JP2007315119A - 電気錠 - Google Patents

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Abstract

【課題】電動駆動方式の施解錠が円滑に行われることができると共に、電動駆動部を制御するためのスイッチの数も削減することができる電気錠を提供することを目的とする。
【解決手段】ケーシング2と、ラッチ部材6と、手動操作部41と、第1の突起552が設けられ手動操作部41と連結して第1の位置と第2の位置との間を回動可能に設けられた第1の回動子55と、第2の突起565が設けられ第1の回動方向に回動して第2の突起565で第1の突起552を押すことで第1の回動子55を第1の位置から第2の位置に移動させ、また、第1の回動方向の反対方向に回動し、第2の突起565で第1の突起552を押すことで第1の回動子55を第2の位置から第1の位置に戻すことができるように設けられた第2の回動子56と、第2の回動子の回動を駆動できるように設けられた電動駆動部8とを電気錠に備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、電気錠に関し、特にその施解錠が電気駆動方式及び手動操作方式の両方で可能な電気錠に関する。
従来の電気錠の一例として、例えば特許文献1に開示されている電気錠は、図7に示すように、概ねケーシング(図示せず)と、ケーシング内に施錠位置と解錠位置との間を移動可能に配置構成されているラッチ部材(図示せず)と、操作部14と、第1の回動子16と、電動駆動部15と、第2の回動子17とにより構成されている。
操作部14は、ケーシング内にラッチ部材と連結するように挿入されており、回動によりラッチ部材を施錠位置に移動させる第1の位置と、ラッチ部材を解錠位置に移動させる第2の位置との間を移動可能に配置構成されている。
第1の回動子16としては、歯車がケーシング内で操作部14と連結して、操作部14と共に第1の位置と第2の位置との間を回動可能に配置構成されている。
電動駆動部15は、リモコンなど(図示せず)に制御されて作動するモーター151と、モーター151の回転軸151Aに設けられたウォームギア対152A、152Bと、2つのスイッチ153、154とからなっている。
第2の回動子17としては、伝動ギアがウォームギア対152A、152Bのうちのウォームホイール152Bにそれと同時に回転可能に設けられている。
図7は、操作部14が第1の位置にあって、この電気錠が施錠状態になっている状態を示す。この状態においては、第1の回動子16と第2の回動子17とが互いに噛み合っていないので、手動による外部からの反時計回りの回動操作により操作部14を第1の位置から第2の位置に移動させて、解錠を行うことができる。
また、施錠を行う場合、手動による外部から時計回りの回動操作により操作部14を第2の位置から第1の位置に移動させれば済む。
一方、同じく図7に示すように第1の回動子16と第2の回動子17とが噛み合っていない状態において、リモコンなどの制御で電気駆動方式により解錠が行われる場合、まずモーター151が作動し、このモーター151の回転と共に第2の回動子17が第1の回動子16と噛み合う。すなわち、モーター151の回転によりウォームギア対152A、152B及び第2の回動子17を順次に介して第1の回動子16を回動させ、それにより、操作部14を第1の回動子16と共に第1の位置から第2の位置に移動させて、解錠が完了する。このとき、スイッチ154が始動させられて第2の回動子17と第1の回動子16とを離脱させ、モーター151の作動を停止させる。
また、電気駆動方式により施錠が行われる場合、モーター151の回転により操作部14を第1の回動子16と共に第2の位置から第1の位置に移動させて、施錠が完了する。このとき、スイッチ153が始動させられて第2の回動子17と第1の回動子16とを離脱させ、モーター151の作動を停止させる。
米国特許出願公開第2004/0245785号明細書
前述の従来の電気錠においては、次の手動操作をスムーズに進ませるために、第2の回動子17と第1の回動子16とを常時に互いに離脱させている。そして、電気駆動方式により施解錠しようとする場合に、初めて第2の回動子17と第1の回動子16とを噛み合わせる。
しかしながら、第2の回動子17としての伝動ギアと第1の回動子16としての歯車においてそれぞれの歯が所定の厚さを有するため、それらが極めて精度よく配置されないと、電動駆動時の離脱状態と噛み合い状態との間の切り替え、またそれらによる施解錠も円滑に行われなくなる恐れがある。
また、前述の従来の電気錠においては、スイッチ153、154を2つ設けなければならないこともその欠点である。
本発明は、前記問題点を改善すべくなされたものであり、電動駆動方式の施解錠が円滑に行われる共に、電動駆動部を制御するためのスイッチの数を低減させることのできる電気錠を提供することを目的とする。
かかる目的を達成すべく、本発明の電気錠は、内部に収容空間を有する上、該収容空間と連通する穿孔が形成されているケーシングと、前記収容空間内に施錠位置と解錠位置との間に移動可能に配置構成されているラッチ部材と、前記穿孔を通して前記収容空間内に前記ラッチ部材と連結するように挿入されており、回動により前記ラッチ部材を前記施錠位置に移動させる第1の位置と前記ラッチ部材を前記解錠位置に移動させる第2の位置との間を回動可能に配置構成されている手動操作部と、 第1の突起が設けられており、且つ、前記ケーシングの前記収容空間内に前記手動操作部と連結して前記手動操作部と共に前記第1の位置と前記第2の位置との間を回動可能に配置構成されている第1の回動子と、第2の突起が設けられており、且つ、前記ケーシングの前記収容空間内に前記ケーシングに対して第1の回動方向に回動して前記第2の突起で前記第1の突起を押すことにより前記第1の回動子を前記第1の位置から前記第2の位置に移動させ、また、前記第1の回動方向の反対方向である第2の回動方向に回動して前記第2の突起で前記第1の突起を押すことにより前記第1の回動子を前記第2の位置から前記第1の位置に戻すことができるように配置構成されている第2の回動子と、前記ケーシングの前記収容空間内に前記第2の回動子の回動を駆動することができるように配置構成されている電動駆動部とを備えることを特徴とする。
また、上記の電気錠において一旦始動させられると、前記電動駆動部の駆動を停止するように前記電動駆動部に電気接続されているセンシング素子と、前記第1の回動子に設けられており、前記第1の回動子が前記第2の位置に移動すると、前記センシング素子を始動させることができるように配置構成されている第1のアクチュエータと、前記第1の回動子に設けられており、前記第1の回動子が前記第1の位置に移動すると、前記センシング素子を始動させることができるように配置構成されている第2のアクチュエータとを有することを特徴とする。
本発明によれば、電気駆動方式により施解錠が行われるとき、第2の回動子が反対方向に回動して第2の突起で第1の回動子の第1の突起を押すので、それぞれ第1の回動子を第1の位置から第2の位置に移動させることができる。また第2の位置から第1の位置に戻すように施解錠が行われるので、第1の回動子と第2の回動子とが離脱状態と噛み合い状態との間の切り替えが行われず、電動駆動方式の施解錠を円滑に行うことができる。
また、例えば本発明によれば、電動駆動部を制御するためのスイッチとしてスイッチ部材を一つだけ設ければよいので、電気錠の構成を簡略化することができる。
以下、図面を参照しつつ本発明にかかる電気錠の好適な実施形態を説明する。図1は、本実施形態の電気錠の分解斜視図である。図2は、第1の回動子と第2の回動子を中心とした部分の分解斜視図である。図3は、解錠状態を示す内部正面図である。図4は、解錠状態から電気駆動方式による施錠途中の状態を示す内部正面図である。図5は、電気駆動方式による施錠完成状態を示す内部正面図である。図6は、施錠状態から電気駆動方式による解錠途中の状態を示す内部正面図である。
図1に示すように、この電気錠は、例えばドアに取り付けられて、電気駆動方式及び手動操作方式の両方で施解錠を行うことができるものであって、主としてケーシング2と、ラッチ部材6と、手動操作部41と、第1の回動子55と、第2の回動子56と、電動駆動部8と、スイッチ部材9とを備えている。
ケーシング2は、それぞれ例えばドアパネル(図示せず)の内外2面にそれぞれ取り付けられる内外2部分21、22からなっている。ケーシング2の内部分21は、基壁211と、基壁211と合せて収容空間213を形成するように基壁211の周縁から延伸する側壁212とを有する。内部分21の基壁211には、軸線Cを有する取付孔としての第1の穿孔214が収容空間213と連通するように形成されている。また、ケーシング2の外部分22には、第1の穿孔214に対応し、且つ、収容空間213と連通する取付孔としての第2の穿孔220が形成されている。
ケーシング2の内部分21には、更に第1の取っ手31が内部分21に対して回動可能に設けられている。第1の取っ手31は、第1の穿孔214を通して収容空間213内に回動可能に挿入される中空のシリンダー311と、シリンダー311と連結したハンドル312とを有する。
ケーシング2の外部分22には、更に第2の取っ手32が外部分22に対して回動可能に設けられている。第2の取っ手32は、第2の穿孔220を通して外部分22内に回動可能に挿入される中空のシリンダー321と、シリンダー321と連結したハンドル322とを有する。
ラッチ部材6は、2つのラッチ板61を有する上、第2の穿孔220の付近に施錠位置(図5参照)と解錠位置(図3参照)との間を移動可能にケーシング2の外部分22内に配置構成されている。
ケーシング2の外部分22における第2の穿孔220を取り囲んだ内壁に、互いに対向する2つの係合溝222が形成されている。また、第2の取っ手32のシリンダー321には、互いに対向する2つの係合孔320が形成されている。
2つのラッチ板61は、後述する操作ロッド7が挿入される略L字状のカム孔を有する。ラッチ部材6が施錠位置にある時、2つのラッチ板61は、操作ロッド7の回転とカム孔との作用によりそれぞれ軸線Cに対して径方向に外へ突出して各係合孔320に係合する上、各係合溝222に係合することにより、第2の取っ手32を操作不能な状態とする。また、ラッチ部材6が解錠位置にある時、2つのラッチ板61は、操作ロッド7の回転とカム孔との作用によりそれぞれ軸線Cに対して径方向に内へ退避して各係合孔320との係合が解除される上、各係合溝222との係合が解除されることにより、第2の取っ手32を操作可能な状態とする。
なお、第1の取っ手31は、ラッチ部材6の2つのラッチ板61が解錠位置や施錠位置にあるにもかかわらず、常に操作可能な状態になるように配置構成されている。
また、軸線C方向に沿う操作ロッド7がラッチ部材6の2つのラッチ板61を貫通するように配置されている。この操作ロッド7は、ケーシング2の内外2部分21、22に対して、ラッチ部材6を施錠位置に移動させる第1の位置(図5参照)とラッチ部材6を解錠位置に移動させる第2の位置(図3参照)との間を回動可能に設けられている。この実施形態において、第2の位置は第1の位置から90°ずれて設定されている。
手動操作部41は、一端412がケーシング2の内部分21外に露出し、他端411が第1の穿孔214を通してシリンダー311を挿通しながら操作ロッド7の一端71と連結するように収容空間213内に挿入されている上、操作ロッド7と共に第1の位置と第2の位置との間を回動可能にケーシング2の内部分21に配置構成されている。手動操作部41の他端411には、それぞれ収容空間213内に軸線Cに沿って延伸する2つのアーム415が設けられている。
ケーシング2の外部分22内に挿入されている第2の取っ手32のシリンダー321内に、更にロック部材42が挿設されている。ロック部材42は操作ロッド7の他端72と連結し、操作ロッド7を介してラッチ部材6と連係する。また、このロック部材42は、鍵穴420に挿入される鍵(図示せず)の操作により操作ロッド7を第1の位置と第2の位置との間を回動させることができるように構成されている。
図2に示すように、第1の回動子55は、手動操作部41と共に第1の位置と第2の位置との間を回動させることができるように手動操作部41の他端411に外嵌するリング551を有する。リング551には、変形可能な材料からなり、弧状になった部分559を有する断面略半円形状に形成されている第1の突起552が径方向に外へ突出するように設けられている。リング551の内周面551Aには、それぞれ外周面551Bの方へ窪んで互いに対向する2つの切欠部550が設けられている。リング551の手動操作部41に対する外嵌は、この2つの切欠部550が2つのアーム415のそれぞれと係合することによりなされている。
第2の回動子56としては、収容空間213内で歯車が手動操作部41の他端411の外周に同軸上に回動可能に設けられている。歯車には第1の回動子55の方向へ突出する第2の突起565が設けられている。第2の突起565は一組の側辺565a、565bを斜面とする台形形状となっている。
第2の回動子56は、ケーシング2に対して第1の回動方向(図5、6における矢印B方向)に回動して第2の突起565で第1の突起552を押すことにより第1の回動子55を第1の位置から第2の位置に移動させ、また、第1の回動方向の反対方向である第2の回動方向(図3、4における矢印A方向)に回動して第2の突起565で第1の突起552を押すことにより第1の回動子55を第2の位置から第1の位置に戻すことができるように配置構成されている。
電動駆動部8は、回転軸811を有するモーター81と、モーター81の回転軸811と第2の回動子56との間に設けられたウォームギア対82、83と、第2の回動子56と噛み合っており、且つ、ウォームギア対82、83のうちのウォームホイール83と同期に回転するように設置されている伝動ギア84とからなっている。すなわち、電動駆動部8は、収容空間213内で第2の回動子56の回動を駆動することができるように配置構成されている。なお、この電動駆動部8は、更に、リモコン(図示せず)、キーパッド851などに制御されて駆動、停止することができるようになっている。
スイッチ部材9は、センシング素子91と、第1のアクチュエータ92と、第2のアクチュエータ93とを有する上、第1の回動子55が第1の位置から第2の位置に、又は、第2の位置から第1の位置に移動すると、電動駆動部8の作動を停止するように構成されている。
センシング素子91としては、例えば微動スイッチが使用されており、ケーシング2の外部分21内に配置された回路基板94に装着されている。センシング素子91は、一旦始動させられると、電動駆動部8の作動を停止するように電動駆動部8に電気接続されている。
第1のアクチュエータ92は、第1の回動子55に第1の突起552から90°ずれるように設けられており、第1の回動子55が第2の位置に移動すると、センシング素子91を始動させることができるように配置構成されている。また、第2のアクチュエータ93は、第1の回動子55に第1のアクチュエータ92から90°、且つ、第1の突起552から180°ずれるように設けられており、第1の回動子55が第1の位置に移動すると、センシング素子91を始動させることができるように配置構成されている。
次に、本実施形態の電気錠の動作を説明する。図3に示すように、ラッチ部材6が解錠位置にある状態においては、第2の取っ手32は操作可能な状態になっている。この状態では、手動操作部41による手動操作方式により第2の取っ手32を操作不能な状態にさせようとする場合、手動操作部41のケーシング2外に露出する一端412を掴んで直接に手動操作部41を第2の位置から図5に示す第1の位置に回動させればよい。このようにして、操作ロッド7が手動操作部41と共に第2の位置(図3参照)から第1の位置(図5参照)に回動してラッチ部材6を解錠位置から施錠位置に移動させることができるので、第2の取っ手32が操作不能な状態となる。更に、このラッチ部材6が施錠位置にある状態においては、手動操作部41による手動操作方式により第2の取っ手32を操作可能な状態にさせようとする場合、手動操作部41を第1の位置から図3に示す第2の位置に戻せばよい。このようにして、操作ロッド7が手動操作部41と共に第1の位置から第2の位置に回動してラッチ部材6を施錠位置から解錠位置に移動させるので、第2の取っ手32が操作可能な状態となる。
また、同じく図3に示すように、ラッチ部材6が解錠位置にある状態においては、ロック部材42による手動操作方式により第2の取っ手32を操作不能な状態にさせようとする場合、鍵(図示せず)の操作で操作ロッド7を第2の位置から第1の位置に回動させればよい。このようにして、ラッチ部材6を解錠位置から施錠位置に移動させることができるので、第2の取っ手32が操作不能な状態となる。更に、このラッチ部材6が施錠位置にある状態において、ロック部材42による手動操作方式により第2の取っ手32を操作可能な状態にさせようとする場合、同様に鍵(図示せず)の操作で操作ロッド7を第1の位置から第2の位置に戻せばよい。このようにして、ラッチ部材6を施錠位置から解錠位置に移動させることができるので、第2の取っ手32が操作可能な状態となる。
同様に図3に示すように、ラッチ部材6が解錠位置にある状態においては、電気駆動方式により第2の取っ手32を操作不能な状態にさせようとする場合、リモコン(図示せず)、キーパッド851などの制御操作で電動駆動部8のモーター81を作動させればよい。このようにして、モーター81の作動による回転軸811の回転と共にウォームギア対82、83及び伝動ギア84を順次に介して第2の回動子56を図3に示すように第2の回動方向である矢印A方向に回動させる。そして図4に示すように第2の突起565で第1の突起552を押すことにより、図5に示すように操作ロッド7、手動操作部41を第1の回動子55と共に第2の位置から第1の位置に移動させてラッチ部材6を解錠位置から施錠位置に移動させるので、第2の取っ手32が操作不能な状態となる。
その上、第1の回動子55が第1の位置に移動すると、図5から明らかなように、第2のアクチュエータ93がセンシング素子91を始動させ、電動駆動部8のモーター81の作動を停止することができる。この時、慣性力によってモーター81の回転軸811が暫く回転して第2の回動子56を回動させる。そして第2の突起565が斜面の側辺565a、565bで変形可能な第1の突起552の弧状になった部分559を乗り越える。したがって、手動操作方式を行う場合に、第2の突起565が第1の突起552の移動の経路の邪魔になることがない。
逆に、このラッチ部材6が施錠位置にある状態においては、電気駆動方式により第2の取っ手32を操作可能な状態にさせようとする場合、リモコン(図示せず)、キーパッド851などの制御操作で電動駆動部8のモーター81を逆転作動させればよい。このようにして、モーター81の逆転作動による回転軸811の回転と共にウォームギア対82、83及び伝動ギア84を順次に介して第2の回動子56を図5に示すように第1の回動方向である矢印B方向に回動させる。そして図6に示すように第2の突起565で第1の突起552を押すことにより、図3に示すように操作ロッド7、手動操作部41を第1の回動子55と共に第1の位置から第2の位置に戻してラッチ部材6を施錠位置から解錠位置に移動させるので、第2の取っ手32が操作可能な状態となる。
その上、第1の回動子55が第2の位置に戻ると、図3から明らかなように第1のアクチュエータ92がセンシング素子91を始動させて電動駆動部8のモーター81の逆転作動を停止することができる。この時、慣性力によってモーター81の回転軸811が暫く回転して第2の回動子56を回動させる。そして第2の突起565が斜面の側辺565a、565bで変形可能な第1の突起552の弧状になった部分559を乗り越える。したがって、手動操作方式を行う場合に、第2の突起565が第1の突起552の移動の経路の邪魔になることがない。
なお、上述した本実施形態の説明によれば、第1の回動子55に形成された第1の突起552を変形可能としたが、第1の突起552及び第2の回動子56に形成された第2の突起565のうち少なくとも一方を変形可能に構成してもよい。また、上述した本実施の形態の説明によれば、第2の突起565を第1の回動子55の方向へ突出させた例を説明したが、第1の突起552と第2の突起565とを第1の回動子55及び第2の回動子56の径方向に沿って設けてもよく、このような形態によれば、ケーシング2自体を薄くすることができるという効果を有する。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定して狭義に解釈されるものではなく、即ち本発明の精神の範囲内において種々の変形や変更が可能である。
本発明の電気錠は、第1の回動子と第2の回動子とが離脱状態と噛み合い状態との間の切り替えをせず、電動駆動方式の施解錠を円滑に行うことができるとともに、電動駆動部を制御するためのスイッチとしてスイッチ部材を1つだけ設ければよいので、電気錠の簡略化を実現することができる。
本実施形態の電気錠の分解斜視図である。 第1の回動子と第2の回動子を中心とした部分の分解斜視図である。 解錠状態を示す内部正面図である。 解錠状態から電気駆動方式による施錠途中の状態を示す内部正面図である。 電気駆動方式による施錠完成状態を示す内部正面図である。 施錠状態から電気駆動方式による解錠途中の状態を示す内部正面図である。 従来の電気錠における電動駆動部を中心とした部分を示す図である。
符号の説明
2 ケーシング
21 内部分
211 基壁
212 側壁
213 収容空間
214 第1の穿孔
22 外部分
220 第2の穿孔
222 係合溝
31 第1の取っ手
311 シリンダー
312 ハンドル
32 第2の取っ手
320 係合孔
321 シリンダー
322 ハンドル
41 手動操作部
411 手動操作部の他端
412 手動操作部の一端
415 アーム
42 ロック部材
420 鍵穴
55 第1の回動子
551 リング
550 切欠部
551A 内周面
551B 外周面
552 第1の突起
559 弧状になった部分
56 第2の回動子
565 第2の突起
565a 第2の突起の側辺
565b 第2の突起の側辺
6 ラッチ部材
61 ラッチ板
7 操作ロッド
71 操作ロッドの一端
72 操作ロッドの他端
8 電動駆動部
81 モーター
811 回転軸
82,83 ウォームギア対
84 伝動ギア
851 キーパッド
9 スイッチ部材
91 センシング素子
92 第1のアクチュエータ
93 第2のアクチュエータ
94 回路基板

Claims (10)

  1. 内部に収容空間を有する上、該収容空間と連通する穿孔が形成されているケーシングと、
    前記収容空間内に施錠位置と解錠位置との間に移動可能に配置構成されているラッチ部材と、
    前記穿孔を通して前記収容空間内に前記ラッチ部材と連結するように挿入されており、回動により前記ラッチ部材を前記施錠位置に移動させる第1の位置と前記ラッチ部材を前記解錠位置に移動させる第2の位置との間を回動可能に配置構成されている手動操作部と、
    第1の突起が設けられており、且つ、前記ケーシングの前記収容空間内に前記手動操作部と連結して前記手動操作部と共に前記第1の位置と前記第2の位置との間を回動可能に配置構成されている第1の回動子と、
    第2の突起が設けられており、且つ、前記ケーシングの前記収容空間内に前記ケーシングに対して第1の回動方向に回動して前記第2の突起で前記第1の突起を押すことにより前記第1の回動子を前記第1の位置から前記第2の位置に移動させ、また、前記第1の回動方向の反対方向である第2の回動方向に回動して前記第2の突起で前記第1の突起を押すことにより前記第1の回動子を前記第2の位置から前記第1の位置に戻すことができるように配置構成されている第2の回動子と、
    前記ケーシングの前記収容空間内に前記第2の回動子の回動を駆動することができるように配置構成されている電動駆動部とを備えたことを特徴とする電気錠。
  2. 前記第1の回動子は、前記手動操作部と共に前記第1の位置と前記第2の位置との間を回動させることができるように前記手動操作部に外嵌するリングを有し、
    また、前記第1の突起は、前記リングから径方向に外へ突出するように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電気錠。
  3. 前記第1の回動子の前記リングの内周面には、それぞれ外周面の方へ窪んで互いに対向する2つの切欠部が設けられており、
    また、前記手動操作部は、それぞれ回動の軸線方向に沿って延伸して前記2つの切欠部のそれぞれと係合するように設置されている2つのアームを有することを特徴とする請求項2に記載の電気錠。
  4. 前記第2の回動子は、歯車が前記手動操作部の外周に回動可能に設けられており、
    また、前記第2の突起は、前記歯車から前記第1の回動子の方向へ突出していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電気錠。
  5. 前記第1の突起は、変形可能な材料からなり、弧状になった部分を有するように形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の電気錠。
  6. 前記第2の突起は、台形形状であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の電気錠。
  7. 前記ケーシングは、内部分と外部分の2部分からなっており、前記穿孔は前記内部分に形成されている第1の穿孔と、前記外部分に前記第1の穿孔に対応し、且つ、前記収容空間と連通するように形成されている第2の穿孔とからなっており、
    前記ケーシングの外部分に、ロック部材が、前記第2の穿孔を通して前記収容空間内に前記ラッチ部材と連結するように挿入されている上、操作により前記ラッチ部材を前記施錠位置と前記解錠位置との間を移動させることができるように配置構成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の電気錠。
  8. 前記ケーシングの外部分に、該外部分に対して回動可能に設けられているハンドルを備え、前記ラッチ部材が前記解錠位置にある時、前記ハンドルが操作可能な状態になり、前記ラッチ部材が前記施錠位置にある時、前記ハンドルが操作不能な状態になるように配置構成されていることを特徴とする請求項7に記載の電気錠。
  9. 前記第1の回動子が前記第1の位置から前記第2の位置に、又は、前記第2の位置から前記第1の位置に移動すると、前記電動駆動部の駆動を停止するように構成されているスイッチ部材を備えたことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の電気錠。
  10. 前記スイッチ部材は、一旦始動させられると、前記電動駆動部の駆動を停止するように前記電動駆動部に電気接続されているセンシング素子と、
    前記第1の回動子に設けられており、前記第1の回動子が前記第2の位置に移動すると、前記センシング素子を始動させることができるように配置構成されている第1のアクチュエータと、
    前記第1の回動子に設けられており、前記第1の回動子が前記第1の位置に移動すると、前記センシング素子を始動させることができるように配置構成されている第2のアクチュエータとを有することを特徴とする請求項9に記載の電気錠。
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