JP2007328320A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】帯電ローラ両端部のギャップ部材で設定される帯電ギャップにより非接触帯電を行っても、像担持体のクリーニングブレードの捲れを防止して、長期間にわたって安定した良好な画像形成を実現する。
【解決手段】帯電ローラ3aの両端部にテープ状のギャップ部材3dが巻かれて貼り付けられ、ギャップ部材3dにより非接触帯電の帯電ギャップGが設定されている。クリーニングブレード7aの両端7a1,7a2がギャップ部材3d,3eの外側縁3d1,3e1より感光体2の両端寄りに位置されている。したがって、クリーニングブレード7aの両端7a1,7a2は、放電(帯電)はされるがトナーが付着されない感光体2の放電デッドゾーン2c,2dに位置しない。これにより、クリーニングブレード7aの両端7a1,7a2の捲れが防止される。
【選択図】 図3
【解決手段】帯電ローラ3aの両端部にテープ状のギャップ部材3dが巻かれて貼り付けられ、ギャップ部材3dにより非接触帯電の帯電ギャップGが設定されている。クリーニングブレード7aの両端7a1,7a2がギャップ部材3d,3eの外側縁3d1,3e1より感光体2の両端寄りに位置されている。したがって、クリーニングブレード7aの両端7a1,7a2は、放電(帯電)はされるがトナーが付着されない感光体2の放電デッドゾーン2c,2dに位置しない。これにより、クリーニングブレード7aの両端7a1,7a2の捲れが防止される。
【選択図】 図3
Description
本発明は、帯電部(放電部)の両端部に設けられたギャップ部材で像担持体に対して所定の帯電ギャップが設定されて像担持体を非接触帯電する帯電ローラと、像担持体に接触して像担持体の表面をクリーニングするクリーニングブレードとを少なくとも備えた、静電複写機、プリンタ、ファクシミリ等の電子写真装置からなる画像形成装置の技術分野に関する。
従来、画像形成装置として、像担持体に対して所定の帯電ギャップを置いて、この像担持体を非接触帯電する帯電ローラを備えるとともに、転写後に像担持体上に残留する転写残りトナー等の異物を除去して像担持体をクリーニングするクリーニングブレードを備えている画像形成装置が知られている(例えば、特許文献1等参照)。図6に示すように、この特許文献1に開示の画像形成装置に用いられる帯電ローラaは、芯金bの外周面に導電性を有する弾性部材からなる抵抗層cを設けてなる放電部を備えるとともに、この抵抗層cの両端部外周面に、それぞれ、絶縁性を有するテープ状のフィルム部材からなるギャップ部材d,eがリング状に巻き付けられて固着されることにより構成される。そして、これら一対のギャップ部材d,eを像担持体である感光体ドラムfの外周面に当接させることにより、一対のギャップ部材d,e間の抵抗層cの部分である帯電ローラaの帯電部a1と感光体ドラムfとの間に所定の帯電ギャップGが設定されている。その場合、一対のギャップ部材d,e間の帯電ローラaの帯電部a1と、各ギャップ部材d,eと対応する端縁との間の抵抗層cの部分a2,a3とが放電部を形成している。
そして、芯金bの両端面からそれぞれ軸方向に同軸に突設された回転軸g,hの各軸受i,jをそれぞれ圧縮スプリングk,mの付勢力で感光体ドラムfの方へ押圧することで、両ギャップ部材d,eを感光体ドラムfの外周面に圧接させている。更に、帯電ローラaの帯電部a1の表面および両ギャップ部材d,eの表面にクリーニング部材nが接触されており、このクリーニング部材nにより、一対のギャップ部材d,eを含む帯電ローラaの外周面に付着するトナーや異物が除去されて、一対のギャップ部材d,eによる帯電ギャップGが所定の値に維持される。また、感光体ドラムfの表面に例えば弾性材かなるクリーニングブレードoが接触されており、このクリーニングブレードoにより、転写後に感光体ドラムf上に残留する転写残りトナー等の異物が除去される。
また、帯電ローラaの帯電部a1が感光体ドラムfを帯電ギャップGにより非接触帯電することで、オゾンの発生を抑制することができるとともに、感光体ドラムfに付着しているトナー等の異物が帯電ローラaに付着したり、帯電ローラaの抵抗層c中に含まれる物質が感光体ドラムfに付着したりすることが防止できるので、帯電ローラaによる感光体ドラムfの帯電性能を向上することができる。また、帯電ローラaの帯電部a1の表面および両ギャップ部材d,eの表面に付着したトナー等の異物がクリーニング部材nにより除去され、比較的長期にわたって、帯電部a1の帯電性能が良好に維持されるとともに両ギャップ部材d,eで設定される帯電ギャップGが安定して高精度に維持される。
更に、クリーニングブレードoにより、転写後に感光体ドラムf上に残留する転写残りトナー等の異物が除去されることで、良好な画質の画像が長期にわたって得られる。
特開2001−296723号公報。
更に、クリーニングブレードoにより、転写後に感光体ドラムf上に残留する転写残りトナー等の異物が除去されることで、良好な画質の画像が長期にわたって得られる。
ところで、非接触帯電の場合、帯電ローラaに印加する帯電電圧が比較的高いため、画像形成回数(印字枚数)が増大するにつれて感光体ドラムfの表面が帯電(放電)により衝突するイオン生成物により活性化され、感光体ドラムfの表面の摩擦係数が高くなる。一方、感光体ドラムfの表面の画像形成部(トナー印字部)においては、画像形成毎に一定量のトナーが付着し、画像形成回数(印字枚数)が増大するにつれて感光体ドラムfの表面が削られるので、感光体ドラムfの表面の画像形成部の摩擦係数が高くならない。したがって、感光体ドラムfの表面には、帯電はされるがトナーが付着しない領域、つまり放電デッドゾーンが存在する。この放電デッドゾーンは、図6に示すように帯電ローラaの帯電部a1のなかの画像形成に使用されない放電部a4,a5に対向する感光体ドラムfの表面の領域f1,f2および各ギャップ部材d,eより端縁側の間の抵抗層cの部分a2,a3に対向する感光体ドラムfの表面の領域f3,f4である。そして、これらの放電デッドゾーンf1,f2,f3,f4では、画像形成回数(印字枚数)が増大するにつれて感光体ドラムfの表面の摩擦係数が高くなるように変化する。
非接触帯電で非接触現像を行う場合、感光体ドラムfの表面のこの放電デッドゾーンにクリーニングブレードoの両端が存在していると、画像形成回数(印字枚数)が増大するにつれてクリーニングブレードoがその両端から次第に捲れてしまうようになる。特に高温度で高湿度の環境(例えば、35℃、65%)においては、クリーニングブレードoが捲れる傾向が顕著になる。
また、特許文献1には、クリーニングブレードoの両端が一対のギャップ部材d,eに対向する感光体ドラムfの表面に位置されることが開示されているが、一対のギャップ部材d,eの両側に放電デッドゾーンf1,f2,f3,f4が存在することから、クリーニングブレードoの両端はこれらの両側の放電デッドゾーンf1,f2,f3,f4の影響を受け易く、捲れを発生するおそれがある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、帯電ローラの両端部にそれぞれ固定されたギャップ部材で設定される帯電ギャップにより非接触帯電を行っても、像担持体をクリーニングするクリーニングブレードの捲れを防止して、長期間にわたって安定した良好な画像形成を実現することのできる画像形成装置を提供することである。
前述の課題を解決するために、本発明は、第1および第2ギャップ部材が、それぞれそれらの外側縁と帯電ローラの対応する端とを一致するようにして記帯電ローラに固定される。これにより、第1および第2ギャップ部材の外側縁より像担持体の両端寄りには、放電(帯電)はされるが現像剤は付着しない放電デッドゾーンが形成されるのを阻止でき、この放電デッドゾーンを第1および第2ギャップ部材の内側縁より像担持体の中央部寄りにだけ形成することができる。
また、クリーニングブレードの両端がそれぞれ第1および第2ギャップ部材の内側縁より像担持体の両端寄りに位置するように配設される。したがって、クリーニングブレードの両端を放電デッドゾーンに位置しないようにすることができる。これにより、クリーニングブレードの両端が、放電デッドゾーンより摩擦係数が低くかつ安定してい像担持体の非放電域に位置しているので、クリーニングブレードの両端からの捲れを防止することができる。したがって、長期的に安定した画像形成を実現することができる。
また、このようにクリーニングブレードの捲れを防止することができることから、第1および第2ギャップ部材の内側縁より像担持体の中央部寄りに形成される像担持体の放電デッドゾーンの幅をそれほど小さくしなくてもよく適当な幅に設定することができる。これにより、放電デッドゾーンの幅を小さくした場合に生じる現像剤の両ギャップ部材への付着を抑制することができる。特に請求項2の発明のように、クリーニングブレードの両端を、像担持体の非放電域に位置させることで、像担持体上の転写残りの現像剤を確実に除去することができ、これによっても現像剤が両ギャップ部材に付着することを抑制することができる。
こうして、均一な帯電ギャップを長期的に安定して維持させることができるようにしつつ、長期的に安定した画像形成を実現することができる。
こうして、均一な帯電ギャップを長期的に安定して維持させることができるようにしつつ、長期的に安定した画像形成を実現することができる。
更に、本発明では、クリーニングブレードの両端とそれぞれ対応する第1および第2ギャップ部材の内側縁との間の軸方向の距離が、それぞれ、各放電デッドゾーンの軸方向の長さより大きく設定される。したがって、各放電デッドゾーンとクリニーングブレードの配置関係により、画像形成装置を長期的に使用しても、クリニーングブレードの捲れを防止できるようになる。したがって、本発明の画像形成装置によれば、クリニーングブレードの長寿命化を図ることができるとともに、プロセスの安定性を向上することができる。
以下、図面を用いて本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本発明にかかる画像形成装置の実施の形態の一例を模式的にかつ部分的に示す図、図2は図1に示す例の感光体および帯電装置を模式的に示す図である。
図1は、本発明にかかる画像形成装置の実施の形態の一例を模式的にかつ部分的に示す図、図2は図1に示す例の感光体および帯電装置を模式的に示す図である。
図1および図2に示すように、この例の画像形成装置1は静電潜像およびトナー像(現像剤像)が形成される像担持体である感光体2を備えているとともに、この感光体2は図1において時計回りに回転される。感光体2の周囲に感光体2の回転方向上流側から、順次、感光体2を非接触帯電する帯電装置3、感光体2に静電潜像を書き込む光書込み装置4、感光体2の静電潜像をトナーで現像する現像装置5、感光体2のトナー像を転写する転写装置6、および感光体2をクリーニングするクリーニング装置7を備えている。
この例の感光体2は感光体ドラムからなり、従来公知の感光体ドラムと同様に円筒状の金属素管の外周面に所定膜厚の感光層が形成されている。この感光体2における金属素管には、例えばアルミニウム等の導電性の管が用いられるとともに、感光層には、従来公知の有機感光体が使用される。そして、感光体2は、その両端面からそれぞれ軸方向に同軸に突設された回転軸2a,2bが図示しない装置本体に軸受を介して回転可能に支持されて設けられている。
帯電装置3は感光体2に対して非接触の帯電を行う帯電ローラ3aを備えており、この帯電ローラ3aは感光体2の回転方向と逆方向α(図1において、反時計回り)に回転される。図2に示すように、帯電ローラ3aは芯金3bを備えており、この芯金3bは導電性を有する、例えば金属シャフト等からなる導電性シャフトとして構成されている。この導電性シャフトとしては、例えばSUM22の表面にNiめっきを施したものを用いることができる。
芯金3bの外周面には、導電性塗装材を例えばスプレー塗装で塗装することにより抵抗層3cが形成されている。この抵抗層3cの両端部の外周面には、所定幅で一定膜厚の、例えば粘着テープからなるフィルム部材をリング状に巻き付けることにより、電気絶縁性をそれぞれ有する第1および第2ギャップ部材3d,3eが固定されている。その場合、図2に示すように、第1および第2ギャップ部材3d,3eの外側縁3d1,3e1はそれぞれ帯電ローラ3a(芯金3bおよび抵抗層3c)の対応する端3a2,3a3に一致している。
帯電ローラ3aは芯金3bの両端面からそれぞれ軸方向に同軸に突設された回転軸3h,3iを備えており、これらの回転軸3h,3iがそれぞれ軸受3j,3kに回転可能に支持されている。そして、前述の従来例と同様に帯電ローラ3aの回転軸3h,3iの軸受3j,3kを介して圧縮スプリング3m,3nの荷重により、帯電ローラ3aが感光体2の方向に押圧されることで、第1および第2ギャップ部材3d,3eが感光体2の外周面に圧接されている。これにより、抵抗層3cと感光体2との間にフィルム部材の所定膜厚に基づいた所定の帯電ギャップGが設定されている。
また、帯電装置3は帯電ローラ3aをクリーニングする例えばローラ等からなるクリーニング部材3oを備えている。このクリーニング部材3oは帯電ローラ3aの回転方向αと逆方向(図1において、反時計回り)に回転される。その場合、クリーニング部材3oの回転速度は帯電ローラ3aの回転速度より遅くなるように設定されている。
クリーニング部材3oは筒状のスポンジから形成されており、このスポンジが第1および第2ギャップ部材3d,3eを含む帯電ローラ3aの外周面に所定の押圧力で当接されている。そして、この帯電装置3においては、帯電ローラ3aにより感光体2が帯電ギャップGを有する非接触で一様帯電されるとともに、クリーニング部材3oにより帯電ローラ3aがクリーニングされて帯電ローラ3aに付着するトナーやごみ等の異物が除去される。
図2において感光体2の右端側には、感光体2を回転駆動するための感光体駆動ギヤ8が感光体2の回転軸2bに固定されている。また、クリーニング部材3oの右端側の回転軸3pに、クリーニング部材3oを回転駆動するためのクリーニング部材駆動ギヤ11が固定される。更に、感光体駆動ギヤ8とクリーニング部材駆動ギヤ11は、装置本体に回転可能に支持された中間ギヤ12を介して連結されている。そして、図示しないモータの駆動力が感光体2の駆動ギヤ8に伝達されることで感光体2が回転駆動されるとともに、更にモータの駆動力が中間ギヤ12を介してクリーニング部材3oの駆動ギヤ11に伝達されることで、クリーニング部材3oが回転駆動される。帯電ローラ3aが感光体2とクリーニング部3oとの間に圧接されていることから、帯電ローラ3aと感光体2およびクリーニング部材3oとの間の摩擦で、帯電ローラ3aが感光体2およびクリーニング部材3oの各回転に連れ回りして回転するようになる。
光書込み装置4は、例えばレーザ光等により感光体2に静電潜像を書き込む。また、現像装置5は、現像ローラ5a、トナー供給ローラ5bおよびトナー層厚規制部材5cを有している。そして、トナー供給ローラ5bによって現像ローラ5a上に現像剤であるトナー(不図示)が供給されるとともに、この現像ローラ5a上のトナーがトナー層厚規制部材5cによりその厚みを規制されて感光体2の方へ搬送され、搬送されたトナーで感光体2上の静電潜像が現像されて感光体2上にトナー像が形成される。
転写装置6は転写ローラ6aを有し、この転写ローラ6aにより感光体2上にトナー像が転写紙や中間転写媒体等の転写媒体13に転写される。そして、トナー像が転写媒体13である転写紙に転写された場合には、転写紙上のトナー像が図示しない定着装置によって定着され、転写紙に画像が形成され、また、トナー像が転写媒体13である中間転写媒体に転写された場合には、中間転写媒体上のトナー像が更に転写紙に転写された後、転写紙上のトナー像が図示しない定着装置によって定着され、転写紙に画像が形成される。
クリーニング装置7は例えばクリーニングブレード等のクリーニング部材7aを有し、このクリーニング部材7aにより感光体2がクリーニングされて、感光体2上の転写残りトナーが除去されかつ回収される。
また、クリーニング装置7のクリーニングブレード7aの両端7a1,7a2は、それぞれ対応するギャップ部材3d,3eの外側縁3d1,3e1より更に外側に位置されている。
また、クリーニング装置7のクリーニングブレード7aの両端7a1,7a2は、それぞれ対応するギャップ部材3d,3eの外側縁3d1,3e1より更に外側に位置されている。
この例の画像形成装置1の感光体2、帯電ローラ3a、現像ローラ5a、およびクリーニングブレード7aの軸方向の長さの相互関係および各相互位置関係について、更に詳細に説明する。
図3に示すように、感光体2、帯電ローラ3a、現像ローラ5a、およびクリーニングブレード7aは、それらの各軸方向の中心位置が一致して配設されている。感光体2の軸方向の長さが最も長く設定されており、次いでクリーニングブレード7aの軸方向の長さLCB(mm)が長く設定されている。次に、帯電ローラ3aの軸方向の長さLCR(mm)が長く設定されているとともに、最後に現像ローラ5aの軸方向の長さLDR(mm)が最も短く設定されている。
図3に示すように、感光体2、帯電ローラ3a、現像ローラ5a、およびクリーニングブレード7aは、それらの各軸方向の中心位置が一致して配設されている。感光体2の軸方向の長さが最も長く設定されており、次いでクリーニングブレード7aの軸方向の長さLCB(mm)が長く設定されている。次に、帯電ローラ3aの軸方向の長さLCR(mm)が長く設定されているとともに、最後に現像ローラ5aの軸方向の長さLDR(mm)が最も短く設定されている。
帯電ローラ3aの放電幅(一対のギャップ部材3d,3eの間の帯電部3a1の軸方向の長さ)LCR(放電幅)(mm)は、帯電ローラ3aの長さLCR(mm)から一対のギャップ部材3d,3eの幅LCR(Gap)(mm)を差し引いた長さ(LCR−2LCR(Gap))(mm)で与えられる。つまり、第1および第2ギャップ部材3d,3eの外側縁3d1,3e1は、それぞれ帯電ローラ3aの両端3a2,3a3に一致している。
現像ローラ5aは、軸方向中央部に位置するトナー搬送部(トナー現像領域)5a1と、このトナー搬送部5a1の両端および現像ローラ5aの両端5a4,5a5との間に位置するトナー非搬送部5a2,5a3とからなっている。トナー搬送部5a1の軸方向長さ(トナー現像領域幅)をLDR(有)(mm)とし、各トナー非搬送部5a2,5a3の軸方向長さ(トナー無部幅)をLDR(無)(mm)とすると、現像ローラ5aの全長(全幅)LDR(mm)は、(LDR(有)+2LDR(無))(mm)で与えられる。
ギャップ部材3d,3eの内側縁3d2,3e2とトナー搬送部5a1(トナー現像部)との間の帯電ローラ3aに対向する感光体2の位置に、それぞれ放電デッドゾーン2c,2dが形成されている。したがって、クリーニングブレード7aの両端7a1,7a2は、いずれもこれらの放電デッドゾーン2c,2dに位置していなく、各放電デッドゾーン2c,2dより感光体2の両端寄りの帯電ローラ3aによって放電(帯電)されない非放電域2e,2fに位置している。各放電デッドゾーン2c,2dの軸方向の長さ(幅)DZ(mm)の和(2DZ)(mm)は、帯電ローラ3aの長さLCR(mm)からトナー現像部幅LDR(有)(mm)および一対のギャップ部材3d,3eの幅LCR(Gap)(mm)を差し引いた長さ(LCR−LDR(有)−2LCR(Gap))(mm)で与えられる。すなわち、DZ(mm)=(LCR−LDR(有)−2LCR(Gap))/2(mm)である。
この例の画像形成装置1によれば、クリーニングブレード7aの両端7a1,7a2が感光体2の放電デッドゾーン2c,2dに位置していなく、この放電デッドゾーン2c,2dより摩擦係数が低くかつ安定している感光体2の非放電域2e,2fに位置しているので、クリーニングブレード7aの両端7a1,7a2からの捲れを防止することができる。したがって、クリーニングブレード7aのクリーニング機能を長期に良好に維持することができ、長期的に安定した画像形成を実現することができる。
また、このようにクリーニングブレード7aの捲れを防止することができることから、感光体2の放電デッドゾーン2c,2dの幅DZ(mm)をそれほど小さくしなくてもよく適当な幅に設定することができるので、放電デッドゾーン2c,2dの幅DZ(mm)を小さくした場合に生じる、トナーが両ギャップ部材3d,3eに付着することを抑制することができる。更に、クリーニングブレード7aの両端7a1,7a2を、感光体2の非放電域2e,2fに位置させているので、感光体2上の転写残りのトナーを確実に除去することができ、これによってもトナーが両ギャップ部材3d,3eに付着することを抑制することができる。
こうして、均一な帯電ギャップGを長期的に安定して維持させることができるようにしつつ、長期的に安定した画像形成を実現することができる。
こうして、均一な帯電ギャップGを長期的に安定して維持させることができるようにしつつ、長期的に安定した画像形成を実現することができる。
次に、本発明により得られる所期の効果を確認する耐久試験の実験を行った。
(実験装置)
実験装置はセイコーエプソン社(株)製のカラープリンタLP9000Cを改造したものを使用した。この実験装置の概要を表1に示す。
(実験装置)
実験装置はセイコーエプソン社(株)製のカラープリンタLP9000Cを改造したものを使用した。この実験装置の概要を表1に示す。
表1に示すように、実験装置である画像形成装置は、感光体、クリーニングブレード、露光装置である光書込装置、現像装置、中間転写ベルト、および定着装置として、それぞれ、セイコーエプソン社(株)製のカラープリンタLP9000Cの感光体ドラム、クリーニングブレード(ウレタンゴム)、光書込装置、現像装置(純正のトナーを含む)、中間転写ベルト、および定着装置を用いた。また、帯電ローラは非接触帯電ローラであり、φ12mmの金属シャフトに厚み30μmの抵抗層からなる表層を形成した。抵抗層は、導電性酸化錫とポリウレタンを重量比1:1で混合して作製し、そのときの抵抗値は2.0×106Ωであった。更に、両端部の表層に帯電ギャップを形成するためのポリエステル製テープギャップ部材を巻き付けて構成した。また、帯電ギャップは20μmに設定した。更に、AC高圧電源としてTrek(AC出力用)(米国トレック社製)を用いるとともに、DC電源は自作品を用いた。そして、前述の各部品を用いて図1に示す画像形成装置を作製した。
また、表1には示されないが、帯電ローラクリーニング用のローラ状のクリーニング部材3oのスポンジはブリジストン化製品東京より購入したEPT−51であり、またスポンジの深さが0.3mmであり、更にクリーニング部材3oの周速は帯電ローラ3aの周速の80%である。
(実験条件および結果)
No.1ないし6について印字試験を行った。No.1ないし6の共通の実験条件として、帯電ローラ3aに印加する帯電電圧は、直流電圧Vdcと交流電圧Vppとの重畳電圧であり、直流電圧Vdcは−600Vであり、交流電圧Vppは1800Vである。また、交流電圧Vppはすべて周波数が1.3kHzのサイン波である。プロセス速度が210mm/secであり、帯電ローラ3aの周速と感光体2の周速との周速比は1である。更に、現像印加電圧もDC電圧とAC電圧との重畳電圧であり、DC電圧VDC=−200V、AC電圧VPP=1400V、AC電圧の周波数f=3.0kHzの矩形波(50%デューティ)であり、転写印加電圧は+200Vであった。
また、No.1ないし6の個別の実験条件を表2に示す。
No.1ないし6について印字試験を行った。No.1ないし6の共通の実験条件として、帯電ローラ3aに印加する帯電電圧は、直流電圧Vdcと交流電圧Vppとの重畳電圧であり、直流電圧Vdcは−600Vであり、交流電圧Vppは1800Vである。また、交流電圧Vppはすべて周波数が1.3kHzのサイン波である。プロセス速度が210mm/secであり、帯電ローラ3aの周速と感光体2の周速との周速比は1である。更に、現像印加電圧もDC電圧とAC電圧との重畳電圧であり、DC電圧VDC=−200V、AC電圧VPP=1400V、AC電圧の周波数f=3.0kHzの矩形波(50%デューティ)であり、転写印加電圧は+200Vであった。
また、No.1ないし6の個別の実験条件を表2に示す。
表2に示すように、No.1の実験条件では、帯電ローラ3aの長さLCR(mm)が320mm、帯電ローラ3aの帯電部3a1の長さLCR(放電幅)(mm)が300mm、ギャップ部材3d,3eの幅LCR(Gap)(mm)が10mm、現像ローラ5aの長さLDR(mm)が320mm、現像ローラ5aのトナー現像部幅LDR(有)(mm)が290mm、現像ローラ5aのトナー無部幅LDR(無)(mm)が15mm、クリーニングブレード7aの長さLCB(mm)が315mm、放電デッドゾーン2c,2dの幅DZ(mm)が5mmである。
また、No.2の実験条件では、クリーニングブレード7aの長さLCB(mm)が325mmである以外は、No.1の実験条件と同じである。更に、No.3の実験条件では、クリーニングブレード7aの長さLCB(mm)が295mmである以外は、No.1の実験条件と同じである。
更に、No.4の実験条件では、帯電ローラ3aの長さLCR(mm)が320mm、帯電ローラ3aの帯電部3a1の長さLCR(放電幅)(mm)が310mm、ギャップ部材3d,3eの幅LCR(Gap)(mm)が5mm、現像ローラ5aの長さLDR(mm)が315mm、現像ローラ5aのトナー現像部幅LDR(有)(mm)が290mm、現像ローラ5aのトナー無部幅LDR(無)(mm)が12.5mm、クリーニングブレード7aの長さLCB(mm)が295mm、放電デッドゾーン2c,2dの幅DZ(mm)が10mmである。
更に、No.5の実験条件では、クリーニングブレード7aの長さLCB(mm)が320mmである以外は、No.4の実験条件と同じである。更に、No.6の実験条件では、クリーニングブレード7aの長さLCB(mm)が330mmである以外は、No.4の実験条件と同じである。
(印字試験)
印字試験における印字環境は、高温度、高湿度(温度35℃、湿度65%R.H.)であり、A4の普通紙にモノクロハーフトーンの全面ベタ印字を10k枚連続で行った。
(結果)
実験結果を表2に示す。その場合、前述のベタ印字を10k枚連続で行っても、クリーニングブレード7aの捲れが発生しない場合には○で表し、10k枚まで印字しないうちにクリーニングブレード7aの捲れが発生した場合は×で表した。
表2から明らかなように、本発明に属するNo.1、2、5、および6の実験条件では、ベタ印字を10k枚連続で行っても、クリーニングブレード7aの捲れが発生しなかった。また、本発明に属さないNo.3の実験条件では、ベタ印字を655枚連続で行ったとき、クリーニングブレード7aの捲れが発生し、No.4の実験条件では、ベタ印字を845枚連続で行ったとき、クリーニングブレード7aの捲れが発生した。これにより、本発明により得られる所期の効果が得られることが確認された。
印字試験における印字環境は、高温度、高湿度(温度35℃、湿度65%R.H.)であり、A4の普通紙にモノクロハーフトーンの全面ベタ印字を10k枚連続で行った。
(結果)
実験結果を表2に示す。その場合、前述のベタ印字を10k枚連続で行っても、クリーニングブレード7aの捲れが発生しない場合には○で表し、10k枚まで印字しないうちにクリーニングブレード7aの捲れが発生した場合は×で表した。
表2から明らかなように、本発明に属するNo.1、2、5、および6の実験条件では、ベタ印字を10k枚連続で行っても、クリーニングブレード7aの捲れが発生しなかった。また、本発明に属さないNo.3の実験条件では、ベタ印字を655枚連続で行ったとき、クリーニングブレード7aの捲れが発生し、No.4の実験条件では、ベタ印字を845枚連続で行ったとき、クリーニングブレード7aの捲れが発生した。これにより、本発明により得られる所期の効果が得られることが確認された。
図4は、本発明にかかる画像形成装置の実施の形態の他の例に用いられる感光体、帯電ローラおよび帯電ローラのクリーニング部材を模式的にかつ左端部側を部分的に示す図である。なお、この例の感光体、帯電ローラおよび帯電ローラのクリーニング部材は、前述の図3に示す例と同様に左右対称に設けられる。したがって、以下の図4を用いた説明では、この図4に記載されていない右端部の各構成要素の符号も用いて説明する。その場合、図4に記載されていない右端部の各構成要素の符号は、図3に記載されている右端部の各構成要素の符号を参照する。
図4に示すように、この例の画像形成装置1では、クリーニングブレード7aは、その両端7a1,7a2がそれぞれギャップ部材3d,3eの外側縁3d1,3e1と内側縁3d2,3e2との間に位置するようにして設けられている。すなわち、クリーニングブレード7aの両端7a1,7a2は、いずれも第1および第2ギャップ部材3d,3eの幅LGW(mm)内に位置されている。なお、この例の第1および第2ギャップ部材3d,3eの幅LGW(mm)は、前述の例のLCR(GAP)(mm)と同じである。また、ギャップ部材3d,3eの内側縁3d2,3e2と現像ローラ5aの両端5a4,5a5とがそれぞれ軸方向に一致されている。
そして、各放電デッドゾーン2c,2dの軸方向の長さ(幅)LDZ(mm)と、左右のギャップ部材3d,3eの内側縁3d2,3e2およびクリーニングブレード7aの両端7a1,7a2間の軸方向距離LCB1(mm)との関係が、(LCB1/LDZ)>1に設定されている。つまり、軸方向距離LCB1(mm)が各放電デッドゾーン2c,2dの軸方向の長さLDZ(mm)より大きく設定されている。なお、この例の放電デッドゾーン2c,2dの軸方向の長さLDZ(mm)は、前述の例のDZ(mm)と同じである。
このような各放電デッドゾーン2c,2dとクリニーングブレード7aの配置関係により、画像形成装置1を長期的に使用しても、クリニーングブレード7aの捲れを防止できるようになる。したがって、この例の画像形成装置1によれば、クリニーングブレード7aの長寿命化を図ることができるとともに、プロセスの安定性を向上することができる。
これは、AC電圧を用いた非接触帯電とAC電圧を用いた非接触現像とによる非磁性一成分トナーを用いたプロセスでは、次のようなことが考えられるからである。すなわち、このような多量のAC電流を感光体2に流すプロセスの場合、帯電および現像の各プロセスの影響により、感光体2の表面が劣化することが知られている(例えば、Japan Hardcopy 2003 論文集、p.61〜64参照)。そこで、本発明者らは、種々試験した結果、感光体2が劣化してもその劣化した領域にトナー等の付着物が適度に存在する領域(トナー現像領域がこれに相当する)とそれ以外の領域(いわゆる、放電デッドゾーン)とでは、特に長期的に使用した場合にその劣化による影響の差が顕著に現れるという知見を得た。すなわち、感光体2の劣化による影響が放電デッドゾーンに大きく現れる。
一方、実際のプロセスにおいては、帯電幅と現像幅との関係を、帯電幅>現像幅にする必要がある。このため、感光体2の両端部には、いわゆる放電デッドゾーンが存在してします。また、クリーニングブレード7aを用いた場合、クリーニングブレード7aの両端7a1,7a2が放電デッドゾーンに存在すると、いわゆるクリーニングブレード7aの捲れが生じ易くなる。このようなことから、前述のような各放電デッドゾーン2c,2dとクリニーングブレード7aの配置関係にすることで、長期的使用でも、クリニーングブレード7aの捲れを防止できる。
この例の画像形成装置1の他の構成および他の作用効果は、前述の図3に示す例と同じである。
この例の画像形成装置1の他の構成および他の作用効果は、前述の図3に示す例と同じである。
図5は、本発明にかかる画像形成装置の実施の形態の更に他の例に用いられる感光体、帯電ローラおよび帯電ローラのクリーニング部材を模式的にかつ左端部側を部分的に示す図である。なお、この例の感光体、帯電ローラおよび帯電ローラのクリーニング部材も、前述の図3に示す例と同様に左右対称に設けられる。
前述の図4に示す例では、第1および第2ギャップ部材3d,3eの外側縁3d1,3e1が、それぞれ帯電ローラ3aの対応する端3a2,3a3に一致している。これに対して、図5に示すように、この例の画像形成装置1では、第1および第2ギャップ部材3d,3eの外側縁3d1,3e1は、それぞれ帯電ローラ3aの対応する端3a2,3a3からLA(mm)だけ内側(帯電ローラ3aの軸方向中央側)にずれて位置されている。
この例の画像形成装置の他の構成は、前述の図4に示す例と同じである。
この例の画像形成装置の他の構成は、前述の図4に示す例と同じである。
次に、図4および図5に示す例の画像形成装置1により得られる所期の効果を確認する耐久試験の実験を行った。実験は、No.7ないしNo.32の実験である。クリーニングブレード7aは3種類のブレードA,B,Cを用いた。これらのブレードA,B,Cを表3に示す。
表3に示すように、ブレードAは材質番号238640であり、またブレードBは材質番号238678であり、更にブレードCは材質番号238778である。硬度は、ブレードAがJIS−Aで64であり、またブレードBがJIS−Aで67であり、更にブレードCはJIS−Aで77である。この硬度の測定方法は、JIS K6301に基づいている。反発弾性は、ブレードAが42%であり、またブレードBが50%であり、更にブレードCは51%である。この反発弾性の測定方法は、JIS K6301(測定温度25℃)に基づいている。ヤング率は、ブレードAが5.1MPaであり、またブレードBが5.6MPaであり、更にブレードCは8.5MPaである。このヤング率の測定方法は、JIS K6254(25%伸張)に基づいている。100%モジュラスは、ブレードAが2.2MPaであり、またブレードBが2.9MPaであり、更にブレードCは4.0MPaである。この100%モジュラスの測定方法は、JIS K6254に基づいている。300%モジュラスは、ブレードAが測定不能であり、またブレードBが10.8MPaであり、更にブレードCは14.7MPaである。この300%モジュラスの測定方法は、JIS K6251に基づいている。引張強度は、ブレードAが13.7MPaであり、またブレードBが26.5MPaであり、更にブレードCは33.3MPaである。この引張強度の測定方法は、JIS K6251に基づいている。破断伸びは、ブレードAが300%であり、またブレードBが350%であり、更にブレードCは330%である。この破断伸びの測定方法は、JIS K6251に基づいている。引裂強度は、ブレードAが39.2KN/mであり、またブレードBが39.2KN/mであり、更にブレードCは68.6KN/mである。この引裂強度の測定方法は、JIS K6252に基づいている。永久伸びは、ブレードAが0.8%であり、またブレードBが1.1%であり、更にブレードCは2.2%である。この永久伸びの測定方法は、JIS K6262(短冊1号、伸張放20min)に基づいている。
以下に示す実験条件以外は、すべて前述の実験における実験条件と同じである。No.7ないしNo.32の実験条件を表4に示す。
表3中、帯電ローラ3aの形状CR1は図4に示す形状の帯電ローラ3aであり、また帯電ローラ3aの形状CR2は図5に示す形状の帯電ローラ3aである。その場合、実験No.7ないしNo.19ではCR1の帯電ローラ3aを用い、また実験No.20ないしNo.32ではCR2の帯電ローラ3aを用いた。その場合、CR2の帯電ローラ3aでは、実験No.20ないしNo.32のいずれにおいても、第1および第2ギャップ部材3d,3eの外側縁3d1,3e1と帯電ローラ3aの対応する端3a2,3a3との間の距離LA(mm)を2mmに設定した。
また、角度(℃)は、図1に示すクリーニングブレード7aの感光体2への当接位置での接線に対するクリーニングブレード7aの傾斜角である。
また、角度(℃)は、図1に示すクリーニングブレード7aの感光体2への当接位置での接線に対するクリーニングブレード7aの傾斜角である。
表3に示すように、実験No.7の実験条件では、放電デッドゾーン2c,2dの軸方向の長さLDZ(mm)が2mm、ギャップ部材3d,3eの内側縁3d2,3e2とクリーニングブレード7aの両端7a1,7a2との間の軸方向距離LCB1(mm)が6mm、ギャップ部材3d,3eの幅LGW(mm)が8mm、クリーニングブレード7aの種類がA、LCB1/LDZが3.0、クリーニングブレード7aの感光体2への圧力(g/cm)が15g/cm、角度(°)が17°である。
また、No.8の実験条件では、LDZ(mm)が8mm、LCB1(mm)が7.5mm、LGW(mm)が5mm、クリーニングブレード7aの種類がA、LCB1/LDZが0.94、圧力(g/cm)が15g/cm、角度(°)が17°である。
更に、No.9の実験条件では、LDZ(mm)が5mm、LCB1(mm)が6mm、LGW(mm)が5mm、クリーニングブレード7aの種類がB、LCB1/LDZが1.2、圧力(g/cm)が18g/cm、角度(°)が18°である。
更に、No.9の実験条件では、LDZ(mm)が5mm、LCB1(mm)が6mm、LGW(mm)が5mm、クリーニングブレード7aの種類がB、LCB1/LDZが1.2、圧力(g/cm)が18g/cm、角度(°)が18°である。
更に、No.10の実験条件では、LDZ(mm)が5mm、LCB1(mm)が10mm、LGW(mm)が15mm、クリーニングブレード7aの種類がB、LCB1/LDZが2.0、圧力(g/cm)が18g/cm、角度(°)が15°である。
更に、No.11の実験条件では、LDZ(mm)が8mm、LCB1(mm)が7mm、LGW(mm)が9mm、クリーニングブレード7aの種類がA、LCB1/LDZが0.88、圧力(g/cm)が18g/cm、角度(°)が18°である。
更に、No.11の実験条件では、LDZ(mm)が8mm、LCB1(mm)が7mm、LGW(mm)が9mm、クリーニングブレード7aの種類がA、LCB1/LDZが0.88、圧力(g/cm)が18g/cm、角度(°)が18°である。
更に、No.12の実験条件では、LDZ(mm)が7mm、LCB1(mm)が8mm、LGW(mm)が5mm、クリーニングブレード7aの種類がC、LCB1/LDZが1.14、圧力(g/cm)が22g/cm、角度(°)が18°である。
更に、No.13の実験条件では、LDZ(mm)が7mm、LCB1(mm)が18mm、LGW(mm)が15mm、クリーニングブレード7aの種類がC、LCB1/LDZが2.57、圧力(g/cm)が22g/cm、角度(°)が16°である。
更に、No.13の実験条件では、LDZ(mm)が7mm、LCB1(mm)が18mm、LGW(mm)が15mm、クリーニングブレード7aの種類がC、LCB1/LDZが2.57、圧力(g/cm)が22g/cm、角度(°)が16°である。
更に、No.14の実験条件では、LDZ(mm)が7mm、LCB1(mm)が6mm、LGW(mm)が7mm、クリーニングブレード7aの種類がC、LCB1/LDZが0.86、圧力(g/cm)が20g/cm、角度(°)が20°である。
更に、No.15の実験条件では、LDZ(mm)が10mm、LCB1(mm)が5mm、LGW(mm)が8mm、クリーニングブレード7aの種類がA、LCB1/LDZが0.5、圧力(g/cm)が25g/cm、角度(°)が14°である。
更に、No.15の実験条件では、LDZ(mm)が10mm、LCB1(mm)が5mm、LGW(mm)が8mm、クリーニングブレード7aの種類がA、LCB1/LDZが0.5、圧力(g/cm)が25g/cm、角度(°)が14°である。
更に、No.16の実験条件では、LDZ(mm)が10mm、LCB1(mm)が29mm、LGW(mm)が4mm、クリーニングブレード7aの種類がA、LCB1/LDZが2.9、圧力(g/cm)が25g/cm、角度(°)が15°である。
更に、No.17の実験条件では、LDZ(mm)が10mm、LCB1(mm)が9.8mm、LGW(mm)が5mm、クリーニングブレード7aの種類がA、LCB1/LDZが0.98、圧力(g/cm)が24g/cm、角度(°)が17°である。
更に、No.17の実験条件では、LDZ(mm)が10mm、LCB1(mm)が9.8mm、LGW(mm)が5mm、クリーニングブレード7aの種類がA、LCB1/LDZが0.98、圧力(g/cm)が24g/cm、角度(°)が17°である。
更に、No.18の実験条件では、LDZ(mm)が20mm、LCB1(mm)が8mm、LGW(mm)が9mm、クリーニングブレード7aの種類がB、LCB1/LDZが0.4、圧力(g/cm)が28g/cm、角度(°)が16°である。
更に、No.19の実験条件では、LDZ(mm)が20mm、LCB1(mm)が22mm、LGW(mm)が15mm、クリーニングブレード7aの種類がB、LCB1/LDZが2.2、圧力(g/cm)が30g/cm、角度(°)が16°である。
更に、No.19の実験条件では、LDZ(mm)が20mm、LCB1(mm)が22mm、LGW(mm)が15mm、クリーニングブレード7aの種類がB、LCB1/LDZが2.2、圧力(g/cm)が30g/cm、角度(°)が16°である。
更に、No.20の実験条件では、LDZ(mm)が2mm、LCB1(mm)が6mm、LGW(mm)が8mm、クリーニングブレード7aの種類がA、LCB1/LDZが3.0、圧力(g/cm)が15g/cm、角度(°)が17°である。
更に、No.21の実験条件では、LDZ(mm)が8mm、LCB1(mm)が7.5mm、LGW(mm)が5mm、クリーニングブレード7aの種類がA、LCB1/LDZが0.94、圧力(g/cm)が15g/cm、角度(°)が17°である。
更に、No.21の実験条件では、LDZ(mm)が8mm、LCB1(mm)が7.5mm、LGW(mm)が5mm、クリーニングブレード7aの種類がA、LCB1/LDZが0.94、圧力(g/cm)が15g/cm、角度(°)が17°である。
更に、No.22の実験条件では、LDZ(mm)が5mm、LCB1(mm)が6mm、LGW(mm)が5mm、クリーニングブレード7aの種類がB、LCB1/LDZが1.2、圧力(g/cm)が18g/cm、角度(°)が18°である。
更に、No.23の実験条件では、LDZ(mm)が5mm、LCB1(mm)が10mm、LGW(mm)が15mm、クリーニングブレード7aの種類がB、LCB1/LDZが2.0、圧力(g/cm)が18g/cm、角度(°)が15°である。
更に、No.23の実験条件では、LDZ(mm)が5mm、LCB1(mm)が10mm、LGW(mm)が15mm、クリーニングブレード7aの種類がB、LCB1/LDZが2.0、圧力(g/cm)が18g/cm、角度(°)が15°である。
更に、No.24の実験条件では、LDZ(mm)が8mm、LCB1(mm)が7mm、LGW(mm)が9mm、クリーニングブレード7aの種類がA、LCB1/LDZが0.88、圧力(g/cm)が18g/cm、角度(°)が18°である。
更に、No.25の実験条件では、LDZ(mm)が7mm、LCB1(mm)が8mm、LGW(mm)が5mm、クリーニングブレード7aの種類がC、LCB1/LDZが1.14、圧力(g/cm)が22g/cm、角度(°)が18°である。
更に、No.25の実験条件では、LDZ(mm)が7mm、LCB1(mm)が8mm、LGW(mm)が5mm、クリーニングブレード7aの種類がC、LCB1/LDZが1.14、圧力(g/cm)が22g/cm、角度(°)が18°である。
更に、No.26の実験条件では、LDZ(mm)が7mm、LCB1(mm)が18mm、LGW(mm)が15mm、クリーニングブレード7aの種類がC、LCB1/LDZが2.57、圧力(g/cm)が22g/cm、角度(°)が16°である。
更に、No.27の実験条件では、LDZ(mm)が7mm、LCB1(mm)が6mm、LGW(mm)が7mm、クリーニングブレード7aの種類がC、LCB1/LDZが0.86、圧力(g/cm)が20g/cm、角度(°)が20°である。
更に、No.27の実験条件では、LDZ(mm)が7mm、LCB1(mm)が6mm、LGW(mm)が7mm、クリーニングブレード7aの種類がC、LCB1/LDZが0.86、圧力(g/cm)が20g/cm、角度(°)が20°である。
更に、No.28の実験条件では、LDZ(mm)が10mm、LCB1(mm)が5mm、LGW(mm)が8mm、クリーニングブレード7aの種類がA、LCB1/LDZが0.5、圧力(g/cm)が25g/cm、角度(°)が14°である。
更に、No.29の実験条件では、LDZ(mm)が10mm、LCB1(mm)が29mm、LGW(mm)が4mm、クリーニングブレード7aの種類がA、LCB1/LDZが2.9、圧力(g/cm)が25g/cm、角度(°)が15°である。
更に、No.29の実験条件では、LDZ(mm)が10mm、LCB1(mm)が29mm、LGW(mm)が4mm、クリーニングブレード7aの種類がA、LCB1/LDZが2.9、圧力(g/cm)が25g/cm、角度(°)が15°である。
更に、No.30の実験条件では、LDZ(mm)が10mm、LCB1(mm)が9.8mm、LGW(mm)が5mm、クリーニングブレード7aの種類がA、LCB1/LDZが0.98、圧力(g/cm)が24g/cm、角度(°)が17°である。
更に、No.31の実験条件では、LDZ(mm)が20mm、LCB1(mm)が8mm、LGW(mm)が9mm、クリーニングブレード7aの種類がB、LCB1/LDZが0.4、圧力(g/cm)が28g/cm、角度(°)が16°である。
更に、No.32の実験条件では、LDZ(mm)が20mm、LCB1(mm)が22mm、LGW(mm)が15mm、クリーニングブレード7aの種類がB、LCB1/LDZが2.2、圧力(g/cm)が30g/cm、角度(°)が16°である。
更に、No.31の実験条件では、LDZ(mm)が20mm、LCB1(mm)が8mm、LGW(mm)が9mm、クリーニングブレード7aの種類がB、LCB1/LDZが0.4、圧力(g/cm)が28g/cm、角度(°)が16°である。
更に、No.32の実験条件では、LDZ(mm)が20mm、LCB1(mm)が22mm、LGW(mm)が15mm、クリーニングブレード7aの種類がB、LCB1/LDZが2.2、圧力(g/cm)が30g/cm、角度(°)が16°である。
(印字試験)
印字試験は、A4の普通紙に5%印字を20k枚(p)連続で行った。
(実験結果)
実験結果を表4に示す。その場合、20k枚(p)を連続印字しても、クリーニングブレード7aの捲れが発生しなかった場合はクリアと記載し、20k枚(p)に到達する前にクリーニングブレード7aの捲れが発生した場合は、そのときの枚数(p)を記載した。そして、クリアした場合には良と判断して○(良)で表し、クリアしなかった場合は不良と判断して×で表した。
印字試験は、A4の普通紙に5%印字を20k枚(p)連続で行った。
(実験結果)
実験結果を表4に示す。その場合、20k枚(p)を連続印字しても、クリーニングブレード7aの捲れが発生しなかった場合はクリアと記載し、20k枚(p)に到達する前にクリーニングブレード7aの捲れが発生した場合は、そのときの枚数(p)を記載した。そして、クリアした場合には良と判断して○(良)で表し、クリアしなかった場合は不良と判断して×で表した。
表4から明らかなように、帯電ローラ3aがCR1の場合には、LCB1/LDZが1.14より大きいとき、クリーニングブレード7aの捲れが発生しない状態で20k枚(p)の連続印字をクリアし、良の結果が得られた。また、LCB1/LDZが0.98より小さいとき、数100枚(p)以下の連続印字でクリーニングブレード7aの捲れが発生し、不良の結果となった。これにより、LCB1/LDZを1より大きく設定することで、20k枚(p)の連続印字を行ってもクリーニングブレード7aの捲れが発生しなく、前述の本発明の所期の作用効果が得られることが確認された。
また、帯電ローラ3aがCR2の場合には、LCB1/LDZが1より大きい場合でも、数100枚(p)の連続印字でクリーニングブレード7aの捲れが発生する場合があることが分かった。この場合は、実験No. 22,25,26,29,32であった。これらのNo.の実験を精緻に検討すると、いずれも、LCB1>LGWの関係となっている。つまり、クリーニングブレード7aの両端7a1,7a2がそれぞれ第1および第2ギャップ部材3d,3eの領域内になく、第1および第2ギャップ部材3d,3eの外側縁3d1,3e1より感光体2の両端側に位置していることがわかった。
また、LCB1/LDZが1より大きい場合で、クリーニングブレード7aの捲れが発生しない状態で20k枚(p)の連続印字をクリアして、良の結果が得られた実験もあった。この場合は、実験No. 20,23であった。これらのNo.の実験を精緻に検討すると、いずれも、LCB1<LGWの関係となっている。つまり、クリーニングブレード7aの両端7a1,7a2がそれぞれ第1および第2ギャップ部材3d,3eの領域内にあることがわかった。
更に、LCB1/LDZが1より小さい場合の実験No.21,24,27,28,30,31では、いずれも数100枚(p)以下の連続印字でクリーニングブレード7aの捲れが発生し、不良の結果となった。これにより、第1および第2ギャップ部材3d,3eの外側縁3d1,3e1が帯電ローラ3aの両端3a2,3a3より内側(帯電ローラ3aの軸方向中央側)に位置するときは、LCB1/LDZを1より大きく設定するとともに、LCB1をLGWを小さく設定することで、20k枚(p)の連続印字を行ってもクリーニングブレード7aの捲れが発生しなく、前述の本発明の所期の作用効果が得られることが確認された。
1…画像形成装置、2…感光体、2c,2d…放電デッドゾーン、3…帯電装置、3a…帯電ローラ、3d…第1ギャップ部材、3d1…第1ギャップ部材の外側縁、3d2…第1ギャップ部材の内側縁、3e…第2ギャップ部材、3e1…第2ギャップ部材の外側縁、3e2…第2ギャップ部材の内側縁、5…現像装置、5a…現像ローラ、5a1…トナー搬送部、5a2,5a3…トナー非搬送部、7…クリーニング装置、7a…クリーニングブレード、7a1,7a2…クリーニングブレードの両端
Claims (4)
- 静電潜像および現像剤像が形成される像担持体と、
この像担持体を帯電ローラにより非接触に帯電する帯電装置と、
前記像担持体上の静電潜像を現像ローラによって搬送される現像剤で現像する現像装置と、
前記像担持体上の現像剤像を転写媒体に転写する転写装置と、
前記像担持体に当接するクリーニングブレードにより前記像担持体上の転写残りの現像剤を除去するクリーニング装置と、
前記帯電ローラの一端部に固定されかつ前記像担持体の外周面に圧接されることで帯電ギャップを設定するとともに絶縁性を有する第1ギャップ部材と、
前記帯電ローラの他端部に固定されかつ前記像担持体の外周面に圧接されることで帯電ギャップを設定するとともに絶縁性を有する第2ギャップ部材とを少なくとも備え、
前記第1および第2ギャップ部材は、それぞれそれらの外側縁と前記帯電ローラの対応する端とが一致するようにして前記帯電ローラに固定されており、
前記第1および第2ギャップ部材の内側縁と対応する前記現像ローラの現像剤現像領域の両端との間に放電デッドゾーンが形成されており、
前記クリーニングブレードは、その両端がそれぞれ前記第1および第2ギャップ部材の内側縁より前記像担持体の両端寄りに位置するように配設されていることを特徴とする画像形成装置。 - 前記クリーニングブレードの両端がそれぞれ前記第1および第2ギャップ部材の外側縁より前記像担持体の両端寄りに位置するように配設されていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記クリーニングブレードの両端とそれぞれ対応する前記第1および第2ギャップ部材の内側縁との間の軸方向の距離が、それぞれ、前記放電デッドゾーンの軸方向の長さより大きく設定されていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 静電潜像および現像剤像が形成される像担持体と、
この像担持体を帯電ローラにより非接触に帯電する帯電装置と、
前記像担持体上の静電潜像を現像ローラによって搬送される現像剤で現像する現像装置と、
前記像担持体上の現像剤像を転写媒体に転写する転写装置と、
前記像担持体に当接するクリーニングブレードにより前記像担持体上の転写残りの現像剤を除去するクリーニング装置と、
前記帯電ローラの一端部に固定されかつ前記像担持体の外周面に圧接されることで帯電ギャップを設定するとともに絶縁性を有する第1ギャップ部材と、
前記帯電ローラの他端部に固定されかつ前記像担持体の外周面に圧接されることで帯電ギャップを設定するとともに絶縁性を有する第2ギャップ部材とを少なくとも備え、
前記第1および第2ギャップ部材の内側縁と対応する前記現像ローラの現像剤現像領域の両端との間に放電デッドゾーンが形成されており、
前記クリーニングブレードは、その両端がそれぞれ前記第1および第2ギャップ部材の内側縁より前記像担持体の両端寄りに位置するように配設されており、
前記クリーニングブレードの両端とそれぞれ対応する前記第1および第2ギャップ部材の内側縁との間の軸方向の距離が、それぞれ、前記放電デッドゾーンの軸方向の長さより大きく設定されていることを特徴とする画像形成装置。
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