JP2007330031A - 系統連系インバータ、及びその逆電力検出プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】内部回路を簡素化し、逆電力状態の有無を短時間かつ高い精度で判断する。
【解決手段】系統連系インバータ4を、発電機2で生成された発電電力を所定の直流電力に変換して整流する整流回路41と、整流された発電電力を商用系統3と同一の所定の周波数に変換するインバータ回路42と、周波数変換された発電電力の波形を整えるフィルタ回路43と、商用系統3と発電システム1との接続を開閉自在な継電器44と、昇圧回路41、インバータ回路42、フィルタ回路43及び継電器44等の諸動作を制御する制御部45とから構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、発電系統からの発電電力を商用系統からの商用電力と連系させて負荷に供給する際、特に商用系統に対する逆電力状態の有無を判断する系統連系インバータ、及び逆電力検出プログラムに関する。
従来、逆潮流を判断しながら商用系統と連系運転する系統連系インバータとしては、特許文献1、2に記載されたものが知られている。特許文献1のものは、負荷に供給される交流電流の実効値と負荷に印可される交流電圧の実効値と力率を乗算して求めた負荷供給電力と、発電装置の出力側の交流電流の実効値と交流電圧実効値と力率を乗算して求めた発電電力を比較して逆潮流しているかを判断するよう構成されている。また特許文献2のものは、負荷に印加される交流電圧の瞬時値と商用電力系統から供給される交流電流の瞬時値を乗算し、この乗算して算出した値を交流電圧1周期に亘って積算することで商用電力系統の有効電力を求め、その値に基づいて逆潮流しているかを判断するように構成されている。
特開2001−268799号公報 特開2004−279321号公報
しかし、特許文献1では、電圧と電流の実効値及び力率を求めなければならないため、検出回路等が複雑になり、力率測定の困難さから精度が出にくい上に、演算の度に最低でも交流電圧1周期分の時間が必要となるため、逆潮流の有無の判断時間が長く掛かる点で問題があった。また、特許文献2でも、商用電力系統の有効電力を求める毎に、交流電圧1周期分の期間が必要になるため、同様に逆潮流を判断する時間が長く掛かる点で問題があった。
したがって、本発明では上記課題を鑑み、検出回路等の内部回路を簡素化でき、電力の逆潮流の有無、すなわち逆電力状態の有無を、短時間かつ高い精度で判断できる系統連系インバータ、及び逆電力検出プログラムの提供を課題とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明に係る系統連系インバータは、商用系統の商用電力を供給する単相3線線路に接続された負荷に、商用系統と連係して発電系統の発電電力を供給する系統連系インバータであって、単相3線線路における中性線路と他の2本の電圧線路との間に生ずるそれぞれの線路間電圧を検出する線路間電圧検出手段と、他の2本の電圧線路に流れるそれぞれの線路電流を検出する線路電流検出手段と、検出した線路間電圧および線路電流に基づき、線路間電圧または線路電流の少なくとも一方の波形に対する一周期を複数分割して規定された所定時間毎に、負荷に供給される供給電力を計算する供給電力計算手段と、計算された供給電力の値と予め設定した基準電力の値との大小を比較して、その比較結果に基づき、逆電力状態が発生しているか否かを判断する発生判断手段と、を備えてなるように構成される。
請求項2の発明に係る系統連系インバータは、発生判断手段による判断結果に基づき、発電電力の供給を停止する停止手段を備えてなるように構成される。
請求項3の発明に係る系統連系インバータは、発生判断手段による逆電力状態が発生しているとの判断結果に基づき、その発生後の経過時間を計時する計時手段と、計時された経過時間と予め設定した基準時間との長短を比較して、その比較結果に基づき、停止手段によって発電電力の供給を停止させるか否かを判断する停止判断手段と、を備えてなるように構成される。
請求項4の発明に係る系統連系インバータの逆電力検出プログラムは、単相3線線路における中性線路と他の2本の電圧線路との間に生ずるそれぞれの線路間電圧を検出する線路間電圧検出手段と、他の2本の電圧線路に流れるそれぞれの線路電流を検出する線路電流検出手段と、検出した線路間電圧および線路電流に基づき、線路間電圧または線路電流の少なくとも一方の波形に対する一周期を複数分割して規定された所定時間毎に、負荷に供給される供給電力を計算する供給電力計算手段と、計算された供給電力の値と予め設定した基準電力の値との大小を比較して、その比較結果に基づき、逆電力状態が発生しているか否かを判断する発生判断手段と、を備えてなる系統連系インバータにおいて、商用系統の商用電力を供給する単相3線線路に接続された負荷に、商用系統と連係して発電系統の発電電力を供給する系統連系インバータの逆電力検出プログラムであって、線路間電圧検出手段によって、単相3線線路における中性線路と他の2本の電圧線路との間に生ずるそれぞれの線路間電圧を検出する第1ステップと、線路電流検出手段によって、他の2本の電圧線路に流れるそれぞれの線路電流を検出するステップと、検出した線路間電圧および線路電流に基づき、供給電力計算手段によって、線路間電圧または線路電流の少なくとも一方の波形に対する一周期を複数分割して規定された所定時間毎に、負荷に供給される供給電力を計算する第2ステップと、発生判断手段によって、計算された供給電力の値と予め設定した基準電力の値との大小を比較する第3ステップと、同発生判断手段によって、比較手段による比較結果に基づき、逆電力状態の発生の有無を判断する第4ステップと、を有してなり、コンピュータに第1〜第4ステップを実行させるように構成される。
請求項1、3、4の発明によれば、供給電圧波形または電流波形の一周期よりも短く予め設定した処理時間毎に逆電力状態の有無を判断するので、逆電力の検出を簡単な回路構成で正確かつ迅速に行うことができる。
請求項2の発明によれば、発生判断手段による正確な判断結果に基づいて停止手段を動作させることができ、停止手段による停止動作の妥当性を高め、無駄な停止動作を省くことができる。
以下、本発明を具体化した実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る系統連系インバータの一実施形態を示す発電システムの回路構成図である。本発電システム1は、発電系統としての直流発電電力を生成する発電機2と、発電機2の発電電力を商用系統3の商用電力に連系させて負荷51,52に供給する系統連系インバータ4とから構成されている。系統連系インバータ4は、発電機2で生成された発電電力を単相三線100V/200Vに変換して商用系統3の単相三線線路に出力する出力端子N,R,Tを備えている。出力端子Nは商用系統3の単相三線線路のうちN相の中性線10に、出力端子Rは同R相の100V線11に、及び出力端子Tは同T相の100V線12にそれぞれ接続されている。
系統連系インバータ4は、発電機2で生成された直流発電電力の電圧を所定の電圧に昇圧する昇圧回路41と、ゲート端子に入力される出力電流制御信号に基づきON/OFF動作する4つのスイッチング素子39によって、昇圧された直流発電電力を商用系統3の商用電力と同一周波数の交流発電電力に変換するインバータ回路42と、周波数変換された発電電力の波形を整えるフィルタ回路43と、発電機2と商用系統3との接続を開閉自在に構成され発電電力の供給を停止制御可能な停止手段としての継電器44と、整流回路41、インバータ回路42、フィルタ回路43及び継電器44等の諸動作を制御する制御部45とから構成されている。継電器44の出力端は、出力端子R,Tに接続されている。
さらに、継電器44と出力端子R,N,Tとの間には、出力端子RN間の電圧、すなわち線路間電圧VRNを検出する第1の線路間電圧検出手段としてのVRN検出部61、及び出力端子NT間の電圧、すなわち線路間電圧VNTを検出する第2の線路間電圧手段としてのVNT検出部62が設けられている。またR相の100V線11には、商用系統3から負荷51に流れる電流として、線路電流IRを検出する第1の線路電流検出手段としてのIR検出部71が設けられている。またT相の100V線12には、商用系統3から負荷52に流れる電流として、線路電流ITを検出する第2の線路電流検出手段としてのIT検出部72が設けられている。
制御部45は、線路間電圧VRN,VNTと、線路電流IR,ITとを、入力電圧範囲が収まるようにそれぞれの信号レベルを調整して複数の入力チャネルから入力しAD変換する、いわゆるADコンバータと、ADコンバータで変換された線路間電圧及び線路電流の変換データに基づき線路間電圧または線路電流の少なくとも一方の波形に対する一周期を複数分割して規定された所定時間毎に負荷51,52に商用系統から供給される供給電力を計算する供給電力計算手段と、計算された供給電力と予め設定した基準電力との大小を比較する比較手段を含みその比較結果に基づいて電力の逆電力状態が発生しているか否かを判断する発生判断手段と、ADコンバータの変換データ、供給電力計算手段の計算結果データ及び比較手段の比較結果データ等を予め確保したデータ領域に読出書込自在に格納するメモリと、制御部45内の諸動作を協働させる協働手段とを備えている。
次に、図2によって、上記系統連系インバータ4による逆電力検出処理を説明する。
上述のように、系統連系インバータ4は、出力端子R,N,Tから単相三線100V/200Vを出力する。この時、制御部45では、逆電力検出プログラムが実行され、図2に示す逆電力検出処理S1が行われる。この逆電力検出処理S1の処理回数は、制御部45の処理回数カウンタによって計数される。
逆電力検出処理S1では、先ず、電圧VRN,VNTと電流IR,ITとを、ADコンバータの対応する各チャネルを介して取り込み、所定時間毎に各チャネル同時にAD変換が行われる。このAD変換等の時間間隔は、予め規定された規定データ数n(整数)に合わせて、電圧波形の一周期をn分割することによって設定される。そして、電圧VRN,VNTと電流IR,ITのAD変換値が読み込まれる(S1−1〜S1−4、第1及び第2ステップ)。これらのAD変換値は、メモリ上の所定のデータ領域に格納される。次に、供給電力計算手段によって、読み込まれたAD変換値に基づき、VRN×IRの乗算が行われる。この乗算結果データは、メモリの先頭アドレスに処理回数カウンタの値i(整数)を加算した番地で示されるデータ領域に、所定のデータ形式で格納される(S1−5)。
続けて、供給電力計算手段によって、データ領域に格納された乗算結果データが積算される。積算対象となる乗算結果データは、規定データ数nを基準として、メモリのデータ領域から読み出されて使用される。すなわち、1≦i<nの場合、先頭アドレス+1〜+iのデータ領域に確保されたi個の乗算結果データが使用され、i≧nの場合、先頭アドレス+1+i−n〜+iのデータ領域に確保されたn個の乗算結果データが使用され積算される。規定データ数nは、電圧波形一周期の時間と、AD変換及び逆電力検出処理S1が行われる時間間隔とで決定される。仮に電圧周波数が50Hzの場合、一周期の時間は20msとなり、AD変換等の時間間隔を1msとすると、規定データ数nは20となる。さらに、積算結果を規定データ数nで割り(S1−6)、R相側の電力値PRを算出する。同様に電圧VNT,電流ITについても同様の演算処理を行い、T相側の電力値PTを算出する(S1−7,8)。
それぞれに得られた電力値PR、PTを加算することで、商用系統3から供給される総電力PRTを得る。この総電力PRTを所定のデータ領域に格納する(S1−9)。さらに、次のデータ保管のために処理回数カウンタの値iを+1する。
例えば、n=20の場合、処理開始後、処理回数カウンタの値iが1から20になるまでのA期間、及びそれ以降のB期間における処理回数カウンタの値iが任意回数の時、N相の電力PRは下記のように算出される。
1≦i<20(A期間)の場合
i=1の時 PR(1)=VRN(1)×IR(1)/20
i=2の時 PR(2)=VRN(2)×IR(2)/20+PR(1)
i=3の時 PR(3)=VRN(3)×IR(3)/20+PR(1)+PR(2)



=19の時 PR(19)=VRN(19)×IR(19)/20
+PR(1)〜PR(18)の和
i≧20(B期間)の場合
i=20の時 PR(20)=VRN(20)×IR(20)/20
+PR(1)〜PR(19)の和
i=21の時 PR(21)=VRN(21)×IR(21)/20
+PR(2)〜PR(20)の和
i=22の時 PR(22)=VRN(22)×IR(22)/20
+PR(3)〜PR(21)の和



i=任意回数の時 PR(i) =VRN(i)×IR(i)/20
+PR(i−(20−1))〜PR(i−1)の和
したがって、B期間における総電力PRTは、PRT(i)=PR(i)+PT(i)となり、下記の式1に示す一般式により求めることができる。
(式1)
Figure 2007330031
ここで、n,iは、n≧2、i≧nを満たす整数である。
系統連系インバータ4が始動を開始してから電圧の最初の一周期を経るまでのA期間において、商用系統3から供給される総電力PRTは実際の総電力よりも小さい。しかしながら、その後のB期間において、総電力PRTは実際の値に等しくなるように計算され、AD変換他による検出処理が行われる毎に更新される。そして、比較手段によって、総電力PRTの値と予め設定した基準電力の値とが比較され(S1−10、第3ステップ)、この比較結果に基づき、発生判断手段によって逆電力状態の有無が判断される(S1−11、第4ステップ)。例えば基準電力の値を0に設定した場合には、この比較結果が負の値を示した時、電力の潮流方向が系統連系インバータ4から商用系統へ流れ込む方向になり、逆潮流状態、すなわち逆電力状態が生じていることになる。
上記構成の系統連系インバータによれば、電圧一周期の時間よりも短い時間間隔で検出処理を行い処理毎に逆電力状態の有無を判断するので、逆電力状態の検出を正確かつ迅速に行うことができる。
次に、図3は、本発明に係る系統連系インバータによる逆電力保護処理を示すフローチャートである。この系統連系インバータ40は、系統連系インバータ4の制御部45に加え、さらに発生判断手段による逆電力状態が発生しているとの判断結果に基づき、発生後の経過時間を計時する計時手段と、計時された経過時間と予め設定した基準時間との長短を比較して、その比較結果に基づき、停止手段によって発電電力の供給を停止させるか否かを判断する停止判断手段と、を備えて構成されている。また、継電器44は、逆電力状態が生じた場合、発生判断手段から出力された制御信号に基づき、停止判断手段が発電電力の供給を停止すると判断した時には、発電機2と商用系統3との接続を遮断して発電電力の供給を停止するように制御部によって遮断動作可能に構成されている。また、継電器44は、逆電力状態が無くなった場合、発生判断手段から出力された制御信号に基づき、両者の接続を復帰させて供給を始動するように、制御部によって復帰動作するように構成されている。
系統連系インバータ40では、逆電力検出処理S1と同様の処理S2−1〜S2−2の結果、発生判断手段によって逆電力状態が生じていると判断された場合、計時手段によって逆電力状態の発生後の経過時間が計時される(S2−3)。そして、停止判断手段において、予め設定した基準時間である400msと計時手段で計時された経過時間との長短が比較され、計時時間が400ms以上である場合、継電器44によって発電電力の供給を停止するように判断される(S2−4)。この場合には、制御部45は、継電器44が逆電力保護動作するように制御信号を出力し、系統連系インバータ40による発電電力の供給を停止して、商用系統3から解列する(S2−5)。尚、400msという基準時間は、連系要件に示された検出時限0.5秒を満足するように設定されたものである。
この系統連系インバータ40によれば、発生判断手段による正確な判断結果に基づき接続を継電器44によって遮断復帰自在とするので、逆電力状態の発生時の解列条件に対してその範囲内で確実に継電器44を動作させ、系統連系インバータ40を含むシステム全体を逆電力から保護することが可能となる。さらに負荷変動等の変動条件に合わせて停止判断手段の基準時間を適正に設定できるので、継電器44による無駄な停止動作を効率良く省くことができる。
尚、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、以下列挙するように、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各部の形状並びに構成を適宜に変更して実施することも可能である。
(1)発電系統は、直流発電電力を生成するものであれば良く、例えば燃料電池、太陽電池や、交流発電電力を直流発電電力に変換する手段を備えた交流発電機でも良い。
(2)規定データ数は、20個に限らず、他の個数でも良い。
(3)規定データ数は、線路電流の波形の一周期を複数分割して設定しても良い。
(4)比較手段は、基準電力の値を0とする場合に限らず、他の値を基準に比較しても良い。
本発明に係る系統連系インバータの一実施形態を示す発電システムの回路構成図である。 図1の系統連系インバータによる逆電力検出処理を示すフローチャートである。 図1の系統連系インバータによる逆電力保護処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1・・発電機システム、2・・発電系統としての発電機、3・・商用系統、4,40・・系統連系インバータ、10・・中性線、11,12・・電圧線としての100V線、39・・スイッチング素子、41・・整流回路、42・・インバータ回路、43・・フィルタ回路、44・・停止手段としての継電器、45・・制御部、51,52・・負荷、61・・第1の線路間電圧検出手段としてのVRN検出部、62・・第2の線路間電圧手段としてのVNT検出部、71・・第1の線路電流検出手段としてのIR検出部、72・・第2の線路電流検出手段としてのIT検出部、N,R,T・・出力端子、S1・・逆電力検出処理、S2・・逆電力保護処理。

Claims (4)

  1. 商用系統の商用電力を供給する単相3線線路に接続された負荷に、商用系統と連係して発電系統の発電電力を供給する系統連系インバータであって、
    単相3線線路における中性線路と他の2本の電圧線路との間に生ずるそれぞれの線路間電圧を検出する線路間電圧検出手段と、
    他の2本の電圧線路に流れるそれぞれの線路電流を検出する線路電流検出手段と、
    検出した線路間電圧および線路電流に基づき、線路間電圧または線路電流の少なくとも一方の波形に対する一周期を複数分割して規定された所定時間毎に、負荷に供給される供給電力を計算する供給電力計算手段と、
    計算された供給電力の値と予め設定した基準電力の値との大小を比較して、その比較結果に基づき、逆電力状態が発生しているか否かを判断する発生判断手段と、
    を備えてなる、
    ことを特徴とする系統連系インバータ。
  2. 発生判断手段による判断結果に基づき、発電電力の供給を停止する停止手段を備えてなる、
    請求項1に記載の系統連系インバータ。
  3. 発生判断手段による逆電力状態が発生しているとの判断結果に基づき、その発生後の経過時間を計時する計時手段と、
    計時された経過時間と予め設定した基準時間との長短を比較して、その比較結果に基づき、停止手段によって発電電力の供給を停止させるか否かを判断する停止判断手段と、
    を備えてなる、
    請求項2に記載の系統連系インバータ。
  4. 単相3線線路における中性線路と他の2本の電圧線路との間に生ずるそれぞれの線路間電圧を検出する線路間電圧検出手段と、他の2本の電圧線路に流れるそれぞれの線路電流を検出する線路電流検出手段と、検出した線路間電圧および線路電流に基づき、線路間電圧または線路電流の少なくとも一方の波形に対する一周期を複数分割して規定された所定時間毎に、負荷に供給される供給電力を計算する供給電力計算手段と、計算された供給電力の値と予め設定した基準電力の値との大小を比較して、その比較結果に基づき、逆電力状態が発生しているか否かを判断する発生判断手段と、を備えてなる系統連系インバータにおいて、
    商用系統の商用電力を供給する単相3線線路に接続された負荷に、商用系統と連係して発電系統の発電電力を供給する系統連系インバータの逆電力検出プログラムであって、
    線路間電圧検出手段によって、単相3線線路における中性線路と他の2本の電圧線路との間に生ずるそれぞれの線路間電圧を検出する第1ステップと、
    線路電流検出手段によって、他の2本の電圧線路に流れるそれぞれの線路電流を検出するステップと、
    検出した線路間電圧および線路電流に基づき、供給電力計算手段によって、線路間電圧または線路電流の少なくとも一方の波形に対する一周期を複数分割して規定された所定時間毎に、負荷に供給される供給電力を計算する第2ステップと、
    発生判断手段によって、計算された供給電力の値と予め設定した基準電力の値との大小を比較する第3ステップと、
    同発生判断手段によって、比較手段による比較結果に基づき、逆電力状態の発生の有無を判断する第4ステップと、
    を有してなり、
    コンピュータに第1〜第4ステップを実行させる、
    ことを特徴とする系統連系インバータの逆電力検出プログラム。
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