JP2007324313A - 半導体発光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】自然放出光を選択的に反射することにより、半導体光検出器による自然放出光の検出レベルを低減し、もって光検出精度をより向上させることの可能な半導体発光装置を提供する。
【解決手段】面発光型半導体レーザ1、フィルタ部3および半導体光検出器2を備える。面発光型半導体レーザ1は基板11上にn型DBR層12〜p型コンタクト層17をこの順に積層したものである。フィルタ部3は面発光型半導体レーザ1から出力される光のうち誘導放出光の光軸と平行な方向(積層方向)の透過率がその光軸とは異なる方向の透過率よりも高い透過特性を有する。半導体光検出器2はフィルタ部3を透過した光の一部を吸収する光吸収層21を有する。フィルタ部3および半導体光検出器2はp型コンタクト層1の表面にこの順に重ね合わせて面発光型半導体レーザ1と共に一体に形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、発光光を検出するための光検出素子を有する半導体発光装置に係り、特に、光検出精度が高度に要求される用途で好適に適用可能な半導体発光装置に関する。
従来より、光ファイバや、光ディスクなどの用途の半導体発光装置には、これに組み込まれた半導体発光素子の光出力レベルを一定にする目的の一環として、光検出機構により半導体発光素子の発光光を検出することが行われている。この光検出機構は、例えば、発光光の一部を分岐させる反射板と、この分岐した発光光を検出する半導体光検出器とにより構成することが可能である。ところが、このようにすると、部品点数が多くなるだけでなく、反射板や、半導体光検出器を半導体発光素子に対して高精度に配置しなければならないという問題がある。そこで、そのような問題を解決する方策の1つとして、半導体発光素子と半導体光検出器とを一体に形成することが考えられる。
しかし、これらを一体に形成すると、半導体光検出器が、本来検出すべき誘導放出光だけでなく、自然放出光までも検出する可能性がある。そのような場合には、半導体光検出器によって検出された光に基づいて計測される半導体発光素子の光出力レベルには、自然放出光の分だけ誤差が含まれていることとなる。よって、この方法も光出力レベルを高精度に制御することが要求される用途には適さない。
そこで、特許文献1では、半導体光検出器内に制御層を設け、半導体発光素子から入力される自然放出光の一部を半導体光検出器が検出する前に遮断する技術が提案されている。
特許2877785号
ところで、上記の制御層は、半導体光検出器を構成する半導体物質の一部を酸化することにより形成されるものである。しかし、酸化された半導体物質は自然放出光を選択的に反射させることができないので、自然放出光を多少透過してしまう。また、制御層のうち酸化されていない部分は自然放出光をほとんど減衰することなく透過してしまう。そのため、特許文献1の技術では、半導体光検出器による自然放出光の検出レベルを十分に低減することができず、光検出精度を十分に向上させることができないという問題がある。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、自然放出光を選択的に反射することにより、半導体光検出器による自然放出光の検出レベルを低減し、もって光検出精度をより向上させることの可能な半導体発光装置を提供することにある。
本発明の半導体発光装置は、半導体発光素子、フィルタ部および半導体光検出器を備えたものである。半導体発光素子は、第1導電型半導体層、発光領域を有する活性層および第2導電型半導体層をこの順に含んで構成されている。フィルタ部は半導体発光素子から出力される光のうち誘導放出光の光軸と平行な方向の透過率がその光軸とは異なる方向の透過率よりも高い透過特性を有しており、半導体光検出器はフィルタ部を透過した光の一部を吸収する光吸収層を有している。そして、フィルタ部および半導体光検出器は、半導体発光素子の第2導電型半導体層側にこの順に重ね合わせて半導体発光素子と共に一体に形成されている。
本発明の半導体発光装置では、発光領域において生じた発光光により半導体発光素子内で誘導放出が繰り返される結果、所定の波長で発振が生じ、その所定の波長の光が半導体発光素子から出力される。半導体発光素子から出力された光には、誘導放出による光だけでなく、自然放出による光も含まれているが、誘導放出光は指向性を、自然放出光は等方性をそれぞれ有している。ここで、フィルタ部は半導体発光素子から出力される光のうち誘導放出光の光軸と平行な方向の透過率がその光軸とは異なる方向の透過率よりも高い透過特性を有しているので、半導体発光素子から出力された光のうち誘導放出光はフィルタ部を透過して半導体光検出器の光吸収層に入射し、他方、自然放出光のほとんどがフィルタ部によって反射され半導体発光素子に戻される。これにより、フィルタ部を透過する自然放出光の光量がフィルタ部を透過する誘導放出光の光量と比べて極めて小さくなる。
本発明の半導体発光装置によれば、半導体発光素子から出力される光のうち誘導放出光の光軸と平行な方向の透過率がその光軸とは異なる方向の透過率よりも高い透過特性を有するフィルタ部を半導体発光素子と半導体光検出器との間に設けるようにしたので、自然放出光がフィルタ部によって選択的に反射され、自然放出光の半導体光検出器への入射が効果的に遮断される。その結果、半導体光検出器による自然放出光の検出レベルを低減することができるので、光検出精度をより向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体発光装置の断面構成を表すものである。この半導体発光装置は、面発光型半導体レーザ1上に、フィルタ部3と、半導体光検出器2とをこの順に配置すると共に、これら面発光型半導体レーザ1、フィルタ部3および半導体光検出器2を一体に形成したものである。なお、面発光型半導体レーザ1は本発明の「半導体発光素子」の一例に相当する。
この半導体発光装置は、面発光型半導体レーザ1のレーザ光がフィルタ部3および半導体光検出器2を介して外部に射出されると共に、半導体光検出器2に入射した光の出力レベルに応じた電気信号(フォトカレント)が半導体光検出器2から出力されるようになっている。すなわち、この半導体発光装置は、面発光型半導体レーザ1のレーザ光が外部に射出される側に、フィルタ部3と、半導体光検出器2とをこの順に配置して構成したものである。なお、図1は、模式的に表したものであり、実際の寸法、形状とは異なっている。
(面発光型半導体レーザ1)
面発光型半導体レーザ1は、基板11の一面側に、n型DBR層12、n型クラッド層13、活性層14、p型クラッド層15、p型DBR層16、p型コンタクト層17をこの順に積層して構成されている。なお、n型DBR層12およびn型クラッド層13は本発明の「第1導電型半導体層」の一例に相当し、p型クラッド層15、p型DBR層16およびp型コンタクト層17は本発明の「第2導電型半導体層」の一例に相当する。
基板11は、例えばn型GaAsにより構成されている。n型DBR層12は、低屈折率層(図示せず)および高屈折率層(図示せず)を1組として、それを複数組分積層して構成されたものである。低屈折率層は、例えば厚さがλ/4n1 (λは発振波長、n1 は屈折率)のn型Alx1Ga1-x1As(0<x1≦1)、高屈折率層は、例えば厚さがλ/4n2 (n2 は屈折率)のn型Alx2Ga1-x2As(0≦x2<x1)によりそれぞれ構成されている。なお、n型不純物としては、例えばケイ素(Si)またはセレン(Se)などが挙げられる。
n型クラッド層13は、例えばAlx3Ga1-x3As(0≦x3≦1)により構成されている。活性層14は、例えばAlx4Ga1-x4As(0≦x4≦1)により構成され、後述の電流注入領域16C−1と対向する領域に発光領域14Aを有している。p型クラッド層15は、例えばAlx5Ga1-x5As(0≦x5≦1)により構成されている。このn型クラッド層13、活性層14およびp型クラッド層15は、不純物が含まれていないことが望ましいが、p型またはn型不純物が含まれていてもよい。なお、p型不純物としては、亜鉛(Zn)、マグネシウム(Mg)、ベリリウム(Be)などが挙げられる。
p型DBR層16は、低屈折率層(図示せず)および高屈折率層(図示せず)を1組として、それを複数組分積層して構成されたものである。この低屈折率層は、例えば厚さがλ/4n3 (n3 は屈折率)のp型Alx6Ga1-x6As(0<x6≦1)、高屈折率層は、例えば厚さがλ/4n4(n4 は屈折率)のp型Alx7Ga1-x7As(0≦x7<x6)によりそれぞれ構成されている。
ただし、p型DBR層16において、活性層14側から数えて数組離れた低屈折率層の部位には、低屈折率層の代わりに、電流狭窄層16Cが形成されている。なお、図1では、活性層14側から数えて1組目の低屈折率層の部位に電流狭窄層16Cが形成されている場合が例示されている。この電流狭窄層16Cにおいて、その中央領域が電流注入領域16C−1であり、この電流注入領域16C−1を取り囲む外縁領域が電流狭窄領域16C−2となっている。電流注入領域16C−1は、例えば、Alx8Ga1-x8As(x6<x8≦1)により構成され、積層方向から見て例えば円形状となっている。電流狭窄領域16C−2は、半導体積層構造11の側面側からこれを酸化することにより得られたAl2 3 (酸化アルミニウム)を含んで構成され、積層方向から見て例えばドーナツ形状となっている。これにより、電流狭窄層16Cは、p側共通電極18(後述)およびn側電極19から注入された電流を狭窄する機能を有している。
p型コンタクト層17は、例えばp型GaAsにより構成されている。面発光型半導体レーザ1はまた、p型コンタクト層17上であって、フィルタ部3の周辺部分にp側共通電極18を有しており、基板の裏面にn側電極19を有している。ここで、p側共通電極18は、例えばチタン(Ti),白金(Pt)および金(Au)をこの順に積層した構造を有しており、p型コンタクト層17と電気的に接続されている。n側電極19は、例えば、金(Au)とゲルマニウム(Ge)との合金,ニッケル(Ni)および金(Au)とを基板11側からこの順に積層した構造を有しており、基板11と電気的に接続されている。
(半導体光検出器2)
半導体光検出器2は、光吸収層21、n型コンタクト層22およびn側電極23をフィルタ部3側からこの順に有する。
光吸収層21は、例えば、Alx9Ga1-x9As(0≦x9≦1)により構成され、発光領域14Aから出力されるレーザ光の一部を吸収すると共に、吸収した光を電気信号に変換するようになっている。この電気信号は、半導体光検出器2に接続された光出力演算回路(図示せず)に光出力モニタ信号として入力され、光出力演算回路においてフィルタ部3を透過した光の出力レベルを計測するために用いられる。
n型コンタクト層22は、例えば、n型Alx10 Ga1-x10 As(0≦x10≦1)により構成され、光吸収層21と電気的に接続されている。このn型コンタクト層22は、発光領域14Aに対応して開口を有しており、ドーナツ形状となっている。
n側電極23は、例えば、AuGe,NiおよびAuをn型コンタクト層22上にこの順に積層した構造を有しており、n型コンタクト層22と電気的に接続されている。このn側電極23は、n型コンタクト層22上に形成されているので、n型コンタクト層22と同様、発光領域14Aに対応して開口を有しており、ドーナツ形状となっている。従って、n型コンタクト層22およびn側電極23に形成されたそれぞれの開口により、開口部W1が形成されている。
(フィルタ部3)
フィルタ部3は、面発光型半導体レーザ1のp型コンタクト層17と、半導体光検出器2の光吸収層21との間に設けられている。このフィルタ部3は、角度依存型フィルタであり、具体的には、積層方向から入射する光に対する透過率が積層方向と角度θ(0<θ≦90)で交わる方向から入射する光に対する透過率よりも高い透過特性を有している。このような角度依存性を有するフィルタ部3は、積層面内に均一な構造を有しており、他方、積層方向には、低屈折率層(図示せず)および高屈折率層(図示せず)を1組として、それを(2n+1)/2(nは1以上の整数)組分積層してなる積層構造を有している。ここで、低屈折率層は、例えば厚さがλ/4n5 (n5 は屈折率)のp型Alx11 Ga1-x11 As(0<x11≦1)、高屈折率層は、例えば厚さがλ/4n6 (n6 は屈折率)のp型Alx12 Ga1-x12 As(0≦x12<x11)によりそれぞれ構成されている。なお、図2(A),(B),(C)には、p型コンタクト層17上に3.5組積層したときのフィルタ部3の屈折率分布の一例と、そのときの反射率の角度依存性の一例と、角度θの定義とがそれぞれ示されている。
このような構成を有する半導体発光装置は、例えば、次のようにして製造することができる。
図3(A),(B)、図4(A),(B)はその製造方法を工程順に表したものである。半導体発光装置を製造するためには、GaAsからなる基板11上にGaAs系化合物半導体からなる半導体積層構造11、フィルタ部3、光吸収層21およびn型コンタクト層22を、例えば、MOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition :有機金属気相成長)法により一括に形成する。この際、GaAs系化合物半導体の原料としては、例えば、トリメチルアルミニウム(TMA)、トリメチルガリウム(TMG)、アルシン (AsH3)を用い、ドナー不純物の原料としては、例えばセレン化水素(H2 Se)を用い、アクセプタ不純物の原料としては、例えばジメチル亜鉛(DMZn)を用いる。
具体的には、まず、基板11上に、n型DBR層12、n型クラッド層13、活性層14、p型クラッド層15、AlAs層16Aを最下層に含むp型DBR層16、p型コンタクト層17、フィルタ部3、光吸収層21およびn型コンタクト層22をこの順に積層する(図3(A))。
次に、n型コンタクト層22の表面のうち所定の領域にマスク(図示せず)を形成したのち、例えばドライエッチング法によりn型コンタクト層22、光吸収層21およびフィルタ部3を選択的に除去してメサ形状を形成し、その後、マスクを除去する(図3(B))。続いて、メサの上面のうち中央部分に開口を有するマスク(図示せず)を形成したのち、例えばウエットエッチング法によりn型コンタクト層22の表面に開口を形成し、その後、マスクを除去する(図4(A))。
次に、水蒸気雰囲気中において、高温で酸化処理を行い、側面からAlAs層16Aを選択的に酸化する。これによりAlAs層16Aの周辺領域が絶縁層(酸化アルミニウム)となる。これにより、外縁領域に電流狭窄領域16C−2が形成され、その中央領域が電流注入領域16C−1となる。このようにして、電流狭窄層16Cが形成される(図4(B))。
次に、例えば蒸着法によりn型コンタクト層22の表面にn側電極23を形成して、開口部W1を形成する(図1)。同様にして、p型コンタクト層17のうち露出している表面にp側共通電極18を、基板11の裏面にn側電極19をそれぞれ形成する(図1)。このようにして、本実施の形態の半導体発光装置が製造される。
以下、本実施の形態の半導体発光装置の作用について説明する。
この半導体発光装置では、p側共通電極18とn側電極19の間に所定の電圧が印加されると、電流狭窄層16Cにより電流狭窄された電流が活性層14の利得領域である発光領域14Aに注入され、これにより電子と正孔の再結合による発光が生じる。この光には誘導放出によって生じた光だけでなく、自然放出によって生じた光も含まれているが、素子内で誘導放出が繰り返される結果、所定の波長でレーザ発振が生じ、その所定の波長の光L1がレーザ光として外部に出力される(図5)。
このとき、半導体光検出器2の光吸収層21が発光領域14Aに対応して配置されているので、面発光型半導体レーザ1から出力された光はフィルタ部3を透過したのち、光吸収層21に入射する。光吸収層21に入射した光の一部は、光吸収層21に吸収され、吸収された光の出力レベルに応じた電気信号(フォトカレント)に変換される。これにより、この電気信号はフィルタ部3を透過した光の出力レベルに応じた大きさを有する。この電流信号はp側共通電極18およびn側電極23に電気的に接続されたワイヤ(図示せず)を介して光出力演算回路(図示せず)に出力されたのち、光出力演算回路において光出力モニタ信号として受信される。これにより、フィルタ部3を透過した光の出力レベルが計測される。
ここで、面発光型半導体レーザ1から出力されたレーザ光には、積層方向に指向性を有する誘導放出光と、等方性を有する自然放出光とが混在しているが、フィルタ部3は上記したように積層方向から入射する光に対する透過率が積層方向と角度θ(0<θ≦90)で交わる方向から入射する光に対する透過率よりも高い透過特性を有しているので、面発光型半導体レーザ1から出力されたレーザ光のうち誘導放出光はフィルタ部3を透過して半導体光検出器2の光吸収層21に入射し、他方、自然放出光のほとんどが例えば図5のL2に示したようにフィルタ部3によって反射され面発光型半導体レーザ1に戻される。このように自然放出光はフィルタ部3によって選択的に反射されるので、フィルタ部3を透過する自然放出光の光量をフィルタ部3を透過する誘導放出光の光量と比べて極めて小さくすることができる。これにより、自然放出光の半導体光検出器2への入射を効果的に遮断することができるので、半導体光検出器2による自然放出光の検出レベルを低減することができ、その結果、光検出精度をより向上させることができる。
また、本実施の形態では、フィルタ部3をp型コンタクト層17と光吸収層21との間に形成して、p型DBR層16から離間して配置するようにしたので、フィルタ部3が低屈折率層および高屈折率層を1組として、それを(2n+1)/2組分積層してなる積層構造を有していても、nが比較的小さい(例えばn≦5)場合には、p型DBR層16の位相や反射率に悪影響を及ぼす虞はない。
ところで、有機金属気相成長法を用いて角度依存型のフィルタ部3を形成するようにした場合には、例えば特許文献1のように、制御性の容易でない酸化工程を用いて半導体層の一部を酸化することにより自然放出光の透過を妨げる酸化層を形成した場合と比べて、その形状や大きさなどを高精度に形成することができる。これにより、半導体発光装置ごとの特性のばらつきを極めて小さくすることができる。
また、有機金属気相成長法を用いて角度依存型のフィルタ部3を形成するようにした場合には、例えば特許文献1のように、半導体層の酸化などの体積収縮が生じる工程を用いる必要がない。これにより、フィルタ部3において特許文献1のような体積収縮による剥離が生じる虞はないので、自然放出光の半導体光検出器2への入射を遮断するために酸化などの体積収縮が生じる工程を用いた場合と比べて、歩留りや信頼性が極めて高い。
また、有機金属気相成長法を用いて角度依存型のフィルタ部3を形成するようにした場合には、n型DBR層12からn型コンタクト層22までを一括に形成することができる。これにより、フィルタ部3を他の方法を用いて形成する場合と比べて製造工程を簡略化することができ、製造に要する時間を短縮することができる。
[第2の実施の形態]
図6は、本発明の第2の実施の形態に係る半導体発光装置の構造を表すものである。なお、図6は模式的に表したものであり、実際の寸法、形状とは異なっている。また、以下の説明において、上記実施の形態と同一の符号が用いられている場合は、その同一符号の要素と同様の構成・機能を有することを意味している。
この半導体発光装置は、半導体光検出器4上に、フィルタ部6と、面発光型半導体レーザ5とをこの順に配置すると共に、これら半導体光検出器4、フィルタ部6および面発光型半導体レーザ5を一体に形成して構成したものである。この半導体発光装置は、面発光型半導体レーザ5の発光光が開口部W2(後述)から外部に射出されると共に、フィルタ部6を介して半導体光検出器4にわずかに出力されるようになっている。さらに、半導体光検出器4に入射した光の出力レベルに応じた電気信号が半導体光検出器4から出力されるようになっている。
すなわち、この半導体発光装置は、面発光型半導体レーザ5の発光光が主として外部に射出される側とは反対側に、フィルタ部6および半導体光検出器4をこの順に配置したものであり、フィルタ部6および半導体光検出器4の面発光型半導体レーザ5に対する位置が上記実施の形態の構成と主に相違する。そこで、以下、主として上記相違点について詳細に説明し、上記実施の形態と同様の構成・作用・効果についての説明を適宜省略する。
(半導体光検出器4)
半導体光検出器4は、基板40の表面側に光吸収層41を、基板40の裏面側にn側電極42をそれぞれ有する。基板40は、例えばn型GaAsにより構成されている。光吸収層41は、上記実施の形態の光吸収層21と同様の材料により構成され、発光領域14Aから出力されるレーザ光の一部を吸収すると共に、吸収した光を電気信号に変換するようになっている。この電気信号は、半導体光検出器4に接続された光出力演算回路(図示せず)に光出力モニタ信号として入力され、光出力演算回路においてフィルタ部6を透過した光の出力レベルを計測するために用いられる。n側電極42は、AuGe合金,NiおよびAuとを基板40側からこの順に積層した構造を有しており、基板40と電気的に接続されている。
(面発光型半導体レーザ5)
面発光型半導体レーザ5は、フィルタ部6の表面上に、p型コンタクト層17、p型DBR層16、p型クラッド層15、発光領域14Aを有する活性層14、n型クラッド層13、n型DBR層12、n型コンタクト層52をこの順に積層したのち、n型コンタクト層52からp型DBR層16まで選択的にエッチングしてp型DBR層16の中途に段差を有するメサ形状とすると共に、p型コンタクト層17の一部を露出させたものである。なお、n型クラッド層13、n型DBR層12およびn型コンタクト層52は本発明の「第1導電型半導体層」の一例に相当し、p型コンタクト層17、p型DBR層16およびp型クラッド層15は本発明の「第2導電型半導体層」の一例に相当する。ここで、n型コンタクト層52は、例えばAlx13 Ga1-x13 As(0≦x13≦1)により構成される。このn型コンタクト層52は、発光領域14Aに対応して開口を有しており、ドーナツ形状となっている。
面発光型半導体レーザ5はまた、p型コンタクト層17上であって、面発光型半導体レーザ5の周辺部分にp側共通電極53を有しており、n型コンタクト層52上にn側電極54を有している。ここで、p側共通電極53は、例えばTi,PtおよびAuをこの順に積層した構造を有しており、p型コンタクト層17と電気的に接続されている。n側電極54は、例えば、AuGe合金,NiおよびAuとを基板40側からこの順に積層した構造を有しており、n型コンタクト層52と電気的に接続されている。このn側電極54は、n型コンタクト層52上に形成されているので、n型コンタクト層52と同様、発光領域14Aに対応して開口を有しており、ドーナツ形状となっている。従って、n型コンタクト層52およびn側電極54に形成されたそれぞれの開口により、開口部W2が形成されている。
(フィルタ部6)
フィルタ部6は、半導体光検出器4の光吸収層41と、面発光型半導体レーザ5のp型コンタクト層17との間に設けられている。このフィルタ部6は、上記実施の形態のフィルタ部3と同様、角度依存型フィルタである。
このような構成を有する半導体発光装置は、例えば、次のようにして製造することができる。
図7(A)〜(B),図8(A)〜(B)はその製造方法を工程順に表したものである。半導体発光装置を製造するためには、GaAsからなる基板40上にGaAs系化合物半導体からなる光吸収層41、フィルタ部6および半導体積層構造51を、例えば、MOCVD法により一括に形成する。
具体的には、まず、基板40上に、光吸収層41、p型コンタクト層17、AlAs層16Aを最上層に含むp型DBR層16、p型クラッド層15、活性層14、n型クラッド層13、n型DBR層12、n型コンタクト層52をこの順に積層する(図7(A))。
次に、n型コンタクト層52の表面のうち所定の領域にマスク(図示せず)を形成したのち、例えばドライエッチング法によりn型コンタクト層52からp型DBR層16の一部までを選択的に除去してメサ形状を形成し、その後、マスクを除去する(図7(B))。同様にして、p型DBR層16のうち露出している部分を選択的に除去してp型DBR層16の中途に段差を有するメサ形状を形成する(図7(B))。続いて、メサの上面のうち中央部分に開口を有するマスク(図示せず)を形成したのち、例えばウエットエッチング法によりn型コンタクト層52の表面に開口を形成し、その後、マスクを除去する(図8(A))。
次に、水蒸気雰囲気中において、高温で酸化処理を行い、側面からAlAs層16Aを選択的に酸化する。これによりAlAs層16Aの周辺領域が絶縁層(酸化アルミニウム)となる。これにより、外縁領域に電流狭窄領域16C−2が形成され、その中央領域が電流注入領域16C−1となる。このようにして、電流狭窄層16Cが形成される(図8(B))。
次に、例えば蒸着法によりn型コンタクト層52の表面にn側電極54を形成して、開口部W2を形成する(図6)。同様にして、p型コンタクト層17のうち露出している表面にp側共通電極53を、基板40の裏面にn側電極42をそれぞれ形成する(図6)。このようにして、本実施の形態の半導体発光装置が製造される。
以下、本実施の形態の半導体発光装置の作用について説明する。
この半導体発光装置では、p側共通電極53とn側電極54の間に所定の電圧が印加されると、電流狭窄層16Cにより電流狭窄された電流が発光領域14Aに注入され、これにより電子と正孔の再結合による発光が生じる。この光により素子内で誘導放出が繰り返される結果、所定の波長でレーザ発振が生じ、その所定の波長の光L3がレーザ光として開口部W2から外部に射出されると共に、フィルタ部6側に光L3よりも微弱な光L4が出力される。
このとき、半導体光検出器4の光吸収層41が発光領域14Aに対応して配置されているので、面発光型半導体レーザ5からわずかに出力された光L4はフィルタ部6を透過したのち、光吸収層41に入射する。光吸収層41に入射した光の一部は、光吸収層41に吸収され、吸収された光の出力レベルに応じた電気信号(フォトカレント)に変換される。これにより、この電気信号はフィルタ部6を透過した光の出力レベルに応じた大きさを有する。この電流信号はp側共通電極53およびn側電極42に電気的に接続されたワイヤ(図示せず)を介して光出力演算回路(図示せず)に出力されたのち、光出力演算回路において光出力モニタ信号として受信される。これにより、フィルタ部6を透過した光の出力レベルが計測される。
ここで、面発光型半導体レーザ5からフィルタ部6側にわずかに出力されたレーザ光には、積層方向に指向性を有する誘導放出光と、等方性を有する自然放出光とが混在しているが、フィルタ部6は上記実施の形態のフィルタ部3と同様に、積層方向から入射する光に対する透過率が積層方向と角度θ(0<θ≦90)で交わる方向から入射する光に対する透過率よりも高い透過特性を有しているので、面発光型半導体レーザ5から出力されたレーザ光のうち誘導放出光はフィルタ部6を透過して半導体光検出器4の光吸収層41に入射し、他方、自然放出光のほとんどが例えば図9のL5に示したようにフィルタ部6によって反射され面発光型半導体レーザ1に戻される。このように自然放出光はフィルタ部6によって選択的に反射されるので、フィルタ部6を透過する自然放出光の光量をフィルタ部6を透過する誘導放出光の光量と比べて極めて小さくすることができる。これにより、自然放出光の半導体光検出器4への入射を効果的に遮断することができるので、半導体光検出器4による自然放出光の検出レベルを低減することができ、その結果、光検出精度をより向上させることができる。
また、本実施の形態では、フィルタ部6をp型コンタクト層17と光吸収層41との間に形成して、p型DBR層16から離間して配置するようにしたので、フィルタ部6が低屈折率層および高屈折率層を1組として、それを(2n+1)/2組分積層してなる積層構造を有していても、nが比較的小さい(例えばn≦5)場合には、p型DBR層16の位相や反射率に悪影響を及ぼす虞がない。
また、有機金属気相成長法を用いて角度依存型のフィルタ部6を形成するようにした場合には、上記実施の形態と同様に、半導体発光装置ごとの特性のばらつきを極めて小さくすることができ、歩留りや信頼性が極めて高く、製造工程を簡略化することができる。
以上、実施の形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、種々変形が可能である。
例えば、上記実施の形態では、フィルタ部3,6をp型DBR層16から離間して配置するようにしていたが、フィルタ部3,6のp型DBR層16への影響が特に問題とならないような場合には、例えば図10または図11に示したように、フィルタ部3,6をp型DBR層16に接して配置するようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、フィルタ部3,6を導電性の半導体材料により構成した場合について説明したが、例えば、図12に示したようにフィルタ部3と光吸収層21との間にp型コンタクト層24およびp側電極25をフィルタ部3側からこの順に形成したり、図13に示したようにフィルタ部6と光吸収層41との間に露出面を有するp型コンタクト層56を形成すると共にp型コンタクト層56の露出面にp側電極55を形成した場合には、フィルタ部3,6をSiNやSiO2 などの絶縁性材料により構成することも可能である。なお、フィルタ部3,6をSiNやSiO2 などの絶縁性材料により構成する場合には、面発光型半導体レーザ1,5と、半導体光検出器2,4とをフィルタ部3,6を介して互いに張り合わせることが必要となる。
また、上記実施の形態では、半導体材料をGaAs系化合物半導体により構成した場合について説明したが、他の材料系、例えば、GaInP系(赤系)材料またはAlGaAs系(赤外系)や、GaN系(青緑色系)などにより構成することも可能である。
また、上記実施の形態では、半導体光検出器2,4をフィルタ部3,6を介して面発光型半導体レーザ1,5と一体に形成した場合について説明したが、半導体光検出器2,4以外の素子、例えば自然放出光による影響を受けやすい素子をフィルタ部3,6を介して面発光型半導体レーザ1,5と一体に形成するようにしてもよい。また、例えば図14に示したように、半導体光検出器2をなくして、フィルタ部3だけを面発光型半導体レーザ1と共に一体に形成するようにしてもよい。この場合に、フィルタ部3に入射する誘導放出光のうち積層方向と角度θ(0<θ≦90)で交わる方向から入射する光に対する透過率を積層方向から入射する光に対する透過率と比べて極めて低くしたときには、フィルタ部3から外部へ射出されたレーザ光のFFP(Far Field Pattern :遠視野像)を改善することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る半導体発光装置の断面構成図である。 フィルタ部の特徴について説明するための関係図である。 半導体発光装置の製造工程を説明するための断面図である。 図3に続く工程を説明するための断面図である。 半導体発光装置の作用を説明するための断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る半導体発光装置の断面構成図である。 図6の半導体発光装置の製造工程を説明するための断面図である。 図7に続く工程を説明するための断面図である。 図6の半導体発光装置の作用を説明するための断面図である。 一変形例に係る半導体発光装置の断面構成図である。 他の変形例に係る半導体発光装置の断面構成図である。 他の変形例に係る半導体発光装置の断面構成図である。 他の変形例に係る半導体発光装置の断面構成図である。 他の変形例に係る半導体発光装置の断面構成図である。
符号の説明
1,5…面発光型半導体レーザ、2,4…半導体光検出器、3,6…フィルタ部、11,40…基板、12…n型DBR層、13…n型クラッド層、14…活性層、14A…発光領域、15…p型クラッド層、16…p型DBR層、16A…AlAs層、16C…電流狭窄層、16C−1…電流注入領域、16C−2…電流狭窄領域、17,24,56…p型コンタクト層、18,53…p側共通電極、19,23,54…n側電極、21,41…光吸収層、22,52…n型コンタクト層、25,55…p側電極、L1〜L5…光、W1,W2…開口部。

Claims (3)

  1. 第1導電型半導体層、発光領域を有する活性層および第2導電型半導体層をこの順に含んで構成された半導体発光素子と、
    前記半導体発光素子から出力される光のうち誘導放出光の光軸と平行な方向の透過率がその光軸とは異なる方向の透過率よりも高い透過特性を有するフィルタ部と、
    前記フィルタ部を透過した光の一部を吸収する光吸収層を有する半導体光検出器と
    を備え、
    前記フィルタ部および前記半導体光検出器は、前記半導体発光素子の前記第2導電型半導体層側にこの順に重ね合わせて前記半導体発光素子と共に一体に形成されている
    ことを特徴とする半導体発光装置。
  2. 前記フィルタ部は、低屈折率層および高屈折率層を1組として、それを(2n+1)/2(nは1以上の整数)組分積層して構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体発光装置。
  3. 前記半導体発光素子は前記第2導電型半導体層の前記フィルタ部との間にコンタクト層をさらに有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体発光装置。
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