JP2021145537A - 分散型電源システム及び有効電力推定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】低コストかつ簡易な構成で有効電力を推定し、逆潮流を防止する。【解決手段】商用電力系統(2)に連系して、分散型電源(20)を運転する分散型電源システム(1)であって、商用電力系統(2)から受電した三相電力のうちいずれか一相の電力を、負荷(5,6)に供給される単相の電力に変換する変圧器(4)と、負荷(5,6)に一相の電力及び分散型電源(12)からの電力を供給する電力線間の電圧である基礎電圧(Vuw)を測定する基礎電圧測定部(16A,16B)と、受電点(Rp)における、三相電力うちの一相の電力を供給する二つの電力線を流れる電流である基礎電流(Ir,It)を測定する基礎電流測定部(7,8)と、基礎電圧と基礎電流に基づいて、受電点(Rp)における有効電力を推定する有効電力推定部(12)と、有効電力に基づいて、逆潮流を防止する運転制御を行なう制御部(12)と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、分散型電源システム及び有効電力推定方法に関する。
従来、分散型電源システムにおいては、系統との接続経路にある受電点における電力を検出し、分散型電源の出力電力を調整することで、系統側への出力電力の逆潮流を抑制していた(例えば、特許文献1等参照のこと)。しかしながら、特に、太陽光発電を利用する分散型電源においては、負荷の変動や太陽光の照度の変動があるため、出力を高速に調整することが困難な場合があった。これに対応するため、従来の分散型電源システムにおいては、系統側への逆潮流が生じる電力のレベルに対して、充分な余裕を持って動作させることで逆潮流の発生を防止していた。
したがって、系統側への逆潮流が生じる電力レベルに近いレベルで、太陽光発電による電力を有効に活用することが困難であった。また、太陽光発電においては、出力電力を減少させることは比較的容易に実施できるが、出力電力を増加させることは、太陽電池の特性により制限され、出力動作点も、MPPT制御で探索するため、高速に出力電力を増加させることが困難であった。また、分散型電源システムに蓄電池を導入することで、分散型電源システムの出力電力を増加・減少させることを、蓄電池への充電によって実現することも可能であるが、蓄電池を導入するための装置コストが増大する問題があった。
特許第3656556号公報
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、低コストかつ簡易な構成で有効電力を推定し、逆潮流を防止し得る技術を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するための本発明は、
商用電力系統に連系して、分散型電源を運転する分散型電源システムであって、
前記商用電力系統から受電した三相電力のうちいずれか一相の電力を、負荷に供給される一相の電力に変換する変圧器と、
前記負荷に前記一相の電力及び前記分散型電源からの電力を供給する電力線間の電圧である基礎電圧を測定する基礎電圧測定部と、
前記商用電力系統に接続される受電点における、前記三相電力うちの前記一相の電力を供給する二つの電力線を流れる電流である基礎電流を測定する基礎電流測定部と、
前記基礎電圧と前記基礎電流に基づいて、前記受電点における有効電力を推定する有効電力推定部と、
推定された前記有効電力に基づいて、前記分散型電源の逆潮流を防止する運転制御を行なう制御部と、
を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、変圧器の高圧側の基礎電流測定部によって測定された基礎電流と、変圧器の低圧側の基礎電圧部によって測定された基礎電圧に基づいて、受電点における有効電力を推定することができ、この有効電力に基づいて、分散型電源を運転制御することに
より、逆潮流を防止することができる。このように高圧側には基礎電流測定部があらかじめ設けられていれば、受電点における有効電力を推定するために新たな機材を設置する必要がなく、コストを低く抑えることができる。また、高圧側の基礎電流測定部と、低圧側の基礎電圧測定部とを用いて、高圧側の有効電力を推定するので、簡易な構成で受電点における有効電力を推定することが可能である。
ここでは、変圧器によって変圧され、負荷に供給される電力の一相とは、単相の負荷に電力を供給する単相の電力でもよいし、三相の負荷に供給される三相の電力のうちの一相であってもよい。
また、本発明においては、
前記有効電力推定部は、
前記基礎電圧の位相に対して位相をずらした第2基礎電圧を算出し、
前記基礎電圧及び前記第2基礎電圧並びに前記基礎電流に基づいて、前記受電点における有効電力を推定するようにしてもよい。
これによれば、基礎電圧と第2基礎電圧と基礎電流を用いて、2電力計法によって有効電力を推定することができる。また、基礎電圧の位相に対して、第2基礎電圧は、進み60°、遅れ60°、進み120°、遅れ120°などの任意の位相変化によっても、同様の効果を得られる。さらに、基礎電圧、基礎電流に対して位相をずらす量を変更すれば、基礎電圧と第2基礎電圧、基礎電流と第2基礎電流を任意に組み合わせて算出することも可能である。
また、本発明においては、
前記有効電力推定部は、
前記基礎電圧の位相に対して位相をずらした第2基礎電圧及び第3基礎電圧を算出し、
前記第2基礎電圧及び前記第3基礎電圧並びに基礎電流に基づいて、前記受電点における有効電力を推定するようにしてもよい。
これによれば、基礎電圧の位相に対して位相をずらした第2基礎電圧及び第3基礎電圧と基礎電流を用いて、2電力計法によって有効電力を推定することができる。基礎電圧の位相に対して、第2基礎電圧及び第3基礎電圧は、遅れ又は進み、その大きさも種々の組み合わせが可能である。
また、本発明は、
商用電力系統に連系して、分散型電源を運転する分散型電源システムにおいて、
前記商用電力系統から受電した三相電力のうちいずれか一相の電力から、変圧器によって変換された一相の電力及び前記分散型電源からの電力を負荷に供給する電力線間の電圧である基礎電圧を測定するステップと、
前記商用電力系統に接続される受電点における、前記三相電力うちの前記一相の電力を供給する二つの電力線を流れる電流である基礎電流を測定するステップと、
前記基礎電圧と前記基礎電流に基づいて、前記受電点における有効電力を推定するステップと、
を含む有効電力推定方法。
本発明によれば、変圧器の高圧側において測定された基礎電流と、変圧器の低圧側において測定された基礎電圧に基づいて、受電点における有効電力を推定することができる。このように高圧側における基礎電流の測定が可能となっていれば、受電点における有効電力を推定するために新たな機材を設置する必要がなく、コストを低く抑えることができる。また、高圧側の基礎電流と、低圧側の基礎電圧とを用いて、有効電力を推定するので、簡易な構成で受電点における有効電力を推定することが可能である。
また、本発明においては、
前記受電点における有効電力を推定するステップは、
前記基礎電圧の位相に対して位相をずらした第2基礎電圧を算出するステップと、
前記基礎電圧及び前記第2基礎電圧並びに前記基礎電流に基づいて、前記受電点における有効電力を推定するステップとを含むようにしてもよい。
これによれば、基礎電圧と第2基礎電圧と基礎電流を用いて、2電力計法によって有効電力を推定することができる。また、基礎電圧の位相に対して、第2基礎電圧は、進み60°、遅れ60°、進み120°、遅れ120°などの任意の位相変化によっても、同様の効果を得られる。さらに、基礎電圧、基礎電流に対して位相をずらす量を変更すれば、基礎電圧と第2基礎電圧、基礎電流と第2基礎電流を任意に組み合わせて算出することも可能である。
また、本発明においては、
前記受電点における有効電力を推定するステップは、
前記基礎電圧の位相に対して位相をずらした第2基礎電圧及び第3基礎電圧を算出するステップと、
前記第2基礎電圧及び第3基礎電圧並びに前記基礎電流に基づいて、前記受電点における有効電力を推定するステップとを含むようにしてもよい。
これによれば、基礎電圧に対して位相をずらした第2基礎電圧及び第3基礎電圧並びに基礎電流を用いて、2電力計法によって有効電力を推定することができる。基礎電圧の位相に対して、第2基礎電圧及び第3基礎電圧は、遅れ又は進み、その大きさも種々の組み合わせが可能である。
本発明によれば、低コストかつ簡易な構成で有効電力を推定し、逆潮流を防止することが可能となる。
本発明の実施例1における分散型電源システムの概略構成を示す図である。 本発明の実施例1におけるパワーコンディショナの機能ブロック図である。 本発明の実施例1における有効電力素推定方法の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施例2における分散型電源システムの概略構成を示す図である。 本発明の実施例3におけるトランスの結線構成を示す図である。
〔適用例〕
以下、本発明の適用例について、図面を参照しつつ説明する。
図1は分散型電源システム1の概略構成を示すブロック図であり、図2はパワーコンディショナ10の機能ブロック図である。また、図3は、本発明の実施例に係る有効電力推定方法を示すフローチャートである。
分散型電源システム1は、高圧の商用電力系統2に連系して、太陽光発電モジュール20を運転するシステムである。高圧の三相電力のうちr相とs相との間に接続される巻線が低圧単相変圧器4の1次側を構成し、2次側である低圧側の巻線は単相3線式のu相、w相及び中性線oを介して負荷5,6に接続されている。パワーコンディショナ10から
は、電力線19A,19B,19Cを介して太陽光発電モジュール20(図2参照)によって発電された電力も負荷5,6に供給可能となっている。
このような分散型電源システム1では、太陽光発電モジュール20によって発電された電力の商用電力系統2への逆潮流を防止するため、受電点Rpにおける電力を監視する必要があるが、商用電力系統2から高圧電力が供給される受電点において、電力測定のための機材を設けるためには特別の工事や高価な機材が必要となり、コストが上昇したり、構成が複雑化したりする可能性がある。
本発明の分散型電源システム1では、三相の電力線のうちr相の線電流Irとt相の線電流Itをそれぞれ測定するCT7及びCT8を設けている。このとき、線電流Irと線電流Itに加えて、r相とs相との線間電圧Vrs、t相とs相との線間電圧Vtsが得られれば、公知の2電力計法により、受電点Rpにおける有効電力を算出することができる。本発明では、2次側のu相とw相との間の電圧Vuwを測定し(ステップS1)、VuwからVrsを算出し、VtsがVrsから進み方向に60°位相がずれていることから、進み方向に60°位相をずらしたVuwを算出することにより(ステップS2)、Vtsを算出する。このように、Vrs及びVtsがVuwを用いて算出されるので、Ir及びItを測定すれば(ステップS3)、上述の2電力計法により受電点Rpにおける有効電力を推定することができる(ステップS4)。
このようにすれば、低圧単相変圧器4の高圧側では受電点における2つの電力線を流れる線電流Ir及びItを測定し、低圧単相変圧器4の低圧側ではu相とw相の電力線間の電圧Vuwを測定することにより、受電点Rpにおける有効電力を推定できるので、高圧側にCT7,8があらかじめ設けられていれば、受電点Rpにおける有効電力を推定するために新たな機材を設置する必要がなく、コストを低く抑えることができる。また、高圧側のCT7,8と、Vuwを測定可能なパワーコンディショナ10とを用いて、有効電力を推定するので、簡易な構成で受電点における有効電力を推定することが可能である。
また、本発明の分散型電源システム1では、このようにして推定された有効電力に基づいて、逆潮流電力が所定の閾値以下となるように太陽光発電モジュール20を運転制御することにより、低コストかつ簡易な構成で逆潮流を防止することができる。但し、推定された有効電力に基づく、太陽光発電モジュール20の運転制御方法はこれに限られない。
〔実施例1〕
以下では、本発明の実施例に係る分散型電源システム1について、図面を用いて、より詳細に説明する。
<システム構成>
図1は、需要家構内に設置される分散型電源システム1の概略構成を示すブロック図である。図1に示す分散型電源システムは、分散型電源である太陽光発電モジュール20と商用電力系統(以下、「商用電源」ともいう。)2とを連系する系統連系システムである。分散型電源システム1は、商用電源2の高圧(6,600V)配電線に連系する。
三相3線式のr相、s相、t相の電力線を通じて需要家構内には高圧の電力が供給される。本分散型電源システム1では、高圧の三相電力のうち一相の電力が低圧単相変圧器(トランス)4を介して単相の低圧(200/100V)電力に変換され、負荷5,6に供給される。図1では、トランス4に接続された単相3線式の電力線9のu相と中性線oとの間に負荷5が、w相と中性線oとの間に負荷6がそれぞれ接続されている。受電点Rpとトランス4との間には、r相に流れる電流を検出する電流計測器(カレントトランス:CT)7と、t線を流れる電流を検出するCT8が接続されている。
負荷5,6に接続される単相3線式の電力線9には、パワーコンディショナ10が接続
される。電力線9のu相、中性線o、w相には、u相接続線19A、中性接続線19B、w相接続線19Cがそれぞれ接続され、太陽光発電モジュール20(図1では図示を省略している。)が発電した電力を負荷5,6に供給することができる。
図1では、r相とs相との間、s相とt相との間、s相とr相との間でΔ結線された電源3として表記している。これは、後述の有効電力推定方法において、仮想の電源として、2電力計法により、受電点における有効電力を推定するのでこのように表現している。実際には、商用電源2から供給される電力により、一次側のr相とs相との間に接続された巻線に生じる電圧Vrsによって、二次側u相とw相の間の電圧が誘起される。一方、太陽光発電モジュール20により発電された電力が負荷5,6に供給される場合には、u相とw相との間に接続された巻線に生じる電圧Vuwによって、r相とs相との間に接続された巻線に電圧Vrsが誘起され、一次側と二次側が入れ替わる。
ここでは、トランス4の高圧側の巻線が、Δ結線の一相を構成するものとして説明するが、Y結線の場合についてもΔ結線に換算することにより同様に成り立つ。
図2は、パワーコンディショナ10のブロック図である。電力線9の中性線oには、太陽光発電モジュール20が発電した電力を、商用電源2から供給される電力と同期のとれた交流電力に変換する電力変換部(インバータ)13と、電力変換部13の出力電流の大きさを検出する出力電流計測器(出力CT)14と、この出力CT14の検出信号を入力するCT入力回路(ADコンバータ)15と、電力線9のu相、w相のそれぞれの電圧を検出信号として入力する電圧入力回路16A、16Bと、制御手段としての制御部(MPU)12とを有している。また、パワーコンディショナ10は、CT7,CT8の出力側が接続され、商用電源2のr相、t相のそれぞれを流れる電流の向きと大きさの検出信号を制御部12に入力するCT入力回路(ADコンバータ)11A,11Bを有している。
さらに、パワーコンディショナ10は、電力推定プログラム等の運転制御プログラムや各種データを記憶する記憶部17を有している。ここでは、CT7、CT8及びパワーコンディショナ10を含んで本発明の分散型電源システムが構成される。
制御部12の出力側は電力変換部13の制御部(図示せず)に接続してあり、この電力変換部13の入力側には太陽光発電モジュール20の出力側が接続してあり、電力変換部13の出力側は信号出力部18に接続してある。この信号出力部18は、電力線9のu相に接続されるu相接続線19Aと、電力線9の中性線oに接続される中性接続線19Bと、電力線9のw相に接続されるw相接続線19Cとを有している。
そして、信号出力部18のu相接続線19Aと中性接続線19Bとからu相の電圧を検出すべく信号出力部18に電圧入力回路16Aの入力側が接続してあり、また、信号出力部18のw相接続線19Cと中性接続線19Bとからw相の電圧を検出すべく信号出力部18に電圧入力回路16Bの入力側が接続してある。
<電力推定方法>
以下に、図3に示すフローチャートを参照して、受電点における電力を推定する方法について説明する。
上述したように、パワーコンディショナ10の制御部12には、電圧入力回路16A及び電圧入力回路16Bから、電力線9のu相及びw相のそれぞれの電圧信号が入力されるので、u相とw相との間の電圧Vuwを測定することができる(ステップS1)。ここでは、Vuwが本発明の基礎電圧に対応し、上述の電圧入力回路16A、電圧入力回路16B及び制御部12により本発明の基礎電圧測定部が構成される。
Vuwは単相3線式で202Vの交流電圧であるから、Vuwは以下の式(1)で表現される。
Figure 2021145537

ここで、sinθのθは、正弦波で表される電圧Vuwの任意の時刻における位相を示す

式(1)をsinθについて整理すると
Figure 2021145537

となる。
このとき、Vrsは、6600Vの交流であり、Vuwと同相であるから、以下の式(3)で表される。
Figure 2021145537

式(2)によりsinθを置き換えると、Vrsは以下のように算出される。
Figure 2021145537
ここで、相電圧Vrsと相電圧Vstと相電圧Vtrとは三相交流であるから互いに120°ずつ位相がずれている。従って、相電圧Vstとは正方向を逆向きにとった電圧(t相とs相との間の線間電圧)である電圧Vtsは、Vrsとは進み方向に60°位相がずれている。すなわち、Vtsは以下の式(5)で表される。
Figure 2021145537

これは、式(3)と比較するとVtsがVrsを進み方向に60°シフトしたものであることを示している。また、Vrsは式(4)で表されることから、Vtsは以下の式(6)で表せる。
Figure 2021145537

ここでは、Vuw∠60°は、Vuwの位相を60°進める方向にシフトしたことを示す。このような、Vuwに対する60°のシフトは、位相遅れのデジタルフィルタ又は1周期の時間の1/6の分だけ遅らせるフィルタを用いることにより算出することができる(ステップS2)。ここで、Vuwを進み方向に60°シフトした電圧が本発明の第2基礎電圧に対応する。この第2基礎電圧の算出は制御部12において行われる。
CT7によりr相の線電流Irが測定され、CT8によりt相の線電流Itが測定され
る(ステップS3)。ここでは、線電流Ir及び線電流Itが本発明の基礎電流に対応する。また、CT7及びCT8を含んで本発明の基礎電流測定部が構成される。上述の三相交流における有効電力の算出方法における2電力計法によると、有効電力は、線電流Ir及びItと線間電圧であるVrs及びVtsを用いて以下の式(7)により算出することができる。
Figure 2021145537
従って、式(7)に、式(4)及び式(6)を用いて、Vrs及びVtsをそれぞれ置き換えると、有効電流が以下の式(8)により算出できる(ステップS4)。
Figure 2021145537

これは、Vuwが分かれば、受電点Rpにおける有効電力Pを推定できることを示している。上述のように、Vuwは制御部12が電圧入力回路16Aおよび電圧入力回路16Bにより取得することができ、Ir及びItはそれぞれCT7及びCT8並びにCT入力回路11A及び11Bを通じてパワーコンディショナ10により取得することができる。すなわち、高価な装置を新たに設置することなく、CT7及びCT8により三相のうちr相及びt相の電流を測定するとともに、低圧の単相3線式のu相とw相との間の電圧を測定することにより、低コストかつ簡易な構成で受電点Rpにおける有効電力を推定することができる。ここでは、制御部12を含んで本発明の有効電力推定部が構成される。
このようにして、受電点における有効電力を推定することにより、例えば、逆潮流する電力が所定の閾値を超えないように、パワーコンディショナ10を制御することにより、低コストかつ簡易な構成で逆潮流を防止することができる。但し、推定された有効電力に基づいて逆潮流を防止する分散型電源システム1の運転制御方法はこれに限られない。
上述の実施例では、単相3線式の電力線によって負荷5,6に電力を供給しているが、単相2線式で負荷に電力を供給する場合も、同様に二本の電力線間の電圧を用いることができる。
〔実施例2〕
図4は、実施例2に係る分散型電源システム100の概略構成を示すブロック図である。実施例1に係る分散型電源システムと共通する構成については、同様の符号を用いて詳細な説明は省略する。
分散型電源システム100は、商用電力系統の高圧配電線に連系する。本実施例においても、商用電源2から高圧電力を受電し、高圧受電設備23に設けられたトランス4を介して接続された単相3線式の電力線9のu相と中性線oとの間に単相の負荷5が、w相と中性線oとの間に単相の負荷6がそれぞれ接続されている。本実施例では、この電力線9に対して3つのパワーコンディショナ10A,10B,10Cから電力が供給される(各パワーコンディショナ10A,10B,10Cによって出力が制御される分散型電源について記載を省略している。)。また、本実施例では、高圧受電設備23に設けられたトランス24を介して接続された3相3線式の電力線22に3相の負荷21が接続されている。
本実施例では、パワーコンディショナ10Aとパワーコンディショナ10Bは通信線25により接続され、パワーコンディショナ10Bとパワーコンディショナ10Cは通信線
26により接続されている。パワーコンディショナ10Aとパワーコンディショナ10Bとの間、パワーコンディショナ10Bとパワーコンディショナ10Cとの間は、例えばCAN通信により情報の送受信を行うが、通信方式はこれに限られない。
CT7とCT8の出力信号は、パワーコンディショナ10Aのみに入力されるので、CT7とCT8の出力信号に基づく有効電力推定はパワーコンディショナ10Aで行う。通信線25,26を介し、パワーコンディショナ10Aをマスタとし、パワーコンディショナ10B及び10Cをスレーブとして、推定された有効電力Pに基づいて逆潮流を防止する運転制御は、3つのパワーコンディショナ10A,10B,10Cが連携して行う。ここでは、互いに連携するパワーコンディショナ10A,10B,10Cの制御部が本発明の制御部に対応する。
また、本実施例では、電力線9に、3つのパワーコンディショナから電力を供給しているが、電力線9に電力を供給するパワーコンディショナの数は2でもよいし、4つ以上であってもよい。
〔実施例3〕
図4に示す分散型電源システム100のトランス24では、商用電源2に接続される1次側及び負荷21に接続される2次側のいずれもが3相結線された巻線によって構成されている。図4では、省略しているが、PCS10A等から三相交流電力を負荷21に供給して、商用電源2と連系して運転することができる。このとき、2次側の3相のうちのいずれ1相の電力線22の線間電圧をPCS10A等により取得すれば、1次側のr相の電力線の電流IrはCT7を介し、s相の電力線の電流IsはCT8を介し、PCS10A等により取得することができるので、公知の2電力計法により、実施例1と同様に、受電点Ppにおける有効電力を推定することができる。
図4では、トランス24の1次側及び2次側がともにΔ結線されているが、3相結線としてY結線(スター結線ともいう)とする場合もあり、これらを1次側と2次側で組み合わせる場合もある。また、2次側の1相の電力線間の電圧(本発明の基礎電圧に対応する)を取得する際に、3相のうちいずれの相の線間電圧を取得するかを選択することができる。図4に示すように、1次側及び2次側がともに3相結線されている場合には、2次側において基礎電圧とする線間電圧と、1次側で2電力計法に用いられる線間電圧との位相関係は、1次側と2次側の結線の種類によって、位相の進み又は遅れ、そしてその大きさも異なる。
図5は、トランス24における1次側及び2次側の3相結線の組み合わせを模式的に示したものである。図5(A)は、1次側及び2次側がともにΔ結線の場合を示す。図5(B)は、1次側がY結線、2次側がΔ結線の場合を示す。図5(C)は、1次側がΔ結線、2次側がY結線の場合を示す。図5(D)は、1次側及び2次側がともにY結線の場合を示す。いずれも左側が商用電源2に接続される1次側であり、右側が負荷に接続される2次側である。
<電力推定方法>
このとき、実施例1と同様に、受電点Ppにおける有効電力Pは、に電力計法により以下の式(9)によって算出される。
Figure 2021145537

ここでは、1次側のr相の線電流をIrとし、r相とs相の線間電圧V1rsとしている。また、1次側のt相の線電流をItとし、t相とs相の線間電圧をVtsとしている。このとき、2次側のu相とw相の線間電圧をV2uw、v相とu相の線間電圧をV2vu
、w相とv相の線間電圧をVwvとしている。
トランス24が図5(A)及び図(B)に示すような構成である場合には、2次側の電圧V2uw、V2vu、V2wvから、1次側電圧V1uv及びV1wvへの換算式は以下のように表される。V2uwの位相を60°進ませた電圧をV2uw∠60°、V2uwの位相を60°遅らせた電圧をV2uw∠−60°と表記し、kは定数である。
V1uv ≒ k×V2uw∠ −60°・・・式u1
≒−k×V2uw∠ 120°・・・式u2
≒−k×V2vu∠ 0°・・・式v1
≒ k×V2vu∠ 180°・・・式v2
≒−k×V2wv∠−120°・・・式w1
≒ k×V2wv∠ 60°・・・式w2
同様に、トランス24が図5(A)及び図(B)に示すような構成である場合には、2次側の電圧V2uw、V2vu、V2wvから、1次側電圧V1wvへの換算式は以下のように表される。
V1wv ≒ k×V2uw∠−120°・・・式u3
≒−k×V2uw∠ 60°・・・式u4
≒−k×V2vu∠ −60°・・・式v3
≒ k×V2vu∠ 120°・・・式v4
≒ k×V2wv∠ 0°・・・式w3
≒−k×V2wv∠ 180°・・・式w4
有効電力Pを算出するときに電圧V1uv及びV1wvに置換される、2次側の電圧V2uw、V2vu、V2wvの組み合わせを、上述の式u1〜u4、v1〜v4、w1〜w4によって示すと以下の表1のようになる。上段は組み合わせの番号を示し、それぞれの組み合わせの上段がVuvの置換に用いられる式を示し、下段がVwvの置換に用いられる式を示す。
Figure 2021145537


表1のNo.1の組み合わせによって有効電力Pを計算すると、以下のようになる。
P=Pr+Pt
=(V1rs×Ir)+(V1ts×It)
=(k×V2uw∠−60°×Ir)+(k×V2uw∠−120°×It)
このようにして、2次側の電圧V2uw、V2vu、V2wvと、1次側の電流Ir及びItから受電点における有効電力Pを算出することができる。このとき、No.1〜No.4の組み合わせでは、基礎電圧はV2uwであり、No.5〜No.8の組み合わせでは、基礎電圧はV2vuであり、No.9〜No.12の組み合わせでは、基礎電圧はV2wvである。そして、No.1の組み合わせの例では、これらの基礎電圧に対して位相をずらしたV2uw∠−60°が第2基礎電圧、V2uw∠−120°が第3基礎電圧に対応する。基礎電圧と同位相の場合は、ずらした位相が0°ということである。
次に、トランス24が図5(C)及び図5(D)に示すような構成である場合に、2次
側の電圧V2uw、V2vu、V2wvから、1次側電圧V1uv及びV1wvへの換算式は以下のように表される。
V1uv ≒ k×V2uw∠ −30°・・・式u5
≒−k×V2uw∠ 150°・・・式u6
≒−k×V2vu∠ 30°・・・式v5
≒ k×V2vu∠−150°・・・式v6
≒−k×V2wv∠− 90°・・・式w5
≒ k×V2wv∠ 90°・・・式w6
同様に、トランス24が図5(C)及び図(D)に示すような構成である場合には、2次側の電圧V2uw、V2vu、V2wvから、1次側電圧V1wvへの換算式は以下のように表される。
V1wv ≒ k×V2uw∠ −90°・・・式u7
≒−k×V2uw∠ 90°・・・式u8
≒−k×V2vu∠ −30°・・・式v7
≒ k×V2vu∠ 150°・・・式v8
≒−k×V2wv∠−150°・・・式w7
≒ k×V2wv∠ 30°・・・式w8
有効電力Pを算出するときに電圧V1uv及びV1wvに置換される、2次側の電圧V2uw、V2vu、V2wvの組み合わせを、上述の式u5〜u8、v5〜v8、w5〜w8によって示すと以下の表2のようになる。上段は組み合わせの番号を示し、それぞれの組み合わせの上段がVuvの置換に用いられる式を示し、下段がVwvの置換に用いられる式を示す。
Figure 2021145537


表1のNo.13の組み合わせによって有効電力Pを計算すると、以下のようになる。P=Pr+Pt
=(V1rs×Ir)+(V1ts×It)
=(k×V2uw∠−30°×Ir)+(k×V2uw∠−90°×It)
このようにして、2次側の電圧V2uw、V2vu、V2wvと、1次側の電流Ir及びItから受電点における有効電力Pを算出することができる。このとき、No.13〜No.16の組み合わせでは、基礎電圧はV2uwであり、No.17〜No.20の組み合わせでは、基礎電圧はV2vuであり、No.21〜No.24の組み合わせでは、基礎電圧はV2wvである。そして、No.13の組み合わせの例では、これらの基礎電圧に対して位相をずらしたV2uw∠−30°が第2基礎電圧、V2uw∠−90°が第3基礎電圧に対応する。
本実施例における電力推定方法は、図3に示す実施例1の電力推定方法において、ステップS1において、基礎電圧に対応するV2uw、V2vu、V2wvのいずれかを測定し、ステップS2において、第2基礎電圧及び第3基礎電圧に対応する、基礎電圧を上述したような位相だけずらした電圧を算出する点が異なる。他の手順は図3に示す実施例1の電力推定方法と同じであるため、説明は省略する。
このようにして、受電点における有効電力を推定することにより、例えば、逆潮流する電力が所定の閾値を超えないように、パワーコンディショナ10を制御することにより、低コストかつ簡易な構成で逆潮流を防止することができる。但し、推定された有効電力に基づいて逆潮流を防止する分散型電源システム1の運転制御方法はこれに限られない。
なお、上述の実施例の構成は、本発明の課題や技術的思想を逸脱しない範囲で可能な限り組み合わせることができる。例えば、上述の実施例においては、分散型電源としては太陽光発電モジュールを備えた分散型電源システムに適用した例について説明したが、太陽光発電モジュールに加えて蓄電池モジュールを備えた分散型電源システムに本発明を適用することができる。また、太陽光発電モジュールに代えて、燃料電池モジュール、ガスエンジンモジュール、風力発電モジュール、潮力発電モジュール、水力発電モジュール、地熱発電モジュール等のエネルギーやこれらを組み合わせて用いる分散型電源システムに本発明を適用することもできる。
なお、以下には本発明の構成要件と実施例の構成とを対比可能とするために、本発明の構成要件を図面の符号付きで記載しておく。
<発明1>
商用電力系統(2)に連系して、分散型電源(20)を運転する分散型電源システム(1,100)であって、
前記商用電力系統(2)から受電した三相電力のうちいずれか一相の電力を、負荷(5,6)に供給される一相の電力に変換する変圧器(4)と、
前記負荷(5,6)に前記一相の電力及び前記分散型電源(20)からの電力を供給する電力線間の電圧である基礎電圧(Vuw)を測定する基礎電圧測定部(16A,16B)と、
前記商用電力系統(2)に接続される受電点(Rp)における、前記三相電力うちの前記一相の電力を供給する二つの電力線を流れる電流である基礎電流(Ir,It)を測定する基礎電流測定部(7,8)と、
前記基礎電圧と前記基礎電流に基づいて、前記受電点(Rp)における有効電力を推定する有効電力推定部(12)と、
推定された前記有効電力に基づいて、前記分散型電源(20)の逆潮流を防止する運転制御を行なう制御部(12)と、
を備えたことを特徴とする分散型電源システム(1,100)。
<発明2>
商用電力系統(2)に連系して、分散型電源(20)を運転する分散型電源システム(1,100)において、
前記商用電力系統(2)から受電した三相電力のうちいずれか一相の電力から、変圧器(4)によって変換された一相の電力及び前記分散型電源からの電力を負荷に供給する電力線間の電圧である基礎電圧を測定するステップ(S1)と、
前記商用電力系統(2)に接続される受電点(Rp)における、前記三相電力うちの前記一相の電力を供給する二つの電力線を流れる電流である基礎電流(Ir,It)を測定するステップ(S3)と、
前記基礎電圧と前記基礎電流に基づいて、前記受電点(Rp)における有効電力を推定するステップ(S4)と、
を含む有効電力推定方法。
1,100 :分散型電源システム
2 :商用電源
5,6,21 :負荷
7,8 :CT
11A,11B :CT入力回路
12 :制御部
16A,16B :電圧入力回路

Claims (6)

  1. 商用電力系統に連系して、分散型電源を運転する分散型電源システムであって、
    前記商用電力系統から受電した三相電力のうちいずれか一相の電力を、負荷に供給される一相の電力に変換する変圧器と、
    前記負荷に前記一相の電力及び前記分散型電源からの電力を供給する電力線間の電圧である基礎電圧を測定する基礎電圧測定部と、
    前記商用電力系統に接続される受電点における、前記三相電力うちの前記一相の電力を供給する二つの電力線を流れる電流である基礎電流を測定する基礎電流測定部と、
    前記基礎電圧と前記基礎電流に基づいて、前記受電点における有効電力を推定する有効電力推定部と、
    推定された前記有効電力に基づいて、前記分散型電源の逆潮流を防止する運転制御を行なう制御部と、
    を備えたことを特徴とする分散型電源システム。
  2. 前記有効電力推定部は、
    前記基礎電圧の位相に対して位相をずらした第2基礎電圧を算出し、
    前記基礎電圧及び前記第2基礎電圧並びに前記基礎電流に基づいて、前記受電点における有効電力を推定することを特徴とする請求項1に記載の分散型電源システム。
  3. 前記有効電力推定部は、
    前記基礎電圧の位相に対して位相をずらした第2基礎電圧及び第3基礎電圧を算出し、
    前記第2基礎電圧及び前記第3基礎電圧並びに基礎電流に基づいて、前記受電点における有効電力を推定することを特徴とする請求項1に記載の分散型電源システム。
  4. 商用電力系統に連系して、分散型電源を運転する分散型電源システムにおいて、
    前記商用電力系統から受電した三相電力のうちいずれか一相の電力から、変圧器によって変換された一相の電力及び前記分散型電源からの電力を負荷に供給する電力線間の電圧である基礎電圧を測定するステップと、
    前記商用電力系統に接続される受電点における、前記三相電力うちの前記一相の電力を供給する二つの電力線を流れる電流である基礎電流を測定するステップと、
    前記基礎電圧と前記基礎電流に基づいて、前記受電点における有効電力を推定するステップと、
    を含む有効電力推定方法。
  5. 前記受電点における有効電力を推定するステップは、
    前記基礎電圧の位相に対して位相をずらした第2基礎電圧を算出するステップと、
    前記基礎電圧及び前記第2基礎電圧並びに前記基礎電流に基づいて、前記受電点における有効電力を推定するステップとを含むことを特徴とする請求項4に記載の有効電力推定方法。
  6. 前記受電点における有効電力を推定するステップは、
    前記基礎電圧の位相に対して位相をずらした第2基礎電圧及び第3基礎電圧を算出するステップと、
    前記第2基礎電圧及び前記第3基礎電圧並びに前記基礎電流に基づいて、前記受電点における有効電力を推定するステップとを含むことを特徴とする請求項4に記載の有効電力推定方法。
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