JP2007315498A - 船外機 - Google Patents

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Takahiro Miyata
高宏 宮田
Tokuji Yoshimoto
篤司 吉本
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H41/00Rotary fluid gearing of the hydrokinetic type
    • F16H41/24Details
    • F16H2041/243Connections between pump shell and cover shell of the turbine

Abstract

【課題】トルクコンバータにロックアップクラッチを合理的に組み合わせて,ポンプインペラ及びタービンランナを特別に大型化させずとも,クランク軸から出力軸に大トルクを伝達し得るようにした船外機を提供する。
【解決手段】ケーシング1の上部にエンジンEを取り付け,また同ケーシング1内に,クランク軸17及び出力軸20間を連通する縦置きのトルクコンバータTを配設した船外機において,トルクコンバータTを,ポンプインペラ25と,それとの間に循環回路28を画成するようにそれの上方に配置されるタービンランナ26と,このタービンランナ26の上面を覆うように配置される伝動カバー29とで構成し,伝動カバー29及びタービンランナ26間に循環回路28よりも大径のクラッチ室81を画成し,このクラッチ室81に循環回路28よりも大径のロックアップクラッチLを配設した。
【選択図】 図3

Description

本発明は,スイベルケースにスイベル軸を介して連結されるケーシングの上部にエンジンを,そのクランク軸を縦置きにすると共にシリンダブロックをスイベル軸と反対方向に向けて取り付け,また同ケーシング内に,縦置きのトルクコンバータと,このトルクコンバータを介してクランク軸に連結される縦置きの出力軸と,この出力軸の下方に水平に配置されるプロペラ軸と,これら出力軸及びプロペラ軸間を連結する前後進切換機構とを配設してなる船外機の改良に関する。
かゝる船外機は,特許文献1に開示されるように既に知られている。
米国特許第3,407,600号明細書
上記のようなトルクコンバータ付きの船外機では,トルクコンバータの近傍にスイベルケースが存在するので,トルクコンバータを,そのトルク容量を増大させるべくポンプインペラ及びタービンランナを大型化させる場合には,スイベルケースとの干渉を回避しなければならないので,それらの大型化には制約がある。
本発明は,かゝる点に鑑みてなされたもので,トルクコンバータに,このトルクコンバータのポンプインペラ及びタービンランナ間を直結し得るロックアップクラッチを合理的に組み合わせて,ポンプインペラ及びタービンランナを特別に大型化させずとも,最終的にはクランク軸から出力軸に大トルクを伝達し得るようにした前記船外機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために,本発明は,スイベルケースにスイベル軸を介して連結されるケーシングの上部にエンジンを,そのクランク軸を縦置きにすると共にシリンダブロックをスイベル軸と反対方向に向けて取り付け,また同ケーシング内に,縦置きのトルクコンバータと,このトルクコンバータを介してクランク軸に連結される縦置きの出力軸と,この出力軸の下方に水平に配置されるプロペラ軸と,これら出力軸及びプロペラ軸間を連結する前後進切換機構とを配設してなる船外機において,トルクコンバータを,ポンプインペラと,このポンプインペラとの間に作動オイルの循環回路を画成するようにポンプインペラの上方に配置されて出力軸に連結されるタービンランナと,このタービンランナの上面を覆うように配置されてクランク軸及びポンプインペラ間を連結する伝動カバーとで構成し,伝動カバー及びタービンランナ間に前記循環回路よりも大径のクラッチ室を画成し,このクラッチ室に,前記循環回路よりも大径で伝動カバー及びタービンランナ間を直結し得るロックアップクラッチを配設したことを第1の特徴とする。
また本発明は,第1の特徴に加えて,伝動カバーに,タービンランナを囲繞する円筒状の周壁部を一体に形成する一方,ポンプインペラのシェルに,その外周端から半径方向に延出する拡径壁を一体に形成し,これら周壁部及び拡径壁を相互に結合して,これら周壁部及び拡径壁により,ロックアップクラッチの摩擦係合部を配設する,クラッチ室の外周部を画成したことを第2の特徴とする。
尚,前記摩擦係合部は,後述する本発明の実施例中のクラッチピストン82の摩擦ライニング83に対応する。
本発明の第1の特徴によれば,ポンプインペラ及びタービンランナを特別に大型化させずとも,トルクコンバータの循環回路よりも大径のロックアップクラッチを接続状態にすることにより,クランク軸からロックアップクラッチを介して大トルクを出力軸に効率良く伝達することができる。しかも,循環回路よりも大径のロックアップクラッチは,ポンプインペラ及びタービンランナの上方に配置されるので,このロックアップクラッチを,スイベルケースの上方に配置することにより,ポンプインペラ及びタービンランナのスイベルケースへの近接配置が可能となり,船外機のコンパクト化を図ることができる。
本発明の第2の特徴によれば,伝動カバーの周壁部と,ポンプインペラのシェルの拡径壁とを結合することにより,循環回路よりも大径のクラッチ室を簡単に形成することができると共に,このクラッチ室の外周部に,循環回路よりも大径のロックアップクラッチの摩擦係合部を容易に配設することができる。
しかもポンプインペラのシェルの外周端から半径方向に延出した拡径壁は,ポンプインペラの外周部を補強する役割を果たし,ポンプインペラの耐久性向上に寄与し得る。
本発明の実施の形態を,図面に示す本発明の好適な実施例に基づき以下に説明する。
図1は本発明の実施例に係る船外機の側面図,図2は図1の2部拡大断面図,図3は図2のトルクコンバータ部拡大図,図4はオイルポンプを含む油圧回路図,図5は図3の5部(異物溜まり)拡大図,図6は異物溜まりの変形例を示す,図5との対応図,図7は異物溜まりの別の変形例を示す,図5との対応図である。
図1において,船外機Oのケーシング1は,上部に水冷多気筒4ストローク式エンジンEを搭載し,プロペラ2を後端に備えるプロペラ軸3を下部で支える。このケーシング1の直前には,アッパアーム4及びロアアーム5を介してケーシング1に取り付けられる鉛直方向のスイベル軸6が配設され,このスイベル軸6を回転自在に支持するスイベルケース7は,船体のトランサムBtにクランプされるスターンブラケット8に水平方向のチルト軸9を介して連結される。したがって,ケーシング1は,スイベル軸6周りに左右操向が可能であり,またチルト軸9周りに上下チルトが可能である。符号EfはエンジンEを覆う着脱可能のエンジンフードである。
図1及び図2において,上記ケーシング1は,エクステンションケース10と,このエクステンションケース10の上端にボルト結合されるマウントケース11と,エクステンションケース10の下端にボルト結合されるギヤケース12とよりなり,またエクステンションケース10は,アッパケース10aと,これにボルト結合されるロアケース10bとで構成され,そのアッパケース10aの上端面にマウントケース11が複数のボルト163 で結合される。
ケーシング1は,更に,マウントケース11の上端に,順次重ねられる環状の下部ディスタンス部材13,軸受ブラケット14及び環状の上部ディスタンス部材15を備える。そして上部ディスタンス部材15上にエンジンEが,そのクランク軸17を縦置き,即ち鉛直方向に向け且つシリンダブロック18を後方に向けて搭載される。その際,エンジンEのシリンダブロック18及びクランクケース19の底壁には,軸受ブラケット14及び上部ディスタンス部材15が複数のボルト161 により固着され,また下部ディスタンス部材13,軸受ブラケット14及び上部ディスタンス部材15は,複数のボルト162 により相互に固着される。
環状の上部ディスタンス部材15内には,軸線を鉛直方向に向けた縦置きのトルクコンバータTが配置され,このトルクコンバータTを介してクランク軸17に連結される出力軸20がエクステンションケース10に縦置きに配置される。
またギヤケース12には,後方外端にプロペラ2を付設する前記プロペラ軸3が水平に支持されると共に,このプロペラ軸3に前記出力軸20を連結する前後進切換機構21が収容される。
而して,エンジンEの作動中,その動力は,クランク軸17からトルクコンバータTを介して出力軸20に,更に前後進切換機構21を介してプロペラ軸3に伝達され,プロペラ2を駆動する。その際,プロペラ2の回転方向は,前後進切換機構21により切り換え制御される。
エクステンションケース10内において,エクステンションケース10のアッパケース10aには,マウントケース11に向かって開口するオイルタンク22(図1及び図4参照)が一体に形成され,エンジンEの潤滑,並びにトルクコンバータTの作動に共通に供されるオイル23がこのオイルタンク22に貯留される。
図3に明示するように,前記トルクコンバータTは,ポンプインペラ25と,その上方でそれに対向して配置されるタービンランナ26と,それらの内周部間に配置されるステータ27と,これら三翼車25〜27間に画成される,作動オイルのための循環回路28とで構成される。これら三翼車25〜27は,共通の軸線がクランク軸17及び出力軸20と同様に鉛直方向に向くように配置される。
ポンプインペラ25には,タービンランナ3の上面を覆う伝動カバー29が一体的に連設される。伝動カバー29の外周面には,始動用のリングギヤ30が固着され,このリングギヤ30には,クランク軸17の下端に環状配列の複数の第1ボルト321 で固着される鋼板製のドライブプレート31が環状配列の複数の第2ボルト322 で固着される。トルクコンバータTは,このドライブプレート31を介してクランク軸17に吊持されることになる。その際,伝動カバー29の中心部には,第1ボルト321 の頭部を受容する皿状凹部29aが形成され,そしてドライブプレート31は,伝動カバー29 に近接して配置される。
伝動カバー29の中心部には,クランク軸17の下端面中心部に開口する支持孔33に摺動可能に嵌合するカップ状の支持筒34が固着される。前記出力軸20は,上端部をこの支持筒34内まで延ばしており,その上端部は,軸受ブッシュ35を介して支持筒34内で支承され,この出力軸20にタービンランナ26のハブ26hがスプライン嵌合される。この出力軸20の外周には,これにニードルベアリング36を介して支承される中空のステータ軸37が配置され,このステータ軸37とステータ27のハブ27hとの間に公知のフリーホイール38が介装される。
ステータ軸37の外周には,ポンプインペラ25に一体に連設されて下方に延びる中空のポンプ軸39が配置される。このポンプ軸39は,その外周側で上部ボールベアリング43を介して前記軸受ブラケット14に支承され,このポンプ軸39の下端部で駆動されるオイルポンプ41が,軸受ブラケット14の下面に形成されるポンプハウジング40に装着され,このオイルポンプ41の下面を覆うポンプカバー42が軸受ブラケット14の下面にボルト結合される。その際,ポンプ軸39は,上部ボールベアリング43のインナレースに対して摺動可能に嵌合され,またオイルポンプ41のロータに対しても摺動可能にスプライン嵌合される。こうして,トルクコンバータTの下端部は,軸方向の移動が自由にされる。
軸受ブラケット14の上端部には,ボールベアリング43の直上でポンプ軸39の外周面にリップを密接させるオイルシール45が装着される。
ステータ軸37は,その下端部に拡径壁37aを有しており,その拡径壁37aの外周には,前記ポンプカバー42にボルト46で固着されるフランジ37bが一体に形成され,その内周には,出力軸20を支承する下部ボールベアリング44が装着される。
而して,ポンプ軸39が上部ボールベアリング43を介して軸受ブラケット14に支承されると共に,出力軸20が下部ボールベアリング44を介してステータ軸37の拡径壁37aに支承されることで,ポンプ軸39,ステータ軸37及び出力軸20の支持が合理的となり,トルクコンバータT及び出力軸20を含む縦型流体伝動装置のコンパクト化を図ることができる。
またオイルポンプ41は,上部及び下部ボールベアリング43,44間のスペースを利用して軸受ブラケット14に取り付けられるので,オイルポンプ41付きの縦型流体伝動装置をコンパクトに構成することができる。
ポンプインペラ25,ステータ27及びタービンランナ26の各ハブ25h,27h,26h間には,スラストニードルベアリング47,47′がそれぞれ介装され,またタービンランナ26のハブ26hと伝動カバー29との間にもスラストニードルベアリング48が介装される。
図2〜図4において,オイルポンプ41は,オイルタンク22内の貯留オイル23を吸入油路50を通して吸い上げ,第1供給油路51へ吐出する。第1供給油路51に吐出されたオイルは,第1供給油路51の途中に設けられるオイルフィルタ53で濾過された後,エンジンEの潤滑部に供給される。その潤滑後のオイルは,エンジンEのクランクケース19底部に流下し,そして第1戻し油路54を経てオイルタンク22へと還流する。オイルフィルタ53より上流の第1供給油路51からは,吸入油路50に達するリリーフ油路55が分岐しており,このリリーフ油路55には,第1供給油路51の油圧が規定値以上になると開弁するリリーフ弁56が設けられる。
第1供給油路51には,トルクコンバータTに作動オイルを供給する第2供給油路52が接続され,またオイルポンプ41の吸入側には,トルクコンバータTからの還流オイルを誘導する第2戻し油路59が接続される。
図3に示すように,タービンランナ26及び伝動カバー29間には,前記循環回路28と外周部で連通するクラッチ油室81が画成される。その際,伝動カバー29には,タービンランナ26を囲繞する円筒状の周壁部86が一体に形成され,またポンプインペラ25のシェル25sには,その外周端から半径方向に延出する拡径壁85が一体に形成され,これら周壁部86及び拡径壁85が相互に結合され,これら周壁部86及び拡径壁85により,前記循環回路28よりも大径で円形のクラッチ室81の外周部が画成される。このクラッチ室81に,タービンランナ26及び伝動カバー29間を直結し得るロックアップクラッチLが設けられる。
このロックアップクラッチLは,クラッチ油室81をタービンランナ26側の内側室81aと伝動カバー29側の外側室81bとに区画するようにクラッチ油室81に配置される,円板状で循環回路28より大径のクラッチピストン82を備える。このクラッチピストン82は,伝動カバー29の内壁に対向する側面に循環回路28より大径の環状の摩擦ライニング83を備えており,この摩擦ライニング83を伝動カバー29の内壁に圧接させる接続位置と,その内壁から離間する非接続位置との間を移動し得るように,それ自身のハブ82hをタービンランナ26のハブ26hの外周面に摺動可能に支承させている。こうしてロックアップクラッチLは,循環回路28より大径に構成される。そして図2に示すように,トルクコンバータTは,ポンプインペラ25及びタービンランナ26が前記スイベルケース7に近接すると共に,ロックアップクラッチLがスイベルケース7の上方にくるように配置される。
クラッチピストン82の外周端には,タービンランナ26側に屈曲した環状のリム部82rが一体に形成され,このリム部82r内に,クラッチピストン82及びタービンランナ26間を緩衝的に連結する公知のトルクダンパDが配設される。
ここで,図3及び図5を参照して,上記拡径壁85及び周壁部86の結合構造について説明する。
拡径壁85の外周には,雄嵌合面85aと,この雄嵌合面85aの内端から半径方向に広がる環状の位置決め段部85bとが形成される。一方,伝動カバー29は上記シェル25sより板厚が厚くなっており,この伝動カバー29の外周に形成される周壁部86の内周には,その外端に連なる雌嵌合面86aと,この雌嵌合面86aの内端に隣接する環状凹部86bとが形成される。
而して,シェル25s及び伝動カバー29の結合に際しては,シェル25sの拡径壁85の雄嵌合面85aと,伝動カバー29の周壁部86aの雌嵌合面86aとを相互に嵌合して,拡径壁85の位置決め段部85bに周壁部86の先端面を当接させる。しかる後,周壁部86の先端面と拡径壁85の外周面と間に全周に亙る隅肉溶接部87を形成する。こうしてシェル25s及び伝動カバー29は相互に結合される。
また拡径壁85には,その内周縁より起立して環状凹部86bを内周側から覆う薄肉で円筒状の延長壁88が一体に形成され,これにより環状凹部86bは,上端を伝動カバー29内に開口した袋状の異物溜まり89とされる。こうしてポンプインペラ25及び伝動カバー29の最大径部の内周には,上向きに開口する環状の異物溜まり89が形成される。
再び図2及び図3において,出力軸20には,その中心部に位置する有底の縦孔61と,この縦孔61を前記スラストニードルベアリング48を介してクラッチ油室81の外側室81bに連通する横孔62とが設けられる。また出力軸20及びステータ軸37間には,ステータ軸37の横孔62及び前記スラストニードルベアリング47,47′及びニードルベアリング36を介して循環回路28の内周部に連通する筒状油路69が画成される。上記縦孔61及び筒状油路69には第1及び第2制御油路63,64がそれぞれ接続され,これら第1制御油路63及び第2制御油路64は,図4に示すように,ロックアップ制御弁65により,前記第2供給油路52と第2戻し油路59とに交互に接続されるようになっている。
図2に示すように,前記吸入油路50は,軸受ブラケット14に吊持されてオイルタンク22内に下端部を突入させる吸い上げ管50aと,軸受ブラケット14に設けられて吸い上げ管50aの上端をオイルポンプ41の吸入ポートに連通する横方向油路50bとで構成される。
さらに図2に示すように,エンジンEのクランクケース19の底壁には,エンジンEの潤滑を終えたオイルを流出させる開口部66が設けられ,この開口部66は,上部ディスタンス部材15及び軸受ブラケット14の外周部に設けられる縦方向の一連の通孔67と,環状の下部ディスタンス部材13の内側部とを通してマウントケース11の上面に開放される。このマウントケース11には,オイルタンク22に向かって開口する開口部68が設けられる。而して,エンジンEの潤滑し終えてクランクケース19内の底部に流下したオイルは,上記開口部66及び通孔67及び開口部68を経てマウントケース11上に流下し,そしてマウントケース11の上記開口部68からオイルタンク22に還流する。上記開口部66,通孔67及び開口部68により前記第1戻し油路54(図4参照)が構成される。
図2及び図3に示すように,前記出力軸20は,前記縦孔61を有して前記下部ボールベアリング44により支持される上部出力軸20aと,前記前後進切換機構21(図1参照)に連結する下部出力軸20bとに分割される。上部出力軸20aには,ステータ軸37の拡径壁37a内周に装着される下部ボールベアリング44のインナレースの上端面に支承するフランジ73が一体に形成され,また下部ボールベアリング44のアウタレースの下端面を支承する止環74が拡径壁37aの内周面に係止される。したがって,止環74を外さない限り,上部出力軸20aは,トルクコンバータT中心部から下方への抜け出しが阻止される。
下部出力軸20bの上端部にはスプライン軸80が形成され,これを前記スプライン孔77に嵌合することにより,上部及び下部出力軸20a,20bが相互に連結される。
次に,この実施例の作用について説明する。
エンジンのアイドリングないし極低速運転域では,ロックアップ制御弁65は,図4に示すように,第1制御油路63を第2供給油路52に接続する一方,第2制御油路64を第2戻し油路59に接続するように,図示しない電子制御ユニットにより制御される。
而して,エンジンのクランク軸17の出力トルクは,ドライブプレート31,伝動カバー29,ポンプインペラ25へと伝達して,それを回転駆動し,更にオイルポンプ41をも駆動する。オイルポンプ41は駆動されると,オイルタンク22内のオイル23を吸入油路50を通して吸い上げ,第1供給油路51及び第2供給油路52へと吐出し,第1供給油路51に吐出されたオイルは,前述のようにエンジンEの潤滑部に供給される。
一方,第2供給油路52に供給されたオイルは,作動オイルとして,ロックアップ制御弁65から第1制御油路63,縦孔61及び横孔62を経てクラッチ油室81の外側室81b,内側室81aを順次経て循環回路28に流入し,該回路28を満たした後,横孔75及び筒状油路69を経て第2制御油路64に移り,ロックアップ制御弁65から第2戻し油路59に還流する。
而して,クラッチ油室81では,上記のような作動オイルの流れにより外側室81bの方が内側室81aよりも高圧となり,その圧力差によりクラッチピストン82が伝動カバー29の内壁から離れる方向へ押圧されるので,ロックアップクラッチLは非接続状態となっており,ポンプインペラ25及びタービンランナ26の相対回転を許容している。したがって,クランク軸17からポンプインペラ25が回転駆動されると,循環回路28を満たしている作動オイルが矢印のように循環回路28を循環することにより,ポンプインペラ25の回転トルクをタービンランナ26に伝達し,出力軸20を駆動する。このとき,ポンプインペラ25及びタービンランナ26間でトルクの増幅作用が生じていれば,それに伴う反力がステータ27に負担され,ステータ27は,フリーホイール38のロック作用により固定される。トルクコンバータTのこのようなトルク増幅作用によりプロペラ2を強力に駆動し得るので,船の発進及び加速性を効果的に高めることができる。
トルク増幅作用を終えると,ステータ27は,これが受けるトルク方向の反転により,フリーホイール38を空転させながらポンプインペラ25及びタービンランナ26と共に同一方向へ回転するようになる。
トルクコンバータTがこのようなカップリング状態となったところで,電子制御ユニットによりロックアップ制御弁65を切換える。その結果,第2供給油路52に供給された作動オイルは,先刻とは反対に,ロックアップ制御弁65から第2制御油路64を経て循環回路28に流入して,該回路28を満たした後,クラッチ油室81の内側室81aに移って,該内側室81aをも満たす。一方,クラッチ油室81の外側室81bは,第1制御油路63及びロックアップ制御弁65を介して第2戻し油路59に開放されるので,クラッチ油室81では,内側室81aの方が外側室81bよりも高圧となり,クラッチピストン82は,その圧力差により伝動カバー29側に押圧され,摩擦ライニング83を伝動カバー29の内壁に圧接させ,ロックアップクラッチLは接続状態となる。すると,クランク軸17からポンプインペラ25に伝達した回転トルクは,伝動カバー29からクラッチピストン82,トルクダンパDを介してタービンランナ26に機械的に伝達することになるから,ポンプインペラ25及びタービンランナ26は直結の状態となり,クランク軸17の出力トルクを出力軸20に効率良く伝達することができ,燃費の低減を図ることができる。
特に,ロックアップクラッチLは,トルクコンバータTの循環回路28よりも大径に構成されるので,ポンプインペラ25及びタービンランナ26を特別に大型化させずとも,ロックアップクラッチLを接続状態にすることにより,クランク軸17からロックアップクラッチLを介して大トルクを出力軸20に効率良く伝達することができる。しかも,循環回路28よりも大径のロックアップクラッチLは,ポンプインペラ25及びタービンランナ26の上方に配置されるので,このロックアップクラッチLを,スイベルケース7の上方に配置することにより,ポンプインペラ25及びタービンランナ26のスイベルケース7への近接配置が可能となり,船外機Oのコンパクト化を図ることができる。
またクラッチ室81の外周部は,互いに結合される伝動カバー29の周壁部86と,ポンプインペラ25のシェル25sの拡径壁85とで画成されるので,循環回路28よりも大径のクラッチ室81を簡単に形成することができると共に,このクラッチ室81の外周部に,循環回路28よりも大径のロックアップクラッチLの摩擦係合部,即ちクラッチピストン82の摩擦ライニング83及びそれに対向する伝動カバー29の内壁部を容易に配設することができる。しかも上記拡径壁85は,ポンプインペラ25のシェル25sの外周端から半径方向に延出することで,ポンプインペラ25の外周部を補強する役割を果たし,ポンプインペラ25の耐久性向上に寄与し得る。
またトルクコンバータTの循環回路28と,その下方に配置されるオイルタンク22との間では,第2供給油路52及び第2戻し油路59を通してオイルが循環するので,トルクコンバータTはオイル溜めを備える必要はなく,そのコンパクト化をもたらすと共に,循環オイルの冷却を促進し,その劣化を防ぐことができる。
特に,トルクコンバータTの下方に配置されるオイルタンク22は,エンジンEから離隔されることで,エンジンEによる加熱が少ないこと,エンジンE及びトルクコンバータTに干渉されることなく比較的大容量に構成することが可能で循環回路28へのオイル流量を多くし得ること等により,循環オイルの冷却を一層促進することができる。しかもエンジンE,トルクコンバータT及びオイルタンク22は,その順で上下に配置されること,トルクコンバータTを,オイルタンク22に干渉されることなくコンパクトに構成し得ること等により,これらを備える船外機Oのスリム化及び軽量化を図ることができる。
また循環回路28に供給するオイルは,エンジンEの潤滑用のオイルポンプ41から吐出されたオイルが利用されるので,循環回路28へのオイルの供給のために,オイルタンク22及びオイルポンプ41を特別に増設する必要はなく,船外機Oの大型化及び構造の複雑化を避けることができる。
ところで,トルクコンバータTでは,ポンプインペラ25の上方にタービンランナ26を配置し,このタービンランナ26を覆う伝動カバー29をポンプインペラ25のシェル25sに一体に連設し,この伝動カバー29に,クランク軸17の下端に中心部を第1ボルト321 で締結されるドライブプレート31の外周部を第2ボルト322 で締結することで,トルクコンバータTはドライブプレート31を介してクランク軸17に吊持して,トルクコンバータTの下端部を自由にしたので,トルクコンバータの全重量を,エンジンEのクランクケース19に強固に支承されるクランク軸17に負担させることになり,したがってトルクコンバータTの全重量を支える専用のベアリングの使用は不要となり,コストの低減を図ることができる。しかも,トルクコンバータTの軸方向の熱膨張時でも,トルクコンバータT及びクランク軸17に無理なスラスト荷重が加わることを防ぐことができ,また鋼板製のドライブプレート31は適度な弾性を有するので,船の上下振動時には,ドライブプレート31の適度な弾性変形によりトルクコンバータTへの衝撃をも緩和することができ,その耐久性向上に寄与し得る。
また出力軸20は,タービンランナ26のハブ26hにスプライン嵌合される上部出力軸20aと,この上部出力軸20aの下端部にスプライン嵌合されて前後進切換機構21に連結される下部出力軸20bとに分割され,その上部出力軸20aの下向き荷重を支持すべく,上部出力軸20aに形成されるフランジ73を前記下部ボールベアリング44に支承させたので,出力軸20の重量を,トルクコンバータT,ドライブプレート31及びクランク軸17に負担させることを回避すると共に,トルクコンバータTの軸方向の熱膨張が出力軸20に影響するのを回避することができる。またトルクコンバータT,上部出力軸20a及び下部出力軸20bの軸方向熱膨張がそれぞれのスプライン嵌合部で吸収させ,過大応力の発生を防ぐことができる。しかも前記下部ボールベアリング44は,上部出力軸20aの重量を含む下向き荷重のみを支えるので,負荷が比較的小さく,その耐久性の向上を図ることができる。
またポンプインペラ25及びステータ27の各ハブ25h,27h間にスラストニードルベアリング47が介装されるので,タービンランナ26及びステータ27の重量をスラストニードルベアリング47を介してポンプインペラ25に無理なく負担させて,トルクコンバータTの耐久性向上を図ることができる。
さらに伝動カバー29の中心部には,第1ボルト321 の頭部を受容する皿状凹部29aが形成されるので,第1ボルト321 の頭部を伝動カバー29の皿状凹部29aに収めることで,第1ボルト321 の頭部に干渉されるドライブプレート31及び伝動カバー29の近接配置が可能となり,エンジンE及びトルクコンバータTを含むパワーユニットのコンパクト化を図ることができる。
またトルクコンバータT及びロックアップクラッチL内に異物が流入することがあっても,その異物は,作動オイルと共に循環回路28を循環している間に作動オイルから遠心分離され,ポンプインペラ25及び伝動カバー29の最大直径部の内周面に形成された上向き開口の環状の異物溜まり89に効率良く収容することができる。しかもしかもトルクコンバータTが,その軸線を鉛直にした縦置きであると共に,異物溜まり89が袋状になっているから,異物溜まり89に一旦収容した異物は,トルクコンバータTの停止状態でも,これを確実に捕捉し続けることができ,異物によるオイルフィルタ53や制御弁65などの目詰まりを防ぐことができる。
また異物溜まり89は,互いに嵌合して溶接されるポンプインペラ25の拡径壁85と伝動カバー29の周壁部86とにそれぞれ形成される環状凹部86bと延長壁88とで形成されるので,これを容易に形成することができる。
さらに本発明は,前記延長壁88は,拡径壁85の内周縁より起立する薄肉に形成されるので,トルクコンバータTの外径を特別大きくすることなく,異物溜まり89の容量を増すことができる。
またエンジンEは,トルクコンバータTのポンプ軸39を支持する軸受ブラケット14と,この軸受ブラケット14の上端に連なってトルクコンバータTを囲繞する上部ディスタンス部材15と,軸受ブラケット14の下端に連なる下部ディスタンス部材13とを介してマウントケース11に取り付けられるので,トルクコンバータTに干渉されることなくエンジンEをマウントケース11に簡単に取り付けることができ,組立性が良好である。
図6は,前記異物溜まり89の変形例を示すもので,異物溜まり89の内周壁を構成する環状の延長壁88を薄鋼板で構成し,これをシェル25sの拡径壁85の内周面に溶接したものである。この構造によれば,異物溜まり89に臨む拡径壁85の板厚が,異物溜まり89の横幅となり,より大容量の異物溜まり89を得ることができる。
図7は,前記異物溜まり89の別の変形例を示すもので,シェル25sの拡径壁85の,異物溜まり89の内周壁を構成する絞り部分851を半径方向内向きに絞り,伝動カバー29の周壁部86の異物溜まり89の外周壁を構成する拡張部分861を半径方向外方に拡張したものであり,この構造によれば,異物溜まり89容積の増大を図ると共に,上記部分851,861が補強リブとなって,シェル25s及び伝動カバー29の強度を増強し,それらの遠心力に対する耐久性を高めることができる。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく,その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば,オイルタンク22は,トルクコンバータTの作動オイル用と,エンジンEの潤滑オイル用とに分割して,それぞれのオイルを,その用途に適したものとすることもできる。
本発明の実施例に係る船外機の側面図。 図1の2部拡大断面図。 図2のトルクコンバータ部拡大図。 オイルポンプを含む油圧回路図。 図3の5部(異物溜まり)拡大図。 異物溜まりの変形例を示す,図5との対応図。 異物溜まりの別の変形例を示す,図5との対応図。
符号の説明
E・・・・・・エンジン
L・・・・・・ロックアップクラッチ
O・・・・・・船外機
T・・・・・・トルクコンバータ
1・・・・・・ケーシング
3・・・・・・プロペラ軸
6・・・・・・スイベル軸
7・・・・・・スイベルケース
17・・・・・クランク軸
18・・・・・シリンダブロック
20・・・・・出力軸
25・・・・・ポンプインペラ
25s・・・・ポンプインペラのシェル
26・・・・・タービンランナ
28・・・・・循環回路
29・・・・・伝動カバー
81・・・・・クラッチ室
83・・・・・摩擦係合部(クラッチピストンのライニング)
85・・・・・拡径壁
86・・・・・周壁部

Claims (2)

  1. スイベルケース(7)にスイベル軸(6)を介して連結されるケーシング(1)の上部にエンジン(E)を,そのクランク軸(17)を縦置きにすると共にシリンダブロック(18)をスイベル軸(6)と反対方向に向けて取り付け,また同ケーシング(1)内に,縦置きのトルクコンバータ(T)と,このトルクコンバータ(T)を介してクランク軸(17)に連結される縦置きの出力軸(20)と,この出力軸(20)の下方に水平に配置されるプロペラ軸(3)と,これら出力軸(20)及びプロペラ軸(3)間を連結する前後進切換機構(21)とを配設してなる船外機において,
    トルクコンバータ(T)を,ポンプインペラ(25)と,このポンプインペラ(25)との間に作動オイルの循環回路(28)を画成するようにポンプインペラ(25)の上方に配置されて出力軸(20)に連結されるタービンランナ(26)と,このタービンランナ(26)の上面を覆うように配置されてクランク軸(17)及びポンプインペラ(25)間を連結する伝動カバー(29)とで構成し,伝動カバー(29)及びタービンランナ(26)間に前記循環回路(28)よりも大径のクラッチ室(81)を画成し,このクラッチ室(81)に,前記循環回路(28)よりも大径で伝動カバー(29)及びタービンランナ(26)間を直結し得るロックアップクラッチ(L)を配設したことを特徴とする船外機。
  2. 請求項1記載の船外機において,
    伝動カバー(29)に,タービンランナ(26)を囲繞する円筒状の周壁部(86)を一体に形成する一方,ポンプインペラ(25)のシェル(25s)に,その外周端から半径方向に延出する拡径壁(85)を一体に形成し,これら周壁部(86)及び拡径壁(85)を相互に結合して,これら周壁部(86)及び拡径壁(85)により,ロックアップクラッチ(L)の摩擦係合部(83)を配設する,クラッチ室(81)の外周部を画成したことを特徴とする船外機。
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