JPH1053261A - キャップシール - Google Patents
キャップシールInfo
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- JPH1053261A JPH1053261A JP8210670A JP21067096A JPH1053261A JP H1053261 A JPH1053261 A JP H1053261A JP 8210670 A JP8210670 A JP 8210670A JP 21067096 A JP21067096 A JP 21067096A JP H1053261 A JPH1053261 A JP H1053261A
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Abstract
ると、破断線に沿う一部が引き裂かれてめくれ、顕著な
証拠となるキャップシールを提供する。 【解決手段】 内容物を充填した容器をキャップ部3で
封止し、キャップ部3と前記容器の一部を被覆して封緘
するとともに、周方向への外力により破断する破断線4
が環状に形成されたキャップシール12において、前記
キャップシール12に、前記破断線4から上方へ斜め
に、かつ、互いに所定距離で離間してそれぞれ相反する
方向へ所定長さで延伸する逆ハの字状の破断線13,1
4を周方向へ少なくとも一つ形成するとともに、この破
断線13,14間において少なくとも一つの周方向の破
断線15,16を所定長さで形成して構成した。
Description
味料用容器、医薬品用容器、化粧品用容器等のガラス、
樹脂又は金属等から構成される容器としての瓶部とその
キャップ部を被覆して封緘するキャップシールに、いた
ずら・開封操作等が施された場合に、その証拠が外観上
判然と残るようにしたものである。
た場合に、製造者以外の第三者によって中身が改変され
たり、抜き取りなどのいたずらがなされたことがないこ
とを証明する手段(ピルファープルーフ)として普遍的
に用いられているものである。この手段を有するキャッ
プシールは、例えば図6に示すように、瓶口2をキャッ
プ部3で閉じた瓶部9に、キャップ部3の天部に達する
熱収縮性樹脂からなる筒状フィルムを嵌挿して加熱し密
着させたもので、ビード部5が半径方向へ突出している
ために抜け止めされている。
側で環状に、所謂ミシン目などの1本の破断線4が形成
されている。さらに、この環状の破断線4に直交する方
向で2本の破断線6,7が上方に向け、キャップ部3の
頂部においてその周囲を包囲する辺縁8に至り形成され
ている。この破断線6,7は開封時に切り取ってキャッ
プシール1の上部1aを除去するためのものであり、通
常一般的に用いられている。
にキャップシール1を回転させると、キャップ部3に密
着する上部1aに回転力が加わる一方、下部1bはビー
ド部5及び瓶部9に密着して固定しているので破断線4
が容易に引き裂かれる結果、上部1aと下部1bとが明
確に分離していたずらがなされたことの証拠となる。
4は1本で水平方向で直線状に形成されているから、仮
に破断しても上部1aと下部1bを隙間なく合わせてお
けば、一見では元の状態と同じ外観を呈し、破断してい
ることが判然としないであたかも修復された如き場合が
ある。従って、開封したものを未開封と誤認することも
時としてある。
いたずら目的でキャップシールを開封したとき、その破
断線に沿った一部が引き裂かれてめくれるなどして修復
不可能となり、したがって開封の証拠が判然となるよう
にしたキャップシールを提供する。
プシールは、請求項1によれば、内容物を充填した容器
をキャップ部で封止し、該キャップ部と前記容器の一部
を被覆して封緘するとともに、周方向への外力により破
断する環状の破断線が形成されたキャップシールにおい
て、前記キャップシールに、前記環状の破断線から上方
へ斜めに、かつ、互いに所定距離で離間してそれぞれ相
反する方向へ所定長さで延伸する一対の破断線を周方向
へ少なくとも一つ形成してなることを特徴とする。
してキャップシールを回転させれば、キャップシールに
おける上方へ斜めに、かつ、互いに所定距離で離間して
それぞれ相反する方向へ所定長さで延伸する一対(以下
逆ハの字状という)の破断線のうちの回転方向前方の破
断線は破断されることなく、回転方向に交叉する後方の
破断線が破壊され、この後方の破断線と交叉する環状の
破断線が破壊され、その交叉部分の切れ端がめくれるな
どして、外観的に判然としていたずらが加えられた証拠
となる。
た容器をキャップ部で封止し、該キャップ部と前記容器
の一部を被覆して封緘するとともに、周方向への外力に
より破断する環状の破断線が形成されたキャップシール
において、前記キャップシールに、前記環状の破断線か
ら上方へ斜めに、かつ、互いに所定距離で離間してそれ
ぞれ相反する方向へ所定長さで延伸する一対の破断線を
周方向へ少なくとも一つ形成するとともに、該破断線間
に少なくとも一つの周方向の破断線を所定長さで形成し
てなることを特徴とする。
してキャップシールを回転させれば、キャップシールの
逆ハの字状の破断線のうちの回転方向前方の破断線は、
逆ハの字状の破断線間の破断線のミシン目の切れ目がふ
くらみ、一時的に緩衝の働きをするので破断されること
なく、回転方向に交叉する後方の破断線が破壊され、こ
の後方の破断線と交叉する環状の破断線が破壊され、そ
の交叉部分は回転とともに引き裂かれて切れ端がめくれ
る効果が顕著になり、外観的に判然としていたずらが加
えられた証拠となる。
基づき説明する。図1に示すように、ビード部5で抜け
止めされて瓶部9からキャップ部3にかけて従来同様に
密着したキャップシール12は、従来と同じ環状の破断
線(以下第1の破断線という)4とそれから上方に立ち
上がる破断線(以下第2の破断線という)6,7を有す
るとともに、これらに加えて、前記第1の破断線4から
斜め上方へ互いに相反する方向へ立ち上がる一対で逆ハ
の字状の破断線(以下第3の破断線という)13,14
が形成され、かつ、この第3の破断線13,14の間に
上下配置で一対の周方向の破断線(以下第4の破断線と
いう)15,16が形成されている。
5,16はキャップシール12の上部12aに周方向へ
一定間隔で複数箇所に形成するが、第2の破断線6,7
に重ならないよう一箇所にのみ形成することとしてもよ
い。第3の破断線13,14の傾斜角度は任意であり、
また、第4の破断線15,16はいずれか一つで足る。
なお、緩衝性を高めるため、複数の第4の破断線15,
16を形成する場合の間隔は、これらが第3の破断線1
3,14の範囲内に収まるものであれば任意である。
ものと何等変更は無いが、第4の破断線15,16の形
成については、キャップシールの材質・厚みにより適宜
設けられるものである。また、キャップシール12をキ
ャップ部3から瓶部9にかけて装着する方法についても
従来のものと何等変更は無い。さらに、第3及び第4の
破断線13〜16の形成方法も従来周知の第1及び第2
の破断線4,6,7を形成する方法と同じであり、所定
ピッチのミシン刃が用いられる。
12の作用について説明すると、瓶内の液体を抜き取り
又は瓶内に異物等を混入しようとしてキャップ部3を開
封しようとすれば、通例、キャップシール12を反時計
回りに回転させることが考えられる。そこで、説明の都
合上、図2に示すように、反時計方向回りにキャップシ
ール12の上部12aを回転させる目安として、第1の
破断線4を挟んで上部12aと下部12bにマークMを
付けて説明する。
場合において、キャップ部がスクリュウキャップである
キャップシール12の上部12aを回すと(マークMの
位置ずれを「l」とする)、回転とともにキャップ部3
とキャップシール12の上部12aは、上昇しようとす
る。
の力が作用し、破断線には引っ張り力と剪断の力が働
き、同時に破断しようとするが、先ず第1の破断線4の
うち、図2中に便宜的に示す部位a、及び一方の部位b
が破断することになる。これはキャップシール12の下
部12bがビード部5及び瓶部9に密着しているため、
キャップシール12を形成するフィルムに伸びる余地が
殆どないためである。
線4のうち、部位cと第3の破断線13に破断が生じ
る。これは、回転に伴う捻り力が作用しているが、回転
捻り方向と同じ方向の第3の破断線14には力の影響は
殆どなく、また、他方の第3の破断線13には、直交す
る力が作用するためである。第4の破断線15,16は
その効果を最大限に発揮させるためのクッションとして
作用する。
り力が働き、小さい寸法ではあるが、破断線が広がり、
破断線4,13の交点部分にかかる周方向の力を軽減さ
せる一方、回転捻り力(剪断力)が上方に合力されて、
斜め上方に形成される破断線13を破断するよう作用す
るためと思われる。
部分のマークMの位置ずれ「l」相当部分が、図4に示
すように破断し、キャップシールの破断線のない部分を
引き裂く力は破断線で弱められた部分よりも大きな力で
要するため、第3の破断線13と第1の破断線4とで形
成される三角形状の切れ端20が、例えば、図5に示す
ように引き裂かれてめくれた状態となる。このとき、図
4に示すように、キャップシール12は切れ端20を形
成して上部12aと下部12bに別れる。しかしなが
ら、下部12bは破壊されずに残ることになる。
には、最初の段階で破断しないで残存する部位はマーク
Mの位置ずれ「l」相当部分の部位dであり、結果とし
て同様となるが、破断線15,16がある方が効果が大
きい。さらに、時計回りに回転させる場合は、一方の第
3の破断線14側が同様の状態となる。
12を元に戻しても、図5に示すように、切れ端20が
引き裂かれ、めくれて修復不可能になるために判然と
し、外観上きわめて顕著に識別できることとなるから、
いたずら・開封操作をした証拠が判然とするというもの
である。
ら・開封目的でキャップシールを回転させると、逆ハの
字状の破断線が破断してその切れ端が引き裂かれてめく
れ、修復不可能となるようにして判然と外観的に確認で
きるようにしたので、従来のキャップシールには求めら
れない証拠能力を有するキャップシールである。
視図
Claims (2)
- 【請求項1】 内容物を充填した容器をキャップ部で封
止し、該キャップ部と前記容器の一部を被覆して封緘す
るとともに、周方向への外力により破断する環状の破断
線が形成されたキャップシールにおいて、前記キャップ
シールに、前記環状の破断線から上方へ斜めに、かつ、
互いに所定距離で離間してそれぞれ相反する方向へ所定
長さで延伸する一対の破断線を周方向へ少なくとも一つ
形成してなることを特徴とするキャップシール。 - 【請求項2】 内容物を充填した容器をキャップ部で封
止し、該キャップ部と前記容器の一部を被覆して封緘す
るとともに、周方向への外力により破断する環状の破断
線が形成されたキャップシールにおいて、前記キャップ
シールに、前記環状の破断線から上方へ斜めに、かつ、
互いに所定距離で離間してそれぞれ相反する方向へ所定
長さで延伸する一対の破断線を周方向へ少なくとも一つ
形成するとともに、該破断線間に少なくとも一つの周方
向の破断線を所定長さで形成してなることを特徴とする
キャップシール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21067096A JP3881724B2 (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | キャップシール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21067096A JP3881724B2 (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | キャップシール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1053261A true JPH1053261A (ja) | 1998-02-24 |
JP3881724B2 JP3881724B2 (ja) | 2007-02-14 |
Family
ID=16593175
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21067096A Expired - Fee Related JP3881724B2 (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | キャップシール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3881724B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001012518A1 (fr) * | 1999-08-17 | 2001-02-22 | Santen Pharmaceutical Co., Ltd. | Etiquette de scellement |
JP2007320623A (ja) * | 2006-05-31 | 2007-12-13 | Iwata Label Co Ltd | ラベル |
US7819287B2 (en) | 2004-08-09 | 2010-10-26 | Fancl Corporation | Container with sealing cap |
JP2011057247A (ja) * | 2009-09-09 | 2011-03-24 | Fuji Seal International Inc | キャップシール包装体 |
CN102812272A (zh) * | 2010-02-05 | 2012-12-05 | Skf公司 | 耐磨套筒 |
WO2014175411A1 (ja) * | 2013-04-26 | 2014-10-30 | 参天製薬株式会社 | キャップシール形成用基材、及びキャップシール包装体 |
-
1996
- 1996-08-09 JP JP21067096A patent/JP3881724B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001012518A1 (fr) * | 1999-08-17 | 2001-02-22 | Santen Pharmaceutical Co., Ltd. | Etiquette de scellement |
US6746744B1 (en) | 1999-08-17 | 2004-06-08 | Santen Pharmaceutical Co., Ltd. | Sealing label |
US7819287B2 (en) | 2004-08-09 | 2010-10-26 | Fancl Corporation | Container with sealing cap |
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WO2014175411A1 (ja) * | 2013-04-26 | 2014-10-30 | 参天製薬株式会社 | キャップシール形成用基材、及びキャップシール包装体 |
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