JP2007322209A - 外観検査装置及び外観検査方法 - Google Patents

外観検査装置及び外観検査方法 Download PDF

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Abstract

【課題】異なる波長域の光で像を形成した複数の光学像に基づく外観検査を同時に行うことが可能な外観検査装置及び外観検査方法を実現する。
【解決手段】外観検査装置1を、試料4の表面の光学像を生成する対物光学系23と、
対物光学系23が投影する投影光を複数の波長の光に分光する分光部28a、28b、28cと、分光部によって分けられた投影光による光学像をそれぞれ撮像する撮像部24a、24b、24cと、各波長毎に画像信号の対応する2箇所の画素同士の差分を検出する差分検出部32a、32b、32cと、を備えて構成し、各波長毎に検出した差分のいずれか又はこれら差分同士の演算値と、所定の検出閾値と、を比較して欠陥を検出する。
【選択図】図3

Description

試料の対応する2箇所を撮像した検査画像を比較して、互いに異なる部分を欠陥として検出する外観検査装置及びその方法に関する。特に半導体製造工程で半導体ウエハ上に形成した半導体回路パターンの欠陥を検出するために使用される外観検査装置及びその方法に関する。
本発明は、試料の対応する2箇所を撮像した検査画像を比較して、互いに異なる部分を欠陥として検出する外観検査装置及びその方法を対象とする。ここでは半導体製造工程で半導体ウエハ上に形成した半導体回路パターンの欠陥を検出する外観検査装置(インスペクションマシン)を例として説明を行なうが、本発明はこれに限定されるものではない。
半導体製造工程では、半導体ウエハ上に多数のチップ(ダイ)を形成する。各ダイには何層にも渡ってパターンが形成される。完成したダイは、プローバとテスタにより電気的な検査が行われ、不良ダイは組み立て工程から除かれる。半導体製造工程では、歩留まりが非常に重要であり、上記の電気的な検査の結果は製造工程にフィードバックされて各工程の管理に使用される。しかし、半導体製造工程は多数の工程で形成されており、製造を開始してから電気的な検査が行われるまで非常に長時間を要するため、電気的な検査により工程に不具合があることが判明した時には既に多数のウエハは処理の途中であり、検査の結果を歩留まりの向上に十分に生かすことができない。
そこで、途中の工程で形成したパターンを検査して欠陥を検出するパターン欠陥検査が行われる。全工程のうちの複数の工程でパターン欠陥検査を行なえば、前の検査の後で発生した欠陥を検出することができ、検査結果を迅速に工程管理に反映することができる。
図1に従来から使用されている外観検査装置のブロック図を示す。外観検査装置1は、試料であるウエハ4の表面の撮像画像を生成する顕微鏡部2と、ウエハ4の表面に形成されたパターンのうち本来同一となるべき対応する2箇所を顕微鏡部2で撮像した撮像画像同士を比較して、互いに異なる部分を欠陥として検出するためのパターン比較部3と、を備えて構成される。
顕微鏡部2は、2次元又は3次元方向に自在に移動可能なステージ21を備え、その上面には試料台(チャックステージ)22が設けられている。この試料台22の上にウエハ4を載置して固定する。ステージの上部には、明視野照明や暗視野照明などの様々な照明方法によって照明されたウエハ4の光学像を、1次元又は2次元のCCDカメラなどを用いて構成される撮像部24の撮像面に投影する対物光学系(対物レンズ)23が設けられており、撮像部24はウエハ4上に形成されたパターンの画像信号を発生させる。
図2に示すように、半導体ウエハ4上には、複数のダイ4aが、X方向とY方向にそれぞれ繰返し、マトリクス状に配列されている。各ダイには同じパターンが形成されるので、隣接するダイの対応する部分の画像を比較するのが一般的である。両方のダイに欠陥がなければグレイレベル差は閾値より小さいが、一方に欠陥があればグレイレベル差は閾値より大きくなる(シングルディテクション)。これではどちらのダイに欠陥があるか分からないので、更に異なる側に隣接するダイとの比較を行ない、同じ部分のグレイレベル差が閾値より大きくなればそのダイに欠陥があることが分かる(ダブルディテクション)。
いま、1次元のCCDカメラ(TDIセンサ等)を備えた撮像部24を、撮像素子の画素の配列方向に垂直方向に沿って、ウエハ4に対して相対的にスキャンするとダイ4aの2次元画像が得られる。撮像部24をウエハ4に対して相対的にスキャンさせるために、ステージ21を駆動して、固定された撮像部24に対してウエハ4側を移動させるのが通常である。画像信号は多値のディジタル信号(グレイレベル信号)に変換されて、後端のパターン比較部3に出力される。
パターン比較部3は、顕微鏡部2の撮像部24が撮像した画像信号を記憶する画像記憶部31を備えている。画像記憶部31に隣り合うダイ2個分のグレイレベル信号が記憶されると、差分検出部32はこれらの2つのダイの各々同じ部分の小さな部分画像(ロジカルフレーム)のグレイレベル信号を画像記憶部31から読み出す。実際には微小な位置合わせ処理などが行われるがここでは詳しい説明は省略する。
差分検出部32は、隣り合うダイの同じ部分の部分画像の一方を検査部分画像とし他方を参照画像として、各々の対応する画素同士のグレイレベル信号の差(グレイレベル差)を検出して、検出閾値計算部33と欠陥検出部34とに出力する。検出閾値計算部33は、グレイレベル差の分布に応じて所定の統計演算処理により自動的に検出閾値を決定して欠陥検出部34に出力する。欠陥検出部34は、差分検出部32が検出したグレイレベル差と検出閾値計算部33が決定した検出閾値とを比較し、グレイレベル差が検出閾値を超えるときこれら画素のうちいずれかが欠陥であると判定する。そして欠陥検出部34は、欠陥と判定された部分について、各欠陥毎に、その欠陥の位置やグレイレベル差などを含む欠陥情報を出力する。
特開2004−177397号公報
物体の光学反射率や透過性、表面における散乱状態は、その物体の材質と入射光の波長域とに依存する。例えば、半導体回路の配線部分に使用される銅は、可視光域では反射率が高い性質を示すが、350nm付近の波長域で反射率が程度で反射率が低下するという性質を有する。したがってある固有の材料で形成されたパターンの欠陥を検出する際には、その材料に応じた波長域の光だけで像が形成された光学像を形成することが好適である。
しかし、半導体ウエハ4の表面には複数の材料を用いてパターンが形成されており、これら異なる材質間で観察に適した光線の波長域が異なる。
上述の従来の外観検査装置では、単に白色光か、複数の波長域から単一の波長域を選択して試料表面を照明した表面の光学像を得るのに止まり、これら試料表面に存在する複数の材料のそれぞれ応じた波長域の光で像を形成した光学像を、同時に撮像することはできなかった。
上記問題に鑑み、本発明は、異なる波長域の光で像を形成した複数の光学像に基づく外観検査を同時に行うことが可能な外観検査装置及び外観検査方法を実現することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、対物光学系によって投影された試料表面の光学像の投影光を、分光部によって複数の波長領域の投影光に分光し、分光されたこれら投影光による光学像をそれぞれ撮像して、得られた画像毎にそれぞれの画像中の対応する2箇所の画素同士、又はこれら得られた画像同士を演算して得られた画像中の対応する2箇所の画素同士の差分を検出する。
すなわち、本発明の第1形態に係る外観検査装置は、試料表面の光学像を生成する対物光学系と、対物光学系が投影する投影光を複数の波長の光に分光する分光部と、分光部によって分けられた投影光による光学像をそれぞれ撮像して波長毎の画像信号を生成する撮像部と、各波長毎に画像信号の対応する2箇所の画素同士の差分を検出する差分検出部と、を備え、各波長毎に検出した差分のいずれか又はこれら差分同士の演算値と所定の検出閾値とを比較して欠陥を検出する。
また、外観検査装置は、試料表面の光学像を生成する対物光学系と、対物光学系が投影する投影光を複数の波長の光に分光する分光部と、分光部によって分けられた投影光による光学像をそれぞれ撮像して波長毎の画像信号を生成する撮像部と、異なる波長について生成された画像信号間の所定の演算値を算出する画像演算部と、画像信号の対応する2箇所の画素についてそれぞれ演算された所定の演算値同士の差分を検出する差分検出部と、検出された差分と所定の検出閾値とを比較して欠陥を検出する欠陥検出部と、を備えてもよい。
このように、異なる波長について生成された画像信号同士を演算して得られた画像に基づいて欠陥検出を行うことにより、異なる波長域の光で像を形成した複数の光学像を加味して、異なる波長域の光線を用いた外観検査を同時に行うことが可能となる。
また本発明の第2形態に係る外観検査方法は、試料表面の光学像を対物光学系で投影した投影光を複数の波長の光に分光し、分光された投影光による光学像をそれぞれ撮像して波長毎の画像信号を生成し、各波長毎に画像信号の対応する2箇所の画素同士の差分を検出し、各波長毎に検出した差分のいずれか又はこれら差分同士の演算値と所定の検出閾値とを比較して欠陥を検出する。
また、外観検査方法は、試料表面の光学像を対物光学系で投影した投影光を複数の波長の光に分光し、分光された投影光による光学像をそれぞれ撮像して波長毎の画像信号を生成し、異なる波長について生成された画像信号間の所定の演算値を算出し、画像信号の対応する2箇所の画素についてそれぞれ演算された所定の演算値同士の差分を検出し、検出された差分と所定の検出閾値とを比較して欠陥を検出してもよい。
本発明により、異なる波長域の光で像を形成した複数の光学像に基づく外観検査を同時に行うことが可能となる。これにより表面に複数の材料でパターンが形成される試料の外観検査を、各材料に適した波長で行うことが可能となる。
以下、添付する図面を参照して本発明の実施例を説明する。本発明の実施例による外観検査装置は、図1に示す外観検査装置1と同様に、試料であるウエハの表面の撮像画像を生成する顕微鏡部2と、ウエハの表面に形成されたパターンのうち本来同一となるべき対応する2箇所を顕微鏡部2で撮像した撮像画像同士を比較して、互いに異なる部分を欠陥として検出するためのパターン比較部3とを備える。
本発明の実施例による顕微鏡部2の構成例を示すブロック図を図3に、また本発明の実施例によるパターン比較部3の第1構成例を示すブロック図を図4に示す。
顕微鏡部2は、2次元又は3次元方向に自在に移動可能なステージ21と、その上面に設けられウエハ44を載置して固定する試料台22と、試料台3上に保持された半導体ウエハ4を照明する照明光を生じる光源部25と、光源部25による照明光がウエハ4上で反射した反射光による光学像を投影する対物光学系(対物レンズ)23と、この対物光学系23の光軸上に設けられた半透鏡27と、を備える。
光源部25により生じた、複数の波長λ1、λ2及びλ3の波長域の光線を含む照明光はコリメートレンズ26を通ることによって平行光束となった後に半透鏡27に入射する。半透鏡27は入射した照明光を反射して対物光学系23へと入射させ、照明光は対物光学系23によってウエハ4の表面に集光される。
対物光学系23はまた、この照明光によって照明されたウエハ4の光学像を投影し、この投影光は半透鏡27を通過して、複数のダイクロックミラー28a〜28cからなる分光部28に入射する。
分光部28の第1のダイクロックミラー28aは、対物光学系23から投影された投影光のうち第1波長λ1の波長域の光線のみを通過させて、第2波長λ2及び第3波長λ3を含む他の波長域の光線を反射する。
第1のダイクロックミラー28aを通過した第1波長λ1の波長域の光線からなる投影光は、第1結像光学系29aを経て第1撮像部24aの受光面にウエハ4の光学像を結ぶ。
第1のダイクロックミラー28aは、第2波長λ2及び第3波長λ3を含む他の波長域の光線を反射して、第2のダイクロックミラー28bに入射させる。第2のダイクロックミラー28bは、第1のダイクロックミラー28aで反射した光線のうち、第2波長λ2の波長域の光線のみを第2撮像部24bへと反射させて、第3波長λ3を含む他の波長域の光線を透過する。
第2のダイクロックミラー28bで反射した第2波長λ2の波長域の光線からなる投影光は、第2結像光学系29bを経て第2撮像部24bの受光面にウエハ4の光学像を結ぶ。
第2のダイクロックミラー28bで反射した第3波長λ3を含む他の波長域の光線は、第3のダイクロックミラー28cに入射する。第3のダイクロックミラー28cは、入射した光線のうち、第3波長λ3の波長域の光線のみを第3撮像部24cへと反射させて他の波長域の光線を透過する。
第3のダイクロックミラー28cで反射した第3波長λ3の波長域の光線からなる投影光は、第3結像光学系29cを経て第3撮像部24cの受光面にウエハ4の光学像を結ぶ。
したがって分光部28は、対物光学系23が投影するウエハ4の光学像の投影光を、複数の波長域λ1、λ2及びλ3の光線に分光し、分光部28によって分光された投影光により生じる光学像が、それぞれ第1撮像部24a、第2撮像部24b及び第3撮像部24cの受光面に結ばれる。
また、第1撮像部24a、第2撮像部24b及び第3撮像部24cは、各々の受光面に結んだ光学像を撮像することで、ウエハ4上に形成されたパターンの像を、それぞれ波長域λ1、λ2及びλ3の光によって形成した光学像の画像信号を発生させる。以下、各撮像部24a、24b及び24cが生じた、それぞれ波長域λ1、λ2及びλ3の光によって形成した光学像の画像信号を、それぞれ第1画像信号、第2画像信号及び第3画像信号と記す。
図4を参照するとパターン比較部3は、ディジタル形式のグレイレベル信号に変換された第1画像信号、第2画像信号及び第3画像信号をそれぞれ記憶する第1画像記憶部31a、第2画像記憶部31b及び第3画像記憶部31cを備える。
ステージ21の移動に伴って撮像部24a〜24cがウエハ4に対して相対的にスキャンすることによって、画像記憶部31a、31b及び31cに隣り合うダイ2個分のグレイレベル信号が記憶されると、第1差分検出部32a、第2差分検出部32b及び第3差分検出部32cは、これらの2つのダイの各々同じ部分の小さな部分画像(ロジカルフレーム)のグレイレベル信号をそれぞれ画像記憶部31a、31b及び31cから読み出す。
そして、各差分検出部32a〜32cは、2個のダイの同じ部分の部分画像の一方を検査部分画像とし他方を参照画像として、検査部分画像と参照画像の間で対応する画素、すなわち2つのダイ内における同じ位置を撮像した画素同士のグレイレベル信号の差(グレイレベル差)を検出して画像選択部35に出力する。
画像選択部35は、第1〜3画像信号に基づくグレイレベル差信号のうちいずれかを所定の選択方法によって選択して検出閾値計算部33及び欠陥検出部34に出力する。
例えば、画像選択部35は、各ロジカルフレーム毎に、そのロジカルフレーム内で検出されたグレイレベル差の平均値又は最大値がより大きい方のグレイレベル差を選択することとしてよい。
またウエハ4上に形成されるダイの既知のパターンデータに基づいて、ダイ上の各領域に形成される薄膜に材質や形態に応じて、好適な波長域の光線によって形成した光学像を撮像した画像信号を元にしたグレイレベル差信号を選択してもよい。この場合にパターンデータを、ダイの設計CADデータから生成して、画像選択部35がアクセス可能な不図示の記憶手段に予め記憶させておく。
検出閾値計算部33は、選択されたグレイレベル差の(例えばロジカルフレーム内での)分布に応じて、所定の統計演算処理により自動的に検出閾値を決定して欠陥検出部34に出力する。欠陥検出部34は、画像選択部35が選択したグレイレベル差と検出閾値計算部33が決定した検出閾値とを比較し、グレイレベル差が検出閾値を超えるとき、対比したダイのいずれかの当該画素部分が欠陥であると判定する。そして欠陥検出部34は、欠陥と判定された部分について、各欠陥毎に、その欠陥の位置やグレイレベル差などを含む欠陥情報を出力する。
図5は、本発明の実施例によるパターン比較部3の第2構成例を示すブロック図である。本構成例によるパターン比較部3の構成要素のうち、図4を参照して説明した先の構成例と同一の構成要素には同じ参照番号を付し、また同様の機能については説明を省略する。
本構成例では、各差分検出部32a〜32cが各々算出したグレイレベル差同士の間の所定の演算値を算出する画像演算部36を備える。そして、検出閾値計算部33は、この演算値の(例えばロジカルフレーム内での)分布に応じて自動的に検出閾値を決定して欠陥検出部34に出力する。欠陥検出部34は、この演算値と検出閾値計算部33が決定した検出閾値とを比較し、演算値が検出閾値を超えるとき対比したダイのいずれかの当該画素部分が欠陥であると判定する。
グレイレベル差間の演算値を求める演算としては、例えば各差分検出部32a〜32cが各々算出したグレイレベル差同士の和や平均値、二乗和としてよい。このように算出された演算値を用いて欠陥検出を行うことにより、各波長域λ1、λ2及びλ3の光線で撮像した画像のどれかにしか現れない欠陥を一度に検出することが可能となる。なおこのような演算方法は単なる例示でありこれに限定するものではない。このようなグレイレベル差の演算を様々な演算方法を採用して行うことにより、従来の外観検査装置では成しえなかった様々な検査を行うことが可能となる。
図6は、本発明の実施例によるパターン比較部3の第3構成例を示すブロック図である。本構成例によるパターン比較部3の構成要素のうち、図4を参照して説明した先の構成例と同一の構成要素には同じ参照番号を付し、また同様の機能については説明を省略する。
本構成例では、各画像記憶部31a〜31cに記憶される、各波長毎にそれぞれ作成された検査画像に含まれる各画素同士の所定の演算値を演算する第1演算部36aと、同様に各波長毎にそれぞれ作成された参照画像に含まれる各画素同士の所定の演算値を演算する第2演算部36bと、を備える。
第1演算部36aは、例えば、各画像記憶部31a〜31cに記憶されるそれぞれの検査画像の間の対応する箇所同士の画素の和や平均値、二乗和などの所定の演算値を算出する。同様に、第2演算部36bもまた、各画像記憶部31a〜31cに記憶されるそれぞれの参照画像の間の対応する箇所同士の画素の上記所定の演算値を算出する。
このような異なる波長の検査画像間の画素同士で演算した演算値、及び異なる波長の参照画像間の画素同士で演算した演算値は、差分検出部32に入力され、ここで差分検出部32は、検査部分画像と参照画像の間の対応する画素、すなわち2つのダイ内における同じ位置を撮像した画素について、それぞれ第1演算部36a及び第2演算部36bで演算された演算値同士のグレイレベル差を検出して検出閾値計算部33と、欠陥検出部34に出力する。
検出閾値計算部33は、この演算値の(例えばロジカルフレーム内での)分布に応じて自動的に検出閾値を決定して欠陥検出部34に出力する。欠陥検出部34は、この演算値と検出閾値計算部33が決定した検出閾値とを比較し、演算値が検出閾値を超えるとき対比したダイのいずれかの当該画素部分が欠陥であると判定する。
本発明は、試料の対応する2箇所を撮像した検査画像を比較して、互いに異なる部分を欠陥として検出する外観検査装置及びその方法に利用可能である。特に半導体製造工程で半導体ウエハ上に形成した半導体回路パターンの欠陥を検出するために使用される外観検査装置及びその方法に利用可能である。
従来の半導体回路用の外観検査装置のブロック図である。 半導体ウエハ上のダイの配列を示す図である。 本発明の実施例による外観検査装置の顕微鏡部のブロック図である。 本発明の実施例による外観検査装置のパターン比較部の第1構成例のブロック図である。 本発明の実施例による外観検査装置のパターン比較部の第2構成例のブロック図である。 本発明の実施例による外観検査装置のパターン比較部の第3構成例のブロック図である。
符号の説明
1 外観検査装置
2 顕微鏡部
3 パターン比較部
4 ウエハ
4a ダイ
21 ステージ
22 試料台
23 対物光学系
24a、24b、24c 撮像部
25 光源部
27 半透鏡
28 分光部
28a、28b、28c ダイクロックミラー

Claims (8)

  1. 試料表面の対応する2箇所の撮像画像同士の差分を検出して、互いに異なる部分を欠陥として検出する外観検査装置において、
    前記試料表面の光学像を生成する対物光学系と、
    前記対物光学系が投影する投影光を複数の波長の光に分光する分光部と、
    前記分光部によって分けられた投影光による光学像をそれぞれ撮像して波長毎の画像信号を生成する撮像部と、
    前記各波長毎に、前記画像信号の対応する2箇所の画素同士の差分を検出する差分検出部と、を備え、
    前記各波長毎に検出した前記差分のいずれか又はこれら差分同士の演算値と、所定の検出閾値と、を比較して前記欠陥を検出することを特徴とする外観検査装置。
  2. 前記各波長毎に検出した前記差分のいずれかを、所定の選択方法に従って選択する選択部と、
    前記選択部により選択された前記差分と前記所定の検出閾値とを比較して前記欠陥を検出する欠陥検出部と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の外観検査装置。
  3. 前記各波長毎に検出した前記差分同士の所定の演算値を算出する画像演算部と、
    前記画像演算部により選択された前記差分と前記所定の検出閾値とを比較して前記欠陥を検出する欠陥検出部と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の外観検査装置。
  4. 試料表面の対応する2箇所の撮像画像同士の差分を検出して、互いに異なる部分を欠陥として検出する外観検査装置において、
    前記試料表面の光学像を生成する対物光学系と、
    前記対物光学系が投影する投影光を複数の波長の光に分光する分光部と、
    前記分光部によって分けられた投影光による光学像をそれぞれ撮像して波長毎の画像信号を生成する撮像部と、
    異なる波長について生成された前記画像信号間の所定の演算値を算出する画像演算部と、
    前記画像信号の対応する2箇所の画素についてそれぞれ演算された前記所定の演算値同士の差分を検出する差分検出部と、
    検出された前記差分と前記所定の検出閾値とを比較して前記欠陥を検出する欠陥検出部と、
    を備えることを特徴とする外観検査装置。
  5. 試料表面の対応する2箇所の撮像画像同士の差分を検出して、互いに異なる部分を欠陥として検出する外観検査方法において、
    前記試料表面の光学像を対物光学系で投影した投影光を複数の波長の光に分光し、
    分光された前記投影光による光学像をそれぞれ撮像して波長毎の画像信号を生成し、
    前記各波長毎に、前記画像信号の対応する2箇所の画素同士の差分を検出し、
    前記各波長毎に検出した前記差分のいずれか又はこれら差分同士の演算値と、所定の検出閾値と、を比較して前記欠陥を検出することを特徴とする外観検査方法。
  6. 前記各波長毎に検出した前記差分のいずれかを、所定の選択方法に従って選択し、
    選択された前記差分と前記所定の検出閾値とを比較して前記欠陥を検出することを特徴とする請求項5に記載の外観検査方法。
  7. 前記各波長毎に検出した前記差分同士の所定の演算値を算出し、
    前記画像演算部により選択された前記差分と前記所定の検出閾値とを比較して前記欠陥を検出することを特徴とする請求項5に記載の外観検査方法。
  8. 試料表面の対応する2箇所の撮像画像同士の差分を検出して、互いに異なる部分を欠陥として検出する外観検査方法において、
    前記試料表面の光学像を対物光学系で投影した投影光を複数の波長の光に分光し、
    分光された前記投影光による光学像をそれぞれ撮像して波長毎の画像信号を生成し、
    異なる波長について生成された前記画像信号間の所定の演算値を算出し、
    前記画像信号の対応する2箇所の画素についてそれぞれ演算された前記所定の演算値同士の差分を検出し、
    検出された前記差分と前記所定の検出閾値とを比較して前記欠陥を検出することを特徴とする外観検査方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010101713A (ja) * 2008-10-22 2010-05-06 Toshiba Corp パターン検査装置及びパターン検査方法
WO2020152866A1 (ja) * 2019-01-25 2020-07-30 タカノ株式会社 画像検査装置

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