JP2007321170A - スパッタ成膜方法、光吸収膜並びにndフィルター - Google Patents

スパッタ成膜方法、光吸収膜並びにndフィルター Download PDF

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【課題】光吸収特性の再現性よく安定して光吸収膜を成膜することのできるスパッタ成膜方法を提供し、該スパッタ成膜方法により成膜される光吸収膜を提供する。また、装置の切り替えロスなく、プロセス条件の変更のみにより形成することのできるNDフィルターを提供する。
【解決手段】NDフィルター10は、基板11上に、第1層12aとしてSiC(0.3<x<0.45,1.0<y<1.7)層、第2層13としてSi層、第3層12bとしてSiC(0.3<x<0.45,1.0<y<1.7)層、第4層14としてSiO層が積層されてなることを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、光吸収膜を形成するためのスパッタ成膜方法、及び該スパッタ成膜方法により形成された光吸収膜、並びに該光吸収膜を含んだ、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラなどのデジタルイメージングデバイスの光学系に搭載されるアイリスに用いるNDフィルターに関するものである。
デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラなどのデジタルイメージングデバイスの光学系に搭載されるアイリスとしてNDフィルターが、CCDなどの撮像素子に入射する光量を調整するように撮像素子よりも被写体側に配置されている。
このNDフィルターとしては、種々の構成のものがあり、例えば真空蒸着法やスパッタリング法により金属膜と誘電体膜とを組み合わせたものが提案されている(例えば、特許文献1,2参照。)。この場合、それぞれの膜を構成する材料が異なっており、2種類以上の材料からなるソース(蒸発源あるいはターゲット)を必要としていた。また、複数種類のソースを用いて成膜するためにはソース交換のための装置の切り替えが必要となる場合もあった。
また、NDフィルターとして光吸収性のある化合物の膜を含む構成のものもあるが、この膜はストイキオメトリから外れた領域で成膜する必要があり、その成膜のときの制御が困難であった。
特公昭55−47361号公報 特開2004−212462号公報
本発明は、以上の従来技術における問題に鑑みてなされたものであり、光吸収特性の再現性よく安定して光吸収膜を成膜することのできるスパッタ成膜方法を提供し、該スパッタ成膜方法により成膜される光吸収膜を提供することを目的とする。また、装置の切り替えロスなく、プロセス条件の変更のみにより形成することのできるNDフィルターを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために提供する本発明は、CO及び/又はCOの反応性ガスの存在下でSiターゲットをスパッタガスによりスパッタリングし、SiC(0.3<x<0.45,1.0<y<1.7)からなる光吸収膜を成膜することを特徴とするスパッタ成膜方法である。
ここで、前記スパッタガスは、Ar,Xe,Ne,Krから選ばれる1種類以上のガスであることが好ましく、またスパッタ電源として、DC電源またはMF電源を用いることが好ましい。
前記課題を解決するために提供する本発明は、請求項1〜3のいずれか一に記載のスパッタ成膜方法により成膜されてなることを特徴とする光吸収膜である。
前記課題を解決するために提供する本発明は、基板上に、第1層としてSiC(0.3<x<0.45,1.0<y<1.7)層、第2層としてSi層、第3層としてSiC(0.3<x<0.45,1.0<y<1.7)層、第4層としてSiO層が積層されてなることを特徴とするNDフィルターである。
ここで、前記第1層〜第4層すべてがSiターゲットを用いたスパッタリング法により形成されてなることが好適である。
また、前記第1層、第3層は、CO及び/又はCOの反応性ガスの存在下でSiターゲットをスパッタガスによりスパッタリングして成膜されてなる光吸収膜である。
本発明のスパッタ成膜方法によれば、CO及び/又はCOの反応性ガスの存在下でSiターゲットをスパッタガスによりスパッタリングすること(COプロセス)により、成膜モードとしての遷移領域において反応性ガスの増減に対して可逆的に膜質の制御ができることから安定して再現性よく光吸収膜を形成することができる。
本発明の光吸収膜によれば、安定して目標どおりの光吸収特性を有する光吸収膜を提供することができる。
本発明のNDフィルターによれば、光吸収特性の安定した光吸収膜としてSiC層を有するので安定した透過特性をもつNDフィルターを提供できる。また、単一ターゲットによりプロセス条件を変更するだけで構成する膜がすべて形成されるので生産性よいものとなる。
一般的に反応性スパッタリングを行う場合には、スパッタガスである不活性ガス(一般的にはAr)の流量に対して一定比率となる流量の反応性ガスをスパッタ室に導入する。ここで、この反応性ガスの流量比率によってメタルモード、遷移領域、酸化モードの3種類の反応モードが存在することが良く知られている(図1)。このうち、酸化モードは一般的に透明膜を成膜することに用いられる。メタルモードではほぼ金属膜となり、遷移領域では材料により透明膜と光吸収のある膜のいずれかを得ることが出来る。
遷移領域で安定して成膜できれば、早い堆積速度で透明膜や光吸収膜を用いることが出来るが、反応性ガスとして酸素ガスを用いたプロセスにおいては反応性ガスを0%から増加させる場合と、100%から減少させる場合では、遷移領域にズレが生じ安定したスパッタを行うことが出来ない。これをスパッタのヒステリシス特性と呼ぶ。
発明者らは、CO2ガスをO2ガスの替わりに導入するスパッタリング法においてこのヒステリシス特性を示さず、反応性ガスの増減に対して可逆的に制御可能であることを見出した。これはスパッタプロセス中において分解したCの活性種がターゲット表面の酸化を抑制するためと考えている。発明者らは、この知見に基づいて鋭意検討を行い、光吸収膜を形成するのに好適なスパッタ成膜方法の発明を成すに至った。
以下に、本発明に係るスパッタ成膜方法について説明する。
すなわち、本発明のスパッタ成膜方法は、CO及び/又はCOの反応性ガスの存在下でSiターゲットをスパッタガスによりスパッタリングし、SiC(0.3<x<0.45,1.0<y<1.7)からなる光吸収膜を成膜することを特徴とするものである。
ここで、図2に本発明のスパッタ成膜方法を適用する反応性スパッタリング装置の構成例を示す。
図2に示すように、反応性スパッタリング装置SEは、真空槽1内の上部に、薄膜が形成される基板11を保持する基板ホルダ5と、基板ホルダ5を回転駆動するための駆動手段6とを備えている。また、真空槽1は、該真空槽1内を排気するための真空ポンプ(図示せず)が接続されており、真空槽1内を任意の真空度に調整できるように構成されている。
真空槽1内の下部には、基板11に対向するようにスパッタ電源2に接続されたスパッタ電極(カソード)3及び該スパッタ電極3上に設置された平板形状のSiターゲット4が配置されている。またスパッタ電源2として、DC電源またはMF電源を用いることが好ましい。
また、真空槽1には、槽内にガスを導入するための2種類の配管が接続されており、一方の配管では図示していないマスフローコントローラにより流量調整されたスパッタガス7が真空槽1内に導入されるようになっている。ここで、前記スパッタガスは不活性ガスであり、例えばAr,Xe,Ne,Krから選ばれる1種類以上のガスであることが好ましい。
また、他方の配管では図示していないマスフローコントローラにより流量調整されたCOガス及び/又はCOのガスが反応性ガス8として真空槽1内に導入されるようになっている。なお、反応性ガス8としてさらにOガスを追加するようにしてもよい。
これにより、真空槽1では、COガス及び/又はCOガスの反応性ガス8の存在下でSiターゲット4がスパッタガスによってスパッタリングされることとなる。
なお、本発明では、マグネトロンスパッタ、マグネトロン放電を用いない2極スパッタ、ECRスパッタ、バイアススパッタ等、種々の公知のスパッタ方式が適用可能である。
ここで、本発明の光吸収膜は、反応性スパッタリング装置SEを用いてつぎの手順で成膜を行なうことにより得られる。
(S11)基板11を基板ホルダ5に保持させ、Siターゲット4をスパッタ電極3の所定位置に配置する。
(S12)真空槽1内を真空排気し内部を所定圧力以下にするとともに、基板ホルダ5を回転させる。
(S13)スパッタガス7、反応性ガス8を真空槽1内に導入する。このとき、COガス及び/又はCOガスの反応性ガス8とスパッタガス7とが所定の流量比となるようにそれぞれのガス流量を調整しながら導入し、所定圧力とする。
(S14)つぎに、スパッタ電極3に電力を投入する。これにより、Siターゲット4上にはプラズマが発生し、該ターゲット4のスパッタが開始される。
(S15)スパッタリング状態が安定したら、基板ホルダ5上の基板11に成膜を開始し、所定膜厚のSiC(0.3<x<0.45,1.0<y<1.7)からなる光吸収膜を得る。
この成膜方法により、少なくとも可視光領域で任意の光吸収特性をもつSiC(0.3<x<0.45,1.0<y<1.7)からなる光吸収膜を容易に形成することができる。また、前記手順により光吸収膜の形成後に、真空槽1内の真空を破ることなく引き続き前記ステップS13から別条件にてスパッタ成膜することにより、Si膜、SiO透明膜を積層することが可能であり、後述するNDフィルターのような光学多層膜を容易に形成することができる。
つぎに、本発明に係るNDフィルターの構成について説明する。
図3は、本発明のNDフィルターの構成を示す断面図である。
NDフィルター10は、基板11上に、第1層12aとしてSiC(0.3<x<0.45,1.0<y<1.7)からなる層、第2層13としてSiからなる層、第3層12bとしてSiC(0.3<x<0.45,1.0<y<1.7)からなる層、第4層14としてSiOからなる層が積層されてなるものである。
ここで、基板11は、ガラスまたはプラスチックフィルム、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)、PEN(ポリエチレンナフタレート)、TAC(トリアセチルセルロース)のいずれかである。
第1層12a,第3層13bともに前述した本発明のスパッタ成膜方法により形成されてなるSiC(0.3<x<0.45,1.0<y<1.7)からなる層である。
第2層13は、スパッタリング法により形成されるSiからなるハーフミラー膜である。
第4層14は、スパッタリング法により形成されるSiOからなる薄膜である。この場合、スパッタ成膜方法で使用する反応性ガスは、Oガスである。
また、NDフィルター10を構成する各層12a,13,12b,14の膜厚は、各層の光学特性並びに目標の光吸収特性に応じて設定される。実際にスパッタ成膜する際には、各層の膜厚のばらつきは設定膜厚に対して±1%以内に収めるとよい。これにより、波長400〜700nmの範囲における光吸収率の振幅レンジを4%以内、各波長における光吸収率のばらつきを±1%以内とすることができる。
本発明のNDフィルターによれば、各層12a,13,12b,14のターゲットを共通にすることができるので、各層12a,13,12b,14を形成する際には反応性ガスを変更するだけでよくターゲット(Siターゲット)の交換が不要であり、メンテナンスの簡略化が可能である。すなわち、前述のスパッタ成膜方法のステップS13において、第1,3層12a,12b形成時には反応性ガスをCOガス及び/又はCOガスとし、第2層13形成時には反応性ガスなしとし、第4層14形成時には反応性ガスをOガスとすればよい。
以下に本発明を検証し、実施した例を説明する。
(実施例1)
図2に示した反応性スパッタリング装置SEを用い本発明のスパッタ成膜方法により、光吸収膜を成膜した例を示す。なお、スパッタ条件は次の通り(COプロセス)とした。
・スパッタターゲット4:多結晶Si
・スパッタガス7:Ar(250sccm一定)
・反応性ガス8:CO
・反応性ガス流量:0〜300sccm
・投入電力:20kW
・成膜時圧力:0.1〜0.5Pa
・基板11:PETフィルム
ここで、COガス流量のコントロールすることにより反応性ガス流量比を変化させ、それに伴うターゲット電圧をモニターした。なおCOガス流量のコントロールとして、反応性ガス(COガス)流量0sccmから成膜を開始し、反応性ガス(COガス)流量を300sccmまで徐々に増加させた。ついで反応性ガス(COガス)流量300sccmから0sccmまで徐々に減少させた。また比較例1として、反応性ガスをCOガスに代えてOガス(Oプロセス)とし、それ以外は前記条件と同じとしてターゲット電圧をモニターした。
図4に、反応性ガス流量比とターゲット電圧との関係を示す。
比較例1のOプロセスでは、Oガスを増加させる場合にはOガス流量120sccm程度から遷移領域となり急激に酸化モードへ移行し、Oガス流量140sccm以上で酸化モードとなった。また、減少させる場合には110sccmまでOガス流量を減少させても酸化モードのままであり、その後急激にメタルモードへ移行した。このように比較例1の遷移領域ではヒステリシス特性を持ち、安定成膜を行うことは難しい。
これに対して、実施例1のCOプロセスでは、COガス流量を増加させる場合と減少させる場合とでOプロセスのような遷移領域におけるヒステリシス特性は認められず、COガス流量の増加方向と減少方向で可逆的なプロセスを持っており、安定して遷移領域を制御可能であることがわかった。
図5に、得られたサンプル(本実施例条件でCOプロセスを用いて成膜したSiC膜とOプロセスを用いて成膜したSiO膜)の光吸収特性を測定した結果を示す。ここでは、ガス流量(sccm)として(1)Ar:CO=250:100、(2)Ar:CO=250:120、(3)Ar:O=250:150の条件とし、さらに(2)の条件ではCOガス流量を増加させる条件(反応性ガス流量増加方向)とCOガス流量を減少させる条件(反応性ガス流量減少方向)としたサンプルを測定した。また、(100−反射率−透過率)を光吸収率(%)とした。その結果、COプロセスのサンプルはOプロセスのサンプルよりも光を多く吸収することが確認された。また、(2)の条件において反応性ガス流量増加方向のサンプルと反応性ガス流量減少方向のサンプルとで、光吸収特性に差異はなく、可逆的であることが分かった。
また、図6に、得られたサンプルを光電子分光法により分析した結果を示す。Siの2p軌道のXPSスペクトルから、Oプロセスのサンプル((3)の条件)ではSiOの結合状態が確認されるのに対して、COプロセスのサンプル((1),(2)の条件)ではC−Si−Oの結合をもっていることが確認された。
また、得られたサンプルを光電子分光法により分析した結果、(1)の条件の光吸収膜の元素濃度比は、Si:32.67atm%、C:13.64atm%、O:52.9atm%であり、(2)の条件の光吸収膜の元素濃度比は、Si:40.53atm%、C:13.1atm%、O:45.4atm%であった。
以上のように、本発明のスパッタ成膜方法によれば、反応性ガス流量増加方向の条件、反応性ガス流量減少方向の条件のいずれの場合でも安定したSiC(0.3<x<0.45,1.0<y<1.7)からなる光吸収膜を形成することが可能であった。
(実施例2)
図2に示した反応性スパッタリング装置SEを用い、図3に示すNDフィルターを成膜した例を示す。なお、第1,3層については本発明のスパッタ成膜方法により成膜を行った。また各層の成膜条件は下記の通りとした。
(1)基板
・ガラス基板
(2)第1層12a :SiC(0.3<x<0.45,1.0<y<1.7)
(実施例1における(2)の条件)
・スパッタターゲット4:多結晶Si
・スパッタガス7 :Ar
・スパッタガス流量 :250sccm
・反応性ガス8 :CO
・反応性ガス流量 :120sccm
・投入電力 :20kW
・成膜時圧力 :0.3Pa
・膜厚 :51nm
(3)第2層13 ;Si
・スパッタターゲット4:多結晶Si
・スパッタガス7 :Ar
・スパッタガス流量 :250sccm
・反応性ガス8 :なし
・投入電力 :10kW
・成膜時圧力 :0.13Pa
・膜厚 :51nm
(4)第3層12b :SiC(0.3<x<0.45,1.0<y<1.7)
(実施例1における(2)の条件)
・スパッタターゲット4:多結晶Si
・スパッタガス7 :Ar
・スパッタガス流量 :250sccm
・反応性ガス8 :CO
・反応性ガス流量 :120sccm
・投入電力 :20kW
・成膜時圧力 :0.3Pa
・膜厚 :4nm
(5)第4層14 ;SiO
・スパッタターゲット4:多結晶Si
・スパッタガス7 :Ar
・スパッタガス流量 :250sccm
・反応性ガス8 :O
・反応性ガス流量 :150sccm
・投入電力 :20kW
・成膜時圧力 :0.3Pa
・膜厚 :113nm
図7に、得られたNDフィルターのサンプルの透過特性を測定した結果を示す。
(実施例3)
実施例2において、各層の膜厚として、第1層12a=61nm、第2層13=12nm、第3層12b=9nm、第4層14=31nmとし、それ以外は実施例2と同じ条件でNDフィルターのサンプルを作成した。
図8に、得られたNDフィルターのサンプルの透過特性を測定した結果を示す。
反応性スパッタリング法における反応モードを示す概略図である。 本発明で使用する反応性スパッタリング装置の構成を示す概略図である。 本発明に係るNDフィルターの構成を示す断面図である。 実施例1における反応性ガス流量比とターゲット電圧との関係を示す図である。 実施例1の光吸収膜の光吸収特性を示す図である。 実施例1のサンプルのSiの2p軌道のXPSスペクトルを示す図である。 実施例2のNDフィルターの透過特性を示す図である。 実施例3のNDフィルターの透過特性を示す図である。
符号の説明
1…真空槽、2…スパッタ電源、3…スパッタ電極、4…Siターゲット、5…基板ホルダ、6…駆動手段、7…スパッタガス、8…反応性ガス、10…NDフィルター、11…基板、12a…第1層、13…第2層、12b…第3層、14…第4層、SE…反応性スパッタリング装置

Claims (7)

  1. CO及び/又はCOの反応性ガスの存在下でSiターゲットをスパッタガスによりスパッタリングし、SiC(0.3<x<0.45,1.0<y<1.7)からなる光吸収膜を成膜することを特徴とするスパッタ成膜方法。
  2. 前記スパッタガスは、Ar,Xe,Ne,Krから選ばれる1種類以上のガスであることを特徴とする請求項1に記載のスパッタ成膜方法。
  3. スパッタ電源として、DC電源またはMF電源を用いることを特徴とする請求項1に記載のスパッタ成膜方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか一に記載のスパッタ成膜方法により成膜されてなることを特徴とする光吸収膜。
  5. 基板上に、第1層としてSiC(0.3<x<0.45,1.0<y<1.7)層、第2層としてSi層、第3層としてSiC(0.3<x<0.45,1.0<y<1.7)層、第4層としてSiO層が積層されてなることを特徴とするNDフィルター。
  6. 前記第1層〜第4層すべてがSiターゲットを用いたスパッタリング法により形成されてなることを特徴とする請求項5に記載のNDフィルター。
  7. 前記第1層、第3層は、CO及び/又はCOの反応性ガスの存在下でSiターゲットをスパッタガスによりスパッタリングして成膜されてなる光吸収膜であることを特徴とする請求項5に記載のNDフィルター。
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