JP2007320736A - エレベータかご室 - Google Patents

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廣幸 内藤
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Abstract

【課題】化粧シートが貼着された壁パネルをボルト、ナット等の連結具で締め付けても、その締め付け力により、かご室内の化粧シートに壁パネルからの遊離部が発生しないエレベータかご室を提供する。
【解決手段】外側に折曲縁部6を有すると共に、表面に化粧シート5を貼着した複数枚の壁パネル2をかご床に並べて立設し、その隣接する壁パネル相互を折曲縁部で連結して構成されるエレベータかご室において、折曲縁部に連結用の取り付け穴7を複数個形成すると共に、取り付け穴周囲の所定部位に突起部8を形成し、隣接する折曲縁部間に隙間を設けた。
【選択図】図2

Description

この発明は、エレベータかご室に係り、特に、かご室内の壁パネルの意匠性を損なうことなく据付性を向上させるエレベータかご室に関するものである。
一般に、エレベータかご室は、昇降路内での据付作業を容易にするために、壁面を複数に分割した鋼板等からなる壁パネルを連結して構成すると共に、かご床とかご床上部に概ね鉛直に配置した壁パネルとその上部にかご床と概ね平行に配置した天井より構成されている。
上記壁パネルの連結部は、壁パネル相互の折曲縁部に設けられた締め付け孔にボルトを通し、ナットを締めることによって連結されるのであるが、壁パネルは、粘着付きの化粧シートを壁パネルの表面と側面の折曲縁部まで張り合わせ1枚の壁パネルとしているので、壁パネルと壁パネルを連結用のボルトとナットで締め付けると、その締め付け力により化粧シートが延びて浮きや押ししわなど、壁パネルからの遊離部がかご室内の化粧シートに発生し、意匠上非常に見栄えが悪くなる問題がある。
壁パネルの合わせ目に目地を設けないかご室では、壁パネルの昇降路側(意匠面と反対側)からL字型のスペーサを挿入し、化粧シートの曲げ部が直接押し合わされることを避けることで、化粧シートに浮きが発生せず、優れた意匠面になるようにしている。これは、かご室壁パネルの連結作業を狭い昇降路内でも容易に、かつ合理的に作業を行える(例えば特許文献1参照、)。
また、あわせ目に目地を設けるものにあっても、同様にスペーサが挿入されている(例えば特許文献2参照、)。
特開平11−349261号公報 特開平05−310387号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された発明におけるスペーサは小さい部品であり、スペーサの取り付けは最終組立段階に行われるため、挿入を忘れて壁パネルを組み立て、かご室内の化粧シートが膨れることにより意匠性を損なってしまったり、取り付け作業時にスペーサを落としたり、無くしてしまったりすることが多々あって、据付作業に思わぬ時間を要することがある。
また、作業自体もかご室から出て、狭い昇降路内で行うため、スペーサを入れ替えるという据付作業は非常に負荷がかかるものになっている。
この発明は上記のような問題を解消することを課題としたもので、化粧シートが貼着された壁パネルをボルト、ナット等の連結具で締め付けても、その締め付け力により、かご室内の化粧シートに壁パネルからの遊離部が発生しないエレベータかご室を提供することを目的とする。
この発明に係るエレベータかご室は、外側に折曲縁部を有すると共に、表面に化粧シートを貼着した複数枚の壁パネルをかご床に並べて立設し、その隣接する壁パネル相互を上記折曲縁部で連結して構成されるエレベータかご室において、上記折曲縁部に上記連結用の取り付け穴を複数個形成すると共に、上記取り付け穴周囲の所定部位に突起部を形成し、隣接する上記折曲縁部間に隙間を設けたことを特徴とするものである。
この発明は、化粧シートを貼着した壁パネルを有するエレベータかご室を構成するに際し、意匠性を損なうことなく、据付性を向上させることができるという効果がある。
以下に添付図面を参照して、この発明に係るエレベータかご室について好適な実施の形態を説明する。
実施の形態1.
図1〜図3はこの発明の実施の形態1を説明する図で、図1はエレベータかご室の構成を示す平面図である。この図1に示すように、エレベータかご室は、昇降路内での据付作業を容易にするために、壁面を複数に分割した壁パネル1〜3を連結し、かご床4とかご床4の上部に概ね鉛直に配置した壁パネル1〜3、及び壁パネル1〜3の上部にかご床4と概ね平行に配置した天井(図示せず)から構成されている。壁パネル1〜3は、開口部、即ち、出入り口の左右に配置した前面壁パネル1と、かご室内面と直交する方向に折り曲げた折曲縁部に側面壁パネル連結用の取り付け穴を有する側面壁パネル2、及びかご室の背面に位置し、かご室内面と直交する方向に折り曲げた折曲縁部と、かご室内面と平行方向に側面壁パネル連結用の取り付け穴を有する背面壁パネル3から構成される。なお、壁パネル1〜3の表面には、塩化ビニールをラミネートしたもの、或いは軟質のフィルムシートなどの化粧シート5が貼着されている。
図2は、壁パネルの取り付け面の構造を示す斜視図である。この図2において、壁パネル2には、かご室内面と直交する方向に折り曲げた折曲縁部6が形成され、この折曲縁部6に壁パネル連結用の取り付け穴7が形成されている。そして取り付け穴7の周囲に球面状の突起部8が4個づつ形成されている。なお、取り付け穴7の周囲に突起部8を設けるのは、その部分で締め付けを行うため、その締め付け力が化粧シート5に影響を与え易いためであり、突起部8は取り付け穴7周囲の所定部位に少なくとも1個所形成されていればよい。
突起部8は、図3に示すように、壁パネル2と壁パネル2をボルト9、ナット10で連結するとき、壁パネル2の相互間に隙間をつくり、この隙間で化粧シート5を浮かせることにより、この隙間で締め付け力によって発生する浮きやしわなどを吸収し、かご室内の化粧シート5に壁パネル2からの遊離部を発生させず、意匠性を確保することが可能となる。
また、従来使用していたスペーサも不要になり、取り付け時間が短縮できると共に、スペーサの落下、紛失などの予定外作業の対応もなくすことが可能となる。
上記のように、実施の形態1によれば、壁パネル連結用の取り付け穴7の周囲に突起部8を形成し、その取り付け穴7にボルト9を通し、ナット10により壁パネル2と壁パネル2を連結するので、この連結部で化粧シート5が浮き、かご室内の化粧シート5に浮きやしわなどの壁パネルからの遊離部を発生させないようにすることが可能となる。これにより意匠性、据付作業性を向上したエレベータかご室を得ることができる。
実施の形態2.
図4はこの発明の実施の形態2に係る壁パネルの取り付け面の構造を示す図で、(a)は部分斜視図、(b)は部分平面図である。この実施の形態では、図4に示すように、化粧シート40が貼着された壁パネル41に、かご室内面と直交する方向に折り曲げた折曲縁部42が形成されている。その折曲縁部42に取り付け穴43が形成され、取り付け穴43の周囲に楕円形状の突起または長楕円形状の突起部44が形成されている。この突起部44は長方形状の突起でもよい。なお、その他の構成については、実施の形態1と同様であるので、図示説明を省略する。
なお、図4ではボルト、ナット(いずれも図示せず)による取り付け穴43の周囲に4箇所の突起部44を形成しているが、突起部44は取り付け穴43の周囲に少なくとも1箇所形成すればよいことは言うまでもない。
以上のように、実施の形態2のようにすることで、壁パネル41相互を連結する時、壁パネル41と壁パネル41の連結部で化粧シート5が浮き、かご室内の化粧シート40に浮きやしわなど、壁パネル41からの遊離部が発生せず、意匠性、据付作業性を向上したエレベータかご室を得ることができる。
実施の形態3.
図5はこの発明の実施の形態3に係る壁パネルの取り付け面の構造を示す図で、(a)は部分斜視図、(b)は部分平面図である。この実施の形態では、図5に示すように、化粧シート50が貼着された壁パネル51に、かご室内面と直交する方向に折り曲げた折曲縁部52が形成されている。その折曲縁部52に取り付け穴53が形成され、この取り付け穴53が突起部54に形成されている。なお、その他の構成については、実施の形態1と同様であるので、図示説明を省略する。
以上のように、実施の形態3のようにすることで、壁パネル相互を連結する時、実施の形態1あるいは実施の形態2と同様に連結部で化粧シート50を浮かせることになる。これによりかご室内の化粧シート50に浮きやしわなど、壁パネル51からの遊離部が発生しないようにすることが可能となり、意匠性、据付作業性を向上したエレベータかご室を得ることができる。
実施の形態4.
図6はこの発明の実施の形態4に係る壁パネルの取り付け面の構造を示す図で、(a)は斜視図、(b)は(a)のA−A線断面図、(c)は(a)のB−B線断面図である。この実施の形態では、図6に示すように、化粧シート60が貼着された壁パネル61には、かご室内面と直交する方向に折り曲げた折曲縁部62が形成されている。その折曲縁部62に取り付け穴63が複数個形成されており、この複数個の取り付け穴63の全体を突起部64に設けることで、壁パネル相互を連結した時に、化粧シート60をその連結部で浮かせるという方法である。なお、その他の構成については、実施の形態1と同様であるので、図示説明を省略する。
即ち、実施の形態3ではボルト、ナット等の締結具による連結部の取り付け穴個々を突起部に形成したが、実施の形態4は、個々の取り付け穴63でなく取り付け穴63の全体に対して突起部64を設けることで、壁パネル61相互を連結した時に、化粧シート60を浮かせるという方法である。従って、取り付け穴63の周囲で発生する締め付け力を、化粧シート60を押さえる位置を壁の縦方向全体にすることにより、取り付け穴63の周囲だけでなく折り曲げ部62の全体に略均一化できることになる。
なお、取り付け穴全体に対して1個の突起部を形成する方法でなくても、複数個の取り付け穴を複数組に区分し、区分された各組に対して1個の突起部を形成する方法もある。例えば、4個のボルト、ナットで取り付ける場合は、図6(a)の上部2個の取り付け穴が1つの突起部上にあり、残りの下部2個の取り付け穴を別の突起部上に形成する方法である。このように、複数の取り付け穴を任意組数に区分し、区分された各組に対して1個の突起部を形成すればよい。
以上のように、実施の形態4のようにすることで、壁パネル61相互を連結する時は、実施の形態1、実施の形態2あるいは実施の形態3と同様に連結部で化粧シート60を浮かせることになる。これによりかご室内の化粧シート60に浮きやしわなど、壁パネル61からの遊離部が発生しないようにすることが可能となり、意匠性、据付作業性を向上したエレベータかご室を得ることができる。
なお、実施の形態1あるいは実施の形態2では、取り付け穴の周囲に突起部を形成し、実施の形態3あるいは実施の形態4では、取り付け穴を突起部に形成しているように、突起部は、取り付け穴の任意部位に形成すればよい。また、上記各実施の形態においては、隣接する特定の壁パネル相互を連結する場合について説明したが、隣接する他の壁パネル相互を連結する場合でも同様であり、隣接する壁パネル相互の連結部で化粧シートを浮かせ、かご室内の化粧シートに浮きやしわなど、壁パネルからの遊離部が発生しないようにする具体例については、この発明の主旨を逸脱しない範囲で諸種の設計的変更が考えられる。
この発明に係るエレベータかご室は、意匠性を損なうことなく、据付性を向上させるエレベータかご室へ利用できる。
この発明の実施の形態1によるエレベータかご室の構成を示す平面図である。 この発明の実施の形態1による壁パネルの取り付け面の構造を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1による壁パネルの連結部を示す平面図である。 この発明の実施の形態2による壁パネルの取り付け面の構造を示す図である。 この発明の実施の形態3による壁パネルの取り付け面の構造を示す図である。 この発明の実施の形態4による壁パネルの取り付け面の構造を示す図である。
符号の説明
1〜3、41、51、61 壁パネル
4 かご床
5、40、50、60 化粧シート
6、42、52、62 折曲縁部
7、43、53、63 取り付け穴
8、44、54、64 突起部
9 ボルト
10 ナット

Claims (4)

  1. 外側に折曲縁部を有すると共に、表面に化粧シートを貼着した複数枚の壁パネルをかご床に並べて立設し、その隣接する壁パネル相互を上記折曲縁部で連結して構成されるエレベータかご室において、
    上記折曲縁部に上記連結用の取り付け穴を複数個形成すると共に、上記取り付け穴周囲の所定部位に突起部を形成し、隣接する上記折曲縁部間に隙間を設けたことを特徴とするエレベータかご室。
  2. 上記突起部が、上記複数個の取り付け穴に形成されていることを特徴とする請求項1記載のエレベータかご室。
  3. 上記突起部が、上記複数個の取り付け穴を任意の数組に区分し、区分された組毎に形成されていることを特徴とする請求項1記載のエレベータかご室。
  4. 上記突起部が、複数個の突起部により構成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のエレベータかご室。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101966952A (zh) * 2010-06-29 2011-02-09 江南嘉捷电梯股份有限公司 电梯用轿厢结构
WO2017221418A1 (ja) * 2016-06-24 2017-12-28 三菱電機株式会社 エレベータのかご室壁
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