JP2007322512A - スタンドおよびディスプレイ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、ベースの外観を良好に維持しつつ、複数種の転倒防止具を自由に選択して使用することができ、使い易いスタンドを得ることにある。
【解決手段】スタンド(3)は、据付面(6a)と向かい合う下面(10)を有するベース(7)と、ベース(7)の下面(10)に取り外し可能に支持される固定具(20)とを備えている。固定具(20)は、ベース(7)の外に突出する突出部(22)を有している。固定具(20)の突出部(22)に第1の転倒防止具(29)を通す第1の係合部(27)と、第2の転倒防止具(30)を通す第2の係合部(28)とが一体に形成されている。
【選択図】 図7
【解決手段】スタンド(3)は、据付面(6a)と向かい合う下面(10)を有するベース(7)と、ベース(7)の下面(10)に取り外し可能に支持される固定具(20)とを備えている。固定具(20)は、ベース(7)の外に突出する突出部(22)を有している。固定具(20)の突出部(22)に第1の転倒防止具(29)を通す第1の係合部(27)と、第2の転倒防止具(30)を通す第2の係合部(28)とが一体に形成されている。
【選択図】 図7
Description
本発明は、例えば薄型テレビを据付面の上に支持するスタンドに係り、特に薄型テレビの転倒を防止するための構造に関する。さらに本発明は、転倒防止機能を装備したスタンドを有するディスプレイ装置に関する。
例えば薄型テレビは、液晶ディスプレイあるいはプラズマディスプレイのようなディスプレイ装置を据付面の上に支持するスタンドを装備している。スタンドは、据付面の上に置かれる偏平なベースと、このベースの上面から上向きに突出する支柱とを有し、この支柱の上端にディスプレイ装置が取り外し可能に支持されている。
ところで、従来の薄型テレビ用のスタンドは、例えば地震による液晶テレビの転倒を防止するためのフックおよびクリップを装備している。フックおよびクリップは、ベースの後端からスタンドの背後に向けて突出している。
フックは、スタンドを据付面の上にねじで固定する際に使用するものであり、ねじを通す通孔を有している。クリップは、据付面の上に置かれたスタンドを起立する壁に固定する際に使用するものであり、壁との間に架け渡される強靭なワイヤを通すループ部を有している。
そのため、ユーザは、薄型テレビを据付面に設置する際に、フックあるいはクリップのいずれかを選択することで、薄型テレビのスタンドを据付面の上に固定することができる(例えば、特許文献1参照)
特開2000−47599号公報
従来のスタンドによると、ねじを通すフックおよびワイヤを通すクリップが個々にベースに取り付けられている。このような構成によると、ベースの後端からフックおよびクリップが突出するのを避けられず、ベースの後端が煩雑となってスタンドの外観に悪影響を及ぼす虞があり得る。
さらに、未使用のフック又はクリップをベースから取り外してしまうと、据付面に対する薄型テレビの固定の仕方を、例えばねじ固定からワイヤ固定に変更する場合に、ねじ用のフックでは対応することができなくなる。
この結果、クリップを再度ベースに取り付ける作業が必要となり、薄型テレビの固定の仕方を変更する際に手間を要するといった不具合がある。
本発明の目的は、ベースの外観を良好に維持しつつ、複数種の転倒防止具を自由に選択して使用することができ、使い易いスタンドを得ることにある。
本発明の他の目的は、外観が良好で、しかも複数種の転倒防止具を自由に使い分けることができるスタンドを備えたディスプレイ装置を得ることにある。
上記目的を達成するため、本発明の一つの形態に係るスタンドは、
機器を支持して据付面の上に置かれるとともに、上記据付面と向かい合う下面を有するベースと、
上記ベースの下面に取り外し可能に支持される固定具と、を備えている。
上記固定具は、上記ベースの外に突出する突出部を有し、この突出部に第1の転倒防止具を通す第1の係合部と、第2の転倒防止具を通す第2の係合部とを一体に形成したことを特徴としている。
機器を支持して据付面の上に置かれるとともに、上記据付面と向かい合う下面を有するベースと、
上記ベースの下面に取り外し可能に支持される固定具と、を備えている。
上記固定具は、上記ベースの外に突出する突出部を有し、この突出部に第1の転倒防止具を通す第1の係合部と、第2の転倒防止具を通す第2の係合部とを一体に形成したことを特徴としている。
上記目的を達成するため、本発明の一つの形態に係るディスプレイ装置は、
ディスプレイ本体と、
上記ディスプレイ本体を据付面の上に支持するスタンドと、を備えている。
上記スタンドは、上記据付面の上に置かれるとともに、上記据付面と向かい合う下面を有するベースと、上記ベースの下面に取り外し可能に支持されるとともに、上記ベースの外に突出する突出部を有する固定具とを含み、上記固定具の突出部に、第1の転倒防止具を通す第1の係合部と、第2の転倒防止具を通す第2の係合部とを一体に形成したことを特徴としている。
ディスプレイ本体と、
上記ディスプレイ本体を据付面の上に支持するスタンドと、を備えている。
上記スタンドは、上記据付面の上に置かれるとともに、上記据付面と向かい合う下面を有するベースと、上記ベースの下面に取り外し可能に支持されるとともに、上記ベースの外に突出する突出部を有する固定具とを含み、上記固定具の突出部に、第1の転倒防止具を通す第1の係合部と、第2の転倒防止具を通す第2の係合部とを一体に形成したことを特徴としている。
本発明によれば、一つの固定具で複数種の転倒防止具を自由に使い分けることができる。このため、固定具の数が無闇に増えることはなく、スタンドの外観が良好となる。
それとともに、転倒防止具を用いて据付面にスタンドを固定する際に、固定具を交換したり、転倒防止具に対応する固定具を選択する必要はない。よって、据付面に対するスタンドの固定作業を容易に行なうことができる。
以下本発明の第1の実施の形態を、液晶テレビに適用した図1ないし図9に基づいて説明する。
図1は、ディスプレイ装置の一例である薄型の液晶テレビ1を開示している。液晶テレビ1は、機器としてのディスプレイ本体2とスタンド3とを備えている。
ディスプレイ本体2は、偏平な筐体4と、この筐体4に収容された液晶表示パネル5とを含んでいる。液晶表示パネル5は表示画面5aを有し、この表示画面5aは、筐体4の前面に露出している。
スタンド3は、例えばテレビ台6の据付面6aの上にディスプレイ本体2を支持するためのものである。スタンド3は、据付面6aの上に置かれる偏平なベース7を備えている。図4および図7に示すように、ベース7は、金属製の四角い底板8と、合成樹脂製のトップカバー9とを有している。底板8は、ベース7を据付面6aの上に置いた時に、この据付面6aと向かい合う下面10を有している。下面10の外周部に複数のゴム脚11が取り付けられている。ゴム脚11は、底面10の四隅から下向きに突出して、据付面6aに突き当たるようになっている。
このため、図7に示すように、据付面6aの上にベース7を置いた時、据付面6aとベース7の底面10との間にゴム脚11の高さに相当する隙間gが形成される。
底板8の下面10は、その外周部で囲まれる中央部分に凹部13を有している。凹部13は、据付面6aから遠ざかるようにベース7の厚み方向に窪んでいる。凹部13は、一対の延長部14a,14bを有している。延長部14a,14bは、ベース7の幅方向に互いに離れているとともに、凹部13の後端からベース7の後端に向けて延びている。
凹部13および延長部14a,14bは、底面15を有している。底面15は、据付面6aと向かい合っている。底面15のうち延長部14a,14bに対応する部分に、夫々一対のねじ孔16が形成されている。ねじ孔16は、ベース7の奥行き方向に沿って並んでいる。
トップカバー9は、底板8にねじ止めされて、底板8を上方から覆っている。トップカバー9の上面の中央部に上向きに突出する支柱17が形成されている。支柱17は、ディスプレイ本体2を支えている。
図2ないし図4に示すように、スタンド3のベース7は、液晶テレビ1の転倒を防止する一対の固定具20を装備している。固定具20は、互いに共通の構成を有するため、一方を代表して説明する。
図5ないし図8に示すように、第1の実施の形態の固定具20は、例えば板金プレス加工された帯状の金属板で構成されている。固定具20は、固定部21、突出部22および中間部23を一体に有している。
固定部21は、固定具20の長さ方向に沿う一端に位置している。固定部21は、ベース7の凹部13の延長部14a,14bに入り込む平坦な板状をなすとともに、延長部14a,14bの底面15に重なり合っている。
固定部21は、一対のねじ挿通孔24を有している。ねじ挿通孔24は、底面15に開けたねじ孔16と合致している。固定部21のねじ挿通孔24に、夫々底板8の下方から固定ねじ25が挿入されている。固定ねじ25の挿入端は、ねじ孔16にねじ込まれている。このねじ込みにより、固定具20の一端がベース7の底板8に固定されている。
固定ねじ25は、頭部26を有している。頭部26は、凹部13の延長部14a,14b内に位置するとともに、固定部21の下面から下向きに突出している。
突出部22は、固定具20の長さ方向に沿う他端に位置している。突出部22は、ベース7の後端から後方に突出する平坦な板状をなすとともに、ベース7を据付面6aの上に置いた時にこの据付面6aと向かい合うようになっている。
突出部22は、通孔27および筒部28を有している。通孔27は、第1の係合部の一例であり、この通孔27に第1の転倒防止具としての固定ねじ29が挿通される。筒部28は、第2の係合部の一例であり、突出部22の先端縁を巻き込むように円筒状に加工することで、突出部22の先端に一体に成形されている。この筒部28には、第2の転倒防止具としての強靭なワイヤ30が挿通される。これら通孔27および筒部28は、固定具20の長手方向に互いに間隔を存して並んでいる。
中間部23は、固定部21と突出部22との間に介在されて、これら固定部21と突出部22とを互いに結合している。中間部23は、ベース7の高さ方向にクランク状に折れ曲がっている。これにより、固定部21と突出部22との間にベース7の高さ方向に沿う段差32が形成されている。
段差32は、凹部13の深さを上回っている。この結果、固定具20の突出部22は、凹部13の底面15よりもベース7の下方に位置するとともに、ベース7を据付面6aの上に置いた時に、このベース7の下端と据付面6aとの間を通してベース7の後方に引き出されている。
さらに、第1の実施の形態によると、固定具20を底板8に固定する固定ねじ29の頭部26は、上記段差32の範囲内に位置している。この結果、頭部26が固定具20の突出部22よりも下方に張り出すことはなく、頭部26と据付面6aとの間に充分なクリアランスを確保することができる。
言い換えると、頭部26と据付面6aとの干渉を回避できるので、ゴム脚11の肉厚を薄くすることができる。そのため、ベース7の高さ寸法を抑えることができ、スタンド3を据付面6aの上に置いた時の液晶テレビ1の安定性が向上する。
図7は、第1の転倒防止具として機能する固定ねじ29を用いて液晶テレビ1の転倒を防止する形態を開示している。
固定ねじ29は、固定具20の突出部22の上方から通孔27に挿通される。固定ねじ29は、テレビ台6の据付面6aに開口する固定孔33を上から下に貫通するとともに、その貫通端にナット34がねじ込まれている。このねじ込みにより、ベース7の固定具20が固定ねじ29を介してテレビ台6に固定され、据付面6に対する液晶テレビ1の転倒が防止される。
なお、固定ねじ29は、テレビ台6を貫通させてナット34で固定するものに限らず、例えばテレビ台6に雌ねじを有するねじ穴を設け、このねじ穴に固定ねじ20を直にねじ込むことで固定するようにしてもよい。
図8および図9は、第2の転倒防止具として機能する強靭なワイヤ30を用いて液晶テレビ1の転倒を防止する形態を開示している。
例えば液晶テレビ1が据付面6aに対して起立する壁34に沿うように設置されている場合、ワイヤ30は、壁34に固定したフック35と固定具20の筒部28との間に跨るように平面視略三角形状に架け渡すことが望ましい。これにより、スタンド3がワイヤ30を介して壁34に繋ぎ止められ、据付面6に対する液晶テレビ1の転倒が防止される。
このような本発明の第1の実施の形態によれば、一つの固定具20に固定ねじ29を通す通孔27とワイヤ30を通す筒部28とが一体に形成されている。このため、据付面6aの上に置かれた液晶テレビ1の転倒を防止する際に、固定ねじ29又はワイヤ30のいずれか一つを自由に選択して共通の固定具20に通すことができる。
言い換えると、一つの固定具20で固定ねじ29又はワイヤ30のいずれにも対応が可能となり、固定ねじ29又はワイヤ30を液晶テレビ1の設置環境に応じて自由に使い分けることができる。
よって、固定具20の数が無闇に増えることはなく、スタンド3のベース7回りの外観が良好となる。
それとともに、固定ねじ29によるスタンド3の固定をワイヤ30に変更する場合、逆にワイヤ30によるスタンド3の固定を固定ねじ29に変更する場合でも、固定具20を交換する必要はない。
このことから、据付面6aに対するスタンド3の固定作業を容易に行なうことができ、液晶テレビ1の据え付けに手間を要しないといった利点がある。
本発明は上記第1の実施の形態に特定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施可能である。
図10は、本発明の第2の実施の形態に係る固定具40を開示している。
この固定具40は、主に第2の係合部としての筒部41に関する事項が上記第1の実施の形態と相違しており、これ以外の固定具40の構成は上記第1の実施の形態と同様である。
図10に示すように、筒部41は、突出部22の中央部分に一体に形成されている。すなわち、筒部41は、突出部22の中央部分に舌片42を切り起こすとともに、舌片42の先端縁を巻き込むように舌片42を円筒状に加工することで成形される。この結果、突出部22の中央部分に舌片42を切り起こした跡となる開口部43が形成されている。
さらに、固定具40の突出部22に第1の係合部としての一対の通孔44a,44bが形成されている。通孔44a,44bは、突出部22の長手方向に離れている。筒部41および開口部43は、通孔44a,44bの間に位置している。
このような構成においても、一つの固定具40で固定ねじ又はワイヤのいずれの転倒防止具にも対応が可能となり、複数種の転倒防止具を液晶テレビの設置環境に応じて自由に使い分けることができる。
図11は、本発明の第3の実施の形態に係る固定具50を開示している。
この固定具50は、主に第2の係合部に関する事項が上記第1の実施の形態と相違しており、これ以外の固定具50の構成は、上記第1の実施の形態と同様である。
図11に示すように、第2の係合部は、突出部22と中間部23との間に跨るように打ち抜かれたブリッジ部51によって形成されている。ブリッシ部51は、水平部51aと起立部51bとを有している。水平部51aは、固定部21と同一面上に位置するとともに、固定部21の後端から突出部22に向けて延びている。起立部51bは、水平部51aの先端と突出部22の中間との間に跨るように起立している。
このため、突出部22および中間部23には、ブリッジ部21を打ち抜いた跡となる開口部52が形成されているとともに、この開口部52とブリッジ部51との間にワイヤ挿通用の空間53が形成されている。
このような構成においても、一つの固定具50で固定ねじ又はワイヤのいずれの転倒防止具にも対応が可能となり、複数種の転倒防止具を液晶テレビの設置環境に応じて自由に使い分けることができる。
図12ないし図17は、本発明の第4の実施の形態を開示している。この第4の実施の形態は、主に固定具60に関する事項が上記第1の実施の形態と相違している。それ以外のスタンド3の構成は第1の実施の形態と同一である。そのため、第4の実施の形態において、上記第1の実施の形態と同一の構成部分は同一の参照符号を付して、その説明を省略する。
図12に示すように、固定具60は、例えば複数の金属素線を撚り合わせたストランド61によって一体に形成されている。ストランド61は綱の一種であり、可撓性を有している。
固定具60は、第1のループ部62、第2のループ部63および連結部64を備えている。第1のループ部62は、固定具60の一端に位置している。第1のループ部62は、ストランド61の一端側を輪を描くように湾曲させるとともに、その一端をストランド61に対しかしめ具65を介して束ねることにより形成されている。
第2のループ部63は、固定具60の他端に位置している。第2のループ部63は、ストランド61の他端側を輪を描くように湾曲させるとともに、その他端をストランド61にかしめ具66を介して束ねることにより形成されている。
連結部64は、第1のループ部62と第2のループ部63との間に介在されて、これらループ部62,63の間を直線状に連結している。
図14ないし図16に示すように、固定具60の第1のループ部62は、凹部13の延長部14a,14bに位置するとともに、延長部14a,14bの底面15に固定ねじ67を介して取り付けられている。
固定ねじ67は、第1のループ部62を貫通して底面15に開けたねじ孔16にねじ込まれている。このねじ込みにより、固定ねじ67の頭部68が第1のループ部62に引っ掛かり、この第1のループ部62を底面15との間で挟持している。
この結果、固定具60は、固定ねじ67を支点として格納位置と使用位置との間で回動可能となっている。図15は、固定具60が格納位置に回動された状態を示している。格納位置では、連結部64が第1のループ部62からベース7の前方に向って延びているとともに、第2のループ部63が第1のループ部62の前方に位置している。そのため、格納位置では、固定具60は底板8の凹部13内に入り込んで、ベース7によリ覆い隠されている。
図14は、固定具60が使用位置に回動された状態を開示している。使用位置とは、固定具60を第1のループ部62を支点にベース7の後方に向けて180°反転させた位置のことを指している。この使用位置では、連結部64が第1のループ部62からベース7の後方に向って延びているとともに、第2のループ部63が第1のループ部62の後方に位置している。そのため、使用位置では、固定具60のうち連結部64の後半部から第2のループ部63に至る範囲がベース7の後方に向けて突出している。
固定具60の第2のループ部63は、固定ねじ70又は強靭なワイヤ71を通すためのものである。固定ねじ70およびワイヤ71は、夫々液晶テレビの転倒を防止する転倒防止具の一例であり、いずれか一方を選択して使用することができる。
図16は、固定ねじ70を用いて液晶テレビ1の転倒を防止する形態を開示している。図16によると、固定具60は、使用位置に回動された状態にあり、第2のループ部63がテレビ台6の据付面6aの上に置かれている。
固定ねじ70は、テレビ台6の上方から第2のループ部63に挿入される。この固定ねじ70は、テレビ台6の固定孔33を上から下に貫通するとともに、その貫通端にナット72がねじ込まれている。このねじ込みにより、ベース7の固定具60が固定ねじ70を介してテレビ台6に固定され、据付面6aに対する液晶テレビの転倒が防止される。
なお、固定ねじ70は、テレビ台6を貫通させてナット72で固定するものに限らず、例えばテレビ台6に雌ねじを有するねじ穴を設け、このねじ穴に固定ねじ70を直にねじ込むことで固定するようにしてもよい。
図17は、ワイヤ71を用いて液晶テレビ1の転倒を防止する形態を開示している。ワイヤ71は、第2のループ部63を据付面6aから遠ざかる方向に変形させることで、第2のループ部63に通すことができる。第2のループ部63に通されたワイヤ71は、起立する壁(図示せず)との間に閉ループ状に架け渡される。これにより、スタンド3がワイヤ71を介して壁に繋ぎ止められ、据付面6aに対する液晶テレビの転倒が防止される。
このような第4の実施の形態によると、固定具60の第2のループ部63に、固定ねじ70又はワイヤ71のいずれかを自由に選択して通すことができる。
したがって、一つの固定具60で固定ねじ70又はワイヤ71のいずれにも対応が可能となり、上記第1の実施の形態と同様に、固定ねじ70又はワイヤ71を液晶テレビ1の設置環境に応じて使い分けることができる。
さらに、第4の実施の形態によると、固定具60を使用位置から格納位置に向けて180°反転させると、固定具60の連結部64および第2のループ部63がベース7の凹部13に入り込み、このベース7によって覆い隠される。
このため、固定具60を必要としない時に、固定具60を使用位置から格納位置に回動させれば、固定具60がベース7の後方に突出したままとならずに済む。よって、スタンド3の外観を良好に維持することができる。
なお、本発明に係るスタンドは、テレビ台のような卓上に設置するものに限らず、例えば室内のフロア上に設置する、いわゆるフロアスタンドでもよい。それとともに、スタンドによって支えられる機器は、表示画面を有するディスプレイ本体に限らず、例えば扇風機あるいは赤外線ヒータであっても同様に実施可能である。
2…ディスプレイ本体、3…スタンド、6a…据付面、7…ベース、10…下面、20,40,50,60…固定具、22…突出部、27…第1の係合部(通孔)、28…第2の係合部(筒部)、29,70…第1の転倒防止具(固定ねじ)、30,71…第2の転倒防止部(ワイヤ)、62…第1のループ部、63…第2のループ部、64…連結部。
Claims (12)
- 機器を支持して据付面の上に置かれるとともに、上記据付面と向かい合う下面を有するベースと、
上記ベースの下面に取り外し可能に支持される固定具と、を含み、
上記固定具は、上記ベースの外に突出する突出部を有し、この突出部に第1の転倒防止具を通す第1の係合部と、第2の転倒防止具を通す第2の係合部とを一体に形成したことを特徴とするスタンド。 - 請求項1の記載において、上記第1の転倒防止具は、上記据付面に固定されるねじであり、上記第1の係合部は、上記ねじが貫通する通孔であることを特徴とするスタンド。
- 請求項1又は請求項2の記載において、上記第2の転倒防止具は、上記固定具と上記据付面に対し起立する壁との間に跨るワイヤであり、上記第2の係合部は、上記ワイヤが貫通する筒部であることを特徴とするスタンド。
- 請求項3の記載において、上記筒部は、上記突出部の縁を巻き込むように加工することで上記固定具に一体に形成されていることを特徴とするスタンド。
- 請求項1の記載において、上記ベースの下面は、上記据付面から遠ざかる方向に凹む凹部を有し、上記固定具は、上記凹部の底にねじを介して固定される固定部と、この固定部と上記突出部との間に介在されたクランク状に折れ曲がる中間部とを有し、上記中間部は、上記固定部と上記突出部との間に上記凹部の深さ方向に沿う段差を形成するとともに、この段差の範囲内に上記ねじの頭部が位置することを特徴とするスタンド。
- 請求項5の記載において、上記ベースは、その下面から下向きに突出して上記据付面に接する複数の脚をさらに備えていることを特徴とするスタンド。
- 機器を支持して据付面の上に置かれるとともに、上記据付面と向かい合う下面を有するベースと、
上記ベースの下面に支持される固定具と、を含み、
上記固定具は、上記ベースの下面に支持される第1のループ部と、上記ベースの外に突出する第2のループ部と、上記第1のループ部と第2のループ部との間を連結する連結部とを一体に備え、上記第2のループ部は、複数種の転倒防止具のうちの一つが選択的に挿通可能な形状を有することを特徴とするスタンド。 - 請求項7の記載において、上記転倒防止具は、上記据付面に固定されるねじ又は上記固定具と上記据付面に対し起立する壁との間に跨るワイヤであることを特徴とするスタンド。
- 請求項7の記載において、上記固定具は、複数の金属素線をより合わせた可撓性の綱材からなり、上記綱材の一端に上記第1のループ部が一体に形成されているとともに、上記綱材の他端に上記第2のループ部が一体に形成されていることを特徴とするスタンド。
- 請求項7ないし請求項9のいずれかの記載において、上記固定具は、上記第1のループ部を支点として上記第2のループ部が上記ベースの下面と向かい合う格納位置と、上記第2のループ部が上記ベースの外に突出する使用位置との間で回動可能であることを特徴とするスタンド。
- ディスプレイ本体と、
上記ディスプレイ本体を据付面の上に支持するスタンドと、を具備するディスプレイ装置であって、
上記スタンドは、
上記据付面の上に置かれるとともに、上記据付面と向かい合う下面を有するベースと、
上記ベースの下面に取り外し可能に支持されるとともに、上記ベースの外に突出する突出部を有する固定具と、を含み、
上記固定具の突出部に、第1の転倒防止具を通す第1の係合部と、第2の転倒防止具を通す第2の係合部とを一体に形成したことを特徴とするディスプレイ装置。 - ディスプレイ本体と、
上記ディスプレイ本体を据付面の上に支持するスタンドと、を具備するディスプレイ装置であって、
上記スタンドは、
上記据付面の上に置かれるとともに、上記据付面と向かい合う下面を有するベースと、
上記ベースの下面に支持される固定具と、を含み、
上記固定具は、上記ベースの下面に支持される第1のループ部と、上記ベースの外に突出する第2のループ部と、上記第1のループ部と第2のループ部との間を連結する連結部とを一体に備え、上記第2のループ部は、複数種の転倒防止具のうちの一つが選択的に挿通可能な形状を有することを特徴とするディスプレイ装置。
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011027873A (ja) * | 2009-07-23 | 2011-02-10 | Funai Electric Co Ltd | スタンド |
JP2012078854A (ja) * | 2011-11-30 | 2012-04-19 | Toshiba Corp | テレビ、スタンド、および電子機器 |
US8334936B2 (en) | 2010-03-17 | 2012-12-18 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Television, pedestal, and electronic device |
JP5652897B2 (ja) * | 2011-04-15 | 2015-01-14 | Necディスプレイソリューションズ株式会社 | 表示装置、及び表示装置の表示パネルをスタンドに固定する方法 |
US10681776B2 (en) | 2016-03-30 | 2020-06-09 | Markov Llc | Electronic oven with infrared evaluative control |
-
2006
- 2006-05-30 JP JP2006150028A patent/JP2007322512A/ja active Pending
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