JP2006021783A - 不正開封防止機能付きプラスチック口栓キャップ - Google Patents

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Abstract

【課題】容器注出口部に螺着して施蓋閉栓したキャップを開封方向に回転させてリング状バンド部を切り破った後に、直ちに該キャップAの円筒部2を閉栓方向に回転螺着して閉栓した場合に、その口栓の外形を目視するだけでリング状バンド部4が破断している事実を外観的に明確に確認、判別することが容易なキャップを提供することにある。
【解決手段】天板部1と、筒内周に螺子部2aが設けられた円筒部2と、該円筒部2の下端部に複数個所の繋ぎ部7を設けてリング状に連設された薄板状のリング状バンド部4と、該バンド部4の母線方向に設けた切欠部又はハーフカット部6と、該リング状バンド部4のリング内周下端にヒンジ5aを介して該リング状バンド部4のリング内方中心に向かって略水平方向に延設した複数枚の係止板5とを備え、各々繋ぎ部7を挟んで円筒部2の下端部とリング状バンド部4との間にスリット状間隙部7aを設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、牛乳、ジュース等の飲料や液状食品、あるいは液状非食品を充填包装する紙パック等の液体包装用紙容器をはじめとして、各種のプラスチック容器等の液体包装容器の注出口として取り付けるための不正開封防止機能付きプラスチック口栓キャップに関する。
一般に不正開封防止機能付きプラスチック口栓は、図3(a)に示すように、キャップAと、該キャップAによって施蓋封止される開封用のプルリング18を備えたプルオープンタイプのプルリング付きの容器注出口部B、又はプルリングの無い容器注出口部B(図示せず)からなり、キャップAと容器注出口部Bとは互いに所定の開封防止構造を備え、キャップAを注出口部Bに螺着して閉栓封止することができ、キャップAを開栓した際には、再度、元の閉栓状態の形状に復元できない構造になっていて、容器の未開栓性(バージン性)を付与するために使用されている。
一般的に上記の不正開封防止機能付きプラスチック口栓のキャップAとしては、例えば図3(a)の側断面図に示すように、天板部1と、円周面に母線方向にローレット2bを刻設した円筒部2と、該円筒部2の筒内周に設けた螺子部2aと、該円筒部2の下端部に、必要に応じて設けたハーフカット部3を介してリング状に連設した薄板状のリング状バンド部4と、該リング状バンド部4の母線方向の一部に設けたリング状バンド部4を容易に破断するための易破断部として切欠部6とを備え、該バンド部4のリング内周下端に、その下端に沿うヒンジ線5aを介して、図3(b)のL−L平面断面図に示すリング中心内方に向かって略水平方向から起立方向に折り曲げ可能に延設した複数枚の係止板5を備えた各種形態の不正開封防止機能付きプラスチックキャップAがある。
ところで、上記のような不正開封防止機能付きプラスチック口栓のキャップAは、図3(a)の側断面図に示すように、キャップ円筒部2の螺子部2aを、プラスチックボトルの注出口部Bや紙製容器に取付けられる注出口部Bの円筒部13の外周に設けた螺子部13aに螺着しながら、リング状バンド部4を該注出口部Bの外周にリング状に設けた凸部14に嵌入して取り付けられるものであるが、その際に、図3(b)のL−L平面断面図に示すリング状バンド部4の下端内周に延設した複数枚の水平方向の係止板5は、容器の注出口部Bの外周にリング状に設けた凸部14を乗り越えて嵌入し、折り曲げ部5aを介して起立方向に折り曲げられ、その係止板5の先端部5bは、注出口部Bの凸部14下部に係合して、キャップAは、容器注出口部Bから外れないように係止され閉栓されて取り付けられるようになっている。なお、紙製容器に取付けられる注出口部Bの場合には、円筒部13の下端外周にフランジ板19を備え、該フランジ板19を介して、紙製容器の開口部に取付けられる。
そして、図3(a)に示す不正開封防止機能付きプラスチック口栓の容器注出口部Bに螺着して施蓋したキャップAの円筒部2を開封方向に回転させると、円筒部2とリング状バンド部4は共に、容器注出口部Bの上端方向に徐々に旋回移動し、容器の注出口部Bの円筒部13の外周の凸部14下部に係合している該バンド部4の係止板5には、バンド部4の直径を拡張する水平姿勢方向への応力が掛かり、バンド部4の切欠部6にも拡張による張力が掛かり、やがて、バンド部4は円筒部2に接続した状態で切欠部6から破断するとともに、ハーフカット部3を介して、円筒部2とバンド部4とは切り離され、口栓は開栓されて、不正開封が検知できるものである。
また、図4の側断面図に示すように、不正開封防止機能付きプラスチック口栓のキャップAを螺着して施蓋した注出口部Bとしては、その外周にリング状に設けた前記凸部14下部外周に、前記複数の係止板5の枚数に対応する数の該係止板5が嵌合する凹部が形成されるように複数の凸部15を設けたものがあり、図4に示す容器注出口部Bに螺着したキャップAの円筒部2を開封方向に回転させると、円筒部2とリング状バンド部4は共に容器注出口部Bの上端方向に徐々に旋回移動しようとするが、容器の注出口部Bの円筒部13の外周の凸部14下部の各々凹部(各凸部15の間)に係合している該バンド部4の係止板5によってリング状バンド部4は回転せず、円筒部2とリング状バンド部4は、その間のハーフカット部3を介して互いに切り離され、不正開封が検知できるものである。なお、図5は、図4に示す不正開封防止機能付きプラスチック口栓のキャップAからリング状バンド部4をハーフカット部3を介して切り離した状態の側断面図である。
図6(a)〜(d)は、不正開封防止機能付きプラスチック口栓として使用される従来の一般的なキャップAの各種構造を示す側面図であり、(a)に示すキャップAは、リング状バンド部4の径が円筒部2の径より太径であり、リング状バンド部4の下部に繋ぎ部6aのあるバンド部4破断用の切欠部6が設けられ、また、(b)に示すキャップAは、リング状バンド部4の径と円筒部2の径が略同径であり、リング状バンド部4の母線方向の一部に縦方向のいずれにも繋ぎ部6aのないハーフカット形式によるバンド部4破断用の切欠部6が設けられ、(c)に示すキャップAは、リング状バンド部4の径と円筒部2の径が略同径であり、リング状バンド部4の下部に繋ぎ部6aのあるバンド部4破断用の切欠部6が設けられ、(d)に示すキャップAは、リング状バンド部4の径と円筒部2の径が略同径であり、リング状バンド部4の上部に繋ぎ部6aのあるバンド部4破断用の切欠部6が設けられている。
そして、上記キャップAと注出口部Bとによる不正開封防止機能付きプラスチック口栓は、図7の全体斜視図に示すように、液体包装容器20(例えば、角筒状の液体包装用紙製容器、紙パック)の上面部21の口栓取付け用孔設部に、整合して取り付けられるものである。
上記の不正開封防止機能付きプラスチック口栓のキャップAに関する技術としては、例えば、実公昭46−24149号公報、実公昭46−24151号公報、USP.No.4550844号公報、特開平8−48350号公報、特開平8−91401号公報、特開平10−218211号公報などがある。
また、上記プルオープンタイプのプルリング付き注出口部Bに関する技術としては、例えば、特開平6−24459号公報、実開平5−72755号などがある。
ところで、図7に示すような容器20の不正開封防止機能付きプラスチック口栓は、その容器注出口部Bに螺着して施蓋閉栓したキャップAの円筒部2を開栓(開封)方向に回転させることにより、リング状バンド部4の径の拡大により、該リング状バンド部4がその切欠部6が切り破られて破断するとともに、リング状バンド部4の径の拡大と破断により、ハーフカット部3を介して円筒部2よりリング状バンド部4が切り離されることにより口栓が開栓するものである。
ところが、例えば、キャップAの円筒部2を開栓(開封)方向に回転させて、リング状バンド部4を、その径の拡大により切欠部6を切り破って破断した後に、直ちに、該キャップAの円筒部2を閉栓方向に回転螺着して閉栓した場合には、図8の部分斜視図に示すように、口栓の円筒部2とリング状バンド部4は、外観的に互いにハーフカット部3のラインに沿って密接した状態が保持されていて、切欠部6の幅が僅かに開いていることが確認されるだけであって、その口栓の開栓状態の外形を目視しただけでは、リング状バンド
部4が切欠部6にて破断している事実を、外観的に明確に確認、判別することが困難な場合があった。
以下に、公知の特許文献を記載する。
特開平6−24459号公報 実開平5−72755号 実公昭46−24149号公報 実公昭46−24151号公報 USP.No.4550844号公報 特開平8−48350号公報 特開平8−91401号公報 特開平10−218211号公報
本発明の課題は、不正開封防止機能付きプラスチック口栓を構成するキャップにおいて容器注出口部に螺着して施蓋閉栓したキャップを開封方向に回転させて、リング状バンド部を切り破った後に、直ちに、該キャップAの円筒部2を閉栓方向に回転螺着して閉栓した場合において、その口栓の外形を目視するだけで、リング状バンド部4が破断している事実を外観的に明確に確認、判別することが容易な不正開封防止機能付きプラスチック口栓キャップを提供することにある。
本発明の請求項1に係る発明は、天板部1と、筒内周に螺子部2aが設けられた円筒部2と、該円筒部2の下端部に複数個所の繋ぎ部7を設けてリング状に連設された薄板状のリング状バンド部4と、該バンド部4の母線方向に設けた切欠部又はハーフカット部6と、該リング状バンド部4のリング内周下端にヒンジ5aを介して該リング状バンド部4のリング内方中心に向かって略水平方向に延設した複数枚の係止板5とを備えた液体包装容器用口栓キャップにおいて、前記複数個所の各々繋ぎ部7を挟んで円筒部2の下端部とリング状バンド部4との間に、スリット状間隙部7aを設けたことを特徴とする不正開封防止機能付きプラスチック口栓キャップである。
本発明の請求項2に係る発明は、天板部1と、筒内周に螺子部2aが設けられた円筒部2と、該円筒部2の外周に母線方向に微細凹凸ライン状に刻設されたローレット2bと、該円筒部2の下端部に複数個所の繋ぎ部7を設けてリング状に連設された薄板状のリング状バンド部4と、該バンド部4の母線方向に設けた切欠部又はハーフカット部6と、該リング状バンド部4のリング内周下端にヒンジ5aを介して該リング状バンド部4のリング内方中心に向かって略水平方向に延設した複数枚の係止板5とを備えた液体包装容器用口栓キャップにおいて、前記複数個所の各々繋ぎ部7を挟んで円筒部2の下端部とリング状バンド部4との間に、スリット状間隙部7aを設けたことを特徴とする不正開封防止機能付きプラスチック口栓キャップである。
本発明の不正開封防止機能付きプラスチック口栓キャップによれば、図1(a)〜(d)に示すように、複数個所の各々繋ぎ部7を挟んで円筒部2の下端部とリング状バンド部4との間に、スリット状間隙部7aを設けたので、図2(a)の部分斜視図に示す容器20の注出口部Bに螺着して施蓋閉栓した状態のキャップAを、その円筒部2を手指にて掴み、開栓(開封)方向に回転させることにより、図2(b)に示すようにリング状バンド部4を切欠部6を介して切り破り破断した後に、直ちに、該キャップAの円筒部2を閉栓方向に回転して、開栓前の元の状態に螺着して閉栓した場合には、該キャップAの円筒部2の下端部とリング状バンド部4との間には、円筒部2の下端部側又はリング状バンド部4側に残留する繋ぎ部7の突起部分と、スリット状間隙部7aが存在するために、円筒部2の下端部とリング状バンド部4は互いに密接せず、スリット状間隙部7aによる空間が生じて、リング状バンド部4は、閉栓時のリング形状状態に修復することが困難になり、リング状バンド部4の外周に母線方向に設けた1乃至複数の切欠部6にて破断したリング状バンド部4の破断状態が、目視によって容易に確認でき、そのために、開栓後に閉栓した口栓の外形を目視するだけで、開栓した事実、及びリング状バンド部4が破断している事実を、外観的に明確に確認、判別することができるものである。
本発明の不正開封防止機能付きプラスチック口栓キャップを、図1(a)〜(d)に示す実施の形態に基づいて以下に詳細に説明する。
本発明の不正開封防止機能付きプラスチック口栓キャップAは、図1(a)の側面図、及び図3(a)の側断面図、及び図3(b)のL−L平面断面図に示すように、天板部1により一方が閉鎖された円筒部2の筒内周に螺子部2aが設けら、該円筒部2の下端部には、複数個所の繋ぎ部7を介してリング状に連設された薄板状のリング状バンド部4を備えている。
前記繋ぎ部7は、図3(a)の側断面図に示す一般的な不正開封防止機能付きプラスチック口栓のキャップAにおけるハーフカット部3に相当する部位であって、円筒部2の下端部とリング状バンド部4との境界に沿って設けられている。
前記リング状バンド部4の母線方向には、図1(a)に示すように、該バンド部4を容易に破断するための切欠部6が設けられている。
また、前記リング状バンド部4のリング内周下端には、図3(a)の側断面図及び図3(b)のL−L平面断面図に示すように、ヒンジ5aを介して、該リング状バンド部4のリング内方中心に向かって略水平方向に延設した複数枚の係止板5を備えている。
図1(a)の側面図に示すように、前記円筒部2の下端部と、リング状バンド部4との間には、複数個所に略等間隔に繋ぎ部7が設けられ、該繋ぎ部7を介して円筒部2とリング状バンド部4とが互いに連設されている。
そして、該円筒部2の下端部とリング状バンド部4との間には、複数個所の各々繋ぎ部7を挟んで、該円筒部2の下端部とリング状バンド部4との境界線に沿うスリット状間隙部7aが設けられている。
図1(a)の側面図に示すように、本発明の不正開封防止機能付きプラスチック口栓キャップAの円筒部2の外周には、母線方向に微細凹凸ライン状にローレット2bが刻設されていてもよいし、刻設されていなくてもよいが、ローレット2bを備えることにより、キャップAの円筒部2を、手指にて掴んで回転させる際における摩擦力を高めるものであ
る。なお、ローレット2bを備える場合は、前記円筒部2のライン状溝部2cの円筒部2の外周面からの深さは本発明においては特に限定されないが、例えば、0.5mm〜1.0mm、あるいは1.0mm〜3.0mm程度が適当である。
本発明の不正開封防止機能付きプラスチック口栓キャップAの一実施の形態としては、図1(a)の側面図に示すように、円筒部2の外周には、母線方向に微細凹凸ライン状にローレット2bが刻設されていてもされていなくてもよいが、円筒部2の下端部とリング状バンド部4との間には、複数個所の各々繋ぎ部7を挟んで、該円筒部2の下端部とリング状バンド部4との境界線に沿うようにスリット状間隙部7aが設けられている。
そして、リング状バンド部4の径と円筒部2の径とは略同径であり、リング状バンド部4の母線方向の一部には、その下部に繋ぎ部6aのあるバンド部4破断用の切欠部6が設けられている。
本発明の不正開封防止機能付きプラスチック口栓キャップの他の実施の形態としては、図1(b)の側面図に示すように、円筒部2の外周には、母線方向に微細凹凸ライン状にローレット2bが刻設されていてもされていなくてもよいが、円筒部2の下端部とリング状バンド部4との間には、複数個所の各々繋ぎ部7を挟んで、該円筒部2の下端部とリング状バンド部4との境界線に沿うようにスリット状間隙部7aが設けられている。
そして、リング状バンド部4の径と円筒部2の径とは略同径であり、リング状バンド部4の母線方向の一部には、その上部に繋ぎ部6aのあるバンド部4破断用の切欠部6が設けられている。
本発明の不正開封防止機能付きプラスチック口栓キャップのその他の実施の形態としては、図1(c)の側面図に示すように、円筒部2の外周には、母線方向に微細凹凸ライン状にローレット2bが刻設されていてもされていなくてもよいが、円筒部2の下端部とリング状バンド部4との間には、複数個所の各々繋ぎ部7を挟んで、該円筒部2の下端部とリング状バンド部4との境界線に沿うようにスリット状間隙部7aが設けられている。
そして、リング状バンド部4の径と円筒部2の径とは略同径であり、リング状バンド部4の母線方向の一部には、縦方向のいずれにも繋ぎ部6aのないハーフカット形式によるバンド部4破断用の切欠部6が設けられている。
また、本発明の不正開封防止機能付きプラスチック口栓キャップのその他の実施の形態としては、図1(d)の側面図に示すように、円筒部2の外周には、母線方向に微細凹凸ライン状にローレット2bが刻設されていてもされていなくてもよいが、円筒部2の下端部とリング状バンド部4との間には、複数個所の各々繋ぎ部7を挟んで、該円筒部2の下端部とリング状バンド部4との境界線に沿うようにスリット状間隙部7aが設けられている。
そして、リング状バンド部4の径が円筒部2の径より太径であり、リング状バンド部4の母線方向の一部には、リング状バンド部4の下部に繋ぎ部6aのあるバンド部4破断用の切欠部6が設けられている。
本発明の不正開封防止機能付きプラスチック口栓キャップAは、図3(a)の側断面図に示すように、キャップAと、該キャップAを螺着して閉栓した注出口部Bとから構成されている。そのキャップAと注出口部Bの螺着、閉栓方法は、背景技術に説明したので省略する。
本発明の不正開封防止機能付きプラスチック口栓キャップAを注出口部Bに螺着閉栓した不正開封防止機能付きプラスチック口栓(A、B)は、図7に示すように、液体包装容器20(例えば、液体包装用紙製容器、紙パック)の上面部21に孔設した口栓取付孔に整合して、接着性樹脂層を介して貼着により取り付けられる。
図2(a)に示す本発明の不正開封防止機能付きプラスチック口栓キャップAにて螺着施蓋した口栓における閉栓状態のキャップAを、その円筒部2を手指にて掴み、開栓(開封)方向に回転させることにより、円筒部2はリング状バンド部4と一体に回転し、その回転によりリング状バンド部4の径が拡大する。
そして、リング状バンド部4の径の拡大により、該リング状バンド部4は、図2(b)に示すように、その切欠部6の繋ぎ部6a(又はハーフカット形式の切欠部6)が切り破られて破断するとともに、リング状バンド部4の径の拡大と破断により、円筒部2とリング状バンド部4とを繋ぐ複数の繋ぎ部7(複数の全ての繋ぎ部7、又はその一部の繋ぎ部7)も破断して、リング状バンド部4が円筒部2より切り離されて、該口栓(A、B)が開栓するものである。
そして、図2(b)に示す開栓後の口栓(A、B)のキャップAの円筒部2を、直ちに閉栓方向に回転して、開栓前の元の状態に螺着して閉栓した場合には、キャップAの円筒部2の下端部とリング状バンド部4との間には、円筒部2の下端部側又はリング状バンド部4側に残留する繋ぎ部7の突起部分と、スリット状間隙部7aが存在しているため、円筒部2の下端部とリング状バンド部4とは互いに密接せず、円筒部2の下端部とリング状バンド部4との間には、図2(b)に示すようにスリット状間隙部7aによる空間が生じる。なお、本発明におけるスリット状間隙部7aの間隙幅(スリット幅)は特に限定されるものではないが、例えば、0.3mm〜0.5mm程度、又は0.5mm〜1mm、又は1mm〜1.5mm程度が適当である。
そのために、リング状バンド部4は、閉栓時のリング形状状態に修復することが困難であり、リング状バンド部4の外周に母線方向に設けた1乃至複数の切欠部6にて破断したリング状バンド部4の破断状態が目視によって容易に確認でき、そのために、開栓後に閉栓した口栓の外形を目視するだけで、開栓した事実、及びリング状バンド部4が破断している事実を、外観的に明確に確認、判別することができる。
(a)は本発明の不正開封防止機能付きプラスチック口栓キャップの一実施の形態を説明する側面図、(b)〜(d)は他の実施の形態を説明する側面図。 (a)は本発明の不正開封防止機能付きプラスチック口栓キャップを用いた口栓を取り付けた液体包装容器を説明する部分斜視図、(b)はその口栓を開栓した後に再度閉栓した状態を説明する部分斜視図。 (a)は一般的な不正開封防止機能付きプラスチック口栓を説明する側断面図、(b)はその口栓のL−L平面断面図。 一般的な不正開封防止機能付きプラスチック口栓を説明する側断面図。 一般的な不正開封防止機能付きプラスチック口栓を開栓してキャップからリング状バンド部をハーフカットを介して切り離した状態の側断面図。 (a)〜(d)は一般的な各種の不正開封防止機能付きプラスチック口栓キャップの側面図。 一般的な不正開封防止機能付きプラスチック口栓を取り付けた液体包装容器の外観斜視図。 一般的な不正開封防止機能付きプラスチック口栓を取り付けた液体包装容器の口栓を開栓した後に再度閉栓した状態を説明する部分斜視図。
符号の説明
A…キャップ
B…注出口部
1…天板部
2…円筒部
2a…螺子部
2b…ローレット
2c…ライン状溝部
3…ハーフカット部
4…リング状バンド部
5…係止板
5a…ヒンジ部
5b…係止板先端部
6…切欠部(又はハーフカット部)
6a…繋ぎ部
20…容器
21…上面部

Claims (2)

  1. 天板部1と、筒内周に螺子部2aが設けられた円筒部2と、該円筒部2の下端部に複数個所の繋ぎ部7を設けてリング状に連設された薄板状のリング状バンド部4と、該バンド部4の母線方向に設けた切欠部又はハーフカット部6と、該リング状バンド部4のリング内周下端にヒンジ5aを介して該リング状バンド部4のリング内方中心に向かって略水平方向に延設した複数枚の係止板5とを備えた液体包装容器用口栓キャップにおいて、前記複数個所の各々繋ぎ部7を挟んで円筒部2の下端部とリング状バンド部4との間に、スリット状間隙部7aを設けたことを特徴とする不正開封防止機能付きプラスチック口栓キャップ。
  2. 天板部1と、筒内周に螺子部2aが設けられた円筒部2と、該円筒部2の外周に母線方向に微細凹凸ライン状に刻設されたローレット2bと、該円筒部2の下端部に複数個所の繋ぎ部7を設けてリング状に連設された薄板状のリング状バンド部4と、該バンド部4の母線方向に設けた切欠部又はハーフカット部6と、該リング状バンド部4のリング内周下端にヒンジ5aを介して該リング状バンド部4のリング内方中心に向かって略水平方向に延設した複数枚の係止板5とを備えた液体包装容器用口栓キャップにおいて、前記複数個所の各々繋ぎ部7を挟んで円筒部2の下端部とリング状バンド部4との間に、スリット状間隙部7aを設けたことを特徴とする不正開封防止機能付きプラスチック口栓キャップ。
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