JP2007316127A - 時分割表示装置、映像撮影システムおよび投射光時分割装置 - Google Patents

時分割表示装置、映像撮影システムおよび投射光時分割装置 Download PDF

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Abstract

【課題】人には視認され、撮影カメラには映らない間欠光を用いた情報提示技術において、視認性が高く、光利用率の高い時分割表示装置を提供する。
【解決手段】時分割表示装置1は、第1投射光を投射する第1投射手段20aと、第2投射光を投射する第2投射手段20bと、第1投射光を反射させる鏡面を有する反射領域と第2投射光を鏡面の背面側から通過させる通過領域とを有する回転シャッタ31とを備え、第1投射光が回転シャッタ31の反射領域で反射された反射光の光軸と第2投射光が回転シャッタ31の通過領域を通過した際の光軸とが同軸となるように、回転シャッタ31、第1投射手段20aおよび第2投射手段20bを配置し、撮影カメラに同期した基準同期信号に基づいて、回転シャッタ31を回転させることを特徴とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、映像の表示技術に係り、より詳細には、2種類の投射光を時分割で表示する時分割表示装置、映像撮影システムおよび投射光時分割装置に関する。
近年、テレビスタジオ等の撮影現場では、人には視認され撮影カメラで撮影する映像には映らない間欠光によって、出演者に情報を提示する装置が使用され始めている(例えば、特許文献1等)。この装置は、出演者の台詞、演出者の指示等を出演者に伝える場合や、出演者と予め撮影された背景等とを後で合成する場合、間欠光によって、撮影カメラには映らない指示や背景を投射するものである。これによって、出演者は、文字(指示)、背景等を実際に見ることができるため、より自然な演技を行うことができる。
ここで、図16を参照して、従来の間欠光による情報提示技術について説明する。図16は、従来の間欠光による情報提示技術を説明するためのテレビスタジオの模式図である。図16に示すように、このテレビスタジオでは、2台の映像投射装置4(4a,4b)が投射する映像を透過型スクリーン6の背面から投射する。そして、撮影カメラ3が、透過型スクリーン6の前面から、透過型スクリーン6に投射された映像や出演者Mをテレビ番組映像として撮影する。
このとき、映像投射装置4aは、テレビ番組内で表示する映像であって、出演者Mが解説を行うための映像を投射する。一方、映像投射装置4bは、同一の同期信号で動作する撮影カメラ3の内部に組み込まれている撮像デバイス(CCD:Charge−Coupled Devices)の電子シャッタ(図示せず)が閉じている期間に、出演者Mに提示する情報(台詞、演出者の指示等)を含んだ映像を投射する。
そして、映像投射装置4bは、撮影カメラ3の電子シャッタが閉じている期間内に、映像投射装置4bの投影レンズの前に備えられている液晶シャッタ5を開くことで、出演者Mには見えるが撮影カメラ3には撮影されない映像を透過型スクリーン6に投射する。
これによって、撮影カメラ3で撮影された映像には、映像投射装置4bが投射した映像が映らず、出演者Mは、映像投射装置4bから投射される映像によって、情報を取得することができ、その映像を見ながら会話、演技等を行うことができるため、映像を見ないで会話等を行う場合に比べて、出演者Mの演技上の負担を軽減することができる。
ここで、図17を参照(適宜図16参照)して、撮影カメラ3の電子シャッタと、液晶シャッタ5との各信号の関係について説明する。図17は、電子シャッタと液晶シャッタとの各信号の関係を示すタイムチャートである。(a)は撮影カメラ3の同期信号(垂直同期信号と水平同期信号とからなる複合同期信号)から分離した垂直同期信号、(b)は撮影カメラ3の電子シャッタの開閉を制御する信号(電子シャッタ信号)、(c)は液晶シャッタ5の開閉を制御する信号(液晶シャッタ信号)、(d)は液晶シャッタ5の透過特性を示している。なお、図17では、1フレームを2回に分けて伝送するインターレース処理における、1回の伝送期間(16.67ミリ秒<ms>)である1フィールド分のタイムチャートを示している。
図17に示すように、撮影カメラ3が、電子シャッタ信号(b)を、撮影カメラ3の垂直同期信号(a)で示される1フィールド期間で、OFF、ONすることで電子シャッタの開閉を行う。なお、ここでは、電子シャッタ信号(b)がOFFの期間に電子シャッタを閉じ、ONの期間に電子シャッタを開くこととする。そして、液晶シャッタ5は、液晶シャッタ信号(c)が電子シャッタの閉じた期間(OFFの期間)内でONにされることで、映像の投射を行う。これによって、液晶シャッタ5は、撮影カメラ3が電子シャッタを閉じた期間(OFFの期間)内で、映像を投射するため、この投射映像は、撮影カメラ3には撮影されない。
なお、(d)に示すように、一般に液晶シャッタ5の透過特性は、液晶シャッタ信号(c)の立ち上がりおよび立ち下りに対して、ある程度の遅延を伴う。そこで、液晶シャッタ信号(c)は、電子シャッタ信号(b)に対して遅延を考慮してOFFされる。
特開2002−344775号公報(段落0049〜0056、図5)
前記した間欠光による情報提示技術において、2台の映像投射装置のうち少なくとも1台を液晶シャッタ付き映像投射装置としなければならず、システム全体が高価なものとなってしまうという問題がある。また、非撮影期間において、2台の映像投射装置の映像が同時に透過型スクリーンに投射されるため、出演者にとっては、非撮影期間において出演者に提示される情報(台詞、演出者の指示等)が見え難いという問題がある。
さらに、液晶シャッタを用いた場合、図17(d)に示すように、液晶シャッタの透過特性による光利用率の劣化により、視認性が悪くなってしまうという問題がある。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、人には視認され、撮影カメラには映らない間欠光を用いた情報提示技術において、安価で、非撮影期間における出演者に提示する情報の視認性を高め、さらに、光利用率を高めた時分割表示装置、映像撮影システムおよび投射光時分割装置を提供することを目的とする。
本発明は、前記目的を達成するために創案されたものであり、まず、請求項1に記載の時分割表示装置は、第1投射光と第2投射光とを時分割して表示する時分割表示装置であって、前記第1投射光を反射させる鏡面を有する反射領域および当該反射領域に隣接して設けられ前記第2投射光を前記鏡面の背面側から通過させる通過領域とを有する回転部材と、この回転部材を回転駆動させる駆動手段と、前記第1投射光を前記回転部材の鏡面側から投射する第1投射手段と、前記第2投射光を前記回転部材の鏡面の背面側から投射する第2投射手段と、外部から入力される基準同期信号と前記回転部材の位相とが同期するように前記駆動手段を制御する駆動制御手段とを備え、前記第1投射光が前記回転部材の反射領域で反射された反射光の光軸と前記第2投射光が前記回転部材の通過領域を通過した通過光の光軸とが同軸となるように、前記回転部材、前記第1投射手段および前記第2投射手段を配置していることを特徴とする。
かかる構成において、時分割表示装置は、第1投射手段から投射された第1投射光が回転部材の反射領域に投射されたとき、第2投射手段から投射された第2投射光が回転部材の反射領域の背面に投射される。これによって、第1投射光は回転部材で反射され表示される側に投射されるとともに、第2投射光は回転部材で遮断されることになる。
また、時分割表示装置は、第1投射手段から投射された第1投射光が回転部材の通過領域に投射されたとき、この第1投射光と、第2投射手段から投射された第2投射光とが、ともに回転部材を通過し、それぞれの投射方向に投射されることになる。
そして、回転部材、第1投射手段および第2投射手段が、第1投射光が回転部材の反射領域で反射された反射光の光軸と第2投射光が回転部材の通過領域を通過した際の光軸とが同軸となるように配置されていることから、回転部材を回転させることで、第1投射光または第2投射光のいずれか一方がその光軸方向に出射されることになる。
さらに、時分割表示装置は、駆動制御手段によって、外部から入力される基準同期信号と回転部材の位相とが同期するように駆動手段を制御することで、回転部材は、基準同期信号に同期して、第1投射光または第2投射光のいずれか一方を表示することができる。
また、請求項2に記載の時分割表示装置は、請求項1に記載の時分割表示装置において、前記回転部材が、前記反射領域および前記通過領域を当該回転部材の回転軸を中心として扇型形状に形成された円盤部材であることを特徴とする。
かかる構成において、時分割表示装置は、回転部材を等速回転させることで、第1投射光および第2投射光に対して、反射領域が同一位相で出現することになる。そして、この位相に同期して第1投射光が反射されることになる。
さらに、請求項3に記載の時分割表示装置は、請求項2に記載の時分割表示装置において、前記第1投射光と前記第2投射光とが、それぞれ撮影カメラによって撮影される映像信号の1フィールド期間における撮影期間と非撮影期間とのいずれか一方の期間で表示される投射光であって、前記回転部材が、前記撮影期間と前記非撮影期間との時間比で、前記反射領域および前記通過領域の前記扇型形状の中心角度がそれぞれ定められていることを特徴とする。
かかる構成において、時分割表示装置は、撮影カメラの撮影期間と非撮影期間との時間比で、反射領域および通過領域の中心角度がそれぞれ定められていることから、当該撮影カメラと同一の基準同期信号で同期させることで、第1投射手段で投射される投射光を、撮影期間で表示し、第2投射手段で投射される投射光を、非撮影期間で表示することが可能になる。
また、請求項4に記載の時分割表示装置は、請求項2または請求項3に記載の時分割表示装置において、前記回転部材が、前記回転軸を中心として前記反射領域が対称に形成されていることを特徴とする。
かかる構成において、時分割表示装置は、反射領域が回転部材の回転軸を中心に対称に形成されていることから、回転部材の中心が重心位置となる。そして、回転部材は、この重心位置を中心に回転することで、安定して回転を行うことが可能になる。
さらに、請求項5に記載の映像撮影システムは、基準同期信号に基づいて、第1投射光と第2投射光とを時分割して表示する請求項4に記載の時分割表示装置と、前記基準同期信号に基づいて、少なくとも前記時分割表示装置で表示される第1投射光または第2投射光のいずれか一方を、映像信号の1フィールド期間における撮影期間で撮影する撮影カメラと、を備えていることを特徴とする。
かかる構成において、映像撮影システムは、時分割表示装置によって、撮影カメラの映像信号の1フィールド期間における撮影期間に第1投射光または第2投射光の一方を表示し、非表示期間に他の投射光を表示する。これによって、他の投射光は、人には視認されるが撮影カメラには撮影されない投射光となる。
そして、映像撮影システムは、撮影カメラによって、撮影期間に表示された投射光を撮影する。
また、請求項6に記載の投射光時分割装置は、第1投射手段から投射される第1投射光と、第2投射手段から投射される第2投射光とを時分割して同軸方向に投射する投射光時分割装置であって、前記第1投射光を反射させる鏡面を有する反射領域および当該反射領域に隣接して設けられ前記第2投射光を前記鏡面の背面側から通過させる通過領域を有する回転部材と、この回転部材を回転駆動させる駆動手段と、外部から入力される基準同期信号と前記回転部材の位相とが同期するように前記駆動手段を制御する駆動制御手段と、を備える構成とした。
かかる構成において、投射光時分割装置は、第1投射手段から投射された第1投射光が回転部材の反射領域に投射されたとき、第2投射手段から投射された第2投射光が回転部材の反射領域の背面に投射される。これによって、第1投射光は回転部材で反射され表示される側に投射されるとともに、第2投射光は回転部材で遮断されることになる。
また、投射光時分割装置は、第1投射手段から投射された第1投射光が回転部材の通過領域に投射されたとき、この第1投射光と、第2投射手段から投射された第2投射光とが、ともに回転部材を通過し、それぞれの投射方向に投射されることになる。
さらに、投射光時分割装置は、駆動制御手段によって、外部から入力される基準同期信号と回転部材の位相とが同期するように駆動手段を制御することで、回転部材は、基準同期信号に同期して、第1投射光および第2投射光を時分割して投射することができる。
さらに、請求項7に記載の投射光時分割装置は、第1投射手段から投射される第1投射光と、第2投射手段から投射される第2投射光とを時分割して投射する投射光時分割装置であって、通過領域と当該通過領域に隣接して設けられた非通過領域を有する回転部材と、この回転部材を回転駆動させる駆動手段と、外部から入力される基準同期信号と前記回転部材の位相とが同期するように前記駆動手段を制御する駆動制御手段と、を備え、前記回転部材が回転駆動されることで、前記第1投射光または前記第2投射光のいずれか一方を投射することを特徴とする。
かかる構成において、投射光時分割装置は、第1投射手段から投射された第1投射光が回転部材の通過領域に投射されたとき、第2投射手段から投射された第2投射光が回転部材の非通過領域に投射される。また、第1投射手段から投射された第1投射光が回転部材の非通過領域に投射されたとき、第2投射手段から投射された第2投射光が回転部材の通過領域に投射される。
そして、投射光時分割装置は、駆動制御手段によって、外部から入力される基準同期信号と回転部材の位相とが同期するように駆動手段を制御することで、回転部材は、基準同期信号に同期して、第1投射光および第2投射光を時分割して投射することができる。
本発明は、以下に示す優れた効果を奏するものである。
請求項1または請求項6に記載の発明によれば、反射領域と通過領域とを有する回転部材を回転させ、2つの投射光を反射または通過させることで、2つの投射光を交互に時分割して表示することができる。このとき、投射光は、反射または通過するだけであるため、表示する投射光の劣化がなく、従来に比べて光利用率を高めることができる。
また、本発明によれば、第1投射手段の光軸と第2投射手段の光軸とを直交させることで、第1投射光と第2投射光とを、同一の光軸で表示することが可能になる。これによって、第1投射光と第2投射光との視認性を高めることができる。
さらに、本発明によれば、回転部材を回転させるだけのシンプルな構成であり、2台の投射手段を同一のものとすることができるため、従来に比べて安価に構成することができる。また、本発明によれば、1つの回転部材で2台の投射手段の映像を時分割できるため、システム全体を小型化することができ、省スペース化を実現することができる。
請求項2に記載の発明によれば、回転部材を等速回転させることで、反射領域を同一位相で出現させることができる。また、回転部材が円盤形状であることから、安定して回転させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、回転部材を撮影カメラの撮影期間と非撮影期間との時間比で反射領域および通過領域の中心角度を定めているため、撮影カメラに同期させて等速回転させるだけで、異なる2つの投射光(映像)を、1フィールド区間内で区分して表示することができる。
請求項4に記載の発明によれば、回転部材の回転軸を中心に反射領域が対称に形成されているため、回転部材の中心が重心位置となる。これによって、回転部材を回転させる駆動手段のトルクやパワーが小さい場合であっても、回転部材を安定して回転させることができる。
請求項5に記載の発明によれば、人には視認されるが撮影カメラには撮影されない投射光を表示することができる。これによって、例えば、テレビスタジオ等で、一方の投射光を撮影カメラで撮影するための映像として表示し、他方の投射光を撮影カメラには撮影されずに出演者のみに認識可能な映像として表示することができる。
請求項7に記載の発明によれば、通過領域と非通過領域とを有する回転部材を回転させることで、2つの投射光を交互に時分割して表示することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[映像撮影システムの構成]
まず、図1を参照して、テレビスタジオ等の撮影現場で用いる映像撮影システムの概要について説明する。図1は、本発明に係る映像撮影システムの全体構成を示す模式図である。映像撮影システムSは、基準となる同期信号(基準同期信号)SGに同期して動作する時分割表示装置1と、撮影カメラ2とを備えている。なお、ここでは、基準同期信号SGとして、撮影カメラ2が生成するカメラ映像信号を用いることとする。
時分割表示装置1は、撮影カメラ2に撮影される映像(投射光;カメラ用映像)と、撮影カメラ2には撮影されない映像(投射光;非カメラ用映像)とを、撮影カメラ2と同一の基準同期信号SGに基づいて、撮影カメラ2の撮影期間と非撮影期間とで切り替えて表示(投射)するものである。
このとき、出演者Mは、時分割表示装置1が表示するカメラ用映像および非カメラ用映像のどちらも視認することができる。一方、撮影カメラ2は、カメラ用映像を撮影することはできるが、非撮影期間に表示される非カメラ映像を撮影することはできない。
なお、時分割表示装置1の構成については後記する。
撮影カメラ2は、時分割表示装置1に表示された映像等を撮影するものである。この撮影カメラ2は、時分割表示装置1と同一の基準同期信号SGを基準として、内部の撮像デバイス(CCD)の電子シャッタ(図示せず)が開いている期間に撮影を行い、電子シャッタが閉じている期間は撮影を行わない。なお、この撮影カメラ2は、ニュース取材用小型カメラ、スタジオ用大型カメラ、ハイビジョン用カメラ等、基準同期信号に基づいて、撮影期間と非撮影期間の切り替えを行えるものであればよい。
ここで、図2および図3を参照(適宜図1参照)して、時分割表示装置1が表示する映像と、撮影カメラ2が撮影する映像について説明する。図2は、時分割表示装置が表示した映像の一例を示す図であって、(a)は撮影カメラの非撮影期間に表示される映像、(b)は撮影カメラの撮影期間に表示される映像である。図3は、撮影カメラが撮影した映像の一例を示す図である。
ここでは、時分割表示装置1は、撮影カメラ2の非撮影期間に出演者Mに提示する映像SAとして、例えば天気図等を表示する(図2(a)参照)。また、時分割表示装置1は、撮影カメラ2の撮影期間に他の映像SBとして、例えば単一の色光を表示する(図2(b)参照)。なお、ここでは、時分割表示装置1は、撮影カメラ2の撮影期間に、単一の色光として、クロマキーバックとなる青色の光を表示するものとする。
このとき、撮影カメラ2は、撮影期間のみ撮影を行うため、図3に示すように、時分割表示装置1の画面にクロマキーバックとなる青色(ブルーバック)の映像SBを含んだ映像CAが撮影される。この撮影カメラ2で撮影された映像CAには、映像SB部分が青色で撮影されているので、例えば、図4に示すように、青色の領域に対してCG(Computer Graphics)等により他の映像を合成することで、番組用の映像CBを作成することができる。
なお、ここでは、時分割表示装置1が、撮影カメラ2に撮影される映像(カメラ用映像)と、撮影カメラ2には撮影されない映像(非カメラ用映像)として、ブルーバックの色光とを表示することとしているが、色光を用いずに、撮影された映像やCG映像といった映像を表示することとしてもよい。
[時分割表示装置の構成]
次に、図5を参照して、本発明に係る時分割表示装置の構成について説明する。図5は、時分割表示装置の構成の一例を示す概略図である。
この時分割表示装置1は、筐体10内に、2台の映像投射装置20(20a,20b)と、シャッタユニット30と、載置台40と、反射部50と、透過型スクリーン60とを備えている。
映像投射装置(投射手段)20は、投射光(映像)を投射するものであって、例えば、一般的なプロジェクタである。ここでは、1台の映像投射装置(第1投射手段)20aは載置台40上に水平方向に横向きで設置され、他の1台の映像投射装置(第2投射手段)40bは筐体10底部に垂直方向に縦向きで設置されている。すなわち、映像投射装置20a,20bは、それぞれの光軸が直交するように設置されている。
また、ここでは、映像投射装置20aから投射される投射光は、撮影カメラ2の非撮影期間に投射される映像(非カメラ用映像)であって、映像投射装置20bから投射される投射光は、撮影カメラ2の撮影期間に投射される映像(カメラ用映像)であるとする。
シャッタユニット(投射光時分割装置)30は、外部から入力される基準同期信号に同期して、表示する投射光を、映像投射装置20a,20bのいずれか一方からの投射光に切り換えるものである。ここでは、シャッタユニット30は、反射領域と通過領域を有する回転シャッタ(回転部材)31を回転駆動することで、映像投射装置20aから投射される投射光を反射部50に反射する際には、映像投射装置20bから投射される投射光を遮断し、映像投射装置20bから投射される投射光を反射部50に投射する際には、映像投射装置20aから投射される投射光を通過させることで、映像投射装置20a,20bのいずれか一方からの投射光を、反射部50に投射する。
すなわち、シャッタユニット30は、基準同期信号に基づいて、撮影カメラ2の非撮影期間に、映像投射装置20aから投射される投射光を反射部50に反射させ、撮影カメラ2の撮影期間に、映像投射装置20bから投射される投射光を反射部50に投射する。
このように、映像投射装置20a,20bから投射される投射光は、シャッタユニット30において、交互に反射あるいは通過する。これによって、時分割表示装置1は、光量の減衰がなく、光利用率を高めることができる。
なお、このシャッタユニット30の詳細な構成については後記する。
載置台40は、映像投射装置20aを載置するものである。また、ここでは、載置台40には、シャッタユニット30が取り付けられている。なお、シャッタユニット30は、回転駆動される回転シャッタ31が回転する回転面に対して、映像投射装置20a,20bのそれぞれの光軸の入射角が45°となるように、載置台40に取り付けられている。
これによって、映像投射装置20aから投射され回転シャッタ31で反射された投射光の光軸と、映像投射装置20bから投射され回転シャッタ31を通過する投射光の光軸とが一致することになる。
反射部50は、鏡面部材で構成され、映像投射装置20a,20bから投射された投射光を、透過型スクリーン60に反射させるものである。この反射部50を備えることで、時分割表示装置1の奥行き方向の長さを抑えることができる。
透過型スクリーン60は、反射部50から投射された投射光を、前面の表示面に透過して表示する背面投射方式の表示装置である。なお、この透過型スクリーン60は、レンチキュラーレンズシート、フレネルレンズシート等を用いて、投射光を拡散させることで、視野角を広くしている。
このように構成することで、時分割表示装置1は、基準同期信号に基づいて、映像投射装置20a,20bの投射光を時分割して表示することができる。
以下、シャッタユニット30について、さらに詳細に説明を行う。
(シャッタユニットの構成)
ここでは、図6を参照(適宜図5参照)して、本発明に係るシャッタユニット(投射光時分割装置)の構成について説明する。図6は、シャッタユニット(投射光時分割装置)の構成を示す概略構成図である。
このシャッタユニット30は、回転シャッタ31と、駆動手段32と、位相検出手段33と、速度検出手段34と、駆動制御手段35とを備えている。
回転シャッタ(回転部材)31は、投射光を反射させる鏡面部からなる反射領域と投射光を通過させる通過領域とを隣接して有する回転部材であって、駆動手段32によって回転駆動されることで、表示する投射光を、映像投射装置20a,20bのいずれか一方からの投射光に切り換えるものである。
ここで、図7を参照(適宜図5および図6参照)して、回転シャッタ31の構造について説明する。図7は、回転シャッタ(回転部材)の構造を示す外観図であって、(a)は斜視図、(b)は上面図を示している。また、(c)は回転シャッタにおける投射光の反射および通過の状態を示している。図7に示すように、回転シャッタ31は、通過領域Qと反射領域Rとからなる円盤状の部材である。例えば、回転シャッタ31は、透明なアクリルのディスクに、所定の中心角θ(詳細は後記する)を有する扇型形状の鏡面板が貼り付けられている。あるいは、回転シャッタ31は、扇型形状の透明なアクリル部材と、扇型形状の鏡面部材とを接合したものでもよい。なお、回転シャッタ31は、回転時のムラを抑えるため、回転軸Pを中心に反射領域Rが対称となるように形成されていることが望ましい。また、反射領域Rの鏡面の裏側は、投射光を反射させないように黒い材質であることが望ましい。
この回転シャッタ31を、回転軸Pを中心に回転させることで、図7(c)の(c−1)に示すように、映像投射装置20aから投射された投射光が回転シャッタ31の反射領域Rの鏡面によって反射部50に反射されるときは、映像投射装置20bから投射された投射光は、反射領域Rの裏側に投射され、投射光が遮断されることになる。このとき、反射領域Rの裏側は黒色であることから、投射光は反射されず、映像投射装置20bから投射される投射光に影響を及ぼさない。
一方、映像投射装置20bから投射された投射光が回転シャッタ31の通過領域Qを通過して反射部50に投射されるときは、図7(c)の(c−2)に示すように、映像投射装置20aから投射された投射光は、回転シャッタ31の通過領域Qを通過して、反射部50には反射されない。
なお、回転シャッタ31は、回転によって、投射光を反射、通過させる構造であれば、図7の構造に限定されるものではない。
例えば、図8(a)に示すように、鏡面部材のみからなる構造としてもよい。また、図7では、回転軸Pを中心に反射領域Rを対称に形成しているが、回転シャッタ31を回転させる駆動手段32のトルク、パワー、あるいは反射領域Rの鏡面部材の強度等によって、図8(b)や図8(c)に示すように非対称としてもよい。
次に、図9および図10を参照して、回転シャッタ31の反射領域の中心角について説明する。図9は、撮影カメラの電子シャッタの開閉時間と、回転シャッタの回転角度との関係を説明するための説明図であって、(a)は撮影カメラの1フィールドの時間と電子シャッタの開閉のタイミングを示すグラフ図、(b)は回転シャッタの開角度を電子シャッタの開閉タイミングに比例したときの回転角度と投射光を通過する比率(通過率)との関係を示すグラフ、(c)は回転シャッタの開角度を理想的な値としたときの回転角度と投射光を通過する比率(通過率)との関係を示すグラフである。図10は、回転シャッタと回転シャッタを通過する光束との関係を説明するための説明図である。なお、ここでは、回転シャッタ31は、図7で示したように、回転軸Pを中心に反射領域Rを対称に形成していることから、回転シャッタ31が1回転する間に、電子シャッタが2回開閉することとして、以下説明を行う。
この回転シャッタ31の反射領域の中心角は、撮影カメラ2の電子シャッタ(図示せず)が開いている時間(撮影期間)には、非カメラ用映像(ここでは、映像投射装置20aからの投射光)を投射しないという条件から決定されるものである。
ここで、例えば、撮影カメラ2のフィールド周波数(垂直同期周波数)が60ヘルツ(Hz)、電子シャッタが開いている時間が1/100秒の場合、1フィールドの周期はその時間の1/60、すなわち、約16.7ミリ秒(ms)となる。このとき、電子シャッタが開いている時間は1/100秒(10ms)であるため、電子シャッタが閉じている時間は、6.7ms(=16.7−10)となる。すなわち、図9(a)に示すように、0msから6.7msまでの期間は、電子シャッタが閉じ(off)、6.7msから16.7msまでの期間は、電子シャッタを開いた(on)状態となる。
この電子シャッタが閉じた期間に、映像投射装置20aから投射される投射光を回転シャッタ31で反射させようとすると、回転シャッタ31の回転角度θに対する反射領域の中心角θの比と、1フィールドの周期Tに対する電子シャッタが閉じている時間toffの比とを等しくする必要がある。すなわち、以下の(1)式に示すような関係を満たす必要がある。
Figure 2007316127
ここで、回転シャッタ31の回転角度θは180°(=360°/2)、1フィールドの周期Tは16.7ms、電子シャッタが閉じている時間toffは6.7msであることから、反射領域の中心角θは約72°となる。
しかし、この中心角θは、回転シャッタ31において反射する投射光が、点光源から投射された投射光である場合を示している。実際には、回転シャッタ31において反射する投射光は、ある大きさの領域を有する光束である。
この中心角θのシャッタを用いた場合には、回転シャッタ31において反射する投射光は、ある大きさの領域を有する光束であるため、図9(b)に示すように撮影カメラ2の電子シャッタが閉じている期間をはみ出してしまう。すなわち、本来であれば、撮影カメラ2に撮影されないはずの映像投射装置20aから投射される投射光が、撮影カメラ2に撮影されてしまうことになる。
そこで、以下、図10を参照して、回転シャッタ31において反射する投射光が、ある大きさの領域を有する光束であることを考慮した反射領域の中心角について説明する。
図10に示すように、投射光がある大きさの領域Bを有する光束である場合、光速の領域Bが、前記(1)式により求めた中心角θ内の領域からちょうど半分だけはみ出してしまい、この半分はみ出した分だけ狭くして非カメラ用映像(映像投射装置20aからの投射光)を投射しなければ、撮影カメラ2の撮影期間に非カメラ用映像が投射されることになる。
そこで、回転シャッタ31の回転時に通過領域から反射領域に切り替わるタイミングにおいては、前記(1)式で求めた中心角θから、光速の領域Bの半分の角度分遅らせて反射領域に切り換える必要がある。
ここで、回転シャッタ31の直径をd、光束の領域Bの縦、横の大きさをそれぞれx、yとすると、回転シャッタ31が光速の領域Bの半分の領域を通過するための角度(立ち上がり角度θ)、以下の(2)式で求めることができる。
Figure 2007316127
また、回転シャッタ31の回転時に反射領域から通過領域に切り替わるタイミングにおいては、前記(1)式で求めた中心角θよりも、光速の領域Bの半分の角度分早めに切り換える必要がある。この反射領域から通過領域に切り替わるタイミングにおける光速の領域Bの半分の領域を通過するための角度(立ち下がり角度θ)も、前記(2)式と同様(θ=θ)に求めることができる。
このように、回転シャッタ31の反射領域は、前記(1)式で求めた中心角θにおいて、前記(2)式で求めた立ち上がり角度θと立ち下がり角度θとを差し引く必要がある。
すなわち、光束の領域Bを考慮した回転シャッタ31の反射領域の中心角θは、以下の(3)式で求められる。
Figure 2007316127
例えば、回転シャッタ31の直径を300mm、光束の領域Bの縦xを60mm、横yを45mmとすれば、前記(2)式より、立ち上がり角度θは約14.5°となる。また、同様に立ち下がり角度θも約14.5°となる。従って、前記(3)式により、回転シャッタ31の反射領域の中心角θは約43°となる。ただし、実際には、回転シャッタ31の回転ムラ(ジッター)や温度変化等に起因する位相変動(ドリフト)等を考慮し、1〜2°程度中心角θを狭くしておくことが望ましい。
図6に戻って、シャッタユニット30の構成について説明を続ける。
駆動手段32は、回転シャッタ31を、回転軸Pを中心として回転駆動させるものであって、一般的なモータ(例えば、DCモータ)である。この駆動手段32は、駆動制御手段35から出力される駆動信号(駆動電圧)に基づいて、回転シャッタ31の回転速度が調整される。
位相検出手段33は、回転シャッタ31が回転する際の反射領域と通過領域との時間周期を示す位相を検出するものである。この位相検出手段33は、検出した位相をパルス信号として駆動制御手段35に出力する。
なお、この位相検出手段33には、例えば、発光素子と受光素子とからなる光センサを用いることができる。そして、位相検出手段33は、発光素子から発光された光が回転シャッタ31で反射し、受光素子で受光した光のパルス信号を、位相検出信号として駆動制御手段35に出力する。なお、位相検出手段33は、発光素子と受光素子とを、回転シャッタ31を挟んで配置した透過型の光センサにより構成することとしてもよい。
速度検出手段34は、駆動手段32の回転速度を検出するものである。この速度検出手段34は、検出した回転速度に比例したパルス信号を駆動制御手段35に出力する。
なお、この速度検出手段34は、例えば、回転軸Pに反射マークを付加し、その反射によって回転速度を検出する光学式の速度検出装置や、駆動手段32側の回転軸のギアに連結されたギア(図示せず)の回転数に基づいて回転速度を検出する速度検出装置等、一般的な速度検出装置を用いることができる。
駆動制御手段35は、外部から入力される基準同期信号と回転シャッタ31の位相とが同期するように駆動手段32を制御するものである。
ここで、図11を参照(適宜図6参照)して、駆動制御手段35の内部構成について説明する。図11は、シャッタユニットの駆動制御手段の内部構成を示すブロック構成図である。なお、駆動制御手段35内部において生成される信号については、適宜図12を参照することとする。図12は駆動制御手段内部の信号のタイミングを示すタイムチャートである。
この駆動制御手段35は、同期分離回路351と、垂直同期分離回路352と、位相調整器353と、位相検波器354と、速度検波器355と、低域通過フィルタ356(356a,356b)と、差動増幅器357と、駆動回路358とを備えている。
同期分離回路351は、入力された基準同期信号(カメラ映像信号)から、同期の基準となる垂直同期信号と水平同期信号とからなる複合同期信号を分離するものである。ここで分離された複合同期信号は、垂直同期分離回路352に出力される。なお、垂直同期信号とは、映像を表示する際の1画面の開始を示す信号である。
垂直同期分離回路352は、同期分離回路351で基準同期信号から分離された複合同期信号から、垂直同期信号(図12(a))を分離するものである。ここで分離された垂直同期信号は、位相調整器353に出力される。
位相調整器353は、垂直同期分離回路352で分離された垂直同期信号を遅延させることで、撮影カメラ2の電子シャッタ(図示せず)が閉じている位相に合わせたパルス信号(位相調整パルス信号(図12(b)))を生成するものである。なお、ここでは、位相調整パルス信号(図12(b))の立ち上がりが、回転シャッタ31の位相(位相パルス信号(図12(c))の中間となるように遅延させる。この位相調整器353で生成された位相調整パルス信号は、位相検波器354に出力される。
位相検波器354は、位相調整器353で生成された撮影カメラ2の電子シャッタの位相と、位相検出手段33で検出された回転シャッタ31の位相との位相差を電位差で示した位相差電圧信号を生成するものである。
ここでは、位相検波器354は、位相検出手段33で検出された回転シャッタ31の位相(位相パルス信号(図12(c)))から「のこぎり波」となる位相検波信号(図12(d))を生成し、位相調整パルス信号(図12(b))の立ち上がりのタイミングで電位差をホールドし出力する。これによって、位相検波信号(図12(d))の「のこぎり波」のずれによって、電位差を検出し、位相が早い場合には電位差が小さく、位相が遅い場合には電位差が大きくなる位相差電圧信号(図12(e))が生成される。
この位相検波器354で生成された位相差電圧信号は、低域通過フィルタ356aに出力される。
速度検波器355は、速度検出手段34で検出された駆動手段32の回転速度に比例した電位を示す速度電圧信号を生成するものである。この速度検波器355で生成された速度電圧信号は、低域通過フィルタ356bに出力される。
低域通過フィルタ356(356a,356b)は、予め定めた周波数以下の信号のみを通過させるものである。この低域通過フィルタ356を備えることで、後記する駆動回路358からの出力により形成される駆動手段32に対するフィードバック系において、ハンチング等の過応答を防止することが可能になる。
ここで、低域通過フィルタ356aは、位相検波器354から出力される位相差電圧信号に対して、予め定めた周波数以下の信号を通過させ、差動増幅器357に出力する。また、低域通過フィルタ356bは、速度検波器355から出力される速度電圧信号に対して、予め定めた周波数以下の信号を通過させ、差動増幅器357に出力する。
差動増幅器357は、低域通過フィルタ356a,356bを通過した位相差電圧信号と速度電圧信号との差の電圧を増幅することで、駆動手段32を駆動させる電圧を示す駆動電圧信号を生成するものである。この差動増幅器357で生成された駆動電圧信号は、駆動回路358に出力される。
駆動回路358は、差動増幅器357で生成された駆動電圧信号に基づいて、駆動手段32を駆動させるものであって、一般的なモータドライバである。
以上、シャッタユニット30の構成ついて説明したが、本発明は、この構成に限定されるものではない。例えば、回転シャッタ31の位相のみによって、駆動手段32を駆動させることとしてもよい。この場合、速度検出手段34を構成から省略するとともに、駆動制御手段35内の速度検波器355、低域通過フィルタ356bおよび差動増幅器357を構成から省略することができる。しかし、回転シャッタ31を一定速度で、安定して回転させるためには、シャッタユニット30に、これらの構成を備えた方が望ましい。
以上説明したように時分割表示装置1を構成することで、時分割表示装置1は、人には視認され、撮影カメラ2には映らない映像を間欠光として表示することができる。さらに、時分割表示装置1は、設置スペースを小さくし、映像投射装置の光軸を一致させるとともに、光利用率を高めることができる。さらに、時分割表示装置1は、回転シャッタ31を回転させるだけのシンプルな構成であり、2台の映像投射装置20を同一のものとすることができるため、従来に比べて安価に構成することができる。
なお、本発明は前記した構成に限定されるものではない。ここでは、2台の映像投射装置20からの投射光を反射部50で反射させて透過型スクリーン60に表示するリアプロジェクションとして時分割表示装置1を実現したが、前面からスクリーンに投射するフロントプロジェクションとして実現してもよい。また、ここでは、時分割表示装置1を、撮影カメラ2の基準同期信号に基づいて、撮影カメラ2で撮影される映像と撮影されない映像とを交互に表示することとしたが、回転シャッタ31の反射領域と通過領域とを同じ比率(50:50)にし、一方の映像を左眼用の映像、他方の右眼用の映像とすることで、立体映像を表示する装置として実現してもよい。
また、ここでは、2台の映像投射装置20a,20bを、それぞれの光軸が直交するように設置したが、回転シャッタ31で反射する反射光と、回転シャッタ31を通過する通過光とのそれぞれの光軸が揃えば特に直交して配置する必要はない。
また、ここでは、シャッタユニット30の回転シャッタ31を円盤形状(あるいは扇型形状)の回転部材としたが、回転駆動されることで、いずれか一方の投射光を投射するものであれば、その形状、構成は限定されるものではない。
以下、図13を参照して、シャッタユニット30の第1の変形例について説明する。図13は、シャッタユニットの第1の変形例を示す模式図であって、(a)は回転シャッタの斜視図、(b)はシャッタユニットの上面図を示している。なお、図13においては、回転シャッタ31Bを駆動させる駆動手段等については図示を省略している。
図13に示すように、シャッタユニット30Bは、投射光を通過させる通過領域Qと、通過領域Qに隣接し投射光を通過させない非通過領域Uとからなる円筒形状の回転シャッタ31Bを備えている。また、図13(a)に示すように、回転シャッタ31Bは、円筒部材に投射光を通過するための通過領域Qである窓を設けている。
そして、図13(b)に示すように、投射光の光軸が直交するように映像投射装置20a,20bを配置し、回転シャッタ31Bをその交点に配置し回転させる。これによって、(b−1)に示すように、映像投射装置20aが投射した投射光が回転シャッタ31Bの通過領域Qを通過する場合、映像投射装置20bが投射した投射光が遮断される。また、(b−2)に示すように、映像投射装置20bが投射した投射光が回転シャッタ31Bの通過領域Qを通過する場合、映像投射装置20aが投射した投射光が遮断される。このとき、映像投射装置20bが投射した投射光は、ミラー21で映像投射装置20aが投射する投射光と同一の方向に反射させる。
このように、シャッタユニット30Bは、回転シャッタ31Bの回転により、映像投射装置20a,20bのいずれか一方のみの投射光を投射することができる。
さらに、撮影カメラ2の非撮影期間に2台の映像投射装置20a,20bのいずれか一方の投射光のみを遮断する図14に示す構成としてもよい。図14は、シャッタユニットの第2の変形例を示す模式図であって、(a)は側面図、(b)は正面図を示している。なお、図14においては、回転シャッタ31Cを駆動させる駆動手段等については図示を省略している。また、図14では、映像投射装置20a,20bの光軸がずれることになるが、映像投射装置20a,20bは、反射部50(図5)に到達した投射光によって表示される表示画面において光軸同士が近くなるように配置されている。つまり、映像投射装置20a,20bは、映像を表示する際に問題とならない程度の同軸性となるように配置されている。
図14に示すように、シャッタユニット30Cは、投射光を通過させる通過領域Qと、通過領域Qに隣接し投射光を通過させない非通過領域Uとからなる円盤形状の回転シャッタ31Cを備えている。このシャッタユニット30Cは、同一方向に投射方向を向けられた映像投射装置20a,20bの前面に回転シャッタ31Cを備え、回転シャッタ31Cを回転駆動させる。
ここで、非通過領域Uは、撮影カメラの撮影期間において、映像投射装置20aまたは映像投射装置20bのいずれか一方の投射光を遮断するものである。
これによって、シャッタユニット30Cは、回転シャッタ31Cの回転により、撮影カメラの撮影期間において、映像投射装置20a,20bのいずれか一方のみの投射光を投射することができる。
[時分割表示装置(シャッタユニット)の動作]
次に、図15を参照(適宜図11および図12参照)して、本発明に係る時分割表示装置1の動作について説明する。ただし、ここでは、時分割表示装置1の動作の基本となるシャッタユニット30の動作についてのみ説明を行うこととする。また、ここでは、説明を簡略化するため、速度検出手段34を使用しないこととする。図15は、シャッタユニットの動作を示すフローチャートである。
シャッタユニット30は、同期分離回路351によって、基準同期信号(カメラ映像信号)から、同期の基準となる垂直同期信号と水平同期信号とからなる複合同期信号を分離し、垂直同期分離回路352によって、複合同期信号から、撮影カメラ2の垂直同期信号(図12(a))を分離する(ステップS1)。
そして、シャッタユニット30は、位相調整器353によって、垂直同期信号の立ち上がりを遅延させることで、撮影カメラ2の電子シャッタ(図示せず)が閉じている位相に合わせた位相調整パルス信号(図12(b))を生成する(ステップS2)。
一方、シャッタユニット30は、位相検出手段33によって、回転シャッタ31の位相を検出し、その検出した位相を位相パルス信号(図12(c))とする(ステップS3)。
そして、シャッタユニット30は、位相検波器354によって、ステップS3で生成された位相パルス信号から「のこぎり波」となる位相検波信号(図12(d))を生成し(ステップS4)、ステップS2で生成された位相調整パルス信号の立ち上がりのタイミングで電位差をホールドし、位相差電圧信号(図12(e))を生成する(ステップS5)。
なお、シャッタユニット30は、低域通過フィルタ356aによって、位相差電圧信号の予め定めた周波数以下の信号を通過させることで、過応答を防止する。
そして、シャッタユニット30は、駆動回路358によって、ステップS5で生成された位相差電圧信号に基づいて、駆動手段32を駆動させる駆動電圧信号を生成し、回転シャッタ31の速度を調整する(ステップS6)。これによって、回転シャッタ31の反射領域および通過領域が、基準同期信号に同期することになる。
そして、シャッタユニット30は、ステップS1に戻って動作を継続する。
なお、シャッタユニット30において、速度検出手段34を使用する場合は、ステップS3と並列して、速度検出手段34によって、駆動手段32の回転速度を速度電圧信号として生成する。そして、差動増幅器357によって、この速度電圧信号とステップS5で生成された位相差電圧信号との差の電圧を増幅することで、駆動手段32を駆動させる電圧を示す駆動電圧信号を生成する。
以上の動作によって、シャッタユニット30は、回転シャッタ31の反射領域および通過領域の位相をフィードバック系によって逐次調整することで、回転シャッタ31を安定して回転駆動させることができる。
これによって、時分割表示装置1は、撮影カメラ2の撮影期間と非撮影期間とに同期して、映像投射装置20aまたは映像投射装置20bのいずれか一方の投射光を表示することができる。
本発明に係る映像撮影システムの全体構成を示す模式図である。 本発明に係る時分割表示装置が表示した映像の一例を示す図であって、(a)は撮影カメラの非撮影期間に表示される映像、(b)は撮影カメラの撮影期間に表示される映像である。 撮影カメラが撮影した映像の一例を示す図である。 撮影カメラが撮影した映像から生成した、番組用の映像を示す図である。 本発明に係る時分割表示装置の構成の一例を示す概略図である。 本発明に係るシャッタユニット(投射光時分割装置)の構成を示す概略構成図である。 回転シャッタ(回転部材)の構造を示す外観図であって、(a)は斜視図、(b)は上面図を示している。 回転シャッタ(回転部材)の他の構造を示す外観図である。 撮影カメラの電子シャッタの開閉時間と、回転シャッタの回転角度との関係を説明するための説明図である。 回転シャッタと回転シャッタを通過する光束との関係を説明するための説明図である。 シャッタユニットの駆動制御手段の内部構成を示すブロック構成図である。 駆動制御手段内部の信号のタイミングを示すタイムチャートである。 シャッタユニットの第1の変形例を示す模式図ある。 シャッタユニットの第2の変形例を示す模式図ある。 本発明に係るシャッタユニットの動作を示すフローチャートである。 従来の間欠光による情報提示技術を説明するためのテレビスタジオの模式図である。 電子シャッタと液晶シャッタとの各信号の関係を示すタイムチャートである。
符号の説明
S 映像撮影システム
1 時分割表示装置
2 撮影カメラ
20a 映像投射装置(第1投射手段)
20b 映像投射装置(第2投射手段)
30 シャッタユニット(投射光時分割装置)
31 回転シャッタ(回転部材)
32 駆動手段
33 位相検出手段
34 速度検出手段
35 駆動制御手段

Claims (7)

  1. 第1投射光と第2投射光とを時分割して表示する時分割表示装置であって、
    前記第1投射光を反射させる鏡面を有する反射領域および当該反射領域に隣接して設けられ前記第2投射光を前記鏡面の背面側から通過させる通過領域を有する回転部材と、
    この回転部材を回転駆動させる駆動手段と、
    前記第1投射光を前記回転部材の鏡面側から投射する第1投射手段と、
    前記第2投射光を前記回転部材の鏡面の背面側から投射する第2投射手段と、
    外部から入力される基準同期信号と前記回転部材の位相とが同期するように前記駆動手段を制御する駆動制御手段と、を備え、
    前記第1投射光が前記回転部材の反射領域で反射された反射光の光軸と前記第2投射光が前記回転部材の通過領域を通過した通過光の光軸とが同軸となるように、前記回転部材、前記第1投射手段および前記第2投射手段を配置していることを特徴とする時分割表示装置。
  2. 前記回転部材は、前記反射領域および前記通過領域を当該回転部材の回転軸を中心として扇型形状に形成された円盤部材であることを特徴とする請求項1に記載の時分割表示装置。
  3. 前記第1投射光と前記第2投射光とは、それぞれ撮影カメラによって撮影される映像信号の1フィールド期間における撮影期間と非撮影期間とのいずれか一方の期間で表示される投射光であって、
    前記回転部材は、前記撮影期間と前記非撮影期間との時間比で、前記反射領域および前記通過領域の前記扇型形状の中心角度がそれぞれ定められていることを特徴とする請求項2に記載の時分割表示装置。
  4. 前記回転部材は、前記回転軸を中心として前記反射領域が対称となる位置に形成されていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の時分割表示装置。
  5. 基準同期信号に基づいて、第1投射光と第2投射光とを時分割して表示する請求項4に記載の時分割表示装置と、
    前記基準同期信号に基づいて、少なくとも前記時分割表示装置で表示される第1投射光または第2投射光のいずれか一方を、映像信号の1フィールド期間における撮影期間で撮影する撮影カメラと、
    を備えていることを特徴とする映像撮影システム。
  6. 第1投射手段から投射される第1投射光と、第2投射手段から投射される第2投射光とを時分割して同軸方向に投射する投射光時分割装置であって、
    前記第1投射光を反射させる鏡面を有する反射領域および当該反射領域に隣接して設けられ前記第2投射光を前記鏡面の背面側から通過させる通過領域を有する回転部材と、
    この回転部材を回転駆動させる駆動手段と、
    外部から入力される基準同期信号と前記回転部材の位相とが同期するように前記駆動手段を制御する駆動制御手段と、
    を備えていることを特徴とする投射光時分割装置。
  7. 第1投射手段から投射される第1投射光と、第2投射手段から投射される第2投射光とを時分割して投射する投射光時分割装置であって、
    通過領域と当該通過領域に隣接して設けられた非通過領域を有する回転部材と、
    この回転部材を回転駆動させる駆動手段と、
    外部から入力される基準同期信号と前記回転部材の位相とが同期するように前記駆動手段を制御する駆動制御手段と、を備え、
    前記回転部材が回転駆動されることで、前記第1投射光または前記第2投射光のいずれか一方を投射することを特徴とする投射光時分割装置。
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