JP2007325997A - ディスポーザ - Google Patents

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JP2007325997A JP2006157708A JP2006157708A JP2007325997A JP 2007325997 A JP2007325997 A JP 2007325997A JP 2006157708 A JP2006157708 A JP 2006157708A JP 2006157708 A JP2006157708 A JP 2006157708A JP 2007325997 A JP2007325997 A JP 2007325997A
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Abstract

【課題】生ゴミによる汚損及び生ゴミの残留を抑制してシンクを簡易に清浄に保つことができるディスポーザを提供する。
【解決手段】生ゴミGが投入され、水道水Wが流入する投入口51が上向きに形成してあり、投入された生ゴミG及び水道水Wを、生ゴミGを破砕する破砕機5へ移送するためのシンク52に関し、円錐形状内周面を有する笠状の水ガイド21を、頂部21aを上側に向けて投入口51の上側に配し、頂部21aへ水道水Wを噴出する噴水部20を、水ガイド21の下側に、噴水側を上向きにして配し、笠状の流入ガイド22を、水ガイド21及び噴水部20の下側に、頂部22aを上側に向けて配する。噴水部20から噴出した水道水Wは水ガイド21の内面に沿って笠状に広がり、更に流入ガイド22の外面に案内されて笠状に略均一に広がり、シンク52に周方向に全体的に流入するため、シンク52の汚損及び生ゴミの残留が抑制される。
【選択図】図5

Description

本発明は、投入された生ゴミを破砕し、破砕した生ゴミを、水と共に外部へ搬送するディスポーザに関する。
湿式の生ゴミ処理装置は、水槽の水に微生物を混入させて、生ゴミを水、二酸化炭素等に分解処理するための処理水となし、この処理水の中に生ゴミを投入して水中ポンプで処理水を循環させて攪拌することによって、微生物に生ゴミを分解させる(特許文献1参照)。
生ゴミの分解効率を向上させるために、生ゴミ処理の作業者は、水槽に投入する生ゴミを予め裁断、破砕等しておく必要がある。また、裁断、破砕等された生ゴミを水槽の投入口から投入する必要もある。
生ゴミの裁断、破砕等と水槽への投入とを自動化するために、生ゴミを破砕して水と共に生ゴミ処理装置の水槽へ搬送するディスポーザを用いることが考えられる(特許文献2参照)。
このようなディスポーザは、水道水と共に生ゴミを投入するための投入口を有するシンクと、投入された生ゴミを破砕する破砕機と、破砕された生ゴミ及び水道水を一旦貯留する貯留槽とを備える。
投入口から投入された生ゴミは、シンク内で水道水に流されて、破砕機へ移送される。
破砕機が破砕した生ゴミ、及び水道水は、貯留槽へ流入して貯留される。
貯留槽内部には搬送ポンプが設置してあり、貯留槽の水位が第1の所定水位以上の水位である場合に、貯留槽に貯留された生ゴミ及び水道水を吸入して生ゴミ処理装置の水槽へ搬送し、貯留槽の水位が第1の所定水位より低い第2の所定水位以下である場合に、生ゴミ及び水道水の搬送を停止する。
生ゴミ処理装置においては、ディスポーザから水道水と共に水槽へ搬送された生ゴミが、微生物によって分解処理される。
特開2000−354898号公報 特開2002−336830号公報
シンクには、投入口から生ゴミが投入されるため、生ゴミで汚れ易く、また、生ゴミが残留し易い。
このため、生ゴミによる汚損及び残留ゴミを洗い流すべく、ユーザがシンクを洗浄する必要がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、噴水部が、投入口へ流入する水を、笠状の水ガイドの頂部へ噴出する構成とすることにより、生ゴミによる汚損及び生ゴミの残留を抑制して、シンクを簡易に清浄に保つことができるディスポーザを提供することにある。
本発明の他の目的は、投入口へ流入する水を、笠状の水ガイドの頂部内側へ、噴水部が下側から噴出する構成とすることにより、噴水部を容易に清浄に保つことができるディスポーザを提供することにある。
本発明の他の目的は、水ガイドが案内した水のシンクへの流入を、笠状の流入ガイドが案内する構成とすることにより、水ガイドを清浄に保ちつつ生ゴミによる汚損及び生ゴミの残留を更に抑制することができるディスポーザを提供することにある。
本発明の他の目的は、シンクの内面と、流入ガイドの下端とを離隔配置する構成とすることにより、破砕機へ流入する生ゴミのサイズ制限を行ない、破砕機からの生ゴミの飛び散りを抑制することができるディスポーザを提供することにある。
本発明の更に他の目的は、投入口の蓋部材を給水パイプの回動軸部を中心に開閉させて、蓋部材が開いている場合は破砕機を停止させる構成とすることにより、コンパクトな構成で、安全に蓋部材を開閉することができるディスポーザを提供することにある。
本発明に係るディスポーザは、生ゴミを破砕する破砕機と、生ゴミが投入され、水が流入する投入口が上向きに形成してあり、該投入口から投入された生ゴミを、前記投入口から流入した水によって前記破砕機へ移送するためのシンクとを備え、前記破砕機が破砕した生ゴミを、水と共に外部へ搬送するディスポーザであって、笠状をなし、頂部を上側に向けて前記投入口の上側に配され、前記投入口へ流入する水を案内する水ガイドと、前記シンクの溢水位置よりも高い位置に配され、前記頂部へ水を噴出する噴水部とを備えることを特徴とする。
本発明に係るディスポーザは、前記水ガイドは錐形状内周面を有する笠状をなし、前記噴水部は、前記水ガイドの内側へ水を噴出すべく、噴水側を上向きにして前記水ガイドの下側に配してあることを特徴とする。
本発明に係るディスポーザは、笠状をなし、前記水ガイド及び前記噴水部の下側に、頂部を上側に向けて配され、前記水ガイドが案内した水の前記シンクへの流入を案内する流入ガイドを備えることを特徴とする。
本発明に係るディスポーザは、前記シンクの内面と、前記流入ガイドの下端とが離隔配置されていることを特徴とする。
本発明に係るディスポーザは、前記噴水部と、前記水ガイドと、前記流入ガイドとを一体的に設けて前記投入口の蓋部材となし、該蓋部材を開閉させるための回動軸部を一体的に有し、前記噴水部に給水する給水パイプと、前記蓋部材の開閉状態を検出する検出部と、該検出部が前記蓋部材の開状態を検出した場合に、前記破砕機を停止させる停止部とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、噴水部が噴出した水が、水ガイドに案内されて、投入口へ流入する。
シンクは、生ゴミが投入される投入口が上向きに形成してあるため、水ガイドは投入口の上側に配される。また、水ガイドは笠状をなし、笠の頂部を上側に向けて配される。
噴水部は、シンクの溢水位置よりも高い位置に配されて、水ガイドの頂部へ水を噴出する。
噴水部が噴出した水は、笠状の水ガイドの周面に沿って笠状に広がり、笠状に広がった水は、シンクに周方向に全体的に流入する。
投入口から投入された生ゴミは、シンクに全体的に流入した水によって破砕機へ移送される。
破砕機へ移送された生ゴミは破砕機が破砕し、破砕機が破砕した生ゴミは、水と共に外部へ搬送される。
本発明にあっては、噴水部が噴出した水が、笠状の水ガイドの内面に案内されて、投入口へ流入する。
頂部を上側に向けて配された笠状の水ガイドの下側に、噴水部が噴水側を上向きにして配され、水ガイドの内側の頂部へ水を噴出する。
噴水部が噴出した水は、笠状の水ガイドの周面に沿って笠状に略均一に広がり、略均一に広がった水は、シンクに周方向に全体的に流入する。
本発明にあっては、その頂部を上側に向けて、笠状の流入ガイドが、水ガイド及び噴水部の下側に配されている。
噴水部が噴出した水は、笠状の水ガイドの周面に沿って笠状に略均一に広がり、略均一に広がった水は、流入ガイドの周面に案内されて笠状に略均一に広がり、シンクに周方向に全体的に流入する。
噴水部が噴出した水は、水ガイドの内面に沿って流れるが、流入ガイドに案内される水は、流入ガイドの外面に沿って流れ、流入ガイドの外面に略均一な水の膜が生じる。この膜に生ゴミが当接した場合、生ゴミは水に流されて、流入ガイドに沿って円滑にシンクへ流入する。
本発明にあっては、その頂部を上側に向けて、笠状の流入ガイドが、水ガイド及び噴水部の下側に、シンクの内面と流入ガイドの下端とを離隔して配されている。
このため、シンクの内面と流入ガイドの下端との間を、シンクの内面と流入ガイドの下端との間の離隔距離未満の寸法を有する生ゴミが通過し、破砕機へ移送される。
離隔距離以上の寸法を有する生ゴミはシンクの内面と流入ガイドの下端との間に引っ掛かって通過が阻害され、破砕機へ移送されることが抑制される。
また、シンクの内面と流入ガイドの下端との間の距離が制限されているため、シンク側又は破砕機側から跳ね返った生ゴミ及び水は、流入ガイドに当接し、外部へは飛散し難い。
本発明にあっては、投入口の蓋部材として、一体的に設けられた噴水部、水ガイド及び流入ガイドを用い、これらとは別の蓋部材を設けない。
給水パイプは、噴水部に給水するのみならず、蓋部材を開閉させるための回動軸部を一体的に有する。即ち、蓋部材は給水パイプに設けられた回動軸部を回動中心として開閉するようにしてある。
また、検出部が蓋部材の開閉状態を検出し、蓋部材の開状態を検出した場合に、停止部が破砕機を停止させる。
本発明のディスポーザによる場合、噴水部は、シンクの溢水位置よりも高い位置に配されて、水ガイドの頂部へ水を噴出する。このため、水道法の規定を遵守することができる。
また、噴水部が噴出した水が、笠状の水ガイドの周面に沿って笠状に広がり、笠状に広がった水は、シンクに周方向に全体的に流入する。
このため、投入口から投入された生ゴミは、シンクに全体的に流入した水と共に破砕機へ移送される。即ち、生ゴミがシンクに残留することを抑制することができる。また、生ゴミによって汚染されたシンクを自動的に洗浄することができる。
つまり、生ゴミによる汚損及び生ゴミの残留を抑制して、シンクを簡易に清浄に保つことができる。
この結果、生ゴミによる汚損及び残留ゴミを、水道水を用いてユーザが洗浄する必要がなく、ユーザの利便性を向上させることができる。
本発明のディスポーザによる場合、噴水部が噴出した水が、笠状の水ガイドの内面に沿って笠状に略均一に広がり、笠状に略均一に広がった水は、シンクに周方向に全体的に流入する。
このため、投入口から投入された生ゴミは、シンクに全体的に流入した水と共に破砕機へ移送される。即ち、生ゴミがシンクに残留することを抑制することができる。また、生ゴミによって汚染されたシンクを自動的に洗浄することができる。
仮に、笠状の水ガイドの上側に噴水部を配して水ガイドの頂部へ水を噴出する場合、水ガイドの外面に略均一に水を拡散させることは困難であり、また、水ガイドの外側頂部へ水を噴出するため、水が外部へ跳ね返ることもある。
しかしながら笠状の水ガイドの下側から水ガイドの内側頂部へ水を噴出することによって、水は容易に水ガイドの内面に略均一に拡散する。また、笠状の水ガイドの内側頂部へ水を噴出するため、水の跳ね返りが抑制される。
また、仮に、水ガイドの高さが同じである場合、水ガイドの上側に噴水部を配置するよりも下側に配置する方がコンパクトである。
一方、仮に、噴水部の高さが同じである場合、噴水部の上側に水ガイドを配置する方が、下側に配置するよりも、水ガイドとシンクとの間の離間距離に余裕を持たせることができるため、シンクからの生ゴミ、水等の跳ね返りによって水ガイドが汚損することが抑制される。
更にまた、仮に、噴水部が水ガイドの上側に配されている場合、投入口へ投入された生ゴミが噴水部に付着して噴水部を汚損することが考えられる。
しかしながら、噴水部が水ガイドの下側に配されているため、生ゴミは水ガイドの外面に付着することはあっても、水ガイドの内面及び噴水部に付着してこれらを汚損することはない。つまり、水ガイドの内面及び噴水部を容易に清浄に保つことができる。
本発明のディスポーザによる場合、噴水部が噴出した水が、笠状の水ガイドの内面及び流入ガイドの外面夫々に沿って笠状に略均一に広がり、笠状に略均一に広がった水は、シンクに周方向に全体的に流入する。
このため、投入口から投入された生ゴミは、シンクに全体的に流入した水と共に破砕機へ移送される。即ち、生ゴミがシンクに残留することを抑制することができる。また、生ゴミによって汚染されたシンクを自動的に洗浄することができる。
また、流入ガイドの外面に形成された水の膜によって流入ガイドが洗浄されて清浄に保たれ、しかも、この水の膜に当接した生ゴミは、流入ガイドに沿って水に流されて円滑にシンクへ流入し、そして、破砕機へ移送される。つまり残留ゴミの発生を更に抑制することができる。
更に、水ガイド及び噴水部の下側に流入ガイドが配されているため、シンクからの生ゴミ、水等の跳ね返りによって水ガイド及び噴水部が汚損することが抑制される。
以上の結果、水ガイド及び噴水部を清浄に保ちつつ、生ゴミによる汚損及び生ゴミの残留を更に抑制することができる。
本発明のディスポーザによる場合、シンクの内面と流入ガイドの下端との間を、シンクの内面と流入ガイドの下端との間の離隔距離未満の寸法を有する生ゴミが通過し、逆に、離隔距離以上の寸法を有する生ゴミは通過が阻害されるため、破砕機での破砕が困難な大型の生ゴミが破砕機へ移送されることを抑制することができる。つまり、流入ガイドを配することによって破砕機へ流入する生ゴミのサイズ制限を行なうことができる。
また、シンク側又は破砕機側から跳ね返った生ゴミ及び水が、流入ガイドに当接するため、生ゴミ及び水の外部へ飛散を抑制することができる。
本発明のディスポーザによる場合、別途蓋部材を設けることなく、投入口に蓋部材を配することができる。
また、蓋部材を、給水パイプに設けられた回動軸部を回動中心として開閉するため、蓋部材を開けて投入口からシンク及び破砕機の状態を確認、点検等することができる。更に、蓋部材を閉めることによって、生ゴミ及び水の外部への飛散を抑制することができるため衛生的であり、しかも蓋部材によって外部からの不要な物体、人体等の侵入を抑制して、安全性を向上させることができる。
しかも給水パイプと回動軸部とが一体的であるため、噴水部への給水路を確保しつつ、蓋部材の開閉機構をコンパクトに構成することができる。また、蓋部材の開閉の際に、噴水部に連結されている給水パイプをいちいち取り外す必要がないため、開閉の利便性が向上されている。
また、検出部が蓋部材の開状態を検出した場合に、停止部が破砕機を停止させる。このため、蓋部材が開いている場合に破砕機が作動して、外部へ生ゴミが飛散することを抑制することができ、衛生的かつ安全である。更に、破砕機への外部からの不要な物体、人体等の侵入を抑制して、安全性を向上させることができる。
以下、本発明を、その実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
図1は、本発明に係るディスポーザ1を備える生ゴミ処理システム3の構成を示す正面図である。
生ゴミ処理システム3は業務用の生ゴミ処理システムであり、夫々地面に設置されたディスポーザ1と、湿式の生ゴミ処理装置30とを備える。ディスポーザ1と生ゴミ処理装置30とは、逆止弁部31及び搬送パイプ32を介して連結されている。また、生ゴミ処理装置30は、処理槽33及び操作盤34を備える。
ディスポーザ1は、生ゴミを破砕するための破砕室15と、破砕された生ゴミを処理槽33へ搬送するための搬送室14とを並設してあり、搬送室14及び破砕室15の上方に、ディスポーザ1へ、更に詳細には各後述する貯留槽4及び破砕機5夫々へ給水する給水手段としての給水部10を配してなる。
破砕室15上部には、給水部10と連結された蓋部材2が配されており、破砕室15正面には、各種のランプ161,162,163及びボタン164,165,166を備える操作部16が配されている。
図2は、ディスポーザ1の構成を示す模式的な平面図であり、破砕室15側は平面視の構成図を示し、搬送室14側は模式的な透視図を示している。
図3及び図4は、本発明に係るディスポーザ1の構成を示す模式的な透視正面図であり、図3は搬送ポンプ6に関して、図4は各種のスイッチ71,72,73に関して図示してある。
図5は、破砕室15の構成を示す模式的な透視側面図である。
図6及び図7は、蓋部材2が閉鎖及び開放されている状態を示す説明図である。
図3〜図7に示すように、ディスポーザ1の破砕室15は、生ゴミGを破砕するカッター部5cとカッター部5cを駆動するモータ5mとを備える破砕機5を内蔵している。
また、破砕室15は、生ゴミGが投入され、水道水Wが流入する投入口51が上向きに形成してあるシンク52を、破砕機5の上側に備えている。
シンク52は、漏斗状をなし、漏斗の天部開口(即ち投入口51)と底部開口とを有する。このようなシンク52は、投入口51から投入された生ゴミGを、投入口51から流入した水道水Wによって破砕機5へ移送するための物であり、シンク52の底部開口が、破砕機5の生ゴミ受け入れ口に連結されている。
生ゴミGは、作業者によって投入口51から投入され、水道水Wは給水部10から供給される。
生ゴミGは、投入口51からシンク52の内面を伝って破砕機5内へ、給水部10から投入口51へ供給される水道水Wと共に投入され、破砕機5は、投入された生ゴミGを約5mm角未満のサイズに破砕する。
破砕機5に破砕された生ゴミGは、破砕機5と、搬送室14の貯留槽4とを連結する連結パイプ53を通過し、連結パイプ53の貯留槽4側端部である吐出口54から、水道水Wと共に貯留槽4へ吐出される。
ここで、連結パイプ53の吐出口54は、貯留槽4内部の高さ方向中央部に開口している。また、吐出口54には、防虫及び防臭のための防臭蓋55が設けられている。防臭蓋55は、吐出口54から貯留槽4へ生ゴミG及び水道水Wが吐出される場合に、生ゴミG及び水道水Wの重さ(流れ)によって吐出口54を開放し、吐出されない場合は、自重によって吐出口54を閉鎖するように構成してある。
このため、貯留槽4(破砕機5)側から破砕機5(貯留槽4)側へ、吐出口54を通って汚臭、害虫等が侵入することが抑制され、侵入した汚臭、害虫等が、例えば投入口51からディスポーザ1外部へ漏れ出ることが抑制される。
同様に、貯留槽4側から破砕機5(貯留槽4)側へ、貯留槽4に収容された生ゴミG及び水道水Wが吐出口54を通って逆流することが抑制される。この場合、破砕機5側から貯留槽4側への生ゴミG及び水道水Wの流れが阻害されることもない。
次に、破砕室15の蓋部材2について説明する。
図3〜図5には、蓋部材2の模式的な縦断面図が示してあり、図6及び図7には蓋部材2側面視の外観図が夫々示してある。更に、図2には給水パイプ23、回動軸部24等の断面図を含む平面視の外観図が示してある。
図2〜図7に示すように、蓋部材2は、投入口51を開閉する蓋として機能すべく、噴水部20、水ガイド21、及び流入ガイド22を一体的に設けてなり、更に、噴水部20に給水する給水パイプ23が蓋部材2に対して設けられ、給水パイプ23に一体的に配され、蓋部材2を開閉させるための回動軸部24がシンク52の投入口51周縁部に配されている。
水ガイド21は、投入口51へ流入する水道水Wを案内すべく、笠状、更に詳細には円錐形状の内周面を有する笠状をなし、笠の頂部21aを上側に向けて投入口51の上側に配されている。ここで、頂部21a内面は曲面状に形成してある。
噴水部20は、水道水Wを噴出する噴水側を上向きにして水ガイド21の下側に配してあり、水ガイド21の頂部21a内面へ水道水Wを噴出する。ここで、噴水部20は、水道法の規定により、シンク52の溢水位置W4よりも高い位置に配されている。
流入ガイド22は、水ガイド21の直径より長い直径を有する笠状、更に詳細には円錐形状の外周面を有する笠状をなし、水ガイド21が案内した水道水Wのシンク52への流入を案内すべく、水ガイド21及び噴水部20の下側に、その頂部22aを上側に向けて、水ガイド21から離隔して配置されている。ここで、流入ガイド22の下端と、シンク52の内面とは、所定の離隔距離を有して離隔配置されている。この離隔距離は、破砕機5が破砕可能な生ゴミGの最大寸法以下の適宜の長さである。
つまり、水ガイド21は笠状をなし、流入ガイド22は水ガイド21より大きい笠状をなし、流入ガイド22の頂部22aの上方に水ガイド21の頂部21a内面を対向配置させて水ガイド21及び流入ガイド22を重ねてあり、水ガイド21と流入ガイド22との間で噴水部20が水ガイド21の頂部21a内面へ水道水Wを噴出する。
図2〜図5に示すように、噴水部20から噴出された水道水Wは水ガイド21の内面に受け止められて、水ガイド21の内面形状に案内されて笠状(円錐形状)に略均一に拡散し、拡散した水道水Wが落下して流入ガイド22の外面に受け止められて、流入ガイド22の外面形状に案内されて笠状(円錐形状)に略均一に拡散し、拡散した水道水Wが落下して、シンク52に周方向に満遍なく流入する。
水ガイド21に受け止められた水道水Wは水ガイド21の内面に沿って流れるが、流入ガイド22に受け止められた水道水Wは流入ガイド22の外面に沿って流れ、このため、流入ガイド22の外面に略均一な水道水Wの膜が生じる。
この膜に生ゴミGが当接するように作業者が生ゴミGを投入する(図5)ことによって、生ゴミGは水道水Wの膜に押し流されて、流入ガイド22に沿って円滑にシンク52へ移送される。
そして、生ゴミGは、シンク52に満遍なく流入する水道水Wの膜に押し流されて、円滑に破砕機5へ移送される。
ここで、破砕機5へ移送される生ゴミGは、シンク52の内面と流入ガイド22の下端との間を通過した生ゴミG、即ちシンク52の内面と流入ガイド22の下端との離隔距離未満の寸法を有する生ゴミGであり、離隔距離以上の寸法を有する生ゴミGはシンク52の内面と流入ガイド22の下端との間に引っ掛かって通過が阻害され、大きすぎる生ゴミGが流入ガイド22へ移送されることが抑制される。
この結果、シンク52の生ゴミGによる汚損及び生ゴミGの残留が抑制され、シンク52が自動的に洗浄されて清浄に保たれる。このため、作業者がシンク52の生ゴミGによる汚損及び残留ゴミを別途洗浄する必要がない。
また、噴水部20が水ガイド21の内側頂部へ水道水Wを噴出するため、水道水Wの外部への跳ね返りが抑制される。
しかも、噴水部20が水ガイド21の下側に配されているため、生ゴミGは水ガイド21の外面に付着することはあっても、水ガイド21の内面及び噴水部20に付着してこれらを汚損することはない。
また、水ガイド21の下側に流入ガイド22が配されており、更に、シンク52と流入ガイド22下端との間の距離が制限されているため、シンク52又は破砕機5から跳ね返った生ゴミG及び水道水Wは流入ガイド22に当接し、生ゴミG及び水道水Wがディスポーザ1外部へ飛散し難く、生ゴミG及び水道水Wの跳ね返りによる水ガイド21、噴水部20等の汚損が抑制される。
更にまた、流入ガイド22の外面に形成された水道水Wの膜によって流入ガイド22が洗浄されて清浄に保たれる。
さて、給水パイプ23及び給水パイプ27は夫々給水部10の一部を構成している直線状をなし、図2〜図7に示すように、給水パイプ23の一端(基端)部が給水部10の上流側である給水パイプ27に連結されて、他端(先端)部が流入ガイド22の周面の一部及び頂部22aを貫通して、給水部10の下流側である噴水部20に連結されている。
給水パイプ23は、先端部が蓋部材2に、基端部がシンク52の投入口51周縁部に夫々位置するよう配されて、蓋部材2を支持している。給水パイプ27はシンク52の投入口51周縁部に、給水パイプ23と給水パイプ27とがL字状になるよう配置されている。
更に、給水パイプ23と給水パイプ27との連結部に、Oリングを用いてなる回動軸部24が、給水パイプ27に沿って配されている。
給水パイプ23は、基端部が回動軸部24に一体に設けられており、回動軸部24を回動中心として給水パイプ23の先端部が、延いては蓋部材2が、水平方向を0°として鉛直上側に約90°の範囲で回動可能に構成してある。つまり、噴水部20への給水路を確保しつつ、蓋部材2の開閉機構をコンパクトに構成してある。
給水パイプ23には、回動軸部24近傍に、蓋部材2の開閉状態を検出する検出部としての近接センサ25が配置してあり、近接センサ25は、近接センサ25とシンク52内面との距離を検出し、この距離が所定距離以下である場合、即ち蓋部材2が閉鎖されている場合は、蓋部材2が閉鎖されていることを示す閉鎖信号を、後述する停止部26へ送出する。一方、近接センサ25とシンク52内面との距離が所定距離を超過している場合、即ち蓋部材2が開放されている場合は、近接センサ25は閉鎖信号の送出を停止する。
このように、投入口51の蓋部材2として、一体的に設けられた噴水部20、水ガイド21、流入ガイド22等を用い、これらとは別の蓋部材を設けないため、蓋部材2の構成はコンパクトである。
また、蓋部材2を開けることによって、ディスポーザ1内部の状態を確認、点検等することが可能となる。更に、蓋部材2を閉めることによって、生ゴミG及び水道水Wのディスポーザ1外部への飛散が抑制され、しかも蓋部材2によってディスポーザ1外部からの不要な物体、人体等の侵入が抑制される。
更に、蓋部材の開閉の際に、噴水部20に連結されている給水パイプ23をいちいち取り外す必要がない。
次に、搬送室14の構成について説明する。
図2〜図4に示すように、搬送室14は、有底円筒形状の貯留槽4を備える。
貯留槽4は、貯留槽4内部の高さ方向中央部に連結パイプ53の吐出口54が開口しており、吐出口54から吐出された生ゴミG及び水道水W、即ち破砕機5が破砕した生ゴミG及び水道水Wを貯留する。
さて、図2及び図3に示すように、貯留槽4には、貯留槽4に貯留された生ゴミG及び水道水Wを吸入口61から吸入してディスポーザ1外部へ搬送する搬送ポンプ6が収容されている。更に詳細には、貯留槽4の底面上に、円柱状の搬送ポンプ6が立設してある。
搬送ポンプ6は水中ポンプを用いてなり、搬送ポンプ6の底面には、複数本の短い脚部が設けられて、搬送ポンプ6底面と貯留槽4の底面とが適長離隔されている。
また、搬送ポンプ6底面には吸入口61が開口している。吸入口61の高さは搬送ポンプ6の脚部の高さに略等しい。
搬送ポンプ6は、搬送ポンプ6がオン状態である場合に、貯留槽4に貯留された水道水W及びこの水道水Wに含まれる生ゴミGを吸入口61から吸入し、搬送ポンプ6が備える搬送パイプ62を介してディスポーザ1外部へ搬送する。即ちオン状態の搬送ポンプ6は、生ゴミG及び水道水Wを生ゴミ処理装置30が備える処理槽33へ搬送する。
一方、オフ状態の搬送ポンプ6は、生ゴミG及び水道水Wの吸入並びに搬送を実行しない。
ところで、図2及び図4に示すように、貯留槽4内には、第1フロートスイッチ71及び第2フロートスイッチ72が配されている。
第1フロートスイッチ71(第2フロートスイッチ72)は、貯留槽4に収容された水道水Wの水面に浮遊する浮玉を有し、浮玉の上下方向の位置が第1水位W1以上(第2水位W2以上)である場合はオン状態となり、第1水位W1未満(第2水位W2未満)である場合はオフ状態となる。
ここで、第2水位W2は、貯留槽4内部に開口している連結パイプ53の吐出口54の高さより十分に低く、吸入口61の高さより十分に高い位置に設定されており、第1水位W1は、第2水位W2の高さより十分に低く、吸入口61の高さより高い位置に設定されている。
第1フロートスイッチ71及び第2フロートスイッチ72は夫々搬送ポンプ6に接続されており、貯留槽4の水位が第1水位W1以上となった場合に、第1フロートスイッチ71がオン状態となって搬送ポンプ6への通電を可能とする。また、貯留槽4の水位が第2水位W2未満となった場合に、第2フロートスイッチ72がオフ状態となって搬送ポンプ6への通電を遮断する。
つまり、第2フロートスイッチ72は、貯留槽4の水位が第2水位W2以上になった場合(図4中、実線で示した第2フロートスイッチ72の状態になった場合)に、オフ状態(停止状態)の搬送ポンプ6をオンにし(作動させ)、オン状態の搬送ポンプ6をオンのままにするよう構成されている。
一方、貯留槽4の水位が第2水位W2未満である場合(図4中、二点鎖線で示した第2フロートスイッチ72の状態である場合)に、第2フロートスイッチ72は、オフ状態の搬送ポンプ6をオンにせず、オン状態の搬送ポンプ6のオン/オフには関わらないよう構成されている。
同様に、第1フロートスイッチ71は、貯留槽4の水位が第1水位W1未満になった場合(図4中、二点鎖線で示した第1フロートスイッチ71の状態になった場合)に、オン状態(作動状態)の搬送ポンプ6をオフにし(停止させ)、オフ状態の搬送ポンプ6をオフのままにするよう構成されている。
一方、貯留槽4の水位が第1水位W1以上である場合(図4中、実線で示した第1フロートスイッチ71の状態である場合)に、第1フロートスイッチ71は、オン状態の搬送ポンプ6をオフにせず、オフ状態の搬送ポンプ6のオン/オフには関わらないよう構成されている。
即ち、貯留槽4の水位が第2水位W2以上である場合に搬送ポンプ6が作動するようにしてある。第2水位W2は、吐出口54の高さよりも十分に低い位置に設定してあるため、貯留槽4に貯留されている生ゴミG及び水道水Wが、例えば連結パイプ53を介して破砕機5側へ逆流することが抑制され、生ゴミG及び水道水Wは、適切なタイミングで搬送ポンプ6によってディスポーザ1外部へ搬送される。
また、貯留槽4の水位が第1水位W1未満である場合に搬送ポンプ6が停止するようにしてある。第1水位W1は、吸入口61よりも適宜の距離だけ高い位置に設定してあるため、搬送ポンプ6の空運転が抑制される。
さて、貯留槽4内には、第2水位W2よりも十分に高く、連結パイプ53の吐出口54の高さよりも低い位置にオーバーフロー水位W3が設定してあり、このオーバーフロー水位W3近傍に、フロートスイッチを用いてなるオーバーフロースイッチ73が配置してある。
オーバーフロースイッチ73は、貯留槽4に貯留された水道水Wの水面に浮遊する浮玉を有し、浮玉の上下方向の位置がオーバーフロー水位W3以上である場合(図4中、実線で示したオーバーフロースイッチ73の状態になった場合)はオフ状態となり、浮玉の上下方向の位置がオーバーフロー水位W3未満である場合(図4中、二点鎖線で示したオーバーフロースイッチ73の状態である場合)はオン状態となる。
次に、給水部10の構成について詳述する。
図2〜図5に示すように、給水部10は、前述の給水パイプ23及び給水パイプ27、並びに給水パイプ101,103、三方弁11及び電磁弁12を用いてなる。
給水パイプ27,103の一端(基端)部は、三方弁11を介して給水パイプ101に連結されており、給水パイプ101は電磁弁12及び図示しない給水栓を介して上水道に連結されている。
給水パイプ27の他端(先端)部は、給水パイプ23に連結されており、給水パイプ103の他端(先端)部は、シャワー部13に連結されている。
給水パイプ101から分岐して、電磁弁12と給水栓との間に清掃用パイプ102が設けられている。清掃用パイプ102には作業者が手動で開閉する清掃用バルブ104が設けられており、作業者は、ディスポーザ1を洗浄する場合に清掃用バルブ104を開放して清掃用パイプ102からディスポーザ1へ給水する。清掃用パイプ102からの給水は、ディスポーザ1の状態(例えばディスポーザ1の電源がオンされているか否か)に関係なく実行可能である。
シャワー部13は、給水パイプ103、即ち給水部10に連結されている。また、シャワー部13には多数の小孔が形成されており、シャワー部13に給水された水道水Wが、貯留槽4の内部へシャワー状に散水されるようにしてある。
シャワー部13によって貯留槽4の内部へ散水された水道水Wは、貯留槽4の内面、搬送ポンプ6、及びスイッチ71,72,73に降り注ぐ。このため、貯留槽4の内面、搬送ポンプ6、及びスイッチ71,72,73に付着している生ゴミG及び汚水が洗浄され、更に、作動中の搬送ポンプ6が冷却されて、搬送ポンプ6の過熱が抑制される。
シャワー部13からの散水によって、貯留槽4の内面、搬送ポンプ6及びスイッチ71,72,73から除去された生ゴミG及び汚水は、搬送ポンプ6によってディスポーザ1外部へ搬送される。このため、貯留槽4は清浄に保たれ、残留ゴミの発生、汚臭の発生等が抑制される。
また、生ゴミGの付着によるスイッチ71,72,73の誤作動が抑制される。
さて、給水部10に関し、給水栓は、例えば蛇口を用いてなり、作業者が開閉するが、通常は開状態にしてある。給水栓が閉状態である場合、電磁弁12の開閉にかかわらず、水道水Wはディスポーザ1に給水されない。
電磁弁12は、給水部10による給水の実行/停止を切り替える給水切替手段であり、電磁弁12に対する通電が実行/停止されることによって開状態/閉状態になるよう構成してある。なお、電磁弁12の代わりに電動バルブを用いてもよい。
電磁弁12が閉状態である場合、給水栓が開状態であっても、水道水Wはディスポーザ1に給水されない。
電磁弁12及び給水栓の両方が開状態である場合、水道水Wは、給水パイプ101、三方弁11、給水パイプ27、給水パイプ23及び噴水部20をこの順に通過して、水ガイド21及び流入ガイド22を介し、投入口51から破砕機5へ給水される。破砕機5へ給水された水道水Wは、破砕機5が破砕した生ゴミGと共に、連結パイプ53を通過して貯留槽4へ流入する。
同様に、電磁弁12及び給水栓の両方が開状態である場合、水道水Wは、給水パイプ101、三方弁11、給水パイプ103及びシャワー部13をこの順に通過して、貯留槽4へ給水される。
このような給水部10からディスポーザ1への給水によって、破砕機5及び貯留槽4に生ゴミG、汚水等が残留することが抑制され、このため、悪臭の発生が抑制され、害虫、雑菌等の繁殖が抑制され、衛生的にディスポーザ1が使用される。
ここで、オーバーフロースイッチ73と電磁弁12とは、直列に接続されており(図8参照)、オーバーフロースイッチ73がオン状態である場合(即ち貯留槽4の水位がオーバーフロー水位W3未満である場合)は電磁弁12に対する通電が可能となり、電磁弁12が通電されて開状態となった場合、ディスポーザ1に対する給水が実行される。
一方、オーバーフロースイッチ73がオフ状態である場合(即ち貯留槽4の水位がオーバーフロー水位W3以上である場合)は電磁弁12に対する通電が不可能となり、電磁弁12が閉状態となって、ディスポーザ1に対する給水が停止される。
給水部10による給水は、貯留槽4の水位がオーバーフロー水位W3未満である場合、即ち連結パイプ53の吐出口54の高さ未満の水位の水道水Wが貯留されている場合に実行され、貯留槽4の水位がオーバーフロー水位W3以上である場合、即ち吐出口54の高さ未満の以上の水道水Wが貯留されている場合には実行されない。つまり、吐出口54の高さ以上の水位の水道水Wが貯留槽4に貯留される前に、給水部10は給水を停止する。
この結果、給水部10は適切なタイミングで給水を実行及び停止し、このため、貯留槽4に貯留されている生ゴミG及び水道水Wが、例えば連結パイプ53を介して破砕機5側へ逆流することが抑制され、また、貯留槽4からの生ゴミG及び水道水Wの漏出が抑制される。
なお、給水部10による給水の実行/停止を、電磁弁12が、例えば生ゴミ処理装置30側からの指示に応じて、又は破砕機5の作動開始/停止に伴って、或いは給水開始からの経過時間に応じて切り替えるように構成してもよい。
図8は、ディスポーザ1を作動させるための回路配置を示す回路図である。
電磁弁12、破砕機5のモータ5m及び搬送ポンプ6は、ブレーカBを介して商用電源Sに接続されて、商用電源Sから給電されるようにしてある。また、この商用電源Sには各種のランプ161,162,163もブレーカBを介して接続されており、商用電源Sから給電されるようにしてある。
更にディスポーザ1は、図1及び図8に示すように、投入口51近傍の破砕室15正面外側に操作部16を備える。操作部16は、電源ランプ161、運転ランプ162、及びスタンバイランプ163、並びに運転ボタン164、停止ボタン165及び非常停止ボタン166を備える。
また、図8に示すディスポーザ1の運転報知部167及び運転許可部168は、夫々リレーを用いてなり、生ゴミ処理装置30の操作盤34に接続されている。運転報知部167は、オン状態である場合に、モータ5mが運転中であることを示す運転信号を操作盤34へ出力し、オフ状態である場合は運転信号を出力しない。一方、運転許可部168は、後述する許可信号を操作盤34から入力された場合にオン状態になり、入力されていない場合にオフ状態になる。
非常停止ボタン166及び運転許可部168は、運転ランプ162、スタンバイランプ163、電磁弁12、モータ5m、搬送ポンプ6及び運転報知部167に対して設けてある。運転許可部168がオン状態であり、しかも非常停止ボタン166が操作されていない場合、各部への通電が可能となって、スタンバイランプ163は点灯し、運転ランプ162は点灯可能となり、電磁弁12は開放可能となり、モータ5m及び搬送ポンプ6夫々は作動可能となり、運転報知部167はオン状態可能となる。
非常停止ボタン166が操作された場合、又は運転許可部168がオフ状態である場合、運転ランプ162及びスタンバイランプ163は消灯し、電磁弁12は閉鎖され、モータ5m及び搬送ポンプ6夫々は作動停止し、運転報知部167はオフされる。
つまりスタンバイランプ163は、点灯/消灯によって、ディスポーザ1の運転が可能である(許可されている)/不可能である(禁止されている)ことを作業者に報知する。
電源ランプ161は商用電源Sに対して設けてあり、ディスポーザ1の電源がオン状態/オフ状態である場合に点灯/消灯する。つまり電源ランプ161は、ディスポーザ1の電源のオン/オフを作業者に報知する。
運転ボタン164及び停止ボタン165は、運転ランプ162、モータ5m及び運転報知部167に対して設けてある。
運転ボタン164は破砕機5を運転させるための操作ボタンであり、スタンバイランプ163点灯中に操作された場合にモータ5mが作動開始し、運転ランプ162が点灯し、運転報知部167がオン状態になる。スタンバイランプ163消灯中に運転ボタン164を操作した場合は破砕機5は作動停止したままであり、運転ランプ162は消灯したままであり、運転報知部167はオフ状態になったままである。
停止ボタン165は破砕機5を停止させるための操作ボタンであり、運転ランプ162点灯中に操作された場合にモータ5mが作動停止し、運転ランプ162が消灯し、運転報知部167がオフ状態になる。
つまり運転ランプ162は、点灯/消灯によって、モータ5m、延いては破砕機5の運転/停止を作業者に報知する。
運転報知部167及び運転許可部168夫々がオン状態である場合に、運転許可部168がオフ状態になったとき、運転報知部167もオフ状態になる。しかしながら、運転報知部167及び運転許可部168夫々がオフ状態である場合に、運転許可部168がオン状態になったとき、運転報知部167はオフ状態のままであり、この状態で運転ボタン164が操作されることによって運転報知部167もオン状態になる。
停止部26は、例えばリレーを用いてなり、停止ボタン165同様、運転ランプ162、モータ5m及び運転報知部167に対して設けてある。また、停止部26は、近接センサ25から閉鎖信号が送出されている間はリレー接点がオンになり、閉鎖信号が送出されていない間はリレー接点がオフになるよう構成されている。
停止部26は破砕機5を停止させるためのスイッチであり、運転ランプ162点灯中に停止部26がオフになった場合、即ち蓋部材2が開放された場合は、破砕機5のモータ5mが作動停止し、運転ランプ162が消灯し、運転報知部167がオフ状態になる。一方、オンになっている停止部26は、モータ5mを作動停止させることはないが、停止部26がオンになることによって、モータ5mが作動開始することもない。
つまり、近接センサ25が蓋部材2の開状態を検出した場合に、停止部26は破砕機5を停止させる。このため、蓋部材2が開いている場合に破砕機5が作動して、外部へ生ゴミGが飛散することが抑制される。更に、作動中の破砕機5へ、外部から不要な物体、人体等が侵入することが抑制される。
更に、蓋部材2の開放によって破砕機5が停止した場合、蓋部材2の閉鎖によっては破砕機5が自動的に作動を再開しないように構成されている。このため、作業者は蓋部材2を閉じてから、運転ボタン164を操作して破砕機5を再度作動させる。
このように、一旦作動停止した破砕機5が勝手に作動を再開しないため、例えば急に作動を開始した破砕機5によって作業者が傷を負うことが抑制され、安全性が向上されている。
さて、生ゴミ処理装置30の処理槽33は、微生物が混入された水(処理水)を収容する水槽であり、この処理槽33とディスポーザ1の貯留槽4とが、図1〜図3に示すように、逆止弁部31及び搬送パイプ32を介して連結されている。
搬送パイプ32のディスポーザ1側の端部は、破砕された生ゴミGを含む水道水Wが搬送ポンプ6側へ逆流することを抑制するために逆止弁31a(図3及び図4)を内蔵する逆止弁部31を介在して搬送ポンプ6の搬送パイプ62に連結されており、搬送パイプ32の生ゴミ処理装置30側の端部は処理槽33の側面上部に連結されている。
また、処理槽33の上方には、生ゴミ処理装置30を操作するための操作盤34が設置してある。
操作盤34からは、処理槽33がオーバーフローしていない場合に、運転許可部168に許可信号が出力される。この許可信号の出力(オン状態の許可信号)は、生ゴミ処理装置30の処理槽33への生ゴミGの搬送の許可指示である。
また、操作盤34は、処理槽33がオーバーフローしている場合に、運転許可部168に対する許可信号の出力を停止する。許可信号の出力停止(オフ状態の許可信号)は、生ゴミ処理装置30の処理槽33への生ゴミGの搬送の禁止指示である。
つまり、ディスポーザ1から生ゴミ処理装置30への生ゴミGの搬送が許可されている場合は、電磁弁12が開放されて破砕機5及び貯留槽4への給水が可能となり、破砕機5による生ゴミGの破砕が可能となり、貯留槽4に貯留された生ゴミG及び水道水Wの搬送ポンプ6による処理槽33への搬送が可能となる。
一方、ディスポーザ1から生ゴミ処理装置30への生ゴミGの搬送が禁止されている場合は、電磁弁12が閉鎖されて破砕機5及び貯留槽4に水道水Wが給水されず、破砕機5によって生ゴミGが破砕されず、搬送ポンプ6によって貯留槽4に貯留された生ゴミG及び水道水Wが生ゴミ処理装置30の処理槽33へ搬送されない。
以上のような生ゴミ処理システム3を用いる場合、作業者は、投入口51へ生ゴミGを投入する場合に、スタンバイランプ163の点灯を確認してから運転ボタン164を操作して破砕機5を作動開始させ、生ゴミGを投入した後で、停止ボタン165を操作して破砕機5を作動停止させる。
ただし、スタンバイランプ163が消灯している場合は、生ゴミ処理装置30の電源がオン状態でない、処理槽33がオーバーフローしている等のトラブルが生じているため、作業者はトラブルを解消してから生ゴミGの処理を実行する。
また、給水部10からディスポーザ1への単位時間当たりの給水量は、搬送ポンプ6の単位時間当たりの吸入量よりも少なくしておく必要がある。
投入口51から生ゴミGが投入され、噴水部20から投入口51へ水道水Wが給水されることによって、投入された生ゴミGは破砕機5によって破砕され、破砕された生ゴミGと投入口51から給水された水道水Wとが連結パイプ53を介して貯留槽4へ流入し、貯留槽4の水位が第2水位W2になるまで貯留槽4に貯留される。
破砕機5から貯留槽4へ生ゴミG及び水道水Wが流入し、更にシャワー部13から貯留槽4へ水道水Wが給水されることによって、貯留槽4内の水位が上昇する。そして、貯留槽4の水位が第2水位W2以上になった場合、即ち貯留槽4内に適量の生ゴミG及び水道水Wが貯留された場合、搬送ポンプ6が作動開始して、貯留槽4内の生ゴミG及び水道水Wが搬送ポンプ6の吸入口61から吸入されて、搬送パイプ62、逆止弁部31及び搬送パイプ32を通過して処理槽33へ連続的に搬送される。
更に、貯留槽4の水位が第1水位W1未満になった場合、即ち貯留槽4内の生ゴミG及び水道水Wを処理槽33へ搬送し終えた場合、搬送ポンプ6が作動停止する。
以上のようにしてディスポーザ1は、破砕した生ゴミGを生ゴミ処理装置30の処理槽33へ搬送する。
処理槽33内では、ディスポーザ1から搬送された生ゴミG及び水道水Wが処理水と混合され、この処理水中に含まれる微生物によって生ゴミGが分解処理される。
生ゴミ処理装置30によって生ゴミGの搬送を禁止されたディスポーザ1は、運転ランプ162及びスタンバイランプ163を消灯し、自動的に運転を再開することはない。作業者はスタンバイランプ163の点灯を視認して生ゴミ処理装置30への生ゴミGの搬送が許可されていることを知り、運転ボタン164を操作して、運転ランプ162を点灯させ、投入口51へ生ゴミGを投入する。
なお、本実施の形態においては、業務用の生ゴミ処理システム3が備えるディスポーザ1を例示したが、これに限らず、家庭用の生ゴミ処理システムが備えるディスポーザでもよい。
また、水ガイド21の内面及び流入ガイド22の外面夫々の形状は、円錐に限らず、角錐でもよいが、先端にRのついた円錐形状が最も安定している。
更に、流入ガイド22は中実の錐形状でもよい。更にまた、例えば水ガイド21の上側から水道水Wを噴出させる場合は、水ガイド21は中実の錐形状でもよい。
本発明に係るディスポーザを備える生ゴミ処理システムの構成を示す正面図である。 本発明に係るディスポーザの構成を示す模式的な平面図である。 本発明に係るディスポーザの構成を示す模式的な透視正面図である。 本発明に係るディスポーザの構成を示す模式的な透視正面図である。 本発明に係るディスポーザが備える破砕室の構成を示す模式的な透視側面図である。 本発明に係るディスポーザが備える蓋部材が閉鎖されている状態を示す説明図である。 本発明に係るディスポーザが備える蓋部材が開放されている状態を示す説明図である。 本発明に係るディスポーザを作動させるための回路配置を示す回路図である。
符号の説明
1 ディスポーザ
2 蓋部材
20 噴水部
21 水ガイド
21a 頂部
22 流入ガイド
22a 頂部
23 給水パイプ
24 回動軸部
25 近接センサ(検出部)
26 停止部
5 破砕機
51 投入口
52 シンク
G 生ゴミ
W 水道水(水)
W4 溢水位置

Claims (5)

  1. 生ゴミを破砕する破砕機と、
    生ゴミが投入され、水が流入する投入口が上向きに形成してあり、該投入口から投入された生ゴミを、前記投入口から流入した水によって前記破砕機へ移送するためのシンクと
    を備え、
    前記破砕機が破砕した生ゴミを、水と共に外部へ搬送するディスポーザであって、
    笠状をなし、頂部を上側に向けて前記投入口の上側に配され、前記投入口へ流入する水を案内する水ガイドと、
    前記シンクの溢水位置よりも高い位置に配され、前記頂部へ水を噴出する噴水部と
    を備えることを特徴とするディスポーザ。
  2. 前記水ガイドは錐形状内周面を有する笠状をなし、
    前記噴水部は、前記水ガイドの内側へ水を噴出すべく、噴水側を上向きにして前記水ガイドの下側に配してあることを特徴とする請求項1に記載のディスポーザ。
  3. 笠状をなし、前記水ガイド及び前記噴水部の下側に、頂部を上側に向けて配され、前記水ガイドが案内した水の前記シンクへの流入を案内する流入ガイド
    を備えることを特徴とする請求項2に記載のディスポーザ。
  4. 前記シンクの内面と、前記流入ガイドの下端とが離隔配置されていることを特徴とする請求項3に記載のディスポーザ。
  5. 前記噴水部と、前記水ガイドと、前記流入ガイドとを一体的に設けて前記投入口の蓋部材となし、
    該蓋部材を開閉させるための回動軸部を一体的に有し、前記噴水部に給水する給水パイプと、
    前記蓋部材の開閉状態を検出する検出部と、
    該検出部が前記蓋部材の開状態を検出した場合に、前記破砕機を停止させる停止部と
    を備えることを特徴とする請求項3又は4に記載のディスポーザ。
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