JP2007321736A - サイレンサ及び空圧機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】消音効果を損なうことなく、フィルタ部材の内部に目詰まりが生じたとしても確実に圧縮空気を放出することのできるサイレンサを提供する。
【解決手段】圧縮空気が送流される管路11,21を内部に有するサイレンサ本体と、管路11,21内に圧縮空気が通過するフィルタ部材50とを備えたサイレンサにおいて、管路11,21には、サイレンサ本体の外側面20aに放出口25を有するリリーフ用通路24が形成され、放出口25に圧縮空気の圧力に基づいて開閉動作する開閉部材90が設けられ、圧縮空気の圧力が高くなると開閉部材90が開放されるようになっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、サイレンサのフィルタ部材が埃等で目詰まりしたとしても、圧縮空気を確実に排気することができるサイレンサ及び空圧機器に関する。
空圧機器、例えば、自動車で使用される圧縮空気乾燥装置では、排出弁の開弁時に生じる破裂音を緩和するために、排出弁の排出口にサイレンサを設けている。このサイレンサは、排出弁の排出口と連通する空所を本体内部に備えており、この空所内には、フィルタ部材(消音部材)が配設されている。この構成によれば、圧縮空気乾燥装置内のドレンを圧縮空気とともに排出する際に、排出した圧縮空気がフィルタ部材内を通るようにすることで、排気音を減少させることができる。
一方、上述したフィルタ部材の内部には、排出される圧縮空気に含まれるゴミや埃がたまり易く、目詰まりが生じてしまうおそれがある。しかしながら、サイレンサは、フィルタ部材の内部に目詰まりが生じた場合であっても、圧縮空気を確実に外部へ排出する必要がある。そのため、例えば、サイレンサ内部の空所から外気口(サイレンサの排気口)までの内壁に沿って連通する細長い通路を形成し、フィルタ部材に目詰まりが生じたとしても圧縮空気がこの通路を通過するようにして、確実に排気ができるようにしている(例えば、特許文献1参照)。
実公平6−27789号公報
しかしながら、上述の構造では、フィルタ部材が目詰まりをしていない状態であっても、細長い通路を圧縮空気が通過することになる。この細長い通路にはフィルタ部材が配置されていないため、この細長い通路を通って排出される圧縮空気については消音がなされない。そのため、サイレンサの空所内の全領域に亘ってフィルタ部材を配設した場合に比べて、消音効果が低下してしまう。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、消音効果を損なうことなく、フィルタ部材の内部に目詰まりが生じたとしても確実に圧縮空気をサイレンサの外部へ放出することのできるサイレンサ及び空圧機器を提供することを目的とする。
本発明では、内部に圧縮空気が送流される管路を有するサイレンサ本体と、前記管路内に前記圧縮空気が通過するフィルタ部材とを備えたサイレンサにおいて、前記管路には、前記サイレンサ本体の外側面に放出口を有するリリーフ用通路が形成され、前記放出口に圧縮空気の圧力に基づいて開閉動作する開閉部材が設けられ、圧縮空気の圧力が高くなると前記開閉部材が開放されることを特徴とする。
この構成によれば、フィルタ部材が目詰まりをして、圧縮空気の送流の抵抗が高くなり圧力が高くなったとしても、シール部材が弾性変形して圧縮空気がリリーフ用通路から排出されることになる。
また、前記リリーフ用通路が前記フィルタ部材の上流側に形成され、前記圧縮空気が前記フィルタ部材を通過することなく前記放出口から放出可能に構成されていてもよい。
この構成によれば、フィルタ部材を通過する前に圧縮空気がリリーフ用通路から放出されるようにすることができる。
さらに、前記開閉部材は、前記サイレンサ本体の外側面側から前記リリーフ用通路の放出口を覆う弾性を有するシール部材であり、前記圧縮空気の圧力に基づいて前記シール部材が弾性によって前記リリーフ用通路の放出口を開閉するようにしてもよい。
この構成によれば、簡単な構成で圧縮空気をサイレンサ本体の外側に放出することができる。
さらにまた、前記シール部材がO−リングであってもよい。
この構成によれば、弾性を有するシール部材を安価な部品で構成することができる。
他方、本発明では、圧縮空気を減圧して排出するサイレンサが取り付けられ、このサイレンサに連通する排出管路を備えた空圧機器において、前記排出管路には、前記空圧機器本体の外側面に放出口を有するリリーフ用通路が形成され、前記放出口に圧縮空気の圧力に基づいて開閉動作する開閉部材が設けられ、圧縮空気の圧力が所定値よりも高くなると前記開閉部材が開放されることを特徴とする。
この構成によれば、サイレンサのフィルタ部材が目詰まりをして、圧縮空気の送流の抵抗が高くなり圧力が高くなったとしても、シール部材が弾性変形して圧縮空気がリリーフ用通路から排出されることになる。
また、前記開閉部材は、前記空圧機器本体の外側面側から前記リリーフ用通路の放出口を覆う弾性を有するシール部材であり、前記圧縮空気の圧力に基づいて前記シール部材が弾性によって前記リリーフ用通路の放出口を開閉するようにしてもよい。
この構成によれば、簡単な構成で圧縮空気を空圧機器本体の外側に放出することができる。
さらに、前記シール部材がO−リングであってもよい。
この構成によれば、弾性を有するシール部材を安価な部品で構成することができる。
本発明に係るサイレンサによれば、フィルタ部材が埃等によって目詰まりをして、圧縮空気がフィルタ部材を通過し難くなったとしても、圧縮空気の送流の抵抗が高くなり圧力が高くなると、圧縮空気がリリーフ用通路から放出されることになるので、圧縮空気を確実にサイレンサの外側に放出することができる。また、フィルタ部材に目詰まりが生じていない場合には、圧縮空気の送流の抵抗が低く圧力も低いため、圧縮空気がリリーフ用通路から放出されることなく、圧縮空気がフィルタ部材内を通常に送流することになる。そのため、送流される圧縮空気の消音を確実に行うことができ、消音効果を損なうことがない。
また、本発明に係る空圧機器によれば、サイレンサのフィルタ部材が埃等によって目詰まりをして、圧縮空気がフィルタ部材を通過し難くなったとしても、圧縮空気の送流の抵抗が高くなり圧力が高くなると、圧縮空気がリリーフ用通路から放出されることになるので、圧縮空気を確実に空圧機器の外側に放出することができる。また、フィルタ部材に目詰まりが生じていない場合には、圧縮空気の送流の抵抗が低く圧力も低いため、圧縮空気がリリーフ用通路から放出されることなく、圧縮空気がサイレンサのフィルタ部材内を通常に送流することになる。そのため、送流される圧縮空気の消音を確実に行うことができ、消音効果を損なうことがない。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1に係るサイレンサについて、図1〜図4を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係るサイレンサの側部断面図である。また、図2は、図1のサイレンサを下側から見た図、図3は図1のサイレンサを上側から見た図、図4は、図1に示す導管の拡大図であって、サイレンサのリリーフ機構を拡大して示す断面図である。なお、以下の説明において、上下および左右の方向は、図1の状態に基づいて記載する。
サイレンサ1の本体部は、図1に示すように、円筒部10と、この円筒部10の上端から上方へ突出する円筒形の導管20とを備えており、それぞれの軸線Xが同一線となるように配置されている。この円筒部10と導管20とは、一体構造になっており、例えば、アルミニウムを削り出して製造したものである。
円筒部10の内部には、図1に示すように、軸線Xに沿って延びる円形状の空所11を有しており、この空所11は、円筒部10の下側に排出用開口部12を有している。また、空所11の上部には、空所の内径よりも小さい内径を有する隙間部13が形成されている。一方、空所11の下側には、この空所11の内周面から法線方向外側に向かって延びる抜け止め固定用溝14が形成されている。
導管20の上端面には、図1および図4に示すように、流入用開口部27が形成されており、この流入用開口部27から軸線方向に沿って延びる内孔21が形成されている。この内孔21は、隙間部13及び空所11と連通するように形成されている。この導管20の内孔21と、円筒部10の空所11とによって、流入用開口部27から排出用開口部12まで圧縮空気が送流される管路を形成している。
導管20の外周面(外側面)20aには、上端面から下側に所定の長さのねじ部22が設けられている。このねじ部22は、例えば、図示しない圧縮空気乾燥装置などの空圧機器に取り付けるためのものである。また、このねじ部22は、空圧機器に取り付けることができれば、内孔21の内周面に設けた雌ねじであってもかまわない。
このねじ部22のさらに下側には、図1および図4に示すように、内孔21から導管20の半径外側方向に向かって延びるリリーフ用通路24が設けられている。このリリーフ用通路24は、内孔21の内周面から外周面20aまで連通しており、軸線Xを挟んで2つ設けられ、導管20の外周面20aに放出口25がそれぞれ形成されている。また、この放出口25の開口する部分には、図4に示すように、導管20の外周方向に沿って連続する断面円弧形状の溝部26が形成されており、この溝部26の底部に放出口25が配置されている。一方、導管20の溝部26には、弾性を有するO−リング90(開閉部材、シール部材)が取り付けられている。溝部26の形状は、O−リング90の外形形状とほぼ一致しており、O−リング90が放出口25を閉塞し易くなっている。このリリーフ用通路24およびO−リング90とによって、図4に示すサイレンサ1のリリーフ機構100が構成されている。
リリーフ用通路24のさらに下側には、図1および図3に示すように、ねじ部22よりも直径の大きな段部23が形成されている。この段部23には、2つの平面部23aが軸線Xを挟んで平行に配置されており、この平面部23aが二面幅を形成している。この二面幅は、例えば、スパナ等の工具でサイレンサ1を空圧機器に取り付けるためのものである。
サイレンサ1の空所11および隙間部13の内部には、図1に示すように、フィルタ部材50と、このフィルタ部材を上下に挟む態様で配置される第1フィルタプレート60及び第2フィルタプレート70と、第1フィルタプレート60の上側に配置された板部材80とが組み付けられている。
フィルタ部材50は、アルミニウムを用いて略円筒形状に形成されている。このフィルタ部材50の外周面の直径は、図1に示すように、空所11の内径とほぼ一致しており、フィルタ部材50が空所11内に組み付けられた状態で、フィルタ部材50の外周面と空所11の内周面との間には、圧縮空気が通過可能な隙間ができないようになっている。このフィルタ部材50は、その内部が網目状に形成されており、この網目状の内部を圧縮空気が通過することにより、圧縮空気が減圧されるようになっている。
第1フィルタプレート60は、図1に示すように、上部に開口を有する腕形状をなしており、ステンレス材が用いられている。第1フィルタプレート60の底面部61には、全面に亘って複数の通気孔62が設けられており、この通気孔62を圧縮空気が通過するようになっている。この第1フィルタプレート60は、底面部61の下面がフィルタ部材50の上面部と接する態様で組み付けられている。
第2フィルタプレート70は、図1に示すように、平板形状をなしており、ステンレス材が用いられている。この第2フィルタプレート70には、図2に示すように、平面部71の全面に亘って複数の通気孔72が設けられており、この通気孔72を圧縮空気が通過するようになっている。この第2フィルタプレート70は、この平面部71の上面がフィルタ部材50の下面部と接する態様で組み付けられている。
また、この第2フィルタプレート70の下側には、図1に示すように、固定用溝14に嵌め込まれる態様で抜け止め部材74が取り付けられている。この抜け止め部材74は、フィルタ部材50を下側から支持しており、フィルタ部材50が排出用開口部12からサイレンサ1の外側へ抜けないようになっている。この抜け止め部材74には、例えば、C形止め輪などが使用可能である。
板部材80は、図1に示すように、中央部が上側に膨らんだ平板形状をなしており、圧縮空気を通過させるための孔部81が複数形成されている。この板部材80と第1フィルタプレート60とによって、空所11の上部および隙間部13に、膨張空間Sが形成されている。
次に、本発明の実施の形態1に係るサイレンサおよびサイレンサのリリーフ機構の作用について説明する。
通常時(フィルタ部材50に目詰まりが生じていない時)には、流入用開口部27から流入した圧縮空気は、図1の下側に向かって送流され、板部材80の孔部81を通過して膨張空間Sに流入する。そして、圧縮空気は、第1フィルタプレート60の通気孔62を通過して、フィルタ部材50内に流れ込む。このとき、圧縮空気は、フィルタ部材50内で減圧され、排出用開口部12から圧縮空気が排出される際に生じる破裂音が緩和されることになる。
このとき、圧縮空気は、リリーフ用通路24を通ってサイレンサ1の外部へ流出しようとして、O−リング90を外側へ向けて押圧する。しかしながら、O−リング90によって放出口25が閉塞されていることにより、圧縮空気が外部へ流出できないようになっている。
一方、フィルタ部材50に目詰まりが生じ、圧縮空気がフィルタ部材50内を流れなくなった場合、または流れ難くなった場合には、内孔21内の圧縮空気の圧力が高くなる。そして、圧縮空気は、リリーフ用通路24を通ってO−リング90を外側へ向けて押圧する。このとき、O−リング90は、所定値以上の圧力が作用すると、自らの弾性によって変形し、リリーフ用通路24の放出口25を開放する。これにより、圧縮空気は放出口25から外部に放出され、内孔21内の圧縮空気の圧力が所定値以上に高くならないようにしている。また、所定値以上の圧力になった圧縮空気を確実にサイレンサ1の外部に放出することができる。
本発明の実施の形態1に係るサイレンサ1によれば、フィルタ部材50が埃等によって目詰まりをして、圧縮空気がフィルタ部材50を通過し難くなったとしても、圧縮空気の送流の抵抗が高くなり圧力が高くなると、リリーフ用通路24の放出口25を閉塞しているO−リング90が弾性変形して圧縮空気がリリーフ用通路24から放出されることになるので、圧縮空気を確実にサイレンサ1の外側に放出することができる。
また、フィルタ部材50に目詰まりが生じていない場合には、O−リング90がリリーフ用通路24の放出口25を弾性によって閉塞しているので、圧縮空気がフィルタ部材50内を通常に送流することになる。そのため、送流される圧縮空気の消音を確実に行うことができ、消音効果を損なうことがない。
また、リリーフ用通路24をフィルタ部材50よりも上流側に形成したので、簡単な構成でサイレンサのリリーフ機構100を構成することができる。
さらに、リリーフ用通路24の放出口25の開閉をO−リング90で行っているので、安価な部品によってサイレンサのリリーフ機構100を構成することができる。
以上、本発明を実施するための最良の実施の形態1について述べたが、本発明は既述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想に基づいて各種の変形および変更が可能である。
本実施の形態1では、2つのリリーフ用通路24を導管20に設けているが、2つに限定されるものではなく、O−リング90の弾性や、圧縮空気の放出量に基づいて、任意の数のリリーフ用通路24を設けることができる。これにより、通常時には消音効果を損なうことがなく、フィルタ部材50の内部に目詰まりが生じたときに確実に圧縮空気をサイレンサ1の外部へ放出することができる。
また、本実施の形態1では、O−リング90を用いて放出口25の開閉を行っているが、弾性を有する部材であって、圧縮空気の圧力によって変形して、放出口25を開閉するものであれば、O−リング90でなくてもかまわない。さらには、作用する圧力によって開閉動作する開閉弁であってもかまわない。
(実施の形態2)
以下、本発明の実施の形態2に係る空圧機器について、図5および図6を参照しながら説明する。図5は、本発明の実施の形態2に係る空圧機器であって、圧縮空気のリリーフ機構を設けた状態を示す側面図である。図6は、図5に示すリリーフ機構の拡大図である。なお、空圧機器としては、例えば、圧縮空気乾燥装置(エアドライヤ)や、ブレーキバルブなどがあるが、以下の実施の形態2の説明では、圧縮空気乾燥装置について説明する。
図5に示す圧縮空気乾燥装置200は、その下側に圧縮空気を下側に排出する排出管路201を備えており、この排出管路201には、サイレンサ202が取り付けられている。この排出管路201とサイレンサ202の取り付けは、排出管路201の外周面に形成された雄ねじ202と、サイレンサ202の内孔の内周面に形成された雌ねじとを螺合させることにより行われる。
サイレンサ202は、実施の形態1で説明したサイレンサにリリーフ機構が設けられていないものである。
上述の排出管路201には、図6に示すように、排出管路201の内孔203から半径外側方向に向かって延びるリリーフ用通路204が設けられている。このリリーフ用通路204は、内孔203の内周面から外周面208まで連通しており、軸線Yを挟んで2つ設けられ、排出管路201の外周面208に放出口205がそれぞれ形成されている。また、この放出口205の開口する部分には、排出管路201の外周方向に沿って連続する断面円弧形状の溝部206が形成されており、この溝部206の底部に放出口205が配置されている。一方、排出管路201の溝部206には、弾性を有するO−リング207(開閉部材、シール部材)が取り付けられている。溝部206の形状は、O−リング207の外形形状とほぼ一致しており、O−リング207が放出口205を閉塞し易くなっている。このリリーフ用通路204およびO−リング207とによって、圧縮空気乾燥装置200のリリーフ機構210が構成されている。
このリリーフ機構210の機能および作用は、上述した実施の形態1で説明したリリーフ機構100と同じである。
本発明の実施の形態2に係る空圧機器200によれば、サイレンサ202内のフィルタ部材が埃等によって目詰まりをして、圧縮空気がフィルタ部材を通過し難くなったとしても、圧縮空気の送流の抵抗が高くなり圧力が高くなると、リリーフ用通路204の放出口205を閉塞しているO−リング207が弾性変形して圧縮空気がリリーフ用通路204から放出されることになるので、圧縮空気を確実に空圧機器200の外側に放出することができる。
また、サイレンサ202のフィルタ部材に目詰まりが生じていない場合には、O−リング207がリリーフ用通路204の放出口205を弾性によって閉塞しているので、圧縮空気がフィルタ部材内を通常に送流することになる。そのため、送流される圧縮空気の消音を確実に行うことができ、消音効果を損なうことがない。
また、リリーフ用通路204をサイレンサ202のフィルタ部材よりも上流側に形成したので、簡単な構成で空圧機器のリリーフ機構210を構成することができる。
さらに、リリーフ用通路204の放出口205の開閉をO−リング207で行っているので、安価な部品によって空圧機器のリリーフ機構210を構成することができる。
以上、本発明を実施するための最良の実施の形態2について述べたが、本発明は既述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想に基づいて各種の変形および変更が可能である。
本実施の形態2では、2つのリリーフ用通路204を排出管路201に設けているが、2つに限定されるものではなく、O−リング207の弾性や、圧縮空気の放出量に基づいて、任意の数のリリーフ用通路204を設けることができる。これにより、通常時には消音効果を損なうことがなく、サイレンサ202のフィルタ部材の内部に目詰まりが生じたときに確実に圧縮空気を圧縮空気乾燥装置200の外部へ放出することができる。
また、本実施の形態2では、O−リング207を用いて放出口205の開閉を行っているが、弾性を有する部材であって、圧縮空気の圧力によって変形して、放出口205を開閉するものであれば、O−リング207でなくてもかまわない。さらには、作用する圧力によって開閉動作する開閉弁であってもかまわない。
本発明の実施の形態1に係るサイレンサの側部断面図である。 図1に示すサイレンサを下側から見た図である。 図1に示すサイレンサを上側から見た図である。 図1に示すサイレンサに設けられたサイレンサのリリーフ機構の拡大断面図である。 本発明の実施の形態2に係る空圧機器にリリーフ機構を設けた状態を示す側面図である。 図5に示すリリーフ機構の拡大図である。
符号の説明
1 サイレンサ
10 円筒部
11 空所
12 排出用開口部
13 隙間部
14 抜け止め固定用溝
20 導管
20a 外周面(外側面)
21 内孔
22 ねじ部
23 段部
23a 平面部
24 リリーフ用通路
25 放出口
26 溝部
27 流入用開口部
50 フィルタ部材
60 第1フィルタプレート
61 底面部
62 通気孔
70 第2フィルタプレート
71 平面部
72 通気孔
74 抜け止め部材
80 板部材
90 O−リング(開閉部材、シール部材)
100 サイレンサのリリーフ機構
200 圧縮空気乾燥装置(空圧機器)
201 排出管路
202 サイレンサ
204 リリーフ用通路
207 O−リング
210 空圧機器のリリーフ機構
S 膨張空間
X 軸線

Claims (7)

  1. 圧縮空気が送流される管路を内部に有するサイレンサ本体と、前記管路内に前記圧縮空気が通過するフィルタ部材とを備えたサイレンサにおいて、
    前記管路には前記サイレンサ本体の外側面に放出口を有するリリーフ用通路が形成され、前記放出口に圧縮空気の圧力に基づいて開閉動作する開閉部材が設けられ、圧縮空気の圧力が所定値よりも高くなると前記開閉部材が開放されることを特徴とするサイレンサ。
  2. 前記リリーフ用通路が前記フィルタ部材の上流側に形成され、前記圧縮空気が前記フィルタ部材を通過することなく前記放出口から放出可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載のサイレンサ。
  3. 前記開閉部材は、前記サイレンサ本体の外側面側から前記リリーフ用通路の放出口を覆う弾性を有するシール部材であり、前記圧縮空気の圧力に基づいて前記シール部材が弾性によって前記リリーフ用通路の放出口を開閉することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のサイレンサ。
  4. 前記シール部材がO−リングであることを特徴とする請求項3に記載のサイレンサ。
  5. 圧縮空気を減圧して排出するサイレンサが取り付けられ、このサイレンサに連通する排出管路を備えた空圧機器において、
    前記排出管路には、前記空圧機器本体の外側面に放出口を有するリリーフ用通路が形成され、前記放出口に圧縮空気の圧力に基づいて開閉動作する開閉部材が設けられ、圧縮空気の圧力が所定値よりも高くなると前記開閉部材が開放されることを特徴とする空圧機器。
  6. 前記開閉部材は、前記空圧機器本体の外側面側から前記リリーフ用通路の放出口を覆う弾性を有するシール部材であり、前記圧縮空気の圧力に基づいて前記シール部材が弾性によって前記リリーフ用通路の放出口を開閉することを特徴とする請求項5に記載の空圧機器。
  7. 前記シール部材がO−リングであることを特徴とする請求項6に記載の空圧機器。
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