JP2005139805A - 共有空間構造体におけるパネル体取付構造 - Google Patents

共有空間構造体におけるパネル体取付構造 Download PDF

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Abstract

【課題】 すでに構成された共有空間構造体の隣り合うポールとフレームとに囲まれた面の全体に容易にパネルを設けることが可能な共有空間構造体におけるパネル体取付構造を提供すること。
【解決手段】 硬質部30aと軟質部30bを備える端部連結部材30がポール3a、3dに設けられ、硬質部31aと軟質部31bを備える中間連結部材31がパネル体20bの側端部24に設けられることで、これら端部連結部材30及び中間連結部材31の軟質部30b、31bによって、それぞれのパネル体20a、20b、20cの側端部24が保護され、また、容易に共有空間構造体1に各パネル20a、20b、20cを取り付ける事ができる。
【選択図】 図7

Description

本発明は、共有空間構造体の外郭を画定する所定位置から立設したポールと、隣り合う前記ポールの上端にそれぞれ連結することで、ほぼ水平状態に支持されるフレームとの組み合わせから成る共有空間構造体における隣り合うポールとフレームとに囲まれた面を、左右方向に並ぶ複数のパネルにより閉塞するようにした共有空間構造体におけるパネル体取付構造に関する。
近年、オフィス等のオープン化を図り、コミュニケーションを活発化させるということが唱えられ初められており、一般に、天井から床まで柱を立てて、柱の間を壁で覆うようにして部屋を造るようにしたもの、或いはパーティションにより空間を間仕切り所要のスペースを得るようにしたもの等が従来より知られている。
本出願人は、これらはオフィス等のオープン化によるコミュニケーションの活発化という目的を達成するための解放された空間構造体として、床の所定位置にベース部材を設置し、それぞれのベース部材にポールを立設させ、互いのポールの上端にフレーム部材を係合させ、フレーム部材をほぼ水平状態に支持させることにより、それ以外の外部空間と充分開放された関係で連接している構造体(以下、共有空間構造体と定義する。)を提案している(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−138693号公報(段落0011、第1図)
しかしながら、特許文献1のように、既に構成された共有空間構造体の隣り合うポールとフレームとに囲まれた面の全体にパネルを取り付ける場合にあっては、労力と手間がかかり、無理にパネルを嵌め込もうとするとパネルの側端面がポールに接触して傷が生じることや、取付作業員がパネルを取り付ける際に怪我を生じる恐れがあった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、すでに構成された共有空間構造体の隣り合うポールとフレームとに囲まれた面の全体に容易にパネルを設けることが可能で、パネルを取り付ける際に取付作業員の安全性をも考慮した共有空間構造体におけるパネル体取付構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の共有空間構造体におけるパネル体取付構造は、共有空間構造体の外郭を画定する所定位置から立設したポールと、隣り合う前記ポールの上端にそれぞれ連結することで、ほぼ水平状態に支持されるフレームとの組み合わせから成る共有空間構造体における隣り合うポールとフレームとに囲まれた面を、左右方向に並ぶ複数のパネル体により閉塞するようにした共有空間構造体におけるパネル体取付構造であって、前記各パネル体の両側端面には上下方向に延びる溝条が設けられるとともに、隣り合うパネル体間には、一方のパネル体の溝条に係合される硬質部と、他方のパネル体の溝条に嵌まる前後方向に弾性変形可能な軟質部とを有する中間連結部材が、一方、前記ポールと該ポールに隣接するパネル体の間には、ポールに取り付けられる硬質部と、パネル体の溝条に嵌まる前後方向に弾性変形可能な軟質部とを有する端部連結部材が、設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、端部連結部材の軟質部及び中間連結部材の軟質部によって、それぞれのパネル体の側端部が保護されながら、容易に共有空間構造体に各パネルを取り付ける事ができるとともに、例えば、取付作業員がパネル体の取り付け作業中にポールや他のパネル体の間に誤って手を挟んでも手が軟質部によって保護される。
本発明の請求項2に記載の共有空間構造体におけるパネル体取付構造は、請求項1に記載の共有空間構造体であって、中間連結部材および端部連結部材は、軟質部として機能する軟質樹脂と、硬質部として機能する硬質樹脂とが2色成形法で一体成形されていることを特徴としている。
この特徴によれば、硬質部と軟質部とを連結する手間が省け、中間連結部材および端部連結部材の硬質部をパネル体及びポールに係合させるだけで、ポール及びパネル体の側面に軟質部を露出させ配設することができる。
本発明の請求項3に記載の共有空間構造体におけるパネル体取付構造は、請求項1に記載の共有空間構造体であって、共有空間構造体における隣り合うポールとフレームとに囲まれた面を閉塞するように左右方向に並べられた複数のパネル体と中間連結部材および端部連結部材の総横幅長が、隣り合うポールとフレームとに囲まれた面の横幅長よりも長く構成され、前記閉塞時に硬質部と軟質部との嵌込みによる重なりで前記軟質部の一部が上下方向に露出する構造になっていることを特徴としている。
この特徴によれば、ポールとポール間を閉塞するように複数のパネル体を嵌め込む際に、常に軟質部が余るようになるため、全てのパネルをポールとポール間に形成される空間に対して正面から嵌められることにより、組立てが容易となる。またパネル体の取り外し時にも、軟質部に手の指を挿入して容易に外せる効果もある。
本発明の請求項4に記載の共有空間構造体におけるパネル体取付構造は、請求項1乃至3のいずれかに記載の共有空間構造体であって、ポールには上下方向に延びる溝部が設けられており、該溝部に、端部連結部材の硬質部が係合されて固定されていることを特徴としている。
この特徴によれば、端部連結部材をポールの上下方向に確実に係合させて取り付けを行うことができる。
本発明の実施例を以下に説明する。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、まず図1にはワークスペースとして構築した共有空間構造体1の全体図が示されており、この共有空間構造体1は、主にポール3(この実施例では6本示されており、3a、3b、3c、3d、3e、3fとする)と、フレーム41と、一部に下部受材35とが組み合わされて構築されている。
本実施例のフレーム41は、主に補強部材としての第1フレーム部材4と、後述するように補強および案内レールそしてパネル支持部として機能する第2フレーム部材6から構成されている。
共有空間構造体1を構成する最小共有空間構造体の単位は、図1に示されるように、4本のポール3a〜3dと、4本のフレーム41と、下部受材35から成る空間構造体が、それ以外の外部空間と充分開放された関係で連接できる構造体(最小共有空間構造体)であることをいう。さらに最小共有空間構造体に2本のポール3e、3fと、3本の第1フレーム部材4、3本のフレーム41、下部受材35から成る空間構造体を連接することで、共有空間構造体1’が共有空間構造体1に接続されるように構成されている。
即ち、本実施例の共有空間構造体1ではポール3a、3b及びフレーム41で囲まれた部分、ポール3b、ポール3c及びフレーム41で囲まれた部分及び、上部の4本のフレーム41で囲まれた部分、の3箇所の部分が外部空間と開放された関係で連接され、ポール3d、ポール3c及びフレーム41で囲まれた部分が隣接する共有空間構造体1’に連接され、共有空間が拡張されている。
ポール3a、3d及びフレーム41、下部受材35で囲まれた部分、ポール3d、3e及びフレーム41、下部受材35で囲まれた部分、ポール3e、3f及びフレーム41、下部受材35で囲まれた部分には、それぞれパネル体20a、パネル体20b、パネル体20cからなるパネル体20が設けられていて、共有空間構造体1、1’の一部が閉鎖的な形になっているが、パネル体20の調設は自由である。
また、対角に位置する対向する2本のポール3間には、後述する線材40が2本交差するように掛け渡されており、共有空間構造体1、1’のそれぞれの上面視方形を構成する4本のフレーム4の補強部材となっている。
また、共有空間構造体1、1’の床面7にはテーブル50と椅子52が配置され、ポール3a、3b、ポール3d、3c、ポール3e、3f間の第1フレーム部材4には照明灯51が設けられており、例えば、パネル体20に資料やグラフを貼付したり、テーブル50で作業をしたりと、共有空間構造体1の使用目的に応じて、付属物を配設し使い勝手の良いものにすることができるようになっている。
なお、本実施例では最小単位の共有空間構造体を構成する共有空間構造体1、1’を組み合わせて共有空間の広さを拡張しているが、利用する共有空間構造体の広さに応じて、これら最小共有空間構造体を複数組み合わせれば良い。
次に、本実施例で使用されている共有空間構造体1の具体的な構造について説明する。図2にはポール3a、フレーム41の一部である第1フレーム部材4及び第2フレーム部材6、下部受材35、端部連結部材30、アジャスタ2の分解組立図が示されている。第1フレーム部材4は、中空管のアッパービーム4aとローワビーム4bとを中間材4cの上下端にそれぞれ溶接して構成されている。第2フレーム部材6は、上端に上向凹溝6c、下端に下向凹溝6dがそれぞれ長手方向に形成されており、長手方向の側面にパネル体20を固定するためのネジ受溝6eが形成され、端部の上下にボルト孔6fが形成されている。
アッパービーム4aとローワビーム4bの端部には、ボルトを介して止着部材12が取り付けられ、止着部材12は、下方に延出しており、ここに第2フレーム部材6がボルト孔6fにボルト止めされ、第1フレーム部材4と第2フレーム部材6は一体となりフレーム41が構成される。
このフレームをポール3aに取り付けるには、図3(a)に示されるように、ポール3に形成される溝部9の上端から取付材11を下方に挿通させていき、取付材11の頭部に形成された係止頭部11aがポール3aの上端に引っ掛かるまで挿通させる。そして、止着材12を取付材11に形成される螺合孔(図示略)を利用して、ボルト(図示略)を締めることで、ポール3a形成される係止片10が取付材11と止着部材12とで挟持されて、ポール3aの上部にフレームが取り付けられる。
図2に示されるように、下部受材35の上端には長手方向に溝条35aが形成され、この下部受材35の端部には、L字に形成された止着部材37がボルトを介して取り付けられている。この下部受材35をポール3aに取り付けるには、図3(b)に示されるように、ポール3の溝部9の下端から下部受材35を上方に挿通させ、止着材37を取付材36に形成される螺合孔(図示略)を利用して、ボルトを締めることで、ポール3に形成される係止片10が取付材36と止着部材37とで挟持されて、ポール3aの上部に下部受材35が取り付けられる。
図2に戻り、ポール3aの中心部には雌ネジ部3Xが形成されており、ポール3aの下端側からアジャスタ2のネジ部材2aを雌ネジ部3Xに螺合させることでアジャスタ2が取り付けられポール3aの高さ調整が行えるようになっており、床面7が多少変形或いは傾斜していても常にフレームを水平状態に維持できるように構成されている。
また、ポール3aの上端側からカバー部材(図示略)の下部に形成された螺合雄ネジ(図示略)を雌ネジ部3Xに螺合させることでカバー部材が取り付けられ、取付材11の係止頭部11aがカバー部材によりおさえられ、第1フレーム部材4の上方への抜け出しが阻止できるようになっている。
ポール3aに取り付けられた取付材11と取付材36の間の溝部9には、端部連結部材30が係合されており、この端部連結部材30は後述するパネル体20を案内及び閉鎖するためのものであり、この端部連結部材30の取付構造について以下に詳述する。
図4に示されるように、本実施例のポール3aの断面形状は、円周に外側部が若干拡がった略U字状の8つの溝部9が上下方向に延びており、各溝部9の外方を向く開口9aの左右両側に、遊端が互いに向き合って離間する左右の係止片10により溝部9の一部が覆われている。本実施例において溝部9は円柱状のポールに形成しているため、比較的多くの溝部9を形成でき、そのために第1フレーム部材4の取付け方向が選択できる。また、ポール形状は円柱状と限らず、例えば四角柱状のもので4つの溝を形成するようにしたものであってもよい。
端部連結部材30は、弾性を有する硬質樹脂から構成される硬質部30aと、弾性を有する軟質樹脂から構成される軟質部30bとが2色成形法で一体成形されており、硬質部30aは先端が4股のフォーク状に延出しており、内方の2股の先端には外方に向くように係止爪30cが形成され、外方の2股の先端は内方の2股よりも若干短くなっている。
ポール3aの溝部9に端部連結部材30を取り付ける際には、硬質部30aの係止爪30cを開口9aに向けて強く押圧して嵌め込むことで、係止片10が内方2股の係止爪30cと外方2股の先端に挟持され、端部連結部材30が溝部9に固定される。一方、軟質部30bは、パネル体20の側端枠24に形成された溝条24bに収納される程度の大きさで形成されており、外圧が加えられると弾性変形可能になっており、外圧から解放されると元の形状に弾性復帰するようになっている。
このように、端部連結部材30に軟質部30bが設けられることで、共有空間構造体1の枠体に取り付けられた際に、パネル体20の側端枠24が軟質部30bによって保護されるようになっている。
以上のように、フレーム41、下部受材35、端部連結部材30、アジャスタ2のポール3aへの組付構造を説明をしたが、同様に他の複数のポール3b、3c、3d、3e、3fにも同様の手順により、これら各種部材(フレーム41、下部受材35、端部連結部材30、アジャスタ2)の取り付けを行うことで、共有空間構造体1を構成することができる。
次に、共有空間構造体1に設けられたパネル体20の説明をパネル体20aを例として以下に説明する。なお、パネル体20bとパネル体20cはパネル体20aと略同様の構成のため説明を省略する。
図5(a)に示されるように、パネル体20aは、パネル板22と、パネル板22の周縁を構成する4本の枠体である上端枠25、下端枠26、左右の側端枠24と、これら4本の枠体のコーナ部を連結する4つのコーナ連結部材27から構成されている。
コーナ連結部材27は、矩形状のパネル板22の4箇所のコーナ部にそれぞれ装着されるもので、パネル板22外周の4辺に装着される上端枠25、下端枠26ないし左右の側端枠24の端部同士を連結するようになっている。そこで、パネル体20aの外周縁を構成する枠体である上端枠25、下端枠26、左右の側端枠24の連結構造を図5(b)を用いて詳しく説明する。
コーナ連結部材27の交差する両端に形成された連結棒27bは、それぞれ上端枠25と側端枠24の端部に形成される接続穴25c、24cに嵌入可能に形成されている。嵌入された連結棒27bは、上端枠25と側端枠24に形成された2つの挿通孔(図示略)を介して挿通した連結ボルト27eを連結棒27bに形成される螺合孔(図示略)螺着することで上端枠25と側端枠24がコーナ連結部材27を介して連結される。同様に下端枠26と側端枠24との連結も、コーナ連結部材27を介して連結される。
そこで、図5(a)、(b)に示すように、これら連結された上端枠25、下端枠26ないし左右の側端枠24、コーナ連結部材27の内面側には、パネル板22を取り付けるためのパネル溝25a、26a、24a、27aが形成されており、パネル板22の4辺がこれたパネル溝25a、26a、24a、27aに嵌合されることでパネル板22が取り付けられおり、パネル板22の外周縁を保護するための枠体が構築されるようになっている。
このようにして構成されたパネル体20aの上端枠25には、L字形の連結片23が予め上端枠25に形成された一対のネジ孔(図示略)に2本のボルト23bを介して固定されている。この連結片23には後述において説明するパネル体20aを第2フレーム部材6に取り付けるための連結孔23aが形成されている。
パネル体20aの下端枠26の両端に連結されたコーナ連結部材27には、螺合溝27cが形成されており、パネル体20aの高さ調節を行う調整部材であるジャッキボルト28が螺合されている。この左右下端に設けられたジャッキボルト28を介して、パネル体20aが支持されるようになっている。なお、ジャッキボルト28の下端部は、前述の床面7上に敷設された下部受材35の上端に形成された溝条35a内に載置可能な形状になっている(図2参照)。
上記において説明したパネル体20aを共有空間構造体1に取り付けるには、図6に示されるように、上端枠25に設けられた一対の連結片23を第2フレーム部材6の下向凹溝6dに挿入させ、上端枠25が第2フレーム部材6に水平になるように持ち上げていき、下端枠26の両端部のコーナー連結部材27に設けられたジャッキボルト28を下部受材35の溝条35aに嵌合させる。
このように、ジャッキボルト28の下端を下部受材35の溝条35aに嵌合させるだけで、パネル体20aの設置場所の位置合わせの調整を行う必要がなく、パネル体20aを容易に下部受材35に取り付けることができるとともに、ジャッキボルト28の下端の嵌合により下部受材35からパネル体が外れる恐れもない。このようにポール3a方向に向かってパネル体20aを端部連結部材30に当接する位置まで移動させることで取り付けが完了する。同様の取付手順で共有空間構造体1の枠体にパネル体20bとパネル体20cが取り付けられ、本実施例の共有空間構造体1が構成される。
ついで、パネル体20aの共有空間構造体1の枠体への取り付けの後に、取り付けられるパネル体20b、パネル体20cの取り付け手順を図7(a)(b)及び図8に基づいて、以下に詳細に説明する。
まず、図7(a)に示されるように、パネル体20bの左右の側端枠24の溝条24bには、中間連結部材31が係合されている。この中間連結部材31は硬質樹脂から構成される硬質部31aと、軟質樹脂から構成される軟質部31bとが2色成形法で一体成形されており、硬質部31aは先端が2股のフォーク状に延出しており、この2股の先端には外方に向くように係止爪31cが形成されている。
側端枠24の溝条24bに中間連結部材31を取り付ける際には、硬質部31aの係止爪31cを溝条24bの開口に向けて強く押圧して嵌め込むことで、溝条24bに形成された係止溝(図示略)に係止爪31cが係合して、中間連結部材31が側端枠24に固定される。一方、軟質部31bは、パネル体20aとパネル体20cの側端枠24に形成された溝条24bに収納される程度の大きさで形成されており、外圧が加えられると弾性変形可能になっており、外圧から解放されると元の形状に弾性復帰するようになっている。
そして、このパネル体20bを前述したパネル体20aの取り付けと同様に(図6参照)、矢印の示す方向に移動させていくことで、パネル体20aの右側の側端枠24bの溝部24bに中間連結部材31の軟質部31bが収納されていき、硬質部31aがパネル体20aの側端枠24bの端部に当接して、パネル体20bの取り付けが完了する。
つづいて、図7(b)に示されるように、パネル体20cを矢印の示す方向に移動させていくと、パネル体20cの左右の側端枠24が軟質部31b、軟質部30bに当接して、軟質部31b、軟質部30bが弾性変形を生じて、左右の側端枠24に抵抗を加えるが、さらにパネル体20cを矢印方向に強く押し込むことで、図8に示されるように、パネル体20cがパネル体20bとポール3dとの間に嵌り込み取り付けが完了する。
パネル体20cが取り付けられた際には、前記の弾性変形を生じた軟質部31b、軟質部30bは弾性復帰して、左右の側端枠24に形成される溝条24bに収納されるようになっている。
このように、端部連結部材30の軟質部30b及び中間連結部材31の軟質部31bによって、それぞれのパネル体20の側端枠24が保護されながら、容易にパネル体20cを共有空間構造体1に取り付ける事ができるとともに、例えば、取付作業員がパネル体20cの取り付け作業中に他のパネル体20bやポール3の間に誤って手を挟んでも手が軟質部30b、31bによって保護されるようになっている。
さらに、これら軟質部30b、31bの一部が上下方向に露出する構造になっているので、ポール3aとポール3d間を閉塞するように複数のパネル体20a、20b、20cを共有空間構造体1に嵌め込む際に、常に30b、31bが余るようになるため、全てのパネル20a、20b、20cをポール3a、3d間に形成される空間に対して正面から嵌められることにより、組立てが容易となる。また、それぞれのパネル体20a、20b、20cの取り外し時にも、軟質部30b、31bに手の指を挿入することで容易に外すことができる。
しかも、ポール3a、3dに係着された端部連結部材30の軟質部30bは、パネル体20a、パネル体20cの側端枠24の溝条24bに収納されるので、端部連結部材30の硬質部30aと側端枠24との間に隙間Lが生じた場合でも、共有空間構造体1は見た目上における閉塞状態となっており、例えば、外部の空間からの光が隙間Lを通過することがない。
同様に、中間連結部材31の硬質部31aと側端枠24との間に隙間(図示略)が生じることがあっても、軟質部31bがパネル体20a、パネル体20cの側端枠24の溝部24bに収納されるので、共有空間構造体1内は見た目上における閉塞状態になる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれ、上記実施例では、端部連結部材30および中間連結部材31の軟質部と硬質部31を2色成形法で一体成形しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば軟質部30b、31bと硬質部30a、31aを接着剤等で溶着して端部連結部材30および中間連結部材31を構成するようにしても良い。
また、上記実施例では、パネル20a、パネル20bを左右のポール3a、3dとフレーム(第1フレーム部材4、第2フレーム部材6)、そして下部受材35とで囲まれた面に取り付けた後、パネル20cをポール3dとパネル20bの間に嵌め込むようにして取り付けを行っているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばパネル20aとパネル20cを取り付けた後に、これらパネル体20の間にパネル20bを嵌め込むようにしても良い。
また、上記実施例では、ポール3に上下方向に延びる溝部9が形成されることで、端部連結部材30が取り付け易い構成になっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の取り付け方法及び構成をもちいて端部連結部材30をポール3に取り付けるようにしても良い。
本発明の共有空間構造体の全体斜視図である。 ポール、フレーム、下部受材、端部連結部材の分解組立斜視図である。 (a)は、図2に示すポールにフレームが取り付けられたA−A平面断面図である。 (b)は、図2に示すポールに下部受材が取り付けられたB−B平面断面図である。 図2に示すポールに端部連結部材が取り付けられたC−C線の平面断面図である。 (a)は、パネル体の正面図である。 (b)は、パネル体の分解組立正面図である。 共有空間構造体にパネル体を取り付ける取付過程を示す正面図である。 (a)は、図6に示すD−D線の平面断面図である。 (b)は、パネル体の取付過程を示す平面断面図である。 共有空間構造体に設けられたパネル体、パネル体、パネル体を示す平面断面図である。
符号の説明
1、1’ 共有空間構造体
2 アジャスタ
2a ネジ部材
3 ポール
3a、3b、3c、3d、3e、3f 6本の各ポール
3X 雌ネジ部
4 第1フレーム部材(フレームの一部)
4a アッパービーム
4b ローワビーム
4c 中間材
6 第2フレーム部材(フレームの一部)
6c 上向凹溝
6d 下向凹溝
6e ネジ受溝
6f ボルト孔
7 床面
8 取付ネジ
9 溝部
9a 開口
10 係止片
11 取付材
11a 係止頭部
12 止着部材
20 パネル体
20a パネル体
20b パネル体
20c パネル体
22 パネル板
23 連結片
23a 連結孔
23b ボルト
24 側端枠(枠体の一部)
24a パネル溝
24b 溝条
24c 接続穴
25 上端枠(枠体の一部)
25a パネル溝
25c 接続穴
26 下端枠(枠体の一部)
26a パネル溝
26c 接続穴
27 コーナ連結部材(枠体の一部)
27a パネル溝
27b 連結棒
27c 螺合溝
27e 連結ボルト
28 ジャッキボルト(調整部材)
29 パネル本体
30 端部連結部材
30a 硬質部
30b 軟質部
30c 係止爪
31 中間連結部材
31a 硬質部
31b 軟質部
31c 係止爪
35 下部受材
35a 溝条
36 取付材
37 止着部材
40 線材
41 フレーム
50 テーブル
51 照明灯
52 椅子
L 隙間

Claims (4)

  1. 共有空間構造体の外郭を画定する所定位置から立設したポールと、隣り合う前記ポールの上端にそれぞれ連結することで、ほぼ水平状態に支持されるフレームとの組み合わせから成る共有空間構造体における隣り合うポールとフレームとに囲まれた面を、左右方向に並ぶ複数のパネル体により閉塞するようにした共有空間構造体におけるパネル体取付構造であって、前記各パネル体の両側端面には上下方向に延びる溝条が設けられるとともに、隣り合うパネル体間には、一方のパネル体の溝条に係合される硬質部と、他方のパネル体の溝条に嵌まる前後方向に弾性変形可能な軟質部とを有する中間連結部材が、一方、前記ポールと該ポールに隣接するパネル体の間には、ポールに取り付けられる硬質部と、パネル体の溝条に嵌まる前後方向に弾性変形可能な軟質部とを有する端部連結部材が、設けられていることを特徴とする共有空間構造体におけるパネル体取付構造。
  2. 中間連結部材および端部連結部材は、軟質部として機能する軟質樹脂と、硬質部として機能する硬質樹脂とが2色成形法で一体成形されている請求項1に記載の共有空間構造体におけるパネル体取付構造。
  3. 共有空間構造体における隣り合うポールとフレームとに囲まれた面を閉塞するように左右方向に並べられた複数のパネル体と中間連結部材および端部連結部材の総横幅長が、隣り合うポールとフレームとに囲まれた面の横幅長よりも長く構成され、前記閉塞時に硬質部と軟質部との嵌込みによる重なりで前記軟質部の一部が上下方向に露出する構造になっている請求項1に記載の共有空間構造体におけるパネル体取付構造。
  4. ポールには上下方向に延びる溝部が設けられており、該溝部に、端部連結部材の硬質部が係合されて固定されている請求項1乃至3のいずれかに記載の共有空間構造体におけるパネル体取付構造。
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