JP2007315765A - 回転センサおよび回転センサ付き軸受 - Google Patents

回転センサおよび回転センサ付き軸受 Download PDF

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Abstract

【課題】 小型でかつ簡素な構成で、回転パルス信号の他に原点信号を得ることができる回転センサおよび回転センサ付き軸受を提供する。
【解決手段】 この回転センサは、リング状に形成されて円周方向にS極とN極が交互に着磁された磁気エンコーダ7と、この磁気エンコーダ7に対面する磁気センサ8とを備える。磁気エンコーダ7は軸受の回転側輪に、磁気センサ8は固定側輪に取付ける。磁気エンコーダ7の円周方向の一部に、前記S極とN極の並び幅よりも広い原点検出用の非着磁区間αを設ける。
【選択図】 図2

Description

この発明は、スロットルバルブや、モータ、ロボット関節、その他各種の機器に用いられ、回転速度検出用のパルス信号の他に、原点信号を得ることができる回転センサおよびこれを備えた回転センサ付き軸受に関する。
スロットル開度などを検出するための角度検出用の回転センサを搭載した回転センサ付き軸受がある。これは、零相(Z相)信号を基準とした位置からA相(またはB相)信号の出力パルス数を演算することで、角度を検出している。B相信号は、A相信号とは90度異なる信号であり、A相,B相信号から回転方向が検出される。
この種の回転センサの磁気エンコーダとして、図3(A)のように全周に渡ってN/S極の交互磁極が形成された着磁列51と、同図(B)のように円周上の1箇所にS/N/S極またはN/S/N極の着磁部52aが形成された着磁列52とを有するものを用い、各着磁列51,52に対向してA相(B相)センサ53および零相センサ54をそれぞれ配置したものがある(例えば、特許文献1)。上記2つの着磁列51,52は、同心で軸方向に並べて設けられる。これによると、図4(A)に示す回転パルス信号と、同図(B)に示す1回転に1回の零相信号とが得られる。
特開2005−233857号公報
上記従来の原点検出付きの回転センサは、磁気エンコーダとして、上記のようにA(B)相用の着磁列51と零相用の着磁列52とが必要なため、軸方向寸法が増加する要因となる。また、磁気センサとして、A相,B相検出用のセンサ53の他に、零相検出用のセンサ54が必要となるため、部品点数が増加し、また部品点数の増加に伴う組立工数の増加やコスト増の原因となる。上記回転センサの軸方向寸法の増大は、転がり軸受に組み込んで回転センサ付き軸受とする場合、軸受部の大型化につながり、配置空間が得難くなることがある。
この発明の目的は、小型でかつ簡素な構成で、回転パルス信号の他に原点信号を得ることができる回転センサおよび回転センサ付き軸受を提供することである。
この発明の回転センサは、リング状に形成されて円周方向にS極とN極が交互に着磁され回転側部材に取付けられる磁気エンコーダと、この磁気エンコーダに対面して固定側部材に設置される磁気センサとを備える回転センサにおいて、前記磁気エンコーダの円周方向の一部に、前記S極とN極の並び幅よりも広い原点検出用の非着磁区間を設けたものである。
この構成によると、磁気エンコーダの交互に着磁されたS極とN極を磁気センサでパルス信号等として検出することで、回転速度や回転角度を検出することができる。また、磁気エンコーダの円周方向の一部に非着磁区間を設けたため、磁気センサの出力の有無で、磁気エンコーダの回転方向の原点位置を検出することができる。回転速度が検出できるため、周期性を考慮した検出信号の判定を行うことで、回転の停止状態であるか、非着磁区間にあるかの判別が可能である。
このように、磁気エンコーダの一部に非着磁区間を設けた構成であるため、零相検出のためのセンサ素子が不要となり、また磁気エンコーダも一つの着磁列で済んで構造が簡素化できる。そのため、部品点数の削減、組立性の向上および低コスト化が図れる。着磁列が1列で済むため、装置のコンパクト化にもつながる。
この発明の回転センサ付き軸受は、この発明の回転センサを備えたものであり、この回転センサにおける磁気エンコーダを、転がり軸受における回転側および回転側の部材のうちの回転側部材に取付け、前記磁気センサを固定側部材に取付ける。
この回転センサ付き軸受によると、この発明の回転センサによる、小型でかつ簡素な構成で、回転パルス信号の他に原点信号を得ることができるという利点が得られる。
この発明の回転センサは、リング状に形成されて円周方向にS極とN極が交互に着磁され回転側部材に取付けられる磁気エンコーダと、この磁気エンコーダに対面して固定側部材に設置される磁気センサとを備える回転センサにおいて、前記磁気エンコーダの円周方向の一部に、前記S極とN極の並び幅よりも広い原点検出用の非着磁区間を設けたため、小型でかつ簡素な構成で、回転パルス信号の他に原点信号を得ることができる。
この発明の回転センサ付き軸受は、この発明の回転センサを備えたものであるため、小型でかつ簡素な構成で、回転パルス信号の他に原点信号を得ることができる。
この発明の一実施形態を図1および図2と共に説明する。この回転センサ付き軸受は、転がり軸受1に、回転センサ2を取付けたものである。転がり軸受1は、内輪3と外輪4の軌道面間に、保持器5に保持された転動体6を介在させたものである。転動体6は、例えばボールからなる。内輪3と外輪4の間の軸受空間の一端は、外輪4に取付けられたシール18により密封され、他端に回転センサ2が取付けられている。
回転センサ2は、回転側輪である内輪3に取付けられたリング状の磁気エンコーダ7と、固定側輪である外輪4に取付けられた磁気センサ8とでなる。
磁気エンコーダ7は、それぞれ環状とした芯金9の外周に多極磁石10を設けたものであり、芯金9が内輪3の外周に嵌合することで、内輪3の端部から突出した状態に取付けられる。多極磁石10には、例えばゴム磁石、プラスチック磁石、焼結磁石等が用いられる。
磁気センサ8は、環状の芯金11にセンサケース12を取付け、センサケース12内にセンサ素子13を配置して樹脂モールド14により埋め込んだものである。センサ素子13は、例えばホール素子等からなり、磁気エンコーダ7の多極磁石10に対してラジアル方向に対面する。磁気センサ8は、芯金11で外輪4の内周面に嵌合し、外輪4の端部から突出した状態に取付けられる。センサ素子13の出力端子は、処理回路等からなる検出信号処理手段15に接続されている。検出信号処理手段15は、後に説明する回転速度検出部16および原点位置検出部17を有している。検出信号処理手段15は、センサケース12内に埋め込まれたものであっても、またこの回転センサ付き軸受を使用する機器に設けられたものであっても良い。
図2(A)に示すように、磁気エンコーダ7の多極磁石10は、円周方向にS極とN極が交互に着磁されたものであり、円周方向の一部に原点検出用の非着磁区α間が設けてある。非着磁区αの範囲は適宜設定すればよいが、この例では、S極とN極の並び幅よりも広い範囲、例えばS極とN極の磁極対が数個並ぶ範囲とされている。非着磁部αの形成については、例えば一部ずつの着磁を行うインデックス着磁の場合、その着磁範囲を角度管理することで形成できる。
磁気センサ8のセンサ素子13は、磁気エンコーダ7に対向して1箇所または2箇所に設けられる。センサ素子13を2箇所に設ける場合、一つ目のセンサ素子13は、基準となる相であるA相の検出用とされ、二つ目のセンサ素子13は、一つ目のセンサ素子13に対して磁気エンコーダ7の電気角で90°離れた位置に配置され、A相に対して90°ずれたB相の検出用とされる。
上記構成によると、磁気エンコーダ7の交互に着磁されたS極とN極を磁気センサ2でパルス信号として検出することで、回転速度や回転角度を検出することができる。また、磁気エンコーダ7の円周方向の一部に非着磁区間αを設けたため、図2(B)のように得られる磁気センサ8の出力パルスの有無で、磁気エンコーダ7の回転方向の原点位置を検出することができる。
この場合に、例えば、図1の回転速度検出部16は、非着磁区間αを除く範囲から得られる出力パルスから磁気エンコーダ7の回転速度を判定し、原点位置検出部17は、この回転速度検出部16の回転速度と非着磁区間αにおける信号無し時間とから、磁気エンコーダ7の原点位置(例えば非着磁区間αの中央)を検出するものとする。
このように、磁気エンコーダ7の一部に非着磁区間αを設けた構成であるため、零相検出のためのセンサ素子が不要となり、また磁気エンコーダ7も一つの着磁列で済んで構造が簡素化できる。そのため、部品点数の削減、組立性の向上および低コスト化が図れる。着磁列が1列で済むため、軸方向の寸法を小さく抑えることができて、装置のコンパクト化にもつながる。
なお、上記実施形態では、内輪3を回転側輪、外輪4を固定側輪としたが、内輪3を固定側輪、外輪4を回転側輪とした場合は、内輪3に磁気センサ8を取付け、外輪4に磁気エンコーダ8を取付ける。
また、上記実施形態では、磁気エンコーダ7と磁気センサ8とがラジアル方向に対面させたが、磁気エンコーダ7と磁気センサ8とはアキシアル方向に対面させたものであっても良い。
この発明の一実施形態に係る回転センサ付き軸受の部分断面図である。 (A)はその回転センサにおける磁気エンコーダの着磁形態例の説明図、(B)は同回転センサの出力の説明図である。 従来の回転センサの構成説明図である。 同従来例の出力の説明図である。
符号の説明
1…転がり軸受
2…回転センサ
3…内輪(回転側輪)
4…外輪(固定側輪)
6…転動体
7…磁気エンコーダ
8…磁気センサ
10…多極磁石
13…センサ素子
15…検出信号処理手段

Claims (2)

  1. リング状に形成されて円周方向にS極とN極が交互に着磁され回転側部材に取付けられる磁気エンコーダと、この磁気エンコーダに対面して固定側部材に設置される磁気センサとを備える回転センサにおいて、
    前記磁気エンコーダの円周方向の一部に、前記S極とN極の並び幅よりも広い原点検出用の非着磁区間を設けたことを特徴とする回転センサ。
  2. 請求項1記載の回転センサにおける磁気エンコーダを、転がり軸受における回転側および固定側の部材のうちの回転側部材に取付け、前記磁気センサを固定側部材に取付けたセンサ付き軸受。
JP2006142439A 2006-05-23 2006-05-23 回転センサおよび回転センサ付き軸受 Pending JP2007315765A (ja)

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