JP2007325659A - ゲームシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】携帯型ゲーム装置と業務用ゲーム装置とが共に複数存在する環境でも、業務用ゲーム装置が対応する携帯型ゲーム装置を特定するための認証システムを設けたゲームシステムを提供する。
【解決手段】携帯型ゲーム装置と業務用ゲーム装置に固有のID番号を設定する。業務用ゲーム装置は、設定されたID番号を送信し、同じID番号を設定された携帯型ゲーム装置からの返信を受信することで、対応する携帯型ゲーム装置を特定する。複数の返信がある場合は、ID番号にリトライ回数を付加して再送信して特定する。特定ができた場合は、認証情報を送信する。ID番号、リトライ回数と認証情報とで特定された携帯型ゲーム装置と通信を行う。
【選択図】図5

Description

本願発明は、複数の第1のゲーム装置(例えば、業務用ゲーム装置)と第1のゲーム装置とは異なる種類の複数の第2のゲーム装置(例えば、携帯型ゲーム装置)とが無線通信可能になされ、任意の1台の第2のゲーム装置と任意の1台の第1のゲーム装置との間でデータを通信することにより相互に共通のゲームを楽しむことのできるゲームシステム、このゲームシステムに適用される第1,第2のゲーム装置、これらのゲーム装置を実現するためのプログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体に関する。
従来、レーシングゲームや競馬ゲーム、格闘ゲームなどの対戦型ゲームでは、一般に予め用意された複数のレーシングカーや競走馬、格闘家からユーザが所望のレーシングカーや競走馬、格闘家を選択し、そのレーシングカーや競走馬を他のレーシングカーや競走馬と競争させたり、その格闘家を他の格闘家と戦わせる構成となっているが、近年では、ユーザがレーシングカーをチューンナップしたり競走馬や格闘家を育成したりして、自分専用のレーシングカーや競走馬を競争させたり、格闘家を戦わせることができるものも知られている。この種の対戦型ゲームでは、例えば、レーシングゲームの場合、ユーザは、コンピュータ制御の多数のレーシングカーや他のユーザのレーシングカーとの対戦を通して多種多様なチューンナップ方法の中から所望のチューンナップ方法を見つけ出したり、創作したりして自己のレーシングカーをカスタマイズする面白さや、そのレーシングカーをカーレースイベントにて不特定多数のユーザのレーシングカーと競争させる面白さなどを楽しむことができる。
この種のレーシングゲームを実現する場合、各ユーザが主としてレーシングカーをカスタマイズするためのゲーム環境とそのカスタマイズしたレーシングカーを不特定多数の他のユーザのレーシングカーと競争させるためのゲーム環境を構築することが必要であり、具体的な方法として、以下のような構成が考えられる。
例えば、ゲームセンタに、不特定多数のユーザ同士のカーレースを主たる目的とした、無線通信機能を備えた携帯型ゲーム装置と無線通信可能な多数の業務用ゲーム装置を配置する一方、ユーザに携帯型ゲーム装置で主としてレーシングカーをカスタマイズするためのゲームソフトを提供し、多数の携帯型ゲーム装置と多数の業務用ゲーム装置との間で無線により相互にデータを通信することより各ユーザが各携帯型ゲーム装置でカスタマイズしたレーシングカーを任意の業務用ゲーム装置に登場させて他のユーザとカーレースを行うことのできるゲームシステムが考えられる。
ところで、上記のゲームシステムにおいては、ゲームセンタに多数のユーザが集まり、各ユーザが自己の携帯型ゲーム装置から特定の業務用ゲーム装置に無線によりゲームデータを送受し、その業務用ゲーム装置でカーレースを楽しむことになるので、相互に無線通信を行う関係にある携帯型ゲーム装置と業務用ゲーム装置の組合わせが複数組生じることになる。現在、無線通信機能を備えた携帯型ゲーム装置が商品化されているが、その無線通信機能ではキャリア周波数が限られているので、キャリア周波数を共有しながら同時に複数組の携帯型ゲーム装置と業務用ゲーム装置間の無線通信を可能にする必要がある。
従来、ゲーム装置の通信相手を特定する技術に関し、例えば、特開2003−169965公報に示されるように、SIMカードと呼ばれるICカードによりユーザ個人を認証する方法によりユーザを特定する技術が提案されている。同公報に記載のゲームシステムは、公衆回線網に不特定多数のユーザのゲームデータを管理するゲームサーバを設け、家庭用ゲーム装置、業務用ゲーム装置、携帯型ゲーム装置などの任意のゲーム装置でゲームソフトを途中から楽しむ場合、ゲーム開始時にゲームサーバにアクセスしてゲームデータをダウンロードする一方、ゲーム終了時にゲームサーバにアクセスして更新したゲームデータをアップロードするものである。
特開2003−169965公報
しかしながら、同公報に記載の技術は、ゲームサーバにアクセスがあった場合、そのアクセスしてきたユーザを認証するための技術で、一般的に1台の携帯型ゲーム装置を1台の基地局を通して公衆通信網に接続する場合の技術であり、複数の携帯型ゲーム装置と複数の業務用ゲーム装置が存在するゲームセンタにおいて、複数の携帯型ゲーム装置の中の任意の1台と複数の業務用ゲーム装置の中の任意の1台とを簡単かつ正確に通信相手として特定し、相互にデータ通信を行うための技術ではない。従って、同公報に記載の認証技術を本願が想定しているゲームシステムに単に適用しただけでは、特定の携帯型ゲーム装置と特定の業務用ゲーム装置とを簡単かつ正確に相互に通信相手として接続を確立することは困難である。
本願発明は上記した事情のもとで考え出されたものであって、複数の携帯型ゲーム装置と複数の業務用ゲーム装置とが存在する環境でも、相互に通信相手となる1台の携帯型ゲーム装置と1台の業務用ゲーム装置とを簡単かつ正確に特定し、相互にゲーム情報の無線通信を行うことのできるゲームシステム、このゲームシステムに適用される2種類のゲーム装置、これらのゲーム装置を実現するためのプログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体を提供することをその目的としている。
なお、上記課題は、レーシングゲームを例に説明したが、ゲームの種類はこれに限定されるものではなく、上述した複数の携帯型ゲーム装置と複数の業務用ゲーム装置からなるゲームシステムと同一又は類似のゲームシステムを構築することのできる他の種類のゲームについても同様に言えることである。
上記課題を解決するため、本願発明では、次の技術的手段を講じている。
請求項1に記載のゲームシステムは、第1のゲーム装置と複数の第2のゲーム装置とが相互に通信可能になされたゲームシステムであって、前記第1のゲーム装置は、前記複数の第2のゲーム装置と無線により通信を行う第1の無線通信手段と、ユーザの操作により、それぞれID番号が記録された複数の記録媒体のうち1の記録媒体から前記ID番号を読み取る第1のID番号読取手段と、前記第1のID番号読取手段により読み取った前記ID番号を含む情報であるID情報を記憶する第1のID情報記憶手段と、前記第2のゲーム装置から送信されるID情報を前記第1の無線通信手段により受信すると、このID情報と前記第1のID情報記憶手段に記憶されたID情報を照合するID情報照合手段と、前記第1のID情報記憶手段に記憶されたID情報が前記第1の無線通信手段により受信したID情報と一致したときに、当該ID情報の送信元の第2のゲーム装置を通信相手と特定し、当該第2のゲーム装置に当該ID情報とともに通信許可情報を前記第1の無線通信手段により送信する通信許可手段と、前記通信許可情報を受信した当該第2のゲーム装置との間で当該ID情報を用いた前記第1の無線通信手段による無線通信を制御する第1の通信制御手段とを備え、前記第2のゲーム装置は、前記第1のゲーム装置と無線により通信を行う第2の無線通信手段と、前記ユーザの操作により、それぞれID番号が記録された複数の記録媒体のうち1の記録媒体から前記ID番号を読み取る第2のID番号読取手段と、前記第2のID番号読取手段により読み取られたID番号を含む情報であるID情報を記憶する第2のID情報記憶手段と、前記第2のID情報記憶手段に記憶されたID情報を所定のタイミングで前記第2の無線通信手段により送信するID情報送信手段と、前記第2のID情報記憶手段に記憶されているID情報及び前記通信許可情報を前記第2の無線通信手段により受信すると、当該通信許可情報を送信した第1のゲーム装置との間で当該ID情報を用いた前記第2の無線通信手段による無線通信を制御する第2の通信制御手段とを備えたことを特徴とする。
請求項2に記載のゲームシステムは、請求項1に記載のゲームシステムにおいて、前記第1のゲーム装置は、前記第1のID番号読取手段により前記ID番号の読取動作が行われたときに、前記ユーザに第2のゲーム装置への前記記録媒体の読み取りを促すための報知を行う第1の報知手段を更に備え、前記ID情報送信手段は、前記所定タイミングとして、前記第2のID番号読取手段により前記ID番号の読取動作が行われたタイミングで、前記ID情報を前記第2の無線通信手段により送信することを特徴とする。
請求項3に記載のゲームシステムは、請求項1または2に記載のゲームシステムにおいて、前記第1のゲーム装置は、前記ID情報により通信相手として特定された第2のゲーム装置を認証するための認証情報を生成する認証情報生成手段と、前記第2のゲーム装置から送信されるID情報を前記第1の無線通信手段により受信すると、前記第1のID情報記憶手段に記憶されたID情報が前記第1の無線通信手段により受信したID情報と一致しているとき、当該ID情報とともに前記認証情報生成手段で生成された認証情報を前記第1の無線通信手段により送信する認証情報送信手段と、前記認証情報送信手段による前記ID情報及び認証情報の送信後に前記第1の無線通信手段により当該ID情報及び認証情報の返信が受信されると、そのID情報及び認証情報の返信が1つだけであるか否かを判別する判別手段とを更に備え、前記通信許可手段は、前記第2のゲーム装置を通信相手と特定した場合に代えて、前記判別手段により前記ID情報及び認証情報が1つだけ返信されていると判別された場合に、前記ID情報及び認証情報とともに前記通信許可情報を前記第1の無線通信手段により送信し、前記第1の通信制御手段は、前記通信許可情報を受信した前記第2のゲーム装置との間で前記第1の無線通信手段による無線通信を制御する際、当該ID情報に更に加えて当該認証情報を用い、前記第2のゲーム装置は、前記第2の無線通信手段により前記第1のゲーム装置から送信される前記ID情報及び認証情報を受信し、前記第2のID情報記憶手段に記憶されたID情報が前記第2の無線通信手段により受信したID情報と一致しているとき、当該ID情報及び認証情報を前記第2の無線通信手段により返信する認証情報返信手段を更に備え、前記第2の通信制御手段は、前記ID情報及び通信許可情報の受信に代えて、前記第2の無線通信手段により前記ID情報及び認証情報とともに前記通信許可情報を受信すると、当該通信許可情報を送信した第1のゲーム装置との間で当該ID情報と更に加えた当該認証情報を用いた前記第2の無線通信手段による無線通信を制御することを特徴とする。
請求項4に記載のゲームシステムは、請求項3に記載のゲームシステムにおいて、前記第1のゲーム装置は、前記判別手段により前記ID情報及び認証情報が2以上返信されていると判別されると、前記ユーザに前記第2のゲーム装置への前記記録媒体の読み取りを促すための報知を行う第2の報知手段と、前記第1のID番号読取手段により読み取られたID番号に基づいて前記第1のID情報記憶手段に記憶させるID情報を生成する第1のID情報生成手段とを更に備え、前記第1のID情報生成手段は、前記ID情報及び認証情報が2以上返信されていると判別された回数をカウントする第1のカウント手段と、前記第1のID番号読取手段により読み取られたID番号に前記第1のカウント手段によりカウントされた数であるリトライ回数を付加して前記ID情報を生成し、このID情報で前記第1のID情報記憶手段の記憶内容を更新する第1のリトライ回数付加手段とを含み、前記第2のゲーム装置は、前記第2のID番号読取手段により読み取られたID番号に基づいて前記第2のID情報記憶手段に記憶させるID情報を生成する第2のID情報生成手段を更に備え、前記第2のID情報生成手段は、前記第2のID番号読取手段により前記記録媒体が再度読み取られると、この読取回数であるリトライ回数をカウントする第2のカウント手段と、前記第2のID番号読取手段により読み取られたID番号に前記第2のカウント手段によりカウントされたリトライ回数を付加して前記ID情報を生成して、このID情報で前記第2のID情報記憶手段の記憶内容を更新する第2のリトライ回数付加手段とを含むことを特徴とする。
請求項5に記載のゲームシステムは、第1のゲーム装置と複数の第2のゲーム装置とが相互に通信可能になされたゲームシステムであって、前記第1のゲーム装置は、前記複数の第2のゲーム装置と無線により通信を行う第1の無線通信手段と、ユーザの操作により、それぞれID番号が記録された複数の記録媒体のうち1の記録媒体から前記ID番号を読み取る第1のID番号読取手段と、前記第1のID番号読取手段により読み取られたID番号を含むID情報を記憶する第1のID情報記憶手段と、所定のタイミングで、前記第1の無線通信手段により前記第1のID情報記憶手段に記憶されたID情報を送信するID情報送信手段と、前記ID情報送信手段により前記ID情報が送信された後、前記第1の無線通信手段により当該ID情報の返信が受信されると、その受信結果に基づいて当該ID情報の返信元の第2のゲーム装置を通信相手と特定して、当該第2のゲーム装置に当該ID情報とともに通信許可情報を前記第1の無線通信手段により送信する通信許可手段と、前記通信許可情報を受信した当該第2のゲーム装置との間で当該ID情報を用いた前記第1の無線通信手段による無線通信を制御する第1の通信制御手段とを備え、前記第2のゲーム装置は、前記第1のゲーム装置と無線により通信を行う第2の無線通信手段と、前記ユーザの操作により、それぞれID番号が記録された複数の記録媒体のうち1の記録媒体から前記ID番号を読み取る第2のID番号読取手段と、前記第2のID番号読み取り手段により読み取られたID番号を含むID情報を記憶する第2のID情報記憶手段と、前記第2の無線通信手段により前記第1のゲーム装置から送信されたID情報が受信されると、このID情報と前記第2のID情報記憶手段に記憶されたID情報を照合するID情報照合手段と、 前記第2のID情報記憶手段に記憶されたID情報が前記第2の無線通信手段により受信したID情報と一致しているとき、当該ID情報を前記第1の無線通信手段により返信するID情報返信手段と、前記第2の無線通信手段により前記ID情報及び通信許可情報を受信すると、当該通信許可情報を送信した第1のゲーム装置との間で当該ID情報を用いた前記第2の無線通信手段による無線通信を制御する第2の通信制御手段とを備えたことを特徴とする。
請求項6に記載のゲームシステムは、請求項5に記載のゲームシステムにおいて、前記第1のゲーム装置は、前記ID情報送信手段により前記ID情報が送信された後、前記第1の無線通信手段による当該ID情報の返信数をカウントし、前記ID情報を送信してから所定期間経過後に前記ID情報の返信数が1つだけであるか否かを判別する第1の判別手段を更に備え、前記通信許可手段は、前記第1の判別手段により前記ID情報の返信数が1つだけであると判別されると、当該ID情報の返信元の第2のゲーム装置を通信相手と特定して、この第2のゲーム装置に対して当該ID情報とともに通信許可情報を前記第1の無線通信手段により送信することを特徴とする。
請求項7に記載のゲームシステムは、請求項5または請求項6に記載のゲームシステムにおいて、前記ID情報送信手段は、前記所定タイミングとして、前記第1のID番号読取手段により前記ID番号の読取動作が行われたタイミングで、前記ID情報を前記第2の無線通信手段により送信することを特徴とする。
請求項8に記載のゲームシステムは、請求項6に記載のゲームシステムにおいて、前記第1のゲーム装置は、前記第1の判別手段により前記ID情報の返信が2以上であると判別されると、前記ユーザに第2のゲーム装置への前記記録媒体の読み取りを促すための報知を行う報知手段と、前記第1のID番号読取手段により読み取られたID番号に基づいて前記第1のID情報記憶手段に記憶させるID情報を生成する第1のID情報生成手段とを更に備え、前記第1のID情報生成手段は、前記第1の判別手段により前記ID情報の返信数が2以上であると判別された回数であるリトライ回数をカウントする第1のカウント手段と、前記第1のID番号読取手段により読み取られたID番号に前記第1のカウント手段によりカウントされたリトライ回数を付加して前記ID情報を生成し、生成したID情報で前記第1のID情報記憶手段の記憶内容を更新する第1のリトライ回数付加手段とを含み、前記ID情報送信手段は、前記第1の判別手段により前記ID情報の返信数が2以上であると判別されると、前記第1の無線通信手段により前記第1のID情報記憶手段の更新されたID情報を再度送信するものであり、前記第2のゲーム装置は、前記第2のID番号読取手段により読み取られたID番号に基づいて前記第2のID情報記憶手段に記憶させるID情報を生成する第2のID情報生成手段を更に備え、前記第2のID情報生成手段は、前記第2のID番号読取手段により前記記録媒体が再度読み取られた回数であるリトライ回数をカウントする第2のカウント手段と、前記第2のID番号読取手段により読み取られたID番号に前記第2のカウント手段によりカウントされたリトライ回数を付加して前記ID情報を生成し、生成したID情報で前記第2のID情報記憶手段の記憶内容を更新する第2のリトライ回数付加手段とを含み、前記ID情報照合手段は、前記第2の無線通信手段により前記第1のゲーム装置から再度送信されたID情報が受信されると、このID情報と前記第2のID情報記憶手段の更新されたID情報を照合し、前記ID情報返信手段は、前記第2のID情報記憶手段の更新されたID情報が前記第2の無線通信手段により受信したID情報と一致しているとき、当該更新されたID情報を前記第1の無線通信手段により返信することを特徴とする。
請求項9に記載のゲームシステムは、請求項6または8に記載のゲームシステムにおいて、前記第1のゲーム装置は、前記ID情報により通信相手として特定された第2のゲーム装置を認証するための認証情報を生成する認証情報生成手段と、前記第1の判別手段により前記ID情報が1つだけ返信されていると判別されると、前記ID情報とともに前記認証情報生成手段で生成された認証情報を前記第1の無線通信手段により送信する認証情報送信手段と、前記認証情報送信手段による前記ID情報及び認証情報の送信後に前記第1の無線通信手段により当該ID情報及び認証情報の返信数をカウントし、前記ID情報及び認証情報を送信してから所定期間経過後にそのID情報及び認証情報の返信数が1つだけであるか否かを判別する第2の判別手段とを更に備え、前記通信許可手段は、前記第1の判別手段による判別結果に代えて、前記第2の判別手段により前記ID情報及び認証情報の返信数が1つだけであると判別されると、前記ID情報及び認証情報とともに前記通信許可情報を前記第1の無線通信手段により送信し、前記第1の通信制御手段は、前記通信許可情報を受信した前記第2のゲーム装置との間で前記第1の無線通信手段による無線通信を制御する際、当該ID情報に更に加えて当該認証情報を用い、前記第2のゲーム装置は、前記第2の無線通信手段により前記第1のゲーム装置から送信される前記ID情報及び認証情報を受信し、前記第2のID情報記憶手段に記憶されたID情報が前記第2の無線通信手段により受信したID情報と一致しているとき、当該ID情報及び認証情報を前記第2の無線通信手段により返信する認証情報返信手段を更に備え、前記第2の通信制御手段は、前記ID情報及び通信許可情報の受信に代えて、前記第2の無線通信手段により前記ID情報及び認証情報とともに前記通信許可情報を受信すると、当該通信許可情報を送信した第1のゲーム装置との間で当該ID情報と更に加えた当該認証情報を用いた前記第2の無線通信手段による無線通信を制御することを特徴とする。
請求項10に記載のゲーム装置は、複数のゲーム機と相互に通信可能なゲーム装置であって、前記複数のゲーム機と無線により通信を行う無線通信手段と、ユーザの操作により、それぞれID番号が記録された複数の記録媒体のうち1の記録媒体から前記ID番号を読み取るID番号読取手段と、前記ID番号読取手段により読み取った前記ID番号を含む情報であるID情報を記憶するID情報記憶手段と、前記ゲーム機から送信されるID情報を前記無線通信手段により受信すると、このID情報と前記ID情報記憶手段に記憶されたID情報を照合するID情報照合手段と、前記ID情報記憶手段に記憶されたID情報が前記無線通信手段により受信したID情報と一致したときに、当該ID情報の送信元のゲーム機を通信相手と特定し、当該ゲーム機に当該ID情報とともに通信許可情報を前記無線通信手段により送信する通信許可手段と、前記通信許可情報を受信した当該ゲーム機との間で当該ID情報を用いた前記無線通信手段による無線通信を制御する通信制御手段とを備えたことを特徴とする。
請求項11に記載のゲーム装置は、ゲーム機と相互に通信可能なゲーム装置であって、前記ゲーム機と無線により通信を行う無線通信手段と、ユーザの操作により、それぞれID番号が記録された複数の記録媒体のうち1の記録媒体から前記ID番号を読み取るID番号読取手段と、前記ID番号読取手段により読み取られたID番号を含む情報であるID情報を記憶するID情報記憶手段と、前記ID情報記憶手段に記憶されたID情報を所定のタイミングで前記無線通信手段により送信するID情報送信手段と、前記ID情報記憶手段に記憶されているID情報及び通信許可情報を前記無線通信手段により受信すると、当該通信許可情報を送信したゲーム機との間で当該ID情報を用いた前記無線通信手段による無線通信を制御する通信制御手段とを備えたことを特徴とする。
請求項12に記載のゲーム装置は、複数のゲーム機と相互に通信可能なゲーム装置であって、前記複数のゲーム機と無線により通信を行う無線通信手段と、ユーザの操作により、それぞれID番号が記録された複数の記録媒体のうち1の記録媒体から前記ID番号を読み取るID番号読取手段と、前記ID番号読取手段により読み取られたID番号を含むID情報を記憶するID情報記憶手段と、所定のタイミングで、前記無線通信手段により前記ID情報記憶手段に記憶されたID情報を送信するID情報送信手段と、前記ID情報送信手段により前記ID情報が送信された後、前記無線通信手段により当該ID情報の返信が受信されると、その受信結果に基づいて当該ID情報の返信元のゲーム機を通信相手と特定して、当該ゲーム機に当該ID情報とともに通信許可情報を前記無線通信手段により送信する通信許可手段と、前記通信許可情報を受信した当該ゲーム機との間で当該ID情報を用いた前記無線通信手段による無線通信を制御する通信制御手段とを備えたことを特徴とする。
請求項13に記載のゲーム装置は、ゲーム機と相互に通信可能なゲーム装置であって、前記ゲーム機と無線により通信を行う無線通信手段と、ユーザの操作により、それぞれID番号が記録された複数の記録媒体のうち1の記録媒体から前記ID番号を読み取るID番号読取手段と、前記ID番号読み取り手段により読み取られたID番号を含むID情報を記憶するID情報記憶手段と、前記無線通信手段により前記ゲーム機から送信されたID情報が受信されると、このID情報と前記ID情報記憶手段に記憶されたID情報を照合するID情報照合手段と、前記ID情報記憶手段に記憶されたID情報が前記無線通信手段により受信したID情報と一致しているとき、当該ID情報を前記無線通信手段により返信するID情報返信手段と、前記無線通信手段により前記ID情報及び通信許可情報を受信すると、当該通信許可情報を送信したゲーム機との間で当該ID情報を用いた前記無線通信手段による無線通信を制御する通信制御手段とを備えたことを特徴とする。
請求項14に記載のプログラムは、コンピュータを、それぞれID番号が記録された複数の記録媒体のうち1の記録媒体から前記ID番号を読み取るID番号読取手段と、前記ID番号読取手段により読み取った前記ID番号を含む情報であるID情報を記憶するID情報記憶手段と、ゲーム機から送信されるID情報を無線通信手段により受信すると、このID情報と前記ID情報記憶手段に記憶されたID情報を照合するID情報照合手段と、前記ID情報記憶手段に記憶されたID情報が前記無線通信手段により受信したID情報と一致したときに、当該ID情報の送信元のゲーム機を通信相手と特定し、当該ゲーム機に当該ID情報とともに通信許可情報を前記無線通信手段により送信する通信許可手段と、前記通信許可情報を受信した当該ゲーム機との間で当該ID情報を用いた前記無線通信手段による無線通信を制御する通信制御手段として機能させる。
請求項15に記載のプログラムは、コンピュータを、それぞれID番号が記録された複数の記録媒体のうち1の記録媒体から前記ID番号を読み取るID番号読取手段と、前記ID番号読取手段により読み取られたID番号を含む情報であるID情報を記憶するID情報記憶手段と、前記ID情報記憶手段に記憶されたID情報を所定のタイミングで無線通信手段により送信するID情報送信手段と、前記ID情報記憶手段に記憶されているID情報及び通信許可情報を前記無線通信手段により受信すると、当該通信許可情報を送信したゲーム機との間で当該ID情報を用いた前記無線通信手段による無線通信を制御する通信制御手段として機能させる。
請求項16に記載のプログラムは、コンピュータを、それぞれID番号が記録された複数の記録媒体のうち1の記録媒体から前記ID番号を読み取るID番号読取手段と、前記ID番号読取手段により読み取られたID番号を含むID情報を記憶するID情報記憶手段と、所定のタイミングで、無線通信手段により前記ID情報記憶手段に記憶されたID情報を送信するID情報送信手段と、前記ID情報送信手段により前記ID情報が送信された後、前記無線通信手段により当該ID情報の返信が受信されると、その受信結果に基づいて当該ID情報の返信元のゲーム機を通信相手と特定して、当該ゲーム機に当該ID情報とともに通信許可情報を前記無線通信手段により送信する通信許可手段と、前記通信許可情報を受信した当該ゲーム機との間で当該ID情報を用いた前記無線通信手段による無線通信を制御する通信制御手段として機能させる。
請求項17に記載のプログラムは、コンピュータを、それぞれID番号が記録された複数の記録媒体のうち1の記録媒体から前記ID番号を読み取るID番号読取手段と、前記ID番号読み取り手段により読み取られたID番号を含むID情報を記憶するID情報記憶手段と、無線通信手段によりゲーム機から送信されたID情報が受信されると、このID情報と前記ID情報記憶手段に記憶されたID情報を照合するID情報照合手段と、前記ID情報記憶手段に記憶されたID情報が前記無線通信手段により受信したID情報と一致しているとき、当該ID情報を前記無線通信手段により返信するID情報返信手段と、前記無線通信手段により前記ID情報及び通信許可情報を受信すると、当該通信許可情報を送信したゲーム機との間で当該ID情報を用いた前記無線通信手段による無線通信を制御する通信制御手段として機能させる。
請求項18に記載の記録媒体は、請求項14〜17のいずれかに記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
請求項1、2に記載のゲームシステムによると、第1のゲーム装置と第2のゲーム装置とで、それぞれ実際に記録媒体からID番号を読み取り、そのID番号に基づいて生成されたID情報により通信相手を特定するようにしたので、簡単な操作で確実に通信相手を特定することができる。よって、周囲にそれぞれ複数の第1のゲーム装置と第2のゲーム装置が存在する環境であっても、ID情報を用いて、特定された相手と通信によりゲーム情報の送受信を行うことができる。
請求項3、4に記載のゲームシステムによると、第1のゲーム装置と第2のゲーム装置とで、それぞれ実際に記録媒体からID番号を読み取り、そのID番号に基づいて生成されたID情報により通信相手を特定した後、更に第1のゲーム装置から第2のゲーム装置に認証情報を発行し、この認証情報により通信相手を認証しながらゲーム情報の通信を行うようにしたので、同一のID情報が2以上存在するという不測の事態が生じることがあっても確実に通信相手を特定することができる。
請求項5,6,7に記載のゲームシステムによると、第1のゲーム装置は、通信相手を特定するために第2のゲーム装置を呼び出したときに、1台の第2のゲーム装置から返信があった場合にのみ通信許可を行うので、周囲に複数の第2のゲーム装置が存在する環境であっても、通信許可を受けた当該第2のゲーム装置と通信によりゲーム情報の送受信を行うことができる。
請求項8に記載のゲームシステムによると、第1のゲーム装置は、通信相手を特定するために第2のゲーム装置を呼び出したときに、複数の第2のゲーム装置から返信があった場合、第2のゲーム装置に記録媒体からID番号を読み取らせ、ID番号にリトライ回数を付加して、再度通信相手を特定するための呼び出しを行うので、リトライ回数が同じである第2のゲーム装置のみが返信することになり、通信相手を特定することができる。
請求項9に記載のゲームシステムによると、第1のゲーム装置は、通信相手を特定した後、更に第1のゲーム装置から第2のゲーム装置に認証情報を発行し、この認証情報により通信相手を認証しながらゲーム情報の通信を行うようにしたので、同一のID情報が2以上存在するという不測の事態が生じることがあっても確実に通信相手を特定することができる。
本願発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
本実施形態のゲームシステムでは、ユーザは自己の所有する携帯型ゲーム装置においてレーシングカーのチューンナップを行い、チューンナップされたレーシングカーのデータを業務用ゲーム装置に転送し、このレーシングカーを用いて当該業務用ゲーム装置でカーレースゲームを行う。ユーザはこのカーレースゲームの勝敗結果を業務用ゲーム装置から携帯型ゲーム装置に転送し、対戦結果を記録していく。
図1は、本願発明に係るゲームシステムの構成を示す構成図である。ゲームセンタにおいて、複数の業務用ゲーム装置A1,A2,A3,…,Anと、複数の携帯型ゲーム装置a1,a2,a3,…,anが存在し、相互に無線通信が行われている。業務用ゲーム装置A1,A2,A3,…,Anを総称して業務用ゲーム装置Aとし、携帯型ゲーム装置a1,a2,a3,…,anを総称して携帯型ゲーム装置aとする。
業務用ゲーム装置A1,A2,A3,…,Anは、ゲームセンタに設置されていて、装置内のROM(Read Only Memory)に記憶されているゲームプログラム及びデータを用いて、CPU(Central Processing Unit)によってゲームプログラムを実行させることによりユーザがゲーム内容を楽しむことができるものである。
図2は、業務用ゲーム装置Aの概観図である。業務用ゲーム装置Aには、表示画面、IDカードリーダ20、無線LANアンテナ22a、操作ボタン、コイン投入口、景品排出口が設けられている。表示画面は業務用ゲーム装置A筐体の前面上方に配置され、IDカードリーダ20は表示画面の直下に設置され、無線LANアンテナ22aは表示画面の上方で業務用ゲーム装置A筐体内部に設置されている。
IDカードリーダ20は、後述するIDカードからアノトパターン(登録商標)やバーコード等で記録されたID番号を読み取るものであり、本実施形態では、アノトパターン(登録商標)を読み取る場合にはCCDカメラを用い、バーコードを読み取る場合には公知のバーコードリーダを用いている。IDカードリーダ20は、IDカードの所定の位置に印刷されているアノトパターンやバーコードを読み取り、読み取られたデータをCPUに送る。CPUは送られたデータからID番号を得る。
無線LANアンテナ22aは、業務用ゲーム装置Aの内部の送受信デバイスが送信データをキャリア周波数に変調した電磁波を送信し、電磁波を受信して送受信デバイスに送る。送受信デバイスは、例えば通信規格IEEE802.11b(使用周波数帯2.4GHz、通信速度11Mbps)に準拠した無線LANによって携帯型ゲーム装置aとデータ通信を行うための通信モジュールである。送受信デバイスは、携帯型ゲーム装置aの送受信デバイスとの間で直接、データ通信を行い、レーシングカーのデータやカーレースゲームの勝敗結果などのゲーム情報を相互に送受する機能を果す。
携帯型ゲーム装置a1,a2,a3,…,anは、ゲームプログラム及びデータが記録された専用の可搬型記録メディア(以下、「ゲームメディア」という。)から当該ゲームプログラム及びデータを装置内のRAM(Random Access Memory)に読み込み、CPUによってゲームプログラムを実行させることによりユーザがゲーム内容を楽しむことができるものである。
図3は、携帯型ゲーム装置aの概観図である。携帯型ゲーム装置aには、表示画面、IDカードリーダ40、無線LANアンテナ42a、操作ボタンが設けられている。表示画面は、携帯型ゲーム装置aの中央部に配置され、無線LANアンテナ42aは、表示画面上方で携帯型ゲーム装置aの内部に設置されている。IDカードリーダ40は、携帯型ゲーム装置aの下方に設置され、接続ケーブルで接続されている。IDカードリーダ40は、上記業務用ゲーム装置Aと同様、IDカードに印刷されたアノトパターン(登録商標)やバーコード等で記録されたID番号を読み取るものであり、説明は省略する。無線LANアンテナ42aについても上記業務用ゲーム装置Aと同様なので、説明は省略する。
業務用ゲーム装置Aと携帯型ゲーム装置aとは、無線LANによって互いに無線通信を行い、ユーザは、携帯型ゲーム装置a内のRAMに記録された、チューンナップされたレーシングカーのデータを業務用ゲーム装置Aに送信し、業務用ゲーム装置A内のRAMに記録されたカーレースの勝敗情報を携帯型ゲーム装置aに送信することができる。業務用ゲーム装置Aと携帯型ゲーム装置aとは同一のキャリア周波数を共有して無線通信を行うので、通信相手の特定はソフト的に行われている。すなわち、通信データに相手を特定するデータを付加し、そのデータと同一のデータを有しているゲーム装置が応答する構成になっている。
図4は、本実施形態における、無線通信で送受信されるデータのデータ構造を表す図である。送受信されるデータの前に、通信相手を特定するためのデータとして、ID情報と認証情報の2種類が付加されている。ID情報は、ID番号とリトライ回数とからなり、ID番号はゲームメーカが販売するゲームソフトに添付されているIDカードから読み取られ、リトライ回数は通信相手が特定されなかったときにカウントされた再読み取りの回数である。また、認証情報は、業務用ゲーム装置Aの乱数発生機などで生成される。通信相手を特定するためにはID情報だけでも可能であるが、特定した通信相手と確実に通信ができるようにするため、認証情報を用いている。
通信相手を特定できなかったときに、IDカードの再読取りにより通信相手を特定することについて説明する。同一のIDカードを複数の携帯型ゲーム装置aで読み取れば、複数の携帯型ゲーム装置aで同一のID情報が登録される可能性がある。よって、業務用ゲーム装置Aが自機でIDカードを読み取ってID情報を生成し、そのID情報と同一のID情報を有する携帯型ゲーム装置aを呼び出した場合、複数の携帯型ゲーム装置aが応答する可能性がある。例えば、図1のゲームシステムにおいて、携帯型ゲーム装置a1にIDカードを読み込ませたユーザ1が、ゲームセンタに来る以前に何らの事情で他のユーザ2,3の携帯型ゲーム装置a2,a3にも当該IDカードを読み込ませており、3人のユーザがそれぞれ携帯型ゲーム装置a1,a2,a3を持参してゲームセンタにいる場合、1台の業務用ゲーム装置A1がID情報を指定して呼び出しをかけたとき、既に同一のID情報が登録されている3台の携帯型ゲーム装置a1,a2,a3が応答することになる。このとき、業務用ゲーム装置A1は、ユーザ1に携帯型ゲーム装置a1でIDカードを再度読み取らせ、読取りのリトライ回数を追加したID情報を用いて再度呼び出しをかけることで、携帯型ゲーム装置a1を特定する。
次に、通信相手を特定した後の、認証情報の発行について説明する。ID情報で1の携帯型ゲーム装置aが特定できたとしても、その後に同一のID情報を有する他の携帯型ゲーム装置aが生じる可能性がある。例えば、図1のゲームシステムにおいて、業務用ゲーム装置A1が携帯型ゲーム装置a1を特定した後、ユーザ1がIDカードをユーザ2に貸し、ユーザ2が業務用ゲーム装置A2にIDカードを読み取らせて携帯型ゲーム装置a2との間で通信相手を特定した場合、業務用ゲーム装置A1−携帯型ゲーム装置a1、業務用ゲーム装置A2−携帯型ゲーム装置a2の関係は成立しなくなる。このため、業務用ゲーム装置A1−携帯型ゲーム装置a1が成立した時点で、業務用ゲーム装置A1から携帯型ゲーム装置a1に認証情報を送信し、(ID情報+認証情報)によって通信相手を特定して無線通信をするようにしている。
以上のように、本願発明の通信相手の特定方法は、(リトライ回数(0回を含む)+ID番号)からなるID情報によって通信相手が特定されるまでリトライ回数をカウントしながらIDカードの読み取りを行い、通信相手を特定した後、認証情報を新たに発行し、(リトライ回数+ID番号+認証情報)によってデータ送受の相手を指定して無線通信を行うことに特徴がある。
以下、本願発明の好ましい実施の形態を、業務用ゲーム装置Aが無線通信によりゲーム情報の送受信を行う携帯型ゲーム装置aを特定する認証処理を例に具体的に説明する。
本願発明に係るゲームシステムにおいては、ユーザごとに固有のID番号が割り当てられている。ID番号は、各ユーザに配布されるIDカードに印刷されているパターンをIDカードリーダで読み取ることにより得られる。カード以外のものでもID番号を付加しておき、読み取ることができるものであればよい。例えば、ゲームに関するフィギュアなどにID番号をバーコードで印刷し、バーコードリーダで読み取ってもよい。ID番号は8桁の数字からなり、最大1億人のユーザを識別することができる。
ユーザが自分の所有する携帯型ゲーム装置aに記録されたゲーム情報を無線通信で業務用ゲーム装置Aに送信する場合、業務用ゲーム装置A、携帯型ゲーム装置a供に複数存在する環境でも、ゲーム情報が送信される業務用ゲーム装置Aとゲーム情報を送信する携帯型ゲーム装置aとを1対1に対応させなければならない。固有のIDを使用して、業務用ゲーム装置Aと携帯型ゲーム装置aとを1対1に対応させる認証処理について図5,図6を用いて、以下に説明する。
図5,図6は、固有のIDを使用して、業務用ゲーム装置Aと携帯型ゲーム装置aとを1対1に対応させる認証処理を説明するための図である。図5,図6において、固有のIDを“99999999”とする。
ユーザは、あらかじめ携帯型ゲーム装置aのIDカードリーダ40によりIDカードから読み取られたID番号を、自分の所有する携帯型ゲーム装置aに登録している。ユーザは、業務用ゲーム装置Aでゲームをする際に、業務用ゲーム装置Aに設置されているIDカードリーダ20によりIDカードからID番号を読み取って、業務用ゲーム装置AにID情報を登録する。ID情報は10桁の数字からなり、上位8桁の数字はIDカードから読み取られたID番号であり、下位2桁は後述するリトライ回数で、最初は“00"が登録されている。図5において、最初のID情報は“9999999900”となる。
業務用ゲーム装置Aは、自己に登録されたID情報が登録されている携帯型ゲーム装置aを呼び出す。呼び出された携帯型ゲーム装置aは、呼び出した業務用ゲーム装置Aに対してID情報を返信する。ID情報を返信してきた携帯型ゲーム装置aが1台だけであれば、業務用ゲーム装置Aは対応する携帯型ゲーム装置aを特定できる(図5(a)参照)。
しかし、同じID情報が複数の携帯型ゲーム装置aに登録されている場合、業務用ゲーム装置Aの呼び出しに対して複数の携帯型ゲーム装置aが返信して、業務用ゲーム装置Aは対応する携帯型ゲーム装置aを特定できない(図5(b)参照)。業務用ゲーム装置Aは、対応する携帯型ゲーム装置aを特定できなかったとき、対応する携帯型ゲーム装置aを特定するために、携帯型ゲーム装置aのIDカードリーダ40にIDカードを読み取らせるようユーザに促し(報知し)、再読み取りの回数であるリトライ回数を1増加させてリトライ回数をカウントし、登録されているID情報の下位2桁にリトライ回数を登録する。携帯型ゲーム装置aもIDカードリーダ40でIDカードを読み取るときに、リトライ回数を1増加させてリトライ回数をカウントし、IDカードリーダ40で読み取ったID番号を上位8桁、リトライ回数を下位2桁として、ID情報を登録する。
再度、業務用ゲーム装置Aは、自己に登録されたID情報が登録されている携帯型ゲーム装置aを呼び出す。再読み取りを行った携帯型ゲーム装置aが1台だけであれば、業務用ゲーム装置Aに登録されているID情報と同じID情報が登録されている携帯型ゲーム装置aは1台だけとなり、呼び出しに対して返信を行う携帯型ゲーム装置aも1台だけとなり、業務用ゲーム装置Aは対応する携帯型ゲーム装置aを特定できる(図5(c)参照)。複数の携帯型ゲーム装置aが呼び出しに対して返信してきたときは、業務用ゲーム装置Aは、携帯型ゲーム装置aのIDカードリーダ40にIDカードを読み取らせるようユーザに再度促し(報知し)、ID情報の再登録を行い、再呼び出しを行う。
業務用ゲーム装置Aは、呼び出しに対して返信を行う携帯型ゲーム装置aが1台だけとなり、対応する携帯型ゲーム装置aを特定できるまで、ID情報の再登録と再呼び出しを繰り返す。
業務用ゲーム装置Aの上記呼び出しにより携帯型ゲーム装置aが特定(図5(a),(c)の状態)されると、業務用ゲーム装置Aは特定された携帯型ゲーム装置aとのみ無線通信を行うために認証情報を発行し、特定された携帯型ゲーム装置aに対して認証情報を送信して、発行した認証情報を自己に登録する。認証情報は5桁の数字からなり、業務用ゲーム装置Aがランダムに設定する。認証情報を受信した携帯型ゲーム装置aは、受信した認証情報を自己に登録し、当該業務用ゲーム装置Aに対してID情報を返信する(図5(d)参照)。
認証情報の送信に対して、ID情報を返信してきた携帯型ゲーム装置aが複数あるとき(図6(a)参照)は、業務用ゲーム装置Aは、携帯型ゲーム装置aのIDカードリーダ40にIDカードを読み取らせるようユーザに促し(報知し)、リトライ回数を1増加させて、自己に登録されているID情報の下位2桁にリトライ回数を登録する。携帯型ゲーム装置aは、IDカードリーダ40でIDカードを読み取るときにリトライ回数を1増加させて,IDカードリーダ40で読み取ったID番号とリトライ回数をID情報として登録する。業務用ゲーム装置Aは、自己に登録されたID情報が登録されている携帯型ゲーム装置aを呼び出し、返信を行う携帯型ゲーム装置aが1台だけとなり、対応する携帯型ゲーム装置aが特定される(図6(b)参照)まで、ID情報の再登録と再呼び出しを繰り返す。業務用ゲーム装置Aは、特定された携帯型ゲーム装置aに対して認証情報を送信し、返信してきた携帯型ゲーム装置aが1台になる(図6(c)参照)まで、ID情報の再登録と再呼び出しを繰り返す。
以上のようにして認証情報とID情報で特定(図5(d)、図6(c)の状態)された携帯型ゲーム装置aは1台しか存在しないので、業務用ゲーム装置Aは当該特定された携帯型ゲーム装置aとの間で無線通信を行い、ゲーム情報の送受信を行うことができる。
図7は、業務用ゲーム装置Aの制御装置1の内部構成を示すブロック図である。制御装置1はCPU11、RAM12、ROM13、画像表示装置I/F14、IDカードリーダI/F15、操作装置I/F16、及び送受信デバイスI/F17を備えており、各部はバス(BUS)18によって相互に接続されている。画像表示装置I/F14には、画像表示装置19が接続され、IDカードリーダI/F15には、IDカードリーダ20が接続されている。また、操作装置I/F16には、操作装置21が接続され、送受信デバイスI/F17には、送受信デバイス22が接続されている。
CPU11は、本願発明に係るゲームシステムの業務用ゲーム装置Aの制御中枢となるものであり、ROM13に格納されているプログラムに基づいて動作し、ROM13に格納されている各種情報を引き出してRAM12に設定したり、操作装置21からの操作信号と、RAM12に設定されている各種情報を用いて、各種処理を行う。また、ゲームの各場面に合った画像情報を画像表示装置I/F14を介して画像表示装置19に供給するとともに、音声情報を図示しない音声出力装置I/Fを介して図示しないスピーカに供給する。
CPU11は、画像表示装置19に業務用ゲーム装置AでのIDカードの読取りを促すメッセージを表示させる。CPU11は、IDカードリーダ20によりIDカードから読み取られ送られてきたデータから変換して得たID番号と、初めは0に初期化されているリトライ回数とからID情報を生成し、RAM12に記憶させる。CPU11は、RAM12に記憶されているID情報を送受信デバイス22に送信させる。CPU11は、送受信デバイス22が受信したID情報の返信が1つだけか否か判別する。返信が1つだけと判別した場合は、ランダムな数字からなる認証情報を生成しRAM12に記憶させ、RAM12に記憶されているID情報と認証情報とを送受信デバイス22に送信させる。返信が複数だと判別した場合は、画像表示装置19に携帯型ゲーム装置aでのIDカードの再読取りを促すメッセージを表示させ、送受信デバイス22に読み取り要求を発信させ、RAM12に記憶されているID情報の中のリトライ回数を1増加させたID情報を生成しRAM12に記憶されているID情報を更新する。CPU11は、送受信デバイス22が携帯型ゲーム装置aから受信したID情報と認証情報とからなる返信が1つだけか否か判別する。返信が1つだけと判別した場合は、送受信デバイス22にRAM12に記憶されているID情報と認証情報とを伴った通信許可情報を送信させる。返信が複数だと判別した場合は、画像表示装置19に携帯型ゲーム装置aでのIDカードの再読取りを促すメッセージを表示させ、送受信デバイス22に読み取り要求を発信させ、RAM12に記憶されているID情報の中のリトライ回数を1増加させたID情報を生成しRAM12に記憶されているID情報を更新する。
RAM12は、CPU11に対して作業領域を提供するものであり、各種情報を一時的に記憶する。RAM12は、IDカードリーダ20がIDカードから読み取ったID番号とCPU11がカウントしたリトライ回数からなるID情報と発行した認証情報とを記憶する。
ROM13は、上記認証処理の制御のためのプログラムを含む、業務用ゲーム装置Aを制御するための各種プログラムや各種情報などを格納している。
画像表示装置I/F14は、画像表示装置19とのインタフェースを司るものである。画像表示装置19は、業務用ゲーム装置Aの筐体の前面上部に表示画面が配置されるように業務用ゲーム装置A筐体内の上方に設置されていて、画像表示装置I/F14を介してCPU11から送られる画像情報を表示画面に表示する。また、画像表示装置19は、上記認証処理において、IDカード再読み取りを促すメッセージを表示する。
IDカードリーダI/F15は、IDカードリーダ20とのインタフェースを司るものである。IDカードリーダ20は、IDカードの情報を読み取ってIDカードリーダI/F15を介してCPU11に送るものであり、業務用ゲーム装置Aの筐体前面の表示画面の直下付近に設置されている。
IDカードリーダ20は使用されるカードの仕様に合わせて設置される。使用されるカードに、バーコードやQRコードでID情報が印刷されている場合は、バーコードやQRコードを読み取るための光学式カードリーダを用いる。また、使用されるカードが磁気カードの場合、磁気カードリーダを用いる。また、読み取る対象物によっては、カードリーダではない読取装置を用いてもよい。
操作装置I/F16は、操作装置21とのインタフェースを司るものである。操作装置21は、業務用ゲーム装置A筐体前面のIDカードリーダ20の直下付近に前面側に突出して設置され、上面に操作ボタンを備える。操作装置21は、ゲーム時の操作やゲーム開始前のモード選択時に使用され、ユーザにより押下された操作ボタンにより異なる信号をCPU11に出力する。CPU11は受け取った信号により、押下された操作ボタンを認識する。
送受信デバイスI/F17は、送受信デバイス22とのインタフェースを司るものである。送受信デバイス22は、携帯型ゲーム装置aとの間で無線通信を行い、ゲーム情報の送受信を行う。
図8は、携帯型ゲーム装置aの制御装置3の内部構成を示すブロック図である。制御装置3はCPU31、RAM32、ROM33、EEPROM43、画像表示装置I/F34、IDカードリーダI/F35、操作装置I/F36及び送受信デバイスI/F37を備えており、各部はバス(BUS)38によって相互に接続されている。画像表示装置I/F34には、画像表示装置39が接続され、IDカードリーダI/F35には、IDカードリーダ40が接続されている。また、操作装置I/F36には、操作装置41が接続され、送受信デバイスI/F37には、送受信デバイス42が接続されている。なお、各構成要素の説明は、上記図7の業務用ゲーム装置Aの制御装置1の説明と同じ部分は省略する。
業務用ゲーム装置AではゲームプログラムはROM13に格納されていたが、携帯型ゲーム装置aではゲームプログラムはゲームメディアから読み取られてRAM32に格納されている。また、業務用ゲーム装置AではID情報と認証情報をRAM12に記憶していたが、携帯型ゲーム装置aでは、電源を切ったときにもID番号を保存しておくために、RAM32ではなくEEPROM43に記憶している。画像表示装置39は、携帯型ゲーム装置a本体の表面のほぼ中央に表示画面が配置されるように設置されている。IDカードリーダ40は、接続コードを介して携帯型ゲーム装置aに接続されている。操作装置41は、操作ボタンが表示画面の左右に配置されるように設置されている。送受信デバイス42は、業務用ゲーム装置Aとの間で無線通信を行い、ゲーム情報の送受信を行う。
CPU31は、本願発明に係るゲームシステムの携帯型ゲーム装置aの制御中枢となるものである。CPU31は、IDカードリーダ40によりIDカードから読み取られ送られてきたデータから変換して得たID番号と、初めは0に初期化されているリトライ回数とからID情報を生成し、EEPROM43に記憶させる。CPU31は、送受信デバイス42が受信したID情報とEEPROM43に記憶されているID情報とを比較して、同じであれば、EEPROM43に記憶されているID情報を送受信デバイス42に送信させる。また、CPU31は、送受信デバイス42がID情報と認証情報とを受信した場合、受信したID情報とEEPROM43に記憶されているID情報とを比較して、同じであれば、受信した認証情報をEEPROM43に記憶させ、EEPROM43に記憶されているID情報と認証情報とを送受信デバイス42に送信させる。また、CPU31は、送受信デバイス42が読み取り要求を受信した場合、IDカードリーダ40によりIDカードから読み取られ送られてきたデータから変換して得たID番号と1増加させたリトライ回数とからID情報を生成し、EEPROM43に記憶されているID情報を更新する。
次に、認証処理の制御について、図9,図10に示すフローチャートと図5,図6を参照して説明する。
図9は、認証処理における業務用ゲーム装置Aの制御を示すフローチャートである。図9と図5,図6を参照して、認証処理における業務用ゲーム装置Aの制御を説明する。
業務用ゲーム装置Aは電源を入れられると、画像表示装置19にデモ画像を表示し、コイン投入待ち状態となる。業務用ゲーム装置Aは、ユーザによりコインが投入されると、モードや条件の入力待ち状態となる。選択モードの中に携帯型ゲーム装置aからゲーム情報を転送し、そのゲーム情報を用いてプレイをする通信モードが含まれている。ここでデータ通信モードが選択されると、業務用ゲーム装置AはIDカードの読み取りを促す画面を表示し、認証処理の制御を開始する。なお、IDカードを所持しないユーザは、データ通信なしモードを選択すると、認証処理の制御を行わずに、ゲームが開始される。
認証処理の制御が開始されると、まず、リトライ回数のカウンタNが0に初期化される(S1)。次に、IDカードリーダ20でIDカードが読み取られID番号が得られたか否かが判別され(S2)、ID番号が得られれば(S2:YES)ステップS3に進み、ID番号が得られなければ(S2:NO)ステップS2に戻る。すなわち、ID番号が得られるまで待機状態が継続される。
ステップS3では、得られたID番号とリトライ回数NとからなるID情報がRAM32に登録され、登録されたID情報が送信される。次に、所定時間が経過したか否かが判別され(S4)、経過すれば(S4:YES)ステップS5に進み、経過していなければ(S4:NO)ステップS4に戻る。すなわち、所定時間が経過するまで待機してから次のステップS5に進む。所定時間は、業務用ゲーム装置Aが発信したID情報を受信した携帯型ゲーム装置aが自機が返信対象であるかを判別して返信し、業務用ゲーム装置Aが返信を受信するまでにかかる十分な時間を設定する。
ステップS5では、携帯型ゲーム装置aから返信があったか否かが判別され、返信があった場合(S5:YES)、返信が1台の携帯型ゲーム装置aだけからか否かが判別される(S6)。返信が1台だけからの場合は(S6:YES)(図5(a)の状態)、通信相手の携帯型ゲーム装置aが特定されたので、認証情報が生成され、返信をした携帯型ゲーム装置aに対してID情報と生成された認証情報が送信される(S7)。次に、所定時間が経過したか否かが判別され(S8)、経過すれば(S8:YES)ステップS9に進み、経過していなければ(S8:NO)ステップS8に戻る。すなわち、所定時間が経過するまで待機してから次のステップS9に進む。所定時間は、業務用ゲーム装置Aが発信した認証情報を受信した携帯型ゲーム装置aが返信し、業務用ゲーム装置Aが返信を受信するまでにかかる十分な時間を設定する。
ステップS9では、返信が1台の携帯型ゲーム装置aだけからか否かが判別される。なお、返信がなかった場合は、送信電波の状態が悪い場合などが考えられるので、ID情報と認証情報の再送信(S7)と所定時間の待機(S8)を所定回数(3回程度)繰り返し、それでも返信がない場合は、異常と判断され、認証処理を中止し、データ通信モードが行えない旨を画面表示して、データ通信なしモードでゲームをするか否か、ユーザに選択させる。返信が1台だけからの場合は(S9:YES)(図5(d),図6(c)の状態)、返信をした携帯型ゲーム装置aに対して通信を許可する通信許可信号が送信され(S10)、認証処理の制御は終了される。業務用ゲーム装置Aは、通信を行う携帯型ゲーム装置aをID情報と認証情報により特定できるので、以後、ID情報と認証情報を用いて特定される携帯型ゲーム装置aと通信を行うことができる。認証処理の制御が終了すると、業務用ゲーム装置Aは、ID情報と認証情報を付加したゲーム情報を要求する要求コマンドを通信相手の携帯型ゲーム装置aに送信する。通信相手の携帯型ゲーム装置aからID情報と認証情報を付加したゲーム情報が送信されると、業務用ゲーム装置Aは、そのゲーム情報を用いてゲームを開始させ、その後、ゲーム展開により必要に応じて、ID情報と認証情報を付加したコマンドやデータを通信相手の携帯型ゲーム装置aに送信し、データ通信を行う。ゲーム終了後は、勝敗結果などのゲーム情報にID情報と認証情報を付加して通信相手の携帯型ゲーム装置aに送信する。
ID情報の送信に対しての返信がなかった場合(S5:NO)、携帯型ゲーム装置aがID情報を受信していない場合(送信電波の状態が悪い。)や、受信していても同一のID情報を有する携帯型ゲーム装置aが存在しない場合(IDカードが読み取られていないか、読み取られたID情報が失われている。ID情報を設定されている携帯型ゲーム装置aの電源が入っていないか、認証モードに切り替えられていない。)等が考えられるので、ID情報を再度送信し(S3)、所定時間待機し(S4)、返信があるか否かを判別する(S5)。ステップS3〜5を所定回数(3回程度)繰り返し、それでも返信がない場合は、同一のID情報を有する携帯型ゲーム装置aが存在しないと判断され、携帯型ゲーム装置aの電源が入っているか認証モードに設定されているかを確認してIDカードを携帯型ゲーム装置aのIDカードリーダ40で読み取るよう、画像表示装置19に表示され(S11)、ステップS3に戻る。つづいて、再度ID情報が送信され、返信があるまでステップS3〜5、S11の処理を繰り返す。なお、所定回数(5回程度)繰り返しても返信がない場合は、異常と判断され、認証処理を中止し、データ通信モードが行えない旨を画面表示して、データ通信なしモードでゲームをするか否か、ユーザに選択させる。
ID情報の送信に対して複数の携帯型ゲーム装置aから返信があった場合(S6:NO)(図5(b)の状態)、通信相手の携帯型ゲーム装置aが特定されないので、IDカードを携帯型ゲーム装置aのIDカードリーダ40で読み取るよう、画像表示装置19に表示され(S12)、返信があった携帯型ゲーム装置aをIDカードリーダ40による読み取り待機状態にするための再読取信号が送信され(S13)、リトライ回数のカウンタNが1増加されて(S14)、ステップS3に戻る。リトライ回数が変更されたID情報で携帯型ゲーム装置aの呼び出しを行い(図5(c)の呼び出し状態)、返信が1台の携帯型ゲーム装置aだけからになるまでステップS3〜6、S12〜14の処理を繰り返す。
認証情報の送信に対して複数の携帯型ゲーム装置aから返信があった場合(S9:NO)(図6(a)の状態)、通信相手として特定された携帯型ゲーム装置aが不明になったと判断され、ステップS12に進んで、通信相手の特定がやり直される。すなわち、IDカードの再読取が促され、再読取信号が送信され、リトライ回数が1増加され、リトライ回数が変更されたID情報で携帯型ゲーム装置aが呼び出される(図6(b)の呼び出し状態)。認証情報の送信に対する携帯型ゲーム装置aからの返信が1台だけとなるまで、ステップS3〜9、S12〜14を繰り返す。
図10は、認証処理における携帯型ゲーム装置aの制御を示すフローチャートである。図10を参照して、認証処理における携帯型ゲーム装置aの制御を説明する。
ユーザは、あらかじめ(例えば、ゲームソフト購入後すぐ)携帯型ゲーム装置aのIDカードリーダ40でIDカードを読み取ることで、ID情報を携帯型ゲーム装置aのEEPROM43に設定している。なお、ID情報のうちリトライ回数は“00”になっている。ユーザが電源を入れ認証モードに切り換えることで、携帯型ゲーム装置aは、業務用ゲーム装置Aの呼び出しを待つ状態となり、認証処理の制御を開始する。
認証処理の制御が開始されると、まず、リトライ回数のカウンタNが0に初期化され、EEPROM43に設定されているID情報のリトライ回数に上書きされる(S21)。よって、以前のゲーム時にリトライ回数が0以外になっていたとしても、認証処理においてリトライ回数は0に初期化される。次に、業務用ゲーム装置AからのID情報が受信されたか否かが判別され(S22)、受信されていなければ(S22:NO)ステップS22に戻る。受信されていれば(S22:YES)受信されたID情報が自己に設定されているID情報と同じか否かが判別され(S23)、同じでなければ(S23:NO)ステップS22に戻り、同じであれば(S23:YES)業務用ゲーム装置AにID情報が返信される(S24)。すなわち、自己に設定されているID情報が受信されるまで、待機状態が継続される。
次に、業務用ゲーム装置Aからの再読取信号が受信されたか否か、すなわち同じID情報を記憶する複数台の携帯型ゲーム装置aが業務用ゲーム装置Aの近傍に有るかが判別される(S25)。ここで、再読取信号が受信されれば(S25:YES)ステップS31に進む。再読取信号が受信されなければ(S25:NO)業務用ゲーム装置AからのID情報と認証情報が受信されたか否かが判別され(S26)、受信されていなければ(S26:NO)ステップS25に戻り、受信されていれば(S26:YES)受信されたID情報が自己に設定されているID情報と同じか否かが判別され(S27)、同じでなければ(S27:NO)ステップS25に戻り、同じであれば(S27:YES)業務用ゲーム装置AにID情報と認証情報を返信する(S28)。すなわち、再読取信号か、自己に設定されているID情報を伴った認証情報が受信されるまで、待機状態が継続される。
次に、業務用ゲーム装置Aからの再読取信号が受信されたか否か、すなわち自機と同じID情報を記憶する他の携帯型ゲーム装置aが業務用ゲーム装置Aの近傍に有るかが判別され(S29)、再読取信号が受信されれば(S29:YES)ステップS31に進む。再読取信号が受信されなければ(S29:NO)業務用ゲーム装置Aからの通信許可信号が受信されたか否かが判別され(S30)通信許可信号が受信されなければ(S30:NO)ステップS29に戻り、通信許可信号が受信されれば(S30:YES)認証処理の制御は終了される。すなわち、再読取信号か通信許可信号が受信されるまで、待機状態が継続される。認証処理の制御が終了すると、携帯型ゲーム装置aは、業務用ゲーム装置Aからの送信待ち状態となる。携帯型ゲーム装置aは、通信相手の業務用ゲーム装置AからID情報と認証情報を付加したゲーム情報を要求する要求コマンドを受信すると、レーシングカーのデータなどのゲーム情報にID情報と認証情報を付加して通信相手の業務用ゲーム装置Aに送信する。その後、ゲーム展開により必要に応じて通信相手の業務用ゲーム装置AからID情報と認証情報を付加したコマンドやデータが送信されると、携帯型ゲーム装置aは、通信相手の業務用ゲーム装置Aとデータ通信を行い、ゲーム終了後は、通信相手の業務用ゲーム装置AからID情報と認証情報を付加した勝敗結果などのゲーム情報を受信し、EEPROM43に記録する。
再読取信号が受信された場合(S25またはS29:YES)、IDカードリーダ40でIDカードが読み取られID番号が得られたか否かが判別され(S31)、ID番号が得られれば(S31:YES)ステップS32に進み、ID番号が得られなければ(S31:NO)ステップS31に戻る。すなわち、ID番号が得られるまで待機状態が継続される。ステップS32では、リトライ回数のカウンタNが1増加され、読み取られたID番号とリトライ回数NがID情報としてEEPROM43に上書きされ、S22に戻る。通信許可信号が受信されるまでステップS22〜32の処理を繰り返す。
次に、図9,図10を参照して、認証処理の業務用ゲーム装置Aと携帯型ゲーム装置aとの間の信号の送受信について説明する。
ユーザは、携帯型ゲーム装置aのIDカードリーダ40でIDカードを読み取ることで、ID情報を携帯型ゲーム装置aに設定している。ユーザは、電源を入れ認証モードに切り換えた携帯型ゲーム装置aを持って、業務用ゲーム装置Aにコインを投入し、業務用ゲーム装置AのIDカードリーダ20にIDカードを読み取らせる。業務用ゲーム装置AでIDカードが読み取られると(図9のS2:YES)、業務用ゲーム装置AはID情報を携帯型ゲーム装置aに送信する(図9のS3)。携帯型ゲーム装置aは、ID情報を受信し、ID情報が自己に設定されたID情報と同じであれば(図10のS22,23:YES)、業務用ゲーム装置AにID情報を返信する(図10のS24)。業務用ゲーム装置Aは、1台の携帯型ゲーム装置aだけから返信を受信すると(図9のS5,6:YES)、ID情報と認証情報とを携帯型ゲーム装置aに送信する(図9のS7)。携帯型ゲーム装置aは、ID情報と認証情報とを受信すると(図10のS26:YES)、業務用ゲーム装置AにID情報と認証情報とを返信する(図10のS28)。業務用ゲーム装置Aは、1台の携帯型ゲーム装置aだけから返信を受信すると(図9のS9:YES)、通信許可信号を携帯型ゲーム装置aに送信し(図9のS10)認証処理の制御を終了する。携帯型ゲーム装置aは、通信許可信号を受信すると認証処理の制御を終了する。
携帯型ゲーム装置aは、ID情報を受信しても、ID情報が自己に設定されたID情報と同じでなければ(図10のS23:NO)、業務用ゲーム装置Aからの受信待ち状態を継続するので(図10のS22,23のループ)、登録されたID情報が異なる携帯型ゲーム装置aは当該業務用ゲーム装置Aと通信を行うことはできない。
業務用ゲーム装置Aは、送信したID情報に対して返信がないときは(図9のS5:NO)、同じID情報を設定された携帯型ゲーム装置aがないと判断し、表示画面にメッセージを表示して(図9のS11)、再送信を行う(図9のS3)。業務用ゲーム装置Aは、メッセージを見たユーザが携帯型ゲーム装置aを認証モードに切り換える等の処置をし、携帯型ゲーム装置aからの返信を受信するまで図9のS3〜5,11の処理を繰り返す。
業務用ゲーム装置Aは、送信したID情報に対して複数の返信があったときは(図9のS6:NO)、同じID情報を設定された携帯型ゲーム装置aが複数あると判断し、通信を行う携帯型ゲーム装置aを特定するために、携帯型ゲーム装置aに再度IDカードを読み取らせるよう表示画面に表示し(図9のS12)、再読取信号を送信し(図9のS13)、ID情報の再送信を行う(図9のS3)。業務用ゲーム装置Aの再送信するID情報は、リトライ回数のカウンタが1増加されているので(図9のS14)、再読取信号を受信し(図10のS25:YES)IDカードを再読取して(図10のS31:YES)リトライ回数のカウンタを1増加した(図10のS32)携帯型ゲーム装置aに設定されたID情報とのみ合致することになり、業務用ゲーム装置Aは通信を行う携帯型ゲーム装置aを特定することができる。
業務用ゲーム装置Aは、送信した認証情報に対して複数の返信があったときは(図9のS9:NO)、同じID情報を設定された携帯型ゲーム装置aが複数あると判断し、通信を行う携帯型ゲーム装置aを特定するために、携帯型ゲーム装置aに再度IDカードを読み取らせるよう表示画面に表示し(図9のS12)、再読取信号を送信し(図9のS13)、ID情報の再送信を行う(図9のS3)。業務用ゲーム装置Aが再送信するID情報は、リトライ回数のカウンタが1増加されているので(図9のS14)、再読取信号を受信し(図10のS25:YES)IDカードを再読取して(図10のS31:YES)リトライ回数のカウンタを1増加した(図10のS32)携帯型ゲーム装置aに設定されたID情報とのみ合致することになり、業務用ゲーム装置Aは通信を行う携帯型ゲーム装置aを特定することができる。
認証処理の制御が終了すると、業務用ゲーム装置Aは、同じID情報と認証情報を設定された携帯型ゲーム装置aが1台に特定されているので、当該ID情報と認証情報を用いて、特定された携帯型ゲーム装置aと無線通信を行いゲーム情報の送受信を行うことができる。ユーザは、無線通信により携帯型ゲーム装置aから業務用ゲーム装置Aにゲーム情報を送信して、ゲームの経過や結果、ゲームの中で育成したキャラクタ等を使用して、業務用ゲーム装置Aでゲームを行うことができる。ゲーム終了後、ユーザは、無線通信により業務用ゲーム装置Aから携帯型ゲーム装置aに送信されたゲーム情報を保存し、保存したゲーム情報を使用して携帯型ゲーム装置aでゲームを行うことができる。また、ユーザは、携帯型ゲーム装置aに保存したゲーム情報を使用して他の業務用ゲーム装置Aでゲームを行うこともできる。
なお、上記実施形態では、業務用ゲーム装置Aが携帯型ゲーム装置aを呼び出す構成を説明したが、業務用ゲーム装置Aの呼び出しに対して携帯型ゲーム装置aが返信できない設定の場合は、携帯型ゲーム装置aが業務用ゲーム装置Aを呼び出す構成にしてもよい。携帯型ゲーム装置aが業務用ゲーム装置Aを呼び出す場合は、IDカードが業務用ゲーム装置A、携帯型ゲーム装置aの順で、両方のIDカードリーダで読み取られ、携帯型ゲーム装置aはIDカードリーダ40で読み取られるとすぐに業務用ゲーム装置Aへの呼び出しを行う。よって、1枚のIDカードが複数の携帯型ゲーム装置aや業務用ゲーム装置Aに読み取られている場合を考えなくてもよいので、上記実施形態の認証処理より、携帯型ゲーム装置aの呼び出しに対して複数の業務用ゲーム装置からの返信があった場合の処理が簡略化される。
以下に、携帯型ゲーム装置aが業務用ゲーム装置Aを呼び出す場合の認証処理の制御について、図11、図12に示すフローチャートを参照して説明する。なお、図9、図10の業務用ゲーム装置Aが携帯型ゲーム装置aを呼び出す場合との違いのみ説明する。
図11は、認証処理における業務用ゲーム装置Aの制御を示すフローチャートである。図11を参照して、認証処理における業務用ゲーム装置Aの制御を説明する。
業務用ゲーム装置Aは電源を入れられ、コインが投入され、データ通信モードが選択され、認証処理の制御を開始する。認証処理の制御が開始され、リトライ回数のカウンタNが0に初期化され(S41)、IDカードが読み取られてID番号が得られれば(S42:YES)、IDカードを携帯型ゲーム装置aのIDカードリーダ40で読み取るよう、画像表示装置19に表示される(S43)。
次に、携帯型ゲーム装置aからのID情報が受信されたか否かが判別され(S44)、受信されていなければ(S44:NO)ステップS44に戻る。受信されていれば(S44:YES)、受信されたID情報が自己に設定されているID情報と同じか否かが判別され(S45)、同じでなければ(S45:NO)ステップS44に戻り、同じであれば(S45:YES)携帯型ゲーム装置aにID情報と認証情報を返信する(S46)。すなわち、自己に設定されているID情報が受信されるまで、待機状態が継続される。以下、ステップS47〜52は図9のステップS8〜10,12,13,14と同じなので説明は省略する。
図12は、認証処理における携帯型ゲーム装置aの制御を示すフローチャートである。図12を参照して、認証処理における携帯型ゲーム装置aの制御を説明する。
携帯型ゲーム装置aは、認証モードに切り換えられることで、認証処理の制御を開始する。認証処理の制御が開始されると、まず、リトライ回数のカウンタNが0に初期化される(S61)。ユーザは、業務用ゲーム装置Aの画像表示装置19に、IDカードを読み取るよう表示されたのを見て、IDカードリーダ40でIDカードを読み取る。IDカードリーダ40でIDカードが読み取られID番号が得られたか否かが判別され(S62)、ID番号が得られれば(S62:YES)ステップS63に進み、ID番号が得られなければ(S62:NO)ステップS62に戻る。すなわち、ID番号が得られるまで待機状態が継続される。
ステップS63では、得られたID番号とリトライ回数NとからなるID情報が送信される。以下、ステップS64〜70は図10のステップS26〜32と同じなので説明は省略する。
次に、図11,図12を参照して、認証処理の業務用ゲーム装置Aと携帯型ゲーム装置aとの間の信号の送受信について説明する。
ユーザは、電源を入れ認証モードに切り換えた携帯型ゲーム装置aを持って、業務用ゲーム装置Aにコインを投入し、業務用ゲーム装置AのIDカードリーダ20にIDカードを読み取らせる。IDカードを携帯型ゲーム装置aのIDカードリーダ40で読み取るよう、画像表示装置19に表示された後(S43)、ユーザは携帯型ゲーム装置aのIDカードリーダ40にIDカードを読み取らせる。携帯型ゲーム装置aでIDカードが読み取られると(図12のS62:YES)、携帯型ゲーム装置aはID情報を業務用ゲーム装置Aに送信する(図12のS63)。業務用ゲーム装置Aは、ID情報を受信し、ID情報が自己に設定されたID情報と同じであれば(図11のS44,45:YES)、携帯型ゲーム装置aにID情報と認証情報を返信する(図11のS46)。以下は、業務用ゲーム装置Aが携帯型ゲーム装置aを呼び出す場合と同じなので、説明は省略する。
なお、本実施形態では、本願発明の第1のゲーム装置を業務用ゲーム装置Aとして、第2のゲーム装置を携帯型ゲーム装置aとして、業務用ゲーム装置Aと携帯型ゲーム装置aとの間での通信の場合を説明したが、本願発明に係るゲームシステムの認証処理では、第1のゲーム装置が携帯型ゲーム装置aであり、第2のゲーム装置が業務用ゲーム装置Aであってもよく、更には携帯型ゲーム装置a同士や業務用ゲーム装置A同士での通信の場合でも用いることができる。携帯型ゲーム装置a同士での通信の場合、ユーザは一方の携帯型ゲーム装置aにID番号を読み取らせておいて電源を入れ認証モードに切り換えておく。ユーザによって電源が入れられ認証モードに切り換えられた他方の携帯型ゲーム装置aにID番号を読み取らせたときに認証処理が開始され、当該他方の携帯型ゲーム装置aが当該一方の携帯型ゲーム装置aを呼び出すことになる。業務用ゲーム装置A同士での通信の場合、ユーザは電源を入れられコインを投入された一方の業務用ゲーム装置AにID番号を読み取らせておく。他方の業務用ゲーム装置AがID番号を読み取ったときに認証処理が開始され、当該他方の業務用ゲーム装置Aが当該一方の業務用ゲーム装置Aを呼び出すことになる。また、本願発明に係るゲームシステムの認証処理は、家庭用ゲーム装置と携帯型ゲーム装置aとの間での通信の場合や家庭用ゲーム装置同士での通信の場合でも用いることができる。
本実施形態では、業務用ゲーム装置Aと携帯型ゲーム装置aとの双方で記録媒体からID番号を読み込み、業務用ゲーム装置Aで読み込んだID番号を含むID情報と携帯型ゲーム装置aで読み込んだID情報とが一致している場合に、業務用ゲーム装置Aと携帯型ゲーム装置aとが相互に通信可能に設定され、一致したID情報を用いて通信を行うことを基本的な特徴とする。これによって、業務用ゲーム装置Aの近傍に複数の携帯型ゲーム装置aが位置する場合であっても、同じIDカードを携帯型ゲーム装置aと業務用ゲーム装置Aに読み込ませて同じID番号を両装置A、aに記憶させるだけで、無線通信させるべき業務用ゲーム装置Aと携帯型ゲーム装置aとを個別に対応付けることができる。
このため、本実施形態では、ID情報で通信相手を特定した後、特定した相手と確実に通信ができるようにするために認証情報を用いているが、必ずしも認証情報を用いなくてもよい。また、本実施形態では、ID番号とIDカードの読取回数等からID情報を生成しているが、必ずしもID情報を生成する必要はなく読み込んだID番号をID情報として用いてもよい。
例えば、業務用ゲーム装置A及び携帯型ゲーム装置aを1回のゲームが終了する毎に記憶するID情報を消去する構成とした場合には、同じID番号を記憶している複数の携帯型ゲーム装置aが同時に業務用ゲーム装置Aの近傍にいる可能性が低い。このため、認証情報を用いたり、ID番号と読取回数等でID情報を生成する構成を採用せずにID番号をID情報と用いても、1回のゲーム毎に同じIDカードを携帯型ゲーム装置aと業務用ゲーム装置Aに読み込ませるだけで、無線通信させる業務用ゲーム装置Aと携帯型ゲーム装置aとを高い確率で個別に対応付けることができる。
本願発明に係るゲームシステムの構成を示す構成図である。 本願発明に係るゲームシステムの業務用ゲーム装置の概観図である。 本願発明に係るゲームシステムの携帯型ゲーム装置の概観図である。 本願発明に係るゲームシステムの無線通信で送受信されるデータのデータ構造を表す図である。 本願発明に係るゲームシステムの認証処理を説明するための図である。 本願発明に係るゲームシステムの認証処理を説明するための図である。 本願発明に係るゲームシステムの業務用ゲーム装置の制御装置の内部構成を示すブロック図である。 本願発明に係るゲームシステムの携帯型ゲーム装置の制御装置の内部構成を示すブロック図である。 業務用ゲーム装置が携帯型ゲーム装置を呼び出す場合の認証処理の業務用ゲーム装置の制御を示すフローチャートである。 業務用ゲーム装置が携帯型ゲーム装置を呼び出す場合の認証処理の携帯型ゲーム装置の制御を示すフローチャートである。 携帯型ゲーム装置が業務用ゲーム装置を呼び出す場合の認証処理の業務用ゲーム装置の制御を示すフローチャートである。 携帯型ゲーム装置が業務用ゲーム装置を呼び出す場合の認証処理の携帯型ゲーム装置の制御を示すフローチャートである。
符号の説明
1 業務用ゲーム装置(第1のゲーム装置)の制御装置
11 CPU(ID情報送信手段、通信許可手段、第1の通信制御手段、第1のID情報生成手段、認証情報生成手段、ID情報照合手段、認証情報送信手段、判別手段、第1及び第2の判別手段)
12 RAM(第1のID情報記憶手段)
13 ROM
14 画像表示装置I/F
15 IDカードリーダI/F
16 操作装置I/F
17 送受信デバイスI/F
18 BUS
19 画像表示装置(第1及び第2の報知手段、報知手段)
20 IDカードリーダ(第1のID番号読取手段)
21 操作装置
22 送受信デバイス(第1の無線通信手段)
22a 無線LANアンテナ
3 携帯型ゲーム装置(第2のゲーム装置)の制御装置
31 CPU(ID情報照合手段、ID情報返信手段、第2の通信制御手段、第2のID情報生成手段、認証情報返信手段、ID情報送信手段)
32 RAM
33 ROM
34 画像表示装置I/F
35 IDカードリーダI/F
36 操作装置I/F
37 送受信デバイスI/F
38 BUS
39 画像表示装置
40 IDカードリーダ(第2のID番号読取手段)
41 操作装置
42 送受信デバイス(第2の無線通信手段)
42a 無線LANアンテナ
43 EEPROM(第2のID情報記憶手段)

Claims (18)

  1. 第1のゲーム装置と複数の第2のゲーム装置とが相互に通信可能になされたゲームシステムであって、
    前記第1のゲーム装置は、
    前記複数の第2のゲーム装置と無線により通信を行う第1の無線通信手段と、
    ユーザの操作により、それぞれID番号が記録された複数の記録媒体のうち1の記録媒体から前記ID番号を読み取る第1のID番号読取手段と、
    前記第1のID番号読取手段により読み取った前記ID番号を含む情報であるID情報を記憶する第1のID情報記憶手段と、
    前記第2のゲーム装置から送信されるID情報を前記第1の無線通信手段により受信すると、このID情報と前記第1のID情報記憶手段に記憶されたID情報を照合するID情報照合手段と、
    前記第1のID情報記憶手段に記憶されたID情報が前記第1の無線通信手段により受信したID情報と一致したときに、当該ID情報の送信元の第2のゲーム装置を通信相手と特定し、当該第2のゲーム装置に当該ID情報とともに通信許可情報を前記第1の無線通信手段により送信する通信許可手段と、
    前記通信許可情報を受信した当該第2のゲーム装置との間で当該ID情報を用いた前記第1の無線通信手段による無線通信を制御する第1の通信制御手段とを備え、
    前記第2のゲーム装置は、
    前記第1のゲーム装置と無線により通信を行う第2の無線通信手段と、
    前記ユーザの操作により、それぞれID番号が記録された複数の記録媒体のうち1の記録媒体から前記ID番号を読み取る第2のID番号読取手段と、
    前記第2のID番号読取手段により読み取られたID番号を含む情報であるID情報を記憶する第2のID情報記憶手段と、
    前記第2のID情報記憶手段に記憶されたID情報を所定のタイミングで前記第2の無線通信手段により送信するID情報送信手段と、
    前記第2のID情報記憶手段に記憶されているID情報及び前記通信許可情報を前記第2の無線通信手段により受信すると、当該通信許可情報を送信した第1のゲーム装置との間で当該ID情報を用いた前記第2の無線通信手段による無線通信を制御する第2の通信制御手段とを備えた、
    ことを特徴とするゲームシステム。
  2. 前記第1のゲーム装置は、
    前記第1のID番号読取手段により前記ID番号の読取動作が行われたときに、前記ユーザに第2のゲーム装置への前記記録媒体の読み取りを促すための報知を行う第1の報知手段を更に備え、
    前記ID情報送信手段は、
    前記所定タイミングとして、前記第2のID番号読取手段により前記ID番号の読取動作が行われたタイミングで、前記ID情報を前記第2の無線通信手段により送信する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のゲームシステム。
  3. 請求項1または2に記載のゲームシステムにおいて、
    前記第1のゲーム装置は、
    前記ID情報により通信相手として特定された第2のゲーム装置を認証するための認証情報を生成する認証情報生成手段と、
    前記第2のゲーム装置から送信されるID情報を前記第1の無線通信手段により受信すると、前記第1のID情報記憶手段に記憶されたID情報が前記第1の無線通信手段により受信したID情報と一致しているとき、当該ID情報とともに前記認証情報生成手段で生成された認証情報を前記第1の無線通信手段により送信する認証情報送信手段と、
    前記認証情報送信手段による前記ID情報及び認証情報の送信後に前記第1の無線通信手段により当該ID情報及び認証情報の返信が受信されると、そのID情報及び認証情報の返信が1つだけであるか否かを判別する判別手段とを更に備え、
    前記通信許可手段は、前記第2のゲーム装置を通信相手と特定した場合に代えて、前記判別手段により前記ID情報及び認証情報が1つだけ返信されていると判別された場合に、前記ID情報及び認証情報とともに前記通信許可情報を前記第1の無線通信手段により送信し、
    前記第1の通信制御手段は、前記通信許可情報を受信した前記第2のゲーム装置との間で前記第1の無線通信手段による無線通信を制御する際、当該ID情報に更に加えて当該認証情報を用い、
    前記第2のゲーム装置は、
    前記第2の無線通信手段により前記第1のゲーム装置から送信される前記ID情報及び認証情報を受信し、前記第2のID情報記憶手段に記憶されたID情報が前記第2の無線通信手段により受信したID情報と一致しているとき、当該ID情報及び認証情報を前記第2の無線通信手段により返信する認証情報返信手段を更に備え、
    前記第2の通信制御手段は、前記ID情報及び通信許可情報の受信に代えて、前記第2の無線通信手段により前記ID情報及び認証情報とともに前記通信許可情報を受信すると、当該通信許可情報を送信した第1のゲーム装置との間で当該ID情報と更に加えた当該認証情報を用いた前記第2の無線通信手段による無線通信を制御する、
    ことを特徴とするゲームシステム。
  4. 請求項3に記載のゲームシステムにおいて、
    前記第1のゲーム装置は、
    前記判別手段により前記ID情報及び認証情報が2以上返信されていると判別されると、前記ユーザに前記第2のゲーム装置への前記記録媒体の読み取りを促すための報知を行う第2の報知手段と、
    前記第1のID番号読取手段により読み取られたID番号に基づいて前記第1のID情報記憶手段に記憶させるID情報を生成する第1のID情報生成手段とを更に備え、
    前記第1のID情報生成手段は、
    前記ID情報及び認証情報が2以上返信されていると判別された回数をカウントする第1のカウント手段と、
    前記第1のID番号読取手段により読み取られたID番号に前記第1のカウント手段によりカウントされた数であるリトライ回数を付加して前記ID情報を生成し、このID情報で前記第1のID情報記憶手段の記憶内容を更新する第1のリトライ回数付加手段とを含み、
    前記第2のゲーム装置は、
    前記第2のID番号読取手段により読み取られたID番号に基づいて前記第2のID情報記憶手段に記憶させるID情報を生成する第2のID情報生成手段を更に備え、
    前記第2のID情報生成手段は、
    前記第2のID番号読取手段により前記記録媒体が再度読み取られると、この読取回数であるリトライ回数をカウントする第2のカウント手段と、
    前記第2のID番号読取手段により読み取られたID番号に前記第2のカウント手段によりカウントされたリトライ回数を付加して前記ID情報を生成して、このID情報で前記第2のID情報記憶手段の記憶内容を更新する第2のリトライ回数付加手段とを含む、
    ことを特徴とするゲームシステム。
  5. 第1のゲーム装置と複数の第2のゲーム装置とが相互に通信可能になされたゲームシステムであって、
    前記第1のゲーム装置は、
    前記複数の第2のゲーム装置と無線により通信を行う第1の無線通信手段と、
    ユーザの操作により、それぞれID番号が記録された複数の記録媒体のうち1の記録媒体から前記ID番号を読み取る第1のID番号読取手段と、
    前記第1のID番号読取手段により読み取られたID番号を含むID情報を記憶する第1のID情報記憶手段と、
    所定のタイミングで、前記第1の無線通信手段により前記第1のID情報記憶手段に記憶されたID情報を送信するID情報送信手段と、
    前記ID情報送信手段により前記ID情報が送信された後、前記第1の無線通信手段により当該ID情報の返信が受信されると、その受信結果に基づいて当該ID情報の返信元の第2のゲーム装置を通信相手と特定して、当該第2のゲーム装置に当該ID情報とともに通信許可情報を前記第1の無線通信手段により送信する通信許可手段と、
    前記通信許可情報を受信した当該第2のゲーム装置との間で当該ID情報を用いた前記第1の無線通信手段による無線通信を制御する第1の通信制御手段とを備え、
    前記第2のゲーム装置は、
    前記第1のゲーム装置と無線により通信を行う第2の無線通信手段と、
    前記ユーザの操作により、それぞれID番号が記録された複数の記録媒体のうち1の記録媒体から前記ID番号を読み取る第2のID番号読取手段と、
    前記第2のID番号読み取り手段により読み取られたID番号を含むID情報を記憶する第2のID情報記憶手段と、
    前記第2の無線通信手段により前記第1のゲーム装置から送信されたID情報が受信されると、このID情報と前記第2のID情報記憶手段に記憶されたID情報を照合するID情報照合手段と、
    前記第2のID情報記憶手段に記憶されたID情報が前記第2の無線通信手段により受信したID情報と一致しているとき、当該ID情報を前記第1の無線通信手段により返信するID情報返信手段と、
    前記第2の無線通信手段により前記ID情報及び通信許可情報を受信すると、当該通信許可情報を送信した第1のゲーム装置との間で当該ID情報を用いた前記第2の無線通信手段による無線通信を制御する第2の通信制御手段とを備えた、
    ことを特徴とするゲームシステム。
  6. 前記第1のゲーム装置は、
    前記ID情報送信手段により前記ID情報が送信された後、前記第1の無線通信手段による当該ID情報の返信数をカウントし、前記ID情報を送信してから所定期間経過後に前記ID情報の返信数が1つだけであるか否かを判別する第1の判別手段を更に備え、
    前記通信許可手段は、
    前記第1の判別手段により前記ID情報の返信数が1つだけであると判別されると、当該ID情報の返信元の第2のゲーム装置を通信相手と特定して、この第2のゲーム装置に対して当該ID情報とともに通信許可情報を前記第1の無線通信手段により送信する、
    ことを特徴とする請求項5に記載のゲームシステム。
  7. 前記ID情報送信手段は、
    前記所定タイミングとして、前記第1のID番号読取手段により前記ID番号の読取動作が行われたタイミングで、前記ID情報を前記第2の無線通信手段により送信する、
    ことを特徴とする請求項5または請求項6に記載のゲームシステム。
  8. 請求項6に記載のゲームシステムにおいて、
    前記第1のゲーム装置は、
    前記第1の判別手段により前記ID情報の返信が2以上であると判別されると、前記ユーザに第2のゲーム装置への前記記録媒体の読み取りを促すための報知を行う報知手段と、
    前記第1のID番号読取手段により読み取られたID番号に基づいて前記第1のID情報記憶手段に記憶させるID情報を生成する第1のID情報生成手段とを更に備え、
    前記第1のID情報生成手段は、
    前記第1の判別手段により前記ID情報の返信数が2以上であると判別された回数であるリトライ回数をカウントする第1のカウント手段と、
    前記第1のID番号読取手段により読み取られたID番号に前記第1のカウント手段によりカウントされたリトライ回数を付加して前記ID情報を生成し、生成したID情報で前記第1のID情報記憶手段の記憶内容を更新する第1のリトライ回数付加手段とを含み、
    前記ID情報送信手段は、前記第1の判別手段により前記ID情報の返信数が2以上であると判別されると、前記第1の無線通信手段により前記第1のID情報記憶手段の更新されたID情報を再度送信するものであり、
    前記第2のゲーム装置は、
    前記第2のID番号読取手段により読み取られたID番号に基づいて前記第2のID情報記憶手段に記憶させるID情報を生成する第2のID情報生成手段を更に備え、
    前記第2のID情報生成手段は、
    前記第2のID番号読取手段により前記記録媒体が再度読み取られた回数であるリトライ回数をカウントする第2のカウント手段と、
    前記第2のID番号読取手段により読み取られたID番号に前記第2のカウント手段によりカウントされたリトライ回数を付加して前記ID情報を生成し、生成したID情報で前記第2のID情報記憶手段の記憶内容を更新する第2のリトライ回数付加手段とを含み、
    前記ID情報照合手段は、前記第2の無線通信手段により前記第1のゲーム装置から再度送信されたID情報が受信されると、このID情報と前記第2のID情報記憶手段の更新されたID情報を照合し、
    前記ID情報返信手段は、前記第2のID情報記憶手段の更新されたID情報が前記第2の無線通信手段により受信したID情報と一致しているとき、当該更新されたID情報を前記第1の無線通信手段により返信する、
    ことを特徴とするゲームシステム。
  9. 請求項6または8に記載のゲームシステムにおいて、
    前記第1のゲーム装置は、
    前記ID情報により通信相手として特定された第2のゲーム装置を認証するための認証情報を生成する認証情報生成手段と、
    前記第1の判別手段により前記ID情報が1つだけ返信されていると判別されると、前記ID情報とともに前記認証情報生成手段で生成された認証情報を前記第1の無線通信手段により送信する認証情報送信手段と、
    前記認証情報送信手段による前記ID情報及び認証情報の送信後に前記第1の無線通信手段により当該ID情報及び認証情報の返信数をカウントし、前記ID情報及び認証情報を送信してから所定期間経過後にそのID情報及び認証情報の返信数が1つだけであるか否かを判別する第2の判別手段とを更に備え、
    前記通信許可手段は、前記第1の判別手段による判別結果に代えて、前記第2の判別手段により前記ID情報及び認証情報の返信数が1つだけであると判別されると、前記ID情報及び認証情報とともに前記通信許可情報を前記第1の無線通信手段により送信し、
    前記第1の通信制御手段は、前記通信許可情報を受信した前記第2のゲーム装置との間で前記第1の無線通信手段による無線通信を制御する際、当該ID情報に更に加えて当該認証情報を用い、
    前記第2のゲーム装置は、
    前記第2の無線通信手段により前記第1のゲーム装置から送信される前記ID情報及び認証情報を受信し、前記第2のID情報記憶手段に記憶されたID情報が前記第2の無線通信手段により受信したID情報と一致しているとき、当該ID情報及び認証情報を前記第2の無線通信手段により返信する認証情報返信手段を更に備え、
    前記第2の通信制御手段は、前記ID情報及び通信許可情報の受信に代えて、前記第2の無線通信手段により前記ID情報及び認証情報とともに前記通信許可情報を受信すると、当該通信許可情報を送信した第1のゲーム装置との間で当該ID情報と更に加えた当該認証情報を用いた前記第2の無線通信手段による無線通信を制御する、
    ことを特徴とするゲームシステム。
  10. 複数のゲーム機と相互に通信可能なゲーム装置であって、
    前記複数のゲーム機と無線により通信を行う無線通信手段と、
    ユーザの操作により、それぞれID番号が記録された複数の記録媒体のうち1の記録媒体から前記ID番号を読み取るID番号読取手段と、
    前記ID番号読取手段により読み取った前記ID番号を含む情報であるID情報を記憶するID情報記憶手段と、
    前記ゲーム機から送信されるID情報を前記無線通信手段により受信すると、このID情報と前記ID情報記憶手段に記憶されたID情報を照合するID情報照合手段と、
    前記ID情報記憶手段に記憶されたID情報が前記無線通信手段により受信したID情報と一致したときに、当該ID情報の送信元のゲーム機を通信相手と特定し、当該ゲーム機に当該ID情報とともに通信許可情報を前記無線通信手段により送信する通信許可手段と、
    前記通信許可情報を受信した当該ゲーム機との間で当該ID情報を用いた前記無線通信手段による無線通信を制御する通信制御手段とを備えた、
    ことを特徴とするゲーム装置。
  11. ゲーム機と相互に通信可能なゲーム装置であって、
    前記ゲーム機と無線により通信を行う無線通信手段と、
    ユーザの操作により、それぞれID番号が記録された複数の記録媒体のうち1の記録媒体から前記ID番号を読み取るID番号読取手段と、
    前記ID番号読取手段により読み取られたID番号を含む情報であるID情報を記憶するID情報記憶手段と、
    前記ID情報記憶手段に記憶されたID情報を所定のタイミングで前記無線通信手段により送信するID情報送信手段と、
    前記ID情報記憶手段に記憶されているID情報及び通信許可情報を前記無線通信手段により受信すると、当該通信許可情報を送信したゲーム機との間で当該ID情報を用いた前記無線通信手段による無線通信を制御する通信制御手段とを備えた、
    ことを特徴とするゲーム装置。
  12. 複数のゲーム機と相互に通信可能なゲーム装置であって、
    前記複数のゲーム機と無線により通信を行う無線通信手段と、
    ユーザの操作により、それぞれID番号が記録された複数の記録媒体のうち1の記録媒体から前記ID番号を読み取るID番号読取手段と、
    前記ID番号読取手段により読み取られたID番号を含むID情報を記憶するID情報記憶手段と、
    所定のタイミングで、前記無線通信手段により前記ID情報記憶手段に記憶されたID情報を送信するID情報送信手段と、
    前記ID情報送信手段により前記ID情報が送信された後、前記無線通信手段により当該ID情報の返信が受信されると、その受信結果に基づいて当該ID情報の返信元のゲーム機を通信相手と特定して、当該ゲーム機に当該ID情報とともに通信許可情報を前記無線通信手段により送信する通信許可手段と、
    前記通信許可情報を受信した当該ゲーム機との間で当該ID情報を用いた前記無線通信手段による無線通信を制御する通信制御手段とを備えた、
    ことを特徴とするゲーム装置。
  13. ゲーム機と相互に通信可能なゲーム装置であって、
    前記ゲーム機と無線により通信を行う無線通信手段と、
    ユーザの操作により、それぞれID番号が記録された複数の記録媒体のうち1の記録媒体から前記ID番号を読み取るID番号読取手段と、
    前記ID番号読み取り手段により読み取られたID番号を含むID情報を記憶するID情報記憶手段と、
    前記無線通信手段により前記ゲーム機から送信されたID情報が受信されると、このID情報と前記ID情報記憶手段に記憶されたID情報を照合するID情報照合手段と、
    前記ID情報記憶手段に記憶されたID情報が前記無線通信手段により受信したID情報と一致しているとき、当該ID情報を前記無線通信手段により返信するID情報返信手段と、
    前記無線通信手段により前記ID情報及び通信許可情報を受信すると、当該通信許可情報を送信したゲーム機との間で当該ID情報を用いた前記無線通信手段による無線通信を制御する通信制御手段とを備えた、
    ことを特徴とするゲーム装置。
  14. コンピュータを、
    それぞれID番号が記録された複数の記録媒体のうち1の記録媒体から前記ID番号を読み取るID番号読取手段と、
    前記ID番号読取手段により読み取った前記ID番号を含む情報であるID情報を記憶するID情報記憶手段と、
    ゲーム機から送信されるID情報を無線通信手段により受信すると、このID情報と前記ID情報記憶手段に記憶されたID情報を照合するID情報照合手段と、
    前記ID情報記憶手段に記憶されたID情報が前記無線通信手段により受信したID情報と一致したときに、当該ID情報の送信元のゲーム機を通信相手と特定し、当該ゲーム機に当該ID情報とともに通信許可情報を前記無線通信手段により送信する通信許可手段と、
    前記通信許可情報を受信した当該ゲーム機との間で当該ID情報を用いた前記無線通信手段による無線通信を制御する通信制御手段として機能させるためのプログラム。
  15. コンピュータを、
    それぞれID番号が記録された複数の記録媒体のうち1の記録媒体から前記ID番号を読み取るID番号読取手段と、
    前記ID番号読取手段により読み取られたID番号を含む情報であるID情報を記憶するID情報記憶手段と、
    前記ID情報記憶手段に記憶されたID情報を所定のタイミングで無線通信手段により送信するID情報送信手段と、
    前記ID情報記憶手段に記憶されているID情報及び通信許可情報を前記無線通信手段により受信すると、当該通信許可情報を送信したゲーム機との間で当該ID情報を用いた前記無線通信手段による無線通信を制御する通信制御手段
    として機能させるためのプログラム。
  16. コンピュータを、
    それぞれID番号が記録された複数の記録媒体のうち1の記録媒体から前記ID番号を読み取るID番号読取手段と、
    前記ID番号読取手段により読み取られたID番号を含むID情報を記憶するID情報記憶手段と、
    所定のタイミングで、無線通信手段により前記ID情報記憶手段に記憶されたID情報を送信するID情報送信手段と、
    前記ID情報送信手段により前記ID情報が送信された後、前記無線通信手段により当該ID情報の返信が受信されると、その受信結果に基づいて当該ID情報の返信元のゲーム機を通信相手と特定して、当該ゲーム機に当該ID情報とともに通信許可情報を前記無線通信手段により送信する通信許可手段と、
    前記通信許可情報を受信した当該ゲーム機との間で当該ID情報を用いた前記無線通信手段による無線通信を制御する通信制御手段として機能させるためのプログラム。
  17. コンピュータを、
    それぞれID番号が記録された複数の記録媒体のうち1の記録媒体から前記ID番号を読み取るID番号読取手段と、
    前記ID番号読み取り手段により読み取られたID番号を含むID情報を記憶するID情報記憶手段と、
    無線通信手段によりゲーム機から送信されたID情報が受信されると、このID情報と前記ID情報記憶手段に記憶されたID情報を照合するID情報照合手段と、
    前記ID情報記憶手段に記憶されたID情報が前記無線通信手段により受信したID情報と一致しているとき、当該ID情報を前記無線通信手段により返信するID情報返信手段と、
    前記無線通信手段により前記ID情報及び通信許可情報を受信すると、当該通信許可情報を送信したゲーム機との間で当該ID情報を用いた前記無線通信手段による無線通信を制御する通信制御手段として機能させるためのプログラム。
  18. 請求項14〜17のいずれかに記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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