JP2007321726A - スクリュー圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸入口がロータの径方向に設けられたスクリュー圧縮機において、圧縮室での負圧発生を効果的に抑制する。
【解決手段】吸入口6aと吐出口6bとを有するハウジング6と、ハウジング6の内部空間に配置され、互いに噛み合う螺旋状の歯が形成されている一対のロータ1、2とを備え、吸入口6aは一対のロータの径方向に設けられ、一対のロータを回転軸1a、2aを中心に回転させることで、吸入口6aから吸入した気体が圧縮される圧縮室を内部空間内に形成し、圧縮された気体を吐出口から吐出するスクリュー圧縮機において、ハウジング6には、吸入口6aと吸入口6aに連通する前の圧縮室とを連通させる連通路6c、6d、11を設け、吸入口6aから連通路に吸入される気体がロータの軸方向に流れるようにする。吸入口6aに連通する前の圧縮室と連通させる部位6dは、ロータ1、2の軸方向と平行に形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、外部から気体を取り込み圧縮して吐出するスクリュー圧縮機に関するものである。
図5に示すような、互いに噛み合う螺旋状の歯溝が形成された一対のロータを有するスクリュー圧縮機が知られている(例えば、特許文献1参照)。このようなスクリュー圧縮機では、ハウジングJ6内に収納されたオスロータJ1とメスロータJ2が回転することで、各ロータJ1、J2の歯先と歯元との間に形成される圧縮室内に吸入口J6aから気体が吸入される。そして、圧縮室内の気体は圧縮された後で吐出口J6bから吐出される。
特開2005−220785号公報
上記構成の圧縮機では、圧縮室の容積がゼロから徐々に広がった後で吸入口J6aに連通するため、吸入口J6aに連通する前(図5におけるXで示す位置)の圧縮室で負圧が発生し、ロータを回転させる際に動力損失が発生する。この圧縮室での負圧の発生を防止するために、ハウジングJ6におけるロータ端面に圧縮室と吸入口J6aを連通させる溝を設けることが考えられる。
しかしながら、吸入口J6aがロータJ1、J2の径方向に設けられている場合には、以下のような問題が生じる。図6は、スクリュー圧縮機の吸入口J6a付近をロータJ1、J2の軸方向の側方から見た断面図である。図6に示すように、ロータJ1、J2の回転により吸入口J6a側に押し出された気体の生ずる流れYがロータJ1、J2の径方向外側に向かって発生し、吸入口J6aから溝J6cに流入する気体の流れを阻害することとなる。このため、吸入口J6aに連通する前の圧縮室における負圧発生が充分防止できないという問題があった。
本発明は上記点に鑑み、吸入口がロータの径方向に設けられたスクリュー圧縮機において、圧縮室での負圧発生を効果的に抑制することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、吸入口(6a)と吐出口(6b)とを有するハウジング(6、25)と、ハウジングの内部空間に配置され、互いに噛み合う螺旋状の歯が形成されている一対のロータ(1、2)とを備え、吸入口は、一対のロータの径方向に設けられ、一対のロータを回転軸(1a、2a)を中心に回転させることで、吸入口から吸入した気体が圧縮される圧縮室を内部空間内に形成し、圧縮された気体を吐出口から吐出するスクリュー圧縮機において、ハウジングには、吸入口と吸入口に連通する前の圧縮室とを連通させる圧力導入用連通路(6c、6d、11、25a)が設けられており、吸入口から圧力導入用連通路に吸入される気体がロータの軸方向に流れることを特徴としている。
このように、圧力導入用連通路に吸入口から吸入される気体がロータの軸方向から吸入されるように構成することで、ロータの回転により吸入口側に押し出された気体の生ずる流れによって、吸入口から連通口に流入する気体の流れが阻害されることを抑制できる。これにより、吸入口に連通する前の圧縮室での負圧発生を効果的に抑制できる。
また、圧力導入用連通路における吸入口に連通する前の圧縮室と吸入口とを連通させる部位をロータの軸方向と平行に形成することで、吸入口から圧力導入用連通路に吸入される気体がロータの軸方向に流れるようにできる。
また、ハウジングには、一対のロータを回転可能に支持する軸受部が設けられており、圧力導入用連通路はハウジングにおける軸受部を除いた部位に形成されているようにすることができる。
また、ハウジングにおける一対のロータを回転させる回転駆動機構が収納された空間が圧力導入用連通路の一部を構成しているようにすることで、もともとハウジングに設けられている空間を有効利用することができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以下、本発明の一実施形態を図1〜図3に基づいて説明する。本第1実施形態では、圧縮機により圧縮する気体は空気となっている。
図1、図2は本実施形態のスクリュー圧縮機の断面図であり、図3はスクリュー圧縮機のロータの軸方向断面図である。図1は図3のB−B断面図であり、図2は図3のC−C断面図であり、図3は図1のA−A断面図となっている。
本実施形態のスクリュー圧縮機は、ねじ状のオスロータ1およびメスロータ2(図3参照)と、一対のロータ1、2を収納するケーシング3と、駆動源の回転力を受ける入力軸4と、駆動源の回転力によりロータ1、2を回転駆動する回転伝達機構8〜10等から構成されている。なお、図1において一対のロータ1、2は紙面奥側と手前側に並んで配置されている。
オスロータ1およびメスロータ2は、互いに噛合するように螺旋状の突起部が形成された雄ねじ状に形成されている。図3に示すように、オスロータ1の歯先とメスロータ2の歯元(溝)が噛み合い、オスロータ1の歯元(溝)とメスロータ2の歯先が噛み合うように構成されている。そして、各ロータ1、2が回転することで、オスロータ1の歯先1bとメスロータ2の歯元(溝)2cとの間に溝空間が形成され、オスロータ1の歯元(溝)1cとメスロータ2の歯先2bとの間に溝空間が形成される。これらの溝空間により、気体が圧縮される後述の圧縮室16aが構成されている。
図1に示すように、オスロータ1およびメスロータ2は、電動式モータ50等の駆動源から回転力を得た回転伝達機構8〜10により回転駆動される。本実施形態では、オスロータ1が駆動側、メスロータ2が従動側になっており、それぞれ回転軸1a、2aを中心として回転する。
ケーシング3は、モータ50側から順に、駆動伝達部5、ロータハウジング6、潤滑ボックス7とから構成されている。駆動伝達部5、ロータハウジング6、潤滑ボックス7は、ボルト(図示せず)等の締結手段によって強固に結合されている。ロータ1、2と回転伝達機構8〜10はそれぞれ離隔した状態でケーシング3内に収納されており、一対のロータ1、2はロータハウジング6内に収納され、回転伝達機構8は駆動伝達部5内に収納され、回転伝達機構9、10は循環ボックス7内に収納されている。
潤滑ボックス7内には、回転伝達機構9、10と、回転伝達機構9、10に供給される潤滑油とが収納された潤滑油空間12が形成されている。潤滑油としては、例えばエンジンオイルと同程度の粘度を有するオイルを用いることができる。回転伝達機構9、10を構成する歯車等には、潤滑油空間12内の潤滑油がはねかけられることにより潤滑が行われる。
駆動伝達部5には、モータ50から回転力を受ける入力軸4が設けられている。駆動伝達部5には、モータ50側に第1ベアリング13が設けられ、駆動伝達空間11側に第2ベアリング14が設けられており、入力軸4はこれらのベアリング13、14を介して駆動伝達部5に支持されている。また、駆動伝達部5に形成された入力軸4が挿入される挿通穴の内部には、第1、第2ベアリング13、14に封入されているグリースが圧縮室16a外に流出するのを阻止するための第1オイルシール15が装着されている。
ロータハウジング6内には一対のロータ1、2が収納されたロータ室16が形成されている。ロータハウジング6には、ロータ室16内に空気を吸入するための吸入口6aと、ロータ室16外に空気を吐出するための吐出口6bが形成されている。吸入口6aと吐出口6bは、気体流れ方向がロータ1、2の径方向となるように設けられている。
吸入口6aはロータハウジング6の軸方向端部のうち駆動伝達部5側に設けられており、吐出口6bはロータハウジング6の軸方向端部のうち潤滑ボックス7側に設けられている。さらに、ロータハウジング6には連通路6c、6d、6eが形成されている。これらの連通路6c、6d、6eについては後述する。
ロータ1、2の外周先端とロータ室16の内壁との間は、微小な隙間が形成されたシール構造となっている。ロータ1、2とロータ室16内壁との間には、吸入口6aから吸入された空気を圧縮するための圧縮室16aが形成されている。
ロータ1、2は回転伝達機構8〜10により回転駆動される。回転伝達機構8〜10は、入力軸4の回転をオスロータ回転軸1aとメスロータ回転軸2aに伝達するとともに、一対のロータ1、2を一定比で同期回転させるように構成されている。回転伝達機構は、モータ50によって駆動される入力軸4の回転をオスロータ回転軸1aに同軸上で伝えるカップリング8と、このカップリング8からオスロータ回転軸1aに伝えられた回転をメスロータ回転軸2aに伝える第1、第2ギヤ9、10等から構成される。第1、第2ギヤ9、10は、一対のロータ1、2を一定比で同期回転させるためのタイミングギヤである。カップリング8は駆動伝達空間11内に配置され、第1、第2ギヤ9、10は潤滑油空間12内に配置されている。
オスロータ回転軸1aとメスロータ回転軸2aは、一端側が第3、第4ベアリング17、18を介してロータハウジング6の駆動伝達部5側に回転可能に支持され、他端側が第5、第6ベアリング19、20を介してロータハウジング6の潤滑ボックス7側に回転可能に支持されている。また、ロータハウジング6の駆動伝達部5側に形成されたロータ回転軸1a、2aが挿入される挿通穴には、第3、第4ベアリング17、18に封入されているグリースがロータ室16内に漏れるのを阻止するための第2、第3オイルシール21、22が装着されている。さらに、潤滑ボックス7の潤滑ボックス7側に形成されたロータ回転軸1a、2aが挿入される挿通穴にも、第5、第6ベアリング19、20に封入されているグリース及び潤滑油空間12内の潤滑油がロータ室16内に漏れるのを阻止するための第4、第5オイルシール23、24が装着されている。
次に、本実施形態のロータハウジング6に設けられた連通路6a、6b、6cについて説明する。
図1、図3に示すように、ロータハウジング6には、吸入口6aと駆動伝達空間11とを連通させる第1連通路6cと駆動伝達空間11とロータ室16とを連通させる第2連通路6dとが設けられている。第1連通路6cは吸入口6aに連通し、第2連通路6dは圧縮室16aに連通し、これらはロータハウジング6の離れた位置に分離された状態で形成されている。図1に示すように、第2連通路6dは、ロータ1、2の軸方向と平行となるように設けられている。このため、第2連通路6dから圧縮室16aに吸入される気体はロータ1、2の軸方向に流れることとなる。
図3に示すように、第1連通路6cは吸入口6aに対応する位置に設けられ、第2連通路6dはロータ1、2の端面に対応する位置に設けられている。これらの連通路6c、6dは、ロータハウジング6におけるベアリング17、18などが設けられていないデッドスペースに設けられている。なお、ベアリング17、18が本発明の軸受部に相当している。
第2連通路6dは、ロータ室16における吸入口6a近傍の圧縮室16aに対応する部位に形成されている。各ロータ1、2の回転により互いに隙間なく噛み合っていた各ロータ1、2の歯先と歯元(溝)が吸入口6a側に移動し、各ロータ1、2間に容積が生成されて圧縮室16aが形成され始める。ロータ室16における吸入口6a近傍の圧縮室16aは、各ロータ1、2間に形成され始め、かつ、吸入口6aに到達して連通する前の容積生成空間としての圧縮室16aである。
容積生成空間は、互いに噛み合っていた2つのロータ1、2の歯先と歯元(溝)が離れ始める領域に形成される。つまり、2つのロータ1、2間の中心軸1a、2aから歯先までの長さを直径とした場合の2つの仮想円が重なり合う領域において、ロータ1、2の中心軸1a、2a間を結んだ直線近傍が容積生成空間となる。容積生成空間は、第1連通路6c、駆動伝達空間11、第2連通路6dを介して吸入口6aと連通している。このように、本実施形態では、第1連通路6cと駆動伝達空間11と第2連通路6dが、吸入口6aと吸入口6aに連通する前の圧縮室16aを連通させる圧力導入用連通路を構成している。
また、図2、図3に示すように、ロータハウジング6には、駆動伝達空間11とロータ室16とを連通させる第3連通路6eが設けられている。図3に示すように、第3連通路6eはロータ1、2の端面に対応する位置に設けられている。第3連通路6eは、ロータハウジング6におけるベアリング17、18などが設けられていないデッドスペースに設けられている。具体的には、第3連通路6eは、ロータ室16における吸入口6aと吐出口6bの間で、吸入口6aと吐出口6bに連通しない領域に設けられている。
次に、本実施形態のスクリュー圧縮機の作動について説明する。一対のロータ1、2が、回転伝達機構8〜10により一定比で同期回転されると、ロータハウジング6の駆動伝達空間11側に設けられた吸入口6aから空気が圧縮室16aに吸い込まれる。
吸入口6aより空気を吸入した圧縮室16aは、一対のロータ1、2の回転とともに、駆動伝達空間11側から潤滑油空間12側に移動しながらその体積が縮小していくため、圧縮室16a内の空気は次第に加圧圧縮されながら潤滑油空間12側に移動していく。
そして、一対のロータ1、2の回転角が所定の角度に達すると、圧縮室16aがロータハウジング6の潤滑油空間12側に設けられた吐出口6bに到達し、それまで密閉されていた圧縮室16aが吐出口6bにて開放された状態となるので、圧縮室16a内の圧縮された空気が吐出口6bから吐出される。
以上の構成により、ロータ1、2間に形成される圧縮室16aは、吸入口6aに到達する前に、第2連通路6d、駆動伝達空間11、第1連通路6cを介して吸入口6aと連通する。このため、吸入口6aに連通する前の圧縮室16aが吸入口6aと同じ圧力(大気圧)となる。これにより、吸入口6aに連通する前の圧縮室16aで負圧が発生することを防止でき、ロータ1、2の動力損失の発生を防止できる。
また、吸入口6aに連通する前の圧縮室16aは、第2連通路6dを介して駆動伝達空間11という比較的大きな空間に連通しているので、圧縮室16aに流入させる気体を充分に確保することができる。さらに、本第1実施形態の構成によれば、駆動伝達空間11を、吸入口6aに連通する前の圧縮室16aと吸入口6aと連通させるための連通路の一部として用いることができる。
また、本実施形態の構成では、第2連通路6dがロータ1、2の軸方向と平行に設けられているので、圧縮室16a内の容積生成空間に第2連通路6dから吸入される気体がロータ1、2の軸方向から吸入される。このため、ロータ1、2の回転により吸入口6a側に押し出された気体の生ずる流れによって、吸入口6aから圧縮室16a内の容積生成空間に流入する気体の流れが阻害されることを抑制できる。これにより、吸入口6aに連通する前の圧縮室16aでの負圧発生を効果的に抑制できる。
また、ロータ1、2が高速で回転している場合には、圧縮室16aの一端側は吸入口6aから空気を吸入して大気圧になるのに対し、吸入口6aから離れた他端側では低圧となる。このように圧縮室16a内で圧力差が生じると圧縮効率が低下する。これに対し、本実施形態では、第3連通路6eによりロータ1、2の端面が駆動伝達空間11と連通しているので、圧縮室16aの一端側は吸入口6aから空気を吸入でき、他端側は駆動伝達空間11から空気を吸入することができる。これにより、圧縮室16a内で圧力差が生じることを抑制でき、圧縮効率が低下することを抑制できる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態を図4に基づいて説明する。上記第1実施形態と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
図4は、本第2実施形態のスクリュー圧縮機の断面図である。図4に示すように、本第2実施形態では、回転伝達機構を構成するカップリング8と第1、第2ギヤ9、10が同一の潤滑油空間28内に配置されている。ロータハウジング6における駆動伝達部5の反対側には、ハウジングカバー27が設けられている。ハウジングカバー27は、ハウジング6の一部を構成しており、第5、第6ベアリング19、20と第4、第5オイルシール23、24が設けられている。
また、吸入口6aはロータハウジング6におけるカバー27側に設けられ、吐出口6bはロータハウジング6における潤滑油空間28側に設けられている。ハウジングカバー27における吸入口6aの近傍には、吸入口6aと吸入口6aに連通する前の圧縮室16aとを連通させる連通路27aが設けられている。連通路27aにおける吸入口6aと連通する部位と、連通路27aにおける圧縮室16aと連通する部位は、ロータ1、2の軸方向と平行となるように形成されている。また、この連通路27aは、ロータハウジング6におけるベアリング19、20などが設けられていないデッドスペースに設けられている。なお、ベアリング19、20が本発明の軸受部に相当し、連通路27aが本発明の圧力導入用連通路に相当している。
以上の本第2実施形態の構成では、連通路27aにおける吸入口6aと連通する部位がロータ1、2の軸方向と平行に設けられているので、上記第1実施形態と同様、ロータ1、2の回転により吸入口6a側に押し出された気体の生ずる流れによって、吸入口6aから圧縮室16a内の容積生成空間に流入する気体の流れが阻害されることがない。これにより、吸入口6aに連通する前の圧縮室16aでの負圧発生を効果的に抑制できる。
(他の実施形態)
なお、上記実施形態では、ロータハウジング6に設けられた吸入口6aに圧力導入連通路を連通させるように構成したが、例えばロータハウジング6の吸入口6aにダクトが接続され、吸入口6aが延長されているような場合には、圧力導入連通路をダクトに連通させるように構成してもよい。
また、上記実施形態では、圧力導入用連通路における吸入口6aと連通する部位と圧縮室16aに連通する部位が分離されるように形成したが、吸入口6aから圧力導入用連通路に吸入される気体がロータ1、2の軸方向に流れるようになっていればよく、圧力導入用連通路における吸入口6aと連通する部位と圧縮室16aに連通する部位が分離していなくてもよい。
第1実施形態のスクリュー圧縮機の断面図であり、図3のB−B断面図である。 第1実施形態のスクリュー圧縮機の断面図であり、図3のC−C断面図である。 第1実施形態のスクリュー圧縮機のロータの軸方向断面図であり、図1のA−A断面図である。 第2実施形態のスクリュー圧縮機の断面図である。 従来のスクリュー圧縮機のロータの軸方向断面図である。 従来のスクリュー圧縮機の吸入口付近をロータの軸方向の側方から見た断面図である。
符号の説明
1…オスロータ、2…メスロータ、3…ケーシング、5…駆動伝達部、7…潤滑ボックス、6…ロータハウジング、6a…吸入口、6b…吐出口、6c、6d、6e…連通路、9、10…ギア、11…駆動伝達空間、12…潤滑油空間、16…ロータ室、16a…圧縮室、14…ベアリング、15…オイルシール、17、18、19、20…ベアリング、21、22、23、24…オイルシール、27…ハウジングカバー、27a…連通路、50…電動モータ。

Claims (4)

  1. 吸入口(6a)と吐出口(6b)とを有するハウジング(6、25)と、
    前記ハウジングの内部空間に配置され、互いに噛み合う螺旋状の歯が形成されている一対のロータ(1、2)とを備え、
    前記吸入口は、前記一対のロータの径方向に設けられ、前記一対のロータを回転軸(1a、2a)を中心に回転させることで、前記吸入口から吸入した気体が圧縮される圧縮室を前記内部空間内に形成し、圧縮された気体を前記吐出口から吐出するスクリュー圧縮機において、
    前記ハウジングには、前記吸入口と前記吸入口に連通する前の前記圧縮室とを連通させる圧力導入用連通路(6c、6d、11、25a)が設けられており、前記吸入口から前記圧力導入用連通路に吸入される気体が前記ロータの軸方向に流れることを特徴とするスクリュー圧縮機。
  2. 前記圧力導入用連通路における前記吸入口と連通する部位は、前記ロータの軸方向と平行に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のスクリュー圧縮機。
  3. 前記ハウジングには、前記一対のロータを回転可能に支持する軸受部が設けられており、
    前記圧力導入用連通路は、前記ハウジングにおける前記軸受部を除いた部位に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のスクリュー圧縮機。
  4. 前記ハウジングにおける前記一対のロータを回転させる回転駆動機構が収納された空間が前記圧力導入用連通路の一部を構成していることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載のスクリュー圧縮機。
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