JP2007329569A - チューナ - Google Patents
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Abstract
【課題】アナログ放送信号およびデジタル放送信号を受信するとともに受信特性の劣化を防ぐことが可能なチューナを提供する。
【解決手段】チューナは、アナログ放送信号およびデジタル放送信号を受信して受信信号を出力する受信部1と、受信信号をIF信号に周波数変換するミキサ回路16〜18と、周波数変換されたIF信号を分配する分配回路31と、分配されたIF信号を復調してアナログ放送信号に対応する信号を生成するアナログ放送用復調回路30と、分配されたIF信号を復調してデジタル放送信号に対応する信号を生成するデジタル放送用復調回路39と、アナログ放送用復調回路30に電力を供給するかデジタル放送用復調回路39に電力を供給するかを切り替える電力切り替え回路52とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】チューナは、アナログ放送信号およびデジタル放送信号を受信して受信信号を出力する受信部1と、受信信号をIF信号に周波数変換するミキサ回路16〜18と、周波数変換されたIF信号を分配する分配回路31と、分配されたIF信号を復調してアナログ放送信号に対応する信号を生成するアナログ放送用復調回路30と、分配されたIF信号を復調してデジタル放送信号に対応する信号を生成するデジタル放送用復調回路39と、アナログ放送用復調回路30に電力を供給するかデジタル放送用復調回路39に電力を供給するかを切り替える電力切り替え回路52とを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、チューナに関し、特にアナログ放送信号およびデジタル放送信号を受信するチューナに関する。
アナログのテレビジョン放送が開始されて50年が経過し、テレビの保有世帯が2000万世帯から3000万世帯となっている。日本ではようやく2003年にデジタル地上波放送が開始され、2011年にはアナログ放送が停止されることになっている。このため、アナログ放送の信号のみならずデジタル地上波放送の信号を受信することができるチューナが要求されている。このような放送波数の増大に対応して、テレビジョン信号受信用チューナは、妨害波の除去性能の向上がますます要求されている。
テレビジョン信号受信用チューナは、たとえば米国向けのチューナでは、470〜860MHzを受信するUHF(Ultra High Frequency)バンドと、170〜470MHzを受信するVHF(Very High Frequency)ハイバンドと、54〜170MHzを受信するVHFローバンドとに分割され、バンドごとに受信回路を有する。ただし、バンドがどのように分割されるかは仕向け地により異なり、特に規定されていない。従来のテレビジョン信号受信用チューナでは、一般に、シングルコンバージョン方式(スーパーヘテロダイン方式)が用いられる。
ここで、シングルコンバージョン方式(スーパーヘテロダイン方式)とは、無線通信の受信機において、受信した高周波信号と局部発振信号とを乗算することにより、高周波信号を、高周波信号および局部発振信号の周波数の差である中間周波数(IF(Intermediate Frequency)周波数)に周波数変換し、IF信号を増幅したあとに復調等の受信処理を行なう方式である。
たとえば、特許文献1には、以下のようなチューナ(受信機)が開示されている。すなわち、変調された高周波信号を選局して復調する受信機において、入力として供給される高周波信号の入力レベルに対して非線形領域を有する回路と、非線形領域を有する回路に前置された第1の利得可変回路と、非線形領域を有する回路に後置された第2の利得可変回路と、第2の利得可変回路から出力される信号のレベルに応じて第1,第2の利得可変回路の利得を制御するものであって、受信機への高周波信号の入力レベルが基準レベル以下の場合には第2の利得可変回路による利得制御を動作させ、入力レベルが基準レベルを越えた場合には第1の利得可変回路による利得制御を動作させるとともに第2の利得可変回路の利得をほぼ一定に維持させるように切り替える利得制御部と、第2の利得可変回路の後段に設けられて受信品位を検出する受信品位検出手段と、利得制御部における基準レベルを設定するものであって、その基準レベルは受信品位検出手段にて検出した受信品位に応じて変化可能な基準レベル設定手段とを備える。
特許第3710658号公報
しかしながら、特許文献1記載のチューナは、デジタル放送信号のみを受信する構成である。また、特許文献1記載のチューナを2個組み合わせてアナログ放送信号およびデジタル放送信号を受信することは可能であるが、アナログ放送信号およびデジタル放送信号の両方を1台のチューナで受信することに起因する受信特性の劣化を防ぐ構成は特許文献1には開示されていない。
それゆえに、本発明の目的は、アナログ放送信号およびデジタル放送信号を受信するとともに受信特性の劣化を防ぐことが可能なチューナを提供することである。
上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わるチューナは、アナログ放送信号およびデジタル放送信号を受信して受信信号を出力する受信部と、受信信号をIF信号に周波数変換するミキサ回路と、周波数変換されたIF信号を分配する分配回路と、分配されたIF信号を復調してアナログ放送信号に対応する信号を生成するアナログ放送用復調回路と、分配されたIF信号を復調してデジタル放送信号に対応する信号を生成するデジタル放送用復調回路と、アナログ放送用復調回路に電力を供給するかデジタル放送用復調回路に電力を供給するかを切り替える電力切り替え回路とを備える。
好ましくは、チューナは、さらに、受信信号を減衰させる減衰回路と、減衰回路を通過した信号を増幅する第1の増幅回路とを備え、ミキサ回路は、増幅された信号をIF信号に周波数変換し、チューナは、さらに、分配されたIF信号のレベルを検出する検波回路を備え、減衰回路は、検波回路の検出結果に基づいて受信信号を減衰させ、第1の増幅回路は、検波回路の検出結果に基づいて、減衰回路を通過した信号を増幅する。
好ましくは、受信部は、複数個の周波数バンドにおけるアナログ放送信号およびデジタル放送信号を受信して受信信号を出力し、チューナは、さらに、受信信号を減衰させる減衰回路と、減衰回路を通過した信号を増幅する第2の増幅回路と、第2の増幅回路で増幅された信号を周波数バンドごとに分波する分波回路と、周波数バンドに対応して配置され、分波された信号を増幅する複数個の第1の増幅回路とを備え、ミキサ回路は、周波数バンドに対応して複数個配置され、第1の増幅回路で増幅された信号をIF信号に周波数変換し、チューナは、さらに、複数個の第1の増幅回路に選択的に電力を供給する電力供給制御回路を備える。
また、この発明のさらに別の局面に係わるチューナは、アナログ放送信号およびデジタル放送信号を受信して受信信号を出力する受信部と、受信信号を減衰させる減衰回路と、減衰回路を通過した信号を増幅する第1の増幅回路と、増幅された信号をIF信号にそれぞれ周波数変換するミキサ回路と、周波数変換されたIF信号を分配する分配回路と、分配されたIF信号のレベルを検出し、レベル検出結果を表わすAGC信号を出力する検波回路と、分配されたIF信号を復調してアナログ放送信号に対応する信号を生成し、復調後の信号に基づいてAGC信号を出力するアナログ放送用復調回路と、分配されたIF信号を復調してデジタル放送信号に対応する信号を生成するデジタル放送用復調回路と、検波回路からのAGC信号およびアナログ放送用復調回路からのAGC信号のいずれかを選択して出力するAGC切り替え回路とを備え、減衰回路は、AGC切り替え回路から受けたAGC信号に基づいて受信信号を減衰させ、第1の増幅回路は、AGC切り替え回路から受けたAGC信号に基づいて、減衰回路を通過した信号を増幅する。
好ましくは、減衰回路は、AGC信号の表わす信号レベルが第1の所定値以上の場合には受信信号を減衰させ、AGC信号の表わす信号レベルが第1の所定値未満の場合には受信信号を減衰させず、第1の増幅回路は、AGC信号の表わす信号レベルが第2の所定値未満の場合には減衰回路を通過した信号を所定のゲインで増幅し、AGC信号の表わす信号レベルが第2の所定値以上の場合には減衰回路を通過した信号を所定のゲインより低いゲインで増幅する。
好ましくは、チューナは、さらに、AGC切り替え回路を制御して、チューナがアナログ放送信号を処理する場合にはアナログ放送用復調回路からのAGC信号を選択し、チューナがデジタル放送信号を処理する場合には検波回路からのAGC信号を選択するAGC切り替え制御回路を備える。
好ましくは、チューナは、さらに、デジタル放送用復調回路、検波回路およびアナログ放送用復調回路にそれぞれ電力を供給するか否かを切り替える電力切り替え回路を備える。
より好ましくは、チューナは、さらに、AGC切り替え回路を制御して、チューナがアナログ放送信号を処理する場合にはアナログ放送用復調回路からのAGC信号を選択し、チューナがデジタル放送信号を処理する場合には検波回路からのAGC信号を選択するAGC切り替え制御回路と、電力切り替え回路を制御して、チューナがアナログ放送信号を処理する場合にはアナログ放送用復調回路に電力を供給し、かつ検波回路およびデジタル放送用復調回路への電力供給を停止し、チューナがデジタル放送信号を処理する場合には検波回路およびデジタル放送用復調回路に電力を供給し、かつアナログ放送用復調回路への電力供給を停止する電力供給制御回路とを備える。
好ましくは、受信部は、複数個の周波数バンドにおけるアナログ放送信号およびデジタル放送信号を受信して受信信号を出力し、チューナは、さらに、減衰回路を通過した信号を増幅する第2の増幅回路と、第2の増幅回路で増幅された信号を周波数バンドごとに分波する分波回路とを備え、第1の増幅回路は、周波数バンドに対応して複数個配置され、分波された信号を増幅し、ミキサ回路は、周波数バンドに対応して複数個配置され、第1の増幅回路で増幅された信号をIF信号に周波数変換し、チューナは、さらに、複数個の第1の増幅回路に選択的に電力を供給する電力供給制御回路を備える。
本発明によれば、アナログ放送信号およびデジタル放送信号を受信するとともに受信特性の劣化を防ぐことができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。
[構成および基本動作]
図1は、本発明の実施の形態に係るシングルコンバージョン方式のチューナの構成を示す機能ブロック図である。
図1は、本発明の実施の形態に係るシングルコンバージョン方式のチューナの構成を示す機能ブロック図である。
図1を参照して、チューナ100は、入力端子(受信部)1と、ハイパスフィルタ(IFフィルタ)2と、広帯域増幅回路(第2の増幅回路)3と、入力信号分波回路4と、高周波増幅入力同調回路7〜9と、高周波増幅回路(第1の増幅回路)10〜12と、高周波増幅出力同調回路13〜15と、混合回路(ミキサ)16〜18と、局部発振回路19〜21と、中間周波増幅回路22と、IF信号分配増幅回路(分配回路)31と、AM(Amplitude Modulation)検波回路27と、デジタルSAW(Surface Acoustic Wave)フィルタ23と、中間周波増幅回路24と、デジタル放送用復調回路39と、アナログSAWフィルタ32と、アナログ放送用復調回路30と、AGC(Automatic Gain Control)モニタ端子29と、電力切り替え回路35と、AGC切り替え回路34と、電源供給端子B1およびB2と、IFAGC端子28と、AV出力端子33と、抵抗R36およびR37と、PINアッテネータ回路(減衰回路)38と、AGC切り替え制御回路51と、電力供給制御回路52とを備える。
混合回路(ミキサ)16〜18と、局部発振回路19〜21と、中間周波増幅回路22とは、MOP集積回路26に含まれる。MOP集積回路26は、一般にアナログ放送用のチューナに使用されており、デジタル放送用に主に必要となるAM検波回路27等を含むMOP集積回路の価格の約1/2である。したがって、本発明の実施の形態に係るチューナでは、製造コストの低減を図ることができる。
ハイパスフィルタ2は、5MHzから46MHzを減衰域とし、VHFローバンドの最低周波数である54MHz以上を通過域とするハイパスフィルタである。ハイパスフィルタ2は、入力端子1において受信した地上波放送のテレビジョン信号(放送信号)のうち、5MHzから46MHzの周波数成分を減衰させる。
PINアッテネータ回路38は、AGC切り替え回路34から受けたAGC信号に基づいて、ハイパスフィルタ2を通過した放送信号を減衰させる。
広帯域増幅回路3は、PINアッテネータ回路38を通過した放送信号のうち、たとえば54MHz〜860MHzの周波数成分を増幅して出力する。
入力信号分波回路4は、広帯域増幅回路3から受けた放送信号を、周波数バンドごとに分波する。すなわち、入力信号分波回路4は、広帯域増幅回路3から受けた放送信号のうち、UHFバンドに対応する放送信号(以下、UHF信号とも称する。)を高周波増幅入力同調回路7に出力し、VHFハイバンドに対応する放送信号(以下、VHFハイ信号とも称する。)を高周波増幅入力同調回路8に出力し、VHFローバンド(以下、VHFロー信号とも称する。)に対応する放送信号を高周波増幅入力同調回路9に出力する。
高周波増幅入力同調回路7は、図示しない選局信号に基づいて特定のチャネルの周波数を選択し、入力信号分波回路4から受けたUHF信号を同調して出力する。ここで、同調とは、ある特定の周波数の成分をもつ信号を共振により増幅させることをいい、その周波数以外の成分を相対的に減衰させる効果を有する。
高周波増幅入力同調回路8は、図示しない選局信号に基づいて特定のチャネルの周波数を選択し、入力信号分波回路4から受けたVHFハイ信号を同調して出力する。
高周波増幅入力同調回路9は、図示しない選局信号に基づいて特定のチャネルの周波数を選択し、入力信号分波回路4から受けたVHFロー信号を同調して出力する。
高周波増幅回路10〜12は、AGC切り替え回路34から受けたAGC信号に基づいて、入力信号分波回路4から受けたUHF信号、VHFハイ信号およびVHFロー信号をそれぞれ増幅する。
出力同調回路13〜15は、図示しない選局信号に基づいて特定のチャネルの周波数を選択し、高周波増幅回路10〜12から受けたUHF信号、VHFハイ信号およびVHFロー信号をそれぞれ同調する。
ミキサ回路16〜18は、局部発振回路19〜21から局部発振信号を受けて、出力同調回路13〜15から受けたUHF信号、VHFハイ信号およびVHFロー信号をそれぞれIF信号に周波数変換する。
中間周波増幅回路22は、ミキサ回路16〜18から受けたIF信号を増幅して出力する。
アナログSAWフィルタ32はバンドパスフィルタであり、中間周波増幅回路22から受けたIF信号のうち、所定の周波数帯域外の周波数成分を減衰させる。
アナログ放送用復調回路30は、アナログSAWフィルタ32を通過したIF信号を復調してアナログ放送信号に対応する信号(以下、アナログ復調信号とも称する。)を生成し、AV出力端子33から外部へ出力する。アナログ放送用復調回路30は、アナログ復調信号のレベルを検出し、検出結果を表わすAGC信号をAGC切り替え回路34に出力する。
IF信号分配増幅回路31は、中間周波増幅回路22から受けたIF信号を増幅してAM検波回路27およびデジタルSAWフィルタ23に分配する。
AM検波回路27は、IF信号分配増幅回路31から受けたIF信号のレベルを検出し、検出結果をAGC信号としてAGC切り替え回路34に出力する。
デジタルSAWフィルタ23はバンドパスフィルタであり、IF信号分配増幅回路31から受けたIF信号のうち、所定の周波数帯域外の周波数成分を減衰させる。
中間周波増幅回路24は、図示しないAGC回路を含む。図示しないAGC回路は、IFAGC端子28を介して受けたIFAGC信号に基づいて、デジタルSAWフィルタ23を通過したIF信号をデジタル放送用復調回路39に適した入力レベルに増幅する。
デジタル放送用復調回路39は、中間周波増幅回路24から受けたIF信号を復調してデジタル放送信号に対応する信号を生成して外部へ出力する。
AGC切り替え回路34は、AGC切り替え制御回路51の制御に基づいて、AM検波回路27から受けたAGC信号およびアナログ放送用復調回路30から受けたAGC信号のいずれかを選択して出力する。
電力切り替え回路35は、3個のスイッチを含む。電力切り替え回路35は、電力供給制御回路52の制御に基づいて、デジタル放送用復調回路39、AM検波回路27およびアナログ放送用復調回路30にそれぞれ電力を供給する否かを切り替える。
図2は、チューナの入力端子から高周波増幅回路までの構成を示す回路図である。
図2を参照して、チューナ100は、さらに、同調端子TUと、コンデンサCC1およびCC2と、コンデンサCD1〜CD3と、コンデンサCE1と、電力供給制御回路53とを備える。
図2を参照して、チューナ100は、さらに、同調端子TUと、コンデンサCC1およびCC2と、コンデンサCD1〜CD3と、コンデンサCE1と、電力供給制御回路53とを備える。
PINアッテネータ回路38は、PINダイオードD1およびD2と、抵抗R7〜R9と、コンデンサCC3およびCC4と、たとえばN型FETであるインバータQ1と、チョークコイルL4と、電源供給端子B3とを含む。入力信号分波回路4は、コイルLU,LH,LLを含む。
高周波増幅回路10は、高周波増幅器G1と、コンデンサCE2〜CE4,CE11と、チョークコイルL1と、抵抗R1およびR2とを含む。高周波増幅回路11は、高周波増幅器G2と、コンデンサCE5〜CE7と、チョークコイルL2と、抵抗R3およびR4とを含む。高周波増幅回路12は、高周波増幅器G3と、コンデンサCE8〜CE10と、チョークコイルL3と、抵抗R5およびR6とを含む。
PINアッテネータ回路38において、コイルCC1の一端がハイパスフィルタ2の出力に接続され、他端が抵抗R7の一端と、PINダイオードD1およびD2のカソードとに接続される。PINダイオードD1のアノードがチョークコイルL4の一端と、コンデンサCC2の一端とに接続される。PINダイオードD2のアノードがコンデンサCC3の一端と、抵抗R8およびR9の一端とに接続される。チョークコイルL4の他端がコンデンサCC4の一端と、インバータQ1のソースに接続される。抵抗R9の他端が電源供給端子B3と、インバータQ1のドレインとに接続される。
入力信号分波回路4において、コイルLUの一端が広帯域増幅回路3の出力と、コイルLHの一端とに接続され、他端が高周波増幅入力同調回路7の入力に接続される。コイルLHの他端が高周波増幅入力同調回路8の入力と、コイルLLの一端とに接続される。コイルLLの他端が高周波増幅入力同調回路9の入力に接続される。
高周波増幅回路10において、高周波増幅器G1の第1の入力が抵抗R1の一端と、コンデンサCD1を介して高周波増幅入力同調回路7の出力とに接続され、第2の入力がコンデンサCE11の一端と、抵抗R2の一端とに接続される。抵抗R1の他端と、コンデンサCE2の一端と、電力供給制御回路53の出力とが接続される。抵抗R2の他端がコンデンサCE3の一端と、高周波増幅器G2の第2の入力とに接続される。高周波増幅器G1の第1の出力がチョークコイルL1の一端に接続される。チョークコイルL1の他端とコンデンサCE4の一端とが接続される。
高周波増幅回路11において、高周波増幅器G2の第1の入力が抵抗R3の一端と、コンデンサCD2を介して高周波増幅入力同調回路8の出力とに接続され、第2の入力が抵抗R4の一端とに接続される。抵抗R3の他端と、コンデンサCE5の一端と、電力供給制御回路53の出力とが接続される。抵抗R4の他端がコンデンサCE6の一端と、高周波増幅器G3の第2の入力とに接続される。高周波増幅器G2の第1の出力がチョークコイルL2の一端に接続される。チョークコイルL2の他端とコンデンサCE7の一端とが接続される。
高周波増幅回路12において、高周波増幅器G3の第1の入力が抵抗R5の一端と、コンデンサCD3を介して高周波増幅入力同調回路9の出力とに接続され、第2の入力が抵抗R6の一端とに接続される。抵抗R5の他端と、コンデンサCE8の一端と、電力供給制御回路53の出力とが接続される。抵抗R6の他端がコンデンサCE9の一端に接続される。高周波増幅器G3の第1の出力がチョークコイルL3の一端に接続される。チョークコイルL3の他端とコンデンサCE10の一端とが接続される。
電源供給端子B1が、コイルL1の他端と、コイルL2の他端と、コイルL3の他端と、コンデンサCE10の一端と、抵抗R36の一端とに接続される。
抵抗R36の他端と、抵抗R6の他端と、抵抗R37の一端と、インバータQ1のゲートと、AGCモニタ端子29とがAGC切り替え回路34の出力に接続される。
抵抗R7およびR8の他端と、コンデンサCC3およびCC4の他端と、コンデンサCE1〜CE11の他端と、高周波増幅器G1〜G3の第2の出力と、抵抗R37の他端とが接地電位に接続される。
インバータQ1は、AGC切り替え回路34から出力される電圧すなわちAGC信号に基づいてPINダイオードD1およびD2に電流を供給する。抵抗R7〜R9の抵抗値を調整することによってPINダイオードD1およびD2の減衰量を変更することができる。
チューナ100の外部から同調端子TUを介して高周波増幅入力同調回路7〜9に選局信号が入力される。
コイルLUは、広帯域増幅回路3から受けた放送信号のうち、UHFバンドに対応する放送信号以外の周波数成分を減衰させる。コイルLHは、広帯域増幅回路3から受けた放送信号のうち、VHFハイバンドおよびVHFローバンドに対応する放送信号以外の周波数成分を減衰させる。コイルLLは、コイルLHを通過した放送信号のうち、VHFハイバンドに対応する周波数成分を減衰させる。
電力供給制御回路53は、高周波増幅回路10〜12に電力を選択的に供給する。より詳細には、電力供給制御回路53は、電力供給端子B4から入力される電力を、高周波増幅回路10に電力BUとして供給するか、高周波増幅回路11に電力BHとして供給するか、あるいは高周波増幅回路12に電力BLとして供給するかを切り替える。
このような構成により、UHFバンドに対応する信号、VHFハイバンドに対応する信号およびVHFローバンドに対応する信号を選択的に中間周波増幅回路22に出力することができ、周波数バンド選択を行なうことができる。
図3は、IF信号分配増幅回路の構成を示す図である。
図3を参照して、IF信号分配増幅回路31は、抵抗R10〜R12と、コンデンサCD12〜CD14と、トランジスタQ2と、チョークコイルL5と、電源供給端子B5とを含む。
図3を参照して、IF信号分配増幅回路31は、抵抗R10〜R12と、コンデンサCD12〜CD14と、トランジスタQ2と、チョークコイルL5と、電源供給端子B5とを含む。
トランジスタQ2のベースがコンデンサCD11の一端と、抵抗R10およびR11の一端と、コンデンサCD14の一端とに接続され、コレクタがチョークコイルL5の一端と、コンデンサCD12の一端とに接続され、エミッタがコンデンサCD13の一端と、抵抗R12の一端とに接続される。コンデンサCD11の他端が中間周波増幅回路22の出力に接続される。抵抗R10の他端と、チョークコイルL5の他端とが電源供給端子B5に接続される。コンデンサCD12の他端がAM検波回路27の入力に接続される。コンデンサCD13の他端がデジタルSAWフィルタ23の入力に接続される。コンデンサCD14の他端がアナログSAWフィルタ32の入力に接続される。抵抗R11およびR12の他端が接地電位に接続される。
中間周波増幅回路22の出力信号は、トランジスタQ2のベースおよびアナログSAWフィルタ32に分配される。
トランジスタQ2等で構成されるエミッタフォロワ回路の出力信号がデジタルSAWフィルタ23を介してデジタル放送用復調回路39に入力される。
トランジスタQ2等で構成される増幅回路の出力信号がAM検波回路27に入力される。
図4は、IF信号分配増幅回路の他の例の構成を示す図である。
図4を参照して、IF信号分配増幅回路31は、抵抗R13〜R18と、コンデンサCD15〜CD19と、コンデンサCE21と、トランジスタQ3およびQ4と、チョークコイルL6と、電源供給端子B6とを含む。
図4を参照して、IF信号分配増幅回路31は、抵抗R13〜R18と、コンデンサCD15〜CD19と、コンデンサCE21と、トランジスタQ3およびQ4と、チョークコイルL6と、電源供給端子B6とを含む。
トランジスタQ3のベースがコンデンサCD15の一端と、抵抗R13およびR14の一端と、コンデンサCD17の一端とに接続され、コレクタがチョークコイルL6の一端と、コンデンサCD16の一端とに接続され、エミッタが抵抗R15の一端とに接続される。コンデンサCD15の他端が中間周波増幅回路22の出力に接続される。抵抗R13の他端と、チョークコイルL6の他端とが電源供給端子B6に接続される。コンデンサCD16の他端がアナログSAWフィルタ32の入力に接続される。コンデンサCD17の他端がAM検波回路27の入力に接続される。
トランジスタQ4のベースがコンデンサCD18の一端と、抵抗R16およびR17の一端とに接続され、コレクタがコンデンサCE21の一端と、抵抗R16の他端と、電源供給端子B6とに接続され、エミッタが抵抗R18の一端と、コンデンサCD19の一端とに接続される。コンデンサCD18の他端が中間周波増幅回路22の出力に接続される。コンデンサCD19の他端がデジタルSAWフィルタ23の入力に接続される。抵抗R14〜R18の他端と、コンデンサCE21の他端とが接地電位に接続される。
中間周波増幅回路22の出力信号は、トランジスタQ3およびQ4のベースならびにAM検波回路27に分配される。
トランジスタQ3等で構成される増幅回路の出力信号がアナログSAWフィルタ32に入力される。このような構成により、アナログSAWフィルタ32の通過損失が大きい場合でも所定レベルの信号をアナログ放送用復調回路30に入力することができる。
トランジスタQ4等で構成されるエミッタフォロワ回路の出力信号がデジタルSAWフィルタ23を介してデジタル放送用復調回路39に入力される。
図5は、IF信号分配増幅回路の他の例の構成を示す図である。
図5を参照して、IF信号分配増幅回路31は、コンデンサCD20と、2分配トランスTとを含む。
図5を参照して、IF信号分配増幅回路31は、コンデンサCD20と、2分配トランスTとを含む。
中間周波増幅回路22の出力信号は、2分配トランスTおよびAM検波回路27に分配される。
2分配トランスTは、中間周波増幅回路22から受けたIF信号をデジタルSAWフィルタ23およびアナログSAWフィルタ32に分配する。
図3〜図5に示すIF信号分配増幅回路31では、デジタルSAWフィルタ23およびアナログSAWフィルタ32間の干渉を防ぐことができる。
次に、本発明の実施の形態に係るチューナの動作について説明する。
[動作]
再び図1を参照して、電力供給制御回路52は、電力切り替え回路35を制御して、チューナ100がアナログ放送信号を処理する場合にはアナログ放送用復調回路30に電力を供給し、かつAM検波回路27およびデジタル放送用復調回路39への電力供給を停止し、チューナ100がデジタル放送信号を処理する場合にはAM検波回路27およびデジタル放送用復調回路39に電力を供給し、かつアナログ放送用復調回路30への電力供給を停止する。
[動作]
再び図1を参照して、電力供給制御回路52は、電力切り替え回路35を制御して、チューナ100がアナログ放送信号を処理する場合にはアナログ放送用復調回路30に電力を供給し、かつAM検波回路27およびデジタル放送用復調回路39への電力供給を停止し、チューナ100がデジタル放送信号を処理する場合にはAM検波回路27およびデジタル放送用復調回路39に電力を供給し、かつアナログ放送用復調回路30への電力供給を停止する。
このような構成により、未使用回路の誤動作を防ぐことができ、かつチューナ100の消費電力を低減することができる。また、アナログ放送信号用の回路およびデジタル放送信号用の回路間の干渉を防ぐことができる。すなわち、本発明の実施の形態に係るチューナでは、アナログ放送信号およびデジタル放送信号を受信するとともに受信特性の劣化を防ぐことができる。
AGC切り替え制御回路51は、AGC切り替え回路34を制御して、チューナ100がアナログ放送信号を処理する場合にはアナログ放送用復調回路30からのAGC信号を選択し、チューナ100がデジタル放送信号を処理する場合にはAM検波回路27からのAGC信号を選択する。
このような構成により、放送信号の種類に応じてAGC処理を最適化し、良好なCNR(Carrier to Noise Ratio)および混変調特性を得ることができる。すなわち、本発明の実施の形態に係るチューナでは、アナログ放送信号およびデジタル放送信号を受信するとともに受信特性の劣化を防ぐことができる。
PINアッテネータ回路38は、AGC切り替え回路34から受けたAGC信号の表わす信号レベルが第1の所定値以上、たとえば70dBuV以上の場合には入力信号を減衰させ、AGC信号の表わす信号レベルが第1の所定値未満、たとえば70dBuV未満の場合には入力信号を減衰させない。
高周波増幅回路10〜12は、AGC切り替え回路34から受けたAGC信号の表わす信号レベルが第2の所定値未満、たとえば60dBuV未満の場合には入力信号を所定の最大ゲインで増幅し、AGC信号の表わす信号レベルが第2の所定値以上、たとえば60dBuV以上の場合には所定の最大ゲインより低いゲインで入力信号を増幅する。たとえば、高周波増幅回路10〜12は、AGC信号の表わす信号レベルが60dBuVから大きくなるにつれて徐々にゲインを低くする。
ここで、第1の所定値および第2の所定値は、抵抗R36および抵抗R37の抵抗値を調整することにより変更することができる。
また、一般的なシングルコンバージョン方式のチューナではフェイズノイズ特性が保証されておらず、1kHzオフセットで−50dBc/Hz以下のフェイズノイズ特性となる場合が多い。しかしながら、本発明の実施の形態に係るチューナでは、MOP集積回路26は、放送信号の周波数バンドに対応して局部発振回路およびミキサ回路を3個ずつ含む。このように、各周波数バンドに対応する局部発振回路およびミキサ回路を独立に設けることにより、ミキサ回路の負荷を軽減することができ、1kHzオフセットで−50dBc/Hz以上、また10kHzオフセットで−80dBc/Hz以上の良好なフェイズノイズ特性を得ることができる。このため、デジタル放送信号の変調方式であるQAM(Quadrature Amplitude Modulation)変調方式、VSB(Vestigial Side Band)変調方式、ATSC(Advanced Television Systems Committee)変調方式および8PSK(Phase Shift Keying)変調方式等を使用するチューナにおいて所定の受信品質を確保することができる。
また、各周波数バンドに対応する局部発振回路およびミキサ回路等を独立に設けることにより、たとえば局部発振信号および高周波増幅回路の出力信号のトラッキング特性を周波数バンドごとに最適化することが可能となる。
また、デジタル放送信号はアナログ放送信号と比べて隣接チャネル妨害波の除去レベルを大きくする必要があり、たとえばIF信号をAM検波した結果に基づいてAGC処理が行なわれる。そこで、本発明の実施の形態に係るチューナでは、IF信号分配増幅回路31がIF信号をAM検波回路27に分配する。そして、AM検波回路27は、IF信号分配増幅回路31から受けたIF信号のレベルを検出し、検出結果をAGC信号として出力する。このような構成により、アナログ放送用のMOP集積回路26を使用して製造コストの低減を図るとともに、デジタル放送信号に適したAGC処理を行なうことができる。
また、一般に、アナログ放送信号は受信電力が90dBuV〜100dBuVと大きく、デジタル放送信号の受信電力はアナログ放送信号と比べて約10dBuV小さい。このため、チューナがデジタル放送信号を処理する場合には広帯域増幅回路3で信号を増幅することでCNを改善する必要があるが、アナログ放送信号を処理する場合には広帯域増幅回路3で信号が増幅されることによって混信が発生しやすくなる。しかしながら、本発明の実施の形態に係るチューナでは、PINアッテネータ回路38は、AGC切り替え回路34から受けたAGC信号に基づいて、ハイパスフィルタ2を通過した放送信号を減衰させて広帯域増幅回路3に出力する。そして、PINアッテネータ回路38は、AGC信号の表わす信号レベルに基づいて、放送信号を減衰させるか否かを切り替える。このような構成により、放送信号のレベルに応じて受信処理を適切に行なうことができる。
また、チューナが、入力信号分波回路4の代わりに、周波数バンドごとの放送信号を切り替えて出力する入力信号切り替え回路を備える構成では、ダイオード等のスイッチ素子を使用する必要がある。このような構成のチューナにおいて、放送信号の受信レベルが大きい場合には入力信号切り替え回路におけるスイッチ素子で歪みが発生し、チューナの受信特性が劣化してしまう。したがって、本発明の実施の形態に係るチューナのように、広帯域増幅回路3から受けた放送信号を周波数バンドごとに分波する入力信号分波回路4を備える構成により、放送信号の受信レベルが大きい場合でも受信特性が劣化することを防ぐことができる。また、ダイオード等のスイッチ素子を使用する必要がなくなることで、回路規模を小さくすることができる。
また、本発明の実施の形態に係るチューナは、デジタル妨害、アナログ妨害および同一チャネル妨害等を規定しているARIB−74規格を満足することが確認されている。
なお、デジタル放送用復調回路39は、チューナ100の外部に配置される構成であってもよい。
また、チューナ100がAGC切り替え回路34を備えない構成であってもよい。たとえば、チューナ100がアナログ放送信号を処理する場合およびデジタル放送信号を処理する場合のいずれにおいても、PINアッテネータ回路38および高周波増幅回路10〜12がAM検波回路27からのAGC信号に基づいて入力信号の減衰および増幅を行なう構成とすることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 入力端子(受信部)、2 ハイパスフィルタ(IFフィルタ)、3 広帯域増幅回路(第2の増幅回路)、4 入力信号分波回路、7〜9 高周波増幅入力同調回路、10〜12 高周波増幅回路(第1の増幅回路)、13〜15 高周波増幅出力同調回路、16〜18 混合回路(ミキサ)、19〜21 局部発振回路、22 中間周波増幅回路、23 デジタルSAWフィルタ、24 中間周波増幅回路、26 MOP集積回路、27 AM検波回路、28 IFAGC端子、29 AGCモニタ端子、30 アナログ放送用復調回路、31 IF信号分配増幅回路(分配回路)、32 アナログSAWフィルタ、33 AV出力端子、34 AGC切り替え回路、35 電力切り替え回路、38 PINアッテネータ回路(減衰回路)、39 デジタル放送用復調回路、51 AGC切り替え制御回路、52 電力供給制御回路、53 電力供給制御回路、100 チューナ、B1〜B6 電源供給端子、R3〜R18,R36,R37 抵抗、TU 同調端子、CC1〜CC4,CD1〜CD3,CD12〜CD20,CE1〜CE11,CE21 コンデンサ、D1,D2 PINダイオード、Q1 インバータ、Q2〜Q4 トランジスタ、L1〜L6 チョークコイル、LU,LH,LL コイル、G1〜G3 高周波増幅器、T 2分配トランス。
Claims (9)
- アナログ放送信号およびデジタル放送信号を受信して受信信号を出力する受信部と、
前記受信信号をIF信号に周波数変換するミキサ回路と、
前記周波数変換されたIF信号を分配する分配回路と、
前記分配されたIF信号を復調して前記アナログ放送信号に対応する信号を生成するアナログ放送用復調回路と、
前記分配されたIF信号を復調して前記デジタル放送信号に対応する信号を生成するデジタル放送用復調回路と、
前記アナログ放送用復調回路に電力を供給するか前記デジタル放送用復調回路に電力を供給するかを切り替える電力切り替え回路とを備えるチューナ。 - 前記チューナは、さらに、
前記受信信号を減衰させる減衰回路と、
前記減衰回路を通過した信号を増幅する第1の増幅回路とを備え、
前記ミキサ回路は、前記増幅された信号をIF信号に周波数変換し、
前記チューナは、さらに、
前記分配されたIF信号のレベルを検出する検波回路を備え、
前記減衰回路は、前記検波回路の検出結果に基づいて前記受信信号を減衰させ、
前記第1の増幅回路は、前記検波回路の検出結果に基づいて、前記減衰回路を通過した信号を増幅する請求項1記載のチューナ。 - 前記受信部は、複数個の周波数バンドにおける前記アナログ放送信号および前記デジタル放送信号を受信して受信信号を出力し、
前記チューナは、さらに、
前記受信信号を減衰させる減衰回路と、
前記減衰回路を通過した信号を増幅する第2の増幅回路と、
前記第2の増幅回路で増幅された信号を前記周波数バンドごとに分波する分波回路と、
前記周波数バンドに対応して配置され、前記分波された信号を増幅する複数個の第1の増幅回路とを備え、
前記ミキサ回路は、前記周波数バンドに対応して複数個配置され、前記第1の増幅回路で増幅された信号をIF信号に周波数変換し、
前記チューナは、さらに、
前記複数個の第1の増幅回路に選択的に電力を供給する電力供給制御回路を備える請求項1記載のチューナ。 - アナログ放送信号およびデジタル放送信号を受信して受信信号を出力する受信部と、
前記受信信号を減衰させる減衰回路と、
前記減衰回路を通過した信号を増幅する第1の増幅回路と、
前記増幅された信号をIF信号にそれぞれ周波数変換するミキサ回路と、
前記周波数変換されたIF信号を分配する分配回路と、
前記分配されたIF信号のレベルを検出し、前記レベル検出結果を表わすAGC信号を出力する検波回路と、
前記分配されたIF信号を復調して前記アナログ放送信号に対応する信号を生成し、前記復調後の信号に基づいてAGC信号を出力するアナログ放送用復調回路と、
前記分配されたIF信号を復調して前記デジタル放送信号に対応する信号を生成するデジタル放送用復調回路と、
前記検波回路からのAGC信号および前記アナログ放送用復調回路からのAGC信号のいずれかを選択して出力するAGC切り替え回路とを備え、
前記減衰回路は、前記AGC切り替え回路から受けたAGC信号に基づいて前記受信信号を減衰させ、
前記第1の増幅回路は、前記AGC切り替え回路から受けたAGC信号に基づいて、前記減衰回路を通過した信号を増幅するチューナ。 - 前記減衰回路は、前記AGC信号の表わす信号レベルが第1の所定値以上の場合には前記受信信号を減衰させ、前記AGC信号の表わす信号レベルが前記第1の所定値未満の場合には前記受信信号を減衰させず、
前記第1の増幅回路は、前記AGC信号の表わす信号レベルが第2の所定値未満の場合には前記減衰回路を通過した信号を所定のゲインで増幅し、前記AGC信号の表わす信号レベルが前記第2の所定値以上の場合には前記減衰回路を通過した信号を前記所定のゲインより低いゲインで増幅する請求項4記載のチューナ。 - 前記チューナは、さらに、
前記AGC切り替え回路を制御して、前記チューナが前記アナログ放送信号を処理する場合には前記アナログ放送用復調回路からのAGC信号を選択し、前記チューナが前記デジタル放送信号を処理する場合には前記検波回路からのAGC信号を選択するAGC切り替え制御回路を備える請求項4記載のチューナ。 - 前記チューナは、さらに、
前記デジタル放送用復調回路、前記検波回路および前記アナログ放送用復調回路にそれぞれ電力を供給するか否かを切り替える電力切り替え回路を備える請求項4記載のチューナ。 - 前記チューナは、さらに、
前記AGC切り替え回路を制御して、前記チューナが前記アナログ放送信号を処理する場合には前記アナログ放送用復調回路からのAGC信号を選択し、前記チューナが前記デジタル放送信号を処理する場合には前記検波回路からのAGC信号を選択するAGC切り替え制御回路と、
前記電力切り替え回路を制御して、前記チューナが前記アナログ放送信号を処理する場合には前記アナログ放送用復調回路に電力を供給し、かつ前記検波回路および前記デジタル放送用復調回路への電力供給を停止し、前記チューナが前記デジタル放送信号を処理する場合には前記検波回路および前記デジタル放送用復調回路に電力を供給し、かつ前記アナログ放送用復調回路への電力供給を停止する電力供給制御回路とを備える請求項7記載のチューナ。 - 前記受信部は、複数個の周波数バンドにおける前記アナログ放送信号および前記デジタル放送信号を受信して受信信号を出力し、
前記チューナは、さらに、
前記減衰回路を通過した信号を増幅する第2の増幅回路と、
前記第2の増幅回路で増幅された信号を前記周波数バンドごとに分波する分波回路とを備え、
前記第1の増幅回路は、前記周波数バンドに対応して複数個配置され、前記分波された信号を増幅し、
前記ミキサ回路は、前記周波数バンドに対応して複数個配置され、前記第1の増幅回路で増幅された信号をIF信号に周波数変換し、
前記チューナは、さらに、
前記複数個の第1の増幅回路に選択的に電力を供給する電力供給制御回路を備える請求項4記載のチューナ。
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