JP2007329050A - シート状電池及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】電極前駆物に切断加工を施して得られる負極シートと正極シートをこれらの間にセパレータを介在させつつ複数枚交互に積層した構造物を有しながら、マイクロショートが生じ難いシート状電池を提供する。
【解決手段】セパレータを介在させつつ複数枚交互に積層する複数枚の負極シート及び複数枚の正極シートの少なくとも一方を、例えば、集電体用導電性シート1(1A、1B)上に活物質含有塗工層2(2A、2B)を形成してなる電極前駆物10(10A、10B)に対して、集電体用導電性シート1(1A、1B)と活物質含有塗工層2(2A、2B)の積層部にスリット加工を施す一方、集電体用導電性シート1(1A、1B)の露出領域1aに打抜き加工を施して得られる小片体、で構成する。
【選択図】図1

Description

本発明はシート状電池の製造方法及びシート状電池に関し、特に、マイクロショートが発生し難いシート状電池及びその製造方法に関する。
近年、携帯電話やノート型コンピュータ等のような携帯型電子機器の小型化、高機能化が進み、これらを長時間使用したいという要望も大きくなっている。そのため、こういった電子機器に用いられる電源にも小型、軽量、薄型、大容量、高電圧といった特性が求められている。このような特性を有する電池としては、シート状リチウム電池を挙げることができる。
シート状リチウム電池は、基本的には、負極シート及び正極シートの間にセパレータと電解質を介在させつつこれらを積層して発電要素を構成し、該発電要素を適当な外装シートや外装フィルムにて封止した構造を有している。セパレータと電解質には、両者の機能を一つに兼ね備えている固体あるいはゲル状電解質と、セパレータに液体電解質を含浸させたものとがある。シート状リチウム電池はこのような構造をしているので、薄くできる、積み重ねられる、缶が不要なので軽い、形状を自由にできる、といった利点を有している。
シート状リチウム電池は、上記のように、多くの利点を有しているが、正負両極シートをそれぞれ1枚ずつ積層した電池では、容量を大きくするためには正負両極シートの面積を大きくする必要があり、製品電池自体も面積が大きくなってしまう。そこで、製品電池自体は小さな面積のままで大容量とするためには正負の電極シートを複数枚積層すれば良く、このようなやり方としては、例えば、小片に打ち抜いた正負の電極シートを複数枚交互に積層する方法がある。
ところで、電極シート(負極シート及び正極シート)は、それぞれ、金属箔等の導電性シートからなる集電体上に活物質及びバインダーを含む組成物の塗工層(以下、「活物質含有塗工層」ともいう。)を形成したものであり、工業的には、図9に示すように、大面積の帯状の集電体用導電性シート51の少なくとも片面に、活物質及びバインダーを含む組成物を間欠塗工して活物質含有塗工層52を間欠的に形成した帯状の電極前駆物53を作製後、該電極前駆物53における非塗工領域Bで挟まれた塗工領域(活物質含有塗工層52を有する領域)Aから複数枚の小片体をトムソン刃等の切断刃で打ち抜くことで、作製される。
図9中の点線は8枚の小片体(負極シート又は正極シート)の打ち抜き線(仮想線)であり、図10は活物質含有塗工層52を有する領域Aのうちの4枚分の小片体(負極シート又は正極シート)の打ち抜き領域を拡大して示した図である。また、図11は打抜いて得られる小片体(負極シート又は正極シート)の平面図である。
なお、図9及び図10中の小片体(電極)60における突出部61は、電池内で発電した電流を外部に取り出すためのリード端子(図示せず)が取り付けられる、リード端子の被取り付け部であり、当該リード端子の被取り付け部61には、活物質及びバインダーを含む組成物が塗工されておらず、集電体(導電性シート)51が露出している。
ところで、上記の電極シート(負極シート及び正極シート)の作製方法は、複数枚の電極シートを一括して作製できるので、製造効率の点で優れる方法である。しかしながら、電極前駆物に打抜き加工を施すと、打抜き加工による応力によって切断部付近の活物質含有塗工層に亀裂が生じて、活物質含有塗工層の一部が脱落することがある。そのため、打抜き加工による応力を軽減するために、打抜き加工に使用する一対の金型(雄型と雌型)における雄型と雌型のクリアランスを小さくするなどの対策がなされている(特許文献1)。しかし、かかる対策を行っても、得られた負極シートと正極シートを複数枚交互に積層して組み立てられるシート状電池にはマイクロショートを起す不良品が比較的高い頻度で発生する。
特開2003−100288号公報
本発明は、上記事情に鑑み成されたもので、その解決しようとする課題は、電極前駆物に切断加工を施して得られる負極シートと正極シートをこれらの間にセパレータを介在させつつ複数枚交互に積層した積層物を有しながら、マイクロショートが生じ難いシート状電池を提供することであり、また、そのようなシート状電池を確実に得ることができるシート状電池の製造方法を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明者はマイクロショートの発生原因について調査したところ、電極前駆物に打抜き加工を施した際、切断部付近に活物質含有塗工層の脱落(遊離)が生じていなくとも、打抜き加工の際の衝撃によって、切断部の周辺において、集電体(導電性シート)と活物質含有塗工層間の密着力の低下や活物質含有塗工層の微細な亀裂が生じていることがあり、そのため、負極シートと正極シートをこれらの間にセパレータを介在させつつ複数枚交互に積層して電池を組み立てていく作業において、活物質含有塗工層の一部が脱落(遊離)したり、また、組み立て後の電池への衝撃等によって活物質含有塗工層の一部が脱落(遊離)して、セパレータの貫通やLi電析を生じ、これがマイクロショートを引き起こしていることが分かった。よって、本発明者は、かかる知見に基づき、電極前駆物を打ち抜いて電極シート(負極シート及び正極シート)を作製する際の活物質含有塗工層に加わる衝撃を軽減する観点から鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は以下の通りである。
(1)集電体上に活物質含有塗工層を形成してなる負極シート及び正極シートを、これらの間にセパレータを介在させつつ交互にそれぞれを複数枚積層し、該積層物の外側をシート状外装材で密封した構造を有するシート状電池であって、
前記複数枚の負極シート又は/及び複数枚の正極シートが、集電体用導電性シート上に活物質含有塗工層を間欠的に形成してなる電極前駆物を所定の平面形状に切断した小片体からなり、該小片体の端辺の少なくとも一部が、前記電極前駆物の集電体用導電性シートの露出領域を切断して得られた切断辺からなることを特徴とする、シート状電極。
(2)電極前駆物を所定の平面形状に切断した小片体の端辺全域が、電極前駆物の集電体用導電性シートの露出領域を切断して得られた切断辺からなる、上記(1)記載のシート状電極。
(3)電極前駆物を所定の平面形状に切断した小片体の端辺が、電極前駆物の集電体用導電性シートの露出領域を切断して得られた切断辺と、電極前駆物の集電体用導電性シートと活物質含有塗工層の積層部にスリット加工を施して得られた切断辺とを有するものである、上記(1)記載のシート状電極。
(4)複数枚の負極シート又は/及び複数枚の正極シートが、集電体の外周の一部にリードの被取り付け部となる突出部が区画されるように、電極前駆物を切断して得られた小片体であり、該小片体の端辺における、少なくとも、前記突出部の輪郭とその周辺域が、電極前駆物の集電体用導電性シートの露出領域を切断して得られた切断辺にて構成されている、上記(1)〜(3)のいずれかに記載のシート状電池。
(5)小片体の平面形状が略矩形である、上記(1)〜(4)のいずれかに記載のシート状電池。
(6)複数枚の負極シート及び複数枚の正極シートをそれぞれ作製する工程と、負極シートと正極シートをこれらの間にセパレータを介在させつつ交互にそれぞれを複数枚積層して積層物を得る工程とを少なくとも含む、シート状電池の製造方法であって、
前記複数枚の負極シートの作製工程又は/及び複数枚の正極シートの作製工程が、集電体用導電性シートの少なくとも片面に活物質含有塗工層を間欠的に形成して電極前駆物を得る工程と、該電極前駆物を切断して負極シートまたは正極シートとなる複数枚の小片体を得る工程とを有し、
該電極前駆物の切断工程が、前記小片体の端辺の少なくとも一部が集電体用導電性シートの露出領域を切断した切断辺にて形成されるように、電極前駆物を切断する工程であることを特徴とする、シート状電池の製造方法。
(7)複数枚の負極シート及び複数枚の正極シートをそれぞれ作製する工程と、負極シートと正極シートをこれらの間にセパレータを介在させつつ交互にそれぞれを複数枚積層して積層物を得る工程とを少なくとも含む、シート状電池の製造方法であって、
前記複数枚の負極シートの作製工程又は/及び複数枚の正極シートの作製工程が、集電体用導電性シートの少なくとも片面に活物質含有塗工層を島状に形成して電極前駆物を得る工程と、該電極前駆物の島状に形成された活物質含有塗工層の周囲の集電体用導電性シートの露出領域に打抜き加工を施して、負極シートまたは正極シートとなる複数枚の小片体を得る工程とを有することを特徴とする、シート状電池の製造方法。
(8)複数枚の負極シート及び複数枚の正極シートをそれぞれ作製する工程と、負極シートと正極シートをこれらの間にセパレータを介在させつつ交互にそれぞれを複数枚積層して積層物を得る工程とを少なくとも含む、シート状電池の製造方法であって、
前記複数枚の負極シートの作製工程又は/及び複数枚の正極シートの作製工程が、帯状の集電体用導電性シートの少なくとも片面に活物質含有塗工層を間欠的に形成して帯状の電極前駆物を得る工程と、該帯状の電極前駆物にその長手方向に沿ってスリット加工を施す工程と、該帯状の電極前駆物の集電体用導電性シートの露出領域に前記スリット加工による切断線と交差する切断線が形成されるように打抜き加工を施して、負極シートまたは正極シートとなる複数枚の小片体を得る工程とを有することを特徴とする、シート状電池の製造方法。
(9)集電体の外周の一部にリードの被取り付け部となる突出部を区画した負極シート及び正極シートを用いたシート状電極を製造する方法であり、
電極前駆物の集電体用導電性シートの露出領域に打ち抜き加工を施す際に、集電体の外周の一部にリードの被取り付け部となる突出部が形成されるように打ち抜きを行う、上記(7)または(8)に記載のシート状電池の製造方法。
本発明のシート状電池によれば、電極前駆物を切断する際の活物質含有塗工層に加わる衝撃が軽減されて、活物質含有塗工層が脱落(遊離)しにくい負極シート又は/及び正極シートを使用していることから、負極シートと正極シートをこれらの間にセパレータを介在させつつ複数枚交互に積層して電池を組み立てていく作業や組み立て後の電池への衝撃等によっても、活物質含有塗工層の一部が脱落(遊離)するという不具合が生じ難く、その結果、マイクロショートが生じ難い、信頼性の高いシート状電池を実現することができる。
また、本発明のシート状電池の製造方法によれば、電極前駆物から活物質含有塗工層が脱落(遊離)しにくい電極シート(負極シート又は/及び正極シート)を確実に得ることができ、該電極前駆物から活物質含有塗工層が脱落(遊離)しにくい電極シート(負極シート又は/及び正極シート)を使用してシート電池を組み立てるので、マイクロショートが生じ難い、信頼性の高いシート状電池を確実に製造することができる。
背景技術の欄に記載したように、集電体上に活物質含有塗工層を形成してなる負極シート及び正極シートを、これらの間にセパレータを介在させつつ複数枚交互に積層し、得られた積層物の外側をシート状外装材で密封して作製されるシート状電池にあっては、生産性の点から、積層する複数枚の負極シート及び正極シートを、それぞれ、大面積の集電体用導電性シート上に活物質含有塗工層を間欠的に形成した電極前駆物を切断して複数の小片体に分断することによって作製するが、本発明では、電極前駆物を切断して作製される小片体(複数枚の負極シート又は/及び複数枚の正極シート)において、その端辺の少なくとも一部が、電極前駆物の活物質含有塗工層を形成してない集電体用導電性シートの露出領域を切断して得られた切断辺からなるように、電極前駆物に切断加工を施すようにしたことが主たる特徴である。
以下、電極シート(負極シート及び正極シート)の平面形状が略矩形であるシート状リチウムイオン二次電池の製造例を示して、本発明の好ましい実施態様について説明する。なお、ここでいう「略矩形」とは、必ずしも真の矩形でなく、通常の製造誤差を含む範囲で設計上の矩形(真の矩形)に近い図形を意味する。
図1は本発明で使用する電極前駆物の一例の平面図である。
電極前駆物10は、帯状の集電体用導電性シート1の少なくとも片面に活物質含有塗工層2が該導電性シート1の長手方向へと間欠的に形成されている。
当該帯状の電極前駆物10には、負極シート用と正極シート用があるが、図示において、両者間に相違はないので、図1は、負極シート用の電極前駆物(10A)と正極シート用の電極前駆物(10B)の両方を示すものとする。なお、負極シート用と正極シート用の電極前駆物において、集電体用導電性シート1及び活質含有塗工層2の使用材料が異なる。
負極シート用の電極前駆物10Aでは、通常、集電体用導電性シート1Aとして、例えば、銅、ニッケル、銀、SUSなどの導電性金属の、厚さ5〜100μm、特に8〜50μmの箔や穴あき箔、厚さ20〜300μm、特に25〜100μmのエキスパンドメタルやメッシュメタルなどが使用される。また、活物質含有塗工層2Aにおける活物質としては、各種の天然黒鉛や人造黒鉛(例えば、繊維状黒鉛、鱗状黒鉛、球状黒鉛など)等の炭素質材料が使用される。活物質含有塗工層2Aは、通常、上記黒鉛類等の炭素質材料にポリテトラフルオロエチレン、ポリビニリデンフルオライド、ポリエチレン、エチレン−プロピレン−ジエン系ポリマーなどの結着剤を混合して導電性シート1Aの片面または両面に塗工することで形成される。炭素質材料と結着剤の使用量比(炭素質材料:結着剤)は一般に92:8〜97:3(重量比)である。
活物質含有塗工層2Aの層厚みは、一般に50〜200μmであり、好ましくは100〜150μmである。また、製品電池となったときの活物質含有塗工層2Aの密度は、1.3〜1.8g/cm2が好ましく、かかる高密度を有すると、電池特性が優れるので好ましい。
正極シート用の電極前駆物10Bでは、通常、集電体用導電性シート1Bとして、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金、チタンなどの導電性金属の、厚さ10〜100μm、特に15〜50μmの箔や穴あき箔、厚さ25〜300μm、特に30〜150μmのエキスパンドメタルやメッシュメタルなどが使用される。また、活物質含有塗工層2Bにおける活物質としては、負極との電位差が少なくとも1Vであるもの、例えば、V25、MnO2、LiMn24、LiCoO2、LiNi0.5Co0.52、LiNiO2、Li−Co−P系複合酸化物(LiCo0.50.52、LiCo0.40.62、LiCo0.60.42、LiCo0.3Ni0.30.42、LiCo0.2Ni0.20.62など)、TiS2、MoS2、MoO3などが挙げられる。これらのうちでも電池の起電力や充放電電圧を特に高くすることができるLi−Co系複合酸化物が特に好ましい。また、活物質の粒子径は15〜50μmが好ましく、かかる粒子径を有することで電池特性が向上する。活物質含有塗工層2Bは、通常、活物質にポリテトラフルオロエチレン、ポリビニリデンフルオライド、ポリエチレン、エチレン−プロピレン−ジエン系ポリマーなどの結着剤を混合して導電性シート1Bの片面または両面に塗工することで形成される。活物質と結着剤の使用量比(活物質:結着剤)は一般に95:5〜97:3(重量比)である。
なお、活物質含有塗工層2Bには、導電材を配合してもよく、該導電材としては、たとえば、繊維状黒鉛、鱗片状黒鉛、球状黒鉛などの天然や人造の黒鉛類や導電性カーボンブラックなどを用いることができる。導電材の使用量は、活物質と結着剤の合計重量に対して、4〜6重量%が好ましい。
活物質含有塗工層2Bの層厚みは、一般に100〜250μmであり、好ましくは120〜200μmである。また、製品電池となったときの活物質含有塗工層2Bの密度は、2.7〜3.3g/cm2が好ましい。
なお、正極シート用の電極前駆物10B及び負極シート用の電極前駆物10Aにおける活物質含有塗工層(2B、2A)の形成方法は、特に限定されないが、ロールコーティング法やダイコーティング法などを挙げることができる。
以下、上記帯状の電極前駆物10(10A、10B)を切断して、複数枚の電極シート(負極シート、正極シート)を作製し、得られた複数枚の電極シート(負極シート、正極シート)を積層してシート状電池を製造する方法について説明する。
(第1の態様)
帯状の電極前駆物10(10A、10B)にその長手方向に沿ってスリット加工を施す。該スリット加工は、鋭利な刃物を帯状電極前駆物10(10A、10B)の長手方向に相対的に移動させながら、帯状電極前駆物10(10A、10B)を切断する加工である。
図2は、図1に示した帯状の電極前駆物10(10A、10B)における一つの活物質含有塗工層2(2A、2B)とこれを挟む2つの導電性シート1の露出領域(活物質含有塗工層2の非形成領域)1aを含む部分を拡大して示した平面図である。また、図3は作製される電極シート100(負極シート100A、正極シート100B)の平面図である。
図2中の一点鎖線L1〜L5はスリット加工による切断予定線であり、該線に沿って電極前駆物10にスリット加工を施す。これにより、その切断辺(切断で現れる端辺)が、図3に示す負極シート100A又は正極シート100Bにおける一対の長辺である端辺N1、N2となる。
当該図2に示されるように、スリット加工は、集電体用導電性シート1(1A、1B)に活物質含有塗工層2(2A、2B)を積層した積層部に刃物を入れて行われるが、スリット加工においては、活物質含有塗工層2(2A、2B)に、打抜き加工をしたときのような大きな衝撃は加わらない。従って、活物質含有塗工層2(2A、2B)と導電性シート1(1A、1B)間の密着力は低下しにくく、また、活物質含有塗工層2(2A、2B)に亀裂が生じにくい。
次に、図3に示す作製すべき平面形状が略矩形の電極シート100(負極シート100A又は正極シート100100B)において、集電体11のリードの被取り付け部となる突出部11Aの輪郭を含む端辺M1及び該端辺M1と対向する端辺M2が、図2に示すように、活物質含有塗工層2(2A、2B)が形成されていない集電体用導電性シート1(1A、1B)の露出領域1aを切断した切断辺(切断で現れる端辺)で形成されるように、電極前駆物10(10A、10B)に打抜き加工を施す。図2中の点線は打抜き加工による切断予定線である。
図2に示すように、打抜き加工によって、前記のスリット加工による切断線と交差する切断線が形成されて、図3に示す平面形状が略矩形の小片体からなる電極シート100(負極シート100A、正極シート100B)が得られる。すなわち、打抜き加工による切断によって、電極シート100(負極シート100A、正極シート100B)の一対の端辺M1、M2が形成される。この際、刃物(例えば、トムソン刃等)が導電性シート1の露出領域(活物質含有塗工層2の非形成領域)1aのみに接触して、導電性シート1のみを切断するので、活物質含有塗工層2(2A、2B)への衝撃は極めて小さく、活物質含有塗工層2(2A、2B)と導電性シート1(1A、1B)間の密着力が低下したり、また、活物質含有塗工層2(2A、2B)に亀裂が生じたりすることもない。
なお、かかる打ち抜き加工において、導電性シート1の露出領域(活物質含有塗工層2の非形成領域)1a内での切断位置は、活物質含有塗工層2(2A、2B)の終端22から0.5mm以上離間した位置が好ましい。かかる離間距離(図2中のD1)が0.5mmよりも短い場合、打抜きの際に活物質含有塗工層2(2A、2B)にある程度大きな衝撃が伝わるおそれがある。一方、離間距離(D1)が大きすぎると、電極シート(正極シート、負極シート)が不要に大きくなるため、離間距離(D1)は1mm以下であるのが好ましい。
上記のようにして負極シート100A及び正極シート100Bを作製した後は、図4に示すように、負極シート100Aと正極シート100Bとをこれらの間にセパレータ150を挟んで複数枚交互に積層して積層物(発電要素)200を形成する。ここで、セパレータ101は負極シート100Aと正極シート100Bと略同一サイズ(若干小さめ)の略矩形のシートである。
なお、積層作業の後、複数枚の負極シート100Aのそれぞれのシートに設けられた集電体11におけるリードの被取り付け部(突出部)11Aは1つの束に纏められ、また、複数枚の正極シート100Bのそれぞれのシートに設けられた集電体11におけるリードの被取り付け部(突出部)11Aも1つの束に纏められ、例えば、図4に示されるように、該束の最上片に、アルミ、Al−Niクラッド、ニッケル等からなるリード端子12を溶接等によって取り付け、その後、該積層物(発電要素)200の外側を、ナイロン/アルミニウム/ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート/ナイロン/アルミニウム/ポリプロピレン等の積層構成からなるアルミ含有複合シート等のシート状外装材(図示せず)にて密封することで、製品となる。
上記のようにして製造される本発明の一例によるシート状電池(図4)では、負極シート100A及び正極シート100Bが、それぞれ、図1、2に示した集電体用導電性シート1に活物質含有塗工層2を積層した電極前駆物10に切断加工を施して所定の平面形状に切断された小片体(図3)からなり、その集電体11のリードの被取り付け部(突出部)11Aの輪郭を含む端辺M1及び該端辺M1と対向する端辺M2が、電極前駆物10(図1、2)の集電体用導電性シート1の露出領域1aを切断して形成され、他方の一対の端辺N1、N2が、電極前駆物10(図1、2)の集電体用導電性シート1(1A、1B)と活物質含有塗工層2(2A、2B)の積層部をスリット加工で切断して形成されているため、活物質含有塗工層2は、電極前駆物10の切断加工の際に大きな衝撃を受けず、集電体11に対する密着不良や亀裂の発生が抑制されている。従って、負極シート100Aと正極シート100Bをこれらの間にセパレータ101を介在させつつ複数枚交互に積層していく際に、活物質含有塗工層2の脱落(遊離)生じにくく、また、こうして得られた積層物200をシート状外装材で密封した完成品(電池)に外部から衝撃が加わっても、活物質含有塗工層の脱落(遊離)が生じにくいため、マイクロショートが発生し難い、高い信頼性のシート状電池を実現できる。
(第2の態様)
上記第1の態様では、図3の電極シート100(負極シート100A及び正極シート100B)の、集電体11のリードの被取り付け部(突出部)11Aの輪郭を含む端辺M1とこれに対向する端辺M2を、電極前駆物10(図1、2)の集電体用導電性シート1の露出領域1aを切断して(打抜いて)形成し、他方の一対の端辺N1、N2を、電極前駆物10(図1、2)の集電体用導電性シート1(1A、1B)と活物質含有塗工層2(2A、2B)の積層部にスリット加工を施して形成したが、スリット加工では、前述のとおり、活物質含有塗工層に打抜き加工を施したときのような大きな衝撃は加わらない。よって、図5、6に示すように、図5の電極シート101(負極シート101A及び正極シート101B)における集電体11のリードの被取り付け部(突出部)11Aの輪郭を含む端辺M1については、電極前駆物11(図6)の集電体用導電性シート1(1A、1B)の露出領域1aを打抜き加工で切断して形成し、残りの端辺(端辺M1と対向する直線状の端辺M2及び一対の直線状の端辺N1、N2)は、電極前駆物11(図6)の集電体用導電性シート1(1A、1B)と活物質含有塗工層2(2A、2B)の積層部をスリット加工で切断して形成してもよい。なお、図6中の一点鎖線L1〜L6はスリット加工による切断予定線を示している。
かかる図5の電極シート101(負極シート101A及び正極シート101B)においても、その作製過程で活物質含有塗工層2(2A、2B)に加わる衝撃は小さいため、活物質含有塗工層2(2A、2B)の集電体11に対する密着不良や亀裂の発生が抑制される。従って、当該電極シート101(負極シート101A及び正極シート101B)を積層して組ら立てられるシート状電池においても、活物質含有塗工層の脱落(遊離)が生じにくいため、マイクロショートが発生し難い、高信頼性のシート状電池を実現できる。
ただし、電極シート101(負極シート101A及び正極シート101B)を作製する際、図6に示すように、帯状の電極前駆物11の長手方向へ切断するスリット加工(L1〜L5)と、該スリット加工と交差する方向へ切断するスリット加工(L6)と、打抜き加工を行う必要があるため、前述の一方向へのスリット加工と1回の打抜き加工とで作製される電極シート100(負極シート100A及び正極シート100B)を使用してシート状電池を製造する場合に比べて、電池製造に要する工程数は多くなる。
(第3の態様)
図7は、端辺全域を、電極前駆物における集電体用導電性シートの露出領域を打抜いて得られる切断辺で形成した電極シート(小片体)の平面図であり、図8は該電極シート(小片体)の作製に使用した電極前駆物の平面図である。
すなわち、図8の電極前駆物12は、集電体用導電性シート1の少なくとも片面に、活物質含有塗工層2を島状に形成したものであり、図7の電極シート102(負極シート102A及び正極シート102B)は、当該電極前駆物12の島状に形成された活物質含有塗工層2(2A、2B)の周囲の集電体用導電性シート1の露出領域1aに打抜き加工を施して作製されたもので、小片体の端辺の全域(一対の端辺M1とM2及び一対の端辺N1、N2)が、電極前駆物12(図8)の集電体用導電性シート1の露出領域1aを切断して得られた切断辺からなる。
かかる態様の電極シート102(負極シート102A及び正極シート102B)では、活物質含有塗工層2が切断加工に付されていないので、活物質含有塗工層2は集電体11と強固に密着し、また、亀裂等の不良箇所が生じず、脱落(遊離)が極めて生じ難いものとなっている。従って、かかる負極シート102Aと正極シート102Bを用い、これらの間にセパレータを介在させつつ、複数枚交互に積層してシート電池を組み立てると、その作業過程で活物質含有塗工層の脱落(遊離)が極めて高いレベルで防止されるため、マイクロショートが極めて発生し難い、極めて高い信頼性のシート状電池を得ることができる。
また、電極前駆物12を作製する際に、集電体用導電性シート1上に活物質含有塗工層2を島状に形成する塗工制御が必要であるが、電極前駆物12に対しては一回の打抜き加工で電極シート102(負極シート102A及び正極シート102B)を得ることができ、電池製造に要する工程数を少なくできるという利点がある。
一般的に、電極シートにおける集電体のリードの被取り付け部は、複数の電極シート間でそれらを束ねてリードに接続し、リードをシート状外装材の外側に引き出すため、シート状外装材で密封された電池内部の中でも、集電体のリードの被取り付け部の周囲は比較的大きなスペースが存在し、活物質含有塗工層の脱落(遊離)が生じたときにマイクロショートに繋がる可能性が高いといえる。しかし、上記説明した、本発明のシート状電池の具体例(第1〜第3の態様)においては、電極シート(100、101、102)が、その端辺全域のうちの集電体のリードの被取り付け部となる突出部の輪郭を含む端辺(すなわち、リードの被取り付け部(突出部)の輪郭とその周辺域)を、電極前駆物の集電体用導電性シートの露出領域を打抜き加工で切断して形成しているため、リードの被取り付け部(突出部)の周囲において活物質含有塗工層の脱落(遊離)が極めて生じにくくなっており、それによって、シート状電池の信頼性がより高いものとなっている。
なお、上記シート状電池の具体例(第1〜第3の態様)においては、複数枚の負極シート(100A、101A、102A)及び複数枚の正極シート(100B、101B、102B)の双方を、その端辺の少なくとも一部(但し、リードの被取り付け部(突出部)の輪郭を除く)を電極前駆物の集電体用導電性シートの露出領域を切断して得られた切断辺からなる小片体で構成したが、複数枚の負極シート及び複数枚の正極シートのいずれか一方のみを、その端辺の少なくとも一部が電極前駆物の集電体用導電性シートの露出領域を切断して得られた切断辺からなる小片体で構成し、いずれか他方は従来からの一般的な方法で作製した小片体で構成してもよい。複数枚の負極シート及び複数枚の正極シートの少なくとも一方が、その端辺の少なくとも一部が電極前駆物の集電体用導電性シートの露出領域を切断して得られた切断辺からなる小片体で構成されていれば、シート電池の製造工程における、負極シート及び正極シートの交互の積層作業での活物質含有塗工層の脱落(遊離)防止効果が得られ、マイクロショートが発生し難いシート状電池を得ることができる。
なお、後述の実施例からも分かるように、一般的に、正極シートよりも負極シートのサイズ(平面ザイズ)を若干大きくするので、正極シートと負極シートをセパレータを介して交互に積層した積層物において、正極シートの端部は負極シートと対面するが、負極シートの端部は正極シートと対面しないことが多い。このため、組み立て後の電池において、負極シートの端部で活物質含有塗工層の脱落(遊離)が生じた場合よりも、正極シートの端部で活物質含有塗工層の脱落(遊離)が生じた場合のほうが、マイクロショートにつながりやすい。従って、複数枚の負極シート及び複数枚の正極シートのうちの、少なくとも、複数枚の正極シートを、その端辺の少なくとも一部が電極前駆物の集電体用導電性シートの露出領域を切断して得られた切断辺からなる小片体にて構成するのが好ましい。
本発明のシート状電池における、負極シート及び正極シートの使用枚数(総枚数)は、設計する電池の容量、電池の寸法等によって適宜選択され、特に制限はされないが、一般的には、19〜29枚程度である。
本発明のシート電池に使用するセパレータは特に限定されず、例えば、ポリオレフィンセパレータ等の従来からリチウムイオン二次電池で使用されている公知のセパレータが使用される。ここで、セパレータは中実のフィルムからなるものでも、多孔質フィルムからなるもののいずれでもよい。また、ポリオレフィンセパレータはポリエチレン層単体やポリプロピレン層単体であってもよいが、ポリエチレン層とポリプロピレン層とを積層したタイプが好ましく、特に安全性の点からPP/PE/PPの3層タイプが好ましい。
また、電池として完成したときには、積層物中のセパレータには非水系の電解液が含浸されているが、該電解液としては、塩類を有機溶媒に溶解させた電解液を使用することができる。このような塩類としては、LiClO4、LiBF4、LiPF6、LiAsF6、LiAlCl4、Li(CF3SO22Nなどが例示され、これらの一種あるいは二種以上の混合物が使われる。有機溶媒としては、エチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート(PC)、ジエチルカーボネート(DEC)、ジメチルカーボネート(DMC)、エチルメチルカーボネート(EMC)、ジメチルスルホキシド(DMS)、スルホラン、γ−ブチロラクトン、1,2−ジメトキシメタン、N,N−ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、1,3−ジオキソラン、2−メチルテトラヒドロフラン、ジエチルエーテルなどが例示され、これらの一種あるいは二種以上の混合物を使用することができる。なお、セパレータと電解質には、両者の機能を一つに兼ね備えている固体あるいはゲル状電解質を用いてもよい。
以上の記載では、平面形状が略矩形の電極シート(負極シート、正極シート)を用いたシート状電池を説明したが、平面形状が略矩形以外の形状の電極シート(負極シート、正極シート)を作製して電池を組み立てる場合も、電極前駆物を切断して作製される電極シートとなる小片体の端辺の少なくとも一部を、電極前駆物の活物質含有塗工層を形成してない集電体用導電性シートの露出領域を切断して得られる切断辺にて形成するようにすることで、マイクロショートが発生し難い、高信頼性のシート状電池を得ることができる。
実施例1
〔負極シートの作製〕
負極活物質となる繊維状黒鉛とバインダーとなるポリビニリデンフルオライドとをN−メチルピロリドン中で混合してスラリー化した負極活物質組成物を得た。なお、繊維状黒鉛とポリビニリデンフルオライドは配合比(重量比)95:5で使用した。このスラリーを集電体となる幅320mmの帯状の銅箔(厚み15μm)の片面上に間欠的に塗工し、乾燥後に圧延を施し、厚み150μmの活物質含有塗工層を形成して、図1に示す電極前駆物を作製した。次に、刃物間隔を72mmにして、図2のように、電極前駆物にスリット加工を施した後、トムソン刃による打ち抜き加工を行って、72mm×142mmの矩形状のシートを作製した。なお、図2中の活物質含有塗工層の終端と打ち抜き加工による切断線との離間距離(D1)は0.5mmにした。
〔正極シートの作製〕
正極活物質となるLiCoO2、導電材(アセチレンブラック)ならびにバインダーとなるポリビニリデンフルオライドをN−メチルピロリドン中で混合してスラリー化した正極活物質組成物を得た。なお、LiCoO2とポリビニリデンフルオライドは配合比(重量比)91:4で使用し、LiCoO2とポリビニリデンフルオライドの合計重量に対して、導電材(アセチレンブラック)は5.3重量%とした。このスラリーを集電体となる幅320mmの帯状のアルミニウム箔(厚み15μm)の両面上に間欠的に塗工し、乾燥後に圧延を施し、厚み150μmの活物質含有塗工層を形成して、図1に示す電極前駆物を作製した。次に、負極シートと同様に、スリット加工(スリット間隔は70mmに変更)とトムソン刃による打ち抜き加工を行って、70mm×140mmの矩形状のシートを作製した。
〔電池の組み立て〕
上記作製した負極シート(10枚)と正極シート(9枚)とPP/PE/PPの積層からなるセパレータを使用して、図5のように、負極シートと正極シートをその間にセパレータを介在させて交互に積層した後、負極シート及び正極シートの集電体のリードの被取り付け部を、負極シート毎、及び、正極シート毎に、それぞれ1つの束に纏めて、該束にそれぞれリード端子を取り付けた後、積層物に、電解液((EC/PC/DEC/EMC=10/5/10/75vol%)の混合溶媒に、LiPF6をその濃度が1.2モル/L(調製後の濃度)となるように溶解させた溶液)を注入した後、厚み115μmのナイロン/アルミニウム/ポリプロピレンの積層からなるシート状外装材で密封してシート状リチウムイオン二次電池を作製した。
比較例1
実施例1で使用した電極先駆物の金属箔と活物質塗工層の積層部に打ち抜き加工を施して、実施例1と同様の寸法にした矩形状の電極シート(負極シートと正極シート)を作製した以外は、実施例1と同様にしてシート状リチウムイオン二次電池を組み立てた。
実施例1と比較例1のシート状リチウムイオン二次電池のそれぞれ300個について、下記の試験を行ったところ、比較例1のシート状電池ではマイクロショートが認められた不良品は16個で、不良品発生率が5.3%であったのに対し、実施例1のシート状リチウムイオン二次電池の場合、マイクロショートが認められた不良品は3個で、不良品発生率は1.0%で極めて低かった。
[マイクロショート発生確認試験]
1.初期充放電
所定量の電解液注入後に12時間放電した電池について、以下の条件で初期充放電を実施した。
1Cは電池の設計容量から算出した値(例、600mAhの設計容量ならば、1C=600mA)。
充填条件:4.2V−CC/CV (0.1C−1.5hr → 0.5C−4.5hr)
充電休止:0.5hr
放電:0.2C 2.5Vcut-off
2.サイクル試験
初期充電後の電池につき、下記の条件で10サイクルの充放電を実施。
充電条件:4.2VCC/CV−2.5hr(電流は1C)
充電休止:0.5hr
放電 :0.5C 2.5Vcut-off
放電休止:0.5hr
3.満充電保存
上記1.及び2.の試験を経た電池について、以下の条件で充放電を行い、20℃の恒温槽で2週間放置した後、下記の放電条件で放電処理を実施した。
満充電条件:4.2V−2.5hr(CC/CV:電流は1C)
放電条件:0.2C 2.5Vcut-off
4.マイクロショートの有無確認
上記1.〜3.の工程まで終了した電池につき、下記の条件で充放電を実施し、充放電効率が98.5%以下の電池をマイクロショート品として判定した。
充放電効率=放電容量/充電容量
(註)マイクロショート発生品では、CV充電時に電流が絞られないため、見かけの充電容量が大きな値となる。
充電条件:4.2VCC/CV−5hr(電流は1C)
充電休止:0.5hr(電流は1C)
放電 :0.2C 2.5Vcut-off
本発明のシート状電池の製造に使用する電極前駆物の第1例の平面図である。 図1中の要部を拡大して示した図である。 本発明のシート状電池を構成する電極シート(負極シート、正極シート)の一例の平面図である。 図3の電極シート(負極シート、正極シート)とセパレータとを積層した積層物(発電要素)を示す斜視図である。 本発明のシート状電池を構成する電極シート(負極シート、正極シート)の第2例の平面図である。 本発明のシート状電池の製造に使用する電極前駆物の第2例の平面図である。 本発明のシート状電池を構成する電極シート(負極シート、正極シート)の第3例の平面図である。 本発明のシート状電池の製造に使用する電極前駆物の第3例の平面図である。 従来のシート状電池の製造工程で使用する電極前駆物の平面図である。 図9中の要部を拡大して示した図である。 図9の電極前駆物より打抜かれた電極シート(負極シート、正極シート)である。
符号の説明
1、1A、1B 導電性シート
1a 導電性シートの露出領域
2、2A、2B 活物質含有塗工層
10、10A、10B 電極前駆物
100、100A、100B 電極シート
150 セパレータ
200 積層物(発電要素)

Claims (9)

  1. 集電体上に活物質含有塗工層を形成してなる負極シート及び正極シートを、これらの間にセパレータを介在させつつ交互にそれぞれを複数枚積層し、該積層物の外側をシート状外装材で密封した構造を有するシート状電池であって、
    前記複数枚の負極シート又は/及び複数枚の正極シートが、集電体用導電性シート上に活物質含有塗工層を間欠的に形成してなる電極前駆物を所定の平面形状に切断した小片体からなり、該小片体の端辺の少なくとも一部が、前記電極前駆物の集電体用導電性シートの露出領域を切断して得られた切断辺からなることを特徴とする、シート状電極。
  2. 電極前駆物を所定の平面形状に切断した小片体の端辺全域が、電極前駆物の集電体用導電性シートの露出領域を切断して得られた切断辺からなる、請求項1記載のシート状電極。
  3. 電極前駆物を所定の平面形状に切断した小片体の端辺が、電極前駆物の集電体用導電性シートの露出領域を切断して得られた切断辺と、電極前駆物の集電体用導電性シートと活物質含有塗工層の積層部にスリット加工を施して得られた切断辺とを有するものである、請求項1記載のシート状電極。
  4. 複数枚の負極シート又は/及び複数枚の正極シートが、集電体の外周の一部にリードの被取り付け部となる突出部が区画されるように、電極前駆物を切断して得られた小片体であり、該小片体の端辺における、少なくとも、前記突出部の輪郭とその周辺域が、電極前駆物の集電体用導電性シートの露出領域を切断して得られた切断辺にて構成されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載のシート状電池。
  5. 小片体の平面形状が略矩形である、請求項1〜4のいずれか一項に記載のシート状電池。
  6. 複数枚の負極シート及び複数枚の正極シートをそれぞれ作製する工程と、負極シートと正極シートをこれらの間にセパレータを介在させつつ交互にそれぞれを複数枚積層して積層物を得る工程とを少なくとも含む、シート状電池の製造方法であって、
    前記複数枚の負極シートの作製工程又は/及び複数枚の正極シートの作製工程が、集電体用導電性シートの少なくとも片面に活物質含有塗工層を間欠的に形成して電極前駆物を得る工程と、該電極前駆物を切断して負極シートまたは正極シートとなる複数枚の小片体を得る工程とを有し、
    該電極前駆物の切断工程が、前記小片体の端辺の少なくとも一部が集電体用導電性シートの露出領域を切断した切断辺にて形成されるように、電極前駆物を切断する工程であることを特徴とする、シート状電池の製造方法。
  7. 複数枚の負極シート及び複数枚の正極シートをそれぞれ作製する工程と、負極シートと正極シートをこれらの間にセパレータを介在させつつ交互にそれぞれを複数枚積層して積層物を得る工程とを少なくとも含む、シート状電池の製造方法であって、
    前記複数枚の負極シートの作製工程又は/及び複数枚の正極シートの作製工程が、集電体用導電性シートの少なくとも片面に活物質含有塗工層を島状に形成して電極前駆物を得る工程と、該電極前駆物の島状に形成された活物質含有塗工層の周囲の集電体用導電性シートの露出領域に打抜き加工を施して、負極シートまたは正極シートとなる複数枚の小片体を得る工程とを有することを特徴とする、シート状電池の製造方法。
  8. 複数枚の負極シート及び複数枚の正極シートをそれぞれ作製する工程と、負極シートと正極シートをこれらの間にセパレータを介在させつつ交互にそれぞれを複数枚積層して積層物を得る工程とを少なくとも含む、シート状電池の製造方法であって、
    前記複数枚の負極シートの作製工程又は/及び複数枚の正極シートの作製工程が、帯状の集電体用導電性シートの少なくとも片面に活物質含有塗工層を間欠的に形成して帯状の電極前駆物を得る工程と、該帯状の電極前駆物にその長手方向に沿ってスリット加工を施す工程と、該帯状の電極前駆物の集電体用導電性シートの露出領域に前記スリット加工による切断線と交差する切断線が形成されるように打抜き加工を施して、負極シートまたは正極シートとなる複数枚の小片体を得る工程とを有することを特徴とする、シート状電池の製造方法。
  9. 集電体の外周の一部にリードの被取り付け部となる突出部を区画した負極シート及び正極シートを用いたシート状電極を製造する方法であり、
    電極前駆物の集電体用導電性シートの露出領域に打ち抜き加工を施す際に、集電体の外周の一部にリードの被取り付け部となる突出部が形成されるように打ち抜きを行う、請求項7または8に記載のシート状電池の製造方法。
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