JP2007320250A - インクジェット記録装置およびそのプラテン部回復動作制御方法 - Google Patents

インクジェット記録装置およびそのプラテン部回復動作制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007320250A
JP2007320250A JP2006155004A JP2006155004A JP2007320250A JP 2007320250 A JP2007320250 A JP 2007320250A JP 2006155004 A JP2006155004 A JP 2006155004A JP 2006155004 A JP2006155004 A JP 2006155004A JP 2007320250 A JP2007320250 A JP 2007320250A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
recording
recording medium
recording apparatus
absorber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006155004A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirokazu Yoshikawa
宏和 吉川
Yoshihito Mizoguchi
佳人 溝口
Hitoshi Nishigori
均 錦織
Daisaku Ide
大策 井手
Takeshi Yazawa
剛 矢澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2006155004A priority Critical patent/JP2007320250A/ja
Publication of JP2007320250A publication Critical patent/JP2007320250A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Abstract

【課題】複雑な機構や制御を必要とせず、凝集し易いインクが余白なし記録に使用される場合にも、インク吸収部におけるインクの堆積量を低減することが可能なインクジェット記録装置等の提供を目的とする。
【解決手段】インクジェット記録装置において、記録媒体の端部より外側に位置するインク吸収部に対して堆積し易いインクが吐出された場合、そのインク吸収部に対し、堆積しにくい第2のインクをインク吸収部上に着弾させてインク吸収部上に堆積したインクを溶解させる。
【選択図】図8

Description

本発明は、記録媒体の搬送方向と交差する方向に記録ヘッドを走査させて記録動作を行うシリアル型インクジェット記録装置に関する。特に、記録媒体の端部より内側の領域からその端部より外側に位置するインク吸収部に亘ってインクを吐出することにより記録媒体の端部にまで画像の形成を行う余白なし記録を行う場合に好適なインクジェット記録装置に関する。
近年、コンピュータにて作成された画像やデジタルカメラなどの撮像装置で撮像された画像の出力装置として、記録ヘッドのノズルから記録媒体上へインクを吐出することにより記録を行うインクジェット記録装置が広く用いられている。このインクジェット記録装置は、小型かつ安価な構成によって銀塩写真に匹敵する高品位な画像の形成が可能になっている。現在では、銀塩写真と同様に、記録媒体の端部に余白を設けず、記録媒体全面に画像を記録することができる装置も実現されている。このような記録媒体の全面に記録を行う記録形態は、一般に余白無し記録あるいは縁無し記録などと呼ばれている。この余白無し記録を確実に実行するためには、記録媒体の端部から外側にはみ出す領域までインクを吐出させることが必要となる。この際、記録媒体の外側に吐出されたインクが、記録媒体を支持するプラテン上に着弾すると、続いて行われる記録動作において記録媒体の裏面にインクが付着する虞がある。そこで、こうした不都合を解消する方法として、記録媒体の外側に吐出されたインクを、インク吸収体により吸収する方法が提案されている。このインク吸収体は、プラテンの溝部に設けられており、記録用紙の外側に吐出されたインクを吸収し、プラテンが汚れるのを防止している。
ところが、インクジェット記録装置によっては、インク吸収体に対する浸透性が低く、インク吸収体の表面に凝集し易いインクを使用するものもある。こうしたインクジェット記録装置では、インク吸収体の表面にインクが堆積し、その堆積物によって記録媒体の裏面の汚損や、記録媒体の搬送不良などが生じることがある。さらに、インク吸収体に堆積したインクがプラテン上に溢れたり、記録ヘッドの吐出口形成面と接触したりするという不具合を引き起こすこともある。
このような不具合を解決する手段を有するものとして、特許文献1には、プラテンに設けられた溝部にインクを吸引するためのインク吸引機構を備えるインクジェット装置が開示されている。
また、特許文献2には、記録媒体の端部周辺まで画像を形成する余白無し記録において、凝集し易いインクを使用せず、浸透性の高いインクのみを使用するような制御を行うインクジェット装置も開示されている。
特開2002−225311号公報 特開2002−326345号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている技術においては、インク吸収機構に多くの構成部品を要すると共に、機構や制御が複雑となり、小型化や低価格化の妨げになるという問題がある。
また、特許文献2では、凝集し易いインクが持つ有効な特性、例えば、凝集し易いインクが浸透性の高いインクよりも高濃度の発色性を持つ場合、画像にメリハリが出るという特性、を生かし切れないことがある。つまり、製品価値が十分に発揮されないという問題が生じる。また、インクジェット記録装置の設計において、インクの選択肢が減るという問題も生じる。
本発明は、上記課題に着目してなされたものであり、複雑な機構や制御を必要とせず、凝集し易いインクが余白なし記録に使用される場合にも、インク吸収部におけるインクの堆積量を低減することが可能なインクジェット記録装置等の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本願発明は以下の構成を有するものとなっている。
すなわち、本発明の第1の形態は、インクを吐出する記録手段を記録媒体の搬送方向と交差する走査方向へと走査させつつ前記記録手段から記録媒体へとインクを吐出して記録を行うと共に、前記記録媒体の端部より内側の領域および当該端部より外側に位置するインク吸収部に対しインクを吐出することを可能とするインクジェット記録装置であって、前記記録手段を、前記インク吸収部に堆積し易い第1のインクを吐出可能な第1のインク吐出部と、前記インク吸収部に堆積したインクを前記インク吸収部内に吸収され易い状態にする第2のインクを吐出可能な第2のインク吐出部とを前記走査方向へと順次配置して構成すると共に、前記第1、第2の吐出部のインク吐出動作および走査を制御する制御手段を設け、前記制御手段は、前記第1のインクにて前記記録媒体および前記インク吸収部上にインクを吐出させた後、前記第2の吐出部から吐出される第2のインクを、前記インク吸収部上に着弾させることを特徴とする。
また、本発明の第2の形態は、インクを吐出する記録手段を記録媒体の搬送方向と交差する走査方向へと走査させつつ前記記録手段から記録媒体へとインクを吐出して記録を行うと共に、前記記録媒体の端部より内側の領域および当該端部より外側に位置するインク吸収部に対しインクを吐出することを可能とするインクジェット記録装置の制御方法であって、前記記録手段を、前記インク吸収部に堆積し易い第1のインクを吐出可能な第1のインク吐出部と、前記インク吸収部に堆積したインクを前記インク吸収部内に吸収され易い状態にする第2のインクを吐出可能な第2のインク吐出部とを前記走査方向へと順次配置して構成し、前記第1のインクにて前記記録媒体および前記インク吸収部上にインクを吐出させた後、前記第2の吐出部から吐出される第2のインクを、前記インク吸収部上に着弾させるよう前記記録手段を制御することを特徴とする。
本発明によれば、インク吸収部に堆積し易い第1のインクを吐出させた場合にも、その堆積し易い第1のインクが吐出された位置に、第2のインクを吐出させてインク吸収部に堆積したインクを前記インク吸収部内に吸収され易い状態にする。そのため、インク収容部における堆積物を、上記のような単純な制御によって確実に低減することができる。従って、本発明によれば従来のようにインク吸収部に吸引機構を設ける必要もなく、装置を安価に構成することができると共に、インクジェット記録装置の設計において凝集し易いインクを候補からはずす必要がなくなり、設計の自由度が大幅に拡大される。これにより、多種類のインクを搭載可能なインクジェット記録装置において、使用するインクの選択肢が広がり、その製品価値を十分に発揮させることが可能になる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は本実施形態で適用するインクジェット記録装置を、その外装部を取り外して内部機構を露出させた状態で示す斜視図である。
図1において、給紙部は圧板M2010上に積載された記録媒体を1枚ずつ分離してプラテンM3040側へと送給する機構を有する。用紙搬送部は、送給された記録媒体を記録ヘッドによる記録領域に向けて挟持搬送する搬送ローラM3060とこれに対向して設けられたピンチローラM3070とからなるローラ対、搬送ローラM3060の駆動源となる搬送モータE0002などを有する。排紙部は、記録媒体を記録領域から排出させるための排紙ローラM3110およびこれと協働する複数の拍車ローラ等を有する。
キャリッジ部は、記録ヘッドを取り付けるためのキャリッジM4000を有しており、キャリッジM4000は、ガイドシャフトM4020およびガイドレールM1011によって支持されている。ガイドシャフトM4020は、記録媒体の搬送方向(Y方向)に対して直角方向にキャリッジM4000を往復走査させるように案内支持している。キャリッジM4000は、シャーシM1010に取り付けられたキャリッジモータE0001によりタイミングベルトM4041を介して駆動される。
上記構成において記録媒体に画像を形成する場合、その画像の行方向への記録位置は、搬送ローラM3060およびピンチローラM3070からなるローラ対が、記録媒体を搬送することによって位置決めする。また、画像の列方向への位置に対しては、キャリッジモータE0001によりキャリッジM4000を上記搬送方向と垂直な方向に移動させて、記録ヘッドを目的の画像形成位置に配置させる。位置決めされた記録ヘッドは、電気制御基板E0014からの信号に従って、記録媒体に対しインクを吐出する。本実施形態では、記録ヘッドにより記録を行いながらキャリッジM4000が列方向に移動する主走査と、搬送ローラM3060により記録媒体が行方向に搬送される副走査とを交互に繰り返すことにより、記録媒体上に画像を形成していくようになっている。
次に、図2に基づき本実施形態で適用するヘッドカートリッジH1000の構成について説明する。
本実施形態におけるヘッドカートリッジH1000は、記録ヘッドH1001と、インクタンクH1900を搭載する手段、およびインクタンクH1900から記録ヘッドにインクを供給するための手段を有している。このヘッドカートリッジH1000は、キャリッジM4000に対して着脱可能に搭載される。図2では、ヘッドカートリッジH1000に対し、インクタンクH1900を装着する様子を示している。
本実施形態の記録装置は、8色のインクによって画像を形成するものとなっており、そのため各々独立した構成の8色分のインクタンクH1900が用意されている。これらインクタンクH1900は、ヘッドカートリッジH1000に対してそれぞれ着脱自在となっている。なお、インクタンクH1900の着脱は、キャリッジM4000にヘッドカートリッジH1000が搭載された状態で行えるようになっている。
図3は、ヘッドカートリッジH1000の分解斜視図である。
図3において、ヘッドカートリッジH1000は、第1の記録素子基板H1100および第2の記録素子基板H1101、第1のプレートH1200、第2のプレートH1400、電気配線基板H1300を備える。さらに、ヘッドカートリッジは、タンクホルダーH1500、流路形成部材H1600、フィルターH1700、シールゴムH1800などを備えて構成されている。
第1の記録素子基板H1100および第2の記録素子基板H1101はSi基板であり、その片面にインクを吐出するための複数の記録素子(ノズル)がフォトリソグラフィ技術により形成されている。各記録素子に電力を供給するAl等の電気配線は、成膜技術により形成されており、個々の記録素子に対応した複数のインク流路もまた、フォトリソグラフィ技術により形成されている。さらに、複数のインク流路にインクを供給するためのインク供給口が裏面に開口するように形成されている。
それぞれ異なるインク色に対応する記録素子の列(以下ノズル列ともいう)は、記録媒体の搬送方向に1200dpi(dot/inch;参考値)の間隔で並ぶ768個のノズルによって構成され、それぞれ約2ピコリットルのインク滴を吐出させる。各ノズル吐出口における開口面積は、およそ100平方μmに設定されている。また、第1の記録素子基板H1100および第2の記録素子基板H1101は第1のプレートH1200に接着固定されている。この第1のプレートH1200には、第1の記録素子基板H1100および第2の記録素子基板H1101にインクを供給するためのインク供給口H1201が形成されている。
さらに、第1のプレートH1200には、開口部を有する第2のプレートH1400が接着固定されている。この第2のプレートH1400は、電気配線基板H1300と第1の記録素子基板H1100および第2の記録素子基板H1101とが電気的に接続されるように、電気配線基板H1300を保持している。
この電気配線基板H1300は、第1の記録素子基板H1100および第2の記録素子基板H1101に形成されている各ノズルからインクを吐出するための電気信号を印加するものである。この電気配線基板H1300は、第1の記録素子基板H1100および第2の記録素子基板H1101に対応する電気配線と、この電気配線端部に位置し記録装置本体からの電気信号を受け取るための外部信号入力端子H1301とを有している。外部信号入力端子H1301は、タンクホルダーH1500の背面側に位置決め固定されている。
一方、インクタンクH1900を保持するタンクホルダーH1500には、流路形成部材H1600が例えば超音波溶着により固定され、インクタンクH1900から第1のプレートH1200に通じるインク流路H1501を形成している。インクタンクH1900と係合するインク流路H1501のインクタンク側端部には、フィルターH1700が設けられており、外部からの塵埃の侵入を防止し得るようになっている。また、インクタンクH1900との係合部にはシールゴムH1800が装着され、係合部からのインクの蒸発を防止し得るようになっている。
そして、タンクホルダーH1500、流路形成部材H1600、フィルターH1700及びシールゴムH1800から構成されるタンクホルダー部と、記録ヘッド部H1001とを接着等で結合することで、ヘッドカートリッジH1000が構成される。
図4は本発明の第1の実施例における記録ヘッドのノズル群の配列構成を示す。
図4において、1302は第1の記録素子基板H1101に対応し、高速フルカラー記録を可能とする第1の記録ヘッド部、1303は第2の記録素子基板H1100に対応し、高画質記録を可能とする第2の記録ヘッド部である。
第1の記録ヘッド部1302は、フルカラーを減法混色で再現するための3原色の色材であるイエロー、マゼンタおよびシアンのインク(第2のインク)をそれぞれ吐出する吐出部(第2の吐出部)1304、1305および1306を有している。それぞれの吐出部は、記録ヘッドH1001の走査方向(X方向)と異なる方向、例えばX方向と略直交する方向である記録媒体搬送方向(Y方向)に沿って配列され、かつ一色のインクにつきノズル列を2列有している。また、これら2列のノズル列間では、各ノズルは1/2ピッチだけ搬送方向にずらして配置される。なお、図において吐出部1304の左側に示されている2つの吐出部(各2列)は、本実施形態では非使用の吐出部となっている。
一方、第2の記録ヘッド部1303は、第2のインクとして、出力画像の階調性を高めるためのライトシアンインクおよびライトマゼンタインクをそれぞれ吐出する吐出部1307および1309が設けられている。また、出力画像のコントラストを高めるためのブラックインクを吐出する吐出部1308も設けられている。さらに、本実施形態では、前記の3原色だけでは再現できない色域を再現可能とするために、2種類の特色インク(特殊インク1および特殊インク2(第1のインク))を吐出する吐出部1310および吐出部1311(第1の吐出部)も備えられている。なお、記録ヘッド部1303においても、各色インク用の吐出部1307〜1311のそれぞれについても、記録ヘッド部1302と同様、2列のノズル列で構成されている。なお、本実施形態に使用する以上のインクは、染料を色材とする染料インクを用いている。
次に本実施形態における制御系について説明する。
図5は、本発明の実施形態における制御系の全体構成を概略的に説明するためのブロック図である。
本実施形態で適用する記録装置では、主にキャリッジ基板(CRPCB)E0013、メインPCB(Printed Circuit Board)E0014、電源ユニットE0015、フロントパネルE0106等によって構成されている。
ここで、電源ユニットE0015は、メインPCB E0014と接続され、各種駆動電源を供給するものとなっている。
キャリッジ基板E0013は、キャリッジM4000に搭載されたプリント基板ユニットであり、ヘッドコネクタ E0101を通じて記録ヘッドH1001との信号の授受を行うインターフェイスとして機能する。また、キャリッジM4000の移動に伴ってエンコーダセンサE0004から出力されるパルス信号に基づいて、エンコーダスケールE0005とエンコーダセンサE0004との位置関係の変化を検出される。さらにその検出信号をフレキシブルフラットケーブル(CRFFC)E0012を通じてメインPCB E0014へと出力する。キャリッジ基板E0013には、周囲温度温度を検出するためのサーミスタなどの温度センサや所要の光学センサが設けられている。これらのセンサ(OnCR)E0102から得られる情報は、記録ヘッドカートリッジH1000に設けた温度センサ(不図示)からのヘッド温度情報と共にフレキシブルフラットケーブル(CRFFC)E0012を通じてメインPCB E0014へ出力される。
メインPCB E0014は、本実施形態におけるインクジェット記録装置の各部の駆動制御を司るプリント基板ユニットである。この基板ユニット上には、各種の演算、判別、制御などを行う制御手段としてのCPU、およびそのCPUが実行するプログラムを格納したROMなどが設けられている。また、メインPCB E0014は、紙端検出センサ(PEセンサ)E0007、Automatic Sheet Feeder(ASF)センサE0009、カバーセンサE0022およびホストインタフェース(ホストI/F)E0017を有している。また、メインPCB E0014は、キャリッジM4000を主走査させるための駆動源となるキャリッジモータE0001、記録媒体を搬送するための駆動源となるLFモータE0002に接続されている。さらに、記録ヘッドH1001の回復動作の駆動源となるモータE0003、記録媒体の給紙動作の駆動源となるASFモータE0105などの各種モータも、メインPCB E0001と接続されて各機能の駆動が制御されている。また、メインPCB E0001は、インクエンプティセンサ、メディア(紙)判別センサ、キャリッジ位置(高さ)センサ、LFエンコーダセンサ、PGセンサなどの各種オプションユニットの装着や動作状態を示す様々なセンサ信号E0104に接続されている。さらに、メインPCB E0001は、各種オプションユニットの駆動制御を行うために、オプション制御信号E0108を出力する。また、メインPCB E0014は、CRFFC E0012、電源ユニットE0015およびフロントパネルE0106とそれぞれ接続し、パネル信号E0107によって情報のやり取りを行うための、インターフェイスを有している。
フロントパネルE0106は、記録装置本体の正面に設けたユニットであり、リジュームキーE0019、LED E0020、電源キーE0018、さらにデジタルカメラ等の周辺デバイスとの接続に用いるデバイスI/F E0100を有している。
ここで、この実施形態に使用するプラテンM3040の構成を、図6および図7に基づき説明する。
図6は、プラテンおよびその上流側およびその周辺機構を概略的に示す一部縦断側面図である。図6において、プラテンM3040は、記録ヘッドH1001に対し、所定の間隙を介して対向しており、その中央部には記録ヘッドの走査方向(X方向)に延在する溝3041が形成されている。この溝3041には、多孔質体(例えばスポンジ)などからなるインク吸収体M3045が埋設されており、記録ヘッドH1001の各ノズルから吐出されたインクを受け止めることが可能となっている。また、プラテンM3040の中央部には、下方に向けて延在するインク導出路M3042が形成されており、その上端はインク吸収体M3045の底部に連通している。一方、インク吸収体M3045の下方には、所定の間隙を介して対向する廃インク保持部M3046が設けられている。この廃インク保持体M3046も多孔質体などのインクを吸収・保持可能な素材によって形成されおり、この廃インク保持部M7090とその上方に設けられたインク吸収体M3045とにより、インク吸収部が構成されている。
また、図7にインク吸収体の平面形状を示す。図示のように、インク吸収体M3045は、プラテンM3040の長手方向(X方向)に沿って、プラテンM3040の一端から他端(図中、左端から右端)に亘って延在している。従って、記録ヘッドH1001から吐出されたインクは、全てインク吸収体M3045で受け止めることが可能になっている。
このように構成されたインク吸収部において、余白なし記録などによってインク吸収体M3045の上面に吐出されたインクは、その毛管力によってインク吸収体M3045内に吸収される。そして、インク吸収体M3045内に吸収されたインクは、図6に示すように、インク導出路M3042を経て下方のインク保持体M7090に滴下され、ここで保持される。但し、インクの凝集性が高いものの場合には、インク吸収体M3045の上面に色材などが堆積することがあり、インクの吐出に伴って堆積物が徐々に増大する可能性がある。そこで、この第1の実施形態では、下記の制御動作によって、インク吸収体M3045上の堆積を低減するようになっている。
次に、本発明の第1の実施形態におけるインクジェット記録装置の制御動作を図8のフローチャートと共に説明する。なお、ここで行われる制御動作は、主として図5に示すメインPCB E0014内に設けられたCPUがROMに格納されたプログラムに従って行う。
ホストコンピュータからホストインターフェースE0017を介して記録動作に関する情報が入力されると(ステップ1)、形成すべき画像の記録動作が「余白なし記録」であるか否かを表す情報の取得を行う(ステップ2)。この後、取得した情報によって「余白なし記録」を実行すべきか否かを判断する(ステップ3)。ここで、「余白なし記録」ではないと判断された場合は、記録媒体の縁に一定の余白を形成する「余白あり記録」を実行し(ステップ4)、画像形成動作を終了する(ステップ5)。
一方、ステップ3において、実行すべき記録動作が「余白なし記録」であると判断された場合は、ステップ6へ移行し、ここで現在設定されている記録モードを判断する。すなわち、現在設定されているモードが高品位画像を形成すべきモード(以下、高品位モードと称す)であるか、標準的な記録品位で高速に記録を行うモード(以下、標準モードと称す)であるかを判断する。この判断の結果、高品位モードであると判断された場合には、さらに、記録動作で使用されるインクの中にインク吸収部M3042上に堆積し易いインク(第1のインク)が含まれるか否かを判断する(ステップ7)。ここで、堆積し易いインクが使用されないと判断された場合には、ステップ8へ移行して「余白なし記録」を実行し、画像記録動作は終了する(ステップ9)。
本実施形態で使用する前述の8色のインクのうち、インク吸収体M3045上で堆積し易いインクは、特殊インク2(例えば、グリーン)のみであり、その他のインクは、堆積しにくいインクとなっている。従って、前記のステップ7では、インクジェット記録装置に入力された各色の記録データの中に、例えばグリーンのインクを吐出させるための記録データが含まれているか否かを判断する。この後、ステップ10では、堆積し易いインクである特殊インク2を含めた複数種のインクを用いて「余白なし記録」を行う。この「余白なし記録」では、記録媒体だけでなく、その外側の領域に存在するインク吸収体M3042にもインクが吐出される。
「余白なし記録」が終了すると、記録ヘッドH1001がキャリッジM4000と共にインク吸収体全域を走査しつつ、記録ヘッドから特殊インク2以外のインクをインク吸収体M3043の全域に向けてインクを吐出させる(ステップ11)。その結果、インク吸収体M3043上に堆積したインクは、堆積しにくいインクの溶剤によって溶解され、インク吸収体M3043内を浸透して行き、導出路M3046を経て廃インク吸収体M3043に滴下される。滴下されたインクは、廃インク吸収体M3043は滴下されて保持される。なお、インク吸収体M3045に堆積したインクに吐出するインク(第2のインク)は、特殊インク2以外のインクであれば、いずれのインクでも良い。
このように、この第1の実施形態では、堆積し易い特殊インク2を用いて「余白なし記録」を行った場合にも、特殊インク2がインク吸収体M3043上に堆積する量を確実に低減することができる。このため、インク吸収体M3042上に堆積したインクによる記録媒体の汚損や搬送不良、およびプラテンM3040上へのインクの溢れ出しなどを抑えることが可能になる。
(第2の実施形態)
次に本発明の第2の実施形態を説明する。
図9は本発明の第2の実施形態におけるインクジェット記録装置の制御動作を示すフローチャートである。この第2の実施形態において、ステップ11a以外の動作は、上記第1の実施形態と同様である。このため、これらの動作についての重複説明は省略する。
この第2の実施形態と、第1の実施形態との異なる点は、ステップ11aにおけるインク吸収体M3045に対し、堆積しにくいインク(第2のインク)を吐出する領域にある。すなわち、上記第1の実施形態では、第2のインクをインク吸収体M3045の全域に吐出した。これに対し、この第2の実施形態では、図10および図11に示すように、記録すべき記録媒体のサイズに応じた領域E1,E2内に位置するインク吸収体M3045に、第2のインクを吐出させるようになっている。
すなわち、L判の記録媒体P1に対して「余白なし記録」を行う場合、記録媒体P1の前端部が図10(a)に示す位置に達した時点で記録ヘッドが領域E1内を走査し、その領域E1に位置するインク吸収体M3045にインクを吐出する。これにより、記録媒体P1の前端部内方および前端部外方にインクが吐出される。つまり、図10(a)に示す状態において「余白なし記録」が行われた場合、領域E1内に位置するインク吸収体M3045の左端部から右端部に至る連続した範囲の中の下半分にインクが吐出されることとなる。その後、記録動作に伴って記録媒体P1が搬送されると、記録媒体P1は、図10(b)に示すようにインク吸収体M3045を完全に覆った状態となる。この状態で、インク吸収体M3045にインクが着弾する部分は、インク吸収体M3045の領域E1のうち、記録媒体P1の両側部より外方に位置する部分となる。
さらに、図10(c)に示す状態では、領域E1内に位置するインク吸収体M3045において左端部から右端部に至る連続した範囲の中の上半分にインクが吐出されることとなる。このように、L判の記録媒体P1に対して「余白なし記録」を行う場合には、E1の領域に位置するインク吸収体M3045の上面全体にインクが吐出されることとなる。これと同様に、A4判の記録媒体P2に「余白なし記録」を行う場合には、図11(a),(b)に示すように、A4判の記録媒体P2に応じたインク吸収体M3045の領域、すなわち、インク吸収体M3045の全域にインクが吐出されることとなる。
このように、「余白なし記録」を行う場合には、使用する記録媒体のサイズによって、インク吸収体M3045内に吐出されるインクの着弾する領域が変化する。このため、この第2の実施形態では、堆積し易いインクを用いて「余白なし記録」を行う場合、使用する記録媒体のサイズに応じた領域(E1またはE2)内に選択的に堆積しにくいインク(第2のインク)を吐出させるようになっている。これによれば、堆積し易いインク(第1のインク)が吐出された領域にのみ第2のインクが吐出されることとなり、インク消費量を抑えつつインク吸収体M3045におけるインクの堆積を効率的に低減することができる。
(第3の実施形態)
次に本発明の第3の実施形態を説明する。
図12は本発明の第3の実施形態におけるインクジェット記録装置の制御動作を示すフローチャートである。この第2の実施形態において、ステップ1〜9の動作は、上記第1の実施形態と同様である。このため、これらの動作についての重複説明は省略し、上記第1の実施形態と異なるステップ20〜26の動作を中心に説明する。
この第3の実施形態では、図13に示すように、プラテンM3040上に仮想的に複数の分割領域A〜Jを設定し、インク吸収体M3045に対するインク吐出数を各分割領域毎に累積的に加算する。
すなわち、ステップ7では、記録動作で使用されるインクの中に堆積し易いインクが含まれるか否かの判断を行う。ここで堆積し易いインクが含まれていると判断された場合には、余白なし記録を開始すると共に、その記録動作によってインク吸収体M3045に吐出されたインク滴の数(インク吐出数)を各分割領域毎に累積的にカウントする(ステップ20,21)。図13に示すようにプラテンM3040中に予め設定した複数の分割領域A〜Jのうち、インク吸収体M3045に吐出された堆積しにくいインク(第1のインク)の吐出数を累積的にカウントしつつ、「余白なし記録」を行う(ステップ21)。この後、カウント値が予め設定した閾値を超えたか否かを判断し(ステップ22)、カウント値が閾値を越えていないと判断された場合には、画像の記録動作を終了する。また、閾値を超えたと判断された場合には、その閾値を越えた分割領域内に位置するインク吸収体M3045に対し、堆積しにくいインク(第2のインク)を吐出させる(ステップ24)。この後、第2のインクが吐出された領域に対応するカウント値をリセットする(ステップ25)。
このように、この第3の実施形態によれば、インク吸収体M3045に第1のインクが一定量以上堆積した場合、その堆積したインクに第2のインクを吐出させて堆積したインクを溶解させ、インク吸収体あるいは廃インク吸収体へと移動させることができる。このため、インク吸収体M3045の上面におけるインクの堆積量を、記録媒体が汚損されるような不都合が生じない範囲に抑えることが可能となる。さらに、各領域に堆積するインク量が閾値以上になるまでインクの吐出を行わないようにしているため、インクの消費量は、上記各実施形態よりもさらに抑えられ、より効率的に堆積インクを低減させることができる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態を説明する。
図14は本発明の第4の実施形態におけるインクジェット記録装置の制御動作を示すフローチャートである。この第4の実施形態において、ステップ1〜10およびステップ20の動作は、上記第3の実施形態と同様である。このため、これらの動作についての重複説明は省略し、上記第3の実施形態と異なるステップ31〜41の動作を中心に説明する。
上記第3の実施形態と同様に、ステップS20、21では、堆積し易いインク(第1のインク)によって「余白なし記録」を行いつつ、その記録動作においてインク吸収体に吐出されたインク滴の数(インク吐出数)を累積的にカウントする。次いで、ステップ31では、予め設定したカウント値αまたはβと、カウントされた値Xとの大小関係を判断する。そして、カウント値Xが0以上でα未満である場合には、ステップ32に移行し、カウントされた分割領域に位置するインク吸収体M3045上に少量の堆積しにくいインク(第2のインク)を吐出させる。この後、第2のインクを吐出した分割領域のカウント値をリセットし(ステップ33)、画像の記録動作は終了する(ステップ34)。
一方、ステップS31において、カウント値Xがα以上でβ未満であると判断された分割領域の場合には、その分割領域内のインク吸収体M3045上に中量の第2のインクを吐出させる(ステップ36)。その後、その分割領域のカウント値はリセットし(ステップ37)、画像記録動作を終了する(ステップ38)。
さらに、カウント値Xがβ以上の分割領域に対しては、その分割領域内に位置するインク吸収体M3045に対し、多量の第2のインクを吐出させる(ステップ39)。その後、その分割領域に対応するカウント値をリセットし(ステップ40)、画像記録動作を終了する(ステップ41)。
(その他)
上記実施形態では、「余白なし記録」においてインク吸収体上にインクが吐出される場合を例に採り説明した。しかしながら、本発明は、堆積し易いインクと堆積しにくいインクとを用いるインクジェット記録装置において、記録ヘッドに対向して設けられたインク吸収体上に堆積し易いインクが吐出される状況が存在する場合には全て適用可能である。例えば、インクジェット記録装置では、記録ヘッドの吐出性能を維持するため、記録動作の前後、あるいは動作中に記録動作に寄与しないインクの吐出(予備吐出)が行われる。この予備吐出は、記録ヘッドの走査経路の両端位置などに設けられたインク受け部(例えば、図1では、M5011に示す)などに行われることが一般的であるが、プラテンに設けられたインク吸収体に吐出されることもある。例えば、大判の記録媒体への記録を可能とする長尺な走査経路を有する記録装置で、小判の記録媒体を記録する際には、端部に位置するインク受け部ではなく、プラテンのインク吸収体に予備吐出を行うことで効率化を図ることも行われている。この場合、インク吸収体上にインクが堆積する可能性がある。従って、予備吐出によって堆積し易いインクが吐出された場合には、これに重ねて堆積し難いインクを吐出することでインク吸収体上に堆積したインクを溶解させ、堆積量を低減することが可能である。このように、本発明は、「余白なし記録」以外の記録動作にも適用可能である。
なお、上記各実施形態では、プラテン部内で異なる色調のインク同士が接触・混合するものであるので、そのときに反応を起こさないインクセットを使用することが望ましい。すなわち少なくともブラック、ライトシアン、ライトマゼンタ、特殊インク1および特殊インク2のインクセットのそれぞれについて、反応を起こさないもの、特に固体化を起こさないものとするのが望ましい。
しかし異なる種類のインクが接触・混合してもプラテン部におけるインク吸収性能やメンテナンス性などに何ら悪影響が生じないのであれば、染料系、顔料系のいずれのインクも適用可能である。また使用する色調についても、特に限定されるものではない。さらに、上記のような悪影響を及ぼす反応を生じる複数種類のインクが用いられる場合には、堆積し易いインクに対して接触・混合による反応が生じないものを選択し、それらのインクをインク吸収体の同一箇所に吐出させるようにすることも可能である。
また、吐出するインク色の種類や数、第1のインクおよび第2のインクの色数などについても、本発明は特に限定されるものではなく、装置の小型化ないし低廉化なども勘案して、適宜設計変更可能である。
本発明の実施形態で適用するインクジェット記録装置の内部機構を示す斜視図である。 本発明の実施形態に適用するヘッドカートリッジにインクタンクを装着する状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態で適用したヘッドカートリッジの分解斜視図である。 本発明の実施形態における記録ヘッドのノズル群の配列構成を示す説明平面図である。 本発明の実施形態における制御系の全体構成を概略的に説明するためのブロック図である。 本発明の実施形態におけるプラテンと、その周辺機構を概略的に示す一部縦断側面図である。 本発明の実施形態におけるプラテンに設けられたインク吸収体の構成を示す平面図である。 本発明の第1の実施形態における記録動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態における記録動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態においてL判の記録媒体に余白なし記録を行う過程を示す説明平面図である。 本発明の第2の実施形態においてA4判の記録媒体に余白なし記録を行う過程を示す説明平面図である。 本発明の第3の実施形態における記録動作を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態においてプラテン上に設定した分割領域を示す説明平面図である。 本発明の第4の実施形態における記録動作を示すフローチャートである。
符号の説明
M3040 プラテン
M5011 インク受け部
E0001 キャリッジモータ
E0005 エンコーダスケール
E0014 メインPCB基板
H1000 ヘッドカートリッジ
H1001 記録ヘッド
H1100 第1の記録素子板
H1101 第2の記録素子板
H1500 タンクホルダー
H1900 インクタンク
1302 記録ヘッド部
1303 記録ヘッド部
1304〜1311 吐出部
E1,E2 プラテンに設定した領域
A〜J プラテンに設定した分割領域

Claims (10)

  1. インクを吐出する記録手段を記録媒体の搬送方向と交差する走査方向へと走査させつつ前記記録手段から記録媒体へとインクを吐出して記録を行うと共に、前記記録媒体の端部より内側の領域および当該端部より外側に位置するインク吸収部に対しインクを吐出することを可能とするインクジェット記録装置であって、
    前記記録手段を、前記インク吸収部に堆積し易い第1のインクを吐出可能な第1のインク吐出部と、前記インク吸収部に堆積したインクを前記インク吸収部内に吸収され易い状態にする第2のインクを吐出可能な第2のインク吐出部とを前記走査方向へと順次配置して構成すると共に、
    前記第1、第2の吐出部のインク吐出動作および走査を制御する制御手段を設け、
    前記制御手段は、前記第1のインクにて前記記録媒体および前記インク吸収部上にインクを吐出させた後、前記第2の吐出部から吐出される第2のインクを、前記インク吸収部上に着弾させることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記制御手段は、前記第2のインクを前記インク吸収部上に着弾させた後、前記インク吸収部上に着弾させた領域に前記第2のインクを着弾させることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記制御手段は、前記第1のインクにて前記記録媒体から前記インク吸収部上に亘ってインクを吐出させた後、前記記録媒体のサイズに応じた前記インク吸収部上の領域に前記第2のインクを着弾させることを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記制御手段は、前記インク吸収部上に設定した複数の分割領域それぞれに対する前記第1の吐出部のインク吐出数をカウントし、そのカウント値が予め設定した閾値を超えた分割領域に対し、前記第2のインクを着弾させることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記制御手段は、前記インク吸収部上に設定した複数の分割領域それぞれに対する前記第1の吐出部のインク吐出数をカウントし、前記各分割領域のカウント値の大小に応じた数だけ前記各分割領域内のインク吸収体にインクを着弾させることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記制御手段は、前記カウント値が予め設定した閾値を超えた分割領域に対し、前記第2のインクを着弾させた後、当該閾値を越えた分割領域に対するカウント値をリセットすることを特徴とする請求項4または5に記載のインクジェット記録装置。
  7. 前記インク吸収部は、記録ヘッドから吐出されたインクを吸収する吸収体と、該吸収体の下方に連通し、前記吸収体に吸収された廃インクを吸引して保持する廃インク保持部とを有することを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  8. 前記記録媒体の端部より内側の領域から当該端部より外側に位置するインク吸収部に亘ってインクを吐出することによって、前記記録媒体の端部に余白を設けずに画像記録を行う余白なし記録を可能とすることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  9. 前記記録媒体の端部より外側に位置するインク吸収部に対するインク吐出は、記録ヘッドの吐出性能を維持するために行われる予備吐出であることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  10. インクを吐出する記録手段を記録媒体の搬送方向と交差する走査方向へと走査させつつ前記記録手段から記録媒体へとインクを吐出して記録を行うと共に、前記記録媒体の端部より内側の領域および当該端部より外側に位置するインク吸収部に対しインクを吐出することを可能とするインクジェット記録装置の制御方法であって、
    前記記録手段を、前記インク吸収部に堆積し易い第1のインクを吐出可能な第1のインク吐出部と、前記インク吸収部に堆積したインクを前記インク吸収部内に吸収部に吸収され易い状態にする第2のインクを吐出可能な第2のインク吐出部とを前記走査方向へと順次配置して構成し、
    前記第1のインクにて前記記録媒体および前記インク吸収部上にインクを吐出させた後、前記第2の吐出部から吐出される第2のインクを、前記インク吸収部上に着弾させるよう前記記録手段を制御することを特徴とするインクジェット記録装置の制御方法。
JP2006155004A 2006-06-02 2006-06-02 インクジェット記録装置およびそのプラテン部回復動作制御方法 Pending JP2007320250A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006155004A JP2007320250A (ja) 2006-06-02 2006-06-02 インクジェット記録装置およびそのプラテン部回復動作制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006155004A JP2007320250A (ja) 2006-06-02 2006-06-02 インクジェット記録装置およびそのプラテン部回復動作制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007320250A true JP2007320250A (ja) 2007-12-13

Family

ID=38853440

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006155004A Pending JP2007320250A (ja) 2006-06-02 2006-06-02 インクジェット記録装置およびそのプラテン部回復動作制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007320250A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016221942A (ja) * 2015-05-27 2016-12-28 キヤノン株式会社 プリント装置およびプラテン
JP2018083357A (ja) * 2016-11-24 2018-05-31 キヤノン株式会社 液体供給ユニットの製造方法
JP2019005910A (ja) * 2017-06-20 2019-01-17 キヤノン株式会社 インクジェット記録装置
US10183505B2 (en) 2015-05-27 2019-01-22 Canon Kabushiki Kaisha Printing apparatus and platen
US10286657B2 (en) 2016-07-20 2019-05-14 Canon Kabushiki Kaisha Inkjet printing apparatus and recovery processing method

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016221942A (ja) * 2015-05-27 2016-12-28 キヤノン株式会社 プリント装置およびプラテン
US10183505B2 (en) 2015-05-27 2019-01-22 Canon Kabushiki Kaisha Printing apparatus and platen
CN110466265A (zh) * 2015-05-27 2019-11-19 佳能株式会社 打印设备
US10286657B2 (en) 2016-07-20 2019-05-14 Canon Kabushiki Kaisha Inkjet printing apparatus and recovery processing method
JP2018083357A (ja) * 2016-11-24 2018-05-31 キヤノン株式会社 液体供給ユニットの製造方法
US10870279B2 (en) 2016-11-24 2020-12-22 Canon Kabushiki Kaisha Method of manufacturing liquid supply unit
JP2019005910A (ja) * 2017-06-20 2019-01-17 キヤノン株式会社 インクジェット記録装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4137030B2 (ja) 記録装置及び記録方法
EP1285767B1 (en) Ink jet printing method and apparatus
JP5294884B2 (ja) 液体吐出ヘッド
JP2003127353A (ja) インクジェット記録装置
JP2009154376A (ja) インクジェット記録ヘッド、およびインクジェット記録装置
JP2005219419A (ja) インクジェット記録装置
JP2007320250A (ja) インクジェット記録装置およびそのプラテン部回復動作制御方法
JP2012040871A (ja) 記録装置および記録方法
US7798601B2 (en) Ink jet printing apparatus and method for recovering the same
JP2009248501A (ja) インクジェット記録装置
JP2005066947A (ja) インクジェット記録装置
JP2007176113A (ja) インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
JP2005305959A (ja) インクジェット記録ヘッド
JP2006044146A (ja) インクジェット記録装置およびその回復動作制御方法
JP3168136B2 (ja) インクタンクおよびインクジェットカートリッジおよびそれを用いたインクジェットプリント装置
JP4235421B2 (ja) インクジェット記録装置
JP4669531B2 (ja) インクジェット記録方法およびインクジェット記録装置
JP4632404B2 (ja) 記録装置および記録方法
JP2009125983A (ja) インクジェット記録装置および予備吐出方法
JP2004090463A (ja) インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
JP2007261171A (ja) インクジェット記録ヘッド及びインクジェット記録装置
JP2005047239A (ja) インクジェット記録装置
JP2008201003A (ja) インクジェット記録装置及びその記録ヘッド回復方法
JP4280502B2 (ja) 記録装置および記録方法
JP3809311B2 (ja) 記録装置及び記録方法