JP2007316093A - 投射型表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ワイヤーグリッド偏光子を光軸に斜めに配置していても、収差を抑え、良好な投射像が得られる投射型表示装置を提供する。
【解決手段】 光源光に画像情報に応じて変調作用を与えるライトバルブと、該ライトバルブの画像表示面に対して傾けて配置され、前記変調作用を受けた変調光を検光して取り出す、平行平板基板上のワイヤーグリッド偏光子と、前記検光光を投射する投射レンズと、前記ライトバルブと前記投射レンズとの間に配置され、前記ワイヤーグリッド偏光子の前記ライトバルブの画像表示面に対する傾きとは逆の方向に傾けられ、前記ワイヤーグリッド偏光子の平行平板基板により発生したコマ収差を相殺する平行平板形状の補正部材と、前記平行平板形状の補正部材と投射像との間の、前記ワイヤーグリッド偏光子の平行平板基板と前記平行平板形状の補正部材とにより発生した非点収差を相殺する円柱レンズと、を有する投射型表示装置とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、ライトバルブを射出する光を、ワイヤーグリッド偏光子等の平行平板光学部材の表面に偏光分離素子を配置した構成の偏光ビームスプリッタで構成される検光光学系により検光し、検光光を投射レンズで投射する構成の投射型表示装置に関するものである。
ワイヤーグリッド偏光子は、従来用いられていた偏光プリズムよりも軽量であり、偏光膜を用いたときに比べてその偏光性能がよく、近年、偏光プリズムの替わりに用いられるようになってきている。下記の特許文献には、ライトバルブを射出した光を光軸に対して斜めに配置したワイヤーグリッド偏光子に入射し、変調光を当該偏光子にて透過光として検光して取りだし、投射レンズにて投射する構成の投射型表示装置が開示されている。
ワイヤーグリッド偏光子は、使用波長よりも短い幅を有する金属線を、該波長よりも小さいピッチで等間隔に並べたものである。可視域の光に用いられるワイヤーグリッドは、一般に、使用波長の光を透過する基板の上に金属膜を形成し、リソグラフィープロセスによって、金属線をパターニングする方法で作製される。従って、ワイヤーグリッドの金属線は金属線単独ではなく、平行平板の上に形成されている。また、偏光子の波長よりも細い金属線を保護するために、更に金属線形成面の上に平行平板を載せて、金属線を2枚の平行平板で挟まれている場合もある。
このようなワイヤーグリッド偏光子を用いた投射型表示装置では、ワイヤーグリッド偏光子を透過して検光を行う際に、光が、光軸に対して斜めに配置された平行平板を経由するため、投射像にコマ収差と非点収差が発生し、良好な投射像が得られなかった。
また、ワイヤーグリッド偏光子を反射して検光を行う際であっても、変調作用を受けた光がワイヤーグリッド偏光子の平行平板基板側から入射する場合や、ワイヤーグリッドが2枚の平行平板の間に挟まれている構成を有する場合には、ワイヤーグリッド偏光子へ入射するときと反射して射出されるときとで計2回、光軸に対して斜めに配置された平行平板を経由するので、ワイヤーグリッド偏光子を透過するときと同様に、投射像にコマ収差と非点収差とが発生して良好な投射像が得られない。
特表2003−506746 特表2003−508813 特開2002−372749 米国特許 6,666,556号
本発明は、ワイヤーグリッド偏光子を光軸に対して斜めに配置されていても、収差を小さく抑え、良好な投射像が得られる投射型表示装置を提供するものである。
本願の請求項1に記載の発明は、光源から入射した光に入力された画像情報に応じて変調作用を与える少なくとも1つのライトバルブと、該ライトバルブの画像表示面に対して傾けて配置され、前記変調作用を受けた光を入射して変調光を反射光または透過光として検光して取り出す、平行平板基板上にワイヤーグリッドが形成されたワイヤーグリッド偏光子と、前記検光光を投射してライトバルブに入力された画像の投射像を形成する投射レンズと、前記ライトバルブと前記投射レンズとの間の光路に配置され、前記ワイヤーグリッ
ド偏光子の前記ライトバルブの画像表示面に対する傾き方向とは逆の方向に傾けられ、前記ワイヤーグリッド偏光子の平行平板基板により発生したコマ収差を相殺する作用を有する平行平板形状の補正部材と、前記平行平板形状の補正部材と投射像との間の光路に配置され、前記ワイヤーグリッド偏光子の平行平板基板と前記平行平板形状の補正部材とにより発生した非点収差を相殺する円柱レンズと、を有する投射型表示装置を提供する。
請求項2に記載の発明は、前記ワイヤーグリッド偏光子が、前記平行平板基板の前記ワイヤーグリッド形成面に、前記平行平板基板と同じ材質で同じ厚みを有する平行平板部材が貼りあわされている請求項1に記載の投射型表示装置を提供する。
請求項3に記載の発明は、入射した光をおのおの異なる光路を進行する色光に色分離する色分離光学系と、前記色分離された色光を色合成する色合成光学系とを更に備え、前記ライトバルブは前記色分離光学系により色分離された色光に対して変調作用を与え、前記ワイヤーグリッド偏光子は前記変調作用を受けた色光を入射して変調光を反射光または透過光として検光して取り出し、前記ライトバルブから前記投射像に至るまでのいずれの色光の光路にも前記平行平板形状の補正部材が配置されている投射型表示装置を提供する。
請求項4に記載の発明は、前記色合成光学系は、内部にダイクロイック膜を有するダイクロイックプリズムであって、前記平行平板形状の収差補正部材は、前記色分離光学系で色分離された光路のうち、少なくとも1つの光路について、該光路に配置された前記ワイ
ヤーグリッド偏光子の、前記ライトバルブの画像表示面に対する傾き方向とは逆の方向に傾いた菱形形状のダイクロイックプリズムである請求項3に記載の投射型表示装置を提供する。
請求項5に記載の発明は、入射した光をおのおの異なる光路を進行する色光に色分離する色分離光学系と、前記色分離された色光を色合成する色合成光学系と、を更に備え、前記ライトバルブは前記色分離光学系により色分離された色光に対して変調作用を与え、前記ワイヤーグリッド偏光子は前記変調作用を受けた色光を入射して変調光を反射光または透過光として検光して取り出し、前記各色光の、前記ライトバルブから前記色合成光学系に至る光路において、前記ワイヤーグリッド偏光子を構成する平行平板の傾きと厚みとによって与えられるコマ収差の量と方向とがどの色光においても同じになるように配置されており、前記平行平板形状の補正部材と前記円柱レンズとは前記色合成光学系よりも投射像側に配置されている投射型表示装置を提供する。
請求項6に記載の発明は、入射した光をおのおの異なる光路を進行する色光に色分離する色分離光学系と、前記色分離された色光を色合成する色合成光学系と、を更に備え、前記ライトバルブは前記色分離光学系により色分離された色光に対して変調作用を与え、前記ワイヤーグリッド偏光子は前記変調作用を受けた色光を入射して変調光を反射光または透過光として検光して取り出し、前記各色光の、前記ライトバルブから前記色合成光学系に至る光路において、更に、前記ワイヤーグリッド偏光子の前記ライトバルブの画像表示面に対する傾き方向と同じ方向に傾けられた平行平板部材を有し、前記ワイヤーグリッド偏光子を構成する平行平板の傾きと厚み、及び、前記平行平板部材との傾きと厚みによって与えられるコマ収差の量と方向とがどの光路においても同じになるように配置されている請求項1または請求項2に記載の投射型表示装置を提供する。
請求項7に記載の発明は、前記色分離光学系は、複数の色光を時分割で色分離する時系列色分離素子を有する請求項3乃至請求項6に記載の投射型表示装置を提供する。
請求項8に記載の発明は、光源からの光を所定の直線偏光光に変換する偏光方向変換素子とを更に備え、前記色分離光学系は、前記光源光のうち所定の色光の偏光方向を90°
回転させる第1の波長選択性旋光子を有し、前記ワイヤーグリッド偏光子は、前記光源光のうちの前記所定の色光とそれ以外の色光とを分離して、前記分離された色光のそれぞれに配置されたライトバルブに光を導く光路分離手段であり、かつ、前記ライトバルブで変調作用を受けた光のうちの変調光を透過または反射して検光する検光光学系であって、前記検光光学系の後に配置された第2色光のみの偏光方向を90°回転させる第2の波長選択性旋光子を経て、前記色合成光学系に入射する請求項3乃至請求項7のいずれか1項に記載の投射型表示装置を提供する。
前記投射型表示装置では、前記コマ収差補正のために配置の平行平板補正部材の厚さをt1、屈折率をn1、前記ワイヤーグリッド偏光子の平行平板部材の厚みをt、屈折率をnとすると、n1×t1>n×t の関係を満たすことが好ましい。
前記投射型表示装置では、前記非点収差補正のための円柱レンズが、各色光において最も視感度の高い色光に合わせて最適化されていることが好ましい。
前記投射型表示装置では、前記コマ収差補正のための平行平板補正部材が、各色毎に最適化されていることが好ましい。
前記投射型表示装置では、前記コマ収差補正のための平行平板補正部材が、各色光において最も視感度の高い色光に合わせて最適化されていることが好ましい。
前記投射型表示装置では、前記円柱レンズが前記投射レンズの絞り位置に配置されていることが好ましい。
本発明によれば、ワイヤーグリッド偏光子が光軸に対して斜めに配置された検光子を用いた投射型表示装置であっても、収差を小さく抑えた、良好な投射像を投射可能な投射型表示装置を提供できるという効果を奏することができる。
図1には本発明第1実施例の平面構成図を示す。光源11から射出の光源光は偏光変換照明装置12により単一偏光に変換される。偏光変換照明装置12は構成を図示しないが、複数のレンズをマトリクス形状に平面的に形成した第1レンズ板と、前記第1レンズ板の各レンズと相対する位置にレンズが配置された前記第1レンズ板と同様の構成の第2レンズ板とからなる光源光均一化部材と、前記第2レンズ板の各レンズからの射出光を透過光と反射光とに偏光分離する偏光分離面と、該偏光分離面に対して平行な反射面とを互いに隣接させて複数配置した複合プリズム部材とからなる単一偏光変換装置と、単一偏光光を後述のライトバルブに重畳照明するコンデンサレンズとから構成される。
前記複合プリズム部材の特定射出面には、1/2波長位相板が配置され、前記偏光分離面を透過光した光、または前記偏光分離面を反射して隣接する反射面で反射された光のどちらかの偏光方向を90°回転することにより複合プリズム部材から射出される全ての光を単一偏光光に変換する。
前記偏光変換照明装置12を射出した単一偏光光は色分離光学系によってR(赤)光、G(緑)光、B(青)光の3色光に色分離される。本実施例における色分離光学系は、R光とG光を反射、B光を透過する特性のダイクロイックミラー13RGと、B光を反射、R光とG光を透過する特性のダイクロイックミラー13Bとを互いに直交配置したクロスダイクロイックミラー13と、G光反射、R光透過特性のダイクロイックミラー16とで構
成される。前記単一偏光光は、前記クロスダイクロイックミラー13によってR光とG光の混合光と、B光とに色分離され、前記色分離されたR光とG光の混合光は偏向ミラー14にて進行方向を偏向されて、G光反射、R光透過特性のダイクロイックミラー16に入射し、G光とR光とに色分離される。
色分離された前記B光は偏向ミラー15にて進行方向を偏向され、光軸に対して斜めに配置されたワイヤーグリッド偏光子17Bに入射する。前記色分離されたR光とG光も、それぞれ光軸に対して斜めに配置されたワイヤーグリッド偏光子17R、17Bに入射する。
ここで、前述のワイヤーグリッド偏光子17R、17G、17Bは、波長よりも短い幅を有する金属線が等間隔に並んだワイヤーグリッドが形成された平行平板である。該ワイヤーグリッド形成面を前記色分離光の入射する側に向けて配置されているので、前記波長分離された前記各色光は、該ワイヤーグリッド形成面に入射する。
ワイヤーグリッドを反射した各々の色光は、各色光用のライトバルブ18R、18G、18Bにそれぞれ入射して、各色光毎にライトバルブに入力された像信号に応じた変調作用を受けて射出される。
ライトバルブで変調作用を受けた各色光は、それぞれ、ワイヤーグリッド偏光子17R、17G、17Bに入射し、変調光はワイヤーグリッド偏光子を透過して取り出され、非変調光はワイヤーグリッドを反射して光源方向へ廃棄される。
ここで、変調光はワイヤーグリッド偏光子を透過するので、各変調光は、ワイヤーグリッドが形成された平行平板をも透過することになる。該平行平板は光軸に対して傾いて配置されているため、ワイヤーグリッド偏光子17R、17G、17Bを透過した各々の光には所定の大きさのコマ収差成分と非点収差成分がのることになる。
本実施例では、前記ワイヤーグリッド偏光子の平行平板により発生したコマ収差を、ワイヤーグリッド偏光子17R、17G、17Bと、色合成光学系であるクロスダイクロイックプリズム20との間に平行平板形状の収差補正部材を配置して補正する。
ワイヤーグリッド偏光子17R、17G、17Bで検光された検光光は、平行平板形状の収差補正部材19R、19G、19Bを経て色合成光学系のクロスダイクロイックプリズム20にそれぞれ異なる入射面から入射する。
平行平板形状の収差補正部材19R、19G、19Gは、図示のように、全て同じ厚さで、且つ、その厚さはワイヤーグリッド偏光子17R、17G、17Bの平行平板部材の厚さよりも厚い。また、ワイヤーグリッド偏光子17R、17G、17Bの前記ライトバルブ18R、18G、18Bに対する傾き方向とは、逆の方向に傾けて配置されている。平行平板形状の収差補正部材の厚みをt1、屈折率をn1とし、ワイヤーグリッド偏光子17R、17G、17Bの基板の厚みをt、屈折率をnとすると、下記の式(1)を満たす構成となっている。
n1×t1>n×t・・・・(1)
この式を満足させることにより、図に示すように平行平板形状の補正部材19R、19G、19Bの前記ライトバルブ18R、18G、18Bに対する傾き角を小さくすることができ、その平板補正部材を配置する空間を小さくすることが可能となる。
一般に、発散光または収束光の光軸上に斜めに置かれた平行平板によって非点収差とコマ収差とが発生することは広く知られている。これらの収差の収差量は、光軸に対して垂直な面に対する前記平行平板の傾き角が大きい程、また、光学部材の屈折率や厚さが大きいほど、大きくなるという性質がある。
まず、コマ収差を補正については、前記ワイヤーグリッド偏光子の基板と同じ部材、同じ厚さの平行平板を、前記ワイヤーグリッドとは反対の向きに同じ角度傾けて前記ワイヤーグリッド偏光子と前記ダイクロイックプリズムとの間、または前記ワイヤーグリッド偏光子と前記ライトバルブとの間に配置すれば、前記ワイヤーグリッド偏光子の基板によって発生するコマ収差量と同じ大きさで反対方向のコマ収差が発生するので、全体としてコマ収差を相殺することができる。
しかしワイヤーグリッド偏光子とライトバルブとの間の空間、及びワイヤーグリッド偏光子とライトバルブとの間の空間が限られているため、ワイヤーグリッド偏光子と反対向きに同じ角度だけ傾けて平行平板を挿入することは難しい。そこで前述の収差量の性質を利用して、収差補正手段としてより厚い、あるいはより屈折率の高い平行平板状光学部材を使うことによって、光軸に対してより小さな傾き角でも前記ワイヤーグリッドで発生するコマ収差を補正するようにすればよい。このように平行平板の厚み、または、屈折率とを工夫することによって配置に必要な空間が小さくなり、光学系内に配置することができるようになる。つまり平行平板形状の補正部材として前記(1)式の条件を満たすものを選べばよい。
次に非点収差であるが、前記平行平板形状の補正部材を挿入すると、前記ワイヤーグリッド偏光子によって発生する非点収差と、前記平行平板形状の補正部材によって発生する非点収差とが加算される。これらを補正するために、前記ライトバルブ18R、18G、18Bと投射像との光路中に円柱レンズを挿入する。この円柱レンズは、図面上紙面内に曲率を持った凸円柱レンズか、図面上紙面に垂直な面内に曲率を持った凹円柱レンズであればよい。
前記平行平板形状の補正部材19R、19G、19Bを経てクロスダイクロイックプリズム20に入射した各色光はその内部に、互いに直交して配置されたR光反射ダイクロイック膜20R、B光反射ダイクロイック膜20Bによって色合成が達成され、該クロスダイクロイックプリズム20の射出面から合成光が射出される。本実施例では、前記クロスダイクロイックプリズム20と投射レンズ22との間には、前記非点収差を補正するために、円柱レンズ21が配置されている。
前記平板補正部材の厚さ、角度、素材、及び、前記円柱レンズの曲率、挿入位置は、光線追跡計算により最適解を適宜決定する。
以上、説明のように各色光用の反射型ライトバルブ18R、18G、18Bを射出した投射光はワイヤーグリッド偏光子17R、17G、17Bの平行平板部材を透過して発生したコマ収差と非点収差を前述の平行平板補正部材19R、19G、19Bと、円柱レンズ21とを透過することにより補正するので、投射レンズ22によって、図示しないスクリーン上に収差量を非常に小さく抑えた、優れた投射像を投射することができる。
なお、本実施例の様に、各色光が個別にワイヤーグリッド偏光子を用いた独立した光学系からなる構成の場合には、各色光光学系毎に発生する収差量は全く同じになるとは限らない。理由は前記ワイヤーグリッド偏光子の製造誤差による、厚さのばらつきである。そこで例えば前記平行平板形状の補正部材がすべて同じ厚さで作られた場合には、前記平行平板補正部材の傾き角を微調整することで、各色光別にコマ収差を補正することができる。あるいは、前記ワイヤーグリッド偏光子の個々の厚さに合わせて厚さを決めた前記平行平板形状の補正部材をあらかじめ用意し、これらを組み合わせることによっても各色光別のコマ収差量に応じた収差補正を行うことができる。
上記のように各色光用に配置されたワイヤーグリッド偏光子と平行平板形状の補正部材とを通過する光路長が異なると、各色光毎にわずかに量が異なった非点収差が発生する。この場合、非点収差補正を各色光の中で最も視感度の高い色に合わせて最適化して行うと、画像の劣化を最小限に抑えることが可能になる。例えばB光G光R光3色の場合には、このうち最も視感度の高いG光に合わせればよい。すなわち、G光に発生する収差量に合わせて曲率を決めた前記円柱レンズをあらかじめ用意して組み合わせるか、あるいは、G光の像が最良になるように、前記円柱レンズ位置を光軸上で光軸方向に動かして調整すればよい。
図2には本発明第2実施例の平面構成を示す。投射型表示装置としての基本構成は第1
の実施例と同じであり、図2においては光源、偏光変換照明装置、色分離光学系はその図示を省略し、その構成も同じであるので説明は省略する。
本実施例の特徴は前実施例における円柱レンズ21の配置位置が異なることである。
各色光用の反射型ライトバルブ18R、18G、18Bを反射射出した光は前実施例と同様に光軸に対して斜めに配置の平行平板部材を有するワイヤーグリッド17R、17G、17Bによって変調された変調光を検光して取り出し、平面平板形状の補正部材19R、19G、19Bにてコマ収差を補正し、色合成光学系にて色合成して投射レンズ22にて投射する構成である。
本実施例では、円柱レンズ部材21が投射レンズ22中の絞り位置に配置されている。投射レンズ22は図2に示すように、合成光の入射側の前群レンズ22Aと射出面側の後群レンズ22Bとで構成される。各色光用のライトバルブ18R、18G、18Bと投射レンズ22の間の光路はテレセントリックに構成されるため、前記前群レンズ群22Aの焦点位置にはライトバルブからの光の開口数NAを決定する開口絞り22Cが配置されている。本実施例における非点収差補正部材の円柱レンズ22Cはこの絞り位置に配置する構成とした。この配置とすることにより、図2の光線図に示すように、当該絞り位置においては、光束の断面が最も小さくなるので、円柱レンズ22の大きさを最も小さくすることができることができる。
本実施例においても、ワイヤーグリッド偏光子17R、17G、17Bの平行平板基板により発生したコマ収差と非点収差を、前記平面平板補正部材と前記円柱レンズによって前実施例と同様に補正でき、収差を非常に小さい値に抑えた、優れた投射像を投射することが可能となる。
本発明第3実施例の平面構成図を図3に示す。
前述の2つの実施例では、反射型のライトバルブを使用したが、本実施形態では透過型のライトバルブを使用している。
光源11からの光源光は偏光変換照明装置12を経て、B光透過、R光とG光反射特性のダイクロイックミラー29にて、B光と、G光とR光の混合光に色分離される。前記R光とG光の合成光はG光反射、R光透過のダイクロイックミラーにてG光とR光に色分離する。
前記色分離されたB光は偏向ミラー25にて進行方向を変えて進行し、偏光子23Bを経て透過型ライトバルブ24Bに入射する。前記色分離されたG光は偏光子23Gを経て透過型ライトバルブ24Gに入射する。前記色分離されたR光は偏向ミラー27、リレー光学系30、偏向ミラー26を経て偏光子23Rを経て透過型ライトバルブ24Rに入射する。
各色光用の透過型ライトバルブ24R、24G、24Bにそれぞれ入力された像信号に応じて各々変調された各色光は、光軸に斜めに配置されたワイヤーグリッド偏光子17R、17G、17Bに入射する。該ワイヤーグリッドにより変調光が透過光として検光され、前記ワイヤーグリッド偏光子17R、17G、17Bの平行平板光学基板と光軸に対して反対方向に斜めに配置した上記式(1)を満たす平面平板補正部材19R、19G、19Bを経て色合成光学系のクロスダイクロイックプリズム20に異なる入射面から入射する。色合成光は射出して非点収差補正用の円柱レンズ21に入射、射出した光は投射レンズ22に入射、図示しないスクリーン上に収差を非常に小さく抑えた、優れた投射像を投射することができる。
このように、本実施例の構成の透過型ライトバルブを使用する投射型表示装置においても、検光光学系としてワイヤーグリッド偏光子17R、17G、17Bを光軸に対して斜めに配置したことにより発生する諸収差を補正して、優れた投射像を投射することができる。
さらに、前述の第2実施例と同様に、円柱レンズ補正部材を投射レンズ22の絞り位置に配置しても、同様の効果が得られる。
本発明第4実施例の平面構成図を図4に示す。
光源11から射出し偏光変換照明装置12で所定の直線偏光光に変換された光は、R光透過、B光とG光を反射する特性のダイクロイックミラー32にて透過するR光と、反射するB光とG光の混合光とに色分離される。前記色分離されたB光とG光の混合光は波長選択性旋光子33によって、B色光のみ偏光方向が90°回転されて射出される。
前記色分離されたR光は平行平板基板の光入射側にワイヤーグリッドの金属線が形成されたワイヤーグリッド偏光子17Rで反射され、R光用反射型ライトバルブ18Rに入射する。ワイヤーグリッド偏光子17Rは透過光射出側には当該偏光子の平行平板部材と同じ厚さで、同じ硝材の平行平板部材34が近接、相対して配置されている。
一方、波長選択性旋光子33を経た偏光方向の異なるB光とG光は、平行平板基板の光射出側にワイヤーグリッドの金属線が形成されたワイヤーグリッド偏光子17BGに入射し、入射光のうち、G光は平行平板基板入射面と相対するワイヤーグリッドの金属線形成面にて反射されて、再度平行平板基板を経て、G光用反射型ライトバルブ18Gに入射する。
入射したG光とB光のうちのB光は偏光の振動方向が90°回転しているので、ワイヤーグリッド偏光子17BGを透過し、近接して配置されたワイヤーグリッド偏光子の平行平板部材と同じ厚さを有し、同じ硝材で形成された平行平板部材35を更に透過し、B光用反射型ライトバルブ18Bに入射する。
R色光用のライトバルブを反射射出した光は、ワイヤーグリッド偏光子17Rに入射、変調光を透過光として検光して取りだし、隣接の平行平板部材34を経て色合成光学系のダイクロイックプリズム31に入射する。
G色光用のライトバルブを反射射出した光はワイヤーグリッド偏光子17BGに入射、変調光を透過光として検光して取りだし、隣接の平行平板部材35を経てダイクロイックプリズム31に入射する。
B色光用のライトバルブを反射射出した光は平行平板部材35を経てワイヤーグリッド偏光子17BGに入射し、変調光は入射側に配置のワイヤーグリッドの金属線にて反射されて検光され、隣接の平行平板部材35を再度経て、前記G光と色合成される。このG光とB光の合成光はB光のみの偏光方向を90°回転する特性を有する波長選択性旋光子36に入射して、両光とも同じ偏光方向にそろえられて射出し、偏光子37を経てR光との色合成光学系のダイクロイックプリズム31に入射する。
色合成光学系のダイクロイックプリズム31は、二個の同じ形状の三角プリズムの間にB光とG光を透過、R光を反射するダイクロイック膜を配置した構成となっている。この三角プリズムは90度以上の同じ頂角を有する2等辺三角プリズムである。前記ダイクロイック膜は、各色光の光軸に対して45度の角度を有するように配置されている。
図に示すように、R光の入射面、B光とG光との入射面はそれぞれ光軸に対して同じ角度
傾いた構成となってなっている。さらに、前記ダイクロイック膜にて色合成されたR光と、B光とG光の混合光の合成光が射出される射出面も光軸に対して入射面と同じ角度を有して斜めになっている。つまり、この色合成プリズムの形状は菱形形状プリズムなのである。この形状にすれば各色光について、ワイヤーグリッド偏光子17Rおよびワイヤーグリッド偏光子17BGとは反対方向に光軸に対して傾きを持った肉厚の平行平板部材が配置されたことになり、前述の説明のとおり、前記R光のライトバルブ18Rからの射出光が通過するワイヤーグリッド偏光子17R、平行平板部材34と、前記G光のライトバルブ18Gからの射出光が通過するワイヤーグリッド偏光子17BGと平行平板部材35と、前記B光のライトバルブ18Bからの射出光が2回通過する平行平板部材35とによるコマ収差を補正することができる。
さらに、前記ダイクロイックプリズム31を射出した合成光は円柱レンズ21を通過することにより前記ワイヤーグリッド偏光子で発生する非点収差と前記平行平板部材で発生する非点収差と前記菱形形状のダイクロイックプリズムで発生する非点収差とが加算された収差量の非点収差を補正して、投射レンズ22によって、収差を非常に小さく抑えた、優れた投射像を図示しないスクリーン上に投射することが可能となる。
前述のように、本実施例においてはワイヤーグリッド偏光子17GB、17Rとそれぞれ平行に隣接して同一厚、同一材質の平行平板部材35、34を配置したのは、各色光におけるライトバルブからダイクロイックプリズムに至る光路において、同様の収差量を持たせるためである。すなわち、R光とG光においてはライトバルブを射出した光がそれぞれ、ワイヤーグリッド偏光子と平行平板部材とを通過するようにし、B光においては、ライトバルブを射出した光が、平行平板部材を2回通過するようにして、各々の光をダイクロイックプリズムに入射させる。ワイヤーグリッド偏光子の平行平板基板と、平行平板部材とは、厚みと材質、光軸に対する角度がともに同じなので、それぞれの光路における光軸に対して斜めに配置された平行平板の総厚は等しくなる。
従って、どの色光についても、ダイクロイックプリズム31による高度なコマ収差補正が可能となり、円柱レンズ21による高度な非点収差補正も可能となる。
また、本実施形態ではワイヤーグリッド17Rの光入射面にワイヤーグリッドの金属線を形成したが、射出面であってもよく、また、平行平板34とワイヤーグリッドとの位置を入れ替えてもよい。即ち、2枚の平行平板のどの面にワイヤーグリッドが形成されていても構わない。
更に、ワイヤーグリッド17Rと平行平板部材34とは密着配置されていてもよく、接着剤等によって接着されていてもよい。また、平行平板部材をなくし、倍の厚さを有する1枚の平行平板基板状にワイヤーグリッドの金属線が形成されたワイヤーグリッド17Rを配置してもよい。
また、ワイヤーグリッド17BGと平行平板部材35とが密着配置されていてもよい。
本実施例においても、第2実施例にて開示のように、投射レンズ22の絞り位置に円柱レンズを配置する構成を採用しても同様の効果を奏する投射型表示装置を提供できることはいうまでもない。
本実施形態では、色合成用のダイクロイックプリズムにコマ収差補正用の平行平板の機能をもたせたので、収差補正用部材によって装置が大型化せず、小型でありかつ、収差の良好に補正された投射型表示装置を提供できる。
本発明第5実施例の平面構成図を図5に示す。
光源11を射出し、偏光変換照明装置12を経て所定の直線偏光に変換された光は、時系
列色分離光学系38に入射し、同じ光軸にて進行するR光、G光、B光に時分割で色分離される。本時系列色分離光学系は光学円盤をその中心O‘に対して三分割し、分割した各々の面にR光を透過しG光とB光を反射する膜、G光を透過しR光とB光を反射する膜、B光を透過しR光とG光を反射する膜を形成し、その円盤の中心O’を中心に回転させる構成である。
前記時系列色分離光学系による光は、B光を透過し、G光とR光を反射するダイクロイックミラー32に入射し、透過して進行するB光と、反射して時分割にて進行するG光とR光とに色分離される。前記色分離されたB光は偏光ビームスプリッタとしての機能を有する、光軸に対して斜めに配置されたワイヤーグリッド偏光子17Bに入射し、該ワイヤーグリッド偏光子のワイヤーグリッド面で反射されて、B光用の反射型ライトバルブ18Bに入射する。
前記色分離され、時分割で進行するG光とR光はワイヤーグリッド偏光子17GRに入射し、反射してG光用及びR光用に配置の反射型ライトバルブ18GRに入射する。
ライトバルブ18Bにて変調作用を受けて反射したB光は、ワイヤーグリッド偏光子17Bに入射し、変調光が透過光として検光されて取り出され、前実施例と同様の形状であるが、B光反射、G光とR光を透過する特性を有するダイクロイック膜が形成されたダイクロイックプリズム31に入射する。
ライトバルブ17GRに時分割で入射するG光とR光は、それぞれ色光の入射時にライトバルブ18GRにて変調作用を受けて反射射出し、ワイヤーグリッド偏光子17GRに入射する。ここで、変調光が透過光として検光されて取りだされ、該変調光は、前記ダイクロイックプリズム31に入射して、前記B光と色合成されてR光、G光、B光の検光光を時分割にて同軸に射出する。
ダイクロイックプリズム31は前実施例と同じ形状を有しているので、同様に、光軸に対して斜めに配置された各色光のワイヤーグリッド偏光子17B、17GRの平行平板基板によるコマ収差を補正することができる。そしてダイクロイックプリズム31を時分割で射出したR光、G光、B光は円柱レンズ21に入射、前記ワイヤーグリッド偏光子17R、17BGで発生した非点収差と、前記ダイクロイックプリズム31で発生した非点収差との加算による非点収差量を補正する。従って、投射レンズ22によって、図示しないスクリーン上に、収差の補正された、優れた投像を投射することが可能となる。本実施例においても、円柱レンズ21を投射レンズの絞り位置に配置すれば、円柱レンズを小さく形成することができる。
本実施例では、前実施例と同様に色合成用のダイクロイックプリズムがコマ収差用の平行平板部材を兼ねているので、コマ収差用の平行平板部材を別に置いた場合と比較して、更に装置を小型に形成することが可能になる。
本実施例における上述のダイクロイックプリズム31のダイクロイック膜はB光を反射し、G光とR光を透過する特性であったが、光学特性としてB光を透過、G光とR光を反射するダイクロイック膜を使用して色合成する構成であってもよい。
さらに、本実施例の投射型表示装置の色分離光学系においては時系列色分離光学系38とダイクロイックミラー32によって、B光と、G光とR光に色分離したが、本発明はそれには限定されず、時系列色分離光学系にてB(青)光、E(エメラルド)光、G(緑)光、R(赤)光の4色光に時系列に色分離し、次にダイクロイックミラーにて時系列に進行するB光とE光と、時系列に進行するG光とR光に色分離する光学系を使用し、図5における反射型ライトバルブ18Bを前記B光とE光が時系列に入射する構成とし、色合成
用のダイクロイックプリズムのダイクロイク膜をB光とE光を反射、G光とR光を透過する構成、又はB光とE光を透過、G光とR光を反射する構成としてもよい。この場合にも同様に光軸に対して斜めに配置された平行平板形状の光学部材に起因する収差を補正できるとともに、さらに色再現性の優れた投射像を投射できる投射型表示装置を提供することができる。
本発明第6実施例の平面構成図を図6に示す。光源13と偏光変換照明装置12を経た光は、時系列色分離光学系38にて時分割でR光、G光、B光に色分離され、偏向ミラー39を経て進行方向を変えて進行する。時分割で入射するR光、G光、B光は、波長選択性旋光子33にて、B光のみの偏光方向を入射時の偏光に対して90°回転されて進行し、平行平板基板の、光の入射面とは反対側の面にワイヤーグリッドの金属線を形成したワイヤーグリッド偏光子17に入射する。前記B光は、該ワイヤーグリッド面を透過し、ワイヤーグリッド偏光子17の平行平板基板と同じ材質で同じ厚みを有する平行平板部材34を透過して、B光用に配置された反射型ライトバルブ18Bに入射し、該ライトバルブに入力された像情報に基づいて変調作用を受ける。また、前記G光とR光とは、該ワイヤーグリッド面を反射して、ワイヤーグリッド偏光子17の平行平板基板を経て、G光とR光用とに配置の反射型ライトバルブ18GRに入射し、該ライトバルブに入力された像情報に基づいて変調作用を受ける。ここで、ワイヤーグリッド偏光子17及び平行平板部材34は入射光の光軸に対して45°の傾きを有して配置されている。
反射型ライトバルブ18Bを射出したB光は、平行平板部材34を経てワイヤーグリッド偏光子17のワイヤーグリッドにて変調光が反射光として検光され、反射型ライトバルブ18GRを射出したG光とR光は、ワイヤーグリッド偏光子17の平行平板基板を経てワイヤーグリッドにて変調光が透過光として検光されて、前記B光の検光光と、前記G光とR光との検光光が色合成される。該B光とG光とR光との合成光は平行平板部材34を経て、B光のみの偏光方向を90°回転する波長選択性旋光子36に入射し、G光とR光とB光との偏光方向をそろえて、偏光子37を経て射出される。
各反射型ライトバルブから波長選択性旋光子36までの光路において、B光は平行平板部材34を2回経由し、G光とR光とはワイヤーグリッド偏光子17の平行平板基板と、平行平板部材34とを1度づつ経由している。また、各光路で光軸に対して斜めに配置された平行平板の傾き方向も同じである。従って、ライトバルブで形成された像光はどの色光についても同じ量の収差を有して波長選択性旋光子36に入射する。
本実施例では、上述のように光路中に斜めに配置された平行平板が与える収差量が全ての色光の光路について同じになるように、かつ各光路での平行平板の傾き方向が同じになるように配置を工夫したので、コマ収差補正用の平行平板部材を、各色光の色合成後の光路に配置して、コマ収差補正を行うことができる。また、ワイヤーグリッド偏光子17及び平行平板部材34と、前記コマ収差補正部材により発生した非点収差は、前の実施例同様に、円柱レンズ21にて非点収差を補正する。従って、投射レンズ22にて図示しないスクリーン上に、収差を非常に小さい値に抑えた、優れた投射像を投射することができる。尚、前記ワイヤーグリッド偏光子17と平行平板部材34とは上記説明では空間を有して配置されているが、前記ワイヤーグリッド偏光子17と平行平板部材34とが密着配置されていてもよく、接着剤等によって接着されていてもよい。
上述において、波長選択性旋光子33はB光の偏光方向を90°回転させる特性を有するものを使用したが、この波長選択性旋光子をG光とR光の偏光方向を回転する特性を有するものとしてもよい。その際には波長選択性旋光子36にもG光とR光の偏光方向を90°回転させる特性を有するものを使用する。
本実施例においても光源光を4色光に色分離し、波長選択性旋光子をそのうちの2色光の偏光を変える構成とし、本実施例のライトバルブ18Bのところには単色光ではなく、前記の波長選択性旋光子によって偏光を変えて時系列に進行する2色光を時系列にて入射する構成とすれば、本実施例で説明した同様の構成で収差が補正されるとともに、さらに優
れた色光の投射像を投射することができる。
本発明第7実施例の平面構成図を図7に示す。
光源13と偏光変換照明装置12を経た光は時系列色分離光学系38に入射し、時分割で同じ光路に進行するR光、G光、B光に色分離される。前記時系列色分離光学系により色分離された光は、B光透過、G光とR光を反射するダイクロイックミラー32に入射し透過して進行するB光と、反射して進行するG光とR光に色分離される。前記色分離されたB光は平行平板基板の、該B光の入射側にワイヤーグリッドの金属線を形成したワイヤーグリッド偏光子17Bに入射し、該ワイヤーグリッド面を反射して、B光用の反射型ライトバルブ18Bに入射する。
前記色分離されたG光とR光とは、平行平板基板の、該G光とR光との入射側にワイヤーグリッドの金属線を形成したワイヤーグリッド偏光子17GRに入射し、反射してG光用とR光用に配置の反射型ライトバルブ18GRに入射する。
ライトバルブ18Bに入力した像信号に応じた変調作用を受けて反射したB光は、ワイヤーグリッド偏光子17Bに再入射し、変調光が透過光として検光されて取りだされる。該B光の変調光は、前記ワイヤーグリッド偏光子17Bを透過するときに発生するコマ収差を補正するための平行平板補正部材19Bを経て、内部にB光反射G光R光透過の特性を有するダイクロイック膜を有する断面形状が正方形のダイクロイックプリズム41に入射する。
ライトバルブ17GRに入射するG光とR光はそれぞれの入射時にライトバルブ17GRに入力された像信号によって変調作用を受けて反射射出し、ワイヤーグリッド偏光子17GRに再入射し、変調光が透過光として検光されて取りだされ、前記ワイヤーグリッド偏光子17GRを透過するときに発生するコマ収差を補正するための平行平板補正部材19GRを経てダイクロイックプリズム41に入射する。前記B光と前記G光、R光とは前記ダイクロイック膜で色合成され、R光、G光、B光を同軸にて射出する。各色の光路に配置された前記ワイヤーグリッド偏光子とコマ収差補正用の平行平板補正部材によって発生する非点収差は円柱レンズ21によって補正され、投射レンズ22にて収差の無い優れた投射像を投射することができる。
本実施例においても、円柱レンズ21を投射レンズの絞り位置に配置すれば、円柱レンズを小さく形成することができる。
また、本実施例における前記ダイクロイックプリズム41のダイクロイック膜はB光を反射し、G光とR光を透過する特性であったが、光学特性としてB光を透過、G光とR光を反射するダイクロイック膜を使用しても同様の投射型表示装置が提供できる。
さらに、本実施例においても時系列色分離光学系38によって光源光を4色光に色分離して、2つのライトバルブにそれぞれ2色光を時系列にて入射する構成としてもよく、この場合には更に色再現性の優れた投射像を投射する投射型表示装置が提供できることはいうまでもない。
図8に本実施例の他の形態の投射型表示装置の平面構成図を示す。コマ収差補正用の平行平板部材の配置以外は図7の投射型表示装置と同様の構成を有している。図7では、B光の光路及びG光とR光との光路のそれぞれに収差補正部材19B、19GRを配置したが、図8ではダイクロイックプリズム41で色合成されたR光とG光とB光との合成光の光路に収差補正部材19を配置している。ここで、R光とG光の光路についてはワイヤーグリッド偏光子17RGの傾き方向と、コマ収差補正用の平行平板部材19の傾き方向とが逆に配置されているが、B光の光路についてはワイヤーグリッド偏光子17Bの傾き方
向とコマ収差補正法の平行平板部材19の傾き方向が光路に対して同じ方向に傾いている。しかしながら、B光用ライトバルブ18Bで形成された像は、ダイクロイックプリズムのダイクロイック膜で反転してその鏡像が、ライトバルブ18RGで形成された像と色合成するので、B光に関してのみ、収差の挙動が左右逆転することになるため、B光については平行平板部材19の傾き方向が光路に対して同じ方向に傾いてもコマ収差を補正することが可能となる。
このように、本実施例の別の形態は、色合成後にコマ収差補正を一度に行うことができ、ワイヤーグリッド偏光子により発生する収差が補正された投射型表示装置を小型に構成することが可能になる。本実施形態において、2つのワイヤーグリッド偏光子の平行平板基板の厚みが全く同じでない場合であっても、平行平板補正部材19と円柱レンズ21を、人間の眼に対して最も視感度の高い色光であるG光に対して最適になるように設計することによって良像を得ることができる。
本発明第8実施例の平面構成図を図9に示す。光源11と偏光変換照明装置12を経た光は時系列色分離光学系38にて時分割で進行するR光、G光、B光に色分離され、偏向ミラー39にて進行方向を変えて、ワイヤーグリッドの金属線を平行平板基板の光の入射側に形成したワイヤーグリッド偏光子17に入射し、該ワイヤーグリッド面を反射して、反射型ライトバルブ18に入射し、該ライトバルブに入力された各色光の像信号に応じて変調されて反射射出する。該変調作用を受けた各色光は、ワイヤーグリッド偏光子17に入射して、各色の変調光が透過光として検光されて取りだされ、このワイヤーグリッド偏光子の平行平板基板を透過することによって発生するコマ収差を補正する平行平板補正部材19と、前記ワイヤーグリッド偏光子17の平行平板基板と平行平板補正部材19により発生した非点収差を補正する円柱レンズ21とを経て、投射レンズ22に入射する。そして該投影レンズによって図示しないスクリーン上に収差を非常に小さく抑えた、優れた投射像を投射することが可能となる。
本発明における特徴は、使用するライトバルブは1個ですむことである。
本実施形態でも、さらに、今までの実施例と同様に円柱レンズ21を投射レンズ22の絞り位置に配置してもよいし、時系列色分離光学系による色分離を3色より多い例えば4色光に色分離して、その色分離光を時系列に1つのライトバルブに入射する構成としても同様の効果を奏し、色再現性のよい、優れた色光の投射像を投射する投射型表示装置を提供することが可能となる。
第1実施例の投射型表示装置の平面構成図。 第2実施例の投射型表示装置の平面構成図。 第3実施例の投射型表示装置の平面構成図。 第4実施例の投射型表示装置の平面構成図。 第5実施例の投射型表示装置の平面構成図。 第6実施例の投射型表示装置の平面構成図。 第7実施例の投射型表示装置の平面構成図。 第7実施例の他の形態の投射型表示装置の平面構成図。 第8実施例の投射型表示装置の平面構成図。
符号の説明
11 光源
12 偏光変換照明装置
13 クロスダイクロイックミラー
14、15、25、26、27、39 偏向ミラー
16、28、29、32 ダイクロイックミラー
17、17R、17G、17B ワイヤーグリッド偏光子
18、18R、18G、18B、18GR 反射型ライトバルブ
19、19R、19G、19B、19GR コマ収差補正平行板部材
20 クロスダイクロイックプリズム
21 非点収差補正円柱レンズ
22 投射レンズ
23R、23G、23B 偏光子
24R、24G、24B 透過型ライトバルブ
31 ダイクロイックプリズム
33、36 波長選択性旋光子
34、35 平行平板部材
37 偏光子
38 時系列色分離光学系

Claims (13)

  1. 光源から入射した光に入力された画像情報に応じて変調作用を与える少なくとも1つのライトバルブと、
    該ライトバルブの画像表示面に対して傾けて配置され、前記変調作用を受けた光を入射して変調光を反射光または透過光として検光して取り出す、平行平板基板上にワイヤーグリッドが形成されたワイヤーグリッド偏光子と、
    前記検光光を投射してライトバルブに入力された画像の投射像を形成する投射レンズと、
    前記ライトバルブと前記投射レンズとの間の光路に配置され、前記ワイヤーグリッド偏光子の前記ライトバルブの画像表示面に対する傾き方向とは逆の方向に傾けられ、前記ワイヤーグリッド偏光子の平行平板基板により発生したコマ収差を相殺する作用を有する平行平板形状の補正部材と、
    前記平行平板形状の補正部材と投射像との間の光路に配置され、前記ワイヤーグリッド偏光子の平行平板基板と前記平行平板形状の補正部材とにより発生した非点収差を相殺する円柱レンズと、を有することを特徴とする投射型表示装置。
  2. 前記ワイヤーグリッド偏光子は、前記平行平板基板の前記ワイヤーグリッド形成面に、前記平行平板基板と同じ材質で同じ厚みを有する平行平板部材が貼りあわされていることを特徴とする請求項1に記載の投射型表示装置。
  3. 入射した光をおのおの異なる光路を進行する色光に色分離する色分離光学系と、
    前記色分離された色光を色合成する色合成光学系とを更に備え、
    前記ライトバルブは前記色分離光学系により色分離された色光に対して変調作用を与え、
    前記ワイヤーグリッド偏光子は前記変調作用を受けた色光を入射して変調光を反射光または透過光として検光して取り出し、
    前記ライトバルブから前記投射像に至るまでのいずれの色光の光路にも前記平行平板形状の補正部材が配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の投射型表示装置。
  4. 前記色合成光学系は、内部にダイクロイック膜を有するダイクロイックプリズムであって、
    前記平行平板形状の収差補正部材は、前記色分離光学系で色分離された光路のうち、少なくとも1つの光路について、該光路に配置された前記ワイヤーグリッド偏光子の、前記
    ライトバルブの画像表示面に対する傾き方向とは逆の方向に傾いた菱形形状のダイクロイックプリズムであることを特徴とする請求項3に記載の投射型表示装置。
  5. 入射した光をおのおの異なる光路を進行する色光に色分離する色分離光学系と、
    前記色分離された色光を色合成する色合成光学系と、を更に備え、
    前記ライトバルブは前記色分離光学系により色分離された色光に対して変調作用を与え、
    前記ワイヤーグリッド偏光子は前記変調作用を受けた色光を入射して変調光を反射光または透過光として検光して取り出し、
    前記各色光の、前記ライトバルブから前記色合成光学系に至る光路において、前記ワイヤーグリッド偏光子を構成する平行平板の傾きと厚みとによって与えられるコマ収差の量と方向とがどの色光においても同じになるように配置されており、
    前記平行平板形状の補正部材と前記円柱レンズとは前記色合成光学系よりも投射像側に配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の投射型表示装置。
  6. 入射した光をおのおの異なる光路を進行する色光に色分離する色分離光学系と、
    前記色分離された色光を色合成する色合成光学系と、を更に備え、
    前記ライトバルブは前記色分離光学系により色分離された色光に対して変調作用を与え、
    前記ワイヤーグリッド偏光子は前記変調作用を受けた色光を入射して変調光を反射光または透過光として検光して取り出し、
    前記各色光の、前記ライトバルブから前記色合成光学系に至る光路において、
    更に、前記ワイヤーグリッド偏光子の前記ライトバルブの画像表示面に対する傾き方向と同じ方向に傾けられた平行平板部材を有し、
    前記ワイヤーグリッド偏光子を構成する平行平板の傾きと厚み、及び、前記平行平板部材との傾きと厚みによって与えられるコマ収差の量と方向とがどの光路においても同じになるように配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の投射型表示装置。
  7. 前記色分離光学系は、複数の色光を時分割で色分離する時系列色分離素子を有することを特徴とする請求項3乃至請求項6に記載の投射型表示装置。
  8. CL3〜7+3色光×波長選択性旋光子
    光源からの光を所定の直線偏光光に変換する偏光方向変換素子とを更に備え、
    前記色分離光学系は、前記光源光のうち所定の色光の偏光方向を90°回転させる第1の波長選択性旋光子を有し、
    前記ワイヤーグリッド偏光子は、前記光源光のうちの前記所定の色光とそれ以外の色光とを分離して、前記分離された色光のそれぞれに配置されたライトバルブに光を導く光路分離手段であり、かつ、前記ライトバルブで変調作用を受けた光のうちの変調光を透過または反射して検光する検光光学系であって、
    前記検光光学系の後に配置された第2色光のみの偏光方向を90°回転させる第2の波長選択性旋光子を経て、前記色合成光学系に入射することを特徴とする請求項3乃至請求項7のいずれか1項に記載の投射型表示装置。
  9. 前記コマ収差補正のために配置の平行平板補正部材の厚さをt1、屈折率をn1、前記ワイヤーグリッド偏光子の平行平板部材の厚みをt、屈折率をnとすると、
    n1×t1>n×t の関係を満たすことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の投射型表示装置。
  10. 前記非点収差補正のための円柱レンズは、各色光において最も視感度の高い色光に合わせて最適化されていることを特徴とする、請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載の投射型表示装置。
  11. 前記コマ収差補正のための平行平板補正部材は、各色毎に最適化されていることを特徴とする、請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の投射型表示装置。
  12. 前記コマ収差補正のための平行平板補正部材は、各色光において最も視感度の高い色光に合わせて最適化されていることを特徴とする、請求項1乃至請求項10のいずれか一項に記載の投射型表示装置。
  13. 前記円柱レンズは前記投射レンズの絞り位置に配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれか一項に記載の投射型表示装置。

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