JP2005233027A - スクリュー圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡略な構成で脈動騒音を低減可能なスクリュー圧縮機を提供する。
【解決手段】 ハウジング7、8内でロータ1、2を回転させることで、気体を圧縮して吐出するスクリュー圧縮機において、ロータ2の吐出口7b側の端面に、ロータ2と同期回転するとともにロータ2の端面を覆うような内部圧力調整部材30を設ける。内部圧力調整部材30は、少なくとも1組の、ハウジング内部の圧縮空間とハウジング外部の吐出口下流側とを連通させる連通口30aと、連通口30aの面積を変化させる弁体30bとを有し、 弁体30bは、ロータ2の回転が速くなるに伴って連通口30aの開口面積を小さくし、ロータ2の回転が遅くなるに伴って連通口30aの開口面積を大きくする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、外部から気体を取り込み圧縮して吐出するスクリュー圧縮機に関するものである。
スクリュー型の容積型圧縮機では、ロータを回転させることにより、圧縮室を吐出口側に移動させながら圧縮室の体積を徐々に縮小させていくが、ロータの回転数が増大して流量が増大すると、吐出圧が高くなるため、吐出圧が圧縮室から気体が吐出される際の気体の圧力(以下、この圧力を内部圧力という。)より大きくなってしまう。
そして、吐出圧が内部圧力より大きくなってしまうと、圧縮室と吐出口とが連通したときに、吐出口側から圧縮室側に気体が流れてしまうので、吐出圧が周期的に変動して脈動が発生し、脈動騒音が発生してしまう。このような問題に対し、圧縮機の内部圧縮比を制御して吐出圧と内部圧力を近づけるための可変ポートを設けることで、脈動騒音を小さくする圧縮機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−317676号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の圧縮機では、圧縮機とは独立して駆動できるポートが必要となり、構成が複雑になるという問題がある。
本発明は上記点に鑑み、簡略な構成で脈動騒音を低減可能なスクリュー圧縮機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、ハウジング(7、8)内で少なくとも1つのロータ(1、2)を回転させることで、ハウジング(7、8)内の圧縮空間を縮小して圧縮空間内の気体を圧縮し、ハウジングに設けられた吐出口(7b)から圧縮された気体を吐出するスクリュー圧縮機であって、ロータ(2)の吐出口(7b)側の回転軸方向端面に、ロータ(2)と同期回転するとともにロータ(2)の回転軸方向端面を覆うような内部圧力調整部材(30)が配置されており、内部圧力調整部材(30)は、少なくとも1組の、ハウジング内部の圧縮空間とハウジング外部の吐出口下流側とを連通させることができる連通口(30a)と、連通口(30a)の開口面積を変化させる弁体(30b)とを有し、弁体(30b)は、ロータ(2)の回転が速くなるに伴って連通口(30a)の開口面積を小さくし、ロータ(2)の回転が遅くなるに伴って連通口(30a)の開口面積を大きくするように構成されていることを特徴としている。
これにより、ロータ(1、2)が低速回転している場合には吐出圧が低いので、連通口(30a)の開口面積を大きくして内部圧力を低くすることで、供給圧と内部圧力との圧力差を小さくすることができる。また、ロータ(1、2)が高速回転している場合には、気体被供給装置の圧力損失等により吐出圧が高くなっているので、連通口(30a)の開口面積を小さくして内部圧力を高くすることで、供給圧と内部圧力との圧力差を小さくすることができる。このような内部圧力調整部材(30)を設けるだけの簡略な構成で、脈動騒音を低減できる。
また、請求項2に記載の発明では、弁体(30b)は、内部圧力調整部材(30)の径方向に移動可能であり、内部圧力調整部材(30)の回転軸に近い方向に移動した場合に連通口(30a)の開口面積を大きくし、内部圧力調整部材(30)の回転軸から遠い方向に移動した場合に連通口(30a)の面積を小さくするように構成され、内部圧力調整部材(30)の回転軸に近い方向に向かって弾性部材(30c)の弾性力が作用していることを特徴としている。
このような構成により、弾性部材(30c)の弾性力と、回転により生じる遠心力を利用して、ロータ(1、2)が低速回転している際には、連通口(30a)の開口面積を大きくし、ロータ(1、2)の回転速度が速くなるにしたがって、連通口(30a)の開口面積を小さくすることができる。
また、請求項3に記載の発明のように、連通口(30a)および弁体(30b)は、ロータ(2)に形成されている歯先(2b)の間に形成される溝空間(2d)の数と同一数設けることで、すべての溝空間(2d)の内部圧力と吐出圧とを近づけることができる。
また、請求項4に記載の発明では、連通口(30a)における内部圧力調整部材(30)の径方向と直交する方向の長さは、溝空間(2d)における内部圧力調整部材(30)の径方向と直交する方向の長さより短くなっていることを特徴としている。これにより、隣り合う溝空間(2d)が連通して発生する気体漏れを防止し、流量性能が低下することを防止できる。
また、請求項5に記載の発明では、連通口(30a)における内部圧力調整部材(30)の回転軸に最も近い部位は、溝空間(2d)のうち内部圧力調整部材(30)の回転軸に最も近い部位より、内部圧力調整部材(30)の回転軸に近くなっていることを特徴としている。これにより、連通口(30a)の開口面積を大きくした際に、効果的に内部圧力と吐出圧とを近づけることができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以下、本発明の一実施形態を図1〜図5に基づいて説明する。本実施形態は、本発明のスクリュー圧縮機を、図示しない気体被供給装置に気体を供給する気体供給装置として適用したものである。図1はスクリュー圧縮機の断面図であり、図2はスクリュー圧縮機のロータの端面図である。
本実施形態のスクリュー圧縮機は、ねじ状のオスロータ1およびメスロータ2(図2参照)と、駆動源の回転力によりロータ1、2を回転駆動する回転伝達機構3と、一対のロータ1、2および回転伝達機構3を収納するケーシング4と、駆動源の回転力を受ける入力軸5等から構成されている。なお、図1において一対のロータ1、2は紙面奥側と手前側に並んで配置されている。
オスロータ1およびメスロータ2は、互いに噛合するように螺旋状の突起部が形成された雄ねじ状に形成されている。図2に示すように、オスロータ1の歯先1bとメスロータ2の歯元(溝)2cが噛み合い、オスロータ1の歯元(溝)1cとメスロータ2の歯先2bが噛み合うように構成されている。そして、各ロータ1、2が回転することで、溝空間1d、2d内の気体が圧縮される。
図1に示すように、オスロータ1およびメスロータ2は、電動式モータ100等の駆動源から回転力を得た回転伝達機構3により回転駆動される。本実施形態では、オスロータ1が駆動側、メスロータ2が従動側になっており、それぞれ回転軸1a、2aを中心として回転する。
ケーシング4は、モータ100側から順に、潤滑ボックス6、ロータハウジング7およびハウジングカバー8から構成されている。潤滑ボックス6、ロータハウジング7およびハウジングカバー8は、ボルト(図示せず。)等の締結手段によって強固に結合されている。ロータ1、2と回転伝達機構3はそれぞれ離隔した状態でケーシング4内に収納されており、一対のロータ1、2はロータハウジング7内に収納され、回転伝達機構3は循環ボックス6内に収納されている。なお、ロータハウジング7およびハウジングカバー8とが本発明のハウジングに相当している。
潤滑ボックス6内には、回転伝達機構3と、回転伝達機構3に供給される潤滑油とが収納された潤滑油空間9が形成されている。潤滑油としては、例えばエンジンオイルと同程度の粘度を有するオイルを用いることができる。回転伝達機構3を構成する歯車等には、潤滑油空間9内の潤滑油がはねかけられることにより潤滑が行われる。
潤滑ボックス6には、モータ100から回転力を受ける入力軸5が設けられている。潤滑ボックス6には、モータ100側に第1ベアリング11が設けられ、潤滑油空間9側に第2ベアリング12が設けられており、入力軸5はこれらのベアリング11、12を介して潤滑ボックス6に支持されている。また、潤滑ボックス6に形成された入力軸5が挿入される挿通穴の内部には、第1、第2ベアリング11、12に供給される潤滑油がケーシング4外に流出するのを阻止するための第1オイルシール13が装着されている。
ロータハウジング7内には一対のロータ1、2が収納されたロータ室10が形成されている。ロータハウジング7には、ロータ室10内に空気を吸入するための吸入口7aと、ロータ室10外に空気を吐出するための吐出口7bが形成されている。吸入口7aはロータハウジング7の軸方向端部のうちハウジングカバー8側に設けられており、吐出口7bはロータハウジング7の軸方向端部のうち潤滑ボックス6側に設けられている。
ロータ1、2の外周先端とロータ室10の内壁との間は、微小な隙間が形成されたシール構造となっている。ロータ1、2とロータ室10内壁との間には、吸入口7aから吸入された空気を圧縮するための圧縮室10aが形成されている。
また、ハウジングカバー8には開口部8aが形成されている。開口部8aは、ハウジング7内部の圧縮室10aとハウジング7外部の吐出口7b下流側とを連通させるものである。本実施形態のハウジング7内には、メスロータ2とハウジングカバー8の間に内部圧力調整部材30が設けられている。内部圧力調整部材30は、メスロータ2の吐出口7b側の回転軸方向端面に接するように配置されている。内部圧力調整部材30については、後述する。
上述のように、ロータ1、2は回転伝達機構3により回転駆動される。回転伝達機構3は、入力軸5の回転をオスロータ回転軸1aとメスロータ回転軸2aに伝達するとともに、一対のロータ1、2を一定比で同期回転させるように構成されている。回転伝達機構3は、モータ100によって駆動される入力軸5の回転をオスロータ回転軸1aに同軸上で伝えるカップリング14と、このカップリング14からオスロータ回転軸1aに伝えられた回転をメスロータ回転軸2aに伝える第1、第2ギヤ16、17等から構成される。なお、第1、第2ギヤ16、17は、一対のロータ1、2を一定比で同期回転させるためのタイミングギヤである。
オスロータ回転軸1aとメスロータ回転軸2aは、一端側が第3、第4ベアリング18、19を介してロータハウジング7に回転可能に支持され、他端側が第5、第6ベアリング20、21を介してハウジングカバー8に回転可能に支持されている。
また、ロータハウジング7に形成されたロータ回転軸1a、2aが挿入される挿通穴には、第3、第4ベアリング18、19に供給される潤滑油がロータ室10内に漏れるのを阻止するための第2、第3オイルシール22、23が装着されている。さらに、ハウジングカバー8に形成されたロータ回転軸1a、2aが挿入される挿通穴にも、第5、第6ベアリング20、21に封入されているグリースがロータ室10内に漏れるのを阻止するための第4、第5オイルシール24、25が装着されている。
次に、内部圧力調整部材30の構成について図3に基づいて説明する。
図3は、内部圧力調整部材30を軸方向から見た断面図である。図3に示すように、本実施形態の内部圧力調整部材30はメスロータ2の外径と同じ直径を有する円盤状に形成されており、メスロータ2の回転軸方向端面を覆うことができる面積を有している。内部圧力調整部材30は軽量であることが好ましく、例えば樹脂材料から構成することができる。また、内部圧力調整部材30は、メスロータ2と同軸上に配置されており、メスロータ2の回転と同期して回転する。
内部圧力調整部材30には、複数の連通口30aと、これらの連通口30aの開口面積を調整する弁体30bが設けられている。
連通口30aは、メスロータ2の歯先2b間に形成される溝空間2dに対応する位置に設けられている。連通口30aは、ハウジングカバー8の開口部8aに対応する位置に移動した際に、メスロータ2の溝空間2dを吐出口7bの下流側と連通させる。本実施形態の連通口30aは、メスロータ2の歯先2b間に形成される溝空間2dと同じ数(本例では6箇所)だけ設けられている。
メスロータ2の複数の溝空間2dはそれぞれ独立しており、各溝空間2d内に封入された気体の圧力は一定ではない。この結果、溝空間2d同士が連通すると、溝空間2dの間で漏れを生じ流量性能が低下する。このため、連通口30aにおける内部圧力調整部材30の径方向と直交する方向の長さ、すなわち回転方向長さは、メスロータ2の隣り合う溝空間2dを連通させない長さである必要がある。本実施形態では、連通口30aの回転方向長さを溝空間2dの回転方向長さより短くしている。
また、連通部30aにおける内部圧力調整部材30の回転軸に最も近い部位は、溝空間2dのうち回転軸に最も近い部位である歯元2cより、回転軸に近くなるように形成されている。これにより、連通口30aが最大限に開口している状態では、溝空間2dとカバー開口部8aとを結ぶ流路が連通口30aにより遮られることを極力避けることができる。
弁体30bは、内部圧力調整部材30内部を移動することで、連通口30aの開口面積を調整可能に構成されている。弁体30bは、回転軸と連通部30aとを結ぶ方向、すなわち内部圧力調整部材30の径方向に移動することができる。弁体30bが内部圧力調整部材30の回転軸に近い方向に移動した場合に連通口30aの面積が大きくなり、弁体30bが内部圧力調整部材30の回転軸から遠い方向に移動した場合に連通口30aの面積が小さくなる。
内部圧力調整部材30の回転軸と弁体30bとの間には弾性部材30cが設けられている。弁体30bには内部圧力調整部材30の回転軸に近づく方向に向かって弾性部材30cの弾性力が作用している。したがって、弁体30bは弾性部材30cにより内部圧力調整部材30の回転軸に近づく方向に引っ張られている。本実施形態では、弾性部材30cとしてコイル状の引っ張りバネを用いている。
次に、本実施形態のスクリュー圧縮機の作動について説明する。
一対のロータ1、2が、回転伝達機構3により一定比で同期回転されると、ロータハウジング7のハウジングカバー8側に設けられた吸入口7aから空気が圧縮室10aに吸い込まれる。このとき、圧縮室10aは、一対のロータ1、2の回転とともに、潤滑油空間9側からハウジングカバー8側に移動しながらその体積が縮小していくため、圧縮室10a内の空気は次第に加圧圧縮されながらハウジングカバー8側に移動していく。
そして、一対のロータ1、2の回転角が所定の角度に達すると、圧縮室10aがロータハウジング7のハウジングカバー8側に設けられた吐出口7bに到達し、それまで密閉されていた圧縮室10aが吐出口7bにて開放された状態となるので、圧縮室10a内の圧縮された空気が吐出口7bから吐出される。吐出口7bから吐出された気体は、所定の供給圧(吐出圧)で下流側の気体被供給装置(図示せず)に供給される。
次に、内部圧力調整部材30の作動について図4、図5に基づいて説明する。図4はロータ1、2が低速回転している際の内部圧力調整部材30の断面図であり、図5はロータ1、2が高速回転している際の内部圧力調整部材30の断面図である。
まず、一対のロータ1、2が回転すると、メスロータ2の回転に伴い内部圧力調整部材30が同期回転する。ロータ1、2が低速回転している際には、図4に示すように、弁体30bは弾性部材30cにより内部圧力調整部材30の回転軸に近づく方向に引っ張られており、連通口30aは最大限に開口した状態となっている。このため、溝空間2d(圧縮室10a)は、外部の吐出口7b下流側と連通した状態となる。このとき、圧縮室10aの内部圧力の方が吐出口7b下流側の気体圧力、すなわち気体被供給装置への供給圧より高いので、溝空間2d(圧縮室10a)が吐出口7b下流側と連通することで、圧縮室10aの内部圧力が低下して気体被供給装置への供給圧に近づくこととなる。
ロータ1、2が低速回転している場合には、気体被供給装置への気体供給圧が低いので、連通口30aの開口面積を大きくして圧縮室10aの内部圧力を低くすることで、供給圧と内部圧力との圧力差を小さくすることができ、脈動騒音を低減することができる。
そして、内部圧力調整部材30の回転速度が速くなるに伴い、弁体30bに作用する遠心力が大きくなる。このため、内部圧力調整部材30の回転速度が速くなるにつれて弁体30bが弾性部材30cの弾性力に逆らい、徐々に内部圧力調整部材30の回転軸から遠ざかる方向に移動する。このため、ロータ1、2が高速回転している際には、図5に示すように、弁体30bは遠心力により内部圧力調整部材30の回転軸から遠ざかる方向に移動しており、連通口30aは完全に閉塞した状態となっている。したがって、溝空間2d(圧縮室10a)は外部と連通しないため、圧縮室10aの内部圧力が上昇する。
ロータ1、2が高速回転している場合には、気体被供給装置の圧力損失等により供給圧が高くなっているので、連通口30aの開口面積を小さくして内部圧力を高くすることで、供給圧と内部圧力との圧力差を小さくすることができ、脈動騒音を低減することができる。
このように本実施形態の内圧調整部材30は、弾性部材30cの弾性力と、回転により生じる遠心力を利用することで、ロータ1、2が低速回転している際には、連通口30aの開口面積を大きくし、ロータ1、2の回転速度が速くなるにしたがって、連通口30aの開口面積を小さくすることができる。このような簡略な構成の内圧調整部材30を設けるだけで、スクリュー圧縮機の脈動騒音を低減することができる。
(他の実施形態)
なお、上記実施形態では、本発明を2軸のロータを有するスクリュー圧縮機を用いて説明したが、気体を圧縮するロータを1軸、あるいは3軸以上有しているスクリュー圧縮機でも適用可能である。
また、上記実施形態では、内部圧力調整部材30をメスロータ2の吐出口7b側端面に設けたが、内部圧力調整部材30をオスロータ1の吐出口7b側端面に設けた場合でも同様の効果を得ることができる。
また、上記実施形態では、内部圧力調整部材30に連通口30aおよび弁体30bをメスロータ2の溝空間2dと同じ数だけ設けたが、連通口30aおよび弁体30bは少なくとも1組設ければ、上記実施形態の効果を得ることができる。
また、上記実施形態では、弁体30bを内部圧力調整部材30の回転軸に近い方向に引っ張る構成の弾性部材30cを用いたが、これに限らず、弾性部材は、弁体30bを内部圧力調整部材30の回転軸に近い方向に弾性力を作用させるものであればよい。例えば弾性部材として、弁体30bを内部圧力調整部材30の回転軸に近い方向に押しつけるような圧縮バネを用いることもできる。この場合には、弾性部材を内部圧力調整部材30の回転軸から弁体30bより遠い側に設ければよい。
また、上記実施形態では、弾性部材30cとしてコイルバネを用いたが、他の種類のバネや、あるいはバネ以外の弾性部材を用いてもよい。
スクリュー圧縮機の断面図である。 スクリュー圧縮機のロータの端面図である。 内部圧力調整部材を軸方向から見た断面図である。 ロータが低速回転している際の内部圧力調整部材の断面図である。 ロータが高速回転している際の内部圧力調整部材の断面図である。
符号の説明
1…オスロータ、2…メスロータ、2d…溝空間、4…ケーシング、6…潤滑ボックス、7…ロータハウジング、8…カバー、8a…開口部、9…潤滑油空間、10…ロータ室、10a…圧縮室、30…内部圧力調整部材、30a…連通口、30b…弁体、30c…弾性部材。

Claims (5)

  1. ハウジング(7、8)内で少なくとも1つのロータ(1、2)を回転させることで、前記ハウジング(7、8)内の圧縮空間を縮小して前記圧縮空間内の気体を圧縮し、前記ハウジングに設けられた吐出口(7b)から圧縮された気体を吐出するスクリュー圧縮機であって、
    前記ロータ(2)の前記吐出口(7b)側の回転軸方向端面に、前記ロータ(2)と同期回転するとともに前記ロータ(2)の回転軸方向端面を覆うような内部圧力調整部材(30)が配置されており、
    前記内部圧力調整部材(30)は、少なくとも1組の、前記ハウジング内部の前記圧縮空間と前記ハウジング外部の前記吐出口下流側とを連通させることができる連通口(30a)と、前記連通口(30a)の開口面積を変化させる弁体(30b)とを有し、
    前記弁体(30b)は、前記ロータ(2)の回転が速くなるに伴って前記連通口(30a)の開口面積を小さくし、前記ロータ(2)の回転が遅くなるに伴って前記連通口(30a)の開口面積を大きくするように構成されていることを特徴とするスクリュー圧縮機。
  2. 前記弁体(30b)は、前記内部圧力調整部材(30)の径方向に移動可能であり、前記内部圧力調整部材(30)の回転軸に近い方向に移動した場合に前記連通口(30a)の面積を大きくし、前記内部圧力調整部材(30)の回転軸から遠い方向に移動した場合に前記連通口(30a)の開口面積を小さくするように構成され、前記内部圧力調整部材(30)の回転軸に近い方向に向かって弾性部材(30c)の弾性力が作用していることを特徴とする請求項1に記載のスクリュー圧縮機。
  3. 前記連通口(30a)および前記弁体(30b)は、前記ロータ(2)に形成されている歯先(2b)の間に形成される溝空間(2d)の数と同一数設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のスクリュー圧縮機。
  4. 前記連通口(30a)における内部圧力調整部材(30)の径方向と直交する方向の長さは、前記溝空間(2d)における内部圧力調整部材(30)の径方向と直交する方向の長さより短くなっていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載のスクリュー圧縮機。
  5. 前記連通口(30a)における前記内部圧力調整部材(30)の回転軸に最も近い部位は、前記溝空間(2d)のうち前記内部圧力調整部材(30)の回転軸に最も近い部位より、前記内部圧力調整部材(30)の回転軸に近くなっていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載のスクリュー圧縮機。
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