JP2991294B2 - 符号分割多重セルラー移動無線通信システム、基地局選択方法、及び移動局装置 - Google Patents

符号分割多重セルラー移動無線通信システム、基地局選択方法、及び移動局装置

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JP2991294B2 JP14905198A JP14905198A JP2991294B2 JP 2991294 B2 JP2991294 B2 JP 2991294B2 JP 14905198 A JP14905198 A JP 14905198A JP 14905198 A JP14905198 A JP 14905198A JP 2991294 B2 JP2991294 B2 JP 2991294B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の基地局との
同時接続を実施する符号分割多重セルラー移動無線通信
システム、該システムの移動局において、効率的な基地
局選択を実現するための基地局選択方法、及び移動局装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の符号分割多重セルラー移動
無線通信システムの移動局における基地局選択方法につ
いて図面を参照して説明する。方式複数の無線基地局が
偏在し、これらの基地局が同一周波数を同時に使用する
符号分割多重セルラー移動無線通信システムの移動局
は、最小伝搬損失となる基地局と常に接続し、かつ送信
電力制御を実施することによって他の無線回線へ与える
干渉を最小に抑えなくてはならない。新しい基地局との
接続処理にはある程度の時間を要するため、その期間の
伝搬損の変動によっては最小伝搬損となる基地局が交代
し、切り替え先の基地局へ干渉を与えてしまう場合があ
る。
【0003】上記した新しい基地局との接続処理の際に
生ずる切り替え先の基地局への干渉について図9及び図
10を参照して詳細に説明する。ここで、Tc は接続し
きいレベルであり、Pp は基地局切り替え処理に要する
時間であり、Cr は干渉を及ぼす期間を表す時間であ
り、T0 はソフトハンドオフ実施の際の従来方法での基
地局接続しきいレベルであり、T1 はソフトハンドオフ
実施の際の従来方法での基地局接続解除しきいレベルで
ある。
【0004】基地局BS#Aに接続中の移動局が、基地
局BS#Bのゾーンへ移行する場合を考える。基地局B
S#Aと基地局BS#Bとの伝搬損の差がしきいレベル
Tよりも小さくなった時点で基地局切り替え処理を開始
し、切り替え処理が終了c するまでに要する時間をPp
とする。Pp 時間の間、移動局は基地局BS#Aに対し
て送信電力制御を実行する。
【0005】図9に示すように接続処理時間Pp の間に
基地局BS#Bの伝搬損が基地局BS#Aのそれより小
さくなると、基地局BS#Aに対して送信電力制御を行
っている移動局は、基地局BS#Aよりも伝搬損の小さ
い基地局BS#Bへ干渉を与えてしまう。すなわち、図
9に示したCr 時間の間は基地局BS#Bへ干渉が及
ぶ。
【0006】この接続処理に起因する干渉問題を克服す
る手法として、1991年5月、プロシーディング・イ
ン・アイ・イー・イー・イー・ビーキュラー・テクノロ
ジー・カンファレンス、57−62項、米国(Proc
eeding in IEEE Vehicular
Technology Conference,pp.
57−62,May,1991)に記載の手法が知られ
ている。ソフトハンドオフと呼ばれる上記文献に記載の
手法では最小伝搬損となる基地局を含む複数の基地局候
補と同時接続して伝搬損の変動に備える手法を用いてい
る。図10にその様子を示した。
【0007】図9と同様、基地局BS#Aに接続中の移
動局が、基地局BS#Bのゾーンへ移行する場合を考え
ている。基地局BS#AとBS#Bとの伝搬損の差がし
きいレベルT0 よりも小さくなった時点で基地局BS#
Aとの接続を保持しつつ、基地局BS#Bとの接続を開
始する。接続処理時間Pp を経て基地局BS#Bとの接
続処理が完了すると、両方の基地局との接続が開始され
る。同時接続の期間は常に伝搬損の最も低い他の基地局
に対する送信電力制御が実施されるために、図9で問題
となった基地局BS#Bへの干渉は問題とならない。そ
の後、基地局BS#AとBS#Bとの伝搬損の差がしき
いレベルT1 を超えた時点で基地局BS#Aとの接続を
解除する。このように、伝播損レベルがひっ迫する複数
の基地局と同時接続を行うことによって、最小伝搬損基
地局の交代に対処でき、干渉を抑えることができる。
【0008】新たな基地局との接続を開始する際のしき
いレベルT0 と接続を解除する際のしきいレベルT
1 は、後者を大きく設定する。ヒステリシスマージンと
呼ばれるT0 とT1 の差は、基地局間の伝搬損の差がし
きいレベル付近で激しく変化するような場合に、基地局
接続解除切り替えが頻発するのを防止するために設けら
れている。基地局との接続を開始する際のしきいレベル
0 ならびに接続を解除する際のしきいレベルT1 は、
大きくすればするほど同時接続される基地局の数は増加
する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、移動局
から各基地局までの伝搬損の変動の速度ならびに大きさ
は、移動局の移動速度や周辺の伝搬環境によって変化す
る。例えば建物等が密集する都市部では、電波伝搬経路
を遮蔽する物体が多いため、わずかな距離を進んだだけ
でも伝搬損が大きく変化する。すなわち都市部では伝搬
損の変動が速くて、しかも大きい。一方、郊外では伝搬
経路を遮蔽する物体が少ないため、伝搬損の変動は緩慢
で大きさも小さい。
【0010】上記した従来の基地局選択法における伝搬
損しきいレベルは、伝搬環境によらず常に一定のレベル
としている。しかし、都市などの伝搬損の変動が速い地
域においては接続解除のための伝搬損しきいレベルを大
きめに設定して伝搬損の急な変動に備えておく必要があ
る。さもないと、最小伝搬損となる基地局との接続が遅
れてしまい、この基地局へ干渉を与えてしまう。一方、
伝搬損変動の緩慢な郊外では、少数の基地局と接続すれ
ばよく、伝搬損しきいレベルを小さく設定することが可
能である。すなわち、固定のパイロットしきいレベルで
は、同時接続基地局の過不足が生じ効率的なシステムの
運用が実現できない。
【0011】また、伝搬損の変動が緩慢である場合、接
続解除切り替えの頻発は起らないので、ヒステリシスマ
ージンを小さく設定してもよい。むしろ不必要に大きな
ヒステリシスマージンを設定すると、無駄な基地局との
接続を維持することとなりシステムの効率的な運用を妨
げてしまう。
【0012】本発明の目的は、ソフトハンドオフを実施
する際の同時接続基地局の過不足を無くし、効率的なシ
ステムの運用を実現することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の基地局選択法
は、伝搬損の変動速度によって基地局選択しきいレベル
ならびにヒステリシスマージンを変化させることを特徴
としている。
【0014】伝搬員が高速に変動する場合は、基地局選
択しきいレベルを大きくして多数の基地局との同時接続
を行い、信頼性の高い基地局選択を実現する。なおか
つ、ヒステリシスマージンを大きく設定して、基地局接
続解除切り替えの頻発を防止する。一方、伝搬損の変動
が緩慢である場合は基地局選択しきいレベルを小さくし
て少数の基地局との同時接続を行い効率化を図る。同時
に、ヒステリシスマージンを小さく設定して無駄な基地
局との接続を早めに解除する。
【0015】本発明によれば、複数の基地局との接続が
可能な移動局から前記基地局群までの伝搬損レベルの大
小を比較することによって前記移動局が接続する基地局
を選択し、前記移動局は同時に複数の基地局との通信が
可能であり、前記移動局の移動に伴って接続する基地局
を変更する符号分割多重セルラー移動通信システムの基
地局選択方法において、前記複数の基地局に対する伝搬
損のうち最小伝搬損となる基地局の伝搬損を基準として
前記複数の基地局に対するそれぞれの相対伝搬損を把握
するステップと、前記相対伝搬損の変動速度を求めるス
テップと、各基地局と前記移動局が接続中であるか否か
を判定するステップと、前記判定の結果、非接続中でか
つ該当する非接続中の基地局に対する前記相対伝搬損
が、前記変動速度の関数として与えられるしきい関数を
下回る場合には、該当する非接続中の基地局との接続を
開始しするステップを有することを特徴とする符号分割
多重セルラー移動無線通信システムにおける基地局選択
方法が得られる。
【0016】さらに、本発明によれば、前記判定の結
果、非接続中でかつ該当する非接続中の基地局に対する
前記相対伝搬損が前記しきい関数を上回る場合には、該
当する非接続中の基地局との非接続状態を保持するステ
ップを有することを特徴とする符号分割多重セルラー移
動無線通信システムにおける基地局選択方法が得られ
る。
【0017】さらに、本発明によれば、前記判定の結
果、接続中でかつ該当する接続中の基地局に対する前記
相対伝搬損が、前記変動速度の関数として与えられる前
記しきい関数にヒステリシスマージンを加えたレベルを
上回れば、該当する接続中の基地局との接続を解除する
ことを特徴とする符号分割多重セルラー移動無線通信シ
ステムにおける基地局選択方法が得られる。
【0018】さらに、本発明によれば、前記判定の結
果、接続中でかつ該当する接続中の基地局に対する前記
相対伝搬損が、前記変動速度の関数として与えられる前
記しきい関数にヒステリシスマージンを加えたレベルを
上回らない場合には、該当する接続中の基地局との接続
状態を保持するステップを有することを特徴とする符号
分割多重セルラー移動無線通信システムにおける基地局
選択方法が得られる。
【0019】さらに、本発明によれば、前記しきい関数
は、前記相対伝搬損の変動速度を引数とする関数で与
え、前記変動速度が速いほど大きな値となるように設定
することを特徴とする符号分割多重セルラー移動無線通
信システムにおける基地局選択方法が得られる。
【0020】さらに、本発明によれば、前記ヒステリシ
スマージンは、前記相対伝搬損の変動速度を引数とする
関数で与え、前記変動速度が速いほど大きな値となるよ
うに設定することを特徴とする符号分割多重セルラー移
動無線通信システムにおける基地局選択方法が得られ
る。
【0021】又、本発明によれば、複数の基地局との接
続が可能な移動局から前記基地局群までの伝搬損レベル
の大小を比較することによって前記移動局が接続する基
地局を選択し、前記移動局は同時に複数の基地局との通
信が可能であり、前記移動局の移動に伴って接続する基
地局を変更する符号分割多重セルラー移動通信システム
の基地局選択方法において、前記複数の基地局に対する
伝搬損のうち最小伝搬損となる基地局の伝搬損を基準と
して前記複数の基地局に対するそれぞれの相対伝搬損を
把握するステップと、前記相対伝搬損の変動速度を求め
るステップと、各基地局と前記移動局が接続中であるか
否かを判定するステップと、前記判定の結果、非接続中
でかつ該当する非接続中の基地局に対する前記相対伝搬
損が、前記移動局の移動速度の関数として与えられるし
きい関数を下回る場合には、該当する非接続中の基地局
との接続を開始しするステップを有することを特徴とす
る符号分割多重セルラー移動無線通信システムにおける
基地局選択方法が得られる。
【0022】さらに、本発明によれば、前記判定の結
果、非接続中でかつ該当する非接続中の基地局に対する
前記相対伝搬損が前記しきい関数を上回る場合には、該
当する非接続中の基地局との非接続状態を保持するステ
ップを有することを特徴とする符号分割多重セルラー移
動無線通信システムにおける基地局選択方法が得られ
る。
【0023】さらに、本発明によれば、前記判定の結
果、接続中でかつ該当する接続中の基地局に対する前記
相対伝搬損が、前記変動速度の関数として与えられる前
記しきい関数にヒステリシスマージンを加えたレベルを
上回れば、該当する接続中の基地局との接続を解除する
ことを特徴とする符号分割多重セルラー移動無線通信シ
ステムにおける基地局選択方法が得られる。
【0024】さらに、本発明によれば、前記判定の結
果、接続中でかつ該当する接続中の基地局に対する前記
相対伝搬損が、前記変動速度の関数として与えられる前
記しきい関数にヒステリシスマージンを加えたレベルを
上回らない場合には、該当する接続中の基地局との接続
状態を保持するステップを有することを特徴とする符号
分割多重セルラー移動無線通信システムにおける基地局
選択方法が得られる。
【0025】さらに、本発明によれば、前記しきい関数
は、前記移動局の移動速度を引数とする関数で与え、前
記移動速度が速いほど大きな値となるように設定するこ
とを特徴とする符号分割多重セルラー移動無線通信シス
テムにおける基地局選択方法が得られる。
【0026】さらに、本発明によれば、前記ヒステリシ
スマージンは、前記移動局の移動速度を引数とする関数
で与え、前記移動速度が速いほど大きな値となるように
設定することを特徴とする符号分割多重セルラー移動無
線通信システムにおける基地局選択方法が得られる。
【0027】又、本発明によれば、複数の基地局と少な
くとも一つの移動局を含み、前記移動局から前記各基地
局への伝搬損失を測定する伝搬損失測定装置と、前記伝
搬損失測定装置に接続され、前記伝搬損レベルが高速に
変動する場合、基地局との接続の開始、解除を決めるた
めのヒステリシスマージンを大きく設定し、前記伝搬損
の変動が緩慢な場合、前記ヒステリシスマージンを小さ
く設定するソフトハンドオフ基地局選定装置を具備し、
該ソフトハンドオフ基地局選定装置は、前記複数の基地
局に対する伝搬損のうち最小伝搬損となる基地局の伝搬
損を基準として前記複数の基地局に対するそれぞれの相
対伝搬損を把握し、前記相対伝搬損の変動速度を求め、
前記各基地局と前記移動局が接続中であるか否かを判定
し、前記判定の結果、非接続中でかつ該当する非接続中
の基地局に対する前記相対伝搬損が、前記変動速度の関
数として与えられるしきい関数を下回る場合には、該当
する非接続中の基地局との接続を開始することを特徴と
する符号分割多重セルラー移動無線通信システムが得ら
れる。
【0028】さらに、本発明によれば、前記しきい関数
は、前記相対伝搬損の変動速度を引数とする関数で与
え、前記変動速度が速いほど大きな値となるように設定
することを特徴とする符号分割多重セルラー移動無線通
信システムが得られる。
【0029】さらに、本発明によれば、前記ソフトハン
ドオフ基地局選定装置は、前記判定の結果、非接続中で
かつ該当する非接続中の基地局に対する前記相対伝搬損
が前記しきい関数を上回る場合には、該当する非接続中
の基地局との非接続状態を保持することを特徴とする符
号分割多重セルラー移動無線通信システムが得られる。
【0030】さらに、本発明によれば、前記ソフトハン
ドオフ基地局選定装置は、前記判定の結果、接続中でか
つ該当する接続中の基地局に対する前記相対伝搬損が、
前記変動速度の関数として与えられる前記しきい関数に
ヒステリシスマージンを加えたレベルを上回れば、該当
する接続中の基地局との接続を解除することを特徴とす
る符号分割多重セルラー移動無線通信システムが得られ
る。
【0031】さらに、本発明によれば、前記ソフトハン
ドオフ基地局選定装置は、前記判定の結果、接続中でか
つ該当する接続中の基地局に対する前記相対伝搬損が、
前記変動速度の関数として与えられる前記しきい関数に
ヒステリシスマージンを加えたレベルを上回らない場合
には、該当する接続中の基地局との接続状態を保持する
ことを特徴とする符号分割多重セルラー移動無線通信シ
ステムが得られる。
【0032】又、本発明によれば、複数の基地局と少な
くとも一つの移動局を含み、前記移動局から前記各基地
局への伝搬損失を測定する伝搬損失測定装置と、前記移
動局の移動速度を検出する移動速度検出装置と、前記伝
搬損失測定装置及び前記移動速度検出装置に接続され、
前記移動速度が速い場合、基地局との接続の開始、解除
を決めるためのヒステリシスマージンを大きく設定し、
前記移動速度が遅い場合、前記ヒステリシスマージンを
小さく設定するソフトハンドオフ基地局選定装置を具備
し、該ソフトハンドオフ基地局選定装置は、前記複数の
基地局に対する伝搬損のうち最小伝搬損となる基地局の
伝搬損を基準として前記複数の基地局に対するそれぞれ
の相対伝搬損を把握し、前記相対伝搬損の変動速度を求
め、前記各基地局と前記移動局が接続中であるか否かを
判定し、前記判定の結果、非接続中でかつ該当する非接
続中の基地局に対する前記相対伝搬損が、前記移動速度
の関数として与えられるしきい関数を下回る場合には、
該当する非接続中の基地局との接続を開始することを特
徴とする符号分割多重セルラー移動無線通信システムが
得られる。
【0033】さらに、本発明によれば、前記しきい関数
は、前記移動速度を引数とする関数で与え、前記移動速
度が速いほど大きな値となるように設定することを特徴
とする符号分割多重セルラー移動無線通信システムが得
られる。
【0034】さらに、本発明によれば、前記ソフトハン
ドオフ基地局選定装置は、前記判定の結果、非接続中で
かつ該当する非接続中の基地局に対する前記相対伝搬損
が前記しきい関数を上回る場合には、該当する非接続中
の基地局との非接続状態を保持することを特徴とする符
号分割多重セルラー移動無線通信システムが得られる。
【0035】さらに、本発明によれば、前記ソフトハン
ドオフ基地局選定装置は、前記判定の結果、接続中でか
つ該当する接続中の基地局に対する前記相対伝搬損が、
前記変動速度の関数として与えられる前記しきい関数に
ヒステリシスマージンを加えたレベルを上回れば、該当
する接続中の基地局との接続を解除することを特徴とす
る符号分割多重セルラー移動無線通信システムが得られ
る。
【0036】さらに、本発明によれば、前記ソフトハン
ドオフ基地局選定装置は、前記判定の結果、接続中でか
つ該当する接続中の基地局に対する前記相対伝搬損が、
前記変動速度の関数として与えられる前記しきい関数に
ヒステリシスマージンを加えたレベルを上回らない場合
には、該当する接続中の基地局との接続状態を保持する
ことを特徴とする符号分割多重セルラー移動無線通信シ
ステムが得られる。
【0037】又、本発明によれば、移動局から各基地局
への伝搬損失を測定する伝搬損失測定装置と、前記伝搬
損失測定装置に接続され、前記伝搬損レベルが高速に変
動する場合、基地局との接続の開始、解除を決めるため
のヒステリシスマージンを大きく設定し、前記伝搬損の
変動が緩慢な場合、前記ヒステリシスマージンを小さく
設定するソフトハンドオフ基地局選定装置を具備し、該
ソフトハンドオフ基地局選定装置は、前記複数の基地局
に対する伝搬損のうち最小伝搬損となる基地局の伝搬損
を基準として前記複数の基地局に対するそれぞれの相対
伝搬損を把握し、前記相対伝搬損の変動速度を求め、前
記各基地局と前記移動局が接続中であるか否かを判定
し、前記判定の結果、非接続中でかつ該当する非接続中
の基地局に対する前記相対伝搬損が、前記変動速度の関
数として与えられるしきい関数を下回る場合には、該当
する非接続中の基地局との接続を開始することを特徴と
する移動局装置が得られる。
【0038】さらに、本発明によれば、前記しきい関数
は、前記相対伝搬損の変動速度を引数とする関数で与
え、前記変動速度が速いほど大きな値となるように設定
することを特徴とする移動局装置が得られる。
【0039】さらに、本発明によれば、前記ソフトハン
ドオフ基地局選定装置は、前記判定の結果、非接続中で
かつ該当する非接続中の基地局に対する前記相対伝搬損
が前記しきい関数を上回る場合には、該当する非接続中
の基地局との非接続状態を保持することを特徴とする移
動局装置が得られる。
【0040】さらに、本発明によれば、前記ソフトハン
ドオフ基地局選定装置は、前記判定の結果、接続中でか
つ該当する接続中の基地局に対する前記相対伝搬損が、
前記変動速度の関数として与えられる前記しきい関数に
ヒステリシスマージンを加えたレベルを上回れば、該当
する接続中の基地局との接続を解除することを特徴とす
る移動局装置が得られる。
【0041】さらに、本発明によれば、前記ソフトハン
ドオフ基地局選定装置は、前記判定の結果、接続中でか
つ該当する接続中の基地局に対する前記相対伝搬損が、
前記変動速度の関数として与えられる前記しきい関数に
ヒステリシスマージンを加えたレベルを上回らない場合
には、該当する接続中の基地局との接続状態を保持する
ことを特徴とする移動局装置が得られる。
【0042】又、本発明によれば、移動局から各基地局
への伝搬損失を測定する伝搬損失測定装置と、前記移動
局の移動速度を検出する移動速度検出装置と、前記伝搬
損失測定装置及び前記移動速度検出装置に接続され、前
記移動速度が速い場合、基地局との接続の開始、解除を
決めるためのヒステリシスマージンを大きく設定し、前
記移動速度が遅い場合、前記ヒステリシスマージンを小
さく設定するソフトハンドオフ基地局選定装置を具備
し、該ソフトハンドオフ基地局選定装置は、前記複数の
基地局に対する伝搬損のうち最小伝搬損となる基地局の
伝搬損を基準として前記複数の基地局に対するそれぞれ
の相対伝搬損を把握し、前記相対伝搬損の変動速度を求
め、前記各基地局と前記移動局が接続中であるか否かを
判定し、前記判定の結果、非接続中でかつ該当する非接
続中の基地局に対する前記相対伝搬損が、前記移動速度
の関数として与えられるしきい関数を下回る場合には、
該当する非接続中の基地局との接続を開始することを特
徴とする移動局装置が得られる。
【0043】さらに、本発明によれば、前記しきい関数
は、前記移動速度を引数とする関数で与え、前記移動速
度が速いほど大きな値となるように設定することを特徴
とする移動局装置が得られる。
【0044】さらに、本発明によれば、前記ソフトハン
ドオフ基地局選定装置は、前記判定の結果、非接続中で
かつ該当する非接続中の基地局に対する前記相対伝搬損
が前記しきい関数を上回る場合には、該当する非接続中
の基地局との非接続状態を保持することを特徴とする移
動局装置が得られる。
【0045】さらに、本発明によれば、前記ソフトハン
ドオフ基地局選定装置は、前記判定の結果、接続中でか
つ該当する接続中の基地局に対する前記相対伝搬損が、
前記変動速度の関数として与えられる前記しきい関数に
ヒステリシスマージンを加えたレベルを上回れば、該当
する接続中の基地局との接続を解除することを特徴とす
る移動局装置が得られる。
【0046】さらに、本発明によれば、前記ソフトハン
ドオフ基地局選定装置は、前記判定の結果、接続中でか
つ該当する接続中の基地局に対する前記相対伝搬損が、
前記変動速度の関数として与えられる前記しきい関数に
ヒステリシスマージンを加えたレベルを上回らない場合
には、該当する接続中の基地局との接続状態を保持する
ことを特徴とする移動局装置が得られる。
【0047】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図面を参照して詳細に説明する。図1は符号分割多
重セルラー移動無線通信システムのソフトハンドオフに
おける接続状態を示す図である。図2ならびに図3は本
発明の実施の形態における移動局13を構成する移動局
装置ならびにに基地局12−1,12−2を構成する基
地局装置をそれぞれ示したものである。
【0048】まず、図2に示した移動局装置の動作につ
いて説明する。基地局より放出された送信信号は送受共
用装置21において受信され、RF部22を経た後、移
動速度検出装置23ならびに伝搬損測定装置24に入力
される。移動速度検出装置23では、該移動局自身の移
動速度Vmsが出力され、一方、伝搬損失測定装置24に
おいては該移動局の近隣に位置する複数の基地局、それ
ぞれとの伝搬損失Li(t)[dB]が見積もられる。ここ
で、iは0〜Nの整数で与えられる基地局インデックス
を、またtは測定時刻を表す。なお、前記複数基地局ま
での伝搬損失は、例えば、各基地局が放出するパイロッ
ト信号の受信強度ならびにパイロット信号の送信出力に
より概算される。移動速度Vms、伝搬損失Li(t)は、ソ
フトハンドオフ基地局選定装置BSSへ入力され、新た
にソフトハンドオフ対象となる基地局もしくは接続を解
除する基地局を決定する。新たなソフトハンドオフ対象
基地局もしくは接続を解除する基地局の決定結果は、接
続解除変数BSinfo,iとして与えられる。BSinfo,i
1は該当する基地局iとの接続要求を意味し、BS
info,i=−1は該当する基地局iとの接続解除を意味
し、さらにBSinfo,i=0は現接続状態を保持すること
を意味する。ソフトハンドオフ基地局選定装置BSSに
より決定された接続解除変数BSinfo,iは制御信号生成
装置31へ入力され、接続もしくは解除を要求される基
地局群へその旨の制御信号を生成する。制御信号生成装
置31の出力ならびに送信情報26は結合装置25にお
いて結合され、オーバーヘッド挿入部30において各種
付加情報が挿入される。オーバーヘッド挿入部30の出
力信号は、拡散器29、変調器28、増幅装置27を通
過した後、送受共用装置21によって基地局へ向けて放
出される。
【0049】次に、図3に示した基地局装置の動作につ
いて説明する。移動局13より放出された送信信号は送
受共用装置41を通過した後、RF部42、復調器43
を経て復調される。復調器43の出力に含まれる制御信
号は制御信号検出装置44において検出される。検出さ
れた制御信号は交換局11へ伝達され、交換局11にお
いては制御信号に含まれる基地局接続指令もしくは基地
局接続解除指令に基づいて該当する基地局の接続、解除
処理が実施される。
【0050】次に、図2に示したソフトハンドオフ基地
局選定装置BSSの動作の一実施の形態を図4に示す。
図4の実施の形態では、移動局と基地局iとの伝搬損失
i(t)[dB]より伝搬損変動速度を求め、これにより
接続解除しきいレベルを決定している。
【0051】まず、ステップ100において基地局iと
の伝搬損失Li(t)[dB]のうち最小値をLmin(t)[d
B]と定義する。次にステップ101において、基地局
番号を表すループ変数kに0を設定する。ステップ10
2において、基地局kとの伝搬損失Lk(t)[dB]から
min(t)[dB]を差し引いて、相対伝搬損レベルL
n,k [dB]を得る。ステップ103において、L
n,k(t)の微分値の絶対値[Ln,k(t)]を計算する。ステ
ップ104において、基地局kと移動局が通話中である
か無いかを判定し、通話中であればステップ105へ、
通話中でなければステップ106へ進む。
【0052】ステップ104において、速度の関数とし
て定義される解除しきいレベルTrの値を計算し、Tr
(|Ln,k(t)|)がLn,k(t)よりも小さければステップ
107へ、そうでなければステップ108へ進む。一
方、ステップ106において、速度の関数として定義さ
れる接続しきいレベルTa の値を計算し、Ta (|L
n,k(t)|)がLn,k(t)よりも大きければステップ109
へ進み、そうでなければステップ108へ進む。ステッ
プ107においては、基地局kとの接続解除を意味する
接続解除変数BSinfo,k=−1を設定し、ステップ10
9においては基地局kとの接続を意味する接続解除変数
BSinfo,k=1を設定する。ステップ108において
は、基地局kとの接続状態を保持するように接続解除変
数BSinfo,k=0を設定する。ステップ107〜109
の後は、ステップ110へ進み、ループ変数kが基地局
数Nを超えているかどうかが判定される。k<Nであれ
ば、ステップ111においてkに1を加えた後、ステッ
プ102へ戻る。kがN以上であれば、接続解除変数B
info,iを図2に示した制御信号生成装置31へ向けて
出力する。
【0053】なお、移動速度検出装置23で検出された
該移動局自身の移動速度Vmsは、本実施の形態では使用
されずステップ102において終端する。
【0054】図5は、接続しきいレベル関数Ta ならび
に解除しきいレベル関数Tr の一例を示したものであ
る。Ta ,Tr とも、Ln,I(t)の変動速度の大きさを表
す|Ln,i(t) |が大きくなるほど大きくなるように設
定する。また、解除しきいレベルTr はTa よりもヒス
テリシスマージン分だけ高くなるように設定し、かつヒ
ステリシスマージンは|Ln,i (t)|が大きいほど大き
くする。図4に示した流れ図による基地局iの接続処理
ならびに解除処理は、図5を用いて次のように説明でき
る。
【0055】基地局iが接続中でない場合、点(|L
n,i (t) |,Ln,i(t))を図5上に点描し、この点が接
続しきいレベルTa よりも下部に位置する場合にこの基
地局は接続基地局として選択される。一方、基地局iが
すでに接続中である場合、点(|Ln,i (t) |,L
n,i(t))を図2上に点描し、この点が解除しきいレベル
rよりも上部に位置する場合にこの基地局との接続を
解除する。それ以外の場合は、現接続状態を保つ。
【0056】次に、図5に示したTa ,Tr を適用した
場合の基地局選択から解除までの一例について述べる。
図6に、縦軸をLn,i(t)、横軸を|Ln,i (t) |とする
グラフ上に点描される点(|Ln,i (t) |対Ln,i(t)
の軌跡を曲線で示した。点(|Ln,i(t)の|Ln,i (t)
|)は時間の経過に伴って図6中に示した矢印の方向に
推移する。
【0057】点(|Ln,i (t) |,Ln,i(t))が時点
a,すなわち基地局選択しきいレベルTa を下回った時
点で基地局iとの接続処理を開始する。接続処理を経
て、時点bより基地局iとの接続が開始される。その
後、時点c、すなわち解除しきいレベルTr を上回った
時点で、基地局iとの接続を直ちに解除する。結局、時
点bから時点cまでの期間、基地局iとの通信が行われ
る。
【0058】以下本発明の他の実施の形態について図面
を参照して説明する。
【0059】図8は図2に示したソフトハンドオフ基地
局選定装置BSSの他の実施の形態を示したものであ
る。伝搬損の変動速度は端末の移動速度に比例する事実
より、図8の実施の形態では、移動速度検出装置23で
検出された移動局自身の移動速度Vmsにより接続解除し
きいレベルを決定している。
【0060】まず、ステップ200において基地局iと
該移動局の伝搬損失Li(t)[dB]のうちの最小値をL
min(t)[dB]と定義する。次にステップ201におい
て、基地局番号を表すループ変数kに0を設定する。ス
テップ202において、基地局kとの伝搬損失L
k(t)[dB]からLmin(t)[dB]を差し引いて、相対
伝搬損レベルLn,k [dB]を得る。ステップ203に
おいて、基地局kと移動局が通話中であるか無いかを判
定し、通話中であればステップ204へ、通話中でなけ
ればステップ205へ進む。
【0061】ステップ204へは移動速度検出装置23
で検出された該移動局自身の移動速度Vmsが入力され、
速度の関数として定義される解除しきいレベルTr の値
を計算し、Tr (Vms)がLn,k(t)よりも小さければス
テップ206へ、そうでなければステップ207へ進
む。一方、ステップ205において、速度の関数として
定義される接続しきいレベルTa の値を計算し、T
a (Vms)がLn,k(t)よりも大きければステップ208
へ進み、そうでなければステップ207へ進む。ステッ
プ206においては、基地局kとの接続解除を意味する
接続解除変数BSinfo,k=−1を設定し、ステップ20
8においては基地局kとの接続を意味する接続解除変数
BSinfo,k=1を設定する。ステップ207において
は、基地局kとの接続状態を保持するように接続解除変
数BSinfo,k=0を設定する。ステップ206〜208
の後は、ステップ209へ進み、ループ変数kが基地局
数Nを超えているかどうかが判定される。k<Nであれ
ば、ステップ210においてkに1を加えた後、ステッ
プ202へ戻る。k>が=N以上であれば、接続解除変
数BSinfo,iを図2に示した制御信号精製装置31へ向
けて出力する。
【0062】伝搬損の変動速度は、端末の移動速度に比
例する。図8に示した実施形態は、伝搬損の変動速度を
端末の移動速度から間接的に推定する手法である。図4
に示した実施の形態においては、伝搬損の推定結果を微
分することで直接的に伝搬損の変動速度を検出した。図
4の場合、伝搬損の推定結果に誤差成分が含まれると、
伝搬損推定誤差が変動速度推定値へ伝搬してしまい、変
動速度推定値にも誤差が生じる問題がある。これに対し
て、図8に示した実施の形態によると、伝搬損推定誤差
と伝搬損変動速度誤差が分けられるために、誤差の伝搬
が回避できる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
伝搬損の変動速度によって基地局選択しきいレベルなら
びにヒステリシスマージンを変化させることによって、
伝搬環境や移動局の移動速度に応じた適正な数の基地局
との通信が可能となり、効率的かつ信頼性の高い基地局
選択が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】符号分割多重セルラー移動無線通信システムの
ソフトハンドオフにおける接続状態を示す図である。
【図2】本発明の移動局装置の構成を示す図である。
【図3】本発明の基地局装置の構成を示す図である。
【図4】本発明の基地局選択方法の各ステップを示した
流れ図である。
【図5】基地局接続ならびに解除のためのしきいレベル
の一例を示す図である。
【図6】基地局接続から解除までの一例を示す図であ
る。
【図7】移動局の移動速度に対するセル境界付近におけ
る平均同時接続基地局を示す図である。
【図8】本発明の他の基地局選択方法の各ステップを示
した流れ図である。
【図9】従来技術においてソフトハンドオフを実施しな
い場合の伝搬損変動に対する基地局切り替え過程を示す
図である。
【図10】従来技術においてソフトハンドオフを実施す
る場合の伝搬損変動する基地局切り替え過程を示す図で
ある。
【符号の説明】
min(t) 最小伝搬損測定レベル Ln,i(t) 最小伝搬損測定レベルを差し引いた相対伝
搬損測定レベル Ta 接続しきいレベル関数 Tr 解除しきいレベル関数 a 基地局接続処理開始時点 b 基地局接続開始時点 c 基地局接続解除時点 BS#A 接続元基地局 BS#B 接続先基地局 BSS ソフトハンドオフ基地局選定装置 11 交換局 12−1,12−2 基地局 13 移動局 16−1 基地局12−1との接続領域 16−2 基地局12−2との接続領域 21 送受共用装置 22 RF部 23 移動速度検出装置 24 伝搬損失測定装置 25 結合装置 26 送信情報 27 増幅装置 28 変調器 29 拡散器 30 オーバーヘッド挿入部 31 制御信号生成装置 41 送受共用装置 42 RF部 43 復調器 44 制御信号検出装置

Claims (40)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の基地局との接続が可能な移動局か
    ら前記複数の基地局までの伝搬損レべルの大小を比較す
    ることによって前記移動局が接続する基地局を選択し、
    前記移動局は同時に複数の基地局との通信が可能であ
    り、前記移動局の移動に伴って接続する基地局を変更す
    る符号分割多重セルラー移動通信システムの基地局選択
    方法において、前記伝搬損レベルが高速に変動する場
    合、前記接続する基地局を多くなるように選択し、前記
    伝搬損の変動が緩慢な場合、前記接続する基地局が少な
    くなるように選択することを特徴とする符号分割多重セ
    ルラー移動無線通信システムにおける基地局選択方法。
  2. 【請求項2】 複数の基地局との接続が可能な移動局か
    ら前記複数の基地局までの伝搬損レベルの大小を比較す
    ることによって前記移動局が接続する基地局を選択し、
    前記移動局は同時に複数の基地局との通信が可能であ
    り、前記移動局の移動に伴って接続する基地局を変更す
    る符号分割多重セルラー移動通信システムの基地局選択
    方法において、前記伝搬損レベルが高速に変動する場
    合、基地局との接続の開始、解除を決めるためのヒステ
    リシスマージンを大きく設定し、前記伝搬損の変動が緩
    慢な場合、前記ヒステリシスマージンを小さく設定する
    ことを特徴とする符号分割多重セルラー移動無線通信シ
    ステムにおける基地局選択方法。
  3. 【請求項3】 複数の基地局との接続が可能な移動局か
    ら前記基地局群までの伝搬損レベルの大小を比較するこ
    とによって前記移動局が接続する基地局を選択し、前記
    移動局は同時に複数の基地局との通信が可能であり、前
    記移動局の移動に伴って接続する基地局を変更する符号
    分割多重セルラー移動通信システムの基地局選択方法に
    おいて、前記複数の基地局に対する伝搬損のうち最小伝
    搬損となる基地局の伝搬損を基準として前記複数の基地
    局に対するそれぞれの相対伝搬損を把握するステップ
    と、前記相対伝搬損の変動速度を求めるステップと、各
    基地局と前記移動局が接続中であるか否かを判定するス
    テップと、前記判定の結果、非接続中でかつ該当する非
    接続中の基地局に対する前記相対伝搬損が、前記変動速
    度の関数として与えられるしきい関数を下回る場合に
    は、該当する非接続中の基地局との接続を開始しするス
    テップを有することを特徴とする符号分割多重セルラー
    移動無線通信システムにおける基地局選択方法。
  4. 【請求項4】 前記判定の結果、非接続中でかつ該当す
    る非接続中の基地局に対する前記相対伝搬損が前記しき
    い関数を上回る場合には、該当する非接続中の基地局と
    の非接続状態を保持するステップを有することを特徴と
    する請求項3記載の符号分割多重セルラー移動無線通信
    システムにおける基地局選択方法。
  5. 【請求項5】 前記判定の結果、接続中でかつ該当する
    接続中の基地局に対する前記相対伝搬損が、前記変動速
    度の関数として与えられる前記しきい関数にヒステリシ
    スマージンを加えたレベルを上回れば、該当する接続中
    の基地局との接続を解除することを特徴とする請求項3
    記載の符号分割多重セルラー移動無線通信システムにお
    ける基地局選択方法。
  6. 【請求項6】 前記判定の結果、接続中でかつ該当する
    接続中の基地局に対する前記相対伝搬損が、前記変動速
    度の関数として与えられる前記しきい関数にヒステリシ
    スマージンを加えたレベルを上回らない場合には、該当
    する接続中の基地局との接続状態を保持するステップを
    有することを特徴とする請求項3に記載の符号分割多重
    セルラー移動無線通信システムにおける基地局選択方
    法。
  7. 【請求項7】 前記しきい関数は、前記相対伝搬損の変
    動速度を引数とする関数で与え、前記変動速度が速いほ
    ど大きな値となるように設定することを特徴とする請求
    項3乃至6のいずれか一つに記載の符号分割多重セルラ
    ー移動無線通信システムにおける基地局選択方法。
  8. 【請求項8】 前記ヒステリシスマージンは、前記相対
    伝搬損の変動速度を引数とする関数で与え、前記変動速
    度が速いほど大きな値となるように設定することを特徴
    とする請求項3乃至6のいずれか一つに記載の符号分割
    多重セルラー移動無線通信システムにおける基地局選択
    方法。
  9. 【請求項9】 複数の基地局との接続が可能な移動局か
    ら前記複数の基地局までの伝搬損レべルの大小を比較す
    ることによって前記移動局が接続する基地局を選択し、
    前記移動局は同時に複数の基地局との通信が可能であ
    り、前記移動局の移動に伴って接続する基地局を変更す
    る符号分割多重セルラー移動通信システムの基地局選択
    方法において、前記移動局の移動速度が速い場合、前記
    接続する基地局を多くなるように選択し、前記移動局の
    移動速度が遅い場合、前記接続する基地局が少なくなる
    ように選択することを特徴とする符号分割多重セルラー
    移動無線通信システムにおける基地局選択方法。
  10. 【請求項10】 複数の基地局との接続が可能な移動局
    から前記複数の基地局までの伝搬損レベルの大小を比較
    することによって前記移動局が接続する基地局を選択
    し、前記移動局は同時に複数の基地局との通信が可能で
    あり、前記移動局の移動に伴って接続する基地局を変更
    する符号分割多重セルラー移動通信システムの基地局選
    択方法において、前記移動局の移動速度が速い場合、前
    記基地局との接続の開始、解除を決めるためのヒステリ
    シスマージンを大きく設定し、前記移動局の移動速度が
    遅い場合、前記ヒステリシスマージンを小さく設定する
    ことを特徴とする符号分割多重セルラー移動無線通信シ
    ステムにおける基地局選択方法。
  11. 【請求項11】 複数の基地局との接続が可能な移動局
    から前記基地局群までの伝搬損レベルの大小を比較する
    ことによって前記移動局が接続する基地局を選択し、前
    記移動局は同時に複数の基地局との通信が可能であり、
    前記移動局の移動に伴って接続する基地局を変更する符
    号分割多重セルラー移動通信システムの基地局選択方法
    において、前記複数の基地局に対する伝搬損のうち最小
    伝搬損となる基地局の伝搬損を基準として前記複数の基
    地局に対するそれぞれの相対伝搬損を把握するステップ
    と、前記相対伝搬損の変動速度を求めるステップと、各
    基地局と前記移動局が接続中であるか否かを判定するス
    テップと、前記判定の結果、非接続中でかつ該当する非
    接続中の基地局に対する前記相対伝搬損が、前記移動局
    の移動速度の関数として与えられるしきい関数を下回る
    場合には、該当する非接続中の基地局との接続を開始し
    するステップを有することを特徴とする符号分割多重セ
    ルラー移動無線通信システムにおける基地局選択方法。
  12. 【請求項12】 前記判定の結果、非接続中でかつ該当
    する非接続中の基地局に対する前記相対伝搬損が前記し
    きい関数を上回る場合には、該当する非接続中の基地局
    との非接続状態を保持するステップを有することを特徴
    とする請求項11記載の符号分割多重セルラー移動無線
    通信システムにおける基地局選択方法。
  13. 【請求項13】 前記判定の結果、接続中でかつ該当す
    る接続中の基地局に対する前記相対伝搬損が、前記変動
    速度の関数として与えられる前記しきい関数にヒステリ
    シスマージンを加えたレベルを上回れば、該当する接続
    中の基地局との接続を解除することを特徴とする請求項
    11記載の符号分割多重セルラー移動無線通信システム
    における基地局選択方法。
  14. 【請求項14】 前記判定の結果、接続中でかつ該当す
    る接続中の基地局に対する前記相対伝搬損が、前記変動
    速度の関数として与えられる前記しきい関数にヒステリ
    シスマージンを加えたレベルを上回らない場合には、該
    当する接続中の基地局との接続状態を保持するステップ
    を有することを特徴とする請求項11記載の符号分割多
    重セルラー移動無線通信システムにおける基地局選択方
    法。
  15. 【請求項15】 前記しきい関数は、前記移動局の移動
    速度を引数とする関数で与え、前記移動速度が速いほど
    大きな値となるように設定することを特徴とする請求項
    11乃至14のいずれか一つに記載の符号分割多重セル
    ラー移動無線通信システムにおける基地局選択方法。
  16. 【請求項16】 前記ヒステリシスマージンは、前記移
    動局の移動速度を引数とする関数で与え、前記移動速度
    が速いほど大きな値となるように設定することを特徴と
    する請求項11乃至14のいずれか一つに記載の符号分
    割多重セルラー移動無線通信システムにおける基地局選
    択方法。
  17. 【請求項17】 複数の基地局と少なくとも一つの移動
    局を含み、前記移動局から前記各基地局への伝搬損失を
    測定する伝搬損失測定装置と、前記伝搬損失測定装置に
    接続され、前記伝搬損レベルが高速に変動する場合、基
    地局との接続の開始、解除を決めるためのヒステリシス
    マージンを大きく設定し、前記伝搬損の変動が緩慢な場
    合、前記ヒステリシスマージンを小さく設定するソフト
    ハンドオフ基地局選定装置を具備して構成されたことを
    特徴とする符号分割多重セルラー移動無線通信システ
    ム。
  18. 【請求項18】 複数の基地局と少なくとも一つの移動
    局を含み、前記移動局から前記各基地局への伝搬損失を
    測定する伝搬損失測定装置と、前記伝搬損失測定装置に
    接続され、前記伝搬損レベルが高速に変動する場合、基
    地局との接続の開始、解除を決めるためのヒステリシス
    マージンを大きく設定し、前記伝搬損の変動が緩慢な場
    合、前記ヒステリシスマージンを小さく設定するソフト
    ハンドオフ基地局選定装置を具備し、該ソフトハンドオ
    フ基地局選定装置は、前記複数の基地局に対する伝搬損
    のうち最小伝搬損となる基地局の伝搬損を基準として前
    記複数の基地局に対するそれぞれの相対伝搬損を把握
    し、前記相対伝搬損の変動速度を求め、前記各基地局と
    前記移動局が接続中であるか否かを判定し、前記判定の
    結果、非接続中でかつ該当する非接続中の基地局に対す
    る前記相対伝搬損が、前記変動速度の関数として与えら
    れるしきい関数を下回る場合には、該当する非接続中の
    基地局との接続を開始することを特徴とする符号分割多
    重セルラー移動無線通信システム。
  19. 【請求項19】 前記しきい関数は、前記相対伝搬損の
    変動速度を引数とする関数で与え、前記変動速度が速い
    ほど大きな値となるように設定することを特徴とする請
    求項18記載の符号分割多重セルラー移動無線通信シス
    テム。
  20. 【請求項20】 前記ソフトハンドオフ基地局選定装置
    は、前記判定の結果、非接続中でかつ該当する非接続中
    の基地局に対する前記相対伝搬損が前記しきい関数を上
    回る場合には、該当する非接続中の基地局との非接続状
    態を保持することを特徴とする請求項18又は19記載
    の符号分割多重セルラー移動無線通信システム。
  21. 【請求項21】 前記ソフトハンドオフ基地局選定装置
    は、前記判定の結果、接続中でかつ該当する接続中の基
    地局に対する前記相対伝搬損が、前記変動速度の関数と
    して与えられる前記しきい関数にヒステリシスマージン
    を加えたレベルを上回れば、該当する接続中の基地局と
    の接続を解除することを特徴とする請求項18又は19
    に記載の符号分割多重セルラー移動無線通信システム。
  22. 【請求項22】 前記ソフトハンドオフ基地局選定装置
    は、前記判定の結果、接続中でかつ該当する接続中の基
    地局に対する前記相対伝搬損が、前記変動速度の関数と
    して与えられる前記しきい関数にヒステリシスマージン
    を加えたレベルを上回らない場合には、該当する接続中
    の基地局との接続状態を保持することを特徴とする請求
    項18又は19記載の符号分割多重セルラー移動無線通
    信システム。
  23. 【請求項23】 複数の基地局と少なくとも一つの移動
    局を含み、前記移動局から前記各基地局への伝搬損失を
    測定する伝搬損失測定装置と、前記移動局の移動速度を
    検出する移動速度検出装置と、前記伝搬損失測定装置及
    び前記移動速度検出装置に接続され、前記移動速度が速
    い場合、基地局との接続の開始、解除を決めるためのヒ
    ステリシスマージンを大きく設定し、前記移動速度が遅
    い場合、前記ヒステリシスマージンを小さく設定するソ
    フトハンドオフ基地局選定装置を具備して構成されたこ
    とを特徴とする符号分割多重セルラー移動無線通信シス
    テム。
  24. 【請求項24】 複数の基地局と少なくとも一つの移動
    局を含み、前記移動局から前記各基地局への伝搬損失を
    測定する伝搬損失測定装置と、前記移動局の移動速度を
    検出する移動速度検出装置と、前記伝搬損失測定装置及
    び前記移動速度検出装置に接続され、前記移動速度が速
    い場合、基地局との接続の開始、解除を決めるためのヒ
    ステリシスマージンを大きく設定し、前記移動速度が遅
    い場合、前記ヒステリシスマージンを小さく設定するソ
    フトハンドオフ基地局選定装置を具備し、該ソフトハン
    ドオフ基地局選定装置は、前記複数の基地局に対する伝
    搬損のうち最小伝搬損となる基地局の伝搬損を基準とし
    て前記複数の基地局に対するそれぞれの相対伝搬損を把
    握し、前記相対伝搬損の変動速度を求め、前記各基地局
    と前記移動局が接続中であるか否かを判定し、前記判定
    の結果、非接続中でかつ該当する非接続中の基地局に対
    する前記相対伝搬損が、前記移動速度の関数として与え
    られるしきい関数を下回る場合には、該当する非接続中
    の基地局との接続を開始することを特徴とする符号分割
    多重セルラー移動無線通信システム。
  25. 【請求項25】 前記しきい関数は、前記移動速度を引
    数とする関数で与え、前記移動速度が速いほど大きな値
    となるように設定することを特徴とする請求項24記載
    の符号分割多重セルラー移動無線通信システム。
  26. 【請求項26】 前記ソフトハンドオフ基地局選定装置
    は、前記判定の結果、非接続中でかつ該当する非接続中
    の基地局に対する前記相対伝搬損が前記しきい関数を上
    回る場合には、該当する非接続中の基地局との非接続状
    態を保持することを特徴とする請求項24又は25記載
    の符号分割多重セルラー移動無線通信システム。
  27. 【請求項27】 前記ソフトハンドオフ基地局選定装置
    は、前記判定の結果、接続中でかつ該当する接続中の基
    地局に対する前記相対伝搬損が、前記変動速度の関数と
    して与えられる前記しきい関数にヒステリシスマージン
    を加えたレベルを上回れば、該当する接続中の基地局と
    の接続を解除することを特徴とする請求項24又は25
    に記載の符号分割多重セルラー移動無線通信システム。
  28. 【請求項28】 前記ソフトハンドオフ基地局選定装置
    は、前記判定の結果、接続中でかつ該当する接続中の基
    地局に対する前記相対伝搬損が、前記変動速度の関数と
    して与えられる前記しきい関数にヒステリシスマージン
    を加えたレベルを上回らない場合には、該当する接続中
    の基地局との接続状態を保持することを特徴とする請求
    項24又は25記載の符号分割多重セルラー移動無線通
    信システム。
  29. 【請求項29】 移動局から各基地局への伝搬損失を測
    定する伝搬損失測定装置と、前記伝搬損失測定装置に接
    続され、前記伝搬損レベルが高速に変動する場合、基地
    局との接続の開始、解除を決めるためのヒステリシスマ
    ージンを大きく設定し、前記伝搬損の変動が緩慢な場
    合、前記ヒステリシスマージンを小さく設定するソフト
    ハンドオフ基地局選定装置を具備して構成されたことを
    特徴とする移動局装置。
  30. 【請求項30】 移動局から各基地局への伝搬損失を測
    定する伝搬損失測定装置と、前記伝搬損失測定装置に接
    続され、前記伝搬損レベルが高速に変動する場合、基地
    局との接続の開始、解除を決めるためのヒステリシスマ
    ージンを大きく設定し、前記伝搬損の変動が緩慢な場
    合、前記ヒステリシスマージンを小さく設定するソフト
    ハンドオフ基地局選定装置を具備し、該ソフトハンドオ
    フ基地局選定装置は、前記複数の基地局に対する伝搬損
    のうち最小伝搬損となる基地局の伝搬損を基準として前
    記複数の基地局に対するそれぞれの相対伝搬損を把握
    し、前記相対伝搬損の変動速度を求め、前記各基地局と
    前記移動局が接続中であるか否かを判定し、前記判定の
    結果、非接続中でかつ該当する非接続中の基地局に対す
    る前記相対伝搬損が、前記変動速度の関数として与えら
    れるしきい関数を下回る場合には、該当する非接続中の
    基地局との接続を開始することを特徴とする移動局装
    置。
  31. 【請求項31】 前記しきい関数は、前記相対伝搬損の
    変動速度を引数とする関数で与え、前記変動速度が速い
    ほど大きな値となるように設定することを特徴とする請
    求項30記載の移動局装置。
  32. 【請求項32】 前記ソフトハンドオフ基地局選定装置
    は、前記判定の結果、非接続中でかつ該当する非接続中
    の基地局に対する前記相対伝搬損が前記しきい関数を上
    回る場合には、該当する非接続中の基地局との非接続状
    態を保持することを特徴とする請求項30又は31記載
    の移動局装置。
  33. 【請求項33】 前記ソフトハンドオフ基地局選定装置
    は、前記判定の結果、接続中でかつ該当する接続中の基
    地局に対する前記相対伝搬損が、前記変動速度の関数と
    して与えられる前記しきい関数にヒステリシスマージン
    を加えたレベルを上回れば、該当する接続中の基地局と
    の接続を解除することを特徴とする請求項30又は31
    に記載の移動局装置。
  34. 【請求項34】 前記ソフトハンドオフ基地局選定装置
    は、前記判定の結果、接続中でかつ該当する接続中の基
    地局に対する前記相対伝搬損が、前記変動速度の関数と
    して与えられる前記しきい関数にヒステリシスマージン
    を加えたレベルを上回らない場合には、該当する接続中
    の基地局との接続状態を保持することを特徴とする請求
    項30又は31記載の移動局装置。
  35. 【請求項35】 移動局から各基地局への伝搬損失を測
    定する伝搬損失測定装置と、前記移動局の移動速度を検
    出する移動速度検出装置と、前記伝搬損失測定装置及び
    前記移動速度検出装置に接続され、前記移動速度が速い
    場合、基地局との接続の開始、解除を決めるためのヒス
    テリシスマージンを大きく設定し、前記移動速度が遅い
    場合、前記ヒステリシスマージンを小さく設定するソフ
    トハンドオフ基地局選定装置を具備して構成されたこと
    を特徴とする移動局装置。
  36. 【請求項36】 移動局から各基地局への伝搬損失を測
    定する伝搬損失測定装置と、前記移動局の移動速度を検
    出する移動速度検出装置と、前記伝搬損失測定装置及び
    前記移動速度検出装置に接続され、前記移動速度が速い
    場合、基地局との接続の開始、解除を決めるためのヒス
    テリシスマージンを大きく設定し、前記移動速度が遅い
    場合、前記ヒステリシスマージンを小さく設定するソフ
    トハンドオフ基地局選定装置を具備し、該ソフトハンド
    オフ基地局選定装置は、前記複数の基地局に対する伝搬
    損のうち最小伝搬損となる基地局の伝搬損を基準として
    前記複数の基地局に対するそれぞれの相対伝搬損を把握
    し、前記相対伝搬損の変動速度を求め、前記各基地局と
    前記移動局が接続中であるか否かを判定し、前記判定の
    結果、非接続中でかつ該当する非接続中の基地局に対す
    る前記相対伝搬損が、前記移動速度の関数として与えら
    れるしきい関数を下回る場合には、該当する非接続中の
    基地局との接続を開始することを特徴とする移動局装
    置。
  37. 【請求項37】 前記しきい関数は、前記移動速度を引
    数とする関数で与え、前記移動速度が速いほど大きな値
    となるように設定することを特徴とする請求項36記載
    の移動局装置。
  38. 【請求項38】 前記ソフトハンドオフ基地局選定装置
    は、前記判定の結果、非接続中でかつ該当する非接続中
    の基地局に対する前記相対伝搬損が前記しきい関数を上
    回る場合には、該当する非接続中の基地局との非接続状
    態を保持することを特徴とする請求項36又は37記載
    の移動局装置。
  39. 【請求項39】 前記ソフトハンドオフ基地局選定装置
    は、前記判定の結果、接続中でかつ該当する接続中の基
    地局に対する前記相対伝搬損が、前記変動速度の関数と
    して与えられる前記しきい関数にヒステリシスマージン
    を加えたレベルを上回れば、該当する接続中の基地局と
    の接続を解除することを特徴とする請求項36又は37
    に記載の移動局装置。
  40. 【請求項40】 前記ソフトハンドオフ基地局選定装置
    は、前記判定の結果、接続中でかつ該当する接続中の基
    地局に対する前記相対伝搬損が、前記変動速度の関数と
    して与えられる前記しきい関数にヒステリシスマージン
    を加えたレベルを上回らない場合には、該当する接続中
    の基地局との接続状態を保持することを特徴とする請求
    項36又は37記載の移動局装置。
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