JP2007323535A - 記録再生装置、パーティション作成方法、パーティション作成プログラム、および記録媒体 - Google Patents

記録再生装置、パーティション作成方法、パーティション作成プログラム、および記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】記録装置(記録ディスク)の変更や追加があった後でも、使用する記憶容量を増加させることのない記録再生装置を提供する。
【解決手段】記録再生装置1は、少なくとも1つの記録装置7に少なくともストリームデータを記録再生する。記録再生装置は、記録装置7を初期化する。具体的には、パーティション作成部14は、あらかじめ定められた全記憶容量設定値Vaよりも、各記録装置7の全記憶容量を足し合わせた値の方が大きいとき、全記憶容量設定値Vaのパーティションを記録装置7に作成する。このとき、容量Siのストリームパーティション、および容量Dのデータパーティションを、それぞれ記録装置7の外周側から順に作成する。残余の容量の未使用領域については、記録装置7の最内周側に設定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、テレビジョン放送などの動画像信号を受信し、かつ記録再生することができる記録再生装置に関する。また、このような記録再生装置が使用する記録ディスクにパーティションを作成するパーティション作成方法、パーティション作成プログラム、および記録媒体に関する。
現在、光学技術や磁気技術の進歩により、これらを応用した記憶装置が盛んに利用されている。なかでも、テレビジョン放送などの大容量の動画像信号を記録するため、従来、磁気テープを利用したビデオテープレコーダが広汎に使用されてきた。
しかしながらビデオテープレコーダは、磁気テープを利用するため、テープ中の任意の位置に直ちにアクセスすることができない。そのため、磁気テープに記録済みの番組を探して再生するときや、放送中の番組を記録するときに以前に記録した番組に上書きされることを避けるために未使用の領域を探す場合などに、ユーザに、磁気テープの早送りや巻き戻しなどの煩雑な操作を要求していた。
そこで、このような問題を解決する手段として、近年、光学ディスクや磁気ディスクを利用した記録再生装置が登場している。光学ディスクや磁気ディスクを利用した記録再生装置においては、上述した再生時や記録時の領域検索を、記録再生用ヘッドの移動だけで行うことができる。そのため、磁気テープを用いた記録再生装置に比べて、より高速に記録再生領域を検索できる。
上述した記録再生装置のうち、磁気ディスクを利用したものでは、磁気ディスクのうち固定式の磁気ディスク装置であるハードディスクドライブが主に使用されている。ハードディスクドライブを使用した記録再生装置は、製造時に内蔵される1台もしくは複数台のハードディスクドライブを、固定的に使用する。元々装備されたハードディスクドライブを他のドライブに入れ替えたり、あるいは複数のハードディスクドライブの個々を頻繁に入れ替えて使用したりすることは想定されていない。したがって、ハードディスクドライブを使用する記録再生装置において実行されるソフトウェアは、通常、記録再生装置に接続されたハードディスクドライブの全容量を使用するように、設計されている。
ハードディスクを利用する記録再生装置において、接続されるハードディスクが変更されることがある。たとえば製造期間中や修理対応時に使用しているハードディスクドライブモデルやハードディスクドライブ接続数を変更すると記録再生装置で利用できるハードディスクドライブ容量が変化してしまう。
ハードディスクドライブ容量の変化を放置すれば旧ハードディスクドライブモデルの記録再生装置のユーザと新しいハードディスクドライブモデルの記録再生装置のユーザとの間に不公平感が生まれる。この問題を解決するためには、ハードディスクドライブの容量に応じてその都度ソフトウェアを変更する必要があった。
さらに、ハードディスクドライブを使用する記録再生装置では一般に、動画像信号そのものであるストリームデータと、それらの記録再生などに使用される付加情報である一般データを記録する。ストリームデータの容量は一般データの容量に比べて非常に大きい。
記録ディスクにデータを記録再生する記録再生装置は、記録領域をある一定サイズのブロックに分割し、ブロック単位でデータを読み書きする。このブロックの容量を、データの容量に応じて設計することによって、効率的なデータアクセスが可能となる。
ところがハードディスクドライブを使用する記録再生装置では、上述したように、まったく容量の異なる種類のデータを同時に扱う必要がある。そのため、ハードディスク内を二つの領域(パーティション)に分割して、それぞれに異なる容量のブロックを設定し使用することによって、効率的なデータアクセスを実現している。
しかしながら、この領域分割を行う際に、ストリームデータ用パーティションと一般データ用パーティションの容量は、従来、固定的な容量で割り当てている。あるいは、すべてのハードディスクの容量に対する、固定的な割合によって割り当てている。これらの手法が用いられていることから、上述したようなハードディスクドライブのモデルや接続数が変更されてしまうと、各領域の容量を元々意図した大きさに割り当てることが困難となる。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、記録ディスクの変更や追加があった後でも、使用する記憶容量を増加させることのない記録再生装置、パーティション作成方法、パーティション作成プログラム、および記録媒体を提供することにある。
本発明に係る記録再生装置は、上記の課題を解決するために、
少なくとも1つの記録ディスクに少なくともストリームデータを記録再生する記録再生装置であって、
あらかじめ定められた全記憶容量設定値よりも、各上記記録ディスクの全記憶容量を足し合わせた値の方が大きいとき、上記全記憶容量設定値のパーティションを、上記ストリームデータを読み書きするためのパーティションとして上記記録ディスクに作成するパーティション作成手段を備えていることを特徴としている。
上記の構成によれば、記録再生装置には、全記憶容量設定値があらかじめ定められている。この設定値は、記録再生装置がストリームデータの記録再生に実際に利用する容量の値であり、あらかじめ仕様として定められている。
記録再生装置は、少なくとも1つの記録ディスクに、少なくともストリームデータを記録する。記録ディスクが複数あるなら、それぞれに個別にストリームデータを記録することもできる。
記録再生装置は、記録ディスクを初期化する。このときパーティション作成手段は、上述の全記憶容量設定値が、各記録ディスクの全記憶容量を足し合わせた値よりも小さいか否かを判定する。ここでいう足し合わせた値は、記録ディスクの数が1つのときには、その記録ディスクの全記憶容量に相当する。また、たとえば200ギガバイトの全記憶容量を持つ記録ディスクが1つと、300ギガバイトの全記憶容量を持つ記録ディスクが1つあるときには、500ギガバイトが、ここでいう足し合わせた値に相当する。
もし、規定の全記憶容量設定値が、各記録ディスクの全記憶容量を足し合わせた値よりも小さいなら、パーティション作成手段は、全記憶容量設定値のパーティションを記録ディスクに作成する。記録ディスクが1つなら、その記録ディスクに、全記憶容量設定値のパーティションを作成することになる。一方、記録ディスクが複数あるなら、各記録ディスクに個別に作成するパーティションの各容量を足し合わせた値が、全記憶容量設定値に一致するように、各記録ディスクにパーティションを作成することになる。
たとえば全記憶容量設定値が200ギガバイトである一方、記録再生装置が元々、200ギガバイトの記録ディスクをストリームデータの記録再生に利用していたとする。ここで、この記録ディスクが故障してしまい、あらたに300ギガバイトの記録ディスクに変更したとする。
記録ディスクの変更後、記録再生装置は、あらたに認識した300ギガバイトの記録ディスクを初期化する。ここで、変更後の記録ディスクの全記憶容量(300ギガバイト)は、全記憶容量設定値(200ギガバイト)よりも大きい。そのためパーティション作成手段は、200ギガバイトのパーティションを記録再生装置に作成する。残りの100ギガバイトは、未使用領域として設定する。したがって、記録再生装置は、記録ディスク変更の前後において、規定の200ギガバイトの容量だけを利用することになる。
以上のように、本発明では、ストリームデータの記録再生に実際に使用するパーティションの総容量を、記録ディスクの交換や追加の前後において同一に保つことができる効果を奏する。これにより、旧モデルの記録再生装置、すなわち出荷当初から搭載される記録ディスクを利用し続ける記録再生装置を所有するユーザに、不公平感を与えることがない。さらには、記録再生装置の取り扱い説明書や仕様書を、記録ディスクの交換や追加後に変更しなくて済む。
本発明に係るパーティション作成方法は、上記の課題を解決するために、
少なくとも1つの記録ディスクにパーティションを作成するパーティション作成方法であって、
あらかじめ定められた全記憶容量設定値よりも、上記記録ディスクの個々の全記憶容量を足し合わせた値の方が大きいとき、上記全記憶容量設定値の上記パーティションを、上記記録ディスクに作成するパーティション作成ステップを含んでいることを特徴としている。
上記の構成によれば、本発明に係る記録再生装置と同様の作用、効果を奏する。
また、本発明に係る記録再生装置では、さらに、
上記記録ディスクは複数あり、
上記パーティションを作成する対象である上記記録ディスクごとに、上記全記憶容量設定値から、当該記録ディスク以外の他の、上記パーティションを作成済みの各上記記録ディスクに作成された各上記パーティションの容量を足し合わせた総容量を減算した値の容量と、上記パーティションを作成する対象である上記記録ディスクの全記憶容量とのうち、いずれか小さいほうの容量を、上記パーティションの容量として算出するパーティション容量算出手段をさらに備え、
上記パーティション作成手段は、上記パーティション容量算出手段によって算出された容量の上記パーティションを、上記記録ディスクに作成することが好ましい。
上記の構成によれば、記録再生装置は複数の記録ディスクを利用する。すなわち複数の記録ディスクにストリームデータを記録する。
パーティション容量算出手段は、記録ディスクごとに、作成するパーティションの容量を算出する。具体的には、規定の全記憶容量設定値から、パーティション作成対象として選択された記録ディスク以外の、他の各記録ディスクに作成済みの各パーティションの容量を足し合わせた総容量を減算した値の容量を求める。こうして求めた容量と、パーティション作成対象の記録ディスクの全記憶容量とのうち、いずれか小さいほうの容量を、当該記録ディスクに作成するパーティションの容量として算出する。
たとえば、全記憶容量設定値が400ギガバイトだとする。そしてパーティション作成手段が、100ギガバイトの全記憶容量を有する記録ディスクA、120ギガバイトの全記憶容量を有する記録ディスクB、および200ギガバイトの全記憶容量を有する記録ディスクCに、それぞれパーティションを作成するとする。このとき、100+120+200=420ギガバイトであり、この値は全記憶容量設定値(400ギガバイト)よりも大きい。したがってパーティション作成手段は、これら3つの記録ディスクに合計して400ギガバイトのパーティションをそれぞれ作成する。
ここで、パーティション作成手段が、まず、パーティションの作成対象として、記録ディスクAを選択したとする。このときパーティション容量算出手段は、記録ディスクAの全記憶容量(100ギガバイト)と、全記憶容量設定値(400ギガバイト)とを比較する。前者は後者よりも小さいので、パーティション容量算出手段は、記録ディスクAに作成するパーティションの容量として、100ギガバイトを算出する。これによりパーティション作成手段は、100ギガバイトのパーティションを記録ディスクAに作成する。
つぎに、パーティション作成手段が、パーティションの作成対象として、記録ディスクBを選択したとする。パーティション容量算出手段は、全記憶容量設定値(400ギガバイト)から、記録ディスクAに作成済みのパーティションの容量(100ギガバイト)を減算する。この値は300ギガバイトである。記録ディスクBの全記憶容量(120ギガバイト)は、300ギガバイトよりも小さいので、パーティション容量算出手段は、記録ディスクBに作成するパーティションの容量として、120ギガバイトを算出する。これによりパーティション作成手段は、120ギガバイトのパーティションを記録ディスクBに作成する。
最後にパーティション作成手段は、パーティションの作成対象として、記録ディスクCを選択する。このときパーティション容量算出手段は、全記憶容量設定値(400ギガバイト)から、記録ディスクAに作成済みのパーティションの容量(100ギガバイト)と、記録ディスクBに作成済みのパーティションの容量(120ギガバイト)とを減算する。この値は180ギガバイトである。記録ディスクBの全記憶容量(200ギガバイト)は、180ギガバイトよりも大きいので、パーティション容量算出手段は、記録ディスクBに作成するパーティションの容量として、記録ディスクBの全記憶容量(200ギガバイト)ではなく、180ギガバイトを算出する。これによりパーティション作成手段は、180ギガバイトのパーティションを記録ディスクCに作成する。記録ディスクBの有する残りの20ギガバイトについては、未使用領域として設定する。
以上のように、記録再生装置は、各記録ディスクにパーティションを効率的に作成できる効果を奏する。
また、本発明に係る記録再生装置では、さらに、
上記記録ディスクは複数あり、
上記全記憶容量設定値を上記記録ディスクの数で割った値の容量を、上記各記録ディスクに作成するパーティションの容量として算出するパーティション容量算出手段をさらに備え、
上記パーティション作成手段は、上記パーティション容量算出手段によって算出された容量の上記パーティションを、各上記記録ディスクに作成するとともに、各上記記録ディスクにおける残りの領域を未使用領域として設定することが好ましい。
上記の構成によれば、記録再生装置は複数の記録ディスクを利用する。すなわち複数の記録ディスクにストリームデータを記録する。
パーティション作成手段は、全記憶容量設定値を、記録ディスクの数で割った値の容量のパーティションを、各記録ディスクに作成するとともに、各記録ディスクにおける残りの領域を未使用領域として設定する。
たとえば、全記憶容量設定値が300ギガバイトだとする。そしてパーティション作成手段が、120ギガバイトの全記憶容量を有する記録ディスクA、150ギガバイトの全記憶容量を有する記録ディスクB、および200ギガバイトの全記憶容量を有する記録ディスクCに、それぞれパーティションを作成するとする。このとき、120+150+200=470ギガバイトであり、この値は全記憶容量設定値(300ギガバイト)よりも大きい。したがってパーティション作成手段は、これら3つの記録ディスクに合計して300ギガバイトのパーティションをそれぞれ作成する。
ここで、パーティション容量算出手段は、全記憶容量設定値を、記録ディスクの数で割った値の容量を算出する。上記の例では、全記憶容量設定値は300ギガバイトであり、記録ディスクの数は3つである。そのため、300÷3=100ギガバイトを、各記録ディスクに作成するパーティションの容量として算出する。
パーティション作成手段は、100ギガバイトのパーティションを、記録ディスクA、記録ディスクB、および記録ディスクCにそれぞれ作成する。記録ディスクAの全記憶容量は120ギガバイトである。そのためパーティション作成手段は、100ギガバイトのパーティションを記録ディスクに作成するとともに、残りの20ギガバイトを、記録ディスクAの内周側に未使用領域として設定する。
同様に、記録ディスクBの全記憶容量は150ギガバイトである。そのためパーティション作成手段は、100ギガバイトのパーティションを記録ディスクBに作成するとともに、残りの50ギガバイトを、記録ディスクBの内周側に未使用領域として設定する。
同様に、記録ディスクCの全記憶容量は200ギガバイトである。そのためパーティション作成手段は、200ギガバイトのパーティションを記録ディスクCに作成するとともに、残りの100ギガバイトを、記録ディスクCの内周側に未使用領域として設定する。
以上のように、パーティション作成手段は、利用可能なパーティションの容量を、各記録ディスクに分散して割り当てている。これにより、記録ディスクの故障によるデータ消失のリスクを最小限にすることが出来る効果を奏する。
また、本発明に係る記録再生装置では、さらに、
上記パーティション作成手段は、
各上記記録ディスクにおける外周側に上記パーティションを作成するとともに、上記未使用領域を各上記記録ディスクにおける内周側に設定することが好ましい。
上記の構成によれば、パーティション作成手段は、各記録ディスクにおける外周側にパーティションを作成するとともに、未使用領域を各記録ディスクにおける内周側に設定する。すなわちパーティション作成手段は、未使用領域を、複数の記録ディスクのうち特定のものに集中して設定することを避け、各記録ディスクに分散して設定する。さらに、未使用領域を各記録ディスクにおける内周側に設定している。逆に、データの読み書きに利用するパーティションを、各記録ディスクの外周側に作成する。
一般に、記録ディスクにおいては、外周に近い領域ほど、ディスクの線速度が速くなる。したがって、アクセス速度もより高速になる。ここで、上記の構成によれば、パーティション作成手段は、各記録ディスクにおける外周側にパーティションを作成する一方、内周側に未使用領域を設定する。したがって、アクセスに即時性の求められるパーティションが、アクセス速度のより速い位置に設けられることになる。一方で、アクセスする必要のない未使用領域は、アクセス速度のより遅い位置に設定される。
以上のように、記録再生装置は、データの即時性に応じた最適なパーティションを各記録ディスクに作成できる効果を奏する。したがって、ストリームデータや一般データの記録および再生を、より早く処理できるようになる。
また、本発明に係る記録再生装置では、さらに、
上記パーティション作成手段は、
あらかじめ定められたデータ記憶容量設定値を上記記録ディスクの数で割った値の容量の、一般データを記録するためのデータパーティションを、各上記記録ディスクに作成するとともに、
上記パーティション容量算出手段によって算出された容量から、上記データパーティションの容量を減算した値の容量の上記パーティションを、ストリームデータを記録するためのストリームパーティションとして上記記録ディスクに作成することが好ましい。
上記の構成によれば、パーティション作成手段は、あらかじめ定められたデータ記憶容量設定値を記録ディスクの数で割った値の容量の、一般データを記録するためのデータパーティションを、各記録ディスクに作成すると。同時に、パーティション容量算出手段によって算出された容量から、データパーティションの容量を減算した値の容量のパーティションを、ストリームデータを記録するためのストリームパーティションとして記録ディスクに作成する。
以上のように、記録ディスクの交換や変更の前後において、記録再生装置が利用するストリームパーティションおよびデータパーティションの容量は変化しない。したがって記録再生装置は、記録ディスクの交換や変更の前と同じ仕様に従い、ストリームデータおよび一般データをそれぞれ記録再生できる効果を奏する。
また、本発明に係る記録再生装置では、さらに、
上記パーティション作成手段は、
各上記記録ディスクにおける外周側から順に、上記ストリームパーティションおよび上記データパーティションを作成することが好ましい。
一般に、記録ディスクにおいては、外周に近い領域ほど、ディスクの線速度が速くなる。したがって、アクセス速度もより高速になる。ここで、上記の構成によれば、パーティション作成手段は、各記録ディスクにおける外周側から順に、ストリームパーティションおよびデータパーティションを作成する。したがって、アクセスにもっとも即時性の求められるストリームパーティションが、もっともアクセス速度の速い位置に設けられることになる。また、つぎに即時性の求められるデータパーティションが、ストリームパーティションのつぎにアクセス速度の速い位置に設けられる。なお、アクセスする必要のない未使用領域を設定する必要があるなら、もっともアクセス速度の遅い位置(最内周側)に設定すればよい。
以上のように、記録再生装置は、データの即時性に応じた最適なパーティションを各記録ディスクに作成できる効果を奏する。したがって、ストリームデータや一般データの記録および再生を、より早く処理できるようになる。
なお、上記記録再生装置は、コンピュータによって実現してもよい。この場合、コンピュータを上記各手段として動作させることにより上記記録再生装置をコンピュータにおいて実現するプログラム、およびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
以上のように、本発明に係る記録再生装置は、あらかじめ定められた全記憶容量設定値よりも、各上記記録ディスクの全記憶容量を足し合わせた値の方が大きいとき、上記全記憶容量設定値のパーティションを、上記ストリームデータを読み書きするためのパーティションとして上記記録ディスクに作成するパーティション作成手段を備えているため、記録ディスクの変更や追加があった後でも、使用する記憶容量を増加させることのない効果を奏する。
本発明の一実施形態について、図1〜図5を参照して以下に説明する
〔記録再生装置1の構成〕
まず、本実施形態に係る記録再生装置1の構成について、図1を参照して以下に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る記録再生装置1の要部構成を示すブロック図である。この図に示すように、記録再生装置1は、操作部2、入力部3、出力部4、記録装置7、バッファメモリ5、容量設定値メモリ6、および制御部10を備えている。
本発明の記録再生装置1において、入力部3からテレビジョン信号が入力される。入力部3は、代表的な実施の形態として、テレビジョン放送の地上波デジタル放送やBSデジタル放送の信号波を受信するためのアンテナ、信号波を復調してデジタル信号を取り出すチューナーなどからなり、テレビジョン放送のデジタル信号を記録再生装置1に入力する機能を有する。
制御部10は、再生制御部11、録画制御部12、パーティション容量算出部13、およびパーティション作成部14を備えている。入力部3から入力されたデジタル信号は、録画制御部12の制御を受けてバッファメモリ5にいったん蓄積される。
好ましい実施の形態においては、ユーザが操作部2を操作して記録再生装置1に録画処理の開始を指示すると、録画制御部12が、上述したバッファメモリ5に蓄積されていたデジタル信号を記録装置7に記録する。記録装置7は固定式の磁気記録ディスクを内蔵しており、たとえばハードディスクドライブに相当する。
ユーザが操作部2を操作して記録再生装置1に再生処理の開始を指示すると、再生制御部11は記録装置7から記録済みのデジタル信号を読み出し、出力部4に送る。出力部4は、デジタル信号を復号して映像と音声を取り出し、モニタとスピーカによりユーザに提示する。
記録再生装置1は、初回利用時に、記録装置7の初期化処理を実行する。ユーザからの初期化処理が入力部3から指示されたときも同様である。なお、ここでいう初期化処理とは、記録装置7にパーティションを作成する処理のことをいう。厳密には、記録装置7に内蔵されている記録ディスクにパーティションを作成する(割り当てる)処理を意味するが、以下では説明の便宜上、記録装置7にパーティションを作成することと、記録ディスクにパーティションを作成することとを、同じ意味として扱っている。
また、図1では、記録装置7が1つだけ表示されている。しかし、記録再生装置1が利用できる記録装置7は1台に限らず、複数台であってもよい。
(初期化処理の流れ)
記録再生装置1は、記録装置7に2種類の異なるパーティションを作成する。1つは、ストリームデータを読み書きするためのストリームパーティションであり、もう一つは、一般データを読み書きするためのデータパーティションである。ストリームデータは、動画像信号そのものである。一般データは、ストリームデータの記録再生などに使用される付加情報である。ストリームデータの容量は一般データの容量に比べて非常に大きい。
記録再生装置1が記録装置7において実際に利用するパーティションの総容量は、全記憶容量設定値Vaとしてあらかじめ定められている。具体的には、容量設定値メモリ6にデータとして記憶されている。また、記録再生装置1が記録装置7において実際に利用するデータパーティションの総容量は、データパーティション容量設定値Vdとしてあらかじめ定められている。具体的には、容量設定値メモリ6にデータとして記憶されている。記録再生装置1は、記録装置7を初期化するとき、これらのデータを利用する。
記録装置7の初期化処理について、以下に説明する。まず、記録再生装置1が、記録装置7の1台当たりのデータパーティション容量Dを算出するまでの過程を説明する。図2は、パーティション容量算出部13が、記録装置7の1台当たりのデータパーティション容量Dを算出するときの処理の流れを示すフローチャートである。
この図に示すように、パーティション容量算出部13はまず、記録再生装置1接続されている記録装置7の台数Nを取得する(ステップS201)。つぎに、容量設定値メモリ6から、記録再生装置1における全記憶容量設定値Vaおよびデータパーティション容量設定値Vdを取得する(ステップS202、ステップS203)。パーティション容量算出部13は、データパーティション容量設定値Vdを記録装置7の台数Nで割ることによって、記録装置7の1台当たりのデータパーティション容量Dを算出する(ステップS204)。
(パーティションの作成処理)
つぎに、記録再生装置1が、各記録装置7にパーティションを作成する処理の流れを説明する。図3は、記録再生装置1が、各記録装置7にパーティションを作成する処理の流れを示すフローチャートである。
この図に示すように、パーティション容量算出部13は、パーティション作成対象の記録装置7を1つ、選択する(ステップS301)。そして、選択した記録装置7の全記憶容量Aiを、この記録装置7から取得する(ステップS302)。
つぎにパーティション容量算出部13は、全記憶容量設定値Vaが「0」か否かを判定する(ステップS303)。この処理はエラー発生の対策のためである。ステップS303における判定の結果が「偽」であるとき(No)、パーティション容量算出部13は、選択した記録装置7の全記憶容量Aiが、全記憶容量設定値Vaよりも小さいか否かを判定する(ステップS304)
記録装置7の全記憶容量Aiが、全記憶容量設定値Vaより小さいとき(Yes)、全記憶容量Aiを、記録装置7において実際に使用するパーティションの容量A’iとして算出する(ステップS305)。一方、記録装置7の全記憶容量Aiが、全記憶容量設定値Vaより大きいとき(Yes)、全記憶容量設定値Vaを、容量A’iとして算出する(ステップS306)。
つぎにパーティション容量算出部13は、記憶容量設定値Vaから、容量A’iを減算する(ステップS307)。この処理により、残りの記録装置7に作成するパーティションの総容量を算出する。
つぎにパーティション容量算出部13は、容量A’iからデータパーティション容量Dを減算した値を、ストリームパーティション容量Siとして算出する(ステップS308)。すなわち、Si=A’i−Dの演算を実行する。
つぎにパーティション作成部14は、パーティション容量算出部13によって算出した容量のパーティションを記録装置7に作成する。具体的には、容量Siを有するストリームパーティションを記録装置7に作成する(ステップS309)。さらに、容量Dを有するデータパーティションを、記録装置7に作成する(ステップS310)。
つぎにパーティション容量算出部13は、パーティションを未作成の記録装置7があるか否かを判定する(ステップS311)。ステップS311における判定の結果が「真」であるとき(Yes)、図3に示す処理はステップS301に戻る。このときパーティション容量算出部13は、パーティションを作成する対象として、パーティションが未作成の他の記録装置7を1つ、選択する。以下、ステップS302以降の処理が行われる。このようにして、ステップS311に示す処理において「偽」の結果を得るまで、制御部10は、ステップS301からステップS310の処理を繰り返し実行する。
(パーティション作成位置の工夫)
なおパーティション作成部14は、記録装置7の外周から順にストリームパーティション、データパーティションを作成することが好ましい。このとき、もし、未使用領域を設定する必要があるなら、データパーティションのさらに内側に設定することになる。
一般に、記録装置7においては、外周に近い領域ほど、ディスクの線速度が速くなる。したがって、アクセス速度もより高速になる。ここで、パーティション作成部14は、各記録装置7における外周側から順に、ストリームパーティションおよびデータパーティションを作成する。したがって、アクセスにもっとも即時性の求められるストリームパーティションが、もっともアクセス速度の速い位置に設けられることになる。また、つぎに即時性の求められるデータパーティションが、ストリームパーティションのつぎにアクセス速度の速い位置に設けられる。なお、アクセスする必要のない未使用領域を設定する必要があるなら、もっともアクセス速度の遅い位置(最内周側)に設定する。
以上のように、記録再生装置1は、データの即時性に応じた最適なパーティションを各記録装置7に作成できる。したがって、ストリームデータや一般データの記録および再生を、より早く処理できるようになる。
(具体例)
以上の処理について、具体的な数字を挙げて以下に説明する。たとえば全記憶容量設定値Vaが200ギガバイトである一方、記録再生装置1が元々、200ギガバイトの記録装置7をストリームデータの記録再生に利用していたとする。ここで、この記録装置7が故障してしまい、あらたに300ギガバイトの記録装置7に変更したとする。
記録装置7の変更後、記録再生装置1は、あらたに認識した300ギガバイトの記録装置7を初期化する。ここで、変更後の記録装置7の全記憶容量(300ギガバイト)は、全記憶容量設定値Va(200ギガバイト)よりも大きい。そのためパーティション作成部14は、200ギガバイトのパーティションを記録再生装置1に作成する。残りの100ギガバイトは、未使用領域として設定する。したがって、記録再生装置1は、記録装置7変更の前後において、規定の200ギガバイトの容量だけを利用することになる。
以上のように、本発明では、ストリームデータの記録再生に実際に使用するパーティションの総容量を、記録装置7の交換や追加の前後において同一に保つことができる。これにより、旧モデルの記録再生装置1、すなわち出荷当初から搭載される記録装置7を利用し続ける記録再生装置1を所有するユーザに、不公平感を与えることがない。さらには、記録再生装置1の取り扱い説明書や仕様書を、記録装置7の交換や追加後に変更しなくて済む。
また、たとえば、全記憶容量設定値Vaが400ギガバイトだとする。そしてパーティション作成部14が、100ギガバイトの全記憶容量を有する記録装置7A、120ギガバイトの全記憶容量を有する記録装置7B、および200ギガバイトの全記憶容量を有する記録装置7Cに、それぞれパーティションを作成するとする。このとき、100+120+200=420ギガバイトであり、この値は全記憶容量設定値Va(400ギガバイト)よりも大きい。したがってパーティション作成部14は、これら3つの記録装置7に合計して400ギガバイトのパーティションをそれぞれ作成する。
ここで、パーティション作成部14が、まず、パーティションの作成対象として、記録装置7Aを選択したとする。このときパーティション容量算出部13は、記録装置7Aの全記憶容量(100ギガバイト)と、全記憶容量設定値Va(400ギガバイト)とを比較する。前者は後者よりも小さいので、パーティション容量算出部13は、記録装置7Aに作成するパーティションの容量として、100ギガバイトを算出する。これによりパーティション作成部14は、100ギガバイトのパーティションを記録装置7Aに作成する。
つぎに、パーティション作成部14が、パーティションの作成対象として、記録装置7Bを選択したとする。パーティション容量算出部13は、全記憶容量設定値Va(400ギガバイト)から、記録装置7Aに作成済みのパーティションの容量(100ギガバイト)を減算する。この値は300ギガバイトである。記録装置7Bの全記憶容量(120ギガバイト)は、300ギガバイトよりも小さいので、パーティション容量算出部13は、記録装置7Bに作成するパーティションの容量として、120ギガバイトを算出する。これによりパーティション作成部14は、120ギガバイトのパーティションを記録装置7Bに作成する。
最後にパーティション作成部14は、パーティションの作成対象として、記録装置7Cを選択する。このときパーティション容量算出部13は、全記憶容量設定値Va(400ギガバイト)から、記録装置7Aに作成済みのパーティションの容量(100ギガバイト)と、記録装置7Bに作成済みのパーティションの容量(120ギガバイト)とを減算する。この値は180ギガバイトである。記録装置7Bの全記憶容量(200ギガバイト)は、180ギガバイトよりも大きいので、パーティション容量算出部13は、記録装置7B作成するパーティションの容量として、記録装置7Bの全記憶容量(200ギガバイト)ではなく、180ギガバイトを算出する。これによりパーティション作成部14は、180ギガバイトのパーティションを記録装置7Cに作成する。記録装置7Bの有する残りの20ギガバイトについては、未使用領域として設定する。
上記の構成によれば、パーティション作成部14は、あらかじめ定められたデータ記憶容量設定値Vdを記録装置7の数で割った値の容量の、一般データを記録するためのデータパーティションを、各記録装置7に作成すると。同時に、パーティション容量算出部13によって算出された容量から、データパーティションの容量を減算した値の容量のパーティションを、ストリームデータを記録するためのストリームパーティションとして記録装置7に作成する。
以上のように、記録装置7の交換や変更の前後において、記録再生装置1が利用するストリームパーティションおよびデータパーティションの容量は変化しない。したがって記録再生装置1は、記録装置7の交換や変更の前と同じ仕様に従い、ストリームデータおよび一般データをそれぞれ記録再生できる。
(初期化処理の他の例)
なお、記録再生装置1は、上述した初期化とは異なる手順を踏む初期化処理を実行することもできる。そこで、記録再生装置1が実行する、記録装置7の他の初期化処理について、図4および図5を参照して以下に説明する。まず、記録装置7の1台当たりのデータパーティション容量Dを算出するまでの過程を説明する。図4は、パーティション容量算出部13が、記録装置7の1台当たりのデータパーティション容量Dを算出するときの処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS401からステップS403は、それぞれ図2に示すステップS201からS203と同じ処理なので、説明を省略する。ステップS403の処理を終了したあと、パーティション容量算出部13は、記録装置7に接続されている各記録装置7の容量(A1、A2、・・・An)を、それぞれ取得する(ステップS404)。
つぎにパーティション容量算出部13は、取得した各記録装置7の容量の総計(容量Aa)を算出する(ステップS405)。すなわち、Aa=A1+A2+・・・Anの処理を実行する。
` つぎにパーティション容量算出部13は、全記憶容量設定値Vaが総容量Aaよりも小さいか否かを判定する(ステップS406)。ステップS406における判定の結果が「真」であるとき(Yes)、パーティション容量算出部13は、記録装置7全体における未使用領域の容量Uaを、Ua=Va−Aaによって算出する(ステップS407)。一方、ステップS406における判定の結果が「偽」であるとき(No)、パーティション容量算出部13は、未使用領域容量Uaを「0」として算出する(ステップS408)。
つぎにパーティション容量算出部13は、未使用領域容量Uaを記録装置7の接続台数Nで除算することによって、記録装置7の1台あたりの未使用領域容量Uを算出する(ステップS409)。すなわち、U=Ua÷Nの処理を実行する。
つぎにパーティション容量算出部13は、データパーティション容量設定値Vdを記録装置7の台数Nで割ることによって、記録装置7の1台当たりのデータパーティション容量Dを算出する(ステップS410)。この処理はステップS204と同様のものである。
(パーティションの作成処理)
つぎに、記録再生装置1が、各記録装置7にパーティションを作成する処理の流れを説明する。図5は、記録再生装置1が、各記録装置7にパーティションを作成する処理の流れを示すフローチャートである。
この図に示すように、パーティション容量算出部13は、パーティション作成対象の記録装置7を1つ、選択する(ステップS501)。そして、選択した記録装置7の全記憶容量Aiを、この記録装置7から取得する(ステップS302)。
つぎにパーティション容量算出部13は、全記憶容量Aiから、記録装置7の1台あたりの未使用領域容量Uを減算することによって、実際に使用する領域容量Ai’を算出する(ステップS503)。つぎに、全記憶容量設定値Vaから、容量Ai’を減算する(ステップS504)。
つぎに、Ai’から、UおよびDを減算することによって、ストリームパーティション容量Siを算出する(ステップS505)。すなわち、Si=Ai’−U−Dの処理を実行する。
つぎにパーティション作成部14は、パーティション容量算出部13によって算出した容量のパーティションを記録装置7に作成する。具体的には、容量Siを有するストリームパーティションを記録装置7に作成する(ステップS506)。さらに、容量Dを有するデータパーティションを、記録装置7に作成する(ステップS507)。
つぎにパーティション容量算出部13は、パーティションを未作成の記録装置7があるか否かを判定する(ステップS508)。ステップS311における判定の結果が「真」であるとき(Yes)、図5に示す処理はステップS501に戻る。このときパーティション容量算出部13は、パーティションを作成する対象として、パーティションが未作成の他の記録装置7を1つ、選択する。以下、ステップS502以降の処理が行われる。このようにして、ステップS508に示す処理において「偽」の結果を得るまで、制御部10は、ステップS501からステップS507の処理を繰り返し実行する。
(パーティション作成位置の工夫)
なおパーティション作成部14は、記録装置7の外周から順にストリームパーティション、データパーティションを作成することが好ましい。このとき、データパーティションのさらに内側に、未使用領域を設定することになる。すなわちパーティション作成部14は、未使用領域を、複数の記録装置7のうち特定のものに集中して設定することを避け、各記録装置7に分散して設定する。さらに、未使用領域を各記録装置7における内周側に設定している。逆に、データの読み書きに利用するパーティションを、各記録装置7の外周側に作成する。
一般に、記録装置7においては、外周に近い領域ほど、ディスクの線速度が速くなる。したがって、アクセス速度もより高速になる。ここで、上記の構成によれば、パーティション作成部14は、各記録装置7における外周側にパーティションを作成する一方、内周側に未使用領域を設定する。したがって、アクセスに即時性の求められるパーティションが、アクセス速度のより速い位置に設けられることになる。一方で、アクセスする必要のない未使用領域は、アクセス速度のより遅い位置に設定される。
以上のように、記録再生装置1は、データの即時性に応じた最適なパーティションを各記録装置7に作成できる効果を奏する。したがって、ストリームデータや一般データの記録および再生を、より早く処理できるようになる。
(具体例)
以上の処理について、具体的な数字を挙げて以下に説明する。記録再生装置1は複数の記録装置7を利用する。すなわち複数の記録装置7にストリームデータを記録する。
パーティション作成部14は、全記憶容量設定値Vaを、記録装置7の数で割った値の容量のパーティションを、各記録装置7に作成するとともに、各記録装置7における残りの領域を未使用領域として設定する。
たとえば、全記憶容量設定値Vaが300ギガバイトだとする。そしてパーティション作成部14が、120ギガバイトの全記憶容量を有する記録装置7A、150ギガバイトの全記憶容量を有する記録装置7B、および200ギガバイトの全記憶容量を有する記録装置7Cに、それぞれパーティションを作成するとする。このとき、120+150+200=470ギガバイトであり、この値は全記憶容量設定値Va(300ギガバイト)よりも大きい。したがってパーティション作成部14は、これら3つの記録装置7に合計して300ギガバイトのパーティションをそれぞれ作成する。
ここで、パーティション容量算出部13は、全記憶容量設定値Vaを、記録装置7の数で割った値の容量を算出する。上記の例では、全記憶容量設定値Vaは300ギガバイトであり、記録装置7の数は3つである。そのため、300÷3=100ギガバイトを、各記録装置7に作成するパーティションの容量として算出する。
パーティション作成部14は、100ギガバイトのパーティションを、記録装置7A、記録装置7B、および記録装置7Cにそれぞれ作成する。記録装置7Aの全記憶容量は120ギガバイトである。そのためパーティション作成部14は、100ギガバイトのパーティションを記録装置7に作成するとともに、残りの20ギガバイトを、記録装置7Aの内周側に未使用領域として設定する。
同様に、記録装置7Bの全記憶容量は150ギガバイトである。そのためパーティション作成部14は、100ギガバイトのパーティションを記録装置7Bに作成するとともに、残りの50ギガバイトを、記録装置7Bの内周側に未使用領域として設定する。
同様に、記録装置7Cの全記憶容量は200ギガバイトである。そのためパーティション作成部14は、200ギガバイトのパーティションを記録装置7Cに作成するとともに、残りの100ギガバイトを、記録装置7Cの内周側に未使用領域として設定する。
以上のように、パーティション作成部14は、利用可能なパーティションの容量を、各記録装置7に分散して割り当てている。これにより、記録装置7の故障によるデータ消失のリスクを最小限にすることができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても、本発明の技術的範囲に含まれる。
(パーティション作成プログラムおよび記録媒体)
最後に、記録再生装置1に含まれている各ブロックは、ハードウェアロジックによって構成すればよい。または、次のように、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち記録再生装置1は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU、この制御プログラムを格納したROM(Read Only Memory)、上記制御プログラムを実行可能な形式に展開するRAM(Random Access Memory)、および、上記制御プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)を備えている。
この構成により、本発明の目的は、所定の記録媒体によっても達成できる。この記録媒体は、上述した機能を実現するソフトウェアである記録再生装置1の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録していればよい。記録再生装置1にこの記録媒体を供給する。これにより、コンピュータとしての記録再生装置1(またはCPUやMPU)が、供給された記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し、実行すればよい。
プログラムコードを記録再生装置1に供給する記録媒体は、特定の構造または種類のものに限定されない。すなわちこの記録媒体は、たとえば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などとすることができる。
また記録再生装置1は、通信ネットワークと接続可能に構成しても、本発明の目的を達成できる。この場合、上記のプログラムコードを、通信ネットワークを介して記録再生装置に供給する。この通信ネットワークは、記録再生装置にプログラムコードを供給できるものであればよく、特定の種類または形態に限定されない。たとえば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(Virtual Private Network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等であればよい。
この通信ネットワークを構成する伝送媒体も、プログラムコードを伝送可能な任意の媒体であればよく、特定の構成または種類のものに限定されない。たとえば、IEEE1394、USB(Universal Serial Bus)、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は、動画像信号などのストリームデータを記録装置に読み書きする記録再生装置、たとえば、ハードディスクレコーダなどとして、幅広く利用できる。
本発明の一実施形態に係る録画再生装置の要部構成を示すブロック図である。 パーティション容量算出部が、記録装置の1台当たりのデータパーティション容量Dを算出するときの処理の流れを示すフローチャートである。 録画再生装置が、各記録装置にパーティションを作成する処理の流れを示すフローチャートである。 パーティション容量算出部が、記録装置の1台当たりのデータパーティション容量Dを算出するときの処理の流れを示すフローチャートである。 録画再生装置が、各記録装置にパーティションを作成する処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 録画再生装置
2 操作部
3 入力部
4 出力部
7 記録装置
5 バッファメモリ
6 容量設定値メモリ
10 制御部
11 再生制御部
12 録画制御部
13 パーティション容量算出部(パーティション容量算出手段)
14 パーティション作成部(パーティション作成手段)

Claims (9)

  1. 少なくとも1つの記録ディスクに少なくともストリームデータを記録再生する記録再生装置であって、
    あらかじめ定められた全記憶容量設定値よりも、各上記記録ディスクの全記憶容量を足し合わせた値の方が大きいとき、上記全記憶容量設定値のパーティションを、上記ストリームデータを読み書きするためのパーティションとして上記記録ディスクに作成するパーティション作成手段を備えていることを特徴とする録画再生装置。
  2. 上記記録ディスクは複数あり、
    上記パーティションを作成する対象である上記記録ディスクごとに、上記全記憶容量設定値から、当該記録ディスク以外の他の、上記パーティションを作成済みの各上記記録ディスクに作成された各上記パーティションの容量を足し合わせた総容量を減算した値の容量と、上記パーティションを作成する対象である上記記録ディスクの全記憶容量とのうち、いずれか小さいほうの容量を、上記パーティションの容量として算出するパーティション容量算出手段をさらに備え、
    上記パーティション作成手段は、上記パーティション容量算出手段によって算出された容量の上記パーティションを、上記記録ディスクに作成することを特徴とする請求項1に記載の録画再生装置。
  3. 上記記録ディスクは複数あり、
    上記全記憶容量設定値を上記記録ディスクの数で割った値の容量を、上記各記録ディスクに作成するパーティションの容量として算出するパーティション容量算出手段をさらに備え、
    上記パーティション作成手段は、上記パーティション容量算出手段によって算出された容量の上記パーティションを、各上記記録ディスクに作成するとともに、各上記記録ディスクにおける残りの領域を未使用領域として設定することを特徴とする請求項1に記載の録画再生装置。
  4. 上記パーティション作成手段は、
    各上記記録ディスクにおける外周側に上記パーティションを作成するとともに、上記未使用領域を各上記記録ディスクにおける内周側に設定することを特徴とする請求項3に記載の記録再生装置。
  5. 上記パーティション作成手段は、
    あらかじめ定められたデータ記憶容量設定値を上記記録ディスクの数で割った値の容量の、一般データを記録するためのデータパーティションを、各上記記録ディスクに作成するとともに、
    上記パーティション容量算出手段によって算出された容量から、上記データパーティションの容量を減算した値の容量の上記パーティションを、ストリームデータを記録するためのストリームパーティションとして上記記録ディスクに作成することを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。
  6. 上記パーティション作成手段は、
    各上記記録ディスクにおける外周側から順に、上記ストリームパーティションおよび上記データパーティションを作成することを特徴とする請求項5に記載の記録再生装置。
  7. 少なくとも1つの記録ディスクにパーティションを作成するパーティション作成方法であって、
    あらかじめ定められた全記憶容量設定値よりも、上記記録ディスクの個々の全記憶容量を足し合わせた値の方が大きいとき、上記全記憶容量設定値の上記パーティションを、上記記録ディスクに作成するパーティション作成ステップを含んでいることを特徴とするパーティション作成方法。
  8. 請求項1からの6のいずれか1項に記載の録画再生装置を動作させるパーティション作成プログラムであって、コンピュータを上記の各手段として機能させるためのパーティション作成プログラム。
  9. 請求項8に記載のパーティション作成プログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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