JP2007320623A - ラベル - Google Patents

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Abstract

【課題】ラベルを剥がす場合は傾斜ミシン線の破断から横ミシン線の破断へとスムーズに移行させることができ、キャップ部を回転させて開封する場合は液体収納容器の開封時の痕跡が明瞭に確認でき、開封・未開封の識別が容易にできるラベルを提供する。
【解決手段】胴部と胴部にねじ締結されたキャップ部とからなる容器をシールするために、実質的にキャップ部を覆う第1領域1Aと胴部を覆う第2領域1Bとからなるラベルにおいて、第1領域と第2領域の境界に形成された横ミシン線10と、横ミシン線からキャップ部の開封ねじり方向とは反対側へ斜め上方に傾斜して延びる傾斜ミシン線20と、傾斜ミシン線の終端部に所定のミシン線を介してつながり、第1領域の上端部から突出形成されたつまみ部1aと、傾斜ミシン線と所定のミシン線との連結部を起点として第1領域において傾斜ミシン線とは反対側に延長された延長ミシン線30とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、点眼薬容器などの液体収納容器に用いられるラベルに関する。
従来より、胴部と該胴部に締結されたキャップ部とからなる点眼薬容器などの液体収納容器を包装するために用いるラベルとしては、キャップ部を覆っているラベルを開封後に簡単に取り除くことができるものが要求されている。そして、下記特許文献1には、胴部を覆う下領域とキャップ部を覆う上領域の境界に横ミシン線が形成され、上領域の端部のつまみ部から横ミシン線まで延びる傾斜ミシン線が設けられているシーリングラベルが開示されている。
特許第3603263号公報
上記公報に記載されているシーリングラベルによれば、つまみ部を持ってシーリングラベルの上領域の傾斜ミシン線と横ミシン線を破断してシーリングラベルを剥がし、その後キャップ部をまわして2ステップの動作で開封したり、1ステップの動作でラベル包装されている容器のキャップ部を回転させ、シーリングラベルの横ミシン線を破断して開封することができる。
しかし、つまみ部を持ってシーリングラベルの上領域の傾斜ミシン線を破断させようとした場合、熱収縮性合成樹脂からなるシーリングラベルが円周方向に裂けてしまい、斜め下方に位置する次の切部に到達せず、開封不良となる問題がある。
また、キャップ部を回転させて1ステップで開封した場合、キャップ部を回転させるときの力のかけ具合により、傾斜ミシン線が全く破断せず横ミシン線だけが破断することがある。この場合、傾斜ミシン線が破断されないままキャップ部を元に戻すと、開封の痕跡が明瞭に確認できない問題がある。点眼薬容器などの容器においては、何者かの悪質ないたずらによる改竄を防止するために、開封・未開封の識別が目視で容易に行えるものが望まれている。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、つまみ部を持ってラベルを剥がす場合は傾斜ミシン線の破断から横ミシン線の破断へとスムーズに移行させることができ、1ステップでキャップ部を回転させて開封する場合は液体収納容器の開封時の痕跡が明瞭に確認でき、開封・未開封の識別が容易にできるラベルを提供することを目的とする。
課題を解決するための手段・発明の効果
上記課題を解決するため、本発明のラベルは、胴部と該胴部にねじ締結されたキャップ部とからなる容器をシールするために、実質的にキャップ部を覆うことになる第1領域と胴部を覆うことになる第2領域とからなるラベルにおいて、
第1領域と第2領域の境界に形成された横ミシン線と、
横ミシン線からキャップ部の開封ねじり方向とは反対側へ斜め上方に傾斜して延びる傾斜ミシン線と、
その傾斜ミシン線の終端部に所定のミシン線を介してつながり、第1領域の上端部から突出するように形成されたつまみ部と、
傾斜ミシン線と所定のミシン線との連結部を起点として第1領域において傾斜ミシン線とは反対側に延長された延長ミシン線とを備え、
キャップ部の開封ねじり作用により横ミシン線、傾斜ミシン線及び延長ミシン線に沿って破断が生じて、それら3つのミシン線で囲まれた部分がキャップ部からめくれ上がるようにされたことを特徴とする。
上記本発明によれば、キャップ部を回転させて開封する場合は、キャップ部の回転によって横ミシン線が破断するときに、固定された第2領域に対して回転する第1領域は、その傾斜ミシン線の傾斜方向がキャップ部の開封ねじり方向に対して斜め下方に傾斜して形成されているから、第1領域の傾斜ミシン線が形成されている側では傾斜ミシン線から、また、第1領域の傾斜ミシン線が形成されていない側では、横ミシン線から破断が開始される。よって、ラベルが破断されてキャップ部を取り外した時には、横ミシン線とともに傾斜ミシン線及び傾斜ミシン線から延長された延長ミシン線も破断していることになる。このため、1度開栓されたキャップ部を元に戻してキャップ部を閉じたときには、横ミシン線、傾斜ミシン線及び延長ミシン線で囲まれた部分が破断片として容器からめくれ上がる。この時、延長ミシン線も破断することによって、より大きな破談片として容器から浮き上がらせることができる。したがって、何者かがキャップ部を回転させて開栓した後にキャップ部を元に戻すような悪質ないたずらをした場合でも、使用者は、この破断片を目印としてキャップの開封・未開封が明瞭に確認することができ、改竄行為を効果的に防止することができる。
また、所定のミシン線は、
つまみ部の一方の側縁から傾斜ミシン線の終端につながるように形成されたつまみ部用第1ミシン線と、
つまみ部の他の側縁から傾斜ミシン線にはつながらないように中途で途切れるように形成されている。これによって、つまみ部を持ってラベルの第1領域を破断する場合、つまみ部の側縁からつまみ部用第1ミシン線とつまみ部用第2ミシン線とが形成されていることによって、第1領域を破断する際の抵抗が小さくなり、ミシン線に沿って破断しやすくなる。
また、延長ミシン線は傾斜ミシン線の延長線上に位置するように横ミシン線に対して傾斜して形成され、
それら傾斜ミシン線と延長ミシン線とが一直線上に連なるように形成されている。この構成によって、傾斜ミシン線及び延長ミシン線が第一領域を開封ねじり方向に対して斜め下方に傾斜して大きく形成されるため、力のかかりがスムーズになり、延長ミシン線及び傾斜ミシン線が破断しやすくなる。
また、延長ミシン線は傾斜ミシン線に対して所定の角度をなすように折れ曲がって形成されるように構成すると、回転方向のねじれによる破断力が作用しやすいラベルとなる。
また、横ミシン線と傾斜ミシン線の接点領域における横ミシン線の1又は2以上の切部が、その長さが他の切部より短い短尺切部として形成することができる。キャップ部を回転させて開封しようとすると、横ミシン線と傾斜ミシン線に沿って開封させる破断力が作用する。この時、横ミシン線において、横ミシン線と傾斜ミシン線の接点領域部分に短尺切部を連続させて形成することによって、単位長さに対する不切部の数が多くなり、その部分が破断に対する抵抗となる。そのため、短尺切部でない通常の切部で形成される傾斜ミシン線の方が横ミシン線より破断されやすくなる。このように、傾斜ミシン線が破断されやすい構成とすることにより、横ミシン線、傾斜ミシン線及び延長ミシン線が破断されて、これら3つのミシン線で囲まれた部分が破断片として容器からめくれ上がるラベルを得る。
以下、本発明の実施の形態を、図面を用いて説明する。本実施例は、主として点眼薬に用いるラベルについて例示しているが、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。
図1は、本発明に係るラベル1の展開正面図である。ラベル1は、熱収縮性の合成樹脂からなり、長方形状のフィルムまたはシートとして成形されている。このラベル1は、上半分の第1領域1Aと、下半分の第2領域1Bとを備えている。そして、第1領域1Aと第2領域1Bの境界には、境界に沿って横ミシン線10が形成されている。
第1領域1Aには、横ミシン線10から斜め上方に傾斜する傾斜ミシン線20と、その傾斜ミシン線20の終端部に所定のミシン線を介してつながり、第1領域1Aの上端部から突出するように形成されたつまみ部1aと、傾斜ミシン線20と所定のミシン線との連結部から傾斜ミシン線20とは反対側に延長する延長ミシン線30が形成されている。また、つまみ部1aから傾斜ミシン線20につながる所定のミシン線は、つまみ部1aの一方の側縁から傾斜ミシン線20の終端につながるように形成されたつまみ部用第1ミシン線40と、つまみ部1aの他の側縁から第1領域1Aの中途位置まで形成されたつまみ部用第2ミシン線50とされている。
また、第2領域1Bの表面または裏面には、図示しないが、例えば、収納された液薬の薬品名、商品名、製造元、販売元、容器・ラベルの材質、使用期限、製造番号等の法定表示が適宜記載された印刷層を設けることができ、第2領域1Bの裏面に接着剤が適宜の箇所に塗布されている。
横ミシン線10は、切部11と不切部12とが交互に形成されている。図2の拡大図に示すように、傾斜ミシン線20に対して鈍角側に形成される横ミシン線10の切部11を、切部11の先端を始点として所定の屈曲角度で形成された斜め切部13とからなるV字状切部14として形成してもよい。また、傾斜ミシン線20に対して鋭角側の横ミシン線10の切部を、切部15の先端を始点として所定の屈曲角度で形成された斜め切部17、18とからなるY字状切部19と、不切部16とをそれぞれ交互に形成することができる。傾斜ミシン線20との接点部分は、切部61の先端から所定の屈曲角度で斜め切部62が形成されその先端から所定の屈曲角度で形成された斜め切部63、64とからなる変形切部65として形成することができる。
傾斜ミシン線20は、切部21と不切部22とが交互に形成されている。切部21は、切部21の先端を始点として所定の屈曲角度で形成された斜め切部23とからなるV字状切部24として形成してもよい。
延長ミシン線30は、切部31と不切部32とが交互に形成されている。切部31は、切部31の先端を始点として所定の屈曲角度で形成された斜め切部33とからなるV字状切部34として形成することができる。
そして、つまみ部1aのそれぞれの側縁から延びるつまみ部用第1ミシン線40及びつまみ部用第2ミシン線50は、切部41、51と不切部42、52とによって形成されている。この時、つまみ部用第2ミシン線50を傾斜ミシン線20につながるように伸ばして形成すると、つまみ部1aから続く帯体のみが切除されて分離してしまうので、つまみ部用第2ミシン線50は傾斜ミシン線20に接しない程度の中途で途切れるように形成されている。なお、つまみ部用第2ミシン線50の端部から所定の屈曲角度で補助ミシン線53を第1領域1Aの中途位置まで形成してもよい。
図3に示すように、ラベル1は、点眼薬容器2の周側面に巻き回して取付けられ、熱収縮によって点眼薬容器2の形状に密着するように包装される。すなわち、ラベル1を点眼薬容器2に対して一端から巻き始め、一周してラベル1の重なり部同士を重ねて接着させる。このように点眼薬容器2を包装すると、第1領域1Aはキャップ部4を、第2領域1Bは胴部3を覆う。そして、横ミシン線10が点眼薬容器2のキャップ部4と胴部3の境界として点眼薬容器2を周回するように構成されている。
図4は、点眼薬容器2のキャップ部4を回して開封した状態を示した図である。点眼薬容器2を1ステップでキャップ部4を回転させて開封する場合、キャップ部4の回転によって横ミシン線10に沿って回転方向にねじられて破断力が作用し、横ミシン線10は切断し始める。また、傾斜ミシン線20に対しても回転方向にねじれが伝わって破断力が作用し、傾斜ミシン線20が切断し始める。この時、回転される第1領域1Aと固定される第2領域1Bにおいて、第1領域1Aに形成された傾斜ミシン線20の傾斜方向がキャップ部4の回転方向に対して斜め下方に傾斜して形成されているため、第1領域1Aの傾斜ミシン線20が形成されている側では傾斜ミシン線20から破断され、また、第1領域1Aの傾斜ミシン線20が形成されていない側では、横ミシン線10から破断される。よって、キャップ部4が開封されて横ミシン線10がすべて切断された時には、横ミシン線10に接続する傾斜ミシン線20は切断されており、傾斜ミシン線20が切断されず横ミシン線10のみが切断されることを防ぐ。
そして、傾斜ミシン線20から延長する延長ミシン線30によって第1領域1Aを切断するミシン線が大きく形成され、回転方向へのねじれによる破断力が作用しやすくなって、延長ミシン線30及び傾斜ミシン線20に沿ってラベルが大きく破断される。
このように、横ミシン線10、傾斜ミシン線20及び延長ミシン線30が破断することによって、これらに囲まれた部分が破断片60として点眼薬容器2からめくれ上がる。そして、破断片60がめくれ上がることによって開栓の痕跡を明確に残すことができ、使用者は破断片60の有無を目視にて確認するだけで、キャップの開栓・未開栓を容易に識別することができる。
図2に示すように、横ミシン線10の一部の切部11をV字状切部14として形成すると、回転方向のねじれが伝わりやすくなり、より効果的に切断される。そして、横ミシン線10の一部の切部11をY字状切部19として形成した場合、Y字状切部19と交互に形成される不切部16は、ミシン線を成形する金型の特性から通常の切部を形成した場合の不切部の長さよりも大きく成形される。このため、不切部16が傾斜ミシン線20の不切部22の長さよりも大きくなりその部分が破断に対する抵抗となる。したがって、傾斜ミシン線20及び延長部50の方が横ミシン線10より破断されやすくなる。
次に、つまみ部1aを持ってラベル1を開封する際は、図2に示すように、つまみ部1aのそれぞれの側縁から延びるミシン線がつまみ部用第1ミシン線40及びつまみ部用第2ミシン線50の2本となっているためラベルを破断する際の抵抗が小さくなり、ミシン線に沿って切断しやすくなる。そして、補助ミシン線53が第1領域1Aの途中までしか形成されていないため、つまみ部用第2ミシン線50側では補助ミシン線53の下端部でひっかかり、つまみ部用第1ミシン線40側は傾斜ミシン線20の破断と傾斜ミシン線20から続く横ミシン線10の破断へとスムーズに移行することができる。
上記のようにつまみ部1aを持って傾斜ミシン線20を破断させるとき、円周方向に力がかかり裂けやすいが、傾斜ミシン線20がV字状切部24によって形成されていると、円周方向に破断しても斜め切部23に裂け目がつながり、不切部22を切断して次のV字状切部24に連続して破断させることができる。そして、横ミシン線10の破断に移行すると、つまみ部1aを持って引っ張るため上方向に力がかかりやすく裂けやすくなる。しかし、横ミシン線10がV字状切部14によって形成されていると、斜め上方向に破断しても斜め切部13に裂け目が繋がり、次のV字状切部14に連続して破断させることができる。また、横ミシン線10の破断が進んで傾斜ミシン線20との接点部分に近づくにつれて、ラベルを破断させる力が下方向にかかり斜め下方向に裂けやすい。しかし、Y字状切部19で形成されていると、斜め上方向や斜め下方向に破断しても斜め切部17、18に裂け目がつながり、次のY字状切部19に連続して破断させることができる。このような構成によって、傾斜ミシン線20から横ミシン線10に沿って一周させ、キャップ部4を覆うラベル1の第1領域1Aを簡単に剥離させて開封することができる。
また、横ミシン線10と傾斜ミシン線20との接点部分が変形切部65として形成されていると、傾斜ミシン線20からの破断を横ミシン線10の破断につなげることができ、接点部分における開封不良を防ぐ。
次に、本発明の別の実施形態について説明する。ここで、上記実施形態と同様の部材は、同一の符号を付して説明を省略する。
図5は第2実施形態におけるラベルの展開正面図である。延長ミシン線30は傾斜ミシン線20に対して所定の角度をなすように折れ曲がって形成されている。このような構成によれば、キャップ部4を回して開封する場合に、回転方向のねじれによる破断力が作用しやすく力のかかりがスムーズとなり、傾斜ミシン線20及びそれに続く延長ミシン線30に沿って破断させることができる。また、延長ミシン線30を横ミシン線10と平行に形成することも可能である。この構成では、キャップ部4を回転させて開封するとき、回転によるひねりによって延長ミシン線30と横ミシン線10が破断され、更に、傾斜ミシン線20へ破断力が作用して、傾斜ミシン線20を破断させることができる。さらに、別の形態として、延長ミシン線30を湾曲させて曲線状に形成することも可能であり、このような構成によっても最適な破断性を得ることができる。
次に、図6に第3実施形態を示す。図1の構成では、延長ミシン線30は傾斜ミシン線20とつまみ部用第1ミシン線40との連結部から切部31と不切部32とが一直線上に形成されているが、図6の構成に示すように、延長ミシン線30の最後の切部を切部35として所定の角度で折れ曲がるように形成してもよい。この構成により、延長ミシン線30の破断が切部35で終わり、これ以上避けてしまうことを防ぐ。
また、第4の実施形態として、図7に示すように、横ミシン線10と傾斜ミシン線20の接点領域における横ミシン線10の一部の切部を、切部11の長さDより短いdを長さとした短尺切部11aとして形成することもできる。この構成では、横ミシン線10は切部11と不切部12が連続して形成されており、横ミシン線10と傾斜ミシン線20の接点領域では短尺切部11aと不切部12が連続して形成されている。一方、傾斜ミシン線は、切部21と不切部22とが連続して形成されている。このとき、横ミシン線10が短尺切部11aによって形成された部分では、単位長さに対する不切部12の数が多くなり、短尺切部11aが連続する部分が破断に対する抵抗となる。そのため、短尺切部11aでない通常の切部で形成される傾斜ミシン線20の方が横ミシン線10より破断されやすくなり、傾斜ミシン線20が切断されず横ミシン線10のみが切断されることを防ぐことができる。なお、横ミシン線10において、抵抗となるように短尺切部11aを配置した形態は、本実施形態に限定されるものではない。
この発明は、例えば、使用者がつまみ部1aを持ってラベル1を開封しようとするとき、単一動作でスムーズにラベル1を剥がし除去することができる。また、このラベル1で包装された点眼薬容器2を、そのままキャップ部4を回して開封することも可能であり、その際、開封時の痕跡として破断片60が容易に視認でき、修復ができないことから改竄防止に役立つものである。
本発明の第1実施形態におけるラベルの展開正面図。 図1のラベルのミシン線の形態を示す拡大図。 ラベルで包装した容器を示す外観斜視図。 容器のキャップを回して開封した状態を示す外観斜視図。 本発明の第2実施形態におけるラベルの展開正面図。 本発明の第3実施形態を示す拡大図。 本発明の第4実施形態を示す拡大図。
符号の説明
1 ラベル
1A 第1領域
1B 第2領域
1a つまみ部
2 点眼薬容器
3 胴部
4 キャップ部
10 横ミシン線
11、15、21、31、41、51 切部
12、16、22、32、42、52 不切部
13、17、18、23 斜め切部
14、24 V字状切部
19 Y字状切部
20 傾斜ミシン線
30 延長ミシン線
40 つまみ部用第1ミシン線
50 つまみ部用第2ミシン線
53 補助ミシン線
60 破断片

Claims (5)

  1. 胴部と該胴部にねじ締結されたキャップ部とからなる容器をシールするために、実質的に前記キャップ部を覆うことになる第1領域と前記胴部を覆うことになる第2領域とからなるラベルにおいて、
    前記第1領域と前記第2領域の境界に形成された横ミシン線と、
    前記横ミシン線から前記キャップ部の開封ねじり方向とは反対側へ斜め上方に傾斜して延びる傾斜ミシン線と、
    その傾斜ミシン線の終端部に所定のミシン線を介してつながり、前記第1領域の上端部から突出するように形成されたつまみ部と、
    前記傾斜ミシン線と前記所定のミシン線との連結部を起点として前記第1領域において前記傾斜ミシン線とは反対側に延長された延長ミシン線とを備え、
    前記キャップ部の開封ねじり作用により前記横ミシン線、前記傾斜ミシン線及び前記延長ミシン線に沿って破断が生じて、それら3つのミシン線で囲まれた部分が前記キャップ部からめくれ上がるようにされたことを特徴とするラベル。
  2. 前記所定のミシン線は、
    前記つまみ部の一方の側縁から前記傾斜ミシン線の終端につながるように形成されたつまみ部用第1ミシン線と、
    前記つまみ部の他の側縁から前記傾斜ミシン線にはつながらないように中途で途切れるように形成されたつまみ部用第2ミシン線とを備える請求項1に記載のラベル。
  3. 前記延長ミシン線は前記傾斜ミシン線の延長線上に位置するように前記横ミシン線に対して傾斜して形成され、
    それら傾斜ミシン線と延長ミシン線とが一直線上に連なる請求項1または2に記載のラベル。
  4. 前記延長ミシン線は前記傾斜ミシン線に対して所定の角度をなすように折れ曲がって形成された請求請求項1または2に記載のラベル。
  5. 前記横ミシン線と前記傾斜ミシン線の接点領域における前記横ミシン線の1又は2以上の切部が、その長さが他の切部より短い短尺切部として形成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のラベル。
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