JP2014005898A - 回転センサ付軸受 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転センサ付軸受の組み立てにおいて、A相出力、B相出力が可能な機能を維持しつつ、手作業による磁気センサ素子の半田付けを省略する。
【解決手段】A相出力用の第一磁気センサ素子21と、B相出力用の第二磁気センサ素子22を基板23に表面実装し、センサケース24に固定した。両磁気センサ素子21,22の感磁部21a,22aを回転軸方向に並べると共に、感磁部21aと径方向に並ぶ位置で、A相出力に対応する磁界変化を作る第一着磁トラック25と、感磁部22aと径方向に並び、かつ第一着磁トラック25と同軸に並ぶ位置で、B相出力に対応する磁界変化を第一着磁トラック25と別に作る第二着磁トラック26とを備えた。
【選択図】図1

Description

この発明は、転がり軸受に回転センサを備えた回転センサ付軸受に関する。
従来、外輪(静止輪)の内周面に外環を固定し、更に外環の内周面にセンサケースを固定したものがある。センサケースには、予めA相出力用及びB相出力用磁気センサ素子を周方向に取り付け、その後、ガラス入りエポキシ樹脂製基板のスルーホールにそれぞれの脚を通して、基板上で手作業により半田付けを行うようになっている。また、基板の他の部分には、電線の芯線を半田付けするためのスルーホールが別途設けられ、基板に磁気センサ素子を半田付けする前に、事前に手作業により半田付けを行うようになっている。磁気センサ素子の脚を半田付けした後、センサケース蓋により電線を固定するようになっている。更に、開放部(空間及び基板上面)を熱硬化性樹脂にて封止することでセンサケースに基板が固定されている。熱硬化性樹脂として、エポキシ、ウレタンなどが使用可能である(例えば、特許文献1)。
一般に、磁気エンコーダは、磁性体からなる金属製リングに磁性ゴムが加硫接着され、その後、円周方向にN極とS極が等間隔に交互に着磁されたものとなっている。着磁後、金属製リングが内輪(回転輪)の外周面に固定される。A相出力用の磁気センサ素子の感磁部と、B相出力用の磁気センサ素子の感磁部は、回転軸回りの同一円周上の相異なる位置で磁性ゴムと径方向に並ぶように配置される。内輪の回転に伴い、両磁気センサ素子の感磁部が、磁気エンコーダの回転に伴う磁界変化に対応した電気信号を出力する。この電気信号は、1回転における着磁極数に対応した電圧変化となり、回転方向において変化する。この電圧変化の1周期(high及びlow)の組み合わせを電気角で360度とし、B相センサ出力信号の立ち上がリの後に、A相センサ出力信号の立ち上がりが90度遅れる関係としている。内輪の回転方向が逆方向の場合は、A相センサ出力信号の立ち上りの後に、B相センサ出力信号の立ち上がりが90度遅れる関係になる。この様にして、磁極の変化に対応して電気信号の変化を出力する回転センサ付軸受は、回転軸の回転速度検出や回転方向検出などに従来から用いられている。
特開2006−258542号公報
しかしながら、特許文献1のものは、センサ素子の脚や電線の芯線を、ガラス入りエポキシ樹脂製基板のスルーホールに通した後に、手作業により半田付けするため、回転センサ付軸受の組立工程で手間がかかる。また、手作業による半田付けであるため、半田付けの品質にバラツキが生じ易い。更に、熟練者や半田付けの教育訓練を受けた作業者が必要である。
そこで、この発明が解決しようとする課題は、回転センサ付軸受の組み立てにおいて、A相出力、B相出力が可能な機能を維持しつつ、手作業による磁気センサ素子の半田付けを省略することにある。
上記の課題を達成するため、この発明は、A相出力用の第一磁気センサ素子と、前記A相出力と90度位相の異なるB相出力用の第二磁気センサ素子と、前記第一磁気センサ素子及び前記第二磁気センサ素子が取り付けられた基板と、前記基板が固定されたセンサケースと、内外一方の軌道輪に前記センサケースが固定された転がり軸受と、を備える回転センサ付軸受において、前記第一磁気センサ素子と前記第二磁気センサ素子が、前記基板に表面実装されており、前記第一磁気センサ素子の感磁部と、前記第二磁気センサ素子の感磁部とが回転軸方向に並ぶ位置にあり、前記第一磁気センサ素子の感磁部と径方向に並ぶ位置で、前記A相出力に対応する磁界変化を作る第一着磁トラックと、前記第二磁気センサ素子の感磁部と径方向に並び、かつ前記第一着磁トラックと同軸に並ぶ位置で、前記B相出力に対応する磁界変化を当該第一着磁トラックと別に作る第二着磁トラックとを備えている構成を採用した。ここで、回転軸とは、転がり軸受の軸受中心軸のことをいい、径方向とは、回転軸に垂直な方向のことをいう。
表面実装はチップマウンタを含む自動ラインで実施するため、両磁気センサ素子を基板に表面実装すれば、手作業による磁気センサ素子の半田付けを省略することができる。
特許文献1のように、両磁気センセ素子を円周方向に一定の間隔を設けて配置する場合において、脚付きの素子から表面実装部品に変更するためには、ガラス入りエポキシ樹脂製基板の素子実装面を、着磁トラック表面に対向させる必要がある。両磁気センサ素子を円周方向に一定の間隔を設けて配置するには、磁気センサ素子の感磁部を回転軸中心に向けて配置する必要があるため、ガラス入りエポキシ樹脂製基板を湾曲させるか、それぞれの磁気センサ素子毎に、個別のガラス入りエポキシ樹脂製基板を設けて、両基板間を電線やフレキシブル基板などで電気的に接続する必要がある。
或いは、ガラス入りエポキシ樹脂製基板を、フレキシブル基板に変更し湾曲させることも、この場合、磁気センサ素子の半田付け部に湾曲による応力が発生するため、センサケースへの固定時や使用時に、半田にクラックが発生する心配がある。
一方、第一磁気センサ素子の感磁部と、第二磁気センサ素子の感磁部とが回転軸方向に並ぶ位置にあり、第一磁気センサ素子の感磁部と径方向に並ぶ位置で、A相出力に対応する磁界変化を作る第一着磁トラックと、第二磁気センサ素子の感磁部と径方向に並び、かつ第一着磁トラックと同軸に並ぶ位置で、B相出力に対応する磁界変化を当該第一着磁トラックと別に作る第二着磁トラックとを備えれば、A相出力とB相出力とを得ることができる。この場合、両感磁部及び回転軸を含む平面上で基板が径方向に向くようにセンサケースへ固定するため、両磁気センサ素子を表面実装部品にしても、基板と第一着磁トラック,第二着磁トラック間の距離問題が生じず、径方向ギャップも適切な間隔に設定することができる。
具体的には、前記転がり軸受の内外他方の軌道輪に嵌着された芯金を備えており、前記第一着磁トラック及び前記第二着磁トラックのそれぞれが、前記芯金に固着されたゴム磁石部からなり、前記第一着磁トラックが前記第二着磁トラックに対して円周方向に磁極の1/2だけずれるように着磁されていることが好ましい。ここで、円周方向とは、回転軸回りの円周方向のことをいう。
第一着磁トラックが第二着磁トラックに対して円周方向に磁極の1/2だけずらしておけば、この発明に係る両磁気センサ素子の感磁部及び両着磁トラックの配置において、内外他方の軌道輪と一体に両着磁トラックが円周方向に回転したとき、第一着磁トラックがA相出力用の磁界変化を作り、これと別に第二着磁トラックがB相出力用の磁界変化を作ることになる。両着磁トラックを芯金に固着するゴム磁石にすれば、両着磁トラック間の磁極位相差及び同軸配置を芯金基準で予め固定することができる。したがって、両着磁トラックを互いに別部品とした場合のように、組み合わせの位置や向きを調整する手間がない。
前記基板にコネクタが表面実装されていれば、電線を基板に手作業で半田付けする作業も省略することができる。
この発明において、両磁気センサ素子等の所要の部品を表面実装した基板をセンサケースに後付けすることができる限り、センサケースの前記軌道輪に対する固定構造は適宜に選択することができる。
例えば、前記センサケースが有端環状に形成されており、前記内外一方の軌道輪が外輪からなり、前記内外一方の軌道輪の内周面に形成された周溝に前記センサケースの凸部を入れ込み、この状態でセンサケースに装着する弾性部材の復元力によって、当該センサケースが当該内外一方の軌道輪に固定される構造を採用することができる。
上述のように、この発明は、上記構成の採用により、回転センサ付軸受の組み立てにおいて、A相出力、B相出力が可能な機能を維持しつつ、手作業による磁気センサ素子の半田付けを省略することができる。
この発明の実施形態に係る全体構成を示す断面図 同実施形態の正面図 (a)は図1の基板アッセンブリの拡大図、(b)は前記(a)の正面図、(c)は前記(a)の平面図 (a)は同実施形態の第一着磁トラックと第二着磁トラックの円周方向一部分の展開図、(b)は同実施形態で得られるA相出力とB相出力を示す図
この発明の実施形態に係る回転センサ付軸受(以下、「この回転センサ付軸受」と呼ぶ)を添付図面に基いて説明する。図1,図2に示すように、この回転センサ付軸受は、転がり軸受10に磁気式回転センサ20が取り付けられたユニットからなる。
転がり軸受10は、内外の軌道輪11、12と、複数の転動体13と、保持器14とを有する非分離型のものとなっている。転がり軸受10に対して静止する部材と、転がり軸受10の回転軸(軸受中心軸)に同軸の回転中心をもって回転する回転体との間に転がり軸受10が組み込まれる。内外一方の軌道輪11は、前記静止する部材に装着される。内外他方の軌道輪12は、前記回転体と一体回転させられる。図示の軌道輪11は、外輪からなる。
この回転センサ付軸受は、転がり軸受10としてシール15付きの深溝玉軸受を採用したものを例示している。
磁気式回転センサ20は、A相出力用の第一磁気センサ素子21と、A相出力と90度位相の異なるB相出力用の第二磁気センサ素子22と、第一磁気センサ素子21及び第二磁気センサ素子22が取り付けられた基板23と、転がり軸受10の軌道輪11に取り付けられたセンサケース24と、第一着磁トラック25と、第二着磁トラック26とからなる。第一着磁トラック25,第二着磁トラック26は、それぞれ円周方向に並ぶ磁極からなる。
図1,図3(a)〜(c)に示すように、第一磁気センサ素子21,第二磁気センサ素子22は、それぞれ感磁部21a,感磁部22aをもった表面実装部品からなる。感磁部21a,感磁部22aは、磁界の変化を電気信号の変化に変換する回路部からなる。
基板23は、表面実装に耐えるものであればよく、例えば、ガラス入りエポキシ樹脂製基板を採用することができる。基板23に対する第一磁気センサ素子21等の表面実装は、この回転センサ付軸受の組立工程とは別に実施されたリフロー半田付けによる。リフロー半田付けによる表面実装は、複数の基板アッシを効率良く半田付けすることができる。ここで、「リフロー半田付け」とは、予め基板の半田付け部にペースト状の半田を印刷し、次にチップマウンターなどにより部品を実装した後に、基板を過熱して半田を溶かして接合する方式のことをいう。
第一磁気センサ素子21と第二磁気センサ素子22は、基板23の同一板面に表面実装されている。ここで、感磁部21aと感磁部22aとが回転軸方向に並ぶ位置にあるように表面実装位置が決定されている。
基板23の両磁気センサ素子21,22と反対側の板面には、コネクタ27が表面実装されている。コネクタ27には、接続コネクタ付きのハーネスが接続される。このハーネスを介して、磁気式回転センサ20と、これを利用する外部機器との間の入出力を実施するようになっている。
第一磁気センサ素子21,コネクタ27等を表面実装済みの基板23が、図1,図2に示すように、センサケース24に固定されている。センサケース24には、表面実装済みの基板23を回転軸方向から挿入する収容口24aが形成されている。収容口24aの内壁面は、四角形状の基板23を所定の固定位置へ導き、この固定位置で基板23の挿入を止め、ここで基板23を保持するようになっている。表面実装済みの基板23を収容口24aに保持させた後、収容口24aを熱硬化性樹脂にて封止することにより、基板23がセンサケース24に固定されている。
センサケース24は、有端環状に形成されている。センサケース24は、合成樹脂の射出成形によって形成されている。軌道輪11の内周面に形成された円周方向の周溝11aに、センサケース24の外径を縮径させて凸部24bを入れ込む。次に、縮径させることを止めたセンサケース24にC型の弾性部材28を装着すると、弾性部材28の両端面に設けた円弧部分28aを起点とした突っ張り力により、センサケース24が拡径される。これにより、凸部24bが周溝11aに固定され、センサケース24の固定作業が完了するようになっている。なお、センサケース24の両端部間にゴム製の弾性部材を圧入、固定するようにして、凸部24bを周溝11aに固定するようにすることもできる。
磁気式回転センサ20は、内外他方の軌道輪12に嵌着された芯金29を備えている。芯金29は、軌道輪12に圧入する嵌合部29aと、第一着磁トラック25及び第二着磁トラック26を中空に支持する円環状支持部29bとを有する。芯金29、第一着磁トラック25及び第二着磁トラック26は、センサケース24と協働して、ラビリンスシールを形成している。
第一着磁トラック25,第二着磁トラック26は、それぞれ円環状支持部29bに固着されたゴム磁石部からなる。ゴム磁石部は、円周方向に亘って同一の内外径をもち、回転軸方向幅の半分を第一着磁トラック25、残り半分を第二着磁トラック26とするように着磁されている。
図4(a)に第一着磁トラック25,第二着磁トラック26の外径面の展開図を示すように、第一着磁トラック25及び第二着磁トラック26は、それぞれ同じ永久磁石構造をもっている。したがって、第一着磁トラック25が作る磁界自体、第二着磁トラック26が作る磁界自体は、同様の磁束分布をもつ。ゴム磁石の材質は従来例と同様であるが、回転軸方向に2列の着磁トラック25,26となり、相互の着磁トラック25,26間においてN極及びS極の1/2だけ円周方向に位相をずらして、等間隔に多極着磁されている。すなわち、第一着磁トラック25及び第二着磁トラック26において、円周方向に隣り合うN極間の円周方向間隔(S極の円周方向幅Wsに相当)、及び円周方向に隣り合うS極間の円周方向間隔(N極の円周方向幅Wnに相当)が同じである(Ws=Wn)。第一着磁トラック25の各N極は、回転軸方向に一部重なる第二着磁トラック26のN極に対してWn/2だけずれ、第一着磁トラック25の各S極は、回転軸方向に一部重なる第二着磁トラック26のS極に対してWs/2だけずれるように着磁されている。
なお、着磁トラック25,26の着磁は、通電コイルを巻回したヨークを、芯金29に固着された環状の磁性ゴムの表面に対向させた状態で静止させ、芯金29ごと磁性ゴムを割り出しテーブルにて回転させることにより、着磁極数に対応して割り出しを行うと共に、コイルに流す電流の向きを交互に切り替えることにより、磁性ゴムの表面にN極とS極を交互に形成する、インデックス着磁方式を採用することができる。この場合、2列の着磁トラック25,26の内どちらかのトラックを先に着磁した後に、コイルとヨークからなる着磁ヨークを回転軸方向に移動させて、残りのトラックを同様に着磁することができる。
或いは、予め、トラック間で円周方向に1/2だけ位相をずらした着磁ヨークを製作し、2列の着磁トラック25,26を同時に着磁することもできる。この場合、前者に比べて着磁時間が短縮できる。
また、着磁トラック25,26の磁極数に対応した総型の着磁ヨークの内側に、磁性ゴムを配置して割り出しを行わずに、一発で着磁する一発着磁方式を採用することもできる。
図示例では、着磁トラック25,26を一連のゴム磁石部に形成したが、上記いずれかの方式において、着磁トラック25,26間同士の磁界が相互に影響を及ぼす場合、着磁トラック25,26の間に磁性体からなる金属製のリングを配置し、このリング両側に別々のゴム磁石部を固着しても良い。
芯金29を嵌合部29aの圧入によって軌道輪12に嵌着すると、第一着磁トラック25と第二着磁トラック26とが、転がり軸受10の回転軸に同軸で並び、また、感磁部21aと第一着磁トラック25の回転軸方向幅中央とが径方向に並び、感磁部22aと第二着磁トラック26の回転軸方向幅中央とが径方向に並ぶ位置関係に固定される。
図1,図2に例示したように、各着磁トラック25,26の回転軸方向位置、回転軸方向幅及び内外径、芯金29採用時の軌道輪12に対する芯金固定位置、軌道輪11に対するセンサケース24の固定位置、センサケース24に対する基板23の固定位置、基板23の板厚、板形状及び板面積、基板23に対する磁気センサ素子21,22の表面実装位置等は、感磁部21a,22aを回転軸方向に結ぶ並び直線及び回転軸を含む平面(図1は、この平面での断面を示す)上で、回転軸に同軸の第一着磁トラック25,第二着磁トラック26に対して基板23の板面を径方向に正対させ、感磁部21aと第一着磁トラック25の磁極を径方向に並べ、感磁部22aと第二着磁トラック26の磁極を径方向に並べ、感磁部21a,22aと対応の磁極間で適切かつ同等の径方向ギャップを得ることができるよう、適宜に決定すればよい。
この回転センサ付軸受において、図1に示す軌道輪12が回転すると、第一着磁トラック25,第二着磁トラック26が、それぞれ当該回転運動を別々の磁界変化に変換する。第一着磁トラック25が作る磁界変化を感磁部21aがアナログ電気信号に変換する。同時に、第二着磁トラック26が作る磁界変化を感磁部22aがアナログ電気信号に変換する。第一磁気センサ素子21,第二磁気センサ素子22は、それぞれ感磁部21a,感磁部22aの電気信号をさらにAD変換処理し、最終的に、第一磁気センサ素子21は、図4(b)に示すA相出力を生成し、図1に示す第二磁気センサ素子22は、図4(b)に示すB相出力を生成する。図4(a),(b)中の矢線CWは、軌道輪12の回転方向に相当する。そのA相出力,B相出力は、1回転における着磁極数に対応した電圧変化となり、回転方向CWにおいて変化する波形となる。図4(a)中における1磁極対(円周方向に隣接する1組のN極及びS極)分の回転量は、図4(b)に示すように、その電圧変化の1周期(high及びlow)の組み合わせに相当し、電気角で360度となる。図4(a)に示すように、第一着磁トラック25と第二着磁トラック26が同じ永久磁石構造をもち、第二着磁トラック26が第一着磁トラック25に対して円周方向に磁極の1/2だけずれているので、図1に示すように第一着磁トラック25,第二着磁トラック26が感磁部21a,22aに対して同軸かつ同じ回転速度で回転し、かつ感磁部21a,22aが同じ円周方向及び径方向位置にあるセンシング条件下では、図4(b)に示すように、B相出力の立ち上がリの後に、A相出力の立ち上がりが90度遅れる位相差となる。なお、図1に示す軌道輪12の回転方向が逆方向の場合は、図4(b)において時間軸が矢線CW方向と逆になることと等価なので、A相出力の立ち上がりの後に、B相出力の立ち上がりが90度遅れる位相差となる。
このように、この回転センサ付軸受は、従来と同じく、A相出力及びB相出力を得ることができ、これらを利用した回転方向の判別、また、パルスカウントによる回転速度や回転角度の算出が可能である。
また、この回転センサ付軸受は、図1に示す基板23への第一磁気センサ素子21,第二磁気センサ素子22,コネクタ27等の所要の半田付け作業を、リフロー半田付けにて自動化することにより、回転センサ付軸受の組立工程で、手作業による半田付けを省略することができるため、作業効率が向上する。手作業での半田付けを必要としないため、半田付けの品質バラツキが少なくなり、品質が向上する。手作業での半田付けを必要としないため、熟練者が不要である。この発明の技術的範囲は、上述の各実施形態に限定されず、特許請求の範囲の記載に基く技術的思想の範囲内での全ての変更を含むものである。
10 転がり軸受
11 軌道輪
11a 周溝
20 磁気式回転センサ
21 第一磁気センサ素子
21a 感磁部
22 第二磁気センサ素子
22a 感磁部
23 基板
24 センサケース
24b 凸部
25 第一着磁トラック
26 第二着磁トラック
27 コネクタ
28 弾性部材
29 芯金

Claims (4)

  1. A相出力用の第一磁気センサ素子(21)と、
    前記A相出力と90度位相の異なるB相出力用の第二磁気センサ素子(22)と、
    前記第一磁気センサ素子(21)及び前記第二磁気センサ素子(22)が取り付けられた基板(23)と、
    前記基板(23)が固定されたセンサケース(24)と、
    内外一方の軌道輪(11)に前記センサケース(24)が固定された転がり軸受(10)と、
    を備える回転センサ付軸受において、
    前記第一磁気センサ素子(21)と前記第二磁気センサ素子(22)が、前記基板(23)に表面実装されており、
    前記第一磁気センサ素子(21)の感磁部(21a)と、前記第二磁気センサ素子(22)の感磁部(22a)とが回転軸方向に並ぶ位置にあり、
    前記第一磁気センサ素子(21)の感磁部(21a)と径方向に並ぶ位置で、前記A相出力に対応する磁界変化を作る第一着磁トラック(25)と、
    前記第二磁気センサ素子(22)の感磁部(22a)と径方向に並び、かつ前記第一着磁トラック(25)と同軸に並ぶ位置で、前記B相出力に対応する磁界変化を当該第一着磁トラック(25)と別に作る第二着磁トラック(26)とを備えていることを特徴とする回転センサ付軸受。
  2. 前記転がり軸受(10)の内外他方の軌道輪(12)に嵌着された芯金(29)を備えており、
    前記第一着磁トラック(25)及び前記第二着磁トラック(26)のそれぞれが、前記芯金(29)に固着されたゴム磁石部からなり、
    前記第一着磁トラック(25)が前記第二着磁トラック(26)に対して円周方向に磁極の1/2だけずれるように着磁されている請求項1に記載の回転センサ付軸受。
  3. 前記基板(23)にコネクタ(27)が表面実装されている請求項1又は2に記載の回転センサ付軸受。
  4. 前記センサケース(24)が有端環状に形成されており、
    前記内外一方の軌道輪(11)が外輪からなり、
    前記内外一方の軌道輪(11)の内周面に形成された周溝(11a)に前記センサケース(24)の凸部(24b)を入れ込み、この状態でセンサケース(24)に装着する弾性部材(28)の復元力によって、当該センサケース(24)が当該内外一方の軌道輪(11)に固定される請求項1から3のいずれか1項に記載の回転センサ付軸受。
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