JP4757099B2 - 船外機 - Google Patents

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本発明は、船外機、特に鉛直方向に配置されるクランク軸を有するエンジンと、クランク軸の下方で鉛直方向に配置される出力軸と、クランク軸及び出力軸間に介装されるトルクコンバータとを備えてなり、そのトルクコンバータを、クランク軸に連結されるポンプインペラと、このポンプインペラに対向して出力軸に連結されるタービンランナと、これらポンプインペラ及びタービンランナ間に配置されるステータと、これら三者間に画成される、動力伝達用オイルの循環回路とで構成し、出力軸には、オイルポンプの吐出オイルを循環回路に導入すべく上端部を循環回路に連ねる縦孔を設けた外機に関する。
鉛直方向に配置されるクランク軸を有するエンジンと、前記クランク軸の下方で鉛直方向に配置される出力軸と、前記クランク軸及び出力軸間に介装されるトルクコンバータとを備えてなる縦型パワーユニット及び船外機は、特許文献1に開示されるように既に知られている。
米国特許第3、407、600号明細書
特許文献1に開示される縦型パワーユニット及び船外機では、トルクコンバータは、作動オイルを貯留させるオイル溜めを内蔵して、循環回路を密閉式に構成しているので、必然的に大型化してしまい、トルクコンバータの大型化は、その周辺部の大型化と共に重量増を招くことになり、また密閉式のトルクコンバータ内では作動オイルの冷却性が悪く、その劣化を早めるという欠点もある。
本発明は、かゝる点に鑑みてなされたもので、トルクコンバータからオイル溜めを分離して、そのオイル溜めのオイルをトルクコンバータの循環回路に出力軸の内部を通して常時供給するようにして、トルクコンバータのコンパクト化を図ると共に循環回路内の作動オイルの冷却を図り、併せて出力軸により駆動される負荷装置のメンテナンス性を良好にし得る船外機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、スイベルケースにスイベル軸を介して連結されるケーシングの上部にエンジンを、そのクランク軸が鉛直方向を向くと共にシリンダブロックがスイベル軸と反対方向に向くように取り付け、また同ケーシング内には、エンジンの下方に位置するトルクコンバータと、そのトルクコンバータの下方に配置されるオイルタンクと、このオイルタンク内の貯留オイルを吸入油路を通して吸い上げるオイルポンプと、トルクコンバータを介しクランク軸に連結されて鉛直方向に配置される出力軸と、この出力軸の下方に水平に配置されるプロペラ軸と、これら出力軸及びプロペラ軸間を連結する前後進切換ギヤ機構とを配設してなる船外機であって、トルクコンバータを、クランク軸に連結されるポンプインペラと、このポンプインペラに対向して出力軸に連結されるタービンランナと、これらポンプインペラ及びタービンランナ間に配置されるステータと、これら三者間に画成される、動力伝達用オイルの循環回路とで構成したものにおいて、前記出力軸が、前記タービンランナに連結される上部出力軸と、この上部出力軸の下端部に分離可能に連結される下部出力軸とで構成され、この上部出力軸には、上端部を前記循環回路に連ねる縦孔と、この縦孔の下端を閉じる底壁と設けられると共に、その上部出力軸の外周には、前記循環回路からの排出オイルを流下させる円筒状油路が画成され、前記ポンプインペラに連結されて前記オイルポンプを駆動するポンプ軸を上部ベアリングを介して支持する軸受ブラケットが前記ケーシングに固定され、その軸受ブラケットの下面には、前記オイルポンプのポンプハウジングが形成されると共に、その軸受ブラケットの下面に着脱可能に結合したポンプカバーで前記オイルポンプの下面が覆われ、前記軸受ブラケットには前記吸入油路の一部が形成される一方、前記ポンプカバーには、前記オイルポンプの吐出ポートを前記縦孔に連通させる入口油路と、前記円筒状油路の下端部に連通する出口油路とが形成され、その出口油路には、上流側の圧力が所定値以上になると開弁する常閉型の圧力応動弁が設けられ、前記ポンプカバー及び前記軸受ブラケット相互の結合面を貫通して前記吸入油路と前記出口油路間が連通していることを第1の特徴とする。
また本発明は、第1の特徴に加えて、前記上部出力軸に、上方から前記縦孔、栓孔、スプライン孔を、これらが上部出力軸を軸方向に貫通するように形成し、前記栓孔には前記底壁となる栓体を装着し、前記スプライン孔には、前記下部出力軸の上端部に形成されるスプライン軸を抜き差し可能に嵌合したことを第2の特徴とする。
さらに本発明は、第1又は第2の特徴に加えて、前記上部出力軸の外周に、ステータにフリーホイールを介し連結して下方に延びる中空のステータ軸を、またこのステータ軸の外周に、ポンプインペラに連結して下方に延びる中空のポンプ軸をそれぞれ配置し、前記軸受ブラケットにステータ軸の下端部を固定すると共に、このステータ軸の下端部に下部出力軸を下部ベアリングを介して支承したことを第3の特徴とする。
さらにまた本発明は、第3の特徴に加えて、前記上部及び下部ベアリング間で前記軸受ブラケット記オイルポンプを取り付けたことを第4の特徴とする。
さらにまた本発明は、第4の特徴に加えて、前記上部出力軸及びステータ軸の相対回転可能の嵌合部に、前記入口油路の上下に配置される一対のシール部材を介裝したことを第5の特徴とする。
さらにまた本発明は、第5の特徴に加えて、前記一対のシール部材の上方で前記上部出力軸及びステータ軸間に前記円筒状油路を画成したことを第6の特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば、船外機において、トルクコンバータと、その作動オイルを貯留するオイルタンクとを分離して上下に配置し、このオイルタンク内のオイルを汲み上げてトルクコンバータ内の循環回路に供給するようにしたので、トルクコンバータ及びオイルタンクを収容するケーシング、延いては船外機のコンパクト化及び軽量化を図ることができる。しかもトルクコンバータの循環回路には、オイルポンプの吐出オイルを出力軸の縦孔を通して常時供給するようにしたので、循環回路でのオイルの過熱、劣化を防ぐことができると共に、油路の簡素化を図ることができる。
また長尺の出力軸は、分離可能に連結される上部出力軸及び下部出力軸とに二分割されるので、エンジン、トルクコンバータ及び上部出力軸を、下部出力軸に邪魔されることなく、コンパクトにユニット化することができる。
さらに下部出力軸に連なる前後進切換ギヤ機構やプロペラ軸のメンテナンス時には、下部出力軸を上部出力軸から分離することで、トルクコンバータ及び上部出力軸等に邪魔されることなく前後進切換ギヤ機構等のメンテナンスを容易に行うことができ、メンテナンス性が良好である。
しかも前記縦孔は、その底壁と共に上部出力軸に設けられるので、下部出力軸の分離時でも、前記縦孔に残留するオイルの流出を防ぐことができ、メンテナンス性を一層良好にすることができる。
更にトルクコンバータの循環回路からオイルを吸入油路に還流させる戻し油路となる出口油路に、上流側の圧力が所定値以上になると開弁する圧力応動弁が設けられるので、エンジンの運転が停止されると圧力応動弁が閉弁して出口油路が遮断状態とされ、これにより、トルクコンバータの循環回路からオイルタンクへのオイル流出を防いで、循環回路をオイルで満たした状態に保持することができるため、トルクコンバータの作動応答性を高めることができる。
本発明の第2の特徴によれば、縦孔、栓孔及びスプライン孔が上部出力軸を軸方向に貫通するように設けられることになり、これら孔の加工後、洗浄により切粉の残留を確実に防ぐことができる。そして栓孔に栓体を装着することにより、前記縦孔の下端を簡単に閉じることができる。
本発明の第3の特徴によれば、ポンプ軸を上部ベアリングを介して支承した軸受ブラケットにステータ軸の下端部を固定すると共に、このステータ軸の下端部に下部出力軸を下部ベアリングを介して支承したので、ポンプ軸、ステータ軸及び上部出力軸の支持が合理的であって、縦型伝達装置のコンパクト化を図ることができる。
本発明の第4の特徴によれば、前記上部及び下部ベアリング間のスペースをオイルポンプの設置に有効に利用することで、オイルポンプ付きの縦型伝達装置をコンパクトに構成することができる。
本発明の第5の特徴によれば、上下一対のシール部材は、協働して、入口油路のオイルが上部出力軸及びステータ軸の嵌合部外へ流出することを防ぐことができる。
本発明の第6の特徴によれば、上部出力軸及びステータ軸間のスペースを、循環回路からの排出オイルを流下させる筒状油路の形成に利用することで、油路構造の簡素化を図ることができ、しかも前記一対のシール部材のうち、上方のシール部材は、前記筒状油路のオイルの下方への流出を防ぐことができる。
本発明の実施の形態を、図面に示す本発明の好適な実施例に基づき以下に説明する。
図1は本発明の縦型パワーユニットを含む船外機の側面図、図2は図1の2部拡大断面図、図3は図2の要部拡大図、図4は図1の4部拡大断面図、図5はオイルポンプを含む油圧回路図である。
図1において、船外機Oのケーシング1は、上部に水冷多気筒4ストローク式エンジンEを搭載し、プロペラ2を後端に備えるプロペラ軸3を下部で支える。このケーシング1の直前には、アッパアーム4及びロアアーム5を介してケーシング1に取り付けられる鉛直方向のスイベル軸6が配設され、このスイベル軸6を回転自在に支持するスイベルケース7は、船体のトランサムBtにクランプされるスターンブラケット8に水平方向のチルト軸9を介して連結される。したがって、ケーシング1は、スイベル軸6周りに左右操向が可能であり、またチルト軸9周りに上下チルトが可能である。符号EfはエンジンEを覆う着脱可能のエンジンフードである。
図2、図3及び図4において、上記ケーシング1は、エクステンションケース10と、このエクステンションケース10の上端にボルト結合されるマウントケース11と、エクステンションケース10の下端にボルト結合されるギヤケース12とよりなり、またエクステンションケース10は、アッパケース10aと、これにボルト結合されるロアケース10bとで構成され、そのアッパケース10aの上端面にマウントケース11が複数のボルト163 で結合される。
ケーシング1は、更に、マウントケース11の上端に、順次重ねられる環状の下部ディスタンス部材13、軸受ブラケット14及び環状の上部ディスタンス部材15を備える。そして上部ディスタンス部材15上にエンジンEが、そのクランク軸17を鉛直方向に向け且つシリンダブロック18を後方に向けて搭載される。その際、エンジンEのシリンダブロック18及びクランクケース19の底壁には、軸受ブラケット14及び上部ディスタンス部材15が複数のボルト161 により固着され、また下部ディスタンス部材13、軸受ブラケット14及び上部ディスタンス部材15は、複数のボルト162 により相互に固着される。
図2及び図3において、環状の上部ディスタンス部材15内には縦置きのトルクコンバータTが配置され、このトルクコンバータTを介してクランク軸17に連結される出力軸20がエクステンションケース10に縦置きに配置される。
またギヤケース12には、後方外端にプロペラ2を付設する前記プロペラ軸3が水平に支持されると共に、このプロペラ軸3に前記出力軸20を連結する前後進切換ギヤ機構21が収容される。
而して、エンジンEの作動中、その動力は、クランク軸17からトルクコンバータTを介して出力軸20に、更に前後進切換ギヤ機構21を介してプロペラ軸3に伝達され、プロペラ2を駆動する。その際、プロペラ2の回転方向は、前後進切換ギヤ機構21により切り換え制御される。
エクステンションケース10内において、エクステンションケース10のアッパケース10aには、マウントケース11に向かって開口するオイルタンク22が一体に形成され、エンジンEの潤滑、並びにトルクコンバータTの作動に共通に供されるオイル23がこのオイルタンク22に貯留される。またアッパケース10aには、エンジンEの排気路の下流端部90が一体に形成される。
図3に明示するように、前記トルクコンバータTは、ポンプインペラ25と、その上方でそれに対向して配置されるタービンランナ26と、それらの内周部間に配置されるステータ27と、これら三翼車25〜27間に画成される、作動オイルのための循環回路28とで構成される。これら三翼車25〜27は、共通の軸線がクランク軸17及び出力軸20と同様に鉛直方向に向くように配置される。
ポンプインペラ25には、タービンランナ26の上面を覆う伝動カバー29が一体的に連設される。伝動カバー29の外周面には、始動用のリングギヤ30が固着され、このリングギヤ30には、クランク軸17の下端にボルト321 で固着される駆動板31がボルト322 で固着される。トルクコンバータTは、この駆動板31を介してクランク軸17に吊持されることになる。
伝動カバー29の中心部には、クランク軸17の下端面中心部に開口する支持孔33に嵌合するカップ状の支持筒34が固着される。前記出力軸20は、上端部をこの支持筒34内まで延ばしており、その上端部は、軸受ブッシュ35を介して支持筒34内で支承され、この出力軸20にタービンランナ26のハブがスプライン結合される。この出力軸20の外周には、これにニードルベアリング36を介して支承される中空のステータ軸37が配置され、このステータ軸37とステータ27のハブとの間に公知のフリーホイール38が介装される。
ステータ軸37の外周には、ポンプインペラ25に一体に連設されて下方に延びる中空のポンプ軸39が配置される。このポンプ軸39は、その外周側で上部ボールベアリング43を介して前記軸受ブラケット14に支承され、このポンプ軸39の下端部で駆動されるオイルポンプ41が、軸受ブラケット14の下面に形成されるポンプハウジング40に装着され、このオイルポンプ41の下面を覆うポンプカバー42が軸受ブラケット14の下面にボルト結合される。また軸受ブラケット14の上端部には、ボールベアリング43の直上でポンプ軸39の外周面にリップを密接させるオイルシール45が装着される。
ステータ軸37は、その下端部に拡径部37aを有しており、その拡径部37aの外周には、前記ポンプカバー42にボルト46で固着されるフランジ37bが一体に形成され、その内周には、出力軸20を支承する下部ボールベアリング44が装着される。
而して、ポンプ軸39が上部ボールベアリング43を介して軸受ブラケット14に支承されると共に、出力軸20が下部ボールベアリング44を介してステータ軸37の拡径部37aに支承されることで、ポンプ軸39、ステータ軸37及び出力軸20の支持が合理的となり、トルクコンバータT及び出力軸20を含む縦型流体伝動装置のコンパクト化を図ることができる。
またオイルポンプ41は、上部及び下部ボールベアリング43,44間のスペースを利用して軸受ブラケット14に取り付けられるので、オイルポンプ41付きの縦型流体伝動装置をコンパクトに構成することができる。
ポンプインペラ25及びステータ27のハブ間には、スラストニードルベアリング47が介装され、またタービンランナ26のハブと伝動カバー29との間にもスラストニードルベアリング48が介装される。
オイルポンプ41は、前記オイルタンク22内のオイルを汲み上げてエンジンE及びトルクコンバータTに供給するものであり、こゝで、そのオイルポンプ41の吐出オイルの経路について図5により説明する。
オイルポンプ41は、オイルタンク22内の貯留オイル23を吸入油路50を通して吸い上げ、第1供給油路51へ吐出する。第1供給油路51に吐出されたオイルは、第1供給油路51の途中に設けられるオイルフィルタ53で濾過された後、エンジンEの潤滑部に供給される。その潤滑後のオイルは、エンジンEのクランクケース19底部に流下し、そして第1戻し油路59を経てオイルタンク22へと還流する。
また第1供給油路51に吐出されたオイルは、オイルフィルタ53より上流の第1供給油路51から分岐した第2供給油路52を経てトルクコンバータTの循環回路28にも供給され、その循環回路28で仕事を終えたオイルは、第2戻し油路54を経て吸入油路50もしくはオイルタンク22に還流する。
オイルフィルタ53より上流の第1供給油路51からは、吸入油路50に達するリリーフ油路55が分岐しており、このリリーフ油路55には、第1供給油路51の油圧が規定値以上になると開弁するリリーフ弁56が設けられる。
第2供給油路52には、トルクコンバータTの循環回路28へのオイル供給量を規制するオリフィス57が設けられる。また第2戻し油路54には、常閉型の圧力応動弁58が設けられ、この圧力応動弁は第2第2戻し油路54の上流側の油圧が所定値以上になると開弁するようになっている。
而して、単一のリリーフ弁56により第1供給油路51が調圧されると、第2供給油路52も同時に調圧されることになり、したがってトルクコンバータT内の循環回路28の圧力を調整できて、その伝動特性を安定させることができる。またリリーフ油路55の下流端が吸入油路50に接続されることで、リリーフ油路55から解放されたオイルをスムーズにオイルポンプ41に戻すことができて、油圧回路の簡素化を図ることができる。
再び、図2及び図3において、前記吸入油路50は、軸受ブラケット14に吊持されてオイルタンク22内に下端部を突入させる吸い上げ管50aと、軸受ブラケット14に設けられて吸い上げ管50aの上端をオイルポンプ41の吸入ポート41aに連通する横方向油路50bとで構成される。
また前記第2供給油路52は、出力軸20の上端面に開口するように、その中心部に設けられる有底の縦孔52bと、ポンプカバー42、ステータ軸37及び出力軸20の三者嵌合部を貫通するように設けられてオイルポンプ41の吐出ポート41bを縦孔52bの下部に連通する入口油路52aと、縦孔52bの上部を前記スラストニードルベアリング48周辺部を通しての伝動カバー29内に連通するように出力軸20に設けられる横孔52cとで構成される。
また前記第2戻し油路54は、出力軸20及びステータ軸37間に画成されると共にポンプインペラ25のハブ上部のスラストニードルベアリング47の周辺部を通して循環回路28に連通する円筒状油路54aと、この円筒状油路54aの下端部に連通するようポンプカバー42に設けられる横方向の出口油路54bとを備え、この出口油路54bは、圧力応動弁58を介して横方向油路50bに連通される。
圧力応動弁58は、ポンプカバー42に設けられる水平方向のシリンダ状弁室60と、この弁室60に摺動自在に嵌装されるピストン状の弁体61とを備え、弁室60の内端面に前記出口油路54bが開口し、弁室60の内側面には、横方向油路50に連なる弁孔62が開口する。弁体61は、その頂面即ち受圧面を出口油路54bに向けて配置され、出口油路54b側への前進時に弁孔62を閉鎖し、後退時に弁孔62を開放するようになっている。この弁体61を前進方向、即ち閉弁方向に所定のセット荷重で付勢する弁ばね63が弁体61の背面と、弁室60の開口に螺着されるねじ栓64との間に縮設される。したがって、弁体61は、通常、弁ばね63のセット荷重により閉弁位置に保持されることで、第2戻し油路54を遮断することになり、第2戻し油路54の上流側に油圧が発生し、それが所定値以上に上昇すると、その油圧を頂面に受けた弁体61が弁ばね63のセット荷重に抗して後退し、開弁することで、第2戻し油路54を導通状態にする。
エンジンEのクランクケース19の底壁には、エンジンEの潤滑を終えたオイルを流出させる開口部66(図2参照)が設けられ、この開口部66は、上部ディスタンス部材15及び軸受ブラケット14の外周部に設けられる縦方向の一連の通孔67と、環状の下部ディスタンス部材13の内側部とを通してマウントケース11の上面に開放される。このマウントケース11には、オイルタンク22に向かって開口する開口部68が設けられる。したがってエンジンEの潤滑し終えてクランクケース19内の底部に流下したオイルは、開口部66、通孔67及び開口部68を経てオイルタンク22に還流することになる。上記開口66、通孔67及び開口68により前記第1戻し油路59が構成される。
図3において、ステータ軸37の外周には、ポンプ軸39の内周面に相対回転可能に密接する第1シール部材701 が装着され、トルクコンバータT内のオイルが、ポンプ軸39下方へ流出すること防ぐようになっている。
また前記入口油路52aの下方でステータ軸37及びポンプカバー42の当接部に第2シール部材702 が介裝され、入口油路52aのオイルがステータ軸37及びポンプカバー42の当接部下方へ流出すること防ぐようになっている。
さらに出力軸20及びステータ軸37の嵌合部において、出力軸20の外周には、入口油路52aの上下に並んでステータ軸37の内周面に相対回転可能に密接する第3及び第4シール部材703 ,704 が装着され、これら第3及び第4シール部材703 ,704 は、協働して入口油路52aのオイルが、出力軸20及びステータ軸37の嵌合部外へ流出することを防ぎ、また上部の第3シール部材703 は、前記円筒状油路54aのオイルが、下方の出力軸20及びステータ軸37の嵌合部へ流出することを防ぐようになっている。
図3〜図4に示すように、前記出力軸20は、前記縦孔52bを有して前記下部ボールベアリング44により支持される上部出力軸20aと、前記前後進切換ギヤ機構21(図1参照)に連結する下部出力軸20bとに分割され、その下部出力軸20bの上端部は、前記オイルタンク22外側に一体に形成される支持筒71にブッシュ72を介して支承される。上部出力軸20aには、ステータ軸37の拡径部37a内周に装着されるボールベアリング44のインナレースの上端面に当接するフランジ73を有しており、また上記ボールベアリング44のアウタレースの下端面を支承する止環74が拡径部37aの内周面に係止される。したがって、止環74を外さない限り、上部出力軸20aは、トルクコンバータT中心部から下方への抜け出しが阻止される。
上部出力軸20aは、前記縦孔52bの他に、縦孔52bの下端に連なる栓孔76と、この栓孔76の下端に連なり上部出力軸20aの下端面に開口するスプライン孔77とが設けられ、栓孔76には、縦孔52bの底壁を構成する栓体78が螺着される。またこの栓体78には、前記入口油路52aの一部と、この入口油路52aを縦孔52bに連通する前記オリフィス57とが設けられる。この栓体78には、栓孔76の内周面に密接する第5シール部材705 が装着される。
尚、入口油路52aは、栓体78を避けてこれを形成することもできる。
一方、下部出力軸20bの上端部にはスプライン軸80が形成され、これを前記スプライン孔77に嵌合することにより、上部及び下部出力軸20a,20bが相互に連結される。
次に、この実施例の作用について説明する。
エンジンEの作動中、ポンプ軸39により駆動されるオイルポンプ41は、オイルタンク22内のオイル23を吸入油路50を通して、即ち吸い上げ管50a及び横方向油路50bを通して吸い上げ、第1供給油路51及び第2供給油路52へと吐出する。第1供給油路51に吐出されたオイルは、前述のようにエンジンEの潤滑部に供給される。
一方、第2供給油路52に供給されるオイルは、入口油路52a、オリフィス57を順次経て上部出力軸20aの縦孔52bを上り、横孔52cを出てスラストニードルベアリング48を潤滑しながら伝動カバー29内に移り、次いでタービンランナ26の外周側から循環回路28に流入する。
循環回路28内のオイルは、ポンプインペラ25の回転に伴ない矢印のように循環回路28を循環し、これによりポンプインペラ25の回転トルクをタービンランナ26に伝達し、出力軸20を駆動する。このとき、ポンプインペラ25及びタービンランナ26間でトルクの増幅作用が生じていれば、それに伴う反力がステータ27に負担され、ステータ27は、フリーホイール38のロック作用により固定される。トルクコンバータTのこのようなトルク増幅作用によりプロペラ2を強力に駆動し得るので、船の発進及び加速性を効果的に高めることができる。
トルク増幅作用を終えると、ステータ27は、これが受けるトルク方向の反転により、フリーホイール38を空転させながらポンプインペラ25及びタービンランナ26と共に同一方向へ回転するようになる。
循環回路28で仕事を終えたオイルは、ポンプインペラ25のハブ上部のスラストニードルベアリング47を潤滑しながら円筒状油路54aを下り、出口油路54bから圧力応動弁58の弁室へと移る。
弁室60に流入したオイルは、その圧力により圧力応動弁58の弁体61を、弁ばね63のセット荷重に抗して押圧するので、弁体61は開弁して弁孔62を開くので、上記オイルは弁室60から弁孔62を経て吸入油路50もしくはオイルタンク22に還流する。かくして、トルクコンバータTの循環回路28と、その下方に配置されるオイルタンク22との間で、第2供給油路52及び第2戻し油路54を通してオイルが循環するので、トルクコンバータTのコンパクト化をもたらすことができると共に、循環オイルの冷却を促進し、その劣化を防ぐことができる。
特に、トルクコンバータTの下方に配置されるオイルタンク22は、エンジンEから離隔されることで、エンジンEによる加熱が少ないこと、エンジンE及びトルクコンバータTに干渉されることなく比較的大容量に構成することが可能で循環回路28へのオイル流量を多くし得ること等により、循環オイルの冷却を一層促進することができる。しかもエンジンE、トルクコンバータT及びオイルタンク22は、その順で上下に配置されること、トルクコンバータTを、オイルタンク22に干渉されることなくコンパクトに構成し得ること等により、これらを備える船外機Oのスリム化及び軽量化を図ることができる。
また循環回路28に供給するオイルは、エンジンEの潤滑用のオイルポンプ41から吐出されたオイルが利用されるので、循環回路28へのオイルの供給のために、オイルタンク22及びオイルポンプ41を特別に増設する必要はなく、船外機Oの大型化及び構造の複雑化を避けることができる。
ところで、長尺の出力軸20は、互いに抜き差し可能にスプライン結合される上部出力軸20a及び下部出力軸20bとに二分割され、上部出力軸20aは、ステータ軸37に、下部ボールベアリング44及び止環74を介して軸方向に連結されるので、トルクコンバータT、軸受ブラケット14、ポンプカバー42及び上部出力軸20aを縦型流体伝動装置として、下部出力軸20bに邪魔されることなく、コンパクトにユニット化することができ、縦型流体伝動装置の組立性、並び船外機Oへの装着性を良好にすることができる。
また例えば前後進切換ギヤ機構21のメンテナンスのために、ギヤケース12をエクステンションケース10から分離する場合には、下部出力軸20bのスプライン軸80が上部出力軸20aのスプライン孔77から抜け出すことで、上部出力軸20aをトルクコンバータT側に残したまゝ、下部出力軸20bをギヤケース12と共に下方へ分離することができる。これにより前後進切換ギヤ機構21のメンテナンスを容易に行うことができるのみならず、縦型流体伝動装置の分解を回避できて、ギヤケース12の再組み付けを容易に行うことができる。
しかも、縦型流体伝動装置に残る上部出力軸20aには、第2供給油路52の一部である縦孔52bの底壁、即ち栓体78が螺着されているので、下部出力軸20bの分離時でも、縦孔52bから上部出力軸20a下方へのオイルの流出を防ぐことができる。この場合、縦孔52bの底壁を上部出力軸20aに一体に形成することもできるが、栓体78を使用する場合には、縦孔52b、栓孔76及びスプライン孔77が上部出力軸20aを軸方向に貫通するように設けられるので、これら孔の加工後、洗浄により切粉の残留を確実に防ぐことができて有利である。
またエンジンE及びトルクコンバータTをマウントケース11から取り外す場合も同様であり、したがって、それらのメンテナンスも容易に行うことができる。
さらにエンジンEは、トルクコンバータTのポンプ軸39を支持する軸受ブラケット14と、この軸受ブラケット14の上端に連なってトルクコンバータTを囲繞する上部ディスタンス部材15と、軸受ブラケット14の下端に連なる下部ディスタンス部材13とを介してマウントケース11に取り付けられるので、トルクコンバータTに干渉されることなくエンジンEをマウントケース11に簡単に取り付けることができ、組立性が良好である。
しかもオイルポンプ41は、軸受ブラケット14の下面に形成されるポンプハウジング40に装着され、ポンプカバー42が保持されるので、軸受ブラケット14は、トルクコンバータTの支持のみならずオイルポンプ41をも支持することになり、オイルポンプ41の支持構造の簡略化を図ることができる。
エンジンEの運転が停止されると、オイルポンプ41の作動も停止するため、圧力応動弁58では、弁室60の圧力が低下し、弁体61は弁ばね63のセット荷重により閉弁する。これにより出口油路54bは遮断状態とされるので、トルクコンバータTの循環回路28からオイルタンク22へのオイル流出を防いで、循環回路28をオイルで満たした状態に保持することができる。したがってトルクコンバータTの作動応答性を高めることができる。
また第2供給油路52の一部が、上部出力軸20aの中心部に形成されて上端部を前記循環回路28に連通させる縦孔52bで構成されることで、第2供給油路52の構成の簡素化を図ることができると共に、エンジンEの運転停止時には、この縦孔52bにより、循環回路28からオイルポンプ41へのオイルの逆流を防ぐことができる。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば、オイルタンク22は、トルクコンバータTの作動オイル用と、エンジンEの潤滑オイル用とに分割して、それぞれのオイルを、その用途に適したものとすることもできる。またエンジンEから減速ギヤを介してトルクコンバータTに入力することもでき、またトルクコンバータTから減速ギヤを介して出力軸20に動力を伝達することもできる。
本発明の縦型パワーユニットを含む船外機の側面図。 図1の2部拡大断面図。 図2の要部拡大図。 図1の4部拡大断面図。 オイルポンプを含む油圧回路図。
E・・・・・・エンジン
O・・・・・・船外機
T・・・・・・トルクコンバータ
1・・・・・・ケーシング
3・・・・・・プロペラ軸
6・・・・・・スイベル軸
7・・・・・・スイベルケース
14・・・・・軸受ブラケッ
17・・・・・ランク
20・・・・・出力軸
20a・・・・上部出力軸
20b・・・・下部出力軸
21・・・・・前後進切換ギヤ機構
22・・・・・オイルタンク
23・・・・・オイル
25・・・・・ポンプインペラ
26・・・・・タービンランナ
27・・・・・ステータ
28・・・・・循環回路
37・・・・・ステータ軸
38・・・・・フリーホイール
39・・・・・ポンプ軸
40・・・・・ポンプハウジング
41・・・・・オイルポンプ
41a・・・・吸入ポート
41b・・・・吐出ポート
42・・・・・ポンプカバー
43・・・・・上部ベアリング(上部ボールベアリング)
44・・・・・下部ベアリング(下部ボールベアリング)
50・・・・・吸入油路
52・・・・・第2供給油路
52a・・・・入口油路
52b・・・・縦孔
52c・・・・横孔
54・・・・・戻し油路
54a・・・・円筒状油路
54b・・・・出口油路
58・・・・・圧力応動弁
76・・・・・栓孔
77・・・・・スプライン孔
78・・・・・栓体
80・・・・・スプライン軸

Claims (6)

  1. スイベルケース(7)にスイベル軸(6)を介して連結されるケーシング(1)の上部にエンジン(E)を、そのクランク軸(17)が鉛直方向を向くと共にシリンダブロック(18)がスイベル軸(6)と反対方向に向くように取り付け、また同ケーシング(1)内には、エンジン(E)の下方に位置するトルクコンバータ(T)と、そのトルクコンバータ(T)の下方に配置されるオイルタンク(22)と、このオイルタンク(22)内の貯留オイルを吸入油路(50)を通して吸い上げるオイルポンプ(41)と、トルクコンバータ(T)を介しクランク軸(17)に連結されて鉛直方向に配置される出力軸(20)と、この出力軸(20)の下方に水平に配置されるプロペラ軸(3)と、これら出力軸(20)及びプロペラ軸(3)間を連結する前後進切換ギヤ機構(21)とを配設してなる船外機であって、
    トルクコンバータ(T)を、クランク軸(17)に連結されるポンプインペラ(25)と、このポンプインペラ(25)に対向して出力軸(20)に連結されるタービンランナ(26)と、これらポンプインペラ(25)及びタービンランナ(26)間に配置されるステータ(27)と、これら三者(25〜27)間に画成される、動力伝達用オイルの循環回路(28)とで構成したものにおいて、
    前記出力軸(20)が、前記タービンランナ(26)に連結される上部出力軸(20a)と、この上部出力軸(20a)の下端部に分離可能に連結される下部出力軸(20b)とで構成され、この上部出力軸(20a)には、上端部を前記循環回路(28)に連ねる縦孔(52b)と、この縦孔(52b)の下端を閉じる底壁(78)と設けられると共に、その上部出力軸(20a)の外周には、前記循環回路(28)からの排出オイルを流下させる円筒状油路(54a)が画成され、前記ポンプインペラ(25)に連結されて前記オイルポンプ(41)を駆動するポンプ軸(39)を上部ベアリング(43)を介して支持する軸受ブラケット(14)が前記ケーシング(1)に固定され、その軸受ブラケット(14)の下面には、前記オイルポンプ(41)のポンプハウジング(40)が形成されると共に、その軸受ブラケット(14)の下面に着脱可能に結合したポンプカバー(42)で前記オイルポンプ(41)の下面が覆われ、前記軸受ブラケット(14)には前記吸入油路(50)の一部が形成される一方、前記ポンプカバー(42)には、前記オイルポンプ(41)の吐出ポート(41b)を前記縦孔(52b)に連通させる入口油路(52a)と、前記円筒状油路(54a)の下端部に連通する出口油路(54b)とが形成され、その出口油路(54b)には、上流側の圧力が所定値以上になると開弁する常閉型の圧力応動弁(58)が設けられ、前記ポンプカバー(42)及び前記軸受ブラケット(14)相互の結合面を貫通して前記吸入油路(50)と前記出口油路(54b)間が連通していることを特徴とする船外機
  2. 請求項1記載の船外機において、
    前記上部出力軸(20a)に、上方から前記縦孔(52b)、栓孔(76)、スプライン孔(77)を、これらが上部出力軸(20a)を軸方向に貫通するように形成し、前記栓孔(76)には前記底壁となる栓体(78)を装着し、前記スプライン孔(77)には、前記下部出力軸(20b)の上端部に形成されるスプライン軸(80)を抜き差し可能に嵌合したことを特徴とする船外機
  3. 請求項1又は2記載の船外機において、
    前記上部出力軸(20a)の外周に、ステータ(27)にフリーホイール(38)を介し連結して下方に延びる中空のステータ軸(37)を、またこのステータ軸(37)の外周に、ポンプインペラ(25)に連結して下方に延びる中空のポンプ軸(39)をそれぞれ配置し、前記軸受ブラケット(14)にステータ軸(37)の下端部を固定すると共に、このステータ軸(37)の下端部に下部出力軸(20b)を下部ベアリング(44)を介して支承したことを特徴とする船外機
  4. 請求項3記載の船外機において、
    前記上部及び下部ベアリング(43,44)間で前記軸受ブラケット(14)に記オイルポンプ(41)を取り付けたことを特徴とする船外機
  5. 請求項4記載の船外機において、
    前記上部出力軸(20a)及びステータ軸(37)の相対回転可能の嵌合部に、前記入口油路(52a)の上下に配置される一対のシール部材(703 ,704 )を介裝したことを特徴とする船外機
  6. 請求項5に記載の船外機において、
    前記一対のシール部材(703 ,704 )の上方で前記上部出力軸(20a)及びステータ軸(37)間に前記円筒状油路(54a)を画成したことを特徴とする船外機。
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