JP2008267868A - 回転検出装置および回転検出装置付き軸受 - Google Patents

回転検出装置および回転検出装置付き軸受 Download PDF

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Abstract

【課題】 構造が簡単で、絶対角度を高い分解能で精度良く検出できる回転検出装置、およびこの回転検出装置を搭載した回転検出装置付き軸受を提供する。
【解決手段】 この回転検出装置1は、同心のリング状に設けられてそれぞれ円周上に磁極が並ぶ着磁列パターン2Aa,2Baを有し互いに磁極数が異なる2つの磁気エンコーダ2A,2Bと、これら各磁気エンコーダ2A,2Bの磁界をそれぞれ検出する複数の磁気センサ3A,3Bとを備える。前記各磁気センサ3A,3Bは、磁気エンコーダ2A,2Bの磁極内における位置の情報を検出する機能を有したものである。これら、各磁気センサ3A,3Bの検出した磁界信号の位相差を求める位相差検出手段6を設け、この検出した位相差に基づいて磁気エンコーダの絶対角度を算出する角度算出手段7を設ける。2つの磁気エンコーダ2A,2Bの着磁列パターン2Aa,2Baの間には磁性体のスペーサ13を設ける。
【選択図】 図1

Description

この発明は、各種の機器における回転角度検出、特に各種モータの回転制御のための回転角度検出などに用いられる回転検出装置、およびその回転検出装置を搭載した回転検出装置付き軸受に関する。
この種の回転検出装置として、磁気パルスを発生する例えば周方向に磁極対を並べた磁気エンコーダなどのリング状の磁気パルス発生手段と、この磁気パルス発生手段に対してその周方向にほぼライン状に並べられ前記磁気パルスを検出する複数の磁気センサ素子とを備え、磁気センサ素子の出力信号を演算することにより絶対角度を検出するようにしたものが提案されている(例えば特許文献1,2)。
また、他の回転検出装置として、互いに磁極数が異なる2つの磁気エンコーダと、これら各磁気エンコーダの磁界を検出する複数の磁気センサとを設け、磁気センサが検出する2つの磁気エンコーダの磁界信号の位相差に基づいて絶対角度を検出するようにしたものも提案されている(例えば特許文献3)。
特表2001−518608号公報 特表2002−541485号公報 特開2002−206949号公報
しかし、上記した回転検出装置では、磁気エンコーダから高い分解能の絶対角度を検出することは難しい。
そこで、特許文献3に開示の回転検出装置において、磁気センサとして、特許文献1,2に開示の回転検出装置におけるように、磁気エンコーダの磁極内における位置の情報を検出する機能を有するものを使用することで、高い分解能の絶対角度を検出することが考えられる。
しかし、このような構成とした回転検出装置において、複数の磁気センサと演算処理回路を同一半導体チップ上に集積する場合、2つの磁気エンコーダを隣接させて配置することで磁気センサの間隔を狭めようとすると、両方の磁気エンコーダの着磁列パターンの磁界が互いに干渉して、絶対角度検出の精度が低下してしまう。磁気センサの配置間隔を広くすれば上記問題を解決できるが、それでは半導体チップ面積が大きくなり、コストアップを招く。このような理由により、絶対角度を算出するための位相差が正確に求められず、検出される絶対角度の誤差が大きくなってしまう。
この発明の目的は、構造が簡単で、絶対角度を高い分解能で精度良く検出できる回転検出装置、およびこの回転検出装置を搭載した回転検出装置付き軸受を提供することである。
この発明の回転検出装置は、同心のリング状に設けられてそれぞれ円周上に磁極が並ぶ着磁列パターンを有し互いに磁極数が異なる2つの磁気エンコーダと、これら各磁気エンコーダの磁界をそれぞれ検出する複数の磁気センサとを備え、前記各磁気センサは磁気エンコーダの磁極内における位置の情報を検出する機能を有したものである回転検出装置であって、前記各磁気センサの検出した磁界信号の位相差を求める位相差検出手段と、この検出した位相差に基づいて磁気エンコーダの絶対角度を算出する角度算出手段とを設け、前記2つの磁気エンコーダの着磁列パターンの間に磁性体のスペーサを設けたことを特徴とする。
例えば磁極対が12対の磁気エンコーダと13対の磁気エンコーダを用いて回転させると、これら磁界を検出する2つの磁気センサの信号の間には、1回転に1磁極対分の位相ずれが発生する。このように生じる位相差を位相差検出手段で検出し、その位相差に基づいて角度算出手段により1回転の区間での絶対角度を算出することができる。また、各磁気センサは、各磁気エンコーダの磁極内における位置の情報を検出する機能を有したものとしているので、高い分解能で絶対角度を検出することができる。また、構成も簡単なものとなる。
とくに、前記2つの磁気エンコーダの着磁列パターンの間に磁性体のスペーサを設けているので、対応する磁気センサの間隔を広げなくても、両磁気エンコーダの着磁列パターンの間での磁界の干渉を小さくすることができ、磁気エンコーダの精度を向上させることができる。これにより、上記磁界の干渉に起因する絶対角度の検出誤差も低減でき、絶対角度の検出をさらに精度良く行うことができる。また、磁気センサの間隔を広げることなく、絶対角度の検出精度を上げられるため、磁気センサを演算回路などと共に半導体チップ上に集積してセンサモジュールを構成する場合にも、製造コストを低減できる。その結果、絶対角度を高い分解能で精度良く検出できる。
この発明において、前記各磁気センサが、磁気エンコーダの磁極の並び方向に沿ってセンサ素子が並ぶラインセンサで構成されたものであっても良い。
磁気センサをこのような構成とすると、磁気エンコーダの磁界分布をオン・オフ信号としてではなく、アナログ電圧による正弦波状の信号としてより細かく検出でき、精度の良い絶対角度検出が可能となる。
この場合に、前記ラインセンサで構成された磁気センサは、sin およびcos の2相の出力信号を演算によって生成して、磁極内における位置を検出するものであっても良い。また、前記各磁気センサは、ラインセンサとする代わりに、互いに磁極ピッチ内で磁極並び方向にずれた位置に配置された複数のセンサ素子を有し、sin およびcos の2相の出力信号が得られるものであって、磁極内の位置を逓倍して検出するものであっても良い。
この発明において、前記2つの磁気センサ、位相差検出手段、および角度検出手段を、一つの半導体チップに集積しても良い。この構成の場合、部品点数の低減、磁気センサの互いの位置精度の向上、製造コストの低減、組立コストの低減、信号ノイズ低減による検出精度向上などの利点が得られ、小型で低コストの回転検出装置とすることができる。
この発明において、前記2つの磁気エンコーダは、それぞれ別に製造され、互いの間に前記磁性体のスペーサを介在させたものであっても良い。
この発明において、前記2つの磁気エンコーダは一体に製造され、それぞれの着磁列パターンの間に形成した溝に前記磁性体のスペーサを埋設したものであっても良い。このように、2つの磁気エンコーダを一体に製造し、それぞれの着磁列パターンの間に形成した溝に磁性体のスペーサを埋設するものとすると、部材が一体化されるため、組立が容易となる。
この発明において、前記磁気エンコーダは、磁性体製の芯金に、磁性体粉が混入された弾性部材を加硫接着し、この弾性部材に、円周方向に交互に磁極を形成してゴム磁石としたものであっても良い。
この発明において、前記磁気エンコーダは、磁性体製の芯金に、磁性体粉が混入された樹脂を成形した樹脂成形体を設け、この樹脂成形体に、円周方向に交互に磁極を形成して樹脂磁石としたものであっても良い。
この発明において、前記磁気エンコーダは、磁性体粉と非磁性体粉との混合粉を焼結された焼結体に、円周方向に交互に磁極を形成して焼結磁石としたものであっても良い。
この発明の回転検出装置付き軸受は、この発明の上記いずれかの構成の回転検出装置を軸受に搭載したものである。
この構成によると、絶対角度を高い分解能で精度良く検出できる機能を有しながら、軸受使用機器の部品点数、組立工数の削減、およびコンパクト化が図れる。
この発明の回転検出装置は、同心のリング状に設けられてそれぞれ円周上に磁極が並ぶ着磁列パターンを有し互いに磁極数が異なる2つの磁気エンコーダと、これら各磁気エンコーダの磁界をそれぞれ検出する複数の磁気センサとを備え、前記各磁気センサは磁気エンコーダの磁極内における位置の情報を検出する機能を有したものである回転検出装置であって、前記各磁気センサの検出した磁界信号の位相差を求める位相差検出手段と、この検出した位相差に基づいて磁気エンコーダの絶対角度を算出する角度算出手段とを設け、前記2つの磁気エンコーダの着磁列パターンの間に磁性体のスペーサを設けたため、構造が簡単で、絶対角度を高い分解能で精度良く検出することができる。
この発明の回転検出装置付き軸受は、この発明の上記構成の回転検出装置を軸受に搭載したものであるため、絶対角度を高い分解能で精度良く検出できる機能を有しながら、軸受使用機器の部品点数、組立工数の削減、およびコンパクト化が図れる。
この発明の一実施形態を図1ないし図10と共に説明する。図1は、この実施形態の回転検出装置の概略構成を示す。この回転検出装置1は、例えばモータの回転軸などの回転部材4の外周に、その軸心Oに対して同心のリング状に設けられた2つの磁気エンコーダ2A,2Bと、これら各磁気エンコーダ2A,2Bの磁界をそれぞれ検出する2つの磁気センサ3A,3Bとを備える。磁気センサ3A,3Bは、図1の例では前記各磁気エンコーダ2A,2Bに対して微小のギャップを介してそれぞれ径方向(ラジアル方向)に対向するように、例えばモータのハウジング等の固定部材5に設けられる。ここでは、磁気センサ3Aが磁気エンコーダ2Aに対向し、磁気センサ3Bが磁気エンコーダ2Bに対向する。
磁気エンコーダ2A,2Bは、複数の磁極対(磁極Sと磁極Nの1組)を周方向に等ピッチで着磁させたリング状の磁性部材であり、ラジアルタイプである図1の例では、その外周面に磁極対が着磁されている。これら2つの磁気エンコーダ2A,2Bの磁極対の数は互いに異ならせてある。また、このように軸方向に隣り合って並ぶ2つの磁気エンコーダ2A,2Bの着磁列パターン2Aa,2Baの間には所定幅の磁性体のスペーサ13が設けられている。このように磁性体のスペーサ13を設けると、隣り合って並ぶ2つの磁気エンコーダ2A,2Bの磁束が磁性体のスペーサ13に流れるため、磁気センサ3A,3Bの間隔を広げなくても、両磁気エンコーダ2A,2Bの着磁列パターン2Aa,2Baの間で磁界が互いに干渉し合うのを軽減できる。
磁気エンコーダ2A,2Bの他の例として、図2に示すように、リング状の磁性部材の軸方向端面に複数の磁極対を周方向に等ピッチで並ぶように着磁させたアキシアルタイプのものを用いても良い。この例では、2つの磁気エンコーダ2A,2Bを、内外周に隣り合って並ぶように同心状に配置している。このように径方向に隣り合って並ぶ2つの磁気エンコーダ2A,2Bの着磁列パターン2Aa,2Baの間でも所定幅の磁性体のスペーサ13が設けられる。アキシアルタイプの磁気エンコーダ2A,2Bの場合、その着磁面に対向する軸方向に向けて各磁気センサ3A,3Bが配置される。
図3(A)は、2つの磁気エンコーダ2A,2B間に設けられる磁性体のスペーサ13の一例を示す断面図である。この例の場合、2つの磁気エンコーダ2A,2Bはそれぞれ別に製造され、これらの磁気エンコーダ2A,2Bでリング状の磁性体のスペーサ13を挟み付けることにより、両着磁列パターン2Aa,2Ba間に磁性体のスペーサ13が介在する。この磁性体のスペーサ13の幅寸法を調整することにより、2つの磁気エンコーダ2,2Bの着磁列パターン2Aa,2Baの間での磁界の干渉が最も小さくなるようにできる。この幅寸法は、例えば磁気センサ3A,3Bの間隔を2mmに設定した場合には、0.5mm程度とするのが望ましい。この場合、磁性体のスペーサ13の幅寸法をわずか0.1mmとしても、上記磁界の干渉を十分に低減できる。
図3(B)は、1つの磁性体に2つの磁気エンコーダ2A,2Bの着磁列パターン2Aa,2Baを並べることで一体に製造する例を示す。この場合には、2列の着磁列パターン2Aa,2Baの間に溝12を形成し、この溝12に磁性体パターン13を埋設しても良い。このように、1つの磁性体に2つの磁気エンコーダ2A,2Bの着磁列パターン2Aa,2Baを並べて形成すると、部材が一体化されて組立が容易となる。
磁気エンコーダ2A,2Bは、例えば磁性体製の芯金2Ab,2Bb(または2ABb)に、磁性体粉が混入された弾性部材を加硫接着し、この弾性部材を、円周方向に交互に磁極を形成してゴム磁石として構成される。この構成の場合、ゴム磁石の部分が、着磁列パターン2Aa,2Baとなる。
磁気エンコーダ2A,2Bの他の構成例として、磁性体製の芯金2Ab,2Bb(または2ABb)に、磁性体粉が混入された樹脂を成形した樹脂成形体を設け、この樹脂成形体を、円周方向に交互に磁極を形成して樹脂磁石としても良い。この構成の場合、樹脂磁石の部分が、着磁列パターン2Aa,2Baとなる。
磁気エンコーダ2A,2Bのさらに他の構成例として、磁性体粉と非磁性体粉との混合粉が焼結された焼結体に、円周方向に交互に磁極を形成して焼結磁石としても良い。この構成の場合、その焼結磁石が着磁列パターン2Aa,2Baとなり、または芯金は有しないものとされ、着磁列パターン2Aa,2Baのみで磁気エンコーダ2A,2Bの全体が構成される。
磁気センサ3A,3Bは、対応する磁気エンコーダ2A,2Bの磁極対の数よりも高い分解能で磁極検出できる機能、つまり磁気エンコーダ2A,2Bの磁極内における位置の情報を検出する機能を有するものとされる。この機能を満たすために、例えば磁気センサ3Aとして、対応する磁気エンコーダ2Aの1磁極対のピッチλを1周期とするとき、図4のように90度位相差(λ/4)となるように磁極の並び方向に離して配置したホール素子などの2つの磁気センサ素子3A1,3A2を用い、これら2つの磁気センサ素子3A1,3A2により得られる2相の信号(sinφ,cosφ) から磁極内位相(φ=tan-1(sinφ/cosφ))を逓倍して算出するものとしても良い。他の磁気センサ3Bについても同様である。なお、図4の波形図は、磁気エンコーダ2Aの磁極の配列を磁界強度に換算して示したものである。
磁気センサ3A,3Bをこのような構成とすると、磁気エンコーダ2A,2Bの磁界分布をオン・オフ信号としてではなく、アナログ電圧による正弦波状の信号としてより細かく検出でき、精度の良い絶対角度検出が可能となる。
磁気エンコーダ2A,2Bの磁極内における位置の情報を検出する機能を有する磁気センサ3A,3Bの他の例として、図5(B)に示すようなラインセンサを用いても良い。すなわち、例えば磁気センサ3Aとして、対応する磁気エンコーダ2Aの磁極の並び方向に沿って磁気センサ素子3aが並ぶラインセンサ3AA,3ABを用いる。なお、図5(A)は、磁気エンコーダ2Aにおける1磁極の区間を磁界強度に換算して波形図で示したものである。この場合、磁気センサ3Aの第1のラインセンサ3AAは、図5(A)における180度の位相区間のうち90度の位相区間に対応付けて配置し、第2のラインセンサ3ABは残りの90度の位相区間に対応付けて配置する。このような配置構成により、第1のラインセンサ3AAの検出信号を加算回路31で加算した信号S1と、第2のラインセンサ3ABの検出信号を加算回路32で加算した信号S2を別の加算回路33で加算することで、図5(C)に示すような磁界信号に応じたsin 信号を得る。また、信号S1と、インバータ35を介した信号S2をさらに別の加算回路34で加算することで、図5(C)に示すような磁界信号に応じたcos 信号を得る。このようにして得られた2相の出力信号から、磁極内における位置を検出する。
磁気センサ3A,3Bをこのようにラインセンサで構成した場合、磁気エンコーダ2A,2Bの1磁極対の区間を2相の信号(sinφ,cosφ) で精度良く逓倍できる。また、磁極内位相(φ=tan-1(sinφ/cosφ))などの演算を必要としないので、検出処理が単純で高速化が可能となる。また、多数のセンサ出力をチップ回路内で演算して逓倍信号を得ることができるため、磁界パターンの歪みやノイズの影響が低減されて、磁気エンコーダ2A,2Bとのギャップを他のセンサ構成の場合よりも大きくできて、より高い精度で磁気エンコーダ2A,2Bの位相を検出することが可能である。
例えば、図1の構成例において、磁気センサ3A,3Bは位相差検出手段6に接続される。位相差検出手段6は、各磁気センサ3A,3Bの検出した磁界信号の位相差を求める手段であり、その後段に角度算出手段7が接続される。角度算出手段7は、位相差検出手段6の検出した位相差に基づいて磁気エンコーダ2A,2Bの絶対角度を算出する手段である。
この回転検出装置1による絶対角度検出の概略動作を、図6および図7を参照して以下に説明する。図1において、2つの磁気エンコーダ2B,2Aの磁極対の数をPとP+nとすると、両磁気エンコーダ2A,2Bの間では1回転あたり磁極対にしてn個分の位相差があるので、これら磁気エンコーダ2A,2Bに対応する磁気センサ3A,3Bの検出信号の位相は、360/n度回転するごとに一致する。
図6(A),(B)には両磁気エンコーダ2A,2Bの磁極のパターン例を示し、図6(C),(D)にはこれら磁気エンコーダに対応する磁気センサ3A,3Bの検出信号の波形を示す。この場合、磁気エンコーダ2Aの3磁極対に対して、磁気エンコーダ2Bの2磁極対が対応しており、この区間内での絶対位置を検出することができる。図6(E)は、図6(C),(D)の検出信号に基づき、図1の位相差検出手段6より求められる位相差の出力信号の波形図を示す。
なお、図7は、各磁気センサ3A,3Bによる検出位相と位相差の波形図を示す。すなわち、図7(A),(B)には両磁気エンコーダ2A,2Bの磁極のパターン例を示し、図7(C),(D)には対応する磁気センサ3A,3Bの検出位相の波形図を示し、図7(E)には位相差検出手段6より出力される位相差信号の波形図を示す。
図8は、この回転検出装置1における絶対角度検出回路の構成例を示す。図6(C),(D)に示したような各磁気センサ3A,3Bの検出信号に基づき、それぞれ対応する位相検出回路13A,13Bは、図7(C),(D)に示したような検出位相信号を出力する。位相差検出手段6は、これらの検出位相信号に基づき、図7(E)に示したような位相差信号を出力する。その次段に設けられた角度算出手段7は、位相差検出手段6で求められた位相差を、予め設定された計算パラメータにしたがって絶対角度へ換算する処理を行う。角度算出手段7で用いられる計算パラメータは不揮発メモリなどのメモリ8に記憶されている。このメモリ8には、前記計算パラメータのほか、磁気エンコーダ2A,2Bの磁極対の数の設定、絶対角度基準位置、信号出力の方法など、装置の動作に必要な情報が記憶されている。ここでは、メモリ8の次段に通信I/F(通信インターフェイス)9を設けることで、通信I/F9を通じてメモリ8の内容を更新できる構成とされている。これにより、個別の設定情報を使用状況に応じて可変設定でき、使い勝手が良くなる。
角度算出手段7で算出された絶対角度情報は、パラレル信号、シリアルデータ、アナログ電圧、PWMなどの変調信号として、角度情報出力回路10から、あるいは前記通信I/F9を介して出力される。また、角度算出手段7からは回転パルス信号も出力される。回転パルス信号としては、2つの磁気センサ3A,3Bの検出信号のうち、いずれか1つの信号を出力すれば良い。上記したように、各磁気センサ3A,3Bはそれぞれ逓倍機能を備えているので、高い分解能で回転信号を出力することができる。
図8の角度情報出力回路10では、前記角度算出手段7で算出された絶対角度を、互いに90度位相の異なるA相およびB相の2つのパルス信号と、原点位置を示すZ相のパルス信号とでなるABZ相信号として出力するようにしても良い。
この場合、図9に示すように、受信側回路14から角度算出手段7に対して絶対角度出力の要求信号(request)が入力されると、これに呼応して角度算出手段7における絶対角度出力モード実行手段15が動作可能となり、角度算出手段7におけるモード実行信号生成手段16から絶対角度出力モード中であることを示すモード実行信号(ABS_mode=1)が生成され、角度算出手段7における回転パルス信号生成手段17からA,B,Z相信号が出力されるように、角度算出手段7を構成しても良い。
受信側回路14では、Z相信号を受信することで絶対角度値を示すポジションカウンタ18が0にリセットされ、Z相信号に続いて出力されるA相信号およびB相信号を、前記ポジションカウンタ18が計数する。A相信号およびB相信号のパルス出力が、一旦現在の絶対角度値に達すると、そこで絶対角度出力モード動作が終了する(ABS_mode=0)。その後は、回転部材4(図1)の回転に伴い検出される絶対角度の変化に応じた回転パルス信号(ABZ相信号)を角度算出手段7から出力する。これにより、パルスを計数することで絶対角度を知る受信側回路14では、絶対角度出力モード動作が終了(ABS_mode=0)となった後は実際の絶対角度情報を常に取得している状態となる。
このように、角度情報出力回路10からABZ相信号のような回転パルス信号を出力し、絶対角度出力モードによって絶対角度情報を出力する構成とすると、絶対角度を出力するI/Fを別途備える必要がなく、この回転検出装置1の回路構成、および回転検出装置1が搭載される機器側の回路構成を簡略化することができる。
また、この回転検出装置1において、前記磁気センサ3A,3Bと、図8に示した角度情報出力回路10を含む信号処理回路とを、例えば図2の例で示すように、センサモジュール11として一体化しても良いし、このセンサモジュール11を1つの半導体チップに集積しても良い。このように構成した場合、部品点数の低減、磁気センサ3A,3Bの互いの位置精度の向上、製造コストの低減、組立コストの低減、信号ノイズ低減による検出精度向上などのメリットが得られ、小型で低コストの回転検出装置1とすることができる。
なお、この場合、2つの磁気エンコーダ2A,2Bに対して1つのセンサモジュール11を対向させることになるので、2つの磁気エンコーダ2A,2Bは互いに近接して配置させることになる。
このように、この回転検出装置1は、同心のリング状に設けられてそれぞれ円周上に磁極が並ぶ着磁列パターン2Aa,2Baを有し互いに磁極数が異なる2つの磁気エンコーダ2A,2Bと、これら各磁気エンコーダ2A,2Bの磁界をそれぞれ検出する複数の磁気センサ3A,3Bとを備え、これら各磁気センサ3A,3Bは磁気エンコーダ2A,2Bの磁極内における位置の情報を検出する機能を有したものとし、各磁気センサ3A,3Bの検出した磁界信号の位相差を位相差検出手段6で求め、この検出した位相差に基づいて磁気エンコーダ2A,2Bの絶対角度を角度算出手段7で算出するようにしているので、構造が簡単となり、絶対角度を高分解能で精度良く検出することができる。
とくに、前記2つの磁気エンコーダ2A,2Bの着磁列パターン2Aa,2Baの間に磁性体のスペーサ13を設けているので、対応する磁気センサ3A,3Bの間隔を広げなくても、両磁気エンコーダ2A,2Bの着磁列パターン2Aa,2Baの間での磁界の干渉を小さくすることができ、磁気エンコーダ2A,2Bの精度を向上させることができる。その結果、上記磁界の干渉に起因する絶対角度の検出誤差も低減でき、絶対角度の検出をさらに精度良く行うことができる。また、磁気センサ3A,3Bの間隔を広げることなく、絶対角度の検出精度を上げられるため、磁気センサ3A,3Bを演算回路などと半導体チップ上に集積してセンサモジュール11を構成する場合にも、製造コストを低減できる。
図10は、上記した磁性体のスペーサ13を設けたこの実施形態の回転検出装置1の絶対角度誤差と、同じ構成で上記した磁性体のスペーサの代わりに非磁性体のスペーサを設けた場合の回転検出装置の絶対角度誤差と、同じ構成で2つの磁気エンコーダ2A,2Bの着磁列パターン2Aa,2Baを隙間なく隣接させた場合の回転検出装置の絶対角度誤差とを比較した結果を、グラフで示したものである。このグラフから、磁気センサ3A,3Bの間隔が同じであっても、上記した磁性体のスペーサ13を設けたこの実施形態の回転検出装置1の方が、非磁性体のスペーサを設けた回転検出装置や、隙間なく着磁列パターン2Aa,2Baを隣接させた回転検出装置に比べて絶対角度誤差が低減されていることが分かる。
この実施形態では、2つの磁気エンコーダ2A,2Bを用いたものを例示したが、磁気エンコーダは2つでなくてもよく、磁極対の数の異なる3つ以上の磁気エンコーダを組み合わせて、より広い範囲の絶対角度を検出する構成としても良い。この回転検出装置1をモータの回転検出に使用する場合、上記磁極対の数の差の調整において、モータのロータ極数Pnに合わせてPとP+Pnという組合せとすれば、回転検出装置1によりモータの電気角を検出できるため、モータの回転制御に好都合である。
図11は、上記回転検出装置1を軸受に搭載した回転検出装置付き軸受の一実施形態を示す断面図である。この回転検出装置付き軸受20は、回転側軌道輪である内輪22と固定側軌道輪である外輪23の間に複数の転動体24が介在する転がり軸受21の一端部に、上記回転検出装置1を設けたものである。転がり軸受21は深溝玉軸受からなり、内輪22の外径面および外輪23の内径面にはそれぞれ転動体24の転走面22a,23aが形成されている。内輪22と外輪23の間の軸受空間は、回転検出装置1の設置側とは反対側の端部がシール26で密封されている。
回転検出装置1の2つの磁気エンコーダ2A,2Bは、内輪22の一端部の外径面に圧入嵌合される磁性体製のリング状芯金27の外径面に、磁性体のスペーサ13を介して軸方向に並べて設けられる。回転検出装置1の2つの磁気センサ3A,3Bは、図2で示したように他の信号処理回路と共にセンサモジュール11として一体化され、リング状の金属製センサハウジング28の内側に挿入された状態で樹脂モールド29され、センサハウジング28を介して外輪23の一端部の内径面に取付けられる。これにより、磁気エンコーダ2A,2Bと対応する磁気センサ3A,3Bとがラジアル方向に対向配置される。センサモジュール11に接続されるリード線30はセンサハウジング28を貫通して外部に引き出され、このリード線30を介してセンサモジュール11と外部回路との間で信号の授受や電源供給が行われる。
この回転検出装置付き軸受20では、上記回転検出装置1を転がり軸受21に搭載しているので、軸受使用機器の部品点数、組立工数の削減、およびコンパクト化を図ることができる。
この発明の一実施形態にかかる回転検出装置の一構成例の概略図である。 同回転検出装置の他の構成例の要部側面図である。 2つの磁気エンコーダ間に設ける磁性体のスペーサの各構成例を示す断面図である。 磁気センサの一構成例の説明図である。 磁気センサの他の構成例の説明図である。 磁気センサの検出信号および位相差検出手段の検出信号の波形図である。 各磁気センサの検出信号の位相と両検出信号の位相差を示す波形図である。 この回転検出装置の絶対角度検出回路の一構成例を示すブロック図である。 この回転検出装置における角度情報出力回路の一構成例を示すブロック図である。 この回転検出装置の絶対角度誤差を他の回転検出装置の絶対角度誤差と比較して示すグラフである。 この回転検出装置を軸受に搭載した回転検出装置付き軸受の一実施形態を示す断面図である。
符号の説明
1…回転検出装置
2A,2B…磁気エンコーダ
3A,3B…磁気センサ
3A1,3A2…磁気センサ素子
3AA,3AB…ラインセンサ
6…位相差検出手段
7…角度算出手段
10…角度情報出力回路
11…センサモジュール
12…溝
13…磁性体のスペーサ
20…回転検出装置付き軸受
21…転がり軸受

Claims (9)

  1. 同心のリング状に設けられてそれぞれ円周上に磁極が並ぶ着磁列パターンを有し互いに磁極数が異なる2つの磁気エンコーダと、これら各磁気エンコーダの磁界をそれぞれ検出する複数の磁気センサとを備え、前記各磁気センサは磁気エンコーダの磁極内における位置の情報を検出する機能を有したものである回転検出装置であって、
    前記各磁気センサの検出した磁界信号の位相差を求める位相差検出手段と、この検出した位相差に基づいて磁気エンコーダの絶対角度を算出する角度算出手段とを設け、前記2つの磁気エンコーダの着磁列パターンの間に磁性体のスペーサを設けたことを特徴とする回転検出装置。
  2. 請求項1において、前記各磁気センサが、磁気エンコーダの磁極の並び方向に沿ってセンサ素子が並ぶラインセンサで構成された回転検出装置。
  3. 請求項1または請求項2において、前記2つの磁気センサ、位相差検出手段、および角度検出手段を、一つの半導体チップに集積した回転検出装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、前記2つの磁気エンコーダは、それぞれ別に製造され、互いの間に前記磁性体のスペーサを介在させたものである回転検出装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項において、前記2つの磁気エンコーダは、一体に製造され、それぞれの着磁列パターンの間に形成した溝に前記磁性体のスペーサを埋設したものである回転検出装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか1項において、前記磁気エンコーダは、磁性体製の芯金に、磁性体粉が混入された弾性部材を加硫接着し、この弾性部材に、円周方向に交互に磁極を形成してゴム磁石としたものである回転検出装置。
  7. 請求項1ないし請求項5のいずれか1項において、前記磁気エンコーダは、磁性体製の芯金に、磁性体粉が混入された樹脂を成形した樹脂成形体を設け、この樹脂成形体に、円周方向に交互に磁極を形成して樹脂磁石としたものである回転検出装置。
  8. 請求項1ないし請求項5のいずれか1項において、前記磁気エンコーダは、磁性体粉と非磁性体粉との混合粉を焼結された焼結体に、円周方向に交互に磁極を形成して焼結磁石としたものである回転検出装置。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の回転検出装置が軸受に搭載された回転検出装置付き軸受。
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