JP2015170408A - 電極の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】帯状電極を複数回に分けて切断して電極を製造する場合に切断面における活物質層の剥がれを防止する電極の製造方法を提供することを課題とする。【解決手段】帯状の金属箔に活物質層が形成された帯状電極を複数回に分けて切断して電極を製造する電極の製造方法であって、帯状電極における第1の切断箇所を切断する第1切断工程と、第1切断工程で切断された後の電極E’を押さえ部材13によって押さえた状態で第2の切断箇所を切断する第2切断工程とを含み、押さえ部材13は、電極E’における第1切断工程で切断された切断面CF1,CF2,CF3以外の部分を押さえる。【選択図】図1

Description

本発明は、帯状の金属箔に活物質層が形成された帯状電極を複数回に分けて切断して電極を製造する電極の製造方法に関する。
電池に用いられる電極を製造する場合、帯状の金属箔に電極ペーストを塗布して活物質層を形成し、帯状の金属箔に活物質層が形成された帯状電極を電極の形状に切断し、個々の電極を製造する。帯状電極を切断する場合、電極の外形状のパンチを用いて一回の打抜きで切断する場合もあるが、複数回に分けて切断する場合もある。特許文献1には、第1の抜き刃及び第2の抜き刃を備えており、電極板の原板に対して第1の抜き刃により第1の切断部が形成され、第1の切断部が形成された原板に対して第2の抜き刃により第2の切断部が第1の切断部に対して交わるように形成されることが開示されている。
複数回の切断では、スリットやシャーカットによる切断の後にタブ形状の打抜きを行う場合がある。例えば、図4に示す打抜き装置100の場合、上型101に複数のばね102を介して押さえ部材103が取り付けられており、下型104にセットされた電極E’(打抜き工程による打抜き前の電極であり、金属箔Mの表裏両面に活物質層A,Aが形成されている)を押さえ部材103によって押えた状態で、上型101のパンチ(図示せず)と下型104のダイ(図示せず)によって電極E’の金属箔Mのタブ以外の不要な部分を打抜く。
特開2011−204613号公報
上記の打抜き装置100のように、スリットやシャーカットによる電極E’の切断面CF1,CF2,CF3を押さえ部材103によって押さえると、切断面CF1,CF2,CF3のエッジ部分に応力が集中する。これによって、切断面CF1,CF2,CF3の活物質層Aに含まれる活物質等が押さえ部材103に転写したり、粉落ちするなどして活物質層Mの剥がれが発生する場合がある。特に、スリットやシャーカットでは刃物を用いて切断するので、切断面CF1,CF2,CF3がギザギザ(鋭くふぞろいな表面)になっており、活物質等が落ち易い。特許文献1の場合も、2回目の切断において1回目の切断による切断面において活物質層の剥がれが発生する可能がある。
そこで、本技術分野においては、帯状電極を複数回に分けて切断して電極を製造する場合に切断面における活物質層の剥がれを防止する電極の製造方法が要請されている。
本発明の一側面に係る電極の製造方法は、帯状の金属箔に活物質層が形成された帯状電極を複数回に分けて切断して電極を製造する電極の製造方法であって、帯状電極における第1の切断箇所を切断する第1切断工程と、第1切断工程で切断された後の電極を押さえ部材によって押さえた状態で、第2の切断箇所を切断する第2切断工程とを含み、押さえ部材は、電極における第1切断工程で切断された切断面以外の部分を押さえる。
この製造方法は、第1切断工程と第2切断工程による複数回の切断によって帯状電極から電極を製造する。まず、第1切断工程では、帯状電極における第1の切断箇所を切断する。この第1切断箇所が、活物質層及び金属箔の切断面となる。次に、第2切断工程では、電極(第2切断工程による切断前の電極)におけるその切断面以外の部分を押さえ部材によって押え、押さえ部材で電極を押えた状態で第2切断箇所を切断する。この際、第1切断工程の切断面以外の部分を押さえ部材で押えているので、切断面のエッジ部分には押さえ部材が触れることはなく、押さえ部材で押えたときの切断面のエッジ部分への応力集中を回避できる。そのため、切断面における活物質層に含まれる活物質等の押さえ部材への転写や粉落ちなどを防止できる。このように、電極の製造方法では、後の第2切断工程においては前の第1切断工程で切断された切断面以外の部分を押さえ部材で押さえることにより、切断面における活物質層の剥がれを防止できる。
一形態の電極の製造方法では、押さえ部材は、切断面以外の部分との接触面における端部が徐変している。このように押さえ部材の端部が徐変して弧面状になっているので、押さえ部材で電極を押えた場合でも押さえ部材の端部によって活物質層の表面に圧痕ができるのを抑制できる。
本発明によれば、切断面における活物質層の剥がれを防止できる。
本実施の形態に係る打抜き装置を模式的に示す図であり、(a)が側面図であり、(b)が平面図である。 本実施の形態に係る帯状電極から電極への各状態を示す図であり、(a)がスリット工程前の状態であり、(b)がシャーカット工程前(スリット工程後)の状態であり、(c)が打抜き工程前(シャーカット工程後)の状態であり、(d)が打抜き工程後の状態である。 他の実施の形態に係る打抜き装置を模式的に示す側面図である。 従来の打抜き装置を模式的に示す側面図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る電極の製造方法の実施の形態を説明する。なお、各図において同一又は相当する要素については同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
本実施の形態では、本発明に係る電極の製造方法を、電池の電極を製造する際のスリット工程、シャーカット工程、打抜き工程を含む製造方法に適用する。本実施の形態では、帯状の金属箔に活物質層が形成された帯状電極をスリット工程、シャーカット工程、打抜き工程の3回に分けて切断して電極を製造する。本実施の形態では、スリット工程、シャーカット工程、打抜き工程について詳細に説明し、特に、スリット工程及びシャーカット工程による切断の後に行われる打抜き装置による打抜き工程について詳細に説明する。なお、製造される電極は、例えば、二次電池又は電気二重層キャパシタ等の蓄電装置に用いられる。二次電池としては、例えば、リチウムイオン二次電池等の非水電解質二次電池である。また、製造される電極は、一次電池に用いられてもよい。本実施の形態では、リチウムイオン二次電池に用いられる電極を製造する場合とする。
電極は、金属箔の表裏面の少なくとも一面に電極ペーストがそれぞれ塗布されて活物質層が形成されており、電極ペーストが塗布されていないタブも有している。金属箔は、例えば、銅箔、アルミニウム箔である。電極ペーストは、活物質、バインダ、溶剤等を含んでいる。活物質は、正極活物質及び負極活物質のいずれであってもよい。正極活物質としては、例えば、複合酸化物、金属リチウム、硫黄である。複合酸化物は、マンガン、ニッケル、コバルト及びアルミニウムの少なくとも1つとリチウムとを含む。負極活物質は、例えば、黒鉛、高配向性グラファイト、メソカーボンマイクロビーズ、ハードカーボン、ソフトカーボン等のカーボン、リチウム、ナトリウム等のアルカリ金属、金属化合物、SiOx(0.5≦x≦1.5)等の金属酸化物、ホウ素添加炭素である。バインダは、例えば、ポリフッ化ビニリデン、ポリテトラフルオロエチレン、フッ素ゴム等の含フッ素樹脂、ポリプロピレン、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂、ポリイミド、ポリアミドイミド等のイミド系樹脂、アルコキシシリノレ基含有樹脂である。溶剤は、例えば、NMP(N−メチルピロリドン)、メタノール、メチルイソブチルケトン等の有機溶剤、水である。また、電極ペーストは、カーボンブラック、黒鉛、アセチレンブラック、ケッチェンブラック(登録商標)等の導電助剤を含んでいてもよい。また、電極ペーストは、カルボキシメチルセルロース(CMC)等の増粘剤を含んでいてもよい。
図1及び図2を参照して、本実施の形態に係るスリット工程、シャーカット工程、打抜き工程について説明する。図1は、本実施の形態に係る打抜き工程で用いる打抜き装置を模式的に示す図であり、(a)が側面図であり、(b)が平面図である。図2は、帯状電極から電極への各状態を示す図であり、(a)がスリット工程前の状態であり、(b)がシャーカット工程前(スリット工程後)の状態であり、(c)が打抜き工程前(シャーカット工程後)の状態であり、(d)が打抜き工程後の状態である。
電極を製造する場合、上記各物質を混練して電極ペーストを生成する工程、電極ペーストを帯状の金属箔に塗布する工程、その塗布された電極ペーストを乾燥して帯状の金属箔に活物質層を形成する工程等により、図2(a)に示すように、帯状の金属箔Mに活物質層Aが形成された帯状電極ZEを生成する。本実施の形態では、金属箔Mの表裏両面に活物質層Aが形成された帯状電極ZEとし、帯状電極ZEの幅方向において2個の電極(例えば、負極電極)が配置される2条取りとする。さらに、図2に示すように、スリット工程、シャーカット工程、打抜き工程により、帯状電極ZEから個々の電極Eを切り出す。電極を製造する場合、上記の工程の他にもプレス、ベーク、検査等の他の工程もある。なお、本実施の形態では、スリット工程及びシャーカット工程が特許請求の範囲に記載する第1切断工程に相当し、打抜き工程が特許請求の範囲に記載する第2切断工程に相当する。
スリット工程について説明する。スリット工程は、図2(a)、(b)に示すように、スリッタ(図示せず)によって搬送中の帯状電極ZEを幅方向の中心線CL(第1切断工程の第1切断箇所に相当)に沿って切断し、幅方向において二等分された帯状電極ZE’,ZE’を形成する工程である。この際、帯状電極ZEは巻出ロールから送り出されて搬送され、この搬送途中の所定の箇所にスリッタが配置されている。搬送中は、帯状電極ZEに所定のテンション(張力)がかかっている。スリッタは、例えば、搬送方向に沿って配置された上刃と下刃とが固定されて帯状電極ZEを上下から挟みこむことにより、搬送中の帯状電極ZEを中心線CLに沿って連続的に切断する。
シャーカット工程について説明する。シャーカット工程は、図2(b)、(c)に示すように、シャーカット装置(図示せず)によって搬送中の帯状電極ZE’における電極毎に電極の短辺側の端面に対応した2つの端面線EL1,EL2(第1切断工程の第1切断箇所に相当)を順に切断し、打抜き工程で打ち抜かれる前の電極E’(金属箔MのタブT以外の不要な部分Pがまだ残った状態の電極)を形成する工程である。この際、帯状電極ZE’は巻出ロールから送り出されて搬送され、この搬送途中の所定の箇所にシャーカット装置が配置されている。シャーカット装置は、例えば、搬送方向に直交する方向に配置された上刃と下刃とを所定のタイミングで上下移動させて帯状電極ZE’を上下から挟みこむことにより、搬送中の帯状電極ZE’の電極毎の2つの端面線EL1,EL2を切断(せん断)する。
なお、図2に示すように、帯状電極ZEの中心線CLの箇所が切断面CF1となり、この切断面CF1の一部が電極Eの一方の長辺側(タブTが無い側)の端面になる。また、帯状電極ZE’の端面線EL1,EL2の各箇所が切断面CF2,CF3となり、この切断面CF2,CF3の一部が電極Eの短辺側の各端面になる。この切断面CF1,CF2,CF3は、刃物によって切断されているので、切断面がギザギザ(鋭くふぞろいな表面)になっており、活物質層Aに含まれる活物質等が落ち易い。
打抜き工程について説明する。打抜き工程は、図2(c)、(d)に示すように、打抜き装置1によって電極E’から金属箔MにおけるタブT以外の不要な部分P(この不要な部分Pに沿った箇所が第2切断工程の第2切断箇所に相当)を打抜き、タブTを形成して電極Eを生成する工程である。この際、電極E’が打抜き装置1に順次セットされ、打抜き装置1において電極E’が固定された状態で順次打抜きが行われる。
打抜き装置1について説明する。打抜き装置1は、電極E’を押えた状態で、電極E’の金属箔M(活物質層A,Aが表裏両面形成されていない部分)における略凹形状の不要な部分Pを打抜く。特に、打抜き装置1は、切断面CF1,CF2,CF3からの活物質層Aの剥がれを防止するために、電極E’(特に、活物質層A)の切断面CF1,CF2,CF3以外の部分を押さえる。打抜き装置1は、下型10、上型11、パンチ12、押さえ部材13、複数個のばね14等を備えている。打抜き装置1は、電極の製造ラインの制御装置あるいは打抜き装置1の専用の制御装置等によって制御される。なお、本実施の形態では、押さえ部材13が特許請求の範囲に記載する押さえ部材に相当する。
下型10は、電極E’が載置される台であり、上型11から下方に出されたパンチ12を受けるダイ(図示せず)が形成されている下方側の金型である。下型10は、電極E’を載置できる十分な大きさと形状を有している。下型10の上面側には、パンチ12に対応する箇所にダイが配置されている。ダイは、電極E’の金属箔Mの不要な部分Pを打抜くための雌型であり、パンチ12に対応する凹んだ形状を有している。
上型11は、下型10に対して上下移動可能であり、パンチ12及び押さえ部材13が設けられている上方側の金型である。上型11は、パンチ12及び押さえ部材13を配置できる十分な大きさと形状を有している。上型11の下面側には、下型10に載置された電極E’の不要な部分Pに対応する箇所にパンチ12が収納されている。また、上型11の下面側には、電極E’の活物質層Aに対応する箇所に複数のばね14が取り付けられ、その複数のばね14の他端に押さえ部材13が取り付けられている。打抜き装置1には上型11全体を上下移動させるための移動機構(図示せず)が備えらえており、電極E’の不要な部分Pを打抜く前に上型11全体が所定量下降し、打抜きが終了すると上型11全体が所定量上昇する。上型11にはパンチ12を上下移動させるための移動機構(図示せず)が備えられおり、上型11全体が下降して押さえ部材13によって電極E’を押さえるとパンチ12が下型10のダイまで下降し、その後すぐに、上型11に収納されるまで上昇する。
パンチ12は、電極E’の不要な部分Pを打抜くための雄型である。パンチ12は、三次元形状であり、その平面形状がタブTに対応する部分が凹んだ略凹形状である。パンチ12は、上記したように、上型11に収納されて設けられており、上型11から上下移動可能である。
押さえ部材13は、電極E’の不要な部分Pを打抜く際に電極E’を押さえる部材である。押さえ部材13は、直方体形状であり、その平面形状が電極E’の活物質層Aの部分と相似の長方形状でありかつ活物質層Aの部分よりも少し小さい大きさである。押さえ部材13は、上記したように、上型11に複数のばね14を介して設けられ、下型10にセットされる電極E’の活物質層Aに対応した位置に配置されている。したがって、電極E’を押さえているときには、図1に示すように、押さえ部材13は電極E’の活物質層Aの端面より少し内側の部分までを押さえることになる。押さえ部材13は、上型11が所定量下降したときに、複数のばね14の弾性力によって、電極E’に対して一定の面圧を付加し、電極E’を押圧する。
押さえ部材13によって電極E’の活物質層Aの端面より少し内側の部分までしか押さえられないので、スリット工程による切断面CF1及びシャーカット工程による切断面CF2,CF3には押さえ部材13がかからない。そのため、切断面CF1,CF2,CF3のエッジ部分には押さえ部材13が触れることはなく、押さえ部材13で電極E’を押圧しても切断面CF1,CF2,CF3のエッジ部分に応力が集中するようなことはない。その結果、切断面CF1,CF2,CF3の活物質層Aに含まれる活物質等の押さえ部材13への転写や粉落ちなどを防止できる。
図1及び図2を参照して、スリット工程、シャーカット工程、打抜き工程の動作について説明する。スリット工程では、スリット装置により搬送中の帯状電極ZEの幅方向の中心線CLを連続的に切断する。これによって、帯状電極ZEから幅方向において二等分された帯状電極ZE’,ZE’が形成され、各帯状電極ZE’,ZE’には切断箇所に切断面CF1,CF1がそれぞれ形成される。
シャーカット工程では、シャーカット装置により搬送中の帯状電極ZE’の電極毎に2つの端面線EL1,EL2を順に切断する。これによって、帯状電極ZE’から金属箔MのタブT以外の不要な部分Pも残った電極E’・・・が順次形成され、電極E’には2箇所の切断箇所に切断面CF2,CF3が形成される。
打抜き工程では、打抜き装置1により電極E’・・・の不要な部分Pな部分を順次打抜く。具体的には、打抜き装置1の下型10に、電極E’が順次セットされる。すると、打抜き装置1では、上型11が所定量下降し、それに伴って押さえ部材13が下降する。押さえ部材13の下面が電極E’の活物質層Aの上面における各端面より少し内側の部分まで当接し、複数のばね14が収縮し、複数のばね14の弾性力によって押さえ部材13から電極E’に一定の面圧を付加して押圧する。この際、押さえ部材13の下面は電極E’の切断面CF1,CF2,CF3には当接しておらず(押さえ部材13で切断面CF1,CF2,CF3の部分を押さえていない)、切断面CF1,CF2,CF3のエッジ部分には面圧は付加されない。この押さえ部材13によって電極E’を押えた状態で、上型11からパンチ12が急速に下降し、電極E’の金属箔Mにおける不要な部分Pを打抜く。これによって、電極E’から不要な部分Pが取り除かれてタブTが形成され、電極Eが生成される。この後、パンチ12が上昇して上型11に収納され、上型11も所定量上昇する。電極Eが押さえ部材13によって押えられた状態から解放され、打抜き装置1の下型10には次の電極E’がセットされる。
このスリット工程、シャーカット工程、打抜き工程を含む電極の製造方法(特に、打抜き装置1による打抜き工程)によれば、最後の切断の打抜き工程においてその前の切断のスリット工程やシャーカット工程による切断面CF1,CF2,CF3以外の部分を押さえ部材13で押さえることにより、切断面CF1,CF2,CF3における活物質層Aの剥がれを防止できる。
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されることなく様々な形態で実施される。
例えば、本実施の形態ではスリット工程、シャーカット工程、打抜き工程の3回に分けて切断する場合に適用したが、2回あるいは4回以上に分けて切断する場合にも適用できる。例えば、スリット工程と打抜き工程の2回で切断する場合、打抜き工程では、スリット工程で切断された切断面以外の部分を押さえ部材で押えた状態で打抜きを行う。
また、本実施の形態では帯状電極の幅方向において2個の電極が配置される2条取りの場合に適用したが、帯状電極の幅方向において1個の電極が配置される1条取りの場合にも適用可能である。また、本実施の形態では帯状の金属箔の表裏両面に活物質層が形成される帯状電極に適用したが、帯状の金属箔の表面だけに活物質層が形成される帯状電極にも適用できる。
また、本実施の形態では押さえ部材を直方体形状としたが、直方体以外の他の形状としてもよい。例えば、図3を参照して、他の形状の押さえ部材を備える打抜き装置2について説明する。図3は、他の実施の形態に係る打抜き装置2を模式的に示す側面図である。打抜き装置2は、上記した打抜き装置1と同様の下型10、上型11、パンチ12、ばね14等を備えており、押さえ部材13と形状が異なる押さえ部材23を備えている。押さえ部材23の側面形状は、下側の電極E’と接触する直線部分と、その直線部分の両端部から徐変している弧部分と、その弧部分に繋がる上側の直線部分とからなる形状である。その下側の直線部分で形成される押さえ部材23の下面側の平面部分(電極E’との接触部分)は、押さえ部材13と同様に、電極E’の活物質層Aの部分と相似の長方形状でありかつその活物質層Aの部分よりも少し小さい大きさである。上側の直線部分で形成される押さえ部材23の上面は、下側が平面部分から徐変して大きくなっているので、下側の平面部分よりも大きいさ長方形状である。押さえ部材23は、この下側の小さい平面部分と上側の大きい平面部分とが徐変する弧面部分で繋がっている。このように、押さえ部材23の電極E’の切断面CF1,CF2,CF3以外の部分との接触面における端部が徐変して弧面状になっているので、押さえ部材23によって電極E’を押えた場合でも押さえ部材23の端部によって活物質層Aの上面に圧痕ができるのを抑制できる。なお、押さえ部材の形状は、この他にも、電極E’における切断面以外の部分を押さえる形状であれば、円柱形状等の他の形状でもよい。
1,2…打抜き装置、10…下型、11…上型、12…パンチ、13,23…押さえ部材、14…ばね。

Claims (2)

  1. 帯状の金属箔に活物質層が形成された帯状電極を複数回に分けて切断して電極を製造する電極の製造方法であって、
    帯状電極における第1の切断箇所を切断する第1切断工程と、
    前記第1切断工程で切断された後の電極を押さえ部材によって押さえた状態で、第2の切断箇所を切断する第2切断工程と、
    を含み、
    前記押さえ部材は、電極における前記第1切断工程で切断された切断面以外の部分を押さえる、電極の製造方法。
  2. 前記押さえ部材は、前記切断面以外の部分との接触面における端部が徐変している、請求項1に記載の電極の製造方法。
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