JPWO2005025254A1 - 移動局及び通信システム - Google Patents
移動局及び通信システム Download PDFInfo
- Publication number
- JPWO2005025254A1 JPWO2005025254A1 JP2005508747A JP2005508747A JPWO2005025254A1 JP WO2005025254 A1 JPWO2005025254 A1 JP WO2005025254A1 JP 2005508747 A JP2005508747 A JP 2005508747A JP 2005508747 A JP2005508747 A JP 2005508747A JP WO2005025254 A1 JPWO2005025254 A1 JP WO2005025254A1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base station
- mobile station
- signal
- deriving
- received
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000004891 communication Methods 0.000 title claims abstract description 46
- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims abstract description 22
- 238000009795 derivation Methods 0.000 claims abstract description 8
- 238000012937 correction Methods 0.000 claims description 9
- 238000000034 method Methods 0.000 abstract description 32
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 12
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 9
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 7
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 1
- 230000015556 catabolic process Effects 0.000 description 1
- 230000006727 cell loss Effects 0.000 description 1
- 238000006731 degradation reaction Methods 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 230000005684 electric field Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W36/00—Hand-off or reselection arrangements
- H04W36/24—Reselection being triggered by specific parameters
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B17/00—Monitoring; Testing
- H04B17/30—Monitoring; Testing of propagation channels
- H04B17/309—Measuring or estimating channel quality parameters
- H04B17/318—Received signal strength
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B17/00—Monitoring; Testing
- H04B17/30—Monitoring; Testing of propagation channels
- H04B17/309—Measuring or estimating channel quality parameters
- H04B17/318—Received signal strength
- H04B17/327—Received signal code power [RSCP]
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B17/00—Monitoring; Testing
- H04B17/30—Monitoring; Testing of propagation channels
- H04B17/382—Monitoring; Testing of propagation channels for resource allocation, admission control or handover
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B7/00—Radio transmission systems, i.e. using radiation field
- H04B7/02—Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas
- H04B7/022—Site diversity; Macro-diversity
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W88/00—Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
- H04W88/02—Terminal devices
Abstract
この発明は、通信中の第1基地局から送信された信号の受信電力及び伝搬損失を測定する第1測定手段(32)、上記第1基地局に隣接する第2基地局から送信された信号の受信電力及び伝搬損失を測定する第2測定手段(32)、上記第1及び第2測定手段の測定した第1及び第2基地局の受信電力の差を導出する第1導出手段(34)、上記第1及び第2測定手段の測定した第1及び第2基地局の伝搬損失の差を導出する第2導出手段(34)、上記第1及び第2導出手段(34)の導出した値を比較する比較手段(40)、この比較手段(40)の比較結果に基づいて、上記第1基地局へハンドオーバ信号を送出する送出手段(42)を備える移動局である。 したがって、通信中の基地局へ上り信号を届けられる範囲と、通信中の基地局から下り信号を受け取ることができる範囲が異なる場合であっても、ハンドオーバ処理を確実に実行し、通信品質を改善した移動局を提供することができる。
Description
この発明は、ハンドオーバ時に通信が途切れないように改善した移動局に関する。
3GPP仕様書TS25.331V3.11.0(2002−06)の14.1.2.1の項にはハンドオーバ処理する条件として以下に述べる式(10)が記載されている。従って、この条件を満たす時点で移動局はハンドオーバ処理を実行するように構成されている。第7図は移動局の構成を示したブロック図である。図において、移動局100は、マイクロコンピュータ120で処理した信号を、ベースバンド部140、無線部160、アンテナ180を介して通信中の基地局へ送信し、逆の経路で、基地局から信号を受信する。
移動局100は、通信中の状態(3GGP規格においては「アクティブセットセル」という)である基地局に隣接する非通信状態(3GGP規格においては「モニタセットセル」という)である基地局からも、第1共通チャネルPCIPCH(Primary Common Pilot Channel)の信号を介して信号を受信している。この受信信号はアンテナ180、無線部160、ベースバンド部140を介してマイクロコンピュータ120に入力される。マイクロコンピュータ120のメジャメント処理部122は定期的に隣接する基地局及び通信中の基地局の受信電力を測定し、その測定結果をEvent1A判定部124へ入力する。Event1A判定部124は入力された通信中及び隣接する基地局の受信電力の測定結果に基づいて式(10)を満たすか否かを判定し、満足していればハンドオーバ処理のイベント発生を示す信号をベースバンド部140、無線部160及びアンテナ180を介して通信中の基地局に向けて出力する。なお、メジャメント処理部122は、通信中の状態である基地局及び非通信状態である隣接基地局のいずれに対しても測定を行う。
なお、式(10)において、左辺のMnewは、メジャメント処理部122で測定された、モニタセットセルである隣接基地局からの受信電力、CIOnewはMnewの補正値を示す。また、右辺において、Wには0又は1が代入され、アクティブセットセルである複数又は単数の通信中基地局からの各受信電力の値Miを総合的に示す第1項と、アクティブセットセルである複数又は単数の通信基地局からの各受信電力のうち、最も高い受信電力の値MBestを示す第2項とが選択的に、左辺のモニタセットセルである隣接基地局からの受信電力と比較される。また、R1aはEvent1Aの発生条件を定めるレポーティングレンジ、H1aはヒステリシスと呼ばれるレポーティングレンジR1aの補正値である。
次に、式(10)を第8図に基づいて説明する。なお、説明の都合上、ここでは、W、CIOnew、H1aは0であるとする。第8図は縦軸に各基地局からの受信電力を示し、横軸は時間を示す。なお、この縦軸は上になるほど受信電力の値が大きくなる。第8図において、右辺第2項の値は曲線1、右辺第2項の値からレポーティングレンジR1aの値を減じた値が曲線1a、左辺の値が曲線2で示されている。図において、右辺第2項の値からレポーティングレンジR1aを減じた値を、左辺の値が越えた時点Cで、式(10)が満足する。
移動局100の動作を第9図に基づいて説明する。
移動局100は、定期的にEvent1A判定処理プログラムを実行する。Event1A判定処理プログラムが起動すると、まず、マイクロコンピュータ120で式(10)を満たすか否かが判定される(S101)。この判定により、左辺が右辺を下回っている場合にはEvent1A判定部124は、イベント送信部126にイベント発生を報告することなくEvent1A判定処理を終了する。
一方、マイクロコンピュータ120で式(10)を満たしたことを検出した場合、式(10)を満たす状態になってから所定時間が経過していれば(S103)、イベント送信部126へイベント発生を報告してEvent1A判定処理を終了する(S105)。
以上のとおり、移動局100は式(10)を満たした時にソフトハンドオーバ処理を実行するので、アクティブセットセルである基地局からの受信電力(式(10)の右辺第1項または第2項)とモニタセットセルである基地局からの受信電力(式(10)の左辺第1項)とが略釣り合ったときに、ハンドオーバ処理を実行することができる。なお、式(10)を満たしていても、所定時間が経過していなければイベント送信部126にイベント発生を報告しないのは、瞬間的に式(10)を満たしただけの場合は不必要な報告を基地局にしないためである。
しかし、基地局から下り信号が移動局に届く範囲と、移動局から上り信号が基地局に届く範囲は大きく異なることがある。従って、上記従来技術では、ハンドオーバ処理を実行する地点が、アクティブセットセルである基地局に上り信号を届けられない位置である場合がある。
例えば、第10図のように、アクティブセットセルである基地局Aから移動局100に下り信号を届けられる範囲Adが、移動局100から基地局Aに上り信号を届けられる範囲Auよりも大きく、モニタセットセルである基地局Bから移動局100に下り信号を届けられる範囲Bdが、移動局100から基地局Bに上り信号を届けられる範囲Buよりも小さい場合を想定する。この場合、図のように、基地局A及びBから夫々移動局100に届く下り信号が釣り合う地点(ハンドオーバ処理する地点)Psが、アクティブセットセルである基地局Aに対して上り信号を届けられない位置(範囲Au外)となることがある。なお、ハンドオーバ処理を実行するには、アクティブセットセルである基地局と情報を送信及び受信できなければならない。
すなわち、移動局100はハンドオーバ処理時に、基地局Aに情報を届けることができず、ハンドオーバ処理に失敗する。この失敗により通信品質の劣化を招くことがある。
そこで、この発明は、通信中の基地局へ上り信号を届けられる範囲と、通信中の基地局から下り信号を受け取ることができる範囲が異なる場合であっても、ハンドオーバ処理を確実に実行し、通信品質を改善した移動局を提供することを目的にする。
移動局100は、通信中の状態(3GGP規格においては「アクティブセットセル」という)である基地局に隣接する非通信状態(3GGP規格においては「モニタセットセル」という)である基地局からも、第1共通チャネルPCIPCH(Primary Common Pilot Channel)の信号を介して信号を受信している。この受信信号はアンテナ180、無線部160、ベースバンド部140を介してマイクロコンピュータ120に入力される。マイクロコンピュータ120のメジャメント処理部122は定期的に隣接する基地局及び通信中の基地局の受信電力を測定し、その測定結果をEvent1A判定部124へ入力する。Event1A判定部124は入力された通信中及び隣接する基地局の受信電力の測定結果に基づいて式(10)を満たすか否かを判定し、満足していればハンドオーバ処理のイベント発生を示す信号をベースバンド部140、無線部160及びアンテナ180を介して通信中の基地局に向けて出力する。なお、メジャメント処理部122は、通信中の状態である基地局及び非通信状態である隣接基地局のいずれに対しても測定を行う。
なお、式(10)において、左辺のMnewは、メジャメント処理部122で測定された、モニタセットセルである隣接基地局からの受信電力、CIOnewはMnewの補正値を示す。また、右辺において、Wには0又は1が代入され、アクティブセットセルである複数又は単数の通信中基地局からの各受信電力の値Miを総合的に示す第1項と、アクティブセットセルである複数又は単数の通信基地局からの各受信電力のうち、最も高い受信電力の値MBestを示す第2項とが選択的に、左辺のモニタセットセルである隣接基地局からの受信電力と比較される。また、R1aはEvent1Aの発生条件を定めるレポーティングレンジ、H1aはヒステリシスと呼ばれるレポーティングレンジR1aの補正値である。
次に、式(10)を第8図に基づいて説明する。なお、説明の都合上、ここでは、W、CIOnew、H1aは0であるとする。第8図は縦軸に各基地局からの受信電力を示し、横軸は時間を示す。なお、この縦軸は上になるほど受信電力の値が大きくなる。第8図において、右辺第2項の値は曲線1、右辺第2項の値からレポーティングレンジR1aの値を減じた値が曲線1a、左辺の値が曲線2で示されている。図において、右辺第2項の値からレポーティングレンジR1aを減じた値を、左辺の値が越えた時点Cで、式(10)が満足する。
移動局100の動作を第9図に基づいて説明する。
移動局100は、定期的にEvent1A判定処理プログラムを実行する。Event1A判定処理プログラムが起動すると、まず、マイクロコンピュータ120で式(10)を満たすか否かが判定される(S101)。この判定により、左辺が右辺を下回っている場合にはEvent1A判定部124は、イベント送信部126にイベント発生を報告することなくEvent1A判定処理を終了する。
一方、マイクロコンピュータ120で式(10)を満たしたことを検出した場合、式(10)を満たす状態になってから所定時間が経過していれば(S103)、イベント送信部126へイベント発生を報告してEvent1A判定処理を終了する(S105)。
以上のとおり、移動局100は式(10)を満たした時にソフトハンドオーバ処理を実行するので、アクティブセットセルである基地局からの受信電力(式(10)の右辺第1項または第2項)とモニタセットセルである基地局からの受信電力(式(10)の左辺第1項)とが略釣り合ったときに、ハンドオーバ処理を実行することができる。なお、式(10)を満たしていても、所定時間が経過していなければイベント送信部126にイベント発生を報告しないのは、瞬間的に式(10)を満たしただけの場合は不必要な報告を基地局にしないためである。
しかし、基地局から下り信号が移動局に届く範囲と、移動局から上り信号が基地局に届く範囲は大きく異なることがある。従って、上記従来技術では、ハンドオーバ処理を実行する地点が、アクティブセットセルである基地局に上り信号を届けられない位置である場合がある。
例えば、第10図のように、アクティブセットセルである基地局Aから移動局100に下り信号を届けられる範囲Adが、移動局100から基地局Aに上り信号を届けられる範囲Auよりも大きく、モニタセットセルである基地局Bから移動局100に下り信号を届けられる範囲Bdが、移動局100から基地局Bに上り信号を届けられる範囲Buよりも小さい場合を想定する。この場合、図のように、基地局A及びBから夫々移動局100に届く下り信号が釣り合う地点(ハンドオーバ処理する地点)Psが、アクティブセットセルである基地局Aに対して上り信号を届けられない位置(範囲Au外)となることがある。なお、ハンドオーバ処理を実行するには、アクティブセットセルである基地局と情報を送信及び受信できなければならない。
すなわち、移動局100はハンドオーバ処理時に、基地局Aに情報を届けることができず、ハンドオーバ処理に失敗する。この失敗により通信品質の劣化を招くことがある。
そこで、この発明は、通信中の基地局へ上り信号を届けられる範囲と、通信中の基地局から下り信号を受け取ることができる範囲が異なる場合であっても、ハンドオーバ処理を確実に実行し、通信品質を改善した移動局を提供することを目的にする。
この発明は、通信中の第1基地局から送信された信号の受信電力及び伝搬損失を測定する第1測定手段、上記第1基地局に隣接する第2基地局から送信された信号の受信電力及び伝搬損失を測定する第2測定手段、上記第1及び第2測定手段の測定した第1及び第2基地局の受信電力の差を導出する第1導出手段、上記第1及び第2測定手段の測定した第1及び第2基地局の伝搬損失の差を導出する第2導出手段、上記第1及び第2導出手段の導出した値を比較する比較手段、この比較手段の比較結果に基づいて、上記第1基地局へハンドオーバ信号を送出する送出手段を備える移動局である。
したがって、通信中の基地局へ上り信号を届けられる範囲と、通信中の基地局から下り信号を受け取ることができる範囲が異なる場合であっても、ハンドオーバ処理を確実に実行し、通信品質を改善した移動局を提供することができる。
したがって、通信中の基地局へ上り信号を届けられる範囲と、通信中の基地局から下り信号を受け取ることができる範囲が異なる場合であっても、ハンドオーバ処理を確実に実行し、通信品質を改善した移動局を提供することができる。
第1図は、実施の形態1に係る移動局の構成図である。
第2図は、実施の形態1に係る移動局の動作を示すフローチャート図である。
第3図は、実施の形態1に係る移動局の動作説明図である。
第4図は、移動局と基地局との間でのハンドオーバ処理を示すシーケンス図である。
第5図は、実施の形態1に係る移動局の動作説明図である。
第6図は、実施の形態2に係る通信システムのシーケンス図である。
第7図は、従来技術の構成図である。
第8図は、従来技術で用いられる判定式の説明図である。
第9図は、従来技術の動作を示すフローチャート図である。
第10図は、従来技術の動作説明図である。
第2図は、実施の形態1に係る移動局の動作を示すフローチャート図である。
第3図は、実施の形態1に係る移動局の動作説明図である。
第4図は、移動局と基地局との間でのハンドオーバ処理を示すシーケンス図である。
第5図は、実施の形態1に係る移動局の動作説明図である。
第6図は、実施の形態2に係る通信システムのシーケンス図である。
第7図は、従来技術の構成図である。
第8図は、従来技術で用いられる判定式の説明図である。
第9図は、従来技術の動作を示すフローチャート図である。
第10図は、従来技術の動作説明図である。
実施の形態1.
実施の形態1に係る移動局の構成、動作を第1図〜第5図に基づいて説明する。
移動局10は、マイクロコンピュータ30で処理した信号を、ベースバンド部50、無線部70、アンテナ90を介して任意の基地局と通信する。また、通信中の基地局から指定された周辺基地局(通信状態がアクティブセットセルであるかモニタセットセルであるかは問わない)から、第1共通チャネルPCIPCH(Primary Common Pilot Channel)の信号を夫々受信している。この受信信号はアンテナ90、無線部70、ベースバンド部50を介してマイクロコンピュータ30に入力される。マイクロコンピュータ30は、入力信号に基づいて各基地局の受信電力を定期的に測定するメジャメント処理部(第1測定手段、第2測定手段)32、メジャメント処理部32の測定結果に基づいて下式(1)、(2)を計算し、α、βの値を導出するα,β導出部(第1導出手段、第2導出手段)34、このα,β導出部34の導出結果を夫々記憶するα記憶部36及びβ記憶部38、各記憶部36、38に記憶されている値α及びβを用いて下式(3)を満たすか否かを判定するEvent1A判定部(比較手段)40、このEvent1A判定部40の判定結果に基づいて、アクティブセットセルである基地局にイベント発生を示す信号(Measurment_Report)をベースバンド部50、無線部70及びアンテナ90を介して送信するイベント送信部(送信手段)42を有する。
なお、メジャメント処理部32で測定する受信電力は、任意の基地局からの受信電力RSCP(Received Signal Code Power)、任意の基地局からの受信電力とその他の基地局からの受信電力との比(受信信号コードの電力比Ec/No)、受信した信号の電界強度のいずれの値を用いても良い。
ここで、各記号は3GPP仕様書TS25.331V3.11.0(2002−06)の14.1.2.1の項に記載されている内容と同一内容の意味であるが、以下に各記号の意味を移動局10の構成に基づいて説明する。
Mnewは、所定のモニタセットセルである基地局(第1基地局に隣接する第2基地局)についてメジャメント処理部32で測定された値で、式(1)ではそのモニタセットセルである基地局から送信された信号の伝搬損失、式(2)ではそのモニタセットセルである基地局から送信された信号の受信電力の測定結果の値を示す。CIOnewはMnewの補正値で基地局から通知される。Miはアクティブセットセルである基地局(通信中の第1基地局)についてメジャメント処理部32で測定された値で、式(1)ではそのアクティブセットセルである基地局から送信された信号の伝搬損失、式(2)ではそのアクティブセットセルである基地局から送信された信号の受信電力を示す。
また、MBestは、移動局10のアクティブセットセルである基地局が複数有る場合に、式(1)では最も低い伝搬損失の基地局の伝搬損失を示し、式(2)では最も高い受信電力の基地局の受信電力を示す。
R1aはアクティブセットセルである基地局を追加すべき状態(3GGPにおいて「Event1A」という)の発生条件を決定するレポーティングレンジ、H1aはEvent1A用のヒステリシス(移動局10に記憶され、レポーティングレンジR1aを補正する値)である。
Wは基地局から移動局に送られる値であり、0.0〜2.0が代入される。その結果、式(1)でアクティブセットセルまでの広義の伝搬損失(W・10・Log((1/Σ(1/Mi))+(1−W)・10・LogMBest+(R1a−H1a/2)))とモニタセットセルまでの広義の伝搬損失(10・LogMnew+CIOnew)を比較する際、アクティブセットセルからの広義の伝搬損失の大きさに影響を与える。また、式(2)の場合は、モニタセットセルからの広義の受信電力(10・LogMnew+CIOnew)とアクティブセットセルからの広義の受信電力(W・10・Log(ΣMi)+(1−W)・10・LogMBest−(R1a−H1a/2))とを比較する際、アクティブセットセルからの広義の受信電力の大きさに影響を与える。
また、Event1A判定部40は、α,β導出部34で導出した伝搬損失差α、受信電力差βに基づいて以下の計算をすることにより、Event1Aの発生を判定する。
移動局10の動作について第2図〜第5図に基づいて説明する。
移動局10は、定期的にEvent1A判定処理プログラムを実行する。Event1A判定処理プログラムが起動すると、まず、マイクロコンピュータ30で上記αが導出されて(第1導出手段)、α記憶部36にαの値が記憶される(S2)。マイクロコンピュータ30は、αの導出に引き続いてβの値を導出し(第2導出手段)、β記憶部38にβの値が記憶される(S4)。マイクロコンピュータ30はβの導出後、α記憶部36、β記憶部38からα及びβの値を読出し、式(3)の判定処理を実行する(S6)(比較手段)。この判定処理により、α+βが0未満である場合にはステップS8に進み、α+βが0以上である場合にはステップS10に進む。
ステップS8では、Event1A判定部40内のタイマが動作している場合は停止させ、元から停止している場合は停止している状態を維持させる。ここで、タイマは、time_to_triggerと呼ばれる3GGP規格で定められている時間をカウントするために用いられるものであり、移動局10がEvent1A発生と判定した場合であっても、その判定が瞬間的なものであるときにはEvent1Aの発生を不要に基地局へ通知しないようにするためのものである。ステップS10では、上記time_to_triggerの期間が終了したか否かを判定する。この判定の結果、タイマが未起動の場合はタイマを起動させてEvent1A処理を終了する(S12)。また、タイマが既に起動しており、time_to_triggerの期間が経過している場合は、基地局へEvent1A発生を報告して、Event1A処理を終了する(S14)。また、タイマが既に起動しており、time_to_triggerの期間が経過していない場合は何もせずにEvent1A判定処理を終了する。
また、移動局10が移動している場合の様子を第3図〜第5図に基づいて説明する。第3図において、基地局Aはアクティブセットセル、基地局Bはモニタセットセルとし、移動局10は基地局A付近から基地局B付近に向かう方向Dへ移動するとする。
第3図(a)において、基地局Aから移動局10に下り信号を届けられる範囲Adは、移動局10から基地局Aに上り信号を届けられる範囲Auよりも小さい。また、基地局Bから移動局10に下り信号を届けられる範囲Bdは、移動局10から基地局Bに上り信号を届けられる範囲Buよりも大きい。
このような場合、移動局10からの上り信号を基地局A及びBで夫々受信した受信電力が釣り合う上り釣り合い地点Puが、基地局A及びBから移動局で夫々受信した各受信電力と釣り合う下り釣り合い地点Pdよりも後に生じることがある。そのため、上り釣り合い地点のみに基づいてハンドオーバ処理すると、ハンドオーバ処理する際、通信中の基地局Aから下り信号を受信できる範囲外となるおそれがある。
しかし、移動局10によれば、Event1Aの発生を上り釣り合い地点Puと下り釣り合い地点Pdとの中間地点で検出してハンドオーバ処理する。したがって、通信中の基地局Aから下り信号を受信できる位置でハンドオーバ処理できる可能性が高まる。
一方、第3図(b)において、基地局Aから移動局10に下り信号を届けられる範囲Adは、移動局10から基地局Aに上り信号を届けられる範囲Auよりも大きい。また、基地局Bから移動局10に下り信号を届けられる範囲Bdは、移動局10から基地局Bに上り信号を届けられる範囲Buよりも小さい。
このような場合、下り釣り合い地点Pdが、上り釣り合い地点Puよりも後に生じることがある。
しかし、移動局10によれば、Event1Aの発生を上り釣り合い地点Puと下り釣り合い地点Pdとの中間地点で検出してハンドオーバ処理するので、ハンドオーバ処理を、通信中の基地局Aから下り信号を受信できる位置で行える可能性が高まる。
なお、移動局10がEvent1Aの発生を判断した場合に、移動局10、アクティブセットセルである基地局(第3図において基地局A)、モニタセットセルである基地局(第3図において基地局B)、各基地局を統括するRNC(Radio Network Control:無線ネットワーク制御装置)(上位コンピュータ)との情報の送受信の様子を第4図に基づいて説明すると、以下のようになる。
移動局10がEvent1Aの発生を判定(第3図で示す基地局Bをアクティブセットセルに追加すると判定)した場合(S21)、移動局10は、基地局Bをアクティブセットセルに切りかえるべき旨の信号measurment_report(ハンドオーバ信号、ハンドオーバ要求信号)を基地局Aの中継手段を介してRNCに通知する(S23)(送出手段)。移動局10からの信号を受信したRNCは、基地局Bに対して移動局10との通信状態をアクティブセットセルに切りかえるように、RNC内部の指令手段から、指令信号radio_link_addition request(ハンドオーバ指令信号)を送出する(S25)。この信号を受信した基地局Bは、移動局10との通信状態を、移動局10内部の切換手段(図示せず)でモニタセットセルからアクティブセットセルに変更し(第2の切換手段)、変更した旨の応答信号radio_link_addition_responseをRNCに向けて送出する(S27)。この応答信号をRNC内部の受信手段(図示せず)で受信したRNCは、このRNCの設定状況を、基地局Bを移動局10のアクティブセットセルとして制御するものに更新する(S29)。また、この更新と共に、RNCは基地局Aの中継手段を介して移動局10に、基地局Bが移動局10のアクティブセットセルとなった旨の信号activeset_update(ハンドオーバ指令信号)を通知する(S31)。この通知を移動局10は内部の受信手段で受信し、モニタセットセルである基地局Bを、移動局10内部の切換手段(図示せず)によってアクティブセットセルである基地局に切り換え(第1の切換手段)、設定完了の旨activeset_update_completeを基地局Aを介してRNCに通知する(S35)。
次に、基地局Aからの下り信号を移動局10で受信した受信レベルと基地局Bからの下り信号を移動局10で受信した受信レベルとが釣り合う地点Pdと、移動局10からの上り信号を基地局Bで受信した受信レベルと基地局Aで受信した受信レベルとが釣り合う地点Puとの中間地点PsでEvent1Aの発生を検出する様子について第5図に基づいて説明する。
式(1)において、αは、基地局A及び基地局Bまでの伝播損失の差(第1及び第2基地局の伝搬損失の差)を示す。なお、基地局A及びBまでの伝搬損失の差を求める式は、式(1)に限定されることはなく、通信中の基地局Aまでの伝搬損失を示す値と隣接基地局Bまでの伝搬損失を示す値とを比較できる式であれば良い。
また、基地局から出力された信号が移動局に届くまでに生じる伝播損失は、その移動局から出力された信号がその移動局に届くまでの伝播損失に等しい。そのため移動局は、伝播損失に基づいてその移動局から出力された上り信号がその基地局に届くか否かを判定することができる。すなわち、基地局A及びBまでの伝播損失が等しい(α=0)ということは、基地局A及びBで受信した上り信号の受信電力が略等しいことを意味する。
一方、式(2)において、βは、基地局A及びBからの受信電力の差(第1及び第2基地局の受信電力の差)を示す。なお、基地局A及びBからの受信電力の差を求める式は、式(2)に限定されることはなく、通信中の基地局Aからの受信電力を示す値と隣接基地局Bからの受信電力を示す値とを比較できる式であれば良い。
また、受信電力に基づけば、移動局は、基地局から出力された下り信号が、その移動局に届くか否かを判定することができる。すなわち、基地局A及びBからの受信電力が等しい(β=0)ということは、移動局で受信した基地局A及びBからの下り信号の受信電力が略等しいことを意味する。
第5図では、移動局が第3図に示す方向Dに移動している場合のαとβを示している。第5図において、α及びβは共に増加傾向にある。また、α=0となる時とβ=0となる時にずれがある場合は、α又はβのいずれか一方が正の値であり、その他方が負の値となる時が存在する。したがって、第5図のように、βがαに先んじて正の値となってからα=0となるまでは、式(3)を満たす時が存在する。
いいかえれば、式(3)を満たした場合は、β=0となった地点とα=0の地点の中間に移動局10が位置している。すなわち、移動局10によれば、基地局A及びBまでの伝播損失が釣り合う地点と、基地局A及びBからの受信電力が釣り合う地点との中間地点でEvent1Aの発生を検出してハンドオーバ処理することができる。
したがって、移動局10は、基地局A及びBへの上り信号が釣り合う地点と比べて、基地局Aから下り信号を受信できる位置でハンドオーバ処理できる可能性が高い。
また、基地局A及びBからの下り信号が釣り合う地点と比べて、基地局Aに上り信号を送信できる位置でハンドオーバ処理できる可能性が高い。
以上のとおり、実施の形態1に係る移動局10によれば、通信中のアクティブセットセルである基地局へ上り信号を届けられる範囲と、通信中のアクティブセットセルである基地局から下り信号を受け取ることができる範囲が異なる場合であっても、ハンドオーバ処理を確実に実行し、通信品質を改善した移動局を提供することができる。
また、実施の形態1に係る通信システムによれば、通信中のアクティブセットセルである基地局へ上り信号を届けられる範囲と、通信中のアクティブセットセルである基地局から下り信号を受け取ることができる範囲が異なる場合であっても、ハンドオーバ処理を確実に実行し、通信品質を改善した通信システムを提供することができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、式(3)は、単純にαとβとを加算するだけであったが、実施の形態2では、移動局10のEvent1A判定部40で、下式(4)のように、α及びβに夫々係数(補正値)を乗じる判定式を実行する。このようにすれば、式(3)の判定を補正し、判定結果をさらに妥当なものにすることができる。
また、移動局10に係数c及びdを夫々複数記憶する記憶装置を追加し、この記憶装置から任意の係数c及びdを読み出して、Event1A判定部40で式(4)の判定式を実行すれば、補正内容を具体的条件に基づいて変更することができるので、より適切な補正を行うことができる。
実施の形態3.
実施の形態3では、実施の形態1の通信システムに対して、RNCに式(4)で示す係数c、dを複数記憶する記憶装置(図示せず)、この記憶装置から読み出した適当な係数c及びdを通知する信号を基地局A(第1基地局)へ送出する送出手段を追加し、基地局Aに上記通知信号を移動局に中継する手段(図示せず)を追加し、移動局に基地局Aからその通知信号を受信する受信手段(図示せず)を追加する。
このような通信システムによれば、RNCから、記憶装置から読み出した適当な係数c及びdを基地局Aへ送出し(S41)、送出された通知信号を基地局Aから移動局に中継し(S43)、その通知信号を移動局が受信して記憶して、上記係数c及びdを、式(4)を利用した判定に用いることができる。
実施の形態4.
実施の形態1では、移動局10から通信中の基地局へ送信するハンドオーバ信号が、モニタセットセルである基地局をアクティブセットセルである基地局に追加する信号(例えば、3GGP規格においてはEvent1A発生信号)であったが、アクティブセットセルである基地局をモニタセットセルである基地局に変更する信号(例えば、3GGP規格においてはEvent1B発生信号)や、モニタセットセルである第1基地局とアクティブセットセルである第2基地局との状態を入れ替えるように指令する信号(例えば、3GGP規格ではEvent1C発生信号)であっても良く、要は、通信中の基地局及びこの基地局と隣接する基地局の受信電力及び伝搬損失に基づいてハンドオーバ処理を実行するものであれば良い。
以上のような構成であれば、通信中である基地局へ上り信号を届けられる範囲と、通信中である基地局から下り信号を受け取ることができる範囲が異なるときであっても、ハンドオーバ処理を確実に実行し、通信品質を改善した移動局を提供することができる。
実施の形態1に係る移動局の構成、動作を第1図〜第5図に基づいて説明する。
移動局10は、マイクロコンピュータ30で処理した信号を、ベースバンド部50、無線部70、アンテナ90を介して任意の基地局と通信する。また、通信中の基地局から指定された周辺基地局(通信状態がアクティブセットセルであるかモニタセットセルであるかは問わない)から、第1共通チャネルPCIPCH(Primary Common Pilot Channel)の信号を夫々受信している。この受信信号はアンテナ90、無線部70、ベースバンド部50を介してマイクロコンピュータ30に入力される。マイクロコンピュータ30は、入力信号に基づいて各基地局の受信電力を定期的に測定するメジャメント処理部(第1測定手段、第2測定手段)32、メジャメント処理部32の測定結果に基づいて下式(1)、(2)を計算し、α、βの値を導出するα,β導出部(第1導出手段、第2導出手段)34、このα,β導出部34の導出結果を夫々記憶するα記憶部36及びβ記憶部38、各記憶部36、38に記憶されている値α及びβを用いて下式(3)を満たすか否かを判定するEvent1A判定部(比較手段)40、このEvent1A判定部40の判定結果に基づいて、アクティブセットセルである基地局にイベント発生を示す信号(Measurment_Report)をベースバンド部50、無線部70及びアンテナ90を介して送信するイベント送信部(送信手段)42を有する。
なお、メジャメント処理部32で測定する受信電力は、任意の基地局からの受信電力RSCP(Received Signal Code Power)、任意の基地局からの受信電力とその他の基地局からの受信電力との比(受信信号コードの電力比Ec/No)、受信した信号の電界強度のいずれの値を用いても良い。
ここで、各記号は3GPP仕様書TS25.331V3.11.0(2002−06)の14.1.2.1の項に記載されている内容と同一内容の意味であるが、以下に各記号の意味を移動局10の構成に基づいて説明する。
Mnewは、所定のモニタセットセルである基地局(第1基地局に隣接する第2基地局)についてメジャメント処理部32で測定された値で、式(1)ではそのモニタセットセルである基地局から送信された信号の伝搬損失、式(2)ではそのモニタセットセルである基地局から送信された信号の受信電力の測定結果の値を示す。CIOnewはMnewの補正値で基地局から通知される。Miはアクティブセットセルである基地局(通信中の第1基地局)についてメジャメント処理部32で測定された値で、式(1)ではそのアクティブセットセルである基地局から送信された信号の伝搬損失、式(2)ではそのアクティブセットセルである基地局から送信された信号の受信電力を示す。
また、MBestは、移動局10のアクティブセットセルである基地局が複数有る場合に、式(1)では最も低い伝搬損失の基地局の伝搬損失を示し、式(2)では最も高い受信電力の基地局の受信電力を示す。
R1aはアクティブセットセルである基地局を追加すべき状態(3GGPにおいて「Event1A」という)の発生条件を決定するレポーティングレンジ、H1aはEvent1A用のヒステリシス(移動局10に記憶され、レポーティングレンジR1aを補正する値)である。
Wは基地局から移動局に送られる値であり、0.0〜2.0が代入される。その結果、式(1)でアクティブセットセルまでの広義の伝搬損失(W・10・Log((1/Σ(1/Mi))+(1−W)・10・LogMBest+(R1a−H1a/2)))とモニタセットセルまでの広義の伝搬損失(10・LogMnew+CIOnew)を比較する際、アクティブセットセルからの広義の伝搬損失の大きさに影響を与える。また、式(2)の場合は、モニタセットセルからの広義の受信電力(10・LogMnew+CIOnew)とアクティブセットセルからの広義の受信電力(W・10・Log(ΣMi)+(1−W)・10・LogMBest−(R1a−H1a/2))とを比較する際、アクティブセットセルからの広義の受信電力の大きさに影響を与える。
また、Event1A判定部40は、α,β導出部34で導出した伝搬損失差α、受信電力差βに基づいて以下の計算をすることにより、Event1Aの発生を判定する。
移動局10の動作について第2図〜第5図に基づいて説明する。
移動局10は、定期的にEvent1A判定処理プログラムを実行する。Event1A判定処理プログラムが起動すると、まず、マイクロコンピュータ30で上記αが導出されて(第1導出手段)、α記憶部36にαの値が記憶される(S2)。マイクロコンピュータ30は、αの導出に引き続いてβの値を導出し(第2導出手段)、β記憶部38にβの値が記憶される(S4)。マイクロコンピュータ30はβの導出後、α記憶部36、β記憶部38からα及びβの値を読出し、式(3)の判定処理を実行する(S6)(比較手段)。この判定処理により、α+βが0未満である場合にはステップS8に進み、α+βが0以上である場合にはステップS10に進む。
ステップS8では、Event1A判定部40内のタイマが動作している場合は停止させ、元から停止している場合は停止している状態を維持させる。ここで、タイマは、time_to_triggerと呼ばれる3GGP規格で定められている時間をカウントするために用いられるものであり、移動局10がEvent1A発生と判定した場合であっても、その判定が瞬間的なものであるときにはEvent1Aの発生を不要に基地局へ通知しないようにするためのものである。ステップS10では、上記time_to_triggerの期間が終了したか否かを判定する。この判定の結果、タイマが未起動の場合はタイマを起動させてEvent1A処理を終了する(S12)。また、タイマが既に起動しており、time_to_triggerの期間が経過している場合は、基地局へEvent1A発生を報告して、Event1A処理を終了する(S14)。また、タイマが既に起動しており、time_to_triggerの期間が経過していない場合は何もせずにEvent1A判定処理を終了する。
また、移動局10が移動している場合の様子を第3図〜第5図に基づいて説明する。第3図において、基地局Aはアクティブセットセル、基地局Bはモニタセットセルとし、移動局10は基地局A付近から基地局B付近に向かう方向Dへ移動するとする。
第3図(a)において、基地局Aから移動局10に下り信号を届けられる範囲Adは、移動局10から基地局Aに上り信号を届けられる範囲Auよりも小さい。また、基地局Bから移動局10に下り信号を届けられる範囲Bdは、移動局10から基地局Bに上り信号を届けられる範囲Buよりも大きい。
このような場合、移動局10からの上り信号を基地局A及びBで夫々受信した受信電力が釣り合う上り釣り合い地点Puが、基地局A及びBから移動局で夫々受信した各受信電力と釣り合う下り釣り合い地点Pdよりも後に生じることがある。そのため、上り釣り合い地点のみに基づいてハンドオーバ処理すると、ハンドオーバ処理する際、通信中の基地局Aから下り信号を受信できる範囲外となるおそれがある。
しかし、移動局10によれば、Event1Aの発生を上り釣り合い地点Puと下り釣り合い地点Pdとの中間地点で検出してハンドオーバ処理する。したがって、通信中の基地局Aから下り信号を受信できる位置でハンドオーバ処理できる可能性が高まる。
一方、第3図(b)において、基地局Aから移動局10に下り信号を届けられる範囲Adは、移動局10から基地局Aに上り信号を届けられる範囲Auよりも大きい。また、基地局Bから移動局10に下り信号を届けられる範囲Bdは、移動局10から基地局Bに上り信号を届けられる範囲Buよりも小さい。
このような場合、下り釣り合い地点Pdが、上り釣り合い地点Puよりも後に生じることがある。
しかし、移動局10によれば、Event1Aの発生を上り釣り合い地点Puと下り釣り合い地点Pdとの中間地点で検出してハンドオーバ処理するので、ハンドオーバ処理を、通信中の基地局Aから下り信号を受信できる位置で行える可能性が高まる。
なお、移動局10がEvent1Aの発生を判断した場合に、移動局10、アクティブセットセルである基地局(第3図において基地局A)、モニタセットセルである基地局(第3図において基地局B)、各基地局を統括するRNC(Radio Network Control:無線ネットワーク制御装置)(上位コンピュータ)との情報の送受信の様子を第4図に基づいて説明すると、以下のようになる。
移動局10がEvent1Aの発生を判定(第3図で示す基地局Bをアクティブセットセルに追加すると判定)した場合(S21)、移動局10は、基地局Bをアクティブセットセルに切りかえるべき旨の信号measurment_report(ハンドオーバ信号、ハンドオーバ要求信号)を基地局Aの中継手段を介してRNCに通知する(S23)(送出手段)。移動局10からの信号を受信したRNCは、基地局Bに対して移動局10との通信状態をアクティブセットセルに切りかえるように、RNC内部の指令手段から、指令信号radio_link_addition request(ハンドオーバ指令信号)を送出する(S25)。この信号を受信した基地局Bは、移動局10との通信状態を、移動局10内部の切換手段(図示せず)でモニタセットセルからアクティブセットセルに変更し(第2の切換手段)、変更した旨の応答信号radio_link_addition_responseをRNCに向けて送出する(S27)。この応答信号をRNC内部の受信手段(図示せず)で受信したRNCは、このRNCの設定状況を、基地局Bを移動局10のアクティブセットセルとして制御するものに更新する(S29)。また、この更新と共に、RNCは基地局Aの中継手段を介して移動局10に、基地局Bが移動局10のアクティブセットセルとなった旨の信号activeset_update(ハンドオーバ指令信号)を通知する(S31)。この通知を移動局10は内部の受信手段で受信し、モニタセットセルである基地局Bを、移動局10内部の切換手段(図示せず)によってアクティブセットセルである基地局に切り換え(第1の切換手段)、設定完了の旨activeset_update_completeを基地局Aを介してRNCに通知する(S35)。
次に、基地局Aからの下り信号を移動局10で受信した受信レベルと基地局Bからの下り信号を移動局10で受信した受信レベルとが釣り合う地点Pdと、移動局10からの上り信号を基地局Bで受信した受信レベルと基地局Aで受信した受信レベルとが釣り合う地点Puとの中間地点PsでEvent1Aの発生を検出する様子について第5図に基づいて説明する。
式(1)において、αは、基地局A及び基地局Bまでの伝播損失の差(第1及び第2基地局の伝搬損失の差)を示す。なお、基地局A及びBまでの伝搬損失の差を求める式は、式(1)に限定されることはなく、通信中の基地局Aまでの伝搬損失を示す値と隣接基地局Bまでの伝搬損失を示す値とを比較できる式であれば良い。
また、基地局から出力された信号が移動局に届くまでに生じる伝播損失は、その移動局から出力された信号がその移動局に届くまでの伝播損失に等しい。そのため移動局は、伝播損失に基づいてその移動局から出力された上り信号がその基地局に届くか否かを判定することができる。すなわち、基地局A及びBまでの伝播損失が等しい(α=0)ということは、基地局A及びBで受信した上り信号の受信電力が略等しいことを意味する。
一方、式(2)において、βは、基地局A及びBからの受信電力の差(第1及び第2基地局の受信電力の差)を示す。なお、基地局A及びBからの受信電力の差を求める式は、式(2)に限定されることはなく、通信中の基地局Aからの受信電力を示す値と隣接基地局Bからの受信電力を示す値とを比較できる式であれば良い。
また、受信電力に基づけば、移動局は、基地局から出力された下り信号が、その移動局に届くか否かを判定することができる。すなわち、基地局A及びBからの受信電力が等しい(β=0)ということは、移動局で受信した基地局A及びBからの下り信号の受信電力が略等しいことを意味する。
第5図では、移動局が第3図に示す方向Dに移動している場合のαとβを示している。第5図において、α及びβは共に増加傾向にある。また、α=0となる時とβ=0となる時にずれがある場合は、α又はβのいずれか一方が正の値であり、その他方が負の値となる時が存在する。したがって、第5図のように、βがαに先んじて正の値となってからα=0となるまでは、式(3)を満たす時が存在する。
いいかえれば、式(3)を満たした場合は、β=0となった地点とα=0の地点の中間に移動局10が位置している。すなわち、移動局10によれば、基地局A及びBまでの伝播損失が釣り合う地点と、基地局A及びBからの受信電力が釣り合う地点との中間地点でEvent1Aの発生を検出してハンドオーバ処理することができる。
したがって、移動局10は、基地局A及びBへの上り信号が釣り合う地点と比べて、基地局Aから下り信号を受信できる位置でハンドオーバ処理できる可能性が高い。
また、基地局A及びBからの下り信号が釣り合う地点と比べて、基地局Aに上り信号を送信できる位置でハンドオーバ処理できる可能性が高い。
以上のとおり、実施の形態1に係る移動局10によれば、通信中のアクティブセットセルである基地局へ上り信号を届けられる範囲と、通信中のアクティブセットセルである基地局から下り信号を受け取ることができる範囲が異なる場合であっても、ハンドオーバ処理を確実に実行し、通信品質を改善した移動局を提供することができる。
また、実施の形態1に係る通信システムによれば、通信中のアクティブセットセルである基地局へ上り信号を届けられる範囲と、通信中のアクティブセットセルである基地局から下り信号を受け取ることができる範囲が異なる場合であっても、ハンドオーバ処理を確実に実行し、通信品質を改善した通信システムを提供することができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、式(3)は、単純にαとβとを加算するだけであったが、実施の形態2では、移動局10のEvent1A判定部40で、下式(4)のように、α及びβに夫々係数(補正値)を乗じる判定式を実行する。このようにすれば、式(3)の判定を補正し、判定結果をさらに妥当なものにすることができる。
また、移動局10に係数c及びdを夫々複数記憶する記憶装置を追加し、この記憶装置から任意の係数c及びdを読み出して、Event1A判定部40で式(4)の判定式を実行すれば、補正内容を具体的条件に基づいて変更することができるので、より適切な補正を行うことができる。
実施の形態3.
実施の形態3では、実施の形態1の通信システムに対して、RNCに式(4)で示す係数c、dを複数記憶する記憶装置(図示せず)、この記憶装置から読み出した適当な係数c及びdを通知する信号を基地局A(第1基地局)へ送出する送出手段を追加し、基地局Aに上記通知信号を移動局に中継する手段(図示せず)を追加し、移動局に基地局Aからその通知信号を受信する受信手段(図示せず)を追加する。
このような通信システムによれば、RNCから、記憶装置から読み出した適当な係数c及びdを基地局Aへ送出し(S41)、送出された通知信号を基地局Aから移動局に中継し(S43)、その通知信号を移動局が受信して記憶して、上記係数c及びdを、式(4)を利用した判定に用いることができる。
実施の形態4.
実施の形態1では、移動局10から通信中の基地局へ送信するハンドオーバ信号が、モニタセットセルである基地局をアクティブセットセルである基地局に追加する信号(例えば、3GGP規格においてはEvent1A発生信号)であったが、アクティブセットセルである基地局をモニタセットセルである基地局に変更する信号(例えば、3GGP規格においてはEvent1B発生信号)や、モニタセットセルである第1基地局とアクティブセットセルである第2基地局との状態を入れ替えるように指令する信号(例えば、3GGP規格ではEvent1C発生信号)であっても良く、要は、通信中の基地局及びこの基地局と隣接する基地局の受信電力及び伝搬損失に基づいてハンドオーバ処理を実行するものであれば良い。
以上のような構成であれば、通信中である基地局へ上り信号を届けられる範囲と、通信中である基地局から下り信号を受け取ることができる範囲が異なるときであっても、ハンドオーバ処理を確実に実行し、通信品質を改善した移動局を提供することができる。
Claims (6)
- 通信中の第1基地局から送信された信号の受信電力及び伝搬損失を測定する第1測定手段、
上記第1基地局に隣接する第2基地局から送信された信号の受信電力及び伝搬損失を測定する第2測定手段、
上記第1及び第2測定手段の測定した第1及び第2基地局の受信電力の差を導出する第1導出手段、
上記第1及び第2測定手段の測定した第1及び第2基地局の伝搬損失の差を導出する第2導出手段、
上記第1及び第2導出手段の導出した値を比較する比較手段、
この比較手段の比較結果に基づいて、上記第1基地局へハンドオーバ信号を送出する送出手段を備えることを特徴とする移動局。 - 請求項1記載の移動局であって、
上記比較手段は、
上記第1または第2導出手段による導出結果に補正値を付与して比較結果を出力することを特徴とする移動局。 - 請求項2記載の移動局であって、
複数の補正値を記憶する記憶装置を備え、
上記比較手段は、上記記憶装置で記憶されている任意の補正値を用いて補正した比較結果を出力するものであることを特徴とする移動局。 - 請求項2記載の移動局であって、
任意の係数を示す信号を通信中の基地局から受信する受信手段を備え、
上記比較手段は、受信した係数を用いて補正した比較結果を出力するものであることを特徴とする移動局。 - 移動局、この移動局と通信中の第1基地局、この第1基地局と隣接する第2基地局、これら第1及び第2基地局を通信制御する上位コンピュータを有する通信システムにおいて、
上記移動局は、
上記第1基地局から送信された信号を受信して受信電力及び伝搬損失を測定する第1測定手段、
上記第2基地局から送信された信号を受信して受信電力及び伝搬損失を測定する第2測定手段、
上記第1及び第2測定手段の測定した第1及び第2基地局の受信電力の差を導出する第1導出手段、
上記第1及び第2測定手段の測定した第1及び第2基地局の伝搬損失の差を導出する第2導出手段、
上記第1及び第2導出手段の導出した値を比較する比較手段、
この比較手段の比較結果に基づいて、通話回線を上記第2基地局へ切り換えるハンドオーバ要求信号を、上記第1基地局へ送出する送出手段、
上記第1基地局から受信するハンド−オーバ指令信号に基づいて、上記第2基地局との間で通信回線を確立する第1切換手段からなり、
上記第1基地局は、
上記移動局から受信した上記ハンドオーバ要求信号を上記上位コンピュータに中継するとともに、 上記上位コンピュータから受信した上記ハンドオーバ指令信号を上記移動局に中継する中継手段を有し、
上記上位コンピュータは、
上記第1基地局から受信したハンドオーバ信号要求に基づいて、上記第1及び第2基地局に対してハンドオーバ指令信号送出する送出手段を有し、
上記第2基地局は、
上記上位コンピュータから受信したハンドオーバ指令信号に基づいて上記移動局との間で通信回線を確立する第2切換手段からなることを特徴とする通信システム。 - 請求項5記載の通信システムにおいて、
上記上位コンピュータは、
複数の係数を記憶する記憶手段、
この記憶手段から読み出された所定の係数を示す信号を上記第1基地局に送出する送出手段を備え、
上記第1基地局は、
上記上位コンピュータから送出された上記所定の係数を示す信号を上記移動局に中継し、
上記移動局の比較手段は、上記第1基地局から受信した所定の係数を用いて補正した比較結果を出力するものであることを特徴とする通信システム。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
PCT/JP2003/010995 WO2005025254A1 (ja) | 2003-08-29 | 2003-08-29 | 移動局及び通信システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2005025254A1 true JPWO2005025254A1 (ja) | 2006-11-16 |
Family
ID=34260087
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005508747A Pending JPWO2005025254A1 (ja) | 2003-08-29 | 2003-08-29 | 移動局及び通信システム |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20070004409A1 (ja) |
EP (1) | EP1659807A1 (ja) |
JP (1) | JPWO2005025254A1 (ja) |
CN (1) | CN1820522A (ja) |
WO (1) | WO2005025254A1 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5101568B2 (ja) | 2009-06-23 | 2012-12-19 | 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ | 無線基地局装置、移動端末装置及び送信電力制御方法 |
US20120327790A1 (en) * | 2011-06-24 | 2012-12-27 | Mediatek Inc. | Apparatuses and methods for coordinating circuit switched (cs) services in packet transfer mode (ptm) |
US8515489B2 (en) | 2011-08-29 | 2013-08-20 | Mediatek Inc. | Methods for scheduling radio activities for multiple radio access technologie modules in a communications apparatus and communications apparatuses utilizing the same |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2939116B2 (ja) * | 1994-04-27 | 1999-08-25 | エヌ・ティ・ティ移動通信網株式会社 | 移動通信ハンドオーバ方法および移動局装置と基地局装置 |
JP2991294B2 (ja) * | 1997-08-11 | 1999-12-20 | 日本電気株式会社 | 符号分割多重セルラー移動無線通信システム、基地局選択方法、及び移動局装置 |
FI107773B (fi) * | 1998-12-11 | 2001-09-28 | Nokia Mobile Phones Ltd | Kanavaihdon ajoituksen määrittäminen |
US6546252B1 (en) * | 1998-12-18 | 2003-04-08 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) | System and method for estimating interfrequency measurements used for radio network function |
JP3750390B2 (ja) * | 1999-01-08 | 2006-03-01 | 日本電気株式会社 | 移動体通信における呼制御方法及びそのシステム |
JP3670526B2 (ja) * | 1999-08-05 | 2005-07-13 | 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ | ダイバーシティハンドオーバ制御方法、移動局および移動通信システム |
KR100464470B1 (ko) * | 1999-09-08 | 2005-01-03 | 모토로라 인코포레이티드 | 패킷 송신 방법 |
JP3917339B2 (ja) * | 1999-10-01 | 2007-05-23 | パイオニア株式会社 | 通信装置及び通信方法 |
US6438117B1 (en) * | 2000-01-07 | 2002-08-20 | Qualcomm Incorporated | Base station synchronization for handover in a hybrid GSM/CDMA network |
-
2003
- 2003-08-29 JP JP2005508747A patent/JPWO2005025254A1/ja active Pending
- 2003-08-29 WO PCT/JP2003/010995 patent/WO2005025254A1/ja not_active Application Discontinuation
- 2003-08-29 CN CNA038269821A patent/CN1820522A/zh active Pending
- 2003-08-29 US US10/569,424 patent/US20070004409A1/en not_active Abandoned
- 2003-08-29 EP EP03818539A patent/EP1659807A1/en not_active Withdrawn
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20070004409A1 (en) | 2007-01-04 |
EP1659807A1 (en) | 2006-05-24 |
CN1820522A (zh) | 2006-08-16 |
WO2005025254A1 (ja) | 2005-03-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8620210B2 (en) | Radio communication system, mobile relay station, mobile station, and radio communication method | |
TW583887B (en) | Reliable congestion control in a CDMA-based mobile radio communications system | |
US8781476B2 (en) | Configuration of HS-DSCH serving cell change improvements | |
EP2184952B1 (en) | Mobile terminal and communication control method | |
US9913182B2 (en) | Radio communication system, base station, network management device, handover control method and program | |
JP5366888B2 (ja) | 無線基地局及びその制御方法 | |
US20130072212A1 (en) | Radio communication system, radio base station, and communication control method | |
US20110021158A1 (en) | System and Method for Enhanced Parallel Receiving Interworking in a Wireless Communications System | |
JP5391757B2 (ja) | 無線パラメータ制御装置および制御方法ならびに制御システム | |
KR20110042202A (ko) | 유저장치, 무선기지국 및 방법 | |
CN1863019B (zh) | 无线基站试验装置以及无线基站的试验方法 | |
CN103959842A (zh) | 一种进行无线资源控制连接重建的方法和基站 | |
JPWO2008090624A1 (ja) | 基地局装置及びセル切り替え決定方法 | |
JP2008098847A (ja) | 移動通信システムおよびハンドオーバ制御方法 | |
WO2011155511A1 (ja) | 無線基地局及びその制御方法 | |
US8102817B2 (en) | Method of measurement reporting and cellular radio terminal | |
JPWO2005025254A1 (ja) | 移動局及び通信システム | |
US20130079015A1 (en) | Radio communication system, radio base station, radio terminal, and communication control method | |
JP2006054580A (ja) | 移動通信システム及びその下り送信電力制御方法 | |
US9813956B2 (en) | Base station device and handover control method | |
CN102869063B (zh) | 空中接口调整方法与装置 | |
JP5459307B2 (ja) | 無線通信装置および送信電力制御方法 | |
JP4718592B2 (ja) | 無線ネットワーク制御装置及びハンドオーバ制御方法 | |
KR101619516B1 (ko) | 핸드오프 발생시의 심볼 에러율에 기초한 순방향 전력 제어 시스템 및 그 제어방법 | |
JP5654963B2 (ja) | 無線基地局及びハンドオーバ制御方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081118 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090317 |