JP2007314949A - 防水シート屋根の2次止水構造 - Google Patents

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Takashi Orime
貴司 折目
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Abstract

【課題】 漏水リスクを低減できる防水シート屋根の2次止水構造を提供する。
【解決手段】 折板からなる屋根下地材1を溝長さ方向が水勾配に沿うように複数枚設置する。最水下側の屋根下地材1の下端を、屋根面より立ち上がるパラペット等の外壁2の外壁面に沿わせる。屋根下地材1上には、断熱材3および防水シート4を敷設する。最水下側の屋根下地材1の下端と外壁面との間に沿って、屋根下地材1から流下する水を受ける2次止水用の排水横樋12を設ける。
【選択図】 図2

Description

この発明は、折板からなる屋根下地材上に断熱材および防水シートを敷設した防水シート屋根の2次止水構造に関する。
従来より、建築物などの屋根として、屋根下地材となるデッキプレートの上面に断熱材を敷設し、その上を防水シートで覆った乾式断熱屋根工法の防水シート屋根が知られている(特許文献1)。
このほか、断熱材や防水シートを用いず、単にデッキプレート等の折板を羽目板張りした折板屋根や、金属板を羽目板張りした金属サイディング系屋根も知られている。
特開平4−254649号公報
しかし、上記した乾式断熱屋根工法の防水シート屋根では、防水シートが何らかの作用で破れた場合、屋根下地材となるデッキプレート上に水が浸入し、その水がデッキプレートのジョイント部から天井面・室内へと漏水するという問題がある。
また、上記した折板屋根や金属サイディング系屋根の場合でも、1次止水面である折板や金属板のジョイント部から水が浸入すると、室内への漏水となる。
この発明の目的は、防水シートが飛散物等により傷つけられることが生じても、2次止水により漏水リスクを低減できる防水シート屋根の2次止水構造を提供することである。 この発明の他の目的は、水の浸入の確認が可能な防水シート屋根の2次止水構造を提供することである。
この発明の防水シート屋根の2次止水構造は、折板からなる屋根下地材を溝長さ方向が水勾配に沿うように複数枚設置し、最水下側の屋根下地材の下端を、屋根面より立ち上がる外壁の外壁面に沿わせ、前記屋根下地材上に断熱材および防水シートを敷設した防水シート屋根において、前記最水下側の屋根下地材の下端と外壁面との間に沿って、屋根下地材から流下する水を受ける2次止水用の排水横樋を設けたことを特徴とする。
この構成によると、飛散物などにより防水シートの一部が傷付けられても、その傷部から浸水した水滴は、屋根下地材に沿って2次止水用の排水横樋に流下する。このため、天井面や室内等への漏水のリスクを低減できる。
この発明において、前記排水横樋に排水経路を接続し、この排水経路の途中に、水検知用のセンサを設置し、または排水経路を流れる水を目視可能とする点検口を設けても良い。
この構成の場合、屋根下地材に沿って2次止水用の排水横樋に流下した水が、さらに排水経路を経て外部に排水される。このため、排水経路の途中に設置されたセンサにより、あるいは排水経路の途中に設置された点検口により水の浸入の確認が可能となる。
この発明の防水シート屋根の2次止水構造は、折板からなる屋根下地材を溝長さ方向が水勾配に沿うように複数枚設置し、最水下側の屋根下地材の下端を、屋根面より立ち上がる外壁の外壁面に沿わせ、前記屋根下地材上に断熱材および防水シートを敷設した防水シート屋根において、前記最水下側の屋根下地材の下端と外壁面との間に沿って、屋根下地材から流下する水を受ける2次止水用の排水横樋を設けたため、漏水リスクを低減できる。
この発明の一実施形態を図1ないし図3と共に説明する。図1は、この実施形態の防水シート屋根の2次止水構造の施工途中の断面図であり、図2はその施工完了状態の断面図を示す。
この防水シート屋根は、折板であるデッキプレートからなる屋根下地材1を、溝長さ方向が水勾配に沿うように、幅方向および水勾配の上下方向にそれぞれ複数枚並べて設置し、最水下側の屋根下地材1の水下端を、屋根面より立ち上がるパラペット等の外壁2に沿わせ、屋根下地材1上に断熱材3および防水シート4を敷設したものである。
屋根下地材1は、その溝長さ方向と交差する方向に沿って配置される溝形鋼などからなるフレーム5の上にビス6で固定される。前記フレーム5は、H形鋼からなる鉄骨梁7の上に、連結部材8を介して連結支持されている。各屋根下地材1は、その水上端が図3のようにエンドクローズ加工部1aとされ、そのエンドクローズ加工部1aの上に水上側に隣接する別の屋根下地材1の水下端が重ねられてドリルねじ9で締結される。断熱材3は、ディスク10が装着されたビス11により屋根下地材1に固定される。防水シート4は断熱材3の上から外壁2の内壁面および上端面にまたがって覆われ、断熱材3の上では例えば前記ビス11のディスク10に融着固定される。
最水下側の屋根下地材1の水下端と外壁2の内壁面との間には、この隙間空間に沿って、屋根下地材1から流下する水を受ける2次止水用の排水横樋12が設けられている。この排水横樋12には、外壁2の内壁面に沿って垂下した竪樋からなる排水経路13が接続されている。
この排水経路13の途中に、水検知用のセンサ14が設置される。なお、排水経路13の途中に、前記センサ14に代えて、あるいはセンサ14と共に、排水経路13を流れる水を目視可能とする点検口15を設けても良い。
この防水シート屋根の2次止水構造によると、飛散物などにより防水シート4の一部Aが傷付けられても、その傷部Aから浸水した水滴16は、図2に矢印で示すように屋根下地材1に沿って2次止水用の排水横樋12に流下し、さらに竪樋からなる排水経路13を経て外部に排水される。このため、天井面や室内への漏水のリスクを低減できる。この2次止水構造によると結露水の排水もできるので、寒冷地における結露に伴う漏水も低減できる。
また、排水経路13に設けた水検知用のセンサ14や点検口15によって、防水シート4の内側に水が浸入したことを、自動的に、あるいは目視により確認できるので、漏水の危険を予知できる。この場合に、排水横樋13の設置区間を複数区画に分けて、各区画ごとにそれぞれ別の排水経路13を設ければ、屋根のどの範囲で浸水異常が生じたかを知ることができる。
また、この防水シート屋根では、その施工時において、防水工事完了前には、屋根下地材1による2次止水構造が仮設の屋根として機能すると共に、屋根の取付けが終了した時点では、屋根下を雨から守られた空間として資材置場等に活用できる。
なお、上記実施形態では、デッキプレートからなる屋根下地材1の水上端をエンドクローズ加工部1aとして、そのエンドクローズ加工部1aの上に水上側に隣接する別の屋根下地材1の水下端を重ねたが、これに限らず図4に断面図で示すように、エンドクローズ加工を施さない屋根下地材1の水上端の上に、水上側に隣接する別の屋根下地材1の水下端をそのまま重ねても良い。この場合、重ねられる両屋根下地材1,1の間に、ブチルテープや発泡ゴム材などの止水材を配置すれば、両屋根下地材1,1間の止水性を高めることができる。
この発明の一実施形態にかかる防水シート屋根の2次止水構造の施工途中の状態を示す断面図である。 同防水シート屋根の2次止水構造の施工完了の状態を示す断面図である。 同防水シート屋根の2次止水構造における屋根下地材の重なり部分を示す斜視図である。 屋根下地材の重なり部分の他の例を示す断面図である。
符号の説明
1…屋根下地材
2…外壁
3…断熱材
4…防水シート
12…排水横樋
13…排水経路
14…水検知用のセンサ
15…点検口

Claims (2)

  1. 折板からなる屋根下地材を溝長さ方向が水勾配に沿うように複数枚設置し、最水下側の屋根下地材の下端を、屋根面より立ち上がる外壁の外壁面に沿わせ、前記屋根下地材上に断熱材および防水シートを敷設した防水シート屋根において、前記最水下側の屋根下地材の下端と外壁面との間に沿って、屋根下地材から流下する水を受ける2次止水用の排水横樋を設けたことを特徴とする防水シート屋根の2次止水構造。
  2. 請求項1において、前記排水横樋に排水経路を接続し、この排水経路の途中に、水検知用のセンサを設置し、または排水経路を流れる水を目視可能とする点検口を設けた防水シート屋根の2次止水構造。
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