JP2007320862A - ネコノヒゲ抽出液の製造方法および該製造方法により得られるネコノヒゲ抽出液を含む化粧料 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】シソ科ネコノヒゲを、1,3−ブチレングリコールを50〜70質量%含む水溶液に浸漬して抽出する工程、得られる抽出物を濾過する工程、および得られる濾液を0〜−50℃にて4日間以上静置した後、さらに濾過する工程を包含する、ネコノヒゲ抽出液の製造方法を提供する。
【選択図】なし
Description
ネコノヒゲの地上部を乾燥し、粉砕した粉砕物50gを、1,3−プロピレングリコールを55質量%含む水溶液1000gに浸漬し、室温にて5日間抽出した。その後、5C濾紙(アドバンテック東洋社製)を用いて濾過し、濾液を得た。この濾液を−20℃にて7日間静置保存した後、さらに5C濾紙(アドバンテック東洋社製)を用いて濾過してネコノヒゲ抽出液を得た(ネコノヒゲ抽出液1とする)。得られたネコノヒゲ抽出液1の経時安定性について、以下の方法で評価した。結果を表1に示す。
ネコノヒゲ抽出液1を、5℃または40℃にて1ヵ月保存した後、沈殿物の発生を目視にて観察し、以下の基準で評価した。
○: 澱が全く発生しない
△: 澱が僅かに認められる
×: 澱が明らかに認められる
ネコノヒゲの地上部を乾燥し、粉砕した粉砕物50gを、1,3−プロピレングリコールを65質量%含む水溶液1000gに浸漬し、室温にて5日間抽出した。その後、5C濾紙(アドバンテック東洋社製)を用いて濾過し、濾液を得た。この濾液を0℃にて10日間静置保存した後、さらに5C濾紙(アドバンテック東洋社製)を用いて濾過してネコノヒゲ抽出液を得た(ネコノヒゲ抽出液2とする)。このネコノヒゲ抽出液2について、実施例1と同様にして経時安定性を評価した。結果を表1に示す。
1,3−プロピレングリコールを55質量%含む水溶液の代わりに、1,3−プロピレングリコールを40質量%含む水溶液を用いたこと以外は、実施例1と同様にしてネコノヒゲ抽出液を得た(ネコノヒゲ抽出液3とする)。このネコノヒゲ抽出液3について、実施例1と同様にして経時安定性を評価した。結果を表1に示す。
1,3−プロピレングリコールを55質量%含む水溶液の代わりに、1,3−プロピレングリコールを80質量%含む水溶液を用いたこと以外は、実施例1と同様にしてネコノヒゲ抽出液を得た(ネコノヒゲ抽出液4とする)。このネコノヒゲ抽出液4について、実施例1と同様にして経時安定性を評価した。結果を表1に示す。
1,3−プロピレングリコールを55質量%含む水溶液の代わりに、エタノールを60質量%含む水溶液を用いたこと以外は、実施例1と同様にしてネコノヒゲ抽出液を得た(ネコノヒゲ抽出液5とする)。このネコノヒゲ抽出液5について、実施例1と同様にして経時安定性を評価した。結果を表1に示す。
実施例1と同様にして濾液を得た。この濾液をネコノヒゲ粗抽出液とした。このネコノヒゲ粗抽出液について、実施例1と同様にして経時安定性を評価した。結果を表1に示す。
実施例1で得られたネコノヒゲ抽出液1を用いて、表2に示す組成で化粧水を調製した(化粧水1とする)。なお、ネコノヒゲ抽出液の含有量は、乾燥固形分量として示す。得られた化粧水1の経時安定性および肌荒れ防止効果について、以下の方法で評価した。結果を表2に示す。
化粧水1を透明ガラス容器に密封して5℃または40℃にて3ヵ月間保存した。その後、沈殿物の発生を目視にて観察し、実施例1と同じ基準で評価した。
10名の被験者(23〜38歳)に対して、最小紅斑量(MED)を測定した。この被験者の前腕内側に2×2cmの区画を設け、0.7MEDの紫外線B波を3日間連続照射した。同時に紫外線照射開始から1週間に渡って、化粧水を照射部位に朝晩一日2回の割合で塗布した。紫外線照射開始から2週間後、照射部位の肌の状態を目視にて以下の基準で評価した。
2点: 照射部位と非照射部位との肌状態が変わらす、肌荒れが起きていない
1点: 照射部位に角層剥離が僅かに認められ、やや肌荒れが起きている
0点: 照射部位に角層剥離が認められ、明らかに肌荒れが起きている
ネコノヒゲ抽出液1の代わりに、実施例2で得られたネコノヒゲ抽出液2を表2に示す割合で用いたこと以外は、実施例3と同様にして化粧水を調製した(化粧水2とする)。これとは別に、ネコノヒゲ抽出液1を0.01質量%用いたこと以外は実施例3と同様にして化粧水を調製した(化粧水3とする)。得られた化粧水2および3を用いて、実施例3と同様にして化粧水の経時安定性および肌荒れ防止効果を評価した。結果を表2に示す。
ネコノヒゲ抽出液1の代わりに、比較例1〜4で得られたネコノヒゲ抽出液3〜5およびネコノヒゲ粗抽出液を表2に示す割合で用いたこと以外は、実施例3と同様にして化粧水を調製した(化粧水4〜7とする)。得られた化粧水4〜7を用いて、実施例3と同様にして化粧水の経時安定性を評価した。結果を表2に示す。
実施例1で得られたネコノヒゲ抽出液1を用いて、表3に示す組成で乳液を調製した(乳液1とする)。なお、ネコノヒゲ抽出液の含有量は、乾燥固形分量として示す。得られた乳液を透明ガラス容器に密封して5℃または40℃にて3ヵ月間保存した。その後、沈殿物の発生を目視にて観察し、実施例1と同じ基準で評価した。結果を表3に示す。
実施例1で得られたネコノヒゲ抽出液1または実施例2で得られたネコノヒゲ抽出液2を表3に示す割合で用いて、表3に示す組成で乳液を調製した(乳液2〜6とする)。得られた化粧水2〜6を用いて、実施例6と同様にして乳液の経時安定性を評価した。結果を表3に示す。
Claims (2)
- シソ科ネコノヒゲを、1,3−ブチレングリコールを50〜70質量%含む水溶液に浸漬して抽出する工程、
得られる抽出物を濾過する工程、および
得られる濾液を0〜−50℃にて4日間以上静置した後、さらに濾過する工程
を包含する、ネコノヒゲ抽出液の製造方法。 - 請求項1に記載の製造方法により得られるネコノヒゲ抽出液を乾燥固形分量で0.001〜1質量%含有する、化粧料。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006150138A JP2007320862A (ja) | 2006-05-30 | 2006-05-30 | ネコノヒゲ抽出液の製造方法および該製造方法により得られるネコノヒゲ抽出液を含む化粧料 |
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JP2007320862A true JP2007320862A (ja) | 2007-12-13 |
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JP2006150138A Pending JP2007320862A (ja) | 2006-05-30 | 2006-05-30 | ネコノヒゲ抽出液の製造方法および該製造方法により得られるネコノヒゲ抽出液を含む化粧料 |
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2006
- 2006-05-30 JP JP2006150138A patent/JP2007320862A/ja active Pending
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