JP2007325713A - ゴルフスウィング評価方法およびゴルフスウィング評価装置 - Google Patents
ゴルフスウィング評価方法およびゴルフスウィング評価装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007325713A JP2007325713A JP2006158428A JP2006158428A JP2007325713A JP 2007325713 A JP2007325713 A JP 2007325713A JP 2006158428 A JP2006158428 A JP 2006158428A JP 2006158428 A JP2006158428 A JP 2006158428A JP 2007325713 A JP2007325713 A JP 2007325713A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- golf club
- golf
- swing
- speed
- grip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Golf Clubs (AREA)
Abstract
【解決手段】ゴルフボールを打撃する直前であるインパクト状態における、前記ゴルフクラブのゴルフクラブシャフト軸に沿って設定された、複数の所定位置それぞれの移動速度の情報を取得し、前記所定位置それぞれの前記移動速度の情報に基づいて、そのゴルフスウィングの特徴を表す評価値を算出するに際し、前記移動速度を取得する前記複数の所定位置として、少なくとも、前記ゴルフクラブにおける前記ゴルファの把持部分に対応するグリップ位置を設定する。
【選択図】図1
Description
このような種々のゴルフクラブの中から、ユーザに適したゴルフクラブを選定する(ゴルフクラブのフィティング)に際して、ゴルフクラブシャフトの選択は、ユーザに最適なゴルフクラブを選定する者(フィッター)の長年の経験と勘に依存する部分が多かった。
一般に、ヘッドスピードの速いゴルファには、硬くて、しなりの少ないゴルフクラブシャフトが薦められ、ヘッドスピードの遅いゴルファには、軟らかくて、ある程度しなるゴルフクラブシャフトが薦められていた。
また、同じゴルファであっても、ゴルフクラブの重さや長さが異なるゴルフクラブをゴルフスウィングした場合には、ヘッドスピードが異なり、ゴルフクラブ選定の基準としてヘッドスピードを用いることは、十分に客観的ではなかった。
このような技術として、客観的にゴルフスウィングを解析することができるゴルフスウィング解析装置が提案されている(例えば、下記特許文献1)。このゴルフスウィング解析装置は、ゴルフクラブのシャフト部に2つの歪ゲージを取り付け、これらの歪みゲージから検出された信号に基づいて、打撃方向の歪みとアドレス方向の歪みを直交座標上にプロットしたグラフを用い、ゴルファのスウィングを分類している。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、フィッターに依存することなく、客観的に、個々のゴルファのゴルフスウィングの特徴について評価して、個々のゴルファに最適なゴルフクラブを選定する方法を提供することを目的とする。
なお、上記スウィング速度情報の取得の際にゴルファが把持してスウィングを実施するゴルフクラブは、ゴルフクラブシャフト方向の長さ、振動数、質量などが所定の範囲内である所定のゴルフクラブを用いればよい。例えば、長さ1066〜1219mm(約42〜約48インチ)、振動数3.3〜5.0Hz(200〜300cpm)、質量280〜320gのゴルフクラブを用いればよい。なお、前記グリップ位置は、例えば、ゴルフクラブにおける、ゴルファの肉体(すなわちゴルファの手)との接触領域のうち、ゴルフクラブのグリップ端側に最も近い部分とすればよい。この場合、例えば、ゴルファの左手の小指部分(右利きのゴルファの場合)をグリップ位置とすればよい。なお、前記ヘッド位置は、前記ゴルフクラブのグリップ端から前記ゴルフクラブシャフト軸に沿って700mm以上離間した位置であることが好ましい。
Vg={(L+l)×Va−l×Vb}/L ・・・(1)
Vh={(L+l−H)×Va+(H−l)×Vb}/L ・・・(2)
R={(Va−Vb)×l+L×Va}/(Vb−Va) ・・・(4)
Vg=(Va×R)/(R+l) ・・・(5)
Vh={Va×(R+H)}/(R+l) ・・・(6)
Vg={(L+l)×Va−l×Vb}/L ・・・(1)
Vh={(L+l−H)×Va+(H−l)×Vb}/L ・・・(2)
(Vh/Vg)={(L+l−H)×Va+(H−l)×Vb}/{(L+l)×Va−l×Vb}・・・(7)
このように、インパクト直前のヘッドスピードが略等しいゴルフスウィングを比較しても、グリップ位置の速度履歴は大きく異なっていることが分かる。
ゴルフスウィングの場合では、ゴルフクラブシャフトのしなりを十分に利用した方が、ゴルフボールを遠くに飛ばすことができるため、ゴルフクラブシャフトが図中に点線で記した状態となった位置でゴルフボールを打撃することが好ましい。
図11でも、図10と同様に、ブロック70は移動の開始位置で停止しており、矢印方向に向かって移動する。図11の場合、ブロック70の移動速度は、移動の際、移動開始とともに比較的小さく上昇(比較的小さな加速度〔絶対値〕で増速)した後、比較的小さく下降する(比較的小さな加速度〔絶対値〕で減速する)。
ゴルフボールのインパクト時において、ゴルフクラブシャフトは、ゴルフボールを打ち出す方向に対してしなるが、インパクト時にゴルフボールがフェースから打ち出される角度である打ち出し角は、ゴルフボールの弾道およびその飛距離を決定する重要な要素である。この打ち出し角は、ゴルフスウィングにおけるゴルフクラブシャフトのしなり方によって異なる。このゴルフボールの打ち出し角度の変化は、ゴルフボールの弾道の高さに影響し、ゴルフボールの飛距離を左右する要因となる。
複数のゴルファそれぞれが、同一のゴルフクラブを把持してゴルフスウィングを行なっても、ゴルフクラブシャフトのしなり方(たわみ方)は、各ゴルファのスウィング毎に異なり、ゴルフスウィングにおいてゴルフボールを打撃するに好ましいタイミングや、また、打撃するに好ましい打ち出し角なども異なってくる。
そこで、従来では、ゴルフクラブシャフトは、ゴルフスウィングのテンポ、インパクト時のヘッドスピード、リストアクション、ウェイトシフト、体力など、個々のゴルファのスウィング特性を基にして、フィッターの長年の経験と勘により選定されている。
キックポイントの位置(以下、調子ともいう)の種類には、先調子、中調子および元調子(もしくは、手元調子という)の3種類がある。
先調子のゴルフクラブシャフトは、キックポイントが比較的ゴルフクラブヘッド側に位置し、ゴルフクラブシャフトのゴルフクラブヘッド側が最もしなる。また、元調子のゴルフクラブシャフトは、キックポイントが比較的ゴルフクラブグリップ側に位置し、ゴルフクラブシャフトのグリップ寄りの部分が最もしなる。そして、中調子のゴルフクラブシャフトは、先調子のゴルフクラブシャフトのキックポイントの位置と、元調子のゴルフクラブシャフトのキックポイントの位置との中間地点付近が最もしなる。
なお、上記ヘッドスピードVhとグリップスピード速度Vgを計測する際、ゴルファが把持してスウィングを実施するゴルフクラブとしては、ゴルフクラブシャフト方向の長さ1066〜1219mm(約42〜約48インチ)、振動数3.3〜5.0Hz(200〜300cpm)、質量280〜320gの範囲内にある、標準的仕様の所定のゴルフクラブを用いている。
具体的には、3種類のゴルフクラブシャフトは、ゴルフクラブのグリップ端およびヘッド端をシャフト中心軸上に位置させたまま、グリップ端およびヘッド端の距離を縮める方向に、グリップ端およびヘッド端の両側から力を加えて、一方向にゴルフクラブシャフトを撓ませた際に、ゴルフクラブシャフトの最大撓み量が110mmになった状態におけるゴルフクラブシャフトの最大撓み点の位置として定義されるキックポイントの位置がそれぞれ異なっている。すなわち、3種類のゴルフクラブは、それぞれ、ゴルフクラブシャフトの全長に対する、ゴルフクラブグリップ端からキックポイント位置までの距離の割合(百分率)がそれぞれ異なっている。3種類のゴルフクラブそれぞれのキックポイントの位置は、例えば、本願出願人による出願である、特開2003−310803号公報記載のシャフト撓み特性測定装置等によって、ゴルフクラブ毎に測定すればよい。
3種類のゴルフクラブは、それぞれ、この割合が約42%である先調子のゴルフクラブシャフトを有するゴルフクラブと、この割合が約43%である中調子のゴルフシャフトを有するゴルフクラブと、この割合が約44%である元調子のゴルフクラブシャフトを有するゴルフクラブである。複数のゴルファは、これら3種類のゴルフクラブをそれぞれ把持してゴルフスウィングを行ない、3種類のゴルフクラブの中からフィーリング(打感)が最も良好なゴルフクラブを選択した。
したがって、各ゴルファが選定したゴルフクラブシャフトの調子とヘッドスピードとは直接関係がないことが分かる。
このように、図13より、元調子のゴルフクラブシャフトを選定したゴルファは、先調子や中調子のゴルフクラブシャフトを選定したゴルファと比較して、値Vh/Vgが小さく、先調子のゴルフクラブシャフトを選定したゴルファは値Vh/Vgが大きいことが分かる。インパクト時のヘッドスピードVhをグリップスピードVgで除算して得られる値(Vh/Vg)は、ゴルフスウィングにおけるゴルフクラブの挙動を特徴づけているといえる。
このようにしてゴルフクラブシャフトを選定することにより、フィッターに依存することなく、客観的に、個々のゴルファに最適なゴルフクラブを選定することができる。
例えば、上記値Vh/Vgが10.0±1.0の場合は、キックポイント位置のゴルフクラブシャフトにおける上記割合が43%付近の中調子のゴルフクラブシャフトを備えたゴルフクラブを選定すればよい。また、値Vh/Vgが12.0±1.0の場合は、上記割合が44%付近の先調子のゴルフクラブシャフトを備えたゴルフクラブを選定すればよい。また、値Vh/Vgの平均が8.0±1.0の場合は、上記割合が42%付近の元調子のゴルフクラブシャフトを備えたゴルフクラブを選定すればよい。
また、ゴルフスウィングに応じたゴルフクラブを選定する際、上記インパクト状態におけるグリップ位置の移動速度とヘッド位置の移動速度との比をより重要視してゴルフクラブを選定する場合など、例えば、上記値Vh/Vgが8.0±2.0の場合に、元調子のゴルフクラブシャフトを有するゴルフクラブを選定し、上記値Vh/Vgが16.0±2.0の場合に先調子のゴルフクラブシャフトを有するゴルフクラブを選定し、上記値Vh/Vgが12.0±2.0の場合に中調子のゴルフクラブシャフトを有するゴルフクラブを選定すればよい。
本発明のゴルフクラブ選定方法では、上記値Vh/Vgが大きいほど、より先調子のゴルフクラブシャフトを有するゴルフクラブを選定し、上記値Vh/Vgが小さいほど、より元調子のゴルフクラブシャフトを有するゴルフクラブを選定すればよく、選定の基準については、特に限定されない。
すなわち、ゴルフクラブは、トップ状態からダウンスウィングが始まると、グリップを中心に略だ円形の運動をするため、グリップに加わる速度が増加すると、グリップと反対側のゴルフクラブの端部であるゴルフクラブヘッドの影響により、ゴルフクラブシャフトはゴルフスウィングに対して負の方向に一旦たわむ。その後、グリップに加わる速度が減少すると、ゴルフクラブヘッドは今まで加わった速度を維持しようとして、ゴルフスウィングに対して正の方向にたわむ。
そこで、グリップ位置の速度履歴に基づいて、調子の種類の異なるゴルフクラブシャフトを選定することもできる。
より具体的には、グリップ位置の速度履歴から得られる、ゴルフスウィングの特性値としては、グリップ位置の最大速度Vmax、グリップ位置の最大速度Vmaxとインパクト状態でのグリップ位置の速度Vimpとの差、トップ状態からVmaxとなる状態までの増加するグリップ位置の平均加速度Amax、およびVmaxとなった状態からインパクト状態までの減少するグリップ位置の平均加速度Aimpなどがあり、これらの特性値を単独あるいは複数組み合わせて得られる指標に基づいて、調子の種類の異なるゴルフクラブシャフトを選定してもよい。
また、トップ状態からVmaxとなる状態までの増加するグリップ端の平均加速度Amaxは、60m/s2( = 12m/s ÷ 0.2s)であり、Vmaxとなった状態からインパクト状態までの減少するグリップ位置の平均加速度Aimpは、90m/s2( = 9m/s ÷ 0.1s)である。
選定するゴルフクラブシャフトは、調子の種類の異なるゴルフクラブに限定されず、ゴルフクラブシャフトのフレックスの異なるゴルフクラブシャフトを選定してもよい。
すなわち、グリップ位置近傍における速度履歴は、ゴルフクラブを選定するための他の選定方法と組み合わせて、あるゴルフスウィングにおける最適なゴルフクラブを選定してもよい。
また、例えば、予め測定されたグリップスピードVgおよびヘッドスピードVhを、持ち運び可能な記憶媒体に記憶させ、この情報をコンピュータ30が記憶媒体から読み込むことにより、グリップスピードをVgおよびヘッドスピードVhを取得することができる。
12 ゴルファ
14 ゴルフクラブ
15 ゴルフクラブシャフト
16a、16b 反射マーカ
17 第1測定対象領域
18a グリップ位置
18b ヘッド位置
19 第2測定対象領域
20 スウィング測定・評価ユニット
22 第1投射光
24 第2投射光
26、28 反射光(投射光の反射光)
30 コンピュータ
32 本体
34 ディスプレイ
36 入力手段
62 バインダ層
64 反射層
66 表面フィルム層
68 ガラスビーズ層
70 接着剤
42 透明窓42
44 ディスプレイ
46 筐体
48 光源
50 ラインセンサ
51a、51b、・・・51n フォトセンサ
52 ハーフミラー
54 ミラー
56 データ処理手段
58 メモリ
60 クラブ情報取得手段
70 ブロック
72 球
74 ポール
Claims (20)
- ゴルフクラブを把持して行なうゴルフスウィングにおけるゴルフクラブの挙動を解析して、そのゴルフスウィングの特性を評価する方法であって、
ゴルフボールを打撃する直前であるインパクト状態における、前記ゴルフクラブのゴルフクラブシャフト軸に沿って設定された、複数の所定位置それぞれの移動速度の情報を取得するスウィング速度情報取得ステップと、
前記スウィング速度情報取得ステップで得られた前記所定位置それぞれの前記移動速度の情報に基づいて、そのゴルフスウィングの特徴を表す評価値を算出する評価値算出ステップと、を有し、
前記移動速度を取得する前記複数の所定位置は、前記ゴルフクラブにおける前記ゴルファの把持部分に対応するグリップ位置を少なくとも含むことを特徴とするゴルフスウィング評価方法。 - 前記複数の所定位置は、前記グリップ位置と、前記ゴルフクラブのヘッド部に対応するヘッド位置であり、
前記スウィング速度情報取得ステップで得られた、前記グリップ位置の移動速度をVg、前記ヘッド位置の移動速度をVhとすると、
前記評価値算出ステップでは、前記評価値として、前記グリップ位置の移動速度Vgに対する前記ヘッド位置の移動速度Vhの割合Vh/Vgを算出することを特徴とする請求項1記載のゴルフスウィング評価方法。 - さらに、前記評価値算出ステップにおいて算出された前記Vh/Vgの値に応じて前記ゴルフスウィングの特徴を判定する判定ステップを有し、
前記判定ステップでは、前記Vh/Vgの値がより大きいほど、インパクトの際にリストの返しがより強いリストターンタイプのスウィングであると判定し、前記Vh/Vgの値がより小さいほど、インパクトの際にリストをあまり使わないボディターンタイプのスウィングであると判定することを特徴とする請求項2記載のゴルフスウィング評価方法。 - さらに、前記評価値算出ステップにおいて算出された前記Vh/Vgの値に応じて、そのゴルフスウィングに最適な種類のゴルフクラブシャフトを備えるゴルフクラブを選定するゴルフクラブ選定ステップと、を有することを特徴とする請求項2または3記載のゴルフスウィング評価方法。
- 前記ゴルフクラブ選定ステップは、それぞれ異なる調子のゴルフクラブシャフトを備えた複数のゴルフクラブから、ゴルフスウィングに応じた調子のゴルフクラブシャフトを備えるゴルフクラブを選定するものであり、
前記インパクト状態における前記ヘッド位置の移動速度を、前記インパクト状態における前記グリップ位置の移動速度で除算した値が大きいほど、より先調子のゴルフクラブシャフトを有するゴルフクラブを選定し、前記値が小さいほど、より元調子のゴルフクラブシャフトを有するゴルフクラブを選定することを特徴とする請求項4記載のゴルフスウィング評価方法。 - 前記スウィング速度情報取得ステップでは,前記ゴルフクラブのシャフト上の2つの測定位置の移動速度を測定して得られた、この測定位置における移動速度に基づき、前記グリップ位置を含む前記複数の所定位置それぞれの、前記インパクト状態における移動速度をそれぞれ算出して取得することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のゴルフスウィング評価方法。
- 前記スウィング速度情報取得ステップでは、前記ゴルフクラブのシャフト上の2つの測定位置の間隔をL、前記2つの測定位置のうち前記グリップ位置側にある一方の測定位置から前記グリップ位置までの距離をl、前記インパクト状態における前記一方の測定位置の移動速度をVa、他方の測定位置の移動速度をVbとすると、
前記インパクト状態における前記グリップ位置の移動速度Vgを下記式(1)を用いて算出することを特徴とする請求項6記載のゴルフスウィング評価方法。
Vg={(L+l)×Va−l×Vb}/L ・・・(1) - 前記スウィング速度情報取得ステップでは、前記ゴルフクラブのシャフト上の2つの測定位置の間隔をL、前記2つの測定位置のうち前記グリップ位置側にある一方の測定位置から前記グリップ位置までの距離をl、前記グリップ位置と前記ヘッド位置との間隔をH、前記インパクト状態における前記一方の測定位置の移動速度をVa、他方の測定位置の移動速度をVbとすると、前記インパクト状態における前記ヘッド位置の移動速度Vhを下記式(2)を用いて算出することを特徴とする請求項6または7記載のゴルフスウィング評価方法。
Vh={(L+l−H)×Va+(H−l)×Vb}/L ・・・(2) - ゴルフボールを打撃する直前である前記インパクト状態における前記ゴルフクラブの位置を含む測定対照空間範囲内の、前記ゴルフクラブの移動方向に沿って分割された複数の測定対象領域それぞれに向けて、光源から投射光を投射した状態で、
ゴルフクラブシャフトの前記測定位置それぞれに反射マーカが設けられたゴルフクラブを把持してゴルフスウィングを行ない、
ラインセンサによって、それぞれ異なる測定対象領域における、前記複数の反射マーカそれぞれからの、前記投射光の反射光をそれぞれ検知し、
前記ラインセンサによる前記反射光それぞれの検知タイミングの時間差と、各測定対象領域の相互の距離とを用いて、前記ゴルフクラブシャフトの各測定位置それぞれの移動速度を、算出して求めることを特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載のゴルフスウィング評価方法。 - 前記反射マーカは、テープ状に形成されて前記移動物体に貼付された再帰反射性の反射体であり、前記投射光を、前記光源から前記測定対象領域へと至る光路の逆光路に反射することを特徴とする請求項9記載のゴルフスウィング評価方法。
- ゴルフクラブを把持して行なうゴルフスウィングにおけるゴルフクラブの挙動を解析して、そのゴルフスウィングの特性を評価する装置であって、
ゴルフボールを打撃する直前であるインパクト状態における、前記ゴルフクラブのゴルフクラブシャフト軸に沿って設定された、複数の所定位置それぞれの移動速度の情報を取得するスウィング速度情報取得手段と、
前記スウィング速度情報取得手段で得られた前記所定位置それぞれの前記移動速度の情報に基づいて、そのゴルフスウィングの特徴を表す評価値を算出する評価値算出手段と、を有し、
前記移動速度を取得する前記複数の所定位置は、前記ゴルフクラブにおける前記ゴルファの把持部分に対応するグリップ位置を少なくとも含むことを特徴とするゴルフスウィング評価装置。 - 前記複数の所定位置は、前記グリップ位置と、前記ゴルフクラブのヘッド部に対応するヘッド位置であり、
前記スウィング速度情報取得手段で得られた、前記グリップ位置の移動速度をVg、前記ヘッド位置の移動速度をVhとすると、
前記評価値算出手段では、前記評価値として、前記グリップ位置の移動速度Vgに対する前記ヘッド位置の移動速度Vhの割合Vh/Vgを算出することを特徴とする請求項11記載のゴルフスウィング評価装置。 - さらに、前記評価値算出手段において算出された前記Vh/Vgの値に応じて前記ゴルフスウィングの特徴を判定する判定手段を有し、
前記判定手段では、前記Vh/Vgの値がより大きいほど、インパクトの際にリストの返しがより強いリストターンタイプのスウィングであると判定し、前記Vh/Vgの値がより小さいほど、インパクトの際にリストをあまり使わないボディターンタイプのスウィングであると判定することを特徴とする請求項12記載のゴルフスウィング評価装置。 - さらに、前記評価値算出手段において算出された前記Vh/Vgの値に応じて、そのゴルフスウィングに最適な種類のゴルフクラブシャフトを備えるゴルフクラブを選定するゴルフクラブ選定手段と、を有することを特徴とする請求項12または13記載のゴルフスウィング評価装置。
- 前記ゴルフクラブ選定手段は、それぞれ異なる調子のゴルフクラブシャフトを備えた複数のゴルフクラブから、ゴルフスウィングに応じた調子のゴルフクラブシャフトを備えるゴルフクラブを選定するものであり、
前記インパクト状態における前記ヘッド位置の移動速度を、前記インパクト状態における前記グリップ位置の移動速度で除算した値が大きいほど、より先調子のゴルフクラブシャフトを有するゴルフクラブを選定し、前記値が小さいほど、より元調子のゴルフクラブシャフトを有するゴルフクラブを選定することを特徴とする請求項14記載のゴルフスウィング評価装置。 - 前記スウィング速度情報取得手段では,前記ゴルフクラブのシャフト上の2つの測定位置の移動速度を測定して得られた、この測定位置における移動速度に基づき、前記グリップ位置を含む前記複数の所定位置それぞれの前記インパクト状態における移動速度をそれぞれ算出して取得することを特徴とする請求項11〜15のいずれかに記載のゴルフスウィング評価装置。
- 前記スウィング速度情報取得手段では、前記ゴルフクラブのシャフト上の2つの測定位置の間隔をL、前記2つの測定位置のうち前記グリップ位置側にある一方の測定位置から前記グリップ位置までの距離をl、前記インパクト状態における前記一方の測定位置の移動速度をVa、他方の測定位置の移動速度をVbとすると、
前記インパクト状態における前記グリップ位置の移動速度Vgを下記式(1)を用いて算出することを特徴とする請求項16記載のゴルフスウィング評価装置。
Vg={(L+l)×Va−l×Vb}/L ・・・(1) - 前記スウィング速度情報取得手段では、前記ゴルフクラブのシャフト上の2つの測定位置の間隔をL、前記2つの測定位置のうち前記グリップ位置側にある一方の測定位置から前記グリップ位置までの距離をl、前記グリップ位置と前記ヘッド位置との間隔をH、前記インパクト状態における前記一方の測定位置の移動速度をVa、他方の測定位置の移動速度をVbとすると、前記インパクト状態における前記ヘッド位置の移動速度Vhを下記式(2)を用いて算出することを特徴とする請求項16または17記載のゴルフスウィング評価装置。
Vh={(L+l−H)×Va+(H−l)×Vb}/L ・・・(2) - 前記ゴルフスウィングは、前記ゴルフクラブシャフトの前記測定位置それぞれに反射マーカが設けられたゴルフクラブを把持して行い、
前記スウィング速度情報取得手段は、
投射光を出射するための光源と、
ゴルフボールを打撃する直前である前記インパクト状態における前記ゴルフクラブの位置を含む測定対照空間範囲内の、前記ゴルフクラブの移動方向に沿って分割された複数の測定対象領域それぞれに向けて、前記光源からの投射光を投射する投射部と、
それぞれ異なる測定対象領域における、前記複数の反射マーカそれぞれからの、前記投射光の反射光をそれぞれ検知するラインセンサと、
前記ラインセンサによる前記反射光それぞれの検知タイミングの時間差と、各測定対象領域の相互の距離とから、前記ゴルフクラブシャフトに設けられた前記反射マーカそれぞれの、前記インパクト状態における移動速度を算出して求めるデータ処理部と、を有することを特徴とする請求項16〜18のいずれかに記載のゴルフスウィング評価装置。 - 前記反射マーカは、テープ状に形成されて前記移動物体に貼付された再帰反射性の反射体であり、前記投射光を、前記光源から前記測定対象領域へと至る光路の逆光路に反射することを特徴とする請求項19記載のゴルフスウィング評価装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006158428A JP2007325713A (ja) | 2006-06-07 | 2006-06-07 | ゴルフスウィング評価方法およびゴルフスウィング評価装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006158428A JP2007325713A (ja) | 2006-06-07 | 2006-06-07 | ゴルフスウィング評価方法およびゴルフスウィング評価装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007325713A true JP2007325713A (ja) | 2007-12-20 |
Family
ID=38926635
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006158428A Pending JP2007325713A (ja) | 2006-06-07 | 2006-06-07 | ゴルフスウィング評価方法およびゴルフスウィング評価装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007325713A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011110164A (ja) * | 2009-11-25 | 2011-06-09 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | ゴルフクラブのスウィングの表示方法および表示図表 |
JP2011161131A (ja) * | 2010-02-15 | 2011-08-25 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | ゴルフクラブヘッドのスイートエリアの算出方法 |
JP2012016582A (ja) * | 2010-06-08 | 2012-01-26 | Sri Sports Ltd | ゴルフクラブのフィッティング方法、その装置及び解析方法 |
JP2015002912A (ja) * | 2013-06-21 | 2015-01-08 | セイコーエプソン株式会社 | 運動解析装置および運動解析プログラム |
JP2015037435A (ja) * | 2008-04-25 | 2015-02-26 | 横浜ゴム株式会社 | ゴルフクラブの選定方法およびゴルフクラブ |
US9229023B2 (en) | 2011-11-14 | 2016-01-05 | Fujitsu Limited | Electronic apparatus, mobile terminal, and velocity measuring method |
JP2016034483A (ja) * | 2014-08-01 | 2016-03-17 | ダンロップスポーツ株式会社 | ゴルフクラブのフィッティング装置、方法及びプログラム |
JP2017104698A (ja) * | 2010-06-08 | 2017-06-15 | ダンロップスポーツ株式会社 | ゴルフクラブのフィッティング方法、その装置及び解析方法 |
JP2019004983A (ja) * | 2017-06-21 | 2019-01-17 | 住友ゴム工業株式会社 | 打具の把持状態の解析装置 |
JP2019050863A (ja) * | 2017-09-12 | 2019-04-04 | 住友ゴム工業株式会社 | 打具の挙動の解析装置 |
JP2020168556A (ja) * | 2016-06-30 | 2020-10-15 | ナイキ イノベイト シーブイ | デジタルゴルフアシスタント |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5964174U (ja) * | 1982-10-22 | 1984-04-27 | 三菱電機株式会社 | スウイング測定装置 |
JPH07159117A (ja) * | 1993-12-03 | 1995-06-23 | Naohiro Tanno | 運動物体光検知測定装置 |
JP2002210055A (ja) * | 2001-01-17 | 2002-07-30 | Saibuaasu:Kk | スイング測定システム |
JP2004129687A (ja) * | 2002-10-08 | 2004-04-30 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 最適ゴルフクラブシャフト選定システム及びゴルフクラブシャフト |
JP2005021329A (ja) * | 2003-07-01 | 2005-01-27 | Mizuno Corp | ゴルフクラブ選定装置、ゴルフクラブ選定方法、およびゴルフ用グラブ |
JP2006109988A (ja) * | 2004-10-13 | 2006-04-27 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | ゴルフスウィング解析システムおよびそのプログラム |
-
2006
- 2006-06-07 JP JP2006158428A patent/JP2007325713A/ja active Pending
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5964174U (ja) * | 1982-10-22 | 1984-04-27 | 三菱電機株式会社 | スウイング測定装置 |
JPH07159117A (ja) * | 1993-12-03 | 1995-06-23 | Naohiro Tanno | 運動物体光検知測定装置 |
JP2002210055A (ja) * | 2001-01-17 | 2002-07-30 | Saibuaasu:Kk | スイング測定システム |
JP2004129687A (ja) * | 2002-10-08 | 2004-04-30 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 最適ゴルフクラブシャフト選定システム及びゴルフクラブシャフト |
JP2005021329A (ja) * | 2003-07-01 | 2005-01-27 | Mizuno Corp | ゴルフクラブ選定装置、ゴルフクラブ選定方法、およびゴルフ用グラブ |
JP2006109988A (ja) * | 2004-10-13 | 2006-04-27 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | ゴルフスウィング解析システムおよびそのプログラム |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015037435A (ja) * | 2008-04-25 | 2015-02-26 | 横浜ゴム株式会社 | ゴルフクラブの選定方法およびゴルフクラブ |
JP2011110164A (ja) * | 2009-11-25 | 2011-06-09 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | ゴルフクラブのスウィングの表示方法および表示図表 |
JP2011161131A (ja) * | 2010-02-15 | 2011-08-25 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | ゴルフクラブヘッドのスイートエリアの算出方法 |
JP2012016582A (ja) * | 2010-06-08 | 2012-01-26 | Sri Sports Ltd | ゴルフクラブのフィッティング方法、その装置及び解析方法 |
JP2017104698A (ja) * | 2010-06-08 | 2017-06-15 | ダンロップスポーツ株式会社 | ゴルフクラブのフィッティング方法、その装置及び解析方法 |
US9229023B2 (en) | 2011-11-14 | 2016-01-05 | Fujitsu Limited | Electronic apparatus, mobile terminal, and velocity measuring method |
US10459002B2 (en) | 2013-06-21 | 2019-10-29 | Seiko Epson Corporation | Motion analysis method and motion analysis device |
JP2015002912A (ja) * | 2013-06-21 | 2015-01-08 | セイコーエプソン株式会社 | 運動解析装置および運動解析プログラム |
JP2016034483A (ja) * | 2014-08-01 | 2016-03-17 | ダンロップスポーツ株式会社 | ゴルフクラブのフィッティング装置、方法及びプログラム |
JP2020168556A (ja) * | 2016-06-30 | 2020-10-15 | ナイキ イノベイト シーブイ | デジタルゴルフアシスタント |
JP2019004983A (ja) * | 2017-06-21 | 2019-01-17 | 住友ゴム工業株式会社 | 打具の把持状態の解析装置 |
JP2019050863A (ja) * | 2017-09-12 | 2019-04-04 | 住友ゴム工業株式会社 | 打具の挙動の解析装置 |
JP7027745B2 (ja) | 2017-09-12 | 2022-03-02 | 住友ゴム工業株式会社 | 打具の挙動の解析装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2007325713A (ja) | ゴルフスウィング評価方法およびゴルフスウィング評価装置 | |
JP5434540B2 (ja) | ゴルフクラブの選択方法 | |
JP4184363B2 (ja) | ゴルフクラブ選定方法 | |
JP5365486B2 (ja) | ゴルフスウィングの分類方法およびチャート | |
JP6146943B2 (ja) | ゴルフクラブのフィッティング方法、その装置及び解析方法 | |
JP2010082430A (ja) | ゴルフクラブの選択方法およびゴルフクラブの選択システム | |
US20140111625A1 (en) | Apparatus and method for measuring golf club shaft flex and golf simulation system incorporating the same | |
JP5761961B2 (ja) | ゴルフクラブのフィッティング方法、その装置及び解析方法 | |
KR101398778B1 (ko) | 골프 클럽의 샤프트의 피팅 방법 | |
JP5584961B2 (ja) | ゴルフクラブの試打システムおよびゴルフクラブの試打方法 | |
JP5034731B2 (ja) | スイングの評価方法 | |
KR102018507B1 (ko) | 골프 클럽의 스윙의 표시 방법 및 표시 도표 | |
JP2012095844A (ja) | ゴルフクラブのフィッティング方法 | |
US20090237641A1 (en) | Spin measurement method and apparatus | |
JP2005312734A (ja) | ゴルフクラブ選定装置およびゴルフクラブ選定方法ならびにゴルフスイング解析装置およびゴルフスイング解析方法 | |
JP2011110164A (ja) | ゴルフクラブのスウィングの表示方法および表示図表 | |
JP5585050B2 (ja) | ゴルフスウィング計測方法、ゴルフクラブの選定方法及びゴルフスウィング計測装置 | |
JP4935299B2 (ja) | ゴルフスウィング評価方法およびゴルフスウィング評価装置 | |
US8845445B2 (en) | Feedback apparatus and method for improving cocking loosening | |
JP5540665B2 (ja) | ゴルフクラブの選定方法および選定装置並びにゴルフクラブ | |
JP2010158332A (ja) | ゴルフクラブの選定方法 | |
JP4935298B2 (ja) | ゴルフスウィング評価方法およびゴルフスウィング評価装置 | |
JP6440758B2 (ja) | ゴルフクラブのフィッティング方法、その装置及び解析方法 | |
KR20100002418A (ko) | 골프공 및 골프채 헤드 경로 분석 시스템 | |
JP2005304774A (ja) | ゴルフクラブの評価方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090602 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110728 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110802 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111003 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120515 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120713 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20130122 |