JP2007328602A - 車両移動システム - Google Patents

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Abstract

【課題】駐車車両の防犯性を低下させることなく、駐車車両の移動を容易にすること。
【解決手段】車両移動システム10は、緊急車両100の走行路上に駐車され、緊急車両100の通行を妨げる駐車車両101を移動させる。また、車両移動システム10は、緊急車両100に設けられ、駐車車両101の駐車状態を解除する為の解除信号を送信する送信手段1と、駐車車両101に設けられ、送信手段1により送信された解除信号を受信する受信手段11と、受信手段11により受信された解除信号に基づいて、駐車車両101の駐車状態を解除し、解除状態にする駐車状態解除手段12aと、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、緊急車両の走行路上に駐車され、緊急車両の走行を妨げる駐車車両を移動させる車両移動システムに関する。
従来、車両が特定地域内にあると判定されたとき、ドア解錠装置の解錠動作と、エンジン始動装置のエンジン始動動作と、を許可する車両移動システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。例えば、災害時に通信センタからの信号により、特定地域内における、緊急車両の走行を妨げる駐車車両のドア解錠及びエンジン始動を行い、当該駐車車両を移動させることができる。
特開2005−104327号公報
しかしながら、上記従来の車両移動システムでは、緊急車両の通行を妨げる駐車車両だけでなく、特定地域内の全ての車両のドア解錠、エンジン始動等が可能となる為、駐車車両の防犯性が低下する虞がある。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、駐車車両の防犯性を低下させることなく、駐車車両の移動を容易にすることを主たる目的とする。
上記目的を達成するための本発明の一態様は、
緊急車両の走行路上に駐車され、該緊急車両の通行を妨げる駐車車両を移動させる車両移動システムであって、
前記緊急車両に設けられ、前記駐車車両の駐車状態を解除する為の解除信号を送信する送信手段と、
前記駐車車両に設けられ、前記送信手段により送信された前記解除信号を受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された前記解除信号に基づいて、前記駐車車両の駐車状態を解除し、解除状態にする駐車状態解除手段と、を備えることを特徴とする車両移動システムである。
この一態様によれば、駐車状態解除手段は、受信手段により受信された解除信号に基づいて、駐車車両の駐車状態を解除し、解除状態にする。これにより、緊急車両の通行を妨げる駐車車両のみを、駐車状態から解除状態にして、移動させることが可能となる。したがって、緊急車両の通行を確実に可能にしつつ、緊急車両の通行の妨げにならない駐車車両は、解除状態にされることがない為、駐車車両の防犯性を低下させることなく、駐車車両の移動を容易にすることができる。
この一態様において、前記受信手段による前記解除信号の受信が途絶えたとき、前記駐車車両を前記解除状態から前記駐車状態に復帰させる駐車状態復帰手段を更に備えていてもよい。これにより、駐車車両を移動させ、緊急車両が通過するときの短時間だけ、駐車車両を解除状態にすることができる。したがって、駐車車両の防犯性を低下させることなく、駐車車両の移動を容易にすることができる。
この一態様において、前記送信手段は、前記駐車車両を前記解除状態から前記駐車状態に復帰させる復帰信号を、前記受信手段に対して送信し、
前記送信手段からの前記復帰信号に基づいて、前記駐車車両を前記解除状態から前記駐車状態に復帰させる駐車状態復帰手段を更に備えていてもよい。これにより、駐車車両を移動させ、緊急車両が通過するときの短時間だけ、駐車車両を解除状態にすることができる。したがって、駐車車両の防犯性を低下させることなく、駐車車両の移動を容易にすることができる。
この一態様において、前記緊急車両が走行路上の前記駐車車両を通過したか否かを判断する通過判断手段を更に備え、
前記通過判断手段により、前記緊急車両が走行路上の前記駐車車両を通過したと判断されたとき、前記駐車状態復帰手段は、前記駐車車両を前記解除状態から前記駐車状態に復帰させてもよい。これにより、緊急車両が走行路上の駐車車両を通過したとき、駐車車両を解除状態から駐車状態に復帰させることができる。
この一態様において、前記駐車状態解除手段により、前記駐車車両が前記駐車状態から前記解除状態になされたとき、前記駐車車両の駐車状態の解除を通知する通知手段を更に備えていてもよい。これにより、ユーザは、駐車車両の駐車状態が解除されたことを、容易に認識することができる。
この一態様において、前記駐車状態は、駐車用ブレーキ装置が前記駐車車両を制動している状態、前記駐車車両の自動変速装置が駐車レンジにある状態、ステアリングのロック装置がロックされた状態、及び、前記駐車車両のイモビライザが作動している状態、のうち少なくとも1つを含む、こととしてもよい。
この一態様において、前記駐車状態解除手段は、前記駐車用ブレーキ装置による制動力、前記自動変速装置の駐車レンジ、前記駐車車両のステアリングロック、前記駐車車両のイモビライザ、及び、前記駐車車両のドアロック、のうち少なくとも1つを解除する、こととしてもよい。これにより、駐車車両を容易に移動させることができる。
この一態様において、前記駐車車両の制動力を制御する制動力制御手段と、
前記駐車車両の車速を検出する車速検出手段と、を更に備え、
前記解除状態において、前記制動力制御手段は、前記車速検出手段により検出された前記車速が所定速度以下となるように、前記駐車車両の制動力を制御する、こととしてもよい。これにより、解除状態にある駐車車両を移動させるときに、駐車車両の車速を適切な車速で確実に移動させることができる。
この一態様において、前記受信手段により受信された前記解除信号に基づいて、前記駐車車両のエンジン始動を許可する始動許可手段を更に備える、こととしてもよい。これにより、解除状態となった駐車車両のエンジンを始動させて、緊急車両の通行を妨げない位置へ、容易に移動させることが可能となる。
この一態様において、前記緊急車両は、例えば、消防車、救急車及び災害用車両のうち少なくとも1つを含む、こととしてもよい。
本発明によれば、駐車車両の防犯性を低下させることなく、駐車車両の移動を容易にすることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照しながら実施例を挙げて説明する。
図1は、本発明の一実施例に係る車両移動システムのシステム構成を示すブロック図である。
本実施例に係る車両移動システム10は、緊急車両100の走行路上に駐車され、緊急車両100の通行を妨げる駐車車両101を移動させることが可能となる(図2(a))。なお、緊急車両100として、例えば、救急車、消防車、災害用車両等の緊急を要する車両を指す。
緊急車両100は、駐車車両101との間で車車間通信を行う車載通信機(送信手段)1と、駐車車両101等を撮影するカメラ2と、カメラ2により撮影された撮影画像に基づいて、各種処理を行う緊急ECU(Electronic Control Unit、電子制御装置)3と、を備えている。
カメラ2は、例えば、緊急車両100の前方に配設されたCCDカメラ、CMOSカメラ等が用いられ、緊急車両100の走行路に存在する駐車車両101を撮影する。カメラ2により撮影された駐車車両101の撮影画像は、緊急ECU3に対して送信される。
緊急ECU3は、カメラ2により撮影された走行路の撮影画像に基づいて、緊急車両100の走行路上に駐車され、緊急車両100の通行を妨げる駐車車両101を検出する。
緊急ECU3は、カメラ2により撮影された走行路の撮影画像に基づいて、例えば、走行路上に停止している車両のうち、車室内に人が存在しない車両を駐車車両101として、検出する。
緊急ECU3は、緊急車両100の通行を妨げる駐車車両101を検出すると、この駐車車両101の駐車状態を解除させる為の解除信号を、車載通信機1を介して、駐車車両101に対して送信する。
また、緊急ECU3は、カメラ2により撮影された走行路の撮影画像に基づいて、緊急車両100が駐車車両101を通過したか否かを判断する通過判断部(通過判断手段)3aを有している。通過判断部3aにより、緊急車両100が駐車車両101を通過したと判断されると、緊急ECU3は、駐車車両101を解除状態から駐車状態に復帰させる為の復帰信号を、車載通信機1を介して、駐車車両101に送信する。
駐車車両101には、緊急車両100の車載通信機1との間で車車間通信を行う車載通信機(受信手段)11が配設されている。車載通信機11には、駐車車両101の車載機器を制御する駐車ECU12が接続されている。駐車ECU12は、車載通信機11を介して、緊急車両100の車載通信機1から送信される解除信号及び復帰信号を受信する。
駐車ECU12は、緊急車両100からの解除信号を、車載通信機11を介して受信すると、駐車車両101の駐車状態を解除し、解除状態にする駐車状態解除部(駐車状態解除手段)12aと、駐車車両101の解除状態を駐車状態に復帰させる駐車状態復帰部(駐車状態復帰手段)12bと、を有している。
駐車ECU12の駐車状態解除部12a及び駐車状態復帰部12bには、例えば、駐車車両101の車輪に制動力を付加する駐車用ブレーキ装置(パーキングブレーキ装置EPB)13と、変速を行う自動変速装置(オートマチック・トランスミッション装置AT)14と、駐車車両101の各ドアをロック(施錠)又はアンロック(解錠)するドアロック装置15と、が接続されている。
駐車状態解除部12aは、駐車用ブレーキ装置13に対して制御信号を送信することで、駐車用ブレーキ装置13の制動力を制御し、車輪の制動力を解除して、駐車車両101を駐車状態から解除状態にする。
また、駐車状態解除部12aは、自動変速装置14に対して制御信号を送信することで、自動変速装置14の変速状態を制御し、駐車車両101の変速レンジをパーキングPレンジからニュートラルNレンジに可変させ、駐車車両101を駐車状態から解除状態にする。
さらに、駐車状態解除部12aは、ドアロック装置15に対して制御信号を送信することで、ドアロック装置15を制御し、駐車車両101の各ドアをロック状態からアンロック状態にして、駐車車両101を駐車状態から解除状態にする。
なお、上述のように、駐車車両101が解除状態となると、緊急車両100の通行を妨げる位置P1に駐車された駐車車両101を、例えば、緊急車両100の通行を妨げない位置(走行路の端等)P2に移動させることが可能となる(図2(b))。したがって、緊急車両100は、走行路を確実に通行することが可能となる。
また、駐車状態復帰部12bは、駐車用ブレーキ装置13に対して制御信号を送信することで、駐車用ブレーキ装置13の制動力を制御し、車輪に制動力を付加して、駐車車両101を解除状態から駐車状態にする。
さらに、駐車状態復帰部12bは、自動変速装置14に対して制御信号を送信することで、自動変速装置14の変速状態を制御し、駐車車両101の変速レンジをニュートラルNレンジからパーキングPレンジに可変させ、駐車車両101を解除状態から駐車状態にする。
駐車状態復帰部12bは、ドアロック装置15に対して制御信号を送信することで、ドアロック装置15を制御し、駐車車両101の各ドアをアンロック状態からロック状態にして、駐車車両101を解除状態から駐車状態にする。
なお、上記緊急ECU3及び駐車ECU12は、マイクロコンピュータから構成されており、制御、演算プログラムに従って各種処理を実行するとともに、当該システム10の各部を制御するCPU(Central Processing Unit)、CPUの実行プログラムを格納するROM(Read Only Memory)、演算結果等を格納する読書き可能なRAM(Random Access Memory)、タイマ、カウンタ、入力インターフェイス、及び出力インターフェイス等を有している。
また、上述の緊急ECU3の通過判断部3a、駐車ECU12の駐車状態解除部12a及び駐車状態復帰部12bは、例えば、ROMに格納され、CPUが実行するプログラムによって実現されている。
次に、本実施例に係る車両移動システム10の制御処理フローの一例について、説明する。図3は、本実施例に係る車両移動システム10の制御処理フローの一例を示すフローチャートである。なお、図3に示す制御処理フローは、所定の微少時間毎に繰り返し実行される。
緊急ECU3は、カメラ2により撮影された走行路の撮影画像に基づいて、図2(a)に示す如く、緊急車両100の走行路上に駐車され、緊急車両100の通行を妨げる駐車車両101を検出する(S100)。
緊急ECU3は、緊急車両100の通行を妨げる駐車車両101を検出すると(S100のYes)、車載通信機1を介して、駐車車両101の駐車ECU12に対して解除信号を送信する(S110)。これにより、緊急車両100の走行を妨げる駐車車両101のみを検出して、当該駐車車両101のみを解除状態し、移動させることができる。
一方、緊急ECU3は、緊急車両100の通行を妨げる駐車車両101を検出しないとき(S100のNo)、本制御処理ルーチンを終了させる。
駐車ECU12の駐車状態解除部12aは、緊急ECU3から送信される解除信号を、車載通信機11を介して、受信すると、駐車車両101を駐車状態から解除状態にする(S120)。
例えば、駐車状態解除部12aは、駐車用ブレーキ装置13を制御して、駐車車両101の各車輪に付加される制動力を解除する。また、駐車状態解除部12aは、自動変速装置14を制御して、駐車車両101の変速レンジをパーキングPレンジからニュートラルNレンジに可変させる。さらに、駐車状態解除部12aは、ドアロック装置15を制御して、駐車車両101の各ドアをアンロック状態からロック状態にする。上述のように駐車車両101を解除状態にすることで、例えば、緊急車両100が通行可能なように、駐車車両101を任意の位置へ、容易に移動させることができる。
次に、図2(b)に示す如く、駐車車両101は、緊急車両100の通行を妨げる駐車位置P1から、緊急車両100が走行路を通行できるような、例えば、走行路の端の位置P2に移動され(S130)、緊急車両100は駐車車両101を通過する。
緊急ECU3の通過判断部3aは、カメラ2により撮影された走行路の撮影画像に基づいて、緊急車両100が駐車車両101を通過したか否かを判断する(S140)。
通過判断部3aにより、緊急車両100が駐車車両101を通過したと判断されると(S140のYes)、緊急ECU3は復帰信号を、車載通信機1を介して、駐車車両101の駐車ECU12に対して送信する(S150)。
一方、通過判断部3aにより、緊急車両100が駐車車両101を通過していないと判断されると(S140のNo)、上記(S140)処理に戻る。
駐車ECU12の駐車状態復帰部12bは、緊急ECU3から送信される復帰信号を、車載通信機11を介して、受信すると、駐車車両101を解除状態から駐車状態にする(S160)。これにより、駐車車両101を移動させ、緊急車両100が通過するときだけ、駐車車両101を解除状態にすることができる。
例えば、駐車状態復帰部12bは復帰信号を受信すると、駐車用ブレーキ装置13を制御して、駐車車両101の各車輪に制動力を付加する。また、駐車状態復帰部12bは、自動変速装置14を制御して、駐車車両101の変速レンジをニュートラルNレンジからパーキングPレンジに可変させる。さらに、駐車状態復帰部12bは、ドアロック装置15を制御して、駐車車両101の各ドアをロック状態からアンロック状態にする。
以上、本実施例に係る車両移動システム10において、緊急ECU3は、緊急車両100の通行を妨げる駐車車両101を検出すると、駐車車両101の駐車ECU12に対して解除信号を送信する。そして、駐車ECU12の駐車状態解除部12aは、緊急ECU3から送信される解除信号を受信すると、駐車車両101を駐車状態から解除状態にする。これにより、緊急車両100の通行を妨げる駐車車両101のみを駐車状態から解除状態にして、移動させることが可能となる。したがって、緊急車両100の通行を確実に可能にしつつ、緊急車両100の通行の妨げにならない駐車車両101は、解除状態にされることがない為、第三者の侵入等を確実に防止することができる。すなわち、駐車車両101の防犯性を低下させることなく、駐車車両の移動を容易にすることができる。
また、緊急ECU3の通過判断部3aにより、緊急車両100が駐車車両101を通過したと判断されると、緊急ECU3は、復帰信号を駐車ECU12に対して送信する。そして、駐車ECU12の駐車状態復帰部12bは、復帰信号を受信すると、駐車車両101を解除状態から駐車状態にする。これにより、駐車車両101を移動させ、緊急車両100が通過するときの短時間だけ、駐車車両101を解除状態にすることができる。したがって、駐車車両101の防犯性を低下させることなく、駐車車両の移動を容易にすることができる。
以上、本発明を実施するための最良の形態について一実施例を用いて説明したが、本発明はこうした一実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、上述した一実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、上記一実施例において、駐車車両101の車載通信機11と緊急車両100の車載通信機1とは、車車間通信を行っているが、緊急車両100の走行路上に配設された路上通信機を介して、路車間通信を行ってもよい。
上記一実施例において、カメラ2の撮影画像に基づいて、緊急車両100の通行を妨げる駐車車両101を検出し、また、緊急車両100が駐車車両101を通過したこと判断しているが、超音波センサ、レーダセンサ(ミリ波レーダ等)、赤外線センサ等からの信号により上記検出及び判断してもよい。
上記一実施例において、駐車ECU12の駐車状態解除部12aは、緊急ECU3からの解除信号を、車載通信機11を介して受信すると、エンジンを統合的に制御するエンジンECU(始動許可手段)に対して、制御信号を送信することで、エンジン始動が可能な状態にしてもよい。これにより、解除状態となった駐車車両101のエンジンを始動させて、駐車車両101を緊急車両100の通行を妨げない位置へ、容易に移動させることが可能となる。例えば、駐車車両101が大型車両である場合に、エンジンの駆動力により容易に移動が可能となる為、効果的である。
上記一実施例において、駐車ECU12の駐車状態解除部12aは、緊急ECU3からの解除信号を受信し、駐車車両101を解除状態にすると、各車輪の制動力を制御するブレーキECU(制動力制御手段)に制御信号を送信してもよい。ブレーキECUは、駐車ECU12からの制御信号に基づいて、駐車車両101の車速を所定速度(例えば、1〜2km/h)以下に維持されるように、各車輪の制動力を制御する。
これにより、解除状態にある駐車車両101を移動させるときに、駐車車両101の車速を適切な車速で確実に移動させることができる。例えば、駐車車両101が坂路に駐車されていた場合に、駐車車両101が解除状態となると重力の作用により、駐車車両101が坂路を下る方向へ加速される虞がある。この場合でも、駐車車両101の車速は、適切な車速に制御させることから、解除状態の駐車車両101を、容易に移動させることができる。
上記一実施例において、緊急ECU3は、緊急車両100の通行を妨げる駐車車両101を検出すると(S100のYes)、車載通信機1を介して、駐車車両101の駐車ECU12に対して解除信号を継続的に送信してもよい。この場合、緊急ECU3の通過判断部3aにより、緊急車両100が駐車車両101を通過したと判断されると、解除信号の送信を停止する。駐車ECU12の駐車状態復帰部12bは、緊急ECU3からの解除信号が途絶えたと判断すると、駐車車両101を解除状態から駐車状態にする。これにより、簡易に、駐車車両101を駐車状態から解除状態にし、さらに、解除状態から駐車状態にすることができる。
上記一実施例において、駐車ECU12は、駐車車両101を駐車状態から解除状態にしたとき、当該駐車状態が解除された旨をユーザに通知するようにしてもよい。例えば、駐車ECU12は、緊急ECU3から解除信号を受信すると、駐車車両101を駐車状態から解除状態にすると共に、情報センタを介して、ユーザの携帯電話等の携帯端末に対して、駐車車両101が解除状態にされた旨の通知を行ってもよい。また、駐車車両101に配設されたスピーカ、ライト等を用いて、駐車車両101の駐車状態が解除された旨を、駐車車両101周辺にいるユーザに対して、通知を行うようにしてもよい。
これにより、ユーザは、駐車車両101の駐車状態が解除されたことを、容易に認識することができる。また、ユーザにより、駐車車両101の解除が認識されることから、駐車車両101の防犯性がより向上する。なお、情報センタは、任意のユーザに対して、各種の情報を提供するサーバとしての機能を有している。
さらに、駐車ECU12は、駐車車両101を解除状態から駐車状態にしたとき、当該駐車状態に復帰された旨をユーザに通知するようにしてもよい。これにより、ユーザは、駐車車両101の解除状態が駐車状態に復帰されたことを、容易に認識することができる。
上記一実施例において、駐車ECU12の駐車状態解除部12a及び駐車状態復帰部12bには、ステアリング操作をロックするステアリングロック装置16及び駐車車両101のイモビライザを作動させるイモビライザ装置17が接続されていてもよい。
例えば、駐車状態解除部12aは解除信号を受信すると、ステアリングロック装置16を制御して、ステアリングをロック状態からアンロック状態にする。また、駐車状態解除部12aは解除信号を受信すると、イモビライザ装置17を制御して、イモビライザの作動を停止させる。
一方、駐車状態復帰部12bは復帰信号を受信すると、ステアリング装置16を制御して、ステアリングをアンロック状態からロック状態にする。また、駐車状態復帰部12bは復帰信号を受信すると、イモビライザ装置17を制御して、イモビライザを作動させる。
本発明は、緊急車両100の走行路上に駐車され、緊急車両100の走行を妨げる駐車車両101を移動させる車両移動システムに利用できる。
本発明の一実施例に係る車両移動システムのシステム構成を示すブロック図である。 (a)緊急車両の走行路上に駐車され、緊急車両の通行を妨げる駐車車両の一例を示す図である。(b)緊急車両の通行を妨げる位置に駐車された駐車車両を、緊急車両の通行を妨げない位置に移動させる一例を示す図である。 本発明の一実施例に係る車両移動システムの制御処理フローの一例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 車載通信機
2 カメラ
3 緊急ECU
3a 通過判断部
10 車両移動システム
11 車載通信機
12 駐車ECU
12a 駐車状態解除部
12b 駐車状態復帰部
13 駐車用ブレーキ装置
14 自動変速装置
15 ドアロック装置
100 駐車車両
101 緊急車両

Claims (9)

  1. 緊急車両の走行路上に駐車され、該緊急車両の通行を妨げる駐車車両を移動させる車両移動システムであって、
    前記緊急車両に設けられ、前記駐車車両の駐車状態を解除する為の解除信号を送信する送信手段と、
    前記駐車車両に設けられ、前記送信手段により送信された前記解除信号を受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された前記解除信号に基づいて、前記駐車車両の駐車状態を解除し、解除状態にする駐車状態解除手段と、を備えることを特徴とする車両移動システム。
  2. 請求項1記載の車両移動システムであって、
    前記受信手段による前記解除信号の受信が途絶えたとき、前記駐車車両を前記解除状態から前記駐車状態に復帰させる駐車状態復帰手段を更に備える、ことを特徴とする車両移動システム。
  3. 請求項1記載の車両移動システムであって、
    前記送信手段は、前記駐車車両を前記解除状態から前記駐車状態に復帰させる復帰信号を、前記受信手段に対して送信し、
    前記送信手段からの前記復帰信号に基づいて、前記駐車車両を前記解除状態から前記駐車状態に復帰させる駐車状態復帰手段を更に備える、ことを特徴とする車両移動システム。
  4. 請求項3記載の車両移動システムであって、
    前記緊急車両が走行路上の前記駐車車両を通過したか否かを判断する通過判断手段を更に備え、
    前記通過判断手段により、前記緊急車両が走行路上の前記駐車車両を通過したと判断されたとき、前記駐車状態復帰手段は、前記駐車車両を前記解除状態から前記駐車状態に復帰させる、ことを特徴とする車両移動システム。
  5. 請求項1乃至4のうちいずれか1項記載の車両移動システムであって、
    前記駐車状態解除手段により、前記駐車車両が前記駐車状態から前記解除状態になされたとき、前記駐車車両の駐車状態の解除を通知する通知手段を更に備える、ことを特徴とする車両移動システム。
  6. 請求項1乃至5のうちいずれか1項記載の車両移動システムであって、
    前記駐車状態は、駐車用ブレーキ装置が前記駐車車両を制動している状態、前記駐車車両の自動変速装置が駐車レンジにある状態、ステアリングのロック装置がロックされた状態、及び、前記駐車車両のイモビライザが作動している状態、のうち少なくとも1つを含む、ことを特徴とする車両移動システム。
  7. 請求項1乃至6のうちいずれか1項記載の車両移動システムであって、
    前記駐車状態解除手段は、前記駐車用ブレーキ装置による制動力、前記自動変速装置の駐車レンジ、前記駐車車両のステアリングロック、前記駐車車両のイモライザ、及び、前記駐車車両のドアロック、のうち少なくとも1つを解除する、ことを特徴とする車両移動システム。
  8. 請求項1記載の車両移動システムであって、
    前記駐車車両の制動力を制御する制動力制御手段と、
    前記駐車車両の車速を検出する車速検出手段と、を更に備え、
    前記解除状態において、前記制動力制御手段は、前記車速検出手段により検出された前記車速が所定速度以下となるように、前記駐車車両の制動力を制御する、ことを特徴とする車両移動システム。
  9. 請求項1乃至8のうちいずれか1項記載の車両移動システムであって、
    前記受信手段により受信された前記解除信号に基づいて、前記駐車車両のエンジン始動を許可する始動許可手段を更に備える、ことを特徴とする車両移動システム。
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JP2016132317A (ja) * 2015-01-16 2016-07-25 シャープ株式会社 自律走行装置、及び、自律走行システム
KR20190103089A (ko) * 2019-08-15 2019-09-04 엘지전자 주식회사 자율주행시스템에서 응급차량을 위한 주차차량을 이동시키는 방법 및 이를 위한 장치
US10733821B2 (en) 2018-02-26 2020-08-04 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Key information management device and key information management method
US11056007B2 (en) 2018-02-28 2021-07-06 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle movement notification device and notification method

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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