JP2007320120A - インクジェット記録装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】インクジェット記録装置1には、複数の吐出口を有し、吐出口から記録媒体に活性エネルギ線硬化型インクを吐出する複数の記録ヘッド7〜10と、記録ヘッドからのインクが着弾した記録媒体に対して活性エネルギ線を照射する照射部11,12と、照射部及び記録ヘッドを制御する制御部20とが備えられている。制御部は、記録ヘッドと照射部との距離に基づいて記録ヘッドの記録方式が異なるように、複数の記録ヘッドを制御する。
【選択図】図2
Description
複数の吐出口を有し、当該吐出口から記録媒体に活性エネルギ線硬化型インクを吐出する複数の記録ヘッドと、
前記記録ヘッドからのインクが着弾した前記記録媒体に対して活性エネルギ線を照射する照射部と、
前記照射部及び前記記録ヘッドを制御する制御部とを備え、
前記制御部は、前記記録ヘッドと前記照射部との距離に基づいて前記記録ヘッドの記録方式が異なるように、複数の前記記録ヘッドを制御することを特徴としている。
前記制御部は、前記記録ヘッドと前記照射部との距離に基づいて、前記記録ヘッドの各ノズルからの最大液滴量が異なるように、複数の前記記録ヘッドを制御することで、前記記録方式を異ならせることを特徴としている。
前記制御部は、前記記録ヘッドと前記照射部との距離が最も短い前記記録ヘッドが、他の前記記録ヘッドよりも前記最大液滴量が多くなるように、複数の前記記録ヘッドを制御することを特徴としている。
前記制御部は、面積階調にて階調表現を行う場合に、少なくとも一部の階調値で2種類以上の異なる液適量の前記活性エネルギ線硬化型インクを吐出させながら、前記記録ヘッドと前記照射部との距離に基づいて前記2種類以上の異なる液適量の発生比率が異なるように、複数の前記記録ヘッドを制御することで、前記記録方式を異ならせることを特徴としている。
前記制御部は、前記記録ヘッドと前記照射部との距離が最も短い前記記録ヘッドが、他の前記記録ヘッドよりも、前記2種類以上の異なる液適量の多い画素が多く発生するように、複数の前記記録ヘッドを制御することを特徴としている。
前記記録ヘッドの吐出状態を検出する吐出検出部を備え、
前記制御部は、前記吐出検出部の検出結果に基づいて、前記記録ヘッドの記録方式が異なるように、複数の前記記録ヘッドを制御することを特徴としている。
前記記録ヘッドの稼働時間を計測する計測部を備え、
前記制御部は、前記計測部の検出結果に基づいて、前記記録ヘッドの記録方式が異なるように、複数の前記記録ヘッドを制御することを特徴としている。
各メインタンク21〜24には、上記4つのサブタンクよりも大容量のインクが貯留されている。これら各メインタンク21〜24は、それぞれ対応するサブタンクにインクが供給できるように接続されている。
除去装置40は、インクを吸収可能なインク吸収シートSと、インク吸収シートSを上下に移動させる移動装置(図示せず)等とを備えている。
本実施形態に用いられる記録媒体としては、通常のインクジェット記録装置に適用される普通紙,再生紙,光沢紙等の各種紙,各種布地,各種不織布,樹脂,金属,ガラス等の材質からなる記録媒体が適用可能である。記録媒体の形態としては、ロール状、カットシート状、板状等が適用可能である。さらに、本実施形態に用いられる記録媒体として、樹脂により記録面を被覆した各種紙,顔料を含むフィルム,発泡フィルム等の不透明な公知の記録媒体も適用可能である。
具体的に、制御部20は、画像記録時には搬送部25を制御して、記録媒体を副走査方向Aに所定量だけ搬送させた後に、キャリッジ6を制御して主走査方向Bに往復走査させる。制御部20は、画像データ記憶部29中の画像データを読み出して、当該画像データに基づいて記録ヘッド7〜10を制御し、記録媒体上にインクを吐出させる。
例えば、本実施形態では最大液適量を異ならせることで記録ヘッド7〜10の記録方式を変更していたが、記録方式の変更はこれに限定されず、他のことによって記録方式を変更させてもよい。他の例について説明すると、面積階調にて階調表現を行う場合に、制御部20が、少なくとも一部の階調値で2種類以上の異なる液適量の活性エネルギ線硬化インクを吐出させる際に、記録ヘッド7〜10と紫外線光源11,12との距離に基づいて前記2種類以上の異なる液適量の発生比率を異ならせることで、記録方式を変更する。図5及び図6は、理論画素に対して吐出する量(記録率)と、入力階調値との関係を表すグラフであり、図5は紫外線光源11,12との距離が最も短い記録ヘッドに対するものであり、図6は図5で例示した記録ヘッド以外の記録ヘッドに対するものである。図5及び図6に示すように、階調値が0からaまでの範囲では少ない液滴量のドット(小ドット)のみで画像が記録される。階調値がa〜bまでの範囲では小ドットと、小ドットよりも液適量の多いドット(大ドット)とにより画像が記録される。そして、階調値がbよりも大きい範囲では大ドットのみで画像が記録される。このように、一部の階調値a〜bでは小ドットと大ドットとの2種類の異なる液滴量のインクが吐出されるが、この小ドットと大ドットとの発生比率、すなわち割合を、記録ヘッド7〜10と紫外線光源11,12との距離に基づいて異ならせることで、記録方式を変更させている。例えば図5は、記録ヘッド7〜10と紫外線光源11,12との距離が所定長さよりも長い場合におけるトーンカーブであり、図6は前記距離が所定長さよりも短い場合におけるトーンカーブである。図5及び図6から分かるように、図6のトーンカーブの方が図5のトーンカーブよりも階調値a〜bにおける小ドットの記録率が小さく、大ドットの発生比率が大きくなっている。大ドットの発生比率が高くなっていると、発生比率が低い場合よりもスジ状の欠陥を目立たなくすることができるので、上記したように紫外線光源11,12との距離が短い記録ヘッド7,10が、他の記録ヘッドよりも大ドットの発生比率が高いのであれば、最も紫外線光源11,12の影響を受ける記録ヘッド7,10によるスジ状の欠陥を抑制することができるのである。
2 画像記録装置
3 筐体
4 プラテン
5 ガイド部材
6 キャリッジ
7〜10 記録ヘッド
11,12 紫外線光源
20 制御部
21〜24 メインタンク
25 搬送部
26 選択部
27 通信部
28 画像処理部
29 画像データ記憶部
30 メンテナンス部
31 吸引装置
32 キャップ部材
35 吸引ポンプ
39 画像作成装置
40 除去装置
41 元巻きローラ
42 巻き取りローラ
43 押圧部材
44 従動ローラ
90 脚部
91 補強部材
92 キャスタ
A 副走査方向
B 主走査方向
R1 記録領域
R2 非記録領域
S インク吸収シート
S1 繰出し部分
Claims (7)
- 複数の吐出口を有し、当該吐出口から記録媒体に活性エネルギ線硬化型インクを吐出する複数の記録ヘッドと、
前記記録ヘッドからのインクが着弾した前記記録媒体に対して活性エネルギ線を照射する照射部と、
前記照射部及び前記記録ヘッドを制御する制御部とを備え、
前記制御部は、前記記録ヘッドと前記照射部との距離に基づいて前記記録ヘッドの記録方式が異なるように、複数の前記記録ヘッドを制御することを特徴とするインクジェット記録装置。 - 請求項1記載のインクジェット記録装置において、
前記制御部は、前記記録ヘッドと前記照射部との距離に基づいて、前記記録ヘッドの各ノズルからの最大液滴量が異なるように、複数の前記記録ヘッドを制御することで、前記記録方式を異ならせることを特徴とするインクジェット記録装置。 - 請求項2記載のインクジェット記録装置において、
前記制御部は、前記記録ヘッドと前記照射部との距離が最も短い前記記録ヘッドが、他の前記記録ヘッドよりも前記最大液滴量が多くなるように、複数の前記記録ヘッドを制御することを特徴とするインクジェット記録装置。 - 請求項1記載のインクジェット記録装置において、
前記制御部は、面積階調にて階調表現を行う場合に、少なくとも一部の階調値で2種類以上の異なる液適量の前記活性エネルギ線硬化型インクを吐出させながら、前記記録ヘッドと前記照射部との距離に基づいて前記2種類以上の異なる液適量の発生比率が異なるように、複数の前記記録ヘッドを制御することで、前記記録方式を異ならせることを特徴とするインクジェット記録装置。 - 請求項4記載のインクジェット記録装置において、
前記制御部は、前記記録ヘッドと前記照射部との距離が最も短い前記記録ヘッドが、他の前記記録ヘッドよりも、前記2種類以上の異なる液適量の多い画素が多く発生するように、複数の前記記録ヘッドを制御することを特徴とするインクジェット記録装置。 - 請求項1〜5の何れか一項に記載のインクジェット記録装置において、
前記記録ヘッドの吐出状態を検出する吐出検出部を備え、
前記制御部は、前記吐出検出部の検出結果に基づいて、前記記録ヘッドの記録方式が異なるように、複数の前記記録ヘッドを制御することを特徴とするインクジェット記録装置。 - 請求項1〜6の何れか一項に記載のインクジェット記録装置において、
前記記録ヘッドの稼働時間を計測する計測部を備え、
前記制御部は、前記計測部の検出結果に基づいて、前記記録ヘッドの記録方式が異なるように、複数の前記記録ヘッドを制御することを特徴とするインクジェット記録装置。
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