JP2007313805A - ファイル文具 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数枚の書類について複数のグループに分け、各グループ毎に書類を綴じてサブファイルとしたうえで、各サブファイル同士を綴じて一冊のメインファイルに纏める場合において、メインファイルとして、いわゆる「2穴ファイル」や「バインダーファイル」等、汎用性のあるファイル文具を使用することができるようにする。
【解決手段】一対の可撓性を有する綴じ扞2,3を有する綴じ具4と、一対の綴じ扞2,3を挿通されて配置される基板部5と、この基板部5に一体的に連設され書類101の一側方向に食み出し複数の孔9を有する切片部8と、書類101と略々同一の大きさに形成され書類101の裏面側に配置され基板部5及び綴じ具4を保持する台紙部材10とを備える。切片部8に設けられた複数の孔9は、「2穴ファイル」や「バインダーファイル」によって綴じられるように孔径及び孔間隔が設定されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、複数枚の書類の一側部分を綴じて纏めるためのファイル文具に関する。
従来、複数枚の書類の一側部分を綴じて纏めるためのファイル文具として、種々の構成のものが提案されている。例えば、書類に孔を開け、この孔にリング留め具を挿入することによって書類を綴じるファイル文具や、書類には何ら加工を施さず、バネ力によって付勢された挟持留め具により書類を挟持して書類を綴じるようにしたファイル文具が提案されている。
これらのようなファイル文具においては、一旦綴じた後の複数枚の書類の中から、特定の一乃至複数枚の必要な一部書類のみを抜き取ることが困難であった。すなわち、このようなファイル文具において、綴じられた複数枚の書類の中の所望の書類のみを抜き取る場合においては、全ての書類について、一旦綴じられた状態から開放させ、所望の書類のみを抜き取った後に、残余の書類について再び綴じるという作業が必要であり、煩雑であった。
また、このように綴じること及びそれを開放させるという操作を繰り返すと、書類に開けた孔の周囲において書類が破損したり、または、抜き取った後の残余の書類の相対的な位置がずれてしまい、書類の周縁部が破損したりする虞れがある。
このような問題に対応するため、従来、ファイル文具によって綴じる複数枚の書類について、予め、複数のグループに分けておき、各グループ毎に書類を綴じてサブファイルとしたうえで、さらに、各サブファイル同士を綴じて一冊のメインファイルに纏めるようにしたファイル文具が提案されている。例えば、特許文献1には、書類の表裏面を外側からカバーシートで包み、このカバーシートの綴じ部分を外側からホルダで挟持して書類をカバーシートに保持させ、ホルダの背表紙に装着部が設けられたサブファイルと、このサブファイルの複数部数を内部に挿入し、挿入した各サブファイルの装着部が着脱自在に装着される被装着部を背表紙の内面に有するメインファイルとから構成されたファイル文具が記載されている。
このファイル文具においては、書類を包んだカバーシートにホルダを装着してサブファイルを作成し、このようにして作成した複数のサブファイルの各装着部をメインファイルの被装着部に装着させることにより、書類を綴じることができる。そして、綴じられた書類の中から必要な一部書類を取り外す場合には、メインファイルの被装着部からサブファイルの装着部を離間させることにより、所望のサブファイルのみを取り外すことができ、再度書類を綴じる場合には、メインファイルの被装着部にサブファイルの装着部を接触させることにより装着することができるようになっている。
特開2003−341270公報 特開2000−185484公報
ところで、前述した従来のファイル文具においては、メインファイルの被装着部及びサブファイルの装着部が特殊な専用形状を有しているため、このサブファイルを一般的に普及しているファイル文具によって綴じることはできない。一般的に普及しているファイル文具とは、例えば、中心間距離が80mm、孔径が6mmの一対の孔が形成された書類をそのまま綴じることができるいわゆる「2穴ファイル」や、複数の孔が等間隔で形成された書類をそのまま綴じることができるいわゆる「バインダーファイル」等である。
すなわち、前述のファイル文具においては、メインファイル及びサブファイルは、互いに専用品になってしまい、このサブファイルによって綴じた書類は専用のメインファイルを用いなければ綴じることができないし、また、このメインファイルは、専用のサブファイルを綴じること以外に用途がないので、汎用性がなく不便である。
そこで、本発明は、前述のような実情に鑑みてなされたものであり、綴じた書類の中からの必要な一部書類の抜き取りを容易とし、かつ、抜き取り及び再び綴じることの繰り返しによる書類の破損を防止するために、複数枚の書類について、予め、複数のグループに分け、各グループ毎に書類を綴じてサブファイルとしたうえで、さらに、各サブファイル同士を綴じて一冊のメインファイルに纏める場合において、メインファイルとして、いわゆる「2穴ファイル」や「バインダーファイル」等、汎用性のあるファイル文具を使用することができるサブファイルを構成することができるファイル文具を提供することを目的とする。
前述の課題を解決し、前記目的を達成するため、本発明に係るファイル文具は、以下のいずれか一の構成を有するものである。
〔構成1〕
基材部上に一対の可撓性を有する綴じ扞が突設され書類の一側部分に形成された一対の孔にこの書類の裏面側から一対の綴じ扞を挿通させる綴じ具と、書類と略々同一の大きさに形成され一側部分に綴じ具の基材部が取付けられ書類の裏面側に配置される台紙部材と、この台紙部材の一側側に連設され複数の孔が形成された切片部と、台紙部材と略々同一の大きさに形成され台紙部材の一側縁に一体的に連設されこの台紙部材側に折り返されることにより書類の表面側に配置される表紙部材とを備え、切片部は、表紙部材が台紙部材側に折り返されたときに、これら表紙部材及び台紙部材の一側方向に突出された状態となることを特徴とするものである。
なお、表紙部材の台紙部材に連結された側には、これら表紙部材及び台紙部材の連結部に平行な折り線部を設け、表紙部材及び台紙部材の連結部と折り線部との間を、表紙部材が台紙部材側に折り返されたときに背表紙部となるようにしてもよい。また、このように表紙部材及び台紙部材の連結部と折り線部との間を背表紙部とした場合には、切片部は、表紙部材の折り線部の近傍に設け、表紙部材が台紙部材側に折り返されたときに、この表紙部材の一側方向に突出されるようにしてもよい。
〔構成2〕
構成1を有するファイル文具において、切片部は、台紙部材側に折り返されることが可能となっていることを特徴とするものである。
〔構成3〕
基材部上に一対の可撓性を有する綴じ扞が突設され書類の一側部分に形成された一対の孔にこの書類の裏面側から一対の綴じ扞を挿通させる綴じ具と、書類に形成された一対の孔と同一の大きさ及び間隔の一対の孔を有しこの一対の孔に一対の綴じ扞を挿通されて、基材部と書類との間に配置される基板部と、一対の綴じ扞が一対の孔に挿通された書類の一側方向にこの書類の縁よりも食み出して基板部に一体的に連設され複数の孔が形成された切片部と、書類と略々同一の大きさに形成され、書類の裏面側に配置される台紙部材とを備え、台紙部材は、一側部に突片部を有し、この突片部を、基板部と切片部との間に形成されたスリットに裏面側から挿通させるとともに、この突片部が折り返されて基板部上に覆い被さることによって、この基板部及び綴じ具の基材部を保持することを特徴とするものである。
〔構成4〕
基材部上に一対の可撓性を有する綴じ扞が突設され書類の一側部分に形成された一対の孔にこの書類の裏面側から一対の綴じ扞を挿通させる綴じ具と、書類に形成された一対の孔と同一の大きさ及び間隔の一対の孔を有しこの一対の孔に一対の綴じ扞を挿通されて基材部と書類との間に配置される基板部と、一対の綴じ扞が一対の孔に挿通された書類の一側方向にこの書類の縁よりも食み出して基板部に一体的に連設され、複数の孔が形成された切片部と、書類と略々同一の大きさに形成され書類の裏面側に配置される台紙部材と、台紙部材の一側部に一体的に連設され書類と略々同一の大きさに形成され台紙部材側に折り返されることにより書類の表面側に配置される表紙部材とを備え、表紙部材の台紙部材に連結された側の一部分は、この表紙部材にコ字状の第1の切り込み部が形成されていることによって台紙部材の一側部に連設された突片部となされており、表紙部材及び台紙部材の連結部には、第1の切り込み部の両端部に連続する第2の切り込み部が形成されていることによって突片部を台紙部材側に折り返した状態において切片部が挿通され得るようになっており、切片部は、この切片部と基板部との間に形成されたスリットに裏面側から突片部を挿通され、この突片部が折り返されて基板部上に覆い被さることによって、綴じ具の基材部とともに保持されるとともに、第2の切り込み部に挿通されて、台紙部材の裏面側に突出されていることを特徴とするものである。
〔構成5〕
構成3、または、構成4を有するファイル文具において、切片部は、基板部側に折り返されることが可能となっていることを特徴とするものである。
〔構成6〕
構成3を有するファイル文具において、切片部には、書類と略々同一の大きさに形成され基板部側に折り返されることにより書類の表面側に配置される表紙部材が一体的に連設されており、表紙部材には、切片部に形成された複数の孔に対応する複数の長孔が形成されていることを特徴とするものである。
〔構成7〕
基材部上に一対の可撓性を有する綴じ扞が突設され書類の一側部分に形成された一対の孔にこの書類の裏面側から一対の綴じ扞を挿通させる綴じ具と、書類と略々同一の大きさに形成され一側部分に綴じ具の基材部が取付けられ書類の裏面側に配置されるとともに一対の綴じ扞が一対の孔に挿通された書類の一側方向にこの書類の縁よりも食み出す部分を有しこの部分に複数の孔が形成された台紙部材と、台紙部材と略々同一の大きさに形成され台紙部材の一側縁に一体的に連設されこの台紙部材側に折り返されることにより書類の表面側に配置される表紙部材とを備え、表紙部材は、台紙部材に形成された複数の孔に対応する複数の長孔が形成されていることを特徴とするものである。
〔構成8〕
書類の一側部分を挟持して保持する綴じ具と、書類と略々同一の大きさに形成され一側部分に綴じ具が取付けられ書類の裏面側に配置されるとともに綴じ具に保持された書類の一側方向にこの書類の縁よりも食み出す部分を有しこの部分に複数の孔が形成された台紙部材と、台紙部材と略々同一の大きさに形成され台紙部材の一側縁に一体的に連設されこの台紙部材側に折り返されることにより書類の表面側に配置される表紙部材とを備え、表紙部材は台紙部材に形成された複数の孔及び綴じ具に対応する領域の開口部が形成されていることを特徴とするものである。
〔構成9〕
構成1乃至構成8のいずれか一を有するファイル文具において、切片部、または、台紙部材に形成された複数の孔は、書類に形成された一対の孔と同一の大きさ及び間隔の一対の孔であることを特徴とするものである。
〔構成10〕
構成1乃至構成9のいずれか一を有するファイル文具において、各一対の孔は、中心間距離が80mmであり、孔径が6mmであることを特徴とするものである。
構成1を有する本発明に係るファイル文具においては、一対の可撓性を有する綴じ扞を有しを綴じる綴じ具と、書類と略々同一の大きさに形成され一側部分に綴じ具の基材部が取付けられた台紙部材と、この台紙部材の一側側に連設され複数の孔が形成された切片部と、台紙部材と略々同一の大きさに形成され台紙部材の一側縁に一体的に連設された表紙部材とを備えるので、このファイル文具により綴じられた書類をサブファイルとし、いわゆる「2穴ファイル」や「バインダーファイル」等、汎用性のあるファイル文具をメインファイルとして使用して、切片部において綴じることができる。
したがって、このファイル文具においては、複数枚の書類について、予め、複数のグループに分け、各グループ毎に書類を綴じてサブファイルとしたうえで、さらに、各サブファイル同士を綴じて一冊のメインファイルに纏めることが容易であり、また、綴じた書類の中からの必要な一部書類の抜き取りが容易であり、かつ、抜き取り及び再び綴じることの繰り返しによる書類の破損が防止される。
構成2を有する本発明に係るファイル文具においては、切片部は、基板部側に折り返されることが可能となっているので、このファイル文具によって綴じられた書類(サブファイル)のみを扱う場合に、切片部が邪魔になることがない。
構成3を有する本発明に係るファイル文具においては、一対の可撓性を有する綴じ扞を有し書類を綴じる綴じ具と、この綴じ具の基材部と書類との間に配置される基板部と、書類の縁よりも食み出して基板部に一体的に連設され複数の孔が形成された切片部と、書類の裏面側に配置される台紙部材とを備えるので、このファイル文具により綴じられた書類をサブファイルとし、いわゆる「2穴ファイル」や「バインダーファイル」等、汎用性のあるファイル文具をメインファイルとして使用して、切片部において綴じることができる。
したがって、このファイル文具においては、複数枚の書類について、予め、複数のグループに分け、各グループ毎に書類を綴じてサブファイルとしたうえで、さらに、各サブファイル同士を綴じて一冊のメインファイルに纏めることが容易であり、また、綴じた書類の中からの必要な一部書類の抜き取りが容易であり、かつ、抜き取り及び再び綴じることの繰り返しによる書類の破損が防止される。
そして、このファイル文具においては、台紙部材が、基板部と切片部との間に形成されたスリットに裏面側から突片部を挿通させ、この突片部が折り返されて基板部上に覆い被さることによって、この基板部及び綴じ具の基材部を保持するので、接着や溶着による接合箇所がなく、容易に構成することができる。
構成4を有する本発明に係るファイル文具においては、一対の可撓性を有する綴じ扞を有し書類を綴じる綴じ具と、この綴じ具の基材部と書類との間に配置される基板部と、書類の縁よりも食み出して基板部に一体的に連設され複数の孔が形成された切片部と、書類の裏面側に配置される台紙部材と、この台紙部材の一側部に一体的に連設された表紙部材とを備えるので、このファイル文具により綴じられた書類をサブファイルとし、いわゆる「2穴ファイル」や「バインダーファイル」等、汎用性のあるファイル文具をメインファイルとして使用して、切片部において綴じることができる。
したがって、このファイル文具においては、複数枚の書類について、予め、複数のグループに分け、各グループ毎に書類を綴じてサブファイルとしたうえで、さらに、各サブファイル同士を綴じて一冊のメインファイルに纏めることが容易であり、また、綴じた書類の中からの必要な一部書類の抜き取りが容易であり、かつ、抜き取り及び再び綴じることの繰り返しによる書類の破損が防止される。
そして、このファイル文具においては、切片部は、台紙部材の一側部に連設された突片部を、この切片部と基板部との間に形成されたスリットに裏面側から挿通され、この突片部が折り返されて基板部上に覆い被さることによって綴じ具の基材部とともに保持されるとともに、第2の切り込み部に挿通されて台紙部材の裏面側に突出されているので、接着や溶着による接合箇所がなく、容易に構成することができる。
構成5を有する本発明に係るファイル文具においては、切片部は、基板部側に折り返されることが可能となっているので、このファイル文具によって綴じられた書類(サブファイル)のみを扱う場合に、切片部が邪魔になることがない。
構成6を有する本発明に係るファイル文具においては、切片部には、書類と略々同一の大きさに形成され基板部側に折り返されることにより書類の表面側に配置される表紙部材が一体的に連設されているので、書類の表面側を保護することができ、また、この表紙部材には、切片部に形成された複数の孔に対応する複数の長孔が形成されているので、切片部及び表紙部材において「2穴ファイル」や「バインダーファイル」等のファイル文具によって綴じることができる。
構成7を有する本発明に係るファイル文具においては、一対の可撓性を有する綴じ扞を有し書類を綴じる綴じ具と、一側部分に綴じ具が取付けられ書類の縁よりも食み出す部分を有しこの部分に複数の孔を有する台紙部材と、この台紙部材に一体的に連設されこの台紙部材側に折り返される表紙部材とを備え、表紙部材には台紙部材の複数の孔に対応する複数の長孔が設けられているので、このファイル文具により綴じられた書類をサブファイルとし、いわゆる「2穴ファイル」や「バインダーファイル」等、汎用性のあるファイル文具をメインファイルとして使用して、台紙部材及び表紙部材において綴じることができる。
したがって、このファイル文具においては、複数枚の書類について、予め、複数のグループに分け、各グループ毎に書類を綴じてサブファイルとしたうえで、さらに、各サブファイル同士を綴じて一冊のメインファイルに纏めることが容易であり、また、綴じた書類の中からの必要な一部書類の抜き取りが容易であり、かつ、抜き取り及び再び綴じることの繰り返しによる書類の破損が防止される。
構成8を有する本発明に係るファイル文具においては、書類の一側部分を挟持して保持する綴じ具と、一側部分に綴じ具が取付けられ書類の縁よりも食み出す部分を有しこの部分に複数の孔を有する台紙部材と、この台紙部材に一体的に連設されこの台紙部材側に折り返される表紙部材とを備え、表紙部材には台紙部材に形成された複数の孔及び綴じ具に対応する領域の開口部が形成されているので、このファイル文具により綴じられた書類をサブファイルとし、いわゆる「2穴ファイル」や「バインダーファイル」等、汎用性のあるファイル文具をメインファイルとして使用して、台紙部材において綴じることができる。
したがって、このファイル文具においては、複数枚の書類について、予め、複数のグループに分け、各グループ毎に書類を綴じてサブファイルとしたうえで、さらに、各サブファイル同士を綴じて一冊のメインファイルに纏めることが容易であり、また、綴じた書類の中からの必要な一部書類の抜き取りが容易であり、かつ、抜き取り及び再び綴じることの繰り返しによる書類の破損が防止される。
構成9を有する本発明に係るファイル文具においては、切片部、または、台紙部材に形成された複数の孔は、書類に形成された一対の孔と同一の大きさ及び間隔の一対の孔であるので、いわゆる「2穴ファイル」をメインファイルとして使用して綴じることができる。
構成10を有する本発明に係るファイル文具においては、各一対の孔は、中心間距離が80mmであり、孔径が6mmであるので、最も普及している規格の「2穴ファイル」をメインファイルとして使用して綴じることができる。
すなわち、本発明は、綴じた書類の中からの必要な一部書類の抜き取りを容易とし、かつ、抜き取り及び再び綴じることの繰り返しによる書類の破損を防止するために、複数枚の書類について、予め、複数のグループに分け、各グループ毎に書類を綴じてサブファイルとしたうえで、さらに、各サブファイル同士を綴じて一冊のメインファイルに纏める場合において、メインファイルとして、いわゆる「2穴ファイル」や「バインダーファイル」等、汎用性のあるファイル文具を使用することができるサブファイルを構成することができるファイル文具を提供することができるものである。
以下、本発明に係るファイル文具の最良の実施の形態について、図面を参照して説明する。
〔第1の実施の形態〕
図1は、本発明に係るファイル文具の第1の実施の形態における構成を示す分解斜視図である。
この実施の形態において、本発明に係るファイル文具は、図1に示すように、基材部1上に一対の可撓性を有する綴じ扞2,3が突設された綴じ具4を有している。この綴じ具4は、複数枚数の書類101の一側部分に形成された一対の孔102,103に、この書類101の裏面側から一対の綴じ扞2,3を先端部より挿通させて、この書類101を綴じることができるようになっている。
綴じ扞2,3は、例えば、金属の如き可撓性を有する材料により形成されており、弾性力は弱くなされていることが好ましい。すなわち、綴じ扞2,3は、書類101に形成された一対の孔102,103に挿通された後、図1中矢印Aで示すように、この書類101の表面に沿うように屈曲され、屈曲された状態を維持することによって、書類101を綴じることができる。
これら綴じ扞2,3は、基材部1に対して一体的に形成されているものとしてもよいし、基材部1に対して基端部を接合されているものとしてもよい。綴じ扞2,3と基材部1とを一体的に形成する場合には、幅の狭い金属板、または、金属棒を2箇所において略々直角に屈曲させてコ字状とすることによって、綴じ具4を形成することができる。
そして、このファイル文具は、書類101と略々同一の大きさに形成され一側部分に綴じ具4の基材部1が取付けられた台紙部材10を有している。この台紙部材10は、書類101の裏面側に配置される。この台紙部材10は、紙やプラスチックによって形成することができる。
台紙部材10の一側縁には、台紙部材10と略々同一の大きさに形成された表紙部材17が一体的に連設されている。この表紙部材17は、台紙部材10側に折り返されることにより、書類101の表面側に配置される。
また、台紙部材10の一側側には、切片部8が一体的に連設されている。この切片部8も、基板部5と同様に、紙やプラスチックによって形成することができる。この切片部8には、複数の孔9が形成されている。この複数の孔9は、書類101に形成された一対の孔102,103と同一の大きさ及び間隔の一対の孔とすることができる。この切片部8は、表紙部材17が台紙部材10側に折り返されたときに、これら表紙部材10及び台紙部材17の一側方向に突出された状態となる。
なお、表紙部材17の台紙部材10に連結された側には、これら表紙部材17及び台紙部材10の連結部に平行な折り線部21を設け、表紙部材17及び台紙部材10の連結部と折り線部21との間を、表紙部材17が台紙部材10側に折り返されたときに背表紙部となるようにしてもよい。
また、このように表紙部材17及び台紙部材10の連結部と折り線部21との間を背表紙部とした場合には、切片部8は、表紙部材17の折り線部21の近傍に取付け、表紙部材17が台紙部材10側に折り返されたときに、この表紙部材17の一側方向に突出されるようにしてもよい。
図2は、本発明の第1の実施の形態におけるファイル文具をサブファイルとして、メインファイルにより綴じる状態を示す斜視図である。
このファイル文具は、図2に示すように、いわゆる「2穴ファイル」をメインファイル104として使用して、切片部8を介して、複数の書類101を綴じることができる。すなわち、一つの綴じ具4によって綴じられ台紙部材10及び表紙部材17間に保持された書類101がサブファイルとなり、このサブファイルを複数重ねた状態で、メインファイル104によって綴じることができる。
複数の孔9を一対の孔とする場合には、中心間距離を80mm、孔径を6mmとすることが好ましい。この場合には、最も普及している規格の「2穴ファイル」をメインファイルとして使用して綴じることができる。
また、複数の孔9は、所定の個数の孔が等間隔に形成されたものとしてもよい。この場合には、いわゆる「バインダーファイル」をメインファイルとして使用して、複数のサブファイルを綴じることができる。
切片部8は、台紙部材10側に折り返されることが可能となっている。したがって、このファイル文具によって綴じられた書類101(サブファイル)のみを単体で扱う場合に、切片部8が邪魔になることを防止することができる。
前述のように、このファイル文具においては、このファイル文具により綴じられた書類101をサブファイルとし、いわゆる「2穴ファイル」や「バインダーファイル」等、汎用性のあるファイル文具をメインファイル104として使用して、切片部8において綴じることができる。
したがって、このファイル文具においては、複数枚の書類について、予め、複数のグループに分け、各グループ毎に書類101を綴じてサブファイルとしたうえで、さらに、各サブファイル同士を綴じて一冊のメインファイルに纏めることが容易であり、また、綴じた書類の中からの必要な一部書類101の抜き取りが容易であり、かつ、抜き取り及び再び綴じることの繰り返しによる書類の破損を防止することができる。
なお、この実施の形態において、切片部8としては、紙やプラスチックによって形成したもののみならず、紐状部材によって構成したものとしてもよい。すなわち、前述のような切片部8に代えて、中途部において複数の円環部を形成している1本の紐状部材を用いて、この紐状部材の両端側を、台紙部材10の一側側、または、背表紙部に取付けることにより、前述した切片部8と同様の機能を得ることができる。紐状部材が形成する円環部は、前述の複数の孔9に対応するものであり、例えば、紐状部材の一部がループ状に巻回されてループ端同士が固着されることによって形成されている。
この場合には、紐状部材が形成する円環部を、書類101に形成された一対の孔102,103と同一の間隔の一対の円環部とし、さらに、円環部の中心間距離を80mm、円環部の内径を6mmとすることが好ましい。
また、紐状部材の両端側の台紙部材10、または、背表紙部への取付けは、接着や溶着などにより固着させるようにしてもよいし、台紙部材10、または、背表紙部に一対の取付孔を設けて、これら取付孔に紐状部材の両端側を通して、この両端側同士を結び合わせるようにしてもよい。
〔第2の実施の形態〕
図3は、本発明に係るファイル文具の第2の実施の形態における構成を示す分解斜視図である。
この実施の形態において、本発明に係るファイル文具は、図3に示すように、基材部1上に一対の可撓性を有する綴じ扞2,3が突設された綴じ具4を有している。この綴じ具4は、前述の第1の実施の形態におけるものと同様であり、書類101を綴じるようになっている。
そして、このファイル文具は、基板部5を有している。この基板部5は、平板状に形成され、書類101に形成された一対の孔102,103と同一の大きさ及び間隔の一対の孔6,7を有している。この基板部5は、一対の孔6,7に一対の綴じ扞2,3を挿通されて、基材部1と書類101との間に配置される。この基板部5は、紙やプラスチックによって形成することができる。
基板部5には、切片部8が一体的に連設されている。この切片部8は、一対の綴じ扞2,3が一対の孔102,103に挿通された書類101の一側方向に、この書類101の縁よりも食み出すように形成されている。この切片部8も、基板部5と同様に、紙やプラスチックによって形成することができる。
そして、このファイル文具は、台紙部材10を有している。この台紙部材10は、書類101と略々同一の大きさに形成され、書類101の裏面側に配置される。この台紙部材10は、紙やプラスチックによって形成することができる。この台紙部材10は、一側部に突片部11を有しており、この突片部11を、基板部5と切片部8との間に形成されたスリット12に裏面側から挿通させる。
図4は、本発明に係るファイル文具の第2の実施の形態における要部の構成を示す斜視図である。
そして、この台紙部材10は、図3中矢印Bで示すように、突片部11が折り返され、図4に示すように、この突片部11を基板部5上に覆い被せることによって、この基板部5及び綴じ具4の基材部1を保持するようになっている。
したがって、このファイル文具は、接着や溶着による接合箇所を設けることなく構成することができ、容易に構成することができる。
また、突片部11の先端縁には、さらに突起部13を設けて、この突起部13を台紙部材10に設けたスリット14に挿入するようにしてもよい。この場合には、台紙部材10及び突片部11による基板部5及び綴じ具4に対する保持が確実となる。なお、台紙部材10と突片部11とは、必要があれば、互いに接着するようにしてもよい。
なお、図3に示すように、書類101の表面上には、この書類101と略々同一の大きさに形成され、書類101に形成された一対の孔102,103と同一の大きさ及び間隔の一対の孔15,16を有する表紙部材17を配置してもよい。この表紙部材17は、書類101とともに、綴じ具4によって綴じられる。この表紙部材17は、紙やプラスチックによって形成することができる。
そして、切片部8の書類101の縁よりも食み出す部分には、複数の孔9が形成されている。この複数の孔9は、書類101に形成された一対の孔102,103と同一の大きさ及び間隔の一対の孔とすることができる。
図5は、本発明の第2の実施の形態におけるに係るファイル文具をサブファイルとして、メインファイルにより綴じる状態を示す斜視図である。
この場合には、図5に示すように、いわゆる「2穴ファイル」をメインファイル104として使用して、この切片部8を介して、複数の書類101を綴じることができる。すなわち、一つの綴じ具4によって綴じられた書類101がサブファイルとなり、このサブファイルを複数重ねた状態で、メインファイル104によって綴じることができる。
複数の孔9を一対の孔とする場合には、中心間距離を80mm、孔径を6mmとすることが好ましい。この場合には、最も普及している規格の「2穴ファイル」をメインファイルとして使用して綴じることができる。
また、複数の孔9は、所定の個数の孔が等間隔に形成されたものとしてもよい。この場合には、いわゆる「バインダーファイル」をメインファイルとして使用して、複数のサブファイルを綴じることができる。
切片部8は、図4中矢印Cで示すように、基板部5側に折り返されることが可能となっている。したがって、このファイル文具によって綴じられた書類101(サブファイル)のみを単体で扱う場合に、切片部8が邪魔になることを防止することができる。
前述のように、このファイル文具においては、このファイル文具により綴じられた書類101をサブファイルとし、いわゆる「2穴ファイル」や「バインダーファイル」等、汎用性のあるファイル文具をメインファイル104として使用して、切片部8において綴じることができる。
したがって、このファイル文具においては、複数枚の書類について、予め、複数のグループに分け、各グループ毎に書類101を綴じてサブファイルとしたうえで、さらに、各サブファイル同士を綴じて一冊のメインファイルに纏めることが容易であり、また、綴じた書類の中からの必要な一部書類101の抜き取りが容易であり、かつ、抜き取り及び再び綴じることの繰り返しによる書類の破損を防止することができる。
〔第3の実施の形態〕
図6は、本発明に係るファイル文具の第3の実施の形態における構成を示す分解斜視図である。
この実施の形態において、本発明に係るファイル文具は、図6に示すように、基材部1上に一対の可撓性を有する綴じ扞2,3が突設された綴じ具4を有している。この綴じ具4は、前述の第2の実施の形態におけるものと同様であり、書類101を綴じるようになっている。
そして、このファイル文具は、前述の第2の実施の形態と同様に、基板部5を有している。この基板部5は、平板状に形成され、書類101に形成された一対の孔102,103と同一の大きさ及び間隔の一対の孔6,7を有している。この基板部5は、一対の孔6,7に一対の綴じ扞2,3を挿通されて、基材部1と書類101との間に配置される。この基板部5は、紙やプラスチックによって形成することができる。
基板部5には、切片部8が一体的に連設されている。この切片部8は、一対の綴じ扞2,3が一対の孔102,103に挿通された書類101の一側方向に、この書類101の縁よりも食み出すように形成されている。この切片部8も、基板部5と同様に、紙やプラスチックによって形成することができる。
そして、このファイル文具は、台紙部材10を有している。この台紙部材10は、書類101と略々同一の大きさに形成され、書類101の裏面側に配置される。この台紙部材10は、紙やプラスチックによって形成することができる。
台紙部材10の一側縁には、台紙部材10と略々同一の大きさに形成された表紙部材17が一体的に連設されている。この表紙部材17は、台紙部材10側に折り返されることにより、書類101の表面側に配置される。なお、表紙部材17の台紙部材10に連結された側には、これら表紙部材17及び台紙部材10の連結部に平行な折り線部21を設け、表紙部材17及び台紙部材10の連結部と折り線部21との間を、表紙部材17が台紙部材10側に折り返されたときに背表紙部となるようにしてもよい。
表紙部材17の台紙部材10に連結された側の一部分は、この表紙部材17にコ字状の第1の切り込み部19が形成されていることによって、台紙部材10の一側部に連設された突片部11となされている。この突片部11は、基板部5と切片部8との間に形成されたスリット12に裏面側から挿通される。
図7は、本発明に係るファイル文具の第3の実施の形態における要部の構成を示す斜視図である。
そして、台紙部材10は、図6中矢印Bで示すように、突片部11が折り返され、図7に示すように、この突片部11を基板部5上に覆い被せることによって、この基板部5及び綴じ具4の基材部1を保持するようになっている。
また、表紙部材17及び台紙部材10の連結部には、第1の切り込み部19の両端部に連続する第2の切り込み部20,20が形成されている。これら第2の切り込み部20,20には、突片部11を台紙部材10側に折り返した状態において、切片部8が挿通され得るようになっている。
すなわち、切片部は8、この切片部8と基板部5との間に形成されたスリット12に裏面側から突片部11を挿通され、この突片部11が折り返されて基板部10上に覆い被さることによって、綴じ具4の基材部1とともに保持されるとともに、第2の切り込み部20,20に挿通されて、台紙部材10の裏面側に突出されている。
したがって、このファイル文具は、接着や溶着による接合箇所を設けることなく構成することができ、容易に構成することができる。
また、突片部11の先端縁には、さらに突起部13を設けて、この突起部13を台紙部材10に設けたスリット14に挿入するようにしてもよい。この場合には、台紙部材10及び突片部11による基板部5及び綴じ具4に対する保持が確実となる。なお、台紙部材10と突片部11とは、必要があれば、互いに接着するようにしてもよい。
そして、切片部8の書類101の縁よりも食み出す部分には、複数の孔9が形成されている。この複数の孔9は、書類101に形成された一対の孔102,103と同一の大きさ及び間隔の一対の孔とすることができる。
この場合には、いわゆる「2穴ファイル」をメインファイルとして使用して、この切片部8を介して、複数の書類101を綴じることができる。すなわち、一つの綴じ具4によって綴じられ台紙部材10及び表紙部材17間に保持された書類101がサブファイルとなり、このサブファイルを複数重ねた状態で、メインファイルによって綴じることができる。
複数の孔9を一対の孔とする場合には、中心間距離を80mm、孔径を6mmとすることが好ましい。この場合には、最も普及している規格の「2穴ファイル」をメインファイルとして使用して綴じることができる。
また、複数の孔9は、所定の個数の孔が等間隔に形成されたものとしてもよい。この場合には、いわゆる「バインダーファイル」をメインファイルとして使用して、複数のサブファイルを綴じることができる。
切片部8は、図7中矢印Cで示すように、基板部5側に折り返されることが可能となっている。したがって、このファイル文具によって綴じられた書類101(サブファイル)のみを単体で扱う場合に、切片部8が邪魔になることを防止することができる。
前述のように、このファイル文具においては、このファイル文具により綴じられた書類101をサブファイルとし、いわゆる「2穴ファイル」や「バインダーファイル」等、汎用性のあるファイル文具をメインファイル104として使用して、切片部8において綴じることができる。
したがって、このファイル文具においては、複数枚の書類について、予め、複数のグループに分け、各グループ毎に書類101を綴じてサブファイルとしたうえで、さらに、各サブファイル同士を綴じて一冊のメインファイルに纏めることが容易であり、また、綴じた書類の中からの必要な一部書類101の抜き取りが容易であり、かつ、抜き取り及び再び綴じることの繰り返しによる書類の破損を防止することができる。
〔第4の実施の形態〕
図8は、本発明に係るファイル文具の第4の実施の形態における構成を示す分解斜視図である。
本発明に係るファイル文具は、前述の第1の実施の形態におけるファイル文具において、図8に示すように、切片部8に、書類101と略々同一の大きさに形成され基板部5側に折り返されることにより書類101の表面側に配置される表紙部材17を一体的に連設してもよい。この実施の形態においては、表紙部材17が切片部8に一体的に連設されていることの他は、前述の第1の実施の形態における構成と同様である。
このファイル文具においては、表紙部材17により、書類101の表面側を保護することができる。
そして、表紙部材17には、切片部8に形成された複数の孔9に対応する複数の長孔18が形成されている。
なお、表紙部材17の台紙部材10に連結された側には、これら表紙部材17及び台紙部材10の連結部に平行な折り線部21を設け、表紙部材17及び台紙部材10の連結部と折り線部21との間を、表紙部材17が台紙部材10側に折り返されたときに背表紙部となるようにしてもよい。
図9は、本発明に係るファイル文具の第4の実施の形態における要部の構成を示す断面図である。
この表紙部材17は、切片部8の複数の孔9に対応する複数の長孔18が形成されているので、図9に示すように、切片部8とともに、「2穴ファイル」や「バインダーファイル」等のファイル文具をメインファイル104として綴じることができる。表紙部材17に複数の長孔18が形成されていることにより、書類101の枚数(総厚)が変化しても、この表紙部材17を書類101の表面部に密着させた状態で、「2穴ファイル」や「バインダーファイル」等のファイル文具によって綴じることができる。
そして、表紙部材17に形成された複数の長孔18は、書類101に形成された一対の孔102,103の径と同一の幅で、一対の孔102,103と同一の間隔の一対の長孔とすることができる。この場合に、一対の長孔間の中心間距離を80mmとし、幅を6mmとすることが好ましい。この場合には、いわゆる「2穴ファイル」をメインファイルとして使用して綴じることができる。各一対の孔を、中心間距離80mm、孔径6mmとし、一対の長孔間の中心間距離を80mm、幅を6mmとした場合には、最も普及している規格の「2穴ファイル」をメインファイルとして使用して綴じることができる。
この実施の形態においても、複数枚の書類について、予め、複数のグループに分け、各グループ毎に書類101を綴じてサブファイルとしたうえで、さらに、各サブファイル同士を綴じて一冊のメインファイルに纏めることが容易であり、また、綴じた書類の中からの必要な一部書類101の抜き取りが容易であり、かつ、抜き取り及び再び綴じることの繰り返しによる書類の破損が防止される。
〔第5の実施の形態〕
図10は、本発明に係るファイル文具の第5の実施の形態における構成を示す分解斜視図である。
この実施の形態において、本発明に係るファイル文具は、図10に示すように、基材部1上に一対の可撓性を有する綴じ扞2,3が突設された綴じ具4を有している。この綴じ具4は、前述の第1の実施の形態におけるものと同様であり、書類101を綴じるようになっている。
そして、このファイル文具は、書類101と略々同一の大きさに形成され一側部分に綴じ具4の基材部1が取付けられた台紙部材10を有している。この台紙部材10は、紙やプラスチックによって形成することができる。
この台紙部材10は、書類101の裏面側に配置されるとともに、一対の綴じ扞2,3が一対の孔102,103に挿通された書類101の一側方向にこの書類101の縁よりも食み出す部分を有している。そして、この台紙部材10は、書類101の縁より食み出す部分に、複数の孔9が形成されている。
また、台紙部材10には、この台紙部材10の一側縁に、この台紙部材10と略々同一の大きさに形成された表紙部材17が一体的に連設されている。この表紙部材17は、台紙部材10側に折り返されることにより、書類101の表面側に配置される。このファイル文具においては、表紙部材17により、書類101の表面側を保護することができる。この表紙部材17は、台紙部材10と同様に、紙やプラスチックによって形成することができる。
そして、表紙部材17には、台紙部材10に形成された複数の孔9に対応する複数の長孔18が形成されている。
なお、表紙部材17の台紙部材10に連結された側には、これら表紙部材17及び台紙部材10の連結部に平行な折り線部21を設け、表紙部材17及び台紙部材10の連結部と折り線部21との間を、表紙部材17が台紙部材10側に折り返されたときに背表紙部となるようにしてもよい。
このファイル文具においては、綴じた書類をサブファイルとし、いわゆる「2穴ファイル」や「バインダーファイル」等、汎用性のあるファイル文具をメインファイルとして使用して、台紙部材10及び表紙部材17において綴じることができる。表紙部材17に複数の長孔18が形成されていることにより、書類101の枚数(総厚)が変化しても、この表紙部材17を書類101の表面部に密着させた状態で、「2穴ファイル」や「バインダーファイル」等のファイル文具によって綴じることができる。
そして、表紙部材17に形成された複数の長孔18は、書類101に形成された一対の孔102,103の径と同一の幅で、一対の孔102,103と同一の間隔の一対の長孔とすることができる。この場合に、一対の長孔間の中心間距離を80mmとし、幅を6mmとすることが好ましい。この場合には、いわゆる「2穴ファイル」をメインファイルとして使用して綴じることができる。各一対の孔を、中心間距離80mm、孔径6mmとし、一対の長孔間の中心間距離を80mm、幅を6mmとした場合には、最も普及している規格の「2穴ファイル」をメインファイルとして使用して綴じることができる。
この実施の形態においても、複数枚の書類について、予め、複数のグループに分け、各グループ毎に書類101を綴じてサブファイルとしたうえで、さらに、各サブファイル同士を綴じて一冊のメインファイルに纏めることが容易であり、また、綴じた書類の中からの必要な一部書類101の抜き取りが容易であり、かつ、抜き取り及び再び綴じることの繰り返しによる書類の破損が防止される。
〔第6の実施の形態〕
図11は、本発明に係るファイル文具の第6の実施の形態における構成を示す斜視図である。
この実施の形態において、本発明に係るファイル文具は、図11に示すように、書類101の一側部分を挟持して保持する綴じ具22を有している。
そして、このファイル文具は、書類101と略々同一の大きさに形成され一側部分に綴じ具22が取付けられた台紙部材10を有している。この台紙部材10は、紙やプラスチックによって形成することができる。綴じ具22は、台紙部材10に対して、支軸23を介して回動可能に支持されており、書類101の一側部分を保持する位置と、書類101の一側部分より離間する位置とに亘って、回動可能となっている。
この台紙部材10は、書類101の裏面側に配置されるとともに、綴じ具22によって保持された図11中一点鎖線で示す書類101の一側方向にこの書類101の縁よりも食み出す部分を有している。そして、この台紙部材10は、書類101の縁より食み出す部分に、複数の孔9が形成されている。
また、台紙部材10には、この台紙部材10の一側縁に、この台紙部材10と略々同一の大きさに形成された表紙部材17が一体的に連設されている。この表紙部材17は、台紙部材10側に折り返されることにより、書類101の表面側に配置される。このファイル文具においては、表紙部材17により、書類101の表面側を保護することができる。この表紙部材17は、台紙部材10と同様に、紙やプラスチックによって形成することができる。
そして、表紙部材17には、台紙部材10に形成された複数の孔9及び綴じ具22に対応する領域の開口部24が形成されている。
なお、表紙部材17の台紙部材10に連結された側には、これら表紙部材17及び台紙部材10の連結部に平行な折り線部21を設け、表紙部材17及び台紙部材10の連結部と折り線部21との間を、表紙部材17が台紙部材10側に折り返されたときに背表紙部となるようにしてもよい。
このファイル文具においては、綴じた書類をサブファイルとし、いわゆる「2穴ファイル」や「バインダーファイル」等、汎用性のあるファイル文具をメインファイルとして使用して、複数の孔9を用いて台紙部材10において綴じることができる。
複数の孔9を一対の孔とする場合には、中心間距離を80mmとし、幅を6mmとすることが好ましい。この場合には、最も普及している規格の「2穴ファイル」をメインファイルとして使用して綴じることができる。
この実施の形態においても、複数枚の書類について、予め、複数のグループに分け、各グループ毎に書類101を綴じてサブファイルとしたうえで、さらに、各サブファイル同士を綴じて一冊のメインファイルに纏めることが容易であり、また、綴じた書類の中からの必要な一部書類101の抜き取りが容易であり、かつ、抜き取り及び再び綴じることの繰り返しによる書類の破損が防止される。
前述のように、本発明に係るファイル文具は、綴じた書類の中からの必要な一部書類の抜き取りを容易とし、かつ、抜き取り及び再び綴じることの繰り返しによる書類の破損を防止するために、複数枚の書類について、予め、複数のグループに分け、各グループ毎に書類を綴じてサブファイルとしたうえで、さらに、各サブファイル同士を綴じて一冊のメインファイルに纏める場合において、メインファイルとして、いわゆる「2穴ファイル」や「バインダーファイル」等、汎用性のあるファイル文具を使用することができる。
本発明に係るファイル文具の第1の実施の形態における構成を示す分解斜視図である。 本発明の第1の実施の形態におけるファイル文具をサブファイルとして、メインファイルにより綴じる状態を示す斜視図である。 本発明に係るファイル文具の第2の実施の形態における構成を示す分解斜視図である。 本発明に係るファイル文具の第2の実施の形態における要部の構成を示す斜視図である。 本発明の第2の実施の形態におけるに係るファイル文具をサブファイルとして、メインファイルにより綴じる状態を示す斜視図である。 本発明に係るファイル文具の第3の実施の形態における構成を示す分解斜視図である。 本発明に係るファイル文具の第3の実施の形態における要部の構成を示す斜視図である。 本発明に係るファイル文具の第4の実施の形態における構成を示す分解斜視図である。 本発明に係るファイル文具の第4の実施の形態における要部の構成を示す断面図である。 本発明に係るファイル文具の第5の実施の形態における構成を示す斜視図である。 本発明に係るファイル文具の第6の実施の形態における構成を示す斜視図である。
符号の説明
1 基材部
2,3 綴じ扞
4 綴じ具書類
5 基板部
6,7 一対の孔
8 切片部
9 複数の孔
10 台紙部材
11 突片部
12 スリット
17 表紙部材
18 複数の長孔
19 第1の切り込み部
20 第2の切り込み部
101 書類
102,103 一対の孔
104 メインファイル

Claims (10)

  1. 基材部上に一対の可撓性を有する綴じ扞が突設され、書類の一側部分に形成された一対の孔にこの書類の裏面側から前記一対の綴じ扞を挿通させる綴じ具と、
    前記書類と略々同一の大きさに形成され、一側部分に前記綴じ具の基材部が取付けられ、前記書類の裏面側に配置される台紙部材と、
    前記台紙部材の一側側に連設され、複数の孔が形成された切片部と、
    前記台紙部材と略々同一の大きさに形成され、前記台紙部材の一側縁に一体的に連設され、この台紙部材側に折り返されることにより前記書類の表面側に配置される表紙部材と
    を備え、
    前記切片部は、前記表紙部材が前記台紙部材側に折り返されたときに、これら表紙部材及び台紙部材の一側方向に突出された状態となる
    ことを特徴とするファイル文具。
  2. 前記切片部は、前記台紙部材側に折り返されることが可能となっている
    ことを特徴とする請求項1記載のファイル文具。
  3. 基材部上に一対の可撓性を有する綴じ扞が突設され、書類の一側部分に形成された一対の孔にこの書類の裏面側から前記一対の綴じ扞を挿通させる綴じ具と、
    前記書類に形成された一対の孔と同一の大きさ及び間隔の一対の孔を有し、この一対の孔に前記一対の綴じ扞を挿通されて、前記基材部と前記書類との間に配置される基板部と、
    前記一対の綴じ扞が前記一対の孔に挿通された書類の一側方向にこの書類の縁よりも食み出して前記基板部に一体的に連設され、複数の孔が形成された切片部と、
    前記書類と略々同一の大きさに形成され、前記書類の裏面側に配置される台紙部材と
    を備え、
    前記台紙部材は、一側部に突片部を有し、この突片部を、前記基板部と前記切片部との間に形成されたスリットに裏面側から挿通させるとともに、この突片部が折り返されて前記基板部上に覆い被さることによって、この基板部及び前記綴じ具の基材部を保持する
    ことを特徴とするファイル文具。
  4. 基材部上に一対の可撓性を有する綴じ扞が突設され、書類の一側部分に形成された一対の孔にこの書類の裏面側から前記一対の綴じ扞を挿通させる綴じ具と、
    前記書類に形成された一対の孔と同一の大きさ及び間隔の一対の孔を有し、この一対の孔に前記一対の綴じ扞を挿通されて、前記基材部と前記書類との間に配置される基板部と、
    前記一対の綴じ扞が前記一対の孔に挿通された書類の一側方向にこの書類の縁よりも食み出して前記基板部に一体的に連設され、複数の孔が形成された切片部と、
    前記書類と略々同一の大きさに形成され、前記書類の裏面側に配置される台紙部材と、
    前記台紙部材の一側部に一体的に連設され、前記書類と略々同一の大きさに形成され、前記台紙部材側に折り返されることにより前記書類の表面側に配置される表紙部材と、
    を備え、
    前記表紙部材の前記台紙部材に連結された側の一部分は、この表紙部材にコ字状の第1の切り込み部が形成されていることによって、前記台紙部材の一側部に連設された突片部となされており、
    前記表紙部材及び前記台紙部材の連結部には、前記第1の切り込み部の両端部に連続する第2の切り込み部が形成されていることによって、前記突片部を前記台紙部材側に折り返した状態において、前記切片部が挿通され得るようになっており、
    前記切片部は、この切片部と前記基板部との間に形成されたスリットに裏面側から前記突片部を挿通され、この突片部が折り返されて前記基板部上に覆い被さることによって、前記綴じ具の基材部とともに保持されるとともに、前記第2の切り込み部に挿通されて、前記台紙部材の裏面側に突出されている
    ことを特徴とするファイル文具。
  5. 前記切片部は、前記基板部側に折り返されることが可能となっている
    ことを特徴とする請求項3、または、請求項4記載のファイル文具。
  6. 前記切片部には、前記書類と略々同一の大きさに形成され前記基板部側に折り返されることにより前記書類の表面側に配置される表紙部材が一体的に連設されており、
    前記表紙部材には、前記切片部に形成された複数の孔に対応する複数の長孔が形成されている
    ことを特徴とする請求項3記載のファイル文具。
  7. 基材部上に一対の可撓性を有する綴じ扞が突設され、書類の一側部分に形成された一対の孔にこの書類の裏面側から前記一対の綴じ扞を挿通させる綴じ具と、
    前記書類と略々同一の大きさに形成され、一側部分に前記綴じ具の基材部が取付けられ、前記書類の裏面側に配置されるとともに、前記一対の綴じ扞が前記一対の孔に挿通された書類の一側方向にこの書類の縁よりも食み出す部分を有し、この部分に複数の孔が形成された台紙部材と、
    前記台紙部材と略々同一の大きさに形成され、前記台紙部材の一側縁に一体的に連設され、この台紙部材側に折り返されることにより前記書類の表面側に配置される表紙部材と
    を備え、
    前記表紙部材は、前記台紙部材に形成された複数の孔に対応する複数の長孔が形成されている
    ことを特徴とするファイル文具。
  8. 書類の一側部分を挟持して保持する綴じ具と、
    前記書類と略々同一の大きさに形成され、一側部分に前記綴じ具が取付けられ、前記書類の裏面側に配置されるとともに、前記綴じ具に保持された書類の一側方向にこの書類の縁よりも食み出す部分を有し、この部分に複数の孔が形成された台紙部材と、
    前記台紙部材と略々同一の大きさに形成され、前記台紙部材の一側縁に一体的に連設され、この台紙部材側に折り返されることにより前記書類の表面側に配置される表紙部材と
    を備え、
    前記表紙部材は、前記台紙部材に形成された複数の孔及び前記綴じ具に対応する領域の開口部が形成されている
    ことを特徴とするファイル文具。
  9. 前記切片部、または、前記台紙部材に形成された複数の孔は、前記書類に形成された一対の孔と同一の大きさ及び間隔の一対の孔である
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか一に記載のファイル文具。
  10. 前記各一対の孔は、中心間距離が80mmであり、孔径が6mmである
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか一に記載のファイル文具。
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