JP2007329817A - 無線基地局試験装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】外来雑音等の影響により、無線基地局での受信電力が高い状態にある場合においても、外来雑音による影響を受けることなく、無線基地局の正常性を試験する。
【解決手段】無線基地局の無線特性の正常性を判断するために、無線基地局に搭載した試験移動機109と所定の装置を呼接続して試験を実施する。この際、試験信号の送信前後に、試験対象アンテナの受信回路213、215においてRSSIを測定する。RSSI測定値が閾値を超えている場合には、無線基地局から試験移動機109に接続される下り回線の信号経路の経路損失を、可変減衰器232により増加させる。試験移動機109での受信電力が減少する。これにより、受信電力に応じて初期送信電力を定める試験移動機109からの初期送信電力の上昇を図り、外来雑音のある環境下においても試験移動機109の呼接続を行なえるようにする。
【選択図】図2

Description

本発明は、無線基地局試験装置に係り、特に、CDMA方式を用いた移動体通信システムにおける無線基地局に外来雑音等の妨害波が混入する環境において、基地局の無線特性の正常性を確認する無線基地局試験装置に関する。
移動体通信システムを運用する上で、システムの安定性は重要な要素の1つである。システムを安定的に動作させるためには、システム運用停止となる障害を発生させないことと同時に、障害が発生した場合には迅速にその障害を検出し、復旧させることが求められる。従って、無線基地局の障害検出及びその診断方式は極めて重要である。
無線基地局の正常性を診断する方法として、例えば、特開2002−271280号公報(特許文献1)にて、無線基地局のアンテナから分岐して接続された携帯電話機に対して、インターネットを介して保守装置からパケットデータを送信し、携帯電話機からの返信を確認することで、無線基地局の正常性を判断する方法が開示されている。
しかし、この方法では、無線基地局装置の主信号ラインが完全に不通となっているような異常であれば検出が可能であるが、無線特性が若干劣化しているような軽微な異常状態を検出することは困難である。
無線基地局には、送信機及び受信機が搭載されている。このうち、送信機の障害は、下り回線(基地局から移動機に向う方向)における信号電力をモニタすることにより、比較的容易に無線特性の劣化を検出することができる。しかしながら、上り回線(移動機から基地局に向う方向)では、特に無線通信方式としてCDMAを用いている場合には、正常時の信号電力のレベルが熱雑音よりも低いレベルとなることがある為、多少の無線特性の劣化が生じた場合でも、その異常状態を検出するのは困難である。
この課題を解決する方法としては、特開2005−151189号公報(特許文献2)に、異常状態の検出を可能とする方法が開示されている。例えば、無線基地局のアンテナポートから分岐して接続された試験移動機を備え、試験移動機は、送出したパケットのパケットエラーレートが一定となるように送信電力を制御し、パケットエラーレートが所定範囲となった時の試験移動機の送信電力を確認する。これにより、無線特性の劣化が生じた場合でも、異常状態の検出を可能とする方法が開示されている。例えば、試験移動機の送信電力が大きければ受信感度が劣化したと判断する。
特開2002−271280号公報 特開2005−151189号公報 3GPP2 C.S.0024
しかしながら、上述の特許文献2に開示された方法を用いた場合でも、基地局が設置された環境において、他システムからの干渉波が入ってくる場合や、接続中の端末数が多く、定常的に上り回線における受信電力(RSSI:Received Signal Strength Indicator)が高いような場合には、試験移動機から送出されるパケットの送信電力は定常的に高めに制御される。この場合、外来雑音による影響なのか、基地局の無線特性劣化が原因なのかの切り分けが困難である。
無線基地局の正常性確認試験は、保守者側からの使い勝手を考慮すると、無線システムとしてのサービスを継続したまま行なえるとよい。この場合、前述のように、当該セル内にいる一般端末からの電力や、他システムからの干渉電力が上り回線に入り込む為、一時的、又は定常的に上り回線におけるRSSIが高くなる場合が十分に考えられる。RSSIが高い状態において、試験端末を用いた基地局正常性確認試験を実施した場合に考えられる課題として、例えば、以下の課題が挙げられる。
課題のひとつ(第1の課題)は、試験端末からの発呼信号が基地局に届かず、呼接続に失敗するケースが考えられるということである。
例として、第3世代携帯電話システムとして実用化されている方式の一つである、1xEV−DO(1x Evolution Data Only、詳細は、例えば3GPP2 C.S0024参照)における、移動機の送信電力制御方式について説明する。1xEV−DOでは、移動機の初期送信電力を、移動機での基地局から送信される下り信号の強弱により決定する。例えば、移動機における下り信号の受信電力が大きければ、移動機は基地局に近い位置にいると判断し、移動機での初期送信電力は小さく制御される。一方、移動機での受信電力が小さければ、移動機が基地局から遠くにいると判断し、移動機での初期送信電力は大きく制御される。この制御は、Open Loop Power Controlと呼ばれ、CDMA方式を用いた移動体システムでは、移動機での初期送信電力の決定に広く用いられている。1xEV−DOにおける、移動機の初期送信電力(Xo)は次式により算出される。
Xo=−Mean Rx Power(dBm)+OpenLoopAdjust(dB)+ProbeInitialAdjust(dB) ・・・(1)
ここで、「Mean Rx Power」は、移動機における平均受信電力、「OpenLoopAdjust」、「ProbeInitialAdjust」は、初期電力調整用のシステムパラメータでありいずれもシステムで一意に決定されるため、端末ごとに調整することはできない。例えば、呼接続までの移動機からの送信電力は、上述の初期送信電力(Xo)が用いられる。
即ち、移動機の初期送信電力は、下り回線の信号電力により決定される為、上り回線の状態は全く考慮されない。その為、上り回線において他システムからの干渉波や一般端末からの送信電力等により基地局でのRSSIが高い状態にあると、試験移動機からの初期送信電力がRSSIに対して低すぎて、基地局正常性確認試験における呼接続に失敗することがある。試験移動機からの呼接続が失敗すると、基地局正常性確認試験としては失敗となるため、例えば異常な状態と判定される。しかし、判定された異常状態が、外来雑音の影響が原因なのか、基地局装置が異常なのかを判断するのは困難である。従って、こういった外来雑音の影響が考えられる環境下においても、試験端末からの呼接続に失敗することが無いような対策を施す必要がある。
他の課題(第2の課題)としては、呼接続に成功した場合でも、特許文献2に示されるように、無線基地局の上り回線無線特性の正常性を確認するために、上り回線における所望のパケットエラーレートを満たす試験端末からの送信電力を元に、無線基地局における受信感度を測定し、その正常性を判断するような方法を取る場合を考えると、やはり上り回線のRSSIが高い環境下では、正常な判定結果を得ることができない。
具体的には、上り回線のRSSIが、例えば外来雑音の全く無い環境下に比べて10dB高い状態にあった場合に、試験移動機による受信感度測定を実施した場合、所望のパケットエラーレートを得るために、試験移動機の送信電力は上り回線のRSSIの上昇分(10dB)だけ高く制御されてしまう為、受信感度試験の結果としては、無線基地局の受信感度が10dB劣化したように見えてしまう。これもまた、この異常状態が、外来雑音の影響が原因なのか、基地局装置が異常なのかを判断するのは困難である。従って、こういった外来雑音の影響が考えられる環境下においても、無線特性の確認試験結果に影響を与えないような施策が必要である。
本発明は、以上の点に鑑み、外来雑音の影響を排除し、外来雑音が存在する環境下においても、無線基地局の正常性確認試験を実施することのできる無線基地局試験装置を提供することを目的とする。また、本発明は、外来雑音が試験結果に影響を与えることなく、正常に試験を実施することを目的とする。本発明は、試験結果が異常である場合には、それが外来雑音の影響ではなく、無線基地局装置側の異常であることを特定することを目的のひとつとする。
まず、課題のひとつ(第1の課題)である、外来雑音の影響により呼接続に失敗するケースにおける解決手段のひとつ(第1の手段)について以下に示す。
外来雑音等の影響により上り回線におけるRSSIが高くなった場合に、呼接続に失敗する可能性があるのは、例えば前述のように移動機(一般移動機、試験移動機共)が送信する呼接続信号の初期送信電力が、下り回線における信号電力の強度により決定され、上り回線の状態は考慮されないためである。そのため、上り回線のRSSIが高くなった状態で、呼接続を実施すると、試験移動機からの送信電力が無線基地局に届かないという状態に陥る可能性がある。
これを解決する手段のひとつ(第1の手段)としては、上り回線のRSSIを無線基地局の受信機において常時監視する。監視されるRSSIの外来雑音の無い状態からの上昇分が閾値を超えていた場合には、試験移動機に供給される下り回線の信号経路における経路損失を上り回線のRSSIの上昇分に見合う量だけ増加させる。移動機は、上りの信号が基地局に届かなかった場合、通常10〜20dB程度は電力を上昇させてリトライを繰り返すため、前記閾値は、概ね5〜10dB程度とすることができる。これにより、下り回線の経路損失が増加することで試験移動機における下り回線の受信電力が低下する。その結果、上述の式(1)により求められる試験移動機の初期送信電力(Xo)は、下り回線の受信電力の減少分だけ増加する。したがって、外来雑音の影響に負けず、試験移動機の電波を無線基地局の受信機に届かせることが可能となり、呼接続することができる。
第1の課題に対する他の手段(第2の手段)は、一般ユーザの移動機が上述の式(1)により初期送信電力を算出するのに対して、試験移動機の初期送信電力を式(1)により求めるのではなく、無線基地局と試験移動機間の経路損失から求まる最適値に固定値として与える。試験移動機と無線基地局間の経路損失は、時間とともに変化するものではないので、この手段が取りうる。また、この場合、外来雑音等により上り回線のRSSI(X)が上昇し、閾値を超過した場合には、固定値として与えていた初期送信電力(Xo)を、上り回線RSSIの上昇分に見合うオフセット分(ΔX)だけ上昇させる(Xo+ΔX)ことで、初期送信電力の調整をする。上述の第1の手段と同様、外来雑音の影響に負けず、試験移動機の電波を無線基地局に届かせることができ、呼接続することが可能となる。
次に、他の課題(第2の課題)である、上り回線の無線特性の正常性を確認する際の、外来雑音による影響を回避するための手段(第1の手段)について以下に示す。
外来雑音が上り回線の無線特性の正常性確認試験に影響を及ぼすのは、上り回線のRSSIが上昇すると、所望のパケットエラーレートを満たすための試験移動機の送信電力が上昇するためである。試験移動機の送信電力の上昇が、外来雑音の影響によるものなのか、無線基地局装置の異常によるものなのかの判断がつかないところに課題がある。
これを解決するための手段のひとつ(第1の手段)としては、無線特性の正常性の判断を、試験移動機の送信電力の絶対値により判定するのではなく、無線基地局にて測定した上り回線のRSSIと、試験移動機の送信電力をアンテナ端の電力に換算した値(受信感度レベル)との比(相対値)により求める方法である。この場合の無線特性の正常性判定式を以下に示す。
受信感度レベル(dBm)−RSSI(dBm)<閾値(dB)・・・(2)
これにより、外来雑音等により上り回線のRSSIが上昇しているような場合でも、無線特性の正常性を確認することが可能となる。
なお、この方法による場合は、無線基地局にて測定した上り回線RSSIの値が正しいことが保証されているとさらによい。何故ならば、無線基地局装置の特にRSSI測定回路部分の異常により、測定したRSSIが実際の値よりも高い値を示してしまった場合、無線基地局装置の異常により受信感度レベルが多少アップしてしまったような場合でも、RSSIの測定値が受信感度レベルの上昇分以上に上昇してしまったために、無線基地局装置としては正常であると判定されてしまう可能性があるためである。
この課題を回避するため、試験移動機から既知の固定送信電力で信号送信を行い、無線基地局で測定したRSSIの測定結果が正しいことを確認する手段を設ける。この場合、固定送信電力の設定値は、外来雑音によるRSSIの上昇分よりも十分に高いレベルに設定することで、無線基地局におけるRSSI測定値に与える外来雑音の影響を無視することが可能である。また、試験移動機からの固定送信電力は、無線基地局の受信機0系、1系それぞれに対して、独立に入力することで、運用中のサービスへの影響を最小限におさえる。
第2の課題に対する他の手段(第2の手段)は、試験移動機からの信号に白色雑音を重畳し、試験信号自体を一定のCIR(Carrier to Interference Ratio、搬送波対干渉波比)を保った信号として無線基地局に供給し、かつ、当該試験信号を外来雑音に対して十分に高いレベルに設定することである。この方法では、既知のレベルの白色雑音を用いることができるため、上述の第1の解決手段に比べて、試験移動機からの試験信号の受信品質を精度良く算出することができる。試験信号のCIRは、白色雑音のレベルと、試験信号の送信レベルとの比により決定されるが、これを所望のPERを満たすのに、必要かつマージンのあまり無い値に調整しておく。こうすることで、仮にハードウェア故障により無線特性の劣化が生じた場合は、上り回線におけるPERの劣化として現れる為、無線特性の異常を判定することが可能となる。
本発明の第1の解決手段によると、
無線通信システムにおける通信端末の送信機能及び受信機能を有し、呼接続する際の初期送信電力が受信電力に応じて定まる端末機能部と、
前記端末機能部及び通信端末への信号を送信するための送信機と、前記端末機能部及び通信端末からの信号を受信するための受信機と、通信端末からの無線信号及び/又は干渉波の電力を含む、前記受信機での受信電力を測定する測定部とを有する無線処理部と、
前記送信機と前記端末機能部間の経路ロスを調整する減衰器と
前記端末機能部と所定の装置とを、前記無線処理部を介して呼接続させて無線基地局の正常及び異常を試験するための制御部と
を備え、
前記減衰器が、前記測定部において測定された受信電力の値に応じて、経路ロスを増加することで、前記端末機能部における受信電力を減少させ、その結果前記初期送信電力を増加させ、
前記端末機能部が、増加された初期送信電力により所定の装置と呼接続し、
前記制御部は、無線基地局の試験を実行する無線基地局試験装置が提供される。
本発明の第2の解決手段によると、
無線通信システムにおける通信端末の送信機能及び受信機能を有し、呼接続する際の初期送信電力が予め設定された端末機能部と、
前記端末機能部及び通信端末への信号を送信するための送信機と、前記端末機能部及び通信端末からの信号を受信するための受信機と、通信端末からの無線信号及び/又は干渉波の電力を含む、前記受信機での受信電力を測定する測定部とを有する無線処理部と、
前記端末機能部と所定の装置とを、前記無線処理部を介して呼接続させて無線基地局の正常及び異常を試験するための制御部と
を備え、
前記端末機能部が、前記測定部で測定された受信電力の値に応じて、設定された初期送信電力を増加し、
前記端末機能部が、増加された初期送信電力により所定の装置と呼接続し、
前記制御部は、無線基地局の試験を実行する無線基地局試験装置が提供される。
本発明の第3の解決手段によると、
無線通信システムにおける通信端末の送信機能及び受信機能を有する端末機能部と、
前記端末機能部及び通信端末への信号を送信するための送信機と、前記端末機能部及び通信端末からの信号を受信するための受信機と、通信端末からの無線信号及び/又は干渉波の電力を含む、前記受信機での受信電力を測定する測定部とを有する無線処理部と、
前記端末機能部と所定の装置とを、前記無線処理部を介して呼接続させて無線基地局の正常及び異常を試験するための制御部と
を備え、
前記制御部は、
前記測定部により測定された受信電力の値と、前記無線処理部において所望のパケットエラーレートを満たすように調整された前記端末機能部の送信電力との差分を求め、
求められた差分と予め定められた閾値とを比較することにより、無線基地局の正常性を判断する無線基地局試験装置が提供される。
本発明の第4の解決手段によると、
無線通信システムにおける通信端末の送信機能及び受信機能を有する端末機能部と、
前記端末機能部及び通信端末への信号を送信するための送信機と、前記端末機能部及び通信端末からの信号を受信するための受信機と、通信端末からの無線信号及び/又は干渉波の電力を含む、前記受信機での受信電力を測定する測定部とを有する無線処理部と、
前記端末機能部と所定の装置とを、前記無線処理部を介して呼接続させて無線基地局の正常及び異常を試験するための制御部と、
雑音を発生する雑音発生部と、
前記端末機能部から出力される信号に、前記雑音発生部からの雑音を重畳して試験信号を生成し、前記無線処理部に出力する結合器と
を備え、
前記端末機能部は、所望のパケットエラーレート又は信号対雑音比を満たすように送信電力を調整し、
雑音を重畳することにより、前記端末機能部からの送信電力を、前記測定部で測定された受信電力又は外来雑音よりも高い電力に設定する無線基地局試験装置が提供される。
本発明によると、外来雑音の影響を排除し、外来雑音が存在する環境下においても、無線基地局の正常性確認試験を実施することのできる無線基地局試験装置を提供することができる。また、本発明によると、外来雑音が試験結果に影響を与えることなく、正常に試験を実施することができる。本発明によると、試験結果が異常である場合には、それが外来雑音の影響ではなく、無線基地局装置側の異常であることを特定することができる。
1.第1の実施の形態
(システム構成)
本実施の形態に係わる無線基地局装置、無線通信網の構成及び運用方法について、1xEV−DO(1x Evolution Data Only)システムを例に、詳細に説明する。
図1は、1xEV−DOシステムにおける無線基地局試験システムの構成図である。
無線基地局試験システムは、試験対象となる無線基地局(無線基地局試験装置)104と、センタ局設備120と、ネットワーク網132に接続されたテストサーバ133と、無線基地局104及びセンタ局設備120の監視を行う保守端末131とを備える。無線基地局104は、この例では3セクタ構成を取っており、各セクタに対応した無線処理部105〜107と、回線インターフェース(I/F)部108と、試験移動機(試験端末)109と、基地局制御部110とを有する。センタ局設備120は、無線基地局104を収容する回線I/F装置121と、パケットのルーティングを行なうスイッチ(SW)部123と、パケット制御及びセッション管理を行なうパケット制御装置122と、端末認証処理を行う認証装置124と、インターネット網との接続を行なうネットワークインターフェース(NW I/F)装置125とを有する。なお、無線基地局104は複数備えることもでき、各無線基地局104は、それぞれセンタ局120に接続されることができる。
保守端末103は、保守網130を経由して、基地局104に接続され、無線基地局104の監視・制御をリモートにて行う機能を有する。テストサーバ133は、例えば試験用のサーバであり、試験移動機109内部の端末機能部がネットワーク網132を経由して接続する。なお、適宜のサーバを試験用のサーバとして用いても良い。
無線基地局104の正常性確認は、例えば、無線基地局104に搭載された試験移動機109を用いて、テストサーバ133との間でテストパケットの送受信を行なうことにより実施する。試験の指示は、保守端末131より、無線基地局104の基地局制御部110に対して、試験対象セクタを指示して行なう。基地局制御部110は、保守端末131からの試験指示を受けると、試験移動機109に対して、指示されたセクタに対する試験データ送信を指示する。試験移動機109は、指示されたセクタ105〜107を介してテストサーバ133との呼接続を行う。呼接続完了後、テストサーバ133に対してテストデータを送信し、基地局104の正常性確認試験を実行する。なお、正常性確認試験の処理例については後述する。一連の試験が終了すると、基地局制御部110は、保守端末131に対して、試験結果の報告を行い、保守端末131は、報告された結果を例えば画面上に表示する。以上の流れにより無線基地局104の正常性試験は終了する。
図2は、基地局104の詳細構成図である。
基地局104のセクタ1無線処理部105は、無線信号送受信部204と変復調処理部217を備え、例えば、送受信共有の0系アンテナ201及び受信用の1系アンテナ202が接続される。無線信号送受信部204は、送受信経路の切り替えを行う経路切り替え部207と、1系統の送信機212及び2系統の受信機(0系受信機213・1系受信機215)を備える。さらに、無線信号送受信部204は、下り無線信号と上り無線信号を分離するDUP(デュプレクサ)205と、上り無線信号の通過帯域を制限するBPF(帯域通過フィルタ)206を備える。なお、セクタの数は3つに限らずひとつでもよいし、適宜の数のセクタを備えてもよい。また、受信機及び送信機は、適宜の数の系統を備えてもよい。
送信機212は、変調機218から入力される下りベースバンド信号を、下り無線信号に変換する。0系受信機213は、端末が送信した上り無線信号を、DUP205を介して受信し、上りベースバンド信号に変換する。1系受信機215は、端末が送信した上り無線信号を、BPF206を介して受信し、上りベースバンド信号に変換する。0系受信機213及び1系受信機215はそれぞれ、受信信号のRSSIを測定するRSSI測定部214、216を有する。なお、セクタ2 106及び、セクタ3 107の構成はセクタ1 105と同一の構成とすることができるため、説明は省略する。
変復調処理部217は、変調機218と復調機219を備え、データの変調及び復調を行う。回線インターフェース部108は、無線基地局104とセンタ局120のインターフェースである。基地局制御部110は、無線基地局104の監視・制御機能を有する。
試験移動機109は、例えば、端末機能部233と、試験機能制御部234と、上り経路の可変減衰器231と、下り経路の可変減衰器232とを有する。端末機能部233は、例えば一般ユーザが使用する端末と同等の機能を有する試験用端末である。例えば、端末機能部233は、送信機と受信機とを有する。試験機能制御部234は、端末機能部233の制御を行う機能を有する。なお、図2では、試験移動機109は、試験するセクタに接続を切り替えるためのスイッチを有してもよい。
経路切り替え部207は、例えば、複数のカップラ(CPL)208、209、210と、スイッチ(SW)211とを有する。CPL208は、送信機212と、DUP205(又はアンテナへの経路)と、下り経路の可変減衰器(又は試験移動機109への経路)とを相互に接続する。また、CPL209は、0系受信機213と、DUP205(又はアンテナへの経路)と、SW211(試験移動機109への経路)とを相互に接続する。CPL210は、1系受信機215と、BPF206(アンテナへの経路)と、SW211(試験移動機109への経路)とを相互に接続する。
CPL208は、下り無線信号の一部を抽出し、試験移動機109に出力する。また、CPL209は、試験移動機109より送信される上り試験信号を、0系受信機213に出力する。CPL210は、試験移動機109より送信される上り試験信号を、1系受信機215に出力する。SW211は、試験移動機109を0系受信機213と接続するか、1系受信機215に接続するかを切り替える。SW211は、例えば、基地局制御部110又は試験機能制御部234により切り替え可能である。
(正常性確認試験)
正常性確認試験の例として、受信感度測定試験の処理を説明する。
基地局制御部110は、保守端末131から試験を行うセクタ識別情報及び/又は系の識別情報(例えば、0系又は1系)を含む試験開始命令を受信すると、セクタ識別情報及び/又は系の識別情報を含むスイッチ切り換え命令を試験機能制御部234に送信する。なお、試験開始命令は、受信感度測定試験を示す試験種別情報を含んでもよい。試験機能制御部234は、スイッチ切り換え命令を受信し、その命令に含まれるセクタ識別情報及び/又は系の識別情報に対応するセクタ及び/又はセクタの系と、端末機能部233とが接続されるように、SW211及び適宜のスイッチを設定する。また、試験機能制御部233は、上り経路可変減衰器231、下り経路可変減衰器232での電力減衰量を制御して、端末機能部233の環境を擬似する。例えば、減衰量を大きくすれば端末機能部233が基地局104から遠い位置にあることを擬似できる。端末機能部233は、例えば、無線処理部105を介して所定の装置(例えば、テストサーバ133)と呼接続状態を確立し、及び、パケットを送信する。
基地局制御部110は、無線信号送受信部(信号処理部)がカウントするエラーパケット数と受信したパケット総数とに基づき、エラーパケット数を受信したパケット総数で除算して、パケットエラーレート(PER)を求める。基地局制御部110は、測定されたパケットエラーレートに応じて、試験機能制御部234に送信電力の変更を命令する。例えば、パケットエラーレートが高ければ送信電力を上げるように命令する。一方、例えば、パケットエラーレートが低ければ送信電力を下げるように命令する。試験機能制御部234は、基地局制御部110からの命令に応じて、端末機能部233からの送信電力を変更する。試験機能制御部234は、基地局制御部110に、変更後の送信電力値P1を送信する。基地局制御部110は、送信電力値P1を受信し、記憶部に記憶する。
基地局制御部110は、再度パケットエラーレートを求める。基地局制御部110は、求められたパケットエラーレートが所定範囲内か判断し、所定範囲内になるまで、試験機能制御部234に送信電力の変更の命令及び送信電力値P1の受信並びに記憶を繰り返す。
基地局制御部110は、パケットエラーレートが所定範囲内にあるときの送信電力値P1に基づき、受信感度を算出する。例えば、端末機能部233から受信部213、215までの予め定められた経路損失値とを記憶部から読み出し、送信電力値P1から経路損失値を減算して、受信感度を求めても良い。また、後述するように、送信電力値P1と、RSSIに基づき求めても良い。基地局制御部110は、算出された受信感度、及び/又は、受信感度に基づく障害判定結果を含む試験結果を保守装置131に送信する。
なお、正常性確認試験としては、上述の処理以外にも適宜の試験を行っても良い。また、特開2005−151189号公報(特許文献2)の図8に開示されたシーケンスを用いてもよい。
(動作)
第1の課題に対する上述の第1の手段について、図2を用いてより具体的に説明する。
以下図2の構成に沿って、外来雑音がある環境下で、無線基地局104の試験を実施する場合の動作を説明する。外来雑音が無線基地局104のアンテナ201、アンテナ202により受信されると、その雑音電力は、アンテナ0系201の場合はデュプレクサ(DUP)205、カップラ(CPL)209を通じて0系受信機213に入力される。アンテナ1系202の場合はバンドパスフィルタ(BPF)206、カップラ(CPL)210を通じて1系受信機215に入力される。0系受信機213及び1系受信機215は、それぞれRSSI測定部214、216にて、それぞれの受信系におけるRSSIの値を監視しており、その値を基地局制御部110に報告する。
保守端末131から無線基地局104の正常性試験実施の指示を入力すると、基地局制御部227は、RSSI測定部214、216から報告されるRSSI測定値(X)を確認し、予め設定された閾値を超えているか否かの判定を行う。
例えば、外来雑音等の影響でRSSIが上昇することにより、測定されたRSSIが閾値を超えていた場合は、基地局制御部110は、RSSI測定値(X)と、外来雑音が無い場合の熱雑音電力(N)との差分Δ(dB)=X(dBm)−N(dBm)を算出する。なお、外来雑音がない場合の熱雑音電力(N)は、予め設定されることができる。また、この熱雑音電力は、例えば運用前に、アンテナに代えて終端器を接続するなどして予め測定され記憶されても良い。基地局制御部110は、その差分Δ(dB)をRSSIの上昇分として、試験機能制御部234に通知する。試験機能制御部234は、基地局制御部227から通知された値Δを、下り回線の経路ロスを調整する可変減衰器232の定常時における設定値に加算して、減衰量を増加させる。
以降の処理は、上述の正常性確認試験と同様である。端末機能部233から発呼(子接続)を行う際、経路ロスの増加に伴い、下り回線の受信電力が減少するので、上述の式(1)より、端末機能部233が発呼する際の初期送信電力が、下り回線の受信電力の減少分だけ上昇する。例えば、外来雑音の影響によりRSSIが上昇している場合においても、呼接続することができる
また、第2の課題に対する第1の解決手段も、図2の構成を用いて説明できる。
図4に、第1の課題に対する第1の手段及び第2の課題に対する第1の手段における無線特性試験手順を示す。以下、図4に沿って、あるセクタの0系受信機の正常性を確認する場合の試験シーケンスを説明する。
まず始めに、保守端末131から試験開始指示が、基地局制御部110に対して送信される(処理408)。試験開始指示は、例えば、セクタの識別情報と、系の識別情報(ここでは0系)を含むことができる。以下の各処理は、例えば指定されたセクタに対して実行することができる。基地局制御部110は、試験開始指示を受けると、最新のRSSI値を確認する為、まず0系受信機213に対してRSSI報告要求を送出する(処理409)。0系受信機213は、例えば、RSSI測定指示の受信を契機に最新のRSSI値を測定し(処理410)、基地局制御部110に対して、RSSI測定値報告を行う(処理411)。基地局制御部110は、報告されたRSSIの値が、閾値を超えているか否かを判定し、閾値を超えている場合には、外来雑音の無い状態における熱雑音電力との差分Δ(dB)を求める。
次に、基地局制御部110は、経路切替部207に対して、0系受信機213の試験を行なうために、試験移動機109からの試験信号を0系受信機213に入力するように、経路切替を指示する(処理412)。経路切替部207は、0系受信機213への経路設定を実施する。例えば、SW211を0系受信機側に接続する。基地局制御部110は、先ほど求めた差分Δ(dB)を試験機能制御部234に対して通知する(処理413)。すなわち、RSSIがΔ分だけ定常状態よりも高い状態にあることを伝える。試験機能制御部234は、下り回線に挿入された可変減衰器232に対して、減衰量の設定値をΔ(dB)だけ上昇するよう指示し(処理414)、減衰量の設定が正常に行なわれた旨を基地局制御部110に報告する(処理415)。
これにより外来雑音の影響を保証する処理が完了する為、基地局制御部110は、端末機能制御部234に対して受信感度測定の指示を行なう(処理416)。端末機能制御部234は、端末機能部233に呼接続を指示し、呼接続完了後、受信感度測定試験を実施する。例えば、基地局制御部110からの指示により、端末機能部233から試験信号を送出し、変復調処理部217内の復調機219にて、PERを測定し、所望の範囲の値となっているか否かを確認する。所望の範囲に入っていない場合は、端末機能部233の送信電力を調整し、再度PER測定を実施する。この処理をPERが所望の範囲に入るまで繰り返す。なお、受信感度測定試験の手順の詳細は、上述の通りである。試験開始命令の受信、スイッチ切り換え、呼接続等の重複する処理については適宜省略してもよい。これらの一連の動作により、所望の上り回線PER(Packet Error Rate)を満たす端末機能部233の送信電力が求まる。
その後、基地局制御部110は、0系受信機213に対して再度RSSIの測定値報告要求を出す(処理420)。0系受信機213はRSSIの測定を実施し(処理421)、RSSI測定値報告を基地局制御装置402に対して行う(処理422)。基地局制御装置110は、試験実施前に測定したRSSI値と、試験終了後に測定したRSSI値を比較し、変動幅が誤差範囲内であることを確認する。試験実施前後でのRSSI測定値が大きく異なる場合には、外来雑音が試験実施中に大きく変動した可能性がある為、信頼性が低いデータと判断し、今回の試験結果を破棄することができる。RSSIの測定処理は、測定制度を上げる為、試験実施の前後だけでなく、試験中に頻繁に行なっても良い。
基地局制御装置110は、RSSIの変動が少ないと判断された場合は、続いて次式により正常性の判断を行なう(処理423)。
信号品質=(端末機能部送信電力(dBm)−経路ロス(dB))−RSSI測定値(dBm)<判定閾値 ・・・(3)
ここで、式(3)における端末機能部送信電力は、端末機能部233の送信ポート端での送信電力である。また、経路ロスは、図2における端末機能部233送信ポート端〜カップラ209出力端と、無線基地局アンテナポート201端〜カップラ209出力端までの経路ロスの差分である。即ち、端末機能部送信電力から経路ロスを引いたものは、端末機能部233からの送信電力を無線基地局アンテナ端での受信電力相当に換算した値となる。
このアンテナポート端換算の信号電力と、RSSI値の差分により、所望のPERを満たす信号品質を求める。この信号品質を予め定められた判定閾値と比較することにより、正常性の判断を行なう。例えば、基地局制御部110は、求められた差分が、予め定められた閾値より小さい場合に、無線基地局が正常であると判断し、一方、求められた差分が、予め定められた閾値より小さくない場合に、無線基地局が異常であると判断できる。
2.第2の実施の形態
図3に、第2の課題に対する第2の解決手段の構成を示す。本実施の形態では、試験信号自体に例えば熱雑音を重畳し、所望のPER又はS/N(信号対雑音比)を満たすであろう信号品質に設定された試験信号を用いて試験を行なう。端末機能部は、例えば、S/Nが一定になるように送信電力を制御するため、熱雑音を重畳することにより送信電力が引き上げられる。
第1の実施の形態では、試験信号の信号品質を求める際の雑音成分は、外来雑音成分が支配的となるため、外来雑音が時間的に変動する場合は、測定結果の精度が落ちることがある。これに対し、本実施の形態では、試験信号として、既知のレベルの雑音を加えることで、外来雑音の影響を受けることなく、信号品質の測定ができる。
システムの全体構成は図1と同様である。無線基地局104は、この例では3セクタ構成を取っており、各セクタに対応した無線処理部105〜107と、回線インターフェース(I/F)部108と、試験移動機220と、基地局制御部110とを有する。無線処理部105〜107、回線インターフェース(I/F)部108、基地局制御部110はそれぞれ、上述の第1の実施の形態と同様である。
本手段の機能を満足する為、試験移動機330は、端末機能部336と、試験機能制御部337と、上り経路の可変減衰器333と、下り経路の可変減衰器334とを備え、さらに、雑音発生部335と、雑音の大きさを調整する可変減衰器(第2の減衰器)332と、コンバイナ(CMB、結合器)331とを備える。端末機能部336と、試験機能制御部337と、上り経路の可変減衰器333と、下り経路の可変減衰器334については、上述の第1の実施の形態の対応する各部と同様である。
試験信号の信号品質の調整は、可変減衰器332、333の設定により実施する。0系受信機313の正常性を確認する場合、試験の実施に先立って、基地局制御部110にて、まず0系受信機によるRSSI値の測定値取得を行う。図3の構成による場合、RSSI測定値が閾値よりも高かった場合は、定常時の値からの差分Δを下り回線の可変減衰器334の増加分として与えると共に、上り回線の可変減衰器332、333の減少分としても設定を行なう。即ち、外来雑音の影響によりRSSI測定値が高い場合には、上り回線の減衰量を減らし、試験端末からの送信電力を上げる。上り回線のRSSI値に対して十分に高い電力レベルに試験信号を設定する。こうすることで、外来雑音の影響を回避することが可能となる。試験信号自体は、雑音発生部335により発生させた雑音成分と、CMB331にて合成した後、無線処理部304に供給する。
本実施の形態によれば、試験信号として、十分に高いレベルの雑音成分が供給されているため、外来雑音の影響を受けることなく、試験信号のPER測定を行なうことができる。また、装置側の異常が発生した場合は、試験信号の信号品質の劣化が生じるため、この試験信号により、上り回線のPERを変復調処理部317にて測定し、所望のPERを満たしていれば、無線特性は正常であると判断できる。一方、変復調処理部317にて測定したPERが所望のPERを満たしていなければ、無線基地局装置に何らかの異常があると判断できる。
3.第1の実施の形態の変形
第1の課題に対する他の手段(第2の手段)は、一般ユーザの移動機が上述の式(1)により初期送信電力を算出するのに対して、試験移動機109の初期送信電力を式(1)により求めるのではなく、無線基地局104と試験移動機109間の経路損失から求まる最適値に固定値として与える。試験移動機109と無線基地局104間の経路損失は、時間とともに変化するものではないので、この手段が取りうる。また、この場合、外来雑音等により上り回線のRSSI(X)が上昇し、閾値を超過した場合には、固定値として与えていた初期送信電力(Xo)を、上り回線RSSIの上昇分に見合うオフセット分(ΔX)だけ上昇させる(Xo+ΔX)ことで、初期送信電力の調整をする。上述の第1の手段と同様、外来雑音の影響に負けず、試験移動機の電波を無線基地局に届かせることができ、呼接続することが可能となる。
なお、他の構成、処理は、例えば第1の実施の形態と同様とすることができる。
4.付記
上述の説明では第1〜第3の実施の形態について説明したが、各実施の形態を組み合わせてもよいし、第1の実施の形態の呼接続について、第3の実施の形態を用いるなど、各実施の形態の一部を組み合わせても良い。
本発明により、サービス断を伴わず、リモートかつオンラインで、外来雑音の影響を受けることなく、無線基地局の受信特性を高精度に測定するとともに、所望の特性が得られなかった場合には、不具合箇所を特定することが可能である。
本発明は、例えば、無線通信を行う通信システムに関する産業、通信システムを用いて通信サービスを提供する産業等に利用可能である。
本実施の形態における無線基地局試験システムの構成を説明した図。 本実施の形態におけるセクタ1の0系の受信特性診断行う際の無線基地局ブロック構成図(1)。 本実施の形態におけるセクタ1の0系の受信特性診断を行う際の無線基地局ブロック構成図(2)。 本実施の形態における0系の受信特性診断を行う際の試験シーケンスの説明図。
符号の説明
101〜103、201、202、221〜224、301、302、321〜324:無線基地局アンテナ
104:無線基地局
105〜107:無線処理部
108:回線I/F部
109、330:試験移動機
110:基地局制御部
120:センタ局
121:回線I/F装置
122:パケット制御装置
123:SW部
124:認証装置
125:NWI/F装置
130:保守網
131:保守端末
132:ネットワーク網
133:テストサーバ
204、304:無線信号送受信部
205、305:デュプレクサ
206、306:バンドパスフィルタ
207、307:経路切替部
208〜210、308〜310:カップラ
211、311:経路切替スイッチ
212、312:送信機
213、313:0系受信機
214、216、314、316:RSSI測定部
215、315:1系受信機
217、317:変復調処理部
218、318:変調機
219、319:復調機
220、320:回線I/F部
231、232、332〜334:可変減衰器
233、336:端末機能部
234、337:試験機能制御部
335:雑音発生部

Claims (10)

  1. 無線通信システムにおける通信端末の送信機能及び受信機能を有し、呼接続する際の初期送信電力が受信電力に応じて定まる端末機能部と、
    前記端末機能部及び通信端末への信号を送信するための送信機と、前記端末機能部及び通信端末からの信号を受信するための受信機と、通信端末からの無線信号及び/又は干渉波の電力を含む、前記受信機での受信電力を測定する測定部とを有する無線処理部と、
    前記送信機と前記端末機能部間の経路ロスを調整する減衰器と
    前記端末機能部と所定の装置とを、前記無線処理部を介して呼接続させて無線基地局の正常及び異常を試験するための制御部と
    を備え、
    前記減衰器が、前記測定部において測定された受信電力の値に応じて、経路ロスを増加することで、前記端末機能部における受信電力を減少させ、その結果前記初期送信電力を増加させ、
    前記端末機能部が、増加された初期送信電力により所定の装置と呼接続し、
    前記制御部は、無線基地局の試験を実行する無線基地局試験装置。
  2. 無線通信システムにおける通信端末の送信機能及び受信機能を有し、呼接続する際の初期送信電力が予め設定された端末機能部と、
    前記端末機能部及び通信端末への信号を送信するための送信機と、前記端末機能部及び通信端末からの信号を受信するための受信機と、通信端末からの無線信号及び/又は干渉波の電力を含む、前記受信機での受信電力を測定する測定部とを有する無線処理部と、
    前記端末機能部と所定の装置とを、前記無線処理部を介して呼接続させて無線基地局の正常及び異常を試験するための制御部と
    を備え、
    前記端末機能部が、前記測定部で測定された受信電力の値に応じて、設定された初期送信電力を増加し、
    前記端末機能部が、増加された初期送信電力により所定の装置と呼接続し、
    前記制御部は、無線基地局の試験を実行する無線基地局試験装置。
  3. 前記制御部は、
    前記測定部により測定された受信電力の値と、前記無線処理部において所望のパケットエラーレートを満たすように調整された前記端末機能部の送信電力との差分を求め、
    求められた差分と予め定められた閾値とを比較することにより、無線基地局の正常及び異常を判断する請求項1又は2に記載の無線基地局試験装置。
  4. 前記制御部は、
    前記送信電力を前記無線基地局のアンテナ端の電力に換算した値を用いて、前記差分を求める請求項3に記載の無線基地局試験装置。
  5. 前記制御部は、
    求められた差分が、予め定められた閾値より小さい場合に、無線基地局が正常であると判断し、
    求められた差分が、予め定められた閾値より小さくない場合に、無線基地局が異常であると判断する請求項3に記載の無線基地局試験装置。
  6. 雑音を発生する雑音発生部と、
    前記端末機能部から出力される信号に、前記雑音発生部からの雑音を重畳して試験信号を生成し、前記無線処理部に出力する結合器と
    をさらに備え、
    前記端末機能部は、所望のパケットエラーレート又は信号対雑音比を満たすように送信電力を調整し、
    雑音を重畳することにより、前記端末機能部からの送信電力を、前記測定部で測定された受信電力又は外来雑音よりも高い電力に設定する請求項1又は2に記載の無線基地局試験装置。
  7. 試験信号の信号品質を所望のパケットエラーレートを満たすために必要かつマージンの少ない値に設定し、
    試験信号のパケットエラーレートを測定し、測定されたパケットエラーレートが前記所望のパケットエラーレートを満たしているか否かにより、無線基地局の正常及び異常を判断する請求項6に記載の無線基地局試験装置。
  8. 前記雑音発生部からの雑音成分の大きさを調整する第2の減衰器をさらに備える請求項6に記載の無線基地局試験装置。
  9. 無線通信システムにおける通信端末の送信機能及び受信機能を有する端末機能部と、
    前記端末機能部及び通信端末への信号を送信するための送信機と、前記端末機能部及び通信端末からの信号を受信するための受信機と、通信端末からの無線信号及び/又は干渉波の電力を含む、前記受信機での受信電力を測定する測定部とを有する無線処理部と、
    前記端末機能部と所定の装置とを、前記無線処理部を介して呼接続させて無線基地局の正常及び異常を試験するための制御部と
    を備え、
    前記制御部は、
    前記測定部により測定された受信電力の値と、前記無線処理部において所望のパケットエラーレートを満たすように調整された前記端末機能部の送信電力との差分を求め、
    求められた差分と予め定められた閾値とを比較することにより、無線基地局の正常性を判断する無線基地局試験装置。
  10. 無線通信システムにおける通信端末の送信機能及び受信機能を有する端末機能部と、
    前記端末機能部及び通信端末への信号を送信するための送信機と、前記端末機能部及び通信端末からの信号を受信するための受信機と、通信端末からの無線信号及び/又は干渉波の電力を含む、前記受信機での受信電力を測定する測定部とを有する無線処理部と、
    前記端末機能部と所定の装置とを、前記無線処理部を介して呼接続させて無線基地局の正常及び異常を試験するための制御部と、
    雑音を発生する雑音発生部と、
    前記端末機能部から出力される信号に、前記雑音発生部からの雑音を重畳して試験信号を生成し、前記無線処理部に出力する結合器と
    を備え、
    前記端末機能部は、所望のパケットエラーレート又は信号対雑音比を満たすように送信電力を調整し、
    雑音を重畳することにより、前記端末機能部からの送信電力を、前記測定部で測定された受信電力又は外来雑音よりも高い電力に設定する無線基地局試験装置。
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