JPH07306471A - 液晶映像表示装置 - Google Patents
液晶映像表示装置Info
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- JPH07306471A JPH07306471A JP6080757A JP8075794A JPH07306471A JP H07306471 A JPH07306471 A JP H07306471A JP 6080757 A JP6080757 A JP 6080757A JP 8075794 A JP8075794 A JP 8075794A JP H07306471 A JPH07306471 A JP H07306471A
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- crystal panel
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- optical axis
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- Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
- Liquid Crystal (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 絵素数の少ない安価な液晶パネルを用いて高
精細な画像を簡単な機構構成で得ることができる液晶プ
ロジェクタを提供することを目的とする。 【構成】 液晶パネル11(12,13)と投影レンズ
10との間の光軸上に設けられた反射走査ミラー20
と、前記液晶パネル11(12,13)の絵素ピッチの
1/2幅に対応する角度で前記反射走査ミラー20が回
動するようにこれを支持する支持軸201と、前記反射
走査ミラー20に接合された圧電素子部材16と、前記
反射走査ミラー20が1フィールド周期で回動振動する
ように圧電素子部材16を駆動制御する振動制御手段
と、1フレーム分の映像を前記液晶パネルの絵素ピッチ
の1/2幅で分割して1フィールド周期で前記液晶パネ
ル11(12,13)に供給する映像信号処理手段とを
備えた。
精細な画像を簡単な機構構成で得ることができる液晶プ
ロジェクタを提供することを目的とする。 【構成】 液晶パネル11(12,13)と投影レンズ
10との間の光軸上に設けられた反射走査ミラー20
と、前記液晶パネル11(12,13)の絵素ピッチの
1/2幅に対応する角度で前記反射走査ミラー20が回
動するようにこれを支持する支持軸201と、前記反射
走査ミラー20に接合された圧電素子部材16と、前記
反射走査ミラー20が1フィールド周期で回動振動する
ように圧電素子部材16を駆動制御する振動制御手段
と、1フレーム分の映像を前記液晶パネルの絵素ピッチ
の1/2幅で分割して1フィールド周期で前記液晶パネ
ル11(12,13)に供給する映像信号処理手段とを
備えた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像の高精細化が図れ
る液晶映像表示装置に関する。
る液晶映像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶プロジェクタは、画像が形成される
液晶パネルに光源から出射された光を透過させ、液晶パ
ネル上の画像を投影レンズでスクリーン上に投影して結
像させるように構成される。
液晶パネルに光源から出射された光を透過させ、液晶パ
ネル上の画像を投影レンズでスクリーン上に投影して結
像させるように構成される。
【0003】図32は、カラー画像をスクリーン上に投
影する液晶プロジェクタの内部構成を示した透視図であ
る。外装ケース1内に配置された光源2からは白色光が
出射され、この光はフィルタ3を透過することにより赤
外線および紫外線が除去された後、2枚のダイクロイッ
クミラー4,5にて赤色用と緑色用と青色用の3つの光
路に分割される。各光路上には、それぞれ液晶パネル1
1,12,13が設けられており、各パネル11,1
2,13上に形成された画像上を光が通過して得られる
赤色,緑色,青色の映像光は、2枚のミラー6,7及び
2枚のダイクロイックミラー8,9によって一つの出射
光路上に集められる。これにより、赤色画像,緑色画
像,青色画像の重ね合わせがなされ、この重ね合わによ
り形成されたカラー画像は投影レンズ10を経て図示し
ないスクリーン上に投影される。なお、分割光路上に
は、光をそれぞれ対応する液晶パネル11,12,13
上に収束させるレンズ14と、液晶パネル11,12,
13を各々挟む偏光板15が配置されている。
影する液晶プロジェクタの内部構成を示した透視図であ
る。外装ケース1内に配置された光源2からは白色光が
出射され、この光はフィルタ3を透過することにより赤
外線および紫外線が除去された後、2枚のダイクロイッ
クミラー4,5にて赤色用と緑色用と青色用の3つの光
路に分割される。各光路上には、それぞれ液晶パネル1
1,12,13が設けられており、各パネル11,1
2,13上に形成された画像上を光が通過して得られる
赤色,緑色,青色の映像光は、2枚のミラー6,7及び
2枚のダイクロイックミラー8,9によって一つの出射
光路上に集められる。これにより、赤色画像,緑色画
像,青色画像の重ね合わせがなされ、この重ね合わによ
り形成されたカラー画像は投影レンズ10を経て図示し
ないスクリーン上に投影される。なお、分割光路上に
は、光をそれぞれ対応する液晶パネル11,12,13
上に収束させるレンズ14と、液晶パネル11,12,
13を各々挟む偏光板15が配置されている。
【0004】また、上記の図32の構成は、液晶パネル
を3つ備えるタイプの液晶プロジェクタであるが、一枚
の液晶パネルを光路上に配置する単板式の液晶プロジェ
クタにおいては、液晶パネルに赤,青,緑の3色カラー
フィルターを設けており、各絵素を適宜駆動することに
よってカラー画像をスクリーン上に投影することができ
る。
を3つ備えるタイプの液晶プロジェクタであるが、一枚
の液晶パネルを光路上に配置する単板式の液晶プロジェ
クタにおいては、液晶パネルに赤,青,緑の3色カラー
フィルターを設けており、各絵素を適宜駆動することに
よってカラー画像をスクリーン上に投影することができ
る。
【0005】上記いずれの液晶プロジェクタにおいて
も、スクリーン上に投影される絵素は液晶パネルの絵素
と対応し、スクリーンの絵素表示数は、液晶パネルの絵
素数によって制限される。このため、絵素数の多い高精
細な画面を得るには絵素数の多い液晶パネルを用いる必
要がある。
も、スクリーン上に投影される絵素は液晶パネルの絵素
と対応し、スクリーンの絵素表示数は、液晶パネルの絵
素数によって制限される。このため、絵素数の多い高精
細な画面を得るには絵素数の多い液晶パネルを用いる必
要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】通常、3インチの液晶
パネルで30万絵素、1.3インチの液晶パネルで18
万画素程度である。従って、上記のごとく3枚の液晶パ
ネルを用いる液晶プロジェクタでは、総絵素数は90万
となるが、各パネルの絵素を赤,青,緑用として用いる
ので、スクリーン上の総絵素数は30万となる。また、
単板式では各色に割り当てられる絵素数は各々10万と
更に少なくなっており、いずれもCRTに比べて解像度
は低いものとなる。
パネルで30万絵素、1.3インチの液晶パネルで18
万画素程度である。従って、上記のごとく3枚の液晶パ
ネルを用いる液晶プロジェクタでは、総絵素数は90万
となるが、各パネルの絵素を赤,青,緑用として用いる
ので、スクリーン上の総絵素数は30万となる。また、
単板式では各色に割り当てられる絵素数は各々10万と
更に少なくなっており、いずれもCRTに比べて解像度
は低いものとなる。
【0007】一方、液晶パネルの絵素数密度を上げて絵
素数を増やした場合、或いは絵素数の多い大きな液晶パ
ネルでは、製造歩留りが低下しコストが飛躍的に増大し
て高価格のものとなる。また、大きい液晶パネルを用い
ると、プロジェクタの光学系が大きくなり、装置の大型
化やコスト増大を招く欠点がある。
素数を増やした場合、或いは絵素数の多い大きな液晶パ
ネルでは、製造歩留りが低下しコストが飛躍的に増大し
て高価格のものとなる。また、大きい液晶パネルを用い
ると、プロジェクタの光学系が大きくなり、装置の大型
化やコスト増大を招く欠点がある。
【0008】本発明は、上記事情に鑑み、絵素数の少な
い安価な液晶パネルを用いて高精細な画像を簡単な機構
構成で得ることができる液晶プロジェクタを提供するこ
とを目的とする。
い安価な液晶パネルを用いて高精細な画像を簡単な機構
構成で得ることができる液晶プロジェクタを提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の構成は、
液晶パネル上に形成した画像を投影レンズを介してスク
リーン上に投影するように構成された液晶映像表示装置
において、液晶パネルと投影レンズとの間または投影レ
ンズとスクリーンとの間の光軸上に設けられた反射走査
ミラーと、前記液晶パネルの絵素ピッチの1/2幅に対
応する角度で前記反射走査ミラーを回動振動させる振動
付与手段と、前記反射走査ミラーが1フィールド周期で
回動振動するように振動付与手段を駆動制御する振動制
御手段と、1フレーム分の映像を前記液晶パネルの絵素
ピッチの1/2幅で分割して1フィールド周期で前記液
晶パネルに供給する映像信号処理手段とを備える。
液晶パネル上に形成した画像を投影レンズを介してスク
リーン上に投影するように構成された液晶映像表示装置
において、液晶パネルと投影レンズとの間または投影レ
ンズとスクリーンとの間の光軸上に設けられた反射走査
ミラーと、前記液晶パネルの絵素ピッチの1/2幅に対
応する角度で前記反射走査ミラーを回動振動させる振動
付与手段と、前記反射走査ミラーが1フィールド周期で
回動振動するように振動付与手段を駆動制御する振動制
御手段と、1フレーム分の映像を前記液晶パネルの絵素
ピッチの1/2幅で分割して1フィールド周期で前記液
晶パネルに供給する映像信号処理手段とを備える。
【0010】本発明の第2の構成は、液晶パネルが光軸
と直交する平面内でその絵素ピッチの1/2幅で平面振
動させる振動付与手段と、前記の液晶パネルが1フィー
ルド周期で平面振動するように振動付与手段を駆動制御
する振動制御手段と、1フレーム分の映像を前記液晶パ
ネルの絵素ピッチの1/2幅で分割して1フィールド周
期で前記液晶パネルに供給する映像信号処理手段とを備
える。
と直交する平面内でその絵素ピッチの1/2幅で平面振
動させる振動付与手段と、前記の液晶パネルが1フィー
ルド周期で平面振動するように振動付与手段を駆動制御
する振動制御手段と、1フレーム分の映像を前記液晶パ
ネルの絵素ピッチの1/2幅で分割して1フィールド周
期で前記液晶パネルに供給する映像信号処理手段とを備
える。
【0011】本発明の第3の構成は、液晶パネルを通る
光軸をその絵素ピッチの1/2幅で平行移動させる光軸
変動手段と、前記の光軸変動手段による光軸平行移動が
1フィールド周期で繰り返されるように光軸変動手段を
駆動制御する制御手段と、1フレーム分の映像を前記液
晶パネルの絵素ピッチの1/2幅で分割して1フィール
ド周期で前記液晶パネルに供給する映像信号処理手段と
を備える。
光軸をその絵素ピッチの1/2幅で平行移動させる光軸
変動手段と、前記の光軸変動手段による光軸平行移動が
1フィールド周期で繰り返されるように光軸変動手段を
駆動制御する制御手段と、1フレーム分の映像を前記液
晶パネルの絵素ピッチの1/2幅で分割して1フィール
ド周期で前記液晶パネルに供給する映像信号処理手段と
を備える。
【0012】本発明の第4の構成は、第1乃至第3の構
成において、1フィールド周期で繰り返される第1の表
示位置と第2の表示位置との間に、第3の表示位置が形
成できるように構成されるとともに、第1の表示位置用
の画像データによる映像と第2の表示位置用の画像デー
タによる映像とが混在して液晶パネルに表示されている
状態では前記第3の表示位置が選択されるように構成さ
れている。
成において、1フィールド周期で繰り返される第1の表
示位置と第2の表示位置との間に、第3の表示位置が形
成できるように構成されるとともに、第1の表示位置用
の画像データによる映像と第2の表示位置用の画像デー
タによる映像とが混在して液晶パネルに表示されている
状態では前記第3の表示位置が選択されるように構成さ
れている。
【0013】本発明の第5の構成は、第1乃至第4の構
成において、1フレーム映像信号として偶数および奇数
フィールドの飛越走査信号を入力し、数倍速のインタレ
ース信号を作成し、当該速度に対応させて液晶パネルを
駆動するように構成されている。
成において、1フレーム映像信号として偶数および奇数
フィールドの飛越走査信号を入力し、数倍速のインタレ
ース信号を作成し、当該速度に対応させて液晶パネルを
駆動するように構成されている。
【0014】本発明の第6の構成は、第5の構成におい
て、液晶パネルの駆動走査方向が奇数画素ラインと偶数
画素ラインとで逆となるように構成されている。
て、液晶パネルの駆動走査方向が奇数画素ラインと偶数
画素ラインとで逆となるように構成されている。
【0015】
【作用】第1の構成によれば、液晶パネルで形成された
映像は、スクリーンに至る光路上で反射走査ミラーにて
反射される。このとき、反射ミラーは振動付与手段及び
振動制御手段によって、1フィールド周期で前記液晶パ
ネルの絵素ピッチの1/2幅に対応する角度で回動振動
される。即ち、反射走査ミラーは、1フィールド周期で
絵素ピッチの1/2幅に対応する二つの方向を交互に向
き、1フレーム期間中において液晶パネルの絵素密度の
倍の密度の絵素が疑似的にスクリーン上に表示されるこ
とになる。一方、映像信号処理手段により、1フレーム
分の映像が前記液晶パネルの絵素ピッチの1/2幅で分
割されて1フィールド周期で前記液晶パネルに供給され
る。これにより、前記の反射走査ミラーが一つの方向を
向いているときのスクリーン上の映像(液晶パネルの絵
素密度の映像)と他の一つの方向を向いているときのス
クリーン上の映像(液晶パネルの絵素密度の映像)との
両方で1つのフレーム映像となる映像が1フレーム期間
中に表示されることになる。即ち、視聴者は1フレーム
期間において液晶パネルの倍の絵素密度の映像を見るこ
とになる。
映像は、スクリーンに至る光路上で反射走査ミラーにて
反射される。このとき、反射ミラーは振動付与手段及び
振動制御手段によって、1フィールド周期で前記液晶パ
ネルの絵素ピッチの1/2幅に対応する角度で回動振動
される。即ち、反射走査ミラーは、1フィールド周期で
絵素ピッチの1/2幅に対応する二つの方向を交互に向
き、1フレーム期間中において液晶パネルの絵素密度の
倍の密度の絵素が疑似的にスクリーン上に表示されるこ
とになる。一方、映像信号処理手段により、1フレーム
分の映像が前記液晶パネルの絵素ピッチの1/2幅で分
割されて1フィールド周期で前記液晶パネルに供給され
る。これにより、前記の反射走査ミラーが一つの方向を
向いているときのスクリーン上の映像(液晶パネルの絵
素密度の映像)と他の一つの方向を向いているときのス
クリーン上の映像(液晶パネルの絵素密度の映像)との
両方で1つのフレーム映像となる映像が1フレーム期間
中に表示されることになる。即ち、視聴者は1フレーム
期間において液晶パネルの倍の絵素密度の映像を見るこ
とになる。
【0016】第2の構成によれば、液晶パネルは、振動
付与手段及び振動制御手段によって、1フィールド周期
で前記液晶パネルの絵素ピッチの1/2幅で光軸と直交
する平面内で平面振動される。即ち、液晶パネルは、1
フィールド周期で絵素ピッチの1/2幅に対応する二つ
の位置に交互に位置することになる。一方、映像信号処
理手段により、1フレーム分の映像が前記液晶パネルの
絵素ピッチの1/2幅で分割されて1フィールド周期で
前記液晶パネルに供給される。これにより、前記の液晶
パネルが一つの位置にあるときの例えばスクリーン上の
映像(液晶パネルの絵素密度の映像)と他の一つの位置
にあるときの例えばスクリーン上の映像(液晶パネルの
絵素密度の映像)との両方で1つのフレーム映像となる
映像が1フレーム期間中に表示されることになる。即
ち、視聴者は1フレーム期間において液晶パネルの倍の
絵素密度の映像を見ることになる。
付与手段及び振動制御手段によって、1フィールド周期
で前記液晶パネルの絵素ピッチの1/2幅で光軸と直交
する平面内で平面振動される。即ち、液晶パネルは、1
フィールド周期で絵素ピッチの1/2幅に対応する二つ
の位置に交互に位置することになる。一方、映像信号処
理手段により、1フレーム分の映像が前記液晶パネルの
絵素ピッチの1/2幅で分割されて1フィールド周期で
前記液晶パネルに供給される。これにより、前記の液晶
パネルが一つの位置にあるときの例えばスクリーン上の
映像(液晶パネルの絵素密度の映像)と他の一つの位置
にあるときの例えばスクリーン上の映像(液晶パネルの
絵素密度の映像)との両方で1つのフレーム映像となる
映像が1フレーム期間中に表示されることになる。即
ち、視聴者は1フレーム期間において液晶パネルの倍の
絵素密度の映像を見ることになる。
【0017】第3の構成によれば、液晶パネルを通る光
軸は、光軸変動手段及び制御手段によって、1フィール
ド周期で前記液晶パネルの絵素ピッチの1/2幅で平行
移動される。即ち、液晶パネルを通る光軸は、1フィー
ルド周期で絵素ピッチの1/2幅に対応する二つの位置
に交互に位置することになる。一方、映像信号処理手段
により、1フレーム分の映像が前記液晶パネルの絵素ピ
ッチの1/2幅で分割されて1フィールド周期で前記液
晶パネルに供給される。これにより、前記の液晶パネル
が一つの位置にあるときの例えばスクリーン上の映像
(液晶パネルの絵素密度の映像)と他の一つの位置にあ
るときの例えばスクリーン上の映像(液晶パネルの絵素
密度の映像)との両方で1つのフレーム映像となる映像
が1フレーム期間中に表示されることになる。即ち、視
聴者は1フレーム期間において液晶パネルの倍の絵素密
度の映像を見ることになる。
軸は、光軸変動手段及び制御手段によって、1フィール
ド周期で前記液晶パネルの絵素ピッチの1/2幅で平行
移動される。即ち、液晶パネルを通る光軸は、1フィー
ルド周期で絵素ピッチの1/2幅に対応する二つの位置
に交互に位置することになる。一方、映像信号処理手段
により、1フレーム分の映像が前記液晶パネルの絵素ピ
ッチの1/2幅で分割されて1フィールド周期で前記液
晶パネルに供給される。これにより、前記の液晶パネル
が一つの位置にあるときの例えばスクリーン上の映像
(液晶パネルの絵素密度の映像)と他の一つの位置にあ
るときの例えばスクリーン上の映像(液晶パネルの絵素
密度の映像)との両方で1つのフレーム映像となる映像
が1フレーム期間中に表示されることになる。即ち、視
聴者は1フレーム期間において液晶パネルの倍の絵素密
度の映像を見ることになる。
【0018】第4の構成によれば、画質の低下を回避す
ることができる。即ち、液晶パネルに第1の位置用の画
像データの入力が開始されたとしても、そのデータ入力
が未だである画素部分については第2の位置用画像デー
タの表示が継続しているため、1フィールド周期で第1
の表示位置と第2の表示位置とを単に切り換えると、ク
ロストークによって画質の低下を生じることになるが、
本構成のごとく第3の表示位置を形成し、液晶パネルの
全画素について第1の位置用の画像データ又は第2の位
置用の画像データが表示された時点で第1の表示位置又
は第2の表示位置に切り換えるようにしているので、画
質の低下を回避することができる。
ることができる。即ち、液晶パネルに第1の位置用の画
像データの入力が開始されたとしても、そのデータ入力
が未だである画素部分については第2の位置用画像デー
タの表示が継続しているため、1フィールド周期で第1
の表示位置と第2の表示位置とを単に切り換えると、ク
ロストークによって画質の低下を生じることになるが、
本構成のごとく第3の表示位置を形成し、液晶パネルの
全画素について第1の位置用の画像データ又は第2の位
置用の画像データが表示された時点で第1の表示位置又
は第2の表示位置に切り換えるようにしているので、画
質の低下を回避することができる。
【0019】第5の構成によれば、1フレーム映像信号
として偶数および奇数フィールドの飛越走査信号を入力
し、数倍速のインタレース信号を作成し、当該速度に対
応させて液晶パネルを駆動するように構成されているの
で、画像のちらつき感が低減される。
として偶数および奇数フィールドの飛越走査信号を入力
し、数倍速のインタレース信号を作成し、当該速度に対
応させて液晶パネルを駆動するように構成されているの
で、画像のちらつき感が低減される。
【0020】第6の構成によれば、上記第5の構成で液
晶パネルの駆動走査方向が奇数画素ラインと偶数画素ラ
インとで逆となるようにしているので、さらに画像のち
らつき感が低減されることになる。
晶パネルの駆動走査方向が奇数画素ラインと偶数画素ラ
インとで逆となるようにしているので、さらに画像のち
らつき感が低減されることになる。
【0021】
(実施例1)以下、本発明をその実施例を示す図に基づ
いて説明する。なお、従来例と同一の機能を有する部材
には同一の符号を付記している。
いて説明する。なお、従来例と同一の機能を有する部材
には同一の符号を付記している。
【0022】図1は、カラー画像をスクリーン上に投影
する本発明に係る液晶プロジェクタの内部構成を示した
透視図である。
する本発明に係る液晶プロジェクタの内部構成を示した
透視図である。
【0023】外装ケース1内に配置された光源2からは
白色光が出射され、この光はフィルタ3を透過すること
により赤外線および紫外線が除去された後、2枚のダイ
クロイックミラー4,5にて赤色用と緑色用と青色用の
3つの光路に分割される。
白色光が出射され、この光はフィルタ3を透過すること
により赤外線および紫外線が除去された後、2枚のダイ
クロイックミラー4,5にて赤色用と緑色用と青色用の
3つの光路に分割される。
【0024】各光路上には、それぞれ液晶パネル(フル
ライン駆動構成)11,12,13が設けられており、
各パネル11,12,13上に形成された画像上を光が
通過して得られる赤色,緑色,青色の映像光は、2枚の
ミラー6,7及び2枚のダイクロイックミラー8,9に
よって一つの出射光路上に集められる。これにより、赤
色画像,緑色画像,青色画像の重ね合わせがなされ、こ
の重ね合わにより形成されたカラー画像は、反射走査ミ
ラー20にて略90°の方向に反射され、当該方向に配
置されている投影レンズ10を経て図示しないスクリー
ン上に投影される。
ライン駆動構成)11,12,13が設けられており、
各パネル11,12,13上に形成された画像上を光が
通過して得られる赤色,緑色,青色の映像光は、2枚の
ミラー6,7及び2枚のダイクロイックミラー8,9に
よって一つの出射光路上に集められる。これにより、赤
色画像,緑色画像,青色画像の重ね合わせがなされ、こ
の重ね合わにより形成されたカラー画像は、反射走査ミ
ラー20にて略90°の方向に反射され、当該方向に配
置されている投影レンズ10を経て図示しないスクリー
ン上に投影される。
【0025】また、分割光路上には、光をそれぞれ対応
する液晶パネル11,12,13上に収束させるための
コンデンサーレンズ14…と、液晶パネル11,12,
13を各々挟む偏光板15…が配置されている。
する液晶パネル11,12,13上に収束させるための
コンデンサーレンズ14…と、液晶パネル11,12,
13を各々挟む偏光板15…が配置されている。
【0026】反射走査ミラー20は、図2及び図3にも
示すように、その中心部に取り付けられた水平走査方向
に直交する方向に軸方向を持つ支持軸201にて当該軸
回りに回動するように設けられている。そして、反射走
査ミラー20の横方向(水平走査方向)の一端側の裏面
には圧電素子部材16における先端振動部分が接続され
ている。圧電素子部材16の後端側は、内部ケース基板
17の支持台部17aに固定されている。
示すように、その中心部に取り付けられた水平走査方向
に直交する方向に軸方向を持つ支持軸201にて当該軸
回りに回動するように設けられている。そして、反射走
査ミラー20の横方向(水平走査方向)の一端側の裏面
には圧電素子部材16における先端振動部分が接続され
ている。圧電素子部材16の後端側は、内部ケース基板
17の支持台部17aに固定されている。
【0027】圧電素子部材16に隣接して反射走査ミラ
ー20の横方向の一端側にはコイルばね21が接続され
ている。このコイルばね21は、上記反射走査ミラー2
0を引く方向に付勢力を生じるように設けられたもので
ある。圧電素子部材16は電圧が印加されたときには前
記コイルばね21の付勢力に抗して図2中の点線位置に
反射走査ミラー20を位置させ、電圧が印加されないと
きにはコイルばね21の付勢力にて反射走査ミラー20
を実線位置に位置させる。
ー20の横方向の一端側にはコイルばね21が接続され
ている。このコイルばね21は、上記反射走査ミラー2
0を引く方向に付勢力を生じるように設けられたもので
ある。圧電素子部材16は電圧が印加されたときには前
記コイルばね21の付勢力に抗して図2中の点線位置に
反射走査ミラー20を位置させ、電圧が印加されないと
きにはコイルばね21の付勢力にて反射走査ミラー20
を実線位置に位置させる。
【0028】反射走査ミラー20における上記点線位置
と実線位置とにおける回動角度は、前記液晶パネル1
1,12,13の絵素ピッチの0.5に対応する角度と
なっている。即ち、反射走査ミラー20が実線位置にあ
るときには、スクリーン24上の絵素配置関係を模式的
に示した図4において図中実線で示す位置に絵素が配置
され、反射走査ミラー20が点線位置にあるときには、
図中点線で示す位置に絵素が配置される。
と実線位置とにおける回動角度は、前記液晶パネル1
1,12,13の絵素ピッチの0.5に対応する角度と
なっている。即ち、反射走査ミラー20が実線位置にあ
るときには、スクリーン24上の絵素配置関係を模式的
に示した図4において図中実線で示す位置に絵素が配置
され、反射走査ミラー20が点線位置にあるときには、
図中点線で示す位置に絵素が配置される。
【0029】また、反射走査ミラー20は、図3の拡大
斜視図に示しているように、ガラス板202の上にAl
等の反射材203が蒸着され、更にその上に反射材20
3のの劣化防止を兼ねるARコート204が被覆されて
いる。
斜視図に示しているように、ガラス板202の上にAl
等の反射材203が蒸着され、更にその上に反射材20
3のの劣化防止を兼ねるARコート204が被覆されて
いる。
【0030】図5は、映像信号処理回路25、液晶パネ
ル駆動回路26、及び圧電素子駆動回路27を示したブ
ロック図である。
ル駆動回路26、及び圧電素子駆動回路27を示したブ
ロック図である。
【0031】映像信号処理回路25は、NTSCコンポ
ジット信号に対してRGB復調を行うRGB復調部25
a、A/D変換器25b、ラインメモリ25c、D/A
変換器25d、及び交流駆動される液晶パネル11(1
2,13)に対して極性反転信号を供給するための極性
切換回路25eを備える。上記のA/D変換器25b
は、後述するタイミングコントローラ26bからのサン
プリングクロック(液晶パネルの絵素ピッチに対応)、
或いはこのクロックを遅延回路29にて1/2クロック
遅延させたクロックがスイッチ28を介して1フィール
ドごとに切替えられて供給される。
ジット信号に対してRGB復調を行うRGB復調部25
a、A/D変換器25b、ラインメモリ25c、D/A
変換器25d、及び交流駆動される液晶パネル11(1
2,13)に対して極性反転信号を供給するための極性
切換回路25eを備える。上記のA/D変換器25b
は、後述するタイミングコントローラ26bからのサン
プリングクロック(液晶パネルの絵素ピッチに対応)、
或いはこのクロックを遅延回路29にて1/2クロック
遅延させたクロックがスイッチ28を介して1フィール
ドごとに切替えられて供給される。
【0032】図6は、入力信号と上記サンプリングクロ
ックとの関係を示したタイムチャートである。奇数フィ
ールドと偶数フィールドとにおけるサンプリングクロッ
クは互いの位相が1/2クロックずれている。なお、図
7は、上記のサンプリングクロックによって映像信号の
サンプリングが行われた場合のスクリーン上での映像表
示の様子を示している。
ックとの関係を示したタイムチャートである。奇数フィ
ールドと偶数フィールドとにおけるサンプリングクロッ
クは互いの位相が1/2クロックずれている。なお、図
7は、上記のサンプリングクロックによって映像信号の
サンプリングが行われた場合のスクリーン上での映像表
示の様子を示している。
【0033】液晶パネル駆動回路26は、同期分離回路
26aとこの同期分離回路26aからの同期信号H,V
に基づいてタイミング信号を出力するタイミングコント
ローラ26bを備えている。このタイミングコントロー
ラー26bは、前記の倍クロックに同期させて液晶パネ
ル11のゲートドライバ11a及びドレインドライバ1
1bを制御する。他の液晶パネル12,13も同様であ
る。
26aとこの同期分離回路26aからの同期信号H,V
に基づいてタイミング信号を出力するタイミングコント
ローラ26bを備えている。このタイミングコントロー
ラー26bは、前記の倍クロックに同期させて液晶パネ
ル11のゲートドライバ11a及びドレインドライバ1
1bを制御する。他の液晶パネル12,13も同様であ
る。
【0034】圧電素子駆動回路27は、フィールド判別
回路27aと増幅器27bとを備えている。フィールド
判別回路27aは同期分離回路26aからの垂直同期信
号V及び水平同期信号Hによって偶数フィールドか奇数
フィールドかを判別するものである。増幅器27bはフ
ィールド判別信号に基づき、その信号(0〜5V)を0
〜200Vまで増幅し、圧電素子部材16に印加してこ
れを駆動する。図8は圧電素子部材16の変位量と電圧
印加期間との関係を示したタイムチャートである。
回路27aと増幅器27bとを備えている。フィールド
判別回路27aは同期分離回路26aからの垂直同期信
号V及び水平同期信号Hによって偶数フィールドか奇数
フィールドかを判別するものである。増幅器27bはフ
ィールド判別信号に基づき、その信号(0〜5V)を0
〜200Vまで増幅し、圧電素子部材16に印加してこ
れを駆動する。図8は圧電素子部材16の変位量と電圧
印加期間との関係を示したタイムチャートである。
【0035】次に、上記構成に基づく動作説明を行う。
【0036】入力映像信号として奇数フィールードの信
号が入力されると、RGB復調及びサンプリングクロッ
クに基づくA/D変換がなされ、ディジタルの画データ
がラインメモリ25cに格納されていく。そして、上記
サンプリングクロックの倍のクロックで画データが1ラ
インについて2回ずつ読み出され、A/D変換器25d
によってよってアナログの画信号とされ、更に極性切り
換えが行われて液晶パネル11に供給される。液晶パネ
ル11上では、タイミングコントローラ26bによるド
ライバ11a,11bの制御で上記の倍クロックで供給
されてくる画信号をノンインタレースで表示する。従っ
て、前記の1ラインの画信号が2ライン続けて表示され
る疑似的なノンインターレス走査により1フィールド期
間の映像表示がなされる。この奇数フィールド期間にお
いては、スクリーン24上には、前述の図4に示したよ
うに、図中実線で示す位置の絵素群による映像が表示さ
れることになる。
号が入力されると、RGB復調及びサンプリングクロッ
クに基づくA/D変換がなされ、ディジタルの画データ
がラインメモリ25cに格納されていく。そして、上記
サンプリングクロックの倍のクロックで画データが1ラ
インについて2回ずつ読み出され、A/D変換器25d
によってよってアナログの画信号とされ、更に極性切り
換えが行われて液晶パネル11に供給される。液晶パネ
ル11上では、タイミングコントローラ26bによるド
ライバ11a,11bの制御で上記の倍クロックで供給
されてくる画信号をノンインタレースで表示する。従っ
て、前記の1ラインの画信号が2ライン続けて表示され
る疑似的なノンインターレス走査により1フィールド期
間の映像表示がなされる。この奇数フィールド期間にお
いては、スクリーン24上には、前述の図4に示したよ
うに、図中実線で示す位置の絵素群による映像が表示さ
れることになる。
【0037】奇数フィールドについての映像表示が終了
すると、フィールド判別回路27aはフィールドの切り
替わりを判別する。この判別に基づき圧電素子部材16
が駆動され、この圧電素子部材16に接合されている反
射走査ミラー20が図2中の点線で示す位置に位置され
る。また、上記フィールド判別回路27aからの信号に
よってスイッチ28が切り替わり、1/2遅延されたク
ロックがA/D変換に入力されることになる。
すると、フィールド判別回路27aはフィールドの切り
替わりを判別する。この判別に基づき圧電素子部材16
が駆動され、この圧電素子部材16に接合されている反
射走査ミラー20が図2中の点線で示す位置に位置され
る。また、上記フィールド判別回路27aからの信号に
よってスイッチ28が切り替わり、1/2遅延されたク
ロックがA/D変換に入力されることになる。
【0038】入力映像信号としての偶数フィールドの映
像信号は、前述と同様に、RGB復調→A/D変換→ラ
インメモリ格納→倍クロックラインメモリ読み出し→D
/A変換→極性切り換えが行われ、液晶パネル11上に
2ライン分ずつ表示され、スクリーン24上には、前述
の図4に示したように、図中点線で示す位置に奇数フィ
ールドにおける絵素が表示されることになるが、上記A
/D変換においては、1/2遅延されたクロックにてサ
ンプリングがなされるので、前記の奇数フィールドにつ
いてサンプリングされなかった部分に対応する部分がサ
ンプリングされて表示されることになる。
像信号は、前述と同様に、RGB復調→A/D変換→ラ
インメモリ格納→倍クロックラインメモリ読み出し→D
/A変換→極性切り換えが行われ、液晶パネル11上に
2ライン分ずつ表示され、スクリーン24上には、前述
の図4に示したように、図中点線で示す位置に奇数フィ
ールドにおける絵素が表示されることになるが、上記A
/D変換においては、1/2遅延されたクロックにてサ
ンプリングがなされるので、前記の奇数フィールドにつ
いてサンプリングされなかった部分に対応する部分がサ
ンプリングされて表示されることになる。
【0039】従って、前記の反射走査ミラー20が一つ
の方向を向いているときのスクリーン上の実線表示の映
像、即ち、奇数フィールドについてサンプリングされた
液晶パネル11の絵素密度に対応している点線表示の映
像と、他の一つの方向を向いているときのスクリーン2
4上の映像、即ち、偶数フィールドについて1/2クロ
ック遅延してサンプリングされた液晶パネル11の絵素
密度に対応している映像との両方で1つのフレーム映像
となる映像が1フレーム期間中に表示されることにな
る。即ち、視聴者は液晶パネル11の倍の絵素密度で表
示された映像を見ることになる。
の方向を向いているときのスクリーン上の実線表示の映
像、即ち、奇数フィールドについてサンプリングされた
液晶パネル11の絵素密度に対応している点線表示の映
像と、他の一つの方向を向いているときのスクリーン2
4上の映像、即ち、偶数フィールドについて1/2クロ
ック遅延してサンプリングされた液晶パネル11の絵素
密度に対応している映像との両方で1つのフレーム映像
となる映像が1フレーム期間中に表示されることにな
る。即ち、視聴者は液晶パネル11の倍の絵素密度で表
示された映像を見ることになる。
【0040】これにより、絵素数の少ない安価な液晶パ
ネルを用いて高精細な画像を圧電素子部材16を用いた
簡単な機構構成で得ることができる。
ネルを用いて高精細な画像を圧電素子部材16を用いた
簡単な機構構成で得ることができる。
【0041】また、本実施例では、反射走査ミラー20
を変位振動させるので、圧電素子部材16として変位量
の小さい安価なバイモルフ型を用いることができ、コス
トの低減を図ることができる。
を変位振動させるので、圧電素子部材16として変位量
の小さい安価なバイモルフ型を用いることができ、コス
トの低減を図ることができる。
【0042】(実施例2)以下、本発明の他の実施例を
説明する。
説明する。
【0043】本実施例の液晶プロジェクタは、反射走査
ミラー20を水平走査線方向に対して斜めに回動させる
ようにした点で実施例1と異なる。即ち、図9に示すよ
うに、本実施例では、反射走査ミラー20の対角方向に
軸方向を持つように支持軸201を設けている。
ミラー20を水平走査線方向に対して斜めに回動させる
ようにした点で実施例1と異なる。即ち、図9に示すよ
うに、本実施例では、反射走査ミラー20の対角方向に
軸方向を持つように支持軸201を設けている。
【0044】かかる構成によれば、反射走査ミラー20
がその対角方向を中心にして回動することになる。これ
により、図10に示すように、前記の反射走査ミラー2
0が一つの方向を向いているときのスクリーン上の実線
で示される映像と、他の一つの方向を向いているときの
スクリーン上の点線で示される映像との両方で1つのフ
レーム映像となる映像が1フレーム期間中に表示される
ことになる。即ち、かかる場合でも、視聴者は液晶パネ
ル11の倍の絵素密度で表示された映像を見ることにな
る。
がその対角方向を中心にして回動することになる。これ
により、図10に示すように、前記の反射走査ミラー2
0が一つの方向を向いているときのスクリーン上の実線
で示される映像と、他の一つの方向を向いているときの
スクリーン上の点線で示される映像との両方で1つのフ
レーム映像となる映像が1フレーム期間中に表示される
ことになる。即ち、かかる場合でも、視聴者は液晶パネ
ル11の倍の絵素密度で表示された映像を見ることにな
る。
【0045】なお、本実施例では、実線で示される映像
(絵素群)に対して点線で示される映像(絵素群)は一
ライン分ずれることになるが、一ライン分の映像を各フ
ィールドにおいて2ライン分ずつ表示する構成であるの
で、スクリーン上に表示される映像は実施例1と変わら
ない。
(絵素群)に対して点線で示される映像(絵素群)は一
ライン分ずれることになるが、一ライン分の映像を各フ
ィールドにおいて2ライン分ずつ表示する構成であるの
で、スクリーン上に表示される映像は実施例1と変わら
ない。
【0046】(実施例3)以下、本発明の他の実施例を
図11に基づいて説明する。
図11に基づいて説明する。
【0047】本実施例の液晶プロジェクタは、ダイクロ
イックミラー9と投影レンズ10との間における光軸上
に二枚の反射走査ミラー20,20を配置し、一方のミ
ラー20が時計回りに回動するときには他方のミラー2
0が反時計回りに、或いは、一方のミラー20が反時計
回りに回動するときには他方のミラー20が時計回りに
回動するように構成してある。
イックミラー9と投影レンズ10との間における光軸上
に二枚の反射走査ミラー20,20を配置し、一方のミ
ラー20が時計回りに回動するときには他方のミラー2
0が反時計回りに、或いは、一方のミラー20が反時計
回りに回動するときには他方のミラー20が時計回りに
回動するように構成してある。
【0048】かかる構成によれば、反射走査ミラー2
0,20の各々の回動角が小さくても必要な幅の走査が
行えることになる。従って、圧電素子部材16として振
動変位量が少ない比較的安価なものを用いることができ
る。
0,20の各々の回動角が小さくても必要な幅の走査が
行えることになる。従って、圧電素子部材16として振
動変位量が少ない比較的安価なものを用いることができ
る。
【0049】(実施例4)以下、本発明の他の実施例を
図12に基づいて説明する。
図12に基づいて説明する。
【0050】本実施例の液晶プロジェクタは、1枚の例
えばマイクロカラーフィルタを用いた液晶パネル11′
を備える単板式の液晶プロジェクタにおいて、上記液晶
パネル11′と投影レンズ10との間に反射走査ミラー
20を設けた構成である。かかる構成によっても、視聴
者は液晶パネル11の倍の絵素密度で表示された映像を
見ることになる。なお、この場合には、RGB3つ全体
を1絵素と考えるため、このRGBからなる1絵素ピッ
チの1/2幅(RGBそれぞれを1絵素というならば絵
素の1.5幅)に対応する角度に反射走査ミラー20を
振動させるようにする。また、例えば、それぞれでサン
プリング位置が異なる場合にはRGBそれぞれ1絵素と
いう場合もあるが、この場合でもRGB3つ全体を1絵
素と考えてこのRGBからなる1絵素ピッチの1/2幅
という。
えばマイクロカラーフィルタを用いた液晶パネル11′
を備える単板式の液晶プロジェクタにおいて、上記液晶
パネル11′と投影レンズ10との間に反射走査ミラー
20を設けた構成である。かかる構成によっても、視聴
者は液晶パネル11の倍の絵素密度で表示された映像を
見ることになる。なお、この場合には、RGB3つ全体
を1絵素と考えるため、このRGBからなる1絵素ピッ
チの1/2幅(RGBそれぞれを1絵素というならば絵
素の1.5幅)に対応する角度に反射走査ミラー20を
振動させるようにする。また、例えば、それぞれでサン
プリング位置が異なる場合にはRGBそれぞれ1絵素と
いう場合もあるが、この場合でもRGB3つ全体を1絵
素と考えてこのRGBからなる1絵素ピッチの1/2幅
という。
【0051】(実施例5)以下、本発明の他の実施例を
図13を基づいて説明する。
図13を基づいて説明する。
【0052】本実施例の液晶プロジェクタは、投影レン
ズ10とスクリーン(図示せず)との間であって、投影
レンズ10に近い位置に反射走査ミラー20を配置した
構成であり、かかる構成によっても、視聴者は液晶パネ
ルの倍の絵素密度で表示された映像を見ることになる。
ズ10とスクリーン(図示せず)との間であって、投影
レンズ10に近い位置に反射走査ミラー20を配置した
構成であり、かかる構成によっても、視聴者は液晶パネ
ルの倍の絵素密度で表示された映像を見ることになる。
【0053】(実施例6)以下、本発明の他の実施例を
図14乃至図16を用いて説明する。
図14乃至図16を用いて説明する。
【0054】本実施例の液晶プロジェクタは、液晶パネ
ルを直接に圧電素子部材で振動変位させる構成である点
で以上の実施例と異なり、スクリーン上の映像が図4の
如く表示されることになる点で実施例1と共通する。
ルを直接に圧電素子部材で振動変位させる構成である点
で以上の実施例と異なり、スクリーン上の映像が図4の
如く表示されることになる点で実施例1と共通する。
【0055】図14は、一つの液晶パネル11について
その正面側から見た断面正面図であり、図15は、一つ
の液晶パネル11の近傍拡大斜視図である。上記の液晶
パネル11は保持具18に支持されている。保持具18
は液晶パネル11を位置決めするとともにその上縁部お
よび下縁部において支持するものである。この保持具1
8により、液晶パネル11は光軸に垂直な平面内で水平
走査方向と平行な方向に摺動するようになっている。
その正面側から見た断面正面図であり、図15は、一つ
の液晶パネル11の近傍拡大斜視図である。上記の液晶
パネル11は保持具18に支持されている。保持具18
は液晶パネル11を位置決めするとともにその上縁部お
よび下縁部において支持するものである。この保持具1
8により、液晶パネル11は光軸に垂直な平面内で水平
走査方向と平行な方向に摺動するようになっている。
【0056】液晶パネル11の一方の側端面には、圧電
素子部材16及び、この圧電素子部材16側に液晶パネ
ル11を引き寄せるためのコイルばね21が装着されて
いる。圧電素子部材16に電圧が印加されると液晶パネ
ル11は図中右側に絵素ピッチの1/2の距離(約50
μm)移動し、電圧の印加が遮断されると液晶パネル1
1はコイルばね21に引かれて図中左側に同量移動す
る。上記の圧電素子部材16として本実施例では積層タ
イプのものを用いている。この積層タイプはトルクが大
きく変位量は素子の積層枚数に比例する特性を有してい
る。
素子部材16及び、この圧電素子部材16側に液晶パネ
ル11を引き寄せるためのコイルばね21が装着されて
いる。圧電素子部材16に電圧が印加されると液晶パネ
ル11は図中右側に絵素ピッチの1/2の距離(約50
μm)移動し、電圧の印加が遮断されると液晶パネル1
1はコイルばね21に引かれて図中左側に同量移動す
る。上記の圧電素子部材16として本実施例では積層タ
イプのものを用いている。この積層タイプはトルクが大
きく変位量は素子の積層枚数に比例する特性を有してい
る。
【0057】なお、図においては一つの液晶パネル11
について示したが、他の二つの液晶パネルについても同
様に圧電素子部材にて摺動振動されるようになってお
り、且つ、これら3つの液晶パネルは同期して摺動振動
されるように構成される。
について示したが、他の二つの液晶パネルについても同
様に圧電素子部材にて摺動振動されるようになってお
り、且つ、これら3つの液晶パネルは同期して摺動振動
されるように構成される。
【0058】かかる構成によれば、図16に示すよう
に、液晶パネル11が図中左側位置(実線位置)にある
ときのスクリーン上の映像、即ち、奇数フィールドにつ
いてサンプリングされた画信号に基づく映像と、図中右
側位置(点線位置)にあるときのスクリーン上の映像、
即ち、偶数フィールドについて1/2クロック遅延して
サンプリングされた画信号に基づく映像との両方で1つ
のフレーム映像となる映像が1フレーム期間中に表示さ
れ、視聴者は液晶パネル11の倍の絵素密度で表示され
た映像を見ることになる。これにより、絵素数の少ない
安価な液晶パネルを用いて高精細な画像を圧電素子部材
16を用いた簡単な機構構成で得ることができる。
に、液晶パネル11が図中左側位置(実線位置)にある
ときのスクリーン上の映像、即ち、奇数フィールドにつ
いてサンプリングされた画信号に基づく映像と、図中右
側位置(点線位置)にあるときのスクリーン上の映像、
即ち、偶数フィールドについて1/2クロック遅延して
サンプリングされた画信号に基づく映像との両方で1つ
のフレーム映像となる映像が1フレーム期間中に表示さ
れ、視聴者は液晶パネル11の倍の絵素密度で表示され
た映像を見ることになる。これにより、絵素数の少ない
安価な液晶パネルを用いて高精細な画像を圧電素子部材
16を用いた簡単な機構構成で得ることができる。
【0059】(実施例7)以下、本発明の他の実施例を
図17及び図18に基づいて説明する。
図17及び図18に基づいて説明する。
【0060】本実施例の液晶プロジェクタにおいては、
液晶パネル11を直接に圧電素子部材で振動変位させる
構成である点で実施例6と共通するが、液晶パネル11
は光軸に垂直な平面内で水平走査方向に対し斜めに摺動
振動するように設けられた点で実施例6と異なり、ま
た、スクリーン上の映像が図10の如く表示されること
になる点で実施例2と共通する。
液晶パネル11を直接に圧電素子部材で振動変位させる
構成である点で実施例6と共通するが、液晶パネル11
は光軸に垂直な平面内で水平走査方向に対し斜めに摺動
振動するように設けられた点で実施例6と異なり、ま
た、スクリーン上の映像が図10の如く表示されること
になる点で実施例2と共通する。
【0061】かかる構成においても、上記実施例と同
様、図18に示すように、液晶パネル11が図中右側位
置(点線位置)にあるときのスクリーン上の映像、即
ち、奇数フィールドについてサンプリングされた画信号
に基づく映像と、図中左側位置(実線位置)にあるとき
のスクリーン上の映像、即ち、偶数フィールドについて
1/2クロック遅延してサンプリングされた画信号に基
づく映像との両方で1つのフレーム映像となる映像が1
フレーム期間中に表示され、視聴者は液晶パネル11の
倍の絵素密度で表示された映像を見ることになる。これ
により、絵素数の少ない安価な液晶パネルを用いて高精
細な画像を圧電素子部材16を用いた簡単な機構構成で
得ることができる。
様、図18に示すように、液晶パネル11が図中右側位
置(点線位置)にあるときのスクリーン上の映像、即
ち、奇数フィールドについてサンプリングされた画信号
に基づく映像と、図中左側位置(実線位置)にあるとき
のスクリーン上の映像、即ち、偶数フィールドについて
1/2クロック遅延してサンプリングされた画信号に基
づく映像との両方で1つのフレーム映像となる映像が1
フレーム期間中に表示され、視聴者は液晶パネル11の
倍の絵素密度で表示された映像を見ることになる。これ
により、絵素数の少ない安価な液晶パネルを用いて高精
細な画像を圧電素子部材16を用いた簡単な機構構成で
得ることができる。
【0062】(実施例8)以下、本発明の他の実施例を
図19に基づいて説明する。
図19に基づいて説明する。
【0063】本実施例の液晶プロジェクタは、圧電素子
部材16は接合機構19を介して液晶パネル11に接合
され、圧電素子部材16の変位量を接合機構19で拡大
して液晶パネル11を摺動振動させるようにしている。
即ち、接合機構19の接合部材19aは長棒部と短棒部
とを略V字状に交えた形状を成し、この交点部に配置し
た軸19bを支点として回動するように設けられ、前記
長棒部の先端を液晶パネル11の端部にヒンジ結合し、
前記短棒部の先端部に圧電素子部材16を接続して成
る。
部材16は接合機構19を介して液晶パネル11に接合
され、圧電素子部材16の変位量を接合機構19で拡大
して液晶パネル11を摺動振動させるようにしている。
即ち、接合機構19の接合部材19aは長棒部と短棒部
とを略V字状に交えた形状を成し、この交点部に配置し
た軸19bを支点として回動するように設けられ、前記
長棒部の先端を液晶パネル11の端部にヒンジ結合し、
前記短棒部の先端部に圧電素子部材16を接続して成
る。
【0064】かかる構成によれば、接合機構19の変位
量拡大作用により、圧電素子部材16として変位量が小
さい(素子数が少ない)比較的安価なものを用いること
ができ、液晶プロジェクタの低コスト化を図ることがで
きる。
量拡大作用により、圧電素子部材16として変位量が小
さい(素子数が少ない)比較的安価なものを用いること
ができ、液晶プロジェクタの低コスト化を図ることがで
きる。
【0065】(実施例9)以下、本発明の他の実施例を
図20及び図21に基づいて説明する。
図20及び図21に基づいて説明する。
【0066】本実施例の液晶プロジェクタは、図20に
示すように、単板式の液晶プロジェクタ構成とされてい
る点で実施例4と共通する。また、液晶パネル11は直
接に圧電素子部材で振動変位させる構成である点で実施
例6或いは実施例7と共通し、光軸方向に垂直な平面内
で水平走査方向と平行に、或いは水平走査方向に対して
斜めに液晶パネル11を摺動振動させるようにしてい
る。ただし、圧電素子部材16とコイルばね21は液晶
パネル11を挟んで対向配置に設けている。
示すように、単板式の液晶プロジェクタ構成とされてい
る点で実施例4と共通する。また、液晶パネル11は直
接に圧電素子部材で振動変位させる構成である点で実施
例6或いは実施例7と共通し、光軸方向に垂直な平面内
で水平走査方向と平行に、或いは水平走査方向に対して
斜めに液晶パネル11を摺動振動させるようにしてい
る。ただし、圧電素子部材16とコイルばね21は液晶
パネル11を挟んで対向配置に設けている。
【0067】かかる構成によっても、図21に示すよう
に、液晶パネルが図中実線位置にあるときのスクリーン
24上の映像と、図中点線位置にあるときのスクリーン
上の映像との両方で1つのフレーム映像となる映像が1
フレーム期間中に表示され、視聴者は液晶パネルの倍の
絵素密度で表示された映像を見ることになる。
に、液晶パネルが図中実線位置にあるときのスクリーン
24上の映像と、図中点線位置にあるときのスクリーン
上の映像との両方で1つのフレーム映像となる映像が1
フレーム期間中に表示され、視聴者は液晶パネルの倍の
絵素密度で表示された映像を見ることになる。
【0068】(実施例10)以下、本発明の他の実施例
を図22に基づいて説明する。
を図22に基づいて説明する。
【0069】本実施例の液晶プロジェクタは、液晶パネ
ル11をその縁部においてねじ25にて支持板23に固
定し、この支持板23を枠状の保持具18に収容してい
る。そして、保持具18と支持板23との間の一方の空
間部に圧電素子部材16を設け、他方の空間部にコイル
ばね21を縮装している。また、保持具18は、液晶プ
ロジェクタの内部ケース基板17にねじ22にて固定さ
れている。なお、支持板23の中央部には、液晶部の有
効画面部に光が入射するように窓部が形成されている。
ル11をその縁部においてねじ25にて支持板23に固
定し、この支持板23を枠状の保持具18に収容してい
る。そして、保持具18と支持板23との間の一方の空
間部に圧電素子部材16を設け、他方の空間部にコイル
ばね21を縮装している。また、保持具18は、液晶プ
ロジェクタの内部ケース基板17にねじ22にて固定さ
れている。なお、支持板23の中央部には、液晶部の有
効画面部に光が入射するように窓部が形成されている。
【0070】上記の構成によれば、液晶パネル11を精
度良く摺動振動させることができる。即ち、圧電素子部
材16にて液晶パネルのケースに直接応力を加えても、
ケースが変形して圧電素子部材16の変位が精度良く液
晶パネルに伝わらないことがあるが、本実施例では、液
晶パネルが固定された支持板23に圧電素子部材16の
変位を伝えるようにしているので、たとえ50μmの微
小変位であっても精度よく伝達して摺動振動を生じさせ
ることができる。
度良く摺動振動させることができる。即ち、圧電素子部
材16にて液晶パネルのケースに直接応力を加えても、
ケースが変形して圧電素子部材16の変位が精度良く液
晶パネルに伝わらないことがあるが、本実施例では、液
晶パネルが固定された支持板23に圧電素子部材16の
変位を伝えるようにしているので、たとえ50μmの微
小変位であっても精度よく伝達して摺動振動を生じさせ
ることができる。
【0071】なお、以上の実施例では、振動素子として
圧電素子部材を用いたが、電磁ソレノイドやモーター等
でもよい。また、光学的手段であるV.A.P(グァ
リ.アングル.プリズム)や複屈折光学素子などを用
い、光軸を平行移動させるようにしてもよいものであ
る。
圧電素子部材を用いたが、電磁ソレノイドやモーター等
でもよい。また、光学的手段であるV.A.P(グァ
リ.アングル.プリズム)や複屈折光学素子などを用
い、光軸を平行移動させるようにしてもよいものであ
る。
【0072】また、映像信号処理回路25においてはラ
インメモリー25cを用い、疑似的にノンインタレース
走査を行ったが、フレームメモリーを設けることにより
本来的なノンインタレース走査を行うことも可能であ
る。
インメモリー25cを用い、疑似的にノンインタレース
走査を行ったが、フレームメモリーを設けることにより
本来的なノンインタレース走査を行うことも可能であ
る。
【0073】また、本発明を立体映像表示用の液晶プロ
ジェクタとすることも可能である。即ち、液晶パネルと
投影レンズとの間または投影レンズとスクリーンとの間
の光軸上に設けられた反射走査ミラーと、前記液晶パネ
ルの絵素ピッチの1/2幅に対応する角度で前記反射走
査ミラーを回動振動させる振動付与手段と、前記反射走
査ミラーが1フィールド周期で回動振動するように振動
付与手段を駆動制御する振動制御手段と、1フィールド
分の左目用信号と1フィールド分の右目用信号の映像を
1フィールド周期で前記液晶パネルに供給する映像信号
処理手段とを備える。
ジェクタとすることも可能である。即ち、液晶パネルと
投影レンズとの間または投影レンズとスクリーンとの間
の光軸上に設けられた反射走査ミラーと、前記液晶パネ
ルの絵素ピッチの1/2幅に対応する角度で前記反射走
査ミラーを回動振動させる振動付与手段と、前記反射走
査ミラーが1フィールド周期で回動振動するように振動
付与手段を駆動制御する振動制御手段と、1フィールド
分の左目用信号と1フィールド分の右目用信号の映像を
1フィールド周期で前記液晶パネルに供給する映像信号
処理手段とを備える。
【0074】或いは、液晶パネルが光軸と直交する平面
内でその絵素ピッチの1/2幅で平面振動させる振動付
与手段と、前記の液晶パネルが1フィールド周期で平面
振動するように振動付与手段を駆動制御する振動制御手
段と、1フィールド分の左目用信号と1フィールド分の
右目用信号の映像を1フィールド周期で前記液晶パネル
に供給する映像信号処理手段とを備える。
内でその絵素ピッチの1/2幅で平面振動させる振動付
与手段と、前記の液晶パネルが1フィールド周期で平面
振動するように振動付与手段を駆動制御する振動制御手
段と、1フィールド分の左目用信号と1フィールド分の
右目用信号の映像を1フィールド周期で前記液晶パネル
に供給する映像信号処理手段とを備える。
【0075】或いは、液晶パネルを通る光軸をその絵素
ピッチの1/2幅で平行移動させる光軸変動手段(前記
のV.A.P等)と、前記の光軸変動手段による光軸平
行移動が1フィールド周期で繰り返されるように光軸変
動手段を駆動制御する制御手段と、1フレーム分の映像
を前記液晶パネルの絵素ピッチの1/2幅で分割して1
フィールド周期で前記液晶パネルに供給する映像信号処
理手段とを備える。
ピッチの1/2幅で平行移動させる光軸変動手段(前記
のV.A.P等)と、前記の光軸変動手段による光軸平
行移動が1フィールド周期で繰り返されるように光軸変
動手段を駆動制御する制御手段と、1フレーム分の映像
を前記液晶パネルの絵素ピッチの1/2幅で分割して1
フィールド周期で前記液晶パネルに供給する映像信号処
理手段とを備える。
【0076】例えば、図23に示すように、フィールド
判別回路27aからの信号で左目用信号と右目用信号と
の入力を切り換えるスイッチ41を設ける。この場合に
は、遅延回路29は必ずしも必要としない。左目用信号
と右目用信号とは一方が奇数フィールドで他方が偶数フ
ィールドであってもよい。また、立体視の手段として
は、レンチキュラ方式やパララックスバリア方式などを
用いる。
判別回路27aからの信号で左目用信号と右目用信号と
の入力を切り換えるスイッチ41を設ける。この場合に
は、遅延回路29は必ずしも必要としない。左目用信号
と右目用信号とは一方が奇数フィールドで他方が偶数フ
ィールドであってもよい。また、立体視の手段として
は、レンチキュラ方式やパララックスバリア方式などを
用いる。
【0077】(実施例11)以下、本発明の他の実施例
を図24乃至図27に基づいて説明する。
を図24乃至図27に基づいて説明する。
【0078】本実施例の液晶映像表示装置は、以上の実
施例が液晶パネルや反射ミラーの振動によって二つ位置
(A位置←→B位置)が交互に形成されるのに対し、3
つの位置が往復的(A位置→C位置→B位置→C位置→
A位置…)に形成されるように構成されている。上記の
C位置とは、A位置とB位置の略中間位置である。以
下、上記の位置を表示位置A,B,Cと称する。
施例が液晶パネルや反射ミラーの振動によって二つ位置
(A位置←→B位置)が交互に形成されるのに対し、3
つの位置が往復的(A位置→C位置→B位置→C位置→
A位置…)に形成されるように構成されている。上記の
C位置とは、A位置とB位置の略中間位置である。以
下、上記の位置を表示位置A,B,Cと称する。
【0079】図24は、表示位置A,B,Cと表示映像
(A位置用の画像データ,B位置用画像データ)との関
係を示すグラフである。このグラフを、図の左側から時
間軸に沿って説明する。A位置用画像データの表示状態
からB位置用の画像データの入力が開始されると、表示
位置Aから表示位置Cに切り替わる。そして、奇数ライ
ン(1,3,…,479)及び偶数ライン(2,4,
…,480)の全ての絵素がB画面表示状態となったと
きに、表示位置Cから表示位置Bに切り替わる。更に、
B位置用の画像データの後にはA位置用の画像データが
入力されてくるが、このA位置用の画像データの入力が
開始されると、表示位置Bから表示位置Cに切り替わ
る。そして、奇数ライン及び偶数ラインの全ての絵素が
A画面表示状態となったときに、表示位置Cから表示位
置Aに切り替わる。以後、同様の動作が繰り返し行われ
ることになる。
(A位置用の画像データ,B位置用画像データ)との関
係を示すグラフである。このグラフを、図の左側から時
間軸に沿って説明する。A位置用画像データの表示状態
からB位置用の画像データの入力が開始されると、表示
位置Aから表示位置Cに切り替わる。そして、奇数ライ
ン(1,3,…,479)及び偶数ライン(2,4,
…,480)の全ての絵素がB画面表示状態となったと
きに、表示位置Cから表示位置Bに切り替わる。更に、
B位置用の画像データの後にはA位置用の画像データが
入力されてくるが、このA位置用の画像データの入力が
開始されると、表示位置Bから表示位置Cに切り替わ
る。そして、奇数ライン及び偶数ラインの全ての絵素が
A画面表示状態となったときに、表示位置Cから表示位
置Aに切り替わる。以後、同様の動作が繰り返し行われ
ることになる。
【0080】液晶映像表示装置においては、液晶パネル
にA位置用の画像データの入力が開始されたとしても、
そのデータ入力が未だである画素部分についてはB位置
用画像データの表示が継続しているので、実施例1のご
とくフィールド周期で表示位置Aと表示位置Bとを単に
切り換えると、クロストークによって画質の低下を生じ
ることになるが、上記のごとく第3の表示位置Cが形成
されるように構成するとともに、液晶パネルの全画素に
ついてA位置用の画像データ又はB位置用の画像データ
が表示された時点で表示位置A又は表示位置Bに切り換
えるようにしているので、画質の低下を回避することが
できる。
にA位置用の画像データの入力が開始されたとしても、
そのデータ入力が未だである画素部分についてはB位置
用画像データの表示が継続しているので、実施例1のご
とくフィールド周期で表示位置Aと表示位置Bとを単に
切り換えると、クロストークによって画質の低下を生じ
ることになるが、上記のごとく第3の表示位置Cが形成
されるように構成するとともに、液晶パネルの全画素に
ついてA位置用の画像データ又はB位置用の画像データ
が表示された時点で表示位置A又は表示位置Bに切り換
えるようにしているので、画質の低下を回避することが
できる。
【0081】図25は、上記のごとく映像表示するため
の映像信号処理の内容を示すタイミングチャートであ
る。具体的には、入力されるNTSC画像データと、液
晶パネルに出力される出力データとの関係を偶数フィー
ルド及び奇数フィールドのそれぞれについて示してい
る。この図25の映像信号処理では、標準NTSC映像
信号(ライン周波数15.75KHz)をディジタル処
理し、メモリを利用することで4倍速の出力信号(ライ
ン周波数63KHz,60フレーム/sec)を作成す
る。
の映像信号処理の内容を示すタイミングチャートであ
る。具体的には、入力されるNTSC画像データと、液
晶パネルに出力される出力データとの関係を偶数フィー
ルド及び奇数フィールドのそれぞれについて示してい
る。この図25の映像信号処理では、標準NTSC映像
信号(ライン周波数15.75KHz)をディジタル処
理し、メモリを利用することで4倍速の出力信号(ライ
ン周波数63KHz,60フレーム/sec)を作成す
る。
【0082】具体的には、1フレームの映像信号を位相
が1/2クロックずれたサンプリング信号でサンプリン
グし、一方をA位置用の画像データとし、他方をB位置
用の画像データとするものであり、A位置用の画像デー
タ及びB位置用の画像データは、ともに偶数フィールド
データ及び奇数フィールドデータからなる。そして、2
フィールド分の全画像データを1フィールド期間の1/
2の期間中に表示し、表示位置A又は表示位置Bにおけ
る表示期間として1フィールドの1/2期間を確保する
ため(図24参照)、出力信号を4倍速としている。ま
た、データの出力順序は、奇数ライン(1,3,…,4
79)の画像データを出力した後に偶数ライン(2,
4,…,480)を出力するようにしている。このよう
に、高速でインタレース走査がなされることにより、フ
リッカが低減される。
が1/2クロックずれたサンプリング信号でサンプリン
グし、一方をA位置用の画像データとし、他方をB位置
用の画像データとするものであり、A位置用の画像デー
タ及びB位置用の画像データは、ともに偶数フィールド
データ及び奇数フィールドデータからなる。そして、2
フィールド分の全画像データを1フィールド期間の1/
2の期間中に表示し、表示位置A又は表示位置Bにおけ
る表示期間として1フィールドの1/2期間を確保する
ため(図24参照)、出力信号を4倍速としている。ま
た、データの出力順序は、奇数ライン(1,3,…,4
79)の画像データを出力した後に偶数ライン(2,
4,…,480)を出力するようにしている。このよう
に、高速でインタレース走査がなされることにより、フ
リッカが低減される。
【0083】図26は、本実施例の映像信号処理回路等
を示したブロック図である。実施例1と同様の機能を有
する部分には同一の符号を付記してその説明を省略す
る。
を示したブロック図である。実施例1と同様の機能を有
する部分には同一の符号を付記してその説明を省略す
る。
【0084】データA用RAM25fはA位置用画像デ
ータが格納されるフレームメモリであり、データB用R
AM25gはB位置用画像データが格納されるフレーム
メモリである。両RAM25f,25gの書込タイミン
グは位相が1/2クロックずれるようにしている。そし
て、両RAM25f,25gからのデータ読み出しは、
前述のごとく4倍速で行われる。このための制御は、タ
イミングコントローラ26bが行うようにしている。
ータが格納されるフレームメモリであり、データB用R
AM25gはB位置用画像データが格納されるフレーム
メモリである。両RAM25f,25gの書込タイミン
グは位相が1/2クロックずれるようにしている。そし
て、両RAM25f,25gからのデータ読み出しは、
前述のごとく4倍速で行われる。このための制御は、タ
イミングコントローラ26bが行うようにしている。
【0085】表示位置A,B,Cの3つの位置を形成す
るために、第1圧電素子16aと第2圧電素子16bを
備える。両圧電素子16a,16bが共に駆動された状
態では両素子の変位が加算されて表示位置Aが形成さ
れ、圧電素子16bのみが駆動されたときには圧電素子
16bのみの変位で表示位置Cが形成され、両圧電素子
16a,16bが共に駆動されないときには素子の変位
は無く表示位置Bが形成されるようにしている。これら
圧電素子16a,16bの駆動タイミングは、前記の図
24に示している。また、このタイミング制御は、タイ
ミングコントローラ26bによって行うようにしてい
る。圧電素子に代えて前述したV.A.P等を用いても
よいことは勿論である。
るために、第1圧電素子16aと第2圧電素子16bを
備える。両圧電素子16a,16bが共に駆動された状
態では両素子の変位が加算されて表示位置Aが形成さ
れ、圧電素子16bのみが駆動されたときには圧電素子
16bのみの変位で表示位置Cが形成され、両圧電素子
16a,16bが共に駆動されないときには素子の変位
は無く表示位置Bが形成されるようにしている。これら
圧電素子16a,16bの駆動タイミングは、前記の図
24に示している。また、このタイミング制御は、タイ
ミングコントローラ26bによって行うようにしてい
る。圧電素子に代えて前述したV.A.P等を用いても
よいことは勿論である。
【0086】図27は、図2の構成において、上記の圧
電素子16a,16bを配置した場合の液晶プロジェク
タの反射走査ミラー部の拡大図である。表示位置Aと表
示位置Bとの間に表示位置Cが形成されることになる。
電素子16a,16bを配置した場合の液晶プロジェク
タの反射走査ミラー部の拡大図である。表示位置Aと表
示位置Bとの間に表示位置Cが形成されることになる。
【0087】(実施例12)以下、本発明の他の実施例
を図28乃至図30に基づいて説明する。
を図28乃至図30に基づいて説明する。
【0088】図28は、図24と同様、表示位置A,
B,Cと表示映像(A位置用の画像データ,B位置用画
像データ)との関係を示すグラフであるが、図24によ
る画像表示が、奇数ライン(1,3,…,479)及び
偶数ライン(2,4,…,480)の順で行われるのに
対し、奇数ライン(1,3,…,479)及び偶数ライ
ン(480,478,…,2)の順で表示を行うように
している。
B,Cと表示映像(A位置用の画像データ,B位置用画
像データ)との関係を示すグラフであるが、図24によ
る画像表示が、奇数ライン(1,3,…,479)及び
偶数ライン(2,4,…,480)の順で行われるのに
対し、奇数ライン(1,3,…,479)及び偶数ライ
ン(480,478,…,2)の順で表示を行うように
している。
【0089】図29は、図28による映像信号処理の内
容を示すタイミングチャートであり、入力されるNTS
C画像データと、液晶パネルに出力される出力データと
の関係を偶数フィールド及び奇数フィールドのそれぞれ
について示している。
容を示すタイミングチャートであり、入力されるNTS
C画像データと、液晶パネルに出力される出力データと
の関係を偶数フィールド及び奇数フィールドのそれぞれ
について示している。
【0090】図30は、図28による映像信号処理を行
うときに用いる液晶パネル11を示したものである。こ
の液晶パネル11の垂直(ゲート)ドライバ11a1 、
11a2 の走査方向は、奇数ライン用(左側)11a1
と偶数ライン用(右側)11a2 とで逆になり、そのた
めの制御は、タイミングコントローラ26bにて行う。
うときに用いる液晶パネル11を示したものである。こ
の液晶パネル11の垂直(ゲート)ドライバ11a1 、
11a2 の走査方向は、奇数ライン用(左側)11a1
と偶数ライン用(右側)11a2 とで逆になり、そのた
めの制御は、タイミングコントローラ26bにて行う。
【0091】このように、液晶パネル11のゲートドラ
イバ11a1 ,11a2 の走査方向を左右で逆にするこ
とにより、ゲートドライバ11aの走査タイミングの時
間差(本実施例では、垂直1ライン目の画素と垂直47
9ライン目の画素では3.8μsの時間差がある)によ
って表示位置Cにおいて現れる30Hzの面フリッカ成
分を低減することができる。即ち、実施例11では画面
の明るさにむらが生じるが、本実施例では画面の明るさ
が平均化されフリッカの低減が図れる。
イバ11a1 ,11a2 の走査方向を左右で逆にするこ
とにより、ゲートドライバ11aの走査タイミングの時
間差(本実施例では、垂直1ライン目の画素と垂直47
9ライン目の画素では3.8μsの時間差がある)によ
って表示位置Cにおいて現れる30Hzの面フリッカ成
分を低減することができる。即ち、実施例11では画面
の明るさにむらが生じるが、本実施例では画面の明るさ
が平均化されフリッカの低減が図れる。
【0092】なお、上記の実施例11,12では、液晶
パネルを640×480画素などの垂直表示ライン数4
80のものとし、その光学的応答速度特性は、図31に
示しているように、立ち上がり時間及び立ち下がり時間
ともに12msのものとして示している。
パネルを640×480画素などの垂直表示ライン数4
80のものとし、その光学的応答速度特性は、図31に
示しているように、立ち上がり時間及び立ち下がり時間
ともに12msのものとして示している。
【0093】また、上記の実施例11,12は、クロス
トーク防止効果やフリッカ低減効果があり、右目用映像
と左目用映像との分離が確実に行えることになるので、
立体映像表示用とする場合にも好適となる。立体映像表
示のためには、1フレームの左目用信号と同フレームの
右目用信号の映像を1フィールド周期で前記液晶パネル
に供給すればよい。
トーク防止効果やフリッカ低減効果があり、右目用映像
と左目用映像との分離が確実に行えることになるので、
立体映像表示用とする場合にも好適となる。立体映像表
示のためには、1フレームの左目用信号と同フレームの
右目用信号の映像を1フィールド周期で前記液晶パネル
に供給すればよい。
【0094】また、以上の実施例では、液晶映像表示装
置として液晶プロジェクタを例示したが、直視型の液晶
映像表示装置にも適用し得るものである。
置として液晶プロジェクタを例示したが、直視型の液晶
映像表示装置にも適用し得るものである。
【0095】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、絵素数
の少ない安価な液晶パネルを用いて高精細な画像を簡単
な機構構成で得ることができる。また、画像のクロスト
ークを低減して画質を向上できる等の効果を奏する。
の少ない安価な液晶パネルを用いて高精細な画像を簡単
な機構構成で得ることができる。また、画像のクロスト
ークを低減して画質を向上できる等の効果を奏する。
【図1】本発明の液晶映像表示装置の光学系の構成図で
ある。
ある。
【図2】本発明の液晶映像表示装置の反射走査ミラー部
の拡大図である。
の拡大図である。
【図3】本発明の液晶映像表示装置の反射走査ミラー部
の拡大斜視図である。
の拡大斜視図である。
【図4】本発明の液晶映像表示装置によるスクリーン上
での1フレーム期間中における絵素配置の様子を示す模
式図である。
での1フレーム期間中における絵素配置の様子を示す模
式図である。
【図5】本発明の液晶映像表示装置の回路構成図であ
る。
る。
【図6】本発明の液晶映像表示装置の映像入力信号とサ
ンプリングクロックとの関係を示すタイムチャートであ
る。
ンプリングクロックとの関係を示すタイムチャートであ
る。
【図7】図6のサンプリングタイミングによる奇数フィ
ールドと偶数フィールドの絵素の状態を示す模式図であ
る。
ールドと偶数フィールドの絵素の状態を示す模式図であ
る。
【図8】本発明の液晶映像表示装置における圧電素子部
材への印加電圧とその変位量との関係を示すタイムチャ
ートである。
材への印加電圧とその変位量との関係を示すタイムチャ
ートである。
【図9】本発明の他の実施例の液晶映像表示装置におけ
る反射走査ミラー部の拡大斜視図である。
る反射走査ミラー部の拡大斜視図である。
【図10】図9の構成によるスクリーン上での1フレー
ム期間中における絵素配置の様子を示す模式図である。
ム期間中における絵素配置の様子を示す模式図である。
【図11】本発明の他の実施例の液晶映像表示装置の光
学系の構成図である。
学系の構成図である。
【図12】本発明の他の実施例の液晶映像表示装置の光
学系の構成図である。
学系の構成図である。
【図13】本発明の他の実施例の液晶映像表示装置の光
学系の構成図である。
学系の構成図である。
【図14】本発明の他の実施例の液晶映像表示装置の光
学系において液晶パネルを正面から見た状態での構成図
である。
学系において液晶パネルを正面から見た状態での構成図
である。
【図15】図14の構成における液晶パネル部分の拡大
斜視図である。
斜視図である。
【図16】図14の構成における液晶パネル部分の平面
振動による1フレーム期間中での絵素配置の状態を示す
模式図である。
振動による1フレーム期間中での絵素配置の状態を示す
模式図である。
【図17】本発明の他の実施例の液晶映像表示装置にお
ける光学系の液晶パネル部の拡大斜視図である。
ける光学系の液晶パネル部の拡大斜視図である。
【図18】図17の構成における液晶パネル部分の平面
振動による1フレーム期間中での絵素配置の状態を示す
模式図である。
振動による1フレーム期間中での絵素配置の状態を示す
模式図である。
【図19】本発明の他の実施例の液晶映像表示装置にお
ける光学系の液晶パネルの支持機構の拡大斜視図であ
る。
ける光学系の液晶パネルの支持機構の拡大斜視図であ
る。
【図20】本発明の他の実施例の液晶映像表示装置にお
ける光学系の構成図である。
ける光学系の構成図である。
【図21】図20の構成における液晶パネルの振動とス
クリーン上への投影位置との関係を示す説明図である。
クリーン上への投影位置との関係を示す説明図である。
【図22】本発明の他の実施例の液晶液晶映像表示装置
ける光学系の液晶パネルの支持機構の平面図である。
ける光学系の液晶パネルの支持機構の平面図である。
【図23】立体視を可能とする構成の液晶映像表示装置
の回路構成図である。
の回路構成図である。
【図24】本発明の他の実施例の液晶映像表示装置にお
ける表示位置A,B,Cと表示映像との関係を示すグラ
フである。
ける表示位置A,B,Cと表示映像との関係を示すグラ
フである。
【図25】図24による映像表示を行うための映像信号
処理の内容を示すタイミングチャートである。
処理の内容を示すタイミングチャートである。
【図26】図24による映像表示を行うための映像信号
処理回路等を示したブロック図である。
処理回路等を示したブロック図である。
【図27】図2の構成において、二つの圧電素子を配置
した場合の液晶プロジェクタの反射走査ミラー部の拡大
図である。
した場合の液晶プロジェクタの反射走査ミラー部の拡大
図である。
【図28】本発明の他の実施例の液晶映像表示装置にお
ける表示位置A,B,Cと表示映像との関係を示すグラ
フである。
ける表示位置A,B,Cと表示映像との関係を示すグラ
フである。
【図29】図28による映像表示を行うための映像信号
処理の内容を示すタイミングチャートである。
処理の内容を示すタイミングチャートである。
【図30】図28による映像信号処理を行うときに用い
る液晶パネルの概略構成を示した模式図である。
る液晶パネルの概略構成を示した模式図である。
【図31】液晶パネルの光学的応答特性を示すグラフで
ある。
ある。
【図32】従来の液晶プロジェクタにおける光学系の構
成図である。
成図である。
11 液晶パネル 11′ 液晶パネル(カラーパネル) 12 液晶パネル 13 液晶パネル 16 圧電素子部材(振動付与手段) 19 接合機構 20 反射走査ミラー 201 支持軸(振動付与手段) 21 コイルばね 25 映像信号処理回路 26 液晶パネル駆動回路 27 圧電素子駆動回路(振動制御手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桶谷 和伸 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】 液晶パネル上に形成した画像を投影レン
ズを介してスクリーン上に投影するように構成された液
晶映像表示装置において、 液晶パネルと投影レンズとの間または投影レンズとスク
リーンとの間の光軸上に設けられた反射走査ミラーと、
前記液晶パネルの絵素ピッチの1/2幅に対応する角度
で前記反射走査ミラーを回動振動させる振動付与手段
と、前記反射走査ミラーが1フィールド周期で回動振動
するように振動付与手段を駆動制御する振動制御手段
と、1フレーム分の映像を前記液晶パネルの絵素ピッチ
の1/2幅で分割して1フィールド周期で前記液晶パネ
ルに供給する映像信号処理手段とを備えたことを特徴と
する液晶映像表示装置。 - 【請求項2】 液晶パネルが光軸と直交する平面内でそ
の絵素ピッチの1/2幅で平面振動させる振動付与手段
と、前記の液晶パネルが1フィールド周期で平面振動す
るように振動付与手段を駆動制御する振動制御手段と、
1フレーム分の映像を前記液晶パネルの絵素ピッチの1
/2幅で分割して1フィールド周期で前記液晶パネルに
供給する映像信号処理手段とを備えたことを特徴とする
液晶映像表示装置。 - 【請求項3】 液晶パネルを通る光軸をその絵素ピッチ
の1/2幅で平行移動させる光軸変動手段と、前記の光
軸変動手段による光軸平行移動が1フィールド周期で繰
り返されるように光軸変動手段を駆動制御する制御手段
と、1フレーム分の映像を前記液晶パネルの絵素ピッチ
の1/2幅で分割して1フィールド周期で前記液晶パネ
ルに供給する映像信号処理手段とを備えたことを特徴と
する液晶映像表示装置。 - 【請求項4】 1フィールド周期で繰り返される第1の
表示位置と第2の表示位置との間に、第3の表示位置が
形成できるように構成されるとともに、第1の表示位置
用の画像データによる映像と第2の表示位置用の画像デ
ータによる映像とが混在して液晶パネルに表示されてい
る状態では前記第3の表示位置が選択されるように構成
されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
に記載の液晶映像表示装置。 - 【請求項5】 1フレーム映像信号として偶数および奇
数フィールドの飛越走査信号を入力し、数倍速のインタ
レース信号を作成し、当該速度に対応させて液晶パネル
を駆動するように構成されていることを特徴とする請求
項1乃至4のいずれかに記載の液晶映像表示装置。 - 【請求項6】 液晶パネルの駆動走査方向が奇数画素ラ
インと偶数画素ラインとで逆となるように構成されてい
ることを特徴とする請求項5に記載の液晶映像表示装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6080757A JPH07306471A (ja) | 1994-03-14 | 1994-04-19 | 液晶映像表示装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4221894 | 1994-03-14 | ||
JP6-42218 | 1994-03-14 | ||
JP6080757A JPH07306471A (ja) | 1994-03-14 | 1994-04-19 | 液晶映像表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07306471A true JPH07306471A (ja) | 1995-11-21 |
Family
ID=26381869
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6080757A Pending JPH07306471A (ja) | 1994-03-14 | 1994-04-19 | 液晶映像表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07306471A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR19990065967A (ko) * | 1998-01-20 | 1999-08-16 | 윤종용 | 영상 안정화 장치 및 그 방법 |
KR100417396B1 (ko) * | 1996-06-11 | 2004-05-03 | 엘지전자 주식회사 | 엘씨디프로젝터 |
JP2006330058A (ja) * | 2005-05-23 | 2006-12-07 | Seiko Epson Corp | プロジェクタ |
KR100703073B1 (ko) * | 2004-12-16 | 2007-04-06 | 삼성전기주식회사 | 틸팅부재와 이를 갖는 틸팅 엑츄에이터 |
KR100717566B1 (ko) * | 2005-06-24 | 2007-05-15 | 삼성전기주식회사 | 진동형 틸팅장치 |
JP2017026690A (ja) * | 2015-07-16 | 2017-02-02 | 株式会社リコー | 画像投射装置 |
-
1994
- 1994-04-19 JP JP6080757A patent/JPH07306471A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100417396B1 (ko) * | 1996-06-11 | 2004-05-03 | 엘지전자 주식회사 | 엘씨디프로젝터 |
KR19990065967A (ko) * | 1998-01-20 | 1999-08-16 | 윤종용 | 영상 안정화 장치 및 그 방법 |
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JP2006330058A (ja) * | 2005-05-23 | 2006-12-07 | Seiko Epson Corp | プロジェクタ |
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JP2017026690A (ja) * | 2015-07-16 | 2017-02-02 | 株式会社リコー | 画像投射装置 |
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