(基礎及び土台への開口穴(貫通孔)の設置)
上述の穿孔ステップS3では、開口穴5を設ける構造部材として基礎C1及び土台C4の少なくとも一方を選択し、かつ、開口穴5として、床下空間に面した前記構造部材C1,C4の一方の表面A1から、他の床下空間、外部空間又は地中(土壌1中)に面した他の表面A2まで貫通させた貫通孔を設けることがさらに好ましい(図3及び図4の各図を参照)。なお、貫通孔5を設ける際には、貫通される部分が地中、床下、又は外壁部材C10に覆われる範囲内など、人の目に触れないように設けることが好ましい。
(開口穴(貫通孔)の設置の効果)
このような貫通孔5を設けることにより、図3や図4に示すように、これらの貫通孔5に挿入された第2餌木20は、床下反対側の他の床下空間や外部空間又は人間が入っていくことが出来ない地中にも第2餌木20が露出することになり、構造部材C1,C4を越えた外部空間(他の床下空間を含む。)あるいは地中に生息するシロアリの駆除をも行えるようになるといった画期的な効果をも発揮することになる。
(土間コンクリート等への防蟻処置)
また、図3(A)に示すように、屋外の土間コンクリートC7にも、開口穴5を設けて第2餌木20を装填するのが好ましい(屋内の床コンクリートC8への施工も同様に好ましい)。土間コンクリートC7等は、通常、広い範囲で土壌面1aをコンクリートで覆っているため、土間コンクリートC7の下にシロアリの巣2があった場合には、シロアリは餌を探すために横方向(水平方向)に遠距離移動せねばならない。従って、土間コンクリートC7の直下に土中深く延びた第2餌木20が配置されれば、シロアリは遠くに行かずとも餌にありつけるため、より確実に第2餌木20に誘引され、これに含有されたベイト剤23を巣2に持ち帰ることになる。
(開口穴への蓋の設置 S5)
また、図3(A)に示すように、開口穴5に開閉可能な点検蓋6をさらに設けてもよい(蓋設置ステップ S5)。特に、土間コンクリートC7は、その表面が建築物外部に露出しており、人目につきやすく、かつ通行量もあるため、外観や安全面の向上から開口穴5に蓋をしておくことが好ましい。しかしながら、一旦、コンクリート等で完全に開口穴5に蓋をしてしまうと、第2餌木20の状況確認・交換等を随時行うことができない。従って、開閉可能な点検蓋6を開口穴5に設置することにより、これらの不具合に効果的に対処できる。
(第1・第2餌木のピッチ)
また、穿孔ステップS3では、第1餌木10と第2餌木20とが(1)互い違いに配置され若しくは(2)第2間隔P2が第1間隔P1より小さくなるように、開口穴5を形成することが好ましい。前者の(1)の場合、第1餌木10同士の間隔(第1間隔P1)を約2mとした場合、第2餌木20同士の間隔(第2間隔P2)を同様に約2mとし、かつ、第2間隔P2の基点となる開口穴5を第1間隔P1の基点となる第1餌木10の設置位置から約1mずらすようにしてもよい。一方、後者の(2)の場合、第2間隔P2として、第1間隔P1の2mより小さい距離(例えば、1m)を選ぶようにしてもよい。
また、図3(A)に示すように、第2餌木20を多段的に配置する場合には、後段の第3間隔P3を前段の第2間隔P2と略同じに設定して互い違いに配置するか、第3間隔P3を第2間隔P2より小さい距離(例えば、0.5m)を選ぶようにすることが好ましい。図示しないが、シロアリ進行方向に沿って、第2・第3餌木20,30をさらに配置する場合、これに対応した第4間隔以降も同様の方法で、離間距離を設定することが好ましい。
以上のように第2・第3間隔P2,P3を設定すれば、第1餌木10の間を摺り抜けて床下構造物(図3の例では、基礎C1)を這い上がってきたシロアリが、第2餌木20近くを通過し、誘引される可能性が極めて高くなる。
(第3餌木の設置 S6)
さらに、構造部材C1〜C10に蟻道3の形成又はシロアリ被害が確認或いは予測された場合に、構造部材C1〜C10上の確認或いは予測された箇所及びその周辺に、ベイト剤33を含有した第3餌木30を設置するようにしてもよい(第3設置ステップ S6)。より具体的には、図3(A)及び(B)に示すように、構造部材(例えば、柱C6や土台C4)の近く(例えば、基礎C1の表面)に蟻道3や被害が確認された場合に、予防の為又はこれ以上被害を防止する為に、細長角柱体を成す第3餌木30を構造部材の表面に沿わせて取り付けるようにする。言い換えれば、その表面に塗布された忌避剤4や、第1・第2間隔P1,P2に設置された第1・第2餌木10,20を摺りぬけて、シロアリが土壌面1aや土壌1から構造部材C1〜C10上を這い上がってきたとしても、その進行方向に対して直交する方向に第3餌木30が構造部材C1〜C10に設けられるため、蟻道3の進路を完全に阻止することができる。なお、第3餌木30の構造部材への取り付けは、釘、クランプ、接着剤等、公知の接続手段を用いることができる。
次に、図5〜図6を参照しながら、実験的に施工した例を幾つか示す。
図5(A)及び(B)は、土台C4にドリルDRで穿孔し、開口穴5を形成し、第2餌木20を差し込んだ状態を示す。また、図5(C)〜(F)は、床コンクリートC8にドリルDRで穿孔し、開口穴5を形成し、その開口穴5に第2餌木20を挿入した状態を示す。挿入後に開口穴5が隠れるよう、その上側から点検蓋6を配設した(図5(E)及び(F)を参照)。
また、図6(A)〜(C)は、土台C4、束石C2、床束C3の周囲に第3餌木30を取り付けた施工例を示す。なお、図6(A)中、基礎C1の表面には蟻道3の形成が確認され、その蟻道3を阻止するように第3餌木30を取り付けていることに留意されたい。また、本発明の防蟻方法を実験的に施工した例では、ヤマトシロアリの駆除率は100%であった。1つの現場のみならず現場を幾つか変えて同様の実証試験を行い、その後の駆除経過を確認したが、本発明の方法を試した全ての現場で駆除率100%を確認できた。
なお、本発明者は長年、シロアリ駆除を専門的に取り扱っており、本発明者が培った経験によれば、ブロック状の第1餌10を利用することでシロアリの駆除率は向上するが、第1餌木10のみを適当に建築物の周囲或いは床下に設置しただけでは、駆除率100%を達成することは難しかった。しかし、この第1餌木10に加えて本発明の方法での処理(創意工夫)を組み合わせることで、駆除率100%をいとも簡単に達成することを確認できたのである。
ヤマトシロアリはほぼ日本全土に生息し、一方、イエシロアリは千葉以西の温暖な海岸に沿った地域に生息しており、シロアリの被害は未だ発生している。このようなシロアリ被害に対して、本発明によれば、従来の駆除方法に比べて、シロアリ駆除率が極めて高く、かつ、人体に対する安全性にも配慮した建築物の防蟻方法が提供される。また、本発明の方法は、工場等の特殊大型建築物へも対応可能である。さらに、本発明の方法は、施工開始から防蟻効果を長時間維持できる。従って、本発明の防蟻方法は、産業上の利用価値及び利用可能性が非常に高い。
1,1a 土壌,土壌面
2 シロアリの巣
3 シロアリの蟻道
4 忌避剤
5 開口穴
6 点検蓋
A1,A2 構造部材の一方及び他方の表面
C1 建築物の構造部材(基礎)
C2 建築物の構造部材(束石)
C3 建築物の構造部材(床束)
C4 建築物の構造部材(土台)
C5 建築物の構造部材(大引)
C6 建築物の構造部材(柱)
C7 建築物の構造部材(土間コンクリート)
C8 建築物の構造部材(床コンクリート)
10,20,30 第1・第2・第3餌木
11,21,31 第1・第2・第3餌木の餌木本体
12,22,32 第1・第2・第3餌木の蓋部材
13,23,33 第1・第2・第3餌木のベイト剤
14,24,34 第1・第2・第3餌木の空洞部
P1 第1餌木の配置間隔
P2,P3 第2餌木の配置間隔
S1 第1餌木10の第1設置ステップ
S2 忌避剤5の塗布ステップ
S3 建築物構造部材C1〜C8への穿孔ステップ
S4 第2餌木20の第2設置ステップ
S5 点検蓋6の蓋設置ステップ
S6 第3餌木30の第3設置ステップ

Claims (10)

  1. ベイト剤を含有した第1餌木を建築物の周囲又は床下に位置する土壌面又は土壌中に第1間隔をおきながら複数設置する第1設置ステップと、
    第1餌木同士が離間した第1間隔において蟻道形成を阻止するよう、前記建築物の基礎、束石、床束、土台、大引、柱、土間コンクリート、床コンクリート、根太、及び外壁部材を含んだ構造部材の少なくとも一つに忌避剤を塗布する塗布ステップと、
    を含み、かつ、
    前記忌避剤が硫黄粉体であり、
    前記構造部材の少なくとも一つの部材自体に第2間隔又は第3間隔を置きながら穿孔し、複数の開口穴を形成する穿孔ステップと、
    前記構造部材への蟻道形成を阻止するよう、ベイト剤を含有しかつ前記開口穴に適合可能な棒状体を成す第2餌木を各開口内に設置する第2設置ステップと、
    をさらに含むことを特徴とする建築物の防蟻方法。
  2. 前記穿孔ステップでは、第1餌木と第2餌木とが互い違いに配置され若しくは第2間隔又は第3間隔が第1間隔より小さくなるように、前記開口穴を形成することを特徴とする請求項に記載の建築物の防蟻方法。
  3. 前記穿孔ステップでは、前記開口穴を設ける前記構造部材として前記基礎及び前記土台の少なくとも一方を選択し、かつ、前記開口穴として、床下空間に面した前記構造部材の一方の表面から、他の床下空間、外部空間又は地中に面した他の表面まで貫通させた貫通孔を設けることを特徴とする請求項又は請求項に記載の建築物の防蟻方法。
  4. 前記開口穴の少なくとも一つに開閉可能な点検蓋をさらに設ける蓋設置ステップをさらに含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の建築物の防蟻方法。
  5. 前記構造部材に蟻道形成又はシロアリ被害が確認或いは予測された場合に、前記構造部材上の確認或いは予測された箇所及びその周辺に、ベイト剤を含有した第3餌木を設置する第3設置ステップをさらに含むことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の建築物の防蟻方法。
  6. ベイト剤を含有した第1餌木を建築物の周囲又は床下に位置する土壌面又は土壌中に第1間隔をおきながら複数設置する第1設置ステップと、
    第1餌木同士が離間した第1間隔において蟻道形成を阻止するよう、前記建築物の基礎、束石、床束、土台、大引、柱、土間コンクリート、床コンクリート、根太、及び外壁部材を含んだ構造部材の少なくとも一つに忌避剤を塗布する塗布ステップと、
    を含み、かつ、
    前記忌避剤が硫黄粉体であり、
    前記構造部材に蟻道形成又はシロアリ被害が確認或いは予測された場合に、前記構造部材上の確認或いは予測された箇所及びその周辺に、ベイト剤を含有した第3餌木を設置する第3設置ステップをさらに含むことを特徴とする建築物の防蟻方法。
  7. 第1設置ステップでは、第1間隔が、駆除対象のシロアリの種別に応じて、0.5〜5mの範囲から選択されることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の建築物の防蟻方法。
  8. 第1配置ステップでは、第1餌木の一部を、基礎又は束石に隣接した土壌面に設置することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の建築物の防蟻方法。
  9. 第1餌木として、直方体、又は底面に錐体が設けられた柱状体を成す木材を使用し、
    第2餌木として、円形断面を有した棒状体を成す木材を使用することを特徴とする請求項1〜5,7,8のいずれかに記載の建築物の防蟻方法。
  10. 第3餌木として、矩形断面を有した棒状体を成す木材を使用することを特徴とする請求項5〜9のいずれかに記載の建築物の防蟻方法。
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JP2006225329A (ja) * 2005-02-18 2006-08-31 Shinto Fine Co Ltd シロアリ防除方法

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